JPH09283950A - Ｌｃｄ表示器取付け構造 - Google Patents
Ｌｃｄ表示器取付け構造Info
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- JPH09283950A JPH09283950A JP9217196A JP9217196A JPH09283950A JP H09283950 A JPH09283950 A JP H09283950A JP 9217196 A JP9217196 A JP 9217196A JP 9217196 A JP9217196 A JP 9217196A JP H09283950 A JPH09283950 A JP H09283950A
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- Japan
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- lcd display
- substrate
- lcd
- body case
- mounting structure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない取付けスペースで衝撃等に対する高い
強度性能が得られるＬＣＤ表示器取付け構造を得る。 【解決手段】 開口部１１を有する本体ケース９に基板
７を内設し、基板７と開口部１１との間にＬＣＤ表示器
１を配設するＬＣＤ表示器取付け構造において、本体ケ
ース９とＬＣＤ表示器１との間及びＬＣＤ表示器１と基
板７との間にクッション３、５をそれぞれ挟入してＬＣ
Ｄ表示器１を本体ケース９と基板７とで挟持する。
強度性能が得られるＬＣＤ表示器取付け構造を得る。 【解決手段】 開口部１１を有する本体ケース９に基板
７を内設し、基板７と開口部１１との間にＬＣＤ表示器
１を配設するＬＣＤ表示器取付け構造において、本体ケ
ース９とＬＣＤ表示器１との間及びＬＣＤ表示器１と基
板７との間にクッション３、５をそれぞれ挟入してＬＣ
Ｄ表示器１を本体ケース９と基板７とで挟持する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器（特に携
帯電話機）のＬＣＤ表示器取付け構造に関するものであ
る。
帯電話機）のＬＣＤ表示器取付け構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話機に用いるＬＣＤ表示器は、一
般的にＬＣＤガラス部の下面にバックライトユニットを
設け、駆動用ドライバＩＣを実装したＬＣＤ基板を更に
シートシール等で接続し、これら一体構造となったもの
を板金製又はプラスチック製のケースに納めて取り付け
る。通常、ＬＣＤ表示器は、携帯電話機の基板上に固定
し、携帯電話機の基板とＬＣＤ基板とをＦＰＣ等で電気
的に接続していた。
般的にＬＣＤガラス部の下面にバックライトユニットを
設け、駆動用ドライバＩＣを実装したＬＣＤ基板を更に
シートシール等で接続し、これら一体構造となったもの
を板金製又はプラスチック製のケースに納めて取り付け
る。通常、ＬＣＤ表示器は、携帯電話機の基板上に固定
し、携帯電話機の基板とＬＣＤ基板とをＦＰＣ等で電気
的に接続していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
携帯電話機は軽量化、薄型化、小型化の市場要請によ
り、ＬＣＤ表示器部に十分な実装スペースを確保するこ
とが困難となってきている。一方で、携帯電話機は、デ
ジタル化によりマルチメディアの端末としての使用が拡
大したことから、大量の情報が表示できるようにＬＣＤ
表示器部の大型化が迫られている。これらの要因によ
り、携帯電話機においては、以下の問題点が発生してい
