JPH09278172A - コンベアシステム - Google Patents

コンベアシステム

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JPH09278172A
JPH09278172A JP8641896A JP8641896A JPH09278172A JP H09278172 A JPH09278172 A JP H09278172A JP 8641896 A JP8641896 A JP 8641896A JP 8641896 A JP8641896 A JP 8641896A JP H09278172 A JPH09278172 A JP H09278172A
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JP
Japan
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conveyor
conveyors
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JP8641896A
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Takenori Yanai
武則 柳井
Hiroshi Murayama
博史 村山
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受渡し位置に設けた転換機により2つのコン
ベア間で物品の受渡しを行う場合、構成が複雑になると
共に、物品を一旦停止させる必要があるので迅速な受渡
しができなかった。 【解決手段】 右側及び左側のコンベア1a,1bは、
水平揺動自在な複数のローラー20を有する払出し部6
と、水平揺動自在な複数のローラー21を有する導入部
7とを含む。2つのコンベア間で物品の受渡しを行う場
合、払出し側のコンベアにおける払出し部6のローラー
群と、受取り側のコンベアにおける導入部7のローラー
群を揺動状態にする。払出し部6と導入部7との間には
全方向に回動自在な複数のフリーボール8が設けてあ
り、物品がコンベア間を乗り移る際、落ち込みが防止さ
れつつ進行が推進されて確実な受渡しが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並設された2つの
コンベアを有するコンベアシステムに関し、更に詳しく
は、前記2つのコンベアは搬送方向が略平行となる状態
で隣接する区間において物品の移載を行うことができる
コンベアシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、並設された2つのローラーコンベ
アの搬送方向が略平行となる状態で隣接する区間におい
て物品の受渡しを行う場合、両コンベアの受渡し位置に
ローラー間から出没自在なチェーンコンベアを有する転
換機を設けて行っていた。転換機を用いる場合、ローラ
ーコンベア上を搬送されてきた物品を受渡し位置で一旦
停止させた後、チェーンコンベアをローラーコンベアの
搬送面より突出させて物品を持ち上げ、その状態でチェ
ーンコンベアを駆動して物品を横方向に搬送する。受取
り側においては、チェーンコンベアをローラーコンベア
の搬送面より突出させた状態で物品を受け取り、その
後、チェーンコンベアをローラーコンベアの搬送面より
退入させて物品をローラーコンベア上に移載する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコンベアシステムにおいては、並設された2
つのローラーコンベアの搬送方向が略平行となる状態で
隣接する区間において物品の受渡しを行う場合、受渡し
位置に転換機を設ける必要があり構成が複雑になると共
に、受渡し位置において物品を一旦停止させた後に移載
する必要があり迅速な受渡しができなかった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、並設された2つのコンベアの搬送方向
が略平行となる状態で隣接する区間において物品の移載
を行う場合に、簡単な構成によって迅速に物品を移載す
ることができるコンベアシステムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、並設された2つのコンベア
を有するコンベアシステムであって、前記2つのコンベ
アは搬送方向が略平行となる状態で隣接する区間を有
し、該区間において、一方のコンベアは水平揺動自在な
ローラー群を有する払出し部を含み、他方のコンベアは
前記払出し部の下流に位置する導入部を含むと共に、前
記払出し部と前記導入部との間には払い出された物品の
底面に接触する転動部材が設けられ、前記導入部は、少
なくとも前記払出し部から物品を導入する際に水平面内
において物品を導入する方向に傾斜するローラー群を有
