JPH09270618A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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Publication number
JPH09270618A
JPH09270618A JP7648696A JP7648696A JPH09270618A JP H09270618 A JPH09270618 A JP H09270618A JP 7648696 A JP7648696 A JP 7648696A JP 7648696 A JP7648696 A JP 7648696A JP H09270618 A JPH09270618 A JP H09270618A
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JP
Japan
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antenna device
ground conductor
conductor
pattern
wavelength
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Application number
JP7648696A
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English (en)
Inventor
Toru Fukazawa
徹 深沢
Tsutomu Endo
勉 遠藤
Shigeru Makino
滋 牧野
Shuji Urasaki
修治 浦崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの支持構造の寸法精度の緩和、及
び、アンテナ性能を向上、及び、製作コストを低減させ
ること。 【解決手段】 2枚の切り込みを有する導体板3とスル
ーホール4により、多層基板中に折り曲げたスロットを
形成し、本スロットにより線状導体A10を電磁結合で
非接触励振させ、線状導体A10を半波長ダイポールと
して動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナ装置に
係わり、特に携帯無線機等に用いる小形アンテナに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯無線機として、例えば、特開
平5−22011号公報に開示されたものがあり、図1
2は上記文献に示された無線機の構成図である。17が
無線機筐体、18が無線回路、19が整合回路、20が
給電端子、21がアンテナ素子である。
【0003】図12に示されたアンテナ素子21は無線
機筺体17からの引き出し及び無線機筺体17への収納
が可能であり、上記アンテナ素子は摺動子を介して電気
的に接触する給電端子20により給電される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯無
線機用のアンテナは、給電端子20が金属材料で構成さ
れるため、給電用接点に用いられている摺動子に金属疲
労を生じ、アンテナ素子21に安定して接触しなくな
り、電気性能が劣化するという欠点があった。また、安
定して接触させるためにはアンテナ素子21の保持には
厳しい精度が要求されるという問題点がある。
【0005】本発明は上記従来例の問題点を除去するた
めになされたもので、第1の目的はアンテナの支持構造
の寸法精度を緩和することである。第2の目的は給電部
分自体を内蔵アンテナとして動作させることで、アンテ
ナ性能を向上させることである。第3の目的は、給電部
を電気回路基板に用いられている多層基板上に一体型で
形成することで、アンテナの製作コストを低減させるこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わるアンテナ装置は、対向して隣在す
る第1の地導体パターンと第2の地導体パターンとを有
する多層回路基板、上記第1の地導体パターンと第2の
地導体パターンのそれぞれに対面するように設けられ、
電気的長さが使用周波数で1/4波長以下、幅が波長に
比べて十分小さい第1及び第2の切り込み、上記第1及
び第2の切り込みの開放端近傍で上記第1の地導体パタ
ーンと第2の地導体パターンを短絡するスルーホールを
備え、上記第1及び第2の切り込みと上記スルーホール
により上記多層回路基板に形成されたコの字状に折り曲
げられたスロットを有するものである。
【0007】また、請求項2に係わるアンテナ装置は、
対向して隣在する第1の地導体パターンと第2の地導体
パターン及び上記第1の地導体パターンに対向して隣在
する第1の回路パターンとを有する3層以上の多層回路
基板、上記第1の地導体パターンと第2の地導体パター
ンのそれぞれに対面するように設けられ、電気的長さが
使用周波数で1/4波長以下、幅が波長に比べて十分小
さい第1及び第2の切り込み、上記第1及び第2の切り
込みの開放端近傍で上記第1の地導体パターンと第2の
地導体パターンを短絡するスルーホールを備え、上記第
1及び第2の切り込みと上記スルーホールにより上記多
層回路基板に形成されたコの字状に折り曲げられたスロ
ットを有し、上記第1の回路パターンに設けられた上記
