JPH0927479A - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

Info

Publication number
JPH0927479A
JPH0927479A JP17722995A JP17722995A JPH0927479A JP H0927479 A JPH0927479 A JP H0927479A JP 17722995 A JP17722995 A JP 17722995A JP 17722995 A JP17722995 A JP 17722995A JP H0927479 A JPH0927479 A JP H0927479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
plasma
sulfur
dry etching
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17722995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Nagayama
哲治 長山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17722995A priority Critical patent/JPH0927479A/ja
Publication of JPH0927479A publication Critical patent/JPH0927479A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PPL(ポリシリコン・パッドLOCOS)
法やICL(改良型従来LOCOS)法等の選択酸化分
離法における選択酸化マスクの加工であるSiN系材料
膜のドライエッチングを、高精度に行う。 【解決手段】 ポリシリコン膜13上のSiN膜14
を、S22 /CF4 /O2 混合ガスを用いてエッチン
グする。S22 やCF4 から生成したF* による化学
反応が、SFx+ やCFx+ 等のイオンの入射エネルギ
ーにアシストされる機構でエッチングが進行する。この
とき、S22 から解離生成する硫黄(S)が垂直面上
に堆積して側壁保護膜16を形成し、選択酸化マスク1
4aの形状異方性の達成を助ける一方、水平面にも堆積
して、レジスト・マスク15やポリシリコン膜13に対
する選択性を確保する。Sはエッチング・チャンバの内
壁やウェハ・クランプ表面からも供給可。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイスの製
造等の微細加工分野に適用されるドライエッチング方法
に関し、特にたとえばシリコン基板の選択酸化分離用の
マスク材料として用いられる窒化シリコン系薄膜のドラ
イエッチングを高精度に行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化に伴い、その
最小デザイン・ルールは著しく縮小しており、256M
DRAM,64MSRAMといった大容量メモリ素子で
は0.25μmクラスの微細加工技術が要求されてい
る。上記微細加工の主要技術のひとつであるドライエッ
チングについても、技術的要求がますます高度化してい
る。この技術的要求とは、エッチング・マスクや下地材
料層に対する高選択性、良好な形状制御性、実用的なエ
ッチング速度、低ダメージ性、低汚染性、良好な均一
性、良好な再現性の達成である。
【0003】窒化シリコン系材料のドライエッチング
も、例外ではない。ただし、半導体デバイスの製造にお
ける窒化シリコン系材料膜のドライエッチングに関して
は、選択酸化分離用のマスク加工がその主な用途である
ため、たとえばMOSトランジスタのゲート電極加工の
様な究極的な加工精度は要求されていなかった。
【0004】しかも、窒化シリコンのエッチング特性
は、酸化シリコンとポリシリコンの中間的であるため、
酸化シリコン用、ポリシリコン用のいずれのエッチング
条件を採用しても、窒化シリコンのエッチングはある程
度可能である。原子間結合エネルギーでみると、Si−
O結合(465kJ/mol)とSi−N結合(440
kJ/mol)とがエネルギー的に近似していることか
ら、一般には酸化シリコン用のエッチング条件を若干変
更して行う場合が多い。ただし、酸化シリコンのエッチ
ング機構がイオン・スパッタリングに近いのに対し、窒
化シリコンのそれはラジカル反応に近いので、たとえば
CF4 /O2 混合系のような典型的な酸化シリコン加工
用のエッチング・ガスを用いる時は、通常の酸化シリコ
ン加工よりもO2 の比率を高めている。これは、O2
添加によりCF4 の解離化学種の再結合が阻害され、結
果的にラジカル反応の推進力であるF* が大量に発生す
るからである。
【0005】もちろん逆に、ラジカル反応を主体とする
ポリシリコン用のエッチング条件の変更によっても、窒
化シリコンのドライエッチングは可能である。この場
合、たとえばSF6 /CH22 /Heガス、あるいは
これにCl2 を添加したガス系が採用される。
【0006】このように、窒化シリコン膜のドライエッ
チングには確立された、専用のプロセスが存在するわけ
ではない。したがって、使用するドライエッチング装置
(エッチャー)も、酸化シリコン加工用エッチャーかポ
リシリコン加工用エッチャーのいずれかを適宜選択して
いるのが実情である。ただし、ポリシリコン加工用エッ
チャーを用いる場合にはエッチング・チャンバ内に大量
のF* を発生させる必要があり、この化学種が残留する
とエッチャー本来の用途であるポリシリコン加工の異方
性や再現性に悪影響を及ぼす虞れがある。したがって、
一般的には酸化シリコン加工用エッチャーが用いられる
ことが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように従来はそれほど高い加工精度が要求されなかった
窒化シリコン膜のドライエッチングについても、LOC
OS法の改良に伴って新たな課題が浮上してきた。
【0008】従来より知られるLOCOS(LOCal Oxid
ation of Silicon)法は、Si基板上に薄いパッド酸化
膜(SiOx)を介して選択的に窒化シリコン膜からな
るマスクを形成した状態で該Si基板の熱酸化を行うこ
とにより、フィールド酸化膜(SiOx)を形成する技
術である。ここで、上記パッド酸化膜は、Si基板と窒
化シリコン膜との間の応力を緩和するために設けられて
いるが、この膜が存在するために、フィールド酸化膜の
エッジが窒化シリコン膜の下へ入り込んで遷移領域が形
成され、素子形成領域とフィールド酸化膜との間の境界
が不明瞭となってしまう。上記遷移領域は、その断面形
状からバーズ・ビーク(鳥の嘴)と呼ばれており、高集
積化の妨げとなる他、MOSトランジスタのドレイン電
流を予測し難くする原因ともなる。
【0009】上述のLOCOS法の改良とは、このバー
ズ・ビーク長を短縮するための技術である。具体的に
は、上記パッド酸化膜と窒化シリコン膜の間にさらにポ
リシリコン膜を挟んだポリシリコン・パッドLOCOS
法(PPL法)や、従来型のLOCOS法においてパッ
ド酸化膜の厚さを10nm程度の極めて薄い領域で最適
化した改良従来型LOCOS法(Improved Conventiona
l LOCOS :ICL)法が知られている。
【0010】これらの改良法において窒化シリコン膜を
加工する場合、選択比を確保すべき下地材料膜はPPL
法ではポリシリコン膜、ICL法では極薄の酸化シリコ
ン膜となる。しかし、上述したように、窒化シリコンの
エッチング特性は酸化シリコンとポリシリコンの中間的
であるため、これら両者のいずれに対しても十分なエッ
チング選択比を確保できるプロセスは、これまでに知ら
れていない。したがって、下地材料膜の種類に応じて酸
