JPH0927558A - 半導体記憶装置、その製造方法およびその使用方法 - Google Patents

半導体記憶装置、その製造方法およびその使用方法

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JPH0927558A
JPH0927558A JP7174774A JP17477495A JPH0927558A JP H0927558 A JPH0927558 A JP H0927558A JP 7174774 A JP7174774 A JP 7174774A JP 17477495 A JP17477495 A JP 17477495A JP H0927558 A JPH0927558 A JP H0927558A
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JP
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layer
insulating layer
channel region
memory device
gate electrode
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JP7174774A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Maeda
茂伸 前田
Shigeto Maekawa
繁登 前川
Sachitada Kuriyama
祐忠 栗山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element
    • H10B10/125Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element the MOSFET being a thin film transistor [TFT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧化により電源電圧が小さくなった場合
でも、TFTの小さいOFF電流を維持したまま大きい
ON電流を実現する。 【解決手段】 SRAMのメモリセルにおいて、負荷ト
ランジスタQ5(Q6)は、チャネル領域13b(15
b)を規定するように形成された1対のソース/ドレイ
ン領域13a、13c(15a、15c)と、チャネル
領域13b(15b)と絶縁層65を介在して対向する
ゲート電極層11a(11b)とを有している。VVP
層1は、ゲート電極層11a(11b)との間でチャネ
ル領域13b(15b)を挟むように、かつチャネル領
域13b(15b)と絶縁層67を介在して対向するよ
うに形成されている。このVVP層1は、アクティブ時
にGND電位、スタンバイ時にVcc電位が印加される
ように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
その製造方法およびその使用方法に関し、より特定的に
は随時書込読出可能な記憶装置(SRAM:Static Ran
dom Access Memory )を含む半導体記憶装置、その製造
方法およびその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体記憶装置の1つとして、
SRAMが知られている。このSRAMは、DRAM
(Dynamic Random Access Memory)に比較し、リフレッ
シュ動作が不要であり、記憶状態が安定しているという
利点を有する。
【0003】図42は、従来のSRAMの1つのメモリ
セルの等価回路図である。図42を参照して、このメモ
リセルは、負荷としてp型MOS(Metal Oxide Semico
nductor )トランジスタを用いており、かつ6つのトラ
ンジスタで構成されている。すなわち、1対のアクセス
トランジスタQ3、Q4(n型MOSトランジスタ)
と、フリップフロップ回路を構成する1対のドライバト
ランジスタQ1、Q2(n型MOSトランジスタ)およ
び1対の負荷トランジスタQ5、Q6とで構成されてい
る。
【0004】1対の負荷トランジスタQ5、Q6のソー
ス/ドレイン領域の一方は、Vcc電源に接続されてお
り、ソース/ドレイン領域の他方は各々記憶ノードN
1、N2に接続されている。ドライバトランジスタQ
1、Q2のソース/ドレイン領域の一方はGNDに接続
されており、ソース/ドレイン領域の他方は各々記憶ノ
ードN1、N2に接続されている。ドライバトランジス
タQ1と負荷トランジスタQ5の各ゲートは記憶ノード
N2に、ドライバトランジスタQ2と負荷トランジスタ
Q6の各ゲートは記憶ノードN1に各々接続されてい
る。
【0005】さらに、1対のアクセストランジスタQ
3、Q4のソース/ドレイン領域の一方は各々記憶ノー
ドN1、N2に接続されている。そしてアクセストラン
ジスタQ3、Q4の各ソース/ドレイン領域の他方は、
ビット線BL、/BLに各々接続されている。また、ア
クセストランジスタQ3、Q4のゲート電極はワード線
WLに接続されている。
【0006】このSRAMのメモリセルでは、1対の負
荷トランジスタQ5、Q6に、一般に薄膜トランジスタ
(TFT:Thin Film Transistor)が用いられている。
【0007】図43と図44とは、ボトムゲート型およ
びトップゲート型の薄膜トランジスタよりなる負荷トラ
ンジスタの概略断面図である。図43を参照して、負荷
トランジスタQ5(Q6)は、ゲート電極層301と、
チャネル領域303bを規定するように半導体層に形成
された1対のソース/ドレイン領域303a、303c
とを有している。ゲート電極層301は、このチャネル
領域303bとゲート絶縁膜を介在して対向するように
形成されている。この負荷トランジスタQ5(Q6)
は、いわゆるボトムゲート型の薄膜トランジスタである
ため、ゲート電極層301がチャネル領域303bの下
側に配置されている。
【0008】図44を参照して、この負荷トランジスタ
Q5(Q6)は、いわゆるトップゲート型の薄膜トラン
ジスタであるため、ゲート電極層301がチャネル領域
303bの上側に配置されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図43と図44とに示
す従来の薄膜トランジスタの構成では、低電圧化により
電源電圧が小さくなった場合に、メモリセルの動作の安
定性が悪くなるという問題点があった。以下、そのこと
について詳細に説明する。
【0010】図45は、典型的なpチャネルTFTのド
レイン電流ID −ゲート電圧VG の特性を示す図であ
る。図45を参照して、このTFTの特性には、(1)
TFTがOFFの状態で流れる電流(OFF電流)を減
少させること、(2)TFTがONの状態で流れる電流
(ON電流)を増加させること、の2つのことが要求さ
れている。
【0011】上記(1)は、スタンバイ時の消費電力を
小さくするためである。スタンバイ時の消費電力は、1
つのTFTのOFF電流×セル数で決まるからである。
【0012】また上記(2)は、メモリセルの動作の安
定性を向上させるためである。ON電流が増加すると、
そのON状態にあるTFTのソース/ドレイン領域の一
方に接続された記憶ノードの電位がよりVccに近づ
き、その記憶ノードのHighの電位と他方の記憶ノー
ドのLowの電位との差が明確となるからである。
【0013】TFTのON電流が多ければ多いほど、メ
モリセルの動作が安定であることは間違いないが、この
ON電流はどの程度必要かを以下に示す。
【0014】図46は、読出し、書込み直後のHigh
を記憶している記憶ノードの部分の電圧を示したSRA
Mの回路図の一部を示す図である。図46を参照して、
読出し/書込み直後には、記憶ノードN1の電位はHi
ghといっても完全にVccまで到達しておらず、Vc
c−VthA となっている。ここで、Vccは電源電圧
であり、VthA はアクセストランジスタのしきい値電
圧である。記憶ノードN1の電位のVthA 落ち分のた
め、読出し/書込み直後のメモリセルの動作は不安定で
ある。このVthA 落ち分を充電するのがTFTQ5の
役割である。
【0015】ここで、VthA が1Vで、記憶ノードN
1の容量が5fFであり、これを5nsecの時間で充
電するならば,TFTのON電流は、
【0016】
【数1】
【0017】必要ということになる。TFTでは、チャ
ネル領域が多結晶シリコンよりなっているため、図45
に示すID −VG 特性のSファクタが大きくなる(傾き
が小さくなる)。ここでSファクタとは、ID が1桁増
えるのに必要なゲート電圧VG を意味している。
【0018】そのため、図45において、低電圧化によ
り、電源電圧が−Vccから−Vcc′へと小さくなる
と、このTFTのON電流はID1からID2へと減少する
ことになる。したがって、従来のSRAMに用いられる
TFTの構造では、小さいOFF電流を維持したまま、
大きいON電流を実現させることは難しいという問題点
があった。
【0019】またチャネル領域は多結晶シリコンよりな
っているため、このチャネル領域に結晶粒界(グレイン
バウンダリー)が存在するか否かによって、TFTの特
性がばらついてしまう。上記のON電流に対する制限
(要求値:1μA)は、TFTの特性がばらついた場合
でも、成り立たなければならない。このため、このTF
Tの特性のばらつきを考慮した場合、小さいOFF電流