る。即ち、本体ケースの肉厚及びＬＣＤフィルタの薄型
化により、電話機本体の強度性能が不足し、ＬＣＤ表示
器の破損事故が増加している。ＬＣＤ表示器のサイズ拡
大により、耐衝撃性が低下している。また、携帯電話機
の小型化により、ＬＣＤ表示器部の実装面積（体積）が
増加し、小型化の妨げになっている。更に、ＬＣＤ表示
器の表示内容が多くなることにより、電話機本体に対す
る表示のズレが目立ち易くなっており、電話機を製造す
る過程で大きな問題となっている。本発明は上記状況に
鑑みてなされたもので、少ない取付けスペースで衝撃等
に対する高い強度性能が得られ、また、位置ズレを小さ
く抑えることができるＬＣＤ表示器取付け構造の提供を
目的とする。
携帯電話機は軽量化、薄型化、小型化の市場要請によ
り、ＬＣＤ表示器部に十分な実装スペースを確保するこ
とが困難となってきている。一方で、携帯電話機は、デ
ジタル化によりマルチメディアの端末としての使用が拡
大したことから、大量の情報が表示できるようにＬＣＤ
表示器部の大型化が迫られている。これらの要因によ
り、携帯電話機においては、以下の問題点が発生してい
る。即ち、本体ケースの肉厚及びＬＣＤフィルタの薄型
化により、電話機本体の強度性能が不足し、ＬＣＤ表示
器の破損事故が増加している。ＬＣＤ表示器のサイズ拡
大により、耐衝撃性が低下している。また、携帯電話機
の小型化により、ＬＣＤ表示器部の実装面積（体積）が
増加し、小型化の妨げになっている。更に、ＬＣＤ表示
器の表示内容が多くなることにより、電話機本体に対す
る表示のズレが目立ち易くなっており、電話機を製造す
る過程で大きな問題となっている。本発明は上記状況に
鑑みてなされたもので、少ない取付けスペースで衝撃等
に対する高い強度性能が得られ、また、位置ズレを小さ
く抑えることができるＬＣＤ表示器取付け構造の提供を
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るＬＣＤ表示器取付け構造の構成は、開口
部を有する本体ケースに基板を内設し、該基板と前記開
口部との間にＬＣＤ表示器を配設するＬＣＤ表示器取付
け構造において、前記本体ケースと前記ＬＣＤ表示器と
の間及び前記ＬＣＤ表示器と前記基板との間にクッショ
ンをそれぞれ挟入して前記ＬＣＤ表示器を前記本体ケー
スと前記基板とで挟持したことを特徴とするものであ
る。
の本発明に係るＬＣＤ表示器取付け構造の構成は、開口
部を有する本体ケースに基板を内設し、該基板と前記開
口部との間にＬＣＤ表示器を配設するＬＣＤ表示器取付
け構造において、前記本体ケースと前記ＬＣＤ表示器と
の間及び前記ＬＣＤ表示器と前記基板との間にクッショ
ンをそれぞれ挟入して前記ＬＣＤ表示器を前記本体ケー
スと前記基板とで挟持したことを特徴とするものであ
る。
【０００５】このように構成したＬＣＤ表示器取付け構
造では、本体ケースの上面に衝撃力又は押下力が加えら
れた場合、ＬＣＤ表示器を上下で挟んだクッションが共
働して衝撃を吸収し、ＬＣＤ表示器へ作用する外力が軽
減される。
造では、本体ケースの上面に衝撃力又は押下力が加えら
れた場合、ＬＣＤ表示器を上下で挟んだクッションが共
働して衝撃を吸収し、ＬＣＤ表示器へ作用する外力が軽
減される。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るＬＣＤ表示器
取付け構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明によるＬＣＤ表示器取付け構造
の第一の実施の形態を示す断面図、図２は図１に示した
ＬＣＤ表示器の外観斜視図である。ＬＣＤ表示器１は、
上面の縁部に枠状の防塵用クッション３を貼付け、下面
の両側縁部に一対の固定用クッション５を貼り付けてあ
