JPH09282333A

JPH09282333A - オンライン多重資源情報サービスのナビゲーション装置および方法

Info

Publication number: JPH09282333A
Application number: JP8334333A
Authority: JP
Inventors: David J Matson; ジェイマトソンデビッド
Original assignee: NCR International Inc
Current assignee: NCR International Inc
Priority date: 1995-12-15
Filing date: 1996-12-13
Publication date: 1997-10-31
Also published as: EP0779586A1; EP0779586B1; DE69622827T2; US5774123A; DE69622827D1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】オンライン多重資源情報サービスのコンピュ
ータにより実施されるナビゲーションを増強するための
装置と方法を提供する。【解決手段】オンライン多重資源情報サービスのナビ
ゲーションを増強するための装置は、インターネットの
ような、オンライン情報サービスを通ってナビゲーショ
ンする時にユーザにより選択的に起動されるナビゲーシ
ョンエージェントを含んでいる。ナビゲーションエージ
ェントは、ユーザが情報サービスを通ってナビゲーショ
ンしながら、ナビゲーション情報を記録する。記録され
たナビゲーション情報は、ユーザに有用な方法で分類さ
れ、また後で使用するために、分類されたナビゲーショ
ン情報の収集部の一部として記憶される。ナビゲーショ
ンエージェントにより記録されたナビゲーション情報
は、情報サービスを通ってのナビゲーションに関連した
情報と結合した形態でフォーマットされる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、オンライン多重資
源情報システム（on-line multiple resouce informati
on）をナビゲーションするための装置と方法に関するも
のである。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】オンライン情報サービ
スの利用の広がりにより、このような情報サービスとの
通信を高めるように設計されたコンピュータにより実施
されるソフトウェアが急増している。近年、ワールドワ
イドウェブ（ＷＥＢ）は、インターネットをナビゲーシ
ョンしてその情報の膨大な資産を探索するための実用的
な手段をユーザに提供している。インターネットは、主
にその情報資源の広範囲性により、重要な検索ツールと
して広範に使用され続けている。１９８０年代初期にお
けるＴＣＰ／ＩＰプロトコル（Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏ
ｎＣｏｎｔｒｏｌＰｒｏｔｏｃｏｌ／Ｉｎｔｅｒｎ
ｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌ）の採用、およびＤＡＲＰＡ
（ＤｅｆｅｎｓｅＡｄｖａｎｃｅｄＲｅｓｅａｒｃ
ｈＰｒｏｊｅｃｔＡｇｅｎｃｙ）およびＳｅｃｒｅ
ｔａｒｙｏｆＤｅｆｅｎｓｅにより許可された大
学、政府研究機関、ＮａｔｉｏｎａｌＳｃｉｅｎｃｅ
Ｆｏｕｎｄａｔｉｏｎ、および会社の調査研究所によ
るこの標準化されたプロトコルにより、通常アクセス可
能な広範囲のネットワーク上での科学および技術情報と
通信する能力が保証された。

【０００３】インターネットは、現在、協調統一体（co
ordinated whole ）として機能する多数の接続された情
報ネットワークから構成される。このインターネットの
重要な特徴は、それが、ユーザに個々の必要性に応じて
最も適した所望のハードウェアを使用することを許容し
つつ、世界的な相互接続を提供することである。

【０００４】インターネットは研究者および他のユーザ
に情報の広大なスペクトルにアクセスする能力を提供す
るものの、この異質の情報資源の混合物は、それに含ま
れる特定の関心のある情報を探す際に大きな努力が必要
となるものであることが広く認識されている。さらに、
インターネットを通してアクセスした多くの情報資源に
関する組織化が特に欠如していることから、先に位置指
定した書類または情報サービスを見付けるという簡単な
作業さえも困難なものとなってしまう。

【０００５】よって、インターネットのような、オンラ
イン多重資源情報サービスのナビゲーションを増強する
ためのツールに対する通信業界の必要性がある。さら
に、情報サービスを通して分配された、インターネット
の主題をユーザが探索する際の助けとなるようなツール
に対する必要性もある。

【０００６】本発明の目的は、オンライン多重資源情報
サービスのコンピュータにより実施されるナビゲーショ
ンを増強するための装置と方法を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の１つの特徴によ
れば、オンライン多重資源情報サービスをナビゲーショ
ンするための方法において、情報サービスをナビゲーシ
ョンしながらナビゲーション情報を記録するステップ、
記録されたナビゲーション情報を先に記録したナビゲー
ション情報と関連付けするために記録されたナビゲーシ
ョン情報を分類するステップ、および記録されたナビゲ
ーション情報の一部を使用してナビゲーション経路をト
ラバース（traverse）するステップからなる、方法が提
供される。

