JPH09284261A - 自動再送制御方法 - Google Patents

自動再送制御方法

Info

Publication number
JPH09284261A
JPH09284261A JP8091193A JP9119396A JPH09284261A JP H09284261 A JPH09284261 A JP H09284261A JP 8091193 A JP8091193 A JP 8091193A JP 9119396 A JP9119396 A JP 9119396A JP H09284261 A JPH09284261 A JP H09284261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burst data
error
slot
control channel
tdma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8091193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3208653B2 (ja
Inventor
Keijiro Take
啓二郎 武
Takeshi Imai
毅 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP09119396A priority Critical patent/JP3208653B2/ja
Publication of JPH09284261A publication Critical patent/JPH09284261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3208653B2 publication Critical patent/JP3208653B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤りが検出された場合には、自動再送要求の
ために制御チャネルを用い、再送するバーストデータの
量をできるだけ抑えた自動再送制御方法を得る。 【解決手段】 受信側装置である基地局4は送信側装置
である移動機3からTDMAのフレーム単位に受信した
各バーストデータに対して誤り検出を行い、誤りを検出
すると、当該誤りが検出されたバーストデータに対応す
るスロット位置を検出し、前記誤りが検出されたバース
トデータを送信した送信側装置毎に前記フレームを識別
するフレーム番号と前記スロット位置をTDMAのフレ
ーム単位に受信失敗信号に付加して、所定の時間後のT
DMAのフレームにおける制御チャネルで送信する。前
記送信側装置は前記フレーム番号と前記スロット位置で
指定された前記バーストデータを蓄積部から読み出し、
最初に送信が可能な前記TDMAスロットで指定された
バーストデータを再送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局制御装置と
複数の基地局と複数の移動機からなり、基地局と複数の
移動機との間の無線通信チャネルが制御チャネルと情報
チャネルとから構成されており、各無線通信チャネルに
対するアクセス方式として要求に応じて割り当てを行う
デマンドアサイン型のTDMA(Time Divis
ion Multiple Access)方式を用い
た無線通信システムに用いられる自動再送制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】無線回線のように比較的誤り発生率の高
い伝送路を用いてデータ伝送を行う通信システムでは、
誤りが少なく信頼性の高いデータ伝送を行うために従来
から自動再送要求(ARQ:Automatic Re
peat reQuest)方式が検討されている。こ
の自動再送要求方式は送信側が送信するデータに対して
あらかじめ定められた手順で誤り検出符号化して送信
し、受信側は前記手順に対応した手順で誤り検出を行
い、誤りが検出された場合には自動的に送信側に対し
て、再送要求を行う伝送方法である。
【0003】基本的な自動再送要求方式としては、図1
0に示すように、Stop & Wait ARQ方
式、Go−Back−N ARQ方式、Selecti
ve−Repeat ARQ方式の3つの方式が検討さ
れている。Stop & Wait ARQ方式は、送
信側が送信するデータを複数のブロックに分割し、1つ
のブロックを送信した後、受信側から受信成功信号(A
ck)もしくは受信失敗再送要求信号(Nack)を受
信するまで、次のブロックを送信せずに待機する方式で
あり、この方式では手順、装置ともに簡単にできる。こ
れに対して、Go−Back−N ARQ方式は、送信
側が、受信側からの応答(AckまたはNack)を待
たずに複数のブロックを連続送信し、受信側から再送要
求信号が来た場合に再送要求されたブロックだけでな
く、当該ブロック以降の送信済みのブロックも連続的に
再送する方式である。
【0004】また、Selective−Repeat
ARQ方式は、Go−Back−N ARQ方式と同
様に、送信側が、受信側からの応答を待たずにブロック
を順次送信していき、受信側は受信したブロック毎に誤
り検出を行い、各々のブロックに対して応答を返し、送
信側は受信側からの応答で受信失敗再送要求信号となっ
ているブロックのみを再送し、受信した応答に誤りが検
出された場合には当該応答で成功/失敗の確認がなされ
る予定であったブロックを再送する方式である。
【0005】上記3つの方式の内で、Selectiv
e−Repeat ARQ方式が最も高い伝送効率を得
ることができるが、装置が複雑になるという問題と、容
量が大きいバッファメモリが必要になるため、装置の簡
素化、及び処理の高速化を目指す移動体通信への利用は
難しいという問題がある。
【0006】移動体無線データ伝送に対して自動再送要
求(ARQ)を行う方法は、例えば、特開平5−160
817号公報に示されている。以下に、この移動体通信
システムにおける従来の自動再送要求について、図1
1、図12を用いて説明する。
【0007】図11は従来例におけるシステム構成図で
ある。図11において、10は送信側無線通信装置、2
0は受信側無線通信装置である。次に、送信側無線通信
装置の構成について説明する。11は通信制御部、12
は送信データを所定の符号化則に従って符号化する符号
化部、13は送信データを一時記憶するバッファメモ
リ、14は所定周波数の搬送波を符号化された送信デー
タで変調し、送受切り替えスイッチ16を介してアンテ
ナ17から送信する送信部、15はアンテナ17によっ
て受信された搬送波を受信変調する受信部である。次
に、受信側無線通信装置の構成について説明する。21
は通信制御部、22は符号化されて受信された受信デー
タを復号する符号化部、23は受信データを一時記憶す
るバッファメモリ、24は所定周波数の搬送波を符号化
された送信データで変調し、送受切り替えスイッチ26
を介してアンテナ27から送信する送信部、25はアン
テナ27によって受信された搬送波を受信変調する受信
部である。
【0008】また、図12は従来例における自動再送要
求方式の再送手順を示したシーケンス図であり、図中、
TXBは送信ブロック番号、RXBは受信ブロック番
号、TACKは送信側が確認した最新の送信成功ブロッ
ク番号、RACKは受信側が確認した受信ブロックを示
す。また、受信側での受信ブロックの判定内容として、
sは誤りが無く有効なブロック、eは誤りが検出され無
効となったブロック、dは誤り無く受信されたもののブ
ロック番号がRACKの次でないため無効となったブロ
ックである。図中の実線または点線で×印のあるものは
無線伝送中に誤りが発生したことを表している。また、
本従来例におけるラウンドトリップ時間N(送信側がブ
ロックを送出して応答を受信するまでに要する時間であ
り、送信側が送出するブロック数で表現したもの)を4
とする。
【0009】次に、従来の自動再送要求方式の動作を図
11、図12を用いて説明する。本従来例に記載されて
いる自動再送要求方式は、Go−Back−N ARQ
方式を基本に、送信側が応答の誤りを検出した場合と検
出しなかった場合とで再送手順を切り替える方式であ
る。送信側無線通信装置10はバッファメモリ13に記
憶されている送信データを複数のブロックに分割し、各
ブロックデータに連続するブロック番号(TXB)を割
