JPH09271770A - カートリッジ式純水製造装置 - Google Patents
カートリッジ式純水製造装置Info
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- JPH09271770A JPH09271770A JP8111967A JP11196796A JPH09271770A JP H09271770 A JPH09271770 A JP H09271770A JP 8111967 A JP8111967 A JP 8111967A JP 11196796 A JP11196796 A JP 11196796A JP H09271770 A JPH09271770 A JP H09271770A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イオン交換樹脂の塩分吸着量を測定できる経
済的な機構を備えたカートリッジ式純水製造装置を提供
する。 【解決手段】 本純水製造装置は、設定時間毎に原水及
び純水の電気伝導率をそれぞれ測定する原水電気伝導率
計32及び純水電気伝導率計20と、原水又は純水の流
量を設定時間毎に測定する流量計36と、演算装置38
とを備えている。演算装置38は、原水電気伝導率計3
2及び純水電気伝導率計20によって設定時間毎にそれ
ぞれ測定した原水及び純水の電気伝導率を求め、電気伝
導率と塩分濃度との相関関係に従って電気伝導率に基づ
き原水及び純水の塩分濃度を求め、更に原水と純水との
塩濃度の差を算出する。次いで、演算装置38は、設定
時間毎に算出した塩濃度の差と、設定時間毎に流量計3
4で測定した流量とを乗算して、各設定時間毎の積を求
め、かつ積の各値を積算して積算値、即ちイオン交換樹
脂に吸着された塩分量を算出する。
済的な機構を備えたカートリッジ式純水製造装置を提供
する。 【解決手段】 本純水製造装置は、設定時間毎に原水及
び純水の電気伝導率をそれぞれ測定する原水電気伝導率
計32及び純水電気伝導率計20と、原水又は純水の流
量を設定時間毎に測定する流量計36と、演算装置38
とを備えている。演算装置38は、原水電気伝導率計3
2及び純水電気伝導率計20によって設定時間毎にそれ
ぞれ測定した原水及び純水の電気伝導率を求め、電気伝
導率と塩分濃度との相関関係に従って電気伝導率に基づ
き原水及び純水の塩分濃度を求め、更に原水と純水との
塩濃度の差を算出する。次いで、演算装置38は、設定
時間毎に算出した塩濃度の差と、設定時間毎に流量計3
4で測定した流量とを乗算して、各設定時間毎の積を求
め、かつ積の各値を積算して積算値、即ちイオン交換樹
脂に吸着された塩分量を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ式純
水製造装置に関し、更に詳細にはカートリッジに充填し
たイオン交換樹脂に吸着した塩分量を算出できるカート
リッジ式純水製造装置に関するものである。
水製造装置に関し、更に詳細にはカートリッジに充填し
たイオン交換樹脂に吸着した塩分量を算出できるカート
リッジ式純水製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】少量の純水を必要とする実験室、工場等
には、通常、イオン交換樹脂の再生装置を付設した純水
製造装置に代えて、予め外部で再生された活性の高いイ
オン交換樹脂を収容しているカートリッジで、純水製造
に使用されて活性が低下した、すなわち不純物イオンの
貫流点に達したイオン交換樹脂を収容しているカートリ
ッジを取り替えるようにした、小型のカートリッジ式純
水製造装置が使用されている。従来のカートリッジ式純
水製造装置10(以下、簡単に純水製造装置10と言
う)は、図4に示すように、H形強酸性陽イオン交換樹
脂とOH形強塩基性陰イオン交換樹脂とを混合してなる
イオン交換樹脂12を充填したボンベ状カートリッジ1
4と、原水中の異物を除去する入口側フィルター16
と、万が一ボンベ状カートリッジから異物が流出して純
水中に漏出するのを防止するための出口側フィルター1
8と、純水の電気伝導率を測定するために出口側に取り
付けられた純水電気伝導率計20とを備えている。入口
側フィルター16、出口側フィルター18及び電気伝導
率計20は、それらとカートリッジ14とを接続する原
水配管22、純水配管24と共に一体的な構造になって
いて、カートリッジ14の頭部でカートリッジ14から
取り外し自在になっている。
には、通常、イオン交換樹脂の再生装置を付設した純水
製造装置に代えて、予め外部で再生された活性の高いイ
オン交換樹脂を収容しているカートリッジで、純水製造
に使用されて活性が低下した、すなわち不純物イオンの
貫流点に達したイオン交換樹脂を収容しているカートリ
ッジを取り替えるようにした、小型のカートリッジ式純
水製造装置が使用されている。従来のカートリッジ式純
水製造装置10(以下、簡単に純水製造装置10と言
う)は、図4に示すように、H形強酸性陽イオン交換樹
脂とOH形強塩基性陰イオン交換樹脂とを混合してなる
イオン交換樹脂12を充填したボンベ状カートリッジ1
4と、原水中の異物を除去する入口側フィルター16
と、万が一ボンベ状カートリッジから異物が流出して純
水中に漏出するのを防止するための出口側フィルター1
8と、純水の電気伝導率を測定するために出口側に取り
付けられた純水電気伝導率計20とを備えている。入口
側フィルター16、出口側フィルター18及び電気伝導