を維持したまま、大きいON電流を実現させることはよ
り一層難しかった。
【0020】それゆえ、本発明の目的は、低電圧下によ
り電源電圧が小さくなった場合でも、TFTの小さいO
FF電流を維持したまま大きいON電流を実現すること
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装
置、その製造方法およびその使用方法は、フリップフロ
ップ回路を構成する1対の第1導電型の駆動用トランジ
スタおよび1対の第2導電型の負荷トランジスタと、1
対のアクセストランジスタとを有するスタティック型メ
モリセルを備えた半導体記憶装置、その製造方法および
その使用方法であることを前提として、以下の特徴を有
している。
【0022】請求項1に記載の半導体記憶装置では、負
荷トランジスタは薄膜トランジスタよりなっており、半
導体層とゲート電極層とを有している。半導体層は、チ
ャネル領域を規定するように所定の距離を隔てて形成さ
れた1対のソース/ドレイン領域を有している。ゲート
電極層は、半導体層のチャネル領域とゲート絶縁層を挟
んで対向するように設けられている。このゲート電極層
との間でチャネル領域を挟むように、かつチャネル領域
と絶縁層を挟んで対向するように設けられ、かつスタン
バイ時にはVcc電位、アクティブ時にはGND電位と
なるように導電層が設けられている。
【0023】請求項2に記載の半導体記憶装置では、ス
タティック型メモリセルと導電層とを有する半導体チッ
プを組込んだパッケージは、チップセレクトピンを含む
複数のピンを有している。導電層は、半導体チップに形
成されたパッド電極を介在してチップセレクトピンに電
気的に接続されている。
【0024】請求項3に記載の半導体記憶装置では、パ
ッケージは、プリント基板に実装されている。プリント
基板は、Vcc電位とGND電位とを選択的に印加可能
な回路を有している。パッケージのチップセレクトピン
はこの回路に電気的に接続されている。
【0025】請求項1〜3に記載の半導体記憶装置で
は、導電層がチャネル領域の裏側と絶縁層を介在して対
向している。また、導電層はアクティブ時にはGND電
位とされる。このため、pチャネルTFTにとっては、
チャネル領域の裏側からマイナス電位が加わったような
状態となる。このため、チャネル領域の裏側のポテンシ
ャルが下げられて、ホールが発生しやすくなり、TFT
のしきい値電圧Vthが下がる。したがって、アクティ
ブ時のTFTのON電流を向上することができる。
【0026】一方、導電層はスタンバイ時にはVcc電
位とされる。このため、pチャネルTFTにとってはチ
ャネル領域の裏側に加わる電圧は0Vである。このた
め、スタンバイ時のTFTは、ゲート電圧が0Vのとき
のOFF電流が小さくなる特性を示す。
【0027】以上より、低電圧化により電源電圧が小さ
くなった場合でも、TFTの小さいOFF電流を維持し
たまま、大きいON電流を実現することができる。
【0028】請求項4に記載の半導体記憶装置では、絶
縁層の膜厚は39nm以上323nm以下である。
【0029】請求項5に記載の半導体記憶装置では、ソ
ース/ドレイン領域およびチャネル領域がp型の導電型
である。また絶縁層の膜厚は66nm以上323nm以
下である。
【0030】請求項6に記載の半導体記憶装置では、ソ
ース/ドレイン領域がp型の導電型であり、チャネル領
域がn型の導電型である。薄膜トランジスタがON状態
のときに、チャネル領域のゲート電極層と対向する表面
から空乏層の延びる深さがチャネル領域の膜厚よりも大
きくなるように薄膜トランジスタが構成されている。絶
縁層の膜厚は39nm以上123nm以下である。
【0031】請求項7に記載の半導体記憶装置では、ソ
ース/ドレイン領域がp型の導電型であり、チャネル領
域がn型の導電型である。薄膜トランジスタがON状態
のときに、チャネル領域のゲート電極層と対向する表面
から空乏層の延びる深さがチャネル領域の膜厚よりも小
さくなるように薄膜トランジスタが構成されている。絶
縁層の膜厚は、46nm以上153nm以下である。
【0032】請求項4〜7に記載の半導体記憶装置で
は、各種のTFTに応じて絶縁層の膜厚範囲が規定され
ている。この膜厚範囲の下限よりも絶縁層の膜厚が小さ
くなると、アクティブ時におけるTFTのOFF電流が
著しく上昇し、消費電力が大きくなる。一方、膜厚範囲
の上限よりも絶縁層の膜厚が大きくなると、アクティブ
時におけるON電流が著しく低下し、TFTの安定した
動作が得られなくなる。
【0033】請求項8に記載の半導体記憶装置では、ゲ
ート絶縁層と絶縁層とはシリコン酸化膜を有している。
【0034】請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方
法は以下の工程を備えている。チャネル領域を規定する
ように所定の距離を隔てて形成された1対のソース/ド
レイン領域を有する半導体層と、半導体層のチャネル領
域とゲート絶縁層を挟んで対向するゲート電極層とを形
成することで、薄膜トランジスタよりなる負荷トランジ
スタが形成される。そしてゲート電極層との間でチャネ
ル領域を挟むように、かつチャネル領域と絶縁層を挟ん
で対向するように、かつスタンバイ時にはVcc電位、
アクティブ時にはGND電位となるように導電層が形成
される。
【0035】請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方
法では、請求項1に記載の半導体記憶装置を製造するこ
とができる。
【0036】請求項10に記載の半導体記憶装置の製造
方法では、ゲート絶縁層と絶縁層とはシリコン酸化膜を
有するように形成され、かつ同じ方法で形成される。
【0037】請求項11に記載の半導体記憶装置の使用
方法では、負荷トランジスタは、薄膜トランジスタより
なっており、半導体層とゲート電極層とを有している。
半導体層は、チャネル領域を規定するように所定の距離
を隔てて形成された1対のソース/ドレイン領域を有し
ている。ゲート電極層は、半導体層のチャネル領域とゲ
ート絶縁層を挟んで対向するように設けられている。ゲ
ート電極層との間でチャネル領域を挟むように、かつチ
ャネル領域と絶縁層を挟んで対向するように導電層が設
けられている。この導電層に、スタンバイ時にはVcc
電位、アクティブ時にはGND電位を印加される。
【0038】請求項11に記載の半導体記憶装置の使用
方法では、請求項1に記載の半導体記憶装置をその効果
を得るように動作させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
に基づいて説明する。
【0040】実施例1 図1は、本発明の実施例1におけるSRAMのメモリセ
ル構造を示す等価回路図である。図1を参照して、本実
施例のSRAMのメモリセルでは、可変電圧プレート
(Variable Voltage Plate:VVP)1が、負荷トラン
ジスタQ5、Q6となる薄膜トランジスタのチャネルの
裏側に設けられている点で、従来例と異なる。このVV
P1は、VVP電圧(VVVP )発生回路72に電気的に
接続されている。これにより、VVP1は、アクティブ
時にはGND電位、スタンバイ時にはVcc電位とされ
る。
【0041】なおここでアクティブ時というのは、メモ
リセルアレイに読出し/書込みができる状態をいい、ス
タンバイ時とは、データを保持しているだけの状態をい
う。
【0042】これ以外の構成については、図42で説明
した従来例とほぼ同様であるため同一の部材については
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0043】次に、本実施例のSRAMメモリセルの具
体的構成について説明する。図2(a)、(b)は、本
発明の実施例1におけるSRAMのメモリセル構造を示
す概略断面図である。また図3〜図8は、本発明の実施
例1におけるSRAMの1ビット分のメモリセル構造を
下層から順に6段階に分割して示した平面構造図であ
る。
【0044】なお、図2(a)と図2(b)とは、図3
〜図8のA−A線とB−B線とに沿う断面に対応する図
である。
【0045】具体的には、図3は基板に形成された1対
のドライバトランジスタQ1、Q2と、1対のアクセス
トランジスタQ3、Q4との構成を示している。また図
4は接地用導電層の構成を示し、図5と図6とは1対の
負荷トランジスタQ5、Q6の構成を示している。また
図7はVVPの構成を示し、図8は1対のビット線の構
成を示している。
【0046】主に図2(a)、(b)および図3を参照
して、一点鎖線(図3)で囲む領域MCは1つのメモリ
セルが形成される領域(以下、メモリセル領域とする)
である。このメモリセル領域MCにおいて、半導体基板
51の表面には、SRAMのメモリセルを構成する1対
のドライバトランジスタQ1、Q2と、1対のアクセス
トランジスタQ3、Q4とが形成されている。
【0047】ドライバトランジスタQ1は1対のソース
/ドレイン領域23a、23bと、ゲート絶縁層(図示
せず)と、ゲート電極層21aとを有している。1対の
ソース/ドレイン領域23a、23bは、n型の拡散領
域よりなり、チャネル領域を規定するように所定の距離
を隔てて図3中横方向に配置されている。ゲート電極層
21aは、ゲート絶縁層を介在してこのチャネル領域と
対向するように図3中縦方向に延びて形成されている。
【0048】ドライバトランジスタQ2は、1対のソー
ス/ドレイン領域25a、25bと、ゲート絶縁層27
bと、ゲート電極層21bとを有している。1対のソー