スロットの励振源、上記励振源に一端を接続され上記第
1の切り込みを跨ぐように上記第1の回路パターン面に
形成されたストリップ導体、上記ストリップ導体の他端
を上記第1の地導体パターンに短絡するスルーホールを
備え、上記スロットを励振するものである。
【0008】また、請求項3に係わるアンテナ装置は、
請求項2記載のアンテナ装置において、上記ストリップ
導体の他端を上記第1の地導体パターンに短絡するスル
ーホールが、上記第1の切り込みに対して上記励振源と
同じ側に配置されるように上記ストリップ導体を形成し
たものである。
【0009】また、請求項4に係わるアンテナ装置は、
請求項1、2又は3記載のアンテナ装置において、上記
第1及び第2の切り込みの形状をメアンダ状にしたもの
である。
【0010】また、請求項5に係わるアンテナ装置は、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ装置にお
いて、上記第1の切り込みを跨ぎ、上記第1の切り込み
の両側の上記第1の地導体パターンを短絡するパターン
を1本以上設け、上記パターンの切除により上記スロッ
トの共振周波数を調整可能としたものである。
【0011】また、請求項6に係わるアンテナ装置は、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ装置にお
いて、上記第1又は第2の切り込みの近傍に電気的長さ
が使用周波数で1/2波長程度またはそれ以下の長さの
線状導体を設けたものである。
【0012】また、請求項7に係わるアンテナ装置は、
請求項6記載のアンテナ装置において、上記線状導体の
少なくとも一部にヘリカル状の折り曲げを有するもので
ある。
【0013】また、請求項8に係わるアンテナ装置は、
請求項6又は請求項7記載のアンテナ装置において、上
記線状導体の少なくとも一部にメアンダ状の折り曲げを
有するものである。
【0014】また、請求項9に係わるアンテナ装置は、
請求項6、7又は8記載のアンテナ装置において、絶縁
されて配置され、上記線状導体の一端が非接触で挿入さ
れた筒状導体、上記筒状導体の所定の位置を上記第1又
は第2の地導体パターンに短絡する短絡部材を備え、上
記短絡部材による上記筒状導体の短絡位置により、上記
線状導体の共振周波数を調整可能としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1
を示す概略構成図であり、1は電気回路、2は電気的長
さが使用周波数の1/4波長以下、幅が波長に比べて十
分小さい切り込み、3は上記切り込み2を有する導体
板、4は2枚の導体板を短絡するスルーホールA、5は
アンテナを励振する電圧源である。
【0016】次に動作原理について説明する。図1にお
いて、電気的長さが使用周波数で1/4波長以下、幅が
波長に比べて十分小さい切り込み2を有する2枚の導体
板3と、これら導体板3を短絡するスルーホールA4に
より、コの字状に折り曲げられた半波長スロットが構成
されている。上記半波長スロットは電圧源5により、電
界が上記切り込み2のスルーホールA側の端で最大、他
方の端で0になる共振モードを励振し、このモードより
電磁波が放射される。
【0017】以上のように構成された発明の実施の形態
1のアンテナ装置では、多層構造の電気回路基板中に、
スルーホールAを介してコの字状に折り曲げられたスロ
ットを有することで、内蔵アンテナとして使用するとき
のアンテナの占有体積又は面積を小さくでき、低コスト
で小形のアンテナ装置を得られる。
【0018】発明の実施の形態2.図2は、この発明の
実施の形態2を示す概略構成図であり、1は電気回路、
6は電気的長さが使用周波数の1/4波長以下、幅が波
長に比べて十分小さい、メアンダ状の切り込み、3は上
記メアンダ状切り込み6を有する2枚の導体板、4は2
枚の導体板3を短絡するスルーホールA、5は上記メア
ンダ状切り込み6を有する2枚の導体板3からなるアン
テナを励振する電圧源である。
【0019】次に動作原理について説明する。発明の実
施の形態1と同様な原理により、電気長が使用周波数の
半波長程度のメアンダ状のスロットに共振モードを励起
する。ここで、スロットはメアンダ状に折り曲げるた
め、長手方向の長さは半波長よりも短くなる。従って、
放射部を発明の実施の形態1より小形にできる。
【0020】発明の実施の形態3.なお、上記実施の形
態2では切り込みの形状をメアンダ状としたが、この形
状はWの文字の形のようなジグザグ形や、丸みを帯びた
メアンダ状(蛇行状)でもよい。
【0021】発明の実施の形態4.図3は、この発明の
実施の形態4を示す概略構成図であり、1は電気回路、
2は電気的長さが使用周波数の1/4波長以下、幅が波
長に比べて十分小さい切り込み、3は上記切り込み2を
有する導体板、4は2枚の導体板を短絡するスルーホー
ルA、5はアンテナを励振する電圧源、7は切り込み2
を跨ぐように設けられ、切り込み2の両側の導体板3を
短絡する複数の線路である。
【0022】次に動作原理について説明する。上記発明
の実施の形態1と同様な原理で、電気長が使用周波数の
半波長のスロットに共振モードを励起する。その際に、
短絡線路7の必要箇所を切断することによりスロットの
物理的、及び電気的長さを変化させることができ、容易
に共振周波数を変化させることができる。
