JPH09277881A - 自動車用アンテナ - Google Patents
自動車用アンテナInfo
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- JPH09277881A JPH09277881A JP9433496A JP9433496A JPH09277881A JP H09277881 A JPH09277881 A JP H09277881A JP 9433496 A JP9433496 A JP 9433496A JP 9433496 A JP9433496 A JP 9433496A JP H09277881 A JPH09277881 A JP H09277881A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンテナケーブルの最短距離化、接続部の簡
易化、漏水防止、車内にケーブルを引き回さないように
できる自動車用アンテナを提供する 【解決手段】 自動車のインパネの上部構成部材７であ
るセーフィティーパッド７’の樹脂パネルにラジオ用の
アンテナ１と、ＧＰＳアンテナ２が嵌入できる凹部を設
け、その凹部に前記アンテナ１，２を嵌入したのち、樹
脂モールドすることにより、前記アンテナ１，２をイン
パネの表面材の一部として形成する。そして、前記アン
テナ１，２からインパネに取り付けたラジオ８、カーナ
ビ本体９などに前記アンテナ１，２からのケーブルを接
続することにより、ケーブルの最短距離化、接続部の簡
易化、漏水防止を図り、かつ、車内にケーブルを引き回
さない自動車用アンテナを提供する。
易化、漏水防止、車内にケーブルを引き回さないように
できる自動車用アンテナを提供する 【解決手段】 自動車のインパネの上部構成部材７であ
るセーフィティーパッド７’の樹脂パネルにラジオ用の
アンテナ１と、ＧＰＳアンテナ２が嵌入できる凹部を設
け、その凹部に前記アンテナ１，２を嵌入したのち、樹
脂モールドすることにより、前記アンテナ１，２をイン
パネの表面材の一部として形成する。そして、前記アン
テナ１，２からインパネに取り付けたラジオ８、カーナ
ビ本体９などに前記アンテナ１，２からのケーブルを接
続することにより、ケーブルの最短距離化、接続部の簡
易化、漏水防止を図り、かつ、車内にケーブルを引き回
さない自動車用アンテナを提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用アンテ
ナに関し、特に、そのアンテナをインストルメントパネ
ルと一体あるいはインストルメントパネルの内側に取り
付けるようにした自動車用アンテナに関するものであ
る。
ナに関し、特に、そのアンテナをインストルメントパネ
ルと一体あるいはインストルメントパネルの内側に取り
付けるようにした自動車用アンテナに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車に装備されるポピュラー
なアンテナとして、図１２に示すようにフロントフェン
ダー、リヤボディー、フロントピラーなどに取り付けら
れるロッドアンテナあるいはフロントウインドウ、リア
ウインドウに張り付けたり、合わせ込んだりするガラス
アンテナなどのラジオ用の受信アンテナ１がある。
なアンテナとして、図１２に示すようにフロントフェン
ダー、リヤボディー、フロントピラーなどに取り付けら
れるロッドアンテナあるいはフロントウインドウ、リア
ウインドウに張り付けたり、合わせ込んだりするガラス
アンテナなどのラジオ用の受信アンテナ１がある。
【０００３】ところで、近年、自動車電話やカーナビケ
ーションシステムなどの普及と共に、自動車に取り付け
られるアンテナの数も増加する傾向にある。
ーションシステムなどの普及と共に、自動車に取り付け
られるアンテナの数も増加する傾向にある。
【０００４】特に、普及の目ざましいＧＰＳを用いるカ
ーナビケーションシステムでは、衛星から時間情報や軌
道情報を受信するための受信アンテナとしてフードがド
ーム状のＧＰＳ用の受信アンテナ（以下、ＧＰＳアンテ
ナ）３を車体あるいは車内に取り付ける必要があった。
そのため、図１２に示すように、底面にマグネットを取
り付けて車体のルーフやトランクなどに取り付けたり、
底面に両面テープを張り付け、車内のインストルメント
パネル（以下、インパネ）５の上やリアシート後方のリ
アトレイの上などの頭上の衛星を見通せる場所に取り付
けていた。
