JPH09284286A - 光パケットスイッチ装置 - Google Patents

光パケットスイッチ装置

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JPH09284286A
JPH09284286A JP8694096A JP8694096A JPH09284286A JP H09284286 A JPH09284286 A JP H09284286A JP 8694096 A JP8694096 A JP 8694096A JP 8694096 A JP8694096 A JP 8694096A JP H09284286 A JPH09284286 A JP H09284286A
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JP
Japan
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wavelength
input
optical
optical packet
output
Prior art date
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JP8694096A
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Inventor
Yoshihiro Nakahira
佳裕 中平
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐損の低減された光パケットスイッチ装置
の提供。 【解決手段】 4つの外部入力ポート10と4つの外部
出力ポート12との間に、可変波長変換部14、光スイ
ッチ16、光遅延部18及びルータ部20を順次に具
え、このルータ部20は4つの波長分波器26と4つの
波長合波器28とを具え、各波長分波器26は、それぞ
れ1つの分波入力端子30および4つの分波出力端子3
2を具え、かつ、入力された光パケット信号をその波長
に応じて個別の出力端子32から出力し、各波長合波器
28は、4つの合波入力端子34及び1つの合波出力端
子36を具え、かつ、入力された光パケット信号を合波
して合波出力端子26から出力する。そして、個々の波
長分波器26の各分波出力端子32は、当該分波出端子
毎にそれぞれ個別の波長合波器28の合波入力端子34
に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ATM(Asyncr
onus Transfer Mode)をはじめとするパケット通信網の
交換機等に用いて好適な、パケット交換装置に光スイッ
チング技術を導入した光パケットスイッチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光パケットスイッチ装置の一例
が、文献「ECOC’93 September12-16,1993 Proc
eedings, Volume 3」に開示されている。この文献に開
示の技術の構成に基づく光パケットスイッチ装置は、複
数の外部入力ポートと複数の外部出力ポートとの間に、
可変波長変換部、光スイッチ、遅延素子、スターカプ
ラ、固定波長フィルタおよび制御装置を具えている。こ
の可変波長変換部は、外部入力ポートに入力した各光パ
ケット信号を外部入力ポート毎に特定の波長にそれぞれ
変換する。また、光スイッチは、波長変換された各光パ
ケット信号を必要に応じて特定の遅延量の光遅延素子に
振り分ける。複数の光パケット信号に互いに異なる遅延
量を与えれば、この複数の光パケット信号を同一の外部
出力ポートから順次に出力することができる。また、ス
ターカプラは、この光スイッチによって振り分けられて
必要に応じて遅延した光パケット信号を、全ての外部出
力ポートへ分岐する。また、この固定波長フィルタは、
このスターカプラによって分岐した光パケット信号のう
ち、外部出力ポート毎に特定の波長の光パケット信号の
みを透過する。また、制御装置は、可変波長変換部によ
る各光パケット信号の変換波長と、光スイッチによって
選択される光遅延素子の遅延量との組合せを指示する。
そして、この組合せを任意に選ぶことによって、複数の
光パケット信号が競合した場合でも、時間をずらして互
いに衝突することなく、優先度の高いものから順次に所
望の外部出力ポートへ出力することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙述し
た従来の光パケットスイッチ装置においては、スターカ
プラによって各光パケット信号が全外部出力ポートへと
分岐される。そして、固定波長フィルタを透過しない波
長の光パケット信号はカットされてしまう。このため、
この分岐損のために各外部出力ポートから出力される光
パケット信号の光強度が、外部入力ポートへ入力された
光パケット信号の光強度に比べて大幅に低下する。その
結果、出力される光パケット信号が不安定になったり、
その受信が困難となる場合があった。
【0004】このため、分岐損の低減された光パケット
スイッチ装置の実現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(第1の発明)この出願に係る第1の発明の光パケット
スイッチ装置によれば、複数の外部入力ポートと複数の
外部出力ポートとの間に、光導波部、光遅延部およびル
ータ部を順次に具え、光導波部は、複数の導波入力端子
および複数の導波出力端子を具え、任意の導波入力端子
から入力された光パケット信号を任意の導波出力端子に
導く構成を有しており、各導波入力端子は、それぞれ個
別の外部入力ポートへ接続してあり、各光遅延部は、複
数の方路を具え、各この方路は、それぞれ個別の導波出
力端子へ接続してあり、かつ、互いに異なる遅延量を、
当該方路を伝搬する光パケット信号に与える構成を有し
てなる光パケットスイッチ装置であって、ルータ部は、
複数の波長分波器および複数の波長合波器を具え、波長
分波器は、1つの分波入力端子および複数の分波出力端
子を具え、この分波入力端子から入力された光パケット
信号を、当該光パケット信号の波長に応じて個別の出力
端子から出力する構成を有しており、分波入力端子は、
波長分波器毎に個別の方路に接続してあり、波長合波器
は、複数の合波入力端子および1つの合波出力端子を具
え、任意の合波入力端子から入力された光パケット信号
を合波して合波出力端子から出力する構成を有してお
り、個々の波長分波器の分波出力端子は、当該分波出力
端子毎にそれぞれ個別の波長合波器の合波入力端子に接
続してあり、合波出力端子は、それぞれ個別の外部出力
ポートに接続してなることを特徴とする。
【0006】尚、同一の外部出力ポートへ複数の光パケ
ット信号を出力する場合は、その光パケット信号を光遅
延部の異なる方路をそれぞれ伝搬させることにより、互
いに時間をずらして外部出力ポートから出力させること
ができる。従って、光遅延部の方路の数が、原則、この
光パケットスイッチ装置のバッファ深さとなる。
【0007】また、第1の発明の光パケットスイッチ装
置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号を、
波長分波器および波長合波器を用いて所望の外部出力ポ
ートへ導くので、ルータ部において分岐損失が理論的に
発生しない。このため、各外部出力ポートから出力され
る光パケット信号の光強度が、外部入力ポートへ入力さ
れた光パケット信号の光強度に比べて大幅に低下するこ
とを抑制することができる。
【0008】また、第1の発明の光パケットスイッチ装
置において、好ましくは、外部入力ポートと導波入力端
子との間に、光パケット信号の波長を当該光パケット毎
に任意の波長に変換する可変波長変換部を具えると良
い。その場合、各光パケットの変換波長は、外部入力ポ
ートへ入力される各光パケット信号が、同一の外部出力
ポートに同時に2つ以上の光パケット信号が出力される
ことを防ぐために、各光パケット信号の出力されるべき
外部出力ポートと出力優先順序に基づいて、例えば制御
装置によって設定すると良い。
【0009】(第2の発明)この出願に係る第2の発明
の光パケットスイッチ装置によれば、複数の外部入力ポ
ートと複数の外部出力ポートとの間に、光導波部、複数
の光遅延部およびルータ部を順次に具え、光導波部は、
複数の導波入力端子および複数の導波出力端子を具え、
任意の該導波入力端子から入力された光パケット信号を
任意の導波出力端子に導く構成を有しており、各導波入
力端子は、それぞれ個別の外部入力ポートへ接続してあ
り、各光遅延部は、複数の方路を具え、各方路は、それ
ぞれ個別の導波出力端子へ接続してあり、かつ、互いに
異なる遅延量を、当該方路を伝搬する光パケット信号に
それぞれ与える構成を有してなる光パケットスイッチ装
置であって、ルータ部は、複数の波長分波器および複数
の光選択導波部を具え、波長分波器は、1つの分波入力
端子および複数の分波出力端子を具え、この分波入力端
子から入力された光パケット信号を、当該光パケット信
号の波長に応じて個別の出力端子から出力する構成を有
しており、分波入力端子は、波長分波器毎に個別の方路
に接続してあり、光選択導波部は、複数の選択入力端子
および1つの選択出力端子を具え、任意の選択入力端子
から入力された光パケット信号を選択出力端子に導く構
成を有しており、個々の波長分波器の分波出力端子は、
当該分波出力端子毎にそれぞれ個別の光選択導波部の選
択入力端子に接続してあり、選択出力端子は、光選択導
波部毎に個別の外部出力ポートに接続してなることを特
徴とする。
【0010】そして、第2の発明の光パケットスイッチ
装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号
を、波長分波器および光選択導波部を用いて所望の外部
出力ポートへ導くので、ルータ部において分岐損失が理
論的に発生しない。このため、各外部出力ポートから出
力される光パケット信号の光強度が、外部入力ポートへ
入力された光パケット信号の光強度に比べて大幅に低下
することを抑制することができる。
【0011】また、第2の発明の光パケットスイッチ装
置において、好ましくは、外部入力ポートと導波入力端
子との間に、光パケット信号の波長を当該光パケット毎
に任意の波長に変換する可変波長変換部を具えると良
い。その場合、各光パケットの変換波長は、外部入力ポ
ートへ入力される各光パケット信号が、同一の外部出力
ポートに同時に2つ以上の光パケット信号が出力される
ことを防ぐために、各光パケット信号の出力されるべき
外部出力ポートと出力優先順序に基づいて、例えば制御
装置によって設定すると良い。
【0012】(第3の発明)この出願に係る第3の発明
の光パケットスイッチ装置によれば、複数の外部入力ポ
ートと複数の外部出力ポートとの間に、光導波部、複数
の光遅延部およびルータ部を順次に具え、光導波部は、
複数の導波入力端子および複数の導波出力端子を具え、
任意の導波入力端子から入力された光パケット信号を任
意の導波出力端子に導く構成を有しており、各導波入力
端子は、それぞれ個別の外部入力ポートへ接続してあ
り、各光遅延部は、複数の方路を具え、各方路は、それ
ぞれ個別の導波出力端子へ接続してあり、かつ、互いに
異なる遅延量を、当該方路を伝搬する光パケット信号に
それぞれ与える構成を有してなる光パケットスイッチ装
置であって、ルータ部は、複数の波長分波器および1つ
の光選択導波部を具え、波長分波器は、1つの分波入力
端子および複数の分波出力端子を具え、この分波入力端
子から入力された光パケット信号を、当該光パケット信
号の波長に応じて個別の出力端子から出力する構成を有
しており、分波入力端子は、波長分波器毎に個別の方路
に接続してあり、光選択導波部は、複数の選択入力端子
および1つの選択出力端子を具え、任意の選択入力端子
から入力された光パケット信号をこの選択出力端子に導
く構成を有しており、選択入力端子は、それぞれ個別の
分波出力端子に接続してあり、選択出力端子は、それぞ
れ個別の外部出力ポートに接続してなることを特徴とす
る。
【0013】そして、第3の発明の光パケットスイッチ
装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号
を、波長分波器および光選択導波部を用いて所望の外部
出力ポートへ導くので、ルータ部において分岐損失が理
論的に発生しない。このため、各外部出力ポートから出
力される光パケット信号の光強度が、外部入力ポートへ
入力された光パケット信号の光強度に比べて大幅に低下
することを抑制することができる。
【0014】また、第3の発明の光パケットスイッチ装
置において、好ましくは、外部入力ポートと導波入力端
子との間に、光パケット信号の波長を当該光パケット毎
に任意の波長に変換する可変波長変換部若しくはこの光
パケット信号の波長を外部入力ポート毎に特定の波長に
変換する固定波長変換部を具えると良い。
【0015】(第4の発明)この出願に係る第4の発明
の光パケットスイッチ装置によれば、複数の外部入力ポ
ートと複数の外部出力ポートとの間に、光導波部、複数
の光遅延部およびルータ部を順次に具え、光導波部は、
複数の導波入力端子および複数の導波出力端子を具え、
任意の導波入力端子から入力された光パケット信号を任
意の導波出力端子に導く構成を有しており、各導波入力
端子は、それぞれ個別の外部入力ポートへ接続してあ
り、各光遅延部は、複数の方路を具え、各方路は、それ
ぞれ個別の導波出力端子へ接続してあり、かつ、互いに
異なる遅延量を、当該方路を伝搬する光パケット信号に
それぞれ与える構成を有してなる光パケットスイッチ装
置であって、ルータ部は、複数の波長分波器、複数の光
選択導波部および複数の波長合波器を具え、波長分波器
は、1つの分波入力端子および複数の分波出力端子を具
え、この分波入力端子から入力された光パケット信号
を、当該光パケット信号の波長に応じて個別の出力端子
から出力する構成を有しており、分波入力端子は、波長
分波器毎に個別の方路に接続してあり、個々の波長分波
器のこの分波出力端子は、それぞれ個別の光選択導波部
に接続してあり、光選択導波部は、複数の選択入力端子
および複数の選択出力端子を具え、任意の選択入力端子
から入力された光パケット信号を任意の選択出力端子に
導く構成を有しており、個々の光選択導波部の選択入力
端子は、それぞれ個別の波長分波器の分波出力端子に接
続してあり、個々の光選択導波部のこの導波出力端子
は、それぞれ個別の波長合波器に接続してあり、波長合
波器は、複数の合波入力端子および1つの合波出力端子
を具え、この合波入力端子から入力された光パケット信
号を合波してこの合波出力端子から出力する構成を有し
ており、個々の波長合波器の合波入力端子は、それぞれ
個別の光選択導波部の選択出力端子へ接続してあり、合
波出力端子は、それぞれ個別の外部出力ポートに接続し
てなることを特徴とする。
【0016】そして、第4の発明の光パケットスイッチ
装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号
を、波長分波器および光選択導波部を用いて所望の外部
出力ポートへ導くので、ルータ部において分岐損失が理
論的に発生しない。このため、各外部出力ポートから出
力される光パケット信号の光強度が、外部入力ポートへ
入力された光パケット信号の光強度に比べて大幅に低下
することを抑制することができる。
【0017】また、第4の発明の光パケットスイッチ装
置において、好ましくは、外部入力ポートと導波入力端
子との間に、光パケット信号の波長を当該光パケット毎
に任意の波長に変換する可変波長変換部若しくはこの光
パケット信号の波長を外部入力ポート毎に特定の波長に
変換する固定波長変換部を具えると良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この出願
に係る第1〜第4の発明の光パケットスイッチ装置の実
施の形態についてそれぞれ説明する。尚、参照する図面
は、これらの発明が理解できる程度に各構成成分の大き
さ、形状および配置関係を概略的に示してあるに過ぎな
い。従って、これらの発明は図示例にのみ限定されるも
のではない。
【0019】(第1の実施の形態) (光パケットスイッチ装置の構成について)第1の実施
の形態では、図1を参照して、第1の発明の光パケット
スイッチ装置の、4入力4出力バッファ深さ4パケット
分の例について説明する。図1は、第1の実施の形態の
光パケットスイッチ装置の説明に供する模式図である。
【0020】第1の発明の光パケットスイッチ装置によ
れば、4つの外部入力ポート10と4つの外部出力ポー
ト12との間に、可変波長変換素子14、光導波部16
としての光スイッチ16、光遅延部18およびルータ部
20を順次に具えている。
【0021】この外部入力ポート10は、第1外部入力
ポート10a、第2外部入力ポート10b、第3外部入
力ポート10cおよび第4外部入力ポート10dの4つ
の入力端子からなる。
【0022】また、この外部出力ポート12は、第1外
部出力ポート12a、第2外部出力ポート12b、第3
外部出力ポート10cおよび第4外部出力ポート10d
の4つの出力端子からなる。
【0023】・(可変波長変換部について)また、この
実施の形態においては、各外部入力ポート10と光導波
部16との間に可変波長変換部14を具えている。この
可変波長変換部14は、具体的には、第1外部入力ポー
ト10aに接続された第1可変波長変換素子14a、第
2外部入力ポート10bに接続された第2可変波長変換
素子14b、第3外部入力ポート10cに接続された第
3可変波長変換素子14c、および、第4外部入力ポー
ト10dに接続された第4可変波長変換素子14dから
なる。
【0024】そして、この可変波長変換14は、各外部
入力ポート10から入力された光パケット信号の波長を
それぞれ所望の波長に変換する。尚、この可変波長変換
素子の構成には、従来周知の任意好適なものを用いるこ
とができる。
【0025】・(光スイッチについて)また、光スイッ
チ16は、4つの導波入力端子22および4つの導波出
力端子24を具えた4×4光スイッチであり、任意の導
波入力端子22から入力された光パケット信号を任意の
導波出力端子24に導く構成を有している。尚、この光
スイッチ16の構成には、従来周知の任意好適なものを
用いることができる。
【0026】この導波入力端子22は、第1導波入力端
子22a、第2導波入力端子22b、第3導波入力端子
22cおよび第4導波入力端子22dからなる。そし
て、各導波入力端子22a、22b、22cおよび22
dは、それぞれ波長変換素子14を介して、それぞれ外
部入力ポート10a、10b、10cおよび10dへ接
続されている。
【0027】一方導波出力端子24は、第1導波出力端
子24a、第2導波出力端子24b、第3導波出力端子
24cおよび第4導波出力端子24aからなる。
【0028】・(光遅延部について)また、光遅延部1
8は、光ファイバーの4つの方路18a、18b、18
cおよび18dを具えている。各方路は、それぞれ個別
の導波出力端子24へ接続されている。
【0029】具体的には、第1方路18aと第1導波出
力端子24a、第2方路18bと第2導波出力端子24
b、第3方路と第3導波出力端子24c、第4方路と第
4導波出力端子が、それぞれ接続されている。
【0030】そして、各方路は、互いに異なる長さの遅
延ループを設けることによって、互いに異なる遅延量
を、当該方路を伝搬する光パケット信号に与える構成を
有している。そして、この方路の数が原則バッファ深さ
となる。
【0031】具体的には、第1方路18aは遅延量0と
して光パケット信号を伝搬させる。尚、第1方路18の
遅延ループの長さは実質0であるが、ここでは遅延部と
して扱う。
【0032】また第2方路18bを伝搬する光パケット
信号には、第1方路18aを伝搬する光パケット信号に
対して1パケット分の遅延量が与えられる。
【0033】同様に、第3方路18cでは、光パケット
信号に2パケット分の遅延量を与え、そして、第4方路
18dでは、光パケット信号に3パケット分の遅延量を
与える。また、図1では、各方路に1パケット分の遅延
量につき1周分の遅延ループを図示する。
【0034】・(ルータ部について)また、このルータ
部20は、第1波長分波器26a、第2波長分波器26
b、第3波長分波器26cおよび第4波長分波器26d
の4つ波長分波器26を具え、かつ、第1波長合波器2
8a、第2波長合波器28b、第3波長合波器28cお
よび第4波長合波器28dの4つの波長合波器28を具
えた波長ルータである。
【0035】・・(波長分波器について)そして、各波
長分波器26は、それぞれ1つの分波入力端子30およ
び4つの分波出力端子32を具えており、この分波入力
端子30から入力された光パケット信号を、当該光パケ
ット信号の波長λに応じて個別の出力端子32から出力
する構成を有している。そして、4つの分波出力端子3
2からは、互いに異なる波長の光パケット信号がそれぞ
れ出力される。尚、波長分波器26の構成には、従来周
知の任意好適なものを用いることができる。
【0036】具体的には、第1波長分波器26aは、分
波入力端子30aと、第1分波出力端子32a1、第2
分波出力端子32a2、第3分波出力端子32a3およ
び第4分波出力端子32a4を具えている。そして、第
1波長分波器26aの第1分波出力端子32a1からは
第1波長λ1 、第2分波出力端子32a2からは第2波
長λ2 、第3分波出力端子32a3からは第3波長λ
3 、そして、第4分波出力端子32a4からは第4波長
λ4 の光パケット信号のみがそれぞれ出力される。
【0037】また、第2波長分波器26bは、分波入力
端子30bと、第1分波出力端子32b1、第2分波出
力端子32b2、第3分波出力端子32b3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第2波長
分波器26bの第1分波出力端子32b1からは第4波
長λ4 、第2分波出力端子からは第1波長λ1 、第3分
波出力端子からは第2波長λ2 、そして、第4分波出力
端子からは第3波長λ3 の光パケット信号のみがそれぞ
れ出力される。
【0038】また、第3波長分波器26cは、分波入力
端子30cと、第1分波出力端子30c1、第2分波出
力端子32c2、第3分波出力端子32c3および第4
分波出力端子32c4を具えている。そして、第3波長
分波器26cの第1分波出力端子からは第3波長λ3
第2分波出力端子からは第4波長λ4 、第3分波出力端
子からは第1波長λ1 、そして、第4分波出力端子から
は第2波長λ2 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0039】また、第4波長分波器26dは、分波入力
端子30dと、第1分波出力端子32d1、第2分波出
力端子32d2、第3分波出力端子32d3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第4波長
分波器26dの第1分波出力端子からは第2波長λ2
第2分波出力端子からは第3波長λ3 、第3分波出力端
子からは第4波長λ4 、そして、第4分波出力端子から
は第1波長λ1 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0040】そして、各分波入力端子30は、波長分波
器26毎に個別の方路18に接続されている。
【0041】具体的には、第1波長分波器26aの分波
入力端子30aは、第1方路18aに接続されている。
従って、第1波長分波器26aには、遅延量が0の光パ
ケット信号が入力されることになる。
【0042】また、第2波長分波器26bの分波入力端
子30bは、第2方路18bに接続されている。従っ
て、第2波長分波器26bには、1パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0043】また、第3波長分波器26cの分波入力端
子30cは、第3方路18cに接続されている。従っ
て、第3波長分波器26cには、2パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0044】また、第4波長分波器26dの分波入力端
子30dは、第4方路18dに接続されている。従っ
て、第4波長分波器26dには、3パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0045】・・(波長合波器について)そして、各波
長合波器28は、4つの合波入力端子34および1つの
合波出力端子36を具えており、合波入力端子34から
入力された光パケット信号を合波して合波出力端子26
から出力する構成を有している。尚、波長合波器28の
構成には、従来周知の任意好適なものを用いることがで
きる。
【0046】具体的には、第1波長合波器28aは、第
1合波入力端子34a1、第2合波入力端子34a2、
第3合波入力端子34a3および第4合波入力端子34
a4と合波出力端子36aとを具えている。
【0047】また、第2波長合波器28bは、第1合波
入力端子34b1、第2合波入力端子34b2、第3合
波入力端子34b3および第4合波入力端子34b4と
合波出力端子36bとを具えている。
【0048】また、第3波長合波器28cは、第1合波
入力端子34c1、第2合波入力端子34c2、第3合
波入力端子34c3および第4合波入力端子34c4と
合波出力端子36cとを具えている。
【0049】また、第4波長合波器28aは、第1合波
入力端子34d1、第2合波入力端子34d2、第3合
波入力端子34d3および第4合波入力端子34d4と
合波出力端子36dとを具えている。
【0050】また、各波長合波器28の合波出力端子3
6は、それぞれ個別の外部出力ポート12に接続されて
いる。
【0051】具体的には、第1波長合波器28aの合波
出力端子36aは、第1外部出力ポート12aに接続さ
れている。また、第2波長合波器28bの合波出力端子
36bは、第2外部出力ポート12bに接続されてい
る。また、第3波長合波器28cの合波出力端子36c
は、第3外部出力ポート12cに接続されている。ま
た、第4波長合波器28dの合波出力端子36dは、第
4外部出力ポート12dに接続されている。 また、こ
の実施例では、波長変換素子14および光スイッチ16
を制御するための制御装置38を具えている。
【0052】・・(波長分波器と波長合波器との接続に
ついて)次に、図2を参照して、波長分波器と波長合波
器との接続について説明する。図2は、波長分波器と波
長合波器との接続の説明に供する模式図である。個々の
波長分波器26の各分波出力端子32は、当該分波出力
端子毎にそれぞれ個別の波長合波器28の合波入力端子
34に接続されている。そして、個々の波長合波器28
の各合波入力端子34からは互いに異なる遅延量の光パ
ケット信号がそれぞれ入力されることになる。
【0053】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1、第2分波出力端子32a2、第
3分波出力端子32a3および第4分波出力端子32a