【0023】発明の実施の形態5.図4は、この発明の
実施の形態5を示す概略構成図であり、1は電気回路、
2は電気的長さが使用周波数の1/4波長以下、幅が波
長に比べて十分小さい切り込み、3は上記切り込み2を
有する導体板、4は2枚の導体板3を短絡するスルーホ
ールA、8は切り込み2を有する導体板3を地板とし、
導体板3より外側に位置する電気回路基板等に、上記導
体板3の切り込み2を跨ぐように形成されたストリップ
導体からなるストリップライン、9は上記ストリップ導
体と地板となる切り込み2を有する導体板3を短絡する
スルーホールB、5は上記ストリップ導体電気回路1が
形成されている電気回路基板に設けた電圧源である。
【0024】次に動作原理について説明する。電圧源5
はストリップライン8を伝搬するモードを励起する。ス
トリップライン8は切り込み2を有する導体板3を地板
としているため、地板となる導体板3の切り込み2のと
ころで不連続を生じる。この不連続のため、切り込み2
を跨ぐように電位差が生じ、この電位差により上記発明
の実施の形態1と同様に構成された半波長のスロットに
共振モードが励起される。
【0025】以上のように構成された発明の実施の形態
5のアンテナ装置では、アンテナを励振する電圧源5を
導体板3と同一の層に設けなくても、多層構造の電気回
路1の基板中等に設けてアンテナを励振でき、アンテナ
装置の設計の自由度を増し、アンテナ装置の製造を容易
にし、低コストで小形のアンテナ装置を得られる。
【0026】発明の実施の形態6.図5は、この発明の
実施の形態6を示す概略構成図であり、上記発明の実施
の形態5において、ストリップライン8のストリップ導
体を導体板3の切り込み2を迂回するように配置し、電
気回路1とは反対側から導体板3の切り込み2を跨ぐよ
うに形成したものである。図5において、1は電気回
路、2は電気的長さが使用周波数の1/4波長以下、幅
が波長に比べて十分小さい切り込み、3は上記切り込み
2を有する導体板、4は2枚の導体板を短絡するスルー
ホールA、8は切り込み2を有する導体板3を地板と
し、導体板3より外側に位置する電気回路基板等に形成
された上記ストリップ導体からなるストリップライン、
9は上記ストリップ導体と地板となる切り込みを有する
導体板3を短絡するスルーホールB、5は上記ストリッ
プ導体電気回路1が形成されている電気回路基板に設け
た電圧源である。
【0027】なお、動作原理は上記発明の実施の形態5
と同様である。また、この発明の実施の形態6では、電
圧源5とスルーホールB9を切り込み2に対して同じ側
に配置でき、上記発明の実施の形態5と同様の効果に加
え、アンテナ装置の設計の自由度を増す効果を奏する。
【0028】発明の実施の形態7.図6は、この発明の
実施の形態7を示す概略構成図であり、上記発明の実施
の形態1に示すアンテナ装置において、電磁波が放射さ
れる切り込み2の近傍に、電気的長さが使用周波数で1
/2波長程度またはそれ以下の長さの線状導体A10を
設けたものである。
【0029】次に動作原理について説明する。上記発明
の実施の形態1で説明したのと同様な原理で、電気長が
使用周波数の半波長のスロットに共振モードを励起す
る。上記スロットと、上記スロットの近傍に置かれた使
用周波数の1/2波長程度またはそれ以下の長さの線状
導体Aの端部とを、静電容量を介して結合させ励振す
る。そして、励振された上記線状導体は半波長ダイポー
ルとして動作する。
【0030】発明の実施の形態8.図7は、この発明の
実施の形態8を示す概略構成図であり、上記発明の実施
の形態7に示すアンテナ装置において、線状導体Aに代
えて、切り込み2の近傍に配置され、電気的長さが1/
2波長程度またはそれ以下で、上端がヘリカル状に曲げ
られた線状導体B11を設けたものである。
【0031】次に動作原理について説明する。実施の形
態7と同様な原理で、非接触になっている線状導体B1
1に給電する。ただし、線状導体の上端をヘリカル状に
曲げていることで、長手方向の長さは半波長よりも短く
なる。従って、放射部を小形にできる。
【0032】発明の実施の形態9.図8は、この発明の
実施の形態9を示す概略構成図であり、上記発明の実施
の形態7に示すアンテナ装置において、線状導体Aに代
えて、切り込み2の近傍に配置され、電気的長さが1/
2波長程度またはそれ以下で、下端がヘリカル状に曲げ
られた線状導体C12を設けたものである。
【0033】次に動作原理について説明する。実施の形
態7と同様な原理で、非接触になっている線状導体C1
2に給電する。ただし、線状導体の下端をヘリカル状に
曲げていることで、長手方向の長さは半波長よりも短く
なる。従って、放射部を小形にできる。さらに、外側に
突出する部分の太さを細くすることができるので、扱い
良く、見栄えもよくすることができる。
【0034】発明の実施の形態10.図9は、この発明
の実施の形態10を示す概略構成図であり、上記発明の
実施の形態7に示すアンテナ装置において、線状導体A
に代えて、切り込み2の近傍に配置され、電気的長さが
1/2波長程度またはそれ以下で、上端及び下端がヘリ
カル状に曲げられた線状導体Dを設けたものである。
【0035】次に動作原理について説明する。実施の形
態7と同様な原理で、非接触になっている線状導体D1
3に給電する。ただし、線状導体の上端及び下端をヘリ
カル状に曲げていることで、長手方向の長さは上端の
み、または下端のみをヘリカル状に曲げた場合よりも短
くなる。従って、放射部をさらに小形にできる。
【0036】発明の実施の形態11.図10は、この発
明の実施の形態11を示す概略構成図であり、上記発明
の実施の形態7に示すアンテナ装置において、線状導体
Aに代えて、切り込み2の近傍に配置され、電気的長さ
が1/2波長程度またはそれ以下で、上端がメアンダ状
に曲げられた線状導体Eを設けたものである。
【0037】次に動作原理について説明する。実施の形
態7と同様な原理で、非接触になっている線状導体E1
4に給電する。ただし、線状導体の上端をメアンダ状に
曲げていることで、長手方向の長さは半波長よりも短く
なる。従って、放射部を小形にできる。さらに、線状導
体のメアンダ状の折り曲げは同一平面上で行うことがで
きるので、ダイポールを薄型に形成することができる。
【0038】発明の実施の形態12.なお、上記発明の
実施の形態8〜11では線状導体のいくつかの形状を例
示したが、この線状導体は線状導体の下端のみ、また
は、上端及び下端の両端をメアンダ状に折り曲げてもよ
い。また、上端がメアンダ状、下端がヘリカル状に折り
曲げたり、その逆の形状でもよく、上記発明の実施の形
態8〜11に示したと同様の効果を奏する。
【0039】発明の実施の形態13.図11は、この発
明の実施の形態13を示す概略構成図であり、1は電気
回路、2は電気的長さが使用周波数で1/4波長以下、
幅が波長に比べて十分小さい切り込み、3はその切り込
みを有する導体板、4は2枚の導体板を短絡するスルー
ホールA、5はアンテナを励振する電圧源、9は切り込
み2の近傍に配置された、長さが使用周波数で1/2波
長程度またはそれ以下の長さの線状導体A、15は線状
導体A9の下端が非接触で挿入された、導体板とは絶縁
された導電性の筒であり、16は導電性の筒15と導体
板3とを短絡する導電性の短絡線である。
【0040】次に動作原理について説明する。発明の実
施の形態6と同様な原理で、非接触になっている線状導
体A9に給電する。ただし、線状導体A9の下端は静電
容量を介して導電性の筒15と結合している。短絡線1
6の位置を動かすことにより、線状導体A9と導電性の
筒15の電気的長さが変化し、線状導体A9の共振周波
数を調整することができる。
【0041】発明の実施の形態14.なお、上記発明の
実施の形態13では、線状導体の形状は上記発明の実施
の形態7〜12で例示した形状のいずれかでも良いこと
は言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】請求項1のアンテナ装置によれば、多層
回路基板に電気回路等と一体で小形アンテナを、電気回
路を作成する行程と同じ行程により形成できるので、製
作コストの低い小形のアンテナ装置を得られる。
【0043】請求項2記載のアンテナ装置によれば、ス
ロットを励振する励振源をスロットを構成する多層回路
基板の層以外の層に設けることができ、アンテナ装置の
設計の自由度を増し、アンテナ装置の製造を容易にし、
低コストで小形のアンテナ装置を得られる。
【0044】請求項3記載のアンテナ装置によれば、励
振源とスルーホールの配置の自由度が増し、アンテナ装
置の設計の自由度を増す効果を奏する。
【0045】請求項4記載のアンテナ装置によれば、ス
ロットの小形化が可能となり、内蔵アンテナとして使用
するときの占有体積を小さくすることができる。
【0046】請求項5記載のアンテナ装置によれば、共
振周波数を容易に変化調整することができる。
【0047】請求項6記載のアンテナ装置によれば、非
接触で線状導体を給電することができ、電気性能の劣化
がなく、保持精度も要求されず、線状導体を容易に給電
できる。
【0048】請求項7のアンテナ装置によれば、線状導
体の長手方向の長さを短縮でき、小形のアンテナ装置を
得られる。
【0049】請求項8のアンテナ装置によれば、線状導
体の長手方向の長さを短縮でき、かつ、線状導体で構成
される半波長ダイポール等を薄型に形成することができ
る。
【0050】請求項9のアンテナ装置によれば、線状導
体の共振周波数を変化調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成概略図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す構成概略図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態4を示す構成概略図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態5を示す構成概略図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態6を示す構成概略図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態7を示す構成概略図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態8を示す構成概略図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態9を示す構成概略図で
ある。
【図9】 この発明の実施の形態10を示す構成概略図
である。
【図10】 この発明の実施の形態11を示す構成概略
図である。
【図11】 この発明の実施の形態13を示す構成概略
図である。
【図12】 従来の無線機の構成図である。
【符号の説明】
1 電気回路、2 切り込み、3 導体板、4 スルー
ホールA、5 電圧源、6 メアンダ状切り込み、7
短絡線路、8 ストリップライン、9 スルーホール
B、10 線状導体A、11 線状導体B、12 線状
導体C、13 線状導体D、14 線状導体E、15
導電性の筒、16 短絡線、17 無線機筐体、18
無線回路、19 整合回路、20 給電端子、21 ア
ンテナ素子。
フロントページの続き (72)発明者 浦崎 修治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して隣在する第1の地導体パターン
    と第2の地導体パターンとを有する多層回路基板、上記
    第1の地導体パターンと第2の地導体パターンのそれぞ
    れに対面するように設けられ、電気的長さが使用周波数
    で1/4波長以下、幅が波長に比べて十分小さい第1及
    び第2の切り込み、上記第1及び第2の切り込みの開放
    端近傍で上記第1の地導体パターンと第2の地導体パタ
    ーンを短絡するスルーホールを備え、上記第1及び第2
    の切り込みと上記スルーホールにより上記多層回路基板
    に形成されたコの字状に折り曲げられたスロットを有す
    ることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 対向して隣在する第1の地導体パターン
    と第2の地導体パターン及び上記第1の地導体パターン
    に対向して隣在する第1の回路パターンとを有する3層
    以上の多層回路基板、上記第1の地導体パターンと第2
    の地導体パターンのそれぞれに対面するように設けら
    れ、電気的長さが使用周波数で1/4波長以下、幅が波
    長に比べて十分小さい第1及び第2の切り込み、上記第
    1及び第2の切り込みの開放端近傍で上記第1の地導体
    パターンと第2の地導体パターンを短絡するスルーホー
    ルを備え、上記第1及び第2の切り込みと上記スルーホ
    ールにより上記多層回路基板に形成されたコの字状に折
    り曲げられたスロットを有し、上記第1の回路パターン
    に設けられた上記スロットの励振源、上記励振源に一端
    を接続され上記第1の切り込みを跨ぐように上記第1の
    回路パターン面に形成されたストリップ導体、上記スト
    リップ導体の他端を上記第1の地導体パターンに短絡す
    るスルーホールを備え、上記スロットを励振することを
    特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のアンテナ装置において、
    上記ストリップ導体の他端を上記第1の地導体パターン
    に短絡するスルーホールが、上記第1の切り込みに対し
    て上記励振源と同じ側に配置されるように上記ストリッ
    プ導体を形成したことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のアンテナ装置
    において、上記第1及び第2の切り込みの形状をメアン
    ダ状にしたことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のア
    ンテナ装置において、上記第1の切り込みを跨ぎ、上記
    第1の切り込みの両側の上記第1の地導体パターンを短
    絡するパターンを1本以上設け、上記パターンの切除に
    より上記スロットの共振周波数を調整可能としたことを
    特徴とするアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のア
    ンテナ装置において、上記第1又は第2の切り込みの近
    傍に電気的長さが使用周波数で1/2波長程度またはそ
    れ以下の長さの線状導体を設けたことを特徴とするアン
    テナ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のアンテナ装置において、
    上記線状導体の少なくとも一部にヘリカル状の折り曲げ
    を有することを特徴とするアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載のアンテナ装
    置において、上記線状導体の少なくとも一部にメアンダ
    状の折り曲げを有することを特徴とするアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 請求項6、7又は8記載のアンテナ装置
    において、絶縁されて配置され、上記線状導体の一端が
    非接触で挿入された筒状導体、上記筒状導体の所定の位
    置を上記第1又は第2の地導体パターンに短絡する短絡
    部材を備え、上記短絡部材による上記筒状導体の短絡位
    置により、上記線状導体の共振周波数を調整可能とした
    ことを特徴とするアンテナ装置。
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