JPH09271178A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH09271178A
JPH09271178A JP8103214A JP10321496A JPH09271178A JP H09271178 A JPH09271178 A JP H09271178A JP 8103214 A JP8103214 A JP 8103214A JP 10321496 A JP10321496 A JP 10321496A JP H09271178 A JPH09271178 A JP H09271178A
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JP
Japan
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semiconductor element
radiator
heat
transformer
power conversion
Prior art date
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Pending
Application number
JP8103214A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Miyake
修治 三宅
Yasuhiko Kamijo
保彦 上條
Koji Okuda
浩司 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP8103214A priority Critical patent/JPH09271178A/ja
Publication of JPH09271178A publication Critical patent/JPH09271178A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力変換装置の半導体素子の故障時または点
検時の繁雑な作業及び冷却ファンを不要にする。 【解決手段】 変圧器本体4と半導体素子5とを具備
し、半導体素子5を素子用放熱器6,20に装着する。
変圧器本体4を絶縁油3が充填された変圧器タンク1に
収容する。半導体素子5を絶縁油3に浸漬しないよう
に、かつ素子用放熱器6,20を絶縁油3に浸漬するよ
うに変圧器タンク1の側壁1aに配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油冷式のインバー
タ、DC−DCコンバータ等の電力変換装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】インバータ、DC−DCコンバータ等の
電力変換装置の電気的な構成として、主に変圧器本体と
半導体素子とがある。これらは使用時に発熱を伴うため
に、冷却する必要がある。また、高電圧で使用する場
合、電気的に絶縁する必要がある。図5は、従来の電力
変換装置を示す縦断面図である。同図において、1は変
圧器タンク、2は変圧器タンク1の側壁に設けた放熱
器、3は変圧器タンク1に充填された絶縁油、4は変圧
器本体、5は半導体素子、6は素子用放熱器であって、
半導体素子5を着脱自在に取付けられるヒートシンクで
ある。なお、制御装置及び電気的接続は省略している。
【0003】この従来例においては、変圧器本体4,半
導体素子5及びヒートシンク6を絶縁油3に侵漬させて
いるので、変圧器本体4及び半導体素子5は、絶縁油3
の自然対流により冷却される。
【0004】図6は、従来の電力変換装置の他の例を示
す縦断面図である。同図において、1は変圧器タンク、
2は放熱器、3は絶縁油、4は変圧器本体、5半導体素
子、6はヒートシンク、7は変圧器タンク1の側壁に設
けられ、半導体素子5及びヒートシンク6を変圧器タン
ク1の外部で収容するための箱体、8は箱体7内の上部
に設けられた冷却ファン、7a,7bはそれぞれ箱体7
の下部及び上部に設けられた吸込口及び吐出口である。
なお、制御装置及び電気的接続は省略している。
【0005】この従来例においては、変圧器本体4は絶
縁油3の自然対流により冷却され、他方、半導体素子5
は、冷却用ファン8で吸引される冷却風が吸込口7a、
ヒートシンク6、吐出口7bを経て外部へ排出されるこ
とにより冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の油冷式の電力変
換装置では、半導体素子5が故障した場合、または定期
的な点検を行う場合、変圧器タンク1の上部にネジ止め
して取付けた図示しないカバーを取り外し、半導体素子
