JPH09271769A - 軟水化装置及び軟水化装置の保守方法 - Google Patents

軟水化装置及び軟水化装置の保守方法

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JPH09271769A
JPH09271769A JP8081773A JP8177396A JPH09271769A JP H09271769 A JPH09271769 A JP H09271769A JP 8081773 A JP8081773 A JP 8081773A JP 8177396 A JP8177396 A JP 8177396A JP H09271769 A JPH09271769 A JP H09271769A
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JP
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water
water softening
component
ion exchange
softening device
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Kaoru Asada
芳 浅田
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟水化装置をコンパクトにするとともに、再
生時期等を確実に判断できる軟水化装置及びその保守方
法を提供する。 【解決手段】 軟水化装置10を軟水化部品14のみを
取り出して交換できるような構成にして、再生タンクが
不要なようにした。また、積算流量計15によって再生
時期を判断して軟水化部品14を交換するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬水を軟水に変え
る軟水化装置及びその保守方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば洗濯業においては、硬
水を使用した場合には洗浄効果が失われるとの理由か
ら、水道水を軟水化する軟水化装置が使用されている。
また、近年においては、飲食業においても、料理や飲物
の味を良くするために、水道水を軟水化する軟水化装置
が使用されていることがある。特にヨーロッパにおいて
は、川や湖の水のほとんどが硬水であるため、軟水化装
置の需要は高いものとなっている。
【0003】この軟水化装置の一例として、軟水化装置
1を図30に示す。この軟水化装置1は、水を流入させ
る流入口(流入部)2と、流入させた水の硬水イオンを
軟水イオンと交換する軟水化部品(軟水化部)3と、軟
水化した水を流出させる流出口(流出部)4とを備えて
いる。なお、この軟水化装置1は、軟水化部品に貯留し
ている硬水イオンを洗い流して再生させる再生タンク5
を備えている。
【0004】流入口2は、水道に接続されており、通常
は軟水化部品3に水道水が送られるようにされている。
軟水化部品3は、イオン交換樹脂が入れられており、水
道から送られてきた水のカルシウムイオン等の硬水イオ
ンをナトリウムイオン等の軟水イオンと交換して軟水化
させることができるようにされている。流出口4は、軟
水タンクへ接続したり、水を直接容器等へ入れたりし
て、軟水を取り出すことができるようにされている。
【0005】再生タンク5は、図31に示すように、切
替えバルブ6を介して軟水化部品3に接続されている。
また、この軟水化部品3は切替えバルブ7を介して排水
口8に接続されている。すなわち、タイマー9の作動中
は、切替えバルブ6及び7の水流方向を切り替え、再生
タンク5の塩水を軟水化部品3に送りつつ排水口8から
排水していくことにより、軟水化部品3内のイオン交換
樹脂を洗浄していくことができるようにされている。な
お、図31に示す回路図は一例であって、他の回路が使
用されることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような軟
水化装置1は、通常、最も小型のものでもイオン交換樹
脂のみで6リットル程度は必要であるため、全体として
大型にならざるを得なかった。このため、製造コストが
高くなるだけでなく、マンション等の狭いスペースには
設置できないという課題があった。また、図31に示す
ような回路図の配管工事を行う必要があるため、取付け
工事は大がかりで困難であり、作業コストのかかるもの
であった。
【0007】そこで、本発明者は、このような課題を解
決し、従来の軟水化装置を改良するべく鋭意研究した結
果、本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の軟水化装置の要
旨とするところは、水を流入させる流入部と、イオン交
換材料が入れられ、流入させた水の硬水イオンを軟水イ
オンと交換する軟水化部品と、軟水化した水を流出させ
る流出部とを備えた軟水化装置において、前記軟水化部
品が、本体に取り付け又は取り外し可能な容器内に前記
イオン交換材料が入れられてなることにある。
【0009】ここで、イオン交換材料とは、カルシウム
イオン又はマグネシウムイオン等の硬水イオンを、ナト
リウムイオン等の軟水イオンと交換し得るイオン交換樹
脂から成るものであるが、水素イオンや水酸イオン等の
軟水イオンと交換し得るイオン交換樹脂から成るもので
あっても良い。
【0010】このような軟水化装置は、一の軟水化部品
が取り外された後再生されて再び取り付けられ、又は他
の軟水化部品が取り付けられることにより、軟水化部品
が再生済のものと順次交換されていく。なお、取り外し
た軟水化部品は、再生して再び使用しても良いが、廃棄
処分しても良い。ここで、再生とは、イオン交換樹脂が
有する軟水イオンを水道水等が有する硬水イオンと交換
して軟水化していくことにより、軟水化部品の軟水化機
能が低下したため、塩水等で洗浄して軟水イオンを有す
る元のイオン交換樹脂へ戻すことをいう。
【0011】また、本発明の軟水化装置の要旨とすると
ころは、前記軟水化装置において、前記本体から取り外
された前記軟水化部品のイオン交換材料に貯留している
硬水イオンを洗い流して再生させ、該軟水化部品を該本
体へ再び取り付け得ることにある。
【0012】このような軟水化装置は、取り外された軟
水化部品が、そのイオン交換材料に貯留している硬水イ
オンを洗い流されて再生させられ、本体へ再び取り付け
られる。なお、軟水化部品の再生方法は、塩水に漬けて
洗浄する等の容易な方法であることが望ましい。
【0013】また、本発明の軟水化装置の要旨とすると
ころは、前記軟水化装置において、前記軟水化装置に流
量計が備えられ、前記軟水化部品を交換する時期が該流
量計から算出され得ることにある。この流量計は、コス
トを下げるために、電気的にデジタル表示するものでは
なく、機械的に表示できるものが良いが、特に限定され
ることはない。
【0014】このような軟水化装置は、軟水化部品の交
換時期が、流量計によって軟水化部品を通過させて軟水
化させた水量を積算することにより判断される。軟水化
させた水量を積算することにより判断されるため、使用
