JPH09274772A - データ処理方法及び装置 - Google Patents

データ処理方法及び装置

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JPH09274772A
JPH09274772A JP8154096A JP8154096A JPH09274772A JP H09274772 A JPH09274772 A JP H09274772A JP 8154096 A JP8154096 A JP 8154096A JP 8154096 A JP8154096 A JP 8154096A JP H09274772 A JPH09274772 A JP H09274772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
signal
data processing
data
processing method
Prior art date
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Application number
JP8154096A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Endo
謙二郎 遠藤
Hisashi Yamada
尚志 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09274772A publication Critical patent/JPH09274772A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】音声フレームの周期が乱れて音声信号が再生さ
れないギャップが生じたとき、このギャップ長さ適応し
たデータを埋め、後続の音質に大きな変化を与えず、ま
た画像との大きな不一致が生じないようにしている。 【解決手段】デコーダ12は、フレーム単位で符号化さ
れた符号化音声信号よりなる音声プログラムを復号再生
するが、ギャップ検出部13により音声信号が再生され
ないギャップ部を検出し、メモリ14とメモリコントロ
ーラ15によりギャップに接する音声デジタル標本系列
の中から、前記ギャップとほぼ同じ長さの部分音声標本
値を取り出して前記ギャップを埋めて連続した音声信号
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばデジタル
化された音声信号の伝送/記録/再生システムに用いら
れるもので、特にフレーム単位で処理されるデータの処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル化された音声信号の伝送/記録
/再生システムにおいて、再生信号が正しく復元されな
いような場合、従来から種々の補間手段が取られてい
る。図9にはデータの補間手段の一例を示している。
【0003】図9(a)に示すようにある標本値系列
(黒丸で示す)において、1つの標本値(×で示す)に
生じた伝送誤りを訂正しきれなかった場合、図9(b)
に示すように、前の標本値を繰り返して用いたり(白丸
で示す)、図9(c)に示すように、前後の標本値の平
均値(白丸で示す)により置換する方法がよく知られて
いる。
【0004】図10には、ミュートをかける場合の手法
を説明するために示している。つまり図10(a)に示
すようにあるデータ列において斜線で示すような区間で
訂正しきれないような伝送誤りがあった場合、この区間
に対応する図10(b)の復調出力信号に対しては、異
常音が生じないようにミュートをかけるようにするもの
である。
【0005】図11には、一定周期で音声フレーム単位
で処理を行う手段を説明するための図を示している。音
声データは、同図(a)に示すように一定周期の音声フ
レームに区切られており、音声フレーム毎に圧縮処理さ
れ、伝送または記録される。このような音声フレームを
再生するために音声フレーム毎に伸張して再生する際、
同図(b)に示すように、伝送誤り等に起因して1つの
音声フレームの信号処理が正しく行えなかった場合、同
図(c)に示すように、誤りを含まない直前または直後
の圧縮処理された音声フレームを用いることにより、欠
落部分を補間している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した中で標本値に
生じた伝送誤りを訂正しきれない場合、異常音が生じな
いようにミュートをかける方法は、その部分で再生音の
連続性が失われ著しく違和感を視聴者に与えるという問
題がある。
【0007】また、フレーム単位で伝送または記録され
るシステムにおいて、伝送誤りなどにより、あるフレー
ムの再生が正しく行われなかった場合に、1つ前または
後の圧縮処理されたフレームを用いる方法を用いると、
特に音声信号が関連するビデオ信号に伴ってプログラム
を構成しているような場合に次のような問題が生じる。
【0008】図12、図13に示す例を用いてこの問題
を説明する。ビデオ信号と音声信号とはマルチプレック
スされて伝送されてくる。このマルチプレックス信号
は、入力端子41を介してデマルチプレックス回路42
に入力され音声信号のビットストリームとビデオ信号の
ビットストリームとに分離され、それぞれのビットスト
リームは、ビデオデコーダ43、音声デコーダ45に入
力されてデコードされる。ビデオデコーダ43でデコー
ドされたビデオ信号は出力端子44へ、音声デコーダ4
5でコードされた音声信号は出力端子46へ導出され
る。音声デコーダ45は、メモリ47を伴っており、こ
のメモリ47を入力バッファ、出力バッファとして用い
るようになっている。
【0009】図13(a)はビデオ出力端子44へ得ら
れるビデオ信号のフレームを示す。ビデオ信号のフレー
ム周期は一般に30フレーム/秒(約33.3ms)、
または24フレーム/秒と決められており、これを乱す
と受像機において映像を正しく出力できなくなるのでこ
の周期が一定に保たれている。図13(b)は音声デコ
ーダ45に入力する圧縮された音声フレーム(1フレー
ム約32ms)の列を示している。図13(c)は同じ
く音声デコーダ45に入力する圧縮された音声フレーム
の列であるがギャップGを生じた例を示している。本来
音声フレームは一定周期であるが、何らかの理由により
ギャップGが生じる場合がある。図13(d)は、ギャ
ップGをこのギャップGの1つ前あるいは後の音声フレ
ームで埋めた状態を示している。
【0010】例えば1つ後の音声フレームを用いるもの
とする。ギャップが生じた場合にはまず1つ後の音声フ
レームを所定の時刻より早く用いて伸長処理を行うよう
にしている。今、フレーム長をTf、ギャップ長をT
g、この処理により生じる映像と音声の間のずれ(例え
ば映像に対する音声の遅れ時間)をDとすると、D=−
Tgとなる。ギャップが1度ならずさらに次々と発生す
るとこのずれは増大していくことになる。そしてずれD
の累積値が一定の値tを越えてD<−t(進み時間がt
より大きくなる)の場合には、今度は後のフレームを用
いずにギャップの前のフレームを用いてギャップを埋め
るようにする。
【0011】この一連の動作を数値的に表現すると次の
ようになる。発生するギャップをg1、g2、g3、…
とする。n−1番目までのギャップで生じるずれの総和
をDn-1とすると、n番目までのギャップで生じるずれ
の総和Dnが条件にしたがって次の式(1)、(2)の
どちらかで表わされる。 Dn=Dn-1 −Tgn …(1) ただし −t+Tgn<Dn-1<Tf− Tgn Dn=Dn-1+(Tf−Tgn)…(2) ただし −t−(Tf−Tgn)<Dn-1<Tf−t−
(Tf− Tgn) いずれにしてもずれDは−t≦D<Tf−tの範囲でず
れを生じることになる。このようにずれが生じると、例
えば打撃音などようにパルス的な音の場合無視できな
い。また例えば音声信号に残響付加処理のために遅延が
生じている場合に、上記したように映像と音との間のず
れによる遅れ時間が足し合わされて不自然な残響音が生
じることがある。その結果、人の唇の動きと実際に出力
される声との間に大きなずれが生じる場合がある。
【0012】また、特にプログラムを制作する都合によ
り、ギャップを生じないほうがよいのであるがやむを得
ずギャップが導入されているような場合がある。このよ
うなギャップに対して上記した方法の補完は不十分であ
る。
【0013】やむをえずギャップが導入されているよう
な場合としては、つぎのような場合がある。図14に示
すように、1枚のディスクに複数の分岐できるマルチス
トーリーが記録される場合である。プログラムはいくつ
かのブロックに分割される。ディスクプレーヤは、ピッ
クアップを移動して各ブロックの冒頭部分へアクセスが
できるものとする。そしてブロックb1、b2、b7、
b8は共通のプログラムのブロックである。またブロッ
クb3、b4、b5及びb6は、それぞれ異なるプログ
ラム内容のブロックとする。
【0014】すると、プログラムの進行経路としては、
b1→b2→b3→b4→b7→b8、b1→b2→b
5→b7→b8、b1→b2→b6→b7→b8の3種
類が可能である。このようにした目的は、例えばb3、
b4の経路は激しい暴力シーンがある場合、教育的見地
から未成年者には全体のストーリーの展開を変えること
なく暴力の程度を弱めたシーンによるブロックb5に置
換できるようにしたり、また国情によりいずれのシーン
も禁止されているような場合に別に用意したブロックb
6のシーンに置換えられるようにする目的があるからで
ある。またこのような構成のストーリー展開はユーザを
参加させてインタラクティブなストーリー展開を図るよ
うな場合にも有効である。
【0015】ここで例えばブロックb2の末尾からブロ
ックb5の冒頭にジャンプしさらにブロックb5の末尾
からブロックb7の冒頭にジャンプしてストーリーを繋
ぐ際に、違和感無く再生できるようにジャンプする際に
は隙間無く信号が続いていくことが好ましい。これはピ
ックアップの移動している期間はメモリを用いてバッフ
ァリングすることにより達成できるが、問題は、ビデオ
フレームの周期と音声フレームの周期が異なる場合、い
ずれのフレームも完結した状態でジャンプするためには
各フレーム周期の最小公倍数となる位置にしかジャンプ
する場所がなくなり、制作側に著しい制限を与えること
になる。
【0016】ビデオ信号は前述したようにそのフレーム
周期は一般に30フレーム/秒または24フレーム/秒
と決められており、これを乱すと良好な映像を得られな
くなる。したがって、ビデオ信号のフレームに関しては
周期を乱さないようにジャンプできる方策、記録が行わ
れるが音声フレームに関しては、必ずしもビデオ信号の
フレームと最小公倍数の関係でブロックが構築されてい
るとは限らない。
【0017】この結果、音声信号に関しては、通常に再
生してもさきに説明したようなギャップが生じることが
ある。このようなギャップを埋めるために上記した方法
であるとフレーム単位で埋めるために、後続する音声信
号が本来の再生すべき時刻とはずれてしまい、種々の問
題を生じている。残響音など音質の変化、パルス音の変
質、ビデオ信号の画像との不一致である。
【0018】そこでこの発明は、符号化されたデータに
乱れが生じ、復号再生されない区間として復号データに
ギャップが生じた場合に、このギャップに適応した補間
データを埋めるようにし、後続する復号データの再生時
刻が大きなずれを生じないようにしたデータ処理方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0019】またこの発明の目的は、音声フレームの周
期が乱れて音声信号が再生されない区間としてのギャッ
プが生じた場合に、このギャップに適応したデータを埋
めるようにし後続の音質に大きな変化を与えず、また画
像との大きな不一致が生じないようにしたデータ処理方
法及び装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、デジタルデ
ータがフレーム単位で符号化された符号化信号を復号再
生する場合に、復号データに生じるギャップの部分に
は、前記ギャップの直前又は直後のデジタル標本系列の
中から、前記ギャップとほぼ同じ長さの部分標本値を取
り出して前記ギャップを埋めて連続した復号データとす
るようにしたことを特徴とする。
【0021】またこの発明は、フレーム単位で符号化さ
れた符号化音声信号よりなる音声プログラム及び又はこ
の音声プログラムを伴ったビデオプログラムを復号再生
する場合に、音声信号が再生されないギャップの部分に
は、前記ギャップに接する音声デジタル標本系列の中か
ら、前記ギャップとほぼ同じ長さの部分音声標本値を取
り出して前記ギャップを埋めて連続した音声信号とする
ようにしたことを特徴とする。
【0022】上記の手段により、後続するデータや音声
信号は決められた再生すべき時刻と大きくずれてしまう
ことがなく、データの質を変化させてしまったり、映像
との不一致を生じるような不具合がなくなる。
【0023】
【実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1(a)はこの発明の一実施の形態で
ある。また図1(b)、図1(c)、図1(d)には動
作説明のための信号列を示してる。
【0024】入力端子11には、例えば一定周期の音声
フレーム単位で符号化された符号化音声信号でギャップ
を含むビットストリームが導入される。この符号化音声
信号(図1(a))は、デコーダ12とギャップ検出器
13に入力される。デコーダ12で復号された音声信号
は、出力バッファとしてのメモリ14に一旦蓄積され
る。ギャップ検出器13は、ギャップGの位置と長さ検
出し、その検出情報をメモリコントローラ15に与え
る。
【0025】メモリコントローラ15は、ギャップのな
い通常のビットストリームが入力しているときは復号処
理の終わったデコーダ12の出力データある各標本値を
メモリ14に供給するとともに、各標本値を所定の標本
化周波数でメモリ14から読み出し出力端子16に導出
する。しかし、ギャップGの位置では、ギャップ検出情
報に基づいて、ギャップ長とほぼ等しいギャップ直前の
部分標本値をギャップ位置で再度読み出しを行い、ギャ
ップを埋めた形の信号(図1(c))を得る。この例
は、ギャップ直前の信号を2度使用する例であるが、直
後の部分標本値を用いてもよい。すなわち、図1(d)
に示すようにギャップGの位置では、ギャップ直後の部
分標本値をギャップ長分読み出し、再度ギャップ直後の
標本値の読み出しを開始するようにしている。
【0026】上記の説明は、音声信号に関して補間を行
うことを説明したが、この発明の考えかたは音声信号の
みならず、ギャップの前後をアナログ的に近似できるタ
イプの信号であれば音声信号に限るものではない。アナ
ログ制御信号をデジタル化して伝送する遠隔制御信号の
ようなものでもよい。
【0027】図2はこの発明の他の実施の形態を示して
いる。図1の実施の形態と同一機能を有する部分には同
一符号を付している。この実施の形態は、ギャップGを
埋められる信号(被補間信号)、ギャップGを埋める信
号(補間信号)とをメモリ14から読み出し、それぞれ
を乗算器21、22に供給するようにしている。乗算器
21、22には、窓関数回路23からの係数が与えら
れ、ギャップ周辺の被補間信号、補間信号の重なり部が
互いのクロスフェード処理され(図2(d)、図2
(e))、加算器24に供給される。この結果、図2
(f)に示すような補間状態となり、スムーズにギャッ
プ部が埋められ、過渡的な急激変化によるノイズの発生
のような現象が生じなくなる。
【0028】ここで、この実施の形態の特徴は、ギャッ
プGを埋めるための部分標本値は、ギャップ長よりも余
裕をもって長い区間の部分標本値を用いることである。
なお図ではギャップの両端がクロスフェード処理されて
いる例を示しているがいずれか一方でもよいことは勿論
である。
【0029】図3は、さらにまた他の実施の形態であ
る。図3(a)において、この実施の形態は、メモリコ
ントローラ15がメモリ14の内部の部分標本値を用い
てギャップを埋める場合、ギャップの前後の標本値のう
ち音色変化の少ないほうを選択して埋めるようにしてい
る。このためにメモリコントローラ15は一旦ギャップ
長とほぼ等しいギャップ前後の部分標本値を、一度読取
り、いずれが音色変化が緩やかであるかを判定する判定
機能をもつ。そしてこの判定結果によりギャップを埋め
る変化の緩やかな標本値を決定し、ギャップを埋めるよ
うにしている(図3(b))。音色変化の激しい鋭い音
の場合はその繰り返しが聞き取れてしまう場合があり好
ましくないからである。
【0030】音色変化の激しさは例えば次のような方法
で検出または判定する。振幅を検出してその変化の大き
さを検出する。特に高域成分について振幅変化を検出し
て、上記の判定を行うと、出力信号は聴感上の特性と合
う。
【0031】また音声の符号化方式が全帯域を複数のサ
ブバンドに分け、バンド毎に下位切り捨て等の処理を行
って圧縮を行う方式の場合、高い周波数帯域のサブバン
ドに含まれる信号振幅を比較してどちらが変化が激しい
かを判定してもよい。また振幅を検出して検出結果を比
較するようにしてもよい。この場合、この比較はメモリ
上の復号後のデータではなく、デコーダより得られる復
号途中のデータを用いる。
【0032】上記した実施の形態は、プレーヤーで光デ
ィスク(記録媒体)が再生される場合の例を示した。こ
の場合に音声プログラム及び又はこの音声プログラムを
伴ったビデオプログラムを再生するときに、音声信号が
再生されないギャップは、ディスクをたとえばスキップ
して再生する際に生じる。具体的には先のマルチストー
リーの再生のときのように、あるブロックから他のブロ
ックに移る際にスキップする。またこのようなスキップ
はキュー/レビューモードの際にも生じる。
【0033】上記した実施の形態は、ユーザがプレーヤ
ーで光ディスクを再生する場合について説明したがプレ
ーヤーは放送局にあり、局側では上記したマルチストー
リーによる再生のためにジャンプを伴った信号を伝送す
る場合もある。このような場合は、放送局から送られて
