JPH09284771A - 圧縮符号化画像信号の処理装置および処理方法 - Google Patents
圧縮符号化画像信号の処理装置および処理方法Info
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- JPH09284771A JPH09284771A JP11534596A JP11534596A JPH09284771A JP H09284771 A JPH09284771 A JP H09284771A JP 11534596 A JP11534596 A JP 11534596A JP 11534596 A JP11534596 A JP 11534596A JP H09284771 A JPH09284771 A JP H09284771A
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Abstract
えた時のエラー、切り替え点のズレ、ストリームから出
力画像までの時間的ズレの発生を防止する。 【解決手段】 可変遅延回路11〜13から遅延量が制
御された切り替え信号、ストリームA、Bが出力され
る。各遅延量は、遅延制御回路14によって制御され
る。可変遅延回路11〜13および遅延制御回路14に
よって、切り替え信号の位相と、二つのストリームのG
OPの位相とが合うように位相シフト処理がなされる。
スイッチング回路15によって、二つのストリームが切
り替えられ、スイッチドストリームが形成される。切り
替え点および位相シフトの情報(フラグ)も多重され
る。復号側では、スイッチドストリームを復号する。そ
の場合に、復号化器20において、動き補償、フリーズ
(間引き)処理がなされ、可変遅延回路22によって復
号画像の遅延処理がなされる。
Description
間符号化を用いた圧縮符号化信号の切り替えに適用され
る圧縮符号化画像信号の処理装置および処理方法に関す
る。
像信号を圧縮する符号化が知られている。一例として、
2フレーム単位の圧縮符号化により符号化された信号に
関して、符号化信号の切り替え(あるいは編集)方法に
ついて説明する。2フレーム単位の符号化構成として、
B−Iの符号化構成を挙げる。Iは、フレーム内圧縮符
号化により符号化されたフレームを表し、Bは、両方向
動き補償予測を使用したフレーム間圧縮符号化により符
号化されたフレームを表す。切り替え方法の説明に先立
って図12および図13を参照して符号化および復号化
の信号処理についてそれぞれ説明する。
ピクチャタイプが決められる。Bのタイプのフレーム画
像に関しては、前後のフレーム画像から双方向動き補償
予測を受け、予測誤差に変換される。動き補償予測のた
めに使用されるIの画像として、一般的にIの画像をフ
レーム内符号化した画像をローカル復号した画像を用い
る。双方向動き補償予測に発生した誤差画像(B)およ
び入力画像(I)は、DCT(Discrete Cosine Transf
orm)変換され、変換係数が量子化され、さらに、量子化
出力がハフマン符号等の可変長符号化され、可変長符号
化により圧縮符号化信号が発生する。
圧縮符号化信号より動き補償の分だけ情報量が少ない。
また、最終的に圧縮符号化信号を出力する場合は、B−
Iの画像の組に対して、I−Bの順序で圧縮符号化信号
(ストリームと称する)を発生する。それによって、復
号器のハードウエァの低減、処理時間の圧縮が図れる。
さらに、I−Bの2フレーム単位、すなわち、GOP単
位で一定のデータ量となるように、量子化が制御され
る。データ量の制御としては、フィードホワード制御、
フィードバック制御等が使用される。この発生データ量
の制御によって、VTRのような固定レートの記録を行
った時に記録媒体上の2フレーム単位の長さを一定とで
き、編集が容易となる。
化の処理について説明する。入力されるストリームは、
可変長符号化の復号、逆量子化、逆DCTの処理を受
け、動き補償誤差画像(B)、出力画像(I)にそれぞ
れ変換される。そして、前後の出力画像(I)により動
き補償予測がなされ、出力画像に変換される。復号処理
では、I−Bの順序のストリームに対して、B−Iの順
序の復号画像が形成される。
二つのストリームを切り替える処理について説明する。
このような切り替えは、例えば磁気テープ、光ディスク
等に記録されている圧縮符号化された映像素材を編集す
る場合に必要とされる。例えば、二つのストリームに付
随した音声が無音の箇所で切り替えを行うことを可能と
する切り替え信号が形成される。先ず、図14に示すよ
うに、二つのストリームのGOP(I−B)の位相が合
っており(すなわち、同期しており)、切り替え信号も
GOPの位相に合っている状態の処理を説明する。
位相が合って状態で入力され、GOPの位相に合った切
