JPH09269852A - 電源切り換え回路および携帯機器 - Google Patents

電源切り換え回路および携帯機器

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JPH09269852A
JPH09269852A JP9004487A JP448797A JPH09269852A JP H09269852 A JPH09269852 A JP H09269852A JP 9004487 A JP9004487 A JP 9004487A JP 448797 A JP448797 A JP 448797A JP H09269852 A JPH09269852 A JP H09269852A
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Shizuo Yamaguchi
静男 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池内蔵の携帯機器において、内蔵電池電圧
より電圧が低い外部電源電圧をこの携帯機器に供給でき
る電源切り換え回路を提供すること。 【解決手段】 2個の内蔵電池103と内蔵電池104
はFET107を介して直列接続構造となっていて、そ
のうち1個の内蔵電池104の電圧を基準に外部供給電
源電圧と比較して外部供給電源電圧が一定の電圧より高
い場合にFET107を遮断することで外部電源電圧を
ダイオード111を経て携帯機器113に供給する電源
切り換え回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を内蔵する携
帯機器への外部電源を供給する際の電源切り換え回路お
よびそれを用いた携帯機器に関する。
【0002】具体的には、パソコンに挿入できるPCM
CIA規格のカード機器であってパソコンからデータを
転送してカード単体でも機能する電池内蔵の携帯機器に
おいて、パソコンが動作時にカードをパソコンに挿入し
た場合はカード動作の電源はパソコンから供給するよう
に電源を切り換える回路に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の電源切り換え回路の例を図6に示
す。すなわち、ここに示した電源切り換え回路は外部電
源である601と外部電源供給スイッチ602と内蔵電
池604と電源切り換えダイオード610および611
と携帯機器本体613とで構成してある。
【0004】ここで図6の動作を説明する。なお、ここ
では外部電源電圧601は5V、内蔵電池電圧604は
3Vとして説明する。通常は内蔵電池604からダイオ
ード610を通って携帯機器本体613に電源を供給す
るが、外部電源供給スイッチ602を閉じることで内蔵
電池604よりも高い電圧の外部電源を供給した場合は
外部供給電圧がダイオード611を通って携帯機器61
3に電源を供給する。ここで、ダイオード610は外部
電源が内蔵電池604を充電することを阻止し、ダイオ
ード611は外部電源が供給されていないときに内蔵電
池から外部へ電流が流出することを阻止する。
【0005】図7は従来の電源切り換え回路のもうひと
つの例であって、電源切り換えダイオードを電界効果ト
ランジスタ(以下FETとする)スイッチに置き換えた
ものである。すなわち、この電源切り換え回路は外部電
源である701と外部電源供給スイッチ702と内蔵電
池704とPチャネルFET710とバイアス抵抗70
9および電源切り換えダイオード711と携帯機器本体
713とで構成してある。なお、ここでも外部電源電圧
701は5V、内蔵電池電圧704は3Vとして説明す
る。
【0006】ここで、外部電源供給スイッチ702が解
放され外部電源を供給していない場合はFET710の
ドレインは内蔵電池704の正極3Vに、PチャネルF
ET710のゲートはバイアス抵抗709を経て内蔵電
池704の負極0Vに接続してあり、PチャネルFET
710のドレイン、ソース間には寄生ダイオードがある
