JPH09278296A - 原稿給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿給紙装置及び画像形成装置

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JPH09278296A
JPH09278296A JP8091351A JP9135196A JPH09278296A JP H09278296 A JPH09278296 A JP H09278296A JP 8091351 A JP8091351 A JP 8091351A JP 9135196 A JP9135196 A JP 9135196A JP H09278296 A JPH09278296 A JP H09278296A
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JP8091351A
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Yoshimitsu Nakane
義満 中根
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を最下面から1枚ずつ分離・搬送するた
めに該原稿の先端側から吹き付けるエアが、前記原稿搬
入手段から搬入される原稿の先端部分に当たることを回
避して、原稿積載手段へ搬入される原稿の先端部分を揃
えることができる原稿給紙装置及び画像形成装置を提供
すること。 【解決手段】 原稿トレイ2の原稿給送方向下流であっ
て、該原稿トレイ2の原稿積載面から所定高さ隔てた上
方に配置した原稿先端載置台34を備え、CPU43
が、排出ローラ14により搬入される原稿の先端部分を
支持する作動位置と、該原稿の先端部分を支持しない退
避位置とに前記原稿先端載置台34を移動させるように
DCモータ40を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿給紙装置及び
画像形成装置に係り、詳細には、原稿読み取り部等の所
定位置に原稿を搬送する原稿給紙装置及び該装置の構成
を備えた複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の技術を用いた自動原稿送
り装置の断面図である。同図において、真空吸着ベルト
を用いた自動原稿送り装置は、原稿1を積載する原稿積
載手段(以下「原稿トレイ」という)2の前方部分の中
央に不図示の切欠部を設け、この切欠部に多数の孔を穿
設した搬送手段(以下「ゴムベルト」という)3を設置
している。前記ゴムベルト3の内側にはバキュームボッ
クス4を設けてあり、バキュームボックス4に接続され
るブロワによってゴムベルト3の孔から空気を吸引する
際に、堆積体の最下部の原稿を吸引し、ゴムベルト3の
回動により、その搬出方向に原稿1を送り出すようにし
ている。
【0003】前記ゴムベルト3の先端部の上方に設けら
れる分離装置5は、空気を斜め下方に吹きつけるための
吹出し口6を多数並設してあり、該ゴムベルト3により
取り出した最下位の原稿1とその上の堆積体との間に空
気を吹き込む作用を行うとともに、原稿1が2枚重なっ
たまま取り出されたときには、これを分離して、下の1
枚だけを送り出す作用を行う。
【0004】このようにして、1枚だけ分離された最下
位の原稿1は搬送ローラ7と、原稿ベルト8によって原
稿台ガラス9の所定位置まで搬送される。その後、複写
機本体10の画像読み取り部11によって、原稿1の画
像が読み取られ、原稿1は搬送ローラ12,13及び原
稿搬入手段(以下「排出ローラ」という)14によって
排出される。排出された原稿1はゴム等の弾性部材であ
る原稿突き当て板15に突き当たり落下して、原稿トレ
イ2上に積載している原稿1の上に再度積載される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、原稿1の先端部上方の分離装置5の吹出口
6、ゴムベルト3により取り出した最下位の原稿1とそ
の上の堆積体の間に向けて、斜め下方にエアを吹き付け
ている。
【0006】このエアは図7の矢印Aの方向に吹き付
け、一旦、ゴムベルト3表面上に当ててから、最下位の
原稿1とその堆積体の間に入り易くしている。一旦ゴム
ベルト3に当てずに直接原稿1の先端を狙って吹き付け
ると、最下位の原稿1と、その上の堆積体に入らずに、
堆積体の数枚上にエアが入り込んでしまい、その結果、
最下位の原稿1が分離できずに分離不良が発生する。し
かしながら、一旦、ゴムベルト3表面上に当てた後、該
ゴムベルト3から図7の矢印Bのように上方に吹き上が
ってしまうエアも少量ではあるが発生する。そして、こ
