JPH09284941A - 絶縁層切削装置 - Google Patents
絶縁層切削装置Info
- Publication number
- JPH09284941A JPH09284941A JP8120929A JP12092996A JPH09284941A JP H09284941 A JPH09284941 A JP H09284941A JP 8120929 A JP8120929 A JP 8120929A JP 12092996 A JP12092996 A JP 12092996A JP H09284941 A JPH09284941 A JP H09284941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side frame
- insulating layer
- fixed
- rotation
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁層の切削中に、発生する外部半導電層や
絶縁層の切削屑を装置外へ排出する機構を備えた絶縁層
切削装置を提供する。 【解決手段】 一端に切削刃を保持したフランジ部を具
えた回転板を回転させながら軸方向に移動させることに
より、上記切削刃で絶縁層表面を切削する絶縁層切削装
置において、上記装置の外装部に固定側支持パイプを介
して環状の固定側フレームを取付けるとともに、上記回
転板に回転側支持パイプを介して環状の回転側フレーム
を上記固定側フレームの内側にこれと同心状に取付け、
上記回転側支持パイプ内に先端部を有し、他端が上記固
定側フレームと回転側フレームのなす空間部に連通した
吸引パイプを上記回転側フレームに固定し、さらに上記
固定側フレームの円周上に設けた開口部に取付けた吸引
ホースを介して吸引装置を設置したことを特徴とする絶
縁層切削装置。
絶縁層の切削屑を装置外へ排出する機構を備えた絶縁層
切削装置を提供する。 【解決手段】 一端に切削刃を保持したフランジ部を具
えた回転板を回転させながら軸方向に移動させることに
より、上記切削刃で絶縁層表面を切削する絶縁層切削装
置において、上記装置の外装部に固定側支持パイプを介
して環状の固定側フレームを取付けるとともに、上記回
転板に回転側支持パイプを介して環状の回転側フレーム
を上記固定側フレームの内側にこれと同心状に取付け、
上記回転側支持パイプ内に先端部を有し、他端が上記固
定側フレームと回転側フレームのなす空間部に連通した
吸引パイプを上記回転側フレームに固定し、さらに上記
固定側フレームの円周上に設けた開口部に取付けた吸引
ホースを介して吸引装置を設置したことを特徴とする絶
縁層切削装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCVケーブ
ル等のプラスチック電力ケーブルの絶縁層切削装置に関
するものである。
ル等のプラスチック電力ケーブルの絶縁層切削装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等のプラスチック電力ケー
ブルの中間接続部や終端接続部の形成に際しては、ケー
ブル端末部の外部半導電層、絶縁層及び内部半導電層を
順次除去して導体、内部半導電層及び絶縁層を露出して
端末処理を行う必要がある。
ブルの中間接続部や終端接続部の形成に際しては、ケー
ブル端末部の外部半導電層、絶縁層及び内部半導電層を
順次除去して導体、内部半導電層及び絶縁層を露出して
端末処理を行う必要がある。
【0003】上述のようなケーブル端末部の処理におい
て、外部半導電層や絶縁層を切削する技術として、特願
平6−244714号に示されるような絶縁層切削装置
が提案されている。この装置は、図1にも示されるよう
に、一端に切削刃3を保持したフランジ部1aを具えた
回転板A1と、一端に形成したフランジ部2aが回転板
A1のフランジ部1aの内側面に対向する面に偏心溝4
を形成した回転板B2とを同心状に配置してなり、回転
板A1がサーボモータ5で回転し、回転板B2がサーボ
モータ6で回転するよう構成されている。そして、回転
板A1と回転板B2とを同期回転させることで、切削刃
3はケーブルCの絶縁層をフラット状に切削し、回転板
B2の回転数を徐々に上げる(又は下げる)ことでなめ
らかなスロープ状に切削するようにしたものである。
て、外部半導電層や絶縁層を切削する技術として、特願
平6−244714号に示されるような絶縁層切削装置
が提案されている。この装置は、図1にも示されるよう
に、一端に切削刃3を保持したフランジ部1aを具えた
回転板A1と、一端に形成したフランジ部2aが回転板
A1のフランジ部1aの内側面に対向する面に偏心溝4
を形成した回転板B2とを同心状に配置してなり、回転
板A1がサーボモータ5で回転し、回転板B2がサーボ
モータ6で回転するよう構成されている。そして、回転
板A1と回転板B2とを同期回転させることで、切削刃
3はケーブルCの絶縁層をフラット状に切削し、回転板
B2の回転数を徐々に上げる(又は下げる)ことでなめ
らかなスロープ状に切削するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した絶縁層切削装
置には切削した外部半導電層や絶縁層の切り屑を除去す
るための機構は設けられておらず、切削終了後に絶縁層
に巻付いたこれら切り屑は手で除去していた。このた