り替え信号により切り替えられ、ストリームAのB1に
対してストリームBのI2が接続されるように位置Xで
スイッチングされ、そして、ストリームBのB3に対し
てストリームAのI4が接続されるように位置Yでスイ
ッチングされ、X−Y間にストリームBがインサートさ
れたストリーム(スイッチドストリームと称する)が形
成される。
化の処理によって出力画像へ変換される。この復号化の
処理において、切り替え点Xの直後の画像B2、および
切り替え点Yの直後の画像B4は、片側の画像I2およ
びI4を用いた片方向予測により復号される。片方向予
測により形成される出力画像をP2およびP4で示す。
その結果、双方向予測による復号画像と比較して画質の
劣化が多少生じるが、切り替えが正しく実現され、出力
画像にエラーが生じない。なお、図14に示すタイミン
グチャートにおいては、回路系、伝送路等でおいて実際
に生じる遅延時間は、説明の簡単のために無視されてい
る。以下に説明するタイミングチャートに関しても同様
である。
ストリームのGOPの位相が合っていること、並びに切
り替え信号の位相がGOPの位相に合っていることが満
たされない場合には、スイッチドストリームを復号した
出力画像にエラーが発生する問題が生じる。図15を参
照して、二つのストリームのGOPの位相は合っている
が、切り替え信号の位相がGOPに対して1フレームず
れている場合について説明する。2フレーム単位の符号
化の場合では、相対的な位相関係としては、位相が合っ
ている場合と、位相が1フレームずれている場合とのい
ずれかの場合がありうる。
ムAからストリームBへ切り替える点Xで立ち上がり、
GOPの途中でストリームBからストリームAへ切り替
える点Yで立ち下がる。すなわち、図15において、最
初の切り替え点Xは、出力画像において、B2の画像ま
ではストリームAの画像を選択し、I2からストリーム
Bを選択することを意味している。また、後ろ側の切り
替え点Yは、出力画像において、B4の画像まではスト
リームBの画像を選択し、I4からストリームAを選択
することを意味している。
のずれを持つために、GOPの途中で切り替え処理が行
われる。その結果、二つのストリームは、それぞれI2
およびI4で混合されるものとなる。従って、I2およ
びI4の復号画像がエラーを含むものとなり、また、片
方向予測を行うとしても、これらのI2およびI4の復
号画像から予測されるB2およびB4の復号画像もエラ
ーを含んだものとなる。
相が合っていない場合、より具体的には、ストリームA
に対してストリームBが1フレーム遅れている場合の処
理を示す。この場合、切り替えは、二つのストリームの
内のいずれかのストリームにおいて、GOPの途中で切
り替え処理が行われる。例えば、ストリームBのGOP
の位相に同期した点XおよびYにおいて切り替え信号で
切り替えても、ストリームAにおいてはGOPの途中で
切り替えられてしまい、B2およびI4の画像がエラー
になってしまう。
り替える方式は、ストリームのGOPの位相が合ってお
り、切り替え信号もこのGOPの位相に合っていない
と、切り替えの前後でエラーを引き起こす問題があっ
た。言い換えると、切り替えの精度がGOPより細かい
単位、例えば1フレーム単位とすることができない問題
があった。
OPより細かい精度で行うことを可能とし、また、切り
替え後の画像の時間的な位相精度をより細かい精度で規
定することが可能な圧縮符号化信号の処理装置および処
理方法を提供することにある。
は、第1および第2のストリームを切り替えて第3のス
トリームを形成するようにした処理装置であって、第1
および第2のストリームは、フィールド内またはフレー
ム内符号化と、フィールド間またはフレーム間相関を用
いた符号化とを含む、2フィールドまたは2フレーム以
上のGOP構成を有する圧縮符号化画像信号の処理装置
において、第1および第2のストリームのGOPの位相
が合っていない場合に、一方のストリームを時間的にシ
フトすることによりGOPの位相を合わせる位相シフト
処理と、GOPの位相と切り替え信号の位相が合ってい
ない場合に、切り替え信号の位相をGOPの位相に合わ
せるシフト処理とを行う遅延手段および遅延手段に対す
る制御手段と、遅延手段からの第1および第2のストリ
ームと切り替え信号を受け取り、切り替え信号によって
第1および第2のストリームを切り替え、第3のストリ
ームを出力する手段とを備えることを特徴とする圧縮符
号化画像信号の処理装置である。
トリームの一方のGOPの途中で切り替えがなされるこ
とによって、復号画像にエラーが発生することを防止す
ることができる。
のストリームを切り替えて形成された第3のストリーム
と、第3のストリームと共に切り替え信号の位相シフト