4は、それぞれ、第1波長合波器28aの第1合波入力
端子34a1、第2波長合波器28bの第1合波入力端
子34b1、第3波長合波器28cの第1合波入力端子
34c1および第4波長合波器28dの第1合波入力端
子34d1に接続されている。従って、第1波長分波器
26aから各波長合波器28の第1合波入力端子へは、
いずれも遅延量が0の光パケット信号が入力されること
になる。
【0054】同様に、第2波長分波器26bの第1分波
出力端子32b1、第2分波出力端子32b2、第3分
波出力端子32b3および第4分波出力端子32b4
は、それぞれ、第1波長合波器28aの第2合波入力端
子34a2、第2波長合波器28bの第2合波入力端子
34b2、第3波長合波器28cの第2合波入力端子3
4c2および第4波長合波器28dの第2合波入力端子
34d2に接続されている。従って、第2波長分波器2
6bから各波長合波器28の第2合波入力端子へは、い
ずれも1パケット分だけ遅延した光パケット信号が入力
されることになる。
【0055】同様に、第3波長分波器26cの第1分波
出力端子32c1、第2分波出力端子32c2、第3分
波出力端子32c3および第4分波出力端子32c4
は、それぞれ、第1波長合波器28aの第3合波入力端
子34a3、第2波長合波器28bの第3合波入力端子
34b3、第3波長合波器28cの第3合波入力端子3
4c3および第4波長合波器28dの第3合波入力端子
34d3に接続されている。従って、第3波長分波器2
6cから各波長合波器28の第3合波入力端子へは、い
ずれも2パケット分だけ遅延した光パケット信号が入力
されることになる。
【0056】同様に、第4波長分波器26aの第1分波
出力端子32d1、第2分波出力端子32d2、第3分
波出力端子32d3および第4分波出力端子32d4
は、それぞれ、第1波長合波器28aの第4合波入力端
子34a4、第2波長合波器28bの第4合波入力端子
34b4、第3波長合波器28cの第4合波入力端子3
4c4および第4波長合波器28dの第4合波入力端子
34d4に接続されている。従って、第4波長分波器2
6dから各波長合波器28の第4合波入力端子へは、い
ずれも3パケット分だけ遅延した光パケット信号が入力
されることになる。
【0057】・・(ルータ部における波長による振分け
について)次に、図3を参照して、ルータ部20におけ
る光パケット信号の振分けについて説明する。図3は、
ルータ部における振分けの説明に供するマトリクスであ
る。マトリクス中の各波長λは、各波長合波器28の合
波出力端子36から出力される光パケット信号の波長を
表わしている。尚、該当する光パケット信号が入力され
なければ、合波出力端子からの出力もないことは言うま
でもない。
【0058】上述したように、ルータ部20において
は、遅延量の互いに異なる光パケット信号が入力される
各波長分波器26の各分波出力端子32と各波長合波器
28の各合波入力端子34とを、個々の波長合波器28
に入力される光パケット信号の波長が、波長分波器26
毎に互いに異なるように接続している。その結果、各外
部出力ポート12からは、それぞれ遅延時間に依存して
特定の波長の光パケット信号が順次に出力される。
【0059】具体的には、図3のマトリクスに示すよう
に、第1分波入力端子30aに入力された光パケット信
号のうち、波長λ1 、λ2 、λ3 およびλ4 のものはそ
れぞれ第1合波出力端子36a、第2合波出力端子36
b、第3合波出力端子36cおよび第4合波出力端子3
6dへそれぞれ出力される。
【0060】同様に、第2分波入力端子30bに入力さ
れた光パケット信号のうち、波長λ4 、λ1 、λ2 およ
びλ3 のものはそれぞれ第1合波出力端子36a、第2
合波出力端子36b、第3合波出力端子36cおよび第
4合波出力端子36dへそれぞれ出力される。
【0061】同様に、第3分波入力端子30cに入力さ
れた光パケット信号のうち、波長λ3 、λ4 、λ1 およ
びλ2 のものはそれぞれ第1合波出力端子36a、第2
合波出力端子36b、第3合波出力端子36cおよび第
4合波出力端子36dへそれぞれ出力される。
【0062】同様に、第4分波入力端子30dに入力さ
れた光パケット信号のうち、波長λ 2 、λ3 、λ4 およ
びλ1 のものはそれぞれ第1合波出力端子36a、第2
合波出力端子36b、第3合波出力端子36cおよび第
4合波出力端子36dへそれぞれ出力される。
【0063】また、分波入力端子30の番号がそのま
ま、遅延量の順序も表わしている。従って、各合波出力
端子36から出力される光パケット信号は、第1、第
2、第3および第4分波入力端子にそれぞれ入力された
ものが順次に出力されることになる。このため、このマ
トリクスは、以下のように見ることもできる。
【0064】具体的には、第1合波出力端子36aから
は、第1分波入力端子30a由来の波長λ1 、第2分波
入力端子30b由来の波長λ2 、第3分波入力端子30
c由来の波長λ3 そして第4分波入力端子30d由来の
波長λ4 の光パケット信号が順次に出力される。
【0065】同様に、第2合波出力端子36bからは、
第1分波入力端子30a由来の波長λ2 、第2分波入力
端子30b由来の波長λ1 、第3分波入力端子30c由
来の波長λ4 そして第4分波入力端子30d由来の波長
λ3 の光パケット信号が順次に出力される。
【0066】同様に、第3合波出力端子36cからは、
第1分波入力端子30a由来の波長λ3 、第2分波入力
端子30b由来の波長λ2 、第3分波入力端子30c由
来の波長λ1 そして第4分波入力端子30d由来の波長
λ4 の光パケット信号が順次に出力される。
【0067】28の合波出力端子36は、ルータ部20
の外部出力ポートでもある。
【0068】同様に、第4合波出力端子36dからは、
第1分波入力端子30a由来の波長λ4 、第2分波入力
端子30b由来の波長λ3 、第3分波入力端子30c由
来の波長λ2 そして第4分波入力端子30d由来の波長
λ1 の光パケット信号が順次に出力される。
【0069】尚、この実施の形態では、図3のマトリク
スの示すように、個々の波長合波器28の各合波入力端
子34にそれぞれ互いに異なる波長の光パケット信号が
入力されるように振分けたが、第1の発明では、振分け
方はこれに限定されるものではなく、任意好適な振分け
方を設定することができる。例えば、各波長合波器28
毎に共通の波長の光パケット信号が入力されるように振
分けても良い。
【0070】(動作について)次に、第1実施例の光パ
ケットスイッチ装置の動作例について説明する。尚、図
1では、各段階での各光パケット信号を模式的に示す。
【0071】ここでは、第1外部入力ポート10aに第
1外部出力ポート12aを宛先とする第1光パケット信
号110が入力され、第2外部入力ポート10bに第3
外部出力ポート12cを宛先とする第2光パケット信号
120が入力され、そして、第4外部入力ポート10d
に第1外部出力ポート12aを宛先とする第3光パケッ
ト信号130が入力されている。尚、第3外部入力ポー
ト10cには、光パケット信号は入力されていない。
尚、以下、「光パケット信号」を単に「信号」とも略称
する。
【0072】この入力された各光パケット110、12
0および130に関する情報は、制御装置38に送られ
る。制御装置38では、各光パケット信号の宛先、宛先
の競合の有無、および光遅延部18のバッファの状態を
チェックする。
【0073】この実施例では、これらの光パケット信号
が外部入力ポート10に入力された時点では、遅延部に
は、先行する光パケット信号は存在しない。
【0074】また、この第1光パケット信号110と第
3光パケット信号130とはいずれも宛先が第1外部出
力ポート12aであるので競合する。このため、両光パ
ケット信号は、互いに時間をずらして第1外部出力ポー
ト12aから出力させる必要がある。ここでは、第1光
パケット信号110を第3光パケット信号130に優先
して出力させることにする。
【0075】・(波長変換)ところで、図3のマトリク
スに示すように、光ルータ部20の第1合波出力端子3
6aを経て第1外部出力ポートへは、λ1 、λ4 、λ3
およびλ2 の波長の光パケット信号が順次に出力され
る。従って、ここでは、波長変換素子14aによって、
第1光パケット信号110の波長をλ1 に変換し、か
つ、波長変換素子14dによって、第3光パケット信号
130スイッチの波長をλ4 に変換する。尚、図1で
は、波長変換された第1光パケット信号に111、波長
変換された第2光パケット信号に121の符号を付して
示す。
【0076】また、図3のマトリクスに示すように、第
3合波出力端子36cを経て第3外部出力ポートへは、
λ3 、λ2 、λ1 およびλ4 の波長の光パケットスイッ
チが順次に出力される。そして、第3外部出力ポートで
は、光パケット信号の宛先が競合しないので、第2波長
変換素子14bによって、第3光パケット信号の波長を
最先に出力されるλ3 に変換する。尚、図1では、波長
変換された第3光パケット信号に131の符号を付して
示す。
【0077】尚、各可変波長変換素子14での変換波長
は、制御装置38によって指示される。
【0078】・(光スイッチによる方路選択)次に、波
長変換された各光パケット信号111、121および1
31は、光スイッチ16によって、光遅延部18のうち
の所望の遅延量が与えられる方路へ導かれる。
【0079】具体的には、光スイッチ16の第1導波入
力端子22aに入力された第1光パケット信号111
は、光スイッチにおいて、第1導波出力端子24aへ導
かれる。第1導波出力端子24aは、前述したように、
光遅延部18の第1方路18aへ接続されている。尚、
図1では、光スイッチ16から出力された第1光パケッ
ト信号に112の符号を付して示す。
【0080】同様に、第2導波入力端子22bに入力さ
れた第2光パケット信号121は、第1光導波出力端子
24aへ導かれる。尚、図1では、光スイッチ16〜出
力された第2光パケット信号に122の符号を付して示
す。
【0081】また、第4導波入力端子22dに入力され
た第3光パケット信号131は、第3導波出力端子24
cへ導かれる。第3導波出力端子24cは、前述したよ
うに、光遅延部18の第3方路18cへ接続されてい
る。尚、図1では、光スイッチ16から出力された第3
光パケット信号に132の符号を付して示す。
【0082】・(光遅延部における遅延)次に、光遅延
部18の各方路を伝搬する各光パケット信号にそれぞれ
遅延量が与えられる。
【0083】具体的には、光遅延部18の第1方路18
aを伝搬する第1光パケット信号112および第2光パ
ケット信号122は、遅延量0、即ち、遅延することな
く、波長ルータ20の第1波長分波素子26の分波入力
端子30aへ入力される。尚、図1では、遅延部18を
伝搬した第1光パケット信号に113の符号を付し、ま
た、第2光パケット信号に123の符号を付して示す。
そして、この第1光パケット信号112と第2光パケッ
ト信号122とは、時間的に重なって波長ルータ20へ
入力される。
【0084】尚、この発明では、遅延量0の第1方路1
8aも、光遅延部18に含める。
【0085】・(波長ルータにおける振分け) ・・(波長分波器における分波)次に、波長分波器26
の分波入力端子30から入力された光パケット信号は、
当該光パケット信号の波長λに応じて、個別の分波出力
端子32からそれぞれ出力される。
【0086】具体的には、第1波長分波器(波長分離フ
ィルタとも称する)26aの分波入力端子30aへ入力
された、波長λ1 の第1光パケット信号113は、第1
分波出力端子32a1から出力される。尚、図2では、
第1光パケット信号113が伝搬する方路を破線Iで示
す。
【0087】同様に、第2波長分波器26bの分波入力
端子30bへ入力した波長λ1 の第2光パケット信号1
23は、第1分波出力端子32b1から出力される。
尚、図2では、第2光パケット信号123が伝搬する方
路を一点破線IIで示す。
【0088】同様に、第1波長分波器26aの分波入力
端子30aへ入力した波長λ4 の第3光パケット信号1
33は、第4分波出力端子32a4から出力される。
尚、図2では、第3光パケット信号133が伝搬する方
路を二点破線III で示す。
【0089】・・(波長合波器における合波)次に、波
長分波器26の分波出力端子32からそれぞれ出力され
た光パケット信号は、それぞれ波長合波器28へ入力さ
れて、各波長合波器28において合波されて、合波出力
端子36から出力される。
【0090】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1から出力された第1光パケット信
号113は、第1波長合波器28aの第1合波入力端子
34a1へ入力される。そして、合波出力端子36aを
経て、第1外部出力ポート12aへ導かれる。尚、図1
では、合波出力端子36aから出力された第1光パケッ
ト信号に114の符号を付して示す。
【0091】同様に、第1波長分波器26aの第3分波
出力端子32a3から出力された第2光パケット信号1
23は、第3波長合波器28cの第3合波入力端子34
c3へ入力される。そして、合波出力端子36cを経
て、第3外部出力ポート12cへ導かれる。尚、図1で
は、合波出力端子36cから出力された第2光パケット
信号に124の符号を付して示す。
【0092】同様に、第2波長分波器26bの第1分波
出力端子32b1から出力された第3光パケット信号1
33は、第1波長合波器28aの第2合波入力端子34
a2へ入力される。そして、合波出力端子35aを経
