JPH09282997A - 漏電遮断器 - Google Patents
漏電遮断器Info
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- JPH09282997A JPH09282997A JP8694396A JP8694396A JPH09282997A JP H09282997 A JPH09282997 A JP H09282997A JP 8694396 A JP8694396 A JP 8694396A JP 8694396 A JP8694396 A JP 8694396A JP H09282997 A JPH09282997 A JP H09282997A
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- electronic circuit
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Abstract
し、かつ、強固な固定構造が得られると共に、制御電力
の供給回路構成においても、組立性が向上し信頼性が高
い漏電遮断器を得る。 【解決手段】 零相電流検出信号を出力するようになさ
れた電子回路部11を収納したモールドケース13の支
持面に挿入溝13d,13eを設け、この挿入溝13
d,13eに挿入されると共に上記電子回路部11に接
続された接続片22を備え、この接続片22を、零相変
流器10を貫通する一次導体9と可動接触子4との間に
設けた接続導体16に螺着することにより、電子回路部
11が内装されたモールドケース13を筐体内1,2に
装着した。
Description
おいて、特に、合成樹脂製のケースに収納された電子回
路部を筐体内に装着するための構造に関するものであ
る。
33821号公報に示された従来の漏電遮断器を示すも
ので、図4は正面図、図5は一部を切り欠いて内部を示
す側断面図、図6は漏電検出部を示す分解斜視図であ
る。図において、1及び2はモールド樹脂による筐体を
構成するもので、1はベース、2はカバーである。3は
電源側の端子板3aと一体に形成された固定接触子、4
は固定接触子3に対して開閉動作する可動接触子、5は
可動接触子4を開閉駆動する開閉機構、6は過負荷電流
及び短絡電流を検出して動作する過電流引き外し機構、
7は可動接触子4と過電流引き外し機構6のヒータ導体
6aの一端とを接続する固定導体、9は一端にヒータ導
体6aがろう付けされ、他端に負荷側の端子板8が一体
的に形成された一次導体である。10は一次導体9が貫
通した零相変流器、13は零相変流器10の二次出力を
増幅する増幅部11を収納した門形ケース、12は増幅
部11の出力を受けて作動する漏電引き外し機構であ
る。
零相変流器10に跨がるように構成され、その前後方向
の厚さは零相変流器10とほぼ同じ寸法になっている。
門形ケース13の一方の面(図6において右手前側の
面)は開口しており、そのケース13の底部に装着され
たプリント配線板上には、増幅部11を構成するICや
サイリスタなどの電子部品が、ケース13の中に納まる
ように平面的に配置されている。零相変流器10のリー
ド線25と増幅部11の入力側のリード線26とはコネ
クタ27により接続され、増幅部11の出力側のリード
線28と漏電引き外し機構12とはコネクタ29で接続
されている。増幅部11にたいする制御用電力は、一次
導体9R及び9Tに接続されたリード線31により増幅
部11の電源端子に供給される。30はリード線31を
一次導体9R及び9Tに接続するための接続用ねじであ
り、32は接続用のコネクタである。上記のように構成
された門形ケース13は、両肩部13aがカバー2で押
さえられて筐体内に固定される。
断器に過電流あるいは短絡電流が流れると、この電流を
過電流引き外し機構6により検出し、開閉機構5によ
り、可動接触子4を固定接触子5から開離させる。ま
た、漏電による地絡電流が流れると、これを零相変流器
10により検出し、その出力信号は増幅部11で増幅さ
れる。増幅された出力信号により、漏電引き外し機構1
2を介して開閉機構5が作動し、可動接触子4を固定接
触子3から開離させる。
電遮断器では、門形ケース13が、カバー2とベース1
との間に挟み込まれた状態で筐体内に固定されるため、
三者の寸法関係を厳しく管理する必要がある。従って、
タップ立てやねじ締め作業など部品加工あるいは組立加
工に手数がかかり、製造コストが高くなっていた。ま
た、増幅部11に対する制御電力の供給についても、リ
ード線31の引回し、コネクタ32の接続など繁雑な作
業が要求されると共に、接続箇所も多くなり、信頼性に
も欠けるなどの問題点があった。
るためになされたもので、門形ケースの組立性を良く
し、かつ、強固な固定構造が得られると共に、制御電力
の供給回路構成においても、組立性が向上し信頼性も高
い漏電遮断器を得ることを目的としたものである。
器においては、零相変流器と、この零相変流器を貫通す
る一次導体と、上記一次導体と可動接触子との間を接続
する接続導体と、合成樹脂製のケースに収納され上記零
相変流器が検出した零相電流に基づいて零相電流検出信
号を出力するようになされた電子回路部と、この電子回
路部の零相電流検出信号により作動する漏電引外し機構
と、この漏電引外し機構の作動により可動接触子を開離
させる開閉機構と、上記ケースの支持面に形成された挿
入溝に挿入されると共に上記電子回路部に接続された接
続片とを備え、上記ケースに挿入された接続片を上記接
続導体に螺着することにより電子回路部が収納されたケ
ースを筐体内に装着したものである。
を設け、この延長部に電子回路部を収納したケースを螺
着して筐体内に装着したものである。
ある漏電遮断器を示すもので、図1は漏電遮断器の右側
を一部破断して示す斜視図、図2は漏電検出部を示す分
解斜視図、図3は漏電遮断器の電子回路部への制御電力
供給用接続部を示す斜視図である。図において、1はモ
ールド樹脂成形品のベース、2はモールド樹脂成形品の
カバーであり、ベース1とカバー2により筐体が構成さ
れる。3は電源側の端子板3aと一体に形成された固定
接触子、4は一端が固定接触子3に対して開閉動作する
ようになされた可動接触子であり、開閉機構部(図示せ
ず)にクロスバー14を介して連結されている。また、
可動接触子4の他端には可撓銅より線からなるシャント
15の一端が接続され、シャント15の他端は、漏電遮
断器導体の一部である接続導体16に接合されている。
すように、一端に設けられたねじ孔16aに通した小ね
じによりベース1の底面に螺着されている。この接続導
体16の側面に形成された切欠部16bは、螺着の際に
ベース1に形成された突起に係合して位置決めされる。
なお、接続導体16の中央部には貫通孔16cが設けら
れ、この貫通孔16cを貫通する小ねじ17により過電
流引外し部6が接続導体16に螺着されている。この螺
着により接続導体16と過電流引外し部6の導体21が
接続される。また、接続導体16の他端部には延長部が
設けられ、この延長部に貫通孔16dが設けられてい
る。後述のようにこの貫通孔16dを貫通する小ねじ1
8により、増幅用電子回路部11を収納した門形ケース
13が接続導体16に螺着されている。なお、貫通孔1
6dの近傍には、貫通孔16cの近傍に比較して、断面
積を小さくするためのくびれ部16eが形成されてい
る。
バイメタル部19と電磁石部20とから構成され、前記
のように導体21の一端は貫通孔16cを介して接続導
体16に接続され、他端は零相変流器10の一次導体9
の一端に接続されている。一次導体9の他端は負荷側端
子9aに接合されている。零相変流器10は出力用リー
ド線25を有し、この出力用リード線25は、増幅用電
子回路部11の入力用リード線26に対しコネクタ27
を介して接続されている。門形ケース13は、アーチ状
の通路で零相変流器10を跨ぐように合成樹脂材を用い
て形成され、その前後方向の厚さは零相変流器10とほ
ぼ同じ寸法になっている。なお、門形ケース13の一方
の面(図2において右手前側の面)は開口しており、そ
のケース13の底部に装着されたプリント配線板上に
は、増幅用電子回路部11を構成するICやサイリスタ
などの電子部品が、門形ケース13の中に納まるように
平面的に配置されている。また、門形ケース13のアー
チ状通路の両側13b,13cには、接続導体16と対
向する部分に、それぞれ挿入溝13d,13eが形成さ
れている。
3に示すように、中心部には、めねじ22aが設けられ
ている。また、端部には増幅用電子回路部11の制御用
電力供給用のリード線30と接続するための小孔22b
が設けられている。この接続片22は門形ケース13の
挿入溝13d,13eに挿入され、接続導体16の延長
部に設けた貫通孔16dを貫通する小ねじ18を介して
接続導体16に螺着することにより門形ケース13が筐
体内に装着される。12は漏電引外し機構であり、増幅
用電子回路部11からの出力を受けて動作し、これに開
閉機構に連動して可動接触子4を固定接触子3から開離
させる。なお、増幅用電子回路部11からの出力は、リ
ード線28を通して、コネクタ29により漏電引外し機
構12に接続されている。上記構成において、漏電遮断
器内部の電流路は、固定接触子3、可動接触子4、シャ
ント15、接続導体16、導体21、一次導体9へと流
れる。
たは短絡電流が流れると、周知のように過電流引外し部
6のバイメタル部19または電磁石部20が作動し、こ
れに連動して開閉機構(図示せず)を動作させ、可動接
触子4を固定接触子3から開離させる。また、地絡など
漏洩電流が発生した場合には、零相変流器10が検出
し、その出力はリード線25,26を通して、増幅用電
子回路部11に送られる。増幅用電子回路部11で増幅
された信号電力は漏電引外し機構12に送られ、開閉機
構を動作させて可動接触子4を固定接触子3から開離動
作させる。
部11を収納した門形ケース13は、ベース1に固定さ
れた接続導体16に、門形ケース13の溝部13d,1
3eに挿入された接続片22を介して螺着されるため強
固に固定される。また、この固定は電気的接続を兼ねて
いるので、門形ケース13に内装された増幅用電子回路
部11に必要な制御用電力の供給を確実に行うことがで
きる。さらに、その供給用のリード線の接続や引回しな
どの繁雑な組立作業も解消される。また、接続導体16
の電流路より外側に延設された箇所で、増幅用電子回路
部11との接続を行うと共に、接続導体16の電流路
と、接続導体16と接続片22(即ち、増幅用電子回路
部11)とを接続する接続部との間に、他の部分より細
幅に切り欠いたくびれ部16eを設けることにより、増
幅用電子回路部11の発熱が抑制される。つまり、漏電
遮断器に通電される定格電流が、例えば、100A、2
25Aといった電流によって生じる発熱が接続導体16
に生じても、くびれ部16eにより増幅用電子回路部1
1に対する伝達が抑制される。
ース13に増幅用電子回路部11を内装し、門形ケース
13が零相変流器10に跨がるように構成したものを示
したが、零相変流器10に跨がらないように配置すれば
アーチ状通路は必要なくなる。また、接続導体16が十
分な大きさのものであれば発熱も少ないので、くびれ部
16eを設けない構成も可能である。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
け、この挿入溝に挿入されると共に上記電子回路部に接
続された接続片とを備え、この接続片を接続導体に螺着
することにより電子回路部を筐体内に装着したので、強
固な固定が得られると共に、電気的接続も確実になる。
従って、リード線の接続や引回しなどの組立て作業も簡
略化され作業性が向上する。これらのことから、安価で
信頼性の高い漏電遮断器を提供することができる。
を設け、この延長部に電子回路部を収納したケースを螺
着して筐体内に装着することにより、接続導体に生じる
発熱が電子回路部に伝達されにくくなるので、電子回路
部が安定して、より信頼性の高い漏電遮断器が得られ
る。
一部分破断して示す斜視図である。
視図である。
ある。
る。
る。
である。
触子、6 過電流引外し機構、9 一次導体、10 零
相変流器、11 増幅用電子回路部、12 漏電引外し
機構、13 門形ケース、13d,13e 挿入溝、1
6 接続導体、16e くびれ部、22 接続片。
Claims (2)
- 【請求項1】 零相変流器と、この零相変流器を貫通す
る一次導体と、上記一次導体と可動接触子との間を接続
する接続導体と、合成樹脂製のケースに収納され上記零
相変流器が検出した零相電流に基づいて零相電流検出信
号を出力するようになされた電子回路部と、この電子回
路部の零相電流検出信号により作動する漏電引外し機構
と、この漏電引外し機構の作動により可動接触子を開離
させる開閉機構と、上記ケースの支持面に形成された挿
入溝に挿入されると共に上記電子回路部に接続された接
続片とを備え、上記ケースに挿入された接続片を上記接
続導体に螺着することにより電子回路部が収納されたケ
ースを筐体内に装着したことを特徴とする漏電遮断器。 - 【請求項2】 接続導体にくびれ部を有する延長部を設
け、この延長部に電子回路部を収納したケースを螺着し
たことを特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08694396A JP3318583B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 漏電遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08694396A JP3318583B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 漏電遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09282997A true JPH09282997A (ja) | 1997-10-31 |
JP3318583B2 JP3318583B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=13900961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08694396A Expired - Lifetime JP3318583B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 漏電遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318583B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200455867Y1 (ko) * | 2009-12-31 | 2011-09-30 | 엘에스산전 주식회사 | 누전 차단기 |
WO2014010040A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-16 | 三菱電機株式会社 | 回路遮断器 |
WO2024174809A1 (zh) * | 2023-02-24 | 2024-08-29 | 浙江正泰电器股份有限公司 | 漏电断路器 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP08694396A patent/JP3318583B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200455867Y1 (ko) * | 2009-12-31 | 2011-09-30 | 엘에스산전 주식회사 | 누전 차단기 |
WO2014010040A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-16 | 三菱電機株式会社 | 回路遮断器 |
KR20140145191A (ko) * | 2012-07-11 | 2014-12-22 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회로 차단기 |
WO2024174809A1 (zh) * | 2023-02-24 | 2024-08-29 | 浙江正泰电器股份有限公司 | 漏电断路器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3318583B2 (ja) | 2002-08-26 |
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