情報を受け取り、第3のストリームを復号するようにし
た処理装置であって、第1および第2のストリームは、
フィールド内またはフレーム内符号化と、フィールド間
またはフレーム間相関を用いた符号化とを含む、2フィ
ールドまたは2フレーム以上のGOP構成を有する圧縮
符号化画像信号の処理装置において、第3のストリーム
を復号すると共に、位相シフト情報に基づいて第1およ
び第2のストリームの切り替え点の後の復号画像を切り
替え点の前の復号画像を繰り返す復号手段を有すること
を特徴とする圧縮符号化画像信号の処理装置である。
にエラーが発生することを防止することができ、さら
に、出力画像の切り替え点が切り替え信号の意図したも
のとできる。
のストリームを切り替えて形成された第3のストリーム
と、第3のストリームと共にストリームの位相シフト情
報を受け取り、第3のストリームを復号するようにした
処理装置であって、第1および第2のストリームは、フ
ィールド内またはフレーム内符号化と、フィールド間ま
たはフレーム間相関を用いた符号化とを含む、2フィー
ルドまたは2フレーム以上のGOP構成を有する圧縮符
号化画像信号の処理装置において、第3のストリームを
復号すると共に、位相シフト情報に基づいて第1および
/または第2のストリームの位相を制御し、制御の結
果、第1および第2のストリームの切り替え点の後に無
信号区間が生じる場合には、切り替え点の前の復号画像
を繰り返し、切り替え点の後に信号重複区間が生じる場
合には、重複する一方の信号を除く処理を行う復号手段
を有することを特徴とする圧縮符号化画像信号の処理装
置である。
にエラーが発生することを防止することができ、さら
に、出力画像において、一方のストリームが時間的にず
れることを防止することができる。
例について図面を参照して説明する。以下の説明では、
ストリームAを切り替え元のストリームとし、ストリー
ムBを切り替え先とする。すなわち、切り替え元のスト
リームAは、既にストリームが以前から存在し、その位
相の変更ができないストリームであり、また、切り替え
先のストリームBは、遅延制御にて位相の制御が可能な
ストリームである。また、編集処理の点からは、ストリ
ームAがソースAと呼ばれ、ストリームBがソースBと
呼ばれ、切り替え信号が編集コマンドと称される。
の位相および/またはストリームBの位相を制御するこ
とによって、GOPの位相に合った切り替えを行うもの
である。上述した図15の場合に対してこの発明の第1
の実施例を適用した処理例について説明する。すなわ
ち、ストリームAおよびBのGOPの位相が合ってお
り、切り替え信号の位相がこのGOPの位相に対して1
フレームずれている場合である。この場合では、図1に
示すように、切り替え信号がGOPの位相に合うよう
に、1フレーム位相が進められる。すなわち、切り替え
信号の位相がXの点で立ち上がり、Yの点で立ち下がる
ものに変更され、最終的な切り替えを元の位置より1フ
レーム進められたX−Yの位置で行う。それによって、
切り替え点の直後の画像を片方向予測の画像P2、P4
とすることによって、切り替えられた画像にエラーが発
生することが防止される。なお、以下の説明では、切り
替え信号の位相を1フレーム進める時間シフトを採用し
ているが、1フレーム遅れるように処理しても良い。
第1の実施例を適用した処理例を図2に示す。図1の例
と同様に、切り替え信号の位相が1フレーム進められ、
また、ストリームBの内容もストリームAと合うように
1フレーム進められる。それによって、ストリームA、
ストリームBのGOPの位相が互いに合った状態とさ
れ、その状態で切り替えがなされる。従って、画像にエ
ラーが発生することが防止できる。なお、切り替え信号
の場合と同様に、ストリームの位相を1フレーム遅延す
ることによって、二つのストリームのGOPの位相を合
わせるようにしても良い。
ば、出力画像にエラーが発生することを防止できる。し
かしながら、上述した処理の結果、スイッチドストリー
ム(出力画像)の切り替え点の位相が原切り替え信号の
位相に対して1フレーム進んだものとなる。このよう
に、出力画像の切り替え点が1フレーム早くなり、切り
替え時に意図した画像内容の切り替わり点が出力画像に
反映しない問題がある。さらに、図2の処理例では、ス
トリームBから出力画像までの遅延時間が1フレーム早
いことになり、ストリームBの画像情報に付随するタイ
ムコード情報あるいはオーディオ情報と画像の時間的な
ズレが発生する。
の処理に加えて切り替え信号の意図を出力に反映するこ
とを可能とする。そのために、復号側において、切り替
え点の直後に、その前の画像を繰り返すフリーズ処理を
導入する。
GOPの位相が合っているが、切り替え信号の位相とG
OPの位相が合っていない場合に対して、第2の実施例
を適用した処理例を図3に示す。二つのストリームを切
り替えるまでの処理は、第1の実施例の図1の例と同様
である。出力画像の切り替え点が意図したものより1フ
レーム早くなる問題を解決するために、ストリームの切
り替え直後の出力画像P2およびP4の代わりに、その
直前の出力画像I1およびI3を繰り返すようになされ
る。この処理がフリーズである。その結果、切り替え信
号と出力画像の時間関係が一致し、I2からI4の間で
ストリームBを挿入するように切り替える意図を出力画
像に反映させることが可能となる。
2の実施例を適用した処理例について図4を参照して説
明する。ストリームBおよび切り替え信号の位相が1フ
レーム進められることは、第1の実施例の図2の処理例
と同様である。切り替え点XおよびYの直後の1フレー
ムは、その直前のI1およびI3の復号画像をそれぞれ
繰り返す、フリーズ処理によって、最終的な出力画像に
おける切り替え点を、原切り替え信号の意図に一致した
ものとできる。但し、ストリームBの出力画像の位相が
1フレーム進んでいる問題は、解決されていない。
と同様に切り替えによってエラーが発生することを防止
することができ、また、ストリームBの出力画像の位相
の時間的シフト、具体例では、ストリームBが1フレー
ム進む問題を解決するものである。すなわち、第3の実
施例では、第1の実施例と同様に切り替え信号およびス
トリームBの位相を制御し、ストリームBの時間シフト
の情報を切り替え処理以降、伝送(または記録)する。
そして、復号時にこの時間シフトの情報に基づいてシフ
ト処理することによって時間シフトを除く。それによっ
て生じた切り替え点Xの直後の無信号のフレームをフリ
ーズ処理によって埋める。さらに、切り替え点Yの直後
の重複する画像を除く処理を行う。
に示すような場合に対して適用した処理を示す。ストリ
ームの切り替えまでの処理は、第1の実施例(図2参
照)と同様である。スイッチドストリームを伝送する場
合に、ストリームBが1フレーム進められている情報も
伝送(記録)される。そして、切り替えにより発生した
スイッチドストリームを復号する場合、その内のストリ
ームBから出力画像までの遅延時間を1フレーム遅延さ
せる。それによって、ストリームBの遅延時間を正規の
ものとする。
Xの直後では、B2に対応する復号画像P2が発生する
が、1フレームの遅延によって、このP2の発生時間が
1フレーム遅れる。その結果、P2の前が無信号のフレ
ームとなる。これは、その前のI1をフリーズ処理する
ことによって埋め合わせる。また、後側の切り替え点Y
では、1フレーム遅延のストリームBから遅延が無いス
トリームAに戻るために、画像が1フレーム(I3)だ
け余ることになり、画像の繰り返しを必要としない。言
い換えると、切り替え点の意図を反映させるために、B
4が捨てられる。このようにして、切り替え時に意図し
た画像内容の切り替わり点Yが出力画像に反映される。
また、ストリームAおよびストリームBからなるスイッ
チドストリームに関して、ストリームから出力画像まで
の遅延時間が一定となり、タイムコード情報、オーディ
オ情報と、画像の時間的関係が保たれる。
て、無信号をフリーズ処理し、また、ストリームを遅延
するために、スイッチドストリームに付随した情報を伝
送する必要がある。この付随情報は、ストリームのGO
P毎に設けられたヘッダ内に挿入される。この付随情報
は、下記のものである。
す遅延フラグ:SWChange スイッチドストリームが1フレーム進められているかど
うかを示す遅延フラグ:DL F(B2)
例の構成を示す。入力信号として切り替え信号、ストリ
ームA、ストリームBが供給され、これらの入力がそれ
ぞれ可変遅延回路11、12、13にそれぞれ供給され
る。また、これら3個の入力信号が遅延制御回路14に
供給される。遅延制御回路14は、3個の可変遅延回路
11、12、13に対する制御信号を発生し、この制御
信号に応じて可変遅延回路11、12、13の遅延量が
設定される。2フレーム単位の符号構成の場合では、遅
延量としては、遅延無しと1フレーム遅延とのいずれか
である。
ート(図10)に示される遅延量の制御を行う。そのた
めに、入力ストリームAおよびBの間のGOPの位相関
係、並びにこのGOPに対する切り替え信号の位相関係
を検出し、さらに、入力されるストリームあるいは切り
替え信号が既に遅延フラグ(遅延無し、または1フレー
ム遅延)を含む場合には、この遅延フラグを検出し、遅
延制御に使用する。
ムAが遅延フラグ(1フレーム遅延)を含む場合、それ
に従って遅延した結果は、図14のタイミングチャート
と同様の時間関係となる。ストリームBの位相が1フレ
ーム進む問題を回避するために、ストリームBに対して
も遅延フラグ(1フレーム遅延)が付けられる。従っ