するコンベアシステムとする。
【0006】請求項2記載の発明は、前記転動部材は全
方向に回動自在な複数のフリーボールであるものとす
る。
【0007】請求項3記載の発明は、前記転動部材の上
端高さは前記導入部を有するコンベアの該導入部より上
流部分の搬送面より高くなっているものとする。
【0008】本発明は以下のような作用をなすものであ
る。請求項1記載の発明では、並設された2つのコンベ
アは搬送方向が略平行となる状態で隣接する区間を有
し、該区間において、一方のコンベアは水平揺動自在な
ローラー群を有する払出し部を含み、他方のコンベアは
前記払出し部の下流に位置する導入部を含むので、一方
(払出し側)のコンベアにおける払出し部のローラー群
を水平揺動させることにより、物品は払出し部から他方
(受取り側)のコンベアにおける導入部に向かって斜め
前方に払い出される。また、導入部のローラー群は少な
くとも前記払出し部から物品を導入する際に水平面内に
おいて物品を導入する方向に傾斜するので、前記払出し
部から払い出された物品は円滑に導入部に導入される。
さらに、前記払出し部と前記導入部との間には払い出さ
れた物品の底面に接触する転動部材が設けられているの
で、物品がコンベア間を乗り移る際、コンベア間への落
ち込みが防止されつつ進行が推進される。
【0009】請求項2記載の発明では、前記転動部材は
全方向に回動自在な複数のフリーボールであるので、物
品がコンベア間を乗り移る際、コンベア間への落ち込み
が防止されつつ、フリーボールの回動により方向に関係
なく進行が推進される。
【0010】請求項3記載の発明では、前記転動部材の
上端高さは前記導入部を有するコンベアの該導入部より
上流部分の搬送面より高くなっているので、物品がコン
ベア間を乗り移る際、導入部を有するコンベアの該導入
部より上流部分による送り作用に影響されることがな
い。
【0011】
【実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を用い
て説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実
施の形態に限定されるものではない。尚、本明細書にお
いて、前とは図1〜図3の左側、後とは同図の右側をい
い、右とは図1〜図3の上側、左とは同図の下側をい
い、上とは図1〜図3の紙面表側、下とは同図の紙面裏
側をいう。また、以下に2つのコンベアの搬送方向が略
平行な状態で隣接する区間についてのみ説明するが、2
つのコンベアは全長に渡って平行に隣接している必要は
ない。
【0012】図1,図2において、1a,1bは多数の
搬送ローラー2を有するコンベア(ローラーコンベア)
であり、搬送方向を前後方向として左右に隣接して配置
されている。搬送ローラー2は両コンベア1a,1bの
左右の側枠3,3間に回動自在に渡されており、コンベ
ア全長に渡って配置された常時駆動のドライブシャフト
4により駆動伝達ユニット5を介して駆動される。尚、
コンベアにおける必要箇所には、搬送ローラー2間で駆
動を伝達するためのベルトが渡されている。
【0013】両コンベア1a,1bは、搬送方向の途中
において相互に物品の受渡しを行う受渡し部を有してい
る。両コンベア1a,1bの受渡し部は左右に並べて
(真横に位置するように)設けられており、搬送方向に
連続して設けられた上流側の払出し部6及び下流側の導
入部7より構成されている。
【0014】払出し部6における8本のローラー20
(ローラー群)は一括して水平揺動自在であり、直進状
態及び揺動状態になることができる。また、導入部7に
おける6本のローラー21(ローラー群)は一括して水
平揺動自在であり、直進状態及び同じコンベアにおける
払出し部6のローラー群と逆向きに傾斜した揺動状態に
なることができる。ここで、直進状態とはローラー群の
軸心方向が左右に向く状態であり、揺動状態とはローラ
ー群の軸心方向が左右方向から水平面内において所定の
揺動角だけ傾斜した状態である。尚、払出し部6の揺動
角は30度、導入部7の揺動角は15度となっている。
また、払出し部6の下流側2本のローラー20と、払出
し部6及び導入部7から1本目の搬送ローラー2とは長
さが短くなっている。
【0015】両コンベア1a,1bの受渡し部の間に位
置する側枠3の上面には、両コンベアから払い出された
物品の下面に接触するように複数のフリーボール8が前
後に所定間隔で配置されている。このフリーボール8は
外力に寄ってあらゆる方向に回動することができ、即ち
全方向に回動自在であり、その上端高さは隣接する払出
し部6及び導入部7の搬送面よりやや高くなっている。
【0016】両コンベア1a,1bの受渡し部の下流に
おいて、両コンベアの隣接位置(前記フリーボール列を
前後に延ばした延長線上)には、鉛直軸回りに回動自在
な円筒状の案内ローラー9が設けられている。この案内
