JPH09282667A - 光ディスクおよび光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクおよび光ディスク装置

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JPH09282667A
JPH09282667A JP8085574A JP8557496A JPH09282667A JP H09282667 A JPH09282667 A JP H09282667A JP 8085574 A JP8085574 A JP 8085574A JP 8557496 A JP8557496 A JP 8557496A JP H09282667 A JPH09282667 A JP H09282667A
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JP
Japan
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area
groove
sector
track
land
Prior art date
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Application number
JP8085574A
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English (en)
Inventor
Masahito Nagasawa
雅人 長沢
Kouichi Komawaki
康一 駒脇
Takeshi Katayama
剛 片山
Sadanobu Ishida
禎宣 石田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランドとグルーブが1回転おきに切り換わる
記録可能領域とピット列からなる再生専用領域とを含む
光ディスクにおいて、シーク時にトラッキングエラー信
号の極性反転のタイミングが正確に行うことができ、シ
ーク中にトラッキング方式を切り換える切り替える必要
がない光ディスクおよびその装置を得る。 【解決手段】 再生専用領域のセクタのヘッダ部に認識
パターンを設けるとともに、記録可能領域におけるラン
ドとグルーブとの境目を有するセクタと同一半径方向に
整列しているすべてのセクタについては、他の部分と異
なる認識が行えるようにするとともに、再生専用領域の
上記認識パターン中にウオブルピットを設け、センサー
オフセットの補正も行えるようにする。これにより同一
のセンサー方式で、ディスク上のすべての部分を再生で
きるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランドとグルー
ブが連続して1つの情報トラックをなす書換え可能な記
録可能領域とピット列からなる再生専用領域とが混在す
る光ディスク及びそれを用いて記録再生等を行う光ディ
スク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既存の相変化光ディスクは、グルーブと
呼ぶ溝部分だけにデータを記録している。グルーブトラ
ック間にあるランドは、トラッキング時の案内や、隣の
グルーブ・トラックからのクロストークを抑える役目を
担っている。ここで、ランドにもデータ記録すれば、グ
ルーブの幅は同じままでトラック密度を2倍にできる。
しかし、クロストークが大きくなるので、ランド・グル
ーブ記録を使っても記録密度はそれほど上がらないと思
われていた。ところが、グルーブとランドの段差をλ/
6(λは光源の波長)程度にすると、隣接トラックのク
ロストークを抑えられることがわかり、これによってラ
ンド・グルーブ記録により、高記録密度化が進んでき
た。特にランド・グルーブ記録を使わずにトラック・ピ
ッチを狭めるよりも、ディスクのマスタリングが容易に
なる利点もあった。
【0003】ランドグルーブ記録を行う光ディスクは同
心円状の構成のものが知られており、ディスク1周分の
記録を行うとトラックジャンプを行い、隣のトラック
(例えば現在がグルーブトラックであれば、隣のランド
トラック)の書き込みを開始する。この場合、各セクタ
はセクタ番地で常に管理されているため、コンピュータ
データなどの不連続でもよいデータを記録再生するだけ
の用途には、バッファメモリ等を用いて支障なく動作が
可能である。
【0004】しかし、書換可能な光ディスクには、コン
ピュータ向け以外に、動画や音楽などの連続したデータ
を扱う場合がある。特にマルチメディア用途(データと
映像・音声を混在して用いる用途)においては、連続し
たデータが扱い易いようにCDと同じ螺旋状のトラック
を用いることが考えられる。
【0005】つまり、既存の光磁気ディスクのような同
心円状のトラックにはせずに、連続的な書き込みが行え
るようにスパイラル状(螺旋状)に構成する場合があ
る。ただし、ランドとグルーブの両方に記録するディス
クでスパイラル状の構成にする場合、トラックの外周側
の開始点からグルーブまたはランドのみを内周側へ最後
までトレースし、いずれかが記録または再生し終わった
時点で、ランドとグルーブを切り替えて、もう一度外周
側から記録し直す必要がある。すなわち、ランドとグル
ーブの切り替え時にディスク内周から外周へのアクセス
が必要となり、時間がかかる問題がある。例えばこの動
作をディスク半径方向にいくつかのゾーン単位に区切っ
たディスクで、ゾーン単位にランドとグルーブの切り替
えを行ったとしても、アクセスの間、記録または再生を
かなりの時間中断しなければならない。
【0006】図11は、従来のランドグルーブ記録を行
うディスクにおけるヘッダ部の詳細を示した図で、図1
1(a)はランドトラック16とグルーブトラック15
の両方にヘッダ2が形成されている場合、図11(b)
はランドトラック16とグルーブトラック15の境目の
位置にヘッダ2が形成されている場合を示している。
【0007】ヘッダ部2は、データを記録する単位であ
るセクタのアドレス情報などを表すために物理的に形成
した凹凸部である。具体的には、ランドと同じ高さのピ
ット、またはグルーブと同じ深さのピットを、トラック
のないヘッダ部に形成する。ランド・グルーブに適した
プレピットの形成方法は数種類考えられているが、その
うち、主な方法は図11(a)に示すような専用アドレ
スを各トラック単位に持つ方式と、図11(b)に示す
ように中間(共用)のアドレスを持つ方式の二つがあ
る。
【0008】専用アドレス方式は、ランドとグルーブの
それぞれのセクタについて専用のプレピットを置く。そ
のセクタがランドなのか、グルーブなのか、等の多くの
情報を盛り込めるので、光ディスク装置側の制御は楽に
なる。ただし、ピットの幅はトラック幅よりも十分狭く
する必要がある。すなわち、トラックを形成するのと同
じレーザ光ではプレピットを形成することができず、媒
体の構造は難しくなる。
【0009】他方、中間アドレス方式は、隣合うランド
とグルーブでプレピットを共有する方法である。トラッ
クを形成するのと同じレーザ光を使って、半径方向にト
ラックの幅の1/4だけ位置をずらすことでピットを形
成できる。しかし、光ディスク制御側でランドかグルー
ブかを判断する必要があり、制御は複雑になる。
【0010】上述したような、記録再生を行う光ディス
クにおいては、記録密度を高めるために行ったランドと
グルーブの構成以外にも、トラックオフセットの発生に
対する問題を解決する必要があった。これは、記録を行
う光ディスクが、大きなレーザパワーを必要とするた
め、3ビーム法等のビームを分割するやり方ではなく、
プッシュプル法等の1ビームでトラッキングを行う方式
が必要であったためである。また、ライトワンスディス
ク等の穴開け記録においては、記録後のトラックをトレ
ースするサイドスポットが外乱となってしまうため、ト
ラッキング動作が乱れる等の問題もあった。
【0011】プッシュプルトラッキングは、図12に示
すように、プリグルーブに照射した光スポットの回折分
布を用いてトラック誤差を検出し、サーボ系を構成する
方式であるため、ディスクの偏芯や傾きなどに起因する
オフセットが発生する問題がある。図12において、3
5は光ディスク、36はディスクモータ、37は光ヘッ
ド、38は光検知器、70は対物レンズを駆動させるた
めのアクチュエータコイル、71はハーフミラー、72
はレーザーダイオード、73は対物レンズである。ここ
で例えば、0.7゜の傾き、または100μmの偏芯
(図12中に点線で示す対物レンズ62の100μmの
並進と等価)で、光検知器38上の光分布74がずれる
ため、結果的に約0.1μmのオフセットが発生してし
まう。
【0012】このような現象を防ぐため、機械的、光学
的に高精度な駆動装置にするなど、各種の工夫がなされ
ている。また、CDのような再生専用システムでは、3
スポット方式などの技術が確立されているものの、この
方式は記録システムや記録/再生兼用システムには不適
当といえる。
【0013】そこで従来から、ディスク半径方向に1/
2ピッチだけずらしたピットを用意するウオブルピット
法が知られている。図13は、ウオブルピットにおける
再生信号出力をしめしたものである。また、図13
(a)は、“光メモリシンポジウム’85”財団法人光
産業技術振興協会編のp181〜p188「コンポジッ
トトラックウオブリング方式光ディスクメモリ」および
同p209〜p214「トラックオフセット補正方式の
検討」に記載された鏡面補正方式を示す図、図13
(b)はウオブリングピットによる補正方式に用いる光
ディスクのピット構成を示す図である。図において、3
3は鏡面部、68,69はウオブリングピットである。
また、図14は、ウオブルピット再生時における再生信
号振幅を示したもので、図において68,69はウオブ
ルピットである。
【0014】また図15は、従来の鏡面部33を用いた
トラックオフセット補正回路を示すブロック図で、75
はプッシュプル法によるトラック誤差検知を行うための
2分割検知器、43は2分割検知器75からトラックエ
ラーを得るための差動アンプ、47は光ディスクの鏡面
部33の検出タイミングを得るための鏡面検出器、50
は光スポットが鏡面を通過する際のトラックエラー信号
をホールドするためのサンプルホールド回路、53はサ
ンプルホールド回路50からのオフセット情報と差動ア
ンプ43からのトラックエラー信号との差をとるための
差動アンプである。
【0015】また図16は、従来のウオブリングピット
68,69を用いたオフセット補正回路を示したブロッ
ク図で、49はウオブルピットの検出タイミングを得る
ためのウオブルピット検出回路、51,52はウオブル
ピット68,69を光スポットが通過する際に得られる
反射光量をホールドするためのサンプルホールド回路、
54はサンプルホールド回路51,52の出力の差動を
とるための差動アンプ、55は差動アンプ54で得られ
たトラック誤差信号を通常のプッシュプル法によるトラ
ックエラー信号に加算するための加算回路である。
【0016】また図17は、ウオブルピットによって得
られたトラックエラー信号と、通常のプッシュプル法に
よるトラックエラー信号とを同時に用いた場合の制御特
性を示した図で、図において、G1は通常のプッシュプ
ル法によるトラッキングオープンループ特性、G2はウ
オブルピットによるトラッキングオープンループ特性で
ある。
【0017】図13(a)に示した従来の鏡面オフセッ
ト補正の場合は、案内溝の一部を切断して鏡面部33を
設けたものである。この場合、図15に示すような鏡面
オフセット補正のための補正回路が必要となる。二分割
光検出器75で受光した二つの信号は差動アンプ43に
入力されてトラッキング信号となり、また、一方の和信
号は情報信号となって鏡面検出器47へ導かれて信号レ
ベルをサンプリングするためのタイミング信号を発生す
る。差動アンプ43で得られるトラッキング信号△T
は、誤差分△Tg、真のトラック誤差△Ts、さらには
ディスク傾きなどによるトラックオフセット分δを含む
ので △T=△Ts+△Tg+δ ・・・・式1 と表される。サンプルホールド回路50は鏡面部33の
トラッキング信号をセクタ毎にホールドするもので、こ
の出力はトラッキング信号△Tのうち△Tg+δが出力
されることとなる。従って、式1よりサンプルホールド
回路50の出力を差動アンプ53で補正すれば、△Ts
のみのトラッキング信号となって閉ループのサーボ系を
形成し、正確なトラック追跡が行われる。
【0018】また、上述した鏡面補正の方法以外にも、
以下に示すウオブルピットによる補正法がある。この方
法は、図13(b)に示すように、原盤作成時に超音波
光偏向器を用いてトラックの中心から左右に振り分けた
1対のピットを形成することにより可能である。また記
録再生時においては、光スポットが通過したときの反射
光の大小関係を比較することにより、トラック誤差を検
出するもので、実際には図16に示したサンプルホール
ド回路51,52の出力差を、差動アンプ54でとるこ
とにより得られるものである。
【0019】また、この場合、図14に示すように、ウ
オブルピットによる、すなわち、光スポットが上のピッ
ト68に近い方を通過したときには、点線のような出力
信号が得られ、下のピット69に近い方を通過したとき
は、実線のような位相が180°反転した出力信号が得
られ、前段ピットの信号値から後段ピットの信号値を減
算した値がトラックずれ量の大きさと方向を示すことと
なる。このことは真の光スポット通過位置を検出できる
ことになり、プリグルーブによる回折分布のみを用いる
方式に比べると、より高度なサーボ系が構成できる。
【0020】さらに上述の、ウオブルピット法の特徴を
維持し、一般的な従来方式であるプッシュプル・トラッ
キングを用いたシステムとの完全な互換性を保持する、
などの条件を兼ね備えたトラッキング方式が考案されて
いる。この方式のセクタ構成は、図11(b)に示す予
めピットを形成しておくインデックスフィールドと、ユ
ーザが後から使用するデータフィールドに分割する。さ
らに、インデックスフィールドには、アドレス情報など
とともにウオブルピットを新設するか、またはセクタ検
出用マークとの兼用で配置し、同時にトラッキング用の
プリグルーブも形成しておく。
【0021】このようなセクタ構成にしておくと、ウオ
ブルピットで真のトラックずれ量が検出でき、プッシュ
プルトラッキングにおけるオフセットを補正することが
可能となる。この場合、図17に示すように、トラッキ
ングサーボのオープンループ特性において、低周波領域
ではウオブルピットによるトラッキングのゲインを大き
くし、高周波領域においてプッシュプル法によるトラッ
キングゲインを大きくするように構成する。その結果、
どの駆動装置を用いても、常に光スポットをトラック中
心におきながらデータの記録再生ができ、記録済みディ
スクと駆動装置間の互換性不良という事態を防ぐことが
可能となる。
【0022】しかし、上述した記録可能光ディスクにお
いては、ディスクの一部分が再生専用のピット列からな
るパーシャルROM構成と呼ばれる光ディスクも存在す
る。このような光ディスクにおいては、記録可能部分と
再生専用部分とで記録密度が異なる場合が多い。例えば
再生専用の光ディスクは、ピット列から構成されている
ため、再生信号の品質が良く、再生光学系におけるMT
F限界ぎりぎりまで記録密度を確保する事も可能とな
る。一方記録部分においては、例えば相変化ディスクの
場合熱記録にてピットを構成するため、再生信号品質の
劣化をカバーするために線記録密度を落としてデータ領
域が構成される。当然再生専用部分の記録密度を記録可
能部分と同様の密度まで落とすことも可能であるが、デ
ィスクの総記録容量の点ではあまり好ましくない。
【0023】そのため、ピットで記録されている再生専
用領域においては、記録再生領域におけるグルーブの幅
よりも小さな幅のピットを用いることになる。このよう
に、記録領域と再生領域とでは、物理的なピット構造が
異なるため、トラッキングセンサー方式が複数必要とな
ったり、トラッキングセンサーオフセットの補正方法等
においても簡単に行えないとの問題があった。特に従来
から、再生専用機においては3ビーム法によるトラッキ
ングセンサー方式が用いられている他、記録可能機では
プッシュプル法と呼ばれる1ビームのセンサー方式が用
いられていた。このため、パーシャルROMが形成され
ている光ディスクにおいては、例えば上記2つのセンサ
ー方式を装置側で用意する必要があった。さらにまた、
記録領域では、ランドとグルーブが1回転おきに連続し
たトラック構造を有しているのに対して、再生専用領域
ではピット列すなわち記録領域におけるグルーブからな
る情報トラックがそのまま連続している構成となるた
め、トラックアクセス時等において、急に記録可能領域
に突入しても(アクセスする領域が移っても)上記ラン
ドとグルーブの切り替わり部が検出できない等の問題が
あった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の光
ディスクでは、記録密度を向上させるためにランドとグ
ルーブの両方に情報を記録するとともに、ランドとグル
ーブを連続した1本の情報トラックにする構成をとるこ
とによって、映像情報等の連続した高レートの信号を切
れ目なく書き込むことが可能となった。しかし、このよ
うな光ディスクにおいて再生専用のピット列からなる部
分(領域)を同一盤面上に構成した場合、単一のトラッ
キングセンサー方式が使えないため、装置側で複数のセ
ンサー方式を用いる必要があった。
【0025】また、センサーオフセットの補正値を記録
可能領域と再生専用領域でそれぞれ用意し、これを切り
換える必要があるため、シーク動作中に上記記録可能領
域から再生専用領域に移った場合において、シーク動作
終了後に目標トラックにおける最適なオフセット補正値
やサーボゲインが得られなけれは、すぐに信号再生が行
えなかったり、サーボオフセットによりサーボはずれを
起こす問題があった。
【0026】また、記録可能領域においては、ランドと
グルーブの極性が1回転おきに切り替わるため、例えば
再生専用領域をシーク動作中に記録可能領域にて引き込
み動作を行う場合、上記の極性切り替え位置がわから
ず、トラック引き込み時にサーボはずれをおこしたりす
る問題があった。
【0027】さらに、記録可能部においてはデータ記録
エリアの隣りに、ピット列が存在すると、大きな信号ク
ロストークとなって記録したデータが再生できなくなる
他、上記クロストークを防止するため記録可能領域と再
生専用領域との間に例えば1トラック分の遷移領域を設
けた場合においては、遷移領域に光スポットがきた場合
に上記遷移領域であることの認識が装置側でできなけれ
ば、トラッキング動作が不安定になったり、それぞれの
領域に適したサーボゲインやオフセットの切り替えが困
難になるといった問題があった。
【0028】また、ランドグルーブ記録を行う記録可能
領域に対して再生専用領域においては、トラックカウン
ト時における情報トラックに対するトラック溝情報の数
が倍になるため、上記2つの領域の認識ができなければ
トラックカウント値に大幅な誤差が生じてしまう等の問
題があった。
【0029】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、ランドとグルー
ブが入れ替わりながら連続した情報トラックが形成され
ている記録可能領域と、ピット列からなる再生専用領域
の両方においてトラックオフセットを除去できるような
光ディスクを得ることにある。また、記録領域と再生領
域の情報トラックピッチが異なる場合においても、上記
両方の領域において上記のトラックオフセットが検出可
能な光ディスク及び光ディスク装置を得ることにある。
【0030】さらに、第2の目的は、ランドとグルーブ
が入れ替わりながら連続したトラックを形成する記録可
能領域と、ピット列からなる再生専用領域とが混在する
光ディスクにおいて、光ヘッドがどの半径位置を再生し
ている場合でも、上記記録可能領域における極性切り替
え部分の半径方向に整列したディスク上の同一線上に並
ぶすべてのセクタが認識できるような光ディスク及び光
ディスク装置を得ることにある。
【0031】また、第3の目的は、ランドとグルーブが
入れ替わりながら連続したトラックを形成する記録可能
領域と、ピット列からなる再生専用領域とが混在する光
ディスクにおいて、光ヘッドのシーク動作中に再生専用
領域から記録可能領域に移動してもただちに極性切り替
え部分が検出可能となるとともに、現在のセクタが記録
可能領域のセクタか再生専用部分のセクタかを判定で
き、サーボオフセットやサーボゲイン及びトラックカウ
ント動作が常に正確に行えるような光ディスクおよび光
ディスク装置を得ることにある。
【0032】さらに、第4の目的は、再生専用領域と記
録可能領域が隣接している部分においてもクロストーク
がないデータの再生を可能とするとともに、上記2つの
領域の間に設けられた遷移領域についてもこれを識別
し、遷移領域をはさむ情報セクタ間の動作がスムーズに
行えるような光ディスク及び光ディスク装置を得ること
にある。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクにお
いては、1回転おきにランドとグルーブが入れ替わりな
がら連続した情報トラックが形成される書換可能な記録
可能領域と、データピット列から構成される再生専用領
域が1枚のディスク内におのおの1つずつもしくは複数
箇所存在する光ディスクにおいて、上記記録可能領域と
再生専用領域のおのおののセクタのヘッダ部分にウオブ
リングされたピットもしくはグルーブを配置するように
したものである。
【0034】また、ウオブルされたピットもしくはグル
ーブが、それぞれのピット幅もしくはグルーブ幅に対し
て、おのおの1/2ずつだけディスク半径方向にずれる
ように構成したものである。
【0035】さらに、記録可能領域におけるランドとグ
ルーブが切り替わるセクタがディスク半径方向に整列す
るよう配置するとともに、上記セクタのヘッダ部分に上
記切り替わり部分とそうでない部分を識別するための認
識パターンを備え、さらに再生専用領域においても、上
記記録可能領域のランドとグルーブが切り替わるディス
ク半径方向と同一線上にそろったセクタとそれ以外のセ
クタとで識別可能な認識パターンを備えるようにしたも
のである。
【0036】また、セクタ部分に設けられた認識パター
ンが、データの記録情報やピット列による再生情報には
用いないデータ変調パターンを用いるとともに、上記記
録再生情報の線記録密度よりも充分に線方向に長いパタ
ーンで構成するようにしたものである。
【0037】さらに、セクタ部分に設けられた認識パタ
ーンが、記録可能領域と再生専用領域の両方において、
記録可能領域のランドとグルーブの切り替わるディスク
半径方向と同一線上のヘッダとそれ以外のヘッダとで、
鏡面部の個数もしくは長さを変えるように配置されるよ
うに構成されたものである。
【0038】また、セクタ部分に設けられた認識パター
ンにおいて、記録可能領域と再生専用領域とで異なるパ
ターンを有するよう構成したものである。
【0039】さらに、再生専用領域と記録可能領域との
間に遷移領域を設けるとともに、遷移領域内に、記録可
能領域の認識パターンとディスク半径方向に整列された
新たな認識パターンを設けるようにしたものである。
【0040】また、遷移領域通過後の最初のセクタをダ
ミー領域としたものである。
【0041】さらにこの発明に係る光ディスク装置にお
いては、記録可能領域と再生専用領域との両方におい
て、ウオブルされた部分の反射光量を比較することでト
ラックングセンサに含まれるオフセットを補正するよう
にしたものである。
【0042】また、記録領域と再生専用領域とをおのお
のまたいでシーク動作を行う際においても、認識パター
ンを再生することで記録領域にてトラッキング引き込み
動作を行う際のトラッキング極性が確定できるようにし
たものである。
【0043】さらに、記録領域と再生専用領域とをおの
おのまたいでシーク動作を行う際においても、認識パタ
ーンを再生することでトラックカウント方法を切り替え
るようにしたものである。
【0044】
【発明の実施の形態】この発明に係る光ディスクにおい
ては、1回転おきにランドとグルーブが入れ替わりなが
ら連続した情報トラックが形成される書換可能な記録可
能領域においても、また同様にデータピット列から構成
される再生専用領域においても、ウオブリングされたピ
ットもしくはグルーブを再生することでトラッキングの
オフセットを除去可能となり、1つのトラッキングセン
サ方式で動作可能となるようになる。
【0045】また、ウオブルされたピットもしくはグル
ーブが、それぞれのピット幅もしくはグルーブ幅に対し
ておのおの1/2だけディスク半径方向にずれるように
配置するため、トラックセンターにあるグルーブもしく
はピット列からの反射光量が等しくなるようにアンプゲ
インを調整すれば、トラックピッチが異なる記録領域や
再生専用領域においても、同じ信号レベルにてトラック
オフセットを検出するように動作する。
【0046】さらに、上記記録可能部分のランドとグル
ーブが切り替わるディスク半径方向と同一線上にそろっ
たセクタとそれ以外のセクタとで識別可能な認識パター
ンを備えることで、光スポットが再生専用部分を走査中
においても切り替え部が存在するディスクの角度情報が
得られるようになる。
【0047】また、上記認識パターンが、データの記録
情報やピット列による再生情報には用いないデータ変調
パターンを用いるとともに、上記記録再生情報の線記録
密度よりも充分に線方向に長いパターンから構成される
ことにより、トラッキングがかかっていない例えばシー
ク動作中やフォーカス引き込み直後においても、上記認
識パターンが検出できるように動作する。
【0048】さらに、認識パターンを、ランドとグルー
ブの切り替わるディスク半径方向と同一線上のヘッダと
それ以外のヘッダとで鏡面部の個数もしくは長さを変え
るように配置することで、パターンマッチングを行うだ
けで認識パターンの内容が解読できるように動作する。
【0049】また、認識パターンを、記録可能領域と再
生専用領域とで異なるパターンを有するようにすること
で、通常再生時はもちろんシーク動作中においても記録
領域かどうか判別できるように動作する。
【0050】さらに、記録可能領域と再生専用領域との
間に設けられた遷移領域にも専用の識別パターンを用意
することで、遷移領域にあることを装置がで判断できる
ようにする。
【0051】また、遷移領域通過後のセクタをダミーセ
クタとすることで、記録可能領域と再生専用領域との連
続再生時において、最終セクタからのジャンプ後すぐに
データ再生および記録がおこなえるように動作する。
【0052】さらに本発明の光ディスク装置において
は、上記記録可能部分と再生専用部分のヘッダ部分にデ
ィスク半径方向におけるウオブリングされたピットもし
くはグルーブの反射光量を、ヘッダ部分の再生パターン
をマッチングすることサンプルし、これによりトラック
ングセンサに含まれるオフセットおよび検出感度を補正
するように動作する。
【0053】また、入れ替わり部分が存在するディスク
上の同一角度におけるセクタとそれ以外のセクタとを判
別するための認識パターンを、ヘッダ部の再生パターン
をマッチングすることでトラックアクセス時に検出し、
記録可能部分に突入する際のトラッキング制御ループの
極性をあらかじめ確定するように動作する。
【0054】さらに、認識パターンを再生することによ
り、トラックアクセス時において記録可能領域と再生専
用領域とで、トラックカウントの方法を切り替え、常に
正確なカウント数を得るように動作する。
【0055】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1である
光ディスクの全体構成を示す図である。このように、光
ディスク上に記録可能領域(以下RAM部と記す。)と
再生専用領域(以下ROM部と記す。)が混在して存在
し、いわゆるパーシャルROMと呼ばれる光ディスクが
構成されている。図において、2はランドとグルーブと
の極性が切り替わらないセクタにおけるヘッダ部、5は
ランドとグルーブが切り替わるセクタにおけるヘッダ
部、13は再生専用領域に存在し記録可能領域の極性切
り替え部が存在するヘッダ部5とディスク半径方向の同
一線上にないヘッダ部、14は再生専用領域に存在し記
録可能領域における極性切り替え部が存在するヘッダ部
5と同一線上にあるヘッダ部である。ここで、例えば光
ディスクの最内周の部分には試し書きや後退セクタの位
置情報等あとで記録するための管理情報部分を設け、図
中の内周から2つ目のゾーンで示されるようなROM部
においてはディスクの種類等を記述した再生専用の管理
情報等を記述し、さらにその外周のRAM部においてデ
ータ記録領域を設ける。そして、さらに外周部分のRO
M部においては消すことの無いプログラムや背景映像等
を記述しておく。
【0056】また、図2は、この発明の実施の形態1で
ある光ディスクの記録可能領域(RAM部)におけるト
ラックのパターン及びセクタの配置を示した図である。
図に示すように、1周する毎に(1回転おきに)ランド
からなるトラック(ランドトラック2)はグルーブから
なるトラック(グルーブトラック1)へ、またグルーブ
トラック1はランドトラック2へ接続する。1周毎にラ
ンドトラックとグルーブトラックが切り替わる連続した
1本のスパイラル状のトラックが形成される。
【0057】さらに、図3はこの発明の実施の形態1で
ある光ディスクのRAM部及びROM部におけるトラッ
ク及びピットの構成を示した図である。図において1は
データ記録部、2はランドとグルーブとの極性が切り替
わらないセクタにおけるヘッダ部、3はヘッダ部2にお
けるウオブルされたアドレスデータ部、4はヘッダ部2
における認識パターン、5はランドとグルーブが切り替
わるセクタにおけるヘッダ部、6はヘッダ部5における
ウオブルされたアドレスデータ、7はヘッダ部5におけ
る認識パターン、13は再生専用領域に存在し記録可能
領域の極性切り替え部が存在するヘッダ部5とディスク
半径方向の同一線上にないヘッダ部、8はヘッダ部13
におけるアドレスデータ部、9はヘッダ部13における
認識パターン、10は再生専用領域のデータ部、14は
再生専用領域に存在し記録可能領域における極性切り替
え部が存在するヘッダ部5と同一線上にあるヘッダ部、
11はヘッダ部14におけるアドレスデータ部、12は
ヘッダ部14における認識パターン、60は境界領域に
おける認識パターンである。なお、図3は、RAM部と
ROM部の境界付近でかつ、RAM部においてトトラッ
キング極性が切り替わるセクタを含む場合を示してい
る。
【0058】RAM部のセクタ2及び5においては、グ
ルーブがウオブルされたアドレスデータ部3によりセク
タアドレスを表す。(グルーブがセクタアドレスに応じ
てウオブルされている。)なお、ここではウオブルされ
たグルーブがグルーブ幅に対して1/2ずつだけディス
ク半径方向にずれるようにしておく。このように、グル
ーブをウオブルすることによりRAM部におけるランド
走査時においてもグルーブ走査時においても異なるセク
タアドレスを得ることができ(表すことができ)、さら
に例えば内周側および外周側にウオブルされたグルーブ
(またはランド)のそれぞれからの再生信号のレベルを
比較することにより、トラックオフセットを補正するこ
とが可能となる。
【0059】ただし、ランド/グルーブ極性切り替えを
含まないセクタのヘッダ2におけるアドレスデータ3
と、ランド/グルーブ極性切り替えを含むセクタのヘッ
ダ5におけるアドレスデータ6とではウオブルの順番
(最初のアドレスをディスク内周側にずらすか外周側に
ずらすか(ウオブルさせるか))を異なるように配置す
ることで、トラッキングの極性を確定させることが可能
となる。例えばこの場合、光スポット走査時にヘッダ部
2ないし5におけるウオブル方向を、例えばプッシュプ
ルセンサにより得られる再生信号の出現方向から判断す
れば、トラッキングの極性が途中から切り替わるような
ヘッダ5を通過する時においてもこれを判断することが
でき、サーボ回路内のトラッキング極性をデータ記録部
1に突入する前に切り換えることが可能となる。
【0060】しかし、シーク直後や、フォーカス引き込
み時等のトラッキング動作が行われていない場合におい
ては、上記のウオブル方向が判断できないため、別途、
認識パターン4及び7を設けることにより、トラッキン
グ極性の判断可能としている。ここで、例えば記録可能
領域における認識パターンは図4に示されるようなパタ
ーンで構成される。図において、31はヘッダ、29は
アドレスデータ部、30は認識パターン、32はデータ
記録部、33は鏡面部、34はグルーブである。なお、
図におけるアドレスデータ部29は図3におけるアドレ
スデータ部3または6に、また認識パターン30は図3
における認識パターン4または7に相当する。図中
(a)は線方向(トラック方向)に長い鏡面を2つ含
み、ランド/グルーブ極性切り替えを含むセクタにおい
て用いられる。このパターンは、図4の右表に示される
ような関係を有しており、例えば、1.5Byte以上
の鏡面の個数が2つあることや、それぞれ2つの鏡面及
び真ん中のグルーブ部の長さの比較等により、例えばパ
ターンマッチング回路等を用いて認識できる。
【0061】また、図中(b)はランド/グルーブ極性
切り替えが行われる1つ手前のセクタ、(c)は2つ手
前のセクタ、(d)はそれ以外のセクタに対応した認識
パターンを示す。これらの認識パターンも同様に、図4
の右表に示す関係を用いれば容易に認識可能である。ま
た(b)から(d)のパターンは、長い鏡面を1つしか
持たないため、この関係を用いれば容易に判断(判別)
可能である。また、認識パターン内の鏡面部33は、ア
ドレスのピット長よりも線方向に充分長くなっているた
め、より認識が容易である。このように認識パターンに
よりランド/グルーブ極性切り替えがあるかないかを識
別すれば、正確なトラッキング極性切り替えを行うこと
が可能となる。またさらに、ランド/グルーブ極性切り
替えを含むセクタとそれ以外のセクタとの区別の他に
も、上記ランド/グルーブ極性切り替えがある1つ前の
セクタや2つ前のセクタが識別できるので、切り替え部
分が傷等で検出不能となっても、前のセクタの情報か
ら、時間計測等で補正することが可能である。
【0062】特に、図4の(b),(c)に示すよう
に、ランド/グルーブ極性切り替えがある1つ前のセク
タであるか2つ前のセクタであるかの識別は、鏡面部の
長さを比較することでも可能である。図中例えば1つ前
のセクタは2byte長であるのに対し、2つ前のセク
タは1.5byte長であることから検出可能である。
さらに、図4の(d)におけるその他のセクタにおいて
は、鏡面部33の長さとその手前のグルーブ部分の長さ
が大きく異なっている。例えば、図中、鏡面部の1つ前
のグルーブパターン長>>鏡面部長さで、約2倍以上の
長さの差があることでも検出できる。またその他の部分
は鏡面部が認識パターン部内の最後にあることでも検出
可能である。ただし、鏡面部の1つ前のグルーブ長と鏡
面部長さの大小比較のみにおいては、グルーブパターン
長と鏡面長との長さ関係を検出しなければ、その他のセ
クタと2つ前のセクタとの区別がつきにくいが、その他
のセクタと2つ前のセクタとが、あまり区別できなくて
も切り換え部および1つ前のセクタが明らかに識別でき
れば、実用上問題はない。
【0063】さて次に、図1におけるROM部のヘッダ
部13ないし14についても、上述のRAM部と同様の
認識パターンを用いることを考える。ROM部の場合は
グルーブ記録のみであるので、ROM部の再生のみを考
慮するならば、トラッキング極性を切り換える必要はな
く、そのため、トラッキング極性切り替えのための認識
パターンは必要ないと考えられる。しかしながら、トラ
ックアクセス中において、RAM部からROM部を通り
越して再度RAM部へアクセスする場合や、ROM部の
トラッキング動作からシークしてRAM部へアクセスす
る場合においては、RAM部において存在する極性切り
替えを含むセクタのヘッダ5のみならず、上記ヘッダ5
に対しディスク半径方向に整列しているROM部のヘッ
ダ14についてもシーク中のその存在を検出できれば、
ROM部通過中にヘッダ14の通過を確認した時点で、
RAM部に着地する際のトラッキング極性を確定するこ
とが可能となる。
【0064】さらに、上記ROM部の認識パターン内に
おいてRAM部同様セクタアドレスに応じてウオブルさ
れたグルーブ領域を設けることによって、RAM部と同
様なトラッキングオフセットの補正を行うことが可能と
なる。なお、ここでは、ウオブルされたグルーブ(ピッ
ト)が、それぞれのグルーブ幅(ピット幅)に対して1
/2ずつだけディスク半径方向にずれるようにしてお
く。例えば図5はそのための認識パターン9ないし12
のピット配列を表わした図で、長い鏡面部を1つとウオ
ブルされていない長いピットを含んでいる。すなわち、
例えば2Byteの長さを持つ鏡面部33を、それぞれ
1Byteずつのグルーブピット34に対して、例えば
図5の(a)と(b)のように異なるパターンで配置す
る。この場合、例えば図5の(a)をRAM部のランド
/グルーブ極性切り替えセクタと半径方向に整列したセ
クタの14の認識パターン12に用い、(b)をそれ以
外に用いることにより、RAM部のランド/グルーブ極
性切り替えセクタと半径方向に整列したセクタであるか
どうかを識別することが可能となる。
【0065】また、図5に示した認識パターンは、鏡面
部を1つだけ含むパターンのみで構成されていたが、以
下に説明する図6および図7に示した認識パターンはそ
れぞれ2種類のパターンのうち片方が2つの鏡面部33
を有している。この時、2つの鏡面部33を有する
(a)のパターンを、RAM部の極性切り替えを有する
セクタと整列しているセクタにのみ用いることで、上記
のRAM部の極性切り替え部において2つの鏡面部を有
するパターンを用いている関係をそのまま維持できる。
言い替えれば、本発明の光ディスクにおいては、図6ま
たは図7の認識パターンを用いる場合、RAM部の極性
切り替えを含むセクタおよびそれに整列しているROM
部のセクタにおいては、2つの鏡面部33を有し、それ
以外のセクタはすべて1つの鏡面部を持つこととなる。
この関係をパターン認識回路で判定すれば、ディスク上
のどの半径位置に光スポットが存在しても、極性切り替
えが存在するディスク上の角度を検出することが可能と
なる。この場合、上記の極性切り替えを含むセクタは、
ディスク上の1つの角度にて整列されていることはいう
までもない。
【0066】さらに、図6や図7の場合は最初の鏡面部
33を例えば2Byteとすることで、ピット列からな
るROM部における認識パターンの存在開始点を容易に
認識させるとともに、この認識直後にウオブルピットを
配置することによって、トラックオフセット補正のため
の上記のウオブルピット再生信号の振幅のホールドタイ
ミングを得易いように構成している。また、図6の場合
は、2つ目の鏡面33は0.5Byteと短くなってい
るが、図7の場合は1Byteと少し広くなっており、
シーク中のパターン認識がやりやすくなっている。この
場合、決められた範囲の認識パターンエリアにおいて、
鏡面部33の長さを広くとればシーク中やフォーカス引
き込み直後でもパターン認識しやすくなるが、その分ウ
オブルピットの長さが短くなるため、オフセット補正用
のサンプルホールドタイミングは、より正確なものが必
要となる。
【0067】以上、図5から図7に示した認識パターン
は、2つのウオブルピットの中央には鏡面が存在しない
パターンであった。しかし、2つのウオブルの中央部は
再生信号振幅が不確定な振幅値となるため、図8に示す
ようにはっきりとした鏡面部を用意した方が、パターン
認識が確実に行える利点がある。特に不確定な信号振幅
がパターンマッチング回路に混入した場合は、ノイズに
近い細いパルスを無視するような回路を用いて問題なく
パターンマッチングが行えるようにできる可能性もある
が、パターンマッチング回路のコンパレートレベルによ
ってはマッチングできなくなる場合が考えられる。図8
の場合、鏡面部の個数が(a)の場合で3カ所、(b)
の場合で2カ所となるが、1Byteを含むそれ以上の
長さの鏡面部のみを個数に勘定すれば(個数としてカウ
ントすれば)、(a)の場合で2カ所、(b)で1カ所
となり、図4に示したRAM部の認識パターンにおける
鏡面部の個数の規則(切り替え部で2カ所、それ以外で
1カ所)を満足することとなる。また、この場合でも最
初に2Byteもの鏡面部が存在しているため、本認識
パターンの存在識別はより容易になる。
【0068】また、以上図5〜図8に示したROM部の
認識パターンは、いずれも図4に示したRAM部におけ
る認識パターンの配置と異なっているため、上記認識パ
ターンを再生すれば、光スポットがRAM部を走査中で
あるのかROM部を走査中であるのかも判定可能であ
る。特にパーシャルROMの構成をなす光ディスクにお
いては、RAM部がランドグルーブトラッキングである
のに対し、ROM部はグルーブ(ピット列)トラッキン
グであるため、例えば傷等で図3のアドレスデータ8ま
たは11、3または6が再生不能となった場合において
も、上記認識パターンをデコードすることで、容易にR
OM部かRAM部かが判定可能となる。特に通常再生時
はもとより、シーク直後やRAM部とROM部の境目等
においては、上記のRAMとROMの判定は重要とな
る。これらの判定が行えないような従来の場合には、ト
ラックはずれや、RAM部において信号が記録されてい
ないランド部分をトレースする場合も起こり得る。
【0069】さらに、情報を記録再生する部分の変調方
式においては、ブロック符号を用いる場合がある。例え
ばこの場合、8ビットのデータを16ビットに変換する
メモリーテーブルを用意し、例えば最小・最大反転間隔
が所定の値を満たし、さらにDSV(Digital Sum Valu
e)等の変動が少なくなるような組合せを選定し、上記
メモリーに記録しておくことでエンコードが可能とな
る。また、上述の動作の逆を行わせることでデコード動
作も可能となる。このようなブロック変調方式の場合、
上記変調パターンに含まれないパターンの組合せで、最
大反転間隔以上の長さで認識パターンを構成すれば、シ
ーク動作中でトラッキング制御がかかっていない場合に
おいても容易に検出が可能な他、アドレスデーターより
もより高い信頼性で上述の極性判定部およびそれに整列
しているセクタの存在や、ROM部/RAM部の判定、
トラックオフセット除去のためのウオブルピットないし
アドレスのサンプルタイミングの生成等を行うことがで
きる。
【0070】また、RAM部のヘッダ部2ないし5にお
いてもウオブルされたアドレスデータ3が存在し、RO
M部のヘッダ部13ないし14においてもその中の認識
パターンにおいてウオブルピット34を含むため、従来
例で示したトラックオフセットの補正が可能となること
は言うまでもない。従って、従来RAMディスクにて用
いられていたトラックオフセット補正の方式を、ROM
部においても用いることが可能となるため、例えば再生
専用部分における3ビーム法と記録部分におけるプッシ
ュプル法に代表される1ビームのトラッキング方式を2
つ備える必要はなくなり、上述のパーシャルROMディ
スクにおいて例えばプッシュプル法の1種類を用意さえ
すれば、すべての領域で再生可能となる。
【0071】では次に、図3におけるRAM部とROM
部の境界部(遷移領域)について説明する。RAM部に
おけるデータ記録エリアでは、隣接トラックに情報ピッ
トが存在すると、大きな信号クロストークが発生し、記
録した情報が再生できなくなる。そのため、RAM部に
おけるピット列で構成されたアドレスデータ3は、同じ
ゾーン内において図1に示すようにディスク半径方向に
整列して配置されている。従って、図3に示すようなR
OM部とRAM部とが隣接した領域においては、1トラ
ック程度の遷移領域を設けるよう構成する。この場合、
光スポットが通常再生している時、上記遷移領域に到達
した後に、RAM部かROM部かの設定を装置側で切り
替える必要が生じる。特に上記遷移領域に近いセクタを
再生もしくは記録している場合や、傷や振動等によって
サーボはずれを起こした時、シーク直後にオーバーラン
した時等において上記遷移領域にかかったかどうかを認
識する必要が生じる。また、RAM部のランドトラッキ
ングを行っている場合においても、物理的にはランドト
ラックとなっている遷移領域にそのまま突入する場合が
あるため、同様の問題が生じる。
【0072】そこで、図3に示すような専用の認識パタ
ーン60を設けることにより、これを認識することが可
能となる。ただし、上記認識パターン60はRAM部の
認識パターンに整列していないと、RAM部の情報記録
領域においてクロストークが発生する。一方ROM部に
対しては、同じピット列であるため、どの位置にいても
クロストークとはならないことはいうまでもない。ま
た、認識パターン60は、図4から8のいずれにも該当
しないパターン、例えばすべてがグルーブとなっている
パターン等で構成すれば、上述したROM部やRAM部
のパターンとも区別できる。また、すべてがグルーブで
なくても、上記他のパターンと異なっておればいずれの
パターンでも問題ないことはいうまでもない。これによ
り、例えばランドトラッキング時にそのまま遷移領域に
突入しても、上記認識パターンの再生によりこれを認識
し、トラックジャンプ等によりすばやく隣のROM部や
所定のセクタへ移行できる。
【0073】また、これら遷移領域の最初と最後に隣接
するセクタにおいては、これをダミー領域とすること
で、上記遷移領域をまたぐような光スポットのアクセス
動作時における良好なデータの再生及び記録を可能とす
ることができる。なぜならば、上記遷移領域はデータの
録際には無関係な領域で、必ずトラックジャンプ等のア
クセス動作により遷移領域後の記録可能領域もしくは再
生専用領域の最初のセクタを見つけなければならないの
に対し、ジャンプ後の着地したセクタはデータが途切れ
る他トラックオフセット等の発生で使用不可能となるか
らである。そのため、最初のセクタをダミー領域とする
ことで、まずこのダミーセクタにアクセスし、トラック
ング動作を安定させてから次のセクタを再生もしくは記
録再生することにより、上記遷移領域をまたぐ良好な記
録再生が実現できる。
【0074】実施の形態2.上述した実施の形態1にお
ける光ディスクに再生等を行う光ディスク装置において
は、RAM部かROM部かの判定を行うと同時にそのた
めのゲイン調整等が必要となる。図9は本発明の実施の
形態2である光ディスク装置のトラッキングエラー信号
生成部分のブロック図であり、図において35は光ディ
スク、36はディスクモーター、37は光ヘッド、38
は光検知器、40a及び40bは電流−電圧変換アン
プ、41はトラッキングエラー信号の極性反転回路、4
2は加算アンプ、43は差動アンプ、44は2値回路、
45はパターンマッチング回路、46は極性反転位置検
出回路、47は鏡面検出回路、48はAND回路、49
はウオブルピット検出回路、50〜52はサンプルホー
ルド回路、53及び54は差動アンプ、55は加算アン
プ、56は差動アンプ、57は加算アンプ42からの和
信号、差動アンプ56からの差信号及びパターンマッチ
ング回路45からの出力信号に基づきROM部かRAM
部かを判定するためのROM/RAM判定回路、58及
び59はゲイン可変アンプである。
【0075】次に動作について説明する。まず、上記実
施の形態1にて示した光ディスク35からのトラック誤
差信号は、光ヘッド37のトラッキングセンサー信号
E,Fの光電流−電圧変換をするI−Vアンプ40a,
bのそれぞれの差動出力信号を差動アンプ43にて得
る。しかしこの場合、実施の形態1で示すようにRAM
部においては、1回転おきにランドとグルーブが入れ替
わるため、トラッキングエラー信号の極性を反転しなけ
ればならない。そこで、極性反転回路41は後述する極
性反転位置検出回路46の検出結果に応じてI−Vアン
プ40a及び40bの出力信号の差動アンプ43への入
力を切り替える。一方、加算アンプ42において光ヘッ
ド37の光検出器E、Fの出力信号の和信号を生成す
る。この和信号を2値回路44において所定のスライス
レベルにより2値化することにより、パターンマッチン
グを行うための2値化データを出力する。パターンマッ
チング回路45では、所定のクロックで上記2値データ
をサンプルすることで、実施の形態1で示した認識パタ
ーン4、7、9、12、60を判別する。この判別信号
に基づいてトラッキングの極性反転を行うタイミングや
ウオブルピットの検出タイミング及びROM/RAM判
定信号を出力させる。極性反転位置検出回路46におい
ては上記パターンマッチング回路45の出力信号に基づ
き、トラッキング極性を反転させるタイミング信号を生
成する。これにより、極性反転回路41のエラー信号の
極性を反転させる。差動アンプ56の出力で得られるト
ラッキングエラー信号や加算アンプ42からの和信号の
レベルに基づいて、アクセスしている領域がROM部で
あるかRAM部であるかの判定を行える。しかし、ここ
では、さらにパターンマッチング回路45の認識結果を
併用することにより、ROM/RAM判定結果の信頼性
を向上するように構成している。そして、ROM/RA
M判定回路57からの判定結果に基づいて、ゲイン可変
アンプ58のゲインをROMもしくはRAMに対する所
定のゲインに切り替える。さらに、従来例にて示したプ
ッシュプル法によるトラック誤差信号を用いる場合は、
対物レンズの並進によりセンサーにオフセットが重畳す
るため、このオフセットを検知し補正する必要が生じ
る。所定のゲインに設定された和信号の振幅を鏡面検出
回路47に入力し、鏡面検出回路47においては、和信
号が鏡面に相当する信号振幅であるかどうかを検出す
る。鏡面に相当する信号振幅が検出され、かつ極性反転
の位置が検出された場合には、AND回路48よりサン
プルホールドするためのタイミング信号が出力され、サ
ンプルホールド回路50で鏡面通過時のトラッキングエ
ラー信号がホールドされる。鏡面通過時のエラー信号は
オフセット情報のみであるので、これを差動アンプ53
にて減算することで、オフセットのないエラー信号が得
られる。一方ウオブルされたアドレスデータや認識パタ
ーンにおいても、パターンマッチング回路45における
ウオブル抽出タイミングを基に、ウオブルピット検出回
路49をもとに2つのウオブルアドレスもしくはピット
のサンプルホールドタイミングを出力させる。さらに、
所定のゲインに切り替えられた和信号を、サンプルホー
ルド回路51,52にてウオブルピット検出回路49か
らのサンプルホールドタイミングでホールドし、上記2
つのホールド出力の差動を差動アンプ54でとることに
より、センサーに含まれるオフセットを含まないトラッ
クエラー信号を抽出する。
【0076】抽出されたオフセットを含まないトラック
エラー信号は加算アンプ55により加算され、トラッキ
ング制御ループにおける低周波部分を分担するように動
作する。以上の鏡面やウオブルを用いたオフセット補正
は、従来例にて示した方法と同じである。しかし、実施
の形態1で示すようにRAM部にもROM部にも上記ウ
オブルや鏡面を含むため、いずれの場合であってもオフ
セットの補正が可能となる。さらに、ゲイン可変アンプ
59にてROM/RAM判定回路57からの判定結果に
基づき、オフセット補正後のトラッキングエラー信号の
ゲインを切り替えることで、ROM部もRAM部も常に
一定の感度を有するトラッキングエラー信号が得られ
る。
【0077】また、図10はRAM部とROM部をまた
ぐようなアクセス時や、RAM部からROM部もしくは
その逆のアクセスを行う際において、トラックカウント
の方式をすばやく変えるためのアクセス制御回路のブロ
ック図で、図において、61はオフセット補正回路、6
2はトラッキング補償回路、63は2値化回路、64は
2分周器、65はスイッチ回路、66はトラックカウン
タ、67はアクセス制御回路である。
【0078】ここで、パーシャルROMディスクを再生
する光ディスク装置においては、上述したようにRAM
部とROM部とで、トラッキングの極性があるかないか
の他、トラックピッチやピット幅の違いから、トラック
エラー信号の感度が異なるものが同一のディスク上に存
在することとなる。そのため、実施の形態1で示した認
識パターンを再生し、パターンマッチング回路45にて
判断することで、RAM部における極性反転位置の検出
が極性反転位置検出回路46にて検出できる他、光ヘッ
ド37からの出射光がディスク上のRAM部に存在する
かROM部に存在するかをROM/RAM判定回路57
にて判断可能となる。上記のROM/RAM判定回路5
7は、パターンマッチング回路45の出力に基づいて判
定が行われるほか、和信号や差信号の信号振幅によって
も判定可能である。また、上述のパターンマッチングは
実施の形態1で示したように、線方向に長い鏡面にて形
成されているおり、1つのヘッダ部はゾーン内でディス
ク半径方向に整列しているため、トラッキングがかかっ
ていない状態においても検出が可能である。従って、シ
ーク動作やフォーカス引き込み直後においても上記判断
は容易に可能であることを意味している。
【0079】さらに、上記RAM部における極性切り替
え動作は、シーク中にROMからRAM部へ移動する場
合においても、シーク途中で極性切り替えセクタが存在
するディスク半径方向の角度を横切ったかどうかが重要
となるため、ROM部においても図4から図7に示すパ
ターンをパターンマッチング回路45で認識することで
通過直後に目標トラックにおけるトラッキング極性を確
定することが可能となる。
【0080】また、現在の光スポット位置が、わざわざ
アドレスデータをデコードしなくても、ROM部に存在
するかRAM部に存在するかを見きわめることが可能と
なるため、これに基づきゲイン可変アンプ45を所定の
値に設定することでウオブル信号からトラッキングセン
サーオフセットを検出する際の感度を補正することが可
能となる。これにより、ROM部やRAM部においても
トラックオフセットが自動的に最適化されるため、シー
ク直後やROM部とRAM部との境界部分を再生してい
る場合においても、正確なオフセット補正が可能となっ
た。また、ROM部とRAM部におけるトラッキングエ
ラー信号自体の感度が異なる場合においても、同様にゲ
イン可変アンプ56を所定の値に設定することにより、
同じ感度のエラー信号を得ることが可能となった。
【0081】以上によりRAM部やROM部においても
正確なトラックエラー信号が生成できるようになった
が、トラックカウント時においてRAM部では溝間と溝
中の両方にデータを記録しているのに対し、ROM部で
は溝(ピット列)にしかデータがないため、カウント数
がROM部で約2倍になるといった問題があった。その
ための補正機能を含むトラックアクセス回路のブロック
図が図10である。図10においては、差動アンプ43
の出力から得られるトラックエラー信号を2値化回路6
3で2値化するとともに、この2値化データを2分周器
64で2分周し、2値化データを2分周するかしないか
をROM/RAM判定回路57とスイッチ回路65によ
り切り替えている。上記スイッチ回路65の出力をトラ
ックカウンタ66に入力し、目標トラックまでの残トラ
ック数を検出する。この残トラック数に基づいて、アク
セス制御回路67にて送りモータ(図示せず。)によ
り、光ヘッド37の移動位置・速度を制御する。加算ア
ンプ55の出力であるトラッキングエラー信号は、トラ
ッキング補償回路62を介して光ヘッド37のトラッキ
ングアクチュエータを駆動することで、トラック追従動
作を行う。なお、図10では、図9に示す鏡面やウオブ
ルによるオフセット補正部分をオフセット補正回路61
にまとめて記述してある。
【0082】ここにおいて、ROM部かRAM部かの認
識は、トラッキングがかかっていない場合でも上記パタ
ーンマッチング回路45で行えるため、例えば図10で
示すようにランドとグルーブの両方に情報を記録してい
るRAM部と、ピット列のみのROM部と正確なトラッ
クカウント動作が可能となった。具体的には、トラック
カウント時におけるトラッキングエラー信号のカウント
方法を、両エッジカウントか片エッジカウントかを選択
することでも可能であるし、図10に示すような2分周
器64を挿入する事でROM部アクセス時のトラックカ
ウンタ66における溝横断カウント数からの情報トラッ
ク数をRAM部と同一にすることも可能となった。
【0083】
【発明の効果】この発明に係る光ディスクは、1回転お
きにランドとグルーブが入れ替わりながら連続した情報
トラックが形成される書換可能な記録領域と、データピ
ット列から構成される再生専用領域が1枚のディスク内
におのおの1つずつもしくは複数箇所存在するものであ
り、上記記録可能領域と再生専用領域のおのおののセク
タのヘッダ部分にウオブリングされたピットもしくはグ
ルーブを配置するようにしたため、上記ウオブリングさ
れたピットもしくはグルーブより得られる再生信号をも
とに、トラッキングのオフセットを補正することが可能
となるため、上記記録可能領域と再生専用領域に対し
て、同一のトラッキングセンサー方式を用いても、トラ
ッキングオフセットのない安定なトラッキング制御を行
えるようになった。
【0084】また、ウオブルされたピットもしくはグル
ーブが、それぞれのトラックピッチに対して1/2トラ
ックだけディスク半径方向にずれるように構成したた
め、記録可能領域と再生専用領域でトラックピッチが変
わっても、上記ウオブルされたピットもしくはグルーブ
より得られる再生信号によりトラッキングのオフセット
補正を正確に行えるようになった。
【0085】さらに、記録可能領域におけるランドとグ
ルーブが切り替わるセクタがディスク半径方向に整列す
るよう配置するとともに、上記セクタのヘッダ部分に上
記切り替わり部分とそうでない部分を識別するための認
識パターンを備え、さらに再生専用領域においても、上
記記録可能領域のランドとグルーブが切り替わるディス
ク半径方向と同一線上にそろったセクタとそれ以外のセ
クタとで識別可能な認識パターンを備えるように構成し
たため、トラックアクセス時において、再生専用領域に
設けられた上記認識パターンより得られる再生信号によ
り、アクセス目標の記録可能領域がランドとグルーブの
切り替わり部であるかを判別することが可能となったの
で、トラッキング極性を切り替える必要があるか否かを
あらかじめ検出することが可能となった。
【0086】また、セクタ部分に設けられた認識パター
ンが、データの記録情報やピット列による再生情報には
用いないデータ変調パターンを用いるとともに、上記記
録再生情報の線記録密度よりも充分に線方向に長いパタ
ーンで構成したため、認識パターンとデータとの判別が
容易になった他、シーク時あるいはフォーカス引き込み
直後のようにトラッキング制御が行われていない場合に
おいても認識パターンを確実に検出することが可能とな
った。
【0087】さらに、セクタ部分に設けられた認識パタ
ーンが、記録可能領域と再生専用領域の両方において、
記録可能領域のランドとグルーブの切り替わるディスク
半径方向と同一線上のヘッダとそれ以外のヘッダとで、
鏡面部の個数もしくは長さを変えるように配置されるよ
うに構成したため、上記それぞれの認識パターンより得
られる再生信号に明かな違いがでるため、簡易なパター
ンマッチング回路を用いることでシーク時あるいはフォ
ーカス引き込み直後のようにトラッキング制御が行われ
ていない場合においても認識パターンを確実に検出する
ことが可能となった。
【0088】また、セクタ部分に設けられた認識パター
ンにおいて、記録可能領域と再生専用領域とで異なるパ
ターンを有するよう構成したため、シーク時あるいはフ
ォーカス引き込み直後のようにトラッキング制御が行わ
れていない場合、さらに通常再生時においてアドレスデ
ータが傷や汚れ等により再生できない場合においても、
認識パターンを確実に検出することが可能となる他、現
在再生している領域が記録可能領域か再生専用領域かを
確実に認識することができ、また記録可能領域における
トラッキング極性反転が確実に検出できるため、サーボ
はずれをおこすことなくトラッキング制御を安定に行え
るようになった。
【0089】さらに、記録可能領域と再生専用領域との
間に遷移領域を設けたため、記録可能部におけるクロス
トークの影響がなくなった他、記録可能領域の認識パタ
ーンとディスク半径方向に整列する遷移領域専用の認識
パターンを設けることにより、遷移領域に光スポットが
突入した場合、即座にそこをぬけだし、所定の記録再生
部分へアクセス可能となった。
【0090】また、遷移領域直後のセクタをダミーセク
タとすることによって、遷移領域手前のセクタを再生し
た後直ちにトラックジャンプしても、すぐに遷移領域直
後のさらに次のセクタから信号の記録再生が可能となる
ため、遷移領域をはさむデータの記録再生時において、
回転待ち等の不要な動作をすることなくなめらかで早い
連続再生または記録が可能となった。
【0091】さらにこの発明に係る光ディスク装置にお
いては、記録可能領域と再生専用領域との両方におい
て、ウオブルされた部分の反射光量を比較することでト
ラッキングセンサに含まれるオフセット補正のゲインを
変えるようにしたため、上記記録可能領域と再生専用領
域に対して、同一のトラッキングセンサー方式を用いて
も、トラッキングオフセットのない安定なトラッキング
制御を行えるようになった。このため記録可能領域から
再生専用領域、あるいは再生専用領域から記録可能領域
にアクセスする場合において、瞬時にトラッキングオフ
セットやサーボゲインが補正されるため、直ちに記録再
生動作が開始できるようになった。
【0092】また、記録領域と再生専用領域とをおのお
のまたいでシーク動作を行う際においても、認識パター
ンを再生することで記録領域にてトラッキング引き込み
動作を行う際のトラッキング極性が確定できるようにし
たため、再生専用領域から記録可能領域、あるいは、記
録可能領域から再生専用領域を経て記録可能領域にアク
セスする場合において、再生専用領域に設けられた上記
認識パターンより得られる信号により、アクセス目標の
記録可能領域がランドとグルーブの切り替わり部である
かを判別することが可能となったので、トラッキング極
性を切り替える必要があるか否かをトラッキング引き込
み動作にさきがけて検出することが可能となったので、
サーボはずれをおこすことなく直ちに記録再生動作が開
始できるようになった。
【0093】さらに、認識パターンの再生により、記録
領域と再生領域とで異なるトラックカウントの手法を瞬
時に切り替えることができるようになったため、記録領
域から再生領域へもしくはその逆のアクセス動作を行う
場合はもとより、記録領域と再生専用領域をまたぐアク
セスを行う場合においても正確なトラックカウントが行
えるようになり、アクセス時間が短縮された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この実施の形態1の光ディスクの概略構成を
示す図である。
【図2】 この実施の形態1の光ディスクにおける記録
可能領域におけるトラック構造を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である光ディスクに
おける記録可能領域及び再生専用領域におけるトラック
及びピットの構成を示す図である。
【図4】 この実施の形態1の光ディスクにおける記録
可能領域の認識パターン例を示す図である。
【図5】 この実施の形態1である光ディスクの再生専
用領域における認識パターン例を示す図である。
【図6】 この実施の形態1である光ディスクの再生専
用領域における認識パターン例を示す図である。
【図7】 この実施の形態1である光ディスクの再生専
用領域における認識パターン例を示す図である。
【図8】 この実施の形態1である光ディスクの再生専
用領域における認識パターン例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2における光ディスク
装置のトラッキング制御回路のブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における光ディス
ク装置のアクセス制御回路のブロック図である。
【図11】 従来の光ディスクのピット配列を示す図で
ある。
【図12】 従来の光ディスク装置のトラッキング検出
方法を示す図である。
【図13】 従来の光ディスクにおける鏡面部およびウ
オブルピットを示す図である。
【図14】 従来の光ディスクにおけるウオブルピット
の再生状態を示す図である。
【図15】 従来の光ディスク装置における鏡面補正回
路の構成を示すブロック図である。
【図16】 従来の光ディスク装置におけるウオブル補
正回路の構成を示すブロック図である。
【図17】 従来の光ディスク装置におけるウオブル補
正時のサーボゲイン特性を示す図である。
【符号の説明】
1 データ記録部、2,5,13,14 ヘッダ部、
3,6,8,11 アドレスデータ、4,7,9,1
2,60 認識パターン、10 再生専用データ、33
鏡面部、34ウオブルピット、35 光ディスク、3
6 ディスクモータ、37 光ヘッド、38,70 光
検地器、40 I−Vアンプ、41 極性反転回路、4
2,55 加算アンプ、43,56,54 減算アン
プ、44,632値化回路、45 パターンマッチング
回路、47 鏡面検出回路、48 アンド回路、49
ウオブルピット検出回路、50,51,52 サンプル
ホールド回路、57 ROM/RAM判定回路、58,
59 ゲイン可変アンプ、61オフセット補正回路、6
2 トラッキング補償回路、64 2分周器、65スイ
ッチ、66 トラックカウンタ、67 アクセス制御回
路、68,69 ウオブルピット、71 ハーフミラ
ー、72 レーザ、73 対物レンズ、752分割検知
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 禎宣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成される書換可能
    な記録可能領域と、データピット列から構成される再生
    専用領域が1枚のディスク内におのおの1つずつもしく
    は複数箇所存在する光ディスクにおいて、上記記録可能
    領域と再生専用領域のおのおののセクタのヘッダ部分に
    ウオブリングされたピットもしくはグルーブを配置した
    ことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記ウオブルされたピットもしくはグル
    ーブが、それぞれのピット幅もしくはグルーブ幅に対し
    ておのおの1/2ずつだけディスク半径方向にずれたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成される書換可能
    な記録可能領域と、データピット列から構成される再生
    専用領域が1枚のディスク内におのおの1つずつもしく
    は複数箇所存在する光ディスクにおいて、上記記録可能
    領域におけるランドとグルーブが切り替わるセクタがデ
    ィスク半径方向に整列しており、上記セクタのヘッダ部
    分に上記切り替わり部分とそうでない部分を識別するた
    めの認識パターンを備えるとともに、上記再生専用領域
    においても、上記記録可能部分のランドとグルーブが切
    り替わるディスク半径方向に整列したセクタとそれ以外
    のセクタとで識別可能な認識パターンを備えることを特
    徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】 上記認識パターンが、データの記録情報
    やピット列による再生情報には用いないデータ変調パタ
    ーンを用いるとともに、上記記録再生情報の線記録密度
    よりも充分に線方向に長いパターンから構成されること
    を特徴とする請求項3記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】 上記認識パターンにおいて、ランドとグ
    ルーブの切り替わるディスク半径方向に整列したヘッダ
    とそれ以外のヘッダとで鏡面部の個数もしくは長さを変
    えるように配置することを特徴とする請求項3記載の光
    ディスク。
  6. 【請求項6】 上記認識パターンが、記録可能領域と再
    生専用領域とで異なるパターン配列を有することを特徴
    とする請求項3記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成される書換可能
    な記録可能領域と、データピット列から構成される再生
    専用領域が1枚のディスク内におのおの1つずつもしく
    は複数箇所存在し、それぞれのセクタのヘッダ部に専用
    の認識パターンを設けた光ディスクにおいて、上記記録
    可能領域と隣接する再生専用領域との間に1トラック分
    の遷移区間を設けるとともに、上記遷移区間において上
    記記録可能領域の認識パターンとディスク半径方向に整
    列して配置された新たな認識パターンを構成したことを
    特徴とする光ディスク。
  8. 【請求項8】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成される書換可能
    な記録可能領域と、データピット列から構成される再生
    専用領域が1枚のディスク内におのおの1つずつもしく
    は複数箇所存在し、上記記録可能領域と隣接する再生専
    用領域との間に1トラック分の遷移区間を設けた光ディ
    スクにおいて、遷移区間終了後の最初のセクタをダミー
    領域とすることを特徴とする光ディスク。
  9. 【請求項9】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成される書換可能
    な記録可能領域と、データピット列から構成される再生
    専用領域が1枚のディスク内におのおの1つずつもしく
    は複数箇所存在し、上記記録可能領域と再生専用領域の
    おのおののセクタのヘッダ部分にディスク半径方向にウ
    オブリングされたピットもしくはグルーブと、記録領域
    か再生専用領域かが判定可能な認識パターンを配置した
    光ディスクを用いる光ディスク装置において、光スポッ
    トが上記記録可能領域に存在するか再生専用領域に存在
    するかを上記認識パターンを再生することで判断し、上
    記ウオブルされた部分の反射光量を比較することで得ら
    れるトラッキングセンサのオフセット補正値の感度およ
    びトラッキングエラー信号の感度を所定の値に切り換え
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 1回転おきにランドとグルーブが入れ
    替わりながら連続した情報トラックが形成される書換可
    能な記録可能領域と、データピット列から構成される再
    生専用領域が1枚のディスク内におのおの1つずつもし
    くは複数箇所存在し、上記記録可能領域と再生専用領域
    のおのおののセクタのヘッダ部分に、上記入れ替わり部
    分が存在するディスク上の同一角度におけるセクタとそ
    れ以外のセクタとが判別でき、かつ再生専用領域か記録
    可能領域かを判別するための認識パターンを配置した光
    ディスクを用いる光ディスク装置において、トラッキン
    グのONとOFFに係わらず光スポットが再生専用部に
    存在するか記録可能部に存在するかを上記認識パターン
    を検出することで判断し、記録可能領域におけるトラッ
    キング制御ループの極性を確定することを特徴とする光
    ディスク装置。
  11. 【請求項11】 1回転おきにランドとグルーブが入れ
    替わりながら連続した情報トラックが形成される書換可
    能な記録可能領域と、データピット列から構成される再
    生専用領域が1枚のディスク内におのおの1つずつもし
    くは複数箇所存在し、上記記録可能領域と再生専用領域
    のおのおののセクタのヘッダ部分に、再生専用領域か記
    録可能領域かを判別するための認識パターンを配置した
    光ディスクを用いる光ディスク装置において、トラック
    アクセス直前ないし動作時に上記認識パターンを再生
    し、トラックカウント方法を所定の方法に切り替えるこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
JP8085574A 1996-04-08 1996-04-08 光ディスクおよび光ディスク装置 Pending JPH09282667A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6377522B1 (en) 1998-12-18 2002-04-23 Nec Corporation Optical disc apparatus and kand/groove detecting circuit
KR100453034B1 (ko) * 2001-09-10 2004-10-15 삼성전자주식회사 플래그 영역이 형성된 광 정보저장매체 및 그 장치
US6898175B2 (en) * 2000-01-14 2005-05-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc having positive marks and negative marks in a sector block
US6987714B2 (en) 2001-04-20 2006-01-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk, disk device and track center detection method

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