【０００８】本発明の他の特徴によれば、オンライン多
重資源情報サービスをナビゲーションするための、ディ
スプレイに接続された処理手段およびユーザ駆動可能な
（user-actuatable ）入力手段を含む装置において、情
報サービスをナビゲーションしながら前記入力手段によ
り生成された情報に対応するナビゲーション情報を記録
するための記録手段、および記録されたナビゲーション
情報を先に記録されたナビゲーション情報の収集物（co
llection）と関連付けするための分類手段を有し、前記
処理手段が、選択されたナビゲーション情報を使用して
ナビゲーション経路の一部をトラバースするため、先に
記録されたナビゲーション情報の収集物から選択された
ナビゲーション情報を処理するために配置されている、
装置が提供される。

【０００９】本発明の方法により記録されたナビゲーシ
ョン情報は、ユーザから受領したコンピュータ入力装置
情報、ユーザまたは情報サービスから受領した情報サー
ビスアドレス情報、あるいはこれと情報サービスを通し
てのナビゲーションに関連した他の情報との組み合わせ
を示すナビゲーションスクリプトの形でフォーマットさ
れる。ここで、本明細書において使用されるスクリプト
の用語は、キーボード入力情報のような、一連の入力装
置パラメータに限定されない。選択されたナビゲーショ
ンスクリプトは、スクリプトに規定された最終目的地に
到達するためにユーザにより実行されるか、あるいは、
先にトラバースしたナビゲーション経路に沿った中間の
位置をユーザが評価できるようにステップスルーモード
（step-through mode ）で実行される。ユーザは必要に
応じて、ナビゲーションスクリプトの実行を一時的に中
断し、次いでナビゲーションスクリプトの実行を再開す
るために中断位置に戻る。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。

【００１１】図１を参照して、どのような数の遠隔に位
置したユーザ２０でも、通信ライン２２上でアクセスす
ることができる、オンライン多重資源情報サービス２４
が例示されている。図１に例示した実施の形態において
は、遠隔に位置したユーザ２０は、ワールドワイドウェ
ブＷＥＢあるいは他のインターネットのインターフェー
スアプリケーションを通して、インターネット２４を接
続することにより複数の情報資源にアクセスする。例え
ばユーザ２０は、インターネット２４をナビゲーション
するためにＷＥＢのブラウザを採用し、またホームペー
ジ−Ａ２６、科学情報サービス２８、ビジネス情報サー
ビス３０、ホームページ−Ｂ３２、およびニュースサー
ビス３４のような、あらゆる数の情報サービスにアクセ
スする。先に説明したように、ＷＥＢを使用することに
よりユーザがアクセスすることができる膨大な数の情報
資源により、特定の関心のある情報を位置決定すること
が困難になってしまう。

【００１２】図２に示したような、探索努力は、位置Ａ
４０で示したホームページあるいは他のＷＥＢサイトに
おいて開始される。探索者は次いで、Ａ４０で示された
同じ書類または情報資源の内側の他の位置、あるいは、
例えばＧ５２で示したような、位置Ａ４０から他の情報
資源へのブランチに移動する。当業者であれば、ユーザ
によりトラバース可能な多くのナビゲーション位置は、
しばしばハイパーテキストリンクあるいはホットリンク
と称される、多重の分岐選択を含んでいる。さらに、こ
のような分岐選択を含むＷＥＢのホームページあるいは
サイトは、一般的には探索努力を行うための好ましいサ
イトとみなされている。ここで、数多くのＷＥＢサイト
において多重の分岐選択を優先的に使用するで、先に探
索した検索経路を再度トラバースする可能性が著しく増
大し、これによって検索努力が非効率なものとなってし
まう。

【００１３】探索者は、例えば、位置Ａ４０から位置Ｂ
４２に分岐し、次に位置Ｂ４２から位置Ｆ５０、Ｇ５
２、Ｈ５４に分岐し、最終的に関心のある書類を含む位
置Ｏ６８に分岐する。あるいは、位置Ｏ６８にある所望
の書類は、位置Ａ４０、Ｃ４４、Ｈ５４、および最終の
Ｏ６８により規定されるより効率的なナビゲーション経
路をトラバースすることにより位置指定される。Ｏ６８
にある関心のある書類を位置指定するために探索者が規
定する好ましくない非効率なナビゲーション経路は、位
置Ａ４０、Ｂ４２、Ｌ６２、Ｆ５０、Ｇ５２、Ｈ５４、
Ｃ４４、Ｇ５２、Ｈ５４および最終のＯ６８により規定
されるものである。ここで、このような非効率的なナビ
ゲーション経路は、探求者が位置Ｏ６８により示された
所望の書類あるいは位置に到達するために再トラバース
する冗長なナビゲーション経路を含むものである。