て、第1外部出力ポート12aへ導かれる。尚、図1で
は、合波出力端子36aから出力された第3光パケット
信号に134の符号を付して示す。
【0093】ところで、第3光パケット信号134は、
第1光パケット信号114に対して1パケット分遅延し
ている。従って、第1外部出力ポート12aからは第1
光パケット信号114および第3光パケット信号134
が順次に出力される。
【0094】また、第3外部出力ポート12cは、第2
光パケット信号124が、遅延量0で出力される。
【0095】また第1の実施の形態の光パケットスイッ
チ装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号
を、波長分波器および波長合波器を用いて所望の外部出
力ポートへ導くので、ルータ部20において分岐損失が
理論的に発生しない。このため、この分岐損のために各
出力ポートから出力される光パケット信号の光強度が、
入力ポートへ入力された光パケット信号の光強度に比べ
て大幅に低下することがない。その結果、出力される光
パケット信号を安定して受信することが可能となる。
【0096】尚、この実施の形態においては、可変波長
変換部14を設けているが、入力ポートに入力される光
パケット信号が予め波長変換されている場合には、可変
波長変換部14を省略することもできる。
【0097】(第2の実施の形態) (光パケットスイッチ装置の構成について)第2の実施
の形態では、図5を参照して、第2の発明の光パケット
スイッチ装置の、4入力4出力バッファ深さ4パケット
分の例について説明する。図5は、第2の実施の形態の
光パケットスイッチ装置のルータ部の説明に供する模式
図である。
【0098】尚、図5では、第1の実施の形態の構成成
分と同一の成分には、第1の実施の形態における符号と
同一の符号を付している。
【0099】第2の実施の形態の光パケットスイッチ装
置によれば、4つの外部入力ポート10と4つの外部出
力ポート12との間に、可変波長変換素子14、光導波
部16としての光スイッチ16、光遅延部18およびル
ータ部40を順次に具えている。そして、このルータ4
0を除く構成は、第1の実施の形態の構成成分と同一で
あるので、その詳細な説明を省略する。
【0100】・(ルータ部について)第2の実施の形態
におけるルータ部40は、第1波長分波器26a、第2
波長分波器26b、第3波長分波器26cおよび第4波
長分波器26dの4つ波長分波器26を具え、かつ、第
1光選択スイッチ42a、第2光選択スイッチ42b、
第3光選択スイッチ42cおよび第4光選択スイッチ4
2dの4つの光選択導波部42としての光選択スイッチ
42を具えている。
【0101】・・(波長分波器について)そして、各波
長分波器26は、それぞれ1つの分波入力端子30およ
び4つの分波出力端子32を具えており、この分波入力
端子30から入力された光パケット信号を、当該光パケ
ット信号の波長λに応じて個別の出力端子32から出力
する構成を有している。そして、4つの分波出力端子3
2からは、互いに異なる波長の光パケット信号がそれぞ
れ出力される。尚、波長分波器26の構成には、従来周
知の任意好適なものを用いることができる。
【0102】具体的には、第1波長分波器26aは、分
波入力端子30aと、第1分波出力端子32a1、第2
分波出力端子32a2、第3分波出力端子32a3およ
び第4分波出力端子32a4を具えている。そして、第
1波長分波器26aの第1分波出力端子32a1からは
第1波長λ1 、第2分波出力端子32a2からは第2波
長λ2 、第3分波出力端子32a3からは第3波長λ
3 、そして、第4分波出力端子32a4からは第4波長
λ4 の光パケット信号のみがそれぞれ出力される。
【0103】また、第2波長分波器26bは、分波入力
端子30bと、第1分波出力端子32b1、第2分波出
力端子32b2、第3分波出力端子32b3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第2波長
分波器26bの第1分波出力端子32b1からは第4波
長λ4 、第2分波出力端子からは第1波長λ1 、第3分
波出力端子からは第2波長λ2 、そして、第4分波出力
端子からは第3波長λ3 の光パケット信号のみがそれぞ
れ出力される。
【0104】また、第3波長分波器26cは、分波入力
端子30cと、第1分波出力端子30c1、第2分波出
力端子32c2、第3分波出力端子32c3および第4
分波出力端子32c4を具えている。そして、第3波長
分波器26cの第1分波出力端子からは第3波長λ3
第2分波出力端子からは第4波長λ4 、第3分波出力端
子からは第1波長λ1 、そして、第4分波出力端子から
は第2波長λ2 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0105】また、第4波長分波器26dは、分波入力
端子30dと、第1分波出力端子32d1、第2分波出
力端子32d2、第3分波出力端子32d3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第4波長
分波器26dの第1分波出力端子からは第2波長λ2
第2分波出力端子からは第3波長λ3 、第3分波出力端
子からは第4波長λ4 、そして、第4分波出力端子から
は第1波長λ1 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0106】そして、各分波入力端子30は、波長分波
器26毎に個別の方路18に接続されている。
【0107】具体的には、第1波長分波器26aの分波
入力端子30aは、第1方路18aに接続されている。
従って、第1波長分波器26aには、遅延量が0の光パ
ケット信号が入力されることになる。
【0108】また、第2波長分波器26bの分波入力端
子30bは、第2方路18bに接続されている。従っ
て、第2波長分波器26bには、1パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0109】また、第3波長分波器26cの分波入力端
子30cは、第3方路18cに接続されている。従っ
て、第3波長分波器26cには、2パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0110】また、第4波長分波器26dの分波入力端
子30dは、第4方路18dに接続されている。従っ
て、第4波長分波器26dには、3パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0111】・・(光選択スイッチについて)そして、
各光選択スイッチ42は、4つの選択入力端子44およ
び1つの選択出力端子46を具えており、選択入力端子
44から入力された光パケット信号を選択出力端子46
へ導く構成を有している。尚、光選択スイッチ42の構
成には、従来周知の任意好適なものを用いることができ
る。
【0112】具体的には、第1光選択スイッチ42a
は、第1選択入力端子44a1、第2選択入力端子44
a2、第3選択入力端子44a3および第4選択入力端
子44a4と選択出力端子46aとを具えている。
【0113】また、第2光選択スイッチ42bは、第1
選択入力端子44b1、第2選択入力端子44b2、第
3選択入力端子44b3および第4選択入力端子44b
4と選択出力端子46bとを具えている。
【0114】また、第3光選択スイッチ42cは、第1
選択入力端子44c1、第2選択入力端子44c2、第
3選択入力端子44c3および第4選択入力端子44c
4と選択出力端子46cとを具えている。
【0115】また、第4光選択スイッチ42aは、第1
選択入力端子44d1、第2選択入力端子44d2、第
3選択入力端子44d3および第4選択入力端子44d
4と選択出力端子46dとを具えている。
【0116】また、各光選択スイッチ42の選択出力端
子46は、それぞれ個別の外部出力ポート12に接続さ
れている。
【0117】具体的には、第1光選択スイッチ42aの
選択出力端子46aは、第1外部出力ポート12aに接
続されている。また、第2光選択スイッチ42bの選択
出力端子46bは、第2外部出力ポート12bに接続さ
れている。また、第3光選択スイッチ42cの選択出力
端子46cは、第3外部出力ポート12cに接続されて
いる。また、第4光選択スイッチ42dの選択出力端子
46dは、第4外部出力ポート12dに接続されてい
る。
【0118】また、この実施例では、光選択スイッチ4
2は、制御装置38によって制御されている。
【0119】・・(波長分波器と光選択スイッチとの接
続)次に、波長分波器と光選択スイッチとの接続につい
て説明する。
【0120】個々の波長分波器26の各分波出力端子3
2は、当該分波出力端子毎にそれぞれ個別の光選択スイ
ッチ42の選択入力端子44に接続されている。そし
て、個々の光選択スイッチ42の各選択入力端子44か
らは互いに異なる遅延量の光パケット信号がそれぞれ入
力されることになる。
【0121】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1、第2分波出力端子32a2、第
3分波出力端子32a3および第4分波出力端子32a
4は、それぞれ、第1光選択スイッチ42aの第1選択
入力端子44a1、第2光選択スイッチ42bの第1選
択入力端子44b1、第3光選択スイッチ42cの第1
選択入力端子44c1および第4光選択スイッチ42d
の第1選択入力端子44d1に接続されている。従っ
て、第1波長分波器26aから各光選択スイッチ42の
第1選択入力端子へは、いずれも遅延量が0の光パケッ
ト信号が入力されることになる。
【0122】同様に、第2波長分波器26bの第1分波
出力端子32b1、第2分波出力端子32b2、第3分
波出力端子32b3および第4分波出力端子32b4
は、それぞれ、第1光選択スイッチ42aの第2選択入
力端子44a2、第2光選択スイッチ42bの第2選択
入力端子44b2、第3光選択スイッチ42cの第2選
択入力端子44c2および第4光選択スイッチ42dの
第2選択入力端子44d2に接続されている。従って、
第2波長分波器26bから各光選択スイッチ42の第2
選択入力端子へは、いずれも1パケット分だけ遅延した
光パケット信号が入力されることになる。
【0123】同様に、第3波長分波器26cの第1分波
出力端子32c1、第2分波出力端子32c2、第3分
波出力端子32c3および第4分波出力端子32c4
は、それぞれ、第1光選択スイッチ42aの第3選択入
力端子44a3、第2光選択スイッチ42bの第3選択
入力端子44b3、第3光選択スイッチ42cの第3選
択入力端子44c3および第4光選択スイッチ42dの
第3選択入力端子44d3に接続されている。従って、
第3波長分波器26cから各光選択スイッチ42の第3
選択入力端子へは、いずれも2パケット分だけ遅延した
光パケット信号が入力されることになる。
【0124】同様に、第4波長分波器26aの第1分波
出力端子32d1、第2分波出力端子32d2、第3分
波出力端子32d3および第4分波出力端子32d4
は、それぞれ、第1光選択スイッチ42aの第4選択入
力端子44a4、第2光選択スイッチ42bの第4選択
入力端子44b4、第3光選択スイッチ42cの第4選
択入力端子44c4および第4光選択スイッチ42dの
第4選択入力端子44d4に接続されている。従って、
第4波長分波器26dから各光選択スイッチ42の第4
選択入力端子へは、いずれも3パケット分だけ遅延した
光パケット信号が入力されることになる。尚、該当する
光パケット信号が入力されなければ、選択出力端子から
の出力もないことは言うまでもない。
【0125】・・(ルータ部における波長による振分け
について)次に、ルータ部40における光パケット信号
の振分けについて説明する。
【0126】この実施の形態においては、各光選択スイ
ッチ42毎に特定の波長の光パケット信号が入力され
る。
【0127】具体的には、各波長分波器26の第1分波
出力端子32*1(*はa、b、cまたはdを表わす)
からは、いずれも波長λ1 の光パケット信号が出力され
る。このため、第1光選択スイッチ42a*(*は1、
2、3または4を表わす)の各選択入力端子44aに
は、波長λ1 の光パケット信号のみが入力される。
【0128】同様に、各波長分波器26の第2分波出力
端子32*2からは、いずれも波長λ2 の光パケット信
号が出力される。このため、第2光選択スイッチ42b
の各選択入力端子44b*には、波長λ2 の光パケット
信号のみが入力される。
【0129】同様に、各波長分波器26の第3分波出力
端子32*3からは、いずれも波長λ3 の光パケット信
号が出力される。このため、第3光選択スイッチ42c
の各選択入力端子44c*には、波長λ3 の光パケット
信号のみが入力される。
【0130】同様に、各波長分波器26の第4分波出力
端子32*4からは、いずれも波長λ4 の光パケット信
号が出力される。このため、第4光選択スイッチ42d
の各選択入力端子44d*には、波長λ4 の光パケット
信号のみが入力される。
【0131】尚、第2の発明の光パケットスイッチ装置
においては、各光選択スイッチへの波長による振分け
は、これに限定されるものではなく、任意好適な振分け
を設定することができる。例えば、各光選択スイッチ4
2に、それぞれ複数の波長の光信号を入力しても良い。
【0132】また、各選択出力端子からは、第1、第
2、第3および第4波長分波器26に由来の光パケット
スイッチが順次に出力される。尚、該当する光パケット
信号が入力されなければ、選択出力端子からの出力もな
いことは言うまでもない。
【0133】(動作について)次に、第1実施例の光パ
ケットスイッチ装置の動作例について説明する。ここで
は、第1の実施の形態の場合と同様に、第1外部入力ポ
ート10aに第1外部出力ポート12aを宛先とする第
1光パケット信号110が入力され、第2外部入力ポー
ト10bに第3外部出力ポート12cを宛先とする第2
光パケット信号120が入力され、そして、第4外部入
力ポート10dに第1外部出力ポート12aを宛先とす
る第3光パケット信号130が入力されている。
【0134】尚、光パケット信号がルータ部40へ入力
するまでの動作は、第4可変波長変換素子14dにおい
ては、第3光パケット信号130の波長が波長λ1 に変
換される点を除いては、前述の第1の実施の形態におけ
るものと同一であるので、その説明を省略する。
【0135】・(可変波長変換部における波長変換)但
し、第2の実施の形態においては、第3光パケット信号
は、第4可変波長変換素子14dにおいては、波長λ1
に変換される。
【0136】・(波長ルータにおける振分け) ・・(波長分波器における分波)次に、波長分波器26
の分波入力端子30から入力された光パケット信号は、
当該光パケット信号の波長λに応じて、個別の分波出力
端子32からそれぞれ出力される。
【0137】具体的には、第1波長分波器(波長分離フ
ィルタとも称する)26aの分波入力端子30aへ入力
された、波長λ1 の第1光パケット信号113は、第1
分波出力端子32a1から出力される。尚、図2では、
第1光パケット信号113が伝搬する方路を破線Iで示
す。
【0138】同様に、第2波長分波器26bの分波入力
端子30bへ入力した波長λ1 の第2光パケット信号1
23は、第1分波出力端子32b1から出力される。
尚、図2では、第2光パケット信号123が伝搬する方
路を一点破線IIで示す。
【0139】同様に、第1波長分波器26aの分波入力
端子30aへ入力した波長λ4 の第3光パケット信号1
33は、第4分波出力端子32a4から出力される。
尚、図2では、第3光パケット信号133が伝搬する方
路を二点破線III で示す。
【0140】・・(光選択スイッチにおける導波)次
に、波長分波器26の分波出力端子32からそれぞれ出
力された光パケット信号は、それぞれ光選択スイッチ4
2へ入力されて、各光選択スイッチ42において選択出
力端子46へ導かれる。
【0141】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1から出力された第1光パケット信
号113は、第1光選択スイッチ42aの第1選択入力
端子44a1へ入力される。そして、この第1光パケッ
ト信号113は、選択出力端子46aを経て、第1外部
出力ポート12aへ導かれる。
【0142】同様に、第1波長分波器26aの第3分波
出力端子32a3から出力された第2光パケット信号1
23は、第3光選択スイッチ42cの第3選択入力端子
44c3へ入力される。そして、この第2光パケット信
号114は、選択出力端子46cを経て、第3外部出力
ポート12cへ導かれる。
【0143】同様に、第2波長分波器26bの第1分波
出力端子32b1から出力された第3光パケット信号1
33は、第1光選択スイッチ42aの第2選択入力端子
44a2へ入力される。そして、この第3光パケット信
号133は、選択出力端子46aを経て、第1外部出力
ポート12aへ導かれる。
【0144】ところで、第3光パケット信号134は、
第1光パケット信号114に対して1パケット分遅延し
ている。従って、第1外部出力ポート12aからは第1
光パケット信号114および第3光パケット信号134
が順次に出力される。
【0145】また、第3外部出力ポート12cは、第2
光パケット信号124が、遅延量0で出力される。
【0146】また第2の実施の形態の光パケットスイッ
チ装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号
を、波長分波器および光選択スイッチを用いて所望の外
部出力ポートへ導くので、ルータ部40において分岐損
失が理論的に発生しない。このため、この分岐損のため
に各出力ポートから出力される光パケット信号の光強度
が、入力ポートへ入力された光パケット信号の光強度に
比べて大幅に低下することがない。その結果、出力され
る光パケット信号を安定して受信することが可能とな
る。
【0147】尚、この実施の形態においては、可変波長
変換部14を設けているが、入力ポートに入力される光
パケット信号が予め波長変換されている場合には、可変
波長変換部14を省略することもできる。
【0148】(第3の実施の形態) (光パケットスイッチ装置の構成について)第3の実施
の形態では、図5および図6を参照して、第3の発明の
光パケットスイッチ装置の、4入力4出力バッファ深さ
4パケット分の例について説明する。図5は、第3の実
施の形態の光パケットスイッチ装置の説明に供する模式
図である。また、図6は、ルータ部の説明に供する模式
図である。
【0149】尚、図5では、第1の実施の形態の構成成
分と同一の成分には、第1の実施の形態における符号と
同一の符号を付している。
【0150】第3の実施の形態の光パケットスイッチ装
置によれば、4つの外部入力ポート10と4つの外部出
力ポート12との間に、固定波長変換部48、光導波部
16としての光スイッチ16、光遅延部18およびルー
タ部50を順次に具えている。そして、固定波長変換部
48およびルータ部50を除く構成は、第1の実施の形
態の構成成分と同一であるので、その詳細な説明を省略
する。
【0151】・(固定波長変換部について)第3の実施
の形態における固定波長変換部48は、第1外部入力ポ
ート10aに接続された第1固定波長変換素子48a、
第2外部入力ポート10bに接続された第2固定波長変
換素子48b、第3外部入力ポート10cに接続された
第3固定波長変換素子48c、および、第4外部入力ポ
ート10dに接続された第4固定波長変換素子48dを
具えている。
【0152】そして、この第1固定波長変換素子48a
は、光パケット信号の波長を波長λ1 に変換する。ま
た、この第2固定波長変換素子48bは、光パケット信
号の波長を波長λ2 に変換する。また、この第3固定波
長変換素子48cは、光パケット信号の波長を波長λ3
に変換する。また、この第4固定波長変換素子48d
は、光パケット信号の波長を波長λ4 に変換する。
【0153】尚、第3の発明においては、各固定波長変
換素子の変換波長は、これらに限定されるものではな
く、任意好適な波長の固定波長変換素子を用いることが
できる。
【0154】・(ルータ部について)第3の実施の形態
におけるルータ部50は、図6に示すように、第1波長
分波器26a、第2波長分波器26b、第3波長分波器
26cおよび第4波長分波器26dの4つ波長分波器2
6を具え、かつ、光導波選択部54を具えている。
【0155】・・(波長分波器について)そして、各波
長分波器26は、それぞれ1つの分波入力端子30およ
び4つの分波出力端子32を具えており、この分波入力
端子30から入力された光パケット信号を、当該光パケ
ット信号の波長λに応じて個別の出力端子32から出力
する構成を有している。そして、4つの分波出力端子3
2からは、互いに異なる波長の光パケット信号がそれぞ
れ出力される。尚、波長分波器26の構成には、従来周
知の任意好適なものを用いることができる。
【0156】具体的には、第1波長分波器26aは、分
波入力端子30aと、第1分波出力端子32a1、第2
分波出力端子32a2、第3分波出力端子32a3およ
び第4分波出力端子32a4を具えている。そして、第
1波長分波器26aの第1分波出力端子32a1からは
第1波長λ1 、第2分波出力端子32a2からは第2波
長λ2 、第3分波出力端子32a3からは第3波長λ
3 、そして、第4分波出力端子32a4からは第4波長
λ4 の光パケット信号のみがそれぞれ出力される。
【0157】また、第2波長分波器26bは、分波入力
端子30bと、第1分波出力端子32b1、第2分波出
力端子32b2、第3分波出力端子32b3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第2波長
分波器26bの第1分波出力端子32b1からは第4波
長λ4 、第2分波出力端子からは第1波長λ1 、第3分
波出力端子からは第2波長λ2 、そして、第4分波出力
端子からは第3波長λ3 の光パケット信号のみがそれぞ
れ出力される。
【0158】また、第3波長分波器26cは、分波入力
端子30cと、第1分波出力端子30c1、第2分波出
力端子32c2、第3分波出力端子32c3および第4
分波出力端子32c4を具えている。そして、第3波長
分波器26cの第1分波出力端子からは第3波長λ3
第2分波出力端子からは第4波長λ4 、第3分波出力端
子からは第1波長λ1 、そして、第4分波出力端子から
は第2波長λ2 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0159】また、第4波長分波器26dは、分波入力
端子30dと、第1分波出力端子32d1、第2分波出
力端子32d2、第3分波出力端子32d3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第4波長
分波器26dの第1分波出力端子からは第2波長λ2
第2分波出力端子からは第3波長λ3 、第3分波出力端
子からは第4波長λ4 、そして、第4分波出力端子から
は第1波長λ1 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0160】そして、各分波入力端子30は、波長分波
器26毎に個別の方路18に接続されている。
【0161】具体的には、第1波長分波器26aの分波
入力端子30aは、第1方路18aに接続されている。
従って、第1波長分波器26aには、遅延量が0の光パ
ケット信号が入力されることになる。
【0162】また、第2波長分波器26bの分波入力端
子30bは、第2方路18bに接続されている。従っ
て、第2波長分波器26bには、1パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0163】また、第3波長分波器26cの分波入力端
子30cは、第3方路18cに接続されている。従っ
て、第3波長分波器26cには、2パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0164】また、第4波長分波器26dの分波入力端
子30dは、第4方路18dに接続されている。従っ
て、第4波長分波器26dには、3パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0165】・・(光選択スイッチについて)そして、
光選択スイッチ52は、16(=4×4)の選択入力端
子44および4つの選択出力端子56を具え、任意の選
択入力端子54から入力された光パケット信号を任意の
選択出力端子56に導く構成を有している。尚、光選択
スイッチ52の構成には、従来周知の任意好適なものを
用いることができる。
【0166】また、この選択入力端子54は、第1選択
入力端子54a、第2選択入力端子54b、第3選択入
力端子54c、第4選択入力端子54d、第5選択入力
端子54e、第6選択入力端子54f、第7選択入力端
子54g、第8選択入力端子54h、第9選択入力端子
54i、第10選択入力端子54j、第11選択入力端
子54k、第12選択入力端子54l、第13選択入力
端子54m、第14選択入力端子54n、第15選択入
力端子54o、および、第16選択入力端子54pを以
って構成されている。
【0167】また、選択出力端子56は、第1選択出力
端子56a、第2選択出力端子56b、第3選択出力端
子56c、および、第4選択出力端子56dを以って構
成されている。
【0168】また、各選択出力端子56は、それぞれ個
別の外部出力ポート12に接続されている。
【0169】具体的には、第1選択出力端子56aは、
第1外部出力ポート12aに接続されている。また、第
2選択出力端子56bは、第2外部出力ポート12bに
接続されている。また、第3選択出力端子56cは、第
3外部出力ポート12cに接続されている。また、第4
選択出力端子56dは、第4外部出力ポート12dに接
続されている。
【0170】また、この実施例では、光選択スイッチ5
2は、制御装置38によって制御されている。
【0171】・(波長分波器と光選択スイッチとの接
続)次に、波長分波器と光選択スイッチとの接続につい
て説明する。
【0172】個々の波長分波器26の各分波出力端子3
2は、それぞれ光選択スイッチ52の各選択入力端子5
4に個別に接続されている。
【0173】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1、第2分波出力端子32a2、第
3分波出力端子32a3および第4分波出力端子32a
4は、第1選択入力端子54a、第2選択入力端子54
b、第3選択入力端子54cおよび第4選択入力端子5
4dにそれぞれ接続されている。
【0174】同様に、第2波長分波器26bの第1分波
出力端子32b1、第2分波出力端子32b2、第3分
波出力端子32b3および第4分波出力端子32b4
は、第5選択入力端子54e、第6選択入力端子54
f、第7選択入力端子54gおよび第8選択入力端子5
4hにそれぞれ接続されている。
【0175】同様に、第3波長分波器26cの第1分波
