JPH09273975A - 既設配管系の漏洩位置検知方法 - Google Patents

既設配管系の漏洩位置検知方法

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JPH09273975A
JPH09273975A JP8144796A JP8144796A JPH09273975A JP H09273975 A JPH09273975 A JP H09273975A JP 8144796 A JP8144796 A JP 8144796A JP 8144796 A JP8144796 A JP 8144796A JP H09273975 A JPH09273975 A JP H09273975A
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JP
Japan
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pipe
sealing plug
leak
pipeline
existing
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Pending
Application number
JP8144796A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Satake
志伸 佐竹
Masato Koseki
正人 小関
Koichi Wakui
幸一 涌井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏洩が発生していない管路内においての無用
な検知動作を省略でき、且つ検査区間の管路長を長くし
ても漏洩位置の特定が的確に行える既設配管系の漏洩位
置検知方式を提供すること。 【解決手段】 所要長さの検査区間の既設配管1に対
し、第1開口部3より管内に導入され、所要の移動位置
で流体圧等を付加して膨脹させると管内を閉塞状態にす
る密封栓11を用意し、漏洩検査に際し、上記密封栓1
1を、最初に検査区間の中間位置まで移動して管内を閉
塞状態にすることにより検査区間の管路を2分割に縁切
りし、この密封栓11を中心に両サイドの配管内をそれ
ぞれ密閉空間にしてその圧力変化を検知することで漏洩
が発生している側を判定し、上記判定後に、漏洩が発生
している場合は、分割ルートの配管内において密封栓1
1を移動、閉塞動作を繰返して漏洩が発生している位置
を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管、水道管等の既
設配管系において漏洩が発生している位置を特定するた
めの既設配管系の漏洩位置検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】既設配管系に生じている漏洩位置の検知
技術については、これ迄に種々な方式の先行技術が提案
されている。例えば、特開昭63−120237号公報
には、配管内に膨脹可能な中空密栓を挿入し、これを適
宜の位置に移動させた後、該中空密栓を膨脹させて管内
を閉塞することにより中空密栓と配管端部との間に密封
空間を形成し、この密封空間内を所定圧力としてその圧
力変化の有無により漏洩が発生しているか否かを検知す
る方式が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の先行技術により
漏洩を検知する場合、従来では、既設配管系を所要長さ
の検査区間に区分し、検査区間の管内に対し、中空密栓
を、一端開口部より管内を一方通行的に所要距離づつ移
動させることで密封空間を順に拡大するように漏洩チェ
ックする方式が採用されている。
【0004】このような方式により漏洩チェックを行う
場合、漏洩が発生していない管路内においても中空密栓
を所要距離づつ移動,停止,膨脹,気密テスト,収縮,
移動を繰返す必要が生じるため、無用な検知手数と時間
を要する問題点がある。
【0005】また、従来方式では、中空密栓の移動によ
り密封空間が順に拡大するため漏洩位置の特定が不明確
となり、検査区間の管路長を長くできないから能率的に
既設配管系の漏洩位置を検知できない問題点もあった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑み、漏洩が発
生していない管路内においての無用な検知動作を省略で
き、且つ検査区間の管路長を長くしても漏洩位置の特定
が的確に行える既設配管系の漏洩位置検知方式を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、所要長さの検査区間の既設配管系に対し
て、一方の開口部より管内に導入され、所要の移動位置
で流体圧等を付加して膨脹させると管内を閉塞状態にす
る密封栓を用意し、漏洩検査に際し、上記密封栓を、最
初に検査区間の中間位置まで移動して管内を閉塞状態に
することにより検査区間の管路を2分割に縁切りし、こ
の密封栓を中心に両サイドの配管内をそれぞれ密閉空間
にしてその圧力変化を検知することで漏洩が発生してい
る側を判定し、上記判定後に、漏洩が発生している場合
は、分割ルートの配管内において密封栓を移動、閉塞動
作、気密テストを繰返して漏洩が発生している位置を特
定することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上述のような検知方式によると、まず、所要長
さの既設配管を検査区間とし、該既設配管の一端開口部
より密封栓を前記既設配管の略中間位置まで挿通させ
る。そして該密封栓を膨張させて前記既設配管を一端側
サイドと他端側サイドとに縁切りする。次に前記既設配
管の両端を密閉し、両サイドの配管内に圧力を付加する
と共に、該配管内の圧力変化を検知する。
【0009】そして仮に一端側サイドの配管内に圧力変
化が確認できた時は、該一端側サイドの配管内に漏洩箇
所があると判断できる。そのため、前記密封栓を一旦収
縮させて一端側開口部に所要量毎引き戻し、再び膨張さ
せて気密試験を行い、漏洩発生位置を特定していく。さ
らに、前記他端側サイドに漏洩箇所があると判断された
場合で、特に検査区間の配管が長い場合に、前記密封栓
を既設配管の他端側開口部より配管内に挿通し、該密封
栓を、上述した既設配管の略中央位置まで搬送し、次に
他端側開口部に所要量毎引き戻し、膨張させて気密試験
を行い、漏洩発生位置を特定していく。
【0010】また、上記密封栓はコイルスプリングワイ
ヤに連結され、回転しながら配管内を挿通していくた
め、例えば配管内にエルボ等の管継手が多数介在してい
ても、回転力により前記継手の段差を乗り越えるため、
配管内の挿通性が向上するようになる。
【0011】
【実施例】以下本発明による既設配管系の漏洩位置検知
方法の実施例について図面を用いて説明する。図1は漏
洩位置検知方法の概念図で、符号1は検査対象の既設配
管である。該既設配管1には途中エルボ2等の管継手が
介在しており、該管路の一端には第1開口部3,他端に
は第2開口部4がそれぞれ開口している。さらに該既設
管路1の全長はLである。
【0012】また、前記第1開口部3には、密閉治具5
が配設されており、該密閉治具5に加圧ポンプ6及び圧
力計7が前記配管1に連通状態になるように設けられて
いる。さらに前記第2開口部4には、密閉治具8が配設
されており、前述同様該密閉治具8は加圧ポンプ6及び
圧力計7が前記配管1に連通状態になるように設けられ
ている。
【0013】上述のように構成設備される既設配管1を
検査対象として、該既設配管1の漏洩検査する。まず、
前記第1開口部3より既設配管1内に密封栓11を配管
1内に挿通する。該密封栓11は、コイルスプリングワ
イヤ12の先端に連結されており、該コイルスプリング
ワイヤ12は送り出し機構13内に収容されている。そ
して該送り出し機構13のドラム等の回転機構を回転さ
せることで、前記コイルスプリングワイヤ12を回転さ
せながら配管1内に挿通させ、前記密封栓11を既設配
管1の略中間位置まで搬送させる。この際、コイルスプ
リングワイヤ12の回転により、密封栓11は回転しな
がら配管1内を移動していくため、該密封栓11がエル
ボ2等の段差に差し掛かったとしても、回転力により段
差を乗り越え、前記密封栓11は適正に配管1内を移動
していく。
【0014】次に既設配管1の略中間位置まで搬送した
密封栓11を流体圧等で膨張させ、前記既設配管1を第
1開口部3側サイドと第2開口部4側サイドとに縁切り
する。そして第1開口部3側及び第2開口部4側のそれ
ぞれの加圧ポンプ6を駆動させ、配管内に圧力を付加し
て気密試験を行い、圧力計7でその圧力変動を検知す
る。
【0015】そして仮に第1開口部3側サイドの配管内
に圧力変化が確認できた時は、該第1開口部3側サイド
の配管内に漏洩箇所があると判断できる。そのため、前
記密封栓11を一旦収縮させて第1開口部3側に所要量
毎引き戻し、再び膨張させて気密試験を行う。そして圧
力変動がなくなる位置まで密封栓11を引き戻し、漏洩
発生位置を特定していく。また、他の漏洩位置特定方法
として、第1開口部3側サイドに漏洩箇所がある場合
に、該第1開口部3側サイドの配管内の中間位置まで密
封栓11を引き戻し、再び配管内を2分割に縁切りし、
どちらのサイドに漏洩箇所があるかを判定する。そして
判明したサイドの配管内にて密封栓11を所要量移動さ
せて漏洩箇所を特定していく。
【0016】さらに、前記第2開口部4側サイドに漏洩
箇所があると判断された場合で、特に検査区間の配管が
長い場合に、前記密封栓11を既設配管1の第2開口部
4より配管1内に挿通し、該密封栓11を、上述した既
設配管1の略中央位置まで搬送し、次に第2開口部4側
に所要量毎引き戻し、膨張させて気密試験を行い、漏洩
発生位置を特定していく。
【0017】このようにすることで、挿通ワイヤ12の
挿通性能の2倍の長さの配管を検査区間とすることがで
き、既設配管が埋設されている場合等では、従来に比べ
て検査のための作業用立坑の数を減らすことができ、立
坑作成の労力,配管の切断・復旧の労力を大幅に低減す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による既設
配管系の漏洩位置検知方法では、初段に検査区間の管路
を2分割に縁切りして漏洩が発生している側を判定する
ことで、漏洩が発生していない管路内での無用な検知動
作が省略でき、漏洩検査の能率化が大きく図れるように
なる。
【0019】また、挿通ワイヤの挿通性能の2倍の長さ
の配管を検査区間とすることができ、既設配管が埋設さ
れている場合等では、従来に比べて検査のための作業用
立坑の数を減らすことができ、立坑作成の労力,配管の
切断・復旧の労力を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る漏洩位置検知方法の概
念図
【符号の説明】
1 既設配管 2 エルボ 3 第1開口部 4 第2開口部 5 密閉治具 6 加圧ポンプ 7 圧力計 8 密閉治具 11 密封栓 12 挿通ワイヤ 13 送り出し機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要長さの検査区間の既設配管系に対
    し、一方の開口部より管内に導入され、所要の移動位置
    で流体圧等を付加して膨脹させると管内を閉塞状態にす
    る密封栓を用意し、 漏洩検査に際し、上記密封栓を、最初に検査区間の中間
    位置まで移動して管内を閉塞状態にすることにより検査
    区間の管路を2分割に縁切りし、この密封栓を中心に両
    サイドの配管内をそれぞれ密閉空間にしてその圧力変化
    を検知することで漏洩が発生している側を判定し、 上記判定後に、漏洩が発生している場合は、分割ルート
    の配管内において密封栓を移動、閉塞動作を繰返して漏
    洩が発生している位置を特定することを特徴とする既設
    配管系の漏洩位置検知方法。
  2. 【請求項2】 上記密封栓は、コイルスプリングワイヤ
    ーの先端部に取付けられ、該ワイヤーを回転させながら
    配管内に導入移動させる方式としてなる請求項1記載の
    既設配管系の漏洩位置検知方法。
JP8144796A 1996-04-03 1996-04-03 既設配管系の漏洩位置検知方法 Pending JPH09273975A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021005761A1 (ja) * 2019-07-10 2021-01-14 日本電信電話株式会社 管路検査方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021005761A1 (ja) * 2019-07-10 2021-01-14 日本電信電話株式会社 管路検査方法
JPWO2021005761A1 (ja) * 2019-07-10 2021-01-14

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