り当てる。次に、通信制御部11内にある送信成功ブロ
ック番号カウンタ(TACK)を0にリセットする。次
に、受信側に回線接続要求を行い、回線が確立した後、
前記データブロックを番号順にバッファメモリ13から
読みだし、符号化部12が所定の符号化則に従った誤り
検出符号化を行い、送信部14を通じて送信する。
【0010】これに対し、受信側無線通信装置20は最
初に回線接続が確立した段階で通信制御部21内にある
受信確認ブロック番号カウンタ(RACK)を送信側と
同様にリセットしておく。次に、データを受信部25を
通じて受信すると、Go−Back−N ARQ方式の
受信側の手順に従い受信したデータブロックの誤り検出
を行い、RACKを更新するか否かの判定を行い送信側
へ応答信号を返す。
【0011】一方、送信側は受信側からの応答を待たず
にブロック送信を続け、ラウンドトリップ時間後に受信
された応答の誤りを受信側と同様の誤り検出機能により
検出する。前記応答が誤りなく受信され再送要求であれ
ば、TACKの次の番号のブロックまで戻ってそこから
Nブロックを再送する。一方、受信した応答信号に誤り
が検出された場合には、当該信号ブロックを廃棄し、R
ACKとの比較、TACKの更新等の処理は行わない。
ここで、RACKが更新されずに再送要求が出されてい
る可能性があるため、当該応答で受信成功信号もしくは
受信失敗再送要求信号により再送要求される予定(RA
CKとして返ってくる予定であった番号)のデータブロ
ックを1ブロックだけ再送するSelective−R
epeat ARQ方式の再送手順に切り替え、次の応
答を待つ。
【0012】次の応答が正しく受信され、RACKがプ
ラス1に更新されていれば再送を行う前に送信したブロ
ック番号の次の番号から送信を続ける。RACKが更新
されずに再送要求が出された場合にはGo−Back−
N ARQ方式の再送手順に切り替わるが、この場合に
は再送要求されたブロック番号から既にSelecti
ve−Repeat ARQ方式で再送されている前記
1ブロックを除いた残りのブロックのみを再送して通常
の通信状態に戻る。受信側については通常のGo−Ba
ck−N ARQ方式の手順通り、誤り検出符号化(実
際には復号化)を用いて受信データブロックの誤り検出
及びRACKと受信ブロックでRACKを更新し、送信
側への応答として返す方式が考案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動再送要求方
式では、応答を送信するチャネルの誤りが再送動作を引
き起こし伝送効率を低下させるという問題点があった。
【0014】また、従来の自動再送要求方式は、双方向
対称型通信チャネルのみを対象としているため、可変速
度通信においても自動再送要求を行うためには最高速度
に対応できるシーケンス番号を必要とし、当該シーケン
ス番号の表現のためにオーバヘッドが増大するという問
題点があった。
【0015】また、従来の自動再送要求方式では、シー
ケンス番号を用いるため、連続したTDMAフレームで
フィードバックチャネルに誤りが生じた場合には、同一
シーケンス番号が発生し、バーストデータの区別ができ
ないという問題点があった。
【0016】また、従来の自動再送要求方式では、フィ
ードバック(帰還)チャネルに誤りが生じた場合には、
再度受信側装置がバーストデータ受信成功信号もしくは
バーストデータ受信失敗信号の再送を行わなければなら
ず、その分遅延が増えるという問題点があった。
【0017】また、従来の自動再送要求方式では、再送
するバーストデータが増大すると伝送遅延が増加しスル
ープットが減少するという問題点があった。
【0018】この発明は、このような問題点を解決する
ために為されたものであり、自動再送要求のために制御
チャネルを用い、誤りが検出された場合には、再送する
バーストデータの量をできるだけ抑えた自動再送制御方
法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る自動再
送制御方法(従来例の自動再送要求方式と同じものであ
る)は、無線ゾーンを管理する少なくとも1つの基地局
と、該基地局を統合管理する基地局制御装置と、ユーザ
用の情報を伝送する情報チャネルと、該情報チャネルの
TDMAのスロットを割当てる制御チャネルとから成る
無線通信チャネルを介して前記基地局との間で要求に応
じて割り当てを行うデマンドアサイン型のTDMA方式
を用いてアクセスされる少なくとも1つの移動機と、か
ら構成された無線通信システム内で用いられ、バースト
データを送信する送信側装置である前記基地局もしくは
前記移動機から前記バーストデータを受信する受信側装
置である前記移動機もしくは前記基地局は、バーストデ
ータ受信成功信号(Ack)及びバーストデータ受信失
敗信号(Nack)の送信を行うフィードバックチャネ
ルとして前記制御チャネルを用いる手段と、前記制御チ
ャネルでのバーストデータ受信成功信号及びバーストデ
ータ受信失敗信号の伝送には、情報チャネルで伝送する
バーストデータに対して適用する誤り訂正符号よりも、
情報長に対する符号語長を長くとる誤り訂正符号を付加
する手段を備えたものである。
【0020】第2の発明に係る自動再送制御方法は、受
信側装置はTDMAのフレーム単位に送信側装置から受
信した各バーストデータに対する誤り検出を行う誤り検
出手段を具備し、当該誤りが生じたバーストデータに対
応するTDMAのスロット位置を検出するスロット位置
検出手段と、前記誤りが生じたバーストデータを送信し
た前記送信側装置毎に前記スロット位置を表現できる情
報をTDMAのフレーム単位に受信失敗信号に付加し
て、あらかじめ定められた時間後の前記フレームのフィ
ードバックチャネルである制御チャネルで送信する送信
手段とを備えたものである。
【0021】第3の発明に係る自動再送制御方法は、送
信側装置はフィードバックチャネルである制御チャネル
で受信した受信失敗信号に付されたスロット位置に対応
するバーストデータ以降のバーストデータを送信側装置
内の蓄積部から読み出すバーストデータ読み出し手段
と、このバーストデータ読み出し手段によって前記蓄積
部から読み出されたバーストデータを、あらかじめ定め
られた時間後のTDMAのフレームにおいて、前記送信
側装置に割り当てられた一つ以上のスロット内の時間的
に最初のスロットから順にTDMAのフレーム単位に再
送する再送手段とを備えたものである。
【0022】第4の発明に係る自動再送制御方法は、送
信側装置は、受信側装置から送信されるフィードバック
チャネルである制御チャネルの受信情報での誤りを検出
する誤り検出手段と、前記受信情報の誤りの有無に応じ
て、前記制御チャネル受信の成功もしくは失敗を意味す
る情報をバーストデータと共にあらかじめ定められた時
間後のTDMAフレームにおける情報チャネルで送信す
る送信手段とを具備し、前記送信側装置が前記制御チャ
ネルにおいて誤りを検出した場合には、当該制御チャネ
ルで受信する予定であったバーストデータ受信成功信号
(Ack)及びバーストデータ受信失敗信号(Nac
k)で送達確認が得られる予定であったフレームで送信
したすべてのバーストデータを再度送信するものであ
る。
【0023】第5の発明に係る自動再送制御方法は、受
信側装置はTDMAのフレーム単位に送信側装置から受
信した各バーストデータに対して誤り検出を行う誤り検
出手段と、当該誤りが生じたバーストデータに対応する
TDMAスロットのスロット位置を検出するスロット位
置検出手段と、前記誤りが生じたバーストデータを送信
した送信側装置毎に前記フレームを識別するフレーム番
号と前記スロット位置をTDMAのフレーム単位に受信
失敗信号に付加して、あらかじめ定められた時間後のT
DMAのフレームにおけるフィードバックチャネルであ
る制御チャネルで送信する応答手段とを具備し、前記送
信側装置は前記フレーム番号と前記スロット位置を表現
する情報で指定された前記バーストデータを蓄積部から
読み出すバーストデータ読み出し手段と、送信が可能な
1つ以上の前記TDMAスロットの前から順に指定され
たバーストデータを再送する再送手段とを備えたもので
ある。
【0024】第6の発明に係る自動再送制御方法は、受
信側装置は受信した一つ以上のバーストデータが誤って
いた場合には該バーストデータの再送及び未送出のバー
ストデータの送信に必要なスロット数を算出するスロッ