ため、ソース電圧はほゞドレイン電圧と同じ3Vである
から、ソース、ゲート間電圧は−3Vである。この結
果、PチャネルFET710は導通状態となり内蔵電池
704の電圧を携帯機器本体713に供給を維持する。
このときダイオード711は内蔵電池704から外部へ
電流が流出することを阻止している。
【0007】外部電源供給スイッチ702を閉じて内蔵
電池704より高い外部電源電圧を供給した場合はPチ
ャネルFET710のドレインは内蔵電池704の正極
3Vであるが、PチャネルFET710のゲートには外
部供給電源電圧5Vが直接加わり、PチャネルFET7
10のソースにはダイオード711を経て外部供給電源
電圧5Vが加わる。この結果、PチャネルFET710
のソース、ゲート間電圧は0Vで遮断電位となりFET
710はカットオフとなる。従って、内蔵電池704か
らの電流を阻止して外部供給電圧をダイオード711を
経て携帯機器713に供給することになる。このとき遮
断状態のFET710の寄生ダイオードは外部電源電圧
で内蔵電池704を充電することを阻止している。
【0008】一般的なパソコンの場合はPCMCIAカ
ードインターフェイスには5Vを供給している場合が多
く、また、パソコンに挿入して使用するPCMCIA規
格のカードメモリなどは3Vのコイン型リチュウム電池
を使用する場合が多く、外部供給電源の電圧のほうがカ
ード内蔵電池電圧より高いため外部電源を供給している
間は上記いずれの従来例とも内蔵電池604あるいは7
04の無駄な消耗を無くすことができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の電源切り換え方式では外部供給電源電圧がカード
内蔵電池電圧よりも高くないといけないという制約があ
ったため、例えばカード型携帯機器の使用電力や電圧の
都合で3Vのコイン型リチュウム電池を2個直列にして
6Vで使用したほうが有利な場合であっても電源インタ
ーフェイスの都合で使えないという課題があった。
【0010】すなわち、本発明の目的は内蔵電池を有す
る携帯機器、特に2個以上の内蔵電池を直列に接続して
使用する携帯機器において、内蔵電池の電圧よりも外部
供給電源の電圧が低い場合であっても外部供給電源の電
圧が一定以上であれば外部電源電圧を携帯機器に供給で
きるようにして内蔵電池の消耗を防ぐことができる電源
切り換え回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電源切り換え回
路は、内蔵電池を複数個、例えば2個直列で使用する携
帯機器において、内蔵電池1個当たりの電圧が外部供給
するための外部電源の電圧よりも低い場合において、こ
の複数個の内蔵電池のうち1個の電圧を基準に外部電源
の電圧と比較して、外部電源の電圧が一定の電圧より低
い場合には内蔵電池を2個直列接続して携帯機器に供給
し、外部電源の電圧が一定の電圧より高い場合には内蔵
電池からの電源供給を遮断して外部電源を強制的に供給
することを特徴としている。
【0012】例えば内蔵電池部である3Vのコイン型リ
チュウム電池を2個直列にして6Vの内蔵電池を構成し
て使用するPCMCIAインターフェイスを有する携帯
機器において、そのうち1個の内蔵電池電圧3Vを基準
に外部供給電源の電圧、すなわちパソコンからの5V電
源供給の有無を検出して以下の電源切り換え動作をす
る。
【0013】外部電源、すなわちパソコンからの5V電
源が供給されている場合は電圧基準電池以外のもう1個
の内蔵電池をフローティングとし、内蔵電池からの電流
流出を止めてパソコンからの5V電源で携帯機器を動作
させる。あるいは、パソコンからの5V電源が供給され
ていない場合においては、内蔵電池部である2個の3V
の電池を直列に接続してなる内蔵電源で携帯機器を動作
させるのである。すなわち、本発明を実施することで内
蔵電池の電圧6Vよりも低い外部電源電圧5Vを供給し
た場合でも前記携帯機器システムの電源を外部電源に切
り替えるため内蔵電池の無駄な消耗を無くすことが出来