【００１４】有用な情報を含む目的地に到達するために
インターネットを通って探索しナビゲーションすること
は、時間がかかり、非効率的なプロセスであることが判
る。従来の方法でインターネットをナビゲーションする
際の特有な非効率性は、所望の端あるいは中間の目的地
へのナビゲーション経路を順次トラバースするプロセス
をより効率的に行うために増殖的なナビゲーション経路
を書き出すことが現在必要とされていることからも、一
層明らかとなる。また、次の使用のために紙シート上に
秘密のナビゲーション経路情報をマニュアルで記録する
プロセスは正確さの度合いが変化しがちである。さら
に、探索者により手書きで保存されたナビゲーション経
路は、ナビゲーションルートに沿って存在する冗長性を
検出して削除するために分析しなければならない。

【００１５】本発明のナビゲーションエージェント（na
vigation agent）は、インターネットのような、オンラ
イン多重資源情報サービスのユーザに、記録されたナビ
ゲーション情報を不揮発的な形態で記録するために、情
報サービスをナビゲーションしながらリアルタイムでナ
ビゲーション情報を記録し、また、後日、増殖的なナビ
ゲーション経路を通って効率的に再トレースするため
に、記録されたナビゲーション情報を処理する能力を提
供するものである。記録されたナビゲーション情報は、
ユーザ指定の分類スキームにしたがって分類され、また
ナビゲーション情報の大きな収集物ないし書棚の一部に
組み込まれる。このように、ユーザは、特定のユーザの
必要性に合致するのに適した方法でナビゲーション情報
のライブラリーを構築し付加することができる。

【００１６】ナビゲーションエージェントはまた、ナビ
ゲーション情報の冗長ないし重複した部分を削除するこ
とで記録されたナビゲーション情報を最適化するよう
な、他の仕事をするために採用される。ナビゲーション
エージェントはさらに、情報サービス内において記録さ
れた所望の書類を位置指定するために先に記録されたナ
ビゲーション情報を処理するために採用される。所望の
書類は次いで、所望の書類お最近のバージョンを保持す
る目的で、所望の書類の先に得られたバージョンと比較
される。

【００１７】図３を参照して、本発明によるナビゲーシ
ョンエージェントの採用により、オンライン多重資源情
報サービスのナビゲーションを増強するための装置の１
つの実施の形態が例示されている。図３において、ユー
ザがオンライン情報サービス１００と通信する際に使用
するコンピュータシステム８０が示されている。コンピ
ュータシステム８０は、内部に中央処理ユニット（ＣＰ
Ｕ）、内部ＲＡＭおよびＲＯＭメモリ、およびコンピュ
ータ８２を種々の内部および外部の要素に接続するため
のバスアーキテクチャが収容されたコンピュータ８２を
含んでいる。コンピュータシステム８０はさらに通信カ
ード９６を含んでおり、通信カード９６は、情報サービ
ス１０との通信をするために通信チャネル９８に接続さ
れている。ハードディスクドライブあるいはフロッピー
ディスクドライブあるいはＣＤ−ＲＯＭドライブのよう
な、大容量記憶装置９４が、ナビゲーション情報、アプ
リケーションのソフトウェア、および他のデータを記憶
するために、コンピュータ８２に接続されている。本発
明は、典型的には、コンピュータ８２により実行されな
いし処理されるアプリケーションのソフトウェア内に具
現化される。このようなソフトウェアは、例えば、コン
ピュータ８２のメモリ内および／または大容量記憶装置
９４上に記憶される。

【００１８】ユーザ駆動可能な入力装置もコンピュータ
８２に接続されている。図３に例示したように、２つの
このようなユーザ起動可能な入力装置は、マウス９０お
よびキーボード９２である。ここで、マウス９０として
示した入力装置、およびマウスという用語は、ディスプ
レイ８４上のカーソル位置に対応した信号を生成するあ
らゆる数の入力装置を示すものである。一例として、マ
ウス９０はトラックボール、電子ペン、あるいはタッチ
パッドに置き換えることもできる。ディスプレイ８４は
ビデオコントローラ８８を通ってコンピュータ８２に接
続されている。ビデオコントローラ８８はディスプレイ
８４上の情報の表示を１つまたはそれより多くのウイン
ド８６内に座標化する。一般的には、ウインド８６は規
模調整可能であり、よってユーザはディスプレイ８４上
の特定のウインド８６のサイズおよび位置を規定するこ
とができる。

【００１９】図４に、オンライン多重資源情報サービス
をナビゲーションする際にユーザによりトラバースされ
るナビゲーション経路を例示した。この例示した例によ
れば、ユーザは情報サービスのナビゲーションを位置Ａ
０１１０において開始し、また位置Ｃ２１２２２に
おいてナビゲーション経路を完了している。この例にお
いては、位置Ａ０１１０、Ｂ０１１６、およびＣ０
１１８はそれぞれ、ホームページ、あるいは他の明確
な分岐位置あるいは書類から分岐（例えば、ハイパーテ
キストリンク）により到達する書類のような、情報サー
ビス内部の明確な分岐位置を示している。対照的に、位
置Ａ１１１２およびＡ２１１４は、Ａ０１１０と
して識別された明確な分岐位置あるいは書類内部の一意
の位置を示している。同様に、位置Ｃ１１２０とＣ２
１２２は、Ｃ０１１８として識別される明確な分岐
位置あるいは書類内部の一意の位置を示している。

【００２０】一例として、第１のＷＥＢのホームページ
が位置Ａ０１１０に存在し、また位置Ａ１１１２お
よびＡ２１１４がそれぞれ、位置Ａ０１１０に存在
するＷＥＢホームページ内の一意の位置を示すものと仮
定する。同様に、位置Ｃ１１２０およびＣ２１２２
は、位置Ｃ０１１８に存在する、第３のＷＥＢホーム
ページ内の一意の位置を示している。図４に例示した例
では、ユーザは位置Ａ０１１０にある第１のＷＥＢホ
ームページにおいてナビゲーションセッションを開始
し、第１のＷＥＢホームページから位置Ａ１１１２に
移動し、次いで他の位置Ａ２１１４に移動する。位置
Ａ２１１４において、ユーザは、位置Ｂ０１１６に
ある第２のＷＥＢホームページに分岐する。ユーザは次
いで、位置Ｂ０１１６にある第２のＷＥＢホームペー
ジから、位置Ｃ０１１８にある第３のホームページに
分岐し、また位置Ｃ１１２０に進み、最終的に、関心
のある情報を含む第３のホームページ内部の位置Ｃ２
１２２に進む。

【００２１】本発明のナビゲーションエージェントは、
図４に例示したナビゲーション経路を通ってのユーザの
進行に関連したナビゲーション情報を記録するために採
用される。１つの実施の形態によれば、図５に例示した
ように、ナビゲーションエージェントは、ディスプレイ
８４上のカーソルの位置に関連した水平パラメータ
（Ｘ）および垂直パラメータ（Ｙ）を記録するために採
用される。ＸおよびＹパラメータは、コンピュータ８２
に接続された、マウス９０あるいは他の同様な入力装置
により生成される信号により派生される。例えば、Ａ０
１１０においては、ディスプレイ８４上のカーソルの
位置はカーソルパラメータＸ_A0およびＹ_AOにより表示さ
れる。位置Ａ１１１２においてマウスをクリックする
ことで、第１の組のカーソルパラメータＸ_A1およびＹ_A1
が記録される。

【００２２】位置Ａ２１１４に移動してマウス９０を
クリックすることで、ナビゲーションエージェントはカ
ーソルパラメータＸ_A2およびＹ_A2を記録する。ここで、
位置Ａ２１１４においてマウスをクリックすること
で、新しい書類または位置Ｂ０１１６への分岐が開始さ
れる。位置Ｂ０１１６とＣ２１２２の間のナビゲー
ション経路に沿った進行に関連したカーソルパラメータ
も同様に記録される。この実施の形態においては、ナビ
ゲーションスクリプトはこのようにして、最初の位置Ａ
０１１０と目的の位置Ｃ２１２２の間で遭遇した、
ナビゲーション位置のそれぞれに関連した一連のカーソ
ル位置パラメータとして生成される。このナビゲーショ
ンスクリプトは次いで、大容量記憶装置９４、あるい
は、これに代えて、情報サービス内の位置に記憶され
る。記憶されたナビゲーションスクリプトは次いで検索
され、また図４に例示したナビゲーション経路に沿って
の周遊を繰り返すために実行される。

【００２３】他の実施の形態においては、オンライン情
報サービス内の所望の経路に沿ってユーザがナビゲーシ
ョンした際に別のナビゲーション情報が記録される。さ
らに図４と図５を参照して、インターネットプロトコル
アドレス（ＩＰＡ）情報が、カーソル位置パラメータに
加えて各ナビゲーション位置に記録される。例えば、位
置Ａ０１１０において、ＩＰアドレスＩＰＡ_A はカー
ソル位置パラメータＸ_A0およびＹ_A0とともに記録され
る。ＩＰアドレス情報は、ナビゲーション経路に関連し
た位置のそれぞれにおいて、あるいはホームページのよ
うな、明確な分岐位置においてそれぞれ記録される。こ
こで、ＩＰアドレス情報は、ユーザによりタイプされる
ＵＲＬのような、キーボード９２による情報入力、ある
いは情報サービス１００からのＷＥＢブラウザあるいは
他の通信インターフェースソフトウェアに送信された他
のＩＰアドレスを獲得することにより、得られる。

【００２４】カーソル位置とディスプレイ８４の関係に
関連した他の情報は、記録されたナビゲーション情報内
に含まれる。コンピュータシステム８０の構成により、
ビデオコントローラ８８およびディスプレイ８４は、対
応する数のアプリケーションソフトウェアプログラムが
起動する、１つまたはそれより多くのウインド８６をサ
ポートする。ここで、規模調整可能なウインド８６は、
検索セッションの間においてユーザにより変更される。
したがって、カーソル位置に関連したＸおよびＹのパラ
メータ情報は、特定のウインド８６の位置と寸法におけ
る変更により影響を受ける。このため、ナビゲーション
情報を記録する前に、ディスプレイ８４の適用可能なウ
インド８６を最大限とすることが望ましい。図５に示し
たような、ウインドの規模係数（scale factor）１は、
ウインド８６の最大の状態を示すものである。

【００２５】しかしながら、ユーザは、検索努力の間に
おいて、１つのウインドをオンライン情報サービスのナ
ビゲーションに使用しながら、同時に多数のウインドを
開くことを希望することがある。このような場合には、
ＸおよびＹカーソル位置情報に加えて、ウインドの規模
情報およびウインドの位置情報を記録することが好まし
い。例えば、検索位置Ｃ０１１８に到達したならば、
ナビゲーションエージェントは、好ましくはカーソル位
置パラメータＸ_C0およびＹ_C0、ＩＰアドレスＩＰＡ_C 、
ウインド規模係数０．５（つまり、最大のウインドの５
０％減の大きさ）、および適用可能なウインドの位置パ
ラメータを記録する。これらおよび特定のウインド８６
内のカーソル位置を正確に規定するために必要な他の関
連するウインドあるいはディスプレイ情報は、好ましく
は、記録されたナビゲーション情報の一部として組み込
まれる。ここで、通常の場合、ウインドの大きさ変更は
しばしば行われ、また典型的には、検索セッションを開
始する前に一度だけ行われる。

【００２６】本発明のナビゲーションエージェントを採
用することの１つの利点は、検索戦略ないしナビゲーシ
ョン経路の最適化を図れることである。次に、図６およ
び図７を参照して、これらには、冗長ないし重複した副
経路を含む、検索戦略の一部として展開されるナビゲー
ション経路の記述が説明されている。図６を参照して、
所望の書類が、位置Ａ０１３０において検索を開始し
た後にユーザにより位置Ｄ２１４６に結局位置指定さ
れたと仮定する。この例示した例においては、ユーザの
検索はＡ０１３０、Ａ１１３２、Ｂ０１３４、Ｂ
１１３６、Ｃ０１３８、および次いでＣ１１４０
において示されたナビゲーション経路に沿って進展す
る。位置Ｃ１１４０においては、ユーザは意図的また
は無意識に先に訪れた位置Ｂ１１３６に分岐する。ユ
ーザは再度、位置Ｂ１１３６からＣ０１３８、Ｃ１
１４０、および次いで新しい位置Ｄ０１４２および
Ｄ１１４４に進展する。位置Ｄ１１４４においては、
ユーザは再度先に訪れた位置Ｂ１１３６に分岐し、ま
たＣ０１３８、Ｃ１１４０、Ｄ０１４２、Ｄ１
１４４により示された重複した経路に沿って進展する。
ユーザは最終的に、有用な書類または他の有用な情報を
含む新しい位置Ｄ２１４６に到達する。

【００２７】図７に示したように、先に説明したナビゲ
ーション経路は２つの対の冗長ないし重複した副経路１
５０、１５２および１５４、１５６をそれぞれ含んでい
る。ナビゲーションエージェントは好ましくは経路の最
適化を行い、これにより、記録されたナビゲーション経
路情報から重複した副経路は除かれる。例えば、ルート
位置Ｂ１１３６、Ｃ０１３８、およびＣ１１４０
を含む副経路１５２は、副経路１５０の重複したもので
ある。ナビゲーションエージェントは重複した副経路１
５０または１５２の１つを削除する。ナビゲーションエ
ージェントはさらに、重複した副経路１５４と１５６の
１つを削除することで、記録されたナビゲーション経路
を最適化する。当業者には、重複ないし冗長の副経路情
報を除くための公知のスキームをナビゲーションエージ
ェントが適宜採用できることは自明である。

【００２８】１つの実施の形態において、ナビゲーショ
ンエージェントは記録されたナビゲーションスクリプト
を最適化し、また最適化されたナビゲーションスクリプ
トを元のナビゲーションスクリプトとは異なる名前で保
存する。次の検索セッションにおいて、ユーザは、最適
化されたナビゲーションスクリプトを、元のナビゲーシ
ョンスクリプトとの等価性を検証するためにテストする
ことができる。等価性の検証後は、元のナビゲーション
スクリプトは、最適化されたナビゲーションスクリプト
があるので、記録から削除される。

【００２９】ナビゲーションエージェントの他の重要な
特徴は、特定のユーザないし探索者に最も有用な方法で
組織化されたナビゲーション情報の編集ないし収集であ
る。ナビゲーション情報のライブラリーは好ましくは、
本、論文、書類、図形オブジェクト、音声オブジェク
ト、写真、ビデオオブジェクトなどの電子コピー、およ
びこのような情報の位置を識別するポインタを含んでい
る。ライブラリーは、一方、好ましくは、ライブラリー
内に提供された全部のナビゲーション情報から選択され
た特定のナビゲーション情報に対応する特定のナビゲー
ション情報あるいはポインタを含む、多数の書棚を含ん
でいる。探索者は、例えば、目的の書棚から、スクリプ
トと称される、関連するナビゲーション情報を記憶し検
索する。

【００３０】図８に例示したように、ナビゲーションラ
イブラリー１６０は好ましくは、多数のナビゲーション
書棚１６２、１６４、１６６、および１６８を含めるた
めに組織化される。例えば、図８に示したライブラリー
１６０は、技術情報を含む書棚１６２、ビジネス情報を
含む書棚１６４、法律情報を含む書棚１６６、および政
治情報を含む書棚１６８を含めるために組織化される。
書棚のそれぞれは、一方、個々のスクリプトが関連す
る、多数のカテゴリーおよびサブカテゴリーを含んでい
る。例えば、書棚１６２は、物理、コンピュータおよび
生物学を含む多数のカテゴリーを含んでいる。

【００３１】例えば、図８に示したコンピュータのカテ
ゴリーは、適当な記述的タイトルで記憶された、コンピ
ュータにより特定されるナビゲーションスクリプトに関
連した多数のサブカテゴリーを含んでいる。特定のカテ
ゴリーあるいはサブカテゴリーに関連したナビゲーショ
ンスクリプト１７０のそれぞれは、マイクロプロセッサ
のような、一意の名前１７２によって好ましくは識別さ
れる。ここで、複数の実行可能な、先に記録されたナビ
ゲーションスクリプトを組織化する際には、あらゆる数
の類別化スキームが、特定の探索者の特定の必要性に最
も適合するために採用される。

【００３２】次に、図９および図１０には、ナビゲーシ
ョンエージェントを採用することで、インターネットの
ような、オンライン多重資源情報システムのナビゲーシ
ョンを増強することに関連した種々の処理ステップを形
成するフローダイヤグラムが示されている。ナビゲーシ
ョンエージェントの１つの実施の形態において、ホット
キーまたはディスプレイ８４上に示された適当なアイコ
ンをダブルクリックすることによるユーザ起動により、
ソフトウェアプログラムがコンピュータ８２によって実
行される。このソフトウェアプログラムは、コンピュー
タ８２によって、常駐終了型（ＴＳＲ）のプログラムと
して実行され、ランダムアクセスメモリ内に存在し、適
当なホットキーまたは適当なアイコンのダブルクリック
により即時に起動する。ここで、ナビゲーションエージ
ェントは、コンピュータ８２の通常の起動の間はいつで
も、またオンライン多重資源情報サービスのナビゲーシ
ョンの間はいつでも起動する。さらに、ナビゲーション
スクリプトを記録ないし実行するために、ナビゲーショ
ンエージェントは、検索セッションの一部または全部の
間に起動される。

【００３３】ステップ１８０において、ナビゲーション
エージェントはコンピュータ８０のメモリ内部にロード
され、これはブートアップの間に行われる。例示目的の
ために、ステップ１８２において、ユーザが検索セッシ
ョンを開始し、また現在オンライン情報サービスをナビ
ゲーションしていると仮定する。ステップ１８４におい
て、ナビゲーションエージェントを起動させるのに必要
なホットキーまたはアイコンが一般的な方法でモニタさ
れる。ステップ１８６に示したように、ユーザによりア
イコンまたはホットキーが起動された場合、オンライン
情報システムのナビゲーションがステップ１８８で示し
たようにナビゲーションエージェントにより影響されず
に継続される。ステップ１８６において、ナビゲーショ
ンエージェントのアイコンまたはホットキーが起動され
た場合、ユーザはステップ１９０においてナビゲーショ
ンの記録を開始するオプションを有する。

【００３４】肯定的に応答した場合、ナビゲーションエ
ージェントはステップ１９２において現在の位置で開始
されるナビゲーション情報の記録を行う。ユーザは次い
で、ステップ１９４において説明したように情報システ
ムをナビゲーションし、入力装置のパラメータがステッ
プ１９６において同時に記録される。検索セッションの
間はいつでも、ユーザは適当なホットキーまたはアイコ
ンを起動させ、ステップ１９８において記録を終了させ
る。ステップ２００において、ユーザは記録されたナビ
ゲーション情報を図８に関連して先に説明した方法で分
類する。分類されたナビゲーション情報はステップ２０
２においてナビゲーション情報の書棚ないし収集物に記
憶される。必要ならば、ユーザはステップ１８２におい
て情報システムのナビゲーションを継続する。

【００３５】１つの実施の形態において、ユーザがステ
ップ１９０において試験されたナビゲーション情報を記
録したくない場合、ステップ２１２において、ナビゲー
ションエージェントのメニューを表示するためのオプシ
ョンが設けられる。メニューがステップ２１６において
表示され、これによりユーザは、ステップ２１８におい
て示したように、ナビゲーションまたは最適化の間での
選択を許可される。ステップ２１２においてユーザはナ
ビゲーションメニューを見たくない場合、ユーザはステ
ップ１８２により示したように情報システムのナビゲー
ションを継続する。ステップ２２０において、ユーザは
ディスプレイのメニュー上に提示された最適化オプショ
ンを選択した場合、ステップ２２２においてナビゲーシ
ョン経路の冗長度を削減するための最適化ルーチンが実
行される。ユーザがステップ２２０において最適化オプ
ションを選択しないことを決定した場合、ステップ２２
４で、ナビゲーションのステップスルーモードにおいて
先に記憶されたナビゲーションスクリプトを実行するこ
とをユーザが希望するかについての別の質問がなされ
る。あるいは、ステップ２２６において、選択されたナ
ビゲーションスクリプトが完全に実行され、これによ
り、最終の目的地に到達するまでナビゲーションスクリ
プトが実行される。

【００３６】ステップ２２４においてステップスルーモ
ードの実行が選択されると、ナビゲーションスクリプト
はステップ２２８において段階的に実行される（step-e
xecuted ）。ナビゲーションスクリプトの段階的な実行
は、ナビゲーションスクリプトの一部だけを処理し、次
いでユーザが、スクリプトされたナビゲーションルート
に沿って増分的に示された情報またはオプションを評価
できることをを含むものである。例えば、図６を参照し
て、位置Ａ０１３０において開始し、また位置Ｄ２
１４６において終了する経路のステップスルーナビゲー
ションは、位置Ａ０１３０から位置Ａ１１３２に進
み、次いでナビゲーションスクリプトの実行を一時的に
停止することにより進行する。位置Ａ１１３２におい
てナビゲーションスクリプトのステップスルーの実行を
一時的に停止した後、適当なホットキーまたはスクリー
ンのアイコンの起動により、ナビゲーションエージェン
トにナビゲーションスクリプトの次の部分の実行が指示
され、これは、例示した例においては、位置Ａ１１３
２から位置Ｂ０１３４に分岐することを意味する。

【００３７】ナビゲーションスクリプトの実行は、再
度、位置Ｂ０１３４において一時的に停止される。こ
れにより、ユーザはこの位置において提供された情報を
検討することができる。この位置および図６に示された
他の位置における情報は、ＷＥＢホームページ情報、書
類情報、あるいは他のインターネット情報を含んでい
る。ナビゲーションスクリプトのステップスルーの実行
は、適当なホットキーまたはスクリーンのアイコンの起
動により再開される。ナビゲーションスクリプトのステ
ップスルーの実行は、このようにして、この例では位置
Ｄ２１４６として示した、目的地に到達するまで継続
される。

【００３８】ナビゲーションスクリプトのステップスル
ー実行の間はいつでも、ユーザはステップ２３０におい
てスクリプトの実行を停止し、ステップ２３２において
ナビゲーションセッションを終了することができる。ユ
ーザはまた、ステップ２３４に示したように、ナビゲー
ション経路からいつでも一時的に中断することができ
る。ステップ２３４において適当なホットキーまたはス
クリーンのアイコンを起動することで、ナビゲーション
スクリプトの実行を一時的に中断することができる。ス
テップ２３８において、一時的な中断が発生した位置
が、好ましくは、コンピュータ８２のランダムアクセス
メモリに記録される。ユーザは次いで、ステップ２４０
において示したように、情報サービスをさらにナビゲー
ションするか、または、他のタスクまたは他のアプリケ
ーションソフトウェアを実行する。ナビゲーションスク
リプトの実行はステップ２４２において、ステップ２３
８で記録された中断位置を呼出すことで再開され、また
ステップ２４４において中断位置に戻る。ナビゲーショ
ンスクリプトのステップスルー実行は次いで、ステップ
２２８において継続される。

【００３９】ナビゲーション回路を通っての検索または
進行の間において、高トラヒックまたは他の異常なイン
ターネット状態により、ナビゲーションエージェントが
「ソケット拒絶（socket-refused）」状態に遭遇した場
合、ナビゲーションスクリプトの実行は、異常状態が解
消されるか、あるいはユーザが希望するまで、一時的に
停止される。ナビゲーションエージェントは、目的のホ
ームページあるいは他の予め設定された開始位置から、
自動的に、検索の再スタートおよび停止を交互に行う。

【００４０】他の実施の形態においては、探索者はナビ
ゲーションスクリプトの実行を開始し、ナビゲーション
スクリプト内の特定の中間点で中断し、記録モードを起
動し、また新しい検索経路に沿って進行しつつ次のナビ
ゲーション情報を記録する。所望の最終的な目的地に到
達した場合、ユーザは記録を終了し、新しい名前で変更
したナビゲーションスクリプトを記憶し、また変更した
スクリプトをスクリプト書棚１６０内に含ませるために
適当な方法で分類する。

【００４１】本発明のナビゲーションエージェントは、
探索に関連した以外の目的でも採用できるものである。
例えば、ナビゲーションエージェントは、ハイパーテキ
ストリンクを確立し試験する際にＷＥＢのホームページ
の開発者により利用することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】複数の遠隔のユーザにアクセスできる、インタ
ーネットのような、オンライン多重資源情報サービスを
グラブ的に示した説明図である。

【図２】オンライン多重資源情報サービスを航行しなが
らユーザによりトラバースされる航行位置のマップをグ
ラフ的に記述した説明図である。

【図３】オンライン多重資源情報サービスのコンピュー
タにより実施される航行を増強するための装置のシステ
ムブロックのダイヤグラムである。

【図４】オンライン多重資源情報サービスを航行しなが
らユーザによりトラバースされる複数の航行位置に対応
する航行マップを示した説明図である。

【図５】図４に示した各航行位置に関連した航行情報の
チャートである。

【図６】オンライン多重資源情報サービスを航行しなが
らユーザによりトラバースされる複数の航行位置の航行
マップを示した説明図である。

【図７】航行ルートの一部を重複してトラバースする結
果として得られた冗長の航行情報を含む、図６に例示し
た航行マップに対応する航行スクリプトを例示した説明
図である。

【図８】ユーザにより有用な方法で組織化された航行ス
クリプトの収集を含む航行スクリプト棚（navigation s
cript book shelf）を例示した説明図である。

【図９】新規な航行エージェントを採用することにより
オンライン多重資源情報サービスを増強するための方法
を形成するフローダイヤグラムを示した説明図である。

【図１０】新規な航行エージェントを採用することによ
りオンライン多重資源情報サービスを増強するための方
法を形成するフローダイヤグラムを示した説明図であ
る。

【符号の説明】

２０ユーザ２２通信ライン２４オンライン多重資源情報サービス（インターネッ
ト）８０コンピュータシステム８２コンピュータ９０マウス９２キーボード９４大容量記憶装置９６通信カード

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】情報サービスをナビゲーションしながら
ナビゲーション情報を記録するステップと、記録された
ナビゲーション情報を先に記録したナビゲーション情報
と関連付けするために記録されたナビゲーション情報を
分類するステップと、および記録されたナビゲーション
情報の一部を使用してナビゲーション経路をトラバース
するステップとからなるオンライン多重資源情報サービ
スのナビゲーション方法。
【請求項２】オンライン多重資源情報サービスをナビ
ゲーションするための、ディスプレイ（８４）に接続さ
れた処理手段（８２）およびユーザ駆動可能な入力手段
（９０、９２）を含む装置において、情報サービスをナビゲーションしながら前記入力手段
（９０、９２）により生成された情報に対応するナビゲ
ーション情報を記録するための記録手段（８２）、およ
び記録されたナビゲーション情報を先に記録されたナビ
ゲーション情報の収集と関連付けするための分類手段を
有し、前記処理手段（８２）が、選択されたナビゲーシ
ョン情報を使用してナビゲーション経路の一部をトラバ
ースするため、先に記録されたナビゲーション情報の収
集物から選択されたナビゲーション情報を処理するため
に配置されていることを特徴とするオンライン多重資源
情報サービスのナビゲーション装置。