の矢印Bのように吹き上がるエアは、循環を終えた原稿
1が原稿突き当て板15に当たり、再度原稿1上に落下
する際に妨げとなり、原稿トレイ2上に積載されている
原稿1の上へスムーズに落下しない。そのため、落下し
た原稿1の先端がずれたり、原稿1の幅方向を規制して
いるサイド規制板16(図1)上に乗り上がってしまっ
ていた。
【0007】この対策として、分離装置5にエアを供給
するブロワ(不図示)と分離装置5の間に空気流量調整
装置(不図示)を設け、原稿1が原稿トレイ2上に落下
するときに、原稿1の分離時に吹出口6より噴出される
エアの流量よりも少量の流量にして、原稿1の落下の妨
げにならないようにしていた。
【0008】しかしながら、この対策では、原稿トレイ
2上に積載している原稿の枚数が多かったり、原稿1の
総重量が大きかったりしたときには、吹出口6より噴出
するエアの流量を多くしなければ原稿1の分離ができな
いにも拘らず、原稿1の落下時における吹出口6より噴
出しているエアの流量が少ないので、原稿1の落下時の
分離動作ができなかった。そのため、原稿1の落下が終
了するまでゴムベルト3を駆動させないようにシーケン
ス上制御していた。原稿1の1循環に要する時間が長い
低速機対応の原稿給紙装置の場合は、上記シーケンスを
採用しても問題はないが、1循環に要する時間が短い高
速機対応の原稿給紙装置の場合は、この吹出口6より噴
出するエアの流量調整に要する時間がロスタイムとな
り、高速機対応の複写機には採用できずにいた。
【0009】そこで、本発明の目的は、原稿搬入手段か
ら搬入される原稿の先端部分を原稿支持手段により支持
した状態で原稿積載手段に既に積載してある原稿の上に
載置することにより、該既に積載してある原稿を最下面
から1枚ずつ分離・搬送するために該原稿の先端側から
吹き付けるエアが、前記原稿搬入手段から搬入される原
稿の先端部分に当たることを回避して、原稿積載手段へ
搬入される原稿の先端部分を揃えることができる原稿給
紙装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、複数枚の原稿を積載可能な
原稿積載手段と、該原稿積載手段に原稿を搬入する原稿
搬入手段と、前記原稿積載手段に積載されている最下部
の原稿を、該原稿の先端側からエアを吹き付けることに
より分離する分離手段と、該分離された最下部の原稿を
1枚ずつ搬送する搬送手段と、を備えた原稿給紙装置に
おいて、前記原稿積載手段の原稿給送方向下流であっ
て、該原稿積載手段の原稿積載面から所定高さ隔てた上
方に配置した原稿支持手段と、前記原稿支持手段を移動
させる駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段
と、を備え、前記制御手段が、前記原稿搬入手段により
搬入される原稿の先端部分を支持する作動位置と、該原
稿の先端部分を支持しない退避位置とに前記原稿支持手
段を移動させるように前記駆動手段を制御することを特
徴とする原稿給紙装置にある。
【0011】また、前記作動位置は、前記原稿が前記原
稿積載手段上に搬入される際、前記分離手段より噴出さ
れたエアが該原稿の搬入の妨げとならない位置であると
好ましい。
【0012】更に、前記制御手段が、前記原稿搬入手段
により複数枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手
段を前記作動位置と前記退避位置とに移動させるように
前記駆動手段を制御すると良い。
【0013】また、前記制御手段が、前記原稿搬入手段
により1枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手段
を前記作動位置と前記退避位置とに移動させるように前
記駆動手段を制御してもよい。
【0014】そして、複数枚の原稿を積載可能な原稿積
載手段と、該原稿積載手段に原稿を搬入する原稿搬入手
段と、前記原稿積載手段に積載されている最下部の原稿
を、該原稿の先端側からエアを吹き付けることにより分
離する分離手段と、該分離された最下部の原稿を1枚ず
つ搬送する搬送手段と、前記原稿に基づき画像形成する
画像形成部を備えた画像形成装置において、前記原稿積
載手段の原稿給送方向下流であって、該原稿積載手段の
原稿積載面から所定高さ隔てた上方に配置した原稿支持
手段と、前記原稿支持手段を移動させる駆動手段と、前
記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手
段が、前記原稿搬入手段により搬入される原稿の先端部
分を支持する作動位置と、該原稿の先端部分を支持しな
い退避位置とに前記原稿支持手段を移動させるように前
記駆動手段を制御することを特徴とする画像形成装置に
ある。
【0015】また、前記作動位置は、前記原稿が前記原
稿積載手段上に搬入される際、前記分離手段より噴出さ
れたエアが該原稿の搬入の妨げとならない位置であると
好ましい。
【0016】更に、前記制御手段が、前記原稿搬入手段
により複数枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手
段を前記作動位置と前記退避位置とに移動させるように
前記駆動手段を制御すると良い。
【0017】そして、前記制御手段が、前記原稿搬入手
段により1枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手
段を前記作動位置と前記退避位置とに移動させるように
前記駆動手段を制御してもよい。
【0018】[作用]上記構成において、原稿載置手段
に積載した原稿の先端側上方に分離装置のエアを当て最
下部の原稿を分離させ、搬送手段により1枚ずつ搬送さ
せる。そして、原稿読み取りを終えた原稿を原稿搬入手
段により搬送し、該原稿の先端部分を作動位置にある原
稿支持手段により支持した状態で原稿積載手段に既に積
載してある原稿の上に載置することにより、前述の分離
装置のエアが、前記原稿搬入手段から搬入される原稿の
先端部分に当たることを回避して、原稿積載手段へ搬入
される原稿の先端部分を揃えることができる。前記原稿
載置手段に積載した原稿の必要枚数又は全枚数の原稿読
み取りが終わると、制御手段が原稿支持手段を移動させ
る駆動手段を制御することにより、前記作動位置にある
原稿支持手段を回動して前記原稿の先端部分を支持しな
い退避位置に移動するため、該原稿支持手段により支持
されていた原稿の先端部分を下降させて、原稿積載手段
に該原稿を全面的に載置する。
【0019】また、原稿載置手段に積載した原稿の先端
側上方に分離装置のエアを当て最下部の原稿を分離させ
て、1枚の原稿を搬送手段により搬送させる。そして、
原稿読み取りを終えた原稿を原稿搬入手段により搬送
し、該原稿の先端部分を作動位置にある原稿支持手段に
より支持した状態で原稿積載手段に既に積載してある原
稿の上に載置する。そして、前記作動位置にある原稿支
持手段を回動して前記原稿の先端部分を支持しない退避
位置に移動して、該原稿支持手段により支持されていた
原稿の先端部分を下降させて、原稿積載手段に該原稿を
全面的に載置する。
【0020】更に、上述の原稿給紙装置により搬送した
原稿を読み取り、画像形成装置の画像形成部において画
像形成する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明によ
る実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明を実施した原稿給紙
装置の斜視図である。図2は本発明を実施した原稿給紙
装置の断面図である。図3(a) 〜図3(c) は本発明を実
施した原稿給紙装置への原稿積載を説明した断面図であ
る。図4は本発明を実施した原稿給紙装置を搭載した画
像形成装置である複写機本発明の断面図、図5は原稿給
紙装置の電気系ブロック図、図6は本発明を実施した原
稿給紙装置の断面図である。
【0022】図4において、図中手前側に引き出し可能
なカセット17に収納された転写紙Pは、周知の画像形
成プロセスを行う画像形成部18によって形成された画
像が転写され、搬送ユニット19によって定着器20へ
送られ、定着器20の熱と圧力によって定着され、画像
形成装置(以下「複写機本体」という)21の排紙ロー
ラ22によって排紙口23から複写機本体21の機外へ
排出される。複写機本体21の機外へ排出された転写紙
Pはシート分離装置24の入口25に入り、シート分離
装置24に備える排紙ローラ26によってシート分離装
置24の外部へ排出され、排紙トレイ27上に積載され
る。ユーザが複数の原稿を複写する場合、原稿給紙装置
28に原稿セットすると、該原稿給紙装置28が原稿を
自動的に原稿台ガラス29まで搬送し、原稿を露光装置
30で読み取り、画像形成部18でトナー像とし転写紙
Pに転写する。複数の原稿を2部以上複写する場合、シ
ート分離装置24内の用紙搬送路変更手段であるフラッ
パ31によって転写紙Pはローラ32の方向に進路を変
え、排紙ローラ33によって排紙トレイ27上に排出さ
れる。排紙トレイ27は複数のビンを多段に積み重ねら
れた構成になっており、不図示の排紙トレイ駆動手段に
よって排紙トレイ27は矢印Cの方向に割り出し移動
し、各ビンに排紙ローラ33の出口側を一致させ複写部
数分だけ分類する。上記においてフロントローディング
カセット17、搬送ユニット19、定着器20は図の紙
面に直角方向の手前側に引き出して装置の保全、転写紙
Pの補給を行えるようになっている。
【0023】次に、図1、図3(a) 〜図3(c) 及び図5
に沿って、本発明である原稿給紙装置28の構成及び作
用を説明する。なお、従来例と同じ部品については、同
符号を記し説明を省略する。
【0024】図2において、原稿給紙装置28の原稿ト
レイ2とゴムベルト3上に原稿Gの画像面を上にして載
置する。この状態で複写機本体21の操作部上のスター
トキー(不図示)を押すと、図1に示すように、軸35
を反時計方向に回転すべく駆動手段(以下「DCモー
タ」という)40に駆動信号が制御手段(以下「CP
U」という)43より伝達され、原稿先端載置台34が
約90°反時計回りに回転した位置(図3(a) )で前記
DCモータを停止させる。そして、前記ゴムベルト3の
先端部の上方に設けられる分離装置5は、空気を斜め下
方に吹きつけるための吹出し口6から、該ゴムベルト3
により取り出した最下位の原稿1とその上の堆積体との
間に空気を吹き込む作用を行う。このようにして、1枚
だけ分離された最下位の原稿1は搬送ローラ7と、原稿
ベルト8によって原稿台ガラス9の所定位置まで搬送さ
れる。その後、複写機本体10の画像読み取り部11に
よって、原稿1の画像が読み取られ、原稿1は搬送ロー
ラ12,13及び排出ローラ14によって排出される。
排出された原稿Gはゴムなどの弾性部材である原稿突き
当て板15にあたり、原稿Gの自重によって落下する
(図3(a) )。
【0025】原稿Gが落下するときにも分離装置5の吹
出口6よりエアは、図3(a) の矢印A方向に噴出し続け
ていて、原稿Gの最下位の原稿とその上の堆積体の間に
入り込むが、矢印B方向にも吹き上りエアが生じてく
る。しかし、図3(a) に示すように、本実施の形態にお
いては、原稿Gの先端上方位置に後述する原稿支持手段
(以下「原稿先端載置台」という)34を設けているの
で、B方向に吹き上がるエアに邪魔されることなくスム
ーズに原稿Gは落下する。また、原稿先端載置台34の
原稿トレイ2に対する高さや、原稿Gに対する突出量は
分離装置5の吹出口6よりのエアの設定風量に応じて適
宜設定すれば良い。そして、図3(b) に示すように落下
した原稿G2は原稿G2の先端を原稿先端載置台34に
乗り上げて積載される。原稿トレイ2上に載置した原稿
G1の内の必要枚数又は全枚数の分離・給送が終了した
ならば、原稿先端載置台34は軸35を中心として、図
3(b) に示す矢印D方向へ約90°回転し、原稿G2の
先端を降ろし、原稿G1の上に乗せ(図3(c) )、分離
・給送動作を終了する。
【0026】次に、上記原稿先端載置台34の駆動手段
について、図1を使って説明する。原稿先端載置台34
の両端部には金属製の軸35が固定配置されており、原
稿給紙装置28の側板36,37の間に掛け渡されてい
る。軸35と側板36,37の接触・摺動部分にはベア
リング38が配置され、軸35が軸心回りをスムーズに
回軸するようにしている。そして、軸35の側板37の
外側にはギア39が固定されておりDCモータ40の出
力軸上に固定されているギア41とかみ合っている。
【0027】DCモータ40は、側板37に固定されて
いるモータ支持板42に支持・固定されいる。前述した
ように、図3(b) の原稿G1の分離動作が終了し、原稿
G1が排出ローラ14によって排出したことを排出ロー
ラ14の搬送方向上流側に設けた原稿検知センサSによ
って検知したならば、図1に示す原稿給紙装置28内に
設けられたCPU43により駆動信号がDCモータ40
に伝達される。前記原稿先端載置台34は、軸35を中
心として時計方向に回転する。そして、原稿先端載置台
34の軸35と反対側の端部に設けている遮光板34a
が原稿トレイ2上に配置されたフォトカプラ44を遮光
したならばその信号がCPU43に伝達され、DCモー
タ40に停止信号を伝達し、DCモータ40を停止させ
る。
【0028】なお、この状態(図3(c) )で、ユーザは
原稿Gを原稿トレイ2上より取り出すことになるので、
原稿Gを取り出す時に原稿先端載置台34が邪魔になる
ということはない。原稿Gを原稿トレイ2上に載置する
ときも、原稿先端載置台34は図3(c) の状態であるの
で、同様の問題はない。
【0029】また、原稿先端載置台34を突出させるた
めの駆動手段は、DCモータ40に限らずソレノイドで
も良い。また、原稿先端載置台34の突出形態として
は、軸35の支点を中心に上下に回動する構成に限ら
ず、水平方向(原稿トレイ2と平行な方向)に移動する
構成としても良い。
【0030】また、原稿先端載置台34の形状は図6に
示すように、矢印Bの方向に流れるエアをさえぎり易く
するように、エア衝突面34b’を斜め下方に向けた扇
状の形状の断面を持つ原稿先端載置台34′など種々の
形態をとっても良い。 (第2の実施の形態)本発明である原稿給紙装置の第2
の実施の形態を図1、2を使って説明する。原稿給紙装
置28の構成は第1の実施の形態と同様である。第1の
実施の形態と異なる箇所は原稿先端載置台34の動作シ
ーケンスである。以下、第2の実施の形態の動作シーケ
ンスについて説明する。
【0031】図2で分離された原稿Gが排出ローラの搬
送方向上流側に設けている原稿検知センサSを通過し、
原稿突き当て板に当たり、原稿トレイ2上に積載された
時に図1のDCモータを駆動させる。そして、原稿先端
載置台34は図1のような水平位置から垂直位置に前記
第1の実施の形態で説明したように移動し、原稿先端載
置台34に乗り上がっている原稿Gの先端をゴムベルト
3側に降ろす。図1に示すDCモータ40の駆動タイミ
ングは原稿検知センサSの原稿検知から所定時間に駆動
させるようにしておく。
【0032】そして、遮光板34aがフォトカプラ44
を遮光したならば即座にDCモータ40を反転させ、再
び原稿先端載置台34が図1に示すように水平位置にな
る箇所で、DCモータ40を停止させる。この動作を原
稿1枚毎に繰り返し、原稿Gの分離が全て終了したなら
ば、原稿先端載置台34は遮光板34aがフォトカプラ
44を遮光している位置で停止させ、ユーザが原稿Gを
取り出し易いようにしておく。
【0033】本実施の形態の特有の効果としては、循環
した原稿Gの先端が原稿先端載置台34上に1枚、積載
されたら即座に原稿トレイ2上に降ろす動作をするの
で、原稿Gの先端が折れたり、上カール等のくせがつい
たりすることを防止できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって
は、原稿載置手段の原稿の先端側上方に原稿が落下・積
載するとき、分離装置のエアの吹出口から上方に吹き上
がるエアを遮断して原稿の先端部を支持する作動位置
と、原稿の先端部を支持しない退避位置とに移動する原
稿支持手段を設けている。上記構成によって原稿の原稿
載置手段上への積載性が向上され、以下の効果が期待で
きる。 (1)発明が解決しようとする課題の欄で説明したよう
に、分離装置のエア流量を調整する流量調整手段を設け
る必要がないので、流量調整に要するロスタイムがなく
なり、原稿給紙装置を高速複写機のに採用することが可
能となる。 (2)原稿の側端及び先・後端のずれ量が少ないので、
ユーザが原稿を原稿トレイから取り出したときの原稿の
束の端部が揃うため、次工程、例えばステイプル動作が
容易になる。 (3)原稿積載手段上に積載された原稿を両面コピーな
どを行うために原稿を再循環させて、全て分離・循環さ
せる場合、本発明によれば積載された原稿の先端がずれ
ることはないので、従来の原稿の先端位置がずれていて
正規の原稿先端位置よりも給紙方向側にずれた状態で、
分離装置のエア吹出口から噴出させたエアが積載された
原稿の最下位とその上の堆積体の間に入らずに発生して
いた重送を回避することができるため、原稿を再循環さ
せたときの給紙性能が向上する。 (4)循環した原稿の先端が原稿支持手段上に1枚積載
されたら、原稿を即座に原稿積載手段上に降ろす動作を
することにより、原稿の先端が折れたり上カール等のく
せがついたりすることを防止できる。 (5)原稿を原稿載置手段上に自動積載するとき、原稿
の側端を規制するサイド規制板を移動させて原稿の側端
を揃えるという従来行っていた所謂ジョギング動作が不
要になることにより、サイド規制板の駆動手段が不要に
なり、原稿給紙装置のコストダウンを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した原稿給紙装置の一部を切り欠
いた斜視図。
【図2】本発明を実施した原稿給紙装置の断面図。
【図3】本発明を実施した原稿給紙装置への原稿積載作
用を説明する断面図。
【図4】本発明を実施した原稿給紙装置を搭載した画像
形成装置の断面図。
【図5】本発明を実施した原稿給紙装置の電気系統ブロ
ック図。
【図6】本発明を実施した原稿給紙装置の断面図。
【図7】従来の技術を用いた原稿給紙装置の断面図。
【符号の説明】
G 原稿 2 原稿積載手段(原稿トレイ) 3 搬送手段(ゴムベルト) 5 分離手段 14 原稿搬入手段(排出ローラ) 18 画像形成部 21 画像形成装置(複写機本体) 28 原稿給紙装置 34 原稿支持手段(原稿先端載置台) 40 駆動手段(DCモータ) 43 制御手段(CPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の原稿を積載可能な原稿積載手段
    と、該原稿積載手段に原稿を搬入する原稿搬入手段と、
    前記原稿積載手段に積載されている最下部の原稿を、該
    原稿の先端側からエアを吹き付けることにより分離する
    分離手段と、該分離された最下部の原稿を1枚ずつ搬送
    する搬送手段と、を備えた原稿給紙装置において、 前記原稿積載手段の原稿給送方向下流であって、該原稿
    積載手段の原稿積載面から所定高さ隔てた上方に配置し
    た原稿支持手段と、 前記原稿支持手段を移動させる駆動手段と、 前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、 前記制御手段が、前記原稿搬入手段により搬入される原
    稿の先端部分を支持する作動位置と、該原稿の先端部分
    を支持しない退避位置とに前記原稿支持手段を移動させ
    るように前記駆動手段を制御することを特徴とする原稿
    給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記作動位置は、前記原稿が前記原稿積
    載手段上に搬入される際、前記分離手段より噴出された
    エアが該原稿の搬入の妨げとならない位置であることを
    特徴とする、 請求項1記載の原稿給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記原稿搬入手段によ
    り複数枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手段を
    前記作動位置と前記退避位置とに移動させるように前記
    駆動手段を制御することを特徴とする、 請求項2記載の原稿給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記原稿搬入手段によ
    り1枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手段を前
    記作動位置と前記退避位置とに移動させるように前記駆
    動手段を制御することを特徴とする、 請求項2記載の原稿給紙装置。
  5. 【請求項5】 複数枚の原稿を積載可能な原稿積載手段
    と、該原稿積載手段に原稿を搬入する原稿搬入手段と、
    前記原稿積載手段に積載されている最下部の原稿を、該
    原稿の先端側からエアを吹き付けることにより分離する
    分離手段と、該分離された最下部の原稿を1枚ずつ搬送
    する搬送手段と、前記原稿に基づき画像形成する画像形
    成部を備えた画像形成装置において、 前記原稿積載手段の原稿給送方向下流であって、該原稿
    積載手段の原稿積載面から所定高さ隔てた上方に配置し
    た原稿支持手段と、 前記原稿支持手段を移動させる駆動手段と、 前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、 前記制御手段が、前記原稿搬入手段により搬入される原
    稿の先端部分を支持する作動位置と、該原稿の先端部分
    を支持しない退避位置とに前記原稿支持手段を移動させ
    るように前記駆動手段を制御することを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記作動位置は、前記原稿が前記原稿積
    載手段上に搬入される際、前記分離手段より噴出された
    エアが該原稿の搬入の妨げとならない位置であることを
    特徴とする、 請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段が、前記原稿搬入手段によ
    り複数枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手段を
    前記作動位置と前記退避位置とに移動させるように前記
    駆動手段を制御することを特徴とする、 請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が、前記原稿搬入手段によ
    り1枚の原稿が搬送される毎に、前記原稿支持手段を前
    記作動位置と前記退避位置とに移動させるように前記駆
    動手段を制御することを特徴とする、 請求項6記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073864A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Ricoh Co Ltd 記録媒体供給装置及び画像形成装置

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