JPH09278139A - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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Publication number
JPH09278139A
JPH09278139A JP9408596A JP9408596A JPH09278139A JP H09278139 A JPH09278139 A JP H09278139A JP 9408596 A JP9408596 A JP 9408596A JP 9408596 A JP9408596 A JP 9408596A JP H09278139 A JPH09278139 A JP H09278139A
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
cover rubber
belt
abrasion
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP9408596A
Other languages
English (en)
Inventor
Narimitsu Yanagida
成光 柳田
Shinichi Katori
信一 香取
Osamu Shinohara
篠原  攻
Kazuhiko Amakawa
一彦 天川
Chitoshi Suenaga
千利 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication of JPH09278139A publication Critical patent/JPH09278139A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩耗によるカバーゴムの寿命を延ばすことが
出来、またベルト本体の表面が不均一になるのを有効に
防止して、クリーニング特性を向上させ、更に清掃作業
や環境対策においてコストの増大を押さえることが出来
るコンベヤベルトを提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 ベルト本体1の上面カバーゴム2または
下面カバーゴム3の表面の荷物積載部X(摩耗促進部)
で、かつベルト本体1の幅方向H及び厚さ方向tに、摩
耗性指数の異なる少なくとも2種類以上の耐摩耗性に優
れたゴムコンパウンド5を配設して構成してある。ま
た、ベルト本体1の上面カバーゴム2または下面カバー
ゴム3の表面の荷物積載部X以外の部分、即ち、ベルト
両耳部6a,6bには、低耐摩耗性のゴムコンパウンド
を使用するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンベヤベルト
に係わり、更に詳しくはベルト本体表面のカバーゴムが
摩耗して、表面が不均一になるのを有効に防止したコン
ベヤベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、運搬物等を輸送するコンベヤベ
ルトは、上面カバーゴムと下面カバーゴムとの間に、芯
体補強層を埋設した構成となっており、特に、砕石や鉱
石等の運搬物を輸送するベルト本体においては、ベルト
本体のカバーゴムには、全幅にわたって同一のゴムコン
パウンドが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のベ
ルト本体にあっては、運搬物が落下積載されるベルト幅
方向の中央部,または積荷部で運搬物が飛散しないよう
に、その積荷部の両側に吊設されるスカートゴム接触部
で摩耗が激しく、この部位の摩耗に応じてベルトを交換
する場合が殆どであった。
【0004】更に、上記のようなカバーゴムの摩耗によ
り、ベルト本体の表面が凹凸状や、波状に不均一になる
ため、脱荷直後にベルト本体の表面に付着する運搬物の
カスをゴム板状や鉄板状のクリーナで掻き落とす場合
に、運搬物のカスが摩耗したベルト本体の表面凹部に残
ってしまい、クリーニング特性を低下させ、特にコンベ
ヤラインの下部における清掃作業や環境対策においてコ
ストを増大させると言う問題があった。
【0005】また、従来のコンベヤベルトとして、コン
ベヤベルトの表面層摩耗部を有機過酸化物で架橋したミ
ラブルウレタンエラストマーに置換したものが提案され
ている(実願平1−62567号,実開平3−1114
号のマイクロフィルム)。然しながら、上記のようなコ
ンベヤベルトは、次のような問題があった。 .ミラブルウレタンエラストマーのコストが非常に高
く、コストパーフォーマンスに劣る。 .ミラブルウレタンエラストマーと汎用耐摩耗性ゴム
との接着が困難で、接着界面に共接着ゴムを使用するた
め、製造工程が複雑になり、製造コストが増し、また接
着界面が2倍になり、剥離問題の発生頻度が多くなる。
【0006】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、ベルト本体の上面カバーゴム及び下
面カバーゴムの表面の摩耗促進部に、摩耗性指数の異な
る少なくとも2種類以上の耐摩耗性に優れたゴムコンパ
ウンドを配設して構成することにより、摩耗によるカバ
ーゴムの寿命を延ばすことが出来、またベルト本体の表
面が不均一になるのを有効に防止して、クリーニング特
性を向上させ、更に清掃作業や環境対策においてコスト
の増大を押さえることが出来るコンベヤベルトを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、上面カバーゴム及び下面カバーゴムの表面
の摩耗促進部で、かつベルト本体の幅方向及び厚さ方向
に、摩耗性指数の異なる少なくとも2種類以上の耐摩耗
性に優れたゴムコンパウンドを配設したことを要旨とす
るものである。
【0008】また、上面カバーゴムの荷物積載部の両側
に配設されるスカートゴム接触部及び荷物積載部に、高
耐摩耗性に優れたゴムコンパウンドを配設したことを要
旨とするものである。また、前記耐摩耗性ゴムコンパウ
ンドとしては、例えば、NR,SBR,BR等を使用す
るものである。
【0009】この発明は上記のように構成され、ベルト
本体の上面カバーゴム及び下面カバーゴムの表面の摩耗
促進部、即ち、運搬物が落下積載されるベルト幅方向の
中央部,またはスカートゴム接触部に、摩耗性指数の異
なる少なくとも2種類以上の高耐摩耗性のゴムコンパウ
ンドを配設し、その他の部分、即ち、ベルト両耳部等に
は、低耐摩耗性のゴムコンパウンドを使用することで、
ベルトの寿命を延ばすことが出来、更には、取替え費用
を含めたランニングコストを削減することが出来るもの
である。
【0010】またベルト本体の表面が不均一になるのを
有効に防止できるので、クリーニング特性を向上させる
ことが出来ると共に、清掃作業や環境対策においてコス
トの増大を押さえることが出来るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1は、この発明を実施した
ベルト本体1の一部切欠した斜視図、図2はこの発明の
第1実施形態を示す図1のAーA矢視断面図を示し、前
記ベルト本体1は、上面カバーゴム2と下面カバーゴム
3との間に、繊維コードまたはスチールコード等の芯体
補強層4が埋設されている。
【0012】前記ベルト本体1の上面カバーゴム2また
は下面カバーゴム3(この実施形態では上面カバーゴム
2のみを記載している)の表面の荷物積載部X(摩耗促
進部)で、かつベルト本体1の幅方向H及び厚さ方向t
に、摩耗性指数の異なる少なくとも2種類以上の耐摩耗
性に優れたゴムコンパウンド5を配設して構成してあ
る。
【0013】前記高耐摩耗性のゴムコンパウンド5とし
ては、例えば、NR,SBR,BR等を使用し、また、
ベルト本体1の上面カバーゴム2または下面カバーゴム
3の表面の荷物積載部X以外の部分、即ち、ベルト両耳
部6a,6bには、低耐摩耗性のゴムコンパウンドを使
用するものである。なお、高耐摩耗性ゴムコンパウン
ド,中耐摩耗性ゴムコンパウンド,低耐摩耗性ゴムコン
パウンドの区別としては、ゴム摩耗試験法におけるJIS
K 6264 DIN摩耗試験の摩耗性指数で表すことが出来る。
【0014】例えば、高耐摩耗性ゴムコンパウンドの摩
耗性指数を100とした場合、中耐摩耗性ゴムコンパウ
ンドの摩耗性指数を150,低耐摩耗性ゴムコンパウン
ドの摩耗性指数を200として表すことが出来る。従っ
て、上記第1実施形態における荷物積載部Xでは、摩耗
性指数100の高耐摩耗性ゴムコンパウンドを使用し、
またその他の部分、即ち、ベルト両耳部6a,6bで
は、摩耗性指数200の低耐摩耗性ゴムコンパウンドを
使用して構成するものである。
【0015】次に、図3はこの発明の第2実施形態を示
す図1のAーA矢視断面図を示し、この実施形態は、ベ
ルト本体1の上面カバーゴム2または下面カバーゴム3
(この実施形態では上面カバーゴム2のみを記載してい
る)の表面の荷物積載部X(摩耗促進部)と、上面カバ
ーゴム2の荷物積載部Xの両側に配設されるスカートゴ
ム7の接触部Yに、それぞれ耐摩耗性指数の異なる少な
くとも2種類以上の耐摩耗性に優れたゴムコンパウンド
5a,5b、即ち、スカートゴム7の接触部Yでは、摩
耗性指数100の高耐摩耗性ゴムコンパウンド5aを使
用し、上面カバーゴム2の荷物積載部Xでは、摩耗性指
数150の中耐摩耗性ゴムコンパウンド5bを使用す
る。
【0016】また、その他の部分、即ち、ベルト両耳部
6a,6bでは、摩耗性指数200の低耐摩耗性ゴムコ
ンパウンド5cを使用して構成するものである。なお、
耐摩耗性ゴムコンパウンドとしては、例えば、NR,S