ーナビケーションシステムでは、衛星から時間情報や軌
道情報を受信するための受信アンテナとしてフードがド
ーム状のＧＰＳ用の受信アンテナ（以下、ＧＰＳアンテ
ナ）３を車体あるいは車内に取り付ける必要があった。
そのため、図１２に示すように、底面にマグネットを取
り付けて車体のルーフやトランクなどに取り付けたり、
底面に両面テープを張り付け、車内のインストルメント
パネル（以下、インパネ）５の上やリアシート後方のリ
アトレイの上などの頭上の衛星を見通せる場所に取り付
けていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように装着されるアンテナでは、以下に示すような問題
がある。
ように装着されるアンテナでは、以下に示すような問題
がある。
【０００６】（１） 上記のラジオ用のアンテナでは、
アンテナの設置場所が、受信機を取り付けるインパネか
ら離れたフェンダー、リヤボディー、フロントピラー、
フロントウインドウやリアウインドウであるため、接続
ケーブルが長くなり、図１２に示すように、途中で１、
２箇所のコネクタ３によって接続ケーブル１２を繋ぐ必
要がある。
アンテナの設置場所が、受信機を取り付けるインパネか
ら離れたフェンダー、リヤボディー、フロントピラー、
フロントウインドウやリアウインドウであるため、接続
ケーブルが長くなり、図１２に示すように、途中で１、
２箇所のコネクタ３によって接続ケーブル１２を繋ぐ必
要がある。
【０００７】（２） 上記ＧＰＳアンテナ３を車体に取
り付けた場合、接続ケーブル４を車内の受信機に引き込
む必要があり、その際、接続ケーブル４をドアトリム
（パッキン）に隙間を作ったり、トランクドアとボディ
ーとに無理に隙間を作って車内に導入しなければならな
いため、気密性が悪くなって雨水などの漏水を招く問題
がある。
り付けた場合、接続ケーブル４を車内の受信機に引き込
む必要があり、その際、接続ケーブル４をドアトリム
（パッキン）に隙間を作ったり、トランクドアとボディ
ーとに無理に隙間を作って車内に導入しなければならな
いため、気密性が悪くなって雨水などの漏水を招く問題
がある。
【０００８】（３） 一方、ＧＰＳアンテナ３を車内に
取り付けた場合では、車内に接続ケーブル４を引き回す
ことになり、美観状好ましくない問題がある。
取り付けた場合では、車内に接続ケーブル４を引き回す
ことになり、美観状好ましくない問題がある。
【０００９】そこで、この発明の課題は、ケーブルを短
くして接続部の簡易化を図り、かつ、アンテナを車外や
車内に設けないようにして漏水の防止や車内にケーブル
を引き回さないようにできる自動車用アンテナを提供す
ることである。
くして接続部の簡易化を図り、かつ、アンテナを車外や
車内に設けないようにして漏水の防止や車内にケーブル
を引き回さないようにできる自動車用アンテナを提供す
ることである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、インストルメントパネルの上部構成
部材にアンテナを埋め込み樹脂モールドしてインストル
メントパネルの表面材の一部として形成する構成を採用
することにより、アンテナがフロントウインドウを介し
て電波を受信できるようにし、かつ、インストルメント
パネルに設けた受信機と最短距離で接続できるようにす
る（請求項１）。
め、この発明では、インストルメントパネルの上部構成
部材にアンテナを埋め込み樹脂モールドしてインストル
メントパネルの表面材の一部として形成する構成を採用
することにより、アンテナがフロントウインドウを介し
て電波を受信できるようにし、かつ、インストルメント
パネルに設けた受信機と最短距離で接続できるようにす
る（請求項１）。
【００１１】このとき、上記アンテナを異なった電子機
器と接続される複数のアンテナとした構成を採用するこ
とにより、複数のアンテナをハイブリッド化して取付を
一度に行えるようにする（請求項２）。
器と接続される複数のアンテナとした構成を採用するこ
とにより、複数のアンテナをハイブリッド化して取付を
一度に行えるようにする（請求項２）。
【００１２】同様に、インストルメントパネルの上部構
成部材の内側にアンテナを取り付けるという構成を採用
することにより、アンテナがフロントウインドウを介し
て電波の受信とインストルメントパネルに設けた受信機
との最短距離による接続ができるようにする（請求項
３）。
成部材の内側にアンテナを取り付けるという構成を採用
することにより、アンテナがフロントウインドウを介し
て電波の受信とインストルメントパネルに設けた受信機
との最短距離による接続ができるようにする（請求項
３）。
【００１３】このとき、上記インストルメントパネルの
上部構成部材の内側をメータ部分のバイザー部とするこ
とができ（請求項４）、上記アンテナをストッパー構造
を有するブラケットで取り付ける（請求項５）構成を採
用することができる。また、上記同様アンテナを異なっ
た電子機器と接続される複数のアンテナとした構成を採
用することもできる（請求項６）。
上部構成部材の内側をメータ部分のバイザー部とするこ
とができ（請求項４）、上記アンテナをストッパー構造
を有するブラケットで取り付ける（請求項５）構成を採
用することができる。また、上記同様アンテナを異なっ
た電子機器と接続される複数のアンテナとした構成を採
用することもできる（請求項６）。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明することにする。
面に基づいて説明することにする。
【００１５】図１に第１実施形態として請求項１及び２
に係る自動車用アンテナ６を示す。
に係る自動車用アンテナ６を示す。
【００１６】この自動車用アンテナ６は、インストルメ
ントパネル（以下、インパネ）５の上部構成部材７にア
ンテナ１，２を埋め込み樹脂モールドしてインパネ５の
表面材の一部として形成したものである。
ントパネル（以下、インパネ）５の上部構成部材７にア
ンテナ１，２を埋め込み樹脂モールドしてインパネ５の
表面材の一部として形成したものである。
【００１７】すなわち、インパネ５は、例えば図２に示
すように、上部構成部材７であるセーフィティーパッド
７’と、ラジオ（テープ、ＣＤ、ＭＤプレーヤなどとラ
ジオがコンビネーションされたカーステレオなども含
む）８、カーナビケーション本体（以下、カーナビ）９
などの取り付け孔の設けられたロワーパネル１０及びア
ンダートレイ１１で構成されており、セーフィティーパ
ッド７’とロワーパネル１０は、図３に示すように、樹
脂パネル１２ａにポリウレタンなどによる緩衝層１２ｂ
とレザーによる表皮層１２ｃを設け、全体をソフトでボ
リューム感を持たせて、安全性を向上させるようにして
ある。
すように、上部構成部材７であるセーフィティーパッド
７’と、ラジオ（テープ、ＣＤ、ＭＤプレーヤなどとラ
ジオがコンビネーションされたカーステレオなども含
む）８、カーナビケーション本体（以下、カーナビ）９
などの取り付け孔の設けられたロワーパネル１０及びア
ンダートレイ１１で構成されており、セーフィティーパ
ッド７’とロワーパネル１０は、図３に示すように、樹
脂パネル１２ａにポリウレタンなどによる緩衝層１２ｂ
とレザーによる表皮層１２ｃを設け、全体をソフトでボ
リューム感を持たせて、安全性を向上させるようにして
ある。
【００１８】そのため、この形態では、セーフィティー
パッド７’の樹脂パネル１２ａにラジオ用のアンテナ１
と、ＧＰＳ受信アンテナ（以下、ＧＰＳアンテナ）２が
嵌入できる凹部１４を設け、その凹部１４に前記アンテ
ナ１，２を嵌入したのち、樹脂モールドすることによ
り、セーフィティーパッド７’と一体となるようにして
組み立ててある。また、このとき、前記樹脂パネル１２
ａの凹部１４には、貫通孔１５を設け、その貫通孔１５
を介して前記アンテナ１，２からの接続ケーブル４を樹
脂パネル１２ａの下方へ導出するようにしてある。
パッド７’の樹脂パネル１２ａにラジオ用のアンテナ１
と、ＧＰＳ受信アンテナ（以下、ＧＰＳアンテナ）２が
嵌入できる凹部１４を設け、その凹部１４に前記アンテ
ナ１，２を嵌入したのち、樹脂モールドすることによ
り、セーフィティーパッド７’と一体となるようにして
組み立ててある。また、このとき、前記樹脂パネル１２
ａの凹部１４には、貫通孔１５を設け、その貫通孔１５
を介して前記アンテナ１，２からの接続ケーブル４を樹
脂パネル１２ａの下方へ導出するようにしてある。
【００１９】このとき、前記アンテナ１，２は、どのよ
うな形態のものを使用してもよいが、ラジオ用アンテナ
１として、例えば、λ／２ダイポールアンテナを使用し
た場合、８０ＭHzのＦＭ電波を受信しようとすると、そ
の長さは、 λ＝３×１０8 ／８０×１０6 ＝３．７ｍ となって、中型車のインパネ５に内蔵できないので、こ
の形態では、「逆Ｆアンテナ」を使用することにした。
うな形態のものを使用してもよいが、ラジオ用アンテナ