め、切削中にこれら切り屑が切削刃の回転軌道上に位置
することがあり、この場合、外部半導電層の切粉が絶縁
層に擦り込まれたり、絶縁層の仕上り状態が均一でなく
なる等の問題があった。又上記切り屑が絶縁層に巻付い
て除去し難いという問題があった。
置には切削した外部半導電層や絶縁層の切り屑を除去す
るための機構は設けられておらず、切削終了後に絶縁層
に巻付いたこれら切り屑は手で除去していた。このた
め、切削中にこれら切り屑が切削刃の回転軌道上に位置
することがあり、この場合、外部半導電層の切粉が絶縁
層に擦り込まれたり、絶縁層の仕上り状態が均一でなく
なる等の問題があった。又上記切り屑が絶縁層に巻付い
て除去し難いという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、絶縁層の切削中に、発生する外部半導電層や絶
縁層の切り屑を装置外に排出する機構を備え、良好絶縁
層の仕上り状態を実現する絶縁層切削装置を提供するも
ので、その特徴は、一端に切削刃を保持したフランジ部
を具えた回転板を回転させながら軸方向に移動させるこ
とにより、上記切削刃で絶縁層表面を切削する絶縁層切
削装置において、上記装置の外装部に固定側支持パイプ
を介して環状の固定側フレームを取付けるとともに、上
記回転板に回転側支持パイプを介して環状の回転側フレ
ームを、上記固定フレームの内側にこれと同心状に取付
け、上記回転側支持パイプ内に先端部を有し、他端が上
記固定側フレームと回転側フレームのなす空間部に連通
した吸引パイプを上記回転側フレームに固定し、さらに
上記固定側フレームの円周上に設けた開口部に取付けた
吸引ホースを介して吸引装置を設置した絶縁層切削装置
にある。
解消し、絶縁層の切削中に、発生する外部半導電層や絶
縁層の切り屑を装置外に排出する機構を備え、良好絶縁
層の仕上り状態を実現する絶縁層切削装置を提供するも
ので、その特徴は、一端に切削刃を保持したフランジ部
を具えた回転板を回転させながら軸方向に移動させるこ
とにより、上記切削刃で絶縁層表面を切削する絶縁層切
削装置において、上記装置の外装部に固定側支持パイプ
を介して環状の固定側フレームを取付けるとともに、上
記回転板に回転側支持パイプを介して環状の回転側フレ
ームを、上記固定フレームの内側にこれと同心状に取付
け、上記回転側支持パイプ内に先端部を有し、他端が上
記固定側フレームと回転側フレームのなす空間部に連通
した吸引パイプを上記回転側フレームに固定し、さらに
上記固定側フレームの円周上に設けた開口部に取付けた
吸引ホースを介して吸引装置を設置した絶縁層切削装置
にある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の絶縁層切削装置の
具体例の縦断面図である。前述したように、一端に切削
刃3を保持したフランジ部1aを具えた回転板A1と、
一端に形成したフランジ部2aが回転板A1のフランジ
部1aの内側面に対向する面に偏心溝4を形成した回転
板B2が同心状に配置され、回転板A1がサーボモータ
5で回転し、回転板B2がサーボモータ6で回転するよ
う切削装置本体が構成されている。
具体例の縦断面図である。前述したように、一端に切削
刃3を保持したフランジ部1aを具えた回転板A1と、
一端に形成したフランジ部2aが回転板A1のフランジ
部1aの内側面に対向する面に偏心溝4を形成した回転
板B2が同心状に配置され、回転板A1がサーボモータ
5で回転し、回転板B2がサーボモータ6で回転するよ
う切削装置本体が構成されている。
【0007】上記のように構成された装置本体の外装部
7に、固定側支持パイプ11を介して環状の固定側フレ
ーム13を取付ける。又上記回転板1のフランジ部1a
に、回転側支持パイプ12を介して環状の回転側フレー
ム14を、上記固定側フレーム13の内側に、かつ固定
側フレーム13と同心状にシール材20を介して気密に
取付ける。これにより、サーボモータ5により回転板1
を回転することにより回転側支持パイプ12を介して回
転側フレーム14も回転する。
7に、固定側支持パイプ11を介して環状の固定側フレ
ーム13を取付ける。又上記回転板1のフランジ部1a
に、回転側支持パイプ12を介して環状の回転側フレー
ム14を、上記固定側フレーム13の内側に、かつ固定
側フレーム13と同心状にシール材20を介して気密に
取付ける。これにより、サーボモータ5により回転板1
を回転することにより回転側支持パイプ12を介して回
転側フレーム14も回転する。
【0008】又上記回転側支持パイプ12内の切削位置
近傍に先端部を有し、他端を上記固定側フレーム13と
回転側フレーム14のなす空間部19に連通した吸引パ
イプ15を回転側フレーム14の円周部にシール材を介
して気密に設ける。さらに、上記固定フレーム13の円
周上に形成した開口部13aに取付けたソケット16に
吸引パイプ17を装着し、該吸引パイプ17の先端には
吸引装置18を設置する。さらに又上記開口部13aの
固定側フレーム13側には切削屑を細かく切断する切削
屑切断刃21を設けてある。
近傍に先端部を有し、他端を上記固定側フレーム13と
回転側フレーム14のなす空間部19に連通した吸引パ
イプ15を回転側フレーム14の円周部にシール材を介
して気密に設ける。さらに、上記固定フレーム13の円
周上に形成した開口部13aに取付けたソケット16に
