JPH09276377A - 殺菌用洗浄装置 - Google Patents

殺菌用洗浄装置

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Publication number
JPH09276377A
JPH09276377A JP8114373A JP11437396A JPH09276377A JP H09276377 A JPH09276377 A JP H09276377A JP 8114373 A JP8114373 A JP 8114373A JP 11437396 A JP11437396 A JP 11437396A JP H09276377 A JPH09276377 A JP H09276377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilizing
liquid
hypochlorous acid
main circuit
water treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP8114373A
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English (en)
Inventor
Eiji Suda
栄司 須田
Sakae Yamazaki
栄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Publication date
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Publication of JPH09276377A publication Critical patent/JPH09276377A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送液手段、貯液槽などを設けることにより水
道がない病院の廊下・病室にも設置でき、排水による下
水道の配管の錆の問題も解決した長寿命の殺菌用洗浄装
置を提供する。 【解決手段】 送液手段4、貯液槽3、水処理装置5、
6を有する主回路Xと、少なくとも食塩水を主成分とす
る電解液の貯留槽8、電解槽9、送液手段10を有する
副回路Yから構成され、副回路にて生成された高濃度次
亜塩素酸(溶存塩素)を主回路に定率で混合して殺菌用
水を供給し、主回路で殺菌洗浄に供された排水を貯液槽
に回収して貯液し、使用時に再処理循環させて使用する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科医院・病院等
において院内感染の予防のため、次亜塩素酸(溶存塩
素)を利用して手指、器具を殺菌消毒する殺菌用洗浄装
置に関し、特に、移動式の殺菌用洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、次亜塩素酸(溶存塩素)を利用し
て殺菌する方法としては、食塩水を電気分解して次亜塩
素酸(溶存塩素)を作り、これを水道水で希釈して使用
していた。この殺菌洗浄装置に使用される次亜塩素酸
(溶存塩素)は、極めて短時間(数秒)に手指、器具を
殺菌消毒するため、この次亜塩素酸は、水道水中の次亜
塩素酸(溶存塩素)と比較すると、数十倍の10〜20
PPM濃度である。従来の殺菌消毒においては、この次
亜塩素酸に水道を利用して水を供給し、これを排水する
場合も下水へ高濃度次亜塩素酸濃度のまま放流している
のが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の殺菌
洗浄装置では、水道がない場所での設置ができないた
め、水道がない病院の廊下・病室での使用ができないの
が実情であった。また、高濃度の次亜塩素酸(溶存塩
素)が排水されるために、下水道の配管、周辺の配管、
周辺の部品が錆びるという大きな問題も有していた。特
に、下水道の配管の錆びは修理による配管工事費が高価
なため改善が望まれている。また、活性炭を利用して使
用済みの洗浄液を処理して排水する時、洗浄液を直接活
性炭に導入すると、手指・器具の油分、有機物により活
性炭の寿命は著しく低下という問題点があった。
【0004】本発明は、従来の問題点を解決するために
開発したものであり、その目的とするところは、水道が
ない病院の廊下や病室などにも設置でき、しかも、排水
による排水ラインの錆びの発生を極力抑制することが可
能となり、また、水処理装置に用いる活性炭等の寿命を
長期化することができる有用な殺菌用洗浄装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
め、本発明は、塩化ナトリウムを主成分とする電解液を
電気分解することにより生成する次亜塩素酸(溶存塩
素)により手指、器具等を殺菌洗浄する装置において、
少なくとも送液手段、貯液槽、次亜塩素酸(溶存塩素)
を塩素イオンに分解するための水処理を有する主回路
と、少なくとも飽和食塩水を主成分とする電解液の貯留
槽、電解槽、送液手段を有する副回路とからなり、副回
路にて生成された高濃度次亜塩素酸(溶存塩素)を主回
路に定率で混合して殺菌用水を供給するための装置であ
り、主回路で殺菌洗浄に供された排水を貯液槽に回収し
て貯液し、使用時に再処理循環させて使用し、常時給水
を必要としないことにより移動可能な殺菌用洗浄装置と
した。
【0006】この水処理装置は、粒状、粉末状又は繊維
状等の活性炭を主体とするフィルタであり、また、前記
水処理装置が少なくとも粒状、粉末状又は繊維状等の活
性炭及び0.1ミクロン以上の不溶物質を除去できる濾
過器より構成するのが好ましい。
【0007】
【実施例】図1は、本発明における移動式の殺菌用洗浄
装置の一実施例である。図1において、車輪1aを有す
る台車1の上に送液手段4、貯液槽3、次亜塩素酸(溶
存塩素)を塩素イオンに分解する水処理装置5、6を有
する主回路Xと、食塩水を主成分とする電解液の貯留槽