出力端子32c1、第2分波出力端子32c2、第3分
波出力端子32c3および第4分波出力端子32c4
は、第9選択入力端子54i、第10選択入力端子54
j、第11選択入力端子54kおよび第12選択入力端
子54lにそれぞれ接続されている。
【0176】同様に、第4波長分波器26dの第1分波
出力端子32d1、第2分波出力端子32d2、第3分
波出力端子32d3および第4分波出力端子32d4
は、第13選択入力端子54m、第14選択入力端子5
4n、第15選択入力端子54oおよび第16選択入力
端子54pにそれぞれ接続されている。
【0177】(動作について)次に、第1実施例の光パ
ケットスイッチ装置の動作例について説明する。ここで
は、第1の実施の形態の場合と同様に、第1外部入力ポ
ート10aに第1外部出力ポート12aを宛先とする第
1光パケット信号110が入力され、第2外部入力ポー
ト10bに第3外部出力ポート12cを宛先とする第2
光パケット信号120が入力され、そして、第4外部入
力ポート10dに第1外部出力ポート12aを宛先とす
る第3光パケット信号130が入力されている。
【0178】尚、光パケット信号がルータ部50へ入力
するまでの動作は、固定波長変換部48において、第1
光パケット信号110の波長が波長λ1 に、第2光パケ
ット信号120の波長を波長λ2 に、第3光パケット信
号130の波長を波長λ4 に変換するものが、固定波長
変換部48である点を除いては、前述の第1の実施の形
態におけるものと同一であるので、その説明を省略す
る。
【0179】・(波長ルータにおける振分け) ・・(波長分波器における分波)次に、波長分波器26
の分波入力端子30から入力された光パケット信号は、
当該光パケット信号の波長λに応じて、個別の分波出力
端子32からそれぞれ出力される。
【0180】具体的には、第1波長分波器(波長分離フ
ィルタとも称する)26aの分波入力端子30aへ入力
された、波長λ1 の第1光パケット信号113は、第1
分波出力端子32a1から出力される。尚、図2では、
第1光パケット信号113が伝搬する方路を破線Iで示
す。
【0181】同様に、第1波長分波器26aの分波入力
端子30aへ入力した波長λ2 の第2光パケット信号1
23は、第2分波出力端子32b2から出力される。
尚、図2では、第2光パケット信号123が伝搬する方
路を一点破線IIで示す。
【0182】同様に、第2波長分波器26bの分波入力
端子30bへ入力した波長λ4 の第3光パケット信号1
33は、第4分波出力端子32b4から出力される。
尚、図2では、第3光パケット信号133が伝搬する方
路を二点破線III で示す。
【0183】・・(光選択スイッチにおける導波)次
に、波長分波器26の分波出力端子32からそれぞれ出
力された光パケット信号は、それぞれ光選択スイッチ5
2によって任意の選択出力端子56へ導かれる。
【0184】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1から出力された第1光パケット信
号113は、光選択スイッチ52の第1選択入力端子5
4aへ入力される。そして、この第1光パケット信号1
13は、光選択スイッチ52によって、第1選択出力端
子56aへ導かれて、第1外部出力ポート12aへ出力
される。
【0185】同様に、第1波長分波器26aの第2分波
出力端子32a2から出力された第2光パケット信号1
23は、光選択スイッチ52の第2選択入力端子54b
へ入力される。そして、この第2光パケット信号114
は、光選択スイッチ52によって第3選択出力端子56
c導かれて、第3外部出力ポート12cへ出力される。
【0186】同様に、第2波長分波器26bの第4分波
出力端子32b4から出力された第3光パケット信号1
33は、光選択スイッチ52の第8選択入力端子54h
へ入力される。そして、この第3光パケット信号133
は、光選択スイッチ52によって第1選択出力端子56
aへ導かれて、第1外部出力ポート12aへ出力され
る。
【0187】ところで、第3光パケット信号134は、
第1光パケット信号114に対して1パケット分遅延し
ている。従って、第1外部出力ポート12aからは第1
光パケット信号114および第3光パケット信号134
が順次に出力される。
【0188】また、第3外部出力ポート12cは、第2
光パケット信号124が、遅延量0で出力される。
【0189】また第3の実施の形態の光パケットスイッ
チ装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号
を、波長分波器および光選択スイッチを用いて所望の外
部出力ポートへ導くので、ルータ部50において分岐損
失が理論的に発生しない。このため、この分岐損のため
に各出力ポートから出力される光パケット信号の光強度
が、入力ポートへ入力された光パケット信号の光強度に
比べて大幅に低下することがない。その結果、出力され
る光パケット信号を安定して受信することが可能とな
る。
【0190】尚、この実施の形態においては、固定変波
長変換部48を設けているが、入力ポートに入力される
光パケット信号が予め波長変換されている場合には、こ
の固定波長変換部48を省略することもできる。
【0191】(第4の実施の形態) (光パケットスイッチ装置の構成について)第4の実施
の形態では、図7を参照して、第4の発明の光パケット
スイッチ装置の、4入力4出力バッファ深さ4パケット
分の例について説明する。図7は、第4の実施の形態の
光パケットスイッチ装置のルータ部の説明に供する模式
図である。
【0192】尚、図7では、第3の実施の形態の構成成
分と同一の成分には、第3の実施の形態における符号と
同一の符号を付している。
【0193】第4の実施の形態の光パケットスイッチ装
置によれば、4つの外部入力ポート10と4つの外部出
力ポート12との間に、固定波長変換素子48、光導波
部16としての光スイッチ16、光遅延部18およびル
ータ部60を順次に具えている。そして、このルータ部
60を除く構成は、第3の実施の形態の構成成分と同一
であるので、その詳細な説明を省略する。
【0194】・(ルータ部について)第4の実施の形態
におけるルータ部60は、4つの波長分波器26、4つ
の光選択スイッチ62および4つの波長合波器28を具
えている。
【0195】・・(波長分波器について)この波長分波
器26は、第1波長分波器26a、第2波長分波器26
b、第3波長分波器26cおよび第4波長分波器26d
を以って構成されている。
【0196】そして、各波長分波器26は、それぞれ1
つの分波入力端子30および4つの分波出力端子32を
具えており、この分波入力端子30から入力された光パ
ケット信号を、当該光パケット信号の波長λに応じて個
別の出力端子32から出力する構成を有している。そし
て、4つの分波出力端子32からは、互いに異なる波長
の光パケット信号がそれぞれ出力される。尚、波長分波
器26の構成には、従来周知の任意好適なものを用いる
ことができる。
【0197】具体的には、第1波長分波器26aは、分
波入力端子30aと、第1分波出力端子32a1、第2
分波出力端子32a2、第3分波出力端子32a3およ
び第4分波出力端子32a4を具えている。そして、第
1波長分波器26aの第1分波出力端子32a1からは
第1波長λ1 、第2分波出力端子32a2からは第2波
長λ2 、第3分波出力端子32a3からは第3波長λ
3 、そして、第4分波出力端子32a4からは第4波長
λ4 の光パケット信号のみがそれぞれ出力される。
【0198】また、第2波長分波器26bは、分波入力
端子30bと、第1分波出力端子32b1、第2分波出
力端子32b2、第3分波出力端子32b3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第2波長
分波器26bの第1分波出力端子32b1からは第4波
長λ4 、第2分波出力端子からは第1波長λ1 、第3分
波出力端子からは第2波長λ2 、そして、第4分波出力
端子からは第3波長λ3 の光パケット信号のみがそれぞ
れ出力される。
【0199】また、第3波長分波器26cは、分波入力
端子30cと、第1分波出力端子30c1、第2分波出
力端子32c2、第3分波出力端子32c3および第4
分波出力端子32c4を具えている。そして、第3波長
分波器26cの第1分波出力端子からは第3波長λ3
第2分波出力端子からは第4波長λ4 、第3分波出力端
子からは第1波長λ1 、そして、第4分波出力端子から
は第2波長λ2 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0200】また、第4波長分波器26dは、分波入力
端子30dと、第1分波出力端子32d1、第2分波出
力端子32d2、第3分波出力端子32d3および第4
分波出力端子32b4を具えている。そして、第4波長
分波器26dの第1分波出力端子からは第2波長λ2
第2分波出力端子からは第3波長λ3 、第3分波出力端
子からは第4波長λ4 、そして、第4分波出力端子から
は第1波長λ1 の光パケット信号のみがそれぞれ出力さ
れる。
【0201】そして、各分波入力端子30は、波長分波
器26毎に個別の方路18に接続されている。
【0202】具体的には、第1波長分波器26aの分波
入力端子30aは、第1方路18aに接続されている。
従って、第1波長分波器26aには、遅延量が0の光パ
ケット信号が入力されることになる。
【0203】また、第2波長分波器26bの分波入力端
子30bは、第2方路18bに接続されている。従っ
て、第2波長分波器26bには、1パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0204】また、第3波長分波器26cの分波入力端
子30cは、第3方路18cに接続されている。従っ
て、第3波長分波器26cには、2パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0205】また、第4波長分波器26dの分波入力端
子30dは、第4方路18dに接続されている。従っ
て、第4波長分波器26dには、3パケット分だけ遅延
した光パケット信号が入力されることになる。
【0206】・・(光選択スイッチについて)この光選
択スイッチ62は、第1光選択スイッチ62a、第2光
選択スイッチ62b、第3光選択スイッチ62cおよび
第4光選択スイッチ62dを以って構成されている。
【0207】そして、各光選択スイッチ62は、4つの
選択入力端子64および4つの選択出力端子66を具え
ており、選択入力端子64から入力された光パケット信
号を任意の選択出力端子66へ導く構成を有している。
尚、光選択スイッチ62の構成には、従来周知の任意好
適なものを用いることができる。
【0208】具体的には、第1光選択スイッチ62a
は、第1選択入力端子64a1、第2選択入力端子64
a2、第3選択入力端子64a3および第4選択入力端
子64a4の4つの選択入力端子64と、第1選択出力
端子66a1、第2選択出力端子66a2、第3選択出
力端子66a3および第4選択出力端子66a4の4つ
の選択出力端子とを具えている。
【0209】また、第2光選択スイッチ62bは、第1
選択入力端子64b1、第2選択入力端子64b2、第
3選択入力端子64b3および第4選択入力端子64b
4の4つの選択入力端子64と、第1選択出力端子66
b1、第2選択出力端子66b2、第3選択出力端子6
6b3および第4選択出力端子66b4の4つの選択出
力端子とを具えている。
【0210】また、第3光選択スイッチ62cは、第1
選択入力端子64c1、第2選択入力端子64c2、第
3選択入力端子64c3および第4選択入力端子64c
4の4つの選択入力端子64と、第1選択出力端子66
c1、第2選択出力端子66c2、第3選択出力端子6
6c3および第4選択出力端子66c4の4つの選択出
力端子とを具えている。
【0211】また、第4光選択スイッチ62aは、第1
選択入力端子64d1、第2選択入力端子64d2、第
3選択入力端子64d3および第4選択入力端子64d
4の4つの選択入力端子と、第1選択出力端子66d
1、第2選択出力端子66d2、第3選択出力端子66
d3および第4選択出力端子66d4の4つの選択出力
端子とを具えている。
【0212】また、この実施例では、光選択スイッチ6
2は、制御装置38によって制御されている。
【0213】・・(波長分波器と光選択スイッチとの接
続)次に、波長分波器と光選択スイッチとの接続につい
て説明する。
【0214】個々の波長分波器26の各分波出力端子3
2は、当該分波出力端子毎にそれぞれ個別の光選択スイ
ッチ62の選択入力端子64に接続されている。そし
て、個々の光選択スイッチ62の各選択入力端子64か
らは互いに異なる遅延量の光パケット信号がそれぞれ入
力されることになる。
【0215】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1、第2分波出力端子32a2、第
3分波出力端子32a3および第4分波出力端子32a
4は、それぞれ、第1光選択スイッチ62aの第1選択
入力端子64a1、第2光選択スイッチ62bの第1選
択入力端子64b1、第3光選択スイッチ62cの第1
選択入力端子64c1および第4光選択スイッチ62d
の第1選択入力端子64d1に接続されている。従っ
て、第1波長分波器26aから各光選択スイッチ62の
第1選択入力端子へは、いずれも遅延量が0の光パケッ
ト信号が入力されることになる。
【0216】同様に、第2波長分波器26bの第1分波
出力端子32b1、第2分波出力端子32b2、第3分
波出力端子32b3および第4分波出力端子32b4
は、それぞれ、第1光選択スイッチ62aの第2選択入
力端子64a2、第2光選択スイッチ62bの第2選択
入力端子64b2、第3光選択スイッチ62cの第2選
択入力端子64c2および第4光選択スイッチ62dの
第2選択入力端子64d2に接続されている。従って、
第2波長分波器26bから各光選択スイッチ62の第2
選択入力端子へは、いずれも1パケット分だけ遅延した
光パケット信号が入力されることになる。
【0217】同様に、第3波長分波器26cの第1分波
出力端子32c1、第2分波出力端子32c2、第3分
波出力端子32c3および第4分波出力端子32c4
は、それぞれ、第1光選択スイッチ62aの第3選択入
力端子64a3、第2光選択スイッチ62bの第3選択
入力端子64b3、第3光選択スイッチ62cの第3選
択入力端子64c3および第4光選択スイッチ62dの
第3選択入力端子64d3に接続されている。従って、
第3波長分波器26cから各光選択スイッチ62の第3
選択入力端子へは、いずれも2パケット分だけ遅延した
光パケット信号が入力されることになる。
【0218】同様に、第4波長分波器26aの第1分波
出力端子32d1、第2分波出力端子32d2、第3分
波出力端子32d3および第4分波出力端子32d4
は、それぞれ、第1光選択スイッチ62aの第4選択入
力端子64a4、第2光選択スイッチ62bの第4選択
入力端子64b4、第3光選択スイッチ62cの第4選
択入力端子64c4および第4光選択スイッチ62dの
第4選択入力端子64d4に接続されている。従って、
第4波長分波器26dから各光選択スイッチ62の第4
選択入力端子へは、いずれも3パケット分だけ遅延した
光パケット信号が入力されることになる。尚、該当する
光パケット信号が入力されなければ、選択出力端子から
の出力もないことは言うまでもない。
【0219】・・(波長合波器について)そして、各波
長合波器28は、4つの合波入力端子34および1つの
合波出力端子36を具えており、合波入力端子34から
入力された光パケット信号を合波して合波出力端子26
から出力する構成を有している。尚、波長合波器28の
構成には、従来周知の任意好適なものを用いることがで
きる。
【0220】具体的には、第1波長合波器28aは、第
1合波入力端子34a1、第2合波入力端子34a2、
第3合波入力端子34a3および第4合波入力端子34
a4と合波出力端子36aとを具えている。
【0221】また、第2波長合波器28bは、第1合波
入力端子34b1、第2合波入力端子34b2、第3合
波入力端子34b3および第4合波入力端子34b4と
合波出力端子36bとを具えている。
【0222】また、第3波長合波器28cは、第1合波
入力端子34c1、第2合波入力端子34c2、第3合
波入力端子34c3および第4合波入力端子34c4と
合波出力端子36cとを具えている。
【0223】また、第4波長合波器28aは、第1合波
入力端子34d1、第2合波入力端子34d2、第3合
波入力端子34d3および第4合波入力端子34d4と
合波出力端子36dとを具えている。
【0224】また、各波長合波器28の合波出力端子3
6は、それぞれ個別の外部出力ポート12に接続されて
いる。
【0225】具体的には、第1波長合波器28aの合波
出力端子36aは、第1外部出力ポート12aに接続さ
れている。また、第2波長合波器28bの合波出力端子
36bは、第2外部出力ポート12bに接続されてい
る。また、第3波長合波器28cの合波出力端子36c
は、第3外部出力ポート12cに接続されている。ま
た、第4波長合波器28dの合波出力端子36dは、第
4外部出力ポート12dに接続されている。 ・・(光選択スイッチと波長合波器との接続について)
次に光選択スイッチ62と波長合波器28との接続につ
いて説明する。
【0226】個々の光選択スイッチ62の導波出力端子
66は、それぞれ個別の合波器28に接続されている。
個々の光選択スイッチ62からそれぞれ互いに異なる波
長の光パケット信号が出力されるので、個々の波長合波
器28の各合波入力端子34からは互いに異なる波長の
の光パケット信号がそれぞれ入力されることになる。
【0227】具体的には、第1光選択スイッチ62aの
第1選択出力端子66a1、第2選択出力端子66a
2、第3選択出力端子66a3および第4選択出力端子
66a4は、第1波長合波器28aの第1合波入力端子
34a1、第2波長合波器28bの第1合波入力端子3
4b1、第3波長合波器28cの第1合波入力端子34
c1および第4波長合波器28dの第1合波入力端子3
4d1にそれぞれ接続されている。
【0228】同様に、第2光選択スイッチ62bの第1
選択出力端子66b1、第2選択出力端子66b2、第
3選択出力端子66b3および第4選択出力端子66b
4は、第1波長合波器28aの第2合波入力端子34a
2、第2波長合波器28bの第2合波入力端子34b
2、第3波長合波器28cの第2合波入力端子34c2
および第4波長合波器28dの第2合波入力端子34d
2にそれぞれ接続されている。
【0229】同様に、第3光選択スイッチ62cの第1
選択出力端子66c1、第2選択出力端子66c2、第
3選択出力端子66c3および第4選択出力端子66c
4は、第1波長合波器28aの第3合波入力端子34a
3、第2波長合波器28bの第3合波入力端子34b
3、第3波長合波器28cの第3合波入力端子34c3
および第4波長合波器28dの第3合波入力端子34d
3にそれぞれ接続されている。
【0230】同様に、第4光選択スイッチ62dの第1
選択出力端子66d1、第2選択出力端子66d2、第
3選択出力端子66d3および第4選択出力端子66d
4は、第1波長合波器28aの第4合波入力端子34a
4、第2波長合波器28bの第4合波入力端子34b
4、第3波長合波器28cの第4合波入力端子34c4
および第4波長合波器28dの第4合波入力端子34d
4にそれぞれ接続されている。
【0231】(動作について)次に、第1実施例の光パ
ケットスイッチ装置の動作例について説明する。ここで
は、第1の実施の形態の場合と同様に、第1外部入力ポ
ート10aに第1外部出力ポート12aを宛先とする第
1光パケット信号110が入力され、第2外部入力ポー
ト10bに第3外部出力ポート12cを宛先とする第2
光パケット信号120が入力され、そして、第4外部入
力ポート10dに第1外部出力ポート12aを宛先とす
る第3光パケット信号130が入力されている。
【0232】尚、光パケット信号がルータ部40へ入力
するまでの動作は、前述の第4の実施の形態におけるも
のと同一であるので、その説明を省略する。
【0233】・(波長ルータにおける振分け) ・・(波長分波器における分波)波長分波器26の分波
入力端子30から入力された光パケット信合は、当該光
パケット信号の波長λに応じて、個別の分波出力端子3
2からそれぞれ出力される。
【0234】具体的には、第1波長分波器(波長分離フ
ィルタとも称する)26aの分波入力端子30aへ入力
された、波長λ1 の第1光パケット信号113は、第1
分波出力端子32a1から出力される。尚、図7では、
第1光パケット信号113が伝搬する方路を破線Iで示
す。
【0235】同様に、第1波長分波器26aの分波入力
端子30aへ入力した波長λ2 の第2光パケット信号1
23は、第2分波出力端子32a2から出力される。
尚、図7では、第2光パケット信号123が伝搬する方
路を一点破線IIで示す。
【0236】同様に、第2波長分波器26bの分波入力
端子30bへ入力した波長λ4 の第3光パケット信号1
33は、第4分波出力端子32b4から出力される。
尚、図7では、第3光パケット信号133が伝搬する方
路を二点破線III で示す。
【0237】・・(光選択スイッチにおける導波)次
に、波長分波器26の分波出力端子32からそれぞれ出
力された光パケット信合波、それぞれ光選択スイッチ6
2へ入力されて、各光選択スイッチ62において選択出
力端子66へ導かれる。
【0238】具体的には、第1波長分波器26aの第1
分波出力端子32a1から出力された第1光パケット信
号113は、第1光選択スイッチ62aの第1選択入力
端子64a1へ入力される。そして、この第1光パケッ
ト信号113は、第1光選択スイッチ62aによって、
第1選択出力端子66a1へ導かれる。
【0239】同様に、第1波長分波器26aの第2分波
出力端子32a2から出力された第2光パケット信号1
23は、第2光選択スイッチ62bの第1選択入力端子
64b1へ入力される。そして、この第2光パケット信
号114は、第2光選択スイッチ62bによって、第3
選択出力端子66b3へ導かれる。
【0240】同様に、第2波長分波器26bの第4分波
出力端子32b4から出力された第3光パケット信号1
33は、第4光選択スイッチ62dの第2選択入力端子
64d2へ入力される。そして、この第3光パケット信
号133は、第4光選択スイッチ62dによって、第1
選択出力端子66d1へ導かれる。
【0241】・・(波長合波器における合波)次に、光
選択スイッチ62の選択出力端子66からそれぞれ出力
された光パケット信号は、それぞれ波長合波器28へ入
力されて、各波長合波器28において合波されて、合波
出力端子36から出力される。
【0242】具体的には、第1光選択スイッチ62の第
1選択出力端子66a1から出力された第1光パケット
信号113は、第1波長合波器28aの第1合波入力端
子34a1へ入力される。そして、合波出力端子36a
を経て、第1外部出力ポート12aへ導かれる。尚、図
7では、合波出力端子36aから出力された第1光パケ
ット信号に114の符号を付して示す。
【0243】同様に、第2光選択スイッチ62bの第3
選択出力端子66b3から出力された第2光パケット信
号123は、第3波長合波器28cの第3合波入力端子
34c3へ入力される。そして、合波出力端子36cを
経て、第3外部出力ポート12cへ導かれる。尚、図7
では、合波出力端子36cから出力された第2光パケッ
ト信号に124の符号を付して示す。
【0244】同様に、第4光選択スイッチ62dの第1
選択出力端子66d1から出力された第3光パケット信
号133は、第1波長合波器28aの第4合波入力端子
34a4へ入力される。そして、合波出力端子35aを
経て、第1外部出力ポート12aへ導かれる。尚、図7
では、合波出力端子36aから出力された第3光パケッ
ト信号に134の符号を付して示す。
【0245】ところで、第3光パケット信号134は、
第1光パケット信号114に対して1パケット分遅延し
ている。従って、第1外部出力ポート12aからは第1
光パケット信号114および第3光パケット信号134
が順次に出力される。
【0246】また、第3外部出力ポート12cは、第2
光パケット信号124が、遅延量0で出力される。
【0247】また第4の実施の形態の光パケットスイッ
チ装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信号
を、波長分波器および光選択スイッチを用いて所望の外
部出力ポートへ導くので、ルータ部60において分岐損
失が理論的に発生しない。このため、この分岐損のため
に各出力ポートから出力される光パケット信号の光強度
が、入力ポートへ入力された光パケット信号の光強度に
比べて大幅に低下することがない。その結果、出力され
る光パケット信号を安定して受信することが可能とな
る。
【0248】尚、この実施の形態においては、可変波長
変換部14を設けているが、入力ポートに入力される光
パケット信号が予め波長変換されている場合には、可変
波長変換部14を省略することもできる。
【0249】上述した各実施の形態では、これらの発明
を特定の条件で構成した例について説明したが、これら
の発明は多くの変更および変形を行うことができる。例
えば、上述した各実施例では、4入力、4出力の(4×
4の)光パケットスイッチ装置について説明したが、こ
れらの発明では、外部入力ポートおよび外部出力ポート
の数はこれに限定されるものでなく、より多数の端子を
設けることができる。また、外部入力ポートの数と外部
出力ポートの数とは同数でなくとも良い。
【0250】
【発明の効果】この出願に係る各発明の光パケットスイ
ッチ装置によれば、各遅延量が与えられた光パケット信
号を、波長分波器および光選択スイッチを用いて所望の
外部出力ポートへ導くので、ルータ部において分岐損失
が理論的に発生しない。このため、この分岐損のために
各出力ポートから出力される光パケット信号の光強度
が、入力ポートへ入力された光パケット信号の光強度に
比べて大幅に低下することがない。その結果、出力され
る光パケット信号を安定して受信することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の光パケットスイッチ装置の
説明に供する模式図である。
【図2】第1の実施の形態の光パケットスイッチ装置の
ルータ部における波長分波器と波長合波器との接続の説
明に供する模式図である。
【図3】第1の実施の形態の光パケットスイッチ装置の
ルータ部における振分け特性を示すマトリクスである。
【図4】第2の実施の形態の光パケットスイッチ装置の
ルータ部の説明に供する模式図である。
【図5】第3の実施の形態の光パケットスイッチ装置の
説明に供する模式図である。
【図6】第3の実施の形態の光パケットスイッチ装置の
ルータ部の説明に供する模式図である。
【図7】第4の実施の形態の光パケットスイッチ装置の
ルータ部の説明に供する模式図である。
【符号の説明】
10:外部入力ポート 10a:第1外部入力ポート 10b:第2外部入力ポート 10c:第3外部入力ポート 10d:第4外部入力ポート 12:外部出力ポート 12a:第1外部出力ポート 12b:第2外部出力ポート 12c:第3外部出力ポート 12d:第4外部出力ポート 14:可変波長変換部 14a:第1可変波長変換素子 14b:第2可変波長変換素子 14c:第3可変波長変換素子 14d:第4可変波長変換素子 16:光導波部(光スイッチ) 18:光遅延部 18a:第1方路 18b:第2方路 18c:第3方路 18d:第4方路 20:ルータ部 22:導波入力端子 22a:第1導波入力端子 22b:第2導波入力端子 22c:第3導波入力端子 22d:第4導波入力端子 24:導波出力端子 24a:第1導波出力端子 24b:第2導波出力端子 24c:第3導波出力端子 24d:第4導波出力端子 26:波長分波器 26a:第1波長分波器 26b:第2波長分波器 26c:第3波長分波器 26d:第4波長分波器 28:波長合波器 28a:第1波長合波器 28b:第2波長合波器 28c:第3波長合波器 28d:第4波長合波器 30、30a、30b、30c、30d:分波入力端子 32:分波出力端子 32a1、32b1、32c1、32d1:第1分波出
力端子 32a2、32b2、32c2、32d2:第2分波出
力端子 32a3、32b3、32c3、32d3:第3分波出
力端子 32a4、32b4、32c4、32d4:第4分波出
力端子 34:合波入力端子 34a1、34b1、34c1、34d1:第1合波入
力端子 34a2、34b2、34c2、34d2:第2合波入
力端子 34a3、34b3、34c3、34d3:第3合波入
力端子 34a4、34b4、34c4、34d4:第4合波入
力端子 36、36a、36b、36c、36d:合波出力端子 38:制御装置 40:ルータ部 42:光選択導波部(光選択スイッチ) 42a:第1光選択スイッチ 42b:第2光選択スイッチ 42c:第3光選択スイッチ 42d:第4光選択スイッチ 44:選択入力端子 44a1、44b1、44c1、44d1:第1選択入
力端子 44a2、44b2、44c2、44d2:第2選択入
力端子 44a3、44b3、44c3、44d3:第3選択入
力端子 44a4、44b4、44c4、44d4:第4選択入
力端子 46、46a、46b、46c、46d:選択出力端子 48:固定波長変換部 48a:第1固定波長変換素子 48b:第2固定波長変換素子 48c:第3固定波長変換素子 48d:第4固定波長変換素子 50:ルータ部 52:光選択導波部(光選択スイッチ) 54:選択入力端子 54a:第1選択入力端子 54b:第2選択入力端子 54c:第3選択入力端子 54d:第4選択入力端子 54e:第5選択入力端子 54f:第6選択入力端子 54g:第7選択入力端子 54h:第8選択入力端子 54i:第9選択入力端子 54j:第10選択入力端子 54k:第11選択入力端子 54l:第12選択入力端子 54m:第13選択入力端子 54n:第14選択入力端子 54o:第15選択入力端子 54p:第16選択入力端子 56:選択出力端子 56a:第1選択出力端子 56b:第2選択出力端子 56c:第3選択出力端子 56d:第4選択出力端子 60:ルータ部 62:光選択導波部(光選択スイッチ) 62a:第1光選択スイッチ 62b:第2光選択スイッチ 62c:第3光選択スイッチ 62d:第4光選択スイッチ 64:選択入力端子 64a1、64b1、64c1、64d1:第1選択入
力端子 64a2、64b2、64c2、64d2:第2選択入
力端子 64a3、64b3、64c3、64d3:第3選択入
力端子 64a4、64b4、64c4、64d4:第4選択入
力端子 66:選択出力端子 66a1、66b1、66c1、66d1:第1選択出
力端子 66a2、66b2、66c2、66d2:第2選択出
力端子 66a3、66b3、66c3、66d3:第3選択出
力端子 66a4、66b4、66c4、66d4:第4選択出
力端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部入力ポートと複数の外部出力
    ポートとの間に、光導波部、光遅延部およびルータ部を
    順次に具え、 前記光導波部は、複数の導波入力端子および複数の導波
    出力端子を具え、任意の該導波入力端子から入力された
    光パケット信号を任意の該導波出力端子に導く構成を有
    しており、 各前記導波入力端子は、それぞれ個別の前記外部入力ポ
    ートへ接続してあり、各前記光遅延部は、複数の方路を
    具え、 各該方路は、それぞれ個別の前記導波出力端子へ接続し
    てあり、かつ、互いに異なる遅延量を、当該方路を伝搬
    する光パケット信号に与える構成を有してなる光パケッ
    トスイッチ装置であって、 前記ルータ部は、複数の波長分波器および複数の波長合
    波器を具え、 前記波長分波器は、1つの分波入力端子および複数の分
    波出力端子を具え、該分波入力端子から入力された光パ
    ケット信号を、当該光パケット信号の波長に応じて個別
    の該出力端子から出力する構成を有しており、 前記分波入力端子は、前記波長分波器毎に個別の前記方
    路に接続してあり、 前記波長合波器は、複数の合波入力端子および1つの合
    波出力端子を具え、任意の前記合波入力端子から入力さ
    れた光パケット信号を合波して前記合波出力端子から出
    力する構成を有しており、 個々の前記波長分波器の前記分波出力端子は、当該出力
    端子毎にそれぞれ個別の前記波長合波器の前記合波入力
    端子に接続してあり、 前記合波出力端子は、それぞれ個別の前記外部出力ポー
    トに接続してなることを特徴とする光パケットスイッチ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光パケットスイッチ装
    置において、 前記外部入力ポートと前記導波入力端子との間に、光パ
    ケット信号の波長を当該光パケット毎に任意の波長に変
    換する可変波長変換部を具えてなることを特徴とする光
    パケットスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 複数の外部入力ポートと複数の外部出力
    ポートとの間に、光導波部、複数の光遅延部およびルー
    タ部を順次に具え、 前記光導波部は、複数の導波入力端子および複数の導波
    出力端子を具え、任意の該導波入力端子から入力された
    光パケット信号を任意の該導波出力端子に導く構成を有
    しており、 各前記導波入力端子は、それぞれ個別の前記外部入力ポ
    ートへ接続してあり、 各前記光遅延部は、複数の方路を具え、 各該方路は、それぞれ個別の前記導波出力端子へ接続し
    てあり、かつ、互いに異なる遅延量を、当該方路を伝搬
    する光パケット信号にそれぞれ与える構成を有してなる
    光パケットスイッチ装置であって、 前記ルータ部は、複数の波長分波器および複数の光選択
    導波部を具え、 前記波長分波器は、1つの分波入力端子および複数の分
    波出力端子を具え、該分波入力端子から入力された光パ
    ケット信号を、当該光パケット信号の波長に応じて個別
    の該出力端子から出力する構成を有しており、 前記分波入力端子は、前記波長分波器毎に個別の前記方
    路に接続してあり、 前記光選択導波部は、複数の選択入力端子および1つの
    選択出力端子を具え、任意の該選択入力端子から入力さ
    れた光パケット信号を該選択出力端子に導く構成を有し
    ており、 個々の前記波長分波器の前記分波出力端子は、当該出力
    端子毎にそれぞれ個別の前記光選択導波部の前記選択入
    力端子に接続してあり、 前記選択出力端子は、前記光選択導波部毎に個別の前記
    外部出力ポートに接続してなることを特徴とする光パケ
    ットスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光パケットスイッチ装
    置において、 前記外部入力ポートと前記導波入力端子との間に、光パ
    ケット信号の波長を当該光パケット毎に任意の波長に変
    換する可変波長変換部を具えてなることを特徴とする光
    パケットスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 複数の外部入力ポートと複数の外部出力
    ポートとの間に、光導波部、複数の光遅延部およびルー
    タ部を順次に具え、 前記光導波部は、複数の導波入力端子および複数の導波
    出力端子を具え、任意の該導波入力端子から入力された
    光パケット信号を任意の該導波出力端子に導く構成を有
    しており、 各前記導波入力端子は、それぞれ個別の前記外部入力ポ
    ートへ接続してあり、 各前記光遅延部は、複数の方路を具え、 各該方路は、それぞれ個別の前記導波出力端子へ接続し
    てあり、かつ、互いに異なる遅延量を、当該方路を伝搬
    する光パケット信号にそれぞれ与える構成を有してなる
    光パケットスイッチ装置であって、 前記ルータ部は、複数の波長分波器および1つの光選択
    導波部を具え、 前記波長分波器は、1つの分波入力端子および複数の分
    波出力端子を具え、該分波入力端子から入力された光パ
    ケット信号を、当該光パケット信号の波長に応じて個別
    の該出力端子から出力する構成を有しており、 前記分波入力端子は、前記波長分波器毎に個別の前記方
    路に接続してあり、 前記光選択導波部は、複数の選択入力端子および複数の
    選択出力端子を具え、任意の該選択入力端子から入力さ
    れた光パケット信号を任意の該選択出力端子に導く構成
    を有しており、 前記選択入力端子は、それぞれ個別の前記分波出力端子
    に接続してあり、 前記選択出力端子は、それぞれ個別の前記外部出力ポー
    トに接続してなることを特徴とする光パケットスイッチ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光パケットスイッチ装
    置において、 前記外部入力ポートと前記導波入力端子との間に、光パ
    ケット信号の波長を当該光パケット毎に任意の波長に変
    換する可変波長変換部若しくは該光パケット信号の波長
    を前記外部入力ポート毎に特定の波長に変換する固定波
    長変換部を具えてなることを特徴とする光パケットスイ
    ッチ装置。
  7. 【請求項7】 複数の外部入力ポートと複数の外部出力
    ポートとの間に、光導波部、複数の光遅延部およびルー
    タ部を順次に具え、 前記光導波部は、複数の導波入力端子および複数の導波
    出力端子を具え、任意の該導波入力端子から入力された
    光パケット信号を任意の該導波出力端子に導く構成を有
    しており、 各前記導波入力端子は、それぞれ個別の前記外部入力ポ
    ートへ接続してあり、 各前記光遅延部は、複数の方路を具え、 各該方路は、それぞれ個別の前記導波出力端子へ接続し
    てあり、かつ、互いに異なる遅延量を、当該方路を伝搬
    する光パケット信号にそれぞれ与える構成を有してなる
    光パケットスイッチ装置であって、 前記ルータ部は、複数の波長分波器、複数の光選択導波
    部および複数の波長合波器を具え、 前記波長分波器は、1つの分波入力端子および複数の分
    波出力端子を具え、該分波入力端子から入力された光パ
    ケット信号を、当該光パケット信号の波長に応じて個別
    の該出力端子から出力する構成を有しており、 前記分波入力端子は、前記波長分波器毎に個別の前記方
    路に接続してあり、 個々の前記波長分波器の該分波出力端子は、それぞれ個
    別の前記光選択導波部に接続してあり、 前記光選択導波部は、複数の選択入力端子および複数の
    選択出力端子を具え、任意の該選択入力端子から入力さ
    れた光パケット信号を任意の該選択出力端子に導く構成
    を有しており、 個々の前記光選択導波部の前記選択入力端子は、それぞ
    れ個別の前記波長分波器の前記分波出力端子に接続して
    あり、 個々の前記光選択導波部の該導波出力端子は、それぞれ
    個別の前記波長合波器に接続してあり、 前記波長合波器は、複数の合波入力端子および1つの合
    波出力端子を具え、該合波入力端子から入力された光パ
    ケット信号を合波して該合波出力端子から出力する構成
    を有しており、 個々の前記波長合波器の前記合波入力端子は、それぞれ
    個別の前記光選択導波部の前記選択出力端子へ接続して
    あり、 前記合波出力端子は、それぞれ個別の外部出力ポートに
    接続してなることを特徴とする光パケットスイッチ装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光パケットスイッチ装
    置において、 前記外部入力ポートと前記導波入力端子との間に、光パ
    ケット信号の波長を当該光パケット毎に任意の波長に変
    換する可変波長変換部若しくは該光パケット信号の波長
    を前記外部入力ポート毎に特定の波長に変換する固定波
    長変換部を具えてなることを特徴とする光パケットスイ
    ッチ装置。
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