る。このＬＣＤ表示器１は、携帯電話機の基板７に固定
した後、基板７ごと本体ケース９に組み込む。
取付け構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明によるＬＣＤ表示器取付け構造
の第一の実施の形態を示す断面図、図２は図１に示した
ＬＣＤ表示器の外観斜視図である。ＬＣＤ表示器１は、
上面の縁部に枠状の防塵用クッション３を貼付け、下面
の両側縁部に一対の固定用クッション５を貼り付けてあ
る。このＬＣＤ表示器１は、携帯電話機の基板７に固定
した後、基板７ごと本体ケース９に組み込む。
【０００７】本体ケース９にはＬＣＤ表示器１を露出さ
せる開口部１１を形成してあり、開口部１１には透明プ
ラスチック等からなるＬＣＤ保護用板（ＬＣＤフィル
タ）１３を取り付けてある。防塵用クッション３は、Ｌ
ＣＤ表示器１と本体ケース９（又はＬＣＤフィルタ１
３）との間で適度に圧縮した状態で配設する。一方、Ｌ
ＣＤフィルタ１３と基板７との間に位置した固定用クッ
ション５は、ＬＣＤ表示器１を基板７に固定する。
せる開口部１１を形成してあり、開口部１１には透明プ
ラスチック等からなるＬＣＤ保護用板（ＬＣＤフィル
タ）１３を取り付けてある。防塵用クッション３は、Ｌ
ＣＤ表示器１と本体ケース９（又はＬＣＤフィルタ１
３）との間で適度に圧縮した状態で配設する。一方、Ｌ
ＣＤフィルタ１３と基板７との間に位置した固定用クッ
ション５は、ＬＣＤ表示器１を基板７に固定する。
【０００８】防塵用クッション３の材質には、シリコン
又はウレタン系のスポンジ材を用いる。また、固定用ク
ッション５の材質には、硬度の低いゴム系の材料が望ま
しいが、硬度の高いスポンジ材料であってもよい。但
し、衝撃の加わる側のＬＣＤ表示器１面のクッション硬
度（圧縮力）は、他面側のクッション硬度より低く設定
する。
又はウレタン系のスポンジ材を用いる。また、固定用ク
ッション５の材質には、硬度の低いゴム系の材料が望ま
しいが、硬度の高いスポンジ材料であってもよい。但
し、衝撃の加わる側のＬＣＤ表示器１面のクッション硬
度（圧縮力）は、他面側のクッション硬度より低く設定
する。
【０００９】このように構成したＬＣＤ表示器取付け構
造の作用を説明する。本体ケース９の上面又はＬＣＤフ
ィルタ１３の表面に対して衝撃力又は押下力が加えられ
た場合、最初に防塵用クッション３が圧縮され、その圧
縮力が固定用クッション５の初期圧縮力を上回った時、
固定用クッション５が圧縮される。それ以降は、ＬＣＤ
表示器１を上下で挟んだ防塵用クッション３、固定用ク
ッション５が各圧縮力のバランスによりそれぞれ縮み、
衝撃力を吸収する。
造の作用を説明する。本体ケース９の上面又はＬＣＤフ
ィルタ１３の表面に対して衝撃力又は押下力が加えられ
た場合、最初に防塵用クッション３が圧縮され、その圧
縮力が固定用クッション５の初期圧縮力を上回った時、
固定用クッション５が圧縮される。それ以降は、ＬＣＤ
表示器１を上下で挟んだ防塵用クッション３、固定用ク
ッション５が各圧縮力のバランスによりそれぞれ縮み、
衝撃力を吸収する。
【００１０】このＬＣＤ表示器取付け構造によれば、電
話機外部からＬＣＤ表示器１へ加わる衝撃力又は押下力
を防塵用クッション３、固定用クッション５の共働によ
り十分に吸収することができ、ＬＣＤ表示器１のガラス
等を破損から確実に保護することができる。また、この
ＬＣＤ表示器取付け構造によれば、ＬＣＤ表示器１を平
板状の簡単な構造にすることができ、小型化が容易とな
るとともに、製造コストを低減させることができる。
話機外部からＬＣＤ表示器１へ加わる衝撃力又は押下力
を防塵用クッション３、固定用クッション５の共働によ
り十分に吸収することができ、ＬＣＤ表示器１のガラス
等を破損から確実に保護することができる。また、この
ＬＣＤ表示器取付け構造によれば、ＬＣＤ表示器１を平
板状の簡単な構造にすることができ、小型化が容易とな
るとともに、製造コストを低減させることができる。
【００１１】次に、本発明によるＬＣＤ表示器取付け構
造の第二の実施の形態を説明する。図３は第二の実施の
形態を示す断面図、図４は図３に示した衝撃吸収クッシ
ョンの斜視図、図５は衝撃吸収ダンパーの斜視図、図６
は図５の縦断面図である。ＬＣＤ表示器２１の上面縁部
には枠状の防塵用クッション３を貼り付けてある。
造の第二の実施の形態を説明する。図３は第二の実施の
形態を示す断面図、図４は図３に示した衝撃吸収クッシ
ョンの斜視図、図５は衝撃吸収ダンパーの斜視図、図６
は図５の縦断面図である。ＬＣＤ表示器２１の上面縁部
には枠状の防塵用クッション３を貼り付けてある。
【００１２】ＬＣＤ表示器２１の下面には前後に２本づ
つ位置決め用ピン２３を垂設してある。この位置決め用
ピン２３は、基板２５に穿設したガイド穴２７にスライ
ド自在に嵌合してある。また、位置決め用ピン２３には
予めリング状の衝撃吸収クッション２９を挿通してあ
り、衝撃吸収クッション２９はＬＣＤ表示器２１と基板
２５との間に挟んだ状態で配設してある。また、衝撃吸
収クッション２９は、図５、図６に示すように、内部に
中空部３１を有するゴム成形した衝撃吸収ダンパー３３
に置き換えることができる。
つ位置決め用ピン２３を垂設してある。この位置決め用
ピン２３は、基板２５に穿設したガイド穴２７にスライ
ド自在に嵌合してある。また、位置決め用ピン２３には
予めリング状の衝撃吸収クッション２９を挿通してあ
り、衝撃吸収クッション２９はＬＣＤ表示器２１と基板
２５との間に挟んだ状態で配設してある。また、衝撃吸
収クッション２９は、図５、図６に示すように、内部に
中空部３１を有するゴム成形した衝撃吸収ダンパー３３
に置き換えることができる。
【００１３】このように構成したＬＣＤ表示器取付け構
造の作用を説明する。外部からの衝撃力又は押下力が本
体ケースに加えられた場合、防塵用クッション３と衝撃
吸収クッション２９とが本体ケースの撓み量に応じて変
形するとともに、位置決め用ピン２３がガイド穴２７に
沿って図３の上下方向に可動し、ＬＣＤ表示器２１に直
接的な衝撃が加わらなくなる。
造の作用を説明する。外部からの衝撃力又は押下力が本
体ケースに加えられた場合、防塵用クッション３と衝撃
吸収クッション２９とが本体ケースの撓み量に応じて変
形するとともに、位置決め用ピン２３がガイド穴２７に
沿って図３の上下方向に可動し、ＬＣＤ表示器２１に直
接的な衝撃が加わらなくなる。
【００１４】このＬＣＤ表示器取付け構造によれば、防
塵用クッション３と衝撃吸収クッション２９とにより、
衝撃力、押下力を吸収することができ、ＬＣＤ表示器２
１の破損を防止することができる。また、位置決め用ピ
ン２３を基板２５にスライド自在に嵌合したので、外力
の吸収構造を確保しつつ、ＬＣＤ表示器２１の基板２５
への位置決めを容易に行うことができる。
塵用クッション３と衝撃吸収クッション２９とにより、
衝撃力、押下力を吸収することができ、ＬＣＤ表示器２
１の破損を防止することができる。また、位置決め用ピ
ン２３を基板２５にスライド自在に嵌合したので、外力
の吸収構造を確保しつつ、ＬＣＤ表示器２１の基板２５
への位置決めを容易に行うことができる。
【００１５】次に、本発明によるＬＣＤ表示器取付け構
造の第三の実施の形態を説明する。図７は第三の実施の
形態を示す断面図、図８は図７に示したＬＣＤ表示器フ
レームの外観斜視図である。この実施の形態では、ＬＣ
Ｄ表示器フレーム４１内に、ＬＣＤガラス４３と、照光
用のＬＥＤを拡散させるバックライトユニット４５と、
ＬＣＤ表示用の電気回路（駆動ドライバーＩＣ、温度補
償回路等）を搭載したＬＣＤ基板４７とを一体に組付け
