JPH09276174A - ウェットティッシュの簡易加温器 - Google Patents

ウェットティッシュの簡易加温器

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JPH09276174A
JPH09276174A JP11530296A JP11530296A JPH09276174A JP H09276174 A JPH09276174 A JP H09276174A JP 11530296 A JP11530296 A JP 11530296A JP 11530296 A JP11530296 A JP 11530296A JP H09276174 A JPH09276174 A JP H09276174A
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heating element
heat
electrodes
plate
tray
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JP11530296A
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Tomohisa Ogata
知久 緒方
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KIIIFU KK
Original Assignee
KIIIFU KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K10/00Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
    • A47K10/24Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
    • A47K10/32Dispensers for paper towels or toilet-paper
    • A47K2010/3266Wet wipes
    • A47K2010/3293Wet wipes combined with wipe warming devices

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  • Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で簡易に、適温に、且つ効率良くウェ
ットティッシュを温めることのできる簡易加温器を提供
する。 【解決手段】 この簡易加温器は、感熱電気抵抗型板状
発熱体4を用いて、ウェットティッシュ9を温めること
ができるようにした機器である。この簡易加温器の一例
としては、トレイ本体5とトレイ蓋6とを具備するもの
が挙げられる。本体5の底面7には、発熱体4が敷設さ
れている。本体5を蓋6で閉めた状態で、蓋6の内面8
と発熱体4表面との間には、数枚のウェットティッシュ
9を収納しうる間隔が設けられている。通電部10から
発熱体4に通電すると発熱する。この発熱体4は、一定
温度に昇温すると、電気抵抗が大きくなり、一定温度以
上には昇温しない。従って、ウェットティッシュ9を短
時間で簡易に、適温に、効率良く温められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェットティッシ
ュを簡易に温めるのに用いる加温器に関する。本発明に
おいて、ウェットティッシュとは、不織布や紙等の繊維
素材に、水,エチレングリコール,アルコール,その他
の薬剤及び香料等よりなる群から選ばれた1種又は2種
以上の液体を含浸したもののことである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ウェットティッシュは、手拭
きの代わりとして多用されている。また、乳幼児や寝た
きり老人等の人体を拭くためにも多用されている。しか
しながら、手拭きの代わりに用いる場合には殆ど問題が
ないが、乳幼児や老人等の人体を拭く場合には、以下の
ような問題がある。即ち、ウェットティッシュは、水等
の液体成分が含浸されているものであるため、これで人
体を拭くと、非常に冷たく感じ、不快であるという問題
があった。
【0003】このため、ウェットティッシュが収納され