るのである。ここで、内蔵電池部を構成する電池は、規
定の電圧内であれば複数で構成しても構わない。
【0014】
【発明の実施の形態】外部電源と内蔵電池とにより電源
供給するための電源供給経路を電界効果トランジスタに
より切り換えてなる電源切り換え回路であって、内蔵電
池は複数からなる第1の内蔵電池部と第2の内蔵電池部
とからなり、電界効果トランジスタは第1のPチャネル
電界効果トランジスタと第2のPチャネル電界効果トラ
ンジスタとからなり、電源供給経路は第2の内蔵電池部
と第1のPチャネル電界効果トランジスタと第1の内蔵
電池部と第2のPチャネル電界効果トランジスタを経て
電源を供給する経路と、外部電源から第1のダイオード
を経て電源を供給する経路とを備えてなり、第1のPチ
ャネル電界効果トランジスタのゲートは外部電源電圧を
抵抗分圧した中間点に接続し、第2のPチャネル電界効
果トランジスタのゲートは外部電源に接続することによ
り、外部電源から電圧供給する時には第1のPチャネル
電界効果トランジスタおよび第2のPチャネル電界効果
トランジスタを遮断することを特徴とする電源切り換え
回路である。
【0015】また、外部電源と内蔵電池とにより電圧レ
ギュレータを経て電源供給するための電源供給経路を電
界効果トランジスタにより切り換えてなる電源切り換え
回路であって、内蔵電池は複数からなる第1の内蔵電池
部と第2の内蔵電池部とからなり、電界効果トランジス
タは第1のPチャネル電界効果トランジスタと第2のP
チャネル電界効果トランジスタと第3のPチャネル電界
効果トランジスタとからなり、電源供給経路は第2の内
蔵電池と第1のPチャネル電界効果トランジスタと第1
の内蔵電池部と第2のPチャネル電界効果トランジスタ
と電圧レギュレータを経て電源を供給する経路と、外部
電源から第1のダイオードと該電圧レギュレータを経て
電源を供給する経路とからなり、外部電源から第3のP
チャネル電界効果トランジスタと抵抗を経て接地する電
圧検出回路を備えてなり、第1のPチャネル電界効果ト
ランジスタのゲートと第2のPチャネル電界効果トラン
ジスタのゲートは電圧検出回路の第3のPチャネル電界
効果トランジスタと抵抗との間に接続し、第3のPチャ
ネル電界効果トランジスタのゲートは電圧レギュレータ
出力に接続することにより、外部電源による電圧の供給
時は第1のPチャネル電界効果トランジスタおよび第2
のPチャネル電界効果トランジスタを遮断することを特
徴とする電源切り換え回路である。
【0016】さらに、これらの電源切り換え回路を使用
したことを特徴とする携帯機器を提供する。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1は内蔵電池である電池を内蔵してPC
MCIA規格のインターフェイスを有する携帯機器へパ
ソコン本体から外部電源を供給する際の電源切り換え回
路の一実施例を示すブロック図である。すなわち、ここ
に示した電源切り換え回路は内蔵電池を構成している複
数の第1の内蔵電池103部と第2の内蔵電池部104
と第1のPチャネルFET107と第2のPチャネルF
ET110と電源供給の負荷であるところの携帯機器本
体113と外部電源を供給するための第1のダイオード
111および外部電源から供給される電圧を分圧する抵
抗108および109で構成している。外部電源101
である電池およびスイッチ102は外部供給電源を模式
的に現した。ここで外部電源101は電池でも構わない
し、低電圧発生源でも構わない。第2および第3のダイ
オード105および106は後述する内蔵電池の交換時
のバイパスのためのダイオードである。
【0018】以下に各素子の接続構成をさらに詳述す
る。外部電源101の負極、第2の内蔵電池部104の
負極、携帯機器本体113のマイナス側は共通に接地接
続してあり、内蔵電池を電源とするときの電源を供給す
る経路は、第2の内蔵電池部104の正極、第1のPチ
ャネルFET107のソース、第1のPチャネルFET
107のドレイン、第1の内蔵電池部103の負極、第
1の内蔵電池部103の正極、第2のPチャネルFET
110のドレイン、第2のPチャネルFET110のソ
ース、携帯機器本体113のプラス側、携帯機器本体1
13のマイナス側、第2の内蔵電池部104の負極、す
なわち、接地となる。ここで外部電源101として電池
を使用する。外部電源の供給時の電源を供給する経路
は、外部供給電源、すなわち外部電源101の正極およ
びスイッチ102、第1のダイオード111のアノー
ド、第1のダイオード111のカソード、携帯機器本体
113のプラス側、携帯機器本体113のマイナス側、
外部電源101の負極、すなわち、接地となる。
【0019】いっぽう分圧抵抗は外部電源のプラス、抵
抗108、抵抗109、接地の順に接続構成していて、
第1のPチャネルFET107のゲートは抵抗108、
抵抗109の中点、すなわち、外部電源の供給電圧の分
圧点に、第2のPチャネルFET110のゲートは外部
電源の供給電圧点に接続してある。
【0020】なお、ここでは説明のため具体的な値とし
て外部電源101である電池の電圧は5V、第1の内蔵
電池部103および、第2の内蔵電池部104の電圧は
各々3Vとし、第1のPチャネルFET107および第
2のPチャネルFET110が導通するしきい値電圧は
−0.5V、抵抗108は68KΩ、抵抗109は10
0KΩとする。
【0021】外部電源を供給しないとき、すなわち、ス
イッチ102を開いた場合は、第1のPチャネルFET
107のゲートは抵抗109を経由して接地電位の0V
に、同FETのソースは第2の内蔵電池部104の正極
電位3Vにあるため、第1のPチャネルFET107の
ソース、ゲート間電圧は−3Vとなり同FET107は
導通状態にある。従って、第1の内蔵電池部103と第
2の内蔵電池部104を直列に接続した電圧6Vが第2
のPチャネルFET110のドレインに印加している。
【0022】また、第2のPチャネルFET110のゲ
ートも直列の抵抗108と抵抗109を経由して接地電
位の0Vであり、同FETのソースはまず、寄生ダイオ
ードがあるためドレインとほぼ同じ6V。従って、第2
のPチャネルFET110のソース、ゲート間電圧は−
6Vとなり同FET110は導通状態となり、結果とし
てドレインとソース電圧は同電位となる。
【0023】すなわち、外部電源を供給していないとき
は第1のPチャネルFET107および第2のPチャネ
ルFET110はともに導通状態となり、従って、第1
の内蔵電池部103と第2の内蔵電池部104を直列に
接続した電圧6Vを携帯機器本体113に供給する電源
回路が構成されるのである。なお、このとき第1のダイ
オード111は直列に接続された内蔵電池の電圧6Vが
外部のパソコン側に流出することを阻止している。
【0024】外部電源において5Vを供給したとき、す
なわち、スイッチ102を閉じた場合は、外部電源の電
圧5Vを抵抗108および抵抗109分圧した電圧が第
1のPチャネルFET107のゲート電位となる。外部
電源の電圧をVDD、抵抗108の値をR108、抵抗10
9の値をR109とすると、第1のPチャネルFET10
7のゲート電圧VGGは、 VGG=VDD*(R109/(R108+R109)) R108=68KΩ R109=100KΩ であるから、外部電源の電圧5Vを供給したときの第1
のPチャネルFET107のゲート電圧VGGは、 VGG=((R108+R109)/R108)*5V=2.97
【0025】すなわち、外部電源である5Vを供給した
とき、第1のPチャネルFET107のゲート電圧は、
約3Vに、ソースは内蔵電池104の正極電位3Vにあ
るため、第1のPチャネルFET107のソース、ゲー
ト間電圧はほぼ0Vとなり第1のPチャネルFET10
7は遮断状態となる。
【0026】また、第1のPチャネルFET107が遮
断状態であり、第2のPチャネルFETのドレインには
第2の内蔵電池部104の正極電位の3Vが第3のダイ
オード106を経由して印加しているが、第2のPチャ
ネルFETのソースは第1のダイオード111を経由し
て外部電源の電圧の5Vである。第2のPチャネルFE
T110のゲートは外部電源に接続してあるから5Vで
ある。従って、第2のPチャネルFET110ソース、
ゲート間電圧はほぼ0Vとなり第2のPチャネルFET
110は遮断状態となる。
【0027】すなわち、外部電源を供給したときは第1
のPチャネルFET107および第2のPチャネルFE
T110はともに遮断状態となり、内蔵電池からの電流
供給を停止し、代わって第1のダイオード111を経由
して外部電源である5Vを携帯機器本体113に供給す
る電源回路が構成されるのである。
【0028】なお、第2および第3のダイオード105
および106は内蔵電池交換時のバイパスダイオードで
ある。すなわち、内蔵電池部103および104を電源
として使用しているとき、一方の内蔵電池部104を取
り外しても残りの内蔵電池部103と第3のダイオード
106は3Vの電源供給回路を構成し、あるいはもう一
方の内蔵電池部103を取り外しても残りの内蔵電池部
104と第2のダイオード105は3Vの電源供給回路
を構成するため携帯機器本体113に3V以下で動作す
るメモリー、あるいは時計回路を使用することで電池交
換時も記憶内容や計時内容を保持することができるので
ある。
【0029】図3は図1の電源切り替え回路の動作電圧
を時間を追って説明する模式図であって、縦軸は各部位
の電圧レベル、横軸はそれぞれの動作状態の区間を示
し、301は第1の内蔵電池部103の電圧を、302
は第2の内蔵電池部104の電圧を、303は外部から
の供給電圧を、305は携帯機器本体113に最終的に
印加する電圧レベルを示す。304は第1のPチャネル
FET107の電源切り替えのしきい値レベルを示す。
【0030】T1からT4までは内蔵電池の動作を示
し、このうちT2とT4は電池交換時を示す。T5とT
6は外部電源を加えた状態を示し、T5は外部電源電圧
を徐々に上昇し、T6で外部電源に切り替わる様子を示
す。
【0031】すなわち、T1は第1の内蔵電池部103
と第2の内蔵電池部104が両者とも有る状態で、最終
電圧レベル305は6V近い値に有る。
【0032】T2は第2の内蔵電池部104を交換のた
めはずした状態であるが、内蔵電池部103とダイオー
ド106が電源供給回路を構成しているから、最終電圧
レベル305は3V近い値になる。
【0033】T3は第2の内蔵電池部104を交換した
状態で、第1の内蔵電池部103と第2の内蔵電池部1
04が両者ともあるので、最終電圧レベル305はふた
たび6V近い値に戻る。
【0034】T4は第1の内蔵電池部103を交換のた
めはずした状態であるが、内蔵電池部104とダイオー
ド105が電源供給回路を構成しているから、最終電圧
レベル305は3V近い値になる。
【0035】T5は第1の内蔵電池部103を交換した
のち外部電源電圧を徐々に上昇していく状態で、外部電
源電圧部303が電源切り替えのしきい値レベル304
を越えるまでは第1の内蔵電池103部と第2の内蔵電
池104部の直列電圧の6V近い値に有る。
【0036】外部電源電圧303が電源切り替えのしき
い値レベル304を越えると最終電圧レベル305は外
部電源電圧303に追従する。
【0037】ここで、電源切り替えのしきい値レベル3
04を詳細に説明すると、切り替えの基準となる第2の
内蔵電池部104の電圧3Vに第1のPチャネルFET
107のしきい値電圧−0.5Vを加えた約2.5Vが
実質的な第1のPチャネルFET107のゲートしきい
値電圧である。
【0038】第1のPチャネルFET107のゲートは
外部電源電圧を抵抗108と抵抗109で分圧した点に
接続してあるから、実際に外部電源に切り替わる外部電
源電圧をVEF、抵抗108の値をR108、抵抗109の
値をR109とすると、 VFE*(R109/(R108+R109))=2.5V R108=68KΩ R109=100KΩ であるから、外部電源電圧をVEFは、 VFE=((R108+R109)/R108)*2.5V=4.
