JPH09277908A - ワイパー駆動ユニット - Google Patents

ワイパー駆動ユニット

Info

Publication number
JPH09277908A
JPH09277908A JP8095574A JP9557496A JPH09277908A JP H09277908 A JPH09277908 A JP H09277908A JP 8095574 A JP8095574 A JP 8095574A JP 9557496 A JP9557496 A JP 9557496A JP H09277908 A JPH09277908 A JP H09277908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
contact
drive motor
electrically connected
wiper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8095574A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Okuda
晴雄 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP8095574A priority Critical patent/JPH09277908A/ja
Publication of JPH09277908A publication Critical patent/JPH09277908A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットの小型化。 【解決手段】 駆動モータ制御用の回路パターンが、同
心円上に設けられた第1パターン401、第2パターン
402、第3パターン403からなり、コンタクト50
の接点が、第1パターン401、第2パターン402に
スライド接触する第1接点51と、第3パターン403
にスライド接触する第2接点52とからなる。この結
果、第1接点51が第1パターン401、第2パターン
402上を、第2接点52が第3パターン403上を1
周スライド接触することにより、出力軸7が所定の回転
数に回転制御される。このように、駆動モータ制御用の
回路パターン401、402、403へのコンタクト5
0の接点51、52が2個であるから、その分ユニット
の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用の
ウインドワイパー、ミラーワイパー、ランプワイパー等
のワイパー装置のワイパーアームを所定数往復駆動する
ためのワイパー駆動ユニットであって、駆動モータ及び
この駆動モータの駆動を制御する機構等が内蔵された駆
動ユニットに係り、特に、小型化に適したワイパー駆動
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はワイパー装置の1例として示した
自動車用ミラーワイパーの全体的な分解斜視図である。
ミラーハウジング21の前面開口部にはミラー22がリ
ム23により嵌合固定されている。上記のリム23には
ミラー面と略直交する軸受孔24が設けられていて、こ
の軸受孔24にはワイパー駆動シャフト25が回動自在
に支承されている。上記ワイパー駆動シャフト25の端
部にはワイパー組立品26のワイパーアーム27がナッ
ト28により嵌合固定されている。29は上記のナット
28を覆うワイパーカバーである。前記のワイパー駆動
シャフト25には被動レバー30が固定されている。一
方、前記ミラーハウジング21の中には駆動ユニット3
1が設置されている。この駆動ユニット31内には駆動
用のモータ(図示せず)及び減速歯車等(図示せず)が
収納されていて、この駆動ユニット31により出力軸7
が回転する。上記の出力軸7にはクランクアーム32が
固定され、該クランクアーム32のクランクピン34と
前記被動レバー30とが連結杆33によって連結されて
いる。これにより、出力軸7が1回転するとワイパー駆
動シャフト25が1往復回動し、該ワイパー駆動シャフ
ト25に取付けられたワイパーアーム27を介してワイ
パー組立品26は往復払拭作動する。前記出力軸7が連
続回転すると、ワイパー駆動シャフト25は連続往復回
動し、ワイパーアーム27を介してワイパー組立品26
は連続的に往復作動して払拭機能を果たす。
【0003】ここで、小雨の時には連続的に払拭作動す
る必要が無く、数回往復作動した後に休止していて、暫
く(所定時間)経ってから再度数回往復作動するといっ
た間欠運転が好適である。図8及び図9は出力軸を間欠
的に回転させるように構成された制御機構を備えた自動
車用ミラーワイパーのワイパー装置(ワイパー駆動ユニ
ット)の従来例を示し、図8はハウジングの蓋を取除い
た状態を模式的に描いた正面図、図9は図8におけるI
X−IX線断面図である。図8において、ユニットハウ
ジング1内には駆動用のモータ2が設置されており、そ
のモータ2の回転軸にはウオーム3が固定されている。
上記のウオーム3にはウォームホイール4が噛合してお
り、このウオームホイール4には動力増幅伝達用の元ギ
ア5が同軸に固定されている。この動力増幅伝達用の元
ギア5には動力増幅伝達用の受ギア6が噛合しており、
この動力増幅伝達用の受ギア6には出力軸7が固定され
ていて、該動力増幅伝達用の受ギア6と出力軸7とが一
体に回転する。この出力軸7は、先の図7について説明
した出力軸7であって、ワイパー組立品26を払拭作動
させるためのものである。上記出力軸7には出力軸回転
数制御用の元ギア8が前記動力増幅伝達用の受ギア6と
同軸に固定されており、この出力軸回転数制御用の元ギ
ア8には出力軸回転数制御用の受ギア9が噛合してい
る。これにより、該出力軸回転数制御用の受ギア9は、
出力軸7と所定の回転速度(回転比)、この例では1/
3の回転速度(回転比)で回転するように構成されてい
る。図9において、前記出力軸回転数制御用の受ギア9
には図10について後に詳述するプリントサーキット1
0が貼着されている。一方、ユニットハウジング1内に
はプリント基板11が設置されていて、該プリント基板
11には複数個のコンタクトポイント15(図9におい
て重なっている。図10について詳述)が搭載されてお
り、この複数個のコンタクトポイント15が前記プリン
ト基板11にスライド摺触して導通している。
【0004】図10は、図8及び図9に示した従来例の
ワイパー装置(ワイパーユニット)の電気回路図であ
る。本図10に示したプリントサーキット10は出力軸
回転数制御用の受ギア9と一緒に出力軸7の1/3の回
転速度(回転比)で回転する。このプリントサーキット
10は略輪状のパターンを有し、その外周円に切欠部1
0aが形成されるとともに、その内周円に突起部10b
が形成されている。上記切欠部10aに対向するように
位置せしめてコンタクトポイント15Aが設けられると
ともに、前記突起部10bに対向するように位置せしめ
てコンタクトポイント15Cが設けられ、かつ、前記切
欠部10aにも突起部10bにも対向しないように位置
せしめてコンタクトポイント15Bが設けられている。
図10において、図示の14はプッシュスイッチであっ
て、押動されていないときはCOM接点とNC接点とが
導通され、押動されているときはCOM接点とNO接点
とが導通される構造である。上記COM接点は駆動モー
タ2のマイナス端子に接続導通されている。上記駆動用
モータ2のプラス端子はサーミスタ13を介して直流電
源BTのプラス端子に接続されている。そして、前記N
O接点は接地され、かつ、前記コンタクトポイント15
Aに接続されている。前記コンタクトポイント15Bは
前記プッシュスイッチ14のNC接点に接続され、コン
タクトポイント15Cは駆動用モータ2のプラス端子に
接続されている。
【0005】いま、図10のプッシュスイッチ14を押
していない状態について考察すると、モータ2のプラス
端子は直流電源BTのプラス端子に導通されているが、
該モータ2のマイナス端子が接地されていないので、該
モータ2と直流電源BTとを含む閉回路が形成されず、
該モータ2は回転しない。そして、上記プッシュスイッ
チ14を押動してCOM接点とNO接点とが導通する
と、上記モータ2のマイナス端子がNO接点を介して接
地され、該モータ2は回転を開始する。これに伴ってプ
リントサーキット10も回り始める。プリントサーキッ
ト10が若干回った後(コンタクトポイント15Aがプ
リントサーキット10に接触した時点)、プッシュスイ
ッチ14の押動を解除すると、該プッシュスイッチは常
態に復元するが、モータ2のマイナス端子はプッシュス
イッチのCOM接点→同NC接点→コンタクトポイント
15B→プリントサーキット10→コンタクトポイント
15Aを介して接地されるので、該モータ2は回転を継
続する。図7〜9に示した出力軸7が3回転するとワイ
パー組立品26(図7)は払拭作動を3回繰り返し、こ
の間にプリントサーキット10(図9及び図10)は1
回転し、図10に描いた状態に復帰する。するとコンタ
クトポイント15Aがプリントサーキット10の切欠部
10aに達してモータ2の通電が断たれ、該モータ2の
回転力発生が消失する。これと略同時にコンタクトポイ
ント15Cがプリントサーキット10の突起部10bに
接触し、モータ2の両端子が短絡されるので、該モータ
2は電気制動を受けて急停止する。以上のようにして、
上述の従来形制御機構を備えたワイパー装置は、プッシ
ュスイッチ14を一時的に押動すると、ワイパー組立品
26が3往復だけ払拭作動した後、自動的に停止すると
いう機能を果たす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例(図8乃至
図10)のワイパー駆動ユニットにおいて、プリントサ
ーキット11を出力軸回転数制御用の受ギア9に固定し
て回転させるという構造は好ましくない。
【0007】そこで、本出願人は、プリントサーキット
をギアに固定して回転させる必要が無く、しかもスイッ
チを閉じるとワイパーが所定回数だけ払拭作動した後に
自動停止する、ワイパー駆動ユニット(実願平5−17
176号(実開平6−75928号))を先に出願し
た。
【0008】この先の出願にかかるワイパー駆動ユニッ
トは、駆動モータにより減速歯車機構を介して回転駆動
される出力軸を有し、(a)前記の出力軸に固着され
た、前記減速歯車機構に属しない元歯車と、(b)上記
の元歯車と噛合して回転せしめられる、前記減速歯車機
構に属しない受歯車と、(C)前記駆動ユニットの静止
部材に対して固定されたプリント基板と、(d)上記プ
リント基板上に形成された回路パターンと、(e)前記
b項の受歯車に固定されて相互に導通している複数個の
コンタクトポイントとを具備し、上記e項のコンタクト
ポイントが前記d項の回路パターンに摺触しつつ、前記
b項の受歯車と一体的に回転する構造からなるものであ
る。
【0009】本発明は、上述の先の出願にかかるワイパ
ー駆動ユニットの改良に掛かり、さらに小型化に最適な
ワイパー駆動ユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、駆動モータ制御用の回路パターンが、
同一円周上に設けられた第1パターン及び第2パターン
と、前記第1パターン及び前記第2パターンの円周と同
心円上に設けられた第3パターンとからなり、この第1
パターンと第2パターンと第3パターンとが相互に絶縁
されており、一方、コンタクトの接点が、前記第1パタ
ーン又は前記第2パターンにスライド接触する第1接点
と、前記第3パターンにスライド接触する第2接点とか
らなり、この第1接点と第2接点とが相互に導通されて
いることを特徴とする。
【0011】この結果、本発明のワイパー駆動ユニット
は、第1接点が第1パターンと第2パターン上を、また
第2接点が第3パターン上を1周スライド接触すること
により、出力軸が所定の回転数に回転制御される。そし
て、本発明のワイパー駆動ユニットにおいて、駆動モー
タ制御用の回路パターンへのコンタクトの接点が2個で
あるから、その分ユニットの小型化を図ることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明のワイパー駆動ユニ
ットの一実施の形態を図1乃至図6を参照して説明す
る。図中、図7乃至図10と同符号は前記従来例におけ
るものと同様ないし類似の構成部分を示す。
【0013】図3に示すように、上ハウジング100と
下ハウジング101とから構成されているユニットハウ
ジング1にはプリント基板40が固定されている。この
プリント基板40上には、図4に示すように、駆動モー
タ制御用の回路パターン401、402、403及び電
源供給用の回路パターン411、412、413及び配
線用の回路パターン421、422、423、424、
425、426がそれぞれ形成されている。
【0014】前記駆動モータ制御用の回路パターンは、
同一円周上に設けられた小円弧の第1パターン401及
び大円弧の第2パターン402と、前記第1パターン4
01及び前記第2パターン402の円周と同心円上にか
つ前記第1パターン401及び前記第2パターン402
の円周よりも小さい径の円周上に設けられた第3パター
ン403とからなり、この第1パターン401と第2パ
ターン402と第3パターン403とは相互に絶縁され
ている。
【0015】前記電源供給用の回路パターン(第1パタ
ーン411、第2パターン412、第3パターン41
3)は、図4に示すように、それぞれ長方形状をなし、
プリント基板40の右辺上方にそれぞれ形成されてい
る。
【0016】そして、図1及び図4に示すように、前記
駆動モータ制御用の第1パターン401は前記配線用の
第1パターン421を介して前記電源供給用の第1パタ
ーン411に電気的に接続されており、前記駆動モータ
制御用の第2パターン402は前記配線用の第2パター
ン422を介して前記電源供給用の第2パターン412
に電気的に接続されており、前記駆動モータ制御用の第