量の少ない時に不必要に軟水化部品を交換することがな
くなり、軟水化部品を洗浄するための塩の量が節約され
る。また、時間又は日数によって交換時期を判断する従
来の軟水化装置と全く異なる態様である。
【0015】次に、本発明の軟水化装置の要旨とすると
ころは、水を流入させる流入部と、イオン交換材料が入
れられ、流入させた水の硬水イオンを軟水イオンと交換
する軟水化部品と、軟水化した水を流出させる流出部と
を備えた軟水化装置において、流量計が備えられ、前記
軟水化部品を再生させる時期、又は該軟水化部品を交換
する時期が該流量計から算出され得ることにある。な
お、本明細書にいう流量計は、再生時期又は交換時期を
判断して交換した時にリセットされるものであれば、先
の再生時又は交換時における積算流量との差を算出する
必要がないため、より望ましい。
【0016】このような軟水化装置は、軟水化部品の交
換時期又は軟水化部品を再生させる時期が、流量計によ
って軟水化部品を通過させて軟水化させた水量を積算す
ることにより判断される。
【0017】次に、本発明の軟水化装置の保守方法の要
旨とするところは、軟水化装置に備えられた軟水化部品
のイオン交換材料に貯留している硬水イオンを洗い流し
て再生させる軟水化装置の保守方法において、前記軟水
化部品を取り外した後、他の軟水化部品を取り付けるこ
と、又は該取り外した軟水化部品のイオン交換材料に貯
留している硬水イオンを洗い流して再生させて再び取り
付け得ることにある。
【0018】このような保守方法は、一の軟水化部品が
取り外された後再生されて再び取り付けられ、又は他の
軟水化部品が取り付けられることにより、軟水化部品が
再生済のものと順次交換されていく保守方法である。す
なわち、軟水化部品が再生済のものと順次交換されてい
くことにより、軟水化装置としての機能が保守されてい
く保守方法である。
【0019】また、本発明の軟水化装置の保守方法の要
旨とするところは、前記軟水化装置の保守方法におい
て、前記軟水化装置に流量計を備えておき、前記軟水化
部品を取り外して交換する時期を、該流量計から算出し
得ることにある。
【0020】このような保守方法は、流量計によって軟
水化部品を通過させて軟水化させた水量を積算すること
により軟水化部品の交換時期が判断されて、軟水化部品
が順次交換されていく保守方法である。軟水化させた水
量を積算することにより判断されるため、タイマー等を
使用して時間又は日数によって交換時期を判断する従来
の軟水化装置と全く異なる保守方法である。
【0021】また、本発明の軟水化装置の保守方法の要
旨とするところは、前記軟水化装置の保守方法におい
て、軟水化装置に備えられた軟水化部品のイオン交換材
料に貯留している硬水イオンを洗い流して再生させる軟
水化装置の保守方法において、前記軟水化装置に流量計
を備えておき、前記軟水化部品の再生時期又は再生終了
時期を、該流量計から算出し得ることにある。ここで、
再生時期とは、軟水化部品の軟水化機能が低下したた
め、軟水化部品の再生を開始すべき時期をいう。
【0022】このような保守方法は、軟水化部品の交換
時期が、流量計によって軟水化部品を通過させて軟水化
させた水量を積算することにより判断される保守方法で
ある。このため、時間又は日数によって再生時期を判断
する従来の軟水化装置と全く異なる態様であり、日によ
って軟水化装置の使用量が異なったりしても、一定の使
用量毎にイオン交換樹脂が再生されて保守されていくこ
とができる。また、タイマー等を使用して時間等によっ
て再生終了時期を判断する従来の軟水化装置と全く異な
る態様である。
【0023】
【実施例】次に、本発明に係る軟水化装置及びその保守
方法の実施例について、図面に基づいて詳しく説明す
る。
【0024】図1乃至図3において、符号10は本発明
に係る軟水化装置である。この軟水化装置10は、水を
流入させる流入口(流入部)12と、イオン交換樹脂部
品13が入れられ、流入させた水の硬水イオンをイオン
交換樹脂部品13の軟水イオンと交換する軟水化部品
(軟水化部)14と、軟水化した水を流出させる流出口
(流出部)16とを備えて構成されている。
【0025】なお、流入口12は、水道管46に接続さ
れ、水道の水が流入するように構成されている。水道管
46から流入口12への経路の途中には、図2に示すよ
うに、積算流量計(流量計)15が備えられており、軟
水化部品14を交換する時期を認識できるようにされて
いる。この積算流量計15は、コストを下げるために、
電気的にデジタル表示するものではなく、機械的に表示
できるもので良いが、特に限定されることはない。ま
た、図5に示すように、水道管46を軟水化部品14へ
の経路48と、軟水化部品14は通過させない経路50
とに分割し、それぞれの経路に絞り弁17を備えても良
い。
【0026】軟水化部品14は、図4に示すように、本
体18に取り付け又は取り外し可能な筒状の容器20内
にイオン交換樹脂部品13が入れられて構成されてい
る。容器20は、容器本体22と、この容器本体22を
密閉できる蓋24とから構成されている。なお、蓋24
は容器本体22を密閉できるように螺子式に容器本体2
2へ固定することが好ましい。この蓋24には2個の経
路26が備えられ、水を一方から流入させることができ
るとともに、他方から流出させることができるようにさ
れている。なお、経路26の先端には、パッキン28が
備えられ、本体18に密着できるようにされている。
【0027】また、イオン交換樹脂部品13は、メッシ
ュ状の袋の中にイオン交換樹脂の粒状体の集合体が詰め
られて構成されている。なお、袋の中に詰めるイオン交
換樹脂は薄片状物体の集合体や繊維状のものであっても
良い。また、イオン交換樹脂の原材料としては、硬水イ
オンであるカルシウムイオン及びマグネシウムイオンを
軟水イオンであるナトリウムイオンと交換し得るスルホ
ルン化ポリスチレンジビニルベンゼンが通常使用され
る。なお、軟水イオンである水素イオンや水酸イオン等
と交換し得るイオン交換樹脂であっても良い。
【0028】また、このイオン交換樹脂部品13は、少
なくとも2個あれば、一個の軟水化部品14を構成する
ことができ、軟水化装置10を機能させることができる
が、4個以上用意され、2個以上の軟水化部品14を構
成して一個を使用して他の一個を洗浄できるようにする
ことが、軟水化の効率を上げるためには望ましい。
【0029】本体18は、中空部19内に、軟水化部品
14を載置する下部回動板30と、軟水化部品14の経
路26を密着させる上部回動板32とを備えている。下
部回動板30は、中空部19を上下に摺動する摺動円盤
34に対してその中心のピン35のまわりに回動可能に
取り付けられている。なお、摺動円盤34は、レバー3
6を回動させることにより、梃子38を起こして摺動円
盤34を持ち上げることができるようにされている。ま
た、上部回動板32は、中空部19の上端に固定された
固定円盤40に対してその中心のピン41のまわりに回
動可能に取り付けられている。
【0030】すなわち、本体18は、上部回動板32の
孔42と固定円盤40の孔44とが合わないように上部
回動板32を回動させることにより、流入口12及び流