化シリコン加工用エッチャーあるいはポリシリコン加工
用エッチャーのいずれかを選択しなければならない。こ
のことは、経済性やプロセスの信頼性を著しく劣化させ
る原因となる。
【0011】また上記ICL法においては、バーズビー
ク長を最小限に抑えるために、従来型LOCOS法では
余り重視されていなかった選択酸化マスクの異方性形状
も要求されるようになっている。従来は、選択酸化マス
クを形成するための窒化シリコン膜のドライエッチング
を酸化シリコン加工用エッチャーで行うと、元来窒化シ
リコンのエッチング速度が遅いために断面形状がテーパ
ー状となったり、また当然ながら薄いパッド酸化膜に対
する選択性が確保できない問題が生じていた。一方、ポ
リシリコン加工用エッチャーで行うと、F* を多く発生
させるためにパッド酸化膜に対する選択性がやはり非常
にとり難いという問題があった。
【0012】したがって、いずれのエッチャーを用いた
場合にも選択性を向上させようとすれば、現状では堆積
性物質の生成量を高めざるを得ない。しかし、このよう
な手法はパーティクル増加による再現性や製造歩留まり
の低下を招き、クォーター・ミクロン世代の微細加工と
相入れるものではない。
【0013】このように、窒化シリコン膜のドライエッ
チングに関しては、選択酸化用マスク加工時の下地材料
膜が多様化した結果、エッチング条件ひいてはエッチン
グ装置を統一できないという不都合が生じており、選択
性や形状制御性の不足が問題となっている。そこで本発
明はこれらの問題を解決し、いかなる選択酸化法を採用
する場合にも共通性の高いプロセスにより高精度な窒化
シリコン系材料膜のドライエッチングを行うことが可能
な方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエッチン
グ方法は、上述の目的を達するために提案されるもので
あり、窒化シリコン系材料膜を、その被エッチング領域
の少なくとも一部にイオウを堆積させながらエッチング
するものである。なお、本明細書中で述べる窒化シリコ
ン系材料とは、式Si34 で表される化学量論的組成
から若干ずれたり、あるいはその成膜方法に起因して取
り込まれる酸素や水素等の混入元素を含む材料も含めて
総称するものとする。
【0015】本発明ではこのイオウを、気相中からと固
体表面からの2通りの方法で基板上へ供給する。
【0016】まず、気相中からイオウを供給する方法と
しては、S22 ,SF2 ,SF4,S210,S3
2 ,S2 Cl2 ,SCl2 ,S3 Br2 ,S2 Br
2 ,SBr2 から選ばれる少なくとも1種類のハロゲン
化イオウを含むエッチング・ガスのプラズマを用いてエ
ッチングを行う。
【0017】一方、イオウを固体表面から供給する方法
では、エッチング・ガスがイオウを構成元素として含有
している必要はない。本発明では、構成元素としてイオ
ウを含まないフッ素系化合物を含むエッチング・ガスを
用い、かつエッチング・チャンバの内部構成部材のプラ
ズマ接触面よりイオウを供給する。
【0018】ところで、前記窒化シリコン系材料膜のエ
ッチングは単独ステップで行っても良いが、より高い下
地選択性や低ダメージ性を達成するために、該窒化シリ
コン系材料膜を実質的にその膜厚分だけエッチングする
ジャストエッチング工程と、その残余部をエッチングす
るオーバーエッチング工程の2ステップに分け、オーバ
ーエッチング工程において堆積物の供給を強化しても良
い。可能な手法は次の3通りである。
【0019】第1は、まずジャストエッチング工程でS
22 ,SF2 ,SF4 ,S210から選ばれる少なく
とも1種類のフッ化イオウを含むエッチング・ガスのプ
ラズマを用いてF* を主体とした高速エッチングを行っ
た後、S3 Cl2 ,S2 Cl2 ,SCl2 ,S3 Br
2 ,S2 Br2 ,SBr2 から選ばれる少なくとも1種
類のハロゲン化イオウを含むエッチング・ガスのプラズ
マを用いてオーバーエッチングを行う手法である。この
手法は、オーバーエッチング時のエッチング反応系から
* を排除するものであり、エッチング中の基板温度を
低温化するプロセスにおいて特に有効である。それは、
イオウに加え、エッチング副生成物であるSiClxや
SiBrxの堆積も期待できるからである。
【0020】第2は、ジャストエッチング工程に比べて
エッチング反応系のS/F比(S原子数とF原子数の
比)を上昇させる手法である。S/F比を上昇させるた
めには、エッチング・ガスへ水素系ガスを添加すること
が有効である。これは、プラズマ中に発生したF系化学
種とH系化学種とが反応してHF(フッ化水素)を生成
し、これがエッチング反応系外へ排気される結果、系内
のFが減少することに由来する。この結果、イオウの堆
積が増強される。上記水素系ガスとしては、H2やH2
Sを用いることができる。
【0021】第3は、イオウを内部構成部材の表面から
供給する場合に関するものであり、ジャストエッチング
工程とオーバーエッチング工程とで前記内部構成部材の
プラズマ接触面積を変化させる手法である。実用的に
は、下地選択性や低ダメージ性が重視されるオーバーエ
ッチング工程においてプラズマ接触面積を相対的に大と
し、イオウを多く供給すると良い。
【0022】なお、単独ステップ、2ステップのいずれ
の方法をとる場合にも、前記エッチング・ガスとしては
フルオロカーボン系化合物を含むガスを用いることがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のドライエッチング方法で
は、被エッチング領域の少なくとも一部に堆積するイオ
ウの表面保護効果および側壁保護効果により、窒化シリ
コン系材料膜の高選択,高異方性,低汚染加工を行うこ
とができる。イオウがエッチング領域のどこに堆積する
かは、イオン入射エネルギーや基板温度等のエッチング
条件に依存して変化するが、堆積は一般にはイオンの垂
直入射面(水平面)ではスパッタ除去と相殺されるため
に起こりにくく、イオンの垂直入射の少ない垂直面で主
として進行する。水平面上の堆積物はエッチング速度の
緩和や下地選択性の確保に寄与し、垂直面上の堆積物は
形状異方性の達成に寄与する。
【0024】ここで、昇華性物質であるイオウは、真空
度等のドライエッチング条件にもよるが、基板温度がお
およそ90℃未満の領域に維持されていればその表面に
堆積し、それ以上の温度域で昇華することを、以前に本
願出願人が実験的に確認している。ただし、このイオウ
を効率良く堆積させて側壁保護に利用し、かつプロセス
の低温化による異方性の向上を図る観点からは、前記窒
化シリコン系材料膜を保持する基板の温度を室温以下に
制御しながらエッチングを行うことが特に好適である。
上記イオウは、エッチング終了後に基板をおおよそ90
℃以上に加熱すれば昇華してしまうので、基板上に何ら
パーティクル汚染を残す虞れがない。
【0025】このイオウの供給源としてエッチング・ガ
ス中のハロゲン化イオウを用いると、窒化シリコン系材
料膜のエッチング種であるハロゲン・ラジカル(F*
Cl* ,Br* )がプラズマ中に生成すると共に、ラジ
カル反応をアシストするイオン(SFx+ ,SClx
+ ,SBrx+ ,Sx+ ,Clx+ ,Brx+ 等)も生
成する。したがって、エッチング条件の選択次第で、イ
オン・アシスト機構とイオウの堆積とのバランスを調節
することができ、下地材料膜が酸化シリコン系材料膜で
あるかポリシリコン膜であるかによらず、精密な窒化シ
リコン系材料膜のエッチングを行うことができる。
【0026】なお、ハロゲン化イオウとしては従来より
SF6 (六フッ化イオウ)が良く知られ、ドライエッチ
ングにも多用されているが、この化合物は放電解離条件
下における遊離のイオウの放出効率に劣ることが本願出
願人が以前に確認しており、本発明では使用しない。ま
た、本発明で用いるハロゲン化イオウの中で常温で液体
である化合物については、バブリングや超音波噴霧等の
方法でエッチング・チャンバ内へ導入することができ
る。イオウをエッチング・チャンバの内部構成部材から
供給する場合には、この内部構成部材のプラズマ接触面
積を調節することで、やはり精密な窒化シリコン系材料
膜のエッチングを行うことができる。
【0027】前記内部構成部材は、エッチング・チャン
バの内部でプラズマと接触し得る表面を有する部材であ
れば、いかなるものであっても良い。ただし、基板に対
してある程度の近傍位置から均一かつ十分にイオウを供
給する観点から選択すると、特にエッチング・チャンバ
の内壁面か基板クランプの少なくとも一方とするのが適
当である。かかる内壁面としては、たとえば平行平板型
RIE装置,有磁場マイクロ波プラズマ・エッチャー,
誘導結合プラズマ・エッチャー,あるいはヘリコン波プ
ラズマ・エッチャーのエッチング・チャンバの側壁面が
ある。また、ヘリコン波プラズマ・エッチャーや一部の
有磁場マイクロ波プラズマ・エッチャーの様に、プラズ
マ生成室とエッチング・チャンバとが分かれているいわ
ゆるリモート・プラズマ型のエッチャーでは、エッチン
グ・チャンバの天井部分も一部使用できる。
【0028】前記内部構成部材としては、少なくともそ
のプラズマ接触面が硫化シリコンまたは窒化イオウ系化
合物により構成されたものを使用すると好適である。こ
こで、窒化イオウ系化合物には極めて多くの種類の化合
物が存在するが、本発明に適用できる代表的な化合物と
しては一般式(SN)xで表されるポリチアジルが挙げ
られる。ポリチアジルは、130℃程度までは分解しな
い、化学的に安定な化合物である。
【0029】なお、これら硫化シリコンまたは窒化イオ
ウ系化合物は、コーティング,貼付,成膜等の方法でプ
ラズマ接触面に保持させる。もちろん、製法的に可能で
あれば、これらのバルク材料を直接に加工して所望の内
部構成部材を構成しても良い。
【0030】また、前記内部構成部材のプラズマ接触面
積の変化は、遮蔽部材の操作により行うことができる。
この遮蔽部材には、プラズマとの接触やエッチング・チ
ャンバ内での駆動により別の堆積種や新たなパーティク
ルを発生させない特性が要求される。したがって、基本
的には本来のエッチング・チャンバと同じ材料を用いて
構成すれば良い。構造や駆動方式については特に限定さ
れるものではないが、たとえば昇降式,回動式,あるい
は虹彩絞り式のシャッタとすることができる。本発明
は、窒化シリコン系材料膜のいかなるエッチングにも適
用できるが、特にシリコン基板の選択酸化用のマスク加
工に適用すると好適である。このときの選択酸化の手法
は、従来法、PLL法、ICL法の別を問わない。すな
わち、従来法またはICL法であれば酸化シリコン系材
料膜に対して、またPLL法であればポリシリコン膜に
対してそれぞれ選択比を確保しながら、窒化シリコン系
材料膜のドライエッチングを行うことになる。
【0031】いずれにしても、基板上に堆積したイオウ
は、エッチング終了後に基板を加熱すれば昇華除去する
ことができるのでパーティクル源とはならず、したがっ
て低汚染エッチングが実現する。
【0032】また、本発明ではエッチング・ガスがフル
オロカーボン系ガスを含んでいても良いが、このフルオ
ロカーボン系化合物は、CF4 ,c−C48 等、酸化
シリコン系材料膜のドライエッチングに通常用いられる
化合物から適宜選択することができる。ただし、本発明
では堆積物として上述のようにイオウを利用するので、
CH22 の様に分子のC/F比(C原子数とF原子数
の比)が低く、それ自身が強い堆積性を有するフルオロ
カーボン系化合物は避けた方が良い。
【0033】この他、通常のドライエッチングで行われ
るごとく、希釈効果や冷却効果やスパッタリング効果を
得るためにエッチング・ガスにHe,Ar等の希ガスを
添加したり、あるいはO2 ,N2 等の添加ガスを併用す
ることは任意である。
【0034】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について説明
する。
【0035】実施例1 本実施例では、従来型LOCOS法のための選択酸化マ
スクの加工として、窒化シリコン(SiN)膜をドライ
エッチングした。このドライエッチングは、通常の有磁
場マイクロ波プラズマ・エッチャーとCF4 /O2 /S
22 混合ガスとを用い、単独ステップにより行った。
さらに、得られた選択酸化マスクを介して基板を熱酸化
することにより、フィールド酸化膜を形成した。この一
連のプロセスを、図1ないし図3を参照しながら説明す
る。
【0036】本実施例で用いたサンプル・ウェハは、図
1に示されるように、Si基板1上に厚さ約50nmの
パッド酸化膜(SiOx)2、および厚さ約100nm
のSiN膜3が順次積層され、さらにその上に素子形成
領域を覆うごとく厚さ約800nmのレジスト・マスク
4がパターニングされたものである。ここで、上記パッ
ド酸化膜2は、たとえば850℃でパイロジェニック酸
化を行うことにより形成した。また、上記SiN膜3
は、たとえばSiH4 /NH3 混合ガスを用いたLPC
VD法により成膜した。
【0037】次に、有磁場マイクロ波プラズマ・エッチ
ャーを用い、上記SiN膜3のドライエッチングを行っ
た。エッチング条件は、一例として、 CF4 流量 50 SCCM O2 流量 20 SCCM S22 流量 10 SCCM 圧力 1.0 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GHz) RFバイアス・パワー 70 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃ とした。この結果、図2に示されるような選択酸化マス
ク3aが形成された。
【0038】このエッチングでは、CF4 やS22
ら生成したF* が主体となってラジカル反応が進行する
が、このラジカル反応は基板バイアスにより加速される
CFx+ ,SFx+ 等のイオンの入射エネルギーにアシ
ストされる。また、S22から解離生成した遊離のイ
オウ(S)が、低温冷却されたウェハ上の被エッチング
領域に堆積する。このうち、垂直面に堆積したSは側壁
保護膜5を形成して異方性形状の達成に寄与した。水平
面上のSは、スパッタ除去も同時に進行するために堆積
量こそ多くはない(したがって、図示も省略してい
る。)が、レジスト・マスク4や下地のパッド酸化膜2
に対する選択性の確保に寄与した。また、レジスト・マ
スク4と選択酸化マスク3aとの間に、寸法変換差は認
められなかった。
【0039】ところで、上記のエッチングでは、プラズ
マ中に発生したSがSiN膜3の表面でポリマー状物質
であるポリチアジル(SN)xを形成し、エッチング速
度の低下を来さないか否かが問題となるが、この問題は
2 添加によりCF4 の解離を促進することで解決して
いる。これは、原子間結合エネルギーの大小関係(Si
−F>Si−N)から、F* を大量に生成させればエッ
チングは進行するという考え方である。しかも、イオン
照射の少ない側壁面では(SN)xも保護膜として寄与
することになり、異方性形状の達成にはむしろ有利と言
える。(SN)xは、室温以下ではウェハ上に堆積し、
加熱すれば昇華あるいは分解して除去されるので、Sと
同様、後工程に悪影響を一切及ぼす虞れがない。
【0040】なお、本実施例のドライエッチングは、実
施例5で後述する有磁場マイクロ波装置において、シャ
ッタ開度を0%とした状態で行っても良い。
【0041】この後、ウェハWを約90℃に加熱して側
壁保護膜5を昇華させた。このとき、ウェハWにパーテ
ィクル汚染が発生することはなかった。さらに、アッシ
ングを行ってレジスト・マスク4を除去し、熱処理を行
ってフィールド酸化膜6を形成した。このとき、上記選
択酸化マスク3aが設計寸法どおりに異方性加工されて
いるため、バーズ・ビーク長を抑えた再現性の良い選択