ト数算出手段を具備し、前記受信側装置が移動機の場合
には受信失敗信号とともに前記算出したスロット数を制
御チャネルで要求するスロット数要求手段を備え、前記
受信側装置が基地局の場合には前記算出したスロット数
に応じて新たにTDMAスロットを割当てるTDMAス
ロット割当て手段と、記受信失敗信号とともに前記送信
側装置である移動機に対して割り当てスロット変更通知
を前記制御チャネルで行う割り当てスロット変更通知手
段とを備えたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明に係る自動再送制御方法を
含む通信システムの一実施の形態を示すシステム構成図
である。図1において、1は基地局を統合管理する基地
局制御装置、2a〜2dは無線ゾーン、3a〜3eは無
線ゾーン2a〜2d間を移動する移動機、4a〜4dは
無線ゾーン2a〜2dを管理する基地局である。このシ
ステム構成図は以降の実施の形態においても用いられ
る。
【0026】また、図2は本発明に係る自動再送制御方
法が用いるTDMA方式のフレーム(以下、TDMAフ
レームという)の構成の一実施の形態を示すフレーム構
成図であり、この例では同一のTDMAフレームを制御
チャネルと情報チャネルに分割している構成を示してい
る。また、図3は図2に示したフレーム構成を用いて基
地局4と移動機3との間の通信を実行する場合の動作シ
ーケンスを示すシーケンス図であり、この例では移動機
3から基地局4に対してバーストデータを送信する場合
の動作シーケンスを示している。このTDMAフレーム
構成図も以降の実施の形態において用いられる。
【0027】次に、本実施の形態の動作を図1、図2及
び図3を用いて説明する。図1に示すように同一無線ゾ
ーン2内に存在する複数の移動機3と当該無線ゾーン2
を管理する一つの基地局4とは無線通信チャネルを介し
て通信を行うことができる。ここで、移動機3と基地局
4の無線通信アクセス方式として、デマンドアサイン型
のTDMAを用いる。本実施の形態では図2に示すよう
に、同一TDMAフレーム内の前半に制御チャネル用の
スロット群が存在し、更に当該スロット群は上りスロッ
トと下りスロットに時分割多重(TDD)されており、
上りスロット群は各移動機3がランダムアクセス方式に
よって上り制御チャネルとして獲得することができ、一
度獲得できた上り制御チャネルは移動機3からの解放メ
ッセージが送信されるまで、当該移動機3が使用でき
る。なお、「上り」とは移動機3から基地局4に対する
方向を示し、「下り」とは基地局4から移動機3に対す
る方向を示す。
【0028】移動機3が上りスロットを獲得できた場合
には当該獲得したスロットのスロット番号に対応したス
ロット番号を持つ下りスロットが基地局4によって自動
的に確保される。また、当該無線ゾーン2内に存在する
すべての移動機3は前記制御チャネルを必ず確保するも
のとする。なお、制御チャネルを確保できなかった移動
機3は当該無線ゾーン2での通信を行うことができな
い。
【0029】送信バーストデータの存在する移動機3は
基地局4に対して上記のように構成された制御チャネル
の内の上り制御チャネルを用いて情報チャネル割当要求
を行う。ただし、移動機3は上下異速度通信や片方向通
信や可変速度通信などの状況に応じて、必要とする情報
チャネルの上りスロット数と下りスロット数をそれぞれ
明示して割り当て要求を送信する。移動機3から上記割
り当て要求を受信した基地局4は情報スロット内に割り
当て可能なスロットが存在する場合には、下り制御チャ
ネルを用いて当該移動機3に対して要求されたスロット
数に応じて情報チャネルのスロット割り当てを行う。
【0030】これにより、基地局4は移動機3が上下異
速度通信を要求する場合や片方向通信を要求する場合及
び可変速度通信をする場合にも対応することが可能であ
る。また、基地局4は割り当て可能なスロットが存在し
ない場合には当該割り当て要求を拒否する旨の信号を下
り制御チャネルを用いて送信する。更に、制御チャネル
の誤り訂正用冗長ビットに対する符号語長の割当てを情
報チャネルのそれよりも長くとることにより、制御チャ
ネルでの誤り訂正能力を情報チャネルよりも高くしてい
る。
【0031】次に、上記のように情報チャネルのスロッ
トを割り当てられた移動機3がバーストデータを送信し
た場合の、当該バーストデータの自動再送要求及び当該
要求に基づく再送の動作を図3を用いて説明する。移動
機3は基地局4に対して、上り片方向通信の要求を上り
制御チャネルのスロット#1を用いて行うと、基地局4
は情報チャネルの#1〜#3スロットを当該移動機3用
に割り当てる。当該スロット割り当てを受信した移動機
3は送信バーストデータをTDMAフレーム単位で3バ
ーストデータずつ送信する。これに対して基地局4は3
フレーム毎に(即ち、3フレーム×3スロットの計9つ
の受信バーストデータ単位に)制御チャネルの下りスロ
ット#1を用いて、バーストデータ受信成功信号(Ac
k)またはバーストデータ受信失敗信号(Nack)を
送信する。
【0032】すなわち、9つの受信バーストデータすべ
てを正常に受信した場合には受信成功信号を、9つのバ
ーストデータの中に1つでも誤りがあった場合には誤り
を発生したバーストデータの内の先頭のバーストデータ
の番号を付したバーストデータ受信失敗信号を、制御チ
ャネルの下りスロット#1を用いて送信する。
【0033】たとえば、図3のTDMAフレーム○5,
○6において、基地局4が移動機3からのバーストデー
タ14,16の誤りを検出すると、誤りを発生したバー
ストデータの内の先頭のバーストデータの番号14を付
加したバーストデータ受信失敗信号を、制御チャネルの
下りスロット#1を用いて移動機3へ送信する。移動機
3がこのバーストデータ受信失敗信号を受信すると、バ
ーストデータ14以降の9つのバーストデータ(14,
15,16)(17,18,19)(20,21,2
2)を情報チャネルの上りスロット#1〜#3を用いて
基地局4へ送信する。
【0034】なお、この実施の形態では3フレーム毎に
下り制御チャネルでバーストデータ受信成功信号もしく
はバーストデータ受信失敗信号を送信しているが、各フ
レーム毎に、もしくは複数のフレーム単位でバーストデ
ータ受信成功信号もしくはバーストデータ受信失敗信号
を送信してもよい。更に、バーストデータ受信失敗信号
に9つの受信バーストデータのうち誤ったバーストデー
タの番号(図3ではバーストデータ14とバーストデー
タ16)をすべて送信し、移動機3は基地局4から指定
されたバーストデータを再送するようにしてもよい。
【0035】この実施の形態によれば、上下異速度通信
や片方向通信においても自動再送要求に必要となる情報
チャネルを設定せずに自動再送要求および自動再送を行
うことができるという効果を奏する。
【0036】実施の形態2.図4は本発明に係る自動再
送制御方法の別の実施の形態を示すフレーム構成図であ
り、同時に受信側装置から送信側装置に対して送信する
誤りバーストデータに対応するスロット位置をも示して
いる。また、図5は図4に示したフレームを用いて送信
を行った場合の動作シーケンスを示すシーケンス図であ
り、移動機3から基地局4に対してバーストデータを送
信するシーケンスを示している。
【0037】次に、本実施の形態の動作を図4、図5を
用いて説明する。なお、移動機3に対するスロットの割
り当ては実施の形態1と同様であるため説明を省略す
る。ここでは、移動機3が基地局4に対して、上り片方
向通信の要求を上り制御チャネルのスロット#1で行
い、基地局4が情報チャネルの#1〜#3を当該移動機
3に対して割り当てた状態以降の動作を説明する。
【0038】図4に示すように、基地局4はフレーム単
位で各スロットで受信したすべてのバーストデータの誤
り検出を行い、誤りを検出した場合にはこのバーストデ
ータに対して誤り検出情報として”1”を設定し、誤り
を検出しなかった場合及びバーストデータを検出しなか
った場合には誤り検出情報として”0”を設定し、情報
チャネルのスロット#1〜#nで構成される1フレーム
での受信情報に対して、例えば、図4に示すようにスロ
ット#3とスロット#nに誤りが発生した場合には、受
信バーストデータの誤り検出情報をEとすると、E=
(0010…1)と表現する。
【0039】次に、基地局4はこの誤り検出情報Eと各
移動機3に割り当てたスロットの位置情報とに基づい
て、各移動機3へ送信するバーストデータ受信成功信号
