JPH0927204A - 色の異なった複数個の装飾ランプの全て又は選択する一個を自在に点灯できる機能を持つ電気スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】主ランプと常夜灯の他に色の異なった複数個の
装飾ランプを備え、これら全て又は選択する好みの色の
一個が点灯する機能を持ち、単に照明のみでなく色調、
色彩を変化させて雰囲気を創作することができる電気ス
タンドを提供する。 【構成】主ランプ台（１）に主ランプ（１５）と常夜灯
（１６）を備え、側面（２０）に装飾ランプ全点灯用接
続子Ａ（４Ａ）と装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ（５
Ｂ）を設け、固定軸（６）に固定する。装飾ランプ台
（８）に色の異なった複数の装飾ランプ（１７）を備
え、内側面（２１）に装飾ランプ全点灯用接続子ａ（４
ａ）と装飾ランプ一個点灯用接続子ｂ（５ｂ）を設け回
動軸（１０）に固定する。固定軸（６）に傘歯車Ｂ（１
１Ｂ）を、カバー（１２）に傘歯車Ａ（１１Ａ）とハン
ドル（１３）を装着し、それぞれスタンド台（７）に固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は照明の色調、色彩に変化
を持たせ、雰囲気を創作することができる色の異なった
複数個の装飾ランプの全て又は選択する一個を自在に点
灯できる機能を持つ電気スタンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、電気スタンドは基本的に主ランプ
と常夜灯のみで構成され、あるいはこれらの形態に変化
を持たせた照明のみを目的としたランプが使用されてい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。従来の電気スタンドは主ランプと常夜灯の
みの単に「明るくする」ことを目的とされたものであ
り、従ってその照明は単調で、色調、色彩の変化による
雰囲気の創作は期待できず、ランプと笠の形態に変化を
持たせるにすぎなかった。本発明はこれらの欠点を解決
するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 （イ） 平面が円形の主ランプ台（１）の上面中央に主
ランプソケット（２）、その正面右隣に常夜灯ソケット
（３）、側面（２０）の正面に装飾ランプ全点灯用接続
子Ａ（４Ａ）と装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ（５Ｂ）
を設け、下面中央に固定軸（６）の上部を固定し、下部
をスタンド台（７）に固定する。この固定軸（６）は中
空でありスタンド台（７）から延びた４本のコードＡ
（１４Ａ）を通す。 （ロ） 主ランプ台（１）の内部で、固定軸（６）から
延びた４本のコードＡ（１４Ａ）のそれぞれを主ランプ
ソケット（２）、常夜灯ソケット（３）、装飾ランプ全
点灯用接続子Ａ（４Ａ）、装飾ランプ一個点灯用接続子
Ｂ（５Ｂ）に接続する。 （ハ） 主ランプ台（１）の回りを回動するドーナツ型
の装飾ランプ台（８）の上面に複数個の装飾ランプソケ
ット（９）を等間隔に設け、内側面（２１）に装飾ラン
プ全点灯用接続子ａ（４ａ）と装飾ランプ一個点灯用接
続子ｂ（５ｂ）を設け、下面を回動軸（１０）に固定す
る。装飾ランプ全点灯用接続子ａ（４ａ）は装飾ランプ
台（８）の内側面（２１）を一回りしている単一の輪で
あり、装飾ランプ全点灯用接続子Ａ（４Ａ）と接触す
る。装飾ランプ一個点灯用接続子ｂ（５ｂ）は各装飾ラ
ンプソケット（９）一個ごとに設け、これら複数個が等
間隔に並んで装飾ランプ台（８）の内側面（２１）を一
回りする輪を形成し、装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ
（５Ｂ）と接触する。 （ニ） 装飾ランプ台（８）の内部で装飾ランプ全点灯
用接続子ａ（４ａ）と全ての装飾ランプソケット（９）
とをコードＢ（１４Ｂ）で接続し、各装飾ランプ一個点
灯用接続子ｂ（５ｂ）とこれらに相対する装飾ランプソ
ケット（９）を互いにコードＢ（１４Ｂ）で接続する。 （ホ） 回動軸（１０）に傘歯車Ｂ（１１Ｂ）を装着す
る。この回動軸（１０）の中には固定軸（６）が収ま
る。 （ヘ） カバー（１２）の正面右方の内側に傘歯車Ａ
（１１Ａ）、外側にハンドル（１３）を装着し、スタン
ド台（７）に固定する。このカバー（１２）には回動軸
（１０）と傘歯車Ｂ（１１Ｂ）が収まる。 本発明は以上の構成よりなる色の異なった複数個の装飾
ランプの全て又は選択する一個を自在に点灯できる機能
を持つ電気スタンドである。

【０００５】

【作用】主ランプ（１５）、常夜灯（１６）、全ての装
飾ランプ（１７）、一個の装飾ランプ（１７）の点灯は
スイッチ（１８）によって選択する。ハンドル（１３）
を操作すると、装飾ランプ台（８）が主ランプ台（１）
の回りを回動する。従って、全ての装飾ランプ（１７）
を点灯する時、装飾ランプ台（８）を回動させて位置を
変えれば、照明の色調に変化を持たせることができる。
一個の装飾ランプ（１７）を点灯する時は、装飾ランプ
台（８）を回動させることにより、選択する好みの色の
一個を主ランプ（１５）の陰になることなくスタンドの
正面で点灯することができ、異なった色彩を楽しむこと
ができる。又、これらと共に主ランプ（１５）、常夜灯
（１６）もスイッチ（１８）をオンにすることにより同
時に照明できる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ） 平面が円形の主ランプ台（１）の上面中央に主
ランプソケット（２）、その正面右隣に常夜灯ソケット
（３）、側面（２０）の正面に装飾ランプ全点灯用接続
子Ａ（４Ａ）と装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ（５Ｂ）
を設け、下面中央に中空になっている固定軸（６）の上
部を固定し、下部をスタンド台（７）に固定する。この
主ランプ台（１）は主ランプ（１５）に笠がセットされ
ることから、後の（ハ）に述べる装飾ランプ台（８）が
主ランプ台（１）の回りを回動するのに対し、これは回
動させることはできず、固定軸（６）によって固定され
る。従って固定釉（６）は主ランプ台（１）を支え、固
定する支柱であり、又、中空であるこの中をスタンド台
（７）から延びる４本のコードＡ（１４Ａ）を主ランプ
台（１）へ通過させる。装飾ランプ全点灯用接続子Ａ
（４Ａ）と装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ（５Ｂ）の設
置箇所を側面（２０）の正面としているが、仮に右側あ
るいは左側とすると装飾ランプ（１７）一個の点灯時は
その位置となる。 （ロ） 主ランプ台（１）の内部で、固定軸（６）から
延びた４本のコードＡ（１４Ａ）のそれぞれを主ランプ
ソケット（２）、常夜灯ソケット（３）、装飾ランプ全
点灯用接続子Ａ（４Ａ）、装飾ランプ一個点灯用接続子
Ｂ（５Ｂ）に接続する。

