JPH09282201A - 情報記憶管理装置 - Google Patents

情報記憶管理装置

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JPH09282201A
JPH09282201A JP8090783A JP9078396A JPH09282201A JP H09282201 A JPH09282201 A JP H09282201A JP 8090783 A JP8090783 A JP 8090783A JP 9078396 A JP9078396 A JP 9078396A JP H09282201 A JPH09282201 A JP H09282201A
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JP8090783A
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Atsushi Saito
温 斎藤
Shigeru Matsuzawa
茂 松澤
Yoshihiro Takiyasu
美弘 滝安
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、記憶媒体の媒体容量の利用効
率が高く、しかも、記憶された情報の管理の容易な情報
記憶管理装置を提供するにある。 【解決手段】数の情報が蓄積される記憶装置は、記録再
生手段12とこの記録再生手段12に装填して記録再生
を行う交換可能な記憶媒体11とから構成される第1の
記憶装置1と、ある情報に関連してアクセスされる他の
情報のアクセス回数を履歴管理情報として記憶する管理
情報の記憶装置7と、アクセス性能が高く、記憶容量の
小さい第2の記憶装置とから構成され、さらに、記憶装
置の記録再生動作を制御する計算機2とを有している。
計算機2は、管理情報の記憶装置7に記憶された履歴管
理情報に基づいて、第1の情報に対して関連する第2の
情報を第1の情報とともに、記憶装置1の同一の記憶媒
体に一括化して記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶管理装置
に係り、特に、映像情報のような大容量の情報を記憶管
理するに好適な情報記憶管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像情報,音声情報,文書情報等
の種々の情報形態、所謂マルチメディア情報を一括して
扱うための各種装置・システムが開発されている。特
に、映像情報は、大きな蓄積容量を必要するため、ビッ
トコストの安価な記憶装置への格納が望まれている。単
位体積当たりの記憶容量が大きい記憶装置としては、磁
気テープや光ディスク等がある。磁気テープや光ディス
クは、いずれも、カートリッジに収納されており、記録
再生装置への入れ替えが容易な可換記憶媒体である。
【0003】更に、蓄積コストの低減を図るには、記憶
媒体毎にこの記憶媒体に対する記録再生装置を設けず
に、複数の可換記憶媒体を同一筐体内に収納して、記憶
媒体移動手段により、筺体に収納された可換記憶媒体を
取り出して記録再生装置に装填し、また、記録再生装置
から記憶媒体の脱着を行なうライブラリ形式の記憶装置
構成が有効である。一般に、可換記憶媒体1個の値段に
比較して、記録再生装置は高価なため、比較的アクセス
頻度の低い情報の保存には、記憶媒体の装着には時間を
要するものの、この様なライブラリ形式の記憶装置を用
いることで、システム全体としての容量当たりのコスト
を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、パッケージ形
の記憶媒体に対する映像情報等の蓄積に関して、特別に
意識した管理を行なわておらず、従って、個々の蓄積媒
体の容量を十分に利用できておらず、記憶媒体の一部分
のみしか使用されない状態が一般的であった。その結
果、個々の記憶媒体容量の高効率利用ができない場合、
無駄な蓄積スペースが増加してしまうため、実質的な蓄
積コストの上昇を招くことになる。
【0005】磁気テープに映像情報を記憶する場合、記
憶可能な容量に対して、実際に情報の記憶に用いている
容量は、非常に僅かである場合が多い。例えば、放送局
等において、カメラ等を用いて録画されたテープを、そ
のままライブラリ内に収納した場合や、映像素材の受け
渡し用に極く一部分しか録画されていないテープを使用
し、これをライブラリ内に収納した場合には、記憶可能
な容量に対して、実際に情報の記憶に用いている容量
は、非常に僅かである。仮に、トータルで30分間の録
画可能なテープに、1分間の録画しか実施されていない
場合について考えて見ると、実質的な蓄積コストは、目
一杯録画した場合に比べて、記録再生装置のコストを無
視して考えると、30倍に増加する。総記憶容量が僅か
である場合には、コスト上昇の絶対額も僅かなため問題
になることは少ないが、総記憶容量が膨大になった場合
には、記憶媒体容量の使用効率低下に伴うコスト上昇が
無視できなくなるという問題があった。
【0006】かかる問題に対して、例えば、記憶媒体1
単位の蓄積容量を意識させて、総記憶容量が記憶媒体の
最大容量に極力近づくように情報を充填記録したとして
も、今度は記憶された情報の内容を管理するという観点
からは、かえって使い勝手が悪くなる。即ち、1本の磁
気テープに多くの情報を詰め込む場合において、各々の
情報の間に互いに関連性の無い情報であったとしても、
これらの複数情報を1本のテープに充填記録してしまう
可能性が生じる。この場合、磁気テープ1本を共通のキ
ーワードで一括管理することが困難になり、1本の磁気
テープに非常に多数のキーワードが付加され、キーワー
ドテーブルの複雑化,検索速度の低下が生じる。特に、
この磁気テープをライブラリ装置から取り出し、且つ人
手により蓄積情報管理を行なう際には、情報検索が非常
に困難になるという問題がある。
【0007】記憶媒体として、光ディスクを用いる場合
でも同様の問題が生じる。予めディスクに情報が記録さ
れたROM(Read Only Memory)形態
の光ディスクの場合には、蓄積コスト低減の観点から概
ね全記憶容量を費やしている場合が多いため、問題にな
ることは少ないが、RAM(Random Acces
s Memory)形態の光ディスクとして用いている
場合には、同様の問題が生じる。
【0008】なお、ライブラリ装置は装置単独で用いる
場合の他に、このライブラリ装置よりも高速アクセス・
高速転送が可能な記憶装置と統合させた構成を採る階層
記憶方式、あるいは階層蓄積方式と呼ばれる方式が知ら
れており、データのアクセス頻度に対応してデータ配置
場所を決定することにより、高速アクセスと低蓄積コス
トの両立を図ろうとするものが知られている。この階層
記憶方式の例としては、例えば、”電子情報通信学会技
術報告 IE94−81(1994−11)p.9−1
6 森他 「VODシステムでの映像蓄積・表現法の検
討」”に記載されている。この方法では、光ディスクラ
イブラリをMSS(Mass Storage Sys
tem)として用い、例えば、映像情報の先頭部分を、
アクセス性能の高い磁気ディスクに格納することによ
り、光ディスクの装填に伴う待ち時間を短縮するように
している。しかしながら、この階層記憶方式において
も、光ディスクライブラリ内の記憶媒体容量の使用効率
については論及しておらず、記憶媒体容量の使用効率低
下に伴うコスト上昇が無視できなくなるという問題があ
った。
【0009】本発明の目的は、記憶媒体の媒体容量の利
用効率が高く、しかも、記憶された情報の管理の容易な
情報記憶管理装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の情報が蓄積される記憶装置と、こ
の記憶装置の記録再生動作を制御する制御装置とを有す
る情報記憶管理装置において、上記記憶装置は、記録再
生手段と、この記録再生手段に装填して記録再生を行う
交換可能な記憶媒体とから構成される第1の記憶装置
と、ある情報に関連してアクセスされる他の情報のアク
セス回数を履歴管理情報として記憶する管理情報記憶装
置とから構成され、上記制御装置は、上記管理情報記憶
装置に記憶された履歴管理情報に基づいて、第1の情報
に対して関連する第2の情報を第1の情報とともに、同
一の記憶媒体に一括化して記憶するように制御するよう
にしたものであり、かかる構成により、記憶媒体の媒体
容量の利用効率を高め、しかも、記憶された情報の管理
が容易にし得るものとなる。
【0011】上記情報記憶管理装置において、好ましく
は、上記制御装置は、上記関連する第1及び第2の情報
を新しい記憶媒体に記憶するとともに、この新しい記憶
媒体を装置外部に排出するようにしたものであり、かか
る構成により、情報の取扱い業務の効率を向上し得るも
のとなる。
【0012】上記情報記憶管理装置において、好ましく
は、上記制御装置は、上記関連する第1及び第2の情報
を新しい記憶媒体に記憶するとともに、上記第1及び第
2の情報が記憶されていた元の記憶媒体を装置外部に排
出するようにしたものであり、かかる構成により、記憶
媒体の総数を削減し得るものとなる。
【0013】上記情報記憶管理装置において、好ましく
は、上記記憶装置は、さらに、第2の記憶装置を備え、
上記制御装置は、上記管理情報記憶装置に記憶された履
歴管理情報に基づいて、第1の情報に対して関連する第
2の情報を第1の情報とともに、上記第2の記憶装置に
一旦複写した上で、上記第1の記憶装置の同一の記憶媒
体に一括化して記憶するように制御するようにしたもの
である。
【0014】上記情報記憶管理装置において、好ましく
は、上記第1の記憶装置は、記憶容量が大きく、アクセ
ス性能の低い記憶装置であり、上記記憶装置は、さら
に、アクセス性能が高く、記憶容量の小さい第2の記憶
装置を備え、上記制御装置は、上記管理情報記憶装置に
記憶された履歴管理情報に基づいて、第1の情報に対す
るアクセス要求があった時、この第1の情報を上記第1
の記憶装置から上記第2の記憶装置に複写するともに、
上記第1の情報に対して関連する第2の情報を第1の情
報とともに上記第2の記憶装置に複写した上、アクセス
要求を実行するようにしたものであり、かかる構成によ
り、関連情報のアクセスを早くし得るものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る情報記憶管理装置について、図1,図2,図3,図
4,図5,図6を用いて説明する。図1は、本発明の一
実施の形態による情報記憶管理装置のブロック図であ
り、図2は、図1に示した情報記憶管理装置の詳細なブ
ロック図である。
【0016】図1において、サーバA70は、記憶装置
1と、計算機2と、記憶装置3と、記憶装置7から構成
されている。クライアントA30は、計算機5と記憶装
置6から構成されている。サーバA70とクライアント
A30は、伝送路80を介在して接続されている。図1
において、クライアントとしては、単一のクライアント
A30のみ図示したが、複数のクライアントが接続され
ている形態でも同様に実施できる。
【0017】記憶装置1と記憶装置3は、性質の異なる
記憶媒体を有する記憶装置である。記憶装置1は、例え
ば、データ転送速度を含めたアクセス性能は低いが、記
憶媒体のビットコストは安く、且つ記憶媒体1単位当た
りの記憶可能な容量が大きいものである。記憶装置1
は、より具体的には、記憶媒体として、光ディスクや磁
気テープを用いる記憶装置である。また、記憶媒体は、
カートリッジ等に収納されており、記憶装置を構成する
記録再生装置に対して装填脱着でき、交換可能である。
【0018】記憶装置3は、アクセス性能は高いが、記
憶媒体のビットコストが記憶装置1に比べて高いもので
ある。記憶装置3は、より具体的には、磁気ディスク装
置や半導体メモリである。
【0019】記憶装置7は、記憶装置3内に格納されて
いる記憶媒体の記憶内容の管理情報を蓄積するための装
置である。記憶装置7は、通常は、記憶装置1よりもア
クセス性能の高い記憶媒体を用いる。記憶装置7として
は、例えば、ハードディスク装置である。
【0020】本実施の形態において、各ユーザに割り当
てるべき記憶領域は、記憶装置3内に設けてある。別の
実施の形態としては、記憶装置7の領域の一部を各ユー
ザに割り当てるべき上層記憶として用いることも可能で
ある。この場合には、領域管理が煩雑になることや、記
憶装置7は記憶装置1とインタフェースを共用している
ため、高トラフィック時には転送性能の低下が生じるこ
とになる。
【0021】クライアントA30の記憶装置6は、ロー
カルストレージとして使用しており、特に、情報を共有
をせずに、クライアントA30のみに関係する情報や、
クライアントA30のみで処理を行なう情報を蓄積す
る。クライアントA30が、情報の表示を行なうだけの
場合には、記憶装置6を持たない構成でもよい。
【0022】次に、図2を用いて、図1に示した本実施
の形態による情報記憶管理装置の詳細構成について説明
する。記憶装置1は、バス15によって接続された制御
装置13と、複数個の駆動装置12と、インターフェイ
ス14とを有している。駆動装置12は、制御装置13
によって動作を制御される。複数個の駆動装置12に
は、それぞれ、複数個の記憶媒体11の内の一つが選択
的にセットされ、情報の記録再生消去を行なわれる。イ
ンタフェース14は、外部機器との接続を行なう。
【0023】ここで、記憶媒体11としては、例えば、
カートリッジに収納された磁気テープを用い、駆動装置
12としては、例えば、テープデッキを用いている。ま
た、複数の記憶媒体11と複数の駆動装置12を図示し
ているが、複数の記憶媒体と単一の駆動装置、若しく
は、単一の記憶媒体と単一の駆動装置の組み合わせでも
よい。
【0024】一般に、記憶媒体のコストは安価である
が、駆動装置は記憶媒体コストに比べて高価なため、複
数の記憶媒体に対して、記憶媒体数よりは少ない複数の
駆動装置で構成するか、複数の記憶媒体に対して単一の
駆動装置から構成する。複数の記憶媒体を有する場合に
は、各記憶媒体はアクセス要求に応じて記憶媒体収納用
のラックから駆動装置にローディングされ、情報の記録
再生が行なわれた後に、再び駆動装置からアンロードさ
れ、記憶媒体収納用のラックに戻される。
【0025】本実施の形態においては、駆動装置12に
或る時点でローディングされていない記憶媒体であって
も、要求を受けて自動的に駆動装置12にローディング
可能な記憶媒体は、オンライン記憶媒体として取り扱
い、記憶装置1の記憶媒体収納用ラックから完全に外に
出された記憶媒体をオフライン記憶媒体として取り扱う
ことにする。
【0026】記憶装置3は、バス35によって接続され
た制御装置33と、複数個の駆動装置32と、インター
フェイス34とを有している。駆動装置32は、制御装
置33によって動作を制御される。複数個の駆動装置3
2には、それぞれ、複数個の記憶媒体31の内の一つが
選択的にセットされ、情報の記録再生消去を行なわれ
る。インタフェース34は、外部機器との接続を行な
う。
【0027】ここで、記憶媒体として磁気ディスクを用
いる場合、各々の記憶媒体31と駆動装置32は、一体
化した形態の磁気ディスク装置として構成される。な
お、半導体メモリを記憶媒体とする場合でも基本的には
同様であり、記憶媒体はメモリチップに相当し、駆動装
置は、メモリチップに対する情報の記録再生を行なう周
辺回路に相当する。
【0028】図2においては、複数の記憶媒体31と複
数の駆動装置32を並列稼働する構成を示している。高
品質の動画像情報の場合は、表示のために必要なデータ
転送速度が高速になるため、単一の駆動装置のみでは高
速転送が困難であることや、万一の装置障害に備えて、
冗長記憶媒体を具備した構成をとることが有効である。
複数の記憶装置を並列に同時稼働させるために、ディス
クアレイの構成を用いている。
【0029】計算機2は、記憶装置1全体の動作制御を
行なう外、クライアントとの情報送受、および各情報に
対するアクセス履歴情報や各情報間の関連情報の管理を
行なう。計算機2が行う管理のための管理情報は、記憶
装置7に格納される。
【0030】計算機2は、バス26によって接続された
中央処理装置21と、メモリ22と、インタフェース2
4,25から構成されている。メモリ22には、サーバ
A70の制御を司る制御ソフト23が格納されている。
中央処理装置21は、メモリ22に格納された制御ソフ
ト23に基づいて、インターフェイス24を介して、記
憶装置1,記憶装置3や記憶装置7を制御するととも
に、インターフェイス25を介してクライアントA30
と情報のやり取りを行う。
【0031】次に、クライアントを構成する計算機5と
記憶装置6の構成について説明する。記憶装置6は、バ
ス65によって接続された制御装置61と、複数個の駆
動装置63と、インターフェイス64とを有している。
駆動装置63は、制御装置61によって動作を制御され
る。複数個の駆動装置63には、それぞれ、複数個の記
憶媒体62の内の一つが選択的にセットされ、情報の記
録再生消去を行なわれる。インタフェース64は、外部
機器との接続を行なう。
【0032】ここで、記憶媒体として磁気ディスクを用
いる場合、各々の記憶媒体62と駆動装置63は、一体
化した形態の磁気ディスク装置として構成される。な
お、半導体メモリを記憶媒体とする場合でも基本的には
同様であり、記憶媒体はメモリチップに相当し、駆動装
置は、メモリチップに対する情報の記録再生を行なう周
辺回路に相当する。
【0033】複数の記憶媒体61と複数の駆動装置62
は、並列稼働する構成となっており、高品質の動画像情
報の場合は、表示のために必要なデータ転送速度が高速
になるため、単一の駆動装置のみでは高速転送が困難で
あることや、万一の装置障害に備えて、冗長記憶媒体を
具備した構成をとることが有効である。複数の記憶装置
を並列に同時稼働させるために、ディスクアレイの構成
を用いている。
【0034】計算機5は、記憶装置6の全体の動作制御
を行なう外、サーバAとの情報送受を行なう。計算機5
は、バス57によって接続された中央処理装置51と、
メモリ52と、インタフェース55,56から構成され
ている。メモリ52には、クライアントA30の制御を
司る制御ソフト53が格納されている。中央処理装置5
1は、メモリ52に格納された制御ソフト53に基づい
て、インターフェイス56を介して、記憶装置6を制御
するとともに、インターフェイス55を介してサーバA
70と情報のやり取りを行う。
【0035】次に、本実施の形態による情報記憶管理装
置における情報記憶管理の処理方法について、図3,図
4,図5を用いて説明する。図3は、本発明の一実施の
形態による情報記憶管理装置において情報記憶管理を実
行するフローチャートであり、図4は、本発明の一実施
の形態による情報記憶管理装置において情報記憶管理の
実行動作の概念説明図であり、図5は、本発明の一実施
の形態による情報記憶管理装置において用いる管理情報
テーブルの構成図である。
【0036】本実施の形態による情報記憶管理は、図2
に示した計算機2の中のメモリ22にロードされた制御
ソフト32により実施される。
【0037】図3の判断ステップ100において、計算
機2は、クライアントからの情報アクセス要求の有無を
調査する。要求が有った場合には、処理ステップ101
に進み、要求がなかった場合には、処理ステップ110
に進む。ここでは、最初に、要求が有ったものとして、
処理ステップ101に進む。
【0038】処理ステップ101において、計算機2
は、情報間の関連情報,即ち、管理情報を読み出す。管
理情報は、記憶装置1内部あるいは記憶装置7等の高速
アクセスが可能な記憶装置に蓄積されている。管理情報
は、図5に示すように、テーブル(表)形状で記憶装置
に記憶されている。
【0039】ここで、図4及び図5を用いて、情報アク
セス要求及び管理情報について、具体的に説明する。図
4(1)に示すように、サーバA70の中の記憶装置1
には、それぞれ独立の記憶媒体の中に、それぞれ、タイ
トルA,タイトルB,タイトルCの情報が記憶されてい
るものとする。タイトルA,タイトルB,タイトルC
は、例えば、磁気テープに記録された画像情報とする。
ここで、クライアントA30からタイトルA及びタイト
ルBの情報へのアクセス要求があると、タイトルA及び
タイトルBは、それぞれ、アクセス性能の高い記憶装置
3に一旦複写される。その上で、クライアントA30に
転送され、例えば、クライアントA30のデイスプレイ
(表示部)に表示される。
【0040】また、図4(2)は、タイトルAとBの情
報を用いた所望の処理が完了した後、別のタイトルCが
クライアントから要求され、表示している状態を示して
いる。即ち、クライアントA30からタイトルCの情報
へのアクセス要求があると、タイトルCは、アクセス性
能の高い記憶装置3に一旦複写される。その上で、クラ
イアントA30に転送され、例えば、クライアントA3
0のデイスプレイ(表示部)に表示される。
【0041】次に、図5を用いて、管理情報について説
明する。本実施の形態では、例えば、図4(1)におい
て説明したように、タイトルAの情報にアクセス要求が
あり、さらに、タイトルBの情報にアクセス要求がある
と、タイトルBは、タイトルAに関連する情報であると
している。即ち、クライアントA30がログインされて
から、ログアウトされるまでの間に、例えば、タイトル
Aの情報にアクセス要求があり、さらに、タイトルBの
情報にアクセス要求があると、タイトルAとタイトルB
に対する同時アクセス回数が1回発生したとしている。
【0042】図5は、各記憶媒体毎に管理情報を持たせ
る形態の関連性の管理テーブルの一例を示している。図
5(a)は、ベースとなる管理ベーステーブルであり、
記憶媒体毎に内容を持たせている。図5(b)は、図5
(a)の管理ベーステーブルから参照される管理参照テ
ーブルであり、タイトル毎の関連性情報が格納更新され
る。
【0043】図5(a)において、管理ベーステーブル
は、「媒体管理番号」,「総アクセス回数」,「タイト
ル1(名称,関連情報格納位置)」,「タイトル2(名
称、関連情報格納位置)」等の各項目から構成されてい
る。「タイトル」の項目は、2個に限らず、3個以上設
けられている。
【0044】必要な管理情報としては、まず対象となる
記憶媒体の種類,全容量ないしは蓄積可能最大時間であ
る。そこで、「媒体管理番号」は、全記憶媒体に付加さ
れたユニークな番号であり、記憶媒体の種別,記録可能
時間,通し番号からなる文字数字を用いている。例え
ば、30分間の記録が可能なAタイプのカセットテープ
であれば、”AT030-0001”等の様にアサイン
する。最初の記号はカセットのタイプ、2番目はテープ
であること、3桁目から5桁目は当該記憶媒体の記録可
能時間、最後の4桁はAタイプの30分用カセットの中
での通し番号である。勿論、全カセットテープに渡る単
純な通し番号、あるいはテープを本発明の装置内に始め
て挿入した日時に加えて更に通し番号を付加した番号で
も良い。
【0045】管理番号に記憶媒体種類や記録可能時間が
付加されていない場合には、別途通し番号との対応付け
を行なうテーブルが必要になる。なお、管理情報は上記
の必要要件を満たしていれば、特に限定されるものでは
なく、個々の記憶媒体がユニークに特定できるものであ
れば、記述形式は任意で構わない。
【0046】2番目の項目は、「総アクセス回数」であ
り、対象記憶媒体に対する最近のアクセス回数が格納さ
れる。本項目は、本実施の形態に必須では無いが、記憶
媒体の寿命を管理する上で有効である。すなわち、総ア
クセス回数が仕様限界に近づいた場合には、後述する一
括化格納の機能を用いて新規記憶媒体に情報を移動させ
ることにより、信頼性の向上を図ることができる。
【0047】3番目以降の項目は、記憶媒体に格納され
ているタイトルに関する情報群である。本例では、各タ
イトル毎に、「タイトル」の項目には、格納タイトルの
名称が格納され、「関連情報格納位置」の項目には、こ
のタイトルに関するその他の情報が格納されている管理
参照テーブル(図5(b))のアドレスを記載してい
る。
【0048】例えば、記憶媒体”AT030-000
1”は、これまでの総アクセス回数は35回で、この記
憶媒体には”タイトルA”と”タイトルB”が格納され
ていることが分かる。各タイトルは同一記憶媒体内に納
まるように格納するのが望ましいが、場合によっては複
数の記憶媒体にまたがって記録されることもある。例え
ば、”タイトルA”は、記憶媒体”AT030-000
1”と記憶媒体”AT030-0002”にまたがって
記録されており、”タイトルB”は、記憶媒体”AT0
30-0001”と記憶媒体”AT020-0001”に
またがって記録されている。これは、カメラマンが途中
で磁気テープのカートリッジを交換して、撮影した場合
等に起こり得ることである。このような場合には、タイ
トルAのタイトル名称に、例えば、”A001”,”A
002”のように、通し番号を付加して続きの情報があ
ることを示している。
【0049】次に、図5(B)に示す管理参照テーブル
には、タイトル毎の関連性情報が格納更新される。管理
参照テーブルは、「関連情報格納位置」,「タイトル名
称」,「関連タイトル1」,「関連タイトル2」等の各
項目から構成されている。「関連タイトル」の項目は、
2個に限らず、3個以上設けられている。
【0050】「関連情報格納位置」の項目には、タイト
ルに関するその他の情報が格納されている参照テーブル
のアドレスが格納される。このアドレスは、管理ベース
テーブルの「関連情報格納位置」に格納されていると同
じものであり、管理ベーステーブルの関連情報格納位置
の情報に基づいて、管理参照テーブルを参照することが
できる。「タイトル名称」には、格納タイトルの名称が
格納されている。「関連タイトル」には、「タイトル名
称」の項目に格納されたタイトルをアクセスした際に、
同時にアクセス要求がされたタイトルについて、そのア
クセス要求回数とともに格納されている。
【0051】例えば、「関連情報格納位置」のアドレ
ス”10000”には、タイトルAに関する情報が格納
されており、タイトルAに関しては、「関連タイトル
1」に格納されているように、タイトルAをアクセスし
た際には同時にタイトルBに対してもアクセス要求がこ
れまでに12回発行されたことを示している。また、
「関連情報格納位置」のアドレス”10001”に格納
されたタイトルBに関しては、タイトルAの同時アクセ
ス回数が5回、タイトルCの同時アクセス回数が15回
であったことを示している。2つのタイトルが常に同一
作業内で同時にアクセスされているならば、相互のアク
セス回数は同値になる。
【0052】さらに、ここで、各アクセス回数におい
て、タイトル名称の直後の数値は、同時にアクセスされ
た情報の内で、いずれのタイトルが最近にアクセスされ
たものであるかを示す数値である。例えば、「関連情報
格納位置」のアドレス”10001”に格納されたタイ
トルBに関しては、タイトルAと、タイトルCがそれぞ
れ同時アクセスされているが、タイトルAについて
は、”A−00005”と格納されており、タイトル
Cについては、”C−00015”と格納されてお
り、下線を付した部分の数値により、タイトルBに対し
て、タイトルAがタイトルCに比べて最近に同時にアク
セスされたことを意味している。
【0053】さて、ここで、再度、図3に示す処理ステ
ップ101に戻って、計算機2は、情報間の関連情報,
即ち、管理情報を読み出す。クライアントからのアクセ
ス要求が、タイトルAに対してなされたとすると、タイ
トルAは、媒体管理番号”AT030−0001”及び
媒体管理番号”AT030−0002”に格納されてい
るので、「関連情報格納位置」の項目から関連情報格納
位置”10000”が読み出され、さらに、図5(b)
の管理参照テーブルのアドレス”10000”から管理
情報として、”B1−00012”が読み出される。
【0054】次に、処理ステップ102において、対象
情報の一つが記憶装置3に読み込まれる。即ち、ここで
は、図4(3)に示すように、タイトルAが記憶装置1
から記憶装置3に読み込まれる。また、読み込まれたタ
イトルAは、クライアントA30に転送され、表示され
る。
【0055】更に、判断ステップ103において、関連
情報の有無が調査され、まだ関連情報が残っていれば再
度処理ステップ102に戻る。ここで、先ほど読み出さ
れた管理情報には、”B1−00012”が格納されて
おり、タイトルBは、タイトルAと同時に12回のアク
セス要求がなされていることが判明する。ここで、同時
アクセス要求の回数が所定回数を越えているときに、判
断ステップ103において、計算機2は、関連情報あり
と判断する。ここでは、例えば、同時アクセス回数が1
0回以上であれば、タイトルBを関連情報と判断して、
処理ステップ102に戻る。
【0056】処理ステップ102において、先の処理ス
テップ102で読み出し対象となった情報と関連性の強
い情報の読み込みが行なわれる。即ち、図4(3)に示
すように、タイトルBが記憶装置1から記憶装置3に読
み込まれる。なお、ここで、タイトルBについては、ま
だ、クライアントA30からはアクセス要求がなされて
いないので、クライアントA30には表示されない。
【0057】関連情報がある限り、判断ステップ103
において、Yesと判断され、処理ステップ102を繰
り返す。関連情報の読み込みが全て完了すると、判断ス
テップ103から判断ステップ104に進む。
【0058】判断ステップ104において、計算機2
は、新たに追加アクセス対象となっている情報の有無が
調査される。例えば、タイトルAのアクセス要求に続い
て、タイトルBもアクセス要求されると、判断ステップ
104において、Yesとなり、処理ステップ105に
進む。
【0059】処理ステップ105において、計算機2
は、追加アクセス情報を新たな関連情報の候補として管
理情報の更新を実行する。即ち、タイトルAに対するタ
イトルBの同時アクセス要求回数は、図5(b)の関連
情報格納位置”10000”の「関連タイトル1」の項
目に格納されているように、”B1−00012”であ
り、さらに、タイトルBの同時アクセスがなされたた
め、「関連タイトル1」の項目を、”B1−0001
2”から”B1−00013”に更新し、格納する。
【0060】次に、処理ステップ102において、追加
アクセス情報の読み込みを実行する。ここでは、タイト
ルBは、すでに、高速アクセス可能な記憶装置3に複写
されているため、図4(3)に示すように、計算機2
は、記憶装置3からクライアントA30にタイトルBを
転送し、表示する。ここで、予め読み込まれた関連情報
に基づいて、所定回数以上の同時アクセス回数を有する
タイトルは、予め、高速アクセス可能な記憶装置3に複
写されているため、直ちに、クライアントA30に転送
して、表示することが可能となる。
【0061】判断ステップ104における判断で、追加
アクセス情報が無くなった場合には、再び、判断ステッ
プ100に戻り、処理が続行される。
【0062】この様にして、同時にアクセス対象となっ
た情報同士の関連性をアクセス頻度(同時アクセス回
数)を指標として管理情報として管理テーブルに書き込
み、この管理テーブルを適宜更新することによって情報
間相互の関連性を学習していく。
【0063】情報間の関連性付けを行なうための基準
は、ユーザが直接に関連性の有無を指示して行なう方法
や、ユーザが或る作業を開始してから終了するまでにア
クセスされた情報は全て関連性があるものとして扱う方
法が考えられる。本実施の形態では、アクセス回数を基
に関連性の強さを判断する方法を採っているが、前者の
方法においては、関連性の有無と同時に、関連性そのも
のの強さを指定するパラメータを同時に指定することも
可能である。
【0064】具体的な例として、同時アクセスが10回
以上行なわれた情報同士は、強い関連性を有する情報群
として認識するように設定している場合を想定する。こ
の場合、或る情報から見た場合に、他の情報に対して9
回以下のアクセスが行なわれた情報は、或る情報にとっ
て関連性は弱い情報であるものとして認識する。もし、
タイトルAとタイトルBが同時にアクセスされる回数が
10回以上となり、その後、タイトルAとタイトルCが
同時アクセスさせる回数が再び10回以上になった場合
には、後述する一括化処理の実施要求が発行された時刻
に対して、より最近のアクセス履歴を優先する。即ち、
タイトルAとタイトルBの同時アクセス数と、タイトル
AとタイトルCの同時アクセス数が同値であった場合に
は、後者の関連性の強さが優先され、結果としてタイト
ルAとタイトルCが関連情報として認識される。ここ
で、もし過去に実施されたタイトルAとタイトルBの同
時アクセス数が、最近に実施されたタイトルAとタイト
ルCのアクセス回数を上回っている場合には、時間履歴
からは、タイトルAとタイトルCの関連性の強さが優先
され、回数履歴からは、タイトルAとタイトルBの関連
性の強さが優先されることになる。もし時間履歴と回数
履歴の優先度を同一に設定した場合には、タイトルA,
タイトルB,タイトルCの全てが関連情報として認識さ
れる。
【0065】関連性の学習アルゴリズムとしては、この
様に最も最近の同時アクセス履歴を優先する方法の他
に、過去からの全アクセス履歴を累積して用いる方法が
考えられる。後者のアルゴリズムによれば、タイトル
A,タイトルB,タイトルCの全てが関連性の強い情報
群として認識される。
【0066】更に、上記の両者アルゴリズムの中庸の方
法も考えられる。即ち、全アクセス履歴では無く、最も
最近のアクセス履歴とその直前のアクセス履歴までを優
先して関連性の強さを判断し、それよりも過去のアクセ
ス履歴は無視するといった方法である。
【0067】映像素材の用途によって、上記3種類のい
ずれかのアルゴリズムに則り、複数情報間の相互関連性
を判断していくことになる。なお、最後に説明した方法
である両者の中庸をとる方法であれば、いずれの場合に
も充当させることが可能である。
【0068】通常のアクセスにおいては、図4(1)か
ら図4(3)に準じた処理が行なわれている。図4の例
では、関連性の強い情報として、タイトルAとタイトル
Bの2つの情報のみの場合を示したが、該情報は3つ以
上であっても差し支えない。
【0069】上述の方法において、タイトルAとタイト
ルBとの関連性の強さを学習し、関連情報の一つがクラ
イアントから要求された場合には、要求された情報と関
連性の強い情報も高速な記憶装置へ複写する動作を実行
する。従って、次に、この慣例性の強い情報にアクセス
要求があった場合には、直ちに、クライアントのデイス
プレイに表示等を行うことができる。
【0070】次に、図3の判断ステップ100に戻って
説明する。判断ステップ100において、ユーザからの
情報アクセス要求が無かった場合には、判断ステップ1
10に進む。
【0071】判断ステップ110において、計算機2
は、一括化要求の有無を調査する。一括化要求とは、別
々の記憶媒体に記録されているタイトルを、同一の記憶
媒体内に一括して記録するように要求することをいう。
一括化要求は、ユーザから直接実行命令が発行されるこ
とによって行われる。一括化要求がない場合には、判断
ステップ100に戻るが、一括化要求がなされると、処
理ステップ111に進む。
【0072】処理ステップ111において、計算機2
は、管理テーブルから管理情報を読み込む。例えば、タ
イトルAに対して一括化要求がなされると、図5(b)
に示す管理参照テーブルの「関連情報格納位置」のアド
レス”10000”から管理情報として、タイトルBが
関連情報であることを読み込む。
【0073】処理ステップ112において、計算機2
は、対象情報の読み込みを行なう。即ち、最初に、一括
化の要求のあったタイトルAが、記憶装置1から記憶装
置3に読み込まれる。
【0074】判断ステップ113において、計算機2
は、関連する情報の有無を調査し、関連する情報が存在
する場合には、再度処理ステップ112に戻り、関連情
報の読み出しを行なう。ここでは、タイトルAに関連す
る情報として、タイトルBが、記憶装置1から記憶装置
3に読み込まれる。
【0075】判断ステップ113において、関連情報の
残りが無くなると、処理ステップ114に進む。
【0076】処理ステップ114において、計算機2
は、新規記憶媒体に以上の処理で読み出された関連情報
群を書き込む。即ち、図4(4)に示すように、記憶装
置1内に新しい記憶媒体が準備され、この記憶媒体内
に、記憶装置3に読み込まれているタイトルA及びタイ
トルBを一括して書き込む。
【0077】図4(4)に示す状態では、記憶装置3を
緩衝記憶装置として利用し、一旦両者の情報を記憶装置
3に複写した後で、再度記憶装置1内の新規記憶媒体に
複写する処理を示している。
【0078】一括化要求は、ユーザから直接実行命令が
発行される場合の他に、ある時間が経過した場合に自動
的に実行命令が発行されるようにしてもよい。
【0079】関連性の強い情報数が3つ以上であっても
同様であるが、情報量によっては、同一の記憶媒体には
納まらずに、複数の記憶媒体にまたがる場合が生じる。
しかしながら、その場合においても、元々の情報が格納
されていた記憶媒体の利用効率が数十パーセントである
場合には、一括化後の記憶媒体数がたとえ複数本の記憶
媒体に及んだとしても、元素材が格納されていた記憶媒
体をオフライン化し、外部に排出することによって、記
憶装置全体から見た際の蓄積効率を上昇させ、しいて
は、蓄積コストの低減を図ることができる。
【0080】次に、判断ステップ115において、計算
機2は、元素材が格納されていた記憶媒体の排出要求の
有無を調査する。元素材の記憶媒体の排出要求が有る
と、処理ステップ116に進む。
【0081】処理ステップ116において、計算機2
は、元素材の記憶媒体の排出を行う。即ち、図4(4)
に示すように、タイトルAとタイトルBの新しい記憶媒
体への書き込みが終了すると、図4(5)に示すよう
に、タイトルAが格納されている元素材の記憶媒体と、
タイトルBが格納されている元素材の記憶媒体とをサー
バの外部に排出し、オフライン化する。
【0082】そして、処理ステップ117において、計
算機2は、格納場所情報の更新を行う。即ち、タイトル
AとタイトルBは、新しい記憶媒体に格納され、タイト
ルAが格納されている元素材の記憶媒体と、タイトルB
が格納されている元素材の記憶媒体がオフライン化され
ているので、図5(a)に示す管理ベーステーブルにお
いて、新しい記憶媒体に対して、新しい媒体管理番号を
付与し、この新しい媒体管理番号に対して、タイトルA
とタイトルBが格納されているように、テーブルを作成
する。また、媒体管理番号”AT030−0001”の
テーブルを削除する。なお、媒体管理番号”AT020
−0001”や”AT030−0002”のテーブルの
ように、タイトルAやタイトルB以外の情報,例えば、
タイトルCやタイトルDが残っている場合には、これら
の記憶媒体は排出しないとともに、管理テーブルも残存
する。
【0083】図4(5)に示す例では、記憶装置1の蓄
積効率を向上させる目的のために、一括格納されたタイ
トルAとタイトルBが元々蓄積されていた2つの記憶媒
体を記憶装置1の外部に排出する場合を示している。図
の例では、元々タイトルAが蓄積されていた記憶媒体と
タイトルBが蓄積されたいた記憶媒体とは異なる新規の
記憶媒体に、タイトルAとタイトルBを蓄積し、旧記憶
媒体を記憶装置1の外部に排出している。
【0084】しかしながら、別の実施の形態として、元
々タイトルAが蓄積されていた記憶媒体の未使用領域に
タイトルBを追加記録するようにしてもよい。
【0085】次に、判断ステップ118において、計算
機2は、ユーザからの要求で一括化して記録された記憶
媒体に対して、この記憶媒体の排出が要求された否かを
判断する。新しい記憶媒体の排出要求がされると、処理
ステップ119に進む。
【0086】処理ステップ119において、計算機2
は、複数のタイトルが一括化された新しい記憶媒体の排
出を実行する。
【0087】即ち、図5(6)に示すように、一括格納
した記憶媒体を他の記憶装置への移動を目的として、タ
イトルAとタイトルBが一括格納された新しい媒体を、
記憶装置1の外部に排出するようにしている。
【0088】本機能は、本情報記憶管理装置以外の装置
で、関連性の強い情報群を利用したい場合に有効であ
る。関連性の強い情報群を容易に一括化できるため、特
集番組の編集用途に、受渡用の記憶媒体作成用として便
利な機能である。
【0089】一括化された情報を納めた記憶媒体は元々
存在していない記憶媒体であり、元情報はそのまま保存
されているため、管理情報に登録しなくても特に支障は
無い。一括化処理の対象となった情報に関してアクセス
経歴を残す場合には、処理ステップ119の後に、処理
ステップ105に相当する情報管理情報の更新を行なっ
てもよい。以上の処理フローが完了した後、再び、情報
アクセス要求の判断ステップ100に戻る。
【0090】図4(5)に示す元素材の排出処理の方法
は、ユーザからの要求によって開始するか、あるいは、
ある時間が経過した後に自動的に開始することができ
る。
【0091】また、図4(6)に示す新しい記憶媒体の
排出処理の方法は、蓄積効率の向上では無く、外部への
関連情報の一括したオフライン移動を目的としているた
め、一般的にはユーザからの一括化要求を受けて実施さ
れることになる。
【0092】なお、情報の破棄を確実かつ安全に行なう
には、記憶装置内に存在する記憶媒体に対しては情報の
消去命令の発行を禁止し、オフライン化された記憶媒体
に対してのみ破棄消去ができる様にする。
【0093】次に、図6を用いて、管理参照テーブルの
別の例について説明する。本実施の形態は、図5(b)
に示した管理参照テーブルをマトリクス状にしたテーブ
ル構成の例である。各タイトル毎のアクセス回数の数表
の形状になっているため、あるタイトルに対する総アク
セス回数の統計量を調査する場合等には便利である。
【0094】あるタイトルに対して複数のタイトルが同
時にアクセスされていた場合には、アクセス回数の先頭
の数値により時間的な関係を示している。即ち、タイト
ルBについて、縦軸方向にみた場合、タイトルAのデー
タは、”−00005”となっており、タイトルCの
データは、”−00015”となっており、下線部の
数値により、タイトルAの方が、タイトルCに比べて最
近アクセスされたことが判る。
【0095】図6において、横軸方向に見ていくと、各
タイトルを読み出した際に、同一作業内で共に読み出さ
れた他のタイトルとそのアクセス回数が分かる。
【0096】図6においては、縦方向と横方向の交点は
*印として未使用としているが、ここに当該タイトルだ
けが読み出された回数を記録すれば、総アクセス回数の
累積値を求めることも、本テーブルのみで実施すること
ができる。
【0097】以上説明したように、記憶媒体容量を有効
利用するために、必要な管理情報としては、まず対象と
なる記憶媒体の種類,全容量ないしは蓄積可能最大時間
を、媒体管理番号として備えるようにしている。また、
アクセス履歴情報に関しては、対象記憶媒体に対する最
近のアクセス時刻とともに、同時にアクセスが行なわれ
たタイトルの名称,このタイトルの格納されている記憶
媒体の種類および記憶媒体の管理番号も管理テーブルの
登録対象としている。
【0098】編集や視聴確認などの作業を開始した際に
は、必要とされるタイトル(ないしはタイトルの一部)
が、高速な記憶媒体(半導体メモリ、磁気ディスク等)
に転送される。この際に、記憶媒体管理情報の更新を行
なわれる。その後、同時にアクセスされるタイトルのア
クセス回数をモニタしておき、ある基準を越えた場合に
は、当該タイトル間に互いに強い関連性があるものと判
断し、記憶媒体管理情報の関連性の管理テーブルの更新
を行なうようにしている。
【0099】また、管理情報を基に、新規の記憶媒体に
これらの複数タイトルを格納するとともに、元々タイト
ルが格納されていた記憶媒体をそのままライブラリ内に
残すと、容量の削減にはならないため、管理ユーザが意
識して行なうか、あるいは予め設定された確認受付時間
を越えた際に、記憶媒体の排出が行なわれる。勿論、排
出を行なわせずに、当該記憶媒体をライブラリ内に留め
ておき、ライブラリ内の容量が不足した際に、新規記憶
媒体として扱い、情報の上書きを行なうことも可能であ
る。この場合、当該タイトルにアクセスする際には、新
規に複写されたタイトルに対して行なうが、排出された
元々の記憶媒体へのアクセスも可能な様に、ユーザに対
して選択を求めるようにすることができる。
【0100】また、関連性の強い情報を集約したテープ
を作成し、これをオフラインの倉庫に保存するか、ある
いは物理的に離れた場所にテープパッケージ毎移動させ
たい場合がある。この場合には、関連する複数のタイト
ルが一緒に格納されたテープのほうをライブラリ外部に
排出することになる。
【0101】本実施の形態によれば、格納されている情
報の相互の関連性を、この情報を利用する際に把握し、
この関連性に関する情報に基づき、情報格納を実施する
ことによって、記憶媒体容量の利用効率を向上させるこ
とができる。
【0102】また、互いに関連する情報を同一の記憶装
置ないしは記憶媒体に一括集約させることが容易に出来
るため、記憶媒体に格納された内容の一括管理が可能と
なり、記憶媒体管理コストの低減が図れる。特に、記憶
装置外に記憶媒体を取り出した際(即ちオフライン化し
た場合)には、関連情報が同一記憶媒体に格納されてい
ることにより、保管や破棄、再登録作業が容易且つ確実
になり、作業時間短縮による業務効率の向上に効果があ
る。
【0103】また、一括化された際に、元々情報が格納
されていた記憶媒体自身を破棄することで、記憶媒体の
総数の削減が図れる。
【0104】また、ある情報に対するアクセス要求があ
った時、この情報に関連する情報もアクセス速度の早い
記憶装置に複写するようにしているので、関連情報のア
クセスを早くし得るものとなる。
【0105】次に、本発明の他の実施の形態による情報
記憶管理装置について、図7,図8を用いて説明する。
図7は、本発明の他の実施の形態による情報記憶管理装
置のブロック図であり、図8は、図7に示した情報記憶
管理装置の詳細なブロック図である。
【0106】図1において、サーバA10は、記憶装置
1と、計算機2と、記憶装置7から構成されている。サ
ーバB20は、記憶装置3と、計算機4とから構成され
ている。クライアントA30は、計算機5と記憶装置6
から構成されている。サーバA10とサーバB20とク
ライアントA30は、伝送路80を介在して接続されて
いる。図7において、クライアントとしては、単一のク
ライアントA30のみ図示したが、複数のクライアント
が接続されている形態でも同様に実施できる。
【0107】記憶装置1と記憶装置3は、性質の異なる
記憶媒体を有する記憶装置である。記憶装置1は、例え
ば、データ転送速度を含めたアクセス性能は低いが、記
憶媒体のビットコストは安く、且つ記憶媒体1単位当た
りの記憶可能な容量が大きいものである。記憶装置1
は、より具体的には、記憶媒体として、光ディスクや磁
気テープを用いる記憶装置である。また、記憶媒体は、
記憶装置を構成する記録再生装置に対して装填脱着で
き、交換可能である。
【0108】記憶装置7は、記憶装置3内に格納されて
いる記憶媒体の記憶内容の管理情報を蓄積するための装
置である。記憶装置7は、通常は、記憶装置1よりもア
クセス性能の高い記憶媒体を用いる。記憶装置7として
は、例えば、ハードディスク装置である。
【0109】記憶装置3は、アクセス性能は高いが、記
憶媒体のビットコストが記憶装置1に比べて高いもので
ある。記憶装置3は、より具体的には、磁気ディスク装
置や半導体メモリである。
【0110】本実施の形態において、各ユーザに割り当
てるべき記憶領域は、記憶装置3内に設けてある。別の
実施の形態としては、記憶装置7の領域の一部を各ユー
ザに割り当てるべき上層記憶として用いることも可能で
ある。この場合には、領域管理が煩雑になることや、記
憶装置7は記憶装置1とインタフェースを共用している
ため、高トラフィック時には転送性能の低下が生じるこ
とになる。また、計算機2は、情報蓄積を行なうことに
特化した性能・構成を採るため、高速の情報転送には不
向きであることが多い。したがって、実時間配送を目的
とした計算機4と接続された記憶装置3を各ユーザに割
り当てるべき記憶領域とするのが望ましい。いずれの場
合においても、本発明の処理手順に大きな変更は無く、
実施が可能である。
【0111】クライアントA30の記憶装置6は、ロー
カルストレージとして使用しており、特に、情報を共有
をせずに、クライアントA30のみに関係する情報や、
クライアントA30のみで処理を行なう情報を蓄積す
る。クライアントA30が、情報の表示を行なうだけの
場合には、記憶装置6を持たない構成でもよい。次に、
図8を用いて、図7に示した本実施の形態による情報記
憶管理装置の詳細構成について説明する。記憶装置1
は、バス15によって接続された制御装置13と、複数
個の駆動装置12と、インターフェイス14とを有して
いる。駆動装置12は、制御装置13によって動作を制
御される。複数個の駆動装置12には、それぞれ、複数
個の記憶媒体11の内の一つが選択的にセットされ、情
報の記録再生消去を行なわれる。インタフェース14
は、外部機器との接続を行なう。
【0112】ここで、記憶媒体11としては、例えば、
カートリッジに収納された磁気テープを用い、駆動装置
12としては、例えば、テープデッキを用いている。ま
た、複数の記憶媒体11と複数の駆動装置12を図示し
ているが、複数の記憶媒体と単一の駆動装置、若しく
は、単一の記憶媒体と単一の駆動装置の組み合わせでも
よい。
【0113】一般に、記憶媒体のコストは安価である
が、駆動装置は記憶媒体コストに比べて高価なため、複
数の記憶媒体に対して、記憶媒体数よりは少ない複数の
駆動装置で構成するか、複数の記憶媒体に対して単一の
駆動装置から構成する。複数の記憶媒体を有する場合に
は、各記憶媒体はアクセス要求に応じて記憶媒体収納用
のラックから駆動装置にローディングされ、情報の記録
再生が行なわれた後に、再び駆動装置からアンロードさ
れ、記憶媒体収納用のラックに戻される。
【0114】本実施の形態においては、駆動装置12に
或る時点でローディングされていない記憶媒体であって
も、要求を受けて自動的に駆動装置12にローディング
可能な記憶媒体は、オンライン記憶媒体として取り扱
い、記憶装置1の記憶媒体収納用ラックから完全に外に
出された記憶媒体をオフライン記憶媒体として取り扱う
ことにする。
【0115】計算機2は、記憶装置1全体の動作制御を
行なう外、クライアントとの情報送受、サーバBとの情
報送受、および各情報に対するアクセス履歴情報や各情
報間の関連情報の管理を行なう。計算機2が行う管理の
ための管理情報は、記憶装置7に格納される。
【0116】履歴情報や関連情報の管理は、サーバB2
0で行なうことも可能であるが、サーバA10の記憶装
置1内に多くの情報を抱えていることや、サーバB20
と同等仕様のサーバが複数存在する構成まで考慮する
と、サーバA10で行なうほうが、管理情報の保守、管
理情報に対する信頼性の確保等の点で有利であると考え
られる。その場合は、記憶装置7に管理情報を格納す
る。勿論、他のサーバで該履歴情報や該関連情報の管理
を行なっても実施の形態の大幅な変更を迫るものでは無
い。
【0117】計算機2は、バス26によって接続された
中央処理装置21と、メモリ22と、インタフェース2
4,25から構成されている。メモリ22には、サーバ
A70の制御を司る制御ソフト23が格納されている。
中央処理装置21は、メモリ22に格納された制御ソフ
ト23に基づいて、インターフェイス24を介して、記
憶装置1,記憶装置3や記憶装置7を制御するととも
に、インターフェイス25を介してクライアントA30
と情報のやり取りを行う。
【0118】記憶装置3は、バス35によって接続され
た制御装置33と、複数個の駆動装置32と、インター
フェイス34とを有している。駆動装置32は、制御装
置33によって動作を制御される。複数個の駆動装置3
2には、それぞれ、複数個の記憶媒体31の内の一つが
選択的にセットされ、情報の記録再生消去を行なわれ
る。インタフェース34は、外部機器との接続を行な
う。
【0119】ここで、記憶媒体として磁気ディスクを用
いる場合、各々の記憶媒体31と駆動装置32は一体化
した形態の磁気ディスク装置として構成される。なお、
半導体メモリを記憶媒体とする場合でも基本的には同様
であり、記憶媒体はメモリチップ、駆動装置は、メモリ
チップに対する情報の記録再生を行なう周辺回路に相当
する。
【0120】図2においては、複数の記憶媒体31と複
数の駆動装置32を並列稼働する構成を示している。高
品質の動画像情報の場合は、表示のために必要なデータ
転送速度が高速になるため、単一の駆動装置のみでは高
速転送が困難であることや、万一の装置障害に備えて、
冗長記憶媒体を具備した構成をとることが有効である。
複数の記憶装置を並列に同時稼働させるために、ディス
クアレイの構成を用いている。
【0121】計算機4は、記憶装置3全体の動作制御を
行なう外、クライアントとの情報送受、サーバAとの情
報送受を行なう。
【0122】計算機4は、バス46によって接続された
中央処理装置41と、メモリ42と、インタフェース4
4,45から構成されている。メモリ42には、サーバ
A70の制御を司る制御ソフト43が格納されている。
中央処理装置41は、メモリ42に格納された制御ソフ
ト43に基づいて、インターフェイス44を介して、記
憶装置1,記憶装置3や記憶装置7を制御するととも
に、インターフェイス45を介してクライアントA30
と情報のやり取りを行う。
【0123】次に、クライアントを構成する計算機5と
記憶装置6の構成について説明する。記憶装置6は、バ
ス65によって接続された制御装置61と、複数個の駆
動装置63と、インターフェイス64とを有している。
駆動装置63は、制御装置61によって動作を制御され
る。複数個の駆動装置63には、それぞれ、複数個の記
憶媒体62の内の一つが選択的にセットされ、情報の記
録再生消去を行なわれる。インタフェース64は、外部
機器との接続を行なう。
【0124】ここで、記憶媒体として磁気ディスクを用
いる場合、各々の記憶媒体62と駆動装置63は一体化
した形態の磁気ディスク装置として構成される。なお、
半導体メモリを記憶媒体とする場合でも基本的には同様
であり、記憶媒体はメモリチップ、駆動装置は、メモリ
チップに対する情報の記録再生を行なう周辺回路に相当
する。
【0125】複数の記憶媒体61と複数の駆動装置62
は、並列稼働する構成となっており、高品質の動画像情
報の場合は、表示のために必要なデータ転送速度が高速
になるため、単一の駆動装置のみでは高速転送が困難で
あることや、万一の装置障害に備えて、冗長記憶媒体を
具備した構成をとることが有効である。複数の記憶装置
を並列に同時稼働させるために、ディスクアレイの構成
を用いている。
【0126】計算機5は、記憶装置6の全体の動作制御
を行なう外、サーバAとの情報送受を行なう。計算機5
は、バス57によって接続された中央処理装置51と、
メモリ52と、インタフェース55,56から構成され
ている。メモリ52には、クライアントA30の制御を
司る制御ソフト53が格納されている。中央処理装置5
1は、メモリ52に格納された制御ソフト53に基づい
て、インターフェイス56を介して、記憶装置6を制御
するとともに、インターフェイス55を介してサーバA
70と情報のやり取りを行う。
【0127】情報記憶管理の処理フローは、図3に示し
たフローチャートに示すものと同じである。ステップ1
00からステップ119までの各処理は、基本的には、
計算機2によって実行される。但し、ステップ102と
ステップ112においては、記憶装置1から記憶装置3
への情報の転送処理があるため、計算機2によって、記
憶装置1に記憶された情報を読みだし、伝送路80を介
して転送すると、計算機4は、その情報を受け取って、
記憶装置3に格納する処理を行う。また、記憶装置3か
らクライアントA30への転送の制御は、計算機4によ
って行われる。さらに、ステップ114において、記憶
装置3に記憶された情報を記憶装置1に転送する処理が
実行されるが、ここでは、計算機4によって、記憶装置
3に記憶された情報を読みだし、伝送路80を介して転
送すると、計算機2は、その情報を受け取って、記憶装
置1に格納する処理を行う。
【0128】本実施の形態によれば、格納されている情
報の相互の関連性を、この情報を利用する際に把握し、
この関連性に関する情報に基づき、情報格納を実施する
ことによって、記憶媒体容量の利用効率を向上させるこ
とができる。
【0129】また、互いに関連する情報を同一の記憶装
置ないしは記憶媒体に一括集約させることが容易に出来
るため、記憶媒体に格納された内容の一括管理が可能と
なり、記憶媒体管理コストの低減が図れる。特に、記憶
装置外に記憶媒体を取り出した際(即ちオフライン化し
た場合)には、関連情報が同一記憶媒体に格納されてい
ることにより、保管や破棄、再登録作業が容易且つ確実
になり、作業時間短縮による業務効率の向上に効果があ
る。
【0130】また、一括化された際に、元々情報が格納
されていた記憶媒体自身を破棄することで、記憶媒体の
総数の削減が図れる。
【0131】また、ある情報に対するアクセス要求があ
った時、この情報に関連する情報もアクセス速度の早い
記憶装置に複写するようにしているので、関連情報のア
クセスを早くし得るものとなる。
【0132】
【発明の効果】本発明によれば、情報記憶管理装置にお
ける記憶媒体の媒体容量の利用効率が高くでき、しか
も、記憶された情報の管理の容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による情報記憶管理装置
のブロック図である。
【図2】図1に示した情報記憶管理装置の詳細なブロッ
ク図である。
【図3】本発明の一実施の形態による情報記憶管理装置
において情報記憶管理を実行するフローチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施の形態による情報記憶管理装置
において情報記憶管理の実行動作の概念説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態による情報記憶管理装置
において用いる管理情報テーブルの構成図である。
【図6】図6は、本発明の一実施の形態による情報記憶
管理装置において用いる他の例の管理参照テーブルの構
成図である。
【図7】本発明の他の実施の形態による情報記憶管理装
置のブロック図である。
【図8】図7に示した情報記憶管理装置の詳細なブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,3,6,7…記憶装置 2,4,5…計算機 80…伝送路 23,43,53…制御ソフト 10,20,70…サーバ 30…クライアント 11,31,62…媒体 12,32,63…駆動装置 13,33,61…駆動装置 14,24,25,34,44,45,55,56,6
4…インタフェース 22,42,52…メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報が蓄積される記憶装置と、 この記憶装置の記録再生動作を制御する制御装置とを有
    する情報記憶管理装置において、 上記記憶装置は、 記録再生手段と、この記録再生手段に装填して記録再生
    を行う交換可能な記憶媒体とから構成される第1の記憶
    装置と、 ある情報に関連してアクセスされる他の情報のアクセス
    回数を履歴管理情報として記憶する管理情報記憶装置と
    から構成され、 上記制御装置は、上記管理情報記憶装置に記憶された履
    歴管理情報に基づいて、第1の情報に対して関連する第
    2の情報を第1の情報とともに、同一の記憶媒体に一括
    化して記憶するように制御することを特徴とする情報記
    憶管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記憶管理装置におい
    て、 上記制御装置は、上記関連する第1及び第2の情報を新
    しい記憶媒体に記憶するとともに、この新しい記憶媒体
    を装置外部に排出することを特徴とする情報記憶管理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報記憶管理装置におい
    て、 上記制御装置は、上記関連する第1及び第2の情報を新
    しい記憶媒体に記憶するとともに、上記第1及び第2の
    情報が記憶されていた元の記憶媒体を装置外部に排出す
    ることを特徴とする情報記憶管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報記憶管理装置におい
    て、 上記記憶装置は、さらに、第2の記憶装置を備え、 上記制御装置は、上記管理情報記憶装置に記憶された履
    歴管理情報に基づいて、第1の情報に対して関連する第
    2の情報を第1の情報とともに、上記第2の記憶装置に
    一旦複写した上で、上記第1の記憶装置の同一の記憶媒
    体に一括化して記憶するように制御することを特徴とす
    る情報記憶管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の情報記憶管理装置におい
    て、 上記第1の記憶装置は、記憶容量が大きく、アクセス性
    能の低い記憶装置であり、 上記記憶装置は、さらに、アクセス性能が高く、記憶容
    量の小さい第2の記憶装置を備え、 上記制御装置は、上記管理情報記憶装置に記憶された履
    歴管理情報に基づいて、第1の情報に対するアクセス要
    求があった時、この第1の情報を上記第1の記憶装置か
    ら上記第2の記憶装置に複写するともに、上記第1の情
    報に対して関連する第2の情報を第1の情報とともに上
    記第2の記憶装置に複写した上、アクセス要求を実行す
    ることを特徴とする情報記憶管理装置。
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