ている容器を、こたつの中に入れたり、或いは暖房器の
近くに置いて、容器ごと温めるというようなことも行わ
れている。そして、容器ごと温めた後、収納されている
ウェットティッシュを1〜数枚取り出して、それで乳幼
児等の人体を拭くことが行われている。しかし、この方
法は、ウェットティッシュが多数枚収納されている容器
ごと温め、多数枚のうちの1〜数枚を使用するため、使
用しなかったウェットティッシュは、温められたり冷や
されたりすることが繰り返されることになる。
【0004】ところで、ウェットティッシュの容器の多
くは、ほぼ楕円形の取り出し口を有する可撓性包材と、
この取り出し口を封緘するフラップとよりなり、このフ
ラップの端部には接着剤を塗布されてなるものである。
そして、ウェットティッシュを取り出す際にはフラップ
を開け、取り出し後にはフラップを接着剤によって包材
に接着させて封緘するのである。しかるに、この容器を
温めたり冷やしたりすると、接着剤の接着力が低下して
ゆき、フラップによって容器を封緘することができなく
なる。この結果、容器に残っているウェットティッシュ
が乾燥してしまい、ウェットティッシュの本来の役割を
失うことになる。また、ウェットティッシュが乾燥する
と、雑菌が繁殖しやすくなるとも言われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
使用する枚数(一般的には1〜6枚程度)のみのウェッ
トティッシュを温めれば良いと考え、種々の手段を模索
した。その結果、融雪パネル等として使用されている感
熱電気抵抗型板状発熱体を、特定の態様で用いることに
よって、使用枚数のみのウェットティッシュを、簡易
に,安全に,且つ効率良く適温に温めることができるこ
とを見出し、本発明に到達したのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の基本的思
想は、感熱電気抵抗型板状発熱体に、使用するウェット
ティッシュを接触させて温めようというものである。感
熱電気抵抗型板状発熱体は、これに通電することによっ
て、直ちに発熱し、一定温度に昇温した後には、もはや
温度上昇の起こらないものである。そして、一定温度に
昇温した感熱電気抵抗型板状発熱体には、電流が殆ど流
れず、電力消費が少なくなる。従って、このような感熱
電気抵抗型板状発熱体に接触させてウェットティッシュ
を加温すると、以下のような利点を発揮しうる。(i)
感熱電気抵抗型板状発熱体は、これに通電するだけで直
ちに発熱するため、簡易にウェットティッシュを温める
ことができる。(ii)感熱電気抵抗型板状発熱体は、一
定温度以上には昇温しないため、使用者等の手指が直接
接触しても、火傷する恐れが少なく、安全である。ま
た、一定温度以上に昇温しないため、ウェットティッシ
ュを適温に温めることができる。(iii)感熱電気抵抗
型板状発熱体は、一定温度に昇温した後は、通電させて
いても電力消費が少なくなり、省エネルギータイプの発
熱体であるため、ウェットティッシュを効率良く温める
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用する感熱電気抵抗型
板状発熱体(以下、単に「発熱体」と言う。)は、以下
の如き構成を具備するものである。即ち、図1に示す如
く、感熱電気抵抗型組成物(以下、単に「組成物」と言
う。)1と、組成物1中に埋入された少なくとも一対の
電極2,2’と、組成物1と一対の電極2,2’とを密
封する板状絶縁体3,3’とよりなるものである。この
組成物1は、電極2,2’に電圧を印加して通電すると
発熱し、一定温度に昇温すると抵抗が大きくなって、組
成物1中に電流が殆ど流れず、もはや温度上昇しないも
のである。このような組成物1としては、ポリエチレン
系樹脂にカーボンブラックを混練したもの、ポリアルキ
レングリコールにカーボンブラックを混練したもの、又
はこれらにポリビニルピロリドン,ポリビニルアルコー
ル,ポリアクリルアミド,ポリアクリル酸,澱粉,セル
ロース,メチルセルロース,カルボキシメチルセルロー
ス,寒天,カゼイン,ゼラチン等の高分子物質の1種又
は2種以上を混練したものも用いることができる。電極
2,2’としては、従来公知の電極板や電極棒を用いる
ことができ、例えば銅箔が一般的に用いられる。電極
2,2’には、交流電圧が印加されても良いし、直流電