3パターン403は前記配線用の第3パターン423、
424、425、426及びサーミスタ13及び駆動モ
ータ2を介して前記電源供給用の第3パターン413に
電気的に接続されている。
【0017】図2及び図3に示すように、ユニットハウ
ジング1の上ハウジング100にはユニット外部への接
続線、すなわち第1接続線の第1ターミナル441及び
第2接続線の第2ターミナル442及び第3接続線の第
3ターミナル443がそれぞれ一体成形又は接着等によ
り固定されている。この第1ターミナル441及び第2
ターミナル442及び第3ターミナル443のU字形状
の一端が前記電源供給用の第1パターン411及び第2
パターン412及び第3パターン413にそれぞれ圧接
されて電気的に接続されている。この第1ターミナル4
41及び第2ターミナル442及び第3ターミナル44
3は、このターミナル441〜443の板形状の他端が
外部側のコネクタ(図示せず)に電気的に接続されかつ
機械的に着脱可能に取り付けられるコネクタのターミナ
ルを構成する。
【0018】図2及び図3に示すように、出力軸回転数
制御用の受ギア9にはコンタクト50が固定されてい
る。このコンタクト50は、図5及び図6に示すよう
に、導電性及びばね性を有する材質から構成されてお
り、固定部53と、この固定部53から同じ長さ一体に
延設された2本の弾性腕54及び55と、この2本の弾
性腕54及び55の先端に一体に設けた小半球凸部形状
の第1接点51及び第2接点とからなる。この第1接点
51と第2接点521とは、2本の弾性腕54及び55
及び固定部53を介して相互に電気的に導通されている
こととなる。このコンタクト50の固定部53が出力軸
回転数制御用の受ギア9の下面のうち回転中心から偏心
した箇所にスクリュウ56により固定され、かつこのコ
ンタクト50の第1接点51及び第2接点52が前記駆
動モータ制御用の第1パターン401、第2パターン4
02及び第3パターン403にスライド接触可能に圧接
されている。このとき、2本の弾性腕54及び55は図
6中の一点鎖線に示すように撓む。
【0019】図1は本発明のワイパー駆動ユニットの電
気回路図である。この電気回路図において、前記駆動モ
ータ制御用の第1パターン401は前記配線用の第1パ
ターン421及び前記電源供給用の第1パターン411
及び前記第1接続線のターミナル441を介してプッシ
ュスイッチのワイパースイッチ14のCOM接点に電気
的に接続されている。前記駆動モータ制御用の第2パタ
ーン402は前記配線用の第2パターン422及び前記
電源供給用の第2パターン412及び前記第2接続線の
ターミナル442を介して前記ワイパースイッチ14の
NO接点及び直流電源BTの+端子に電気的に接続され
ている。前記駆動モータ制御用の第3パターン403は
前記配線用の第3パターン423、424、425、4
26及び前記電源供給用の第3パターン413及び前記
第3接続線のターミナル443を介して前記ワイパース
イッチ14のNC接点及び直流電源BTの−端子に電気
的に接続されている。前記配線用の第1パターン421
の途中の第1接続部Aにはダイオード43のアノード
が、かつ前記配線用の第3パターン423と424との
間の第2接続部Bには前記ダイオード43のカソードが
それぞれ電気的に接続されている。前記配線用の第3パ
ターン424の第3接続部Cと前記配線用の第3パター
ン425の第4接続部Dとにはサーミスタ13の両端子
がそれぞれ電気的に接続されている。前記駆動モータ2
は前記配線用の第3パターンの途中に電気的に接続され
ている。すなわち、前記配線用の第3パターン425の
第5接続部Eと駆動モータ2の+端子とにモータ駆動用
コード200の両端が、また前記配線用の第3パターン
426の第6接続部Fと駆動モータ2の−端子とにモー
タ駆動用コード201の両端が、それぞれ電気的に接続
されている。
【0020】次に、上述の構成からなる本発明のワイパ
ー駆動ユニットの組み付け方について説明する。 1.駆動モータ2のシャフトにウォーム3を圧入して取
り付ける(第1サブ組み付け部品)。 2.ピン70を出力軸7の透孔中に差込み、このピン7
0及び出力軸7を一体に構成されている動力増幅伝達用
の受ギア6及び出力軸回転数制御用の元ギア8に圧入し
て一体となす(第2サブ組み付け部品)。 3.出力軸回転数制御用の受ギア9にコンタクト50を
スクリュウ56により固定する(第3サブ組み付け部
品)。 4.プリント基板40の配線用の回路パターンにダイオ
ード43の両端子及びサーミスタ13の両端子及びモー
タ駆動用コード200、201の一端をそれぞれ半田付
けする(第4サブ組み付け部品)。 5.下ハウジング101にパッキング102及びブッシ
