JPH09273507A - シリンダ装置の作動液漏洩検知機構 - Google Patents

シリンダ装置の作動液漏洩検知機構

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Publication number
JPH09273507A
JPH09273507A JP8131496A JP8131496A JPH09273507A JP H09273507 A JPH09273507 A JP H09273507A JP 8131496 A JP8131496 A JP 8131496A JP 8131496 A JP8131496 A JP 8131496A JP H09273507 A JPH09273507 A JP H09273507A
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JP
Japan
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cylinder
operating
outer cylinder
leakage
hydraulic fluid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8131496A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yoshioka
義征 吉岡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動液の漏れ始めの段階をいち早く検知でき
て、運転を停止して行うパッキン類の保守点検を早期に
実施できる上に、チューブロッドと固定ピストンとの直
接摺動に基づく磨耗を防止できるシリンダ装置の作動液
漏洩検知機構を提供する点にある。 【解決手段】 外筒とその内部に同芯状に設けられた固
定ピストンとよりなるシリンダ本体と、一端が前記シリ
ンダ本体の外筒と固定ピストンとの間の環状空間部に摺
動可能に挿入されたチューブロッドとを有し、同チュー
ブロッドと前記固定ピストンとの間の摺動部から漏洩し
た作動液を前記シリンダ本体の外筒部で遮蔽して直接外
部へ漏出しないように構成したシリンダ装置において、
前記漏洩液の有無を検知してアラーム、運転停止等の信
号を出力する漏洩液検出手段を前記シリンダ本体の外筒
に連絡している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人化運転されて
いるシリンダ装置、あるいは原子力機器の放射線雰囲気
のセル内のように人の立入りが許されていない場所に設
置されているシリンダ装置の作動液漏洩検知機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシリンダ装置を図3により説明す
ると、1がチューブロッド、2が固定ピストン、3が固
定ピストン2に装着したUパッキン、3’がチューブロ
ッド1に装着したUパッキン、4、4’がウエアリン
グ、5がシリンダ本体、5’が外筒、6が主軸受、7が
摺動軸受、8が上昇作動室、9が下降作動室、10が上
昇作動圧通路、11が下降作動圧通路、12が固定ピス
トン2に装着した気密用Oリング、13がシリンダ本体
5の外筒5’の下部に設けた漏洩排出孔、18が漏洩検
出管である。
【0003】このシリンダ装置は、シリンダ本体5が外
筒5’ととその内部に同芯状に設けられた固定ピストン
2とよりなり、チューブロッド1の一端がシリンダ本体
5の外筒5’と固定ピストン2との間の環状空間部に摺
動可能に挿入されており、チューブロッド1と固定ピス
トン2との間の摺動部から漏洩した作動液が漏洩排出孔
13を経て外部に排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図3に示す従来の
シリンダ装置には、次の問題があった。即ち、前記Uパ
ッキン3、3’は、チューブロッド1と固定ピストン2
との間を気密的にシールしている。またウエアリング
4、4’は、チューブロッド1の偏荷重によるUパッキ
ン3、3’の片減りを防止するために設けられており、
Uパッキン3、3’とウエアリング4、4’とを共有す
ることにより、気密機能の耐久性を向上できる上に、チ
ューブロッド1のピッチング運動を防止できて、機能上
重要なものである。
【0005】また前記気密用Oリング12を含めて全面
的にシール機能を喪失してしまえば、作動圧力を保持で
きないと判断できるが、シール機能がそこに至る前の漏
れ始めの段階は、人が適当な間隔を置いて見回り、そ
の際、目視により漏洩液の流れを発見するか、適当な
間隔を置いて実施されるITVによる監視時、漏洩検出
管18により漏洩液の流れを発見しないかぎり、検知で
きない。
【0006】特に水シリンダ装置は、作動液に水を使用
しており、油のように劣化のない点で有利であるが、潤
滑性が油よりも劣り、パッキン類が早期に損耗するの
で、作動液の漏れ始めの段階をいち早く検知できなく
て、運転を停止して行うUパッキン3、3’等の保守点
検時期が遅れる。またその結果、チューブロッド1と固
定ピストン2とが直接摺動して、これらの部分が磨耗す
るという問題があった。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、作動液の漏れ始めの段階
をいち早く検知できて、運転を停止して行うパッキン類
の保守点検を早期に実施できる上に、チューブロッドと
固定ピストンとの直接摺動に基づく磨耗を防止できるシ
リンダ装置の作動液漏洩検知機構を提供しようとする点
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、外筒とその内部に同芯状に設けられた
固定ピストンとよりなるシリンダ本体と、一端が前記シ
リンダ本体の外筒と固定ピストンとの間の環状空間部に
摺動可能に挿入されたチューブロッドとを有し、同チュ
ーブロッドと前記固定ピストンとの間の摺動部から漏洩
した作動液を前記シリンダ本体の外筒部で遮蔽して直接
外部へ漏出しないように構成したシリンダ装置におい
て、前記漏洩液の有無を検知してアラーム、運転停止等
の信号を出力する漏洩液検出手段を前記シリンダ本体の
外筒に連絡している。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)次に本発明のシリンダ装置の作動液漏
洩検知機構を図1に示す第1実施形態により説明する
と、1がチューブロッド、2が固定ピストン、3が固定
ピストン2に装着したUパッキン、3’がチューブロッ
ド1に装着したUパッキン、4、4’がウエアリング、
5がシリンダ本体、5’が外筒、6が主軸受、7が摺動
軸受、8が上昇作動室、9が下降作動室、10が上昇作
動圧通路、11が下降作動圧通路、12が固定ピストン
2に装着した気密用Oリング、13がシリンダ本体5の
外筒5’の下部に設けた漏洩排出孔である。
【0010】次に漏洩液検出手段を説明すると、14が
検出スイッチ取付ポット、15が液位フロートスイッチ
で、同液位フロートスイッチ15は、フロート15a
と、ステム15bと、マグネット15cと、スイッチ1
5dとを有している。そしてシリンダ本体5の外筒5’
の下部に設けた漏洩排出孔13が配管を介して検出スイ
ッチ取付ポット14内に連絡している。
【0011】次にシリンダ装置の作動液漏洩検知機構の
作用を具体的に説明する。Uパッキン3、3’及びウエ
アリング4、4’が損耗するか、気密用Oリング12の
気密性が喪失(含む経年変化によるシール機能の喪失)
すると、上昇用作動圧通路10または下降作動圧通路1
1を通ってきた作動液は、上昇作動室8または下降作動
室9(漏洩した液は上昇作動室8を経由)を経てチュー
ブロッド1の上部側からチューブロッド1外へ排出さ
れ、シリンダ本体5の外筒5’内へ落下し、さらに漏洩
排出孔13から検出スイッチ取付ポット14内に流入し
て、そこに溜まる。
【0012】その際、検出スイッチ取付ポット14内に
排出された作動液の量が極少量でも、フロート15aが
上昇し、フロート15a内のマグネットとステム15b
内の近接スイッチとがONになって、アラーム(あるい
は警報ランプ点灯)、運転停止等の信号が出力される。 (第2実施形態)図2は、漏洩液検出手段の第2実施形
態を示している。17が検出スイッチ取付ポット、16
が滴下感知スイッチで、シリンダ本体5の外筒5’の下
部に設けた漏洩排出孔13が配管を介して滴下感知スイ
ッチ16に連絡している。
【0013】この作動液漏洩検知機構では、漏洩排出孔
13から検出スイッチ取付ポット17内に滴下して極少
量の作動液が溜まった場合(検出スイッチ取付ポット1
7内に溜まった作動液の表面張力の盛り上がりでも
可)、滴下感知スイッチ16(静電誘導形近接スイッチ
−金属以外でも検出する)がONになって、アラーム、
運転停止等の信号が出力される。
【0014】
【発明の効果】本発明のシリンダ装置の作動液漏洩検知
機構は前記のように構成されており、シリンダ装置が無
人化運転されている場合、あるいは原子力機器の放射線
雰囲気のセル内のように人の立入りが許されていない場
所に設置されている場合、シリンダ本体の外筒下部に設
けた漏洩排出孔から極少量の作動液が漏洩しても、これ
を漏洩液検出手段により検知して、アラーム、運転停止
等の信号を出力するので、作動液の漏れ始めの段階をい
ち早く検知できて、運転を停止して行うパッキン類の保
守点検を早期に実施できる。またこのようにパッキン類
の保守点検を早期に実施できるので、チューブロッドと
固定ピストンとの直接摺動に基づく磨耗を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンダ装置の作動液漏洩検知機構の
第1実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】同作動液漏洩検知機構の第2実施形態を示す縦
断側面図である。
【図3】従来のシリンダ装置を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 チューブロッド 2 固定ピストン 3 固定ピストン2に装着したUパッキン 3’ チューブロッド1に装着したUパッキン 4、4’ ウエアリング 5 シリンダ本体 5’ シリンダ本体5の外筒 6 主軸受 7 摺動軸受 8 上昇作動室 9 下降作動室 10 上昇作動圧通路 11 下降作動圧通路 12 固定ピストン2に装着した気密用Oリング 13 シリンダ本体5の外筒5’下部の漏洩排出孔 14 漏洩液検出手段の検出スイッチ取付ポット 15 漏洩液検出手段の液位フロートスイッチ 15a フロート 15b ステム 15c マグネット 15d スイッチ 16 滴下感知スイッチ 17 検出スイッチ取付ポット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒とその内部に同芯状に設けられた固
    定ピストンとよりなるシリンダ本体と、一端が前記シリ
    ンダ本体の外筒と固定ピストンとの間の環状空間部に摺
    動可能に挿入されたチューブロッドとを有し、同チュー
    ブロッドと前記固定ピストンとの間の摺動部から漏洩し
    た作動液を前記シリンダ本体の外筒部で遮蔽して直接外
    部へ漏出しないように構成したシリンダ装置において、
    前記漏洩液の有無を検知してアラーム、運転停止等の信
    号を出力する漏洩液検出手段を前記シリンダ本体の外筒
    に連絡したことを特徴とするシリンダ装置の作動液漏洩
    検知機構。
JP8131496A 1996-04-03 1996-04-03 シリンダ装置の作動液漏洩検知機構 Withdrawn JPH09273507A (ja)

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JP8131496A JPH09273507A (ja) 1996-04-03 1996-04-03 シリンダ装置の作動液漏洩検知機構

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JP8131496A JPH09273507A (ja) 1996-04-03 1996-04-03 シリンダ装置の作動液漏洩検知機構

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JPH09273507A true JPH09273507A (ja) 1997-10-21

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ID=13742942

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JP8131496A Withdrawn JPH09273507A (ja) 1996-04-03 1996-04-03 シリンダ装置の作動液漏洩検知機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104006029A (zh) * 2014-05-12 2014-08-27 天津优瑞纳斯液压机械有限公司 具有漏油检测结构的液压缸
KR102263584B1 (ko) * 2019-12-20 2021-06-10 디와이파워 주식회사 외부 누유 감지 구조가 구비된 유압 실린더 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104006029A (zh) * 2014-05-12 2014-08-27 天津优瑞纳斯液压机械有限公司 具有漏油检测结构的液压缸
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Effective date: 20030603