て、復号時には、図7に示すように、ストリームAおよ
びストリームBの両者が1フレーム遅延される。復号装
置が双方向または片方向の動き補償予測(MC)、フリ
ーズ(または間引き)処理、および1フレーム遅延処理
が可能な構成とされているが、図7の例では、フリーズ
処理が不要である。
1フレーム遅延の遅延フラグを有する場合の処理を図8
に示す。さらに、入力ストリームBが1フレーム遅延の
遅延フラグを有する場合の処理を図9に示す。
がそれぞれスイッチング回路15の入力端子16A、1
6Bにそれぞれ供給される。また、遅延制御回路14で
発生したフラグ(切り替えフラグ、遅延フラグ)がスイ
ッチング回路15の入力端子16Cに供給される。スイ
ッチング回路15は、可変遅延回路11からの切り替え
信号によって制御される。フラグは、スイッチング回路
15から出力されるスイッチドストリームのGOPのヘ
ッダに挿入される。
される遅延制御の処理の流れを図10のフローチャート
に示す。ストリームAを切り替え元のストリーム(既に
ストリームが以前から存在し位相の変更ができない)と
し、ストリームAを切り替え先(遅延制御にて位相の制
御が可能な)のストリームBへ変更する処理を行うもの
としている。SWを切り替え信号とする。より具体的に
は、上述したタイミングチャートに示されるインサート
編集のイン点(切り替え信号の立ち上がりの点X)にお
けるストリームAをAで表し、ストリームBをBで表
す。
プは、切り替え信号SWが変化したときである。この
時、無条件に切り替え点があることを示す切り替えフラ
グをセットし、切り替え先のストリームBの最初のGO
Pのヘッダに切り替えフラグを多重する(ステップS
1)。また、ストリームAのGOPの位相と原切り替え
信号SWの位相関係を検出する(ステップS2)。両者
が同期していれば、切り替え信号SWの位相を変更しな
い(ステップS3)。この制御を受けた切り替え信号を
SW1と表す。図6中の可変遅延回路11から切り替え
信号SW1が出力される。一方、GOPの位相と切り替
え信号の位相が同期していない場合には、切り替え信号
SWの位相を1フレーム進めたものをSW1とする(ス
テップS4)。
フラグを分離して、ストリームAに対して仮の遅延処理
を施してストリームA1とする(ステップS5)。仮の
遅延とは、データを直接遅延するのではなく、遅延した
とすると、どのようなGOP位相になるのかを予想する
ことである。ステップS5の後で、仮の遅延がされたス
トリームA1のGOPの位相と切り替え信号SWの位相
が同期しているかどうかが決定される(ステップS
6)。
点は、ステップS1で多重した切り替えフラグと変わり
がないということを示す、切り替え信号に関する遅延フ
ラグ(SW Change=0)を切り替え先(ストリーム
B)の最初のGOPに多重する(ステップS7)。一
方、同期していなければ、切り替え点は、切り替えフラ
グから1フレーム後に存在するということを示す遅延フ
ラグ(SW Change=1)を切り替え先のストリームB
の最初のGOPに多重する(ステップS8)。
グを分離して、ストリームBに対して遅延処理を施して
ストリームB1とする(ステップS9)。入力ストリー
ムBは、可変遅延回路13において実際に遅延される。
次に、この遅延後のストリームB1とストリームA1と
が同期しているかどうかが決定される(ステップS1
0)。ストリームA1は、上述したように、遅延フラグ
により仮の遅延が与えられたストリームである。
11において、最終的なストリームB2の遅延フラグ
は、ストリームAの遅延フラグと同じものとする(DL
F(B2)=DL F(A))。最終的なストリーム
とは、切り替え信号SW1により切り替えられ、スイッ
チング回路15から発生するスイッチドストリームを意
味する。一方、同期していなければ、ステップS12に
おいて、最終的なストリームB2の遅延フラグは、スト
リームAの遅延フラグを反転したものとする(DL F
(B2)=!DL F(A))。
力ストリームBを遅延したストリームB1のGOPの位
相と切り替え信号SW1が同期しているかどうかが決定
される(ステップS13)。若し、両者が同期していれ
ば、ストリームB1を最終的なストリームB2とする。
同期していないならば、ストリームB1の位相を1フレ
ーム進めたものを最終的なストリームB2とする(ステ
ップS15)。
られると共に、フラグがGOPのヘッダに挿入されたス
イッチドストリームが伝送路17を通じて伝送される。
伝送路17は、ケーブル等の通信路、テープ、光ディス
ク等の記録媒体に対する記録/再生のプロセス等を意味
している。
およびフラグ分離器21に供給される。フラグ分離器2
1により、受信(再生)されたスイッチドストリームか
ら切り替えフラグおよび遅延フラグが分離される。分離
された切り替えフラグが復号化器20に供給される。こ
の切り替えフラグを復号化器20が参照し、切り替えフ
ラグが立っているGOPでは、双方向の動き補償予測か
ら片方向の動き補償予測へ切り替えられるように、復号
動作が制御される。
ム単位(この例では1フレーム)での遅延を行う可変遅
延回路22に供給される。この可変遅延回路22に対し
て分離された遅延フラグが供給され、遅延処理、フリー
ズ(間引き)処理が制御される。遅延処理は、ストリー
ムA、Bに関して、遅延無しと1フレーム遅延とを切り
替える処理である。フリーズ処理は、可変遅延回路22
が同一フレームの画像を繰り返して出力することでなさ
れる。重複する画像の一方を間引く処理も可変遅延回路
22によってなされる。
と、ストリームの遅延フラグが立っている(すなわち、
DL F(B2)=1の)GOPは、復号化器20の出
力を可変遅延回路22において1フレーム遅延する。ス
トリームの遅延フラグが立っていない(すなわち、DL
F(B2)=0の)GOPは、復号化器20の出力を
遅延せずに出力する。
フラグが立っている(SW Change=1の)GOPで
は、ストリームA、Bの画像の切り替わり位置が切り替
えられたGOPの境目から1フレーム後になるように、
制御される。すなわち、ストリームの遅延フラグが切り
替え前後で変化しない場合、もしくは遅延無しから有り
になる場合には、切り替え前の画像を時間的に後の方に
フリーズし、また、ストリームの遅延フラグが切り替え
前後で遅延有りから遅延無しになる場合は、切り替え後
のBの画像を捨てる。
フラグが立っていない(SW Change=0の)GOPで
は、ストリームA、Bの切り替わり位置が、切り替えら
れたGOPの境目になるように制御される。すなわち、
ストリームの遅延フラグが切り替え前後で変化しない場
合は何の処理も行わず、また、ストリームの遅延フラグ
が切り替え前後で遅延無しから有りになる場合は、切り
替え後の画像を時間的に前の方にフリーズし、さらに、
ストリームの遅延フラグが切り替え前後で遅延有りから
無しになる場合は、切り替え前のI画像を捨てる。
ャートを参照した説明は、第3の実施例に関するもので
ある。第1の実施例では、復号側で切り替え点の直後の
動き補償予測を双方向予測から片方向予測へ切り替える
ので、復号側には、スイッチドストリームと共に、切り
替えフラグが伝送される。そして、上述した第3の実施
例と同様に、復号器の動作が制御される。また、第2の
実施例では、動き補償予測を切り替えると共に、フリー
ズ(または間引き)処理を行う必要があるので、切り替
えフラグと切り替え信号に関する遅延フラグ(SW Ch
ange) とが復号側へ伝送される。そして、上述した第3
の実施例と同様に、復号器および可変遅延回路の動作が
制御される。
として、2フレーム単位のGOPの符号構成に対してこ
の発明を適用したものである。しかしながら、この発明
は、2フィールド、3フレーム以上のGOPの符号構成
に対しても適用することができる。その場合では、制御
の対象となる位相シフト量は、2フレーム以上のものと
なり、遅延フラグのビット数も2ビット以上必要とな
る。
から理解されるように、互いにGOPの位相の同期して
いない被切り替え信号(圧縮符号化信号)を1フレーム
単位の切り替え信号を用いて切り替えても、復号画像に
エラーが生じることを防止することができる。
説明から理解されるように、復号画像にエラーが発生す
ることを防止できる効果に加えて、圧縮符号化信号の切
り替え時に意図した切り替え点を、復号された出力画像
において反映することができる。
の説明から理解されるように、復号画像にエラーが発生
することを防止できる効果に加えて、圧縮符号化信号の
切り替え時に被切り替え信号の相互の時間関係を保持し
た出力画像を生成することができる。
イミングチャートである。
タイミングチャートである。
イミングチャートである。
タイミングチャートである。
ングチャートである。
る。
ングチャートである。
ングチャートである。
ングチャートである。
録)側の処理を説明するためのフローチャートである。
生)側の処理を説明するためのフローチャートである。
符号化の処理を説明するための略線図である。
復号化の処理を説明するための略線図である。
明するためのタイミングチャートである。
説明するためのタイミングチャートである。
の例を説明するためのタイミングチャートである。
制御回路、15・・・スイッチング回路、20・・・復
号化器、21・・・フラグ分離器、22・・・可変遅延
回路
Claims (8)
- 【請求項1】 第1および第2のストリームを切り替え
て第3のストリームを形成するようにした処理装置であ
って、 上記第1および第2のストリームは、フィールド内また
はフレーム内符号化と、フィールド間またはフレーム間
相関を用いた符号化とを含む、2フィールドまたは2フ
レーム以上のGOP構成を有する圧縮符号化画像信号の
処理装置において、 上記第1および第2のストリームの上記GOPの位相が
合っていない場合に、一方のストリームを時間的にシフ
トすることにより上記GOPの位相を合わせる位相シフ
ト処理と、上記GOPの位相と切り替え信号の位相が合
っていない場合に、上記切り替え信号の位相を上記GO
Pの位相に合わせるシフト処理とを行う遅延手段および
上記遅延手段に対する制御手段と、 上記遅延手段からの上記第1および第2のストリームと
切り替え信号を受け取り、切り替え信号によって第1お
よび第2のストリームを切り替え、第3のストリームを
出力する手段とを備えることを特徴とする圧縮符号化画
像信号の処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の処理装置において、 上記切り替え信号の位相のシフト処理に関する情報を上
記第3のストリームと共に伝送することを特徴とする圧
縮符号化画像信号の処理装置。 - 【請求項3】 第1および第2のストリームを切り替え
て形成された第3のストリームと、上記第3のストリー
ムと共に切り替え信号の位相シフト情報を受け取り、上
記第3のストリームを復号するようにした処理装置であ
って、 上記第1および第2のストリームは、フィールド内また
はフレーム内符号化と、フィールド間またはフレーム間
相関を用いた符号化とを含む、2フィールドまたは2フ
レーム以上のGOP構成を有する圧縮符号化画像信号の
処理装置において、 上記第3のストリームを復号すると共に、上記位相シフ
ト情報に基づいて上記第1および第2のストリームの切
り替え点の後の復号画像を上記切り替え点の前の復号画
像を繰り返す復号手段を有することを特徴とする圧縮符
号化画像信号の処理装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の処理装置において、 上記第1および第2のストリームに関する位相シフト情
報を上記第3のストリームと共に伝送することを特徴と
する圧縮符号化画像信号の処理装置。 - 【請求項5】 第1および第2のストリームを切り替え
て形成された第3のストリームと、上記第3のストリー
ムと共にストリームの位相シフト情報を受け取り、上記
第3のストリームを復号するようにした処理装置であっ
て、 上記第1および第2のストリームは、フィールド内また
はフレーム内符号化と、フィールド間またはフレーム間
相関を用いた符号化とを含む、2フィールドまたは2フ
レーム以上のGOP構成を有する圧縮符号化画像信号の
処理装置において、 上記第3のストリームを復号すると共に、上記位相シフ
ト情報に基づいて上記第1および/または第2のストリ
ームの位相を制御し、制御の結果、上記第1および第2
のストリームの切り替え点の後に無信号区間が生じる場
合には、上記切り替え点の前の復号画像を繰り返し、上
記切り替え点の後に信号重複区間が生じる場合には、重
複する一方の信号を除く処理を行う復号手段を有するこ
とを特徴とする圧縮符号化画像信号の処理装置。 - 【請求項6】 第1および第2のストリームを切り替え
て第3のストリームを形成するようにした処理方法であ
って、 上記第1および第2のストリームは、フィールド内また
はフレーム内符号化と、フィールド間またはフレーム間
相関を用いた符号化とを含む、2フィールドまたは2フ
レーム以上のGOP構成を有する圧縮符号化画像信号の
処理方法において、 上記第1および第2のストリームの上記GOPの位相が
合っていない場合に、一方のストリームを時間的にシフ
トすることにより上記GOPの位相を合わせる位相シフ
ト処理と、上記GOPの位相と切り替え信号の位相が合
っていない場合に、上記切り替え信号の位相を上記GO
Pの位相に合わせるシフト処理とを行う遅延および遅延
量を制御するステップと、 上記遅延手段からの上記第1および第2のストリームと
切り替え信号を受け取り、切り替え信号によって第1お
よび第2のストリームを切り替え、第3のストリームを
出力するステップとを備えることを特徴とする圧縮符号
化画像信号の処理方法。 - 【請求項7】 第1および第2のストリームを切り替え
て形成された第3のストリームと、上記第3のストリー
ムと共に切り替え信号の位相シフト情報を受け取り、上
記第3のストリームを復号するようにした処理方法であ
って、 上記第1および第2のストリームは、フィールド内また
はフレーム内符号化と、フィールド間またはフレーム間
相関を用いた符号化とを含む、2フィールドまたは2フ
レーム以上のGOP構成を有する圧縮符号化画像信号の
処理方法において、 上記第3のストリームを復号すると共に、上記位相シフ
ト情報に基づいて上記第1および第2のストリームの切
り替え点の後の復号画像を上記切り替え点の前の復号画
像を繰り返す処理を行うことを特徴とする圧縮符号化画
像信号の処理方法。 - 【請求項8】 第1および第2のストリームを切り替え
て形成された第3のストリームと、上記第3のストリー
ムと共にストリームの位相シフト情報を受け取り、上記
第3のストリームを復号するようにした処理方法であっ
て、 上記第1および第2のストリームは、フィールド内また
はフレーム内符号化と、フィールド間またはフレーム間
相関を用いた符号化とを含む、2フィールドまたは2フ
レーム以上のGOP構成を有する圧縮符号化画像信号の
処理方法において、 上記第3のストリームを復号すると共に、上記位相シフ
ト情報に基づいて上記第1および/または第2のストリ
ームの位相を制御し、制御の結果、上記第1および第2
のストリームの切り替え点の後に無信号区間が生じる場
合には、上記切り替え点の前の復号画像を繰り返し、上
記切り替え点の後に信号重複区間が生じる場合には、重
複する一方の信号を除く処理を行うことを特徴とする圧
縮符号化画像信号の処理方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11534596A JP4161379B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 復号装置および復号方法 |
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JP11534596A JP4161379B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 復号装置および復号方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09284771A true JPH09284771A (ja) | 1997-10-31 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11534596A Expired - Fee Related JP4161379B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 復号装置および復号方法 |
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JP (1) | JP4161379B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301532A (ja) * | 2004-06-02 | 2008-12-11 | Panasonic Corp | 生成装置および再生装置 |
JP2009124745A (ja) * | 2009-01-23 | 2009-06-04 | Panasonic Corp | 画像信号切替方法及び装置並びにこれを用いたデジタル撮像カメラ及び監視システム |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP11534596A patent/JP4161379B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7526031B2 (en) | 2004-06-02 | 2009-04-28 | Panasonic Corporation | Seamless switching between random access units multiplexed in a multi angle view multimedia stream |
US7856062B2 (en) | 2004-06-02 | 2010-12-21 | Panasonic Corporation | Multiplexing apparatus and demultiplexing apparatus |
US8411759B2 (en) | 2004-06-02 | 2013-04-02 | Panasonic Corporation | Multiplexing apparatus and demultiplexing apparatus |
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JP4580448B2 (ja) * | 2009-01-23 | 2010-11-10 | パナソニック株式会社 | 画像信号切替方法及び装置並びにこれを用いたデジタル撮像カメラ及び監視システム |
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