JPH09288405A - 電子写真帯電装置 - Google Patents

電子写真帯電装置

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JPH09288405A
JPH09288405A JP10095796A JP10095796A JPH09288405A JP H09288405 A JPH09288405 A JP H09288405A JP 10095796 A JP10095796 A JP 10095796A JP 10095796 A JP10095796 A JP 10095796A JP H09288405 A JPH09288405 A JP H09288405A
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electrophotographic
charging
charging device
magnetic particles
molecular weight
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JP10095796A
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English (en)
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Fumihiro Arataira
文弘 荒平
Takeshi Takiguchi
剛 瀧口
Marekatsu Mizoe
希克 溝江
Shuichi Aida
修一 會田
Tsutomu Kukimoto
力 久木元
Yoshifumi Hagino
祥史 杷野
Tomoji Ishihara
友司 石原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間良好な帯電特性と良好な帯電部材への
耐汚染性が維持され、良好な注入帯電を行うことができ
る電子写真帯電装置を提供する。 【解決手段】 電子写真感光体と該電子写真感光体に接
触配置される帯電部材を有し、該帯電部材に電圧を印加
することにより該電子写真感光体を帯電させる電子写真
帯電装置において、該電子写真感光体の体積抵抗値が1
×108 Ωcm以上であり、かつ該帯電部材が0.00
1〜5重量%の燐成分を含有する磁性粒子を有し、該磁
性粒子が磁性粒子表面上で重合したポリオレフィン系樹
脂を含有する表面層を有し、該磁性粒子の体積抵抗値が
1×104 Ωcm以上1×1011Ωcm以下である電子
写真帯電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体と
該電子写真感光体を接触帯電する部材を有し、該接触帯
電部材に電圧を印加することにより該電子写真感光体を
帯電させる電子写真帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られているが、一般には以下の方法が用いられる。即
ち、帯電手段及び画像露光手段により感光体上に静電気
的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーで現像を行って
可視像(トナー画像)とし、紙等の転写材にトナー画像
を転写した後、熱・圧力等により転写材上にトナー画像
を定着して複写物を得るものである。この際、転写材上
に転写されずに感光体上に残ったトナー粒子はクリーニ
ング工程により感光体上より除去される。
【0003】近年、電子写真感光体の光導電性物質とし
て種々の有機光導電性物質が開発され、特に電荷発生層
と電荷輸送層を積層した機能分離型のものが実用化され
複写機やプリンターやファクシミリ等に搭載されてい
る。このような電子写真装置での帯電手段としては、コ
ロナ放電を利用した手段が用いられてきたが、多量のオ
ゾンを発生することからフィルターを具備する必要があ
り、装置の大型化またはランニングコストの上昇等の問
題があった。
【0004】このような問題点を解決するための技術と
して、ローラまたはブレード等の帯電部材を感光体表面
に当接させることにより、その接触部分近傍に狭い空間
を形成し所謂パッシェンの法則で解釈できるような放電
を形成することによりオゾン発生を極力抑えた帯電方法
が開発された。
【0005】この中でも特に帯電部材として帯電ローラ
を用いたローラ帯電方式が、帯電の安定性という点から
好ましく用いられている。この帯電は帯電部材から被帯
電体への放電によって行われるため、あるしきい値電圧
以上の電圧を印加することにより帯電が開始される。
【0006】例えば、感光層の厚さが約25μmの有機
光導電性物質を含有する感光体に対して帯電ローラを当
接させた場合には、約640V以上の電圧を印加すれば
感光体の表面電位が上昇し始め、それ以降は印加電圧に
対して傾き1で線形に感光体表面電位が増加する。以後
このしきい値電圧を帯電開始電圧Vthと定義する。つ
まり、感光体表面電位Vdを得るためには帯電ローラに
はVd+Vthという必要とされる以上の直流電圧が必
要となる。また、環境変動等によって帯電ローラの抵抗
値が変動するため、感光体の電位を所望の値にすること
が難しかった。
【0007】このため、更なる帯電の均一化を図るため
には特開昭63−149669号公報に開示されるよう
に、所望のVdに相当する直流電圧に2×Vth以上の
ピーク間電圧を持つ交流電圧を重畳した電圧を帯電ロー
ラに印加するDC+AC帯電方式が用いられる。これは
交流による電位のならし効果を目的としたものであり、
被帯電体の電位は交流電圧の中央であるVdに収束し、
環境等の外乱には影響されにくく、帯電性についての向
上は確認された。
【0008】しかしながら、このような帯電方法におい
てもその本質的な帯電機構は帯電部材から感光体への放
電現象を用いているため、先に述べたように帯電に必要
とされる電圧は感光体表面電位以上の値が必要とされ
る。また交流電圧の電界に起因する帯電部材と感光体の
振動、騒音(以下交流帯電音)の発生、また放電による
感光体表面の劣化等が顕著になり、新たな問題点となっ
ていた。
【0009】より帯電効率の良い帯電方法として、感光
体への電荷を直接注入する所謂注入帯電が知られてい
る。
【0010】この帯電ローラ、帯電繊維ブラシ、帯電磁
気ブラシ等の接触帯電部材に電圧を印加した帯電装置を
用い、感光体表面にあるトラップ準位に電荷を注入する
注入帯電を行う方法は、Japan Hardcopy
92年論文集P287の「導電性ローラを用いた接触
帯電特性」等に記載があるが、これらの方法は暗所絶縁
性の感光体に対して、電圧を印加した低抵抗の帯電部材