くる信号そのものにギャップが生じている。このような
場合は、家庭内に設けられている受信機に接続されたデ
コーダボックスにおいて上記ギャップを埋める動作を行
わせてもよい。
【0034】また、放送局でローカル局AとBとから非
同期で送られてくる信号を切り換えて繋ぎ合わせて処理
する場合、やはりバッファリングにより映像信号は連続
的にすることができるが、音声信号の方は周期性が乱さ
れることがある。このような場合もユーザの家庭内の受
信機に設けられたデコーダボックスによりギャップを埋
めるようにしてもよい。
【0035】図4はさらに別の実施の形態である。上記
の実施例では、ギャップ検出を行いギャップを見付けて
いる。しかしながら先のマルチストーリーの制作や編集
にともない、明らかにギャップの生じる位置が判明して
いる場合がある。このような場合は、ギャップ検出を行
うことなく、制御情報によりギャップ埋め処理を行うこ
とができる。例えば、ギャップ情報を含む制御信号と音
声符号化信号とが多重されて伝送されてきた場合、シス
テム制御部31はギャップ情報を取り込み、メモリコン
トローラ15にギャップ情報を与える。この場合、ギャ
ップ検出部13の動作は停止させられる。
【0036】次に、この発明が適用された光ディスク再
生装置について簡単に説明する。図5には光ディスク再
生装置を示し、図6には、上記したオーディオストリー
ムが記録されいている光ディスク100をドライブする
ディスクドライブ部501の基本構成を示し、図7には
光ディスク100の構成例を説明するための図を示して
いる。
【0037】図5の光ディスク再生装置を説明する。光
ディスク再生装置は、キー操作/表示部500を有す
る。光ディスク再生装置には、モニタ、スピーカが接続
される。光ディスク100から読み取られたピックアッ
プデータは、ディスクドライブ部501を介して、シス
テム処理部504に送られる。光ディスク100から読
み取られたピックアップデータは、例えば映像データ、
副映像データ及び音声データを含み、これらのデータ
は、システム処理部504で分離される。分離された映
像データは、ビデオデコーダ506へ供給され、副映像
データは副映像デコーダ507へ供給され、音声データ
はオーディオデコーダ512へ供給される。ビデオデコ
ーダ506、副映像デコーダ507、オーディオデコー
ダ512でデコードされた信号は、それぞれバッファ5
08、509、513に供給される。ビデオバッファ5
08からの映像信号と、副映像バッファ509からの副
映像信号とは合成部510で合成されてD/A変換器5
11でアナログ映像信号として出力されモニタに供給さ
れる。オーディオバッファ513からのオーディオ信号
は、D/A変換器514でアナログオーディオ信号とな
りスピーカに供給される。
【0038】502はシステムCPUであり、再生装置
全体はこのシステムCPU502により管理されてい
る。したがって、システムCPU502は、ディスクド
ライブ部501、システム処理部504、キー操作/表
示部500と制御信号やタイミング信号等のやり取りを
行うことができる。システムCPU502には、システ
ムROM/RAM503が接続されており、このシステ
ムROM/RAM503には、システムCPU502が
データ処理を行うための固定プログラムが格納されると
ともに、光ディスク100から再生された管理データ等
を格納することもできる。
【0039】データRAM505は、システム処理部5
04に接続され、上述したデータの分離やエラー訂正等
を行うときのバッファとして用いられる。図6のディス
クドライブ部501を説明する。
【0040】ディスクモータ駆動回路531は、スピン
ドルモータ532を回転駆動する。スピンドルモータ5
32が回転すると光ディスク10が回転し、光学ヘッド
部533により光ディスクに記録されている記録データ
をピックアップすることが可能である。光学ヘッド部5
33により読み取られた信号は、ヘッドアンプ534に
供給され、このヘッドアンプ534の出力が先のシステ
ム処理部504に入力される。
【0041】フィードモータ535は、フィードモータ
駆動回路536により駆動される。フィードモータ53
5は、光ヘッド部533を光ディスク10の半径方向へ
駆動する。光ヘッド部533には、フォーカス機構及び
トラッキング機構が設けられており、これらの機構には
それぞれフォーカス回路537、トラッキング回路53
8からの駆動信号が与えらえる。
【0042】ディスクモータ駆動回路531、フィード
モータ駆動回路536、フォーカス回路537、トラッ
キング回路538に対しては、サーボ処理部539から
制御信号が入力されている。これにより、ディスクモー
タ532は、ピックアップ信号の周波数が所定の周波数
であるように光ディスク100を回転制御し、フォーカ
ス回路537は、光ヘッド部533の光学ビームの焦点
が光ディスク100に最良の焦点を結ぶように、光学系
のフォーカス機構を制御し、またトラッキング回路53
8は、光学ビームが所望の記録トラックの中央に照射さ
れるようにトラッキング機構を制御する。
【0043】図7に示す光ディスク100の構造につい
て説明する。光ディスク100は、その両面のクランプ
領域101の周囲に情報記録領域102を有する。情報
記録領域102は、外周に情報が記録されてないリード
アウト領域103を有し、また、クランプ領域101と
の境目に情報が記録されていないリードイン領域104
を有する。このリードアウト領域103とリードイン領
域104の間がデータ記録領域105である。
【0044】データ記録領域105にはトラックがスパ
イラル状に連続して形成される。このトラックは、複数
の物理的なセクタに分割され、そのセクタには連続番号
が付されている。トラックの信号形跡は、ピットとして
形成されている。読み出し専用の光ディスクでは、透明
基板にピット列がスタンパーで形成され、このピット列
形成面に反射膜が形成されて記録層とされている。2枚
貼り合わせタイプの光ディスクは、このような記録層が
対向するように2枚のディスクが接着層を介して合体さ
れ、複合ディスクとされている。
【0045】データ記録領域には、管理領域と情報領域
があり、管理領域にはビデオマネージャーが設定され、
情報領域にはビデオタイトルセットが設定されている。
ビデオマネージャーには、ビデオタイトルセットを管理
するための情報が記述され、ファイル#0から始まる複
数のファイルで構成されている。ビデオタイトルセット
には、圧縮されたビデオデータ、副映像データ、オーデ
ィオデータ及びこれらを再生するための再生制御情報が
記録されている。
【0046】ビデオタイトルセット内にはビデオオブジ
ェクトセットが規定されいている。ビデオオブジェクト
セット(VOBS)は、1個以上のビデオオブジェクト
(VOB)の集合として定義され、VOBは同一の用途
に用いられる。通常、メニュー用のビデオオブジェクト
セット(VOBS)は、複数のメニュー画面を表示する
ためのビデオオブジェクト(VOB)として構成され、
ビデオタイトルセット用のビデオオブジェクトセット
(VOBS)は、通常の動画等を表示するためのビデオ
オブジェクト(VOB)として構成される。
【0047】ビデオオブジェクト(VOB)には、識別
番号(VOB IDN#j)が付されており、再生する
場合はこの識別番号(VOB IDN#j)を利用して
ビデオオブジェクト(VOB)を特定することができ
る。1つのビデオオブジェクト(VOB)内には、1つ
又は複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)が
規定されている。
【0048】図8に示すように1つのビデオオブジェク
トユニット(VOBU)は、1つのナビゲーションパッ
ク(NVパック=制御信号)を先頭に有するパック列と
して定義される。1つのビデオオブジェクトユニット
(VOBU)は、NVパックから次のNVパックの直前
まで記録される全パックの集まりとして定義されてい
る。ビデオオブジェクトユニット(VOBU)の再生時
間は、このVOBU内に含まれる単数または複数個のG
OP(グループオブピクチャー)から構成されるビデオ
データの再生時間に相当し、その再生時間は約0.4秒
以上で1秒以内に定められている。MPEGの規格で
は、1GOPは、約0.5秒の再生時間に相当する画像
データが圧縮されるとされている。したがって、MPE
Gの規格に合わせると、オーディオも映像も約0.5秒
分の情報が配置されることになる。
【0049】1つのビデオオブジェクトユニット(VO
BU)内には、上述したNVパックを先頭にして、ビデ
オパック(Vパック)、副映像パック(SPパック)、
オーディオパック(Aパック)が配列されている。よっ
て、1VOBU内の複数のVパックは、再生時間が1秒
以内となる圧縮画像データが1GOPあるいは複数GO
Pの形で構成されており、またこの再生時間に相当する
オーディオ信号が圧縮処理されてAパックとして配列さ
れている。またこの再生時間内に用いる副映像データが
圧縮されてSPパックとして配列されている。但し、オ
ーディオ信号は、例えば8ストリーム、副映像としては
例えば32ストリーム分のデータをパック化して記録さ
れている。オーディオ信号の1ストリームは1種類の符
号化形式で符号化されたデータであり、例えばリニアP
CM、20ビット量子化データの8チャンネル分で構成
されている。上記のような形式の音声符号化信号を再生
する場合に、ギャップが生じた場合に本発明は有効に機
能するものである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
符号化されたデータに乱れが生じ、復号再生されない区
間として復号データにギャップが生じた場合に、このギ
ャップに適応した補間データを埋めるようにし、後続す
る復号データの再生時刻が大きなずれを生じるのを防止
できる。また、音声フレームの周期が乱れて音声信号が
再生されない区間としてのギャップが生じた場合に、こ
のギャップに適応したデータを埋めるようにし後続の音
質に大きな変化を与えず、また画像との大きな不一致が
生じないようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態とその動作説明図。
【図2】この発明の他の実施の形態とその動作説明図。
【図3】この発明のまた他の実施の形態とその動作説明
図。
【図4】この発明のさらに他の実施の形態とその動作説
明図。
【図5】ディスク再生装置のブロック構成図。
【図6】ディスクドライブ部の説明図。
【図7】光ディスクの説明図。
【図8】ビデオオブジェクトの説明図。
【図9】従来のデータ補間方法の説明図。
【図10】従来のデータ欠落時のミュート処理の説明
図。
【図11】フレーム単位のデータ補間方法の説明図。
【図12】補間処理機能を有する装置の説明図。
【図13】図12の装置の動作説明図。
【図14】マルチストーリープログラムの説明図。
【符号の説明】
12…デコーダ 13…ギャップ検出部 14…メモリ 15…メモリコントローラ 21、22…乗算器 23…窓関数 24…加算器 31…システム制御部。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルデータがフレーム単位で符号化さ
    れた符号化信号を復号再生する場合に、復号データに生
    じるギャップの部分には、前記ギャップの直前又は直後
    のデジタル標本系列の中から、前記ギャップとほぼ同じ
    長さの部分標本値を取り出して前記ギャップを埋めて連
    続した復号データとするようにしたことを特徴とするデ
    ータ処理方法。
  2. 【請求項2】フレーム単位で符号化された符号化音声信
    号よりなる音声プログラム及び又はこの音声プログラム
    を伴ったビデオプログラムを復号再生する場合に、音声
    信号が再生されないギャップの部分には、前記ギャップ
    に接する音声デジタル標本系列の中から、前記ギャップ
    とほぼ同じ長さの部分音声標本値を取り出して前記ギャ
    ップを埋めて連続した音声信号とするようにしたことを
    特徴とするデータ処理方法。
  3. 【請求項3】前記音声プログラム及び又はこの音声プロ
    グラムを伴ったビデオプログラムは記録媒体に記録され
    ており、前記音声信号が再生されないギャップは、前記
    記録媒体をスキップして再生する際に生じたものである
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。
  4. 【請求項4】前記音声プログラムとこの音声プログラム
    を伴ったビデオプログラムは、互いに対応する関係で複
    数のブロックに分割されており、前記記録媒体をスキッ
    プして再生することは、あるブロックから他のブロック
    に移る際のスキップであることを特徴とする請求項3記
    載のデータ処理方法。
  5. 【請求項5】前記音声信号が再生されないギャップは、
    前記記録媒体の部分部分のスキップを繰り返して再生す
    るキュー/レビューモードの際に生じたものであること
    を特徴とする請求項3記載のデータ処理方法。
  6. 【請求項6】前記符号化音声信号は、前記フレーム単位
    で圧縮符号化されている信号であることを特徴とする請
    求項2記載のデータ処理方法。
  7. 【請求項7】前記符号化音声信号は、前記フレーム単位
    で制御信号を伴ったPCM(パルスコード変調)信号で
    あることを特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。
  8. 【請求項8】前記ギャップを埋めるために取り出され
    た、前記ギャップとほぼ同じ長さの部分音声標本値は、
    前記ギャップの直前の信号であることを特徴とする請求
    項2記載のデータ処理方法。
  9. 【請求項9】前記ギャップを埋めるために取り出され
    た、前記ギャップとほぼ同じ長さの部分音声標本値は、
    前記ギャップの直後の信号であることを特徴とする請求
    項2記載のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】前記ギャップを埋めるために取り出され
    た、前記部分音声標本値は、前記ギャップよりも長い区
    間のデータであり、前記ギャップの前後のデータとの繋
    ぎ部の少なくとも一方は、クロスフェード処理されるこ
    とを特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。
  11. 【請求項11】前記音声プログラム及び又はこの音声プ
    ログラムを伴ったビデオプログラムは、無線または有線
    の伝送系を通じて得られたものであることを特徴とする
    請求項2記載のデータ処理方法。
  12. 【請求項12】前記ギャップを埋めるために取り出され
    た、前記ギャップとほぼ同じ長さの部分音声標本値は、
    前記ギャップの前後信号のうち信号変化の少ない方が選
    択されていることを特徴とする請求項2記載のデータ処
    理方法。
  13. 【請求項13】前記ギャップを埋めるために取り出され
    た、前記ギャップとほぼ同じ長さの部分音声標本値は、
    前記ギャップの直前または直後の信号のいずれかが外部
    の制御信号に基づいて取り出されたデータであることを
    特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。
  14. 【請求項14】フレーム単位で符号化された符号化信号
    が供給され、前記符号化信号を復号するるデコーダと、 前記デコーダから出力された復号信号を一時記憶するバ
    ッファメモリと、 前記符号化信号のギャップ位置及びギャップ長を含むギ
    ャップ情報を検出するギャップ検出手段と、 前記ギャップ検出手段からのギャップ情報を取り込み、
    前記バッファメモリ内において前記ギャップに隣接する
    復号データであって、前記ギャップと同じ長さのデータ
    を、前記ギャップ位置に埋めた状態で前記メモリの復号
    データを読み出すメモリコントローラとを具備したこと
    を特徴とするデータ処理装置。
  15. 【請求項15】前記デコーダは、音声符号化信号をデコ
    ードすることを特徴とする請求項14記載のデータ処理
    装置。
  16. 【請求項16】前記ギャップ検出手段は、前記符号化信
    号自身からギャップを検出することを特徴とする請求項
    14記載のデータ処理装置。
  17. 【請求項17】前記ギャップ検出手段は、前記符号化信
    号とは異なる制御信号から前記ギャップ情報を検出する
    ことを特徴とする請求項14記載のデータ処理装置。
  18. 【請求項18】フレーム単位で符号化された符号化信号
    が供給され、前記符号化信号を復号するデコーダと、 前記デコーダから出力された復号信号を一時記憶するバ
    ッファメモリと、 前記符号化信号のギャップ位置及びギャップ長を含むギ
    ャップ情報を検出するギャップ検出手段と、 前記ギャップ検出手段からのギャップ情報に基づいて制
    御され前記バッファメモリから、前記ギャップを含む被
    補間データと、前記ギャップを埋めるために前記ギャッ
    プに隣接し前記ギャップ長より長い期間の補間データと
    を出力する手段と、 前記被補間データと前記補間データとの対応するエッジ
    をそれぞれクロスフェード処理し合成する手段と具備し
    たことを特徴とするデータ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8698911B2 (en) 2009-10-28 2014-04-15 Nikon Corporation Sound recording device, imaging device, photographing device, optical device, and program

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