ュ103及びOリング104をそれぞれ組み付ける(第
5サブ組み付け部品)。 6.上記第5サブ組み付け部品に、第4サブ組み付け部
品、第1サブ組み付け部品、第3サブ組み付け部品、一
体に構成されているウォームホイール4及び動力増幅伝
達用の元ギア5、第2サブ組み付け部品を、順番にそれ
ぞれ組み付ける。このとき、ウォーム3とウォームホイ
ール4とが、動力増幅伝達用の元ギア5と動力増幅伝達
用の受ギア6とが、出力軸回転数制御用の元ギア8と出
力軸回転数制御用の受ギア9とが、それぞれ噛み合うよ
うに組み付ける(第6サブ組み付け部品)。 7.駆動モータ2の+端子及び−端子に上記第6サブ組
み付け部品のモータ駆動用コード200、201の他端
をそれぞれ半田付け又はコネクタ等により電気的に接続
する(第7サブ組み付け部品)。 8.3本のターミナル441、442、443を上ハウ
ジング100に一体成形又は接着等により固定する(第
8サブ組み付け部品)。 9.上記第7サブ組み付け部品に上記第8サブ組み付け
部品を上から被せて固定する。このとき、上記第4サブ
組み付け部品のプリント基板40は上ハウジング100
と下ハウジング101とによりサンドイッチ固定される
と共に、3本のターミナル441、442、443がプ
リント基板40上の電源供給用の回路パターン411、
412、413上に圧接触する。この結果、3本のター
ミナル441、442、443からプリント基板40上
の電源供給用の回路パターン411、412、413へ
の電力供給が可能となる。このようにして、上述の構成
からなる本発明のワイパー駆動ユニットが組み付けられ
る。そして、上述のウォーム3及びウォームホイール4
及び動力増幅伝達用の元ギア5及び動力増幅伝達用の受
ギア6は動力増幅伝達用であり、また上述の出力軸回転
数制御用の元ギア8及び出力軸回転数制御用の受ギア9
は出力軸7の回転数制御用である。
【0021】次に、上述のように構成された本発明のワ
イパー駆動ユニットの操作作動について図1を参照して
説明する。 1.ワイパースイッチ14をプッシュして可動接点を実
線状態から破線状態に切り替えてCOM接点とNO接点
とを導通させる。すると、電流が電源BTの+端子→N
O接点→COM接点→第1ターミナル441→電源供給
用の第1パターン411→ダイオード43→配線用の第
3パターン424→サーミスタ13→配線用の第3パタ
ーン425→モータ駆動用コード200→駆動モータ2
→モータ駆動用コード201→配線用の第3パターン4
26→電源供給用の第3パターン413→第3ターミナ
ル443→NC接点→電源BTの−端子と流れ、駆動モ
ータ2が回転駆動する。
【0022】2.駆動モータ2が回転駆動すると、この
駆動モータ2の回転駆動力(動力)がウォーム3、ウォ
ームホイール4、動力増幅伝達用の元ギア5を介して動
力増幅伝達用の受ギア6に増幅伝達され、この動力増幅
伝達用の受ギア6と一体の出力軸7が回転する。
【0023】3.動力増幅伝達用の受ギア6が回転する
と、この動力増幅伝達用の受ギア6と一体に構成された
出力軸回転数制御用の元ギア8と噛み合う出力軸回転数
制御用の受ギア9が回転する。このとき、出力軸回転数
制御用の受ギア9に固定されたコンタクト50もプリン
ト基板40上を回転し、コンタクト50の第1接点51
が駆動モータ制御用の第1パターン401から駆動モー
タ制御用の第2パターン402にスライド接触し、一方
コンタクト50の第2接点52が駆動モータ制御用の第
3パターン403上をスライド接触する。
【0024】4.上述の3の状態で、ワイパースイッチ
14の可動接点のプッシュ状態を解除すると、可動接点
が破線状態から実線状態に自動復帰して切り替わってC
OM接点とNC接点とが導通する。そして、電流が電源
BTの+端子→第2ターミナル442→電源供給用の第
2パターン412→配線用の第2パターン422→駆動
モータ制御用の第2パターン402→コンタクト50→
駆動モータ制御用の第3パターン403→配線用の第3
パターン423、424→サーミスタ13→配線用の第
3パターン425→モータ駆動用コード200→駆動モ
ータ2→モータ駆動用コード201→配線用の第3パタ
ーン426→電源供給用の第3パターン413→第3タ
ーミナル443→NC接点→電源BTの−端子と流れる
ため、駆動モータ2が回転駆動し続ける。
【0025】5.コンタクト50がプリント基板40上
を回転し続けて、このコンタクト50の第1接点51が
駆動モータ制御用の第2パターン402から外れると、
駆動モータ2への電力供給がストップされるが、駆動モ
ータ2はイナーシャーにより回転し続け、上述のコンタ