ス/ドレイン領域25a、25bは、n型の拡散領域よ
りなり、チャネル領域を規定するように互いに所定の距
離を隔てて図3中横方向に配置されている。ゲート電極
層21bは、ゲート絶縁層27bを介在してチャネル領
域と対向するように図3中縦方向に延びて形成されてい
る。
【0049】アクセストランジスタQ3は、1対のソー
ス/ドレイン領域23b、23cと、ゲート絶縁層27
cと、ゲート電極層21cとを有している。1対のソー
ス/ドレイン領域23b、23bは、n型の拡散領域よ
りなり、チャネル領域を規定するように互いに所定の距
離を隔てて図3中縦方向に配置されている。ゲート電極
層21cは、ゲート絶縁層27cを介在してチャネル領
域と対向するように形成されている。また、このゲート
電極層21cは、ワード線と一体化されており、メモリ
セル領域MCを図3中横方向に横断するように延在して
いる。
【0050】アクセストランジスタQ4は、1対のソー
ス/ドレイン領域25b、25cと、ゲート絶縁層(図
示せず)と、ゲート電極層21dとを有している。1対
のソース/ドレイン領域25b、25cは、n型の拡散
領域よりなり、チャネル領域を規定するように互いに所
定の距離を隔てて図3中縦方向に配置されている。ゲー
ト電極層21dは、ゲート絶縁層を介在してチャネル領
域と対向するように形成されている。また、このゲート
電極層21dは、ワード線と一体化されており、メモリ
セル領域MCを図3中横方向に横断するように延在して
いる。
【0051】ドライバトランジスタQ1のソース/ドレ
イン領域23bと、アクセストランジスタQ3のソース
/ドレイン領域23bとは、単一のn型の拡散領域によ
り形成されている。またドライバトランジスタQ2のソ
ース/ドレイン領域25bと、アクセストランジスタQ
4のソース/ドレイン領域25bとは、単一のn型の拡
散領域により形成されている。
【0052】ゲート電極層21aは、絶縁層に設けられ
たコンタクトホール27eを通じてn型の拡散領域25
bに電気的に接続されている。またゲート電極層21b
は、絶縁層に設けられたコンタクトホール27fを通じ
てn型の拡散領域23bと電気的に接続されている。
【0053】主に図2(a)、(b)および図4を参照
して、1対のドライバトランジスタQ1、Q2と1対の
アクセストランジスタQ3、Q4とを覆うように絶縁層
61が形成されている。この絶縁層61には、コンタク
トホール61a、61bが形成されている。
【0054】コンタクトホール61aを通じて、ドライ
バトランジスタQ1のソース/ドレイン領域23aと電
気的に接続するように、かつコンタクトホール61bを
通じてドライバトランジスタQ2のソース/ドレイン領
域25aに電気的に接続するように接地用導電層31が
絶縁層61上に形成されている。またこの接地用導電層
31は、図4に示すようにメモリセル領域MCを規定す
る長方形状の対角線上に延在している。
【0055】主に図2(a)、(b)および図5を参照
して、接地用導電層31を覆うように絶縁層63が形成
されている。絶縁層63、61には、これらの絶縁層を
貫通するコンタクトホール63a、63bが形成されて
いる。このコンタクトホール63aを通じてドライバト
ランジスタQ1のゲート電極層21aと電気的に接続す
るように負荷トランジスタQ5のゲート電極層11aが
絶縁層63上に形成されている。またコンタクトホール
63bを通じてドライバトランジスタQ2のゲート電極
層21bと電気的に接続するように負荷トランジスタQ
6のゲート電極層11bが絶縁層63上に形成されてい
る。ゲート電極層11a、11bは、互いに電気的に絶
縁するように設けられている。
【0056】主に図2(a)、(b)および図6を参照
して、負荷トランジスタQ5、Q6を覆うように、たと
えばシリコン酸化膜よりなる絶縁層65が形成されてい
る。絶縁層65には、開口65a、65bが設けられて
いる。この開口65aを通じて、負荷トランジスタQ6
のゲート電極層11bと電気的に接続するように、たと
えば多結晶シリコンよりなる第1の半導体層13が絶縁
層65上に形成されている。また開口65bを通じて負
荷トランジスタQ5のゲート電極層11aと電気的に接
続するようにたとえば多結晶シリコンよりなる第2の半
導体層15が形成されている。
【0057】第1の半導体層13には、チャネル領域1
3bを規定するように1対のソース/ドレイン領域13
a、13cが形成されている。この1対のソース/ドレ
イン領域13a、13cには、p型の不純物が導入され
ている。また第2の半導体層15には、チャネル領域1
5bを規定するように1対のソース/ドレイン領域15
a、15cが形成されている。この1対のソース/ドレ
イン領域15a、15cには、p型の不純物が導入され
ている。
【0058】また第1の半導体層13のソース/ドレイ
ン領域13cと第2の半導体層15のソース/ドレイン
領域15cとは、電源電位(Vcc)に電気的に接続さ
れている。また第1および第2の半導体層13、15は
メモリセル領域MC内において、互いに分離して設けら
れている。
【0059】この第1および第2の負荷トランジスタQ
5、Q6はオフセット型のトランジスタである。
【0060】主に図2(a)、(b)および図7を参照
して、第1および第2の半導体層13、15を覆うよう
に、たとえばシリコン酸化膜よりなる絶縁層67が形成
されている。この絶縁層67上には、少なくとも第1お
よび第2半導体層のチャネル領域13b、15b上を覆
うように可変電圧プレート(VVP)層1が形成されて
いる。このVVP層1は、たとえば不純物が導入された
多結晶シリコン(以下、ドープトポリシリコンと称す
る)、シリサイド、タングステン(W)、アルミニウム
(Al)などよりなっている。
【0061】主に図2(a)、(b)および図8を参照
して、VVP層1を覆うように絶縁層69が形成されて
いる。絶縁層69、67、65、63、61などには、
これらの層を貫通するコンタクトホール69a、69b
が形成されている。コンタクトホール69aを通じてア
クセストランジスタQ4のソース/ドレイン領域25c
に電気的に接続するようにビット線41aが絶縁層69
上に形成されている。またコンタクトホール69bを通
じてアクセストランジスタQ3のソース/ドレイン領域
23cと電気的に接続するようにビット線41bが絶縁
層69上に形成されている。このビット線41a、41
bは、メモリセル領域MCを図8中縦方向に横断するよ
うに延在している。このビット線41a、41bは、た
とえばアルミニウムなどよりなっている。
【0062】次に、本実施例のSRAMにおけるVVP
の接続状態について説明する。図9は、本発明の実施例
1におけるSRAMの構成を概略的に示すブロック図で
ある。図9を参照して、SRAMは、メモリセルアレイ
71と、VVP電圧(VVVP )発生回路72と、Xデコ
ーダ・ドライバ73と、センス回路74と、Yデコーダ
・ドライバ75と、出力バッファ76と、読出し書込み
制御回路77とを有している。
【0063】メモリセルアレイ71は記憶情報のデータ
信号を蓄積する役割をなしている。Xデコーダ・ドライ
バ73とYデコーダ・ドライバ75とは、外部から入力
されたXアドレス信号およびYアドレス信号を解読する
ことによってメモリセルを指定する役割をなしている。
センス回路74は、指定されたメモリセルに、蓄積され
た信号を増幅して読出す役割をなしている。出力バッフ
ァ76と読出し書込み制御回路77とは、データを入力
または出力する役割をなしている。VVP電圧発生回路
72は、/CSパッド78から受けた信号をメモリセル
アレイ71内のVVP層へ伝達する役割をなしている。
【0064】このVVP電圧発生回路72は、図10に
示すように、2つのインバータ回路81、82により構
成されている。
【0065】このような本実施例のSRAMを有する半
導体チップは、図11と図12とに示すようにパッケー
ジに組込まれている。
【0066】図11を参照して、半導体チップ85a
が、パッケージ87に組込まれた状態において、半導体
チップ85aの/CSパッド78は、/Sチップセレク
ト入力(/CS)ピンに電気的に接続されている。
【0067】また、図12に示す×8品のピン配置を有
するパッケージ89では、チップセレクト信号入力のピ
ンが/S1とS2との2本ある。このような場合には、
図13に示す論理回路を経て/CS信号が図9に示すV
VP電圧発生回路72へ入力される。
【0068】なお、図13に示す論理回路は、インバー
タ回路91とOR回路92とを有している。/S1のピ
ンはOR回路92を介在してVVP電圧発生回路に接続
されており、S2のピンは、インバータ回路91とOR
回路92とを介在してVVP電圧発生回路に接続されて
いる。
【0069】このような論理回路においては、たとえば
/S1にLow、S2にHighの信号が各々入力され
ると、/CS信号としてLowの信号が得られ、この信
号がVVP電圧発生回路に伝達されることになる。
【0070】ここでチップセレクトピンとは、アクティ
ブ時にLow、スタンバイ時にはHighを印加してチ
ップ内部に状態を知らせるピンである。
【0071】また図9と図10とに示すように、VVP
電圧発生回路72を、たとえば2個のインバータ81、
82により構成し、VVP層1へ接続することによっ
て、上述したVVVP を発生することができる。なおイン
バータの個数は、偶数個であれば2個に限られない。
【0072】またこのVVP電圧発生回路72は、C
(Complementary )MOSインバータで構成されている
ので、インバータのスイッチが切換わるときに図10の
ノードNに蓄えられた電流がGNDに流れる、いわゆる
貫通電流が小さくなる。このため、DRAM(Dynamic
Random Access Memory)で用いられる基板電圧発生回路
などでは大電流が消費されてしまうのに対し、このVV
P電圧発生回路72では消費電流を小さくすることがで
きる。
【0073】この図11、図12に示すパッケージは、
さらにプリント基板に実装される。図14は、本実施例
のパッケージを実装したプリント基板の結線図である。
図14を参照して、SRAMチップよりなるメモリLS
I(Large Scale Integrated Circuit)93がm×n個
のマトリックス状に配置されている。図中横方向に配列
されたメモリLSI93の各チップセレクトピンは、電
気的に接続されている。この図中横方向に配列されたメ
モリLSI93毎に、/CS0 、/CS1 、…、/CS
m の信号が入力可能となっている。
【0074】また各メモリLSI93には、DI0 、D
1 、…DIn の信号を伝えるデータ入力ピン、および
DO0 、DO1 、…DOn の信号を伝えるデータ出力ピ
ンが接続されている。また各メモリLSI93には、ア
ドレス信号および/CS信号が入力可能となっている。
【0075】またこのプリント基板には、メモリLSI
93を選択・非選択する回路が設けられている。つまり
/CS0 、/CS1 、…、/CSm の信号のいずれかを
GND(Low)の電位として、その信号の入力された
メモリLSI93を選択状態とし、それ以外の信号をV
cc(High)電位として、その信号の入力されたメ
モリLSI93を非選択状態とする回路が設けられてい
る。
【0076】次に、本実施例のSRAMメモリセルの製
造方法について説明する。図15〜図19は、本発明の
実施例1におけるSRAMメモリセルの製造方法を工程
順に示す概略断面図である。まず図15を参照して、半
導体基板51の表面には、分離絶縁層53によってその
表面が電気的に分離されている。この分離された表面
に、ドライバトランジスタQ1、Q2とアクセストラン
ジスタQ3、Q4が各々図3に示すように形成される。
【0077】このドライバトランジスタQ1、Q3とア
クセストランジスタQ3、Q4とを覆うように絶縁層6
1が形成される。この絶縁層61には、通常の写真製版
技術およびエッチング技術により、ドライバトランジス
タQ1のソース/ドレイン領域23aに達するコンタク
トホール61aと、ドライバトランジスタQ2のソース
/ドレイン領域25aに達するコンタクトホール61b
とが図4に示すように形成される。
【0078】このコンタクトホール61a、61bを通
じてドライバトランジスタQ1のソース/ドレイン領域
23aとドライバトランジスタQ2のソース/ドレイン
領域25aとに電気的に接続するように接地用導電層3
1が図4に示す所望の形状に形成される。この接地用導
電層31を覆うように絶縁層63が形成される。絶縁層
61、63には、これら2層を突き抜けてドライバトラ
ンジスタQ1のゲート電極層21aに達するコンタクト
ホール63aと、ドライバトランジスタQ2のゲート電
極層21bに達するコンタクトホール63bとが、通常
の写真製版技術およびエッチング技術により形成され
る。
【0079】このコンタクトホール63a、63bを通
じて各ゲート電極層21a、21bに電気的に接続する
ようにドープトポリシリコン層が絶縁層63上に形成さ
れる。この後、通常の写真製版技術およびエッチング技
術により、このドープトポリシリコン層が図5に示す所
望の形状にパターニングされる。これにより、負荷トラ
ンジスタQ5、Q6のゲート電極層11a、11bが形
成される。ゲート電極層11aは、ゲート電極層21a
に、またゲート電極層11bは、ゲート電極層21bに
各々電気的に接続される。
【0080】図16を参照して、ゲート電極層11a、
11bを覆うように、たとえばシリコン酸化膜よりなる
絶縁層65がCVD(Chemical Vapor Deposition )法
により形成される。この絶縁層65は、たとえば20n
mの膜厚で形成される。なお、この絶縁層65は、ゲー
ト電極層11a、11bのドープトポリシリコンを酸化
することにより形成されてもよい。この後、この絶縁層
65には、通常の写真製版技術およびエッチング技術に
よりゲート電極層11a、11bの各一部表面を露出す
る開口65a、65bが形成される。
【0081】図17を参照した、たとえばSi2 6
スを用いて、460℃程度の温度でアモルファスシリコ
ン(a−Si)層が基板全面に堆積される。このアモル
ファスシリコン層に、600℃程度の温度でN2 雰囲気
中で24時間程度のアニール(固相成長)が施される。
これにより、絶縁層65上に30nmの膜厚を有する多
結晶シリコン層が形成される。
【0082】なお、多結晶シリコン層の膜厚は、アモル
ファスシリコン層を30nmの膜厚で形成することによ
って達成されてもよく、またアモルファスシリコン層を
30nm以上の膜厚で固相成長させた後にエッチングや
酸化などの方法で薄膜化することにより30nmの膜厚
に達成されてもよい。
【0083】この後、この多結晶シリコン層13、15
にチャネル注入として、たとえばBF2 が、注入エネル
ギ:30keV、ドーズ量:1×1012/cm2 の条件
で注入される。この注入により、スタンバイ時のしきい
値電圧Vthが決定されるとともに、スタンバイ時のO
FF電流が十分小さくなるように決定される。
【0084】この後、通常の写真製版技術およびエッチ
ング技術により多結晶シリコン層がパターニングされ
る。これにより、図6に示す所望の形状を有する第1お
よび第2の半導体層13、15が形成される。
【0085】第1および第2の半導体層13、15のチ
ャネル領域となる部分上にレジストマスクを形成した状
態で、第1および第2の半導体層13、15にp型の不
純物が注入される。この注入条件は、BF2 を不純物と
して用いる場合には、注入エネルギ:30kev、ドー
ズ量:5×1014/cm2 である。
【0086】図18を参照して、このイオン注入によ
り、チャネル領域13bを規定するように1対のソース
/ドレイン領域13a、13cが第1の半導体層13に
形成さる。またチャネル領域15bを規定するように1
対のソース/ドレイン領域15a、15cが第2の半導
体層15に形成される。
【0087】なお第1の半導体層13のソース/ドレイ
ン領域13aは、開口65aを通じてゲート電極層11
bに電気的に接続するように形成される。また第2の半
導体層15のソース/ドレイン領域15aは、開口65
bを通じてゲート電極層11aに電気的に接続するよう
に形成される。
【0088】図19を参照して、第1および第2の半導
体層13、15を覆うように基板全面に絶縁層67が、
たとえばシリコン窒化膜や、シリコン窒化膜とシリコン
酸化膜との複合膜により形成される。またこの絶縁層6
7の膜厚は、たとえば120nmであるが、後述の条件
等に従って、適当な値が選ばれてもよい。
【0089】しかしながら、ゲート絶縁層と絶縁層67
がともに同じ膜で形成されていれば、絶縁層67の膜厚
の設定は容易になる。
【0090】さらにゲート絶縁層と絶縁層67がシリコ
ン酸化膜であれば、多結晶シリコンのチャネル層との間
の界面準位の量を少なくできるのでより好ましい。
【0091】そしてさらに、シリコン酸化膜でも製法に
より若干誘電率が異なってくるため、ゲート絶縁層と絶
縁層67を同一の製法により形成するのが最も好まし
い。
【0092】この絶縁層67上に、たとえばドープトポ
リシリコン、シリサイド、タングステン、アルミニウム
などからなる導電層1が形成される。この導電層1は、
通常の写真製版技術およびエッチング技術によりパター
ニングされ、図7に示す所望の形状を有するVVP層1
となる。
【0093】なお、VVP層1の材質には、低抵抗材料
が望まれる。これは、VVP電圧がスタンバイ時とアク
ティブ時とでVcc電位とGND電位との間でスイング
(swing)するため、その充放電に時間がかかると
困るからである。つまり、VVP層1の材質を低抵抗材
料とすることは、高速動作を可能にする。
【0094】この後、絶縁層69を形成し、コンタクト
ホール69a、69bを形成し、さらにビット線41
a、41bを形成することによって、後述の〈規定1〉
の条件を満たし、かつ図2(a)、(b)に示すSRA
Mのメモリセルが完成する。
【0095】次に、本実施例のSRAMの制御方法につ
いて説明する。まず図14を参照して、上述したメモリ
LSI93を選択・非選択する回路によってメモリLS
I93が選択される。具体的には、/CS1 にLowが
印加されると各SRAMチップ(1、0)〜(1、n)
が選択されてアクティブ状態となる。これにより、それ
ぞれのメモリLSI93の内部のVVPがGND電位と
なる。
【0096】一方、他の(i≠1)メモリLSI(i,
j)は、/CSi がHighとされるため非選択であ
り、スタンバイ状態となる。これにより、非選択の各メ
モリLSI93の内部のVVPはVcc電位となる。
【0097】以上より、図2(a)、(b)および図7
に示すVVP層1には、アクティブ時においてはGND
(0V)電位とされ、スタンバイ時にはVcc(電源電
圧)電位とされる。このようにVVP層1に電圧を印加
した場合のアクティブ時およびスタンバイ時のTFTの
特性は、それぞれ図20および図21に示すようにな
る。
【0098】図20を参照して、アクティブ時にはV
VVP =GNDであるため、TFTにとっては、図2
(a)、(b)に示すようにTFTのチャネルの裏側
(ゲート電極層と反対側)からマイナス電位が加わった
ような状態となる。これにより、チャネルの裏側のポテ
ンシャルが下げられ、ホールが発生しやすくなるため、
TFTのしきい値電圧Vthが下がる。それによってI
on-active を大きくすることができる。
【0099】なお、この場合、当然にIoff-activeも大
きくなるが、アクティブ時には数十mAの電流が周辺回
路に流れるため、Ioff-activeは1nA程度に抑えてお
けばよい。この場合、4MのSRAMの場合を想定して
みると、Ioff-activeは全体で1nA×4M(個)=4
mAとなる。したがって、4MSRAMを作っても、I
off-activeは4mAであり、周辺回路に流れる数十mA
の電流に比較して十分小さい値であるため、問題はな
い。
【0100】図21を参照して、スタンバイ時には、V
VVP =Vccであるため、TFTにとっては、チャネル
の裏側に加わる電圧は0Vである。このときは、通常の
G=0VのときのOFF電流が小さくなる特性を示
す。このため、OFF電流を小さく維持することができ
る。
【0101】なお、このスタンバイ時においては、メモ
リセルの読出し/書込みをしないため、Ion-standby
on-active 程高くする必要はない。
【0102】以上より、本実施例においては、VVP層
1にアクティブ時にはGND電位を、スタンバイ時には
Vcc電位を印加することとしたため、低いOFF電流
を維持したまま、高いON電流を実現することが可能と
なる。
【0103】次に、図2(a)における絶縁層67の膜
厚tBOX について考察する。VVP層1に印加する電圧
VVP を上述のように変化させるとき、TFTの特性を
図20および図21のように変化させるためには、絶縁
層67の膜厚tBOXを適切に設定する必要がある。
【0104】図21に示すようにスタンバイ時のしきい
値電圧Vth(Vth-standby)が決定されている。ま
た絶縁層65の膜厚をtOX、絶縁層67の膜厚を
BOX 、第1および第2の半導体層13、15の膜厚を
SOI 、またこれらの膜が持つ容量をCOX、CBOX 、C
SOI と定義する。また電源電圧をVcc、アクティブ時
とスタンバイ時のしきい値電圧Vthの差をΔVth
(=Vth-active −Vth-s tandby)とする。ここで
シリコン酸化膜とシリコンとの誘電率をεOX、εSiとす
ると、上記の各容量は、
【0105】
【数2】
【0106】の式で表わされる。 〈規定1〉図2(a)、(b)において、負荷トランジ
スタQ5、Q6のソース/ドレイン領域13a、13
c、15a、15cにp型の不純物が導入されており、
かつチャネル領域13b、15bにもp型の不純物が導
入されている場合、この負荷トランジスタの状態をアキ
ュムレーションモード(Acumlation Mode:AM)と呼ぶ。
この場合には、
【0107】
【数3】
【0108】の式を満たすようにtBOX が設定される。
この式に上述の各容量の定義を導入すると、
【0109】
【数4】
【0110】となる。ここで、、たとえばVcc=2
V、ΔVth=0.5V、tSOI =30nm、tOX=2
0nmとすると(εOX/εSi=0.33である)、t
BOX =120nmとなる。
【0111】〈規定2〉図2(a)、(b)において、
負荷トランジスタのソース/ドレイン領域13a、13
c、15a、15cにp型の不純物が導入されており、
チャネル領域13b、15bにn型の不純物が導入され
ており、さらにこの負荷トランジスタがON状態のとき
にチャネル領域13b、15bのゲート電極層11a、
11bと対向する表面から空乏層の延びる深さがチャネ
ル領域13b、15bの膜厚よりも大きくなるとき、こ
の負荷トランジスタの状態を完全空乏化モード(Full D
epletion Mode :FD )と呼ぶ。この状態においては、
【0112】
【数5】
【0113】の式を満たすようにtBOX が設定される。
この式に上述の各容量の定義を導入すると、
【0114】
【数6】
【0115】となる。ここで、たとえばVcc=2V、
ΔVth=0.5V、tSOI =30nm、tOX=20n
mとすると、tBOX =70nmとなる。
【0116】〈規定3〉図2(a)、(b)において、
負荷トランジスタのソース/ドレイン領域13a、13
c、15a、15cにp型の不純物が導入されており、
チャネル領域13b、15bにn型の不純物が導入され
ており、さらにこの負荷トランジスタがON状態のとき
にチャネル領域13b、15bのゲート電極層11a、
11bと対向する表面から空乏層の延びる深さがチャネ
ル領域13b、15bの膜厚よりも小さくなるとき、こ
の負荷トランジスタの状態を部分空乏化モード(Partia
lDepletion Mode:PD )と呼ぶ。この状態においては、
【0117】
【数7】
【0118】の式を満たすようにtBOX が設定される。
この式に上述の各容量の定義を導入すると、
【0119】
【数8】
【0120】となる。ここで、たとえばVcc=2V、
ΔVth=0.5V、tOX=20nm、tSOI =30n
mとすると、tBOX =80nmとなる。
【0121】このように各規定において、絶縁層67の
膜厚tBOX に適した値を求めることができる。
【0122】次にこの膜厚tBOX のトレンドとその余裕
度について説明する。図22は、電源電圧と絶縁層67
の膜厚tBOX との関係を示すグラフである。
【0123】図23は、絶縁層65の膜厚tOXと絶縁層
67の膜厚tBOX との関係を示すグラフである。
【0124】図24は、アクティブ時とスタンバイ時と
のしきい値電圧Vthの差ΔVthと絶縁層67の膜厚
BOX との関係を示すグラフである。
【0125】図25は、半導体層13、15の膜厚t
SOI と絶縁層67の膜厚tBOX との関係を示すグラフで
ある。
【0126】なお図22は、表1の条件の下で得られた
表2のデータに基づいて作成されたグラフである。
【0127】
【表1】
【0128】
【表2】
【0129】また図23は、表3の条件の下で得られた
表4のデータに基づいて作成されたグラフである。
【0130】
【表3】
【0131】
【表4】
【0132】また図24は、表5の条件の下で得られた
表6のデータに基づいて作成されたグラフである。
【0133】
【表5】
【0134】
【表6】
【0135】また図25は、表7の条件の下で得られた
表8のデータに基づいて作成されたグラフである。
【0136】
【表7】
【0137】
【表8】
【0138】また以下の表9は、各条件下における絶縁
層67の膜厚tBOX の膜厚の範囲を示している。
【0139】
【表9】
【0140】なお、上記膜厚範囲の下限より膜厚tBOX
が小さい場合には、図26に示すようにID −VG 曲線
が図中右側にシフトし、Ioff-activeの値が著しく上昇
するため、消費電力が大きくなってしまう。一方、膜厚
範囲の上限より膜厚tBOX が大きい場合には、図26に
示すID −VG 曲線が図中左側へシフトし、Ion-act
ive が著しく低下し、TFTの安定した動作が得られな
くなってしまう。
【0141】それゆえ、負荷トランジスタQ5、Q6に
pチャネルTFTを用いる場合には、絶縁層67の膜厚
は39nm〜323nmとなる。
【0142】また、負荷トランジスタQ5、Q6が、p
チャネルTFTのアキュムレーションモード(AM)の
場合には、絶縁層67の膜厚は、66nm〜323nm
となる。
【0143】また負荷トランジスタQ5、Q6が、pチ
ャネルTFTの完全空乏化モード(FD)の場合には、
絶縁層67の膜厚は、39nm〜123nmとなる。
【0144】また負荷トランジスタQ5、Q6が、pチ
ャネルTFTの部分空乏化モード(PD)の場合には、
絶縁層67の膜厚は、46nm〜153nmとなる。
【0145】なお、図22〜図25と、表1〜表9とに
おけるAM、FD、PDは、各々、アキュムレーション
モード、完全空乏化モード、部分空乏化モードに対応し
ている。
【0146】なお、絶縁層65、67が、シリコン酸化
膜以外の膜や、シリコン酸化膜と他の膜との複合膜であ
る場合には、膜厚tOX、tBOX については、それらの膜
の誘電率を考慮してシリコン酸化膜の膜厚に換算した値
で考えればよい。
【0147】実施例2 図27(a)、(b)は、本発明の実施例2におけるS
RAMのメモリセル構造の概略断面図である。また図2
8〜図31は本発明の実施例2におけるSRAMの1ビ
ット分のメモリセル構造を下層から順に4段階に分割し
て示した平面構造図である。
【0148】なお、図27(a)と(b)とは、図28
〜図31のA−A線とB−B線とに沿う断面に対応する
図である。
【0149】本実施例のSRAMのメモリセル構造は、
実施例1と比較してVVP層と負荷トランジスタとの構
成が異なる。特に負荷トランジスタは、トップゲート型
で、かつLDD(Lightly Doped Drain )構造のTFT
である。
【0150】本実施例のメモリセル構造における1対の
ドライバトランジスタQ1、Q2と1対のアクセストラ
ンジスタQ3、Q4と接地用導電層31とは、上述した
図3と図4とに示す構成とほぼ同様である。
【0151】主に図27(a)、(b)および図28を
参照して、接地用導電層31上を覆うように絶縁層63
が形成されている。この絶縁層63上には、VVP層1
01a、101bがメモリセル領域MC内において互い
に分離し、かつメモリセル領域MCを図28中横方向に
横断するように形成されている。このVVP層101
a、101bは、アクティブ時にはGND電位、スタン
バイ時にはVcc電位が印加されるように構成されてい
る。
【0152】主に図27(a)、(b)および図29を
参照して、このVVP層101a、101bを覆うよう
に絶縁層167が形成されている。この絶縁層167、
63、61には、これらの絶縁層を貫通するコンタクト
ホール167aとコンタクトホール167bとが形成さ
れている。このコンタクトホール167bを通じてドラ
イバトランジスタQ2のゲート電極層21bと電気的に
接続するように第1の半導体層113が形成されてい
る。またコンタクトホール167aを通じてドライバト
ランジスタQ1のゲート電極層21aと電気的に接続す
るように第2の半導体層115が形成されている。
【0153】第1の半導体層113には、チャネル領域
113bを規定するように互いに所定の距離を隔てて1
対のソース/ドレイン領域が形成されている。この1対
のソース/ドレイン領域は、LDD構造を有しており、
比較的不純物濃度の低い不純物領域113a1 、113
1 と比較的不純物濃度の高い不純物領域113a、1
13cとの2層構造よりなっている。またチャネル領域
113bは、少なくともVVP層101aと対向するよ
うに設けられている。
【0154】また第2の半導体層115には、チャネル
領域115bを規定するように互いに所定の距離を隔て
て1対のソース/ドレイン領域が形成されている。この
1対のソース/ドレイン領域は、LDD構造を有してお
り、比較的不純物濃度の低い不純物領域115a1 、1
15c1 と比較的不純物濃度の高い不純物領域115
a、115cとの2層構造よりなっている。またチャネ
ル領域115bは、VVP層101bと少なくとも対向
するように設けられている。
【0155】この第1および第2の半導体層113、1
15のソース/ドレイン領域113c、115cは、電
源電位線に電気的に接続されている。また、第1および
第2の半導体層113、115は、たとえば多結晶シリ
コンよりなっている。
【0156】主に図27(a)、(b)および図30を
参照して、第1および第2の半導体層113、115を
覆うように、たとえばシリコン酸化膜よりなる絶縁層1
65が形成されている。この絶縁層165には、第1お
よび第2の半導体層113、115の一部表面を露出す
る開口165a、165bが形成されている。
【0157】この開口165aを通じて第1の半導体層
113と電気的に接続するようにゲート電極層111b
が絶縁層165上に形成されている。このゲート電極層
111bは、第2の半導体層115に形成されたチャネ
ル領域115bと対向するように形成されている。
【0158】また開口165bを通じて第2の半導体層
115と電気的に接続するようにゲート電極層111a
が絶縁層165上に形成されている。このゲート電極層
111aは、第1の半導体層113に形成されたチャネ
ル領域113bと対向するように形成されている。
【0159】またこのゲート電極層111a、111b
は、互いに電気的に絶縁されている。またゲート電極層
111a、111bの側壁には、側壁絶縁層171が形
成されている。
【0160】主に図27(a)、(b)および図31を
参照して、ゲート電極層111a、111bを覆うよう
に絶縁層69が形成されている。絶縁層69、165、
167、63、61などには、これらの層を貫通するコ
ンタクトホール69a、69bが形成されている。この
コンタクトホール69aを通じてアクセストランジスタ
Q4のソース/ドレイン領域25cと電気的に接続する
ようにビット線41aが絶縁層69上に形成されてい
る。またコンタクトホール69bを通じてアクセストラ
ンジスタQ3のソース/ドレイン領域23cと電気的に
接続するように絶縁層69上にビット線41bが形成さ
れている。このビット線41aと41bとはメモリセル
領域MC内においては、互いに分離して形成されてお
り、かつメモリセル領域MCを図31中縦方向に横断す
るように形成されている。
【0161】なお、これ以外の構成については、実施例
1とほぼ同様であるため、同一の部材については同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0162】次に、本実施例のSRAMのメモリセル構
造の製造方法について説明する。図32〜図35は、本
発明の実施例2におけるSRAMメモリセルの製造方法
を工程順に示す概略断面図である。半導体基板51上
に、1対のドライバトランジスタQ1、Q2と1対のア
クセストランジスタQ3、Q4と、接地用導電層31と
を形成する工程は実施例1とほぼ同様であるためその説
明は省略する。
【0163】図32を参照して、絶縁層63上に、VV
P層101a、101bが、図28に示す所望の形状に
形成される。このVVP層101a、101bは、低抵
抗材料より作られることが望ましいため、アルミニウム
などの金属を用いることが好ましい。しかしながら、こ
のVVP層101a、101bにアルミニウムなどの金
属を用いると、後工程のプロセスで500℃以上の熱処
理が使えなくなるため、アルミニウムなどの金属を用い
ることはできない。
【0164】そこで、VVP層101a、101bに
は、タングステンシリサイド膜などを用いることが有効
となる。またVVP層101a、101bには、シリサ
イドとポリシリコンとの2層膜を用いることができ、こ
の場合には、シリサイドの上にポリシリコンを配置する
ことが好ましい。これは、シリサイドがゲート絶縁膜と
直接接触すると、界面準位が生成され、TFTの電気特
性が悪化することに基づいている。
【0165】図33を参照して、VVP層101a、1
01bを覆うように絶縁層167が形成される。この絶
縁層167、63、61には、これらの層を貫通するコ
ンタクトホール167a、167bが形成される。この
コンタクトホール167aを通じてドライバトランジス
タQ1のゲート電極層21aと接するように、かつコン
タクトホール167bを通じてドライバトランジスタQ
2のゲート電極層21bと接するように半導体層が基板
全面に形成される。この半導体層は、たとえば多結晶シ
リコンよりなる。
【0166】この半導体層にチャネル注入が行なわれ
る。このチャネル注入は、たとえばBF2 を、注入エネ
ルギ:30keV、ドーズ量:1×1012/cm2 の条
件でイオン注入することで行なわれる。これにより、ス
タンバイ時における負荷トランジスタQ5、Q6のしき
い値電圧Vthが決定される。この後、通常の写真製版
技術およびエッチングにより、図29に示す所望の形状
を有する第1および第2の半導体層113、115が形
成される。
【0167】図34を参照して、第1および第2の半導
体層113、115を覆うように、たとえばシリコン酸
化膜よりなる絶縁層165が形成される。この絶縁層1
65には、通常の写真製版技術およびエッチング技術に
より、第1および第2の半導体層113、115の一部
表面を露出する開口165a、165bが形成される。
【0168】この開口165aを通じて第1の半導体層
113と電気的に接続するようにゲート電極層111b
が、開口165bを通じて第2の半導体層115と電気
的に接続するようにゲート電極層111aが、各々図3
0に示す所望の形状に形成される。このゲート電極層1
11a、111bは、たとえばドープトポリシリコンに
より形成される。
【0169】この後、p型の不純物イオンが第1および
第2の半導体層に注入される。これによって、第1およ
び第2の半導体層に比較的不純物濃度の低い不純物領域
113a1 、113c1 、115a1 、115c1 がチ
ャネル領域を規定するように形成される。
【0170】図35を参照して、ゲート電極層111
a、111bの側壁に側壁絶縁層171が、たとえばシ
リコン酸化膜により形成される。この後、p型の不純物
イオンが再度注入される。これによって、第1および第
2の半導体層に比較的p型の不純物濃度の高い不純物領
域113a、113c、115a、115cが形成され
る。これにより、比較的不純物濃度の低い領域113a
1 、113c1 、115a1 、115c1 と比較的不純
物濃度の高い領域113a、113c、115a、11
5cとの2層構造よりなるLDD構造のTFTを得るこ
とができる。
【0171】この後、絶縁層69およびコンタクトホー
ル69a、69b、ビット線41a、41bを形成する
ことにより図27に示す本実施例のSRAMメモリセル
が完成する。
【0172】本実施例のSRAMのメモリセル構造にお
いても、図27に示すVVP層101a、101bに、
実施例1と同様の構成により、アクティブ時にはGND
電位、スタンバイ時にはVcc電位が印加される。この
ため、実施例1と同様、小さいOFF電流を維持したま
ま、ON電流を向上することが可能となる。
【0173】また、絶縁層167の膜厚tBOX は、実施
例1と同様に設定されればよい。その他 図36は、本発明のその他の実施例におけるSRAMの
6ビット分のメモリセル構造を示す平面構造図である。
図36を参照して、VVP層201は、負荷トランジス
タのチャネル領域203と対向するように設けられるの
であれば、実施例1および2の構成に限られず、2ビッ
ト分のメモリセルに跨がるようにして図中横方向に延在
するように設けられていてもよい。この場合には、ビッ
ト線のコンタクト部205は、図中縦方向に2ビットご