圧が印加されてもよい。電極2,2’は、組成物1の両
端に一対埋入されてもよいし、組成物1中に所定の間隔
で複数対埋入されていてもよい。要するに、電極2,
2’に電圧を印加することによって、組成物1中に電流
が流れれば良い。
【0008】組成物1と電極2,2’は、板状絶縁体
3,3’で密封されている。板状絶縁体を用いるのは、
組成物1の形態を板状とするためである。そして、発熱
体4自体も板状とするためである。本発明において、発
熱体4を板状とするのは、各種装置類に組み込みやすく
するためである。板状絶縁体3,3’としては、アクリ
ル板やウレタンゴム板等の合成樹脂製板、ポリエステル
フィルム,ポリプロピレンフィルム,ポリアミド系フィ
ルム等の合成樹脂製フィルム等が用いられる。特に、合
成樹脂製ゴム板や合成樹脂製フィルム等の可撓性の材料
を用いると、組成物1が一般的に可撓性であるため、発
熱体4自体も可撓性になり、平坦な面だけでなり凹凸面
や屈曲面に沿って敷設乃至は張設することができるの
で、好ましい。板状絶縁体3と3’とは、別体となって
おり、板状絶縁体3と3’の接合部でシールされて密封
されている。また、板状絶縁体3,3’は同体で、絶縁
体が中空筒体となっていてもよい(例えば、図8を参
照)。勿論、この場合、中空筒体の端面から組成物1と
電極2,2’とを組み込み、その後、端面を絶縁体でシ
ールして密封する。なお、電極2,2’には、電圧が印
加されるので、電極2,2’の一部又は電極2,2’に
接続された通電部は、外部に露出していることは言うま
でもない。
【0009】このような発熱体4を使用した本発明に係
るウェットティッシュの簡易加温器の一例としては、図
2に示すように、基本的にはトレイ本体5とトレイ蓋6
とを具備したものが挙げられる。そして、以下の如き種
々の具体的態様で、発熱体4が組み込まれたものであ
る。第一の態様は、図3に示す如く、トレイ本体5の底
面7に発熱体4が敷設されているものである。発熱体4
は、トレイ本体5の底面7に単に載置された状態であっ
ても良いし、トレイ本体5の底面5に取り外し不能な形
態で敷設されていても良い。更に、発熱体4自体でトレ
イ本体5を形成しても良い。そして、トレイ本体5をト
レイ蓋6で閉めた状態で、トレイ蓋6の内面8と発熱体
4表面(発熱体4がトレイ本体5の底面7と接触してい
る面とは反対面)との間には、数枚のウェットティッシ
ュ9を収納しうる間隔が設けられている。なお、発熱体
4表面には、更に合成樹脂製フィルム又はシート或いは
金属箔等のシート状物が積層されていても良い。この場
合、発熱体4の表面とは、このシート状物の表面と言う
ことになる。
【0010】発熱体4の電極2,2’の端部(電極2,
2’が外部に露出している場合)、又は電極2,2’に
接合された通電部(電極2,2’が外部に露出していな
い場合)は、トレイ本体5の側壁に設けられた通電部1
0と接触し、この通電部10を通って外部から交流電圧
等が、電極2,2’に印加される。通電部10は、必ず
しもトレイ本体5の側壁に設けられている必要はなく、
外部電圧を通電しうるように配線されていれば、任意の
箇所に設けることができる。通電部10には、発熱体4
へ通電したり、この通電を止めたりするスイッチ回路1
1が設けられているのが好ましい。更に、スイッチ回路
11中に、通電部10に流れる電流の量を測定し、電流
の量が一定以下になった場合、自動的に通電が止まるよ
うな制御部を設けておくのが好ましい。何故なら、この
発熱体4中の組成物1は、一定温度に昇温すると、電気
抵抗が増大し、流れる電流の量が少なくなるものである
から、この電流の量を測定すれば、発熱体4が一定温度
に昇温したか否か判別しうるからである。そして、一定
温度に昇温したことが判別できれば、通電を止めた方が
エネルギー的に効率が良いからである。図3では、スイ
ッチ回路11が、トレイ本体5中に設けられた例を示し
たが、このスイッチ回路11は、トレイ本体5の外部の
通電部10(トレイ本体5と外部電源との間)に設けて
も良い。なお、本発明で用いる発熱体4は、一定温度に
昇温した後に通電を止まると徐々に冷めてゆくが、ウェ
ットティッシュを温める程度の時間内では、発熱体4は
ほぼ一定の温度を保っている。
【0011】また、トレイ本体5やトレイ蓋6中に電源
(乾電池や二次電池等の電源)を設けておけば、外部電
圧を通電しうる通電部10は必ずしも必要ではない。こ