クト50の第1接点51が駆動モータ制御用の第1パタ
ーン401にスライド接触する(図1の状態)。
【0026】6.コンタクト50の第1接点51が駆動
モータ制御用の第1パターン401にスライド接触する
と、駆動モータ2の両端子が共に−電位となり、駆動モ
ータ2に制動が掛かり駆動モータ2は瞬時に停止する。
【0027】そして、上述のワイパースイッチ14の1
プッシュ操作により出力軸7が何回転して止るかは、出
力軸回転数制御用の元ギア8と出力軸回転数制御用の受
ギア9との歯数比(ギア比)で決まりかつ設定できる。
この例では3回転である。
【0028】また、上述のワイパースイッチ14の1プ
ッシュ操作により、可動接点が実線状態から破線状態に
切り替わってCOM接点とNO接点とが導通してから、
可動接点が破線状態から実線状態に自動復帰してCOM
接点とNC接点とが導通するまでの時間は、コンタクト
50の第1接点が駆動モータ制御用の第1パターン40
1から駆動モータ制御用の第2パターン402にスライ
ド接触するまでの時間よりも若干長い。この時間制御
(タイミング制御)は機械的に又は電気的に行われる。
【0029】このように、この実施の形態における本発
明のワイパー駆動ユニットは、駆動モータ制御用の回路
パターン401、402、403へのコンタクト50の
接点51、52が2個であるから、その分ユニット全体
の小型化を図ることができる。
【0030】特に、この実施の形態において、コンタク
ト50の第1接点51及び前記第2接点52は、固定部
53から同じ長さ一体に延設された2本の弾性腕54及
び55の先端に一体に設けられたものであるから、出力
軸回転数制御用の受ギア9に固定された箇所から駆動モ
ータ制御用の回路パターン401、402、403にス
ライド接触する箇所までの長さが同一で、駆動モータ制
御用の回路パターン401、402、403への同一一
定の接点圧が容易に得られる。
【0031】また、この実施の形態において、ユニット
31外部への接続線(第1ターミナル441、第2ター
ミナル442、第3ターミナル443)は3本と少な
い。このために、接続線としてターミナルを使用せずに
コードを使用した場合、このコードを防水グロメットの
透孔中に水密に通す手間がコードの少ない分省ける。
【0032】さらに、この実施の形態において、ユニッ
ト31外部への3本の接続線は、外部側のコネクタ(図
示せず)と電気的に接続されるコネクタのターミナル4
41、442、443からなるので、接続線としてのコ
ードを防水グロメット中に通す手間が省略でき、かつ防
水グロメットが不要となる。
【0033】
【発明の効果】本発明のワイパー駆動ユニットは、駆動
モータ制御用の回路パターンへのコンタクトの接点が2
個であるから、その分ユニットの小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイパー駆動ユニットの一実施の形態
を示した電気回路図である。
【図2】上ハウジングを取り外した状態の平面図であ
る。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】プリント基板の平面図である。
【図5】コンタクトの平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】ワイパー装置の1例として示した自動車用ミラ
ーワイパーの全体的な分解斜視図である。
【図8】出力軸を間欠的に回転させるように構成された
制御機構を備えた従来の自動車用ワイパー装置のワイパ
ー駆動ユニットを示し、ハウジングの蓋を取除いた状態
を模式的に描いた正面図である。
【図9】図8におけるIX−IX線断面図である。
【図10】図8及び図9に示した従来例のワイパー駆動
ユニットの電気回路図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、100…上ハウジング、101…下ハ
ウジング、2…駆動モータ、3…ウオーム、4…ウオー
ムホイール、5…動力増幅伝達用の元ギア、6…動力増
幅伝達用の受ギア、7…出力軸、8…出力軸回転数制御
用の元ギア、9…出力軸回転数制御用の受ギア、13…
サーミスタ、14…ワイパースイッチ、21…ミラーハ
ウジング、22…ミラー、23…リム、24…軸受孔、
26…ワイパー組立品、27…ワイパーアーム、28…
ナット、29…ワイパーカバー、30…被動レバー、3
1…駆動ユニット、32…クランクアーム、33…連結
杆、34…クランクピン、401、402、403…駆
動モータ制御用の回路パターン、411、412、41
3…電源供給用のパターン、421、422、423、
424、425、426…配線用のパターン、441、