てある。
造の第三の実施の形態を説明する。図７は第三の実施の
形態を示す断面図、図８は図７に示したＬＣＤ表示器フ
レームの外観斜視図である。この実施の形態では、ＬＣ
Ｄ表示器フレーム４１内に、ＬＣＤガラス４３と、照光
用のＬＥＤを拡散させるバックライトユニット４５と、
ＬＣＤ表示用の電気回路（駆動ドライバーＩＣ、温度補
償回路等）を搭載したＬＣＤ基板４７とを一体に組付け
てある。
【００１６】ＬＣＤ表示器フレーム４１は、従来装置に
用いていたＬＣＤ保護用板（ＬＣＤフィルタ）と同様の
機能を備えている。ＬＣＤ表示器フレーム４１は、アク
リルやポリカーボネイトに代表される透明度の高い工業
用プラスチックを利用して成形する。ＬＣＤ表示器フレ
ーム４１の表示面は、絞り加工やシルク印刷又は転写成
形（インモールド成形）などで表示部以外を縁取ること
ができる。従って、図７に示すように、ＬＣＤ表示器フ
レーム４１の表示部を凸形状に縁取りすることで、この
凸部を本体ケース９の開口部１１に嵌合させる取付け構
造が可能となる。
用いていたＬＣＤ保護用板（ＬＣＤフィルタ）と同様の
機能を備えている。ＬＣＤ表示器フレーム４１は、アク
リルやポリカーボネイトに代表される透明度の高い工業
用プラスチックを利用して成形する。ＬＣＤ表示器フレ
ーム４１の表示面は、絞り加工やシルク印刷又は転写成
形（インモールド成形）などで表示部以外を縁取ること
ができる。従って、図７に示すように、ＬＣＤ表示器フ
レーム４１の表示部を凸形状に縁取りすることで、この
凸部を本体ケース９の開口部１１に嵌合させる取付け構
造が可能となる。
【００１７】また、ＬＣＤ表示器フレーム４１の下部に
は一対の係止爪４９を垂設してあり、この係止爪４９に
よって、携帯電話機の基板５１をＬＣＤ表示器フレーム
４１に一体に取付けできるようになっている。
は一対の係止爪４９を垂設してあり、この係止爪４９に
よって、携帯電話機の基板５１をＬＣＤ表示器フレーム
４１に一体に取付けできるようになっている。
【００１８】このように構成したＬＣＤ表示器取付け構
造の作用を説明する。従来のＬＣＤフィルタは、本体ケ
ース９に取り付ける場合、両面テープ等を用いて貼り付
けられる。一方、このＬＣＤ表示器取付け構造では、Ｌ
ＣＤ表示器フレーム４１の表示面が本体ケース９に形成
した開口部１１に、両面テープ等を介在せずに本体ケー
ス９の内側から直接嵌合させて取付け可能となる。
造の作用を説明する。従来のＬＣＤフィルタは、本体ケ
ース９に取り付ける場合、両面テープ等を用いて貼り付
けられる。一方、このＬＣＤ表示器取付け構造では、Ｌ
ＣＤ表示器フレーム４１の表示面が本体ケース９に形成
した開口部１１に、両面テープ等を介在せずに本体ケー
ス９の内側から直接嵌合させて取付け可能となる。
【００１９】このＬＣＤ表示器取付け構造によれば、両
面テープ等による貼り付け面積を設ける必要がなくなる
ため、ＬＣＤ自身の表示面積を拡大して使用することが
できる。また、装置組み立て時に付着し易いゴミが、Ｌ
ＣＤ表示器の組み立て工程のみで防止することが可能と
なり、完成後の外観不良を低減することができる。更
に、ＬＣＤフィルタの機能をＬＣＤ表示器フレーム４１
に持たせることで、ＬＣＤ表示器の厚みを薄くすること
ができる。なお、この例によるＬＣＤ表示器取付け構造
は、上述した第一、第二の実施の形態による構造と組み
合わせて構成することも可能である。
面テープ等による貼り付け面積を設ける必要がなくなる
ため、ＬＣＤ自身の表示面積を拡大して使用することが
できる。また、装置組み立て時に付着し易いゴミが、Ｌ
ＣＤ表示器の組み立て工程のみで防止することが可能と
なり、完成後の外観不良を低減することができる。更
に、ＬＣＤフィルタの機能をＬＣＤ表示器フレーム４１
に持たせることで、ＬＣＤ表示器の厚みを薄くすること
ができる。なお、この例によるＬＣＤ表示器取付け構造
は、上述した第一、第二の実施の形態による構造と組み
合わせて構成することも可能である。
【００２０】次に、本発明によるＬＣＤ表示器取付け構
造の第四の実施の形態を説明する。図９は第四の実施の
形態を示す断面図である。図９（Ａ）に示すように、本
体ケース９の裏面にはＬＣＤ表示器６１を、固定用クッ
ション６３を用いて貼り付け固定してある。固定用クッ
ション６３は、スポンジ系又はゴム系の両面テープを素
材とするものが好適となる。ＬＣＤ表示器６１の固定
は、固定用クッション６３のみを用いて貼り付け固定す
る他、固定用クッション６３に加え、本体ケース９の裏
面側に突設した不図示の固定爪を係止することにより固
定するものであってもよい。
造の第四の実施の形態を説明する。図９は第四の実施の
形態を示す断面図である。図９（Ａ）に示すように、本
体ケース９の裏面にはＬＣＤ表示器６１を、固定用クッ
ション６３を用いて貼り付け固定してある。固定用クッ
ション６３は、スポンジ系又はゴム系の両面テープを素
材とするものが好適となる。ＬＣＤ表示器６１の固定
は、固定用クッション６３のみを用いて貼り付け固定す
る他、固定用クッション６３に加え、本体ケース９の裏
面側に突設した不図示の固定爪を係止することにより固
定するものであってもよい。
【００２１】ＬＣＤ表示器６１の固定後に、ＬＣＤ保護
用板１３を本体ケース９に貼り付ける。ＬＣＤ表示器６
１の下面には下部に接続用ピン６７を突設した信号接続
用ピンコネクタ６９を半田により実装してある。信号接
続用ピンコネクタ６９は、内部に不図示のスプリングを
内蔵しており、接触方向の接続用ピン６７の移動が自在
となっている。信号接続用ピンコネクタ６９は、本体ケ
ース９を組み立てることにより、接続用ピン６７を基板
７１の接点部に接触させる。
用板１３を本体ケース９に貼り付ける。ＬＣＤ表示器６
１の下面には下部に接続用ピン６７を突設した信号接続
用ピンコネクタ６９を半田により実装してある。信号接
続用ピンコネクタ６９は、内部に不図示のスプリングを
内蔵しており、接触方向の接続用ピン６７の移動が自在
となっている。信号接続用ピンコネクタ６９は、本体ケ
ース９を組み立てることにより、接続用ピン６７を基板
７１の接点部に接触させる。
【００２２】また、この図９（Ａ）に示した構造の変形
例として、図９（Ｂ）に示すように、基板７１に信号接
続用ピンコネクタ６９を実装し、ＬＣＤ表示器６１の接
点部に接続用ピン６７を接触させる構造であってもよ
い。更に、変形例としては、図９（Ｃ）に示すように、
信号接続用ピンコネクタ６９に代えて、ラバーコネクタ
７３をＬＣＤ表示器６１又は基板７１のいずれかに取付
け、ラバーコネクタ７３の接点を他方の接点部に接触さ
せるものであってもよい。
例として、図９（Ｂ）に示すように、基板７１に信号接
続用ピンコネクタ６９を実装し、ＬＣＤ表示器６１の接
点部に接続用ピン６７を接触させる構造であってもよ
い。更に、変形例としては、図９（Ｃ）に示すように、
信号接続用ピンコネクタ６９に代えて、ラバーコネクタ
７３をＬＣＤ表示器６１又は基板７１のいずれかに取付
け、ラバーコネクタ７３の接点を他方の接点部に接触さ
せるものであってもよい。
【００２３】このように構成したＬＣＤ表示器取付け構
造の作用を説明する。図９（Ａ）（Ｂ）に示すＬＣＤ表
示器取付け構造では、固定用クッション６３を介してＬ
ＣＤ表示器６１を本体ケース９に固定することで、ＬＣ
Ｄ表示器６１は、気密性、クッション性を有して本体ケ
ース９に固定される。外力により生じた本体ケース９の
撓みは、固定用クッション６３により吸収される。ま
た、本体ケース９の撓みにより、ＬＣＤ表示器６１と基
板７１とに生じた変位は、接続用ピン６７が上下動作す
ることにより吸収される。これにより、ＬＣＤ表示器６
１は、基板７１からの反力を受けることがない。
造の作用を説明する。図９（Ａ）（Ｂ）に示すＬＣＤ表
示器取付け構造では、固定用クッション６３を介してＬ
ＣＤ表示器６１を本体ケース９に固定することで、ＬＣ
Ｄ表示器６１は、気密性、クッション性を有して本体ケ
ース９に固定される。外力により生じた本体ケース９の
撓みは、固定用クッション６３により吸収される。ま
た、本体ケース９の撓みにより、ＬＣＤ表示器６１と基
板７１とに生じた変位は、接続用ピン６７が上下動作す
ることにより吸収される。これにより、ＬＣＤ表示器６
１は、基板７１からの反力を受けることがない。
【００２４】また、図９（Ｃ）に示すＬＣＤ表示器取付
け構造では、ＬＣＤ表示器６１と基板７１とに生じた変
位は、ラバーコネクタ７３の圧縮により吸収され、変位
による反力がＬＣＤ表示器６１に加わることがない。
け構造では、ＬＣＤ表示器６１と基板７１とに生じた変
位は、ラバーコネクタ７３の圧縮により吸収され、変位
による反力がＬＣＤ表示器６１に加わることがない。
【００２５】このＬＣＤ表示器取付け構造によれば、Ｌ
ＣＤ表示器６１を直接的に本体ケース９に取り付けられ
るので、基板７１にＬＣＤ表示器６１を取り付ける構造
に比べ、本体ケース９との位置ズレ量を極めて小さくす
ることができる。また、ＬＣＤ表示器６１を本体ケース
９側に直接的に取り付けることで、組み立てを容易にす
ることができる。更に、ＬＣＤ表示器６１を信号接続用
ピンコネクタ６９又はラバーコネクタ７３を介して基板
７１に接続したので、基板７１との間に生じた変位を吸
収することができ、ＬＣＤ表示器６１の破損を確実に防
止することができる。
ＣＤ表示器６１を直接的に本体ケース９に取り付けられ
るので、基板７１にＬＣＤ表示器６１を取り付ける構造
に比べ、本体ケース９との位置ズレ量を極めて小さくす
ることができる。また、ＬＣＤ表示器６１を本体ケース
９側に直接的に取り付けることで、組み立てを容易にす
ることができる。更に、ＬＣＤ表示器６１を信号接続用
ピンコネクタ６９又はラバーコネクタ７３を介して基板
７１に接続したので、基板７１との間に生じた変位を吸
収することができ、ＬＣＤ表示器６１の破損を確実に防
止することができる。
【００２６】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るＬＣＤ表示器取付け構造によれば、電話機外部からＬ
ＣＤ表示器へ加わる衝撃力又は押下力をクッション収縮
の共働作用により十分に吸収することができ、ＬＣＤ表
示器のガラス等を破損から確実に保護することができ
る。また、このＬＣＤ表示器取付け構造によれば、ＬＣ
Ｄ表示器を平板状の簡単な構造にすることができ、小型
化が容易となるとともに、製造コストを低減させること
ができる。
るＬＣＤ表示器取付け構造によれば、電話機外部からＬ
ＣＤ表示器へ加わる衝撃力又は押下力をクッション収縮
の共働作用により十分に吸収することができ、ＬＣＤ表
示器のガラス等を破損から確実に保護することができ
る。また、このＬＣＤ表示器取付け構造によれば、ＬＣ
Ｄ表示器を平板状の簡単な構造にすることができ、小型
化が容易となるとともに、製造コストを低減させること
ができる。
【図１】本発明によるＬＣＤ表示器取付け構造の第一の
実施の形態を示す断面図である。
実施の形態を示す断面図である。
【図２】図１に示したＬＣＤ表示器の外観斜視図であ
る。
る。
【図３】第二の実施の形態を示す断面図である。
【図４】図３に示した衝撃吸収クッションの斜視図であ
る。
る。
【図５】衝撃吸収ダンパーの斜視図である。
【図６】図５の縦断面図である。
【図７】第三の実施の形態を示す断面図である。
【図８】図７に示したＬＣＤ表示器フレームの外観斜視
図である。
図である。
【図９】第四の実施の形態を示す断面図である。
１、２１、６１ ＬＣＤ表示器 ３、５、２９、６３ クッション ７、２５、５１、７１ 基板 ９ 本体ケース １１ 開口部 ２３ 位置決め用ピン ２７ ガイド穴 ４１ ＬＣＤ表示器フレーム ６７ 接続用ピン ６９ ピンコネクタ
Claims (4)
- 【請求項１】 開口部を有する本体ケースに基板を内設
し、該基板と前記開口部との間にＬＣＤ表示器を配設す
るＬＣＤ表示器取付け構造において、 前記本体ケースと前記ＬＣＤ表示器との間及び前記ＬＣ
Ｄ表示器と前記基板との間にクッションをそれぞれ挟入
して前記ＬＣＤ表示器を前記本体ケースと前記基板とで
挟持したことを特徴とするＬＣＤ表示器取付け構造。 - 【請求項２】 前記基板に対向する前記ＬＣＤ表示器の
対向面に前記基板へ向かって突出する位置決め用ピンを
設け、該位置決め用ピンとスライド自在に嵌合するガイ
ド穴を前記基板に穿設し、前記クッションを前記ＬＣＤ
表示器と基板との間に挟入した状態で前記位置決め用ピ
ンを該ガイド穴に嵌入したことを特徴とする請求項１記
載のＬＣＤ表示器取付け構造。 - 【請求項３】 開口部を有する本体ケースに基板を内設
し、該基板と前記開口部との間にＬＣＤ表示器を配設す
るＬＣＤ表示器取付け構造において、 透明な樹脂材からなりＬＣＤ保護用板機能を有したＬＣ
Ｄ表示器フレームに前記ＬＣＤ表示器を一体に収容し、
該ＬＣＤ表示器フレームを前記開口部から露出させて前
記本体ケースに直接取り付けたことを特徴とするＬＣＤ
表示器取付け構造。 - 【請求項４】 開口部を有する本体ケースに基板を内設
し、該基板と前記開口部との間にＬＣＤ表示器を配設す
るＬＣＤ表示器取付け構造において、 前記ＬＣＤ表示器を前記本体ケースに取付け、可動自在
な接続用ピンを有したピンコネクタを前記ＬＣＤ表示器
に取付け、該ピンコネクタの前記接続用ピンを前記基板
の接続接点に接触させたことを特徴とするＬＣＤ表示器
取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9217196A JPH09283950A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | Ｌｃｄ表示器取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9217196A JPH09283950A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | Ｌｃｄ表示器取付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09283950A true JPH09283950A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14046995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9217196A Pending JPH09283950A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | Ｌｃｄ表示器取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09283950A (ja) |
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-
1996
- 1996-04-15 JP JP9217196A patent/JPH09283950A/ja active Pending
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