酸化分離を行うことができた。
【0042】実施例2 本実施例では、PPL法におけるSiN膜のエッチング
を、通常の平行平板型RIE装置を用いて2ステップで
行い、この後に熱酸化を行ってフィールド酸化膜を形成
した。このプロセスを、図4ないし図6を参照しながら
説明する。
【0043】本実施例で用いたサンプル・ウェハは、図
4に示されるように、Si基板11上に厚さ約10nm
のパッド酸化膜(SiOx)12、厚さ約50nmのポ
リシリコン膜13、および厚さ約100nmのSiN膜
14が順次積層され、さらにその上に素子形成領域を覆
うごとく厚さ約800nmのレジスト・マスク15がパ
ターニングされたものである。つまり、従来型のLOC
OS法のパッド酸化膜とSiN膜との間にポリシリコン
膜が挿入された構成である。なお、各膜の形成方法は、
実施例1で上述したとおりである。
【0044】次に、平行平板型RIE装置を用い、上記
SiN膜14のドライエッチングを行った。まず、ジャ
ストエッチングは一例として CF4 流量 30 SCCM O2 流量 10 SCCM S22 流量 5 SCCM 圧力 10.0 Pa RFパワー 1000 W(13.56 MHz) ウェハ温度 −20 ℃ とした。このステップの終点は、下地のポリシリコン膜
13が露出する直前、あるいはウェハW上の一部で下地
のパッド酸化膜12が露出し始めた時点のいずれかに設
定した。
【0045】続くオーバーエッチングは、たとえば CF4 流量 30 SCCM O2 流量 10 SCCM S2 Br2 流量 15 SCCM 圧力 1.0 Pa RFパワー 700 W(13.56 MHz) ウェハ温度 −20 ℃ なる条件で行った。
【0046】ここで、ジャストエッチング工程ではF*
を主体とした高速エッチングが行われ、オーバーエッチ
ング工程ではSの堆積を増強しかつF* の生成量を低下
させた条件で高選択性エッチングが行われる。この結
果、図5に示されるように、Sを主体とする側壁保護膜
16が形成されながら異方性形状を有する選択酸化マス
ク14aが形成された。なお、下地のポリシリコン膜1
3に対する選択性は、酸化シリコン用のエッチング条件
でSiN膜をエッチングしていた従来のPPL法に比べ
て約2倍に向上した。
【0047】この後、図6に示されるように、アッシン
グを行ってレジスト・マスク15を除去し、熱酸化を行
ってフィールド酸化膜17を形成した。本実施例では、
ポリシリコン膜13の存在によりバーズビークが極めて
短く抑制され、寸法制御性に優れた選択酸化分離を行う
ことができた。なお、PPL法では図示されるように、
短いバーズビークが上下2段に形成されるが、上側のバ
ーズビークは後工程において希フッ酸処理により除去す
ることができる。
【0048】実施例3 本実施例では、ICL法におけるSiN膜のエッチング
を、通常の有磁場マイクロ波プラズマ・エッチャーを用
い、2ステップで行った。
【0049】本実施例で用いたサンプル・ウェハの構成
は、前出の図1に示すとおりである。ただし、実施例1
において説明したものとは異なり、パッド酸化膜2の膜
厚が約10nmと、従来に比べて著しく薄い領域で最適
化されている。
【0050】まず、ジャストエッチングはたとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 20 SCCM S22 流量 5 SCCM 圧力 1.0 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GHz) RFバイアス・パワー 70 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃ なる条件で行った。
【0051】続くオーバーエッチングは、たとえば CF4 流量 30 SCCM O2 流量 10 SCCM S2 Cl2 流量 20 SCCM 圧力 1.0 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GHz) RFバイアス・パワー 30 W(2 MHz) ウェハ温度 −20 ℃ なる条件で行った。
【0052】ICL法では、従来型のLOCOS法と異
なりパッド酸化膜2の膜厚が極端に薄いので、従来はこ
の上におけるSiN膜3の高選択・異方性加工が極めて
困難であった。しかし、本発明ではオーバーエッチング
時の主エッチング種の変更、Sの堆積増強、低バイアス
化を巧妙に組み合わせることにより、上述の問題を解決
することができた。
【0053】実施例4 本実施例では、ICL法におけるSiN膜のエッチング
を、通常の平行平板型RIE装置を用い、実施例3と同
様、2ステップで行った。ただし本実施例では、オーバ
ーエッチング時のガス組成中、イオウ系化合物の種類は
変更せず、代わりにH2 を添加することでエッチング反
応系のS/F比を上昇させた。
【0054】すなわち、まずジャストエッチングの条件
は一例として CF4 流量 30 SCCM O2 流量 10 SCCM S22 流量 10 SCCM 圧力 10.0 Pa RFパワー 1000 W(13.56 MHz) ウェハ温度 −20 ℃ とした。
【0055】また、続くオーバーエッチングの条件は、
一例として CF4 流量 20 SCCM O2 流量 50 SCCM S2 Cl2 流量 15 SCCM H2 流量 20 SCCM 圧力 10.0 Pa RFパワー 700 W(2 MHz) ウェハ温度 −20 ℃ とした。
【0056】このオーバーエッチング工程では、エッチ
ング・ガスにH2 を添加したことによりF* やCl*
* に捕捉され、HF,HClの形で排気されてしま
う。このため、エッチング反応系のS/F比が上昇し、
Sの堆積が増強された。これにより、SiN膜3の高選
択・異方性エッチングを行うことができた。
【0057】実施例5 本実施例では、内壁面の一部に配された硫化シリコン
(SiSまたはSiS2)からなるライナのプラズマ接
触面積をシャッタで可変とし、かつウェハ・クランプも
硫化シリコンを用いて構成した有磁場マイクロ波プラズ
マ・エッチャーを用い、ジャストエッチング工程とオー
バーエッチング工程とでシャッタ開度を変化させなが
ら、従来型LOCOS法のための選択酸化マスクの加工
を行った。
【0058】まず、上記エッチャーの構成例について、
図7を参照しながら説明する。基本的な構成要素は、
2.45GHzのマイクロ波を発生するマグネトロン2
1、マイクロ波を導く矩形導波管22および円形導波管
23、上記マイクロ波を利用してECR(電子サイクロ
トロン共鳴)放電により内部にECRプラズマPE を生
成させるための石英製のベルジャー24、上記円形導波
管23と上記ベルジャー24を周回するように配設され
8.75×10-2T(875G)の磁場強度を達成でき
るソレノイド・コイル25、上記ベルジャー24に接続
され、矢印A方向に高真空排気される試料室26、上記
ベルジャー24へ処理に必要なガスをそれぞれ矢印B
1 ,B2 方向から供給するガス導入管27、ウェハWを
載置するためのウェハ・ステージ29、ウェハWをウェ
ハ・ステージ29へ固定するためのウェハ・クランプ2
8、ウェハ・ステージ29に埋設され、チラー等の冷却
設備から供給される冷媒を矢印C1 ,C2 方向に循環さ
せてウェハWを所定の温度に冷却するための冷却配管3
0、上記ウェハ・ステージ29にRFバイアスを印加す
るため、マッチング・ネットワーク31を介して接続さ
れるRF電源32等である。
【0059】ここで、上記ベルジャー24の内壁面のう
ちウェハWの近傍部分には、硫化シリコン(SiS2
からなるライナ33を設けた。このライナ33は、ベル
ジャー24の内壁面を必ずしも連続的に周回している必
要はなく、たとえばブロック状や板状の固体を内壁面に
不連続に配したものであっても良い。ライナ33の形成