5を油中から取り出さなければならないために、作業性
が悪いという問題があった。
【0007】そこで、従来の他の例として示したよう
に、油却式及び強制風冷式の2つの方式を採用した電力
変換装置が考えられるが、それぞれが別々に構成され、
かつ冷却機能を有するようにしているために、装置が高
価となり、かつ大型化する問題がある。また、冷却ファ
ン8による強制風冷では、油冷よりも冷却効率が低下す
る問題がある。この問題を解決しようとすれば、冷却フ
ァン8の能力の高いものが必要となると共に、これを設
置するための適当な大きさの空間容積が必要となり、装
置が大型化し、かつ高価となる問題がある。さらに、冷
却ファンの寿命は変圧器本体4と比べて著しく小さく、
通常3〜5年であるために、定期的に取り替える必要が
あり、故障する前に点検しなければならないという問題
がある。
【0008】本発明の目的は、半導体素子の故障時また
は点検時の繁雑な作業をなくし、しかも冷却ファンを用
いなくても半導体素子の冷却を低下させることのない電
力変換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、変圧器本体と
半導体素子とを具備し、半導体素子を素子用放熱器に装
着した電力変換装置に係わるものである。
【0010】請求項1に記載の発明は、変圧器本体が絶
縁油を充填した変圧器タンクに収容され、半導体素子が
絶縁油に浸漬されないように、かつ素子用放熱器が絶縁
油に浸漬されるように変圧器タンクの側壁に配設された
ものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、素子用放熱器に
ヒートシンクを用いたものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、素子用放熱器に
ヒートパイプ式冷却器を用いたものである。
【0013】これにより、半導体素子が素子用放熱器に
装着されたままで、半導体素子と素子用放熱器の吸熱部
とが気中に露出した状態となり、また素子用放熱器の放
熱部が油中に存在することになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>図1は本発明に係る電力変換装置の
第1の実施形態を示す縦断面図であり、素子用放熱器と
してヒートシンクを用いた例を示している。同図におい
て、1は変圧器タンク、2は放熱器、3は絶縁油、4は
変圧器本体、5は半導体素子、6はヒートシンクで、従
来例を示す図5及び図6と同様である。10は変圧器タ
ンク1の側壁1aの外部に設けられ、半導体素子5を覆
う箱体状のカバーであり、図示しない扉を有している。
この扉は、半導体素子5の故障時または点検時に開閉さ
れる。
【0015】本実施形態は、カバー10内の変圧器タン
ク1の側壁1aに、ヒートシンク6が嵌り込む程度の切
抜き1bを設けて、その周縁にフランジ11を溶接等に
より取付ける。このフランジ11と接続させるために、
ヒートシンク6の吸熱部6aにもフランジ12を設け
て、半導体素子5を搭載した吸熱部6aがカバー10内
に、かつヒートシンク6の放熱部6bがタンク1内に位
置するように、ヒートシンク6を図示しないシール材を
介してフランジ結合によりタンク1に配設する。
【0016】図2は本発明に適用するヒートシンクの概
略構成図である。ヒートシンク6はアルミまたは銅等か
らなり、半導体素子5を搭載して吸熱する吸熱部6a
と、櫛状に形成された放熱部6bとを有している。さら
に、吸熱部6aの周縁にアルミまたは銅等からなるフラ
ンジ12が溶接等により取付けられている。このフラン
ジ12には、タンク1に取付けたフランジ11と図示し
ないネジにより螺結させるためのネジ貫通孔12aが設
けられている。
【0017】本実施形態においては、半導体素子5とヒ
ートシンク6の吸熱部6aとが気中に露出した状態とな
るので、半導体素子5の故障時または点検時の繁雑な作
業が不要となり、半導体素子5を着脱する作業のみとな
る。また、ヒートシンク6の放熱部6bが油中に存在す
ることになるので、半導体素子5は従来と同様に冷却さ
れる。
【0018】<第2の実施形態>図3は本発明に係る電
力変換装置の第2の実施形態を示す縦断面図であり、素
子用放熱器としてヒートパイプ式冷却器を用いた例を示
している。同図において、1は変圧器タンク、2は放熱
器、3は絶縁油、4は変圧器本体、5は半導体素子、1
0はカバーで、第1の実施形態を示す図1と同様であ
り、20はヒートパイプ式冷却器である。
【0019】本実施形態は、カバー10内の変圧器タン
ク1の側壁1aに、ヒートパイプ式冷却器20が嵌り込
む程度の切抜き1bを設けて、その周縁にフランジ11