2V
【0039】すなわち、ここに示した実施例1の場合
は、内蔵直列電池の電圧が6Vで、4.2V以上の外部
電源電圧を印加すると内蔵電池電源から外部電源に切り
替わるのである。
【0040】以上の説明から分かるように本発明は内蔵
電池を構成する内蔵電池部を複数個直列に使用する携帯
機器であって、内蔵電池を直列に使用する電源電圧より
も外部供給電源の電圧が低い場合であっても外部電源の
電圧が一定以上であれば外部電源の電圧より低い内蔵電
池1個の電圧を基準に内蔵電池の消耗を伴うことなく外
部電源電圧を携帯機器に供給できる優れた電源切り替え
回路を提供するものである。
【0041】(実施例2)図2は本発明による電池を内
蔵してPCMCIA規格のインターフェイスを有する携
帯機器へパソコン本体から外部電源を供給する際に切り
替え基準電圧をシステム内の外部電源より低い電位点を
使用した電源切り換え回路のひとつの実施例を示す。
【0042】すなわち、ここに示した電源切り換え回路
は複数の内蔵電池であるところの第1の内蔵電池部20
3と第2の内蔵電池部204を直列に接続あるいは遮断
する第1のPチャネルFET207および第2のPチャ
ネルFET210と外部電源を供給するための第1のダ
イオード211と定電圧レギュレータ212と電源供給
する負荷である携帯機器本体213と外部電源の電圧を
検出するための電圧検出回路であるところの第3のPチ
ャネルFET208と抵抗209で構成している。
【0043】外部電源201である電池およびスイッチ
202からなる外部供給電源を模式的に現した。また、
第2および第3のダイオード205および206は内蔵
電池交換時のバイパスダイオードである。
【0044】各素子の接続構成と作用をさらに詳述す
る。なお、ここでは説明のため具体的な値として外部供
給電源である外部電源201の電圧は5V、第1の内蔵
電池部203および、第2の内蔵電池部204の電圧は
各々3Vとし、第1のPチャネルFET207、第2の
PチャネルFET210および第3のPチャネルFET
208が導通するしきい値電圧は−0.5V、抵抗20
9は100KΩ、定電圧レギュレータ212の出力電圧
は3.3Vとする。
【0045】外部電源201の負極、第2の内蔵電池部
204の負極、外部電源の電圧を検出する電圧検出回路
の抵抗209の一端、定電圧レギュレータ212のマイ
ナス側、携帯機器本体213のマイナス側は共通に接地
接続してある。
【0046】ここで、電圧検出回路を構成する第3のP
チャネルFET208のソースは外部供給電源のプラス
に、同FET208のドレインは抵抗209の一端に、
抵抗209のもう一端は共通接地接続してある。また、
第1のPチャネルFET207のゲートと第2のPチャ
ネルFET210のゲートは先の第3のPチャネルFE
T208のドレインと抵抗209の接続点に、第3のP
チャネルFET208のゲートは定電圧レギュレータ2
12の出力点、すなわち携帯機器本体213のプラス側
に接続してある。
【0047】スイッチ202を開いて外部電源を供給し
ないとき、すなわち、複数の内蔵電池を電源とするとき
の電源の流れは、第2の内蔵電池部204、第1のPチ
ャネルFET207のソース、同FETのドレイン、第
1の内蔵電池部203、第2のPチャネルFET210
のドレイン、同FETのソース、定電圧レギュレータ2
12、携帯機器本体213、共通接地の順である。
【0048】第1のPチャネルFET207のゲートは
抵抗209を経由して接地電位の0Vに、同FETのソ
ースは第2の内蔵電池部204の正極電位3Vにあるた
め、第1のPチャネルFET207のソース、ゲート間
電圧は−3Vとなり第1のPチャネルFET207は導
通状態にある。従って、第1の内蔵電池部203と第2