出口16を塞ぐことができる。一方、軟水化装置として
機能させる場合には、上部回動板32の孔42と固定円
盤40の孔44とが合うように上部回動板32を回動さ
せることにより、流入口12から水が流入するとともに
流出口16から流出するように開放することができる。
【0031】このような軟水化装置10は、従来の軟水
化装置と異なり排水用の配管が必要ないため、マンショ
ンのパイプスペース等のような、排水不可能な場所にお
いても設置するこことが可能である。すなわち、排水用
の配管工事や電気工事等を行うことなく、マンションの
パイプスペース等に設置することが可能である。また、
軟水化装置10は通常、台所や風呂場等へ通じる水道管
46の途中部分に接続されているが、部屋や廊下の隅等
のような、日常生活に支障を与えないような場所に設置
しても良い。また、マンションやアパートの場合には、
ベランダや壁外面に設置しても、日常生活に支障を与え
ないため望ましい。
【0032】このように水道管46に接続されている軟
水化装置10は、通常は軟水化部品14が取り付けられ
ており、水道管46から送られてきた水は、流入口12
を通って、孔44及び42を通り、一方の経路26から
軟水化部品14内に送られる。軟水化部品14内に送ら
れた水は、2個のイオン交換樹脂部品13を通って、他
方の経路26へ送られる。ここで、軟水化部品14に送
られた水は、水道水であり、通常は硬水であるが、その
中に含まれているカルシウムイオン及びマグネシウムイ
オンのような硬水イオンが下記に示すような反応式に基
づいて、軟水化部品14内の軟水イオンと交換されて軟
水化される。
【0033】 Ca2++2RSO3 Na→2Na+ +(RSO3 2 Ca Mg2++2RSO3 Na→2Na+ +(RSO3 2 Mg
【0034】このようにして軟水化された水は、流出口
16から水道管46へ流出させられ、水道管46を通っ
て台所等の蛇口へ送られる。蛇口へ送られた水は、飲料
水や料理用の水として使用される。例えば料理用のとし
て使用された場合には、食品の持っている味、色、香
り、風味が十分に引き出される。
【0035】ここで、このようにして水が軟水化されて
いくと、軟水化部品14の軟水化機能が低下してくるた
め、使用しているイオン交換樹脂部品13を他のイオン
交換樹脂部品13と交換する必要がある。ここで、イオ
ン交換樹脂部品13の交換時期は、積算流量計15によ
って軟水化装置10を通過させて軟水化させた水量を積
算することにより判断することができる。このイオン交
換樹脂部品13の交換は、まず、本体18の蓋が開けら
れる。ここで、本体18の蓋の位置や形状、構造等は特
に限定されず、図2においては、一例として横へ開くこ
とのできる蓋47を示している。
【0036】蓋47の開けられた軟水化装置10は、軟
水化部品14が手で保持され、軟水化部品14、下部回
動板30及び上部回動板32が90度程度、回動させら
れる。この時、上部回動板32が90度程度回動させら
れることによって、固定円盤40の孔44が上部回動板
32によって塞がれる。ここで、上部回動板32の孔4
2周辺には、固定円盤40の凹部43に嵌合される凸部
45が備えられており、上部回動板32の回動角度が9
0度以内に規制されるようにされている。なお、凹部4
3と凸部45との接触面において、凹部43側又は凸部
45のどちらか一方又は両方にパッキンを備えておいて
も良い。次に、固定円盤40の孔44が塞がれた状態
で、レバー36が反時計まわりに回動させられ、梃子3
8が反時計まわりに回動させられる。梃子38が反時計
まわりに回動させられることにより、摺動円盤34が下
方向へ摺動させられる。摺動円盤34が下方向へ摺動さ
せられることにより、図1に2点鎖線で示すように、軟
水化部品14が下方向へ移動させられ、経路26と上部
回転板32との密着状態が解除される。軟水化部品14
が下方向へ移動させられた状態で、軟水化部品14が本
体18から取り外される。
【0037】このようにして一の軟水化部品14が取り
外されると、他の軟水化部品14が本体18へ取り付け
られる。この他の軟水化部品14の本体18への取り付
けは、まず、軟水化部品14が、図1に2点鎖線で示す
ように、下部回動板30の上に載置される。次に、レバ
ー36が時計まわりに回動させられ、摺動円盤34が持
ち上げられて軟水化部品14が持ち上げられる。軟水化
部品14が持ち上げられると、経路26が上部回転板3
2の孔42に密着させられることとなる。経路26が上
部回転板32の孔42に密着させられた状態で、軟水化
部品14が手で保持され、軟水化部品14、下部回動板
30及び上部回動板32が90度程度、回動させられ
る。上部回動板32が90度程度回動させられることに
より、上部回動板32の孔42と固定円盤44の孔44
とが重なり、流入口12及び流出口16が開放される。
流入口12及び流出口16が開放された状態で、再び軟
水化装置10として機能させられる。このとき、積算流
量計15のカウンターすなわち積算流量表示部の表示を
ゼロ又は基準値にしておくのが好ましい。なお、積算流
量を表示しリセットする機能を有するカウンターと、総
流量を表示するカウンターの両者を備えておくのが好ま
しい。
【0038】ここで、本体18から取り外された一の軟
水化部品14は、蓋24が取り外され、図6に示すよう
に、食塩52と水が注ぎこまれ、一定時間置かれる。食
塩52が注ぎこまれることにより、硬水イオンと交換さ
れていたイオン交換樹脂が、下記に示すような反応式に
基づいて、ナトリウムイオンを有する元のイオン交換樹
脂へ再生される。ここで、例えばイオン交換樹脂の量が
4リットル程度の場合には、注ぎこむ食塩52の量は5
00g程度であり、2時間程度置かれることが望まし
い。
【0039】 2Na+ +(RSO3 2 Ca→Ca2++2RSO3 Na 2Na+ +(RSO3 2 Mg→Mg2++2RSO3 Na
【0040】次に、軟水が中に注ぎこまれ、イオン交換
樹脂部品13が洗浄される。なお、食塩水の濃度は10
%程度以上が望ましいが、特に限定されることはない。
イオン交換樹脂部品13が洗浄されると、軟水が軟水化
部品14内に満水にされ、蓋24が再び閉められ、軟水
化部品14の洗浄が終了する。軟水が軟水化部品14内
に満水にされ、蓋24が再び閉められた状態で、交換用
のストックとして保管される。
【0041】このようにして、一の軟水化部品14を取
り外すとともに、他の軟水化部品14を取り付けること
により、軟水化部品14を再生済のものと交換していく
ことができる。なお、この交換する間隔は、例えばイオ
ン交換樹脂の量が4リットル程度の場合には、約1日乃
至3日程度であるが、使用量によって異なるため、積算
流量計15から算出される。
【0042】このような本発明の軟水化装置10によれ
ば、軟水化部品14を取り外して洗浄できるように構成
したため、洗浄部が不要となり、全体として小型化する
ことが可能となる。このため、製造コストを安くするこ
とができるだけでなく、マンション等の狭いスペースで
も設置できるようになる。また、水道配管も簡易である
ため、配管工事が容易となり、作業コストを安くするこ
とができる。
【0043】また、本発明の軟水化装置10の保守方法
によれば、軟水化部品14を取り外して洗浄することに
より保守する方法であるため、軟水化装置10を小型化
することが可能となる。また、この保守方法によれば、
軟水化部品14の洗浄を塩を手で入れることによって容
易に行うことができる。
【0044】また、本発明に係る軟水化装置10及びそ
の保守方法によれば、積算流量計15によって軟水化部
品14の交換時期を判断することができる。このため、
時間又は日数によって交換時期を判断する従来の軟水化
装置と全く異なる態様であり、日によって軟水化装置の
使用量が異なったりしても、一定の使用量毎に軟水化部
品14を交換していくことができる。すなわち、使用量
の少ない時に不必要に軟水化部品を交換することがなく
なり、軟水化部品を洗浄するための塩の量を節約するこ
とができる。また、軟水化装置10及びその保守方法に
よれば、一方の軟水化部品14aについて積算流量計1
5から算出した交換時期が来た時には、保管してある他
方の軟水化部品14bにすぐに交換することができる。
このため、従来の軟水化装置と異なり、再生中のために
使用不可能となるようなことはなく、24時間常に使用
することができる。更に、積算流量計15のカウンター
をリセットした後、使用するようにすることにより、日
々の使用量の確認、あるいは交換時期の確認が容易とな
る。
【0045】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明に係る軟水化装置及びその保守方法はその他
の態様でも実施し得るものである。
【0046】例えば、本発明の軟水化装置10におい
て、図7に示すように、摺動円盤34の中心部下面に凹
部54を備えておき、梃子38を回動させて立てた時に
梃子38の先端が凹部54に入り込むようにするととも
に、摺動円盤34に下方向への付勢力を加えるバネ56
を備えておいても良い。このように構成することによ
り、摺動円盤34を梃子38によって持ち上げた時に、
梃子38が回動することのないように安定して立ててお
くことができる。
【0047】また、本発明の軟水化装置10を台所等に
取り付けるための配管の態様は、図2のような態様に限
定されず、図8に示すような態様であっても良い。この
配管の態様は、壁58から出る水道管60に軟水化装置
10が吊り下げられるように固定されるとともに、軟水
化装置10の中間付近が固定治具62によって支持され
た態様である。このような態様によれば、軟水化装置1
0の固定状態が強固になる。また、流し台64の上方等
に固定して設置することができ、設置するスペースも少
なくて済む。
【0048】また、本発明の軟水化装置10を台所等に
取り付けるための配管の態様は、図9に示すような態様
であっても良い。この配管の態様は、天井66から出る
水道管68へナット70を螺合し、ナット72をナット
70に密着するように更に螺合して締結することによ
り、軟水化装置10を固定する態様であっても良い。こ
のような態様によれば、ナット70及び72を螺合する
ことにより軟水化装置10を水道管68へ固定できるた
め、軟水化装置10の取り付け取り外し作業が容易にな
る。
【0049】次に、本発明に係る軟水化装置は、図10
に示すような軟水化装置74であっても良い。この軟水
化装置74は、軟水化部品14を2個備え、どちらの軟
水化部品14によっても水を軟水化できるように構成さ
れている。この軟水化装置74の回路は図11のように
なり、バルブ76aを開いた時には水道水が軟水化部品
14aを通り、バルブ76bを開いた時には水道水が軟
水化部品14bを通るようにされている。なお、軟水化
部品14a及び14bを取り付け又は取り外すための機
構は図1に示す軟水化装置10と同様である。
【0050】このような軟水化装置74によれば、軟水
化部品14a又は14bのどちらか一方に水道水を通し
て軟水化させつつ、他方は取り外して再生化せることが
できる。このため、軟水化部品14a又は14bのどち
らか一方を軟水化に使用するとともに他方を再生させて
保管しておき、積算流量計15から算出した交換時期に
は両者を入れ換えることにより、軟水化装置としての機
能を常に保持することができる。なお、バルブ76a及
び76bの両方を開けることにより、軟水化部品14a
及び14bの両方によって大量の水道水を一度に軟水化
させることもできる。
【0051】また、図12に示すような軟水化装置78
であっても良い。この軟水化装置78は、一方の軟水化
部品14aに水道水を通して軟水化するとともに、他方
の軟水化部品14bは保管しておくことができるように
されている。なお、軟水化部品14aを取り付け又は取
り外すための機構は図1に示す軟水化装置10と同様で
ある。ここで、他方の軟水化部品14bは軟水化部品1
4aの交換時期にすぐに交換できるように備えておくも
のであるため、再生化したものであることが望ましい。
このような軟水化装置78によれば、一方の軟水化部品
14aについて積算流量計15から算出した交換時期が
来た時には、保管してある他方の軟水化部品14bにす
ぐに交換することができる。このため、従来の軟水化装
置と異なり、再生中のために使用不可能となるようなこ
とはなく、24時間常に使用することができる。
【0052】また、図13に示すような軟水化装置80
であっても良い。一方の軟水化部品14aには水道水を
通して軟水化させるとともに、他方の軟水化部品14b
には再生タンクから塩水を通して再生させることができ
るように構成されている。また、本体82の底部には回
動基盤84が備えられており、中心軸86のまわりに回
動させることにより、軟水化部品14aと14bとを交
換できるように構成されている。なお、軟水化部品14
a及び14bを取り付け又は取り外すための機構は図1
に示す軟水化装置10と同様である。
【0053】このような軟水化装置80は、まず、軟水
化部品14aに水道水が通されて軟水化され、流出され
ていく。次に、積算流量計15から算出される交換時期
が来た時には、レバー36が回動されて軟水化部品14
a及び14bの両方が下げられ、軟水化部品14a及び
14bの固定されている回動基盤84が回動させられ、
軟水化部品14aの位置と軟水化部品14bの位置が入
れ替えられる。軟水化部品14aと軟水化部品14bの
位置が入れ替えられると、レバー36が逆方向へ回動さ
せられ、軟水化部品14a及び14bが持ち上げられて
上部回動板32に吸着される。
【0054】軟水化部品14a及び14bが再び持ち上
げられて上部回動板32に吸着された状態において、軟
水化部品14bに水道水を通して軟水化できるととも
に、軟水化部品14aには再生タンクから塩水を通して
イオン交換樹脂を再生させることができる。このように
して、軟水化部品14aと軟水化部品14bの位置を交
換しつつ、一方を軟水化に使用し、他方を再生していく
ことができる。このため、軟水化部品14a及び軟水化
部品14bの取り付け又は取り外しを行うことなく、軟
水化装置としての機能を保守していくことができる。
【0055】次に、本発明に係る軟水化装置は、図14
に示すような軟水化装置88であっても良い。この軟水