及びバーストデータ受信失敗信号に付加する情報を作成
する。すなわち、移動機3aの場合には情報チャネルの
スロット#1, #2, #3が割り当てられているため、
誤り検出情報Eの先頭から1番目、2番目、3番目のビ
ットで表現される情報、即ち前述の例では(001)を
バーストデータ受信失敗信号に付して制御チャネルの下
りスロットで送信する。
【0040】なお、バーストデータ受信成功信号及びバ
ーストデータ受信失敗信号を当該誤り検出情報Eで代替
してもよい。
【0041】また、図5は本実施の形態における移動機
3から基地局4に対するバーストデータの送信及び制御
チャネルを用いたバーストデータ受信成功信号及びバー
ストデータ受信失敗信号の自動再送制御の動作を示して
いる。図5において、移動機3は割当てられた情報チャ
ネルの上りスロット#1〜#3を用いて各フレーム毎に
3つのバーストデータを送信する。バーストデータを受
信した基地局4は各バーストデータの誤りの検出を行
い、誤りを検出したバーストデータのスロット位置を付
加したバーストデータ受信失敗信号を制御チャネルの下
りスロット#1を用いて送信する。当該バーストデータ
受信失敗信号を受信した移動機3は前回送信したフレー
ムの当該情報により示されたスロット位置のバーストデ
ータを再度送信する。
【0042】たとえば、図5に示すように、TDMAフ
レーム○2において、基地局4が受信したバーストデー
タ(4,5,6)においてバーストデータ4の誤りを検
出すると、制御チャネルの下りスロット#1を用いて、
バーストデータ受信失敗信号に(100)を付加して移
動機3へ送信する。移動機3はこのバーストデータ受信
失敗信号を受け取ると、再び、バーストデータ4と次の
バーストデータから構成される3つのバーストデータ
(4,7,8)を情報チャネルの上りスロット#1〜#
3を用いて基地局4へ送信する(TDMAフレーム○
3)。
【0043】また、TDMAフレーム○4において、基
地局4が受信したバーストデータ(9,10,11)に
おいてバーストデータ10,11の誤りを検出すると、
制御チャネルの下りスロット#1を用いて、バーストデ
ータ受信失敗信号に(011)を付加して移動機3へ送
信する。移動機3はこのバーストデータ受信失敗信号を
受け取ると、再び、バーストデータ10,11と次のバ
ーストデータから構成される3つのバーストデータ(1
0,11,12)を情報チャネルの上りスロット#1〜
#3を用いて基地局4へ送信する(TDMAフレーム○
5)。
【0044】なお、本実施の形態においてはバーストデ
ータ受信成功信号にも誤り検出の結果を示す情報(図5
では(000))を付加して伝送しているが、バースト
データ受信成功信号には本情報の付加を省略することも
可能である。また、本実施の形態ではバーストデータ受
信失敗信号により指定されたバーストデータのみ再送し
ているが、指定された先頭のバーストデータ以降のすべ
てのバーストデータを再送しても構わない。この場合に
は、フレーム内で最初の誤りが発生したスロットまでの
誤り検出情報、即ち例えば、E=(010)の場合には
(01)と表現してもよい。更に、最初に誤りが発生し
たスロット番号で表現してもよい。
【0045】この実施の形態によれば、フィードバック
チャネルである制御チャネルで伝送するバーストデータ
受信失敗信号に付加する情報は当該移動機3に割り当て
られたスロット数分のビットであり、最大でも1フレー
ムの情報チャネルのスロット数で収まり、本実施の形態
で示したように誤りを検出したバーストデータのみ再送
する場合にはシーケンス番号に用いられる情報より少な
くなり、制御チャネルで伝送する情報量の削減が行える
という効果を奏する。さらに、TDMAフレームの構成
に依存した形態、すなわち移動機3に割り当てられたス
ロット数のみで再送要求を行えるため、割り当てスロッ
ト数が可変な場合には、固定的なシーケンス番号を用い
る場合に比べて処理を軽減できるという効果を奏する。
【0046】実施の形態3.図6は本発明における情報
チャネルで送信するバーストデータの別の実施の形態を
示す送信バーストデータの構成を示す送信バーストデー
タ構成図であり、図7は図6に示した送信バーストデー
タを用いて移動機3と基地局4との間で通信を行った場
合のシーケンスを示すシーケンス図であり、移動機3及
び基地局4における自動再送制御の処理の流れを示して
いる。また、図2はこの実施の形態においても用いられ
る。
【0047】次に、本実施の形態の動作を図2、図6と
図7を用いて説明する。移動機3に対するスロットの割
り当ては実施の形態1と同様であるため、説明を省略す
る。ここでは移動機3が基地局4に対して、上り片方向
通信の要求を上り制御チャネルのスロット#1で行い、
基地局4が情報チャネルの#1〜#3までを当該移動機
3に割り当てた状態以降の動作を説明する。
【0048】図6に示すようにバーストデータ送信側で
ある移動機3はユーザ情報に当該バーストデータを送信
する予定のフレームの制御チャネルの上りスロット#1
(図2)に誤りを検出しなかった(成功)場合には
“0”を、誤りを検出した(失敗)場合には“1”で表
現される制御チャネル受信正否情報を付加してすべての
送信バーストデータを構成し、割り当てられた情報チャ
ネルのスロットを用いて、受信側装置である基地局4へ
送信する。
【0049】次に、本実施の形態における送信側装置で
ある移動機3と受信側装置である基地局4の処理動作を
図7に示すシーケンスを用いて説明する。移動機3は当
該フレームにおける制御チャネルの受信に成功した場
合、すなわち制御チャネルで受信した情報に誤りを検出
しなかった場合には、当該フレームで送出するすべての
送信バーストデータ(1,2,3)の制御チャネル受信
正否情報部分に受信成功を意味する“0”を付加して個
別に割り当てられたスロットを用いて送信する(図7の
TDMAフレーム○1)。当該バーストデータを受信し
た基地局4は誤りが検出されなかった前記制御チャネル
受信正否情報部分を抽出し、すべて“0”であれば、当
該フレームの前フレームで受信したバーストデータを正
常受信としデータ組み立て処理部(図示せず)へ送信
し、当該フレームで受信したバーストデータ(1,2,
3)を新たに記憶部(図示せず)に蓄積する。
【0050】次に、基地局4は当該フレームにおけるバ
ーストデータを正常に受信、すなわち誤りを検出しなか
った場合には、次フレームの制御チャネルの下りスロッ
ト#1を用いてバーストデータ受信成功信号を送信する
(図7のTDMAフレーム○2)。このバーストデータ
受信成功信号を受信した移動機3は、引き続き当該フレ
ームの情報チャネルのスロット#1〜#3を用いて制御
チャネル受信正否情報部分に“0”を付した3つのバー
ストデータ(4,5,6)を送信する。基地局4は前フ
レームでのバーストデータ受信と同様に当該フレームで
受信し、誤りが検出されなかったバーストデータの制御
チャネル受信正否情報を抽出し、すべて“0”であれば
前フレームで受信し記憶しているバーストデータ(1,
2,3)をデータ組み立て処理部(図示せず)に転送
し、受信したバーストデータ(4,5,6)を記憶部
(図示せず)に蓄積する。
【0051】更に、基地局4は次フレームの制御チャネ
ルの下りスロット#1を用いて、バーストデータ受信成
功信号を送信する。移動機3が当該バーストデータ受信
成功信号を伝送する制御チャネルの受信に失敗した場合
(図7のTDMAフレーム○3における×印)には、移
動機3は再度前フレームで送信した3つのバーストデー
タ(4,5,6)を、当該バーストデータに付加する制
御チャネル受信正否情報部分を”1”に変更して送信す
る。当該バーストデータを受信した基地局4は制御チャ
ネル受信正否情報を抽出し、1つでも”1”であった場
合には、前フレームで受信し記憶しているバーストデー
タを廃棄し、現フレームで受信したバーストデータを記
憶部(図示せず)に蓄積する。
【0052】さらに、基地局4は次フレームの制御チャ
ネルの下りスロット#1において再度バーストデータ受
信成功信号を送信し、当該バーストデータ受信成功信号
を受信した移動機3は、引き続き当該フレームの情報チ
ャネルにおいて制御チャネル受信正否情報部分に”0”
を付した3つのバーストデータ(7,8,9)を送信す
る。(図7のTDMAフレーム○4)当該バーストデー
タを受信した基地局4は前記制御チャネル受信正否情報
部分を抽出し、すべて“0”であれば、当該フレームの
前フレームで受信し記憶しているバーストデータ(4,
5,6)を正常受信としデータ組み立て処理部(図示せ
ず)へ送信し、当該フレームで受信したバーストデータ
(7,8,9)を新たに記憶部(図示せず)に蓄積す
る。
【0053】さらに、基地局4は次フレームの制御チャ
ネルの下りスロット#1において当該バーストデータ受
信成功信号を送信する。以下、同様の動作をバーストデ
ータが終了するまで続行する。
【0054】本実施の形態で示した自動再送制御方法を
用いてバーストデータの再送を行う場合には、誤りを生
じたバーストデータのみ再送することも、誤りが生じた
バーストデータ以降のスロットで送信されたバーストデ
ータをすべて再送することも可能である。
【0055】また、誤ったバーストデータのみ再送する
装置を用いた場合で、本実施の形態では、制御チャネル
が連続して誤った場合には同一バーストデータを複数回
送信するので、当該同一バーストデータ内に正常に受信
したバーストデータを再送対象から順次除外し、制御チ
ャネルを正常に受信した旨のバーストデータを受信した
段階で、それまでに受信を失敗したバーストデータのみ
再送要求することも可能である。
【0056】この実施の形態によれば、情報チャネルで
受信したバーストデータにフィードバックチャネルの受
信成功/失敗情報が付加されることにより、受信したバ
ーストデータが再送によるバーストデータ送信か否かの
判断ができるため、受信側装置における受信データの順
序制御を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0057】実施の形態4.図8は本発明における自動
再送制御方法の別の実施の形態を示すシーケンス図であ
り、基地局4と移動機3との間のシーケンスを示してい
る。移動機3及び基地局4における自動再送要求及び再
送の処理の流れを示している。次に、本実施の形態の動
作を図8を用いて説明する。移動機3に対するスロット
の割り当ては実施の形態1と同様であるため、説明を省
略する。ここでは移動機3が基地局4に対して、上り片
方向通信の要求を上り制御チャネルのスロット#1で行
い、基地局4が情報チャネルの#1〜#3を当該移動機
3に割り当てた状態以降の動作について説明する。
【0058】図8に示すように、送信側装置である移動
機3は実施の形態3と同様に制御チャネル受信正否情報
“0”を付してバーストデータ(1,2,3)を送信す
る。当該バーストデータを受信した基地局4は当該フレ
ームで受信したバーストデータに誤りがない場合には、
下り制御チャネルを用いて、バーストデータ受信成功信
号を送信する。これに対して、基地局4が、受信したバ
ーストデータ(4,5,6)の内のバーストデータ4の
誤りを検出した場合には、下り制御チャネルを用いて、
当該フレームを表現する“0”(図中,#0)と誤りを
発生したバーストデータが”4”の場合には、このバー
ストデータ”4”のスロット位置を表現する(100)
を付加したバーストデータ受信失敗信号を移動機3へ送
信する。上記のバーストデータ受信成功信号及びバース
トデータ受信失敗信号を含む制御チャネルに誤りを検出
した移動機3は、前フレームまでに送信したバーストデ
ータに続くバーストデータ(7,8,9)を、当該バー
ストデータの制御チャネル受信正否情報を”1”として
情報チャネルを用いて送信する(図8の○3)。
【0059】制御チャネル受信正否情報が”1”のバー
ストデータを受信した基地局4は、当該フレームのバー
ストデータ受信の成功/失敗に関わらず、次フレームの
制御チャネルにおいてバーストデータ受信失敗信号を送
信する。このとき、当該バーストデータ受信失敗信号に
は、前フレームの制御チャネルで送信した前々フレーム
を表現する”0”(図中、#0)と誤りを発生したバー
ストデータ”4”のスロット位置を表現する(100)
を再度送信すると共に、前フレームを表現する”1”
(図中、#1)と誤りを発生したバーストデータが”
8”の場合には、このバーストデータ”8”のスロット
位置を表現する(010)を付加して送信する。当該バ
ーストデータ受信失敗信号を受信した移動機3は該当す
るバーストデータ及び未送信のバーストデータ(4,
8,10)に制御チャネル受信正否情報として”0”を
付加して情報チャネルを用いて基地局4へ送信する。
【0060】本実施の形態においては、誤ったバースト
データのみ再送する装置を記載したが、誤ったフレーム
のみを再送することによりバーストデータ受信失敗信号
に付す情報量を削減することもできる。
【0061】この実施の形態によれば、情報チャネル及
び制御チャネル(フィードバックチャネル)に複数フレ
ームにまたがる誤りが発生した場合にも、自動再送要求
により誤りの発生したバーストデータのみの再送を容易
にできるという効果を奏する。
【0062】実施の形態5.図9は本発明に係る自動再
送制御方法の別の実施の形態を示すシーケンス図であ
り、スロット割り当て変更によるシーケンスを示す。次
に、本実施の形態の動作を図9を用いて説明する。
【0063】図9において、実施の形態2と同様にし
て、移動機3は情報チャネルの割り当てられたスロット
でバーストデータを送信する。基地局4は受信したバー
ストデータに誤りを検出した場合には、誤りを検出した
バーストデータの位置を示す情報を付加したバーストデ
ータ受信失敗信号を送信する。当該バーストデータ受信
失敗信号を受信した移動機3は当該バーストデータ以降
の送信バーストデータを再送する。隣接したフレームに
おいてバーストデータに誤りが発生した場合には、送信
側である移動機3には多くの送信バーストデータが蓄積
されることになる。
【0064】この場合、基地局4は情報チャネルに割り
当てたスロット数に比較して受信したスロット数が少な
く、かつバーストデータ受信失敗信号を多発している移
動機3に対して、スロットの追加割り当てを行い当該移
動機3からの1フレーム当たりの送信バーストデータ数
を増加させる。また、基地局4は割り当てたスロットに
送信バーストデータが検出できなくなった時点もしくは
あらかじめ定められた時間が経過した時点で、当該移動
機3のスロット割り当てを減少させる旨の通知を制御チ
ャネルで当該移動機3に通知する。これにより、移動機
3は指定されたスロットでの送信を止め、通常の割当て
スロット数での送信を再開する。
【0065】以上に示したスロット割り当てを移動機3
からの到着送信バーストデータもしくはバーストデータ
受信失敗信号の送信回数に応じて変化させることによ
り、移動機3からの送信バーストデータの伝送遅延を減
少させることが可能である。ただし、送信側装置が基地
局4の場合には移動機3から基地局に対して、スロット
割り当て変更要求を送出する必要がある。
【0066】この実施の形態によれば、無線通信チャネ
ルの伝送誤りに応じて発生する再送バーストデータの増
減に応じて、スロット割当てが変更できるので、伝送遅
延及びスループット性能が向上するという効果を奏す
る。
【0067】
【発明の効果】第1の発明によれば、受信側装置が情報
チャネルよりも誤り訂正能力が高い制御チャネルにおい
て、情報チャネルの再送要求制御に必要なバーストデー
タ受信成功信号またはバーストデータ受信失敗信号の伝
送を行うので、バーストデータ受信成功信号またはバー
ストデータ受信失敗信号の受信を失敗する確率が減少
し、スループットが向上するという効果を奏する。
【0068】また、第2の発明によれば、受信側装置が
TDMAフレーム単位に各受信バーストデータの誤り検
出と、誤りが生じたバーストデータに対応するTDMA
スロットのスロット位置を検出し、当該スロット位置を
表現できる情報をTDMAフレーム単位に受信失敗信号
に付加して、予め定められた時間後のTDMAフレーム
のフィードバックチャネルで送信するので、フィードバ
ックチャネルで伝送するシーケンス番号等の情報量削
減、及び再送のための処理を軽減できるという効果を奏
する。
【0069】また、第3の発明によれば、TDMAフレ
ーム単位に自動再送要求を行い、TDMAフレーム単位
に再送を行うことができるので、シーケンス番号やアウ
トスタンディング数を用いる必要がなくフィードバック
チャネルで伝送するシーケンス番号等の情報量削減でき
る上、 TDMAフレーム単位のStop &Wait
ARQ方式を容易に実現できるという効果を奏する。
【0070】また、第4の発明によれば、情報チャネル
で受信したバーストデータにフィードバックチャネルの