442、443…ターミナル、50…コンタクト、51
…第1接点、52…第2接点、53…固定部、54、5
5…弾性腕。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットハウジング内に内蔵された駆動
    モータにより、動力増幅伝達用のギア機構を介して回転
    駆動される出力軸を有するワイパー用の駆動ユニットで
    あって、 前記出力軸に固定された出力軸回転数制御用のギア機構
    と、 前記ユニットハウジングに固定されたプリント基板と、 前記プリント基板上に形成された、駆動モータ制御用の
    回路パターン及び電源供給用の回路パターン及び配線用
    の回路パターンと、 前記出力軸回転数制御用のギア機構に固定されかつ前記
    駆動モータ制御用の回路パターン上にスライド接触する
    コンタクトの接点と、 を具備し、 前記出力軸が所定の回転数に回転制御されるワイパー駆
    動ユニットにおいて、 前記駆動モータ制御用の回路パターンは、同一円周上に
    設けられた第1パターン及び第2パターンと、前記第1
    パターン及び前記第2パターンの円周と同心円上に設け
    られた第3パターンとからなり、この第1パターンと第
    2パターンと第3パターンとは相互に絶縁されており、 前記コンタクトの接点は、前記第1パターン又は前記第
    2パターンにスライド接触する第1接点と、前記第3パ
    ターンにスライド接触する第2接点とからなり、この第
    1接点と第2接点とは相互に導通されており、 前記第1接点及び前記第2接点は、前記出力軸回転数制
    御用のギア機構に固定された箇所から前記第1パターン
    前記第2パターン及び前記第3パターンにスライド接触
    する箇所までの腕の長さが同一で、前記第1パターン前
    記第2パターン及び前記第3パターンへの接点圧が同一
    一定であることを特徴とするワイパー駆動ユニット。
  2. 【請求項2】 前記駆動モータ制御用の第1パターンは
    前記配線用の第1パターンを介して前記電源供給用の第
    1パターンに電気的に接続されており、前記駆動モータ
    制御用の第2パターンは前記配線用の第2パターンを介
    して前記電源供給用の第2パターンに電気的に接続され
    ており、前記駆動モータ制御用の第3パターンは前記配
    線用の第3パターンを介して前記電源供給用の第3パタ
    ーンに電気的に接続されており、前記前記電源供給用の
    第1パターン及び第2パターン及び第3パターンにはユ
    ニット外部への第1接続線及び第2接続線及び第3接続
    線がそれぞれ電気的に接続されており、この第1接続線
    及び第2接続線及び第3接続線は外部側のコネクタと電
    気的に接続されるコネクタのターミナルからなることを
    特徴とする請求項1に記載のワイパー駆動ユニット。
  3. 【請求項3】 前記駆動モータ制御用の第1パターンは
    前記配線用の第1パターン及び前記電源供給用の第1パ
    ターン及び前記第1接続線のターミナルを介してワイパ
    ースイッチのCOM接点に電気的に接続されており、 前記駆動モータ制御用の第2パターンは前記配線用の第
    2パターン及び前記電源供給用の第2パターン及び前記
    第2接続線のターミナルを介して前記ワイパースイッチ
    のNO接点及び電源の+端子に電気的に接続されてお
    り、 前記駆動モータ制御用の第3パターンは前記配線用の第
    3パターン及び前記電源供給用の第3パターン及び前記
    第3接続線のターミナルを介して前記ワイパースイッチ
    のNC接点及び電源の−端子に電気的に接続されてお
    り、 前記駆動モータは前記配線用の第3パターンの途中に電
    気的に接続されており、 前記配線用の第1パターンにはダイオードのアノード
    が、かつ前記配線用の第3パターンには前記ダイオード
    のカソードがそれぞれ電気的に接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載のワイパー駆動ユニット。
JP8095574A 1996-04-17 1996-04-17 ワイパー駆動ユニット Pending JPH09277908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8095574A JPH09277908A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 ワイパー駆動ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8095574A JPH09277908A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 ワイパー駆動ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09277908A true JPH09277908A (ja) 1997-10-28

