JPH09286520A - 浮上式搬送装置 - Google Patents
浮上式搬送装置Info
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- JPH09286520A JPH09286520A JP12227496A JP12227496A JPH09286520A JP H09286520 A JPH09286520 A JP H09286520A JP 12227496 A JP12227496 A JP 12227496A JP 12227496 A JP12227496 A JP 12227496A JP H09286520 A JPH09286520 A JP H09286520A
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Abstract
圧で搬送装置を浮上させ、天然芝グラウンドに変形等を
及ぼさず、接地作業及びメンテナンス等を容易に行える
ことを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として、
本発明は、搬送物を搭載するための平面状の底板を有す
る搭載容器と、この搭載容器底板の下面側に設けた通気
機能を有する平板状の接地部材と、この接地部材の周縁
部に設けたスカ−トと、前記接地部材内に給気する手段
とよりなり、前記接地部材内に給気して設置床面に向か
って空気を放出し、装置全体を浮上させるよう構成した
ことを特徴とする、浮上式搬送装置を提供する。
Description
ための浮上式搬送装置に関する。
技場は屋根付きで、かつ天然芝のグラウンドが要求され
る。しかし、天然芝は、その育成において自然光や散水
(雨)が必要であるため、使用しない時には屋外で育成
するのが望ましい。一方、使用する時には、天然芝グラ
ウンドを人工芝上に重ねて設置する場合と、人工芝と入
れ替えする場合とがある。従って、屋内外に亘って天然
芝グラウンドを搬送する技術が必要となる。
を有する搬送装置を用いる技術、軌道上を走行する車輪
を有する搬送装置を用いる技術、部分的に空気浮上ユニ
ットを使用する浮上式搬送技術、天然芝グラウンドを複
数のユニットに小割りにして搬送する技術等が存在す
る。
術には次のような問題点がある。 <イ>無軌道用の車輪を有する搬送装置を用いる場合
は、車輪数を増やしたとしても、搭載した天然芝グラウ
ンド全体の荷重を車輪数の点で支える構造となるため、
移動する天然芝グラウンド自体に充分な剛性が必要とな
る。そのため、グラウンドの厚さが大きくなり、競技者
の落下の危険を防ぐため周辺部分との高さ調整構造が大
掛りとなる。
アングルが適正に取れないという不都合も生じる。
高いため、天然芝グラウンドを設置する床面の剛性を大
きく取る必要があり、強固な床面構造を必要とすると共
に、人工芝が高い接地圧によりへたって使用不可能にな
ることもある。
る搬送装置を用いる場合は、搬送方向を柔軟に変更する
ことができない。方向変換させるためには、回転させる
ためのポイントや車輪を操舵するなどの手段が必要とな
り、機構が複雑となる。
するため、上記の車輪による接地圧ほどは高くないが、
やはり設置床面の剛性を大きく取る必要があり、強固な
床面構造を必要とすると共に、人工芝が高い接地圧によ
りへたって使用不可能になることもある。
に空気浮上ユニットを取り付けて浮上式搬送を行う場合
は、天然芝グラウンド全体を部分的に空気圧により支持
することになるため、その支持荷重は数kg/cm2 と高
い圧力になる。従って、給気手段として、高価なコンプ
レッサ−等を用いなければならない。
と浮上ユニットとの間から空気漏れが生じ、空気の消費
量が多く、消費動力も大きくなってしまう。
亘って多数の浮上ユニットを配備する必要があり、メン
テナンスも下部に作業空間を確保する必要があり容易で
ない。
トにして搬送する場合、その各ユニットの接合部を、競
技者のスライディングなどの動きに影響を与えないよう
に処理する必要があるが、その処理には相当な手間と時
間を浪費してしまい、迅速な設置作業は不可能である。
また、屋外での育成において各ユニットを隣接して配置
した場合、成長する根の部分の処理などに問題が発生す
る。
置の維持、補修のためには、人間が内部に入って作業す
るスペ−スが必要となるため、必要以上の高さが必要と
なる。他の方法として、維持・補修用ピットを設ける対
応策もあるが、非常に大掛かりとなり現実的でない。
の手段として、請求項1は、搬送物を搭載するための平
面状の底板を有する搭載容器と、この搭載容器底板の下
面側に設けた通気機能を有する平板状の接地部材と、こ
の接地部材の周縁部に設けたスカ−トと、前記接地部材
内に給気する手段とよりなり、前記接地部材内に給気し
て設置床面に向かって空気を放出し、装置全体を浮上さ
せるよう構成したことを特徴とする、浮上式搬送装置を
提供する。
浮上式搬送装置において、前記接地部材は、前記搭載容
器底板の下面側に搭載容器の支持部材を配備して給気空
間を確保し、この支持部材の下部に有孔平板を配備して
構成したことを特徴とする、浮上式搬送装置である。
浮上式搬送装置において、前記支持部材に多数の通気孔
を開設し、前記給気空間全体が連通するよう構成したこ
とを特徴とする、浮上式搬送装置である。
浮上式搬送装置において、前記給気空間を複数の給気室
に分割し、各給気室の内圧を独立制御できるよう構成し
たことを特徴とする、浮上式搬送装置である。
いずれかに記載の浮上式搬送装置において、前記有孔平
板の下面側に多孔質材で形成した平板を重合させて前記
接地部材を構成したことを特徴とする、浮上式搬送装置
である。
浮上式搬送装置において、前記接地部材は、前記搭載容
器底板の下面側に多孔質材で形成した平板を配備して構
成したことを特徴とする、浮上式搬送装置である。
の浮上式搬送装置において、前記多孔質材で形成した平
板内に通気路を設けて、空気が前記多孔質平板全体に行
き渡るよう構成したことを特徴とする、浮上式搬送装置
である。
本発明の実施の形態1について説明する。なお、以下の
実施の形態においては、天然芝グラウンドを搬送する場
合について説明するが、本発明の装置は、その他の物の
搬送にも適用することができる。
面状の底板11と、その周縁部から立ち上げた複数の側
板12とよりなる。内部には土壌2と天然芝21からな
る天然芝グラウンドの全面が搭載されている。
を有する平板状の接地部材3が配備されている。接地部
材3は、搭載容器底板11の下面側に格子状等に配備さ
れた支持部材31と、その下部に配備された平面状の接
地板32とよりなる。
板32との間に空間を形成すると共に、搬送時に天然芝
グラウンドに変形等が生じないよう剛性を保つためのも
のであり、鋼材等で構成される。また、接地部材3の内
圧が搭載容器底板11の全面に均等に作用するように、
支持部材31に多数の通気孔33を開設しておく。
て、設置床面に対する接地圧の低減と、天然芝グラウン
ドに対する接地圧反力の低減を図るものである。また、
接地板32には空気放出用の開口34を適宜開設してお
く。
圧を保持するためのスカ−ト4を配備する。このスカ−
ト4には、ホバ−クラフトで一般的に使用されている一
体型のバッグタイプや、床面への追従性が求められる場
合は多数のユニットで構成されたフィンガ−タイプ等が
使用できる。但し、競技場のように、設置床面の平坦性
がかなり高い場合は、スカ−ト4の高さは、一般的なホ
バ−クラフトよりもかなり低いものでよい。なお、スカ
−ト4と搭載容器底板11との境界部付近には、空気の
給気口13を開設しておく。
供給すると、接地板32の開口34より設置床面に向か
って空気が放出され、装置全体を浮上させることができ
る。なお、図示しないが、空気の供給装置には送風機な
どを用いる。また、牽引手段としては、ウィンチとワイ
ヤ−ロ−プによる牽引や、駆動輪を底部に配備する公知
の牽引車による方法等、種々の方法が可能である。
に搭載し、簡易な着脱機構によって本発明の搬送装置に
接続する。これによって、天然芝グラウンドを搭載した
搬送装置を、容易かつ方向自在に移動させることができ
る。なお、特殊車両には、牽引時以外に有効利用できる
ように、芝刈り装置、競技用のライン引き装置等を組み
込んでも良い。
ることにより、傾斜を利用して移動する方法も採用でき
る。この床面は、傾斜の角度および方向が油圧ジャッキ
などの伸縮によって調節できる構造とする。
ため、接地部材3内の給気空間を複数の給気室に分割
し、各給気室の内圧を独立制御できるよう構成すること
も考えられる。
撃吸収装置を配備したり、設置床面の凹凸を自動的に塞
ぐ機構を装備しておくことも考えられる。
は、接地部材5の接地板51に、上記実施の形態1より
も小さい点状の通気孔52を多数開設した点が異なる。
上記実施の形態1の場合は、図4、5に示すように、浮
上の初期段階において、浮上を妨げる方向にも力が働く
ため、完全に浮上するまでの間は高い圧力が必要にな
る。そこで、本実施の形態2では、接地板51に小さい
点状の通気孔52を多数開設した。
面積との比率によって初期浮上の圧力が左右される。即
ち、通気孔52の面積が広ければ広いほど初期浮上の圧
力は低圧で済むが、反対に接地圧は大きくなる。これを
式で表すと次式のようになる。
B) となり、接地圧はp1 に等しい。
は、接地部材6の接地板61に開口62を有する点まで
は上記実施の形態1と同様であるが、その接地板61の
下面に、開口62を閉塞して、多孔質材で形成した多孔
質平板63を重合させた点において異なる。内部に供給
された空気は、開口62を通り、多孔質平板63を透過
して設置床面に放出される。
4は、搭載容器底板11の下面側に多孔質材で形成した
平面状の多孔質接地板7を、直接配備した点において上
記実施の形態3と異なる。多孔質接地板7内には通気路
71が設けられており、多孔質接地板7全体に空気が行
き渡るよう構成されている。供給された空気は、通気路
71から多孔質接地板7を透過して設置床面に放出され
る。
のような効果を得ることができる。 <イ>接地部材は広い面により設置床面と接地するた
め、接地圧が全面に分散されて応力集中がなくなる。そ
のため、天然芝グラウンドの変形やひび割れの心配がな
く、天然芝グラウンドの剛性が小さくて済み、厚さも薄
くすることができる。従って、従来のような大掛かりな
落下防止のための高さ調整構造が不要となり、また観客
の視線や、カメラマンのアングルを適正に取ることがで
きる。
ンドを設置する床面の剛性が小さくて済み、強固な床面
構造が不要になると共に、人工芝のへたりを防止するこ
とができる。
容易に、全方向自由に移動でき、その場で旋回すること
も可能である。また、移動の自在性により、設置位置の
位置決めも容易かつ正確に行うことができる。
押し上げるため、浮上時の接地部材の内圧は分散されて
非常に小さくなる。そのため、安価な送風機などを給気
手段として用いることができると共に、空気漏れが少な
くて済み、ランニングコストの低減を図ることができ
る。
ラウンド全体を一度で搬送する事ができるため、従来の
ような小割りした場合の接合部における問題点が発生し
ない。
に接地部材を配備し、その周縁部にスカ−トを配備した
だけの簡単な構造であるため、装置の維持、補修は外周
部のみで済み、従来のような人間が入れるような広いス
ペ−スが不要である。
牽引力は自重の約1/1000程度の非常に小さい力で済
み、移動操作性に優れている。
Claims (7)
- 【請求項1】 搬送物を搭載するための平面状の底板を
有する搭載容器と、 この搭載容器底板の下面側に設けた通気機能を有する平
板状の接地部材と、 この接地部材の周縁部に設けたスカ−トと、 前記接地部材内に給気する手段とよりなり、 前記接地部材内に給気して設置床面に向かって空気を放
出し、装置全体を浮上させるよう構成したことを特徴と
する、 浮上式搬送装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の浮上式搬送装置におい
て、前記接地部材は、前記搭載容器底板の下面側に搭載
容器の支持部材を配備して給気空間を確保し、この支持
部材の下部に有孔平板を配備して構成したことを特徴と
する、浮上式搬送装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の浮上式搬送装置におい
て、前記支持部材に多数の通気孔を開設し、前記給気空
間全体が連通するよう構成したことを特徴とする、浮上
式搬送装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の浮上式搬送装置におい
て、前記給気空間を複数の給気室に分割し、各給気室の
内圧を独立制御できるよう構成したことを特徴とする、
浮上式搬送装置。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載の浮上
式搬送装置において、前記有孔平板の下面側に多孔質材
で形成した平板を重合させて前記接地部材を構成したこ
とを特徴とする、浮上式搬送装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の浮上式搬送装置におい
て、前記接地部材は、前記搭載容器底板の下面側に多孔
質材で形成した平板を配備して構成したことを特徴とす
る、浮上式搬送装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の浮上式搬送装置におい
て、前記多孔質材で形成した平板内に通気路を設けて、
空気が前記多孔質平板全体に行き渡るよう構成したこと
を特徴とする、浮上式搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12227496A JPH09286520A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 浮上式搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12227496A JPH09286520A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 浮上式搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09286520A true JPH09286520A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14831913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12227496A Pending JPH09286520A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 浮上式搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09286520A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102923480A (zh) * | 2011-08-12 | 2013-02-13 | 大银微系统股份有限公司 | 气浮平台的管路整合构造 |
JP2013521011A (ja) * | 2010-02-26 | 2013-06-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 患者を移送し、患者の温度を制御するための患者坦持システム及び方法 |
-
1996
- 1996-04-19 JP JP12227496A patent/JPH09286520A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013521011A (ja) * | 2010-02-26 | 2013-06-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 患者を移送し、患者の温度を制御するための患者坦持システム及び方法 |
US9381127B2 (en) | 2010-02-26 | 2016-07-05 | Matthew T. Scholz | Patient support systems and methods for transferring patients and controlling patient temperature |
CN102923480A (zh) * | 2011-08-12 | 2013-02-13 | 大银微系统股份有限公司 | 气浮平台的管路整合构造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060912 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20061030 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070814 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070918 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071023 |