吸引パイプ17を装着し、該吸引パイプ17の先端には
吸引装置18を設置する。さらに又上記開口部13aの
固定側フレーム13側には切削屑を細かく切断する切削
屑切断刃21を設けてある。
【0009】上述のように構成された絶縁層切削装置に
おいて、サーボモータ5により回転板1を回転させなが
ら、送り機構により装置を軸方向へ移動させることによ
り切削刃3によりケーブルCの絶縁層が切削される。切
削時発生する外部導体や絶縁層の切り屑は、吸引装置1
8により吸引パイプ15先端に発生する吸引力で、固定
側フレーム13と回転側フレーム14のなす空間部19
に一旦吸込まれ、つづいて上記切削屑切断刃21で細か
く切断されて吸引ホース17を経て吸引装置に吸込ま
れ、装置の外へ排出される。
おいて、サーボモータ5により回転板1を回転させなが
ら、送り機構により装置を軸方向へ移動させることによ
り切削刃3によりケーブルCの絶縁層が切削される。切
削時発生する外部導体や絶縁層の切り屑は、吸引装置1
8により吸引パイプ15先端に発生する吸引力で、固定
側フレーム13と回転側フレーム14のなす空間部19
に一旦吸込まれ、つづいて上記切削屑切断刃21で細か
く切断されて吸引ホース17を経て吸引装置に吸込ま
れ、装置の外へ排出される。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の絶縁層切
削装置によれば、絶縁層の切削中に発生する外部半導電
層や絶縁層の切削層が装置外へ排出されるので、これら
切削屑が絶縁層に巻付いたり、外部半導電層の切粉が絶
縁層に擦り込まれることがなく、良好な仕上り状態の絶
縁層が得られる。従って、CVケーブル等のプラスチッ
ク電力ケーブルの接続時の端末処理に利用するとき、そ
の効果は極めて大きいものがある。
削装置によれば、絶縁層の切削中に発生する外部半導電
層や絶縁層の切削層が装置外へ排出されるので、これら
切削屑が絶縁層に巻付いたり、外部半導電層の切粉が絶
縁層に擦り込まれることがなく、良好な仕上り状態の絶
縁層が得られる。従って、CVケーブル等のプラスチッ
ク電力ケーブルの接続時の端末処理に利用するとき、そ
の効果は極めて大きいものがある。
【図1】本発明の絶縁層切削装置の具体例の縦断面図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1 回転板A 1a フランジ部 2 回転板B 3 切削刃 4 偏心溝 5、6 サーボモータ 7 装置外装部 11 固定側支持パイプ 12 回転側支持パイプ 13 固定側フレーム 14 回転側フレーム 15 吸引パイプ 16 ソケット 17 吸引ホース 18 吸引装置 19 空間部 20 シール材 21 切削屑切断刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 純一郎 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 一端に切削刃を保持したフランジ部を具
えた回転板を回転させながら軸方向に移動させることに
より、上記切削刃で絶縁層表面を切削する絶縁層切削装
置において、上記装置の外装部に固定側支持パイプを介
して環状の固定側フレームを取付けるとともに、上記回
転板に回転側支持パイプを介して環状の回転側フレーム
を上記固定側フレームの内側にこれと同心状に取付け、
上記回転側支持パイプ内に先端部を有し、他端が上記固
定側フレームと回転側フレームのなす空間部に連通した
吸引パイプを上記回転側フレームに固定し、さらに上記
固定側フレームの円周上に設けた開口部に取付けた吸引
ホースを介して吸引装置を設置したことを特徴とする絶
縁層切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120929A JPH09284941A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 絶縁層切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120929A JPH09284941A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 絶縁層切削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284941A true JPH09284941A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14798475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8120929A Pending JPH09284941A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 絶縁層切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09284941A (ja) |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP8120929A patent/JPH09284941A/ja active Pending
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