で注入帯電を行う方法であり、帯電部材の抵抗値が十分
に低く、更に帯電部材に導電性を持たせる材質(導電フ
ィラー等)が表面に十分に露出していることが条件にな
っていた。このため、前記の文献においても帯電部材と
してはアルミ箔や高湿環境下で十分抵抗値が下がったイ
オン導電性の帯電部材が好ましいとされている。本発明
者等の検討によれば感光体に対して十分な電荷注入か可
能な帯電部材の抵抗値は1×10 3 Ωcm以下であり、
これ以上では印加電圧と帯電電位の間に差が生じ始め帯
電電位の収束性に問題が生じることが分かっている。
【0011】しかしながら、このような抵抗値の低い帯
電部材を実際に使用すると、感光体表面に生じた傷、ピ
ンホール等に対して注入帯電部材から過大なリーク電流
が流れ込み、周辺の帯電不良や、ピンホールの拡大、帯
電部材の通電破壊が生じ易い。
【0012】これを防止するためには帯電部材の抵抗値
を1×104 Ωcm程度以上にする必要があるが、この
抵抗値の帯電部材では先に述べたように感光体への電荷
注入が低下し帯電が行われないという矛盾が生じてしま
う。
【0013】そこで、接触方式の帯電装置もしくは該帯
電装置を用いた画像形成方法について上記のような問題
点を解消すること、即ち低抵抗の接触帯電部材を用いな
いと生じなかった電荷注入による良好な帯電性と、低抵
抗の接触帯電部材では防止することのできなかった被帯
電体上のピンホールリークという背反した特性を同時に
可能とすることが望まれ、そのためには所望の抵抗値に
調整を行い、また帯電部材として感光体により多くの部
材の接触が可能である磁性粒子を接触帯電部材に用いる
ことにより達成されることが分かった。
【0014】また、被帯電体に接触させた帯電部材を用
いる帯電装置においては、帯電部材の汚れ(スペント)
等による帯電特性の変化により画像欠陥を生じ易く、耐
久性に問題が生じる傾向がある。
【0015】帯電部材のスペントは、転写されずに感光
体上に付着したトナー等がクリーニング部で除去されず
に通過し、これが接触帯電部材に取り込まれ、帯電部材
との摩擦によって帯電部材表面に付着するために生じる
と考えられている。
【0016】そこで、耐スペント性を達成するために、
帯電部材に耐スペント性を有する樹脂をコートした表面
層を設けることが行われている。しかし、一般に耐スペ
ント性の優れた樹脂は芯材との密着性が良好ではなく、
また密着性や表面層の硬さ等の影響で耐久により表面層
が剥がれて効果を失うことが多かった。
【0017】従って、磁性粒子表面に耐スペント性に優
れた樹脂を、芯材である磁性粒子と高い密着性で被覆す
ることにより、耐久による帯電部材の汚染を抑制するこ
とができ、長期にわたって良好な帯電特性を示すことが
可能になる。
【0018】また、感光体への電荷注入による帯電にお
いても同様に、上述のような樹脂を磁性粒子表面に被覆
することにより、耐久による帯電部材の汚染を抑制する
ことができ、長期にわたって良好な帯電特性を示すこと
が可能になる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐久
による帯電部材への汚染が少なく、長期にわたって良好
な帯電を行うことができる電子写真帯電装置、また本発
明の目的は、長期にわたって良好な注入帯電を行うこと
ができる電子写真帯電装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子写真感光
体と該電子写真感光体に接触配置される帯電部材を有
し、該帯電部材に電圧を印加することにより該電子写真
感光体を帯電させる電子写真帯電装置において、該電子
写真感光体の体積抵抗値が1×108 Ωcm以上であ
り、かつ該帯電部材が0.001〜5重量%の燐成分を
含有する磁性粒子を有し、該磁性粒子が磁性粒子表面上
で重合したポリオレフィン系樹脂を含有する表面層を有
し、該磁性粒子の体積抵抗値が1×104 Ωcm以上1
×1011Ωcm以下であることを特徴とする電子写真帯
電装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に用いられる帯電
部材について説明する。本発明に用いられる帯電部材は
燐成分を含有している磁性粒子表面にポリオレフィン系
樹脂が磁性粒子表面上で重合して磁性粒子を被覆した樹
脂被覆磁性粒子を有しており、該磁性粒子の抵抗値を燐
量を調整することにより容易に所望の抵抗に、特に燐の
添加により抵抗を容易に低く制御することができ、ま
た、磁性粒子表面に直接重合被覆されたポリオレフィン
系樹脂層を設けてなることにより、耐久により混入した
トナーと帯電部材との吸着力が低下するため、磁性粒子
表面へのトナースペントが生じにくく、耐久での帯電性
の劣化が抑制される。
【0022】加えて、磁性粒子表面上で直接重合したポ
リオレフィン系樹脂を使用した場合、磁性粒子との密着
性が格段に向上するため、被覆樹脂の剥がれが抑制さ
れ、そのため、耐久性の向上も図られる。
【0023】磁性粒子中に含有される好ましい燐量は
0.001〜5重量%の範囲であり、より好ましくは
0.005〜5重量%の範囲であり、更に好ましくは
0.01〜0.2重量%の範囲である。0.001重量
%未満では抵抗値の低下作用がほとんどないので好まし
くなく、5重量%を越えると磁気力が低下し、感光体へ
のキャリア付着が多くなるので好ましくない。
【0024】本発明における磁性粒子は、磁性中抵抗物
質を磁気によって穂立ちさせて、この磁気ブラシを感光
体に接触させて帯電させる。
【0025】従って、帯電部材に含有される磁性粒子と
しては鉄、コバルト及びニッケル等の強磁性を示す元素
を含む合金あるいは化合物等が用いられる。好ましく
は、酸化処理、還元処理、組成調整等を行って体積抵抗
値を好ましい範囲に調整したフェライト粒子が用いられ
る。
【0026】また、本発明に使用されるポリオレフィン
系樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタ
ジエン等のオレフィンモノマーの重合物あるいは共重合
物が挙げられる。
【0027】磁性粒子表面上で直接重合したポリオレフ
ィン系樹脂を使用した場合、磁性粒子との密着性が格段
に向上する理由は定かではないが、おそらく、直接重合
法により形成される被覆樹脂が摩耗や剥がれに強い分子
量分布を持つものと推測している。
【0028】このように本発明においては、該表面樹脂
層を構成する樹脂が特定の分子量を有することも重要で
ある。即ち、該樹脂のGPCにより測定されたGPCク
ロマトグラムが、メインピークの低分子量側に少なくと
も1つのピークまたはショルダーを有することが非常に
好ましい結果を与える。
【0029】こういった物性値を持つように被覆樹脂を
