JPH09288827A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JPH09288827A
JPH09288827A JP8120814A JP12081496A JPH09288827A JP H09288827 A JPH09288827 A JP H09288827A JP 8120814 A JP8120814 A JP 8120814A JP 12081496 A JP12081496 A JP 12081496A JP H09288827 A JPH09288827 A JP H09288827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違
いによって、最適記録パワーが異なっても、良好な記録
マークが形成できるようにし、また、ディスク毎の記録
感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パワ
ーがレーザ定格を超えても、レーザ破壊を防止し、さら
に、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによ
って、記録パワーに余裕があるときは、高速記録を行
う。 【解決手段】 ディスクに光ビームを照射して情報記録
マークを形成する情報記録装置において、光ビームの記
録パワーを可変させて試し書きを行う手段と、試し書き
の結果により情報記録時の回転数を決定する回転数決定
手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク装置のよ
うな情報記録装置に係り、特に、情報記録装置の記録パ
ワー補正装置および回転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクに光ビームを照射して情報記録
マークを形成する光ディスク装置等の情報記録装置にお
いては、レーザから出射される記録パワーを正確に制御
する必要がある。記録パワーの補正方法としては、第1
の従来技術として、レーザの記録パワーを数段階に変化
させて試し書きを行い、この試し書きを行った領域を再
生し、その再生信号の品質を示す指標が最も良い値を示
した領域の試し書き時におけるパワーを、最適記録パワ
ーとする光ディスク装置が、すでに提案されている(例
えば特開平5−109077号公報)。この光ディスク
装置では、2次高調波成分を再生信号の品質を示す指標
とし、これが最小となったときのパワーを最適パワーと
している。この光ディスク装置によれば、ディスク毎の
記録感度の違いや、周囲温度による感度の違いに応じた
最適な記録パワーを設定することができる。
【0003】第2の従来技術として、記録レーザビーム
によって実際の記録動作中でピットが形成されていると
きの戻りレーザビーム(反射光)の強度に基いて、記録
パワーを制御することにより、記録媒体の感度のバラツ
キや傾き等で最適記録パワーが変化しても、常に最適な
ピットが形成されるようにした記録レーザビームの制御
方法も、すでに提案されている(例えば特開平4−10
237号公報)。この記録レーザビームの制御方法によ
れば、ディスク内の記録感度の違いや、実際の情報記録
動作中に生じるレーザ波長変動、ビーム位置決め誤差な
どによる記録効率の変動について補償することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先に述べた第1の従来
技術では、レーザの記録パワーを数段階に変化させて試
し書きを実行することにより、記録パワーを設定するの
で、ディスク毎の記録感度の違いや、周囲温度による感
度の違いに応じた最適な記録パワーの設定が可能であ
る。しかし、ディスク内の記録感度の違いや、実際の情
報記録動作中に生じるレーザ波長変動、ビーム位置決め
誤差などによる記録効率の変動については補償すること
ができない、という問題が残されている。
【0005】また、試し書きにおいて2次高調波が最小
になる記録パワーが、変化させた記録パワー範囲の上限
になった場合には、多分実際の最適パワーは、検出され
たパワーより高いパワーであることが想像される。その
ため、この検出された記録パワー範囲の上限状態で記録
を行うと、パワー不足の記録マークになり、再生エラー
が増大することになる。この方法でも、外挿によって最
適パワーを求めることは可能であるが、その場合には、
そのパワーがレーザの定格を超えるレベルがあるかも知
れず、レーザの破壊が生じる虞がある。
【0006】他方、第2の従来技術では、記録レーザビ
ームによって実際の記録動作中でピットが形成されてい
る状態のパワーを検出しているので、ディスク内の記録
感度の違いや、実際の情報記録動作中に生じるレーザ波
長変動、ビーム位置決め誤差などによる記録効率の変動
については補償することが可能である。しかしながら、
この第2の従来技術でも、第1の従来技術と同様に、記
録パワー要求がレーザ定格を超える虞がある。そこで、
一般的な、例えばCD−R(CD Recordabl
e)装置のような光ディスク装置では、第1の従来技術
のように、試し書きによる最適パワーの決定方法と、第
2の従来技術のような、記録動作中のパワーの補正方法
とを組み合せて用いるようにしている。また、このよう
な問題を回避するために、レーザ定格内で記録パワーが
設定できるように制限してしまうと、本来のパワー要求
に応えられず、良好な記録マーク形成が行えない、とい
う不都合がある。
【0007】さらに、第1と第2の従来技術では、いず
れも記録中のディスクの回転数、すなわち、線速度は所
定値のままであって変化しない。ところが、試し書きに
よって決定した最適パワーが定格上限より低い場合、原
理的には、定格一杯で使用すれば線速度をさらに上げる
ことが可能であり、記録時間の短縮ができるはずであ
る。以上を要約すると、第1の従来技術で説明した試し
書きによる最適パワーの決定機能を備えた装置や、第2
の従来技術で説明した記録中のパワーの補正機能を備え
た装置、あるいは両機能を組み合せて備えている装置
は、本来のレーザの性能を十分に生かしておらず、効率
が低下した状態で使用していることになる。
【0008】この発明の課題は、第1と第2の従来技術
における問題点を解決することであり、具体的にいえ
ば、第1に、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の
違いによって、最適記録パワーが異なっても、良好な記
録マークが形成できるようにすることである(請求項1