受信成功/失敗情報が付加されることにより、受信した
バーストデータが再送によるバーストデータ送信か否か
の判断ができるため、受信側装置における受信データの
処理が容易にできるという効果を奏する。
【0071】また、第5の発明によれば、受信側装置が
誤りを検出したバーストデータのフレーム番号とスロッ
ト位置を受信失敗信号に付加して送信側装置へ通知し、
該送信側装置が当該フレーム番号とスロット位置で指定
されたバーストデータを再送するので、情報チャネル及
び制御チャネル(フィードバックチャネル)に複数フレ
ームにまたがる誤りが発生した場合にも、自動再送要求
によりバーストデータの再送が容易にできるという効果
を奏する。
【0072】また、第6の発明によれば、無線通信チャ
ネルの伝送誤りに応じて発生する再送バーストデータの
増減に応じて、スロット割当を変更するので、伝送遅延
及びスループット性能が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動再送制御方法を含む通信シ
ステムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】 本発明に係る自動再送制御方法が用いるTD
MA方式のフレームの構成の一実施の形態を示すフレー
ム構成図である。
【図3】 図2に示したフレーム構成を用いて基地局4
と移動機3との間の通信を実行する場合の動作シーケン
スを示すシーケンス図である。
【図4】 本発明に係る自動再送制御方法の別の実施の
形態を示すフレーム構成図である。
【図5】 は図4に示したフレームを用いて送信を行っ
た場合の動作シーケンスを示すシーケンス図である。
【図6】 本発明における情報チャネルで送信するバー
ストデータの別の実施の形態を示す送信バーストデータ
の構成を示す送信バーストデータ構成図である。
【図7】 図6に示した送信バーストデータを用いて移
動機3と基地局4との間で通信を行った場合のシーケン
スを示すシーケンス図である。
【図8】 本発明における自動再送制御方法の別の実施
の形態を示すシーケンス図である。
【図9】 本発明に係る自動再送制御方法の別の実施の
形態を示すシーケンス図である。
【図10】 従来例における自動再送要求方式を示した
説明図である。
【図11】 従来例におけるシステム構成図である。
【図12】 従来例における自動再送要求方式の再送手
順を示したシーケンス図である。
【符号の説明】
1 基地局制御装置 2 無線ゾーン 3 移動機 4 基地局 10 送信側無線通信装置 11 通信制御部 12 符号化部 13 バッファメモリ 14 送信部 15 受信部 16 切替スイッチ 17 アンテナ 20 受信側無線通信装置 21 通信制御部 22 符号化部 23 バッファメモリ 24 送信部 25 受信部 26 切替スイッチ 27 アンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線ゾーンを管理する少なくとも1つの
    基地局と、該基地局を統合管理する基地局制御装置と、
    ユーザ用の情報を伝送する情報チャネルと、該情報チャ
    ネルのTDMA(Time Division Mul
    tipleAccess)のスロットを割当てる制御チ
    ャネルとから成る無線通信チャネルを介して前記基地局
    との間で要求に応じて割り当てを行うデマンドアサイン
    型のTDMA方式を用いてアクセスされる少なくとも1
    つの移動機と、から構成された無線通信システム内で用
    いられ、バーストデータを送信する送信側装置である前
    記基地局もしくは前記移動機から前記バーストデータを
    受信する受信側装置である前記移動機もしくは前記基地
    局は、バーストデータ受信成功信号(Ack)及びバー
    ストデータ受信失敗信号(Nack)の送信を行うフィ
    ードバック(帰還)チャネルとして前記制御チャネルを
    用いる手段と、前記制御チャネルでのバーストデータ受
    信成功信号及びバーストデータ受信失敗信号の伝送に
    は、情報チャネルで伝送するバーストデータに対して適
    用する誤り訂正符号よりも、情報長に対する符号語長を
    長くとる誤り訂正符号を付加する手段を備えたことを特
    徴とする自動再送制御方法。
  2. 【請求項2】 受信側装置はTDMAのフレーム単位に
    送信側装置から受信した各バーストデータに対する誤り
    検出を行う誤り検出手段を具備し、当該誤りが検出され
    たバーストデータに対応するTDMAのスロット位置を
    検出するスロット位置検出手段と、前記誤りが検出され
    たバーストデータを送信した前記送信側装置毎に前記ス
    ロット位置をTDMAのフレーム単位に受信失敗信号に
    付加して、あらかじめ定められた時間後の前記フレーム
    におけるフィードバックチャネルである制御チャネルを
    用いて送信する送信手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の自動再送制御方法。
  3. 【請求項3】 送信側装置は受信側装置からのフィード
    バックチャネルである制御チャネルで受信した受信失敗
    信号に付されたスロット位置に対応するバーストデータ
    以降のバーストデータを蓄積部から読み出すバーストデ
    ータ読み出し手段と、このバーストデータ読み出し手段
    によって前記蓄積部から読み出されたバーストデータ
    を、あらかじめ定められた時間後のTDMAのフレーム
    において、最初のスロットから順にTDMAのフレーム
    単位に再送する再送手段とを備えたことを特徴とする請
    求項2記載の自動再送制御方法。
  4. 【請求項4】 送信側装置は、受信側装置からのフィー
    ドバックチャネルである制御チャネルによる受信情報の
    誤りを検出する誤り検出手段と、前記受信情報の誤りの
    有無に応じて、前記制御チャネル受信の成功もしくは失
    敗を意味する情報をバーストデータと共にあらかじめ定
    められた時間後のTDMAフレームにおける情報チャネ
    ルで送信する送信手段とを具備し、前記送信側装置が前
    記制御チャネルにおいて誤りを検出した場合には、当該
    制御チャネルで受信する予定であったバーストデータ受
    信成功信号(Ack)及びバーストデータ受信失敗信号
    (Nack)で送達確認が得られる予定であったフレー
    ムを用いて前回送信したすべてのバーストデータを再度
    送信することを特徴とする請求項1記載の自動再送制御
    方法。
  5. 【請求項5】 受信側装置はTDMAのフレーム単位に
    送信側装置から受信した各バーストデータに対して誤り
    検出を行う誤り検出手段と、当該誤りが生じたバースト
    データに対応するTDMAスロットのスロット位置を検
    出するスロット位置検出手段と、前記誤りが生じたバー
    ストデータを送信した送信側装置毎に前記フレームを識
    別するフレーム番号と前記スロット位置をTDMAのフ
    レーム単位に受信失敗信号に付加して、あらかじめ定め
    られた時間後のTDMAのフレームにおけるフィードバ
    ックチャネルである制御チャネルで送信する応答手段と
    を具備し、前記送信側装置は前記フレーム番号と前記ス
    ロット位置を表現する情報で指定された前記バーストデ
    ータを蓄積部から読み出すバーストデータ読み出し手段
    と、送信が可能な1つ以上の前記TDMAスロットの前
    から順に指定されたバーストデータを再送する再送手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の自動再送制
    御方法。
  6. 【請求項6】 受信側装置は受信した一つ以上のバース
    トデータの誤りを検出した場合には該バーストデータの
    再送及び未送出のバーストデータの送信に必要なスロッ
    ト数を算出するスロット数算出手段を具備し、前記受信
    側装置が移動機の場合には受信失敗信号とともに前記算
    出したスロット数を制御チャネルで要求するスロット数
    要求手段を備え、前記受信側装置が基地局の場合には前
    記算出したスロット数に応じてTDMAスロットの割当