調製すれば、高分子量側のメインピークによって樹脂の
耐摩耗性を向上させると共に、トナー等による表面のス
ペントを防止できる。同時に、低分子量側のサブピーク
またはショルダーによって磁性粒子コアと樹脂との密着
性をより向上させ、磁性粒子からの被覆樹脂の剥がれを
防止することも可能となる。これらの相乗効果で、大き
なシェアのかかり易い帯電部材の磁性粒子においても磁
性粒子の劣化や混入トナーによるスペントが少なく、長
期の耐久によっても均一な帯電が得られ、良好な画像を
得ることが可能となる。
【0030】更には、該被覆樹脂のGPCクロマトグラ
ムのメインピークの分子量が10000以上、好ましく
は30000〜400000であり、少なくとも1つの
低分子量側のピークまたはショルダーが3000〜30
000の間にあることが好ましく、また、重量平均分子
量Mwが50000〜700000、数平均分子量Mn
が5000〜50000の範囲にあり、Mw/Mnが1
0以上であること、更には、Z平均分子量Mzが100
0000〜5000000の範囲にあることが好まし
い。
【0031】メインピークの分子量が10000未満で
あると、耐摩耗性に対する効果が十分でない。また、低
分子量側のピークまたはショルダーが3000未満であ
ると耐摩耗性に対する効果が十分でなく、30000を
超えると磁性粒子表面からの樹脂の剥がれが生じ易くな
る。
【0032】同様に、数平均分子量Mn、重量平均分子
量Mw、Z平均分子量Mz、Mw/Mnが上記の範囲で
あることで、樹脂の耐摩耗性、剥がれ防止、トナー等の
スペント防止に有効である。
【0033】好ましくは、メインピークの分子量が50
000〜300000、低分子量側のピークまたはショ
ルダーが3000〜15000、重量平均分子量Mwが
100000〜500000、数平均分子量Mnが70
00〜40000、Mw/Mnが20以上であることが
好ましい。
【0034】また、該メインピークの分子量P1と、低
分子量側のピークまたはショルダーの分子量P2の比が
3:1〜100:1であることが磁性粒子への樹脂の密
着性と耐摩耗性の両立の観点から好ましい。特に好まし
くは5:1〜50:1の範囲である。
【0035】ここで、磁性粒子表面の樹脂の分子量測定
は以下のように行った。
【0036】装置は、ウォーターズ社製ゲルパーミエイ
ションクロマトグラフィ(GPC)測定装置、GPC−
150Cを使用し、以下の条件で測定した。
【0037】カラム:Shodex HT−806M
2本(プレカラム Shodex HT−800P 1
本) 温度:145℃ 溶媒:o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール添
加) 流速:1.0ml/min 試料:0.15%の試料を0.4ml注入
【0038】測定試料としては、キシレン溶媒を用いて
20時間磁性粒子のソックスレー抽出を行い、抽出液よ
りキシレンをエバポレーター等で除去、乾燥した後、得
られた固形分を試料として用いた。
【0039】試料の分子量算出にあったては単分散ポリ
スチレン標準試料により作成した分子量較正曲線を使用
し算出した。
【0040】また、ピーク/ショルダーの位置決定法と
しては、GPCクロマトグラムの微分曲線の変極点をも
って、ピーク/ショルダーの位置とした。
【0041】本発明における帯電部材の磁性粒子の抵抗
値は電圧印加部分と該感光体に接する部分との抵抗値が
l×104 Ω〜l×l011Ωであることが好ましい。抵
抗値が1×104 Ω未満ではピンホールリークが生じ易
くなる傾向があり、1×10 11Ωを超えると良好な帯電
がしにくくなる傾向がある。また、帯電部材の抵抗値を
上記範囲内に制御するためには、本発明の帯電部材の体
積抵抗値はl×104Ωcm〜1×1011Ωcmである
ことが好ましい。
【0042】本発明の帯電装置を注入帯電に用いる場
合、帯電部材はこの感光体の電荷注入層に電荷を良好に
注入する役割と、感光体上に生じたピンホール等の欠陥
に帯電電流が集中してしまうことに起因して生じる帯電
部材及び感光体の通電破壊を防止する役割を兼ね備えな
ければならない。
【0043】従って、帯電部材の磁性粒子の抵抗値は電
圧印加部分と該感光体に接する部分との抵抗値がl×1
4 Ω〜l×109 Ωであることが好ましく、特にはl
×104 Ω〜l×108 Ωであることが好ましい。帯電
部材の抵抗値がl×104 Ω未満ではピンホールリーク
が生じ易くなる傾向があり、l×109 Ωを超えると良
好な帯電がしにくくなる傾向がある。
【0044】また、帯電部材の抵抗値を上記範囲内に制
御するためには、本発明の帯電部材の体積抵抗値は1×
104 Ωcm〜l×109 Ωcmであることが好まし
く、特にはl×104 Ωcm〜l×l08 Ωcmである
ことが好ましい。
【0045】また、感光体に電荷を直接注入する帯電方
法ではなく帯電部材と感光体との微少な空隙での放電に
より感光体への帯電を行う場合、帯電部材である磁性粒
子の抵抗値は1×l05 Ωcm〜1×1011Ωcmであ
ることが好ましく、帯電部材の体積抵抗値は1×106
Ωcm〜l×1011Ωcmであることが好ましい。
【0046】なお、帯電部材に用いられる磁性粒子の体
積抵抗値の測定は、図1に示す電気抵抗測定装置を用い
て測定した。即ち、セルAに粒子を充填し、該充填粒子
に接するように電極1及び電極2を配置する。ここで該
電極間に電圧を印加し、その時流れる電流を測定するこ
とにより測定する。なお測定条件は23℃、65%の環
境で充填粒子のセルとの接触面積S=2cm2 、厚みd
=1mm、上部電極の荷重l0kg、印加電圧l00V
である。
【0047】ここで、図l中1は主電極、2は上部電
極、3は絶縁物、4は電流計、5は電圧計、6は定電圧
装置、7は磁性粒子、8はガイドリングを示す。
【0048】更に、電荷注入層を有した感光体に接触し
て、注入により帯電を行う接触帯電部材である磁性粒子
の抵抗値が、接触帯電部材に印加する印加電圧をV、該
感光体と該接触帯電部材のニップ部に突入する(ニップ
部から見て感光体移動方向の上流側)際の該感光体上の
電位VD、接触帯電部材の電圧印加部分と該感光体のと
の距離をdとしたような電子写真帯電装置である場合、
該接触帯電部材の、帯電部材を導体の回転体の基体に接
触させた動的抵抗測定方法における体積抵抗値が、(V
−VD)/dかV/dのどちらか高い方の電界をV1
(V/cm)とした時、20〜V1(V/cm)の印加
電界範囲中において、104 Ωcm〜10 10Ωcmの範
囲中であることが好ましい。
【0049】磁性粒子の動的抵抗測定方法による体積抵
抗値の測定は、図3に示すような装置を用いて測定し
た。即ち、22の導電性基体であるアルミドラムと0.
5mmの間隙24を有した21の磁性粒子保持部材であ
るマグ内包スリーブに磁性粒子27をアルミドラムとの
ニップ23が5mmになるように装着させ、実際に画像
形成を行う際の回転速度、回転方向で帯電部材、感光体
を回転させ、帯電部材に直流電圧を印加し、その系に流
れた電流を測定することにより抵抗を求め、更に間隙2
4とニップ23及び磁性粒子とアルミドラムとの接触し
ている幅より体積抵抗を算出した。26は定電圧装置で
ある。
【0050】なお、測定環境は23℃/65%の環境下
で行った。
【0051】帯電部材である磁性粒子の抵抗値は、一般
的に帯電部材に印加される印加電界によって変動し、特
に高い印加電界では抵抗が低く、低い印加電界では抵抗
が高くなるという挙動を示し、印加電界の依存性が認め
られる。
【0052】感光体に電荷を注入することにより帯電を
行う場合において、感光体と帯電部材のニップ部に、感
光体の帯電される面が突入(帯電部材からみて上流側)
した場合、突入前の感光体の帯電電位と帯電部材に印加
される電圧の電圧差は大きく、そのために帯電部材にか
かる印加電界は高くなる。しかし、感光体がニップ部を
通過することにより、感光体に電荷が注入され、ニップ
部内において帯電が徐々に行われることにより、感光体
上の電位が、帯電部材に印加される印加電圧に徐々に近
づき、電圧印加部分に印加される印加電圧と感光体上と
の電位との差が小さく、差が0Vの方向に近づくため、
それだけ帯電部材にかかる印加電界は小さくなる。つま
り、感光体を帯電させる工程において帯電部材にかかる
印加電界が帯電部材のニップ部の上流側と下流側では異
なり、上流側では帯電部材にかかる印加電界は高く、下
流側では低いということになる。
【0053】従って、帯電工程を行う前に前露光などの
電荷を除去する工程を経た場合は、帯電部材のニップ部
に突入する際の感光体上の電位がほぼ0Vであるため、
上流側の印加電界はほぼ帯電部材に印加される印加電圧
によって決定されるが、そのような電荷を除去する工程
を設けない場合は、帯電と転写の印加電圧、極性によ
り、つまり転写後の感光体上の電位と、帯電部材に印加
される印加電圧によって決定される。
【0054】つまり、感光体上に電荷を注入して帯電を
行う場合においては、帯電部材の抵抗値が、例えば帯電
部材に印加される印加電圧の30%の印加電圧における
印加電界0.3×V/d(V/cm)以下の範囲で10
10Ωcm以上の抵抗になってしまうと、帯電部材のニッ
プ部の下流側での注入による帯電が著しく低下してしま
い、印加電圧の70%までの帯電は良好であるが、残り
30%は電荷の注入性が悪化し、電荷が感光体上に注入
しにくくなり、所望の電位まで帯電出来ず、帯電不良に
なってしまう。つまり、より低電界印加における抵抗値
が感光体への電荷の注入性には大きな影響を及ぼすとい
うことである。
【0055】従って、該接触帯電部材の、帯電部材を導
体の回転体の基体に接触させた動的抵抗測定方法におけ
る、体積抵抗値が、(V−VD)/dかV/dのどちら
か高い方の電界をV1(V/cm)とした時、20〜V
1(V/cm)の印加電界範囲中において、104 Ωc
m〜1010Ωcmの範囲中にあることが好ましく、ま
た、感光体上の電位が印加電圧の80%程度までであれ
ば良好な画像形成ができるという観点から、0.2×V
/dの電界をV3(V/cm)とした時、V3〜V1
(V/cm)の印加電界範囲中において、104 Ωcm
〜1010Ωcmの範囲中にあることが好ましい。
【0056】一方、帯電部材に印加される印加電圧にお
ける印加電界で104 Ωcm以下になってしまうと感光
体表面に生じたキズ、ピンホール等に対して接触帯電部
材から過大なリーク電流が流れ込み、周辺の帯電不良
や、ピンホールの拡大、帯電部材の通電破壊が生じる。
感光体上のキズやピンホール部は感光体の導電層(金属
基体)が表面に露出していることから感光体上の電位は
0Vであり、従って帯電部材にかかる最大印加電界は帯
電部材に印加される印加電圧により決定される。
【0057】従って、該感光体を帯電させるために、帯
電部材にかかる最大電界、つまり帯電部材ニップ部の上
流側における感光体電位と帯電部材に印加される印加電
圧の電圧差によって決定される印加電界か、前露光工程
を設置、あるいは感光体上に傷等によりピンホールが存
在する場合の帯電部材に印加される印加電圧により決定
される印加電界のどちらか高い方の印加電界V1(V/
cm)とした時、20〜V1(V/cm)の印加電界範
囲中において、抵抗値が104 Ωcm〜1010Ωcmの
抵抗値であることが好ましい。
【0058】また、帯電部材と感光体とのニップ幅を広
くすればするほど帯電部材と感光体との接触面積が増
し、接触時間も増すことから、感光体表面への電荷注入
は良好に行われ、帯電が良好に行われる。しかし、ニッ
プ幅を狭くしても十分な電荷注入性を得るために、帯電
部材の抵抗値は、その印加電界の範囲内において、印加
電界による抵抗値の最大R1と最小R2とした時、R1
/R2≦1000の範囲内であることが好ましい。帯電
がニップ内で行われる工程において、急激に抵抗が変化
することで、感光体への電荷の注入が追随せず、ニップ
部を通過してしまい、十分な帯電が行われない場合があ
るためである。
【0059】本発明に係わる磁性粒子の体積抵抗値の調
整方法としては、先述したような還元処理、組成調整に
加え、表面に設けた樹脂層中に導電性粒子を分散させる
方法も挙げられる。係る導電性粒子としては、カーボン
ブラック、TiO2 、SnO 2 等添加することによりキ
ャリアの抵抗を低下せしめる材料であれば任意に選択す
ることが可能である。こういった導電性粒子は、例えば
特開昭60−106808号公報あるいは特開昭60−
106809号公報中に記載されている方法に従い、重
合触媒で処理した磁性粒子及び導電性粒子の共存下でポ
リオレフィン樹脂層を直接重合形成する方法、あるいは
磁性粒子表面に樹脂層を設けた後機械的処理または熱的
処理により樹脂層表面に固着させる方法等、任意の方法
で使用することができる。
【0060】しかし、表面層のみで磁性粒子の抵抗を制
御することは、高電界側での急激な抵抗低下、また感光
体上の傷の大きさ、深さによるリーク画像発生の許容範
囲を広くするという観点から好ましくなく、母体の磁性
粒子の抵抗も上述の範囲に収まっていることが好まし
い。
【0061】従って、表面層の抵抗はコア材の抵抗と同
程度にする必要がある。
【0062】直接重合法により磁性粒子表面に被覆され
たポリオレフィン系樹脂層は必ずしも該磁性粒子を完全
に被覆する必要は無く、本発明の効果が得られる範囲で
該磁性粒子が露出していてもよい。つまり、表面層が不
連続に形成されていてもよい。
【0063】また、一般に磁性粒子の粒径が小さくなる
と、磁性粒子表面全体を均一に樹脂被覆することが難し
くなる。しかしながら、本発明の磁性粒子においては、
磁性粒子表面全体を均一に被覆することが可能である。
従って、このような場合でも長期にわたって良好な帯電
特性を示すことが可能である。
【0064】また、本発明に係わる導電性微粒子として
は、銅、ニッケル、鉄、アルミニウム、金、銀等の金属
あるいは酸化鉄、フェライト、酸化亜鉛、酸化スズ、酸
化アンチモン、酸化チタン等の金属酸化物更にはカーボ
ンブラック等の電子伝導性の導電紛が挙げられ、更にイ
オン導電剤として、過塩素酸リチウム、4級アンモニウ
ム塩などが挙げられる。
【0065】また、帯電として放電を用いる場合には、
オゾンの発生や放電エネルギー等によるダメージによっ
て磁性粒子への汚染が悪化する傾向にある。一方注入帯
電を用いると、放電のように帯電に大きな電圧を必要と
しないので、これらの点から注入帯電が好ましい。
【0066】該磁性粒子の粒径は体積分布径2.2μm
以上の磁性粒子において、体積分布50%径が10μm
以上100μm以下であり、かつ体積分布50%径と体
積分布5%径の比(以降、粒径比と記す))が1.40
以上であることが好ましく、より好ましくは体積分布5
0%径は10μm以上60μm以下、粒径比は1.55
以上5.00以下である。
【0067】接触帯電では、感光体との接触性向上が帯
電能を高める重要な要素であり、その達成手段として上
記の粒径及び粒径比の範囲にある磁性粒子を用いること
が有効である。
【0068】即ち、上記粒度分布をもつ磁性粒子の場
合、体積分布50%径よりも小さい粒径の磁性粒子は、
補助粒子として磁性粒子間を移動し付着(磁力による拘
束)することができるので、以下のような効果が得られ
る。
【0069】1)磁性粒子と感光体との接触面をより密
接に接触させる。
【0070】2)磁性粒子間を密にし、磁気ブラシ内の
抵抗を均一にする。
【0071】ここで、粒径比が1.40未満では補助粒
子としての効果が低下し、低温低湿条件下で帯電不良が
発生することがある。また、体積分布の小粒径側におい
て、体積分布径が2.2μm未満である磁性粒子は感光
体に付着することがあり、このような場合には感光体の
削れを引き起こす要因にもなる。
【0072】ここで、磁性粒子の体積分布径はレーザー
回折式粒度分布測定装置HEROS(日本電子(株)
製)を用いて、0.05μm〜200μmの範囲を32
対数分割して測定した。
【0073】ところで、以上に述べた磁性粒子は一般
に、磁性粒子を拘束させるためのマグネット等の永久磁
石を内包した任意の表面粗さを有する金属筒や金属箔に
よって保持させた形態で用いられる。
【0074】このようにして作製された帯電部材はバネ
等の抑圧手段を用いて帯電ニップを形成させ、感光体に
対して抑圧接触させた状態で用いられる。
【0075】磁性粒子を保持する保持部材と感光体との
間隙は0.2〜2mmの範囲が好ましい。0.2mmよ
り小さいと磁性粒子がその間隙を通りにくくなり、スム
ーズに保持部材上を磁性粒子が搬送されずに帯電不良
や、ニップ部に磁性粒子が過剰に溜り、感光体への付着
が生じ易くなり、2mm以上では感光体と磁性粒子のニ
ップ幅を広く形成しにくいので好ましくない。更に好ま
しくは0.2〜1mm、特には0.3〜0.7mmが好
ましい。
【0076】本発明の帯電装置が注入帯電に用いられる
場合、本発明に用いられる感光体は支持体より最も離れ
た層、即ち表面層として電荷注入層を有する。この電荷
注入層の体積抵抗値は、十分な帯電性が得られ、また画
像流れを起こしにくくするため、体積抵抗値が1×10
8 〜1×1015Ωcmであることが好ましく、特に画像
流れの点から、体積抵抗値が1×1010〜1×1014Ω
cm、更に体積抵抗値の環境変動等も考慮すると1×1
12〜1×1014Ωcmであることが好ましい。
【0077】体積抵抗値が1×108 Ωcm未満では高
湿環境で帯電電荷が表面方向に保持されないため画像流
を生じ易くなる。また1×1015Ωcmを超えると帯電
部材からの帯電電荷を十分注入保持できず帯電不良を生
じ易くなる傾向にある。
【0078】ここで、本発明における電荷注入層の体積
抵抗値の測定方法は、表面に金を蒸着させたポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルム上に表面層を作成
しこれを体積抵抗測定装置(ヒューレットパッカード社
製4140B pA MATER)にて、23℃、65
%の環境で100Vの電圧を印加して測定するというも
のである。
【0079】このような機能層を感光体表面に設けるこ
とによって、帯電部材から注入された帯電電荷を保持す
る役割を果し、更に光露光時にこの電荷を感光体支持体
に逃がす役割を果し残留電位を低減させる。
【0080】また、本発明の帯電装置と上述した感光体
を用いることによって、帯電開始電圧Vthが小さく感
光体帯電電位を帯電部材に印加する電圧の殆ど90%以
上までに帯電させることが可能になった。
【0081】例えば、本発明の帯電装置に絶対値で10
0〜2000Vの直流電圧を1000mm/分以下のプ
ロセススピードで印加した時、本発明における電荷注入
層を有する電子写真感光体の帯電電位を印加電圧の80
%以上、更には90%以上にすることができる。これに
対し従来の放電を利用した帯電によって得られる感光体
の帯電電位は、印加電圧が640V以下では殆ど0Vで
あり、640V以上では印加電圧から640Vを引いた
値の帯電電位程度しか得られなかった。
【0082】この電荷注入層は金属蒸着膜等の無機の層
あるいは導電性微粒子を結着樹脂中に分散させた導電粉
分散樹脂層等によって構成され、蒸着膜は蒸着、導電粉
分散樹脂膜はディッピング塗工法、スプレー塗工法、ロ
ールコート塗工法及びビーム塗工法等の適当な塗工法に
て塗工することによって形成される。また絶縁性の結着
樹脂に光透過性の高いイオン導電性を持つ樹脂を混合も
しくは共重合させて構成するもの、または中抵抗で光導
電性のある樹脂単体で構成するものでもよい。
【0083】導電性微粒子分散膜の場合、導電性微粒子
の添加量は結着樹脂100重量部に対して2〜250重
量部、より好ましくは2〜190重量部である。2重量
部より少ない場合には所望の体積抵抗値を得にくくな
り、また250重量部より多い場合には膜強度が低下し
てしまい電荷注入層が削りとられ易くなり、感光体の寿
命が短くなる。また、抵抗が低くなってしまい潜像電位
が流れることによる画像不良を生じ易くなるからであ
る。
【0084】また、電荷注入層の結着樹脂は下層の結着
樹脂と同じとすることも可能であるが、この場合には電
荷注入層の塗工時に電荷輸送層の塗工面を乱してしまう
可能性があるため、被覆方法を特に選択する必要があ
る。
【0085】また、本発明においては、感光体の耐久性
を向上させるために、電荷注入層が滑材粒子を含有する
ことが好ましい。特に、滑材粒子として臨界表面張力の
低いフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂またはポリオレフ
ィン系樹脂を用いるのがより望ましい。更に好ましくは
四フッ化エチレン樹脂(PTFE)が用いられる。この
場合、滑材粒子の添加量は、結着樹脂100重量部に対
して好ましくは2〜50重量部であり、より好ましくは
5〜40重量部である。2重量部より少ない場合には耐
久性の向上が不十分になる傾向があり、また50重量部
より多い場合には、画像の分解能や感光体の感度が低下
する傾向がある。
【0086】また、本発明における電荷注入層の膜厚は
0.1〜10μmであることが好ましく、特には1〜7
μmであることが好ましい。
【0087】以下に本発明に使用される部材の構成、材
質、製造方法等を例示する。
【0088】 [トナー製造例] ポリエステル樹脂 100部(重量部、以下同様) カーボンブラック 3部 ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム化合物 4部 上記材料をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行
い、2軸押出式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマ
ーミルを用いて約1mm程度に粗粉砕し、次いでエアー
ジェット方式による微粉砕機で微粉砕した。更に得られ
た微粉砕物を風力分級して、重量平均粒径が10μmで
ある黒色粉体を得た。
【0089】上記黒色粉体100部と表面を疎水化処理
したシリカ微粉末(平均粒径0.05μm)1.5部と
をヘンシェルミキサーで混合し、トナーを得た。
【0090】[感光体製造例1]感光体は負帯電用の有
機光導電性物質を用いた感光体であり、φ30mmのア
ルミニウム製のシリンダー上に機能層を5層設ける。
【0091】第1層は導電層であり、アルミニウムシリ
ンダーの欠陥等をならすため、またレーザ露光の反射に
よるモアレの発生を防止するために設けられている厚さ
約20μmの導電性粒子分散樹脂層である。
【0092】第2層は正電荷注入防止層(下引層)であ
り、アルミニウム支持体から注入された正電荷が感光体
表面に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を
果たし、6−66−610−12ナイロン樹脂とメトキ
シメチル化ナイロンによって106 Ωcm程度に抵抗調
整された厚さ約1μmの中抵抗層である。
【0093】第3層は電荷発生層であり、ジスアゾ系の
顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であり、レ
ーザ露光を受けることによって正負の電荷対を発生す
る。
【0094】第4層は電荷輸送層であり、ポリカーボネ
ート樹脂にヒドラゾンを分散した厚さ約25μmの層で
あり、P型半導体である。従って、感光体表面に帯電さ
れた負電荷はこの層を移動することはできず、電荷発生
層で発生した正電荷のみを感光体表面に輸送することが
できる。
【0095】第5層は本発明の特徴である電荷注入層で
あり、光硬化性のアクリル樹脂にSnO2 超微粒子、更
に粒径約0.25μmの四フッ化エチレン樹脂粒子を分
散したものである。具体的にはアンチモンをドーピング
し低抵抗化した粒径約0.03μmのSnO2 粒子を樹
脂100部に対して167部、更に四フッ化エチレン樹
脂粒子を20部、分散剤を1.2部分散したものであ
る。このようにして調製した塗工液をスプレー塗工法に
て厚さ約2.5μmに塗工して電荷注入層とした。
【0096】これによって感光体表面層の体積抵抗値は
電荷輸送層単体の場合の1×1015Ωcmであったのに
比べ、感光体表面の抵抗は5×1012Ωcmにまで低下
した。
【0097】[感光体製造例2]感光体製造例1で第5
層を設けなかったこと以外は、感光体製造例1と同様に
感光体を作成した。
【0098】これにより、感光体表面層の体積抵抗値
は、1×1015Ωcmであった。
【0099】[感光体製造例3]感光体製造例1の第5
層を、アンチモンをドーピングし、低抵抗化した粒径約
0.03μmのSnO2 粒子を光硬化性のアクリル樹脂
100部に対して300部分散したものを加えたこと以
外は、感光体製造例1と同様に感光体を作成した。
【0100】これにより、感光体表面層の体積抵抗値
は、2×107 Ωcmにまで低下した。
【0101】[感光体製造例4]鏡面加工を施したアル
ミシリンダーにグロー放電法を用いて、阻止層、光導電
層及び表面層を順次形成した。
【0102】まず、反応室を約7.5×10-3Paにし
た後、アルミシリンダーを250℃に保ちつつ、SiH
4 ,B26 ,NO及びH2 ガスを反応室に送り込む一
方、反応室よりガスを流出させ、30Pa程度の内圧に
した後にグロー放電を生起させ、5μmの阻止層を形成
した。
【0103】この後、阻止層の形成と同様な方法を用
い、SiH4 及びH2 ガスを使用し、50Paの内圧に
した後に、20μmの光導電層を形成し、更に、SiH
4 、CH4 及びH2 ガスを使用し、55Paの圧力下で
グロー放電により膜厚0.5μmのSiとCからなる表
面層を形成し、アモルファスシリコン感光体を作成し
た。
【0104】[帯電部材用磁性芯材粒子製造例1]Fe
23 、CuO、Zn0のそれぞれの金属酸化物をモル
比2.3:1:1になるように秤量混合し、更に燐を全
重量の0.042重量%となるように添加し、得られた
混合粉に結着樹脂としてPVA(ポリビニルアルコー
ル)の水溶液(PVA量としては0.5〜5.0重量
%)を加え、スラリーとした後、スプレードライヤーに
より造粒した。得られた造粒粉を大気中で1100〜1
300℃で焼成し、解砕した後、分級により所望の粒度
の磁性粒子を得た。
【0105】[帯電部材用磁性芯材粒子製造例2]製造
例1で金属酸化物であるFe23 、CuO、Zn0の
モル比を2.4:1:1となるように秤量混合し、燐を
全重量の0.003重量%となるよにした以外は製造例
1と同様の方法で磁性粒子を作製した。
【0106】[帯電部材用磁性芯材粒子製造例3]添加
する燐の添加量を磁性粒子全重量に含有される燐量が
6.0重量%となるようにした以外は製造例1と同様の
方法で作製した。
【0107】[帯電部材用磁性芯材粒子製造例4]磁性
芯材粒子としてマグネタイト(FeO・Fe23 )粒
子の帯電部材である磁性粒子を用いた。
【0108】表面への樹脂層の形成は特開昭60−10
6809、特開昭60−106808等で公知の方法に
基づき、触媒量、重合条件、導電剤量等を調整して上記
磁性芯材フェライト粒子表面上にポリエチレン樹脂層を
直接重合形成し、後表に示す様な分子量分布を持つ樹脂
被覆磁性粒子を作製した。
【0109】なお、粒度分布をレーザー回折式粒度分布
測定装置HEROS(日本電子製)を用いて測定し、ま
た、樹脂被覆磁性粒子の抵抗値を図1で示す粒子を充填
させる方法で−100V印加電圧で測定した。
【0110】
【表1】
【0111】
【実施例】
(実施例1)前記感光体と接触帯電部材を用いて帯電を
行う際の原理について説明する。
【0112】本発明においては中抵抗の接触帯電部材
で、中抵抗の表面抵抗を持つ感光体表面に電荷注入を行
うものであるが、本実施例は感光体表面材質の持つトラ
ップ準位に電荷を注入するものではなく、電荷注入層の
導電性粒子に電荷を充電して帯電を行うものである。
【0113】具体的には電荷輸送層を誘電体、アルミ基
板と電荷注入層内の導電粒子を両電極板とする微小なコ
ンデンサーに接触帯電部材で電荷を充電する理論に基づ
くものである。この際、導電性粒子は互いに電気的には
独立であり、一種の微小なフロート電極を形成してい
る。このため、マクロ的には感光体表面は均一電位に充
電、帯電されているように見えるが、実際には微小な無
数の充電された導電性粒子が感光体表面を覆っているよ
うな状況となっている。このため、レーザーによって画
像露光を行ってもそれぞれの粒子は電気的に独立である
ため静電潜像を保持することが可能になる。
【0114】次に、本実施例で用いた電子写真方式のプ
リンターについて図2を用いて説明する。プロセススピ
ードは98mm/secであり、感光体10は感光体製
造例1で製造された感光体を使用した。
【0115】接触帯電部材l1は磁気ブラシとして穂立
ちさせるための表面をブラスト処理した非磁性のアルミ
ニウム製の導電スリーブと、これに内包されるマグネッ
トロールから構成されるものを用い、該磁性粒子保持ス
リーブと感光体との間隙は約500μmとし、帯電部材
として上記で作製した帯電部材用粒子No.1の磁性粒
子を、感光体との間に幅約5mmの帯電ニップを形成さ
せるようにスリーブ上にコートした。また、マグネット
ロールは固定、スリーブ表面が感光体表面の周速に対し
て1倍の速さで逆方向に回転するようにし、感光体と磁
気ブラシが均一に接触するようにした。
【0116】なお、磁気ブラシと感光体の間に周速差を
設けない場合には、磁気ブラシ自体は物理的な復元力を
持たないため、感光体のフレ、偏心等で磁気ブラシが押
し退けられた場合、磁気ブラシのニップが確保できなく
なり易く帯電不良を起こすことがある。このため常に新
しい磁気ブラシの面を当てることが好ましいので、本実
施例では2倍の速さで逆方向に回転させるようにした帯
電装置を用いて帯電を行った。
【0117】次に、露光部で画像露光を受ける。これ
は、画像信号に従って強度変調を受けたレーザダイオー
ドからのレーザ光12をポリゴンミラーを用いて走査す
ることにより、感光体にレーザー光を照射し静電潜像を
形成する。
【0118】次に、前記製造例のトナーを用いて2成分
現像を行う。
【0119】現像剤は平均粒径が35μmであり、表面
をシリコーン樹脂で被覆したCu−Znフェライトキャ
リアとトナー製造例のトナーからなる現像剤を用いる。
トナーとキャリアは重量比で5:100の比率で混合し
た。
【0120】マグネットを内包したトナー担持体13上
に現像剤のコート層制御のために500μmのギャップ
を設けて非磁性のステンレス製ブレードを取り付け、こ
れに前記現像材をコートし、コート厚を規制した。
【0121】この状態で、−550Vの直流電圧に周波
数2000Hz、ピーク間電圧2.0KVの交流電圧を
重畳した電圧を印加して、トナー担持体と感光体の間で
2成分現象を行った。なお、トナー担持体であるステン
レススリーブの回転速度は、感光体との対向部分におい
て同方向に、感光体と200%に設定した。
【0122】このようにしてトナーで顕視化された像
は、次に転写材14に転写される。転写手段としては中
抵抗の転写ローラ15を用いる。本実施例ではローラ抵
抗値は5×108 Ωのものを用い、+2500VのDC
電圧を印加して転写を行った。
【0123】転写材上にトナー像を転写されたプリント
画像は、その後熱定着ローラ178によって定着を受
け、機外に排出される。また、転写されなかったトナー
はクリーニングブレード16で感光体表面からかき落と
され、次の画像形成に備えられる。
【0124】以上のような構成のプリンターで感光体の
表面電位、リーク、流れ画像評価を23℃/65%の環
境下で、以下の評価項目に従って評価を行った。結果を
表3に示す。
【0125】評価1)帯電装置の評価として帯電部材に
一700Vの直流電圧を印加し、0Vであった感光体の
1周目の表面電位と、2周目以降の飽和電位を測定し、
飽和電位と1周目電位の電位差(電位の収束性)を測定
した。
【0126】 ○:電位差が15V以内 ○△:電位差が15〜30V △:電位差が30〜60V(実用下限レベル) ×:電位差が60V以上
【0127】評価2)感光体製造例1の感光体を使用
し、感光体上の感光層を1mm2 程度剥ぎ取りアルミ基
層を露出させた状態の欠陥感光体を用いて、画像出しを
行い、絶縁破壊による帯電不良による画像不良の程度を
以下の評価項目に従って評価を行った。
【0128】 ○:優秀(画像不良が感光体の欠陥部分にとどまってい
る) △:実用下限(画像不良が感光体の欠陥部分から30m
m程度のもの) ×:実用不可(画像不良が画像全体に拡がっているも
の)
【0129】評価3)電位が横方向に流れることによる
画像流れの評価を文字画像によって、以下の評価項目に
従って評価を行った。
【0130】 ○:優秀(画像流れ未発生) ×:実用不可(画像流れ発生)
【0131】評価4)耐久性の促進評価としてクリーニ
ング部材であるクリーニングブレードを除去し、ベタ黒
画像の画像出し耐久を1000枚行い、耐久前後の帯電
性を、新品な感光体に交換して評価2)と同様の方法で
評価し、耐久前後での帯電性の低下を以下の評価項目に
従い評価をした。
【0132】 ○:耐久後の帯電性が耐久前に比べて30V以内の低下 ○△:耐久後の帯電性が耐久前に比べて30〜50Vの
範囲の低下 △:耐久後の帯電性が耐久前に比べて50〜90Vの範
囲の低下(実用下限レベル) ×:耐久後の帯電性が耐久前に比べて90V以上の低下
【0133】(実施例2〜8、比較例1〜4)表2に実
施例1〜8、比較例1〜4の内容を整理し、結果を表3
に示す。
【0134】なお、実施例8の画像出し耐久評価は画像
露光を非画像部へのレーザー露光であるバックスキャン
にして正現像を行い、現像バイアスを+180Vの直流