率計20は、それらとカートリッジ14とを接続する原
水配管22、純水配管24と共に一体的な構造になって
いて、カートリッジ14の頭部でカートリッジ14から
取り外し自在になっている。
【0003】ところで、カートリッジに充填されたイオ
ン交換樹脂には、その単位体積当たり吸着できる塩分量
(イオン量)が定まっていて、それ以上の塩分量を吸着
することはできない。その塩分量は、一般に、イオン交
換容量と称される。換言すれば、イオン交換樹脂の塩分
吸着量が、イオン交換容量に近づくと、原水中の塩分を
除去することができなくなって急激に純水中の塩分量が
増大する。そこで、上述の純水製造装置10では、純水
電気伝導率計20によって測定した流出純水の電気伝導
率により、純水の塩分濃度の適、不適を判断している。
そして、測定した電気伝導率が予め設定した上限電気伝
導率を超えた時点で、カートリッジ14に充填されてい
るイオン交換樹脂が、イオン交換容量に近い塩分量を既
に吸着したために、イオン交換活性が低下したものと判
断し、使用中のカートリッジ14を予め外部で再生され
た活性の高いイオン交換樹脂を充填した別のカートリッ
ジと交換している。
ン交換樹脂には、その単位体積当たり吸着できる塩分量
(イオン量)が定まっていて、それ以上の塩分量を吸着
することはできない。その塩分量は、一般に、イオン交
換容量と称される。換言すれば、イオン交換樹脂の塩分
吸着量が、イオン交換容量に近づくと、原水中の塩分を
除去することができなくなって急激に純水中の塩分量が
増大する。そこで、上述の純水製造装置10では、純水
電気伝導率計20によって測定した流出純水の電気伝導
率により、純水の塩分濃度の適、不適を判断している。
そして、測定した電気伝導率が予め設定した上限電気伝
導率を超えた時点で、カートリッジ14に充填されてい
るイオン交換樹脂が、イオン交換容量に近い塩分量を既
に吸着したために、イオン交換活性が低下したものと判
断し、使用中のカートリッジ14を予め外部で再生され
た活性の高いイオン交換樹脂を充填した別のカートリッ
ジと交換している。
【0004】活性の低下したイオン交換樹脂を収容して
いるカートリッジは、活性の低下したイオン交換樹脂を
再生して再度使用するためにイオン交換樹脂の再生処理
場に移送され、そこで薬品処理により再生してイオン交
換樹脂の活性を回復させている。そして、活性の回復し
たイオン交換樹脂は、カートリッジに充填されて、再び
元の使用場所に戻される。
いるカートリッジは、活性の低下したイオン交換樹脂を
再生して再度使用するためにイオン交換樹脂の再生処理
場に移送され、そこで薬品処理により再生してイオン交
換樹脂の活性を回復させている。そして、活性の回復し
たイオン交換樹脂は、カートリッジに充填されて、再び
元の使用場所に戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カートリッ
ジ式純水製造装置の使用者とイオン交換樹脂の再生処理
を行う者とは、一般に、別人であるので、予想より早期
にカートリッジを交換せざるを得なくなったとき、純水
製造装置の使用者とイオン交換樹脂の再生する者との間
で、イオン交換樹脂の再生処理の良、不良について問題
になることがある。イオン交換樹脂を早期に交換せざる
を得なくなった原因には、種々のことが考えられる。先
ず、第1には、イオン交換樹脂の再生処理が不適切なこ
とに因るものである。イオン交換樹脂の再生処理が適切
であれば、活性が回復したイオン交換樹脂は、所定量の
塩分を吸着することができるが、再生処理が不適切であ
ると、イオン交換能力が十分に回復せず、そのために吸
着できる塩分量が減少する。その結果、所定量の純水を
製造できる前に、イオン交換樹脂の活性が低下し、カー
トリッジを交換せざるを得なくなる。第2には、原水と
して使用する水道水、工業用水等の用水の塩分濃度が変
動し、原水中の塩分濃度が所定より高くなると、製造す
る純水の単位体積当たりに除去すべき塩分量が増大する
ので、製造できる純水の量が減少する。特に、降雨量の
少ない渇水期には、一時的に塩分濃度が電気伝導率で3
00μS /cm位に著しく増大することがあるので、通常
時の塩分濃度(電気伝導率で150μS /cm位)に比
べ、製造できる純水の量が半分程度にまで減少する。第
3には、イオン交換樹脂の再生が適切で、塩分濃度が所
定濃度であったとしても、純水の使用量が通常時に比べ
て異常に多かった場合には、所定量の塩分量を吸着する
までの時間が短くなるので、イオン交換樹脂の使用可能
期間が短くなる。
ジ式純水製造装置の使用者とイオン交換樹脂の再生処理
を行う者とは、一般に、別人であるので、予想より早期
にカートリッジを交換せざるを得なくなったとき、純水
製造装置の使用者とイオン交換樹脂の再生する者との間
で、イオン交換樹脂の再生処理の良、不良について問題
になることがある。イオン交換樹脂を早期に交換せざる
を得なくなった原因には、種々のことが考えられる。先
ず、第1には、イオン交換樹脂の再生処理が不適切なこ
とに因るものである。イオン交換樹脂の再生処理が適切
であれば、活性が回復したイオン交換樹脂は、所定量の
塩分を吸着することができるが、再生処理が不適切であ
ると、イオン交換能力が十分に回復せず、そのために吸
着できる塩分量が減少する。その結果、所定量の純水を
製造できる前に、イオン交換樹脂の活性が低下し、カー
トリッジを交換せざるを得なくなる。第2には、原水と
