JPH09275910A - 煎餅製造システムにおいて使用されるパレット - Google Patents

煎餅製造システムにおいて使用されるパレット

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JPH09275910A
JPH09275910A JP8115304A JP11530496A JPH09275910A JP H09275910 A JPH09275910 A JP H09275910A JP 8115304 A JP8115304 A JP 8115304A JP 11530496 A JP11530496 A JP 11530496A JP H09275910 A JPH09275910 A JP H09275910A
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pallet
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frame
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Eiichi Sato
栄一 佐藤
Chiharu Asai
千晴 浅井
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OISHINKO KK
Sanko Co Ltd
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OISHINKO KK
Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】相対する一対の長辺枠6と、相対する一対
の短辺枠7と、前記長辺枠と短辺枠とにより囲まれた縦
横に交差したリブ8aからなる載置部8を有するととも
に、前記長辺枠の上面、前記短辺枠の上面及び前記載置
部の上面が同一平面を形成している煎餅製造システムに
おいて使用されるパレットに関するものである。 【効果】パレットの上面が平らに形成されているので、
生煎餅を載置し搬送するコンベヤーに、パレットの上面
をより接近させることができるので、パレットの上面に
落下するする生煎餅が折れ曲がったり、湾曲するような
ことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混練された生地玉
を帯状の生地に成形し、次いで、型抜きして生煎餅と
し、その後、乾燥して、焼き及び味付け前の乾燥煎餅を
製造する煎餅製造システムにおいて使用されるパレット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生地から型抜きされコンベヤー上に並べ
られた生煎餅を載置するためのパレットとして、従来の
パレットの斜視図である図7に示されているように、平
面形状が略コの字状の枠部材1を構成する下枠1aと上
枠1b間に、金網2を挟持することにより形成された金
網パレット3が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の煎餅製造システ
ムにおいては、金網2が張られた枠部材1を有する金網
パレット3を使用しているために、従来の金網パレット
の垂直断面を含む煎餅製造システムの一部概略側面図で
ある図8に示されているように、型抜きされた生煎餅G
を搬送するコンベヤー4に、コンベヤー4の下方に位置
するコンベヤー5により搬送される金網パレット3の枠
部材1が当接しないように、コンベヤー4から金網パレ
ット3を離して配置しなければならず、従って、生煎餅
Gを載置し搬送するコンベヤー4と金網パレット3の金
網2との段差が大きくなり、コンベヤー4上の生煎餅G
が、コンベヤー4から、コンベヤー5により搬送される
金網パレット3の金網2に落下した際に、生煎餅Gが折
れ曲がったり、湾曲する等の問題が生じる。なお、4
a、5aは、コンベヤー4、5を支持するための適当な
間隔で並設されたローラーである。
【0004】また、従来の金網パレット3は、乾燥され
た煎餅を排出する方向が、枠部材1が設けられていない
1つの辺3aのみであるので、金網パレット3を搬送車
の棚に載置する際に、その方向性を考慮しなければなら
ず、従って、棚への金網パレット3の載置作業性が悪い
という問題がある。
【0005】更に、従来の金網パレット3には、多数の
金網パレット3を積み重ねた際に、上方に位置する金網
パレット3と下方に位置する金網パレット3が、互い
に、水平方向に移動しないようにするための嵌合手段が
ないので、積み重ねられた金網パレット3が水平方向に
ずれて不安定になったり、或いは、崩れるという問題が
ある。
【0006】本発明の目的は、上述した従来の煎餅製造
システムにおいて使用されるパレットが有する課題を解
決するとともに、その取扱性或いは作業性の向上した煎
餅製造システムにおいて使用されるパレットを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、相対する一対の長辺枠
と、相対する一対の短辺枠と、前記長辺枠と短辺枠とに
より囲まれた縦横に交差したリブからなる載置部を有す
るとともに、前記長辺枠の上面、前記短辺枠の上面及び
前記載置部の上面が同一平面を形成しているものであ
り、第2には、上記長辺枠より一段下がっているととも