とに配置されることになる。このようにVVP層201
は、ビット線コンタクトの位置だけ開けるように形成さ
れればよいため、非常に大きいパターンにすることがで
きる。
【0174】図37は、TFTがダブルゲート型の場合
のSRAMの6ビット分のメモリセル構造を示す平面構
造図である。図37を参照して、ダブルゲートを構成す
るゲート217は、1対の負荷トランジスタの一方のチ
ャネル領域213にのみ対向するように設けられねばな
らない。これに対して、本発明におけるVVP層は、1
対の負荷トランジスタの両チャネル領域に対向していて
もよい。このため、この本発明におけるVVP層のパタ
ーニングはダブルゲート型のゲートのパターニングより
容易である。
【0175】またダブルゲートを構成するゲート217
は、メモリセル領域MC内において下層のドライバトラ
ンジスタやアクセストランジスタに接続されねばならな
い。このため、ダブルゲートを構成するゲート217を
他の層と接続するためのコンタクト部219がメモリセ
ル領域MC内に必要になる。したがって、メモリセル領
域MC内において微細なパターニングが必要となる。
【0176】これに対して、本発明のVVP層は、単に
負荷トランジスタのチャネル領域に対向していればよい
ためドライバトランジスタやアクセストランジスタなど
に電気的に接続される必要はない。よって、本発明のV
VP層を他のレイヤと接続するためのコンタクトをメモ
リセル内に設ける必要はない。ゆえに、かかるコンタク
トが不要となる分だけ、メモリセル領域MC内でのパタ
ーニングは容易となる。
【0177】図38は、メモリセルアレイ全体でVVP
層の電位を共通の電位とした場合のVVP層とVVP電
圧(VVVP )発生回路とのコンタクト部の位置を示す概
略平面図である。また図39は、ブロックごとにVVP
の電位を分けた場合のVVP層とVVP電圧発生回路と
のコンタクト部の位置を示す概略平面図である。
【0178】まず図38を参照して、VVP層をSRA
Mチップ内の全セルに共通の電位とする場合には、SR
AMメモリセルアレイ221内にVVP電圧発生回路と
のコンタクト部223を1つ設ければよい。
【0179】一方、図39を参照して、ブロックごとに
VVP層の電位を分ける場合には、SRAMのメモリセ
ルを構成するブロックごとにVVP電圧発生回路とのコ
ンタクト部233を設ければよい。この場合には、VV
P電圧発生回路はブロック231ごとに必要となり、こ
のブロックごとのVVP電圧発生回路に入力される信号
は、図40に示すような論理回路を使い、ブロックが選
択され、かつCS(チップセレクト)信号がLowのと
きGNDで、それ以外のときはVccとなるようにすれ
ばよい。
【0180】図41は、ブロックごとにVVP層の電位
を分けた場合におけるVVP層とVVP電圧発生回路と
のコンタクト部の位置を示す概略平面図である。図41
を参照して、VVP層241をアルミニウムなどの金属
材料以外の材料で形成した場合には特にVVP層241
の電位を正確に制御するため、VVP層241の周囲に
多数のコンタクト部245が設けられてもよい。これに
より、VVP電圧発生回路からの電位がアルミニウムな
どからなる導電層243を介在して、十分にVVP層2
41に伝えることができる。
【0181】なお、実施例1、2においては、オフセッ
トドレイン構造とLDD構造の負荷トランジスタについ
て説明したが、この負荷トランジスタはシングルドレイ
ン構造であってもよい。
【0182】今回開示された実施例はすべての点で例示
であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0183】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の半導体記憶装置で
は、導電層がチャネル領域の裏側と絶縁層を介在して対
向している。また、導電層はアクティブ時にはGND電
位とされる。このため、アクティブ時のTFTのON電
流を向上することができる。
【0184】一方、導電層はスタンバイ時にはVcc電
位とされる。このため、このスタンバイ時のTFTは、
ゲート電圧が0VのときのOFF電流が小さくなる特性
を示す。
【0185】したがって、低電圧化により電源電圧が小
さくなった場合でも、TFTの小さいOFF電流を維持
したまま、大きいON電流を実現することができる。
【0186】請求項4〜7に記載の半導体記憶装置で
は、各種のTFTに応じて絶縁層の膜厚範囲が規定され
ている。この膜厚範囲の下限よりも絶縁層の膜厚が小さ
くなると、アクティブ時におけるTFTのOFF電流が
著しく上昇し、消費電力が大きくなってしまう。一方、
膜厚範囲の上限よりも絶縁層の膜厚が大きくなると、ア
クティブ時におけるON電流が著しく低下し、TFTの
安定した動作が得られなくなってしまう。
【0187】請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方
法では、請求項1に記載の半導体記憶装置を製造するこ
とができる。
【0188】請求項11に記載の半導体記憶装置の使用
方法では、請求項1に記載の半導体記憶装置をその効果
を得るように動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモリ
セルの等価回路図である。
【図2】 本発明の実施例1における半導体記憶装置の
構成を概略的に示す図3〜図8のA−A線およびB−B
線に沿う概略断面図である。
【図3】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモリ
セル構造の下層からの第1段階目の構成を示す平面構造
図である。
【図4】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモリ
セル構造の下層からの第2段階目の構成を示す平面構造
図である。
【図5】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモリ
セル構造の下層からの第3段階目の構成を示す平面構造
図である。
【図6】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモリ
セル構造の下層からの第4段階目の構成を示す平面構造
図である。
【図7】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモリ
セル構造の下層からの第5段階目の構成を示す平面構造
図である。
【図8】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモリ
セル構造の下層からの第6段階目の構成を示す平面構造
図である。
【図9】 本発明の実施例1におけるSRAMの構成を
概略的に示すブロック図である。
【図10】 VVP電圧発生回路の構成を示す回路図で
ある。
【図11】 本発明の実施例1におけるパッケージの構
成を示す概略平面図である。
【図12】 本発明の実施例1における他のパッケージ
の構成を示す概略平面図である。
【図13】 図12に示すパッケージにおける/CS信
号を得るための論理回路図である。
【図14】 本発明の実施例1のパッケージを実装した
プリント基板の結線図である。
【図15】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第1工程を示す概略断面図であ
る。
【図16】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第2工程を示す概略断面図であ
る。
【図17】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第3工程を示す概略断面図であ
る。
【図18】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第4工程を示す概略断面図であ
る。
【図19】 本発明の実施例1におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第5工程を示す概略断面図であ
る。
【図20】 本発明の実施例1におけるSRAMのアク
ティブ時におけるV G −ID 特性を示すグラフである。
【図21】 本発明の実施例1におけるSRAMのスタ
ンバイ時におけるV G −ID 特性を示すグラフである。
【図22】 本発明の実施例1におけるSRAMの電源
電圧Vccと絶縁層67の膜厚tBOX との関係を示すグ
ラフである。
【図23】 本発明の実施例1におけるSRAMの絶縁
層65の膜厚tOXと絶縁層67の膜厚tBOX との関係を
示すグラフである。
【図24】 本発明の実施例1におけるSRAMのΔV
thと絶縁層67の膜厚tBOX との関係を示すグラフで
ある。
【図25】 本発明の実施例1におけるSRAMの第1
および第2の半導体層の膜厚tSOI と絶縁層67の膜厚
BOX との関係を示すグラフである。
【図26】 絶縁層67の膜厚範囲から膜厚がずれた場
合に生ずる弊害を説明するためのVG −ID 特性を示す
グラフである。
【図27】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造を図28〜図31のA−A線とB−B線とに
沿う概略断面図である。