の場合には、電極2,2’の端部又は電極2,2’に接
合された通電部が、内部電源に接続されるのである。こ
の場合も、電極2,2’の端部と内部電源との間、又は
電極2,2’に接合された通電部と内部電源との間に、
スイッチ回路11を設けておいても良い。また、スイッ
チ回路11中に上記した制御部を設けておいても良い。
【0012】第一の態様に係るウェットティッシュの簡
易加温器の使用方法を説明すれば、以下のとおりであ
る。まず、トレイ本体5の底面7に、発熱体4を載置し
て敷設する。このとき、底面7に発熱体4を載置した状
態のままの場合、或いは発熱体4がトレイ本体5の底面
に取り外し不能な状態で敷設されている場合は、特に、
発熱体4を載置して敷設する必要はない。そして、発熱
体4の表面に、使用に供する1〜数枚のウェットティッ
シュ9を置き、トレイ蓋6を閉める。そうすると、ウェ
ットティッシュ9は、発熱体4の表面とトレイ蓋6の内
面8との間に、挾み込まれた状態となる。
【0013】次いで、通電部10から外部電源を通電さ
せて、発熱体4を昇温させる。スイッチ13が設けられ
ているときは、スイッチ13を入れれば良いし、スイッ
チ13が設けられていないときは、通電部10を直接外
部電源に接続すれば良い。なお、この通電は、ウェット
ティッシュ9を置く前であっても差し支えない。発熱体
4は、使用している組成物1にもよるが、一般的に5分
程度で、40〜60℃程度(最も好ましくは50℃程
度)の一定温度まで昇温し、その後通電を続けても、こ
の一定温度を保持している。また、スイッチ回路10の
制御部が作動して、一定温度に昇温した後、通電が止ま
っても(通電ランプ12を設けておけば、このランプ1
2が消えたことによって、通電が止まったことが分か
る。)、1時間程度は一定温度を保持している。従っ
て、5分程度経過後又は通電ランプ12が消えた後に、
トレイ蓋6を開けて、加温されたウェットティッシュ9
を取り出して、人体等を拭くために使用する。
【0014】第二の態様に係るウェットティッシュの簡
易加温器は、図4に示す如く、トレイ蓋6の内面8に発
熱体4が張設されたものである。この場合、発熱体4
は、トレイ蓋6の内面8に取り外し不能の形態で張設さ
れているのが、一般的である。図4においては、通電部
10がトレイ本体5の側壁に設けられているため、トレ
イ蓋6を閉めた状態で始めて、発熱体4の電極2,2’
の端部又は電極2,2’に接合された通電部が、この通
電部10と接続するのである。しかし、通電部10は、
トレイ本体5に設けられている必要はなく、トレイ蓋6
に設けられていても良い。第二の態様に係る簡易加温器
の場合においても、第一の態様に係る簡易加温器の場合
と同様に、内部電源を使用したり、通電ランプ12を設
けたりなどの種々の設計が可能である。また、使用方法
についても、第一の態様に係る簡易加温器の場合と同様
にして使用されることは、自明であろう。
【0015】第三の態様に係るウェットティッシュの簡
易加温器は、図5に示す如く、トレイ蓋6の内面8に発
熱体4が張設されており、且つトレイ本体5の底面7に
も発熱体4が敷設されているものである。従って、ウェ
ットティッシュ9は、発熱体4,4の両表面の間に挾み
込まれ、ウェットティッシュ9の両面から加温されるの
で、ウェットティッシュ9をより短時間で加温すること
ができる。また、発熱体4が二個あるため、トレイ本体
5の側壁に、通電部10が二ヶ所設けられている。第三
の態様に係る簡易加温器の場合においても、第一及び第
二の態様に係る簡易加温器の場合と同様に、内部電源を
使用したり、通電ランプ12を設けたりなどの種々の設
計が可能である。また、使用方法についても、第一及び
第二の態様に係る簡易加温器の場合と同様にして使用さ
れることは、自明であろう。
【0016】また、発熱体4を使用した本発明に係るウ
ェットティッシュの簡易加温器の他の例としては、図6
に示すように、基本的には箱体15と抽斗体16とを具
備したものが挙げられる。この箱体15には、抽斗体1
6を出し入れすることのできる口17が設けられてい
る。そして、箱体15内部には、感熱電気抵抗型板状発
熱体4が収納されている。図7においては、発熱体4が
箱体15の底部に収納されているが、発熱体4は箱体1
5の上部及び/又は側部に収納されていてもよい。要す
るに、抽斗体16に載置されたウェットティッシュが加
温されるような状態で、箱体15内部に発熱体4が収納
されていれば良い。抽斗体16は、数枚のウェットティ
ッシュ9が載置しうる凹部20を具えている。この簡易
加温器の使用方法を説明すれば、以下のとおりである。
まず、抽斗体16を箱体15から出して、凹部20に数
枚のウェットティッシュ9を置く。そして、抽斗体16
を箱体15に挿通すると共に、通電部10(図示せず)
から外部電源を通電させて、発熱体4を昇温させて、ウ
ェットティッシュ9を温めるのである。なお、スイッチ
回路11を設けたり、内部電源の使用したり、通電ラン
プ12を設けるなどのその他の点については、前記した
第一の態様に係る簡易加温器の場合と同様である。
【0017】更に、発熱体4を使用した本発明に係るウ
ェットティッシュの簡易加温器の他の例としては、図8
に示すように、発熱体4が露出した態様のものも挙げら
れる。この態様に係る簡易加温器は、発熱体4に折り曲
げ部19を介して板状体18が連設されてなるものであ
る。この簡易加温器の使用方法は、折り曲げ部19から
折り曲げて、発熱体4と板状体18とを密着して重合さ
せる。この際、発熱体4と板状体18との間に、ウェッ
トティッシュ9(図示せず)を挾着させておくのであ
る。そして、通電部10(図示せず)から外部電源を通
電させて、発熱体4を昇温させて、ウェットティッシュ
9を温めるのである。また、ウェットティッシュ9を挾
着した後、密着して重合している発熱体4と板状体18
とが離れないように、予め発熱体4又は板状体18に設
けられた止め具(図示せず)で、重合している発熱体4
と板状体18とを止めておいても良い。あるいは、発熱
体4と板状体18とを密着重合させた後、輪ゴムで止め
ておいてもよい。また、この態様において、板状体18
に代えて、発熱体4を用いることも可能である。この場
合、ウェットティッシュ9は発熱体4,4間に挾着され
るのである。また、発熱体4又は板状体18の重合面に
凹部を設けておいて、ウェットティッシュ9を挾着収納
しやすくなるようにしておいても良い。このような態様
は、図3〜図5に示した態様と等価のものである。な
お、スイッチ回路11を設けたり、内部電源の使用した
り、通電ランプ12を設けるなどのその他の点について
は、前記した第一の態様に係る簡易加温器の場合と同様
である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るウェ
ットティッシュの簡易加温器は、感熱電気抵抗型板状発
熱体を組み込んだ機器を使用して、ウェットティッシュ
を温めようというものである。例えば、トレイ本体とト
レイ蓋とからなるトレイに発熱体を組み込んだり、箱体
と抽斗体とからなる容器に発熱体を組み込んだり、或い
は発熱体自体を利用したりしたものである。そして、こ
の発熱体は、前記(i)〜(iii)の如き特徴があるの
で、短時間で簡易に、適温に、且つ効率良くウェットテ
ィッシュを温めることができるという効果を奏すると共
に、簡易加温器の使用者が安全に(例えば、火傷等の危
険を回避して)使用しうるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るウェットティッシュの簡易
加温器の模式的斜視図である。
【図2】本発明で使用する感熱電気抵抗型板状発熱体の
一例を示す模式的横断面図である。
【図3】本発明の一例に係る簡易加温器の模式的横断面
図である。
【図4】本発明の一例に係る簡易加温器の模式的横断面
図である。
【図5】本発明の一例に係る簡易加温器の模式的横断面
図である。
【図6】本発明の他の一例に係るウェットティッシュの
簡易加温器の模式的斜視図である。
【図7】本発明の他の一例に係る簡易加温器の模式的横
断面図である。
【図8】本発明の更に他の一例に係る簡易加温器の模式
的横断面図である。
【符号の説明】
4 感熱電気抵抗型板状発熱体 5 トレイ本体 6 トレイ蓋 7 トレイ本体の底面 8 トレイ蓋の内面 9 ウェットティッシュ 10 通電部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ本体とトレイ蓋とを具備し、 前記トレイ本体の底面には、少なくとも一対の電極と、
    感熱電気抵抗型組成物と、該一対の電極と該感熱電気抵
    抗型組成物とを密封する板状絶縁体とで構成された感熱
    電気抵抗型板状発熱体が敷設されており、 前記トレイ本体を前記トレイ蓋で閉めた状態で、前記ト
    レイ蓋の内面と前記発熱体表面との間には、数枚のウェ
    ットティッシュを収納しうる間隔が設けられており、 前記発熱体は、該一対の電極に通電することによって、
    該感熱電気抵抗型組成物がほぼ一定温度に昇温して発熱
    することを特徴とするウェットティッシュの簡易加温
    器。
  2. 【請求項2】 トレイ本体とトレイ蓋とを具備し、 前記トレイ蓋の内面には、少なくとも一対の電極と、感
    熱電気抵抗型組成物と、該一対の電極と該感熱電気抵抗
    型組成物とを密封する板状絶縁体とで構成された感熱電
    気抵抗型板状発熱体が張設されており、 前記トレイ本体を前記トレイ蓋で閉めた状態で、前記ト
    レイ蓋に張設された前記発熱体表面と前記トレイ本体底
    面との間には、数枚のウェットティッシュを収納しうる
    間隔が設けられており、 前記発熱体は、該一対の電極に通電することによって、
    該感熱電気抵抗型組成物がほぼ一定温度に昇温して発熱
    することを特徴とするウェットティッシュの簡易加温
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のウェットティッシュの簡
    易加温器において、トレイ蓋の内面には、請求項2に記
    載された感熱電気抵抗型板状発熱体が張設されており、
    トレイ本体を前記トレイ蓋で閉めた状態で、前記トレイ
    蓋に張設された前記発熱体表面と、前記トレイ本体底面
    に敷設された感熱電気抵抗型板状発熱体表面との間に
    は、数枚のウェットティッシュを収納しうる間隔が設け
    られているウェットティッシュの簡易加温器。
  4. 【請求項4】 箱体と抽斗体とを具備し、 前記箱体には、前記抽斗体を挿通しうる口が設けられて
    いると共に、少なくとも一対の電極と、感熱電気抵抗型
    組成物と、該一対の電極と該感熱電気抵抗型組成物とを
    密封する板状絶縁体とで構成された感熱電気抵抗型板状
    発熱体が収納されており、 前記抽斗体は、数枚のウェットティッシュを載置しうる
    凹部を持ち、 前記発熱体は、該一対の電極に通電することによって、
    該感熱電気抵抗型組成物がほぼ一定温度に昇温して発熱
    することを特徴とするウェットティッシュの簡易加温
    器。
  5. 【請求項5】 少なくとも一対の電極と、感熱電気抵抗
    型組成物と、該一対の電極と該感熱電気抵抗型組成物と
    を密封する板状絶縁体とで構成された感熱電気抵抗型板
    状発熱体と、 前記発熱体に折り曲げ部を介して連設されてなる板状体
    とで構成され、 前記折り曲げ部から折り曲げて、前記発熱体と前記板状
    体とを密着させて重合させ、前記発熱体と前記板状体と
    の間に数枚のウェットティッシュを挾着することがで
    き、 前記発熱体は、該一対の電極に通電することによって、
    該感熱電気抵抗型組成物がほぼ一定温度に昇温して発熱
    することを特徴とするウェットティッシュの簡易加温
    器。
  6. 【請求項6】 一定温度が40〜60℃である請求項1
    乃至5のいずれか一項に記載のウェットティッシュの簡
    易加温器。
  7. 【請求項7】 一対の電極への通電を行うためのスイッ
    チ回路が、任意の箇所に設けられている請求項1乃至6
    のいずれか一項に記載のウェットティッシュの簡易加温
    器。
  8. 【請求項8】 少なくとも一対の電極と、感熱電気抵抗
    型組成物と、該一対の電極と該感熱電気抵抗型組成物と
    を密封する板状絶縁体とで構成された感熱電気抵抗型板
    状発熱体を用いて、ウェットティッシュを温めることを
    特徴とするウェットティッシュの簡易加温方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004130066A (ja) * 2002-08-16 2004-04-30 Pigeon Corp ウエットティッシュ加温器
JP2004173860A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Pigeon Corp ウエットティッシュ加温器

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