    てを変更するTDMAスロット割当て変更手段と、前記
    受信失敗信号とともに前記送信側装置である移動機に対
    して割り当てスロット変更通知を前記制御チャネルを用
    いて行う割当てスロット変更通知手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の自動再送制御方法。
JP09119396A 1996-04-12 1996-04-12 自動再送制御方法 Expired - Fee Related JP3208653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09119396A JP3208653B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 自動再送制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09119396A JP3208653B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 自動再送制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09284261A true JPH09284261A (ja) 1997-10-31
JP3208653B2 JP3208653B2 (ja) 2001-09-17

Family

ID=14019616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09119396A Expired - Fee Related JP3208653B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 自動再送制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3208653B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000004196A (ja) * 1998-03-10 2000-01-07 Conexant Syst Inc タ―ボ復号化を用いる無線多元サ―ビス通信環境下における再送信パケットキャプチャシステム
WO2000054450A1 (fr) * 1999-03-10 2000-09-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur/recepteur
WO2000060798A1 (fr) * 1999-03-31 2000-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Terminal de communication, station de base et procede de radiocommunication
JP2002099509A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Sanyo Electric Co Ltd 携帯端末装置
JP2002544733A (ja) * 1999-05-07 2002-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 複数のアクセスパケットよりなるランダムアクセス要求を有する無線通信システム
JP2005347899A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sharp Corp 音楽データ送信装置、音楽データ再生装置及び音楽データ通信システム
JP2006013843A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
WO2007007383A1 (ja) * 2005-07-08 2007-01-18 Fujitsu Limited 送信装置、受信装置、情報通信方法
JP2007325283A (ja) * 2001-02-15 2007-12-13 Qualcomm Inc 無線通信システム用の逆方向リンクチャンネルアーキテクチャ
JP2011019237A (ja) * 2002-10-24 2011-01-27 Qualcomm Inc 逆方向リンク自動繰返要求
JP2014033458A (ja) * 2000-04-14 2014-02-20 Qualcomm Incorporated 通信システムにおける信号の迅速な再送信のための方法および装置
JP2014520443A (ja) * 2011-06-07 2014-08-21 ノルディック セミコンダクタ アーエスアー 自動再送要求および選択的パケット大量再送が可能なストリーミング無線通信
JP2015154267A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 日本放送協会 送信装置、受信装置、送信方法、受信方法、およびそれらのプログラム
US9661685B2 (en) 2013-05-08 2017-05-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Wireless communication system and communication device therefor
JP2017092719A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 日本電信電話株式会社 無線通信システム及び無線通信方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000004196A (ja) * 1998-03-10 2000-01-07 Conexant Syst Inc タ―ボ復号化を用いる無線多元サ―ビス通信環境下における再送信パケットキャプチャシステム
WO2000054450A1 (fr) * 1999-03-10 2000-09-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur/recepteur
US6909718B1 (en) 1999-03-10 2005-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Transmission-reception apparatus and method for performing error control
US7801146B2 (en) 1999-03-10 2010-09-21 Panasonic Corporation Transmission-reception apparatus
WO2000060798A1 (fr) * 1999-03-31 2000-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Terminal de communication, station de base et procede de radiocommunication
US6938195B1 (en) 1999-03-31 2005-08-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication terminal apparatus, base station, and method of radio communication
JP2002544733A (ja) * 1999-05-07 2002-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 複数のアクセスパケットよりなるランダムアクセス要求を有する無線通信システム
JP2014033458A (ja) * 2000-04-14 2014-02-20 Qualcomm Incorporated 通信システムにおける信号の迅速な再送信のための方法および装置
JP4502487B2 (ja) * 2000-09-21 2010-07-14 三洋電機株式会社 携帯端末装置
JP2002099509A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Sanyo Electric Co Ltd 携帯端末装置
JP2007325283A (ja) * 2001-02-15 2007-12-13 Qualcomm Inc 無線通信システム用の逆方向リンクチャンネルアーキテクチャ
US8098581B2 (en) 2001-02-15 2012-01-17 Qualcomm Incorporated Reverse link channel architecture for a wireless communication system
US7940720B2 (en) 2001-02-15 2011-05-10 Qualcomm, Incorporated Reverse link channel architecture for a wireless communication system
JP2011019237A (ja) * 2002-10-24 2011-01-27 Qualcomm Inc 逆方向リンク自動繰返要求
JP2005347899A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sharp Corp 音楽データ送信装置、音楽データ再生装置及び音楽データ通信システム
JP2006013843A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4542150B2 (ja) * 2005-07-08 2010-09-08 富士通株式会社 送信装置、受信装置、情報通信方法
US7869463B2 (en) 2005-07-08 2011-01-11 Fujitsu Limited Transmitting apparatus and receiving apparatus for controlling retransmission of communication data and information communication method using the same
WO2007007383A1 (ja) * 2005-07-08 2007-01-18 Fujitsu Limited 送信装置、受信装置、情報通信方法
JPWO2007007383A1 (ja) * 2005-07-08 2009-01-29 富士通株式会社 送信装置、受信装置、情報通信方法
JP2014520443A (ja) * 2011-06-07 2014-08-21 ノルディック セミコンダクタ アーエスアー 自動再送要求および選択的パケット大量再送が可能なストリーミング無線通信
US9954655B2 (en) 2011-06-07 2018-04-24 Nordic Semiconductor Asa Streamed radio communication with ARQ and selective retransmission of packets in bursts
US9661685B2 (en) 2013-05-08 2017-05-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Wireless communication system and communication device therefor
JP2015154267A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 日本放送協会 送信装置、受信装置、送信方法、受信方法、およびそれらのプログラム
JP2017092719A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 日本電信電話株式会社 無線通信システム及び無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3208653B2 (ja) 2001-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101123144B1 (ko) 데이터 통신을 위한 방법 및 시스템과, 데이터 전송을 위한 국
RU2432689C2 (ru) Способ повторной передачи данных в системе с несколькими несущими
US8201044B2 (en) Apparatus and method for transmitting control message in a wireless communication system using relaying
US5487068A (en) Method for providing error correction using selective automatic repeat requests in a packet-switched communication system
EP3526920B1 (en) Base stations, user equipments and a system for wireless communication, as well as the corresponding methods
JP3208653B2 (ja) 自動再送制御方法
US20020064167A1 (en) Hybrid ARQ with parallel packet transmission
US20020191544A1 (en) Method and system for interlayer control between re-sequencing and retransmission entities
JPH0522206A (ja) 衛星通信方式
GB2287383A (en) Notification by energy burst of messages with unacceptable quality
EP2537386A1 (en) Contention based access optimization
EP2557741B1 (en) Method and apparatus for sending / receiving downlink control signaling
CN103036657B (zh) 一种数据传输方法和装置
EP1684455B1 (en) Communication method, terminal, and base station
CN101651529A (zh) 一种数据重传方法、装置及系统
US6816478B1 (en) Apparatus and method for use in effecting automatic repeat requests in wireless multiple access communications systems
KR100387543B1 (ko) 통신 단말 장치
EP0418866B1 (en) Signal transmission system capable of performing re-transmission control in units of slots
US7369499B2 (en) Method for transmitting data packets in a communication system and corresponding transmitter and receiver
KR20080076158A (ko) 무선통신시스템에서 재전송 장치 및 방법
CN101610137A (zh) 基于harq的通信方法
KR101279694B1 (ko) 통신 시스템에서 하이브리드 자동 재전송 요구 방법 및 그 시스템
KR20040067657A (ko) 이동통신 시스템에서 라디오 링크 프로토콜 데이터의재전송 요구 장치 및 방법
EP1576837B1 (en) Apparatus and method for use in effecting automatic repeat requests in wireless multiple access communications systems
JP2006148784A (ja) 通信方法、及び通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070713

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees