JPH09279955A - 開口部開閉体 - Google Patents

開口部開閉体

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Publication number
JPH09279955A
JPH09279955A JP8088321A JP8832196A JPH09279955A JP H09279955 A JPH09279955 A JP H09279955A JP 8088321 A JP8088321 A JP 8088321A JP 8832196 A JP8832196 A JP 8832196A JP H09279955 A JPH09279955 A JP H09279955A
Authority
JP
Japan
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opening
frame
heating element
holder
shutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP8088321A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kitakata
方 正 喜 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Aluminium Industry Co Ltd filed Critical Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Priority to JP8088321A priority Critical patent/JPH09279955A/ja
Publication of JPH09279955A publication Critical patent/JPH09279955A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B9/56Operating, guiding or securing devices or arrangements for roll-type closures; Spring drums; Tape drums; Counterweighting arrangements therefor
    • E06B9/58Guiding devices
    • E06B2009/586Guiding devices with heating to prevent frost or condensate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬季における障子やスラットの凍結を防止す
ることができ、しかも既存の形材をそのまま適用するこ
とができ、温暖地向け製品との部品の共用が可能な開口
部開閉装置を提供する。 【解決手段】 気密材8,9を嵌合するホルダー部6
a,6b内に形成される気密材8,9の背面側空間部
に、U字状に折り返した状態の帯状発熱体10を折り返
し部10aを下にして挿入し、ホルダー部6a,6bの
上側から取り出されたリード線10b,10bを介して
帯状発熱体10に給電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入口や窓
などの開口部に取付けられて、障子やドア,シャッター
スラットなどのような可動閉鎖部材によって開口部を開
閉する開口部開閉装置に係わり、とくに、これら可動閉
鎖部材の冬季における凍結を防止することのできる開口
部開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冬季、寒冷地においてには、付着してい
た雨水や結露水が凍結することによって、あるいは室内
暖房によっていったん解けた雪が夜間に凍ることによっ
て、屋外に面した窓の障子が開かなくなったり、シャッ
ターのスラットが巻き上げ不能になったりすることがあ
り、無理に開けようとすれば、障子と窓枠の間、シャッ
ターのスラットとスラットガイドの間に取付けられてい
る気密材が破損することになる。
【0003】このような凍結対策として、実開平4−5
3998号公報には、ガイドレール枠内にヒーターを収
納すると共に、この周りに断熱部を設けたシャッターの
凍結防止用ガイドレールが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されたガイドレールにおいては、ガイドレール
枠に断熱部と共に、ヒーターを収納するための加熱体収
納部を設けねばならないことから、このようなガイドレ
ール枠を製作するために新たな型起こしが必要となるば
かりでなく、このようなヒーターを必要としない温暖地
向けのシャッター部品との共通化ができなくなるので、
部品数が増して管理コストが増大するという問題点があ
り、これらの問題点を解決することがシャッターやサッ
シなど、ヒーターを内蔵した従来の開口部開閉装置にお
ける課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、ヒーターを内蔵した従来の開
口部開閉装置における上記課題に着目してなされたもの
であって、冬季における障子やスラットの凍結を防止す
ることができると共に、既存の形材をそのまま適用する
ことができ、温暖地向け通常仕様の製品との形材の共用
によってコスト低減が可能な寒冷地仕様の開口部開閉装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る開口部開閉装置は、躯体開口部に取付けられる枠と、
枠に移動可能に支持されて開口部を開閉する閉鎖部材を
備え、枠に形成されたホルダー部に閉鎖部材に当接する
気密材が嵌合されていると共に、ホルダー部内の気密材
裏面側に発熱体が挿入してある構成としたことを特徴と
しており、このような開口部開閉装置の構成を前述した
従来の課題を解決するための手段としている。
【0007】また、本発明に係わる開口部開閉装置の実
施態様として請求項2に係わる開閉装置においては、発
熱体が帯状をなしている構成、同じく実施態様として請
求項3に係わる開口部開閉装置においては、発熱体が両
端部に給電用のリード線を有していると共に、ホルダー
部の下端側においてU字状に折り返され、リード線がホ
ルダー部の上端側に位置している構成としたことを特徴
としている。
【0008】さらに実施態様として請求項4に係わる開
口部開閉装置においては、閉鎖部材が障子であって、枠
が障子枠である構成、同じく実施態様として請求項5に
係わる開口部開閉装置においては、閉鎖部材がドアであ
って、枠がドア枠である構成、請求項6に係わる開口部
開閉装置においては、閉鎖部材がシャッタースラットで
あって、枠がスラットガイドである構成とし、このよう
な開口部開閉装置の構成を前述した従来の課題を解決す
るための手段としたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる開口部開閉装置に
おいて使用される発熱体としては、気密材が嵌合される
ホルダー部内に、気密材と共に収納され得るものであり
さえすれば、とくに限定されないが、例えば、2×0.
15mm程度の電熱線の周囲にイミド系フィルムなどを
被覆することによって絶縁したものであって、10W/
m程度のものを使用することが望ましい。また、絶縁被
覆をも含めた全体寸法として、4mm×0.2mm程度
の帯状のものを用いることがさらに望ましい。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる開口部開閉装
置においては、気密材を装着するために枠に形成された
ホルダー部内に発熱体が気密材の裏面側に挿入されてい
るので、発熱体に通電することにより、その発熱によっ
て、厳寒期における枠と、障子,ドア,スラットなどと
の間の凍結が防止されることになる。このとき、このホ
ルダー部は、障子やドアとの当接部、すなわち凍結箇所
に最も近いことから発熱体の熱が極めて有効に作用する
ことになる。さらにホルダー部は、気密材を装着するた
めにサッシ枠やシャッター用枠やサッシ枠などほとんど
の枠に形成されているので、発熱体を装着するための収
納部を新たに形成する必要がなく、通常仕様の形材のホ
ルダー部に発熱体を挿入するだけで凍結防止用の開口部
開閉装置となるので、このような寒冷地仕様の開閉装置
が安価に供給されることになる。
【0011】本発明に係わる開口部開閉装置の実施態様
として請求項2に係わる開閉装置においては、発熱体が
帯状となっているので、大容量の発熱体でもホルダー部
内への挿入が容易なものとなる。また、同じく実施態様
として請求項3に係わる開口部開閉装置においては、発
熱体がその下端側においてU字状に折り返され、発熱体
への給電用リード線がホルダー部の上端側に位置してい
るので、枠の下部に溜まりやすい雨水や結露水などによ
る絶縁不良や漏電などが回避されることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0013】実施例1 図1ないし図3は、本発明に係わる開口部開閉装置の第
1の実施例を説明するものであって、図2は第1実施例
としてのシャッター付窓の全体構造を示す水平断面図で
ある。
【0014】すなわち、図に示すシャッター付窓(開口
部開閉装置)1は、アルミニウム合金の押出形材からな
る左右竪枠2,2と、その上下位置に枠状に接続された
下枠3および図示しない上枠から構成されると共に、建
物の開口部に取付けられた窓枠を備え、この窓枠の室内
側には、2枚の障子4,4が引き違い状態に建て込まれ
ると共に、その外側には、網戸5が横行自在に取付けら
れている。
【0015】さらに外側には、同じくアルミニウム合金
の押出形材からなるスラットガイド(枠)6,6が取付
けられ、仮想線で示すスラット(閉鎖部材)7の両端部
を摺動可能に収納して、上枠の側に配設された図示しな
い巻取ドラムの回転によるスラット7の上下動を円滑に
案内するようになっている。
【0016】スラットガイド6のスラット7との対向面
には、ホルダー部6aおよび6bが形成してあり、ホル
ダー部6aにはモヘアタイプの気密材8が、ホルダー部
6bには、合成ゴムからなる気密材9がそれぞれ装着さ
れている。
【0017】そして、ホルダー部6aおよび6bには、
図1(a)に拡大して示すように、気密材8および9の
背面側に形成される空間部内に帯状の発熱体10が挿入
されており、電源装置11からの給電によって発熱し、
気密材8および9の周辺部、すなわちスラットガイド6
のスラット7との当接部であって、凍結が予測される部
分を加熱してスラット7のスラットガイド6との凍結を
未然に防止する(凍結後であれば、凍結を解除する)。
また、このスラットガイド6は、前述のようにアルミニ
ウム合金形材からなるものであって、熱伝導性に優れる
ことから、スラットガイド6を含めた窓枠を広範囲にわ
たって加熱することができ、凍結のみならず、結露の発
生をも防止、あるいは減少させることができる。
【0018】なお、帯状をなす発熱体10は、図1
(b)に示すように、U字状に折り返され、この折り返
し部10aを下にした状態でホルダー部6a(6b)内
に挿入され、給電用リード線10b,10bをホルダー
部6a(6b)の上側から取り出すようにしていること
から、雨水や結露水などが溜まりやすい枠の下部におけ
る結線を避けることができ、これによって絶縁不良や漏
電などを防止することができる。
【0019】また、シャッター付窓1を構成する各形材
は、発熱体10を装着する必要のない温暖地向けの通常
仕様の形材と同じものであり、ホルダー部6a,6b内
に発熱体10を挿入するだけで、凍結防止の可能な寒冷
地仕様とすることができ、発熱体10の追加に伴うコス
トアップを最小限のものとすることができる。
【0020】実施例2 図3(a)および(b)は、本発明に係わる開口部開閉
装置の第2の実施例を説明するものであって、図3
(a)は第2実施例としての引き違い窓の全体構造を示
す水平断面図である。
【0021】すなわち、図に示す引き違い窓(開口部開
閉装置)21は、高気密タイプのものであって、アルミ
ニウム合金の押出形材からなる竪枠22,23と、その
上下位置に枠状に接続された下枠24および図示しない
上枠から構成された窓枠(枠)を備え、建物の開口部に
取付けられるようになっている。
【0022】これら竪枠22,23,下枠24および上
枠から構成される窓枠には、2枚の障子25,26が引
き違い状態に建て込まれると共に、竪枠22,23に形
成されたホルダー部22a,23aに嵌合された気密材
27,28が閉鎖状態において障子25,26にそれぞ
れ圧接することにより、障子25,26と窓枠との間の
気密性および水密性,遮音性などが保持される構造とな
っている。
【0023】そして、図3(b)に拡大して示すよう
に、ホルダー部22a(23aについても同様)には、
気密材27(28)の背面側に形成される空間部内に、
図1(b)に示したようにU字状に折り返された帯状の
発熱体29がこの折り返し部を下にして挿入されると共
に、ホルダー部22a(23a)の上側から引き出され
たリード線を介して電源装置30に接続されている。
【0024】したがって、電源装置30から帯状をなす
発熱体29に給電することによって、発熱体29が発熱
し、第1実施例に係わるシャッター付窓1の場合と同様
に、気密材27(28)の周辺部を加熱して障子25
(26)の凍結を解除、あるいは未然に防止することが
できる。
【0025】なお、この実施例に係わる引き違い窓21
についても、従来の形材をそのまま使用することがで
き、凍結防止機能を備えた寒冷地向け仕様にするための
コストアップを最小限に抑えることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる開口部開閉装置は、気密材を嵌合するホルダー
部内に発熱体を挿入したものであるから、発熱体の熱を
凍結予測箇所に極めて有効に作用させることができ、冬
季における障子やドア,シャッタースラットなどの凍結
を効率的に防止することができると共に、発熱体を装着
するためのスペースや収納部を新たに形成する必要がな
いので、従来の温暖地向け通常仕様の製品と形材を共用
することができ、型コスト,部品コストさらには管理コ
ストの削減によって、このような開閉装置を寒冷地仕様
とするためのコストアップを最小限に押さえることがで
きるという極めて優れた効果をもたらすものである。
【0027】また、本発明に係わる開口部開閉装置の実
施態様として請求項2に係わる開閉装置においては、発
熱体が帯状となっているので、発熱容量の大きな発熱体
であってもホルダー部内に容易に挿入することができ、
同じく実施態様として請求項3に係わる開口部開閉装置
においては、発熱体がホルダー部の下端側においてU字
状に折り返され、発熱体への給電用リード線をホルダー
部の上端側から取り出されていることから、雨水や結露
水などが溜まりやすい枠の下部における結線を避けるこ
とによって絶縁不良や漏電などの不具合を防止すること
ができるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0028】さらに、実施態様として請求項4ないし請
求項6に係わる開口部開閉装置は、本発明に係わる凍結
防止構造を障子枠,ドア枠およびシャッターのスラット
ガイドにそれぞれ適用したものであるから、冬季におけ
る障子やドア,シャッタースラットの枠との凍結を有効
に防止、あるいは解除することができ、しかも温暖地向
けの通常仕様製品との部品の共用によって、このような
寒冷地向け仕様の障子やドア、シャッターを安価に供給
することができるという優れた効果をもたらすものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明に係わる開口部開閉装置の第1
実施例としてのシャッター付窓におけるスラットと気密
材との当接部分を示す断面図である。 (b) 図1(a)に示した発熱体の装着要領を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係わる開口部開閉装置の第1実施例と
してシャッター付窓の全体構造を示す水平断面図であ
る。
【図3】(a) 本発明に係わる開口部開閉装置の第2
実施例として引き違い窓の全体構造を示す水平断面図で
ある。 (b) 図3(a)に示した引き違い窓における障子と
気密材との当接部分を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シャッター付窓(開口部開閉装置) 6 スラットガイド(枠) 6a,6b ホルダー部 7 スラット(閉鎖部材) 8,9 気密材 10 発熱体 10b リード線 21 引き違い窓(開口部開閉装置) 22,23 竪枠(枠) 22a,23b ホルダー部 25,26 障子(閉鎖部材) 27,28 気密材 29 発熱体
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 開口部開閉体
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入口や窓
などの開口部に取付けられて、障子やドア,シャッター
スラットなどのような可動閉鎖部材によって開口部を開
閉する開口部開閉体に係わり、とくに、これら可動閉鎖
部材の冬季における凍結を防止することのできる開口部
開閉体に関するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されたガイドレールにおいては、ガイドレール
枠に断熱部と共に、ヒーターを収納するための加熱体収
納部を設けねばならないことから、このようなガイドレ
ール枠を製作するために新たな型起こしが必要となるば
かりでなく、このようなヒーターを必要としない温暖地
向けのシャッター部品との共通化ができなくなるので、
部品数が増して管理コストが増大するという問題点があ
り、これらの問題点を解決することがシャッターやサッ
シなど、ヒーターを内蔵した従来の開口部開閉体におけ
る課題となっていた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の目的】本発明は、ヒーターを内蔵した従来の開
口部開閉体における上記課題に着目してなされたもので
あって、冬季における障子やスラットの凍結を防止する
ことができると共に、既存の形材をそのまま適用するこ
とができ、温暖地向け通常仕様の製品との形材の共用に
よってコスト低減が可能な寒冷地仕様の開口部開閉体を
提供することを目的としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る開口部開閉体は、躯体開口部に取付けられる枠と、枠
に移動可能に支持されて開口部を開閉する閉鎖部材を備
え、枠に形成されたホルダー部に閉鎖部材に当接する気
密材が嵌合されていると共に、ホルダー部内の気密材裏
面側に発熱体が挿入してある構成としたことを特徴とし
ており、このような開口部開閉体の構成を前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本発明に係わる開口部開閉体の実施
態様として請求項2に係わる開閉体においては、発熱体
が帯状をなしている構成、同じく実施態様として請求項
3に係わる開口部開閉体においては、発熱体が両端部に
給電用のリード線を有していると共に、ホルダー部の下
端側においてU字状に折り返され、リード線がホルダー
部の上端側に位置している構成としたことを特徴として
いる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに実施態様として請求項4に係わる開
口部開閉体においては、閉鎖部材が障子であって、枠が
障子枠である構成、同じく実施態様として請求項5に係
わる開口部開閉体においては、閉鎖部材がドアであっ
て、枠がドア枠である構成、請求項6に係わる開口部開
閉体においては、閉鎖部材がシャッタースラットであっ
て、枠がスラットガイドである構成とし、このような開
口部開閉体の構成を前述した従来の課題を解決するため
の手段としたことを特徴としている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる開口部開閉体にお
いて使用される発熱体としては、気密材が嵌合されるホ
ルダー部内に、気密材と共に収納され得るものでありさ
えすれば、とくに限定されないが、例えば、2×0.1
5mm程度の電熱線の周囲にイミド系フィルムなどを被
覆することによって絶縁したものであって、10W/m
程度のものを使用することが望ましい。また、絶縁被覆
をも含めた全体寸法として、4mm×0.2mm程度の
帯状のものを用いることがさらに望ましい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる開口部開閉体
においては、気密材を装着するために枠に形成されたホ
ルダー部内に発熱体が気密材の裏面側に挿入されている
ので、発熱体に通電することにより、その発熱によっ
て、厳寒期における枠と、障子,ドア,スラットなどと
の間の凍結が防止されることになる。このとき、このホ
ルダー部は、障子やドアとの当接部、すなわち凍結箇所
に最も近いことから発熱体の熱が極めて有効に作用する
ことになる。さらにホルダー部は、気密材を装着するた
めにサッシ枠やシャッター用枠やサッシ枠などほとんど
の枠に形成されているので、発熱体を装着するための収
納部を新たに形成する必要がなく、通常仕様の形材のホ
ルダー部に発熱体を挿入するだけで凍結防止用の開口部
開閉体となるので、このような寒冷地仕様の開閉体が安
価に供給されることになる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明に係わる開口部開閉体の実施態様と
して請求項2に係わる開閉体においては、発熱体が帯状
となっているので、大容量の発熱体でもホルダー部内へ
の挿入が容易なものとなる。また、同じく実施態様とし
て請求項3に係わる開口部開閉体においては、発熱体が
その下端側においてU字状に折り返され、発熱体への給
電用リード線がホルダー部の上端側に位置しているの
で、枠の下部に溜まりやすい雨水や結露水などによる絶
縁不良や漏電などが回避されることになる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】実施例1 図1ないし図3は、本発明に係わる開口部開閉体の第1
の実施例を説明するものであって、図2は第1実施例と
してのシャッター付窓の全体構造を示す水平断面図であ
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】すなわち、図に示すシャッター付窓(開口
部開閉体)1は、アルミニウム合金の押出形材からなる
左右竪枠2,2と、その上下位置に枠状に接続された下
枠3および図示しない上枠から構成されると共に、建物
の開口部に取付けられた窓枠を備え、この窓枠の室内側
には、2枚の障子4,4が引き違い状態に建て込まれる
と共に、その外側には、網戸5が横行自在に取付けられ
ている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】実施例2 図3(a)および(b)は、本発明に係わる開口部開閉
体の第2の実施例を説明するものであって、図3(a)
は第2実施例としての引き違い窓の全体構造を示す水平
断面図である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】すなわち、図に示す引き違い窓(開口部開
閉体)21は、高気密タイプのものであって、アルミニ
ウム合金の押出形材からなる竪枠22,23と、その上
下位置に枠状に接続された下枠24および図示しない上
枠から構成された窓枠(枠)を備え、建物の開口部に取
付けられるようになっている。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる開口部開閉体は、気密材を嵌合するホルダー部
内に発熱体を挿入したものであるから、発熱体の熱を凍
結予測箇所に極めて有効に作用させることができ、冬季
における障子やドア,シャッタースラットなどの凍結を
効率的に防止することができると共に、発熱体を装着す
るためのスペースや収納部を新たに形成する必要がない
ので、従来の温暖地向け通常仕様の製品と形材を共用す
ることができ、型コスト,部品コストさらには管理コス
トの削減によって、このような開閉体を寒冷地仕様とす
るためのコストアップを最小限に押さえることができる
という極めて優れた効果をもたらすものである。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、本発明に係わる開口部開閉体の実施
態様として請求項2に係わる開閉体においては、発熱体
が帯状となっているので、発熱容量の大きな発熱体であ
ってもホルダー部内に容易に挿入することができ、同じ
く実施態様として請求項3に係わる開口部開閉体におい
ては、発熱体がホルダー部の下端側においてU字状に折
り返され、発熱体への給電用リード線をホルダー部の上
端側から取り出されていることから、雨水や結露水など
が溜まりやすい枠の下部における結線を避けることによ
って絶縁不良や漏電などの不具合を防止することができ
るという非常に優れた効果がもたらされる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】さらに、実施態様として請求項4ないし請
求項6に係わる開口部開閉体は、本発明に係わる凍結防
止構造を障子枠,ドア枠およびシャッターのスラットガ
イドにそれぞれ適用したものであるから、冬季における
障子やドア,シャッタースラットの枠との凍結を有効に
防止、あるいは解除することができ、しかも温暖地向け
の通常仕様製品との部品の共用によって、このような寒
冷地向け仕様の障子やドア、シャッターを安価に供給す
ることができるという優れた効果をもたらすものであ
る。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明に係わる開口部開閉体の第1実
施例としてのシャッター付窓におけるスラットと気密材
との当接部分を示す断面図である。 (b) 図1(a)に示した発熱体の装着要領を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係わる開口部開閉体の第1実施例とし
てシャッター付窓の全体構造を示す水平断面図である。
【図3】(a) 本発明に係わる開口部開閉体の第2実
施例として引き違い窓の全体構造を示す水平断面図であ
る。 (b) 図3(a)に示した引き違い窓における障子と
気密材との当接部分を示す拡大断面図である。
【符号の説明】 1 シャッター付窓(開口部開閉体) 6 スラットガイド(枠) 6a,6b ホルダー部 7 スラット(閉鎖部材) 8,9 気密材 10 発熱体 10b リード線 21 引き違い窓(開口部開閉体) 22,23 竪枠(枠) 22a,23b ホルダー部 25,26 障子(閉鎖部材) 27,28 気密材 29 発熱体
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/00 360 E06B 9/20 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体開口部に取付けられる枠と、 枠に移動可能に支持されて開口部を開閉する閉鎖部材を
    備え、 枠に形成されたホルダー部に閉鎖部材に当接する気密材
    が嵌合されていると共に、ホルダー部内の気密材裏面側
    に発熱体が挿入してあることを特徴とする開口部開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 発熱体が帯状をなしていることを特徴と
    する請求項1記載の開口部開閉装置。
  3. 【請求項3】 発熱体が両端部に給電用のリード線を有
    していると共に、ホルダー部の下端側においてU字状に
    折り返され、リード線がホルダー部の上端側に位置して
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の開
    口部開閉装置。
  4. 【請求項4】 閉鎖部材が障子であって、枠が障子枠で
    あることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載の開口部開閉装置。
  5. 【請求項5】 閉鎖部材がドアであって、枠がドア枠で
    あることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載の開口部開閉装置。
  6. 【請求項6】 閉鎖部材がシャッタースラットであっ
    て、枠がスラットガイドであることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載の開口部開閉装置。
JP8088321A 1996-04-10 1996-04-10 開口部開閉体 Pending JPH09279955A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1091077A3 (de) * 1999-10-06 2003-01-02 LAMSFUSS, Norbert Hubtor, insbesondere Sektionaltor
CN113153123A (zh) * 2021-05-08 2021-07-23 哈尔滨旺府门业有限公司 一种卷帘门防冻导轨和防冻底托

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1091077A3 (de) * 1999-10-06 2003-01-02 LAMSFUSS, Norbert Hubtor, insbesondere Sektionaltor
CN113153123A (zh) * 2021-05-08 2021-07-23 哈尔滨旺府门业有限公司 一种卷帘门防冻导轨和防冻底托

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