BR,BR等を使用するものである。以上のように、ベ
ルト本体1の上面カバーゴム2及び下面カバーゴム3の
表面の荷物積載部X(摩耗促進部)、即ち、運搬物が落
下積載されるベルト幅方向の中央部,またはスカートゴ
ム7の接触部Yに、摩耗性指数の異なる少なくとも2種
類以上の高耐摩耗性に優れたゴムコンパウンド5を配設
し、その他の部分、即ち、ベルト両耳部6a,6b等に
は、低耐摩耗性のゴムコンパウンドを使用することで、
荷物積載部Xのカバーゴムの交換作業を少なくでき、そ
の結果、摩耗によるカバーゴムの寿命を延ばすことが出
来る。
【0017】またベルト本体1の表面が不均一になるの
を有効に防止できるので、クリーニング特性を向上させ
ることが出来ると共に、清掃作業や環境対策においてコ
ストの増大を押さえることが出来るものである。
【0018】
【発明の効果】この発明は、上記のようにベルト本体の
上面カバーゴム及び下面カバーゴムの表面の摩耗促進部
に、摩耗性指数の異なる少なくとも2種類以上の耐摩耗
性に優れたゴムコンパウンドを配設して構成することに
より、摩耗によるカバーゴムの寿命を延ばすことが出
来、またベルト本体の表面が不均一になるのを有効に防
止して、クリーニング特性を向上させ、更に清掃作業や
環境対策においてコストの増大を押さえることが出来る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したベルト本体の一部切欠した
斜視図である。
【図2】この発明の第1実施形態における図1のAーA
矢視断面図である。
【図3】この発明の第2実施形態における図1のAーA
矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ベルト本体 2 上面カバーゴ
ム 3 下面カバーゴム 4 芯体補強層 5 耐摩耗性に優れたゴムコンパウンド 5a 高耐摩耗性ゴムコンパウンド 5b 中耐摩耗性ゴムコンパウンド 5c 低耐摩耗性ゴムコンパウンド 6a,6b ベルト両耳部 7 スカート
ゴム X 荷物積載部(摩耗促進部) Y スカートゴ
ムの接触部 H ベルト幅方向 t ベルト厚さ
方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天川 一彦 千葉県君津市君津台3−2−1 (72)発明者 末永 千利 千葉県君津市法木作1−8−28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面カバーゴムと下面カバーゴムとの間
    に、芯体補強層を埋設して成るコンベヤベルトにおい
    て、前記上面カバーゴム及び下面カバーゴムの表面の摩
    耗促進部で、かつベルト本体の幅方向及び厚さ方向に、
    摩耗性指数の異なる少なくとも2種類以上の耐摩耗性に
    優れたゴムコンパウンドを配設したことを特徴とするコ
    ンベヤベルト。
  2. 【請求項2】 前記耐摩耗性ゴムコンパウンドが、N
    R,SBR,BR等である請求項1に記載のコンベヤベ
    ルト。
  3. 【請求項3】 上面カバーゴムと下面カバーゴムとの間
    に、芯体補強層を埋設して成るコンベヤベルトにおい
    て、前記上面カバーゴムの荷物積載部の両側に配設され
    るスカートゴム接触部及び荷物積載部に、高耐摩耗性に
    優れたゴムコンパウンドを配設したことを特徴とするコ
    ンベヤベルト。
  4. 【請求項4】 前記耐摩耗性ゴムコンパウンドが、N
    R,SBR,BR等である請求項3に記載のコンベヤベ
    ルト。
JP9408596A 1996-04-16 1996-04-16 コンベヤベルト Pending JPH09278139A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148833A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルト
CN110745459A (zh) * 2019-11-21 2020-02-04 江苏凯嘉橡胶科技股份有限公司 非同质断面输送带

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148833A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルト
CN110745459A (zh) * 2019-11-21 2020-02-04 江苏凯嘉橡胶科技股份有限公司 非同质断面输送带
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Effective date: 20041124

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