を溶接等により取付ける。このフランジ11と接続させ
るために、ヒートパイプ式冷却器20の吸熱部20aに
もフランジ12を設けて、半導体素子5を搭載した吸熱
部20aがカバー10内に、かつヒートパイプ式冷却器
20の放熱部20cがタンク1内に位置するように、ヒ
ートパイプ式冷却器20を図示しないシール材を介して
フランジ結合によりタンク1に配設する。
【0020】図4は本発明に適用するヒートパイプ式冷
却器の概略構成図である。ヒートパイプ式冷却器20は
アルミまたは銅等からなり、半導体素子5を搭載して吸
熱する吸熱部20aと、ヒートパイプ20bに多数の放
熱フィン20c′を取付けた放熱部20cとを有してい
る。さらに、放熱フィン20c′の近傍の吸熱部20a
の周縁にアルミまたは銅等からなるフランジ12が溶接
等により取付けられている。このフランジ12には、タ
ンク1に取付けたフランジ11と図示しないネジにより
螺結させるためのネジ貫通孔12aが設けられている。
【0021】フランジ12をヒートパイプ式冷却器20
に取付ける場合、ヒートパイプ式冷却器20をタンク1
に配設した際に、放熱部20cが吸熱部20aよりも多
少高くなるように配慮すれば、ヒートパイプ20bの熱
輸送が効率よく行われる。
【0022】本実施形態においては、半導体素子5とヒ
ートパイプ式冷却器20の吸熱部20aとが気中に露出
した状態となるので、半導体素子の故障時または点検時
の繁雑な作業が不要となり、半導体素子5を着脱する作
業のみとなる。また、ヒートパイプ式冷却器20の放熱
部20cが油中に存在することになるので、半導体素子
5は従来と同様に冷却される。さらに、ヒートパイプ式
冷却器20に複数の半導体素子5を搭載する場合、この
吸熱部20aでの温度分布は均一化されているので、個
々の半導体素子5の冷却が満遍なく行える。
【0023】上記の各実施形態で用いている半導体素子
5は、IGBTと称されるもので、その内部と金属製の
放熱部とは電気的に絶縁されるように、モジュール化さ
れている。この半導体素子5を、タンク1と導通状態に
あるヒートシンク6の吸熱部6a、またはヒートパイプ
式冷却器20の吸熱部20aに直接取付けても、何ら問
題は生じない。
【0024】上記の半導体素子5は、IGBTに限定さ
れるものではなく、内部と電気的に絶縁されていない素
子を用いてもよく、その場合は、例えばフランジ11と
フランジ12との間を絶縁すればよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、半導体
素子の故障時または点検時の繁雑な作業が不要となり、
また装置の大型化が防止でき、かつ高価となることが防
止できる。さらに、半導体素子の冷却を低下させること
なく、冷却ファンを不要にすることができる。また、冷
却ファンを用いないので、冷却ファンの点検作業が不要
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力変換装置の第1の実施形態を
示す縦断面図である。
【図2】本発明に適用するヒートシンクの概略構成図で
ある。
【図3】本発明に係る電力変換装置の第2の実施形態を
示す縦断面図である。
【図4】本発明に適用するヒートパイプ式冷却器の概略
構成図である。
【図5】従来の電力変換装置を示す縦断面図である。
【図6】従来の電力変換装置の他の例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】 1 変圧器タンク 1a 側壁 3 絶縁油 4 変圧器本体 5 半導体素子 6 素子用放熱器(ヒートシンク) 20 素子用放熱器(ヒートパイプ式冷却器)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器本体と半導体素子とを具備し、前
    記半導体素子を素子用放熱器に装着した電力変換装置に
    おいて、 前記変圧器本体が絶縁油を充填した変圧器タンクに収容
    され、前記半導体素子が絶縁油に浸漬されないように、
    かつ前記素子用放熱器が絶縁油に浸漬されるように変圧
    器タンクの側壁に配設された電力変換装置。
  2. 【請求項2】 前記素子用放熱器がヒートシンクである
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】 前記素子用放熱器がヒートパイプ式冷却
    器である請求項1に記載の電力変換装置。
JP8103214A 1996-03-29 1996-03-29 電力変換装置 Pending JPH09271178A (ja)

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