電圧に周波数2000Hz、ピーク間電圧1.5KVの
交流電圧を重畳した電圧と変更して画像出しを行った。
【0135】
【0136】 なお、比較例2は感光体への付着があり、評価不可能。
【0137】
【発明の効果】本発明では、電子写真感光体と該電子写
真感光体に接触配置される帯電部材を有し、該帯電部材
に電圧を印加することにより該電子写真感光体を帯電さ
せる電子写真帯電装置において、該電子写真感光体の体
積抵抗値が1×108 Ωcm以上であり、かつ該帯電部
材が0.001〜5重量%の燐成分を含有する磁性粒子
を有し、該磁性粒子が磁性粒子表面上で重合したポリオ
レフィン系樹脂を含有する表面層を有し、該磁性粒子の
体積抵抗値が1×104 Ωcm〜1×1011Ωcmであ
ることにより、感光体上へ良好な帯電を行うことが可能
になり、更に、感光体表面に電荷を注入させるための電
荷注入層を設け、これに対して上述と同様な磁性粒子に
よる接触帯電装置で帯電を行うことにより、注入帯電に
より均一な帯電を感光体表面に与え、感光体に欠陥が生
じてもリーク画像等の画像不良の無い、安定した画像を
得ることが可能になり、また磁性粒子の表面に直接重合
法によポリオレフィン系樹脂被覆層を設けることで磁性
粒子へのトナーの付着、汚染を抑制することができ、長
期にわたり良好な画像を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気抵抗測定装置を模式的に示した概略図であ
る。
【図2】本発明の電子写真方式のプリンターの概略構成
図である。
【図3】動的電気抵抗測定装置を模式的に示した概略図
である。
【符号の説明】
1 主電極 2 上部電極 3 絶縁物 4 電流計 5 電圧計 6 定電圧装置 7 磁性粒子 8 ガイドリング 10 感光ドラム 11 接触帯電部材 12 露光手段 13 トナー担持体 14 転写材 15 転写ローラ 16 クリーニングブレード 17 熱定着ローラ 21 はマグ内包スリーブ 21−a 導電スリーブ 21−b マグネットロール 22 アルミドラム 23 帯電部材とアルミドラムとのニップ幅 24 マグ内包スリーブとアルミドラムとのギャップ 25 電流計 26 定電圧装置 27 帯電部材である磁性粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 會田 修一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 久木元 力 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杷野 祥史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石原 友司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体と該電子写真感光体に接
    触配置される帯電部材を有し、該帯電部材に電圧を印加
    することにより該電子写真感光体を帯電させる電子写真
    帯電装置において、該電子写真感光体の体積抵抗値が1
    ×108 Ωcm以上であり、かつ該帯電部材が0.00
    1〜5重量%の燐成分を含有する磁性粒子を有し、該磁
    性粒子が磁性粒子表面上で重合したポリオレフィン系樹
    脂を含有する表面層を有し、該磁性粒子の体積抵抗値が
    1×104 Ωcm以上1×10 11Ωcm以下であること
    を特徴とする電子写真帯電装置。
  2. 【請求項2】 該磁性粒子に含有される燐量が0.00
    5〜5重量%である請求項1記載の電子写真帯電装置。
  3. 【請求項3】 該磁性粒子に含有される燐成分が酸化燐
    である請求項1または2記載の電子写真帯電装置。
  4. 【請求項4】 該ポリオレフィン系樹脂のGPCクロマ
    トグラムのメインピークの分子量P1が10000以上
    である請求項1乃至3のいずれか記載の電子写真帯電装
    置。
  5. 【請求項5】 該ポリオレフィン系樹脂のGPCクロマ
    トグラムが、メインピークの低分子量側に少なくとも1
    つのピークまたはショルダーを有する請求項1乃至4の
    いずれか記載の電子写真帯電装置。
  6. 【請求項6】 該メインピークの分子量P1と、低分子
    量側のピークまたはショルダーの分子量P2の比P1:
    P2が3:1〜100:1である請求項5記載の電子写
    真帯電装置。
  7. 【請求項7】 該メインピークの分子量が30000〜
    400000であり、少なくとも1つの低分子量側のピ
    ークまたはショルダーの分子量が3000〜30000
    である請求項5または6記載の電子写真帯電装置。
  8. 【請求項8】 該ポリオレフィン系樹脂の重量平均分子
    量Mwが50000〜700000、数平均分子量Mn
    が5000〜50000であり、Mw/Mnが10以上
    である請求項1乃至7のいずれか記載の電子写真帯電装
    置。
  9. 【請求項9】 該ポリオレフィン系樹脂が導電性粒子を
    含有している請求項1乃至8のいずれか記載の電子写真
    帯電装置。
  10. 【請求項10】 該磁性粒子の電圧印加部分と該電子写
    真感光体に接する部分との抵抗値が1×104 〜1×1
    11Ωである請求項1乃至9のいずれか記載の電子写真
    帯電装置。
  11. 【請求項11】 該磁性粒子の体積分布の50%径が1
    0μm以上100μm以下であり、かつ体積分布の50
    %径と体積分布の5%径の比が1.40以上である請求
    項1乃至10のいずれか記載の電子写真帯電装置。
  12. 【請求項12】 該電子写真感光体の表面層が電荷注入
    層である請求項1乃至11のいずれか記載の電子写真帯
    電装置。
  13. 【請求項13】 該電荷注入層の体積抵抗値が1×10
    8 Ωcm〜1×10 15Ωcmである請求項12記載の電
    子写真帯電装置。
  14. 【請求項14】 該電荷注入層が導電性粒子及び結着樹
    脂を含有する請求項12または13記載の電子写真帯電
    装置。
  15. 【請求項15】 該電荷注入層が滑材粉末を含有する請
    求項12乃至14のいずれか記載の電子写真帯電装置。
  16. 【請求項16】 該滑材粉末がフッ素系樹脂、シリコー
    ン系樹脂またはポリオレフィン系樹脂である請求項15
    記載の電子写真帯電装置。
  17. 【請求項17】 該電荷注入層が無機半導体層である請
    求項12記載の電子写真帯電装置。
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