Family

ID=14141368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8095574A Pending JPH09277908A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 ワイパー駆動ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09277908A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002034587A1 (de) * 2000-10-28 2002-05-02 Robert Bosch Gmbh Kontaktscheibensystem und verfahren zum steuern eines scheibenwischermotors

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002034587A1 (de) * 2000-10-28 2002-05-02 Robert Bosch Gmbh Kontaktscheibensystem und verfahren zum steuern eines scheibenwischermotors
US6800978B2 (en) 2000-10-28 2004-10-05 Robert Bosch Gmbh Contact washer system and method for controlling a windscreen wiper motor
KR100769844B1 (ko) * 2000-10-28 2007-10-24 로베르트 보쉬 게엠베하 콘택 디스크 시스템 및 윈드 스크린 와이퍼 모터의 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4259624A (en) Arrangement for wiping a vehicle window
KR100452833B1 (ko) 조작형전자부품
US11833643B2 (en) Pressing and driving mechanism and electric screwdriver containing the same
JPH10269898A (ja) 車載用ノブスイッチ装置
WO2005020423A3 (en) Climate control system and motor actuator therefor
JPH09277908A (ja) ワイパー駆動ユニット
JP2013141868A (ja) 操作装置
US4455511A (en) Windshield wiper mechanism
KR101542858B1 (ko) 차량용 멀티 펑션 스위치 어셈블리
JP4153183B2 (ja) レシプロソー
US4315170A (en) Reversible electric motor
US5981886A (en) Multifunction switch assembly
US1608985A (en) Motor-control system for electrically-operated windshield cleaners
JPH0487127A (ja) 切換スイッチ
JPH0373501B2 (ja)
JP3716433B2 (ja) スイッチ
JP4350920B2 (ja) レバースイッチ装置
US3407427A (en) Windshield wiper mechanism
CN217065996U (zh) 一种杯垫装置
JPS6325249Y2 (ja)
JPH07328034A (ja) 根管長測定機能付きハンドピース用ヘッド
JPH0132604Y2 (ja)
JPH0139092Y2 (ja)
JP2003299315A (ja) 駆動装置及び車両用ワイパ駆動装置
JP3460582B2 (ja) 車両用コンビネーションスイッチの構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050419