JPH09285594A - 囲碁のステイタス自動認識装置および棋譜記録装置 - Google Patents
囲碁のステイタス自動認識装置および棋譜記録装置Info
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- JPH09285594A JPH09285594A JP10133696A JP10133696A JPH09285594A JP H09285594 A JPH09285594 A JP H09285594A JP 10133696 A JP10133696 A JP 10133696A JP 10133696 A JP10133696 A JP 10133696A JP H09285594 A JPH09285594 A JP H09285594A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、囲碁のステイタスを自動的にか
つ正確に認識することができる囲碁のステイタス自動認
識装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 囲碁の盤面の取込み画像から、碁盤上の
升目を仕切る線、障害物の輪郭および碁石の輪郭を抽出
するエッジ抽出手段、エッジ抽出手段によって得られた
エッジ抽出画像上において、碁盤上の升目を仕切る線を
構成する各横線および/または各縦線ごとに、その1本
の直線を含むプロジェクション計算領域をそれぞれ設定
し、設定された各プロジェクション計算領域ごとにプロ
ジェクションを算出するプロジェクション処理手段、求
められた各プロジェクション結果に基づいて、障害物ま
たは碁石の存在する小領域をそれぞれ抽出する抽出手
段、ならびに抽出された各小領域に対する取込み画像に
おける輝度値に基づいて、抽出された各小領域内に障害
物が存在するか、黒石が存在するか、白石が存在するか
を識別する識別手段を備えている。
つ正確に認識することができる囲碁のステイタス自動認
識装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 囲碁の盤面の取込み画像から、碁盤上の
升目を仕切る線、障害物の輪郭および碁石の輪郭を抽出
するエッジ抽出手段、エッジ抽出手段によって得られた
エッジ抽出画像上において、碁盤上の升目を仕切る線を
構成する各横線および/または各縦線ごとに、その1本
の直線を含むプロジェクション計算領域をそれぞれ設定
し、設定された各プロジェクション計算領域ごとにプロ
ジェクションを算出するプロジェクション処理手段、求
められた各プロジェクション結果に基づいて、障害物ま
たは碁石の存在する小領域をそれぞれ抽出する抽出手
段、ならびに抽出された各小領域に対する取込み画像に
おける輝度値に基づいて、抽出された各小領域内に障害
物が存在するか、黒石が存在するか、白石が存在するか
を識別する識別手段を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、囲碁のステイタ
ス自動認識装置および棋譜記録装置に関する。
ス自動認識装置および棋譜記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から囲碁のステイタスを認識する方
法として、碁盤の画像をTVカメラで取込み、2値化処
理やパターンマッチング等の一般的な画像処理の手法を
用いて認識する手法が開発されている(特開平4−30
7077号公報、特開平5−237213号公報参
照)。
法として、碁盤の画像をTVカメラで取込み、2値化処
理やパターンマッチング等の一般的な画像処理の手法を
用いて認識する手法が開発されている(特開平4−30
7077号公報、特開平5−237213号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、囲碁のス
テイタスを自動的にかつ正確に認識することができる囲
碁のステイタス自動認識装置および囲碁の棋譜を自動的
に記録することができる棋譜記録装置を提供することを
目的とする。
テイタスを自動的にかつ正確に認識することができる囲
碁のステイタス自動認識装置および囲碁の棋譜を自動的
に記録することができる棋譜記録装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による囲碁のス
テイタス自動認識装置は、囲碁の盤面の取込み画像に基
づいて、枡目を仕切る線の各交点を1つずつ含む小領域
ごとのステイタスを自動的に認識する囲碁のステイタス
自動認識装置であって、囲碁の盤面の取込み画像から、
碁盤上の升目を仕切る線、障害物の輪郭および碁石の輪
郭を抽出するエッジ抽出手段、エッジ抽出手段によって
得られたエッジ抽出画像上において、碁盤上の升目を仕
切る線を構成する各横線および/または各縦線ごとに、
その1本の直線を含むプロジェクション計算領域をそれ
ぞれ設定し、設定された各プロジェクション計算領域ご
とにプロジェクションを算出するプロジェクション処理
手段、求められた各プロジェクション結果に基づいて、
障害物または碁石の存在する小領域をそれぞれ抽出する
抽出手段、ならびに抽出された各小領域に対する取込み
画像における輝度値に基づいて、抽出された各小領域内
に障害物が存在するか、黒石が存在するか、白石が存在
するかを識別する識別手段を備えていることを特徴とす
る。
テイタス自動認識装置は、囲碁の盤面の取込み画像に基
づいて、枡目を仕切る線の各交点を1つずつ含む小領域
ごとのステイタスを自動的に認識する囲碁のステイタス
自動認識装置であって、囲碁の盤面の取込み画像から、
碁盤上の升目を仕切る線、障害物の輪郭および碁石の輪
郭を抽出するエッジ抽出手段、エッジ抽出手段によって
得られたエッジ抽出画像上において、碁盤上の升目を仕
切る線を構成する各横線および/または各縦線ごとに、
その1本の直線を含むプロジェクション計算領域をそれ
ぞれ設定し、設定された各プロジェクション計算領域ご
とにプロジェクションを算出するプロジェクション処理
手段、求められた各プロジェクション結果に基づいて、
障害物または碁石の存在する小領域をそれぞれ抽出する
抽出手段、ならびに抽出された各小領域に対する取込み
画像における輝度値に基づいて、抽出された各小領域内
に障害物が存在するか、黒石が存在するか、白石が存在
するかを識別する識別手段を備えていることを特徴とす
る。
【0005】この発明による第1の棋譜記録装置は、囲
碁の盤面を撮像する撮像手段、撮像手段からの取込み画
像に基づいて、碁石の色および配置を認識する認識手
段、ならびに認識された碁石の色および配置に基づい
て、一手ごとの棋譜を記録する記録手段を備えているこ
とを特徴とする。
碁の盤面を撮像する撮像手段、撮像手段からの取込み画
像に基づいて、碁石の色および配置を認識する認識手
段、ならびに認識された碁石の色および配置に基づい
て、一手ごとの棋譜を記録する記録手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0006】この発明による第2の棋譜記録装置は、囲
碁の盤面の取込み画像に基づいて、枡目を仕切る線の各
交点を1つずつ含む小領域ごとのステイタスを自動的に
認識するステイタス認識手段、ステイタス認識手段によ
って認識されたステイタスに基づいて、碁石有無の状態
が変化した領域を抽出する変化領域抽出手段、碁石有無
の状態が変化した領域が抽出されたときに、ステイタス
認識手段によって認識されたステイタスに基づいて、変