【図28】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の下層からの第1の段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図29】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の下層からの第2の段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図30】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の下層からの第3の段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図31】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の下層からの第4の段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図32】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第1工程を示す概略断面図であ
る。
【図33】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第2工程を示す概略断面図であ
る。
【図34】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第3工程を示す概略断面図であ
る。
【図35】 本発明の実施例2におけるSRAMのメモ
リセル構造の製造方法の第4工程を示す概略断面図であ
る。
【図36】 本発明のその他の実施例におけるSRAM
の6ビット分のメモリセル構造を示す概略平面図であ
る。
【図37】 TFTがダブルゲート型の場合のゲート構
造を示す概略平面図である。
【図38】 VVP層の電位がSRAMチップ内の全セ
ルに共通の電位とされる場合のVVP層とVVP電圧発
生回路とのコンタクト部の位置を示す概略平面図であ
る。
【図39】 VVP層の電位がブロックごとに異なる場
合のVVP層とVVP電圧発生回路とのコンタクト部の
位置を示す概略平面図である。
【図40】 ブロックごとのVVP電圧発生回路に信号
が入力される場合に用いられる論理回路図である。
【図41】 VVP層の電位がブロックごとに異なる場
合のVVP層とVVP電圧発生回路とのコンタクト部の
位置を示す1ブロックの概略平面図である。
【図42】 一般的なSRAMのメモリセル構造を示す
等価回路図である。
【図43】 従来のSRAMのメモリセル構造に採用さ
れるボトムゲート型の負荷トランジスタの構成を概略的
に示す断面図である。
【図44】 従来のSRAMのメモリセル構造に採用さ
れるトップゲート型の負荷トランジスタの構成を概略的
に示す断面図である。
【図45】 TFTのゲート電圧VG −ドレイン電流I
D の特性を示すグラフである。
【図46】 読出し、書込み直後のHighを記憶して
いる記憶ノードの部分の電圧を示した等価回路図であ
る。
【符号の説明】
1 VVP層、11a,11b ゲート電極層、13
第1の半導体層、15第2の半導体層、13a,13
c,15a,15c ソース/ドレイン領域、13b,
15b チャネル領域、65,67 絶縁層、72 V
VP電圧発生回路、Q1,Q2 ドライバトランジス
タ、Q3,Q4 アクセストランジスタ、Q5,Q6
負荷トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 祐忠 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリップフロップ回路を構成する1対の
    第1導電型の駆動用トランジスタおよび1対の第2導電
    型の負荷トランジスタと、1対のアクセストランジスタ
    とを有するスタティック型メモリセルを備えた半導体記
    憶装置であって、 前記負荷トランジスタは、 薄膜トランジスタよりなっており、かつチャネル領域を
    規定するように所定の距離を隔てて形成された1対のソ
    ース/ドレイン領域を有する半導体層と、 前記半導体層の前記チャネル領域とゲート絶縁層を挟ん
    で対向するように設けられたゲート電極層とを有し、 前記ゲート電極層との間で前記チャネル領域を挟むよう
    に、かつ前記チャネル領域と絶縁層を挟んで対向するよ
    うに設けられ、かつスタンバイ時にはVcc電位、アク
    ティブ時にはGND電位となるように設けられた導電層
    を備えている、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記スタティック型メモリセルと前記導
    電層とを有する半導体チップを組込んだパッケージは、
    チップセレクトピンを含む複数のピンを有しており、 前記導電層は、前記半導体チップに形成されたパッド電
    極を介在して前記チップセレクトピンに電気的に接続さ
    れている、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記パッケージは、プリント基板に実装
    されており、 前記プリント基板は、Vcc電位とGND電位とを選択
    的に印加可能な回路を有しており、 前記パッケージの前記チップセレクトピンは、前記回路
    に電気的に接続されている、請求項2に記載の半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層の膜厚は、39nm以上32
    3nm以下である、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ソース/ドレイン領域および前記チ
    ャネル領域がp型の導電型であり、 前記絶縁層の膜厚は66nm以上323nm以下であ
    る、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記ソース/ドレイン領域がp型の導電
    型であり、前記チャネル領域がn型の導電型であり、 前記薄膜トランジスタがON状態のときに、前記チャネ
    ル領域の前記ゲート電極層と対向する表面から空乏層の
    延びる深さが前記チャネル領域の膜厚よりも大きくなる
    ように前記薄膜トランジスタが構成されており、 前記絶縁層の膜厚は39nm以上123nm以下であ
    る、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記ソース/ドレイン領域がp型の導電
    型であり、前記チャネル領域がn型の導電型であり、 前記薄膜トランジスタがON状態のときに、前記チャネ
    ル領域の前記ゲート電極層と対向する表面から空乏層の
    延びる深さが前記チャネル領域の膜厚よりも小さくなる
    ように前記薄膜トランジスタが構成されており、 前記絶縁層の膜厚は46nm以上153nm以下であ
    る、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記ゲート絶縁層と前記絶縁層とはシリ
    コン酸化膜を有している、請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  9. 【請求項9】 フリップフロップ回路を構成する1対の
    第1導電型の駆動用トランジスタおよび1対の第2導電
    型の負荷トランジスタと、1対のアクセストランジスタ
    とを有するスタティック型メモリセルを備えた半導体記
    憶装置の製造方法であって、 チャネル領域を規定するように互いに所定の距離を隔て
    る1対のソース/ドレイン領域を有する半導体層と、前
    記半導体層のチャネル領域とゲート絶縁層を挟んで対向
    するゲート電極層とを形成することで、薄膜トランジス
    タよりなる負荷トランジスタを形成する工程と、 前記ゲート電極層との間で前記チャネル領域を挟むよう
    に、かつ前記チャネル領域と絶縁層を挟んで対向するよ
    うに、かつスタンバイ時にはVcc電位、アクティブ時
    にはGND電位となるように導電層を形成する工程とを
    備えた、半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ゲート絶縁層と前記絶縁層とはシ
    リコン酸化膜を有するように形成され、かつ同じ方法で
    形成される、請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 フリップフロップ回路を構成する1対
    の第1導電型の駆動用トランジスタおよび1対の第2導
    電型の負荷トランジスタと、1対のアクセストランジス
    タとを有するスタティック型メモリセルを備えた半導体
    記憶装置の使用方法であって、 前記負荷トランジスタは、 薄膜トランジスタよりなっており、かつチャネル領域を
    規定するように所定の距離を隔てて形成された1対のソ
    ース/ドレイン領域を有する半導体層と、 前記半導体層の前記チャネル領域とゲート絶縁層を挟ん
    で対向するように設けられたゲート電極層とを有し、 前記ゲート電極層の間で前記チャネル領域を挟むよう
    に、かつ前記チャネル領域と絶縁層を挟んで対向するよ
    うに設けられた導電層を備えており、 前記導電層に、スタンバイ時にはVcc電位、アクティ
    ブ時にはGND電位を印加する工程を有する、半導体記
    憶装置の使用方法。
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