ローラー9は物品を受取り側のコンベアに案内するため
のものであり、その際、物品の移動に伴って回動するの
で、物品を所定の姿勢に維持することができると共に物
品が損傷することがない。
【0017】10〜12は反射式の光電センサであり、
光軸を物品が遮ることにより物品の存在を検出するもの
である。光電センサ10a,10bはそれぞれコンベア
1a,1bの払出し部6の少し上流位置にある物品を検
出する。光電センサ11,12はそれぞれ払出し部6及
び導入部7の境界位置(払出し部6を通り過ぎた位
置)、即ち払出し部6の出口及び導入部7の下端部(導
入部7を通り過ぎた位置)、即ち導入部7の出口にある
物品を検出する。尚、図5に示すように、光電センサ1
1,12は両コンベア1a,1bを跨ぐ門型フレームに
各コンベアに対応するように斜め上方にある反射板に向
かう光軸を有しているので、該光軸が遮蔽されることに
よりどちらのコンベア上に物品があるかを検出すること
ができる。また、13は各コンベアに個別に設けられた
昇降自在なストッパーであり、上昇して搬送ローラー2
の搬送面より突出することにより払出し部6の直前にお
いて物品を停止させることができる。
【0018】図3,図4において、22はローラー2
0,21を1本ずつ回動自在に支持するローラー受け部
材である。ローラー受け部材22は左右中央部に開口を
有すると共に、該開口位置を軸として中央プレート29
上に水平揺動自在に支持されている。また、中央プレー
ト29は前後に所定間隔で開口を有すると共に、該中央
プレート29の下方には前後方向に沿って第2ドライブ
シャフト27が回動自在に配置されている。このような
構成によって、中央プレート29の開口及びローラー受
け部材22の開口を通して、第2ドライブシャフト27
からベルト33を掛け渡すことにより各ローラー20,
21を駆動することができる。
【0019】第2ドライブシャフト27の駆動は、シャ
フト間駆動伝達ユニット28を介してドライブシャフト
4から伝達される。シャフト間駆動伝達ユニット28
は、ドライブシャフト4に嵌め止められた第1プーリー
と、第2ドライブシャフト27に嵌め止められた第2プ
ーリーと、その他のプーリーと、それらのプーリーに掛
け渡されたベルトとを有している。尚、第2プーリーの
径は第1プーリーの径より小さくなっているので、第2
ドライブシャフト27(ローラー20,21)の回転速
度はドライブシャフト4(搬送ローラー2)の回転速度
に比べて大きくなる。
【0020】右連結部材23は払出し部6の8つのロー
ラー受け部材22を左右中央部から右側に等しい距離に
おいて連結し、右連結部材24は導入部7の6つのロー
ラー受け部材22を左右中央部から右側に等しい距離に
おいて連結している。また、左連結部材25は払出し部
6の上流側6つのローラー受け部材22を左右中央部か
ら左側に等しい距離において連結し、左連結部材26は
導入部7の6つのローラー受け部材22を左右中央部か
ら左側に等しい距離において連結している。
【0021】左連結部材25,26にはそれぞれ別個に
進退自在なシリンダ30,31が接続されており、これ
らのシリンダ30,31の進退動作により、払出し部6
のローラー群と導入部7のローラー群とは別個に一括揺
動することができる。尚、払出し部6の左連結部材25
に作用するシリンダ30は、導入部7の左連結部材26
に作用するシリンダ31よりも進退ストロークが大きく
なっており、前述したように、払出し部6のローラー群
は導入部7のローラー群より大きな範囲で揺動すること
ができる。
【0022】受け部材32,32は、各ローラー受け部
材22の左右端部の撓みを防止するために各ローラー受
け部材22の左右両端部を下方から支持している。ま
た、左右の側枠3,3には、両コンベア1a,1bから
の払出し経路が横切る部分を除く所要箇所にコンベアガ
イド33が設けられている。尚、側枠3,3間の所要箇
所には左右連結部材(図示略)が渡されており、この左
右連結部材を利用してシリンダ30,31や中央プレー
ト29等を含む必要な部材が配置されている。以上に受
渡し部の構成について左側のコンベア1bを例にとって
説明したが、右側のコンベア1aも略左右対称とした同
様の構成となっている。
【0023】
【実施の形態の作用】コンベア上を搬送されてきて受渡
し部に進入した物品は、払出し部6のローラー20によ
って加速されつつ、そのまま通過(直進)又は隣接する
他方のコンベアに払い出される。物品を払い出す場合、
払出し側のコンベアの払出し部6及び受取り側のコンベ
アの導入部7のローラー群を直進状態から同じ方向に傾
斜するように揺動状態とする。例えば、コンベア1aか
らコンベア1bに物品を払い出す場合、コンベア1aの
払出し部6及びコンベア1bの導入部7のローラー群を
左斜め前方に向ける。このとき、コンベア1bの払出し
部6及びコンベア1aの導入部7のローラー群は直進状
態とする。
【0024】物品は払出し部6から導入部7に乗り移る
際、フリーボール8によって両コンベア間への落ち込み
が防止されつつ摩擦力等の抵抗をほとんど受けない状態
で送られる。また、確実に払い出されなかった場合(物
品の一部が払出し側のコンベア上にある状態で前方に搬
送される場合)でも、少し下流にある案内ローラー9に
よって少しでも寄っている方(受取り側)のコンベアに
案内される。
【0025】略同時に両コンベアの受渡し部の手前に物
品が到着した場合、両方の物品を共に直進させる場合を
除いて、基本的に先に到着した(光電センサ10a,1
0bにより検出された)物品を優先して受渡し部に進入
させると共に、他方のコンベアでは、所定範囲にある搬
送ローラー2の駆動を停止すると共にストッパー13を
上昇させて物品を停止させる。尚、どちらの物品を先に
受渡し部に進入させるかは、到着時刻の前後だけでなく
受渡し部よりさらに下流側の状況等も考慮して決定され
る。
【0026】先の物品が払出し部6を通り過ぎると(光
電センサ11により物品が通り過ぎたことを検出する
と)、直ちに停止していた方のコンベア駆動を開始して
ストッパー13を下降させると共に、必要であれば払出
し部6のローラー群の揺動切換えを行う。さらに、先の
物品が導入部7を通り過ぎると(光電センサ12により
物品が通り過ぎたことを検出すると)、必要であれば直
ちに導入部7のローラー群の揺動切換えを行う。このよ
うに、各光電センサ10〜12の検出結果を利用して、
ストッパー13の出没タイミングや各ローラー群の個別
の揺動タイミングが調節される。
【0027】以上のように本実施の形態では、右側のコ
ンベア1a上の物品を搬送途中において停止させること
なく左側のコンベア1bに移載し、また、左側のコンベ
ア1b上の物品を搬送途中において停止させることなく
右側のコンベア1aに移載することができる。
【0028】本実施の形態に係るコンベアシステムの適
用例として、例えば、複数のピッキングエリアと各ピッ
キングエリアに対応した複数の受渡し部を有するシステ
ムにおいて、一方のコンベアをメインライン,他方のコ
ンベアをピッキングラインとしたものがある。このよう
なシステムにおいては、バケットはピッキングすべき領
域等を示す指標を有しており、各受渡し部の手前にはそ
の指標内容を認識する装置が配置され、この認識情報に
基づいて必要に応じてメインラインからピッキングライ
ンへの移載又はピッキングラインからメインラインへの
移載が行われる。
【0029】
【実施の形態の効果】 払出し部6及び導入部7のローラー群を揺動状態に
するだけで迅速に両コンベア1a,1b間で物品の受渡
しを行うことができる。 フリーボール8の上端高さが周囲の搬送面より少し
高くなっているので、物品が払い出される際、受取り側
のコンベアの払出し部6におけるローラー群に影響され
ることがなく、物品を確実に受取り側のコンベアの導入
部7に至らせることができる。 受渡し部は強制駆動となっており物品を途中で停止
させることができないので、物品同士の衝突を防止する
ためには、前の物品がある程度進んだ後に次の物品を進
入させる必要がある。そこで、払出し部6のローラー2
0の回動速度を搬送ローラー2より大きくすることによ
り、コンベアの能力を低下させずに、物品同士の衝突を
防止しつつ物品の受渡しを行うことができる。また、払
出し部6の搬送速度が大きいので、払い出される物品の
右又は左方向の速度成分も大きくなり、その物品の進路
が確実に変更される。 払出し部6の下流側2本のローラー20の長さが短
くなっているので、払出し部6又は導入部7を揺動させ
たとき、払出し部6と導入部7との間のローラー間の隙
間を小さくすることができる。また、払出し部6及び導
入部7から1本目の搬送ローラー2は長さが短くなって
いるので、払出し部6又は導入部7を揺動させたとき、
払出し部6と搬送ローラー2との間又は導入部7と搬送
ローラー2との間のローラー間の隙間を小さくすること
ができる。 両コンベア1a,1bの払出し部同士及び導入部同
士がそれぞれ真横に位置して、各コンベアからの払出し
経路が交差することになるので、例えば、一方のコンベ
アの払出し部と他方のコンベアの払出し部とを搬送方向
にずれた位置(真横でない位置)に設けた場合に比較し
て、両コンベアの搬送方向の長さを最小限にすることが
可能になる。また、両コンベアにおける払出し部や導入
部の通過検出を1つの共通フレームに設けた検出手段で
行うことが可能になる。
【0030】
【変形例等】 連結部材によって左右中央部からの距離が次第に変
化する位置でローラー受け部材22を連結し、ローラー
受け部材22(ローラー20,21)の揺動角の大きさ
が次第に変化するようにしてもよい。 導入部7のローラー群を傾斜した状態で固定しても
よい。この場合、直進する物品はコンベアガイド33に
擦れつつ前進することになるが、シリンダ31を不要に
できると共に全体の部品点数を削減できる。 コンベア1a,1bにおける受渡し部以外の部分を
ベルトコンベアやチェーンコンベアで構成してもよい。 並設された3つ以上のコンベアを有するシステムに
おいて、隣接するコンベア間で同様の受渡しを行うよう
にしてもよい。 払い出す物品の条件(長さ,幅,重量等)に応じて
ローラー群の揺動角を調節するようにしてもよい。 払い出す物品の条件(長さ,幅,重量等)に応じて
ローラー群の搬送速度を調節するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
以下のような効果を奏する。 請求項1記載の発明によれば、一方(払出し側)の
コンベアにおける払出し部のローラー群を水平揺動させ
ることにより、物品は払出し部から他方(受取り側)の
コンベアにおける導入部に向かって斜め前方に払い出さ
れ、また、導入部のローラー群は少なくとも前記払出し
部から物品を導入する際に水平面内において物品を導入
する方向に傾斜するので、前記払出し部から払い出され
た物品は円滑且つ確実に導入部に導入される。さらに、
物品がコンベア間を乗り移る際、転動部材によりコンベ
ア間への落ち込みが防止されつつ進行が推進されるの
で、簡単な構成で迅速に2つのコンベア間で物品の移載
を行うことができる。 請求項2記載の発明によれば、前記フリーボールが
全方向に回動自在であるので、コンベア間を乗り移る際
の物品の進行方向に関係なくその物品の進行が推進され
てより確実な移載が行える。 請求項3記載の発明によれば、物品がコンベア間を
乗り移る際、導入部を有するコンベアの該導入部より上
流部分による送り作用に影響されて生じる払出しミスを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るコンベアシステムの要部を
示す平面図である。
【図2】右側から左側のコンベアに物品を移載する場合
の要部を示す平面図である。
【図3】左側のコンベアの受渡し部を示す平面図であ
る。
【図4】受渡し部の断面構造を示す断面図である。
【図5】物品を検出する光電センサの取付け状態を示す
図である。
【符号の説明】
1a…右コンベア、1b…左コンベア、2…搬送ローラ
ー、3…側枠、6…払出し部、7…導入部、8…フリー
ボール、9…案内ローラー、10〜12…光電センサ、
13…ストッパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設された2つのコンベアを有するコン
    ベアシステムであって、前記2つのコンベアは搬送方向
    が略平行となる状態で隣接する区間を有し、該区間にお
    いて、一方のコンベアは水平揺動自在なローラー群を有
    する払出し部を含み、他方のコンベアは前記払出し部の
    下流に位置する導入部を含むと共に、前記払出し部と前
    記導入部との間には払い出された物品の底面に接触する
    転動部材が設けられ、前記導入部は、少なくとも前記払
    出し部から物品を導入する際に水平面内において物品を
    導入する方向に傾斜するローラー群を有するコンベアシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記転動部材は全方向に回動自在な複数
    のフリーボールである請求項1記載のコンベアシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記転動部材の上端高さは前記導入部を
    有するコンベアの該導入部より上流部分の搬送面より高
    くなっている請求項1又は2記載のコンベアシステム。
JP8641896A 1996-04-09 1996-04-09 コンベアシステム Withdrawn JPH09278172A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321623A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送装置
JP2013136447A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Tsubakimoto Chain Co 搬送装置
JP2014227241A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 植野 弘志 圃場内利用ローラコンベア搬送装置

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JP2013136447A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Tsubakimoto Chain Co 搬送装置
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