化領域毎に碁石の増減を調べることにより、1手進んだ
か否かを判定する手段、ならびに1手進んだと判定され
たときに、ステイタス認識手段によって認識されたステ
イタスに基づいて、棋譜を記録する記録手段を備えてい
ることを特徴とする。
碁の盤面の取込み画像に基づいて、枡目を仕切る線の各
交点を1つずつ含む小領域ごとのステイタスを自動的に
認識するステイタス認識手段、ステイタス認識手段によ
って認識されたステイタスに基づいて、碁石有無の状態
が変化した領域を抽出する変化領域抽出手段、碁石有無
の状態が変化した領域が抽出されたときに、ステイタス
認識手段によって認識されたステイタスに基づいて、変
化領域毎に碁石の増減を調べることにより、1手進んだ
か否かを判定する手段、ならびに1手進んだと判定され
たときに、ステイタス認識手段によって認識されたステ
イタスに基づいて、棋譜を記録する記録手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0007】ステイタス認識手段としては、たとえば、
囲碁の盤面の取込み画像から、碁盤上の升目を仕切る
線、障害物の輪郭および碁石の輪郭を抽出するエッジ抽
出手段、エッジ抽出手段によって得られたエッジ抽出画
像上において、碁盤上の升目を仕切る線を構成する各横
線および/または各縦線ごとに、その1本の直線を含む
プロジェクション計算領域をそれぞれ設定し、設定され
た各プロジェクション計算領域ごとにプロジェクション
を算出するプロジェクション処理手段、求められた各プ
ロジェクション結果に基づいて、障害物または碁石の存
在する小領域をそれぞれ抽出する抽出手段、ならびに抽
出された各小領域に対する取込み画像における輝度値に
基づいて、抽出された各小領域内に障害物が存在する
か、黒石が存在するか、白石が存在するかを識別する識
別手段を備えているものが用いられる。
囲碁の盤面の取込み画像から、碁盤上の升目を仕切る
線、障害物の輪郭および碁石の輪郭を抽出するエッジ抽
出手段、エッジ抽出手段によって得られたエッジ抽出画
像上において、碁盤上の升目を仕切る線を構成する各横
線および/または各縦線ごとに、その1本の直線を含む
プロジェクション計算領域をそれぞれ設定し、設定され
た各プロジェクション計算領域ごとにプロジェクション
を算出するプロジェクション処理手段、求められた各プ
ロジェクション結果に基づいて、障害物または碁石の存
在する小領域をそれぞれ抽出する抽出手段、ならびに抽
出された各小領域に対する取込み画像における輝度値に
基づいて、抽出された各小領域内に障害物が存在する
か、黒石が存在するか、白石が存在するかを識別する識
別手段を備えているものが用いられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0009】図1は、棋譜記録装置の外観を示してい
る。
る。
【0010】棋譜記録装置は、囲碁の盤面を上方から撮
像するCCDカメラ1と、パーソナルコンピュータ(以
下、ホストという)19とを備えている。ホスト19
は、棋譜画像を表示するための内部モニタ22を備えて
いる。また、ホスト19には、CCDカメラ1で撮像さ
れた画像を画像処理するための画像処理ボード30が搭
載されている。画像処理ボード30には、外部モニタ5
が接続されている。
像するCCDカメラ1と、パーソナルコンピュータ(以
下、ホストという)19とを備えている。ホスト19
は、棋譜画像を表示するための内部モニタ22を備えて
いる。また、ホスト19には、CCDカメラ1で撮像さ
れた画像を画像処理するための画像処理ボード30が搭
載されている。画像処理ボード30には、外部モニタ5
が接続されている。
【0011】図2は、棋譜記録装置の電気的構成を示
し、特にホスト19に搭載されている画像処理ボード3
0の詳細な構成を示している。
し、特にホスト19に搭載されている画像処理ボード3
0の詳細な構成を示している。
【0012】1は、碁盤の画像を取込むためのCCDカ
メラである。CCDカメラ1で撮像されたアナログの画
像信号は、A/D変換器2によってディジタルの画像信
号に変換される。
メラである。CCDカメラ1で撮像されたアナログの画
像信号は、A/D変換器2によってディジタルの画像信
号に変換される。
【0013】画像バス6には、フレームメモリ7、画像
処理部11および画像メモリ13が接続されている。
処理部11および画像メモリ13が接続されている。
【0014】フレームメモリ7には、A/D変換器2に
よって得られたディジタル画像が格納される。第1のメ
モリ制御部8およびビデオ制御部9は、フレームメモリ
7への画像の書き込みを、CCDカメラ1の出力との同
期をとって制御する。フレームメモリ7に格納された画
像(以下、取込み画像という)は、D/A変換器4を介
して外部モニタ5に表示される。
よって得られたディジタル画像が格納される。第1のメ
モリ制御部8およびビデオ制御部9は、フレームメモリ
7への画像の書き込みを、CCDカメラ1の出力との同
期をとって制御する。フレームメモリ7に格納された画
像(以下、取込み画像という)は、D/A変換器4を介
して外部モニタ5に表示される。
【0015】画像処理部11は、フィルタ処理、2値化
処理、3値化処理、プロジェクション処理等の画像処理
を行なう。画像メモリ13には、画像処理部11による
各種処理結果が記憶される。画像メモリ13は、第2の
メモリ制御部14によって制御される。
処理、3値化処理、プロジェクション処理等の画像処理
を行なう。画像メモリ13には、画像処理部11による
各種処理結果が記憶される。画像メモリ13は、第2の
メモリ制御部14によって制御される。
【0016】CPU16は、画像処理ボード30に搭載
されている中央処理装置である。CPUバス15には、
CPU16、上述した第1および第2のメモリ制御部
8、14、フレームメモリ7、画像メモリ13および画
像処理部11の他、プロセッサEPROM18およびホ
ストインタフェース17が接続されている。
されている中央処理装置である。CPUバス15には、
CPU16、上述した第1および第2のメモリ制御部
8、14、フレームメモリ7、画像メモリ13および画
像処理部11の他、プロセッサEPROM18およびホ
ストインタフェース17が接続されている。
【0017】EPROM18には、CPU16のプログ
ラム、すなわち画像処理ボード30の制御プログラムが
格納されている。ホストインタフェース17は、ホスト
19側のCPUバスと画像処理ボード30のCPUバス
15との間のデータの受渡しを行なう。
ラム、すなわち画像処理ボード30の制御プログラムが
格納されている。ホストインタフェース17は、ホスト
19側のCPUバスと画像処理ボード30のCPUバス
15との間のデータの受渡しを行なう。
【0018】ホスト19は、そのプログラム、棋譜、そ
の他必要なデータを記憶する記憶装置23を備えてい
る。ホスト19は、画像処理ボード30に命令を出す
他、ユーザインタフェース等に関する様々な処理を行な
う。
の他必要なデータを記憶する記憶装置23を備えてい
る。ホスト19は、画像処理ボード30に命令を出す
他、ユーザインタフェース等に関する様々な処理を行な
う。
【0019】図3は、棋譜記録装置の全体的な処理手順
を示している。
を示している。
【0020】まず、対局が開始される前に初期化処理が
行なわれる(ステップ1)。初期化処理においては、C
CDカメラ1のレンズ絞り調整、ピント調整、対局者名