１として、例えば、λ／２ダイポールアンテナを使用し
た場合、８０ＭHzのＦＭ電波を受信しようとすると、そ
の長さは、 λ＝３×１０8 ／８０×１０6 ＝３．７ｍ となって、中型車のインパネ５に内蔵できないので、こ
の形態では、「逆Ｆアンテナ」を使用することにした。
【００２０】この逆Ｆアンテナ１’は、図４に示すよう
に、アース導体１６上に放射器１７をマウントしたもの
で、移動体通信用として用いるのに適しており、８０Ｍ
HzのＦＭ電波を受信しようとする場合でも、その寸法
は、図４に示すように、 ａ＝λ／４＝０．９３ｍ と ｂ＝λ／１０＝０．３７ｍ 程度でよいので、軽自動車のインパネ５にも十分内蔵で
きる。
に、アース導体１６上に放射器１７をマウントしたもの
で、移動体通信用として用いるのに適しており、８０Ｍ
HzのＦＭ電波を受信しようとする場合でも、その寸法
は、図４に示すように、 ａ＝λ／４＝０．９３ｍ と ｂ＝λ／１０＝０．３７ｍ 程度でよいので、軽自動車のインパネ５にも十分内蔵で
きる。
【００２１】また、このように前記アンテナ１，２をイ
ンパネ５に内蔵する方式のため、ＧＰＳアンテナ２につ
いても従来のフード付きのＧＰＳアンテナ２に代えて、
図５に示すようなマイクロストリップアンテナ２’を用
いるようにしている。
ンパネ５に内蔵する方式のため、ＧＰＳアンテナ２につ
いても従来のフード付きのＧＰＳアンテナ２に代えて、
図５に示すようなマイクロストリップアンテナ２’を用
いるようにしている。
【００２２】マイクロストリップアンテナ２’は、図５
に示すように誘電体１８をアース導体１６と導体パター
ン１９で挟んだ構造となっており、そのまま樹脂パネル
１２ａの凹部１４へ嵌入し、樹脂モールドすることがで
きる。そのため、従来のＧＰＳアンテナ２に比べフード
を省略することができるというメリットがある。
に示すように誘電体１８をアース導体１６と導体パター
ン１９で挟んだ構造となっており、そのまま樹脂パネル
１２ａの凹部１４へ嵌入し、樹脂モールドすることがで
きる。そのため、従来のＧＰＳアンテナ２に比べフード
を省略することができるというメリットがある。
【００２３】この実施形態は、以上のように構成され、
上記自動車用アンテナ６は、上部構成部材７であるセー
フィティーパッド７’をロワーパネル２４及びアンダー
トレイ２５とともにボディーに取り付け、インパネ５を
組み立てるのであるが、その取り付けは、セーフィティ
ーパッド７’に逆Ｆアンテナ１’とマイクロストリップ
アンテナ２’を内蔵したことにより、従来と同様に取り
付けることができる。
上記自動車用アンテナ６は、上部構成部材７であるセー
フィティーパッド７’をロワーパネル２４及びアンダー
トレイ２５とともにボディーに取り付け、インパネ５を
組み立てるのであるが、その取り付けは、セーフィティ
ーパッド７’に逆Ｆアンテナ１’とマイクロストリップ
アンテナ２’を内蔵したことにより、従来と同様に取り
付けることができる。
【００２４】また、こうしてボディーに取り付けられた
インパネ５にラジオ８、カーナビ本体９などを取り付け
る場合は、図６に示すように、セーフィティーパッド
７’の前記アンテナ１，２からそれぞれ導出される接続
ケーブル４と接続すればよい。
インパネ５にラジオ８、カーナビ本体９などを取り付け
る場合は、図６に示すように、セーフィティーパッド
７’の前記アンテナ１，２からそれぞれ導出される接続
ケーブル４と接続すればよい。
【００２５】このとき、セーフィティーパッド７’から
導出される接続ケーブル４は、インパネ５を取り付ける
際に、ロワーパネル１０のラジオ８、カーナビ本体９な
どの取り付け孔の近くにテープなどによって仮止めする
ようにしておけば、取り付けが簡単にできる。
導出される接続ケーブル４は、インパネ５を取り付ける
際に、ロワーパネル１０のラジオ８、カーナビ本体９な
どの取り付け孔の近くにテープなどによって仮止めする
ようにしておけば、取り付けが簡単にできる。
【００２６】このように、前記アンテナ１，２をインパ
ネ５の上部構成部材７に内蔵したことにより、前記アン
テナ１，２とインパネ５に設けたラジオ８やカーナビ本
体９との接続ケーブル４を短縮することができる。その
ため、前記アンテナ１，２を直接ラジオ８やカーナビ本
体９のコネクタと接続することができるため、コネクタ
の数を減らして接続部の簡易化が図れる。
ネ５の上部構成部材７に内蔵したことにより、前記アン
テナ１，２とインパネ５に設けたラジオ８やカーナビ本
体９との接続ケーブル４を短縮することができる。その
ため、前記アンテナ１，２を直接ラジオ８やカーナビ本
体９のコネクタと接続することができるため、コネクタ
の数を減らして接続部の簡易化が図れる。
【００２７】また、車内にＧＰＳアンテナ２の接続ケー
ブル４を引き込む必要がなく、しかも、接続ケーブル４
を車内に引き回さなくてもよいので、美観を損なうこと
もない。
ブル４を引き込む必要がなく、しかも、接続ケーブル４
を車内に引き回さなくてもよいので、美観を損なうこと
もない。
【００２８】さらに、このように、インパネ５の上部構
成部材７に異なった電子機器と接続される複数のアンテ
ナ１，２を取り付け、ハイブリッド化したことにより、
組み立て作業の簡略化と効率アップも図れる。
成部材７に異なった電子機器と接続される複数のアンテ
ナ１，２を取り付け、ハイブリッド化したことにより、
組み立て作業の簡略化と効率アップも図れる。
【００２９】なお、上記実施形態では、ラジオ用アンテ
ナ１とＧＰＳアンテナ２とを上部構成部材７であるセー
フィティーパッド７’と一体としたものについて述べた
が、上記アンテナ１，２についてはこれ以外にも例え
ば、ＴＶ、ハム無線、電話・・・など他の電子機器のア
ンテナについても実施することができる。また、その個
数も限定されるものではない。
ナ１とＧＰＳアンテナ２とを上部構成部材７であるセー
フィティーパッド７’と一体としたものについて述べた
が、上記アンテナ１，２についてはこれ以外にも例え
ば、ＴＶ、ハム無線、電話・・・など他の電子機器のア
ンテナについても実施することができる。また、その個
数も限定されるものではない。
【００３０】次に、第２実施形態として請求項３乃至６
に係る自動車用アンテナ６’を図７に示す。
に係る自動車用アンテナ６’を図７に示す。
【００３１】この自動車用アンテナ６’は、インパネ５
の上部構成部材７の内側にアンテナ１，２を取り付ける
というものである。
の上部構成部材７の内側にアンテナ１，２を取り付ける
というものである。
【００３２】すなわち、インパネ５は、第１実施形態で
も述べたように、上部構成部材７であるセーフィティー
パッド７’とロワーパネル１０及びアンダートレイ１１
で構成されており、図２に示すようにセーフィティーパ
ッド７’とロワーパネル１０及びアンダートレイ１１で
囲まれるインパネ５の内側には、空隙が形成されること
になる。
も述べたように、上部構成部材７であるセーフィティー
パッド７’とロワーパネル１０及びアンダートレイ１１
で構成されており、図２に示すようにセーフィティーパ
ッド７’とロワーパネル１０及びアンダートレイ１１で
囲まれるインパネ５の内側には、空隙が形成されること
になる。
【００３３】そのため、この形態では、ラジオ用アンテ
ナ１をセーフィティーパッド７’の直下に位置するリン
ホース２０に取り付け、一方、ＧＰＳアンテナ２をメー
タ部分のバイザー部（ひさし部）２１に形成された空隙
内に取り付けることにより、両アンテナ１，２がフロン
トウインドウを介して上空を見通せるように配置してあ
る。
ナ１をセーフィティーパッド７’の直下に位置するリン
ホース２０に取り付け、一方、ＧＰＳアンテナ２をメー
タ部分のバイザー部（ひさし部）２１に形成された空隙
内に取り付けることにより、両アンテナ１，２がフロン
トウインドウを介して上空を見通せるように配置してあ
る。
【００３４】特に、ＧＰＳアンテナ２は、少し盛り上が
って外の見通せるメータ部分のバイザー部２１に配置す
ることにより、衛星からの指向性の高い電波をフロント
ウインドを介して受信できるようにしてある。
って外の見通せるメータ部分のバイザー部２１に配置す
ることにより、衛星からの指向性の高い電波をフロント
ウインドを介して受信できるようにしてある。
【００３５】また、前記ラジオ用アンテナ１は、この形
態の場合も第１実施形態で用いた「逆Ｆアンテナ」を用
いて小型化を図るが、リンホース２０が導体であるの
で、このリンホース２０を、図８に示すようにアース導
体１６として兼ねさせることにより、コストの低減を図
るようにしてある。
態の場合も第１実施形態で用いた「逆Ｆアンテナ」を用
いて小型化を図るが、リンホース２０が導体であるの
で、このリンホース２０を、図８に示すようにアース導
体１６として兼ねさせることにより、コストの低減を図
るようにしてある。
【００３６】また、ＧＰＳアンテナ２も第１実施形態で
用いたのと同じマイクロストリップアンテナ２’を用い