8、電解槽9、送液手段10を有する副回路Yを設置
し、この貯液槽3には水道水を20(L)入れ、貯留槽
8に電解液を所定量入れた。
【0008】この水処理装置5は、粒状、粉末状又は繊
維状等の活性炭を主体とするフィルタであり、水処理装
置6は、粒状、粉末状又は繊維状等の活性炭及び0.1
ミクロン以上の不溶物質を除去できる濾過器より構成さ
れる。図中、7は送液用チューブ、11は主回路Xの水
量調整弁、12は電解中性生成機2の洗浄液噴出部であ
り、13は送液用チューブの途中に設けた排液開閉バル
ブである。
【0009】そして、図示しない電源を入れ、手洗いを
実施し、1回、20回、50回、100回の殺菌洗浄装
置から出る洗浄液(A点)、貯液槽3内の貯液(B
点)、水処理装置5の出口(C)からの送液の3点のP
Hと次亜塩素酸(溶存塩素)値を調査し、表1の結果を
得た。なお、貯留槽8、電解槽9、送液手段10を有す
る副回路Yは、松下電器株式会社製の電解中性水生成機
(アメニクリーンFJ−W04F1)を使用した。ま
た、活性炭は、次亜塩素酸(溶存塩素)を効率良く塩素
イオンに分解する武田薬品工業株式会社製の粒状活性炭
WHA40−80Lを使用した。
【0010】
【表1】
【0011】上記の結果から、廃液を水処理装置5、6
を通し排水することにより、次亜塩素酸濃度が0とな
り、廃液による下水道配管の錆の問題は解消され、容易
に廃液を下水道へ流すことができる。水処理装置5、6
の活性炭も貯液槽3により、高濃度の次亜塩素酸(残量
塩素)の処理が少なく、かつ次亜塩素酸(残量塩素)の
油分・有機物の分解により長寿命になり、有効に使用で
きる。
【0012】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によると、送液手段、貯液槽を設けることにより水道が
ない病院の廊下・病室にも設置できる。また、水処理装
置が活性炭等により構成され、廃液を水処理後に排水す
ることにより、排水による下水道などの配管の錆の問題
が一挙に解決できた。更に、貯液槽により使用された廃
液は、一度回収され、貯液槽内で油分、有機物が次亜塩
素酸(残留塩素)により分解し、塩素の消費と揮発によ
り水処理装置の活性炭などの寿命が長期化する等の優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における移動式殺菌用洗浄装置の一実施
例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 台車 2 電解中性水生成機 3 貯液槽 4 送液手段 5 水処理装置(活性炭) 6 水処理装置 7 送液用チューブ 8 貯留槽 9 電解槽 10 送液手段 11 主回路水量調整弁 (A) 殺菌洗浄装置から出る洗浄液 (B) 貯液槽3内の貯液 (C) 水処理装置5の出口の送液 (X) 主回路 (Y) 副回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 550 C02F 1/50 550H 560 560B 560F 1/76 1/76 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ナトリウムを主成分とする電解液を
    電気分解することにより生成する次亜塩素酸(溶存塩
    素)により手指、器具等を殺菌洗浄する装置において、
    少なくとも送液手段、貯液槽、次亜塩素酸(溶存塩素)
    を塩素イオンに分解するための水処理を有する主回路
    と、少なくとも飽和食塩水を主成分とする電解液の貯留
    槽、電解槽、送液手段を有する副回路とからなり、副回
    路にて生成された高濃度次亜塩素酸(溶存塩素)を主回
    路に定率で混合して殺菌用水を供給し、主回路で殺菌洗
    浄に供された排水を貯液槽に回収して貯液し、使用時に
    再処理循環させて使用するようにしたことを特徴とする
    殺菌用洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記した殺菌用洗浄装置を移動式の台車
    上に搭載した請求項1記載の殺菌用洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記水処理装置が粒状、粉末状又は繊維
    状等の活性炭を主体とするフィルタである請求項1又は
    2記載の殺菌用洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記水処理装置が少なくとも粒状、粉末
    状又は繊維状等の活性炭及び0.1ミクロン以上の不溶
    物質を除去できる濾過器より構成される請求項1乃至3
    記載の殺菌用洗浄装置。
JP8114373A 1996-04-12 1996-04-12 殺菌用洗浄装置 Pending JPH09276377A (ja)

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JPH09276377A true JPH09276377A (ja) 1997-10-28

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JP8114373A Pending JPH09276377A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 殺菌用洗浄装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009288568A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Jsr Corp 調製装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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