の設定、持ち時間の設定、碁盤位置の設定、小領域の設
定等が行なわれる。
行なわれる(ステップ1)。初期化処理においては、C
CDカメラ1のレンズ絞り調整、ピント調整、対局者名
の設定、持ち時間の設定、碁盤位置の設定、小領域の設
定等が行なわれる。
【0021】小領域設定では、図5に破線で示すよう
に、枡目を仕切る線の各交点を1つずつ含む19×19
の矩形の小領域eが設定される。
に、枡目を仕切る線の各交点を1つずつ含む19×19
の矩形の小領域eが設定される。
【0022】対局が開始されると、画像が取り込まれる
(ステップ2)。そして、取り込まれた画像に基づい
て、囲碁のステイタス認識処理が行なわれる(ステップ
3)。ステイタス認識処理においては、各小領域ごとの
ステイタスが認識される。ステイタスには、次つの種類
がある。
(ステップ2)。そして、取り込まれた画像に基づい
て、囲碁のステイタス認識処理が行なわれる(ステップ
3)。ステイタス認識処理においては、各小領域ごとの
ステイタスが認識される。ステイタスには、次つの種類
がある。
【0023】1)碁石も障害物も存在しない状態 2)障害物が存在する状態 3)黒石が存在する状態 4)白石が存在する状態 ステイタス認識処理の詳細については、後述する。
【0024】ステイタス認識処理によって、各小領域の
ステイタスが認識されると、変化領域の抽出処理が行な
われる(ステップ4)。つまり、碁盤上の無効領域(障
害物の存在する領域)を除く領域(有効領域)におい
て、前回の棋譜に対して碁石有無の状態が変化した領域
が抽出される。
ステイタスが認識されると、変化領域の抽出処理が行な
われる(ステップ4)。つまり、碁盤上の無効領域(障
害物の存在する領域)を除く領域(有効領域)におい
て、前回の棋譜に対して碁石有無の状態が変化した領域
が抽出される。
【0025】碁石有無の状態が変化した領域が抽出され
なかった場合には(ステップ5でNO)、棋譜が変化し
ていないと判断され、ステップ2に戻り、新たな画像が
取り込まれる。
なかった場合には(ステップ5でNO)、棋譜が変化し
ていないと判断され、ステップ2に戻り、新たな画像が
取り込まれる。
【0026】上記ステップ4において、碁石有無の状態
が変化した領域が抽出された場合には(ステップ5でY
ES)、碁石の増減状態チェック及び棋譜記録処理が行
なわれる(ステップ6)。碁石の増減状態チェック及び
棋譜記録処理においては、手が一手進んだか否かの判定
され、手が一手進んだと判定された場合には取られる碁
石が確定したか否かが判定され、取られる碁石が確定し
たと判定された場合にはホスト19内の記憶装置23に
今回の棋譜が記録される。碁石の増減状態チェック及び
棋譜記録処理の詳細については、後述する。
が変化した領域が抽出された場合には(ステップ5でY
ES)、碁石の増減状態チェック及び棋譜記録処理が行
なわれる(ステップ6)。碁石の増減状態チェック及び
棋譜記録処理においては、手が一手進んだか否かの判定
され、手が一手進んだと判定された場合には取られる碁
石が確定したか否かが判定され、取られる碁石が確定し
たと判定された場合にはホスト19内の記憶装置23に
今回の棋譜が記録される。碁石の増減状態チェック及び
棋譜記録処理の詳細については、後述する。
【0027】図4は、図3のステップ3の囲碁のステイ
タス認識処理の手順を示している。
タス認識処理の手順を示している。
【0028】図6は、取込み画像の一例を示している。
この例では、取込み画像の碁盤上に、大局者の手(障害
物)が現れている。取込み画像は、0〜255階調
(黒:0,白:255)で表されている。図6に示すよ
うに、碁盤上の升目を仕切る線は黒である。
この例では、取込み画像の碁盤上に、大局者の手(障害
物)が現れている。取込み画像は、0〜255階調
(黒:0,白:255)で表されている。図6に示すよ
うに、碁盤上の升目を仕切る線は黒である。
【0029】以下、図6の取込み画像を例に取って、ス
テイタス認識処理について説明する。まず、取込み画像
に対して、ローパスフィルタを用いてノイズ除去処理が
行なわれる(ステップ11)。ノイズ除去処理によって
ノイズが除去された画像に対して、ハイパスフィルタを
用いてエッジ抽出処理が行なわれる(ステップ12)。
そして、得られたエッジ抽出画像に対して、2値化処理
が行なわれる(ステップ13)。これにより、図7に示
すように、エッジ部、すなわち、碁盤上の升目を仕切る
線、各碁石の輪郭および手の輪郭が白”1”であり、エ
ッジ部以外の部分、すなわち、将棋盤上の升目内部およ
び手の輪郭の内部が黒”0”ある2値化画像が得られ
る。
テイタス認識処理について説明する。まず、取込み画像
に対して、ローパスフィルタを用いてノイズ除去処理が
行なわれる(ステップ11)。ノイズ除去処理によって
ノイズが除去された画像に対して、ハイパスフィルタを
用いてエッジ抽出処理が行なわれる(ステップ12)。
そして、得られたエッジ抽出画像に対して、2値化処理
が行なわれる(ステップ13)。これにより、図7に示
すように、エッジ部、すなわち、碁盤上の升目を仕切る
線、各碁石の輪郭および手の輪郭が白”1”であり、エ
ッジ部以外の部分、すなわち、将棋盤上の升目内部およ
び手の輪郭の内部が黒”0”ある2値化画像が得られ
る。
【0030】次に、プロジェクション処理が行なわれる
(ステップ14)。枡目を仕切る線は、19本の横線と
19本の縦線とから構成されている。枡目を仕切る線を
構成する各横線および各縦線ごとに、その1本の直線を
含む細長矩形のプロジェクション計算領域が設定され
る。図8は、下から3本目の横線に対して設定されたプ
ロジェクション計算領域Sを示している。
(ステップ14)。枡目を仕切る線は、19本の横線と
19本の縦線とから構成されている。枡目を仕切る線を
構成する各横線および各縦線ごとに、その1本の直線を
含む細長矩形のプロジェクション計算領域が設定され
る。図8は、下から3本目の横線に対して設定されたプ
ロジェクション計算領域Sを示している。
【0031】そして、各プロジェクション計算領域ごと
に、その領域内の画像のプロジェクションが計算され
る。各横線に対して設定されたプロジェクション計算領
域に対しては縦射影が計算され、各縦線に対して設定さ
れたプロジェクション計算領域に対しては横射影が計算
される。図9は、図8に示すプロジェクション計算領域
S内の画像に対するプロジェクション結果を示してい
る。
に、その領域内の画像のプロジェクションが計算され
る。各横線に対して設定されたプロジェクション計算領
域に対しては縦射影が計算され、各縦線に対して設定さ
れたプロジェクション計算領域に対しては横射影が計算
される。図9は、図8に示すプロジェクション計算領域
S内の画像に対するプロジェクション結果を示してい
る。
【0032】このようにして、枡目を仕切る線を構成す
る全ての直線(全ての横線および縦線)に対してプロジ
ェクションが計算されると、得られたプロジェクション
結果に基づいて、碁石または障害物が存在する領域が抽
出される(ステップ15)。
る全ての直線(全ての横線および縦線)に対してプロジ
ェクションが計算されると、得られたプロジェクション
結果に基づいて、碁石または障害物が存在する領域が抽
出される(ステップ15)。
【0033】図9からわかるように、プロジェクション
計算領域S内に含まれている1本の直線上において、そ
の直線が手等の障害物または碁石によって覆われていな
い位置においては、プロジェクション結果は図9にMで
示すように所定の基準レベルに近い値となる。一方、プ
ロジェクション計算領域S内に含まれている1本の直線
上において、その直線が手等の障害物または碁石によっ
て覆われている位置においては、プロジェクション結果
は図9にLで示すように基準レベルより低いレベルとな
る。また、プロジェクション計算領域S内に含まれてい
る1本の直線上において、それと直交する線が存在する
位置においては、プロジェクション結果は図9にHで示
すように基準レベルより高いレベルとなる。
計算領域S内に含まれている1本の直線上において、そ
の直線が手等の障害物または碁石によって覆われていな
い位置においては、プロジェクション結果は図9にMで
示すように所定の基準レベルに近い値となる。一方、プ
ロジェクション計算領域S内に含まれている1本の直線
上において、その直線が手等の障害物または碁石によっ
て覆われている位置においては、プロジェクション結果
は図9にLで示すように基準レベルより低いレベルとな
る。また、プロジェクション計算領域S内に含まれてい
る1本の直線上において、それと直交する線が存在する
位置においては、プロジェクション結果は図9にHで示
すように基準レベルより高いレベルとなる。
【0034】したがって、プロジェクション計算領域S
内に含まれている1本の直線上において、その直線が手
等の障害物または碁石によって覆われている部分が存在
する場合には、プロジェクション結果には、基準レベル
より低い部分(以下、不連続部分という)が現れる。そ
こで、プロジェクション結果における不連続部分に対応
する小領域には、障害物または碁石が存在すると判定さ
れる。
内に含まれている1本の直線上において、その直線が手
等の障害物または碁石によって覆われている部分が存在
する場合には、プロジェクション結果には、基準レベル
より低い部分(以下、不連続部分という)が現れる。そ
こで、プロジェクション結果における不連続部分に対応
する小領域には、障害物または碁石が存在すると判定さ
れる。
【0035】このようにして、障害物または碁石が存在
する小領域が抽出されると、抽出された小領域に、障害
物、黒石および白石のいずれが存在しているかを識別す
るための識別処理が行なわれる(ステップ16)。
する小領域が抽出されると、抽出された小領域に、障害
物、黒石および白石のいずれが存在しているかを識別す
るための識別処理が行なわれる(ステップ16)。
【0036】この識別処理においては、まず、取込み画
像に対して、3値化処理が行なわれる。この3値化処理
には、図10に示すように、第1しきい値αと、第1し
きい値αより大きな第2しきい値βとが用いられる。第
1しきい値αより小さな輝度値を持つ画素の輝度値は”
0”とされる。また、第2しきい値βより大きな輝度値
を持つ画素の輝度値は”2”とされる。また、第1しき
い値α以上でかつ第2しきい値β以下の輝度値を持つ画
素の輝度値は”1”とされる。図11は、このようにし
て得られた3値化画像を示している。
像に対して、3値化処理が行なわれる。この3値化処理
には、図10に示すように、第1しきい値αと、第1し
きい値αより大きな第2しきい値βとが用いられる。第
1しきい値αより小さな輝度値を持つ画素の輝度値は”
0”とされる。また、第2しきい値βより大きな輝度値
を持つ画素の輝度値は”2”とされる。また、第1しき
い値α以上でかつ第2しきい値β以下の輝度値を持つ画
素の輝度値は”1”とされる。図11は、このようにし
て得られた3値化画像を示している。
【0037】そして、上記ステップ14で抽出された障
害物または碁石が存在する小領域ごとに、当該小領域に
含まれている輝度値”0”の画像数mおよび当該小領域
に含まれている輝度値”1”の画素数nが算出される。
算出された輝度値”0”の画像数mが、所定数moより
大きいときには、その小領域に黒石が存在すると判定さ
れる。算出された輝度値”1”の画像数nが、所定数n
oより大きいときには、その小領域に白石が存在すると
判定される。算出された輝度値”0”の画像数mが所定
数mo以下でかつ算出された輝度値”1”の画像数nが
所定数no以下のときには、その小領域に障害物が存在
すると判定される。
害物または碁石が存在する小領域ごとに、当該小領域に
含まれている輝度値”0”の画像数mおよび当該小領域
に含まれている輝度値”1”の画素数nが算出される。
算出された輝度値”0”の画像数mが、所定数moより
大きいときには、その小領域に黒石が存在すると判定さ
れる。算出された輝度値”1”の画像数nが、所定数n
oより大きいときには、その小領域に白石が存在すると
判定される。算出された輝度値”0”の画像数mが所定
数mo以下でかつ算出された輝度値”1”の画像数nが
所定数no以下のときには、その小領域に障害物が存在
すると判定される。
【0038】このようにして、各小領域のステイタスが
認識されると、図12に示すようなステイタスマップが
作成される(ステップ17)。
認識されると、図12に示すようなステイタスマップが
作成される(ステップ17)。
【0039】上記のステイタス認識処理では、枡目を仕
切る線を構成する各横線および各縦線に対してプロジェ
クション計算領域が設定されているが、枡目を仕切る線
を構成する各横線に対してのみまたは各縦線に対しての
みプロジェクション計算領域を設定するようにしてもよ
い。
切る線を構成する各横線および各縦線に対してプロジェ
クション計算領域が設定されているが、枡目を仕切る線
を構成する各横線に対してのみまたは各縦線に対しての
みプロジェクション計算領域を設定するようにしてもよ
い。
【0040】ステイタス認識処理によってステイタスマ
ップが作成されると、図3のステップ4の変化領域の抽
出処理が行なわれる。この変化領域の抽出処理では、図
13に示すように、前回の取込み画像に対して作成され
たステイタスマップと、今回の取込み画像に対して作成
されたステイタスマップ(図12参照)とが比較され
る。この比較は、両ステイタスマップの有効領域(障害
物が有ると判定された領域以外の領域)の小領域のステ
イタスが、比較される。そして、ステイタスが異なって
いる小領域(変化領域)が抽出される。
ップが作成されると、図3のステップ4の変化領域の抽
出処理が行なわれる。この変化領域の抽出処理では、図
13に示すように、前回の取込み画像に対して作成され
たステイタスマップと、今回の取込み画像に対して作成
されたステイタスマップ(図12参照)とが比較され
る。この比較は、両ステイタスマップの有効領域(障害
物が有ると判定された領域以外の領域)の小領域のステ
イタスが、比較される。そして、ステイタスが異なって
いる小領域(変化領域)が抽出される。
【0041】図14は、図3のステップ6の碁石の増減
状態チェック及び棋譜記録処理の手順を示している。
状態チェック及び棋譜記録処理の手順を示している。
【0042】まず、碁石の増減状態チェックが行なわれ
る(ステップ21)。この碁石の増減状態チェックで
は、今回作成されたステイタスマップと、前回作成され
たステイタスマップとが比較されることにより、ステッ
プ4で抽出された各変化領域(小領域)ごとに、駒有無
状態が、碁石無しの状態から碁石有りの状態に変化した
か、あるいは碁石有りの状態から碁石無しの状態に変化
したかが判定される。そして、全ての変化領域に対する
駒有無状態の変化内容に基づいて、碁石の増減状態が次
の3つの状態のうちのいずれに該当するかが判定され
る。
る(ステップ21)。この碁石の増減状態チェックで
は、今回作成されたステイタスマップと、前回作成され
たステイタスマップとが比較されることにより、ステッ
プ4で抽出された各変化領域(小領域)ごとに、駒有無
状態が、碁石無しの状態から碁石有りの状態に変化した
か、あるいは碁石有りの状態から碁石無しの状態に変化
したかが判定される。そして、全ての変化領域に対する
駒有無状態の変化内容に基づいて、碁石の増減状態が次
の3つの状態のうちのいずれに該当するかが判定され
る。
【0043】1)増加のみ:碁石無しの状態から碁石有
りの状態に変化した変化領域のみ存在する場合。 2)増加+減少:碁石無しの状態から碁石有りの状態に
変化した変化領域と、碁石有りの状態から碁石無しの状
態に変化した変化領域とが存在する場合。 3)減少のみ:碁石有りの状態から碁石無しの状態に変
化した変化領域のみ存在する場合。
りの状態に変化した変化領域のみ存在する場合。 2)増加+減少:碁石無しの状態から碁石有りの状態に
変化した変化領域と、碁石有りの状態から碁石無しの状
態に変化した変化領域とが存在する場合。 3)減少のみ:碁石有りの状態から碁石無しの状態に変
化した変化領域のみ存在する場合。
【0044】碁石の増減状態が上記1)の”増加のみ”
であると判定された場合には、碁石が増加した小領域が
1箇所か否かが判定される(ステップ22)。碁石が増
加した小領域が1箇所でない場合には、ステップ33に
進み、エラー処理が行なわれる。この後、図3のステッ
プ2に移行し、新たな画像が取り込まれる。エラー処理
の詳細については、後述する。
であると判定された場合には、碁石が増加した小領域が
1箇所か否かが判定される(ステップ22)。碁石が増
加した小領域が1箇所でない場合には、ステップ33に
進み、エラー処理が行なわれる。この後、図3のステッ
プ2に移行し、新たな画像が取り込まれる。エラー処理
の詳細については、後述する。
【0045】碁石が増加した小領域が1箇所の場合に
は、碁石が増加した小領域(指し手)が囲碁のルールに
適合しているか否が判定される(ステップ23)。碁石
が増加した小領域が囲碁のルールに適合していないと判
定された場合には、ステップ33に進み、エラー処理が
行なわれる。
は、碁石が増加した小領域(指し手)が囲碁のルールに
適合しているか否が判定される(ステップ23)。碁石
が増加した小領域が囲碁のルールに適合していないと判
定された場合には、ステップ33に進み、エラー処理が
行なわれる。
【0046】碁石が増加した小領域(指し手)が囲碁の
ルールに適合していると判定された場合には、一手進ん
だと判定され、取られる碁石が確定したか否かが判定さ
れる(ステップ24)。
ルールに適合していると判定された場合には、一手進ん
だと判定され、取られる碁石が確定したか否かが判定さ
れる(ステップ24)。
【0047】ステップ23からステップ24に進んだ場
合には、囲碁のルールにより取られるべき碁石がないか
否かが判定される。そして、囲碁のルールにより取られ
るべき碁石がないと判定された場合には、取られる碁石
が確定したと判定され、今回のステイタスマップに基づ
いて、ホスト19の記憶装置23内に棋譜が記録される
とともに、ホスト19の内部モニタ22にその棋譜が表
示される(ステップ25)。
合には、囲碁のルールにより取られるべき碁石がないか
否かが判定される。そして、囲碁のルールにより取られ
るべき碁石がないと判定された場合には、取られる碁石
が確定したと判定され、今回のステイタスマップに基づ
いて、ホスト19の記憶装置23内に棋譜が記録される
とともに、ホスト19の内部モニタ22にその棋譜が表
示される(ステップ25)。
【0048】また、ステイタスマップが更新される(ス
テップ26)。つまり、今回作成されたステイタスマッ
プが前回のステイタスマップとされる。この後、図3の
ステップ2に移行し、新たな画像が取り込まれる。
テップ26)。つまり、今回作成されたステイタスマッ
プが前回のステイタスマップとされる。この後、図3の
ステップ2に移行し、新たな画像が取り込まれる。
【0049】上記ステップ24において、囲碁のルール
により取られるべき碁石があると判定された場合には、
取られる碁石が確定しないと判定され、ステップ27に
進む。ステップ27では、囲碁ルールによって特定され
た取られるべき碁石を取り去った後の碁石の配置が推定
されるとともに、無効領域が存在する場合には、無効領
域内の碁石の配置が囲碁ルールによって推定される。そ
して、推定された碁石の配置に関するステイタスマップ
が、仮決定ステイタスマップとして作成される。この
後、図3のステップ2に移行し、新たな画像が取り込ま
れる。
により取られるべき碁石があると判定された場合には、
取られる碁石が確定しないと判定され、ステップ27に
進む。ステップ27では、囲碁ルールによって特定され
た取られるべき碁石を取り去った後の碁石の配置が推定
されるとともに、無効領域が存在する場合には、無効領
域内の碁石の配置が囲碁ルールによって推定される。そ
して、推定された碁石の配置に関するステイタスマップ
が、仮決定ステイタスマップとして作成される。この
後、図3のステップ2に移行し、新たな画像が取り込ま
れる。
【0050】碁石の増減状態が上記2)の”増加+減
少”であると判定された場合には、碁石が増加した小領
域が1箇所か否かが判定される(ステップ28)。碁石
が増加した小領域が1箇所でない場合には、ステップ3
3に進み、エラー処理が行なわれる。
少”であると判定された場合には、碁石が増加した小領
域が1箇所か否かが判定される(ステップ28)。碁石
が増加した小領域が1箇所でない場合には、ステップ3
3に進み、エラー処理が行なわれる。
【0051】碁石が増加した小領域が1箇所の場合に
は、碁石が増加した小領域(指し手)が囲碁のルールに
適合しているか否が判定される(ステップ29)。碁石
が増加した小領域が囲碁のルールに適合していないと判
定された場合には、ステップ33に進み、エラー処理が
行なわれる。
は、碁石が増加した小領域(指し手)が囲碁のルールに
適合しているか否が判定される(ステップ29)。碁石
が増加した小領域が囲碁のルールに適合していないと判
定された場合には、ステップ33に進み、エラー処理が
行なわれる。
【0052】碁石が増加した小領域が囲碁のルールに適
合していると判定された場合には、碁石が減少した小領
域が囲碁のルールに適合しているか否かが判定される
(ステップ30)。碁石が減少した小領域が囲碁のルー
ルに適合していないと判定された場合には、ステップ3
3に進み、エラー処理が行なわれる。
合していると判定された場合には、碁石が減少した小領
域が囲碁のルールに適合しているか否かが判定される
(ステップ30)。碁石が減少した小領域が囲碁のルー
ルに適合していないと判定された場合には、ステップ3
3に進み、エラー処理が行なわれる。
【0053】碁石が減少した小領域が囲碁のルールに適
合していると判定された場合には、取られる碁石が確定
したか否かが判定される(ステップ24)。ステップ3
0からステップ24に進んだ場合には、囲碁のルールに
より特定された取られるべき碁石の位置と、碁石の増減
状態チェックにより碁石が減少したと判定された小領域
とが完全に一致するか否かが判定される。
合していると判定された場合には、取られる碁石が確定
したか否かが判定される(ステップ24)。ステップ3
0からステップ24に進んだ場合には、囲碁のルールに
より特定された取られるべき碁石の位置と、碁石の増減
状態チェックにより碁石が減少したと判定された小領域
とが完全に一致するか否かが判定される。
【0054】囲碁のルールにより特定された取られるべ
き碁石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が
減少したと判定された小領域とが完全に一致した場合に
は、取られる碁石が確定したと判定され、ステップ25
に進む。囲碁のルールにより特定された取られるべき碁
石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が減少
したと判定された小領域とが完全に一致しなかった場合
には、取られる碁石が確定したとは判定されず、ステッ
プ27に進む。
き碁石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が
減少したと判定された小領域とが完全に一致した場合に
は、取られる碁石が確定したと判定され、ステップ25
に進む。囲碁のルールにより特定された取られるべき碁
石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が減少
したと判定された小領域とが完全に一致しなかった場合
には、取られる碁石が確定したとは判定されず、ステッ
プ27に進む。
【0055】碁石の増減状態が上記3)の”減少のみ”
と判定された場合には、増加した碁石が無効領域に存在
しているために、碁石の増減状態チェックにおいて碁石
が増加した小領域が抽出されなかった可能性があるの
で、碁石が減少した小領域と囲碁のルールとに基づい
て、無効領域内において碁石が指された小領域が推定さ
れる(ステップ31)。碁石が指された小領域が推定で
きなっかった場合には、ステップ33に進み、エラー処
理が行なわれる。
と判定された場合には、増加した碁石が無効領域に存在
しているために、碁石の増減状態チェックにおいて碁石
が増加した小領域が抽出されなかった可能性があるの
で、碁石が減少した小領域と囲碁のルールとに基づい
て、無効領域内において碁石が指された小領域が推定さ
れる(ステップ31)。碁石が指された小領域が推定で
きなっかった場合には、ステップ33に進み、エラー処
理が行なわれる。
【0056】碁石が指された小領域が推定できた場合に
は、推定した指し手が囲碁のルールに適合しているか否
かが判定される(ステップ32)。推定した指し手が囲
碁のルールに適合していないと判定された場合には、ス
テップ33に進み、エラー処理が行なわれる。
は、推定した指し手が囲碁のルールに適合しているか否
かが判定される(ステップ32)。推定した指し手が囲
碁のルールに適合していないと判定された場合には、ス
テップ33に進み、エラー処理が行なわれる。
【0057】推定した指し手が囲碁のルールに適合して
いると判定された場合には、取られる碁石が確定したか
否かが判定される(ステップ24)。ステップ32から
ステップ24に進んだ場合には、囲碁のルールにより特
定された取られるべき碁石の位置と、碁石の増減状態チ
ェックにより碁石が減少したと判定された小領域とが完
全に一致するか否かが判定される。
いると判定された場合には、取られる碁石が確定したか
否かが判定される(ステップ24)。ステップ32から
ステップ24に進んだ場合には、囲碁のルールにより特
定された取られるべき碁石の位置と、碁石の増減状態チ
ェックにより碁石が減少したと判定された小領域とが完
全に一致するか否かが判定される。
【0058】囲碁のルールにより特定された取られるべ
き碁石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が
減少したと判定された小領域とが完全に一致した場合に
は、取られる碁石が確定したと判定され、ステップ25
に進む。囲碁のルールにより特定された取られるべき碁
石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が減少
したと判定された小領域とが完全に一致しなかった場合
には、取られる碁石が確定したとは判定されず、ステッ
プ27に進む。
き碁石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が
減少したと判定された小領域とが完全に一致した場合に
は、取られる碁石が確定したと判定され、ステップ25
に進む。囲碁のルールにより特定された取られるべき碁
石の位置と、碁石の増減状態チェックにより碁石が減少
したと判定された小領域とが完全に一致しなかった場合
には、取られる碁石が確定したとは判定されず、ステッ
プ27に進む。
【0059】図15は、図14のステップ33のエラー
処理を示している。
処理を示している。
【0060】エラー処理を説明する前に、ステイタスマ
ップの種類について説明する。ステイタスマップには、
今回のステイタスマップ、前回のステイタスマップ、仮
決定のステイタスマップおよびエラー直後のステイタス
マップがある。
ップの種類について説明する。ステイタスマップには、
今回のステイタスマップ、前回のステイタスマップ、仮
決定のステイタスマップおよびエラー直後のステイタス
マップがある。
【0061】今回のステイタスマップとは、今回実行さ
れたステイタス認識処理(図4のステップ17参照)で
作成されたステイタスマップをいう。前回のステイタス
マップとは、前回行なわれたステイタス認識処理(図4
のステップ17参照)によって作成されたステイタスマ
ップをいう。仮決定のステイタスマップとは、碁石の増
減状態チェック及び棋譜記録処理のステップ27で作成
されたステイタスマップをいう。エラー直後のステイタ
スマップとは、これから説明するエラー処理(図15の
ステップ47参照)によって作成されたステイタスマッ
プをいう。
れたステイタス認識処理(図4のステップ17参照)で
作成されたステイタスマップをいう。前回のステイタス
マップとは、前回行なわれたステイタス認識処理(図4
のステップ17参照)によって作成されたステイタスマ
ップをいう。仮決定のステイタスマップとは、碁石の増
減状態チェック及び棋譜記録処理のステップ27で作成
されたステイタスマップをいう。エラー直後のステイタ
スマップとは、これから説明するエラー処理(図15の
ステップ47参照)によって作成されたステイタスマッ
プをいう。
【0062】エラー処理においては、まず、仮決定ステ
イタスマップが存在するか否かが判定される(ステップ
41)。仮決定ステイタスマップが存在していると判定
された場合には、つまり、前回の碁石の増減状態チェッ
ク及び棋譜記録処理(図14参照)において仮決定ステ
イタスマップが作成されていた場合には、今回のステイ
タスマップと、その仮決定ステイタスマップとが比較さ
れることにより(ステップ42)、両者の間の碁石の増
減関係が、囲碁のルールに適合しているか否かが判定さ
れる(ステップ43)。
イタスマップが存在するか否かが判定される(ステップ
41)。仮決定ステイタスマップが存在していると判定
された場合には、つまり、前回の碁石の増減状態チェッ
ク及び棋譜記録処理(図14参照)において仮決定ステ
イタスマップが作成されていた場合には、今回のステイ
タスマップと、その仮決定ステイタスマップとが比較さ
れることにより(ステップ42)、両者の間の碁石の増
減関係が、囲碁のルールに適合しているか否かが判定さ
れる(ステップ43)。
【0063】つまり、今回のステイタスマップと、仮決
定ステイタスマップとが比較されることにより、図14
のステップ21の増減チェックと同様な処理が行なわれ
るとともに、増減チェック結果に応じて図14のステッ
プ22および23と同様な処理、ステップ28〜ステッ
プ30と同様な処理、またはステップ31および32の
処理と同様な処理が行なわれる。
定ステイタスマップとが比較されることにより、図14
のステップ21の増減チェックと同様な処理が行なわれ
るとともに、増減チェック結果に応じて図14のステッ
プ22および23と同様な処理、ステップ28〜ステッ
プ30と同様な処理、またはステップ31および32の
処理と同様な処理が行なわれる。
【0064】そして、今回のステイタスマップと仮決定
ステイタスマップとの間の碁石の増減関係が、囲碁のル
ールに適合していると判定された場合には、仮決定ステ
イタスマップ作成時の棋譜が記録されるとともに(ステ
ップ44)、今回のステイタスマップ作成時の棋譜が記
録される(ステップ45)。この後、今回のステイタス
マップが前回のステイタスマップとされる(ステイタス
マップの更新)とともに、仮決定ステイタスマップがク
リアされる(ステップ46)。そして、エラー処理は終
了する。
ステイタスマップとの間の碁石の増減関係が、囲碁のル
ールに適合していると判定された場合には、仮決定ステ
イタスマップ作成時の棋譜が記録されるとともに(ステ
ップ44)、今回のステイタスマップ作成時の棋譜が記
録される(ステップ45)。この後、今回のステイタス
マップが前回のステイタスマップとされる(ステイタス
マップの更新)とともに、仮決定ステイタスマップがク
リアされる(ステップ46)。そして、エラー処理は終
了する。
【0065】上記ステップ43において、今回のステイ
タスマップと仮決定ステイタスマップとの間の碁石の増
減関係が、囲碁のルールに適合していないと判定された
場合には、ステップ47に進み、上述した仮決定ステイ
タスマップの作成方法と同様な方法でエラー直後のステ
イタスマップが作成される。そして、エラー処理は終了
する。
タスマップと仮決定ステイタスマップとの間の碁石の増
減関係が、囲碁のルールに適合していないと判定された
場合には、ステップ47に進み、上述した仮決定ステイ
タスマップの作成方法と同様な方法でエラー直後のステ
イタスマップが作成される。そして、エラー処理は終了
する。
【0066】上記ステップ41において、仮決定ステイ
タスマップが存在していないと判定された場合には、つ
まり、前回の碁石の増減状態チェック及び棋譜記録処理
(図14参照)において仮決定ステイタスマップが作成
されていなかった場合には、エラー直後のステイタスマ
ップが存在しているか否かが判定される(ステッ4
8)。
タスマップが存在していないと判定された場合には、つ
まり、前回の碁石の増減状態チェック及び棋譜記録処理
(図14参照)において仮決定ステイタスマップが作成
されていなかった場合には、エラー直後のステイタスマ
ップが存在しているか否かが判定される(ステッ4
8)。
【0067】エラー直後のステイタスマップが存在して
いると判定された場合には、つまり、前回の碁石の増減
状態チェック及び棋譜記録処理(図14参照)において
エラー直後のステイタスマップが作成されていた場合に
は、今回のステイタスマップと、そのエラー直後のステ
イタスマップとが比較されることにより(ステップ4
9)、両者の間の碁石の増減関係が、囲碁のルールに適
合しているか否かが判定される(ステップ50)。
いると判定された場合には、つまり、前回の碁石の増減
状態チェック及び棋譜記録処理(図14参照)において
エラー直後のステイタスマップが作成されていた場合に
は、今回のステイタスマップと、そのエラー直後のステ
イタスマップとが比較されることにより(ステップ4
9)、両者の間の碁石の増減関係が、囲碁のルールに適
合しているか否かが判定される(ステップ50)。
【0068】つまり、今回のステイタスマップと、エラ
ー直後のステイタスマップとが比較されることにより、
図14のステップ21の増減チェックと同様な処理が行
なわれるとともに、増減チェック結果に応じて図14の
ステップ22および23と同様な処理、ステップ28〜
ステップ30と同様な処理、またはステップ31および
32の処理と同様な処理が行なわれる。
ー直後のステイタスマップとが比較されることにより、
図14のステップ21の増減チェックと同様な処理が行
なわれるとともに、増減チェック結果に応じて図14の
ステップ22および23と同様な処理、ステップ28〜
ステップ30と同様な処理、またはステップ31および
32の処理と同様な処理が行なわれる。
【0069】そして、今回のステイタスマップとエラー
直後のステイタスマップとの間の碁石の増減関係が、囲
碁のルールに適合していると判定された場合には、エラ
ー直後のステイタスマップが参照用マップとして保存さ
れるとともに(ステップ51)、今回のステイタスマッ
プ作成時の棋譜が記録される(ステップ52)。この
後、今回のステイタスマップが前回のステイタスマップ
とされる(ステイタスマップの更新)とともに、エラー
直後のステイタスマップがクリアされる(ステップ5
3)。そして、エラー処理は終了する。
直後のステイタスマップとの間の碁石の増減関係が、囲
碁のルールに適合していると判定された場合には、エラ
ー直後のステイタスマップが参照用マップとして保存さ
れるとともに(ステップ51)、今回のステイタスマッ
プ作成時の棋譜が記録される(ステップ52)。この
後、今回のステイタスマップが前回のステイタスマップ
とされる(ステイタスマップの更新)とともに、エラー
直後のステイタスマップがクリアされる(ステップ5
3)。そして、エラー処理は終了する。
【0070】上記ステップ50において、今回のステイ
タスマップとエラー直後のステイタスマップとの間の碁
石の増減関係が、囲碁のルールに適合していないと判定
された場合には、ステップ47に進み、エラー直後のス
テイタスマップが新たに作成される。この場合には、古
いエラー直後のステイタスマップはクリアされる。
タスマップとエラー直後のステイタスマップとの間の碁
石の増減関係が、囲碁のルールに適合していないと判定
された場合には、ステップ47に進み、エラー直後のス
テイタスマップが新たに作成される。この場合には、古
いエラー直後のステイタスマップはクリアされる。
【0071】上記ステップ48において、エラー直後の
ステイタスマップが存在していないと判定された場合に
は、つまり、前回の碁石の増減状態チェック及び棋譜記
録処理(図14参照)においてエラー直後のステイタス
マップが作成されていなかった場合には、ステップ47
に進み、エラー直後のステイタスマップが作成される。
そして、エラー処理は終了する。
ステイタスマップが存在していないと判定された場合に
は、つまり、前回の碁石の増減状態チェック及び棋譜記
録処理(図14参照)においてエラー直後のステイタス
マップが作成されていなかった場合には、ステップ47
に進み、エラー直後のステイタスマップが作成される。
そして、エラー処理は終了する。
【0072】
【発明の効果】この発明によれば、囲碁のステイタスを
自動的にかつ正確に認識することができる囲碁のステイ
タス自動認識装置を実現することができる。また、この
発明によれば、囲碁の棋譜を自動的に記録することがで
きる棋譜記録装置を実現することができる。
自動的にかつ正確に認識することができる囲碁のステイ
タス自動認識装置を実現することができる。また、この
発明によれば、囲碁の棋譜を自動的に記録することがで
きる棋譜記録装置を実現することができる。
【図1】棋譜記録装置の外観を示す模式図である。
【図2】棋譜記録装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】棋譜記録装置の全体的な処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】図3のステップ3のステイタス認識処理の詳細
な手順を示すフローチャートである。
な手順を示すフローチャートである。
【図5】初期設定において設定される小領域を示す模式
図である。
図である。
【図6】取込み画像の一例を示す模式図である。
【図7】エッジ抽出画像を示す模式図である。
【図8】プロジェクション計算領域を示す模式図であ
る。
る。
【図9】図8のプロジェクション計算領域内の画像に対
するプロジェクション結果を示すグラフである。
するプロジェクション結果を示すグラフである。
【図10】図4のステップ16の識別処理において実行
される3値化処理で用いられるしきい値を示すグラフで
ある。
される3値化処理で用いられるしきい値を示すグラフで
ある。
【図11】図4のステップ16の識別処理において得ら
れた3値化画像の一例を示す模式図である。
れた3値化画像の一例を示す模式図である。
【図12】図4のステップ17の処理によって作成され
たステイタスマップの一例を示す模式図である。
たステイタスマップの一例を示す模式図である。
【図13】図3のステップ4の変化領域抽出処理を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
【図14】図3のステップ6の碁石の増減状態チェック
及び棋譜記録処理の手順を示すフローチャートである。
及び棋譜記録処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】図14のステップ33のエラー処理の手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
1 CCDカメラ 11 画像処理部 13 画像メモリ 16 CPU 19 ホスト 23 記憶装置 30 画像処理ボード
Claims (4)
- 【請求項1】 囲碁の盤面の取込み画像に基づいて、枡
目を仕切る線の各交点を1つずつ含む小領域ごとのステ
イタスを自動的に認識する囲碁のステイタス自動認識装
置であって、 囲碁の盤面の取込み画像から、碁盤上の升目を仕切る
線、障害物の輪郭および碁石の輪郭を抽出するエッジ抽
出手段、 エッジ抽出手段によって得られたエッジ抽出画像上にお
いて、碁盤上の升目を仕切る線を構成する各横線および
/または各縦線ごとに、その1本の直線を含むプロジェ
クション計算領域をそれぞれ設定し、設定された各プロ
ジェクション計算領域ごとにプロジェクションを算出す
るプロジェクション処理手段、 求められた各プロジェクション結果に基づいて、障害物
または碁石の存在する小領域をそれぞれ抽出する抽出手
段、ならびに抽出された各小領域に対する取込み画像に
おける輝度値に基づいて、抽出された各小領域内に障害
物が存在するか、黒石が存在するか、白石が存在するか
を識別する識別手段、 を備えている囲碁のステイタス自動認識装置。 - 【請求項2】 囲碁の盤面を撮像する撮像手段、 撮像手段からの取込み画像に基づいて、碁石の色および
配置を認識する認識手段、および認識された碁石の色お
よび配置に基づいて、一手ごとの棋譜を記録する記録手
段、 を備えている棋譜記録装置。 - 【請求項3】 囲碁の盤面の取込み画像に基づいて、枡
目を仕切る線の各交点を1つずつ含む小領域ごとのステ
イタスを自動的に認識するステイタス認識手段、 ステイタス認識手段によって認識されたステイタスに基
づいて、碁石有無の状態が変化した領域を抽出する変化
領域抽出手段、 碁石有無の状態が変化した領域が抽出されたときに、ス
テイタス認識手段によって認識されたステイタスに基づ
いて、変化領域毎に碁石の増減を調べることにより、1
手進んだか否かを判定する手段、ならびに1手進んだと
判定されたときに、ステイタス認識手段によって認識さ
れたステイタスに基づいて、棋譜を記録する記録手段、 を備えている棋譜記録装置。 - 【請求項4】 ステイタス認識手段は、囲碁の盤面の取
込み画像から、碁盤上の升目を仕切る線、障害物の輪郭
および碁石の輪郭を抽出するエッジ抽出手段、 エッジ抽出手段によって得られたエッジ抽出画像上にお
いて、碁盤上の升目を仕切る線を構成する各横線および
/または各縦線ごとに、その1本の直線を含むプロジェ
クション計算領域をそれぞれ設定し、設定された各プロ
ジェクション計算領域ごとにプロジェクションを算出す
るプロジェクション処理手段、 求められた各プロジェクション結果に基づいて、障害物
または碁石の存在する小領域をそれぞれ抽出する抽出手
段、ならびに抽出された各小領域に対する取込み画像に
おける輝度値に基づいて、抽出された各小領域内に障害
物が存在するか、黒石が存在するか、白石が存在するか
を識別する識別手段、 を備えている請求項3に記載の棋譜記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133696A JPH09285594A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 囲碁のステイタス自動認識装置および棋譜記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133696A JPH09285594A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 囲碁のステイタス自動認識装置および棋譜記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09285594A true JPH09285594A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14298004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10133696A Pending JPH09285594A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 囲碁のステイタス自動認識装置および棋譜記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09285594A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472102B1 (ko) * | 2002-04-12 | 2005-03-08 | (주)유라비젼 | 바둑 기보 생성 방법 및 장치 |
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CN110399888A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-11-01 | 西南民族大学 | 一种基于mlp神经网络和计算机视觉的围棋裁判系统 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10133696A patent/JPH09285594A/ja active Pending
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