して使用する水道水、工業用水等の用水の塩分濃度が変
動し、原水中の塩分濃度が所定より高くなると、製造す
る純水の単位体積当たりに除去すべき塩分量が増大する
ので、製造できる純水の量が減少する。特に、降雨量の
少ない渇水期には、一時的に塩分濃度が電気伝導率で3
00μS /cm位に著しく増大することがあるので、通常
時の塩分濃度(電気伝導率で150μS /cm位)に比
べ、製造できる純水の量が半分程度にまで減少する。第
3には、イオン交換樹脂の再生が適切で、塩分濃度が所
定濃度であったとしても、純水の使用量が通常時に比べ
て異常に多かった場合には、所定量の塩分量を吸着する
までの時間が短くなるので、イオン交換樹脂の使用可能
期間が短くなる。
【0006】しかし、上述した従来の純水製造装置で
は、カートリッジの早期交換の原因を確定することがで
きないので、原因が使用者側にあるのか、再生処理業者
側にあるのかで、トラブルになり易かった。これは、従
来の純水製造装置がイオン交換樹脂の塩分吸着量を測定
できる機構を備えていないので、イオン交換樹脂が所定
量の塩分を吸着したのかどうか判断できないことにその
原因がある。そこで、イオン交換樹脂の塩分吸着量を算
出できる機構を備えたカートリッジ式純水製造装置が要
望されているが、カートリッジ式純水製造装置は、一般
に、少量の純水を製造する場合に使用される廉価な装置
であるから、イオン交換樹脂の塩分吸着量を算出できる
機構も廉価な機構であることが望ましい。以上の事情か
ら、本発明の目的は、イオン交換樹脂の塩分吸着量を測
定できる経済的な機構を備えたカートリッジ式純水製造
装置を提供することである。
は、カートリッジの早期交換の原因を確定することがで
きないので、原因が使用者側にあるのか、再生処理業者
側にあるのかで、トラブルになり易かった。これは、従
来の純水製造装置がイオン交換樹脂の塩分吸着量を測定
できる機構を備えていないので、イオン交換樹脂が所定
量の塩分を吸着したのかどうか判断できないことにその
原因がある。そこで、イオン交換樹脂の塩分吸着量を算
出できる機構を備えたカートリッジ式純水製造装置が要
望されているが、カートリッジ式純水製造装置は、一般
に、少量の純水を製造する場合に使用される廉価な装置
であるから、イオン交換樹脂の塩分吸着量を算出できる
機構も廉価な機構であることが望ましい。以上の事情か
ら、本発明の目的は、イオン交換樹脂の塩分吸着量を測
定できる経済的な機構を備えたカートリッジ式純水製造
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、原水及び純
水の塩分濃度は、水の塩分濃度とその水の電気伝導率と
の間で定まる一定の相関関係、例えば図5に示すような
相関関係に従って電気伝導率の測定値に基づいて容易に
算出することができることを前提に、単位経過時間内に
イオン交換樹脂に吸着された塩分量は、その単位経過時
間内に流入した原水と流出した純水との間の塩分濃度と
の差と、単位経過時間内に流入した原水量(又は流出し
た純水量)との積に等しいことに着眼した。そして、イ
オン交換樹脂の全使用経過時間にわたりその積を積算す
ると、イオン交換樹脂に吸着された塩分量を求めること
ができることを見い出した。
水の塩分濃度は、水の塩分濃度とその水の電気伝導率と
の間で定まる一定の相関関係、例えば図5に示すような
相関関係に従って電気伝導率の測定値に基づいて容易に
算出することができることを前提に、単位経過時間内に
イオン交換樹脂に吸着された塩分量は、その単位経過時
間内に流入した原水と流出した純水との間の塩分濃度と
の差と、単位経過時間内に流入した原水量(又は流出し
た純水量)との積に等しいことに着眼した。そして、イ
オン交換樹脂の全使用経過時間にわたりその積を積算す
ると、イオン交換樹脂に吸着された塩分量を求めること
ができることを見い出した。
【0008】また、実用的には、(1)塩分濃度の変化
の小さい範囲で、塩分濃度と電気伝導率とはほぼ一次関
数の直線関係(塩分濃度をY、電気伝導率をXとする
と、Y=KXの関係、但しKは定数である)にあるの
で、原水と純水の塩分濃度の差と、単位経過時間に流入
した原水量(又は流出した純水量)との積は、実用的に
は、電気伝導率の差と流入した原水量(又は流出した純
水量)との積で代替し得ること、(2)純水の塩分濃度
が原水に比べて極めて低いことを考慮すると、原水と純
水の塩分濃度の差は、原水の塩分濃度で代替しても実用
的に差し支えないこと、更には、(3)原水の電気伝導
率で代替しても差し支えないことを見い出した。
の小さい範囲で、塩分濃度と電気伝導率とはほぼ一次関
数の直線関係(塩分濃度をY、電気伝導率をXとする
と、Y=KXの関係、但しKは定数である)にあるの
で、原水と純水の塩分濃度の差と、単位経過時間に流入
した原水量(又は流出した純水量)との積は、実用的に
は、電気伝導率の差と流入した原水量(又は流出した純
水量)との積で代替し得ること、(2)純水の塩分濃度
が原水に比べて極めて低いことを考慮すると、原水と純
水の塩分濃度の差は、原水の塩分濃度で代替しても実用
的に差し支えないこと、更には、(3)原水の電気伝導
率で代替しても差し支えないことを見い出した。
【0009】上記目的を達成するために、以上の知見に
基づき、本発明に係るカートリッジ式純水製造装置は、
予め再生済の活性の高いイオン交換樹脂を収容している
カートリッジで、使用されて活性が低下したイオン交換
樹脂を収容しているカートリッジを取り替えるようにし
たカートリッジ式純水製造装置において、カートリッジ
に流入する原水の電気伝導率を設定時間毎に測定する原
水電気伝導率計と、原水又は純水の流量を設定時間毎に
測定する流量計と、原水電気伝導率計で測定した原水電
気伝導率と流量計で測定した流量との積を設定時間毎に
求め、かつ設定時間毎の積の各値を積算して積算値を算
出する演算装置とを備えることを特徴としている。
基づき、本発明に係るカートリッジ式純水製造装置は、
予め再生済の活性の高いイオン交換樹脂を収容している
カートリッジで、使用されて活性が低下したイオン交換
樹脂を収容しているカートリッジを取り替えるようにし
たカートリッジ式純水製造装置において、カートリッジ
に流入する原水の電気伝導率を設定時間毎に測定する原
水電気伝導率計と、原水又は純水の流量を設定時間毎に
測定する流量計と、原水電気伝導率計で測定した原水電
気伝導率と流量計で測定した流量との積を設定時間毎に
求め、かつ設定時間毎の積の各値を積算して積算値を算
出する演算装置とを備えることを特徴としている。
【0010】本発明で言う塩分とは、原水中に溶解して
いる塩の陽イオン、例えばNa+ 、Ca2+、Mg2+等、
及び、陰イオン、例えばCl- 、SO4 2- 等を言い、通
常はNa+ 及びCl- がその大部分を占めているので、
電気伝導率で塩分濃度を表す場合には、Na+ Cl- で
代表できる。設定時間は、任意であって、例えば30
秒、或いは10分ないし1時間であっても良い。流量計
は、瞬間の流量を測定する流量計でも、設定時間内の積
算流量を測定できる積算型流量計でも良い。瞬間の流量
を測定する流量計の場合には、演算装置は流量計で測定
した瞬間流量に設定時間を乗じて設定時間内の積算流量
を求める。演算装置に加えて、演算装置で算出した積算
量を表示する表示装置を設けてもよい。演算装置及び表
示装置には、既知の装置を使用できる。尚、演算装置及
び表示装置には、リセット装置を設けて演算及び表示の
初期設定、例えばゼロ設定ができるようにする。以上の
構成により、一のカートリッジに対する原水の流入開始
後の全経過時間にわたり、設定時間毎の積の各値を演算
装置により積算し、イオン交換樹脂に吸着された塩分量
に対応する指標値を求めることができる。
いる塩の陽イオン、例えばNa+ 、Ca2+、Mg2+等、
及び、陰イオン、例えばCl- 、SO4 2- 等を言い、通
常はNa+ 及びCl- がその大部分を占めているので、
電気伝導率で塩分濃度を表す場合には、Na+ Cl- で
代表できる。設定時間は、任意であって、例えば30
秒、或いは10分ないし1時間であっても良い。流量計
は、瞬間の流量を測定する流量計でも、設定時間内の積
算流量を測定できる積算型流量計でも良い。瞬間の流量
を測定する流量計の場合には、演算装置は流量計で測定
した瞬間流量に設定時間を乗じて設定時間内の積算流量
を求める。演算装置に加えて、演算装置で算出した積算
量を表示する表示装置を設けてもよい。演算装置及び表
示装置には、既知の装置を使用できる。尚、演算装置及
び表示装置には、リセット装置を設けて演算及び表示の
初期設定、例えばゼロ設定ができるようにする。以上の
構成により、一のカートリッジに対する原水の流入開始
後の全経過時間にわたり、設定時間毎の積の各値を演算
装置により積算し、イオン交換樹脂に吸着された塩分量
に対応する指標値を求めることができる。
【0011】また、イオン交換樹脂の塩分吸着量自体を
測定し、表示するためには、演算装置が、電気伝導率と
塩分濃度との相関関係に従って原水電気伝導率に基づく
原水塩分濃度を算出し、次いで算出した原水塩分濃度と
流量との積を設定時間毎に求め、かつ設定時間毎の積の
各値を積算して積算値を算出するようにする。演算装置
に記憶させる電気伝導率と塩分濃度との相関関係は、塩
分濃度と電気伝導率とを規定する関係式でも良く、また
グラフを構成する数値座標列でも良い。
測定し、表示するためには、演算装置が、電気伝導率と
塩分濃度との相関関係に従って原水電気伝導率に基づく
原水塩分濃度を算出し、次いで算出した原水塩分濃度と
流量との積を設定時間毎に求め、かつ設定時間毎の積の
各値を積算して積算値を算出するようにする。演算装置
に記憶させる電気伝導率と塩分濃度との相関関係は、塩
分濃度と電気伝導率とを規定する関係式でも良く、また
グラフを構成する数値座標列でも良い。
【0012】演算装置で求める積算値をより一層厳密に
イオン交換樹脂の塩分吸着量に対応させるには、更に、
製造した純水の電気伝導率を測定する純水電気伝導率計
を備え、演算装置が、原水電気伝導率計で測定した原水
電気伝導率と純水電気伝導率計で測定した純水電気伝導
率の差を算出し、次いで電気伝導率の差と流量との積を
設定時間毎に求め、かつ設定時間毎の積の各値を積算し
て積算値を算出するようにする。また、イオン交換樹脂
の塩分吸着量自体をより厳密に算出するためには、演算
装置が、電気伝導率と塩分濃度との相関関係に従って原
水電気伝導率及び純水電気伝導率に基づく原水塩分濃度
及び純水塩分濃度をそれぞれ算出し、次いで原水塩分濃
度と純水塩分濃度の差と流量との積を設定時間毎に求
め、かつ設定時間毎の積の各値を積算して積算値を算出
するようにする。また、好適な実施態様では、演算装置
で求めた積算値を表示する表示装置を設ける。必要なら
ば、純水電気伝導率が設定値を超えた旨の警報、積算値
が設定値を超えた旨の警報を出すようにしても良い。
イオン交換樹脂の塩分吸着量に対応させるには、更に、
製造した純水の電気伝導率を測定する純水電気伝導率計
を備え、演算装置が、原水電気伝導率計で測定した原水
電気伝導率と純水電気伝導率計で測定した純水電気伝導
率の差を算出し、次いで電気伝導率の差と流量との積を
設定時間毎に求め、かつ設定時間毎の積の各値を積算し
て積算値を算出するようにする。また、イオン交換樹脂
の塩分吸着量自体をより厳密に算出するためには、演算
装置が、電気伝導率と塩分濃度との相関関係に従って原
水電気伝導率及び純水電気伝導率に基づく原水塩分濃度
及び純水塩分濃度をそれぞれ算出し、次いで原水塩分濃
度と純水塩分濃度の差と流量との積を設定時間毎に求
め、かつ設定時間毎の積の各値を積算して積算値を算出
するようにする。また、好適な実施態様では、演算装置
で求めた積算値を表示する表示装置を設ける。必要なら
ば、純水電気伝導率が設定値を超えた旨の警報、積算値
が設定値を超えた旨の警報を出すようにしても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明
する。実施例1 本実施例のカートリッジ式純水製造装置30(以下、純
水製造装置30と言う)は、本発明に係るカートリッジ
式純水製造装置の実施例の一つであって、通水開始時の
不適格水(通水の初期に一時的に流出する水質の悪い
水)を排水するための切り換え弁を備えた装置である。
純水製造装置30は、図1に示すように、図4に示した
従来の純水製造装置10の構成に加えて、原水の電気伝
導率を測定する原水電気伝導率計32と、排水切り換え
用の三方電磁弁34と、三方電磁弁34の下流に設けら
れて、純水の積算流量を測定する水車型の積算流量計3
6と、原水電気伝導率計32、純水電気伝導率計20及
び積算流量計36から測定値がそれぞれ入力され、入力
された測定値に基づいて演算する演算装置38と、演算
装置38に接続され、測定値及び演算値を表示する表示
装置40とを備えている。本実施例では、演算装置38
と表示装置40とは、一つのパッケージとして、例えば
図2に示すようなハウジング42に収容されている。更
に、ハウジング42は、原水電気伝導率計32、純水電
気伝導率計20、三方電磁弁34及び積算流量計36、
原水配管22、純水配管24と共に一体的にカートリッ
ジ14の頭部に取り付け、取り外しできるようになって
いる。
例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明
する。実施例1 本実施例のカートリッジ式純水製造装置30(以下、純
水製造装置30と言う)は、本発明に係るカートリッジ
式純水製造装置の実施例の一つであって、通水開始時の
不適格水(通水の初期に一時的に流出する水質の悪い
水)を排水するための切り換え弁を備えた装置である。
純水製造装置30は、図1に示すように、図4に示した
従来の純水製造装置10の構成に加えて、原水の電気伝
導率を測定する原水電気伝導率計32と、排水切り換え
用の三方電磁弁34と、三方電磁弁34の下流に設けら
れて、純水の積算流量を測定する水車型の積算流量計3
6と、原水電気伝導率計32、純水電気伝導率計20及
び積算流量計36から測定値がそれぞれ入力され、入力
された測定値に基づいて演算する演算装置38と、演算
装置38に接続され、測定値及び演算値を表示する表示
装置40とを備えている。本実施例では、演算装置38
と表示装置40とは、一つのパッケージとして、例えば
図2に示すようなハウジング42に収容されている。更
に、ハウジング42は、原水電気伝導率計32、純水電
気伝導率計20、三方電磁弁34及び積算流量計36、
原水配管22、純水配管24と共に一体的にカートリッ
ジ14の頭部に取り付け、取り外しできるようになって
いる。
【0014】演算装置38は、原水電気伝導率計32及
び純水電気伝導率計20によって設定時間毎にそれぞれ
測定した原水及び純水の電気伝導率に基づき、電気伝導
率と塩分濃度との相関関係に従って原水及び純水の塩分
濃度を求め、更に原水と純水の塩分濃度の差を算出す
る。次いで、演算装置38は、設定時間毎に算出した塩
分濃度の差と、設定時間毎に積算流量計36で測定した
積算流量との積を求め、かつ設定時間毎の積の各値を積
算して積算値、即ちイオン交換樹脂に吸着された塩分量
を算出する。表示装置40の表示面44には、図2に示
すように原水電気伝導率計32及び純水電気伝導率計2
0によって設定時間毎にそれぞれ測定した原水及び純水
の電気伝導率を示すデジタル目盛り46、48、並び
に、測定開始後の全経過時間中にイオン交換樹脂に吸着
された塩分量を表示するデジタル目盛り50が設けてあ
る。
び純水電気伝導率計20によって設定時間毎にそれぞれ
測定した原水及び純水の電気伝導率に基づき、電気伝導
率と塩分濃度との相関関係に従って原水及び純水の塩分
濃度を求め、更に原水と純水の塩分濃度の差を算出す
る。次いで、演算装置38は、設定時間毎に算出した塩
分濃度の差と、設定時間毎に積算流量計36で測定した
積算流量との積を求め、かつ設定時間毎の積の各値を積
算して積算値、即ちイオン交換樹脂に吸着された塩分量
を算出する。表示装置40の表示面44には、図2に示
すように原水電気伝導率計32及び純水電気伝導率計2
0によって設定時間毎にそれぞれ測定した原水及び純水
の電気伝導率を示すデジタル目盛り46、48、並び
に、測定開始後の全経過時間中にイオン交換樹脂に吸着
された塩分量を表示するデジタル目盛り50が設けてあ
る。
【0015】また、表示装置40の表示面44には、ロ
ック用の鍵を備えたリセットスイッチ52が設けてあ
り、表示面44の前記塩分量を表示するデジタル目盛り
50及び積算流量計36等の必要な計器のゼロ設定を行
うことができる。また、ブザーにより又は警告灯の点滅
光により警報を発する警報装置(図示せず)が表示面4
4に設けられていて、純水電気伝導率が設定値を超えた
時にはその旨の警報及びイオン交換樹脂に吸着した塩分
量が設定値を超えた時にはその旨の警報をそれぞれ発す
るようになっている。三方電磁弁34は、純水電気伝導
率計20で測定した純水の電気伝導率が設定値以下にな
ると、演算装置38からの指令に基づき排水側の弁が閉
鎖され、純水を採水する側に弁が開放され、一方、純水
の電気伝導率が設定値以上になると排水側の弁が開放さ
れ、純水を排水側に流出させて廃棄するように動作す
る。
ック用の鍵を備えたリセットスイッチ52が設けてあ
り、表示面44の前記塩分量を表示するデジタル目盛り
50及び積算流量計36等の必要な計器のゼロ設定を行
うことができる。また、ブザーにより又は警告灯の点滅
光により警報を発する警報装置(図示せず)が表示面4
4に設けられていて、純水電気伝導率が設定値を超えた
時にはその旨の警報及びイオン交換樹脂に吸着した塩分
量が設定値を超えた時にはその旨の警報をそれぞれ発す
るようになっている。三方電磁弁34は、純水電気伝導
率計20で測定した純水の電気伝導率が設定値以下にな
ると、演算装置38からの指令に基づき排水側の弁が閉
鎖され、純水を採水する側に弁が開放され、一方、純水
の電気伝導率が設定値以上になると排水側の弁が開放さ
れ、純水を排水側に流出させて廃棄するように動作す
る。
【0016】以上の構成により、本実施例の純水製造装
置30は、原水流入開始後にイオン交換樹脂12に吸着
した塩分量の全量を正確に測定できるので、カートリッ
ジ14の取り替えについて従来生じていたようなトラブ
ルが生じない。なお、上記実施例では積算流量計36を
三方電磁弁34の下流側に設けたが、積算流量計36を
三方電磁弁34の上流側に設けてもよく、このような構
成とした方がカートリッジ14内のイオン交換樹脂12
に吸着された塩分量をより正確に測定することができ
る。
置30は、原水流入開始後にイオン交換樹脂12に吸着
した塩分量の全量を正確に測定できるので、カートリッ
ジ14の取り替えについて従来生じていたようなトラブ
ルが生じない。なお、上記実施例では積算流量計36を
三方電磁弁34の下流側に設けたが、積算流量計36を
三方電磁弁34の上流側に設けてもよく、このような構
成とした方がカートリッジ14内のイオン交換樹脂12
に吸着された塩分量をより正確に測定することができ
る。
【0017】実施例2 本実施例のカートリッジ式純水製造装置60(以下、純
水製造装置60と言う)は、本発明に係るカートリッジ
式純水製造装置の実施例の一つであって、通水開始時の
不適格水を排水する機構を備えていない。本実施例の純
水製造装置60の構成及び機能は、図3に示すように、
通水開始時の不適格水を排水するための三方電磁弁34
が設けられてないこと、及び、流量計36が原水配管2
2に設けられていることを除いて、実施例1の純水製造
装置30の構成及び機能と同じである。本実施例では、
流量計34が原水側に設けてあって、水道水等の原水中
に通常含まれている遊離塩素により殺菌されるので、流
量計34内で微生物が繁殖しないという利点がある。
水製造装置60と言う)は、本発明に係るカートリッジ
式純水製造装置の実施例の一つであって、通水開始時の
不適格水を排水する機構を備えていない。本実施例の純
水製造装置60の構成及び機能は、図3に示すように、
通水開始時の不適格水を排水するための三方電磁弁34
が設けられてないこと、及び、流量計36が原水配管2
2に設けられていることを除いて、実施例1の純水製造
装置30の構成及び機能と同じである。本実施例では、
流量計34が原水側に設けてあって、水道水等の原水中
に通常含まれている遊離塩素により殺菌されるので、流
量計34内で微生物が繁殖しないという利点がある。
【0018】改変例1 実施例1及び実施例2の純水製造装置30、60の演算
装置38において、塩分濃度の差と流量との積を求める
代わりに、以下のようにすることもできる。それは、原
水電気伝導率計32及び純水電気伝導率計20で測定し
た原水と純水の電気伝導率の差を設定時間毎に求め、次
いで設定時間毎の電気伝導率の差と、設定時間毎に積算
流量計36で測定した積算流量との積を算出し、かつ設
定時間毎の積の各値を積算して積算値、即ちイオン交換
樹脂に吸着された塩分量に対応する指標値を算出する。
装置38において、塩分濃度の差と流量との積を求める
代わりに、以下のようにすることもできる。それは、原
水電気伝導率計32及び純水電気伝導率計20で測定し
た原水と純水の電気伝導率の差を設定時間毎に求め、次
いで設定時間毎の電気伝導率の差と、設定時間毎に積算
流量計36で測定した積算流量との積を算出し、かつ設
定時間毎の積の各値を積算して積算値、即ちイオン交換
樹脂に吸着された塩分量に対応する指標値を算出する。
【0019】改変例2 実施例1及び実施例2の純水製造装置30、60の演算
装置38において、塩分濃度の差を経過時間毎に求める
代わりに、純水の塩分濃度が極めて低いことを考慮する
と、実用的には、設定時間毎に原水の電気伝導率より求
めた塩分濃度を設定時間毎の塩分濃度の差とすることも
できる。
装置38において、塩分濃度の差を経過時間毎に求める
代わりに、純水の塩分濃度が極めて低いことを考慮する
と、実用的には、設定時間毎に原水の電気伝導率より求
めた塩分濃度を設定時間毎の塩分濃度の差とすることも
できる。
【0020】改変例3 改変例1の演算装置38において、原水と純水の電気伝
導率の差を求める代わりに、純水の電気伝導率が極めて
低いことを考慮すると、実用的には、原水の電気伝導率
を電気伝導率の差とすることもできる。尚、実施例1と
2及び改変例1から3において、入口側フィルター1
6、出口側フィルター18は、必ずしも設ける必要はな
い。
導率の差を求める代わりに、純水の電気伝導率が極めて
低いことを考慮すると、実用的には、原水の電気伝導率
を電気伝導率の差とすることもできる。尚、実施例1と
2及び改変例1から3において、入口側フィルター1
6、出口側フィルター18は、必ずしも設ける必要はな
い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、電気伝導率計で測定し
た電気伝導率と流量計で測定した流量とを乗算して、設
定時間毎の積を求め、かつ各積の値を積算して積算値を
算出する演算装置を設けることにより、イオン交換樹脂
に吸着された塩分量を正確に算出することができる。し
かも、演算装置を含めて既知の簡単な機構で本発明を構
成することができるので、経済的である。
た電気伝導率と流量計で測定した流量とを乗算して、設
定時間毎の積を求め、かつ各積の値を積算して積算値を
算出する演算装置を設けることにより、イオン交換樹脂
に吸着された塩分量を正確に算出することができる。し
かも、演算装置を含めて既知の簡単な機構で本発明を構
成することができるので、経済的である。
【図1】本発明に係るカートリッジ式純水製造装置の実
施例1の構成を示す模式図である。
施例1の構成を示す模式図である。
【図2】表示面の構成を示す模式図である。
【図3】本発明に係るカートリッジ式純水製造装置の実
施例2の構成を示す模式図である。
施例2の構成を示す模式図である。
【図4】従来のカートリッジ式純水製造装置の構成を示
す模式図である。
す模式図である。
【図5】塩分濃度と電気伝導率との関係を示すグラフで
ある。
ある。
10 従来のカートリッジ式純水製造装置 12 イオン交換樹脂 14 カートリッジ 16 入口側フィルター 18 出口側フィルター 20 純水電気伝導率計 30 本発明に係るカートリッジ式純水製造装置の実施
例1 32 原水電気伝導率計 34 三方電磁弁 36 積算流量計 38 演算装置 40 表示装置 42 ハウジング 44 表示面 46、48、50 デジタル目盛り 52 リセットスイッチ 60 本発明に係るカートリッジ式純水製造装置の実施
例2
例1 32 原水電気伝導率計 34 三方電磁弁 36 積算流量計 38 演算装置 40 表示装置 42 ハウジング 44 表示面 46、48、50 デジタル目盛り 52 リセットスイッチ 60 本発明に係るカートリッジ式純水製造装置の実施
例2
Claims (5)
- 【請求項1】 予め再生済の活性の高いイオン交換樹脂
を収容しているカートリッジで、使用されて活性が低下
したイオン交換樹脂を収容しているカートリッジを取り
替えるようにしたカートリッジ式純水製造装置におい
て、 カートリッジに流入する原水の電気伝導率を設定時間毎
に測定する原水電気伝導率計と、 原水又は純水の流量を設定時間毎に測定する流量計と、 原水電気伝導率計で測定した原水電気伝導率と流量計で
測定した流量との積を設定時間毎に求め、かつ設定時間
毎の積の各値を積算して積算値を算出する演算装置とを
備えることを特徴とするカートリッジ式純水製造装置。 - 【請求項2】 演算装置が、電気伝導率と塩分濃度との
相関関係に従って原水電気伝導率に基づく原水塩分濃度
を算出し、次いで算出した原水塩分濃度と流量との積を
設定時間毎に求め、かつ設定時間毎の積の各値を積算し
て積算値を算出することを特徴とする請求項1に記載の
カートリッジ式純水製造装置。 - 【請求項3】 更に、製造した純水の電気伝導率を測定
する純水電気伝導率計を備え、 演算装置が、原水電気伝導率計で測定した原水電気伝導
率と純水電気伝導率計で測定した純水電気伝導率の差を
算出し、次いで電気伝導率の差と流量との積を設定時間
毎に求め、かつ設定時間毎の積の各値を積算して積算値
を算出することを特徴とする請求項1に記載のカートリ
ッジ式純水製造装置。 - 【請求項4】 演算装置が、電気伝導率と塩分濃度との
相関関係に従って原水電気伝導率及び純水電気伝導率に
基づく原水塩分濃度及び純水塩分濃度をそれぞれ算出
し、次いで原水塩分濃度と純水塩分濃度の差と流量との
積を設定時間毎に求め、かつ設定時間毎の積の各値を積
算して積算値を算出することを特徴とする請求項3に記
載のカートリッジ式純水製造装置。 - 【請求項5】 演算装置で求めた積算値を表示する表示
装置を備えていることを特徴とする請求項1から4のう
ちのいずれか1項に記載のカートリッジ式純水製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8111967A JPH09271770A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | カートリッジ式純水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8111967A JPH09271770A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | カートリッジ式純水製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09271770A true JPH09271770A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14574636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8111967A Pending JPH09271770A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | カートリッジ式純水製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09271770A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100484543B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-04-20 | 주식회사 포스코 | 크롬산화물 제조시 형성되는 중화염의 제거여부 판단방법 |
JP2007216173A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Hokuetsu Kogyo Co Ltd | イオン交換型純水器の残存処理能力評価方法及び残存処理能力評価装置 |
JP2007260633A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 水処理システム、及び、この水処理システムの制御方法 |
JP2007260632A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | イオン交換樹脂の再生装置、この再生装置を備える水処理システム、この水処理システムの制御方法 |
JP2009102841A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Tohoku Kensetsu Kyokai | 地下水中の特定イオンの濃度推定方法、ヘキサダイヤグラムの作成方法、地盤変位監視対象地の監視方法及び監視装置 |
JP2011098267A (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Japan Organo Co Ltd | 純水製造システムおよび純水製造方法 |
KR20190047059A (ko) | 2016-12-13 | 2019-05-07 | 오르가노 코포레이션 | 이온교환체 충전 카트리지 및 금속제거칼럼 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8111967A patent/JPH09271770A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100484543B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-04-20 | 주식회사 포스코 | 크롬산화물 제조시 형성되는 중화염의 제거여부 판단방법 |
JP2007216173A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Hokuetsu Kogyo Co Ltd | イオン交換型純水器の残存処理能力評価方法及び残存処理能力評価装置 |
JP2007260633A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 水処理システム、及び、この水処理システムの制御方法 |
JP2007260632A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | イオン交換樹脂の再生装置、この再生装置を備える水処理システム、この水処理システムの制御方法 |
JP2009102841A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Tohoku Kensetsu Kyokai | 地下水中の特定イオンの濃度推定方法、ヘキサダイヤグラムの作成方法、地盤変位監視対象地の監視方法及び監視装置 |
JP2011098267A (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Japan Organo Co Ltd | 純水製造システムおよび純水製造方法 |
KR20190047059A (ko) | 2016-12-13 | 2019-05-07 | 오르가노 코포레이션 | 이온교환체 충전 카트리지 및 금속제거칼럼 |
US11305272B2 (en) | 2016-12-13 | 2022-04-19 | Organo Corporation | Ion exchanger filled cartridge and metal removing column |
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