【０００７】（ハ） 主ランプ台（１）の回りを回動す
るドーナツ型の装飾ランプ台（８）の上面に複数個の装
飾ランプソケット（９）を等間隔に設け、内側面（２
１）に装飾ランプ全点灯用接続子ａ（４ａ）と装飾ラン
プ一個点灯用接続子ｂ（５ｂ）を設け、下面を回動軸
（１０）に固定する。主ランプ台（１）が固定軸（６）
で固定されているのに対し、この装飾ランプ台（８）は
回動軸（１０）の回動に従って主ランプ台（１）の回り
を回動する。装飾ランプ全点灯用接続子ａ（４ａ）は図
３に示すように装飾ランプ台（８）の内側面（２１）を
一回りしている単一の輪であり、スタンドの正面に位置
する時点が装飾ランプ全点灯用接続子Ａ（４Ａ）と常時
接触している。装飾ランプー個点灯用接続子ｂ（５ｂ）
は各装飾ランプソケット（９）一個ごとに設け、図３に
示すように装飾ランプ台（８）の内側面（２１）をこれ
ら複数個が等間隔に並んで一回りする輪を形成し、スタ
ンドの正面に位置する何れかが装飾ランプ一個点灯用接
続子Ｂ（５Ｂ）と接触する。この装飾ランプ一個点灯用
接続子ｂ（５ｂ）は装飾ランプ台（８）を回動させた
時、瞬時に次の装飾ランプが点灯するように、図３に示
すように隣同士との間隔（１９）をできるだけ小さくす
る。 （ニ） 装飾ランプ台（８）の内部で装飾ランプ全点灯
用接続子ａ（４ａ）と全ての装飾ランプソケット（９）
とをコードＢ（１４Ｂ）で接続し、各装飾ランプ一個点
灯用接続子ｂ（５ｂ）とこれらに相対する装飾ランプソ
ケット（９）を互いにコードＢ（１４Ｂ）で接続する。

【０００８】（ホ） 回動軸（１０）に傘歯車Ｂ（１１
Ｂ）を装着する。この回動軸（１０）は、内部に固定軸
（６）を収め、装着された傘歯車Ｂ（１１Ｂ）の回動に
よって自らの回動を装飾ランプ台（８）に伝える働きと
共に装飾ランプ台（８）を支える支柱でもある。従っ
て、この回動軸（１０）が回動した時、スタンド台
（７）とに軋みが予想されるが、必要に応じてボールベ
アリング等をスタンド台（７）に備える。尚、傘歯車Ｂ
（１１Ｂ）は上向き、下向き何れも可能である。 （ヘ） カバー（１２）の正面右方の内側に傘歯車Ａ
（１１Ａ）、外側にハンドル（１３）を装着し、スタン
ド台（７）に固定する。このカバー（１２）は傘歯車Ａ
（１１Ａ）とハンドル（１３）の装着に利用するととも
に、傘歯車Ｂ（１１Ｂ）と回動軸（１０）を外観から遮
断する外装でもある。

【０００９】本発明は以上のような構造で、次に使用に
ついて説明する。 （イ） 主ランプ（１５）、常夜灯（１６）、全装飾ラ
ンプ（１７）、一個の装飾ランプ（１７）の点灯は各々
のスイッチ（１８）によって選択される。 （ロ） ハンドル（１３）を回すと傘歯車Ａ，Ｂ（１１
Ａ，１１Ｂ）が作動し、回動軸（１０）が回動し、装飾
ランプ台（８）が主ランプ台（１）の回りを回動する。 （ハ） 装飾ランプ全点灯用接続子ａ（４ａ）が装飾ラ
ンプ台（８）の内側面（２１）を一回りしている単一の
輪であるため、スタンドの正面に位置する時点が装飾ラ
ンプ全点灯用接続子Ａ（４Ａ）に常時接触し、又全ての
装飾ランプソケット（９）に接続していることから、装
飾ランプ台（８）が如何なる回動位置にあっても装飾ラ
ンプ（１７）の全てが同時に瞬時に点灯する。従って、
ハンドル（１３）の操作により装飾ランプ台（８）を回
動させることにより照明の色調に変化を持たせることが
できる。又、主ランプ（１５）のスイッチ（１８）をオ
ンにすれば共に点灯する。図４は装飾ランプ（１７）全
ての点灯を選択した図であり、又、装飾ランプ（１７）
が偶数個の場合、図のように主ランプ（１５）の真後ろ
に位置する一個はその陰になる。 （ニ） 装飾ランプ一個点灯用接続子ｂ（５ｂ）が各装
飾ランプソケット（９）一個ごとに設けられ、これらが
等間隔に並んで装飾ランプ台（８）の内側面（２１）を
一回りする輪を形成し、スタンドの正面に位置する何れ
かが装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ（５Ｂ）に接触す
る。従ってハンドル（１３）を操作して、選択する好み
の色の一個をスタンドの正面で点灯し、色彩の変化を楽
しむことができる。又、主ランプ（１５）あるいは常夜
灯（１６）のスイッチ（１８）をオンにすれば、それら
と共に点灯する。

【００１０】

【発明の効果】本発明は従来の主ランプと常夜灯のみで
なくミニクリプトンランプ、カラーランプ、シャンデリ
ヤランプといった装飾ランプ（１７）を複数個備えた電
気スタンドであり、これら全てを点灯し、あるいは選択
する好みの色の一個を主ランプ（１５）の陰になること
なくスタンドの正面で点灯して照明の色調、色彩に変化
を持たせることができる。従って、ハンドル（１３）を
回動させるという簡単な操作によって多彩な照明の雰囲
気を創り出すことができ、又これらと共に主ランプ（１
５）、常夜灯（１６）も同時に点灯できるので、一層多
様な照明となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の主ランプ台（１）と固定軸（６）の一
部切欠斜視図である。

【図３】本発明の装飾ランプ台（８）とカバー（１２）
の一部切欠斜視図である。

【図４】本発明の主ランプ台（１）と装飾ランプ台
（８）の左側面の部分断面図である。

【符号の説明】 １ 主ランプ台 １１Ａ
傘歯車Ａ ２ 主ランプソケット １１Ｂ
傘歯車Ｂ ３ 常夜灯ソケット １２
カバー ４Ａ 装飾ランプ全点灯用接続子Ａ １３
ハンドル ４ａ 装飾ランプ全点灯用接続子ａ １４Ａ
コードＡ ５Ｂ 装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ １４Ｂ
コードＢ ５ｂ 装飾ランプ一個点灯用接続子ｂ １５
主ランプ ６ 固定軸 １６
常夜灯 ７ スタンド台 １７
装飾ランプ ８ 装飾ランプ台 １８
スイッチ ９ 装飾ランプソケット １９
間隔 １０ 回動軸 ２０
側面 ２１ 内側面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ） 平面が円形の主ランプ台（１）の
   上面に主ランプソケット（２）と常夜灯ソケット
   （３）、側面（２０）に装飾ランプ全点灯用接続子Ａ
   （４Ａ）と装飾ランプ一個点灯用接続子Ｂ（５Ｂ）を設
   け、下面を固定軸（６）の上部に固定し、下部をスタン
   ド台（７）に固定する。 （ロ） 主ランプソケット（２）、常夜灯ソケット
   （３）、装飾ランプ全点灯用接続子Ａ（４Ａ）、装飾ラ
   ンプ一個点灯用接続子Ｂ（５Ｂ）のそれぞれにコードＡ
   （１４Ａ）を接続する。 （ハ） 主ランプ台（１）の回りを回動する装飾ランプ
   台（８）の上面に複数個の装飾ランプソケット（９）を
   等間隔に設け、内側面（２１）に装飾ランプ全点灯用接
   続子ａ（４ａ）と装飾ランプ一個点灯用接続子ｂ（５
   ｂ）を設け、下面を回動軸（１０）に固定する。 （ニ） 装飾ランプ全点灯用接続子ａ（４ａ）と全ての
   装飾ランプソケット（９）とをコードＢ（１４Ｂ）で接
   続し、各装飾ランプ一個点灯用接続子ｂ（５ｂ）とこれ
   らに相対する装飾ランプソケット（９）を互いにコード
   Ｂ（１４Ｂ）で接続する。 （ホ） 回動軸（１０）に傘歯車Ｂ（１１Ｂ）を装着す
   る。 （ヘ） カバー（１２）の内側に傘歯車Ａ（１１Ａ）、
   外側にハンドル（１３）を装着し、スタンド台（７）に
   固定する。 以上の構成よりなる色の異なった複数個の装飾ランプの
   全て又は選択する一個を自在に点灯できる機能を持つ電
   気スタンド。