化装置88は、本体90の底部に備えられた螺子92を
ねじ入れることにより、摺動円盤34を持ち上げて軟水
化部品94を上部回動板96に密着できるようにされて
いる。ここで、上部回動板96の孔98周辺が凸状にな
っており、経路100に挿入しつつ密着するようにされ
ている。なお、摺動円盤34はスペーサー99に沿って
摺動することにより、回動しないようにされている。ま
た、軟水化部品94は下端に備えられた突起部を下部回
動板30の凹部101に嵌合させることにより、軟水化
部品94を下部回動板30に対して回動しないように下
部回動板30へ取り付けることができるようにされてい
る。
【0056】このような軟水化装置88によれば、螺子
92をねじ入れることにより摺動円盤34を持ち上げ、
凸状の孔98周辺を経路100に挿入しつつ、軟水化部
品94を上部回動板96に密着させていくことができ
る。このため、密着具合を確認しつつ軟水化部品94を
徐々に持ち上げていくことができ、軟水化部品94を上
部回動板96へ確実に密着させることができ、水が漏れ
るのを防止することができる。
【0057】なお、軟水化装置88の軟水化部品とし
て、図15に示すような軟水化部品102を使用しても
良い。この軟水化部品102は、下部に蓋104が備え
られ、この蓋104を螺合することにより密閉できるよ
うに構成されている。このような軟水化部品102によ
れば、蓋104を螺合して密閉するため、より確実に密
閉することができる。
【0058】次に、本発明に係る軟水化装置は、図16
及び図17に示すような軟水化装置106であっても良
い。この軟水化装置106は、水を流入させる流入口
(流入部)108と、イオン交換樹脂から成る帯状部品
(軟水化部品)110と、軟水化した水を流出させる流
出口(流出部)112とを備えて構成されている。ま
た、本体114は、楕円状の入口116を備え、この入
口116より少し大きい楕円状板118を入口116に
挿入し、螺子120を締結することにより、蓋122を
入口116に固定できるようにされている。なお、帯状
部品110は、メッシュ状の袋の中にイオン交換樹脂か
ら成る粒状体の集合物を詰めたものの他、イオン交換樹
脂を布状にしたものであっても良い。
【0059】このような軟水化装置106は、帯状部品
110を取り付ける時には、まず、帯状部品110が渦
巻き状に巻かれ、細く絞られる。次に、蓋122の外さ
れた入口116から本体114内へ挿入される。本体1
14内へ挿入されると、帯状部品110の有する弾性に
よって帯状部品110が本体114内で広がり、中心部
に空間ができることとなる。次に、この空間内に芯部材
117が圧入され、帯状部品110が本体114内に固
定される。ここで、芯部材117の材質は、樹脂、ゴ
ム、発泡樹脂等、特に限定はされない。
【0060】このようにして帯状部品110の入れられ
た本体114には、その入口116から蓋120の楕円
状板118が入れられ、入口116周辺の裏側の凹部1
22に嵌合され、楕円状板118によって入口116全
体を裏側から覆うような状態にされる。楕円状板118
によって入口116全体を裏側から覆うような状態で、
螺子120が締結されることにより、蓋122と楕円状
板118とが入口116周辺を挟みつつ、蓋122と楕
円状板118とが入口116に固定される。
【0061】このような軟水化装置106によれば、イ
オン交換樹脂を帯状にした帯状部品110を使用してお
り、塩水で洗浄して再生させるのが容易である。例え
ば、塩水に漬けて、もみほぐしたり絞ったりすることが
できる。また、軟水化装置106によれば、楕円状板1
18によって入口116全体を裏側から覆うため、本体
114の内部に圧力が付加された場合に、楕円状板11
8が入口116へ押しつけられ、楕円状板118の入口
116への密着度が向上する。このため、本体114の
内部の水が外へ漏れることがない。
【0062】以上、本発明に係る軟水化装置及び軟水化
装置の保守方法について、軟水化部品を取り外して洗浄
再生するものを説明したが、再生タンクから塩水を送っ
て洗浄再生するものであっても良い。
【0063】例えば、図18に示す軟水化装置190で
あっても良い。この軟水化装置190は、水道水等を軟
水化させる軟水化部192と、軟水化部192内のイオ
ン交換樹脂を再生させる再生部194とから構成されて
いる。軟水化部192内には、2個の軟水化部品14a
及び14bを固定できるようにされているとともに、図
19に示すように、これら軟水化部品14a及び14b
のいずれか一方を選択して流入部196からの水を通過
させることができるように電磁弁198が備えられてい
る。
【0064】この軟水化装置190は、例えば軟水化部
品14aに水を流して軟水化し、積算流量計206aが
検出した値が一定値以上になると、軟水化部品14a内
のイオン交換樹脂の再生時期であると制御装置200に
よって判断されて、電磁弁198が作動させられ、水が
軟水化部品14bに流れるようにされる。水が軟水化部
品14bに流れている間に、電磁弁202が作動させら
れ、再生タンク204から塩水が軟水化部品14aに流
される。再生タンク204から軟水化部品14aに流さ
れる塩水は、積算流量計206bが検出した値が一定値
以上になると、電磁弁202が作動させられて止められ
る。このようにして、一方の軟水化部品14によって流
入された水を軟水化している間に、他方の軟水化部品1
4が順次再生されていく。
【0065】このような軟水化装置190及びその保守
方法によれば、一方の軟水化部品14が再生中であって
も、他方の軟水化部品14によって流入した水を軟水化
していくことができる。このため、従来の軟水化装置と
異なり、再生中のために使用不可能となるようなことは
なく、24時間常に使用することができる。また、この
軟水化装置190及びその保守方法によれば、積算流量
計206aによって再生時期を、積算流量計206bに
よって再生終了時期を、それぞれ判断することができ
る。このため、時間又は日数によって交換時期を判断す
る従来の軟水化装置と全く異なる態様であり、日によっ
て軟水化装置の使用量が異なったりしても、一定の使用
量毎にイオン交換樹脂を交換していくことができる。す
なわち、使用量の少ない時に不必要にイオン交換樹脂を
交換することがなくなり、イオン交換樹脂を洗浄するた
めの塩の量を節約することができる。よって、省資源、
省エネルギーに貢献することができる。
【0066】次に、本発明に係る軟水化装置は、図20
に示すような軟水化装置130であっても良い。この軟
水化装置130は、本体132と再生タンク134とか
ら構成され、図21に示すような配管がなされている。
本体132は、水が流入する流入部136と、イオン交
換樹脂(軟水化部品)を内蔵する軟水化部138と、軟
水化した水を流出させる流出部140とを備えて構成さ
れている。
【0067】配管の流入部136近辺には、水道からの
流量を認識して出力できる積算流量計(流量計)142
aと、再生タンク134からの流量を検出して出力でき
る積算流量計(流量計)142bとを備えている。ま
た、軟水化部138の上部には、軟水化部138への流
入を制御する電磁弁144aと、軟水化部138からの
流出を制御する電磁弁144bとを備えている。また、
電磁弁144a等の上部には、電磁弁144a等を制御
する制御装置146が備えられている。
【0068】なお、制御装置146は、図23に示すよ
うなマイコン制御式のデジタル回路141でも良く、図
24に示すようなアナログ回路143でも良い。また、
図示はしないが、シーケンサーであっても良い。
【0069】このような軟水化装置130は、全自動で
稼働させる場合には、まず、全自動ボタン148が押さ
れ、全自動モードにされる。次に、絞り弁150が開か
れ、流入部136へ、又は再生タンク134へ水道水が
送られる。なお、電磁弁144a及び144bは、図2
1に示すように、通常、水道からの水が軟水化部138
へ流入して軟水化部138から流出するようにされてい
る。
【0070】この時、軟水化部138へ流入して軟水化
された後流出部140から流出していく水道水の量が積
算流量計142aによって検出され、制御装置146へ
出力される。次に、全自動モードにおいては、図22に
示すように、積算流量計142aが検出した値が一定値
以上になると、軟水化部138内のイオン交換樹脂の再
生時期であると判断し、電磁弁144a及び144bが
作動させられ、再生タンク134からの塩水が電磁弁1
44aを通って軟水化部138に流入し、電磁弁144
bを通って流出するようにされる。
【0071】ここで、再生タンク134からの塩水が軟
水化部138に送られることにより、軟水化部138内
のイオン交換樹脂が再生されていくが、この時、再生中
ランプ154が点灯し、再生中であることが表示され
る。また、水道から再生タンク134へ送られる水の圧
力が一定以上になると、リリーフ弁152が作動し、オ
ーバーフロー排水口153から水が抜かれる。次に、積
算流量計142bが検出した値が一定以上になると、再
生が終了したと判断し、電磁弁144a及び144bが
作動させられて元に戻され、水道からの水が軟水化部1
38へ流入して軟水化部138から流出するようにされ
る。
【0072】また、この軟水化装置130は、手動ボタ
ン158を押すことにより手動モードになり、手動モー
ドにおいては、軟水化開始ボタン160を押すことによ
り軟水化が開始され、再生開始ボタン162を押すこと
により再生が開始されることとなる。このようにして、
全自動モードにおいても手動モードにおいても、一定流
量毎に再生して軟水化装置としての機能を保守していく
ことができる。
【0073】このような軟水化装置130及びその保守
方法によれば、積算流量計142aによって再生時期
を、積算流量計142bによって再生終了時期を、それ
ぞれ判断することができる。このため、時間又は日数に
よって交換時期を判断する従来の軟水化装置と全く異な
る態様であり、日によって軟水化装置の使用量が異なっ
たりしても、一定の使用量毎にイオン交換樹脂を交換し
ていくことができる。すなわち、使用量の少ない時に不
必要にイオン交換樹脂を交換することがなくなり、イオ
ン交換樹脂を洗浄するための塩の量を節約することがで
きる。また、一定の使用量毎にイオン交換樹脂を再生し
て保守していくことができる。
【0074】次に、本発明に係る軟水化装置は、図25
に示すような軟水化装置164であっても良い。この軟
水化装置164は、手動によってのみ再生できる軟水化
装置であり、水が流入する流入部166と、イオン交換
樹脂(軟水化部品)167を内蔵する軟水化部168
と、軟水化した水を流出させる流出部170とを備えて
構成されている。
【0075】配管の流入部166近辺には、水道からの
流量を認識して出力できる積算流量計(流量計)172
aと、再生タンクからの流量を検出して出力できる積算
流量計(流量計)172bとを備えている。また、軟水
化部168の下部には、電磁弁174を制御する制御装
置176が備えられている。また、制御装置176の下
部には、電磁弁174が備えられている。
【0076】このような軟水化装置164は、図27に
示すように、積算流量計172aによって軟水化部16
8内のイオン交換樹脂167の再生時期であると判断し
た場合には、軟水化を終了して軟水停止ランプ178を
点灯させ、再生開始ボタン180が押された時に、再生
が開始される。また、再生が終了すると、電磁弁174
か逆方向に作動され、軟水化部168へ水道水を送って
軟水化可能な状態に戻される。
【0077】このような軟水化装置及びその保守方法に
よっても、積算流量計172aによって再生時期を、積
算流量計172bによって再生終了時期を、それぞれ判
断することができる。このため、時間又は日数によって
交換時期を判断する従来の軟水化装置と全く異なる態様
であり、日によって軟水化装置の使用量が異なったりし
ても、一定の使用量毎にイオン交換樹脂を交換していく
ことができる。すなわち、使用量の少ない時に不必要に
イオン交換樹脂を交換することがなくなり、イオン交換
樹脂を洗浄するための塩の量を節約することができる。
また、一定の使用量毎にイオン交換樹脂を確実に再生し
て保守していくことができる。
【0078】また、本発明の軟水化装置は、図28に示
す回路から成る軟水化装置であっても良い。この軟水化
装置は、電磁弁186a及び186bが水道又は再生タ
ンクのいずれかからの水を必ず流す方式のものであるた
め、全自動式でのみ再生することができる。また、図2
9に示す回路から成る軟水化装置であっても良い。この
軟水化装置も、全自動式でのみ再生することができる。
【0079】以上、本発明に係る軟水化装置及び軟水化
装置の保守方法の実施例について、図面に基づいて種々
説明したが、本発明は図示したものに限定されるもので
はない。
【0080】例えば、本発明の軟水化装置は水道水の軟
水化にのみ使用されず、井戸水や雨水等の軟水化に使用
されても良い。また、本発明の軟水化装置及びその保守
方法において、軟水化部品を取り外して再生するものだ
けでなく、軟水化部品を廃却処分して他の軟水化部品を
使用するものであっても良い。また、軟水化部品の態様
は上述のものに限定されず、他の形状等であっても良
い。その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業
者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態
様で実施できるものである。
【0081】
【発明の効果】本発明の軟水化装置によれば、一の軟水
化部品を取り外した後再生して再び取り付け、又は他の
軟水化部品を取り付けることにより、軟水化部品を再生
済のものと順次交換していくことができるように構成し
たため、洗浄部が不要となり、全体として小型化するこ
とが可能となる。このため、製造コストを安くすること
ができるだけでなく、マンション等の狭いスペースでも
設置できるようになる。また、水道配管も簡易であるた
め、配管工事が容易となり、作業コストを安くすること
ができる。
【0082】また、この軟水化装置によれば、一方の軟
水化部品について交換時期が来た時には、保管してある
他方の軟水化部品にすぐに交換することができる。この
ため、従来の軟水化装置と異なり、再生中のために使用
不可能となるようなことはなく、24時間常に使用する
ことができる。
【0083】また、本発明の軟水化装置によって得られ
た軟水を石鹸とともに使用して、本発明者によって既に
出願されている洗浄方法(特願平─018698)を実
施することにより、優れた洗浄効果を発揮することがで
きる。すなわち、特願平─018698に記載するよう
に、従来石鹸の欠点であった石鹸かすの発生を防止し、
石鹸の有する優れた洗浄力を十分発揮することができ
る。また、脂肪酸によるワックス効果の相乗作用によ
り、衣類、身体、食器等、家庭における日常の生活に必
要な洗浄、掃除及び洗車等にも効果的である。また、洗
浄対象物の表面の保護もでき、不純物が残留することが
ないため、身体の保護も行うことができる。さらに、排
水した水が自然界において分解されるため、環境保護に
貢献することができる。また、石鹸の使用量を従来より
少なくすることができ、省資源、省エネルギーに貢献す
ることができる。さらに、家庭における洗浄に限らず、
飲食業、理容業、美容業、クリーニング業、病院、食品
製造業等の水を使用する業種において、以上に示すよう
な優れた効果を発揮することができる。また、大型車両
の洗浄や工場の洗浄においても、以上に示すような優れ
た効果を発揮することができる。
【0084】また、本体から取り外された軟水化部品の
イオン交換材料に貯留している硬水イオンを洗い流して
再生させ、軟水化部品を本体へ再び取り付け得る本発明
に係る軟水化装置によれば、取り外した軟水化部品を、
そのイオン交換材料に貯留している硬水イオンを洗い流
して再生し、本体へ再び取り付けることができる。この
ため、軟水化部品を塩水に漬けて容易に洗浄することが
可能となる。
【0085】また、軟水化装置に流量計が備えられ、軟
水化部品を交換する時期が流量計から算出され得ること
を特徴とする本発明に係る軟水化装置によれば、流量計
によって軟水化部品の交換時期を判断することができ
る。このため、時間又は日数によって交換時期を判断す
る従来の軟水化装置と全く異なる態様であり、日によっ
て軟水化装置の使用量が異なったりしても、一定の使用
量毎に軟水化部品を交換していくことができる。すなわ
ち、使用量の少ない時に不必要に軟水化部品を交換する
ことがなくなり、軟水化部品を洗浄するための塩の量を
節約することができる。また、日によって軟水化装置の
使用量が異なったりしても、一定の使用量毎に軟水化部
品を確実に再生して保守していくことができる。
【0086】また、この軟水化装置によれば、一方の軟
水化部品について流量計から算出した交換時期が来た時
には、保管してある他方の軟水化部品にすぐに交換する
ことができる。このため、従来の軟水化装置と異なり、
再生中のために使用不可能となるようなことはなく、2
4時間常に使用することができる。
【0087】次に、水を流入させる流入部と、イオン交
換材料が入れられ、流入させた水の硬水イオンを軟水イ
オンと交換する軟水化部品と、軟水化した水を流出させ
る流出部とを備えた軟水化装置であり、流量計が備えら
れ、軟水化部品を再生させる時期、又は軟水化部品を交
換する時期が流量計から算出され得ることを特徴とする
本発明に係る軟水化装置によれば、軟水化部品の交換時
期を、軟水化部品を通過させて軟水化させた水量を流量
計によって積算することにより判断することができる。
このため、時間又は日数によって交換時期を判断する従
来の軟水化装置と全く異なる態様であり、日によって軟
水化装置の使用量が異なったりしても、一定の使用量毎
に軟水化部品を交換していくことができる。すなわち、
使用量の少ない時に不必要に軟水化部品を交換すること
がなくなり、軟水化部品を洗浄するための塩の量を節約
することができる。また、日によって軟水化装置の使用
量が異なったりしても、一定の使用量毎にイオン交換樹
脂を再生して保守していくことができる。
【0088】また、タイマー等を使用して時間等によっ
て再生終了時期を判断する従来の軟水化装置と全く異な
る態様であり、再生タンクからの流量に変動があったと
しても、一定の積算流量までは再生させて、再生を確実
に行うことができる。
【0089】次に、本発明に係る軟水化装置の保守方法
によれば、一の軟水化部品を取り外した後再生して再び
取り付け、又は他の軟水化部品を取り付けることによ
り、軟水化部品を再生済のものと順次交換していくこと
ができる。このため、時間又は日数によって交換時期を
判断する従来の軟水化装置と全く異なる方法であり、日
によって軟水化装置の使用量が異なったりしても、一定
の使用量毎に軟水化部品を交換していくことができる。
すなわち、使用量の少ない時に不必要に軟水化部品を交
換することがなくなり、軟水化部品を洗浄するための塩
の量を節約することができる。また、軟水化部品を再生
済のものと順次交換していくことにより、軟水化装置と
しての機能を確実に保守していくことができる。また、
この保守方法によれば、一方の軟水化部品について交換
時期が来た時には、保管してある他方の軟水化部品にす
ぐに交換することができる。このため、従来の軟水化装
置と異なり、再生中のために使用不可能となるようなこ
とはなく、24時間常に使用することができる。
【0090】また、軟水化装置に流量計を備えておき、
軟水化部品を取り外して交換する時期を、流量計から算
出し得ることを特徴とする本発明に係る軟水化装置の保
守方法によれば、流量計によって軟水化部品の交換時期
を判断することができる。このため、時間又は日数によ
って交換時期を判断する従来の軟水化装置と全く異なる
方法であり、日によって軟水化装置の使用量が異なった
りしても、一定の使用量毎に軟水化部品を交換していく
ことができる。すなわち、使用量の少ない時に不必要に
軟水化部品を交換することがなくなり、軟水化部品を洗
浄するための塩の量を節約することができる。また、時
間又は日数によって交換時期を判断する従来の軟水化装
置と全く異なり、日によって軟水化装置の使用量が異な
ったりしても、一定の使用量毎に軟水化部品を交換して
いくことができる。
【0091】また、この保守方法によれば、一方の軟水
化部品について流量計から算出した交換時期が来た時に
は、保管してある他方の軟水化部品にすぐに交換するこ
とができる。このため、従来の軟水化装置と異なり、再
生中のために使用不可能となるようなことはなく、24
時間常に使用することができる。
【0092】また、軟水化装置に備えられた軟水化部品
のイオン交換材料に貯留している硬水イオンを洗い流し
て再生させる軟水化装置の保守方法であり、軟水化装置
に流量計を備えておき、軟水化部品の再生時期又は再生
終了時期を、流量計から算出し得ることを特徴とする本
発明に係る軟水化装置の保守方法によれば、軟水化部品
の交換時期を、軟水化部品を通過させて軟水化させた水
量を流量計によって積算することにより判断することが
できる。このため、時間又は日数によって交換時期を判
断する従来の軟水化装置と全く異なる方法であり、日に
よって軟水化装置の使用量が異なったりしても、一定の
使用量毎に軟水化部品を交換していくことができる。す
なわち、使用量の少ない時に不必要に軟水化部品を交換
することがなくなり、軟水化部品を洗浄するための塩の
量を節約することができる。また、時間又は日数によっ
て再生時期を判断する従来の軟水化装置と全く異なり、
日によって軟水化装置の使用量が異なったりしても、一
定の使用量毎にイオン交換樹脂を再生して保守していく
ことができる。また、タイマー等を使用して時間等によ
って再生終了時期を判断する従来の軟水化装置と全く異
なり、再生タンクからの流量に変動があったりしても、
一定の積算流量までは必ず再生できるため、再生を確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軟水化装置を示す正面断面図であ
る。
【図2】図1に示す軟水化装置の使用状態を示す正面図
である。
【図3】図1に示す軟水化装置のA─A線切断部断面図
である。
【図4】図1に示す軟水化装置の軟水化部品を示す正面
断面図である。
【図5】図1に示す軟水化装置の回路図である。
【図6】図1に示す軟水化装置の軟水化部品の使用状態
を示す正面断面図である。
【図7】本発明に係る軟水化装置の他の実施例を示す要
部正面断面図である。
【図8】図1に示す軟水化装置の使用状態の他の実施例
を示す側面図である。
【図9】図1に示す軟水化装置の使用状態の他の実施例
を示す図であり、同図(a)は側面図、同図(b)は要
部拡大側面断面図である。
【図10】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す正面図である。
【図11】図10に示す軟水化装置の回路図である。
【図12】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す正面図である。
【図13】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す正面図である。
【図14】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す図であり、同図(a)は正面断面図、同図(b)は
平面断面図である。
【図15】図14に示す軟水化装置の軟水化部品の他の
実施例を示す正面図である。
【図16】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は蓋を
取り外した状態の平面図である。
【図17】図16に示す軟水化装置を示す正面断面図で
ある。
【図18】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す正面図である。
【図19】図18に示す軟水化装置の回路図である。
【図20】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す正面図である。
【図21】図20に示す軟水化装置の回路図である。
【図22】図20に示す軟水化装置の制御装置のフロー
チャート図である。
【図23】図20に示す軟水化装置の制御装置を示す構
成図である。
【図24】図20に示す軟水化装置の制御装置の他の実
施例を示す構成図である。
【図25】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す正面断面図である。
【図26】図25に示す軟水化装置の回路図である。
【図27】図25に示す軟水化装置の制御装置のフロー
チャート図である。
【図28】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す回路図である。
【図29】本発明に係る軟水化装置の更に他の実施例を
示す回路図である。
【図30】従来の軟水化装置を示す斜視図である。
【図31】図30に示す従来の軟水化装置を示す回路図
である。
【符号の説明】
10,74,78,80,88,102,106,13
0,164,190;軟水化装置 12;流入口(流入部) 108,136,166,190;流入部 14,94,102;軟水化部品 110;帯状部品(軟水化部品) 16;流出口(流出部) 112,140,170;流出部 18,90,114,138;本体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を流入させる流入部と、イオン交換材
    料が入れられ、流入させた水の硬水イオンを軟水イオン
    と交換する軟水化部品と、軟水化した水を流出させる流
    出部とを備えた軟水化装置において、 前記軟水化部品が、本体に取り付け又は取り外し可能な
    容器内に前記イオン交換材料が入れられてなることを特
    徴とする軟水化装置。
  2. 【請求項2】 前記本体から取り外された前記軟水化部
    品のイオン交換材料に貯留している硬水イオンを洗い流
    して再生させ、該軟水化部品を該本体へ再び取り付け得
    ることを特徴とする請求項1に記載する軟水化装置。
  3. 【請求項3】 前記軟水化装置に流量計が備えられ、前
    記軟水化部品を交換する時期が該流量計から算出され得
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する軟
    水化装置。
  4. 【請求項4】 水を流入させる流入部と、イオン交換材
    料が入れられ、流入させた水の硬水イオンを軟水イオン
    と交換する軟水化部品と、軟水化した水を流出させる流
    出部とを備えた軟水化装置において、 流量計が備えられ、前記軟水化部品を再生させる時期、
    又は該軟水化部品を交換する時期が該流量計から算出さ
    れ得ることを特徴とする軟水化装置。
  5. 【請求項5】 軟水化装置に備えられた軟水化部品のイ
    オン交換材料に貯留している硬水イオンを洗い流して再
    生させる軟水化装置の保守方法において、 前記軟水化部品を取り外した後、他の軟水化部品を取り
    付けること、又は該取り外した軟水化部品のイオン交換
    材料に貯留している硬水イオンを洗い流して再生させて
    再び取り付け得ることを特徴とする軟水化装置の保守方
    法。
  6. 【請求項6】 前記軟水化装置に流量計を備えておき、
    前記軟水化部品を取り外して交換する時期を、該流量計
    から算出し得ることを特徴とする請求項5に記載する軟
    水化装置の保守方法。
  7. 【請求項7】 軟水化装置に備えられた軟水化部品のイ
    オン交換材料に貯留している硬水イオンを洗い流して再
    生させる軟水化装置の保守方法において、 前記軟水化装置に流量計を備えておき、前記軟水化部品
    の再生時期又は再生終了時期を、該流量計から算出し得
    ることを特徴とする軟水化装置の保守方法。
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JP2020506794A (ja) * 2017-02-07 2020-03-05 ビーダブリューティー アクティエンゲゼルシャフト 軟水化装置及び軟水化装置の操作方法
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