に、その両端部領域に、長手方向端面に向かって上り坂
の上部傾斜面と下部傾斜面とを有する嵌合枠を、前記長
辺枠に連設したものであり、第3には、上記嵌合枠の側
部に凹部を形成するとともに、該凹部に補強リブを形成
したものであり、第4には、上記短辺枠を、垂直に配置
された板状体としたものである。
【0008】以下に、本発明の煎餅製造システムにおい
て使用されるパレットの斜視図である図1、本発明の煎
餅製造システムにおいて使用されるパレットの側面図で
ある図2、本発明の煎餅製造システムにおいて使用され
るパレットの正面図である図3、本発明の煎餅製造シス
テムにおいて使用されるパレットの一部拡大斜視図であ
る図4、本発明の煎餅製造システムにおいて使用される
搬送車の正面図である図5及び本発明の煎餅製造システ
ムにおいて使用されるパレットを積み重ねた状態の斜視
図である図6を用いて、本発明の煎餅製造システムにお
いて使用されるパレットについて説明するが、本発明の
趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるもので
はない。
【0009】
【実施例】平面形状が方形状のパレットPは、相対する
一対の長辺枠6と、相対する一対の短辺枠7と、相対す
る一対の長辺枠6と相対する一対の短辺枠7とに囲まれ
た空間部に配設された縦横に交差したリブ8aからなる
載置部8と、相対する一対の長辺枠6の外側に長辺枠6
に連接して配設された、長辺枠6と同じ長さを有する嵌
合枠9とから構成されている。そして、長辺枠6の上
面、短辺枠7の上面及び載置部8の上面は、同一平面を
形成するように構成されている。
【0010】嵌合枠9の上面9aは、長辺枠6の上面6
aより、所定量、下方に位置しており、また、嵌合枠9
の下面9bも、同様に、長辺枠6の下面6bより、所定
量、下方に位置している。即ち、嵌合枠9は、長辺枠6
より一段下がっている。そして、嵌合枠9の上面9a及
び下面9bの両端部領域には、嵌合枠9の長手方向端面
9cに向かって上り坂の上部傾斜面9dと下部傾斜面9
eとが形成されており、上部傾斜面9dの頂部9d’と
下部傾斜面9eの頂部9e’とは、それぞれ、長辺枠6
の上面6a及び下面6bと同じ高さになるように構成さ
れている。また、嵌合枠9の側部には凹部9fが形成さ
れており、凹部9fには、所定間隔で、縦状の補強リブ
9gが形成されている。凹部9fの深さは、ロボット等
の自動機により、パレットPを把持する際に、自動機の
ハンド部が挿入可能な深さとすることが好ましい。ま
た、パレットPの軽量化のためには、長辺枠6の側壁に
達するような凹部9fが形成されることが好ましい。
【0011】短辺枠7は、垂直に配置された板状体で形
成することが好ましい。短辺枠7を板状体で形成するこ
とにより、生煎餅Gが載置される載置部8以外の無駄な
パレットPの上面を減少させることができ、従って、パ
レットPを軽量化することができる。
【0012】Cは、上述したような構成を有するパレッ
トPを、収納し、運搬するための搬送車であり、搬送車
Cの台板c1の下部には、適当数の車輪c2が取着され
ている。また、台板c1の両端部に垂設された相対する
側壁c3には、パレットPの嵌合枠9の下面9bが載置
可能な棚c4が、上下方向に所定の間隔で取着されてい
る。搬送車Cの側壁c3が配設されていない側は、開放
されており、該開放された側から、パレットPの短辺枠
7を先にして、パレットPを、搬送車Cの所定の棚c4
に差し込むことができるように構成されている。なお、
c5は、必要に応じて配設される天板である。
【0013】パレットPの短辺枠7を先にして、搬送車
Cの所定の棚c4に差し込むことにより、搬送車Cにパ
レットPを収納するが、上述したように、嵌合枠9の下
面9bの両端部領域には、下部傾斜面9eが形成されて
いるので、棚c4のパレットPの挿入側端部に嵌合枠9
が衝突しても、下部傾斜面9eに案内されながら、円滑
に、パレットPを棚c4に載置することができるので、
パレットPの搬送車Cへの収納作業の作業性が向上す
る。
【0014】縦横に交差したリブ8aからなる載置部8
に、型抜きされた生煎餅Gを並べた後に、パレットP
を、搬送車Cの棚c4に載置する。生煎餅Gが並べられ
た多数のパレットPを搬送車Cに収納した後に、搬送車
Cを乾燥室に搬入して、生煎餅Gの乾燥作業を行う。乾
燥室から搬送車Cを搬出した後、側壁c3が配設されて
いない一方の開放側が位置する搬送車Cの一端を持ち上
げて、搬送車Cを傾斜させると、搬送車Cに収納されて
いるパレットPも傾斜するので、乾燥した煎餅は、下方
に位置する短辺枠7がら、パレットPの載置部8上を滑
り落ち、適当な収納箱に収納されることになる。
【0015】また、パレットPを積み重ねる際には、上
方に位置するパレットPの嵌合枠9の下面9bが、下方
に位置するパレットPの長辺枠6より一段下がった嵌合
枠9の上面9aに載置されるように構成されているの
で、上方に位置するパレットPの、短辺枠7に沿った移
動が阻止される。また、上方に位置するパレットPの嵌
合枠9の下部傾斜面9eが、下方に位置するパレットP
の嵌合枠9の上部傾斜面9dに載置されるので、上方に
位置するパレットPの、長辺枠6に沿った移動が阻止さ
れる。従って、パレットPを積み重ねる際に、パレット
Pの水平方向移動が阻止されるので、パレットPを、安
定した状態で、多数、積み重ねることができる。
【0016】パレットPの長辺枠6の上面、短辺枠7の
上面及び載置部8の上面が、同一平面に形成され、パレ
ットPの上面が平らに形成されているので、図8に示さ
れている、生煎餅Gを載置し搬送するコンベヤー4に、
パレットPの上面をより接近させることができるので、
パレットPの上面に落下するする生煎餅Gが折れ曲がっ
たり、湾曲するようなことがない。
【0017】パレットPの長辺枠6の上面、短辺枠7の
上面及び載置部8の上面が、同一平面に形成されている
ので、従来の金網パレット3のように、枠部材1が設け
られていない辺3aを揃えて搬送車Cに収納する必要が
なく、相対する短辺枠7の何方からでも、パレットPを
搬送車Cに収納することができるので、パレットPの搬
送車Cへの収納作業の作業性が向上する。
【0018】なお、上述したような構成を有する煎餅製
造システムにおいて使用されるパレットPは、射出成形
等により、合成樹脂で一体に成形することが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0020】パレットの上面が平らに形成されているの
で、生煎餅を載置し搬送するコンベヤーに、パレットの
上面をより接近させることができるので、パレットの上
面に落下するする生煎餅が折れ曲がったり、湾曲するよ
うなことがない。
【0021】パレットの上面が平らに形成されているの
で、従来の金網パレットのように、枠部材が設けられて
いない辺を揃えて搬送車に収納する必要がなく、相対す
る短辺枠の何方からでも、パレットを搬送車に収納する
ことができるので、パレットの搬送車への収納作業の作
業性が向上する。
【0022】両端部領域に、長手方向端面に向かって上
り坂の上部傾斜面と下部傾斜面とを有する嵌合枠を、長
辺枠に連設したので、棚の端部に嵌合枠が衝突しても、
下部傾斜面に案内されながら、円滑に、パレットを棚に
載置することができるので、パレットの搬送車への収納
作業の作業性が向上する。
【0023】両端部領域に、長手方向端面に向かって上
り坂の上部傾斜面と下部傾斜面とを有する嵌合枠を、長
辺枠に連設したので、パレットを積み重ねる際に、パレ
ットの水平方向移動が阻止され、従って、パレットを、
安定した状態で、多数、積み重ねることができる。
【0024】嵌合枠の側部に凹部を形成するとともに、
該凹部に補強リブを形成したので、パレットの長手方向
の剛性を高めることができるとともに、軽量化すること
ができ、且つ、凹部に自動機のハンド部を挿入すること
ができるので、パレットの搬送、運搬等の自動化を実現
することができる。
【0025】短辺枠を垂直に配置された板状体としたの
で、生煎餅が載置される載置部以外の無駄なパレットの
上面を減少させることができ、従って、パレットを軽量
化することができるとともに、縦方向の曲げに対する剛
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の煎餅製造システムにおいて使用
されるパレットの斜視図である。
【図2】図2は本発明の煎餅製造システムにおいて使用
されるパレットの側面図である。
【図3】図3は本発明の煎餅製造システムにおいて使用
されるパレットの正面図である。
【図4】図4は本発明の煎餅製造システムにおいて使用
されるパレットの一部拡大斜視図である。
【図5】図5は本発明の煎餅製造システムにおいて使用
される搬送車の正面図である。
【図6】図6は本発明の煎餅製造システムにおいて使用
されるパレットを積み重ねた状態の斜視図である。
【図7】図7は従来の金網パレットの斜視図である。
【図8】図8は従来の金網パレットの垂直断面を含む煎
餅製造システムの一部概略側面図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・搬送車 P・・・・・・・パレット 6・・・・・・・長辺枠 7・・・・・・・短辺枠 8・・・・・・・載置部 9・・・・・・・嵌合枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対する一対の長辺枠と、相対する一対の
    短辺枠と、前記長辺枠と短辺枠とにより囲まれた縦横に
    交差したリブからなる載置部を有するとともに、前記長
    辺枠の上面、前記短辺枠の上面及び前記載置部の上面が
    同一平面を形成していることを特徴とする煎餅製造シス
    テムにおいて使用されるパレット。
  2. 【請求項2】上記長辺枠より一段下がっているととも
    に、その両端部領域に、長手方向端面に向かって上り坂
    の上部傾斜面と下部傾斜面とを有する嵌合枠を、前記長
    辺枠に連設したことを特徴とする請求項1に記載の煎餅
    製造システムにおいて使用されるパレット。
  3. 【請求項3】上記嵌合枠の側部に凹部を形成するととも
    に、該凹部に補強リブを形成したことを特徴とする請求
    項2に記載の煎餅製造システムにおいて使用されるパレ
    ット。
  4. 【請求項4】上記短辺枠を、垂直に配置された板状体と
    したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1
    項に記載の煎餅製造システムにおいて使用されるパレッ
    ト。
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