から請求項4の発明)。第2の課題は、ディスク毎の記
録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パ
ワーがレーザ定格を超えても、レーザ破壊が生じないよ
うにすることである(請求項1から請求項4の発明)。
第3の課題は、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等
の違いによって、記録パワーに余裕があるときは、高速
記録を行わせることである(請求項1から請求項4の発
明)。
【0009】第4の課題は、実際に情報を記録している
最中に、ディスク内の記録感度の違いやレーザ波長変
動、ビーム位置決め誤差などによって、記録効率の変動
が生じても、常に良好な記録マークが形成できるように
することである(請求項5と請求項6の発明)。第5の
課題は、同じく実際に情報を記録している最中に、ディ
スク内の記録感度の違いやレーザ波長変動、ビーム位置
決め誤差などによって、記録効率の変動が生じても、記
録パワー要求がレーザ定格を超えないようにして、レー
ザ破壊を防止することである(請求項5と請求項6の発
明)。第6の課題は、同じく実際に情報を記録している
最中に、記録パワーに余裕があるときは、高速記録を行
わせることである(請求項5と請求項6の発明)。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、デ
ィスクに光ビームを照射して情報記録マークを形成する
情報記録装置において、光ビームの記録パワーを可変さ
せて試し書きを行う手段と、試し書きの結果により、情
報記録時の回転数を決定する回転数決定手段とを設けて
いる。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の情報記録
装置において、光ビームの記録パワーを所定の範囲内で
可変させるパワー制御手段と、ディスクが所定の回転数
で回転されているとき、パワーを所定の範囲内で可変さ
せて試し書きを行い、その結果により最適記録パワーを
決定する最適記録パワー決定手段とを設け、回転数決定
手段は、最適記録パワーが所定の範囲外のとき、所定の
回転数とは異なる回転数に設定するようにしている。
【0012】請求項3の発明では、請求項2の情報記録
装置において、最適記録パワー決定手段は、最適記録パ
ワーが所定の範囲外のとき、光ビームのパワーを範囲内
に限定するようにしている。
【0013】請求項4の発明では、ディスクに光ビーム
を照射して情報記録マークを形成する情報記録装置にお
いて、ディスクの回転数を可変させて試し書きを行う手
段と、試し書きの結果により、情報記録時の回転数を決
定する回転数決定手段とを設けている。
【0014】請求項5の発明では、ディスクに光ビーム
を照射して情報記録マークを形成する情報記録装置にお
いて、記録動作中に、情報記録マークからの再生信号を
得る再生手段と、再生信号のレベルと所定値とを比較す
る比較手段と、比較結果により、光ビームのパワーとデ
ィスクの回転数の一方または両方を可変する制御手段と
を設けている。
【0015】請求項6の発明では、請求項5の情報記録
装置において、制御手段は、比較結果によって制御され
る光ビームのパワーが、所定範囲内のときは、比較結果
により、光ビームのパワーを可変し、所定範囲外のとき
は、比較結果により、ディスクの回転数を可変するよう
にしている。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の情報記録装置につい
て、図面を参照しながら、その実施の形態を詳細に説明
する。以下に順次説明する実施の形態は、第1から第5
までであり、第1と第2の実施の形態は、請求項1から
請求項3の発明に対応し、第3の実施の形態は、請求項
4の発明に対応している。そして、第4と第5の実施の
形態は、請求項5と請求項6の発明に対応している。
【0017】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、請求項1から請求項3の発明
に対応している。この第1の実施の形態では、記録パワ
ーを可変させて試し書きを行い、その結果によって情報
記録時の回転数を決定する点に特徴を有している。この
ように、記録パワーを可変させて試し書きを行って回転
数を決定する第1の理由は、先に述べたように、ディス
クの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適
記録パワーが異なっても、良好な記録マークが形成でき
るようにするためである。第2の理由は、ディスク毎の
記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録
パワーがレーザ定格を超えても、レーザ破壊が生じない
ようにするためである。第3の理由は、ディスクの記録
感度の違いや周囲温度等の違いによって、記録パワーに
余裕があるときは、高速記録を行わせるためである。最
初に、この発明の情報記録装置について説明する。
【0018】図1は、この発明の情報記録装置につい
て、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロッ
ク図である。図において、1はディスク、2は回転モー
タ、3は光ヘッド、4は再生信号検出手段、5は上下振
幅検出手段、6はレーザパワー制御手段、7は回転制御
手段、8はコントローラを示し、WDataはライトデ
ータを示す。
【0019】この図1に示す情報記録装置は、上下振幅
検出手段5が付加されている点、およびコントローラ8
が後出の図2のフローに従って制御する点を除けば、基
本的な構成は従来の装置と同様である。なお、第2の実
施の形態でも、ハード構成は同一で、コントローラ8が
後出の図4のフローに従って制御している。各部の構成
と動作を簡単に述べる。ディスク1は、回転モータ2に
よって回転駆動される。光ヘッド3は、図示されないレ
ーザ光源や光学系などからなり、ディスク1の任意の情
報トラックにアクセスすることが可能である。光ヘッド
3から出射されるレーザビームの熱によって、ディスク
1の記録面に記録マークが形成される。
【0020】また、レーザビームの反射光も、光ヘッド
3によって検出され、再生信号検出手段4により、記録
マークからの反射光が電気信号に変換される。通常、記
録時には、強いパワーのレーザビームを出射させて記録
マークを形成し、再生時には、それよりも弱いパワーで
読み取りを行う。この再生信号検出手段4の出力から、
上下振幅検出手段5によって、再生信号の上側包絡線レ
ベルと下側包絡線レベルとが検出される。この上側と下
側の包絡線レベルは、コントローラ8によって読み取る
ことが可能である。
【0021】コントローラ8は、公知のマイクロプロセ
ッサやA/D変換器、D/A変換器などで構成されてい
る。また、コントローラ8は、レーザパワー制御手段6
に対して記録パワー指令を出力する。レーザパワー制御
手段6は、この記録パワー指令値に基いて、記録データ
(ライトデータWData)に同期して光ヘッド3のレ
ーザを記録パワーで発光させる。詳しくいえば、レーザ
パワー制御手段6は、レーザの発光パワーを検出するパ
ワー検出手段と、記録パワー指令値と検出された発光パ
ワーとを比較する比較手段とを備え、比較結果に基いて
記録レーザを駆動するよう構成されている。したがっ
て、記録用のレーザは、記録パワー指令値に比例したパ
ワーで発光可能である。
【0022】また、先のコントローラ8は、レーザパワ
ー制御手段6に対して記録パワー指令値を出力するだけ
でなく、回転制御手段7に対しては回転指令を出力す
る。回転制御手段7は、回転指令値に基いて、回転モー
タ2を回転させる。詳しくいえば、回転制御手段7は、
ディスク1の回転数または線速度を検出する検出手段
と、回転指令値と検出された回転数または線速度とを比
較する比較手段とを備え、比較結果に基いて回転モータ
2を駆動するよう構成されている。したがって、回転モ
ータ2は、回転指令値に比例した角速度または線速度で
回転可能である。
【0023】図2は、図1に示した情報記録装置におい
て、記録パワーを可変させて情報記録時の回転数を決定
する主要な処理の流れを示すフローチャートである。図
において、#1〜#6はステップを示す。
【0024】この図2のフローで、ステップ#1〜#3
の処理自体は公知であり、ステップ#4〜#6の処理に
特徴がある。ステップ#1で、記録パワーPwを下限L
lim から上限Ulim まで可変させて、ディスク1の所定
の試し書き領域にテスト用記録パターンを順次記録す
る。このとき、コントローラ8は、記録パワーPwを可
変させるために、記録パワー指令をレーザパワー制御手
段6に出力する。記録パターンとしては、例えばランダ
ム記録データを所定の記録変調方式に基いてデジタル変
調したものを用いる。また、記録パワーPwの可変量
(きざみ)をPdで示す。
【0025】ここで、パワー下限Llim とパワー上限U
lim 、および可変量(きざみ)Pdの具体的な値の一例
を示すと、Llim =6mw、Ulim =10mw、Pd=
0.5mwのように設定することができる。そして、こ
の場合には、9通りの記録パワーPwで順次記録するこ
とが可能である。なお、パワー上限Ulim は、レーザ定
格値の近くに設定しておけば、レーザを破壊しない範囲
で、幅広い感度の異なるディスクに対応することができ
るので、好ましい。
【0026】ステップ#2で、先に記録した試し書き領
域を順次再生し、再生信号品質の指標(βと呼ばれてい
る)を検出する。この再生信号品質の指標βは、記録パ
ワーPw毎に得られるので、Pw対βの表を求めること
ができる。この指標βについては、後で詳しく説明する
が、この指標βは、記録パワーPwが不足のときは負の
値で、過大のときは正の値となり、記録パワーPwに対
して単調に増加する指標である。次のステップ#3で、
得られたPw対β表から、最適な記録パワーPwoを求め
る。例えば、β=0となるPwが、最適パワーである。
この最適な記録パワーPwoは、先のPw対β表のデータ
から適当な近似直線または曲線を求めることによって、
容易に算出することができる。
【0027】先に述べたように、この第1の実施の形態
では、以下のステップ#4〜#6の処理に特徴があり、
コントローラ8が制御を司る。ステップ#4で、先に得
られた最適な記録パワーPwoが、パワー上限Ulim を上
回っていないかどうか判断する。最適な記録パワーPwo
がパワー上限Ulim を上回っていれば、ステップ#5へ
進み、記録パワーPwをその上限値であるUlim に設定
し、ディスク回転数を補正する。
【0028】例えば、ディスクの通常回転数(または線
速度)をfoとすれば、ディスクの回転数fo′は、
【数1】 fo′=fo*(Ulim /Pwo)2 …… (1) の式(1) のように補正する。したがって、この場合の回
転数は、記録パワーの不足分の2乗に比例して小さくす
る。なお、この状態では、記録パワーPwは、パワー上
限Ulim になっているはずである(Pw=Ulim )。
【0029】一般的に、記録可能な回転式光ディスクの
必要記録エネルギーは、線速度の平方根にほぼ比例する
ので、上記の式(1) に従って回転数を下げれば、良好な
記録が可能になるので、好ましい結果が得られる。ま
た、先のステップ#4で判断した結果、最適な記録パワ
ーPwoがパワー上限Ulim を上回っていないとき(パワ
ー上限Ulim 値以下のとき)は、ステップ#6へ進み、
最適な記録パワーPwoをそのまま記録パワーPwとし、
回転数もディスクの通常回転数(または線速度)foの
ままにする。
【0030】なお、以上の実施の形態では、ディスクの
回転数を中心に述べたが、線速度一定の記録方式の場合
には、「回転数」の代りに「線速度」を採用すればよ
い。この発明の情報記録装置は、回転数(角速度)一定
あるいは線速度一定のいずれの方式にも適用することが
可能である。以下の説明においても、全て同様で、「回
転数」を中心にして説明するが、「線速度」についても
適用することが可能であり、両者を包含することはいう
までもない。以上のステップ#1〜#6、特に後半のス
テップ#4〜#6の処理により、レーザパワーはパワー
上限Ulim 値を超えることがないように制御され、結果
としてレーザ破壊も防止される。また、最適な記録状態
が、一方では記録パワーPwを選択することによって、
他方では、回転数を選択することによって、それぞれ実
現される。次に、先に述べた再生信号品質の指標βにつ
いて、詳しく説明する。
【0031】図3は、再生信号品質の指標の一つとし
て、β値を説明するで、(1) は記録パワーが不足の場
合、(2) は適正な場合、(3) は過大な場合を示す図であ
る。図の横軸は時間t、縦軸は高周波信号(再生信号)
HF Signalを示し、A1は上側包絡線のレベ
ル、A2は下側包絡線のレベルを示す。
【0032】再生信号は、この図3の縦軸に示すよう
に、高周波信号HF Signalと呼ばれる信号で検
出される。記録マークは、一般的に、短いマークから長
いマークまで複数の種類が存在している。この図3で
は、この高周波信号HF SignalをAC結合(直
流成分を遮断した信号)して、再生したときの波形を模
式的に示している。
【0033】例えば、図3(1) のように、記録パワーが
不足しているときは、上側包絡線のレベルA1と下側包
絡線のレベルA2とが下側にシフトされ、逆に、図3
(3) のように、記録パワーが過大なときは、上側包絡線
のレベルA1と下側包絡線のレベルA2とが上側にシフ
トされている。ここで、β値を、シフト量を振幅で正規
化した量として、
【数2】 β=(A1+A2)/(A1−A2) …… (2) の式(2) のように定義する。したがって、適正ならば、
ほぼβ=0になる。なお、このような指標βの値の代り
に、従来技術(特開平5−109077号公報)で説明
したように、再生信号2次高調波成分という指標を用い
ることも可能である。要するに、パワーを変化させなが
ら(ふりながら)記録した試し書き領域の再生信号か
ら、最適な記録パワーPwoが得られる方法であれば十分
である。
【0034】第2の実施の形態 この第2の実施の形態も、請求項1から請求項3の発明
に対応している。この第2の実施の形態でも、ハード構
成は、先の図1と同様であり、コントローラ8による制
御(アルゴリズム)が、先の第1の実施の形態の場合と
異なるだけである。次に、第2の実施の形態における動
作を、フローに示す。
【0035】図4は、図1に示した情報記録装置におい
て、第2の実施の形態による記録パワーの可変と情報記
録時の回転数決定時における主要な処理の流れを示すフ
ローチャートである。図において、#11〜#16はス
テップを示す。
【0036】ステップ#11からステップ#14の処理
は、先の図2のステップ#1からステップ#4と同様で
ある。すなわち、ステップ#11からステップ#13ま
での処理によって、最適な記録パワーPwoが得られる。
そして、ステップ#14で、得られた最適な記録パワー
Pwoが、パワー上限Ulim を上回っていないかどうか判
断する。
【0037】この第2の実施の形態では、このステップ
#14で判断した結果、最適な記録パワーPwoがパワー
上限Ulim を上回っていれば、ステップ#15へ進み、
線速度(または回転数)を一定値だけ小さくする。その
後、再び先のステップ#11へ戻り、最適な記録パワー
Pwoがパワー上限Ulim を上回わらない値になるまで、
同様の処理を繰り返えす。このような処理によって、最
適な記録パワーPwoがパワー上限Ulim を上回わらない
値になると、このループを抜け、ステップ#16で記録
パワーをPwoに設定する。その他の処理は、先の図2と
同様である。したがって、最適な記録パワーが上限Uli
m を超えない範囲で、必要な回転数を下げて良好な記録
状態が得られる。この第2の実施の形態による効果は、
最適パワーとして、Pw対β表から直接求められた値を
採用しているので、先の図2の処理を行うアルゴリズム
よりも、正確な最適記録状態が得られる、という点であ
る。また、先の図2や図4に関連して説明した処理で
は、記録パワーが不足のときは、ほぼ上限のパワーに制
限されるため、レーザ破壊にいたることがなく、しかも
レーザ能力を最大限に活用すると共に、記録速度を不必
要に遅くすることがない、という効果も得られる(請求
項3の発明)。ここで、先の図3によって説明した再生
信号品質の指標βと、記録パワーPwとの関係につい
て、説明を加える。
【0038】図5は、記録パワーPwと指標βとの関係
を示す特性図で、(1) はPw対βの関係が複数存在する
ことを説明する図、(2) は線速度を小さくするとPw対
βの特性が上方向にシフトすることを説明する図であ
る。図の横軸は記録パワーPw、縦軸は指標βを示す。
【0039】図5(1) は、ディスクの記録感度の違い
や、周囲温度等によって、Pw対βの関係が複数存在し
ていることを示している。この図5(1) では、3つの特
性曲線を示しているが、どの特性となるかは、ディスク
の記録感度の違いや、周囲温度等によって決定される。
また、図5(2) は、線速度を変化させた場合で、線速度
を小さくすると、Pw対βの特性曲線が上方向にシフト
されることが判る。
【0040】例えば、線速度が最も速い一番下のプロッ
トについて、最適記録パワーPwoを求めると、パワー上
限Ulim を超えてしまう。したがって、このままの状態
で記録パワーPwを設定すると、レーザ破壊が生じる危
険性がある。そこで、線速度を遅くすると、例えば中央
に示した特性曲線のように、プロットが上方にシフトさ
れ、そのパワー上限Ulim より以下に、最適記録パワー
Pwoが入るようになる。先の図2や図4に示したコント
ローラ8による制御(アルゴリズム)は、この図5(2)
に示したような特性を利用している。
【0041】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項4の発明に対応してい
る。先の第1と第2の実施の形態では、記録パワーを可
変させて試し書きを行い、その結果によって情報記録時
の回転数を決定する場合を説明した。この第3の実施の
形態では、記録パワーを一定にし、ディスクの回転数を
可変させて試し書きを行い、その結果によって情報記録
時の回転数を決定する点に特徴を有している。このよう
に、ディスクの回転数を可変させて試し書きを行い、そ
の結果によって情報記録時の回転数を決定する理由は、
先の第1や第2の実施の形態と同様である。
【0042】すなわち、第1の理由は、先に述べたよう
に、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによ
って、最適記録パワーが異なっても、良好な記録マーク
が形成できるようにするためである。第2の理由は、デ
ィスク毎の記録感度の違いや周囲温度等の違いによっ
て、最適記録パワーがレーザ定格を超えても、レーザ破
壊が生じないようにするためである。第3の理由は、デ
ィスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、
記録パワーに余裕があるときは、高速記録を行わせるた
めである。この第3の実施の形態でも、ハード構成は、
先の図1と同様であるが、この場合には、記録パワーP
wを所定値とする。例えば、先に説明したようなパワー
上限Ulim の付近に設定する。
【0043】図6は、図1に示した情報記録装置におい
て、第3の実施の形態によるディスクの回転数を可変さ
せて情報記録時の回転数を決定する主要な処理の流れを
示すフローチャートである。図において、#21〜#2
3はステップを示す。
【0044】ステップ#21で、線速度(または回転
数)を下限Llim から上限Ulim まで可変させて、ディ
スク1の所定の試し書き領域にテスト用記録パターンを
順次記録する。ステップ#22で、先に記録した試し書
き領域を順次再生して、「線速度」対「再生信号品質の
指標(β)」の表を得る。次のステップ#23で、得ら
れた「線速度」対「再生信号品質の指標(β)」の表か
ら、最適な線速度Voを算出する。この最適なVoを算
出する手法には、先の図2の制御(アルゴリズム)で説
明したような、適当な近似法を利用することができる。
【0045】このようにして求められたVoの値を、線
速度として回転指令を出して、実際のデータ記録を行
う。このような制御により、パワー上限Ulim の付近に
おける最適線速度による記録が可能になる。この場合
に、通常の線速度(または回転数)を設定したとき、記
録パワーPwに余裕があれば、性能としては、さらに速
い線速度で記録することができるはずである。この第3
の実施の形態では、記録パワーの上限Ulim の付近で可
能な限り速い線速度が設定されるので、高速記録を行う
ことができる。
【0046】なお、先の図6のフローでは、記録パワー
の可変制御は行わないため、装置の構成は、図1の装置
よりも簡単で済むので、その分だけ低コストになる。ま
た、先の図2に示したフローに、「記録パワーPwに余
裕があれば、回転数を増加させる」という変更も、容易
に行うことができる。例えば、ステップ#4(先に得ら
れた最適な記録パワーPwoが、パワー上限Ulim を上回
っていないかどうか判断する処理)と、ステップ#6
(最適な記録パワーPwoをそのまま記録パワーPwと
し、回転数もディスクの通常回転数foのままにする処
理)とを削除して、ステップ#3の処理の後は、ステッ
プ#5へ移るようにすればよい。
【0047】ステップ#5の処理は、記録パワーPwを
その上限値であるUlim に設定し、ディスク回転数を補
正する処理である。パワーに余裕があるときは、必ず、
記録パワーPwo<パワー上限Ulim であるから、(Uli
m /Pwo)>1となり、回転数が増加される。ところ
で、線速度を大きくすれば、指標βの値は減少する。こ
の関係を、次の図7に示す。
【0048】図7は、線速度と指標βとの関係を示す特
性図である。図の横軸は線速度、縦軸は指標βを示す。
【0049】この図7に示すように、再生信号品質の指
標βは、線速度が大きくなると、反対に小さくなる、と
いう特性をもっている。この図7に示した特性が、先の
図6に示した制御(アルゴリズム)で使用する「線速
度」対「β値」の一例である。なお、すでに何回も述べ
たように、この発明の実施の形態では、再生信号品質の
指標βを使用する場合を主として説明したが、このよう
なβ値に限定されるものではなく、別の再生信号品質の
指標を使用することが可能である。
【0050】しかし、このβ値は、簡単な包絡線検出回
路とマイクロコンピュータによって測定できるので、例
えば2次高調波や再生エラー率を測定して指標とする方
法に比べて、装置をかなり簡単に構成することが可能で
ある。したがって、このβ値を利用するのが、実用上は
極めて好ましい方法であることはいうまでもない。
【0051】第4の実施の形態 この第4の実施の形態は、請求項5と請求項6の発明に
対応している。先の第1から第3の実施の形態では、記
録パワーを可変させたり、ディスクの回転数を可変させ
て試し書きを行い、その結果によって情報記録時の回転
数を決定する場合を説明した。この第4の実施の形態で
は、記録動作中において、記録マークからの再生信号の
レベルと所定値との比較結果により、記録パワーとディ
スクの回転数の一方または両方を可変する点に特徴を有
している。
【0052】そのため、実際の情報を記録している最中
に、ディスク内の記録感度の違いや、レーザ波長変動、
ビーム位置決め誤差などによる記録効率の変動が生じて
も、常に良好な記録マークを形成することができる、と
いう効果が得られる。具体的にいえば、マーク形成状況
を示すBレベルを基準として設定しておき、実際に行わ
れた記録を再生し、その再生信号レベルをサンプリング
して、このBレベルと比較する。
【0053】図8は、この発明の情報記録装置の第4の
実施の形態について、要部構成の一例を示す機能ブロッ
ク図である。図における符号は図1と同様であり、11
はBレベル検出手段、12は比較器、13は第1の積分
器、14は第2の積分器、15はコントローラを示し、
Pwは目標パワー指令、Vは回転指令値を示す。
【0054】この図8に示す情報記録装置は、先の図1
の上下振幅検出手段5の代りに、11〜14で示した各
ブロックが設けられている。なお、コントローラ15
は、基本的な制御動作は、図1のコントローラ8とほぼ
同様であるが、制御が異なるので別の符号を付けてい
る。Bレベル検出手段11は、レーザが記録パワーレベ
ルで発光しているときの再生信号レベルをサンプリング
して、Bレベルという信号を出力する。先に述べたよう
に、このBレベルの信号は、マーク形成状況を示す信号
で、例えば、マーク形成が不足のときは、Bレベルが高
いレベルとなり、逆に、マーク形成が過剰のときは、B
レベルは低いレベルになる。
【0055】そして、Bレベルが所定の値になっている
状態が、最適な記録状態である。この所定のBレベルを
目標レベルとし、実際のBレベルと比較器12で比較す
る。その比較結果は、第1の積分器13と、第2の積分
器14へ送られる。まず、一方の第1の積分器13は、
検出Bレベルを積分して、目標パワー指令Pwを出力す
る。この状態で、検出Bレベルが目標Bレベルより低く
なると、目標パワー指令Pwを減少させて、マーク形成
が過剰にならないように制御する。
【0056】したがって、検出Bレベルは上昇され、目
標Bレベルと一致する。他方の第2の積分器14は、目
標Bレベルを積分して、回転指令値Vを出力する。そし
て、検出Bレベルが目標Bレベルより低くなると、回転
指令値Vが増加してディスクの回転が速くなり、マーク
形成が過剰にならないように制御する。そのため、検出
Bレベルは上昇され、目標Bレベルと一致する。
【0057】これらの第1の積分器13と第2の積分器
14は、それぞれコントローラ15からの保持指令によ
って積分を停止し、直前の積分値を保持する。また、保
持指令が解除されると、積分を行う。コントローラ15
は、第1の積分器13の出力(Pw)と、第2の積分器
14の出力(V)とを入力し、また、これら第1と第2
の積分器13,14に対して、それぞれの保持指令を出
力する。この状態で、現在の記録パワー(Pw)と回転
数(V)に応じて、第1と第2の積分器13,14のい
ずれか一方を動作させ、他方を保持状態にする。すなわ
ち、現在の記録パワー(Pw)と回転数(V)とを監視
し、パワー目標値と異なるときは、検出Bレベルと目標
Bレベルとの比較結果により、記録パワー(Pw)と回
転数(V)のどちらかを可変制御する。
【0058】より具体的にいえば、記録パワー(Pw)
がその上限Ulim を超えそうになったら、それ以上にパ
ワーが上がらないように第1の積分器13を保持状態に
し、第2の積分器14をオンにして積分を開始させる。
その結果、回転数が下がり、記録状態が適切な状態にさ
れる。その後、記録状態が過剰気味になると、回転数が
上昇し始め、ある回転数(例えば最初の通常回転数)に
達すると、今度は、第2の積分器14を保持状態にし
て、第1の積分器13をオンにして積分を開始させる。
この関係を状態遷移図で示すと、次の図9のようにな
る。
【0059】図9は、第4の実施の形態によるコントロ
ーラ15の状態遷移図である。図において、S1とS2
は状態、int1は第1の積分器13、int2は第2
の積分器14を示し、Ulim はパワーPwの上限値、V
nは通常回転数(nominal)を示す。
【0060】この図9に示すように、図8のコントロー
ラ15は、2つの状態S1,S2からなる順序回路構成
になっている。まず、状態S1で、int1(第1の積
分器13)はオン、int2(第2の積分器14)はホ
ールドにする。そして、目標パワー指令Pwとパワー上
限Ulim との関係が、Pw<Ulim のときは、状態S1
のままにし、Pw≧Ulim のときは、状態S2にする。
状態S2では、逆に、int1(第1の積分器13)を
ホールド、int2(第2の積分器14)をオンにす
る。
【0061】この状態S2は、回転指令値Vと実際の回
転数(検出された回転数)との関係が、V<Vn(最初
の通常回転数)の間は持続され、両者の関係が、V≧V
nになると、状態S1にする。コントローラ15がこの
ような動作を行うことにより、パワーPwがその上限U
lim に達するまでは、目標Bレベルと検出Bレベルとの
比較結果によってパワーPwを制御し、パワーPwがそ
の上限Ulim に達すると、目標Bレベルと検出Bレベル
との比較結果によって、回転数Vを制御することができ
る。この場合の記録パワーPwと回転数Vの関係を波形
図で示すと、次の図10に示すように変化する。
【0062】図10は、第4の実施の形態において、コ
ントローラ15の状態遷移に基く記録パワーPwと回転
数Vの関係を示す波形図である。図の横軸は時間tで、
波形Pwは記録パワーPw、Vは回転数Vを示し、S1
とS2は状態、Ulim はパワーの上限値、Vnは通常回
転数を示す。
【0063】この図10からも明らかなように、最初
は、回転数Vが一定で、記録パワーPwが順次増加す
る。そして、記録パワーPwが、その上限Ulim に達す
ると、記録パワーPwは一定になり、回転数Vが低下す
る。回転数Vが低下すると、記録パワーPwに余裕に生
じるので、回転数Vは一旦最低のレベルまで低下する
が、その後は上昇する。回転数Vが通常回転数Vnに戻
ると、その後は一定になり、記録パワーPwが上限Uli
m から下がることになる。
【0064】この間の状態は、先の図9の状態遷移図に
示したとおりで、状態は、S1→S2→S1→S2のよ
うに変化する。以上のように、記録パワーが不足する
と、ディスクの回転数が下がり、記録パワーに余裕が生
じると、ディスクの回転数が上がるので、記録パワーを
常に上限に近いレベルに設定することが可能になる。
【0065】なお、以上の実施の形態では、記録中のマ
ーク形成状況の検出に、Bレベルという量を採用する場
合を説明したが、記録中のマーク形成状況には、必ずし
もBレベルという量を採用することは必要ではない。例
えば、先に第2の従来技術(特開平4−10237号公
報)として説明した記録レーザビームの制御方法では、
その図1や図2に示されているような記録パルスの発光
中の再生信号の初期強度(VA:マーク形成過程の前)
と、後半強度(VB:マーク形成過程の後)との差を初
期強度(VA)で正規化した量(変調度)を使用してい
る。この発明の情報記録装置でも、先の述べたBレベル
という量の代りに、この第2の従来技術で使用している
記録パルスの発光中の再生信号の初期強度(VA)と後
半強度(VB:マーク形成過程の後)との差を初期強度
(VA)で正規化した量(変調度)を使用しても、同様
の効果が得られることは明らかである。
【0066】第5の実施の形態 この第5の実施の形態も、請求項5と請求項6の発明に
対応している。先の第4の実施の形態では、状態S2の
判断基準となる回転数Vが、通常回転数Vnの場合を説
明した。この第5の実施の形態では、この回転数Vを、
通常回転数Vnより大きいVn2に設定する点に特徴を
有している。この第5の実施の形態でも、ハード構成
は、先の図8と同様であるが、コントローラ15による
制御が異なっている。
【0067】この第5の実施の形態のように、状態S2
の判断基準となる回転数Vを、通常回転数より高くする
(Vn2>Vn)ことによって、記録パワーPwがその
上限Ulim に限定された後に、記録パワーPwに余裕が
生じたときは、記録パワーPwを低下させる代りに、回
転数Vを通常のVnより増加させることが可能になるの
で、高速に記録を行うことができる。この関係を状態遷
移図で示すと、次の図11のようになる。
【0068】図11は、第5の実施の形態によるコント
ローラ15の状態遷移図である。図における符号は図9
と同様であり、Vn2は通常回転数より大きい基準回転
数を示す。
【0069】この図11の状態遷移図は、先の図9の状
態遷移図とほとんど同様であるが、状態S2の判断基準
となる回転数Vが、先の通常回転数Vnより大きいVn
2になっている。状態S1は先の図9と同様で、int
1(第1の積分器13)はオン、int2(第2の積分
器14)はホールドにする。そして、目標パワー指令P
wとパワー上限Ulim との関係が、Pw<Ulim のとき
は、状態S1のままにし、Pw≧Ulim のときは、状態
S2にする。
【0070】状態S2では、逆に、int1(第1の積
分器13)をホールド、int2(第2の積分器14)
をオンにする。この状態S2は、回転指令値Vと実際の
回転数Vn2との関係が、V<Vn2の間は持続され、
両者の関係が、V≧Vn2になると、状態S1にする。
コントローラ15がこのような動作を行うことにより、
パワーPwがその上限Ulim に達するまでは、目標Bレ
ベルと検出Bレベルとの比較結果によってパワーPwを
制御し、パワーPwがその上限Ulim に達すると、目標
Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によって、回転数
Vを制御することができる。
【0071】このように設定することにより、記録パワ
ーPwがパワー上限Ulim で制限された後に、記録パワ
ーに余裕があれば、記録パワーPwを下げるのではな
く、ディスク回転数を通常回転数Vnより上昇させるこ
とが可能になる。したがって、先の第4の実施の形態の
場合に比べて、さらに高速に記録動作を行うことができ
る。この場合の記録パワーPwと回転数Vの関係を波形
図で示すと、次の図12に示すようになる。
【0072】図12は、第5の実施の形態において、コ
ントローラ15の状態遷移に基く記録パワーPwと回転
数Vの関係を示す波形図である。図の横軸や波形の符号
は図10と同様であり、Vn2は通常回転数より大きい
基準回転数を示す。
【0073】この図12の場合にも、状態S1の間は、
先の図10と同様である。この状態S1において、記録
パワーPwがその上限Ulim に達すると、状態S2に切
り換えられ、記録パワーPwは一定になり、回転数Vが
低下する。この状態S2において、記録パワーPwに余
裕があると、ディスクの回転数Vを上昇させる。この場
合には、通常の回転数Vnに達しても、なお、記録パワ
ーPwに余裕があれば、回転数Vはさらに上昇され、予
め設定された切り換え基準回転数Vn2なるまで、回転
数Vを上昇させることができる。
【0074】ここで、基準回転数Vn2を十分に大きく
設定しておけば、記録パワーPwが上限Ulim に貼り付
いた状態(最大パワー)で、可能な限り速い回転を行う
ことができる。したがって、高速に記録動作を行うこと
が可能になる。なお、この基準回転数Vn2を余り大き
な値に設定すると、ヘッドの位置決め制御が問題になる
ので、装置の性能に合せて可能な限り大きな値を選択す
ることは改めていうまでもない。
【0075】以上に説明した第5の実施の形態および先
の第4の実施の形態では、目標Bレベルと検出Bレベル
との比較結果によって、記録パワーPwあるいは回転数
Vのいずれか一方を可変制御する場合を説明した。しか
し、目標Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によっ
て、記録パワーPwと回転数Vの両方を同時に可変制御
することもできる。この場合には、先の図8の第1の積
分器13と第2の積分器14を、いずれもオンにする。
その際、第1の積分器13の積分利得を、第2の積分器
14の積分利得よりも高く設定しておけば、急速な記録
パワー要求の変化(すなわち、Bレベル変化)には記録
パワーPwが追従し、ゆっくりとした記録パワー要求の
変化には回転モータが追従する(回転数Vの変化)よう
に構成することができる。なお、レーザ破壊を生じさせ
ないために、記録パワーPwに上限Ulim を設けておく
ことはいうまでもない。
【0076】このように構成すれば、基本的には、記録
パワーPwが、ほぼ上限Ulim に達した状態で、回転数
Vを可能な限り速くする動作が実現される。そして、急
速に記録パワー要求が変化したとき(この場合は、記録
パワーPwを下げる方向に変化する)には、速やかに記
録パワーPwが制御されるので、より精密に制御によ
り、良好な記録状態を維持することが可能になる。な
お、この第5の実施の形態においても、Bレベルという
量の代りに、第2の従来技術で使用している記録パルス
の発光中の再生信号の初期強度(VA)と後半強度(V
B:マーク形成過程の後)との差を初期強度(VA)で
正規化した量(変調度)を使用することが可能であるか
ら、この発明の情報記録装置は、実施の形態の場合に限
定されるものではない。
【0077】
【発明の効果】請求項1の情報記録装置では、記録パワ
ーを可変させて試し書きを行った結果により、ディスク
回転数を決定するようにしている。したがって、ディス
クの記録感度の違いや周囲温度等の違いにより、最適記
録パワーが異なっても、回転数が調整され、良好な記録
マークを形成することが可能になる。また、記録パワー
が不足している場合には、回転数が下がるので、レーザ
パワーのカバーできる範囲外のディスクも使用可能とな
り、多くの種類のディスクを扱うことができ、互換性が
向上される。さらに、低パワーのレーザの使用も可能に
なると共に、出射光学系のバラツキによるパワー効率許
容範囲を広くとることもできるので、結果的に安価な部
品の使用も可能になり、製品のコストダウンも実現され
る。その上、記録パワーに余裕があれば、回転数が上昇
されるので、高速記録を行わせることもできる。
【0078】請求項2の情報記録装置では、請求項1の
情報記録装置において、ディスクが所定の回転数で駆動
されているときに、記録パワーを所定の範囲内で可変さ
せて試し書きを行い、その結果によって最適記録パワー
を決定する最適記録パワー決定手段を備えている。した
がって、請求項1の情報記録装置による効果に加えて、
ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いがあって
も、より正確に最適記録パワーを決定することができ
る。また、付加された最適記録パワー決定手段は、最適
記録パワーが所定の範囲外のときには、所定の回転数と
は異なる回転数に設定するので、最適記録パワーがレー
ザ定格を超えても、回転数が低下されるため、レーザパ
ワーを定格内に収めることが可能になり、レーザ破壊が
未然に防止される。
【0079】請求項3の情報記録装置では、請求項2の
情報記録装置において、記録パワーを上限でリミットす
るようにしている。したがって、請求項2の情報記録装
置による効果に加えて、レーザ能力をフルに生かすこと
ができる。
【0080】請求項4の情報記録装置では、記録パワー
を一定にした状態で、ディスクの回転数を可変させて試
し書きを行い、その結果によって情報記録時の回転数を
決定するようにしている。したがって、請求項1の情報
記録装置と同様の効果が得られる。また、記録パワーを
可変する必要がないので、装置が簡単になり低コスト化
も実現される。
【0081】請求項5の情報記録装置では、記録動作中
において、記録マークからの再生信号のレベルと所定値
との比較結果によって、記録パワーとディスクの回転数
の一方または両方を可変するようにしている。したがっ
て、実際の情報を記録している最中に、ディスク内の記
録感度の違いや、レーザ波長変動、ビーム位置決め誤差
などによる記録効率の変動が生じても、常に良好な記録
マークを形成することができる。また、記録パワーが不
足している場合には、回転数が下がるので、レーザパワ
ーのカバーできる範囲外のディスクも使用可能となり、
多くの種類のディスクを扱うことができ、互換性が向上
される。さらに、低パワーのレーザの使用も可能になる
と共に、出射光学系のバラツキによるパワー効率許容範
囲を広くとることもできるので、結果的に安価な部品の
使用も可能になり、製品のコストダウンも実現される。
その上、実際の情報を記録している最中に、記録パワー
に余裕があれば、回転数が上昇されるので、高速記録を
行わせることもできる。
【0082】請求項6の情報記録装置では、請求項5の
情報記録装置において、記録動作中において、記録マー
クからの再生信号のレベルと所定値との比較結果により
制御される光ビームのパワーが所定範囲内のときは、光
ビームのパワーを可変し、所定範囲外のときは、ディス
クの回転数を可変するようにしている。したがって、請
求項5の情報記録装置による効果に加えて、記録パワー
要求がレーザ定格を超えても、回転数が低下されるの
で、レーザパワーを定格内に収めることが可能になり、
レーザ破壊が未然に防止される。しかも、光ビームのパ
ワーが所定範囲内の急激な記録パワー要求の変化に対応
して、速やかに記録パワーが調整されるので、高速記録
を行いながら良好な記録状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報記録装置について、その要部構
成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した情報記録装置において、記録パワ
ーを可変させて情報記録時の回転数を決定する主要な処
理の流れを示すフローチャートである。
【図3】再生信号品質の指標の一つとして、β値を説明
するである。
【図4】図1に示した情報記録装置において、第2の実
施の形態による記録パワーの可変と情報記録時の回転数
決定時における主要な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図5】記録パワーPwと指標βとの関係を示す特性図
である。
【図6】図1に示した情報記録装置において、第3の実
施の形態によるディスクの回転数を可変させて情報記録
時の回転数を決定する主要な処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】線速度と指標βとの関係を示す特性図である。
図の横軸は線速度、縦軸は指標βを示す。
【図8】この発明の情報記録装置の第4の実施の形態に
ついて、要部構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図9】第4の実施の形態によるコントローラ15の状
態遷移図である。
【図10】第4の実施の形態において、コントローラ1
5の状態遷移に基く記録パワーPwと回転数Vの関係を
示す波形図である。
【図11】第5の実施の形態によるコントローラ15の
状態遷移図である。
【図12】第5の実施の形態において、コントローラ1
5の状態遷移に基く記録パワーPwと回転数Vの関係を
示す波形図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 回転モータ 3 光ヘッド 4 再生信号検出手段 5 上下振幅検出手段 6 レーザパワー制御手段 7 回転制御手段 8 コントローラ 11 Bレベル検出手段 12 比較器 13 第1の積分器 14 第2の積分器 15 コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに光ビームを照射して情報記録
    マークを形成する情報記録装置において、 前記光ビームの記録パワーを可変させて試し書きを行う
    手段と、 前記試し書きの結果により、情報記録時の回転数を決定
    する回転数決定手段とを備えたことを特徴とする情報記
    録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の情報記録装置において、 前記光ビームの記録パワーを所定の範囲内で可変させる
    パワー制御手段と、 前記ディスクが所定の回転数で回転されているとき、前
    記パワーを前記所定の範囲内で可変させて試し書きを行
    い、その結果により最適記録パワーを決定する最適記録
    パワー決定手段とを備え、 前記回転数決定手段は、前記最適記録パワーが前記所定
    の範囲外のとき、前記所定の回転数とは異なる回転数に
    設定することを特徴とする情報記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の情報記録装置において、 前記最適記録パワー決定手段は、前記最適記録パワーが
    前記所定の範囲外のとき、前記光ビームのパワーを前記
    範囲内に限定することを特徴とする情報記録装置。
  4. 【請求項4】 ディスクに光ビームを照射して情報記録
    マークを形成する情報記録装置において、 前記ディスクの回転数を可変させて試し書きを行う手段
    と、 前記試し書きの結果により、情報記録時の回転数を決定
    する回転数決定手段とを備えたことを特徴とする情報記
    録装置。
  5. 【請求項5】 ディスクに光ビームを照射して情報記録
    マークを形成する情報記録装置において、 記録動作中に、前記情報記録マークからの再生信号を得
    る再生手段と、 前記再生信号のレベルと所定値とを比較する比較手段
    と、 前記比較結果により、前記光ビームのパワーと前記ディ
    スクの回転数の一方または両方を可変する制御手段とを
    備えたことを特徴とする情報記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の情報記録装置において、 前記制御手段は、 前記比較結果によって制御される前記光ビームのパワー
    が、所定範囲内のときは、前記比較結果により、前記光
    ビームのパワーを可変し、 所定範囲外のときは、前記比較結果により、前記ディス
    クの回転数を可変することを特徴とする情報記録装置。
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