JPH09273018A - 帽子付き襟巻 - Google Patents

帽子付き襟巻

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JPH09273018A
JPH09273018A JP8104725A JP10472596A JPH09273018A JP H09273018 A JPH09273018 A JP H09273018A JP 8104725 A JP8104725 A JP 8104725A JP 10472596 A JP10472596 A JP 10472596A JP H09273018 A JPH09273018 A JP H09273018A
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edge
crown
head
cap
occipital region
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JP8104725A
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Toshiko Itou
稔子 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭部をも覆って防寒、防風、防塵、雨よけ、
日焼け防止用等に着用する被服等において、着用した場
合に、全体として頭部を隙間なく覆うが、前額や後首付
近がフレヤーに浮き上がって、毛髪の乱れを少なくし、
ファッション性をも重視した帽子付き襟巻の提供を目的
とするものである。 【解決手段】 円弧状の山形状曲線でなる頭頂縁22a
と頭頂縁22aの両端から裾野状に円弧状の谷形状曲線
でなる上縁部24aと略円弧状でなる下縁部26aとか
ら略扇形の形状に形成した基部10aと、上端縁32a
と下端縁34aとから紡錘形のシルエット形状を形成し
た前頭部30aと、頭頂縁22aと前頭部の上端縁32
aとを結合して帽体部50aを形成して帽子付き襟巻A
1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部を覆って防
寒、防風、防塵、雨よけ、日焼け防止用等に着用する帽
子付き襟巻に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、頭部をも覆って防寒、防風、雨よ
け用等に着用する被服としてはダッフルコートや合羽、
頭巾等があり、また、マフラー、肩掛け等も頭部に被っ
て使用する場合もある。また、突然の雨等に際し、風呂
敷の一隅に袋部が設けてあり、その袋部を頭に被って雨
具の代わりとして利用できるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ダッフル
コートや合羽等の防寒具や雨具等に有するフード部分
は、一般に、頭部に被っても顔周辺にかなり隙間があく
のが普通であり、強風に対してはその風圧で脱落してし
まうことがある。また、その隙間により頭側面にぴった
りフィットしないため、視野が前方向のみで狭くなって
しまう問題を生じている。また、上記頭巾や上記マフラ
ー、肩掛け、風呂敷等は、頭部と隙間なくフィットさせ
て使用することができるので、視野は狭くならないが、
毛髪を直接押え付けてしまうため、外したときに、毛髪
が乱れてしまい、整髪する手間を生ずる。
【0004】そこで、本発明は、防寒、防風、防塵、雨
よけ、日焼け防止用等として、着用した場合に、全体と
して頭部を隙間なく覆うが、前額や後首付近がフレヤー
に浮き上がって、毛髪の乱れを少なくし、ファッション
性をも重視した帽子付き襟巻の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第一には、帽子
付き襟巻であって、上に凸の円弧で頭頂縁を区画してな
る後頭部に続け、これの円弧と対峙して下に円弧で下縁
部を区画してなる基部と、該後頭部の頭頂縁と該下縁部
間に、前記後頭部の頭頂縁と対峙して下に凸の円弧で区
画してなる前頭部とを、前記後頭部の頭頂縁と該前頭部
の上端縁とを結合して帽体部を形成してなることを特徴
とするものである。この第一の構成の帽子付き襟巻にお
いては、後頭部と前頭部とにより形成されたポケット状
の帽体部へ頭部を挿入させる。本構成の帽子付き襟巻で
は、後頭部の頭頂縁が円弧状であるので、着用した場合
に、頭形に対して帽体部がフレヤーに浮き上がって毛髪
を押え付けることがなく、従って、取り外した場合に、
整髪等の手間を要しない。
【0006】また、第二には、第一の構成の帽子付き襟
巻であって、前記頭頂縁の延長線と前記下縁部との交差
部に、紐、止め具等の係止部を設けてなることを特徴と
するものである。この第二の構成の帽子付き襟巻におい
ては、後頭部と前頭部とにより形成されたポケット状の
帽体部へ頭部を挿入させ、あご下の位置で紐、止め具等
により、襟状に表出された基部を固定させる。本構成の
帽子付き襟巻では、頭頂縁の延長線が、後頭部の頭頂縁
と前頭部の上端縁との結合部分の両端の位置よりも谷形
状曲線で裾野状に下っているので、紐、止め具等をあご
下で結合させやすく、かつ、前身頃側へ回りやすくなっ
て着用しやすい。また、紐、止め具等の係止部を設けて
いるので、その係止により頭形に対して確実にフィット
して着用することができ、従って、従来の被服用フード
や合羽等に比し視野が広くなって安全となる。
【0007】また、第三には、帽子付き襟巻であって、
上に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後頭部に続け、任
意長の長方形形状の基部の上縁部を連結し、該基部に、
上縁を該頭頂縁とし、これと対峙する下縁を該後頭部の
円弧と対峙して下に凸の円弧で下端縁として前頭部を形
成し、前記後頭部の頭頂縁と該前頭部の上端縁とを結合
して帽体部を形成してなることを特徴とするものであ
る。この第三の構成の帽子付き襟巻においては、後頭部
と前頭部とにより形成されたポケット状の帽体部へ頭部
を挿入させ、任意幅及び長さの長方形形状に形成されて
いる基部をマフラーのように首に巻いたり、ストールの
ように肩に掛けたりさせる。本構成の帽子付き襟巻で
は、後頭部の頭頂縁が円弧状であるので、着用した場合
に、頭形に対して帽体部がフレヤーに浮き上がって毛髪
を押え付けることがなく、従って、取り外した場合に、
整髪等の手間を要しない。また、上縁部が、前頭部に有
する下端縁の両端の位置よりも谷形状曲線で裾野状に下
っているので、長方形形状の基部があご下で首に巻きや
すく、又は、肩に掛けやすい。そして、それを巻いた
り、掛けたりした場合は、防寒等において、頭部を覆う
帽体部と合わせて相乗効果を発揮することができる。
【0008】また、第四には、帽子付き襟巻であって、
上に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後頭部と、これの
頂部の接線方向に上縁部を設け、該頭頂縁の略半円位置
に該上縁部方向へ切欠部を設け、さらに、前記頭頂縁の
頂部を略中心とした半円弧状でなる下縁部とで基部を形
成し、前記頭頂縁の円弧と対峙して下に凸の円弧で下端
縁を区画してなる前頭部とを、該後頭部の頭頂縁と該前
頭部の上端縁とを結合して帽体部を形成してなることを
特徴とするものである。この第四の構成の帽子付き襟巻
においては、後頭部と前頭部とにより形成されたポケッ
ト状の帽体部に頭部を挿入させ、略半円状に形成されて
いる基部をストールのように肩に掛けたりして、上半身
を覆わせる。本構成の帽子付き襟巻では、後頭部の頭頂
縁が円弧状であるので、着用した場合に、頭形に対して
帽体部がフレヤーに浮き上がって毛髪を押え付けること
がなく、従って、取り外した場合に、整髪等の手間を要
しない。また、基部が略半円状であって、それを肩に掛
けたりして上半身を覆うことができるので、防寒等にお
いて、頭部を覆う帽体部と合わせて一層の相乗効果を発
揮することができる。
【0009】また、第五には、帽子付き襟巻であって、
上に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後頭部と、これの
頂部の接線方向に上縁部を設け、該頭頂縁の略半円位置
に該上縁部方向へ切欠部を設け、さらに、前記上縁部の
両端からそれぞれ直線を直交状に延ばして形成した下縁
部とで基部を形成し、前記頭頂縁の円弧と対峙して下に
凸の円弧で下端縁を区画してなる前頭部とを、該後頭部
の頭縁と該前頭部の上端縁とを結合して帽体部を形成し
てなることを特徴とするものである。この第五の構成の
帽子付き襟巻においては、後頭部と前頭部とにより形成
されたポケット状の帽体部に頭部を挿入させ、上縁部と
下縁部とにより形成されている基部をストールのように
肩に掛けたりして、上半身を覆わせる。本構成の帽子付
き襟巻では、後頭部の頭頂縁が円弧状であるので、着用
した場合に、頭形に対して帽体部がフレヤーに浮き上が
って毛髪を押え付けることがなく、従って、取り外した
場合に、整髪等の手間を要しない。また、基部を肩に掛
けたりして上半身を覆うことができるので、防寒等にお
いて、頭部を覆う帽体部と合わせて一層の相乗効果を発
揮することができる。
【0010】また、第六には、第四又は第五の構成の帽
子付き襟巻であって、前記頭頂縁の延長線と前記上縁部
との交差部若しくはその近傍に紐を、又は、前記上縁部
に沿って止め具等の係止部を設けてなることを特徴とす
るものである。この第六の構成の帽子付き襟巻において
は、後頭部と前頭部とにより形成されたポケット状の帽
体部に頭部を挿入させ、基部をストールのように肩に掛
けたりして、上半身を覆わせて、あご下の位置で紐や止
め具等により、固定させる。本構成の帽子付き襟巻で
は、頭頂縁の延長線が、後頭部の頭頂縁と前頭部の上端
縁との結合部分の両端の位置から下ってくぼみ状でなる
ので、紐、止め具等をあご下で結合させやすく、かつ、
前身頃側へ回りやすくなって着用しやすい。また、紐、
止め具等の係止部を設けているので、その係止により頭
形に対して確実にフィットして着用することができ、ま
た、肩からの脱落や着くずれを防止することができる。
さらに、従来の被服用フードや合羽等に比し視野が広く
なって安全となる。
【0011】また、第七には、帽子付き襟巻であって、
外周が四角形の形状に形成され、その中央部分に、一つ
の対角線上で隣接した二つの孔部を開設し、該孔部間に
凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後頭部を二つ形成した
基部を、該対角線で裁断して分割し、その分割された基
部のそれぞれに、該後頭部に有する頭頂縁の円弧と対峙
して下に凸の円弧で下端縁を区画してなる前頭部を、該
基部に有する後頭部の頭頂縁と該前頭部の上端縁とを結
合することにより帽体部を形成してなることを特徴とす
るものである。この第七の構成の帽子付き襟巻において
は、基部を一つの対角線に沿って裁断して二つに分割
し、着用する場合は、後頭部と前頭部とにより形成され
たポケット状の帽体部へ頭部を挿入させ、上縁部と下縁
部とにより形成されている基部をストールのように肩に
掛けたりして、上半身を覆わせる。本構成の帽子付き襟
巻では、基部を一つの対角線で裁断し前頭部を配設する
ことにより、二枚の帽子付き襟巻ができるので、低コス
トで製造することができる。また、分割されたそれぞれ
の帽子付き襟巻は、後頭部の頭頂縁が円弧状であるの
で、着用した場合に、頭形に対して帽体部がフレヤーに
浮き上がって毛髪を押え付けることがなく、従って、取
り外した場合に、整髪等の手間を要しない。また、基部
を肩に掛けたりして上半身を覆うことができるので、防
寒等において、頭部を覆う帽体部と合わせて一層の相乗
効果を発揮することができる。
【0012】さらに、第八には、第七の構成の帽子付き
襟巻であって、前記頭頂縁の延長線と前記対角線との交
差部若しくはその近傍に紐を、又は、前記上縁部に沿っ
て止め具等の係止部を設けてなることを特徴とするもの
である。この第八の構成の帽子付き襟巻においては、分
割されたそれぞれの帽子付き襟巻の後頭部と前頭部とに
より形成されたポケット状の帽体部へ頭部を挿入させ、
基部をストールのように肩に掛けたりして、上半身を覆
わせて、あご下の位置で紐や止め具等により、固定させ
る。本構成の帽子付き襟巻では、分割されたそれぞれの
帽子付き襟巻において、その頭頂縁の延長線が、後頭部
の頭頂縁と前頭部の上端縁との結合部分の両端の位置か
ら下ってくぼみ状でなるので、紐、止め具等をあご下で
結合させやすく、かつ、前身頃側へ回りやすくなって着
用しやすい。また、紐、止め具等の係止部を設けている
ので、その係止により頭形に対して確実にフィットして
着用することができ、また、肩からの脱落や着くずれを
防止することができる。さらに、従来の被服用フードや
合羽等に比し視野が広くなって安全となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての一具
体例を図面を利用して説明する。まず、第一具体例を図
1及び図2を利用して説明する。本第一具体例の帽子付
き襟巻A1は、基部10aと、前頭部30aと、紐40
a、40a´とを有している。その素材は、織物、編み
物、不繊布、前記の起毛加工品、レース、ビニール等の
合成樹脂のシートのいずれで形成されてもよい。ここ
で、基部10aは、図1(a)に示すように、円弧状の
山形状曲線でなる頭頂縁22aと、該頭頂縁22aの両
端から裾野状に円弧状の谷形状曲線でなる上縁部24a
と、略円弧状でなる下縁部26aとから略扇形の形状を
形成している。なお、その周縁は縁かがり、パイピン
グ、三つ巻、カット等のいずれの外縁加工をしてもよ
い。そして、図1(a)に示すように、上記頭頂縁22
aに沿って紡錘形のシルエット形状を呈する範囲を後頭
部20aと指称する。
【0014】前頭部30aは、上端縁32aと、下端縁
34aとから形成され、図1(a)に示すように、紡錘
形のシルエット形状を呈している。なお、その周縁は該
基部10aと同様、外縁加工をしてもよい。上端縁32
aは、上記頭頂縁22aが呈している円弧状の山形状曲
線と合致するべく、円弧形状を呈している。下端縁34
aは、図1(a)に示すように、該上端縁32aと正反
対の円弧形状を呈している。そして、該前頭部30a
は、上記頭頂縁22aの形状に沿って該上端縁32aの
みが接合され、図1(b)に示すように、この間に頭部
を挿入可能な帽体状となっている。なお、後頭部20a
と前頭部30aとの接合部分の縫代は、内側又は外側の
いずれでもよい。また、裏付き加工をしてもよい。紐4
0a、40a´は、図1(a)に示すように、上記上縁
部24aの両端に1本ずつ配設されている。
【0015】次に、本第一具体例の帽子付き襟巻A1の
使用状態について図2を利用して説明する。前頭部30
aと後頭部20aとの接合により形成されているポケッ
ト状の帽体部50aに、頭部を入れて被って使用する。
すなわち、図2(a)に示すように、正面から見ると、
顔を残して頭部が耳をも含めて覆い隠される状態とな
り、あご下で紐40aと紐40a´とが結ばれる。よっ
て、基部10aが、肩や背中の上部をゆるやかに覆い、
あご下で襟状に表出して形成される。また、図2(b)
に示すように、側面から見ると、該前頭部30aがひさ
し状に顔の前額部において浮き上がり、上記後頭部20
aに有する頭頂縁22aが頭部の頭頂からあごにかけて
の線と合致してフィットする。さらに、図2(c)に示
すように、背面から見ると、毛髪が長い場合でも、背中
の上部まで覆うことが可能となる。
【0016】本第一具体例の帽子付き襟巻A1によれ
ば、後頭部20aの頭頂縁22aが円弧状であるので、
着用した場合に、頭形に対して帽体部50aがフレヤー
に浮き上がって毛髪を押え付けることがなく、従って、
取り外した場合に、整髪等の手間を要しない。また、上
縁部24aが、前頭部30aに有する下端縁34aの両
端の位置よりも谷形状曲線で裾野状に下っているので、
紐40aと紐40a´とをあご下で結びやすくなり、か
つ、前身頃側へ回りやすくなって着用しやすくなり、そ
して、あご下で結べば頭形に対して確実にフィットして
着用することができ、従って、従来の被服用フードや合
羽等に比し視野が広くなって安全となる。また、特に、
防水シートを生地として利用した場合は、簡易雨具とな
る。
【0017】次に、第二具体例を図3を利用して説明す
る。本第二具体例の帽子付き襟巻A2は、基部10b
と、前頭部30bとを有している。その素材は、上記第
一具体例とほぼ同様に、織物(タオル地等)、編み物、
不繊布、前記の起毛加工品のいずれで形成されてもよ
い。ここで、基部10bは、図3に示すように、概観す
ると、帯状を呈し、かつ、一方の長辺部が、その略中央
位置に円弧状の山形状曲線でなる頭頂縁22bと、該頭
頂縁22bの両端から裾野状に延びる上縁部24bとか
ら形成されている。そして、上記頭頂縁22bに沿って
紡錘形のシルエット形状を呈する範囲を後頭部20bと
指称する。なお、周縁は上記第一具体例と同様に、縁か
がり、パイピング、三つ巻、カット等のいずれの外縁加
工をしてもよい。また、その両短辺部をフリンジとして
もよい。
【0018】前頭部30bは、上記第一具体例と同様
に、上端縁32bと、下端縁34bとから形成され、図
3に示すように、紡錘形のシルエット形状を呈してい
る。なお、その周縁は該基部10bと同様、外縁加工を
してもよい。上端縁32bは、上記頭頂縁22bが呈し
ている円弧状の山形状曲線と合致するべく、円弧形状を
呈している。下端縁34bは、図3に示すように、該上
端縁32bと正反対の円弧形状を呈している。そして、
該前頭部30bは、上記頭頂縁22bの形状に沿って該
上端縁32bのみが接合され、この間に頭部を挿入可能
な帽体状となっている。なお、後頭部20bと前頭部3
0bとの接合部分の縫代は、内側又は外側のいずれでも
よい。また、裏付き加工をしてもよい。
【0019】次に、本第二具体例の帽子付き襟巻A2の
使用状態について説明する。上記第一具体例と同様に、
前頭部30bと後頭部20bとの接合により形成されて
いるポケット状の帽体部50bに、頭部を入れて被って
使用する。そして、正面から見た場合の、顔を残して頭
部が耳をも含めて覆い隠される状態と、側面から見た場
合の、該前頭部30bがひさし状に前額部において浮き
上がり、上記後頭部20bに有する頭頂縁22bが頭部
の頭頂からあごにかけての線と合致してフィットしてい
る状態は、上記第一具体例と同様の状態となり、そし
て、基部10bをマフラーのようにして首に巻いた状態
で使用される。
【0020】本第二具体例における帽子付き襟巻A2に
よれば、後頭部20bの頭頂縁22bが円弧状であるの
で、着用した場合に、頭形に対して帽体部50bがフレ
ヤーに浮き上がって毛髪を押え付けることがなく、従っ
て、取り外した場合に、整髪等の手間を要しない。ま
た、上縁部24bが、前頭部30bに有する下端縁34
bの両端の位置よりも谷形状曲線で裾野状に下っている
ので、帯状の基部10bがあご下で首に巻きやすく、そ
して、それを巻いた場合は、防寒等において、頭部を覆
う帽体部50bと合わせて相乗効果を発揮することがで
きる。
【0021】次に、第三具体例を図4を利用して説明す
る。本第三具体例の帽子付き襟巻A3は、基部10c
と、前頭部30cと、紐40c、40c´とを有してい
る。その素材は、上記第二具体例とほぼ同様に、織物、
編み物、不繊布、前記の起毛加工品、レースのいずれで
形成されてもよい。ここで、基部10cは、図4に示す
ように、概観すると、半円状の形状であって、その直径
部分でなる上縁部24cと、該上縁部24cの略中央位
置に、二つの切欠部60c、60c´を有している。な
お、周縁は上記第一具体例と同様に、縁かがり、パイピ
ング、三つ巻、カット等のいずれの外縁加工をしてもよ
い。切欠部60c、60c´はともに、図4に示すよう
に、両切欠部間を円弧状の山形状曲線の形状に形成する
べく、略直角三角形状の形状を呈している。そして、上
記上縁部24cの二つの内端部へ連なるその円弧部分を
頭頂縁22cと指称する。また、該頭頂縁22cに有す
る円弧状の山形状曲線部分に沿って略紡錘形のシルエッ
ト形状を呈する範囲を後頭部20cと指称する。
【0022】前頭部30cは、上端縁32cと、下端縁
34cとから形成され、図4に示すように、略紡錘形の
シルエット形状を呈している。なお、その周縁は該基部
10cと同様、外縁加工をしてもよい。上端縁32c
は、上記頭頂縁22cが呈している円弧状の山形状曲線
部分と合致するべく、円弧形状を呈している。下端縁3
4cは、図4に示すように、該上端縁32cと正反対の
略円弧形状を呈している。そして、該前頭部30cは、
上記頭頂縁22cに有する円弧状の山形状曲線部分に沿
って該上端縁32cのみが接合され、この間に頭部を挿
入可能な帽体状となっている。なお、後頭部20cと前
頭部30cとの接合部分の縫代は、内側又は外側のいず
れでもよい。また、裏付き加工をしてもよい。紐40
c、40c´は、図4に示すように、上記頭頂縁22c
の両端部と上記上縁部24cとの交差する部分に1本ず
つ配設されている。なお、紐40c、40c´の代わり
に、上記頭頂縁22cの両端部近傍にボタン等の止め具
を設け、又は、ブローチ、ピン等の着脱自在の止め具を
使用するようにしてもよい。
【0023】次に、本第三具体例の帽子付き襟巻A3の
使用状態について説明する。上記第一具体例と同様に、
前頭部30cと後頭部20cとの接合により形成されて
いるポケット状の帽体部50cに、頭部を入れて被って
使用する。そして、正面から見た場合の、顔を残して頭
部が耳をも含めて覆い隠され、あご下の位置で紐40c
と紐40c´とが結べ、基部10cが、肩や背中の上部
をゆるやかに覆い、あご下で襟状に形成される状態と、
側面から見た場合の、該前頭部30cがひさし状に前額
部において浮き上がり、上記後頭部20cに有する頭頂
縁22cが頭部の頭頂からあごにかけての線と合致して
フィットしている状態は、上記第一具体例と同様の状態
となり、そして、基部10cを肩掛けのように上半身に
巻き付けて、紐40cと紐40c´とをあご下で結んで
使用される。
【0024】本第三具体例の帽子付き襟巻A3によれ
ば、後頭部20cの頭頂縁22cが円弧状であるので、
着用した場合に、頭形に対して帽体部50cがフレヤー
に浮き上がって毛髪を押え付けることがなく、従って、
取り外した場合に、整髪等の手間を要しない。また、頭
頂縁22cが、前頭部30cに有する下端縁34cの両
端の位置から下ってくぼみ状でなるので、紐40cと紐
40c´とをあご下で結びやすくなり、かつ、前身頃側
へ回りやすくなって着用しやすくなり、あご下で結べば
頭形に対して確実にフィットして着用でき、また、肩か
らの脱落や着くずれを防止することができる。また、従
来の被服用フードや合羽等に比し視野が広くなって安全
となる。また、特に、防水シートを生地として利用した
場合は、簡易雨具となる。さらに、基部10cが略半円
状であって、それを肩に掛けたりして上半身を覆うこと
ができるので、防寒等において、頭部を覆う帽体部50
cと合わせて一層の相乗効果を発揮することができる。
【0025】次に、第四具体例を図5を利用して説明す
る。本第四具体例の帽子付き襟巻A4は、基部10d
と、前頭部30dと、紐40d、40d´とを有してい
る。その素材は、上記第三具体例と同様に、織物、編み
物、不繊布、前記の起毛加工品、レースのいずれで形成
されてもよい。ここで、基部10dは、図5に示すよう
に、概観すると、三角形の形状であって、三角形の底辺
に相当する上縁部24dと、該上縁部24dの略中央位
置に、二つの切欠部60d、60d´を有している。な
お、周縁は上記第一具体例と同様に、縁かがり、パイピ
ング、三つ巻、カット等のいずれの外縁加工をしてもよ
い。また、上記上縁部24d以外の二辺部をフリンジと
してもよい。切欠部60d、60d´はともに、上記第
三具体例と同様に、図5に示すように、両切欠部間を円
弧状の山形状曲線の形状に形成するべく、略直角三角形
状の形状を呈している。そして、上記上縁部24dの二
つの内端部へ連なるその円弧部分を頭頂縁22dと指称
する。また、該頭頂縁22dに有する円弧状の山形状曲
線部分に沿って略紡錘形のシルエット形状を呈する範囲
を後頭部20dと指称する。
【0026】前頭部30dは、上記第三具体例と同様
に、上端縁32dと、下端縁34dとから形成され、図
5に示すように、略紡錘形のシルエット形状を呈してい
る。なお、その周縁は該基部10dと同様、外縁加工を
してもよい。上端縁32dは、上記頭頂縁22dが呈し
ている円弧状の山形状曲線部分と合致するべく、円弧形
状を呈している。下端縁34dは、図5に示すように、
該上端縁32dと正反対の略円弧形状を呈している。そ
して、該前頭部30dは、上記頭頂縁22dに有する円
弧状の山形状曲線部分に沿って該上端縁32dのみが接
合され、この間に頭部を挿入可能な帽体状となってい
る。なお、後頭部20dと前頭部30dとの接合部分の
縫代は、内側又は外側のいずれでもよい。また、裏付き
加工をしてもよい。紐40d、40d´は、上記第三具
体例と同様に、図5に示すように、上記頭頂縁22dの
両端部と上記上縁部24dとの交差する部分に1本ずつ
配設されている。なお、上記第三具体例と同様に、紐4
0d、40d´の代わりに、上記頭頂縁22dの両端近
傍にボタン等の止め具を設け、又は、ブローチ、ピン等
の着脱自在の止め具を使用するようにしてもよい。
【0027】次に、本第四具体例の帽子付き襟巻A4の
使用状態について説明する。上記第一具体例と同様に、
前頭部30dと後頭部20dとの接合により形成されて
いるポケット状の帽体部50dに、頭部を入れて被って
使用する。そして、正面から見た場合の、顔を残して頭
部が耳をも含めて覆い隠され、あご下の位置で紐40d
と紐40d´とが結べ、基部10dが、肩や背中の上部
をゆるやかに覆い、あご下で襟状に形成される状態と、
側面から見た場合の、該前頭部30dがひさし状に前額
部において浮き上がり、上記後頭部20dに有する頭頂
縁22dが頭部の頭頂からあごにかけての線と合致して
フィットしている状態は、上記第一具体例と同様の状態
となり、そして、基部10dを上記第三具体例と同様、
肩掛けのように上半身に巻き付けて、紐40dと紐40
d´とをあご下で結んで使用される。
【0028】本第四具体例の帽子付き襟巻A4によれ
ば、後頭部20dの頭頂縁22dが円弧状であるので、
着用した場合に、頭形に対して帽体部50dがフレヤー
に浮き上がって毛髪を押え付けることがなく、従って、
取り外した場合に、整髪等の手間を要しない。また、頭
頂縁22dが、前頭部30dに有する下端縁34dの両
端の位置から下ってくぼみ状でなるので、紐40dと紐
40d´とをあご下で結びやすくなり、かつ、前身頃側
へ回りやすくなって着用しやすくなり、あご下で結べば
頭形に対して確実にフィットして着用でき、また、肩か
らの脱落や着くずれを防止することができる。また、従
来の被服用フードや合羽等に比し視野が広くなって安全
となる。また、特に、防水シートを生地として利用した
場合は、簡易雨具となる。さらに、基部10dを肩に掛
けたりして上半身を覆うことができるので、防寒等にお
いて、頭部を覆う帽体部50dと合わせて一層の相乗効
果を発揮することができる。
【0029】次に、第五具体例を図6を利用して説明す
る。本第五具体例の帽子付き襟巻A5は、基部10e
と、前頭部30e、30e´とを有している。その素材
は、上記第三具体例と同様に、織物、編み物、不繊布、
前記の起毛加工品、レースのいずれで形成されてもよ
い。ここで、基部10eは、図6に示すように、概観す
ると、正方形の形状であって、その中央部分に一つの対
角線S上を隣接した二つの孔部60e、60e´が開い
ている。なお、周縁は縁かがり、三つ巻、カットのいず
れの外縁加工をしてもよい。また、四辺部をすべてフリ
ンジとしてもよい。そして、両孔部60e、60e´の
縁部分を頭頂縁22e、22e´と指称し、また、該両
孔部間に形成された円弧状の山形状曲線部分に沿って略
紡錘形のシルエット形状を呈する二つの範囲を後頭部2
0e、20e´と指称する。
【0030】前頭部30e、30e´は、上記第四具体
例と同様に、上端縁32e、32e´と、下端縁34
e、34e´とから形成され、図6に示すように、略紡
錘形のシルエット形状を呈している。なお、その周縁は
該基部10eと同様、外縁加工をしてもよい。上端縁3
2e、32e´は、上記頭頂縁22e、22e´が呈し
ている円弧状の山形状曲線部分と合致するべく、円弧形
状を呈している。下端縁34e、34e´は、図6に示
すように、該上端縁32e、32e´と正反対の略円弧
形状を呈している。そして、該前頭部30e、30e´
はそれぞれ、図6に示すように、上記頭頂縁22e、2
2e´に有する円弧状の山形状曲線部分に沿って該上端
縁32e、32e´のみが接合され、この間に頭部を挿
入可能な帽体状となっている。なお、後頭部20e、2
0e´と前頭部30e、30e´との接合部分の縫代
は、内側又は外側のいずれでもよい。また、裏付き加工
をしてもよい。また、上記第四具体例と同様に、上記頭
頂縁22e、22e´の両端部と上記対角線Sとの交差
部分にそれぞれ紐を1本ずつ配設してもよい。さらに、
紐の代わりに、上記頭頂縁22e、22e´の両端近傍
にボタン等の止め具を設け、又は、ブローチ、ピン等の
着脱自在の止め具を使用するようにしてもよい。
【0031】次に、本第五具体例の帽子付き襟巻A5の
使用状態について説明する。まず、基部10eを対角線
Sに沿って裁断して分割し、分割された基部10eに有
する二つの後頭部20e、20e´の頭頂縁22e、2
2e´のそれぞれに沿って、前頭部30e、30e´の
上端縁32e、32e´のそれぞれを接合する。この場
合、二枚の帽子付き襟巻が形成されるが、それぞれの使
用状態は、上記第四具体例の使用状態とほぼ同様とな
る。すなわち、分割された一方の帽子付き襟巻について
説明すると、前頭部30eと後頭部20eとの接合によ
り形成されているポケット状の帽体部50eに、頭部を
入れて被って使用する。そして、正面から見た場合の、
顔を残して頭部が耳をも含めて覆い隠され、後から紐等
を配設した場合は、あご下の位置でそれらが結合でき、
分割された基部10eが、肩や背中の上部をゆるやかに
覆い、あご下で襟状に形成される状態と、側面から見た
場合の、該前頭部30eがひさし状に前額部において浮
き上がり、上記後頭部20eに有する頭頂縁22eが頭
部の頭頂からあごにかけての線と合致してフィットして
いる状態は、上記第一具体例と同様の状態となり、そし
て、分割された基部10eを上記第四具体例と同様、肩
掛けのように上半身に巻き付けて、紐等をあご下で結合
して使用される。
【0032】本第五具体例の帽子付き襟巻A5によれ
ば、基部10eを対角線Sで裁断し前頭部30e、30
e´を配設することにより、二枚の帽子付き襟巻ができ
るので、低コストで製造することができる。また、分割
されたそれぞれの帽子付き襟巻は、後頭部20e、20
e´の頭頂縁22e、22e´が円弧状であるので、着
用した場合に、頭形に対して帽体部50e、50e´が
フレヤーに浮き上がって毛髪を押え付けることがなく、
従って、取り外した場合に、整髪等の手間を要しない。
また、頭頂縁22e、22e´が、前頭部30e、30
e´の下端縁34e、34e´の両端の位置から下って
くぼみ状でなるので、紐等を配設した場合、それがあご
下で結合しやすくなり、かつ、前身頃側へ回りやすくな
って着用しやすくなり、紐等をあご下で結合させれば頭
形に対して確実にフィットして着用でき、また、肩から
の脱落や着くずれを防止することができる。また、従来
の被服用フードや合羽等に比し視野が広くなって安全と
なる。また、特に、防水シートを生地として利用した場
合は、簡易雨具となる。さらに、分割された基部10e
を肩に掛けたりして上半身を覆うことができるので、防
寒等において、頭部を覆う帽体部50e、50e´と合
わせて一層の相乗効果を発揮することができる。
【0033】なお、本具体例の帽子付き襟巻において
は、素材は主として布地を使用するとするが、合成樹脂
のシート等の他の素材を使用してもよい。また、基部の
形状については、本具体例に限定されるものでなく、後
頭部に有する頭頂縁の形状が円弧状を呈していれば、公
知の形状でよい。また、基部の素材及び柄等と前頭部の
素材及び柄等とは、同じものでもよいし、全く異なるも
のでもよい。異なる場合は、その外観において帽子付き
襟巻を多種類にわたり製造することとなり、ユーザーの
ニーズにも合致した製品群を構成することができる。ま
た、後頭部の頭頂縁と前頭部の上端縁との接合方法は、
任意の方法でよく、例えば、周縁を縁かがり、パイピン
グ等の外縁加工をするに際し、縁かがり、パイピング等
と同時に接合させるようにしてもよい。また、紐、ボタ
ン等の止め具については、本具体例に限定されるもので
なく、ジッパー(ファスナー)、ホック、スナップ、マ
ジックテープ等の任意のものを使用してもよい。さら
に、例えば、本第一、第三及び第四具体例の帽子付き襟
巻においては紐を配設しているが、その紐の代わりに、
外縁加工として施すパイピングを延長させて、紐として
形成してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の帽子付
き襟巻によれば、後頭部の頭頂縁が円弧状であるので、
着用した場合に、頭形に対して帽体部がフレヤーに浮き
上がって毛髪を押え付けることがなく、従って、取り外
した場合に、整髪等の手間を要しない。また、特に、請
求項2に記載の帽子付き襟巻によれば、頭頂縁の延長線
が、後頭部の頭頂縁と前頭部の上端縁との結合部分の両
端の位置よりも谷形状曲線で裾野状に下っているので、
紐、止め具等をあご下で結合させやすく、かつ、前身頃
側へ回りやすくなって着用しやすい。また、紐、止め具
等の係止部を設けているので、その係止により頭形に対
して確実にフィットして着用することができ、従って、
従来の被服用フードや合羽等に比し視野が広くなって安
全となる。
【0035】また、請求項3に記載の帽子付き襟巻によ
れば、後頭部の頭頂縁が円弧状であるので、着用した場
合に、頭形に対して帽体部がフレヤーに浮き上がって毛
髪を押え付けることがなく、従って、取り外した場合
に、整髪等の手間を要しない。また、上縁部が、前頭部
に有する下端縁の両端の位置よりも谷形状曲線で裾野状
に下っているので、長方形形状の基部があご下で首に巻
きやすく、又は、肩に掛けやすい。そして、それを巻い
たり、掛けたりした場合は、防寒等において、頭部を覆
う帽体部と合わせて相乗効果を発揮することができる。
また、請求項4に記載の帽子付き襟巻によれば、後頭部
の頭頂縁が円弧状であるので、着用した場合に、頭形に
対して帽体部がフレヤーに浮き上がって毛髪を押え付け
ることがなく、従って、取り外した場合に、整髪等の手
間を要しない。また、基部が略半円状であって、それを
肩に掛けたりして上半身を覆うことができるので、防寒
等において、頭部を覆う帽体部と合わせて一層の相乗効
果を発揮することができる。
【0036】また、請求項5に記載の帽子付き襟巻によ
れば、後頭部の頭頂縁が円弧状であるので、着用した場
合に、頭形に対して帽体部がフレヤーに浮き上がって毛
髪を押え付けることがなく、従って、取り外した場合
に、整髪等の手間を要しない。また、基部を肩に掛けた
りして上半身を覆うことができるので、防寒等におい
て、頭部を覆う帽体部と合わせて一層の相乗効果を発揮
することができる。また、請求項6に記載の帽子付き襟
巻によれば、頭頂縁の延長線が、後頭部の頭頂縁と前頭
部の上端縁との結合部分の両端の位置から下ってくぼみ
状でなるので、紐、止め具等をあご下で結合させやす
く、かつ、前身頃側へ回りやすくなって着用しやすい。
また、紐、止め具等の係止部を設けているので、その係
止により頭形に対して確実にフィットして着用すること
ができ、また、肩からの脱落や着くずれを防止すること
ができる。さらに、従来の被服用フードや合羽等に比し
視野が広くなって安全となる。
【0037】また、請求項7に記載の帽子付き襟巻によ
れば、基部を一つの対角線で裁断し前頭部を配設するこ
とにより、二枚の帽子付き襟巻ができるので、低コスト
で製造することができる。また、分割されたそれぞれの
帽子付き襟巻は、後頭部の頭頂縁が円弧状であるので、
着用した場合に、頭形に対して帽体部がフレヤーに浮き
上がって毛髪を押え付けることがなく、従って、取り外
した場合に、整髪等の手間を要しない。また、基部を肩
に掛けたりして上半身を覆うことができるので、防寒等
において、頭部を覆う帽体部と合わせて一層の相乗効果
を発揮することができる。さらに、請求項8に記載の帽
子付き襟巻によれば、分割されたそれぞれの帽子付き襟
巻において、その頭頂縁の延長線が、後頭部の頭頂縁と
前頭部の上端縁との結合部分の両端の位置から下ってく
ぼみ状でなるので、紐、止め具等をあご下で結合させや
すく、かつ、前身頃側へ回りやすくなって着用しやす
い。また、紐、止め具等の係止部を設けているので、そ
の係止により頭形に対して確実にフィットして着用する
ことができ、また、肩からの脱落や着くずれを防止する
ことができる。さらに、従来の被服用フードや合羽等に
比し視野が広くなって安全となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一具体例における、(a)は帽子付
き襟巻を示す正面図、(b)は(a)のZ−Z線におけ
る端面図である。
【図2】本発明の第一具体例における、(a)は帽子付
き襟巻を着用した場合の正面図、(b)は帽子付き襟巻
を着用した場合の側面図、(c)は帽子付き襟巻を着用
した場合の背面図である。
【図3】本発明の第二具体例における帽子付き襟巻を示
す正面図である。
【図4】本発明の第三具体例における帽子付き襟巻を示
す正面図である。
【図5】本発明の第四具体例における帽子付き襟巻を示
す正面図である。
【図6】本発明の第五具体例における裁断前の帽子付き
襟巻を示す正面図である。
【符号の説明】
10a、10b、10c、10d、10e 基部 20a、20b、20c、20d、20e 後頭部 22a、22b、22c、22d、22e、22e´
頭頂縁 24a、24b、24c、24d 上縁部 26a 下縁部 30a、30b、30c、30d、30e、30e´
前頭部 32a、32b、32c、32d、32e、32e´
上端縁 34b、34c、34d、34e、34e´ 下端縁 40a、40a´、40c、40c´、40d、40d
´ 紐 50a、50b、50c、50d、50e、50e´
帽体部 60c、60c´、60d、60d´ 切欠部 60e、60e´孔部 S 対角線 A1、A2、A3、A4、A5 帽子付き襟巻

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後
    頭部に続け、これの円弧と対峙して下に円弧で下縁部を
    区画してなる基部と、該後頭部の頭頂縁と該下縁部間
    に、前記後頭部の頭頂縁と対峙して下に凸の円弧で区画
    してなる前頭部とを、前記後頭部の頭頂縁と該前頭部の
    上端縁とを結合して帽体部を形成してなることを特徴と
    する帽子付き襟巻。
  2. 【請求項2】 前記頭頂縁の延長線と前記下縁部との交
    差部に、紐、止め具等の係止部を設けてなることを特徴
    とする請求項1に記載の帽子付き襟巻。
  3. 【請求項3】 上に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後
    頭部に続け、任意長の長方形形状の基部の上縁部を連結
    し、該基部に、上縁を該頭頂縁とし、これと対峙する下
    縁を該後頭部の円弧と対峙して下に凸の円弧で下端縁と
    して前頭部を形成し、前記後頭部の頭頂縁と該前頭部の
    上端縁とを結合して帽体部を形成してなることを特徴と
    する帽子付き襟巻。
  4. 【請求項4】 上に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後
    頭部と、これの頂部の接線方向に上縁部を設け、該頭頂
    縁の略半円位置に該上縁部方向へ切欠部を設け、さら
    に、前記頭頂縁の頂部を略中心とした半円弧状でなる下
    縁部とで基部を形成し、前記頭頂縁の円弧と対峙して下
    に凸の円弧で下端縁を区画してなる前頭部とを、該後頭
    部の頭頂縁と該前頭部の上端縁とを結合して帽体部を形
    成してなることを特徴とする帽子付き襟巻。
  5. 【請求項5】 上に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後
    頭部と、これの頂部の接線方向に上縁部を設け、該頭頂
    縁の略半円位置に該上縁部方向へ切欠部を設け、さら
    に、前記上縁部の両端からそれぞれ直線を直交状に延ば
    して形成した下縁部とで基部を形成し、前記頭頂縁の円
    弧と対峙して下に凸の円弧で下端縁を区画してなる前頭
    部とを、該後頭部の頭頂縁と該前頭部の上端縁とを結合
    して帽体部を形成してなることを特徴とする帽子付き襟
    巻。
  6. 【請求項6】 前記頭頂縁の延長線と前記上縁部との交
    差部若しくはその近傍に紐を、又は、前記上縁部に沿っ
    て止め具等の係止部を設けてなることを特徴とする請求
    項4又は5に記載の帽子付き襟巻。
  7. 【請求項7】 外周が四角形の形状に形成され、その中
    央部分に、一つの対角線上で隣接した二つの孔部を開設
    し、該孔部間に凸の円弧で頭頂縁を区画してなる後頭部
    を二つ形成した基部を、該対角線で裁断して分割し、そ
    の分割された基部のそれぞれに、該後頭部に有する頭頂
    縁の円弧と対峙して下に凸の円弧で下端縁を区画してな
    る前頭部を、該基部に有する後頭部の頭頂縁と該前頭部
    の上端縁とを結合することにより帽体部を形成してなる
    ことを特徴とする帽子付き襟巻。
  8. 【請求項8】 前記頭頂縁の延長線と前記対角線との交
    差部若しくはその近傍に紐を、又は、前記上縁部に沿っ
    て止め具等の係止部を設けてなることを特徴とする請求
    項7に記載の帽子付き襟巻。
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