ており、メータ部のバイザー部２１への取り付けは、ア
ース導体１６を利用して取り付けるようにしている。
用いたのと同じマイクロストリップアンテナ２’を用い
ており、メータ部のバイザー部２１への取り付けは、ア
ース導体１６を利用して取り付けるようにしている。
【００３７】すなわち、アース導体１６は、図５に示す
ように、誘電体１８より大きくなっており、その誘電体
１８からはみ出したアース導体１６を、バイザー部２１
にアンテナ固定用のブラケット２２を設けて図９に示す
ように、係止するようにしている。
ように、誘電体１８より大きくなっており、その誘電体
１８からはみ出したアース導体１６を、バイザー部２１
にアンテナ固定用のブラケット２２を設けて図９に示す
ように、係止するようにしている。
【００３８】この形態の場合、ブラケット２２は、例え
ば図９に示すようなスロット形のものをもちいており、
前記スロットに沿って例えば板バネや樹脂製の弾性片を
設けてストッパー２３とし、そのストッツパー２３によ
って、アース導体３１の左右を挟持して走行中の振動な
どによってもがたついたりしないようにしている。
ば図９に示すようなスロット形のものをもちいており、
前記スロットに沿って例えば板バネや樹脂製の弾性片を
設けてストッパー２３とし、そのストッツパー２３によ
って、アース導体３１の左右を挟持して走行中の振動な
どによってもがたついたりしないようにしている。
【００３９】また、このＧＰＳアンテナ２の前記バイザ
ー部２１への取り付けは、バイザー部３６に前述のよう
なアンテナ固定用のブラケット２２を設けたことによ
り、その取り付けは、例えば図７に示すように、ボディ
ーに組み付けられたインパネ５に対してフロント側から
挿入すれば、簡単に取り付けられる。
ー部２１への取り付けは、バイザー部３６に前述のよう
なアンテナ固定用のブラケット２２を設けたことによ
り、その取り付けは、例えば図７に示すように、ボディ
ーに組み付けられたインパネ５に対してフロント側から
挿入すれば、簡単に取り付けられる。
【００４０】この実施形態は、以上のように構成されて
おり、このようにインパネ５の上部構成部材７の内側に
装着された前記アンテナ１，２は、インパネ５にラジオ
８、カーナビ本体９などを取り付けた際に、それぞれの
機器と接続する。
おり、このようにインパネ５の上部構成部材７の内側に
装着された前記アンテナ１，２は、インパネ５にラジオ
８、カーナビ本体９などを取り付けた際に、それぞれの
機器と接続する。
【００４１】このとき、前記アンテナ１，２の接続ケー
ブル４は、前記アンテナ１，２を取り付けの際に、ロワ
ーパネル１０のラジオ８、カーナビ本体９などの取り付
け孔の近くにテープなどによって仮止めするようにして
おけばよい。
ブル４は、前記アンテナ１，２を取り付けの際に、ロワ
ーパネル１０のラジオ８、カーナビ本体９などの取り付
け孔の近くにテープなどによって仮止めするようにして
おけばよい。
【００４２】したがって、このように、インパネ５の上
部構成部材７の内側に前記アンテナ１，２を取り付けた
ことにより、第１実施形態と同様、前記アンテナ１，２
とインパネ５のラジオ８やカーナビ本体９との接続ケー
ブル４を短縮することができる。
部構成部材７の内側に前記アンテナ１，２を取り付けた
ことにより、第１実施形態と同様、前記アンテナ１，２
とインパネ５のラジオ８やカーナビ本体９との接続ケー
ブル４を短縮することができる。
【００４３】そのため、前記アンテナ１，２を直接ラジ
オ８やカーナビ本体９のコネクタと接続できるため、コ
ネクタの数を減らして接続部の簡易化が図れる。
オ８やカーナビ本体９のコネクタと接続できるため、コ
ネクタの数を減らして接続部の簡易化が図れる。
【００４４】特に、ＧＰＳアンテナ２をメータ部分の少
し盛り上がって外の見通せるバイザー部２１に配置した
ことにより、衛星からの受信電波を受けやすくできる。
し盛り上がって外の見通せるバイザー部２１に配置した
ことにより、衛星からの受信電波を受けやすくできる。
【００４５】また、その際、ＧＰＳアンテナ２からの接
続ケーブル４を車内に引き込む必要がなく、しかも、車
内にケーブル１２を引き回す必要がない。
続ケーブル４を車内に引き込む必要がなく、しかも、車
内にケーブル１２を引き回す必要がない。
【００４６】さらに、ＧＰＳアンテナ２をストッパー構
造を有するブラケット２２で取り付けるようにしたた
め、取付が簡単に行え、組み立て作業の簡略化と効率ア
ップが図れる。
造を有するブラケット２２で取り付けるようにしたた
め、取付が簡単に行え、組み立て作業の簡略化と効率ア
ップが図れる。
【００４７】また、このものでは、上記ブラケット２２
を用いたことにより、ユーザオプションによるアンテナ
１，２の増加にも対処することができる。
を用いたことにより、ユーザオプションによるアンテナ
１，２の増加にも対処することができる。
【００４８】例えば、図１０（ａ） に示すように、Ｇ
ＰＳアンテナ２とマイクロ波を使った道路の停滞情報
（ＶＩＣＳ）を受信するための電波ビーコン用の受信ア
ンテナ２４とをマイクロストリップアンテナで形成し、
その際、前記アンテナ２，２４を共通のアース導体１６
上に形成し、ユーザオプションにより図１０（ｂ）に示
すように、いずれか一方を分割して取り付けるか、ある
いは（ｃ）に示すように、両方を取り付けるかにより、
アンテナをユーザの希望に応じて簡単に増減できるよう
にもできる。
ＰＳアンテナ２とマイクロ波を使った道路の停滞情報
（ＶＩＣＳ）を受信するための電波ビーコン用の受信ア
ンテナ２４とをマイクロストリップアンテナで形成し、
その際、前記アンテナ２，２４を共通のアース導体１６
上に形成し、ユーザオプションにより図１０（ｂ）に示
すように、いずれか一方を分割して取り付けるか、ある
いは（ｃ）に示すように、両方を取り付けるかにより、
アンテナをユーザの希望に応じて簡単に増減できるよう
にもできる。
【００４９】なお、上記実施形態では、ＧＰＳアンテナ
２をインパネ５に対してフロント側から挿入するように
したが、これに限定されるものではなく、例えば図１１
に示すように、バイザー部２１に嵌入孔２５を設け、そ
の嵌入孔２５から嵌入するようにしてもよい。その際、
ＧＰＳアンテナ２は、ブラケット３７を用いて係止して
もよいが、両面テープなどで嵌入孔２５に固定するよう
にしてもよい。
２をインパネ５に対してフロント側から挿入するように
したが、これに限定されるものではなく、例えば図１１
に示すように、バイザー部２１に嵌入孔２５を設け、そ
の嵌入孔２５から嵌入するようにしてもよい。その際、
ＧＰＳアンテナ２は、ブラケット３７を用いて係止して
もよいが、両面テープなどで嵌入孔２５に固定するよう
にしてもよい。
【００５０】また、この実施形態では、ラジオ用アンテ
ナ１とＧＰＳアンテナ２とをインパネ５の上部構成部材
の７の内側に取り付けるものについて述べたが、上記ア
ンテナ１、２についてはこれ以外のアンテナであっても
よく、また、そのアンテナの個数もこれに限定されるも
のではない。
ナ１とＧＰＳアンテナ２とをインパネ５の上部構成部材
の７の内側に取り付けるものについて述べたが、上記ア
ンテナ１、２についてはこれ以外のアンテナであっても
よく、また、そのアンテナの個数もこれに限定されるも
のではない。
【００５１】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、アン
テナをインストルメントパネルの上部構成部材と一体に
構成し、あるいは、上部面構成部材の内側に設けるよう
にしたことにより、アンテナと電子機器とを接続する接
続ケーブルを短縮することができるので、コネクター数
の低減を図って接続部の簡易化が図れ、また、接続ケー
ブルを車外から引き込んだり、車内を引き回さなくても
前記機器との接続ができるので、漏水の防止や引き回し
による美観上の問題を解決できる。
テナをインストルメントパネルの上部構成部材と一体に
構成し、あるいは、上部面構成部材の内側に設けるよう
にしたことにより、アンテナと電子機器とを接続する接
続ケーブルを短縮することができるので、コネクター数
の低減を図って接続部の簡易化が図れ、また、接続ケー
ブルを車外から引き込んだり、車内を引き回さなくても
前記機器との接続ができるので、漏水の防止や引き回し
による美観上の問題を解決できる。
【００５２】さらに、車体からアンテナの突起を無くす
ことができるので、車の外観もよくできる。
ことができるので、車の外観もよくできる。
【図１】第１実施形態の斜視図
【図２】第１実施形態を説明するための作用図
【図３】第１実施形態の要部断面図
【図４】逆Ｆ形アンテナを説明するための作用図
【図５】マイクロストリップアンテナを説明するための
作用図
作用図
【図６】第１実施形態の斜視図
【図７】第２実施形態の側面図
【図８】第２実施形態の逆Ｆ形アンテナを説明するため
の作用図
の作用図
【図９】第２実施形態のマイクロストリップアンテナの
保持方法を説明するための作用図
保持方法を説明するための作用図
【図１０】第２実施形態の他の態様を説明するための作
用図
用図
【図１１】第２実施形態の他の態様を説明するための側
面図
面図
【図１２】従来例を説明する作用図
１ ラジオ用アンテナ １’逆Ｆ形アンテナ ２ ＧＰＳアンテナ ２’マイクロストリップアンテナ ５ インパネ ６ 自動車用アンテナ ６’自動車用アンテナ ７ 上部構成部材 ７’セーフィティーパッド ８ ラジオ ９ カーナビ本体 ２１ バイザー部 ２２ ブラケット ２３ ストッパー
Claims (6)
- 【請求項１】 インストルメントパネルの上部構成部材
にアンテナを埋め込み樹脂モールドしてインストルメン
トパネルの表面材の一部として形成した自動車用アンテ
ナ。 - 【請求項２】 上記アンテナを異なった電子機器と接続
される複数のアンテナとしたことを特徴とする請求項１
に記載の自動車用アンテナ。 - 【請求項３】 インストルメントパネルの上部構成部材
の内側にアンテナを取り付けた自動車用アンテナ。 - 【請求項４】 上記インストルメントパネルの上部構成
部材の内側をメータ部分のバイザー部としたことを特徴
とする請求項３に記載の自動車用アンテナ。 - 【請求項５】 上記アンテナをストッパー構造を有する
ブラケットで取り付けたことを特徴とする請求項３また
は４に記載の自動車用アンテナ。 - 【請求項６】 上記アンテナが異なった電子機器と接続
される複数のアンテナからなることを特徴とする請求項
３乃至５のいずれか一つに記載の自動車用アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9433496A JPH09277881A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 自動車用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9433496A JPH09277881A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 自動車用アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277881A true JPH09277881A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14107389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9433496A Pending JPH09277881A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 自動車用アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277881A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100339953B1 (ko) * | 1998-04-15 | 2002-06-10 | 기사키 아키라 | 레버 조합 스위치 유닛 |
| EP3340373A1 (en) * | 2016-12-21 | 2018-06-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle antenna system |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP9433496A patent/JPH09277881A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100339953B1 (ko) * | 1998-04-15 | 2002-06-10 | 기사키 아키라 | 레버 조합 스위치 유닛 |
| EP3340373A1 (en) * | 2016-12-21 | 2018-06-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle antenna system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040301 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |