JPH09273710A - 過熱低減器 - Google Patents
過熱低減器Info
- Publication number
- JPH09273710A JPH09273710A JP8385296A JP8385296A JPH09273710A JP H09273710 A JPH09273710 A JP H09273710A JP 8385296 A JP8385296 A JP 8385296A JP 8385296 A JP8385296 A JP 8385296A JP H09273710 A JPH09273710 A JP H09273710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- steam
- tip
- setting bolt
- steam communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Joints Allowing Movement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノズル外周と、該ノズル外周を支持する設定
ボルトとの間にすき間が生じないようにした。 【解決手段】 蒸気連絡管５内に配設されるスプレイ水
管４の先端ノズル６を蒸気連絡管５内に配設される放射
状の設定ボルト８で支持するようにした過熱低減器にお
いて、前記ノズル６を、前記設定ボルト８の先端に圧縮
コイルばね１３を介して弾着する押え棒１４で支持した
ことを特徴とする。
ボルトとの間にすき間が生じないようにした。 【解決手段】 蒸気連絡管５内に配設されるスプレイ水
管４の先端ノズル６を蒸気連絡管５内に配設される放射
状の設定ボルト８で支持するようにした過熱低減器にお
いて、前記ノズル６を、前記設定ボルト８の先端に圧縮
コイルばね１３を介して弾着する押え棒１４で支持した
ことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はボイラの蒸気温度の
制御に適用される過熱低減器に関する。
制御に適用される過熱低減器に関する。
【０００２】
【従来の技術】過熱低減器は、図３に示すように蒸気管
台１から入ってきた蒸気２の温度を制御するため、スプ
レイ水管管台３に溶接されているスプレイ水管４を蒸気
連絡管５中に配し、その端部のノズル６でスプレイ水７
を噴霧状にして蒸気２に混合させている。
台１から入ってきた蒸気２の温度を制御するため、スプ
レイ水管管台３に溶接されているスプレイ水管４を蒸気
連絡管５中に配し、その端部のノズル６でスプレイ水７
を噴霧状にして蒸気２に混合させている。
【０００３】そしてこのスプレイ水管４の先端のノズル
６は振動防止のため蒸気連絡管５の円周４等分部分に明
けられた螺旋孔内に螺合される設定ボルト８で同心とな
るように支持され、さらに設定ボルト８の頭部と蒸気連
絡管５とは廻り止め防止のため溶接９されている。
６は振動防止のため蒸気連絡管５の円周４等分部分に明
けられた螺旋孔内に螺合される設定ボルト８で同心とな
るように支持され、さらに設定ボルト８の頭部と蒸気連
絡管５とは廻り止め防止のため溶接９されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そして、ボイラの停止
中すなわち冷態中ノズル６は設定ボルト８によって円周
４方向から蒸気連絡管５に支持されているが、ボイラ運
転中高温になると次のような理由によって設定ボルト８
とノズル６との間にすき間１０が生じる。蒸気連絡管５
の半径方向の膨張とノズル６の半径方向の膨張差が設定
ボルト８の中心方向の熱伸びより大きくなるためでノズ
ル６のメタル温度が蒸気連絡管４のメタル温度より低け
ればその差は更に大きくなる。
中すなわち冷態中ノズル６は設定ボルト８によって円周
４方向から蒸気連絡管５に支持されているが、ボイラ運
転中高温になると次のような理由によって設定ボルト８
とノズル６との間にすき間１０が生じる。蒸気連絡管５
の半径方向の膨張とノズル６の半径方向の膨張差が設定
ボルト８の中心方向の熱伸びより大きくなるためでノズ
ル６のメタル温度が蒸気連絡管４のメタル温度より低け
ればその差は更に大きくなる。
【０００５】この設定ボルト８とノズル６外表面とにす
き間１０が生じるとスプレイ水７の流れ、又は蒸気２の
流れにより振動が生じ、設定ボルト８の端及びノズル６
の外表面が摩耗によって益々すき間１０が大きくなると
共に振動が増加し、その振動によってスプレイ水管４は
スプレイ水管管台３との溶接部近傍から疲労き裂が生じ
破断に至る。
き間１０が生じるとスプレイ水７の流れ、又は蒸気２の
流れにより振動が生じ、設定ボルト８の端及びノズル６
の外表面が摩耗によって益々すき間１０が大きくなると
共に振動が増加し、その振動によってスプレイ水管４は
スプレイ水管管台３との溶接部近傍から疲労き裂が生じ
破断に至る。
【０００６】本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたものであって設定ボルトの端とノズルとの間に
すき間が生じないようにすることを目的とする。
発されたものであって設定ボルトの端とノズルとの間に
すき間が生じないようにすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は蒸気連絡管内に配設されるスプレイ
水管の先端ノズルを、蒸気連絡管内に配設される放射状
の設定ボルトで支持するようにした過熱低減器におい
て、前記ノズルを、前記設定ボルトの先端に圧縮コイル
ばねを介して弾着する押え棒で支持したことを特徴とす
る。
めの本発明の構成は蒸気連絡管内に配設されるスプレイ
水管の先端ノズルを、蒸気連絡管内に配設される放射状
の設定ボルトで支持するようにした過熱低減器におい
て、前記ノズルを、前記設定ボルトの先端に圧縮コイル
ばねを介して弾着する押え棒で支持したことを特徴とす
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図１及び
図２に基づいて説明すると５は蒸気連絡管、６は先端ノ
ズルを示し、蒸気連絡管５内には放射状に設定ボルト８
が配設され、該設定ボルト８は蒸気連絡管５の円周等分
位置に放射状に固定される円筒１２の外端に螺合され、
設定ボルト８の先端に当接する圧縮コイルばね１３と該
圧縮コイルばね１３を介して弾着される押え棒１４とが
前記円筒１２内に嵌挿されて、押え棒１４の先端で前記
先端ノズル６は支持されている。なお押え棒１４は、図
２に示すように外周の軸方向に突起１５を設け、該突起
１５を円筒１２の内周の軸方向に設けた凹溝１６に係合
させて、円周方向に回動しないようにした。
図２に基づいて説明すると５は蒸気連絡管、６は先端ノ
ズルを示し、蒸気連絡管５内には放射状に設定ボルト８
が配設され、該設定ボルト８は蒸気連絡管５の円周等分
位置に放射状に固定される円筒１２の外端に螺合され、
設定ボルト８の先端に当接する圧縮コイルばね１３と該
圧縮コイルばね１３を介して弾着される押え棒１４とが
前記円筒１２内に嵌挿されて、押え棒１４の先端で前記
先端ノズル６は支持されている。なお押え棒１４は、図
２に示すように外周の軸方向に突起１５を設け、該突起
１５を円筒１２の内周の軸方向に設けた凹溝１６に係合
させて、円周方向に回動しないようにした。
【０００９】かくて円筒１２は蒸気連絡管５の円周等分
位置に隅肉溶接により固定され、その内周の凹溝１６に
係合する突起１５を有する押え棒１４を挿入し、その上
に圧縮コイルばね１３をおき、その上端を設定ボルト８
で締め込んだ後、設定ボルト８と円筒１２とは隅肉溶接
して蒸気をシールし、ボイラの運転中、蒸気連絡管５及
びノズル６のメタル温度が上昇し、両者の熱膨張差があ
っても圧縮コイルばね１３を介し押え棒１４で常時ノズ
ル６の外表面を押しているため押え棒１４とノズル６と
の間にすき間を生じることはない。
位置に隅肉溶接により固定され、その内周の凹溝１６に
係合する突起１５を有する押え棒１４を挿入し、その上
に圧縮コイルばね１３をおき、その上端を設定ボルト８
で締め込んだ後、設定ボルト８と円筒１２とは隅肉溶接
して蒸気をシールし、ボイラの運転中、蒸気連絡管５及
びノズル６のメタル温度が上昇し、両者の熱膨張差があ
っても圧縮コイルばね１３を介し押え棒１４で常時ノズ
ル６の外表面を押しているため押え棒１４とノズル６と
の間にすき間を生じることはない。
【００１０】
【発明の効果】上述の如く本発明によるときはノズルを
設定ボルトの先端に圧縮コイルばねを介して弾着する押
え棒で支持したものであるから温度が上昇し、蒸気連絡
管及びノズルの熱膨張や熱伸び差があっても常に押え棒
とノズルは接しているためすき間を生ぜずノズルの振動
が防止されてスプレイ水管の破断によるボイラの停止を
未然に防止でき、安定な電力供給が行える等の効果を有
する。
設定ボルトの先端に圧縮コイルばねを介して弾着する押
え棒で支持したものであるから温度が上昇し、蒸気連絡
管及びノズルの熱膨張や熱伸び差があっても常に押え棒
とノズルは接しているためすき間を生ぜずノズルの振動
が防止されてスプレイ水管の破断によるボイラの停止を
未然に防止でき、安定な電力供給が行える等の効果を有
する。
【図１】本発明の一実施例を示す部分断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】従来例を示す断面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ線断面図である。
４ スプレイ水管 ５ 蒸気連絡管 ６ ノズル ８ 設定ボルト １３ 圧縮コイルばね １４ 押え棒
Claims (1)
- 【請求項１】 蒸気連絡管内に配設されるスプレイ水管
の先端ノズルを、蒸気連絡管内に配設される放射状の設
定ボルトで支持するようにした過熱低減器において、前
記ノズルを前記設定ボルトの先端に、圧縮コイルばねを
介して弾着する押え棒で支持したことを特徴とする過熱
低減器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8385296A JPH09273710A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 過熱低減器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8385296A JPH09273710A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 過熱低減器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273710A true JPH09273710A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13814235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8385296A Withdrawn JPH09273710A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 過熱低減器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09273710A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170143206A (ko) * | 2016-06-21 | 2017-12-29 | 두산중공업 주식회사 | 과열저감기 |
| CN110345467A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-18 | 上海锅炉厂有限公司 | 一种减温器内套筒支撑装置及安装方法 |
| US10456796B2 (en) | 2016-06-21 | 2019-10-29 | Doosan Heavy Industries Construction Co., Ltd. | Spray nozzle for attemperators and attemperator including the same |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP8385296A patent/JPH09273710A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170143206A (ko) * | 2016-06-21 | 2017-12-29 | 두산중공업 주식회사 | 과열저감기 |
| US10456796B2 (en) | 2016-06-21 | 2019-10-29 | Doosan Heavy Industries Construction Co., Ltd. | Spray nozzle for attemperators and attemperator including the same |
| CN110345467A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-18 | 上海锅炉厂有限公司 | 一种减温器内套筒支撑装置及安装方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |