JPH09274361A - イレ−サを有する画像形成装置 - Google Patents

イレ−サを有する画像形成装置

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JPH09274361A
JPH09274361A JP8085607A JP8560796A JPH09274361A JP H09274361 A JPH09274361 A JP H09274361A JP 8085607 A JP8085607 A JP 8085607A JP 8560796 A JP8560796 A JP 8560796A JP H09274361 A JPH09274361 A JP H09274361A
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JP8085607A
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Kouji Takanuma
沼 孝 二 高
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙サイズの検出を行う1枚目の画像形成に
対しても画像後端以降の不要領域のイレ−スを行なう。
不定形サイズの用紙の通紙においても可能な限り画像後
端以降の不要領域のイレ−スを行なう。これらをより簡
略な制御で実現する。 【解決手段】 原稿の感光体移動方向対応の長さ(ILC)
を読み取る手段(DLD)、および、転写手段に送られる紙
のサイズを検出する手段(PSR)、を備える電子写真方式
の画像形成装置において、原稿長さ読み取りと紙サイズ
検出の、どちらか早く完了した方で得たデ−タ(ILC/紙
サイズ)に基づいてイレ−サ(11)による画像後端部以降
の光照射の開始タイミングを設定する後端イレ−ス制御
手段(24)、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体を荷電し荷
電面に原稿の画像光を露光して静電潜像を形成し、この
静電潜像を現像器で顕像化し、顕像を紙に転写する、い
わゆる電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、感光
体の汚れや記録紙の汚れを抑制するために、感光体上の
原稿対応領域又は記録紙対応領域外に光を照射するイレ
−サの、画像後端部以降の光照射の開始タイミングの制
御に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置の中の、代表的な
複写機では、給紙台部に、そこに装着されたカセットの
紙サイズ指標を検出するスイッチあるいは紙センサが装
備されており、給紙に指定された給紙台の、検出した紙
サイズに対応して、感光体上の該紙サイズ対応領域の終
端でイレ−サを全幅点灯して、紙サイズ領域外の感光体
面を除電して、領域外への現像トナ−の付着を抑制す
る。あるいは、原稿サイズと複写倍率に応じて、原稿画
像領域の終端でイレ−サを全幅点灯して、原稿領域外の
感光体面を除電して、原稿領域外への現像トナ−の付着
を抑制する。
【0003】しかし、給紙段の紙サイズがわからないも
のがある。この場合に、イレ−サの画像後部イレ−ス制
御としては、 1)通紙可能な最大サイズの終端でイレ−サを全幅点灯
する、あるいは、 2)通紙路にある紙センサで紙サイズを検出し、そのサ
イズの終端でイレ−サを全幅点灯する、などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記1)の終端イレ−
ス制御においては、通紙する紙サイズが小さい場合に用
紙のない領域でも画像形成してしまい、感光体上の不要
領域に現像器がトナ−を与えてしまい、感光体上の残留
トナ−はクリ−ニング器で回収されるが、機内へのトナ
ー飛散などの不具合を起こす要因となる。また、紙の原
稿領域外にトナ−が付着してコピ−汚れを生ずる要因と
もなる。上記2)の制御にすると、同一原稿に対して複
数枚のコピ−を連続的に生成する繰返しコピ−におい
て、通紙の1枚目で検出した紙サイズで2枚目以降の制
御を行うので、不要領域への画像書き込みが防止できる
利点がある。また、最大サイズを常にスキャンする方式
と違い、通紙される用紙にあった制御が可能となり、制
御効率も上がるという利点がある。 しかし、依然1枚
目の画像に対しては最大サイズの制御がかかるため、こ
の問題が完全に解決されたとは言いにくい状況である。
【0005】本発明は、用紙サイズの検出を行う1枚目
の画像形成に対しても画像後端以降の不要領域のイレ−
スを行なうことを第1の目的とする。画像形成装置にお
いて予め想定した用紙サイズとは異なる、特殊な長さの
用紙の通紙においても可能な限り画像後端以降の不要領
域のイレ−スを行なうことを第2の目的とする。これら
の目的を達成する、より簡略な制御を実現することを第
3の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 感光体(3),これを荷電する帯電器(10),帯電
した感光体に原稿の画像光を露光して静電潜像を形成す
る露光手段(2),感光体上の所要領域外に光を照射する
イレ−サ(11),感光体上の静電潜像を顕像化する現像器
(12),該顕像を紙に転写する転写手段(14),該転写手段
に紙を送る紙搬送手段(6〜9),前記原稿の感光体移動方
向対応の長さ(ILC)を読み取る手段(DLD)、および、転写
手段に送られる紙のサイズを検出する手段(PSR)、を備
える画像形成装置において、前記原稿長さ読み取りと紙
サイズ検出の、どちらか早く完了した方で得たデ−タ(I
LC/紙サイズ)に基づいて前記イレ−サ(11)による画像後
端部以降の光照射の開始タイミングを設定する後端イレ
−ス制御手段(24)、を備えることを特徴とする。なお、
理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述
する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、参考まで
に付記した。
【0007】これによれば、例えば紙サイズが小さい場
合、紙サイズ検出が早期に完了し、紙サイズに対応した
画像後端イレ−スの開始タイミングが設定される。これ
により、現像器は感光体上の紙サイズ領域のみにトナ−
を付与し、その外に現像器がトナ−を与えることが実質
上なく、クリ−ニング器の残留トナ−回収負荷は軽く、
機内へのトナー飛散が少くなる。紙のエッジ汚れ(特に
尾端エッジの汚れ)がなくなる。紙サイズが大きく原稿
が小さい場合には、原稿長さ読み取りが早期に完了し、
原稿長さに対応した画像後端イレ−スの開始タイミング
が設定される。これにより、紙上の原稿外領域がトナ−
で汚れることが少い。
【0008】(2) 感光体(3),これを荷電する帯電
器(10),帯電した感光体に原稿の画像光を露光して静電
潜像を形成する露光手段(2),感光体上の所要領域外に
光を照射するイレ−サ(11),感光体上の静電潜像を顕像
化する現像器(12),該顕像を紙に転写する転写手段(1
4),該転写手段に紙を送る紙搬送手段(6〜9),前記原稿
の感光体移動方向の長さ(ILC)を読み取る手段、およ
び、転写手段に送られる紙の感光体移動方向対応の長さ
(IRS)を検出する手段、を備える画像形成装置におい
て、前記原稿長さ読み取りと紙長さ検出の、どちらか早
く完了した方で得たデ−タ(ILC/IRS)に基づいて前記イ
レ−サによる画像後端部以降の光照射の開始タイミング
を設定する後端イレ−ス制御手段(24)、を備えることを
特徴とする。
【0009】これによれば、例えば紙長さが短い場合、
紙長さ検出が早期に完了し、紙長さに対応した画像後端
イレ−スの開始タイミングが設定される。これにより、
現像器は感光体上の紙長さ領域のみにトナ−を付与し、
その外に現像器がトナ−を与えることが実質上なく、ク
リ−ニング器の残留トナ−回収負荷は軽く、機内へのト
ナー飛散が少くなる。紙のエッジ汚れ(特に尾端エッジ
の汚れ)がなくなる。不定形サイズの紙が用いられた場
合にこの効果が大きい。紙が長く原稿が小さい場合に
は、原稿長さ読み取りが早期に完了し、原稿長さに対応
した画像後端イレ−スの開始タイミングが設定される。
これにより、紙上の原稿外領域がトナ−で汚れることが
少い。
【0010】(3) 後端イレ−ス制御手段(12)は、同
一原稿のコピ−を連続して複数枚形成する画像形成にお
いて、第1枚目のコピ−を得る画像形成プロセスにおい
ては前記デ−タ(ILC/紙サイズ;ILC/IRS)に基づいて前記
イレ−サによる画像後端部以降の光照射開始タイミング
を設定し、第2枚目以降のコピ−を得る画像形成プロセ
スにおいては、原稿長さ読み取りで得た原稿長さ(ILC)
に基づいて前記イレ−サによる画像後端部以降の光照射
の開始タイミングを設定する。
【0011】これによれば、同一原稿のコピ−を連続し
て複数枚形成する画像形成すなわち連続コピ−におい
て、第1枚目の画像形成に関して上記(1)又は(2)
で記述した作用および効果が同様に実現するのに加え
て、第2枚目以降のコピ−では、原稿長さ(ILC)に対応
した画像後端イレ−スの開始タイミングが設定されて原
稿長さ(ILC)のみにトナ−が供給されるので、紙上の原
稿外領域がトナ−で汚れることが少い。
【0012】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】
【実施例】図1に本発明の一実施例の機構部概要を示
す。この実施例は電子写真方式の複写機である。図1に
おいて、コンタクトガラス1に載せられた原稿は、下面
が白色の圧板1aにより、コンタクトガラス1に押え付
けられる。コンタクトガラス1の下方には、露光ランプ
等を備える光学走査系2が備わっている。本実施例は、
原稿固定式であり、光学走査系が機械的に駆動されて原
稿を走査する。原稿からの反射光による像が、この光学
走査系2を介して感光体ドラム3の感光面に結像され
る。図1においては、感光体ドラム3は、時計方向に回
転する。
【0015】給紙系は、2段になっており、手差し給紙
台4および給紙カセット5のいずれか選択されたものか
ら給紙コロ6または7により記録紙が繰り出される。繰
り出された記録紙は、レジストローラ8と、先端折曲ロ
ーラ9の間を通って感光体ドラム3に導びかれる(給
紙)。
【0016】感光体ドラム3の周囲には帯電器10,イ
レーサ11,現像器12,転写前除電ランプ13,転写
器14,分離器15,分離爪16,クリーニング器17
および除電ランプ18等が配置されている。
【0017】次に、概略のコピープロセスを説明する。
コピープロセスは、スタートサイクル,コピーサイクル
およびエンドサイクルから構成されている。
【0018】オペレータによりプリントキー(図2の3
3内の1つ)が押下されると、、スタートサイクルにお
いて、感光体ドラム3の感光面は、クリーニング器17
に備わる接地された導電性ブラシおよびクリーニングブ
レードによりクリーニング除電され、さらに除電ランプ
18により除電される。クリーニングおよび除電を完了
してスタートサイクルを抜けコピーサイクルとなる。
【0019】コピ−サイクルでは、帯電器10により一
様に帯電された感光体ドラム3の感光面に、露光ランプ
が照明走査するコンタクトガラス1上の原稿反射光が照
射されて、その表面電位が原稿反射光の強度に応じて変
化する。これにより感光体ドラム3上に静電潜像が形成
される。この静電潜像は、現像器12を通る間に、トナ
ーが付着して可視化(以下、トナー像と呼ぶ)される。
【0020】露光開始前にレジストローラ8に繰り出さ
れた記録紙は、感光体ドラム3の回転に応じた所定のタ
イミングで、レジストローラ8によって感光体ドラム3
に向けて給紙される。このとき、後の分離を容易にする
ために先端折曲ローラ9により記録紙のわずか先端が折
り曲げられる。
【0021】記録紙は、所定の電圧が印加されている転
写器14の直上を通過するとき、感光体ドラム3の感光
面に形成されたトナー像に接触する(転写)。その後記
録紙は分離器15および分離爪16によって感光体ドラ
ム3の感光面から分離されて搬送ベルト19に送られ
る。搬送ベルト19は、記録紙を定着器20に送り込
む。定着器20は、ヒータを内蔵したローラであり、こ
こでトナー像が記録紙上に定着され、排紙ローラ21を
介してコピートレイ22に排紙される。
【0022】設定枚数について上述のコピ−サイクルを
繰り返した後、感光体ドラム3をさらに略1回転して感
光面のクリーニングおよび除電を行なうエンドサイクル
を実行する。エンドサイクルを実行中にコピースタート
指示があれば、スタートサイクルを省略してコピーサイ
クルに進む。
【0023】以上のコピープロセスは、複写装置に備わ
る制御手段(24〜31:図2)によりシーケンス制御
されている。
【0024】なお、カセット5には、それに収納する記
録紙のサイズに応じて縦,横に移動するペ−パガイドが
あり、このペ−パガイドの位置は、該カセット5に、い
かなるサイズ(定形サイズ)の記録紙を収納するかに従
って変更される。複写機の、カセット5挿入口部には、
該ペ−パガイドの位置(すなわち記録紙サイズ)を検出
するセンサ(図2の33内)があり、検出信号を制御手
段(24〜31)に与え、この検出信号に基づいて制御
手段(24〜31)が、記録紙サイズを認識する。な
お、ペ−パガイドが無いなど、所定のペ−パガイドを所
定の通りに装着した所定のカセットでないものが、カセ
ット5として図1に示すように装着されているときに
は、制御手段(24〜31)は記録紙サイズを認識し得
ない。
【0025】レジストロ−ラ8の手前には、レジストロ
−ラ8に送り込まれる記録紙のサイズ(定形サイズのい
ずれに属するか)を検出するための複数個の紙センサP
SRが、紙面と垂直な方向に並べて配設されており、こ
の紙センサPSRが、レジストロ−ラ8を感光体駆動系
に対して接離するレジストソレノイド(図2の「ソレノ
イド」と表記したブロック中の1つ)のオフ(離)制御
のための紙位置センサとして、また、紙の姿勢ずれ(ス
キュ−)検出用として、更に、紙長さ検出用として用い
られる。制御手段(24〜31)は、原稿走査の開始と
ほぼ同時にコロ6又は7を駆動してレジストロ−ラ8ま
で記録紙を送り込み、そこで一旦停止して、感光体3上
の原稿画像対応のトナ−像(現像器12が現像したも
の)の移動に合せて、レジストソレノイドをオン(接)
にして、紙センサPSRが紙無しに切換わってから所定
時間後にレジストソレノイドをオフ(離)にするが、レ
ジストソレノイドのオン時間(正しくはその間の感光体
3の移動量)をカウントして、このカウント値より記録
紙の縦長さ(感光体移動方向の長さ)を算出し、一方、
紙センサPSRが紙を検出している間、その中のどのセ
ンサが紙検出でどのセンサが紙非検出かに応じて横方向
の紙サイズを判定し、縦長さと横方向の紙サイズから、
記録紙の紙サイズ(定形サイズのどれに属するか)を判
定し、かつ、定形サイズからの偏差が大きいときには、
非定形サイズと判定する。
【0026】また、光学走査系2の、原稿を照明する露
光ランプおよび原稿の反射光を反射する第1ミラ−を搭
載した第1キャリッジには、原稿載置基準線(原稿の一
辺を合せる線)より、通常の原稿の左右マ−ジンよりも
更に原稿内に入った所に画像(黒)が存在するか否かを
検知する複数個の光センサが、通常の原稿の上下マ−ジ
ンより広い範囲に渡って直線上に分布した画像センサD
LDが搭載されており、原稿上の、第1ミラ−の読取り
位置から、更に上流の位置まで画像有無を読取り、画像
センサDLDの全光センサが画像非検出のときに画像な
し信号(白)を発生し、1個でも光センサが画像検出の
ときには画像有り信号(黒)を発生する。制御手段(2
4〜31)は、この画像センサDLDの画像検出信号を
参照して、原稿の長さ(第1キャリッジの走査方向:感
光体3の移動方向)を判定する。図2に、図1に示す複
写装置の電気回路の概略構成を示す。図2を参照する
と、この実施例の複写機では、制御用にマイクロプロセ
ッサ(以下CPUと略す)24を使用している。CPU
24のバスラインにはプログラムメモリ(以下ROMと
略す),リードライトメモリ(以下RAMと略す),バ
ックアップ回路27によりバックアップされた不揮発性
メモリ(以下NRAMと略す),システムコントローラ
29および入出力ポート30,31等が接続されてい
る。システムコントローラ29は、ROM25,RAM
26,NRAM28および入出力ポート30,31等の
CPU24に対する入出力を制御する。
【0027】CPU24に接続された入出力ポート3
0,31には、操作ボード23,ジャム表示器32,セ
ンサ&スイッチ33,電源ユニット43および各種セン
サ,ドライバ,レギュレータ,制御器等が接続されてい
る。センサ&スイッチ33には、圧板1aの開閉を検出
する開閉検出スイッチ,給紙カセット5の記録紙サイズ
を検出するスイッチ(前述),上述の紙センサPSRお
よび画像センサDLD,ならびに他の機能用のスイッチ
が含まれる。CPU24は、操作ボード23を介してオ
ペレータとの対話型処理によりコピー処理の条件を設定
し、コピープロセスにおける構成各部のシーケンス制御
を実行する。
【0028】図3に、CPU24が実行するシーケンス
コントロール(コピ−プロセス制御)の概要を示す。電
源キーのオンにより電源オンになるとCPU24は、出
力ポートのクリア,RAM26の初期化等を行ない、メ
ッセージディスプレイに「お待ち下さい!」を表示して
プリントキーの赤ランプを点灯する(ステップ1&
2)。以下、カッコ内には、ステップという語を省略し
て、ステップNo.数字のみを記す。次にCPU24
は、装置各部の状態を読み取り異常検出を行ない、装置
に異常があると異常表示をセットして保護リレー等を付
勢する(3〜6)。異常が除去されて準備ループを抜け
ると異常表示をリセットする(7)。
【0029】次に、標準モードにおけるコピー処理の初
期条件として、コピー枚数:1,濃度:中央,給紙カセ
ット:上,および、変倍率:1に設定する(8)。そし
てメッセージ・ディスプレイに「コピーできます。」を
表示し、プリント・キーの赤ランプに換えて緑ランプを
点灯して複写レディ(Ready)をセットする
(9)。そして「操作ボ−ド読取」(10)で、オペレ
−タの入力を待つ。ここで、複写条件入力があると、そ
れを読込み、入力対応の処理(複写条件の設定)を行な
う。操作ボ−ド23には、「空きモ−ド」指定用のキ−
があり、それの第1回目のオンに応答してCPU24
は、「空きモ−ド」指定である情報をレジスタに設定
し、第2回目のオンに応答して該レジスタの情報「空き
モ−ド」指定なしに変更する。すなわち、該レジスタに
「空きモ−ド」指定があるときに該キ−が押されると該
レジスタの情報を「空きモ−ド」指定なしに変更し、該
レジスタの情報が「空きモ−ド」指定なしのときに該キ
−が押されると該レジスタの情報を「空きモ−ド」指定
ありに変更する。この「空きモ−ド」の意味は、図4
(のステップ26)を参照して後述する。
【0030】プリント・キーが押されるとCPU24
は、手差し給紙台4からの給紙指定か、又は、カセット
5からの給紙指定かをチェックして、手差し給紙台4か
らの給紙指定のときには、レジスタPSRに、これを示
す0(記録紙のサイズ不明)を書込む(12)。なお、
レジスタとは、CPU24の内部メモリの1領域を言
う。カセット5からの給紙指定のときには、前述した、
カセット5に収納されている紙サイズを認識するための
スイッチの状態を読み、それが定形サイズを示すもので
あると、該定形サイズをレジスタにセ−ブしてレジスタ
PSRに1(記録紙のサイズ判明)、を書込む(1
2)。
【0031】そしてCPU24は、「スタ−トサイク
ル」(14)および「1コピ−処理」(15)を実行
し、コピ−枚数カウンタ(レジスタ)CNCの内容を1
インクレメントして(16)、コピ−枚数CNCが、設
定数GN(標準設定値1又はオペレ−タが設定した数)
に達したかをチェックして(17)、達していないとま
た「1コピ−処理」(15)を実行する。設定数GN分
の「1コピ−処理」(15)を実行するとエンドサイク
ルを設定して(18)、「操作ボ−ド読取」(10)に
戻る。
【0032】上記「1コピ−処理」(15)において、
CPU24は、コンタクトガラス1上の原稿の画像を、
手差し給紙台4又はカセット5から繰出した紙に複製す
る1画像形成サイクルを実行するが、その中で、図4に
示す「原稿画像長の検出」(20),図5に示す「紙サ
イズの検出」(30)および図6に示す「後端イレ−ス
開始タイミングの設定」(50)を行なう。
【0033】図4を参照する。「原稿画像長の検出」
(20)においてCPU24は、まずカウンタCNCの
デ−タをチェックして(21)、それが0を示すもの
(同一原稿の第1枚目のコピ−)であると、感光体3の
移動(回転)同期パルスをレジスタILTを用いてカウ
ントしつつ(24)、画像センサDLDの画像検出信号
が画像あり(黒)から画像なし(白)に切換わるのを監
視し、この切換わりがあったときの、レジスタILTの
カウントデ−タILTを原稿長レジスタILCに書込む
(25)。そして「空きモ−ド」が設定されているか否
かをチェックする(26)。
【0034】「空きモ−ド」が設定されていないときに
は、ここで原稿長の検出を終了する。すなわち、原稿長
レジスタILCに書込んだデ−タを、検出原稿長とす
る。そして、原稿長検出終了を示す1をレジスタLDR
に書込む(25−26−28−29)。
【0035】「空きモ−ド」が設定されているときに
は、原稿走査の最大サイズまでの走査まで、上述の画像
あり(黒)から画像なし(白)への切換わりを監視し
(24〜27の循環ル−プ)、最後に現われた、画像あ
り(黒)から画像なし(白)への切換時点のカウントデ
−タILTを、検出原稿長とする(25〜28)。そし
て、原稿長検出終了を示す1をレジスタLDRに書込む
(29)。
【0036】すでに説明したように、画像センサDLD
は、画像(黒)が存在するか否かを検知する複数個の光
センサが、通常の原稿の上下マ−ジン(感光体の移動方
向対応の余白)より広い範囲に渡って直線上に分布した
ものであるので、通常の原稿の上下マ−ジンよりも狭い
ピッチで原稿上に画像(黒)があれば、画像センサDL
Dの検出信号は画像あり(黒)であるが、原稿上(の例
えば中央部)に、画像センサDLDの光センサの分布長
よりも広い空白がある場合、そこで画像センサDLDの
画像検出信号が画像あり(黒)から画像なし(白)に切
換わる。このとき、上述の、「空きモ−ド」が設定され
ていないときの処理(原稿長検出終了)をすると、後述
の「後端イレ−ス開始タイミングの設定」(50)で、
そこ(原稿上の中央部対応位置)から後端イレ−スが開
始されて、後部分の画像がコピ−上で消失する可能性が
ある。「空きモ−ド」の設定は、このようなイレ−スエ
ラ−を回避するものである。
【0037】一方、上述のように、「空きモ−ド」を設
定すると、原稿長検出終了は、コンタクトガラス1上の
最大原稿サイズ分の走査終了時点となり、それよりサイ
ズが小さい原稿の場合でも、原稿長検出終了が遅れてし
まう。これを回避しようとするのが、「空きモ−ド」の
指定なしであり、上述のように、画像センサDLDの画
像検出信号が画像あり(黒)から画像なし(白)に切換
わった時点に、原稿長検出が終了する。
【0038】したがってオペレ−タは、原稿上の画像分
布に、通常の上下マ−ジンよりも広い空白がある場合に
は「空きモ−ド」を指定し、そうでないときには「空き
モ−ド」指定なしとすればよい。
【0039】図5を参照する。「紙サイズの検出」(3
0)においてCPU24は、まずレジスタPSRのデ−
タをチェックし、それが1(図3のステップ12で、給
紙するカセット5内の紙サイズ判定が完了している)で
あると、紙サイズが分かっているので、記録紙サイズ検
出終了を示す1をレジスタLPRに書込む(44)。レ
ジスタPSRのデ−タが0(紙サイズ不明)のときに
は、レジストソレノイドをオン(接)にしてから、感光
体3の移動(回転)同期パルスをレジスタPLCを用い
てカウントしつつ(36)、紙センサPSR(の複数の
紙センサ)の検出信号に基づいて紙の横幅サイズ(定形
サイズのぞれに該当するか)を判定する(37,3
8)。更に、紙センサPSRの紙検出信号が紙あり(複
数の紙センサのいずれかが紙を検出中)から紙なし(全
紙センサが紙非検出)に切換わるのを待ち、(39)、
そうなったときのカウントデ−タPLCを保持し、その
値と横幅サイズの両者に最も近い定形サイズをまず判定
し、判定した定形サイズに対するPLCの偏差から、紙
が該定形サイズか、そうでない(非定形サイズとすべ
き)かを判定する(40)。そして非定形サイズと判定
するとレジスタIRSにこれを示す1を書込む(41〜
43)。そして紙サイズ検出終了を示す1をレジスタL
PRに書込む(44)。
【0040】図6を参照する。「後端イレ−ス開始タイ
ミングの設定」(50)においてCPU24は、まずコ
ピ−枚数CNCをチェックして(51)、それが1以上
(第2枚目以降のコピ−)であると、第1枚目の処理で
検出した原稿長ILC対応の位置(原稿長ILC分の感
光体上の領域の終端)にイレ−サ11による全幅イレ−
ス開始点を定める(58)。コピ−枚数CNCが0(1
枚目のコピ−)であると、レジスタPSRのデ−タをチ
ェックする(52)。それが定形サイズの判定完了を示
す1(図3の12で設定)であると、ステップ12で判
定した定形サイズ対応の位置(定形サイズ分の感光体上
の領域の終端)にイレ−サ11による全幅イレ−ス開始
点を定める(59)。
【0041】定形サイズの判定完了でない(PSR=0
である)と、CPU24は、レジスタLDRのデ−タが
1になるか、あるいはレジスタLPRのデ−タが1にな
るのを待つ(53,54のチエックの繰返し)。すなわ
ち、原稿長検出終了と原稿サイズ(原稿長を含む)検出
終了の、いずれかが成立するのを待つ。そして、原稿長
検出終了(LDR=1)になったときには、ステップ2
8でセ−ブした原稿長さILC対応の位置(原稿長IL
C分の感光体上の領域の終端)にイレ−サ11による全
幅イレ−ス開始点を定める(58)。原稿長検出終了の
前に紙サイズ検出終了(LPR=1)になったときに
は、紙が定形サイズか不定形サイズかを、レジスタIR
Sのデ−タに基づいて判定して(55)、紙が定形サイ
ズである(IRS=0)であると、ステップ40で判定
した定形サイズ対応の位置(定形サイズ分の感光体上の
領域の終端)にイレ−サ11による全幅イレ−ス開始点
を定める(57)。紙が非定形サイズであると、ステッ
プ42でセ−ブした紙長さPLC対応の位置(定形サイ
ズ分の感光体上の領域の終端)にイレ−サ11による全
幅イレ−ス開始点を定める(56)。
【0042】以上に説明したCPU24の処理によって
定まる、後端イレ−ス開始タイミングを場合(条件)分
けして、次の表1に要約して示す。
【0043】
【表1】
【0044】CPU24はこのように全幅イレ−ス開始
点を定めると、感光体移動同期パルスのカウント値が該
開始点対応値になったときに、イレ−サ11を全幅点灯
する。この点灯を消す制御は従来と同様である。
【0045】なお、紙サイズ又は紙長さ対応でイレ−サ
11による全幅イレ−ス開始点を定めた後、実際に全幅
点灯するまでに原稿長さ検出終了となったときには、ス
テップ58と同様にステップ28でセ−ブした原稿長さ
ILC対応の位置(原稿長ILC分の感光体上の領域の
終端)を算出し、この位置が紙サイズ又は紙長さ対応で
定めている位置よりも前になるときには、感光体移動同
期パルスのカウント値が、原稿長さILC対応の位置に
なったときに、イレ−サ11を全幅点灯する。従来は通
常、画像後端のイレースは画像形成の終了である原稿の
スキャンが終わったときにかけられる。しかし、上述の
実施例においては通紙する用紙の紙サイズがわからない
場合を想定しているため、通紙サイズが原稿のスキャン
長に対して短い場合はその用紙が転写器14を通過後の
感光体上の画像は必要のない画像ということになる。つ
まり、用紙領域外の、必要のない画像部に対するトナー
の付着はそのままクリーニング器17に運ばれすべてそ
こで落とされるのでクリーニングに対する負荷が増大す
るし、それだけ、トナー消費がはやくなることでもあ
る。通紙サイズが原稿長よりも短い、ということは用紙
搬送の速度が一定のため、レジストソレノイドオン後ど
れくらい後にオフするかを監視していることで計測する
ことができる。そこで、上述の実施例では、レジストソ
レノイドオンからオフする時間を計測(正確には感光体
移動同期パルスをカウント)し、その結果にレジストソ
レノイドと紙センサPSRの間の距離を加味することで
現在通紙されている用紙の長さを判定して、それに基づ
いて後端イレ−ス位置を定めて、感光体上の用紙領域外
へのトナ−付着をなくした。
【0046】一方、光学走査系2における原稿先端から
進んだ時間を別に計測しておき(距離は倍率によって変
わるため使用できない)露光部とイレーサ部の間の距離
を加味して、検出された原稿長さに相当する時間分だけ
走査が進んだしたときにまだ実際に後端イレースがかか
っていないならば、この時点で、原稿長さに対応する後
端イレースをオンするようにしたので、用紙に原稿外の
トナ−付着を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機構部の概要を示す縦断
面図である。
【図2】 図1に示す複写機の電気系統の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図2に示すCPU24のコピ−プロセス制御
の概要を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 図3のステップ15の「1コピ−処理」内で
行なわれる処理の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図3のステップ15の「1コピ−処理」内で
行なわれる処理の他の一部を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図6】 図3のステップ15の「1コピ−処理」内で
行なわれる処理の更に他の一部を示すフロ−チャ−トで
ある。
【符号の説明】
1:コンタクトガラス 1a:圧板 2:光学走査系 3:感光体ドラ
ム 4:手差し給紙台 5:給紙カセッ
ト 6,7:給紙コロ 8:レジストロ
−ラ 9:先端折曲ロ−ラ 10:帯電器 11:イレ−サ 12:現像器 13:転写前除電ランプ 14:転写器 15:分離器 16:分離爪 17:クリ−ニング器 18:除電ラン
プ 19:搬送ベルト 20:定着器 21:排紙ロ−ラ 22:コピ−ト
レイ PSR:紙センサ DLD:画像セ
ンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体,これを荷電する帯電器,帯電した
    感光体に原稿の画像光を露光して静電潜像を形成する露
    光手段,感光体上の所要領域外に光を照射するイレ−
    サ,感光体上の静電潜像を顕像化する現像器,該顕像を
    紙に転写する転写手段,該転写手段に紙を送る紙搬送手
    段,前記原稿の感光体移動方向対応の長さを読み取る手
    段、および、転写手段に送られる紙のサイズを検出する
    手段、を備える画像形成装置において、 前記原稿長さ読み取りと紙サイズ検出の、どちらか早く
    完了した方で得たデ−タに基づいて前記イレ−サによる
    画像後端部以降の光照射の開始タイミングを設定する後
    端イレ−ス制御手段、を備えることを特徴とする、イレ
    −サを有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体,これを荷電する帯電器,帯電した
    感光体に原稿の画像光を露光して静電潜像を形成する露
    光手段,感光体上の所要領域外に光を照射するイレ−
    サ,感光体上の静電潜像を顕像化する現像器,該顕像を
    紙に転写する転写手段,該転写手段に紙を送る紙搬送手
    段,前記原稿の感光体移動方向の長さを読み取る手段、
    および、転写手段に送られる紙の感光体移動方向対応の
    長さを検出する手段、を備える画像形成装置において、 前記原稿長さ読み取りと紙長さ検出の、どちらか早く完
    了した方で得たデ−タに基づいて前記イレ−サによる画
    像後端部以降の光照射の開始タイミングを設定する後端
    イレ−ス制御手段、を備えることを特徴とする、イレ−
    サを有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】後端イレ−ス制御手段は、同一原稿のコピ
    −を連続して複数枚形成する画像形成において、第1枚
    目のコピ−を得る画像形成プロセスにおいては前記デ−
    タに基づいて前記イレ−サによる画像後端部以降の光照
    射開始タイミングを設定し、第2枚目以降のコピ−を得
    る画像形成プロセスにおいては、原稿長さ読み取りで得
    た原稿長さに基づいて前記イレ−サによる画像後端部以
    降の光照射の開始タイミングを設定する、請求項1又は
    請求項2記載の、イレ−サを有する画像形成装置。
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