方法としては、たとえば適当な方法にて成膜されたフィ
ルムもしくはブロックから切り出された板状体を貼着す
るか、電子ビーム蒸着やECRスパッタリングにより内
壁面上に直接成膜する方法がある。本実施例では、電子
ビーム蒸着を採用した。なお、ウェハ・クランプ28
も、同様の方法で形成することができる。さらに、上記
ライナ33の内周側には、図示されない駆動手段により
矢印D方向に昇降可能とされた円筒形の昇降式シャッタ
34を配設した。ここで、図7(a)は昇降式シャッタ
34によりライナ33がほぼ完全にECRプラズマPE
から遮蔽された状態を示し(シャッタ開度0%)、図7
(b)は上記昇降式シャッタ34を下降させてライナ3
3の全面が露出された状態(シャッタ開度100%)を
示す。
【0060】図8は、上記昇降式シャッタ34の配設状
態をより明確に示すために、ベルジャー24の内部を一
部破断して示す斜視図である。ベルジャー24の側壁
面、昇降式シャッタ34、ウェハ・ステージ29は全て
同心的に配置されている。ライナ33とECRプラズマ
E との接触面積は、昇降式シャッタ34の矢印D方向
の昇降距離を変化させることにより任意に調節できる。
【0061】上記昇降式シャッタ34は、ラジカルを消
費せず、かつエッチング反応系内に不要な汚染を惹起さ
せない材料を適宜選択して構成する。かかる材料として
は、たとえばステンレス鋼等の金属材料、あるいはアル
ミナ等のセラミクス材料を使用することができる。本実
施例では、ステンレス鋼を採用した。
【0062】あるいは、上記昇降式シャッタ34に代え
て、図9に示されるような回動式シャッタ35を設置し
ても良い。この回動式シャッタ35はスリット状の開口
部36を有しており、図示されない駆動手段により矢印
E方向に回動可能である。ライナ33aは、上記開口部
36の開口パターンに倣って帯状に形成されている。こ
こで、回動式シャッタ35とライナ33aの位置関係に
ついて図10を参照しながら説明する。この図は、図9
のX−X線断面図であり、(a)はライナ33aが回動
式シャッタ35に遮蔽された状態(シャッタ開度0
%)、(b)はライナ33aのほぼ全面が開口部36を
介して露出された状態(シャッタ開度100%)を示し
ている。ライナ33aとECRプラズマPE との接触面
積は、回動式シャッタ35の回転角を変化させることに
より任意に調節できる。
【0063】次に、この有磁場マイクロ波プラズマ・エ
ッチャーを用いて、従来型LOCOS法のための選択酸
化マスクの加工を行った。使用したサンプル・ウェハ
は、実施例1で使用したものと同じである。本実施例で
は、SiN膜3のドライエッチングをCF4 /O2 混合
ガスを用いてジャストエッチングとオーバーエッチング
の2ステップで行い、しかも両ステップにおける昇降式
シャッタ34の開度を変化させた。
【0064】まずジャストエッチングは、たとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 20 SCCM 圧力 1.0 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GHz) RFバイアス・パワー 70 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃ シャッタ開度 0 % なる条件で行った。
【0065】上記ジャストエッチング中は、昇降式シャ
ッタ34がライナ33をECRプラズマPE から遮蔽し
ているため、ウェハ・クランプ28から若干量のSがス
パッタアウトされる他は、フルオロカーボン系ガスによ
る通常のエッチングが進行する。したがって、このステ
ップでの側壁保護膜の主体はレジスト・マスク4の分解
生成物である。なお、このステップの終点は、下地のパ
ッド酸化膜2が露出する直前、あるいはウェハW上の一
部で下地のパッド酸化膜2が露出し始めた時点のいずれ
かに設定した。
【0066】続くオーバーエッチングは、たとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 20 SCCM 圧力 1.0 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GHz) RFバイアス・パワー 40 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃ シャッタ開度 100 % なる条件で行った。
【0067】上記オーバーエッチングでは、昇降式シャ
ッタ34を試料室26側へ下降させてライナ33を全面
的に露出させたので、ECRプラズマPE との接触によ
りSがウェハW上へ供給され、これが側壁保護や表面保
護に寄与する。しかも、RFバイアス・パワーを下げた
ことで、イオン・スパッタ作用によるSの除去が抑制さ
れている。かかるSの堆積増強が、エッチング・ガス組
成を何ら変更することなく実現できるところが、本実施
例の優れた点である。この結果、酸化シリコン用のエッ
チング条件でSiN膜をエッチングしていた従来の選択
酸化マスク加工に比べて、下地のパッド酸化膜2に対す
る選択性が約30%向上すると共に、異方性形状も大幅
に向上した。
【0068】実施例6 本実施例では、側壁電極の表面に配された硫化シリコン
・ライナのプラズマ接触面積を回動式シャッタで可変と
なし、さらにウェハ・クランプも硫化シリコンを用いて
構成したトライオード型エッチャーを用い、PPL法に
おけるSiN膜のエッチングを、2ステップで行った。
【0069】まず、上記トライオード型エッチャーの構
成例について、図11を参照しながら説明する。このエ
ッチャーは、チャンバ41の天井部を構成する上部電極
42と該チャンバ41の側壁面の一部を構成する円環状
の側壁電極49との間に高周波電界を印加してグロー放
電プラズマPG を発生させ、このグロー放電プラズマP
G を用いてウェハWのドライエッチングを行うものであ
る。上記チャンバ41の内部は、上部電極42の背面側
に設けられた排気フード43を通じて矢印F方向に高真
空排気される一方で、ガス供給管44を通じて矢印G2
方向から所定のエッチング・ガスの供給を受ける。
【0070】上記側壁電極49には、マッチング・ネッ
トワーク50を介してプラズマ励起用RF電源51が接
続されている。ウェハWを保持するのは、上記チャンバ
41の底面を構成する導電性のウェハ・ステージ45で
あるが、このウェハ・ステージ45は先の上部電極42
に対する対向電極ではなく、プラズマ生成とは独立に基
板バイアス印加するための電極である。この基板バイア
スは、上記プラズマ励起用RF電源51よりも周波数の
低いバイアス印加用RF電源48をマッチング・ネット
ワーク47を介してウェハ・ステージ45に接続するこ
とにより、印加される。また、上記ウェハ・ステージ4
5の内部には冷却配管46が挿通され、矢印H1 ,H2
方向に冷媒を供給・回収することでウェハWを所定の温
度に維持するようになされている。
【0071】また、上記チャンバ41の外周側は、複数
の永久磁石54に周回されている。この永久磁石54
は、チャンバ41の壁面にS極かN極のいずれかが対面
し、かつ隣接する磁石同士で極性が互いに逆となるよう
に配列されることにより、該チャンバ41内にマルチカ
スプ磁場を形成する。また、上部電極42の背面側にも
永久磁石55が設けられている。かかる構成から、この
エッチャーは磁場閉じ込め型リアクター(MCR)とも
呼ばれており、グロー放電プラズマPG をコンパクトに
閉じ込めて高いプラズマ密度を得ることができる。
【0072】以上述べた構成は従来公知のものである
が、本発明では独自の工夫として、側壁電極49の表面
を部分的に硫化シリコンよりなるライナ52で被覆し、
さらにその近傍に矢印I方向に回動可能な回動式シャッ
タ53を設けた。この回動式シャッタ53は、図9に示
したものと類似の構造を有し、スリット状の開口部とラ
イナ52との位置関係により該ライナ52のプラズマ接
触面積を可変となすものである。また、ウェハWをウェ
ハ・ステージ45上に固定するウェハ・クランプ56も
硫化シリコンを用いて構成した。
【0073】なお、上記ライナ52を円環状の側壁電極
49の全面に配し、円筒形の昇降式シャッタでそのプラ
ズマ接触面積を変化させるようにしても、もちろん構わ
ない。
【0074】次に、トライオード型エッチャーを用い
て、PPL法のための選択酸化マスクの加工を行った。
使用したサンプル・ウェハは、実施例2で使用したもの
と同じである。本実施例では、CF4 /O2 混合ガスを
用いて2ステップでSiN膜14のドライエッチングを
行い、しかも両ステップにおける回動式シャッタ53の
開度を変化させた。
【0075】まずジャストエッチングは、たとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 5 SCCM 圧力 1.0 Pa ソース・パワー 1000 W(13.56 MHz) RFバイアス・パワー 20 W(450 kHz) ウェハ温度 20 ℃ シャッタ開度 0 % なる条件で行った。
【0076】続くオーバーエッチングは、たとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 5 SCCM 圧力 1.0 Pa ソース・パワー 1000 W(13.56 MHz) RFバイアス・パワー 5 W(450 kHz) ウェハ温度 20 ℃ シャッタ開度 100 % なる条件で行った。これにより、SiN膜14の良好な
高選択・異方性加工が実現した。
【0077】実施例7 本実施例では、ICL法におけるSiN膜のエッチング
を、実施例5で上述した有磁場マイクロ波プラズマ・エ
ッチャーを用いて2ステップで行った。使用したエッチ
ング・サンプルは、実施例3で使用したものと同じであ
る。
【0078】まずジャストエッチングは、たとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 20 SCCM 圧力 1.0 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GHz) RFバイアス・パワー 80 W(2 MHz) ウェハ温度 −50 ℃ シャッタ開度 0 % なる条件で行った。
【0079】続くオーバーエッチングは、たとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 20 SCCM 圧力 1.0 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GHz) RFバイアス・パワー 20 W(2 MHz) ウェハ温度 −50 ℃ シャッタ開度 100 % なる条件で行った。これにより、SiN膜14の高選択
・異方性加工が実現した。
【0080】実施例8 本実施例では、試料室の天板部分に配された硫化シリコ
ン・ライナのプラズマ接触面積をシャッタで可変とな
し、さらにウェハ・クランプも硫化シリコンを用いて構
成したヘリコン波プラズマ・エッチャーを用い、ICL
法におけるSiN膜のエッチングを2ステップで行っ
た。
【0081】まず、上記エッチャーの構成例について、
図12を参照しながら説明する。このエッチャーのヘリ
コン波プラズマ生成部は、内部にヘリコン波プラズマP
H を生成させるためのベルジャ61、このベルジャ61
を周回する2個のループを有し、RFパワーをプラズマ
へカップリングさせるためのループ・アンテナ62、上
記ベルジャ61を周回するごとく設けられ、該ベルジャ
61の軸方向に沿った磁界を生成させるソレノイド・コ
イル63を主な構成要素とする。
【0082】上記ベルジャ61は非導電性の材料より構
成され、ここでは石英を採用した。また、上記ソレノイ
ド・コイル63は、主としてヘリコン波の伝搬に寄与す
る内周側ソレノイド・コイル63aと、主としてヘリコ
ン波プラズマPH の輸送に寄与する外周側ソレノイド・
コイル63bから構成されている。上記ループ・アンテ
ナ62にはプラズマ励起用RF電源75からインピーダ
ンス整合用の第1のマッチング・ネットワーク(M/
N)74を通じてRFパワーが印加され、上下2個のル
ープには互いに逆回り方向の電流が流れる。ここでは、
上記プラズマ励起用RF電源75の周波数を、13.5
6MHzとした。なお、両ループ間の距離は、所望のヘ
リコン波の波数に応じて最適化されている。
【0083】上記ベルジャ61は試料室66に接続さ
れ、上記ソレノイド・コイル63が形成する発散磁界に
沿って該試料室66の内部へヘリコン波プラズマPH
引き出すようになされている。試料室66の側壁面およ
び底面は、ステンレス鋼等の導電性材料を用いて構成さ
れている。その内部は、図示されない排気系統により排
気孔68を通じて矢印J方向に高真空排気されており、
上部の天板64に開口されるガス供給管65より矢印K
方向にドライエッチングに必要なガスの供給を受け、さ
らにその側壁面においてゲート・バルブ67を介し、た
とえば図示されないロード・ロック室に接続されてい
る。
【0084】上記試料室66の内部には、その壁面から
電気的に絶縁された導電性のウェハ・ステージ69が収
容され、この上にウェハWを保持して所定のドライエッ
チングを行うようになされている。上記ウェハ・ステー
ジ69には、プロセス中のウェハWを所望の温度に維持
するために、図示されないチラーから冷媒の供給を受
け、これを矢印L1 ,L2 方向に循環させるための冷却
配管70が埋設されている。また 上記ウェハ・ステー
ジ59には、プラズマ中から入射するイオンのエネルギ
ーを制御するためにウェハWに基板バイアスを印加する
バイアス印加用RF電源72が、第2のマッチング・ネ
ットワーク(M/N)71を介して接続されている。こ
こでは、バイアス印加用RF電源72の周波数を400
kHzとした。
【0085】さらに、上記試料室66の外部には、上記
ウェハ・ステージ69近傍における発散磁界を収束させ
るために、補助磁界生成手段としてマルチカスプ磁場を
生成可能な永久磁石73が配設されている。
【0086】ここまでの構成は、従来のヘリコン波プラ
ズマ・エッチャーの構成と同様であるが、本実施例では
上記天板64の一部に円環状のライナ76を配した。本
実施例では、このライナ76を硫化シリコンを用いて構
成した。このライナ76の近傍にはさらに、虹彩絞り式
シャッタ77を設けた。この虹彩絞り式シャッタ77
は、複数の絞り羽根が連動して動作することにより、カ
メラの絞りの様に中央の孔の開口径を矢印M方向に縮小
/拡大するタイプのシャッタである。図12では、開口
径が最大となりライナ76のプラズマ接触面積が100
%とされた状態を実線で、開口径が最小となり接触面積
が0%とされた状態を破線で示している。なお、天板に
配されるライナやシャッタの構成は上述のものに限られ
ない。たとえば、円環を分割した形状のライナとスリッ
ト状の開口を有する回動式のシャッタを組み合わせ、シ
ャッタの回転角によってライナのプラズマ接触面積を可
変とする構成としても良い。あるいは、適当な形状のラ
イナがこれを被覆/露出し得る様な適当な形状のスライ
ド式のシャッタと組み合わされたものであっても良い。
【0087】さらに、ウェハ・ステージ69上にウェハ
Wを固定するためのウェハ・クランプ78も、硫化シリ
コンを用いて構成した。
【0088】次に、このヘリコン波プラズマ・エッチャ
ーを用いて、ICL法のための選択酸化マスクの加工を
行った。使用したサンプル・ウェハは、実施例3で使用
したものと同じである。まずジャストエッチングは、た
とえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 5 SCCM 圧力 0.3 Pa ソース・パワー 2000 W(13.56 MHz) RFバイアス・パワー 50 W(400 kHz) ウェハ温度 −10 ℃ シャッタ開度 0 % なる条件で行った。
【0089】続くオーバーエッチングは、たとえば CF4 流量 50 SCCM O2 流量 5 SCCM 圧力 1.0 Pa ソース・パワー 1000 W(13.56 GHz) RFバイアス・パワー 20 W(400 kHz) ウェハ温度 −10 ℃ シャッタ開度 100 % なる条件で行った。
【0090】本実施例においても、SiN膜3の高選択
・異方性エッチングが実現し、寸法精度に優れる選択酸
化マスク3aを形成することができた。これにより、熱
酸化後に得られるフィールド酸化膜のバーズビークも最
小限に抑制することができた。
【0091】以上、本発明を8例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではなく、サンプル・ウェハの構成、各膜の成膜方
法、ドライエッチング条件、エッチャーの構造の細部等
はいずれも適宜選択・変更が可能である。
【0092】また、エッチングの対象となるSiN膜
も、上述のような選択酸化マスク用に形成されるものと
は限らない。たとえば、自己整合コンタクト形成技術に
おいてSiOx層間絶縁膜のエッチング停止層として用
いられるSiN膜を、本発明を適用して加工することも
できる。
【0093】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、従来は専用のプロセスが確立されないまま
酸化シリコン加工用もしくはポリシリコン加工用のいず
れかのエッチング条件で行われていた窒化シリコン系形
材料膜のドライエッチングを、統一された条件およびエ
ッチャーを用いて行うことが可能となる。これにより、
経済性が向上し、また他のエッチャーの本来の用途に悪
影響を与えることが防止される。さらに、たとえば近年
の多様化した選択酸化方法における選択酸化マスクの形
成を、高い精度と再現性をもって行うことが可能とな
る。
【0094】したがって、本発明は窒化シリコン系材料
膜の精密加工の実現を通じて、半導体デバイスの高集積
化,高信頼化に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を従来型LOCOS法またはICL法に
もとづく選択酸化マスクの加工に適用したプロセス例に
おいて、SiN膜上にレジスト・マスクを形成した状態
を示す模式的断面図である。
【図2】図1のSiN膜を異方性加工した状態を示す模
式的断面図である。
【図3】図2のレジスト・マスクを除去し、熱酸化を行
ってフィールド酸化膜を形成した状態を示す模式的断面
図である。
【図4】本発明をPPL法にもとづく選択酸化マスクの
加工に適用したプロセス例において、SiN膜上にレジ
スト・マスクを形成した状態を示す模式的断面図であ
る。
【図5】図4のSiN膜を異方性加工した状態を示す模
式的断面図である。
【図6】図5のレジスト・マスクを除去し、熱酸化を行
ってフィールド酸化膜を形成した状態を示す模式的断面
図である。
【図7】本発明のドライエッチング方法に用いて好適な
有磁場マイクロ波プラズマ・エッチャーの構成例を示す
概略断面図であり、(a)は昇降式シャッタのシャッタ
開度が0%の場合、(b)はシャッタ開度が100%の
場合をそれぞれ表す。
【図8】図7に示される有磁場マイクロ波プラズマ・エ
ッチャーの昇降式シャッタおよびその周辺部材を一部破
断して示す概略斜視図である。
【図9】本発明を適用した有磁場マイクロ波プラズマ・
エッチャーの他の構成例において、回動式シャッタおよ
びその周辺部材を一部破断して示す概略斜視図である。
【図10】図9のX−X線断面図であり、(a)は回動
式シャッタのシャッタ開度が0%の場合、(b)はシャ
ッタ開度が100%の場合をそれぞれ表す。
【図11】本発明のドライエッチング方法に用いて好適
なトライオード型エッチャーの構成例を示す概略断面図
である。
【図12】本発明のドライエッチング方法に用いて好適
なヘリコン波プラズマ・エッチャーの構成例示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1,11 Si基板 2,12 パッド酸化膜 3,14 SiN膜 3a,14a 選択酸化マスク 5,16 側壁保護膜 13 ポリシリコン膜 33,33a,52,76 ライナ 34 昇降式シャッタ 35,53 回動式シャッタ 77 虹彩絞り式シャッタ PE ECRプラズマ PG グロー放電プラズマ PH ヘリコン波プラズマ W ウェハ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化シリコン系材料膜を、その被エッチ
    ング領域の少なくとも一部にイオウを堆積させながらエ
    ッチングするドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 前記エッチングは、前記窒化シリコン系
    材料膜を保持する基板を室温以下の温度に制御しながら
    行う請求項1記載のドライエッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチングは、S22 ,SF2
    SF4 ,S210,S3 Cl2 ,S2 Cl2 ,SCl
    2 ,S3 Br2 ,S2 Br2 ,SBr2 から選ばれる少
    なくとも1種類のハロゲン化イオウを含むエッチング・
    ガスのプラズマを用い、前記イオウを該プラズマ中から
    供給しながら行う請求項1記載のドライエッチング方
    法。
  4. 【請求項4】 前記エッチング・ガスがフルオロカーボ
    ン系化合物を含む請求項3記載のドライエッチング方
    法。
  5. 【請求項5】 前記エッチングは、前記窒化シリコン系
    材料膜を実質的にその膜厚分だけエッチングするジャス
    トエッチング工程と、その残余部をエッチングするオー
    バーエッチング工程とに分けて行い、 前記ジャストエッチング工程では、S22 ,SF2
    SF4 ,S210から選ばれる少なくとも1種類のフッ
    化イオウを含むエッチング・ガスのプラズマを用い、前
    記イオウを該プラズマ中から供給しながらエッチングを
    行い、 前記オーバーエッチング工程では、S3 Cl2 ,S2
    2 ,SCl2 ,S3Br2 ,S2 Br2 ,SBr2
    ら選ばれる少なくとも1種類のハロゲン化イオウを含む
    エッチング・ガスのプラズマを用い、前記イオウを該プ
    ラズマ中から供給しながらエッチングを行う請求項1記
    載のドライエッチング方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチング・ガスがフルオロカーボ
    ン系化合物を含む請求項5記載のドライエッチング方
    法。
  7. 【請求項7】 前記エッチングは、前記窒化シリコン系
    材料膜を実質的にその膜厚分だけエッチングするジャス
    トエッチング工程と、その残余部をエッチングするオー
    バーエッチング工程とに分けて行い、 前記ジャストエッチング工程では、S22 ,SF2
    SF4 ,S210から選ばれる少なくとも1種類のフッ
    化イオウを含むエッチング・ガスのプラズマを用い、前
    記イオウを該プラズマ中から供給しながらエッチングを
    行い、 前記オーバーエッチング工程では、前記ジャストエッチ
    ングに比べてエッチング反応系のS/F比を上昇させた
    条件下で前記イオウを該プラズマ中から供給しながらエ
    ッチングを行う請求項1記載のドライエッチング方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチング・ガスがフルオロカーボ
    ン系化合物を含む請求項7記載のドライエッチング方
    法。
  9. 【請求項9】 前記S/F比は、前記エッチング・ガス
    へ水素系ガスを添加することにより上昇させる請求項7
    記載のドライエッチング方法。
  10. 【請求項10】 前記エッチングは、イオウを構成元素
    として含有しないフッ素系化合物を含むエッチング・ガ
    スを用い、前記イオウをエッチング・チャンバの内部構
    成部材のプラズマ接触面より供給しながら行う請求項1
    記載のドライエッチング方法。
  11. 【請求項11】 前記フッ素系化合物がフルオロカーボ
    ン系化合物である請求項10記載のドライエッチング方
    法。
  12. 【請求項12】 前記内部構成部材は前記エッチング・
    チャンバの内壁面もしくは基板クランプの少なくとも一
    方である請求項10記載のドライエッチング方法。
  13. 【請求項13】 前記内部構成部材は、少なくともその
    プラズマ接触面が硫化シリコンまたは窒化イオウ系化合
    物により構成されてなる請求項10記載のドライエッチ
    ング方法。
  14. 【請求項14】 前記エッチングは、前記窒化シリコン
    系材料膜を実質的にその膜厚分だけエッチングするジャ
    ストエッチング工程と、その残余部をエッチングするオ
    ーバーエッチング工程とに分けて行い、 前記ジャストエッチング工程と前記オーバーエッチング
    工程とで前記内部構成部材のプラズマ接触面積を変化さ
    せる請求項10記載のドライエッチング方法。
  15. 【請求項15】 前記内部構成部材のプラズマ接触面積
    の変化は遮蔽部材の操作により行う請求項14記載のド
    ライエッチング方法。
  16. 【請求項16】 前記窒化シリコン系材料膜は、シリコ
    ン基板の選択酸化用のマスク材料である請求項1記載の
    ドライエッチング方法。
  17. 【請求項17】 前記窒化シリコン系材料膜は酸化シリ
    コン系材料膜上に積層されている請求項16記載のドラ
    イエッチング方法。
  18. 【請求項18】 前記窒化シリコン系材料膜はポリシリ
    コン膜上に積層されている請求項16記載のドライエッ
    チング方法。
JP17722995A 1995-07-13 1995-07-13 ドライエッチング方法 Withdrawn JPH0927479A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17722995A JPH0927479A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 ドライエッチング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17722995A JPH0927479A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 ドライエッチング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0927479A true JPH0927479A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16027416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17722995A Withdrawn JPH0927479A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 ドライエッチング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0927479A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529838A (ja) * 2010-06-11 2013-07-22 東京エレクトロン株式会社 金属インターコネクトのために絶縁積層体を選択的にエッチングする方法
CN110391140A (zh) * 2018-04-17 2019-10-29 东京毅力科创株式会社 蚀刻方法和等离子体处理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529838A (ja) * 2010-06-11 2013-07-22 東京エレクトロン株式会社 金属インターコネクトのために絶縁積層体を選択的にエッチングする方法
JP2017005268A (ja) * 2010-06-11 2017-01-05 東京エレクトロン株式会社 金属インターコネクトのために絶縁積層体を選択的にエッチングする方法
CN110391140A (zh) * 2018-04-17 2019-10-29 东京毅力科创株式会社 蚀刻方法和等离子体处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6914009B2 (en) Method of making small transistor lengths
US6392350B1 (en) Plasma processing method
US5997757A (en) Method of forming connection hole
US20180374863A1 (en) 3d flash memory cells which discourage cross-cell electrical tunneling
US6727182B2 (en) Process for the production of semiconductor device
KR100595090B1 (ko) 포토레지스트 마스크를 사용한 개선된 엣칭방법
US6746925B1 (en) High-k dielectric bird's beak optimizations using in-situ O2 plasma oxidation
US7067429B2 (en) Processing method of forming MRAM circuitry
US10580658B2 (en) Method for preferential oxidation of silicon in substrates containing silicon and germanium
JPH0927479A (ja) ドライエッチング方法
JPH0982688A (ja) ドライエッチング方法
US5738752A (en) System and method for plasma etching
JP3500178B2 (ja) ドライエッチング方法
KR102660694B1 (ko) 플라스마 처리 방법
JP3348504B2 (ja) ドライエッチング方法
JP7202489B2 (ja) プラズマ処理方法
JP3336402B2 (ja) 薄膜の形成方法
US11658040B2 (en) Plasma processing method
JPH08186091A (ja) プラズマエッチング方法
TW202044336A (zh) 基板處理方法及基板處理裝置
JPH05226303A (ja) ドライエッチング方法
JP2019062045A (ja) ボロン系膜の平坦化方法およびボロン系膜の形成方法
JPH0945667A (ja) プラズマ装置およびこれを用いたドライエッチング方法
JPH0536645A (ja) ドライエツチング方法
JPH11251292A (ja) ハロゲン含有ガスによる処理方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021001