の内蔵電池部204を直列に接続した電圧6Vが第2の
PチャネルFET210のドレインに印加している。
【0049】また、第2のPチャネルFET210のゲ
ートも抵抗209を経由して接地電位の0Vであり、同
FETのソースはまず、寄生ダイオードがあるためドレ
インとほゞ同じ6V。従って、第2のPチャネルFET
210のソース、ゲート間電圧は−6Vとなり第2のP
チャネルFET210は導通状態となり、結果としてド
レインとソース電圧は同電位となる。
【0050】すなわち、外部電源を供給していないとき
は第1のPチャネルFET207および第2のPチャネ
ルFET210はともに導通状態となり、従って、第1
の内蔵電池部203と第2の内蔵電池部204を直列に
接続した電圧6Vが定電圧レギュレータ212によって
3.3Vに安定化した電源電圧を携帯機器本体213に
供給する電源回路が構成されるのである。なお、このと
き第1のダイオード211は直列接続された複数の内蔵
電池の6Vの電圧が外部のパソコン側に流出することを
阻止している。
【0051】スイッチ202を閉じて外部電源の5Vを
供給したとき、すなわち、外部電源の電源供給時の電源
の流れは、外部供給電源、すなわち外部電源201の正
極およびスイッチ202、第1のダイオード211のア
ノード、同ダイオードのカソード、定電圧レギュレータ
212、携帯機器本体213、共通接地の順である。
【0052】第3のPチャネルFET208のソース電
圧は外部電源に接続してあるから5V、同FETのゲー
ト電圧は定電圧レギュレータ212の出力の3.3Vに
接続してあるから、同FETのソース、ゲート間電圧は
−1.7Vで第3のPチャネルFET208は導通す
る。従って、同FETのドレイン電圧もソースと同じ外
部電源電圧の5Vとなる。
【0053】ここで第1のPチャネルFET207のソ
ースは第2の内蔵電池部204の正極電位3Vにあるた
め、第1のPチャネルFET207のソース、ゲート間
電圧は+2Vとなり第1のPチャネルFET207は遮
断状態になる。従って、第1の内蔵電池部203と第2
の内蔵電池部204の直列電源回路は遮断される。
【0054】また、第2のPチャネルFET210のソ
ースには第1のダイオード211を経て外部電源の5V
が印加していて、同FETのゲートは第3のPチャネル
FET208のドレインに接続しているから前述のごと
く、5Vであるので同FETのソース、ゲート間電圧は
0Vであり、第3のPチャネルFET208も遮断状態
になる。
【0055】すなわち、外部電源を供給したときは第1
のPチャネルFET207および第2のPチャネルFE
T210はともに遮断状態となり、複数の内蔵電池から
の電流供給を停止し、代わって第1のダイオード211
を経由して外部から供給された電圧5Vが定電圧レギュ
レータ212によって3.3Vに安定化した電源電圧を
携帯機器本体213に供給する電源回路が構成されるの
である。
【0056】なお、第2および第3のダイオード205
および206は内蔵電池交換時のバイパスダイオード
で、図1に基づいて先に説明した第2および第3のダイ
オード105および106と同じ作用なのでここでは重
複説明は略す。
【0057】ここで、図2の電源切り替えのしきい値レ
ベルを詳細に説明する。実際に外部電源に切り替わる外
部電源電圧をVEFとすると、切り替えの基準電圧は定電
圧レギュレータ212の出力電圧VREF=3.3Vで第
3のPチャネルFET208のゲートに、同FETのソ
ースは外部電源に接続してあるから、外部電源電圧から
同FETのしきい値電圧VTH=−0.5Vを差し引いた
値である。
【0058】すなわち、 VFE=VREF−VTH=3.3V−(−0.5V)=3.
8V
【0059】すなわち、ここに示した実施例2の場合
は、内蔵直列電池の電圧が6Vで、3.8V以上の外部
電源電圧を印加すると内蔵電池電源から外部電源に切り
替わるのである。
【0060】以上の説明から分かるように本発明は内蔵
電池を複数個直列に使用する携帯機器であって、内蔵電
池部を複数直列に接続した電源電圧よりも外部供給電源
の電圧が低い場合であっても外部電源の電圧が一定以上
であれば外部電源の電圧より低い内部電圧を基準に内蔵
電池の消耗を伴うことなく外部電源電圧を携帯機器に供
給できる優れた電源切り替え回路を提供するものであ
る。
【0061】(実施例3)図4は本発明による複数の内
蔵電池を内蔵してPCMCIA規格のインターフェイス
を有する携帯機器へパソコン本体から外部電源を供給す
る際に電源切り換えの切り替え基準電圧をシステム内の
外部電源より低い電位点を使用したもうひとつの実施例
を示すブロック図である。
【0062】すなわち、ここに示した電源切り換え回路
は以下のような構成である。電源の供給経路は、内蔵電
池電源あるいは外部電源を切り換えて定電圧レギュレー
タ417を経て携帯機器本体418に電源を供給する経
路と、第1の内蔵電池部403と第2の内蔵電池部40
4と内蔵電池を遮断する第1のPチャネルFET414
および第2のPチャネルFET415と、外部電源を遮
断する第3のPチャネルFET416で構成している。
外部電源401およびスイッチ402は外部供給電源を
模式的に現してある。
【0063】さらに、外部電源の電圧検出回路である第
4のPチャネルFET412と抵抗413と、電源切り
替え電圧を発生するレベルシフタ419とレベルシフタ
419への電源供給ダイオード405と406で構成し
てある。
【0064】レベルシフタはインバータ411と第5の
PチャネルFET407と第6のPチャネルFET40
8と第1のNチャネルFET409と第2のNチャネル
FET410で構成してある。
【0065】各素子の接続構成と作用をさらに詳述す
る。なお、ここでは説明のため具体的な値として外部供
給電源である電源電圧401である電池の電圧は5V、
第1の内蔵電池部403および、第2の内蔵電池部40
4の電圧は各々3Vとし、第1のPチャネルFET41
4、第2のPチャネルFET415、第3のPチャネル
FET416、第4のPチャネルFET412、第5の
PチャネルFET407、第6のPチャネルFET40
8が導通するしきい値電圧は−0.5V、第1のNチャ
ネルFET409、第2のNチャネルFET410が導
通するしきい値電圧は+0.5V、抵抗413は100
KΩ、定電圧レギュレータ417の出力電圧は3.3V
とする。
【0066】外部電源401の負極、第2の内蔵電池部
404の負極、レベルシフタ419のマイナス側、外部
電源の電圧検出回路の抵抗413の一端、定電圧レギュ
レータ212のマイナス側、携帯機器本体213のマイ
ナス側は共通に接地接続してある。
【0067】スイッチ402を開いて外部電源を供給し
ないとき、すなわち、複数の内蔵電池を電源とするとき
の電源の流れは、後述するように第1のPチャネルFE
T414および第2のPチャネルFET415は導通状
態であり、第3のPチャネルFET416は遮断状態に
あって、第2の内蔵電池部404、第1の内蔵電池部4
03、第1のPチャネルFET414のソース、同FE
Tのドレイン、第2のPチャネルFET415のドレイ
ン、同FETのソース、定電圧レギュレータ417、携
帯機器本体418、共通接地の順で、直列接続された複
数の内蔵電池の6Vを定電圧レギュレータ417で3.
3Vに定電圧化した電圧を供給する電源回路が構成され
るのである。
【0068】スイッチ402を閉じて外部電源の5Vを
供給したとき、すなわち、外部電源供給時の電源の流れ
は、後述するように第1のPチャネルFET414およ
び第2のPチャネルFET415は遮断状態、第3のP
チャネルFET416は導通状態にあって、外部電源4
01、すなわち電池およびスイッチ402、第3のPチ
ャネルFET416のドレイン、同FETのソース、定
電圧レギュレータ417、携帯機器本体418、共通接
地の順で、外部電源の5Vを定電圧レギュレータ417
で3.3Vに定電圧化した電圧を供給する電源回路が構
成されるのである。
【0069】外部電源電圧を検出する第4のPチャネル
FET412のソースは外部電源に、同FETのドレイ
ンは抵抗413の一端に、抵抗413のもう一端は接地
してある。また、第4のPチャネルFET412のゲー
トは定電圧レギュレータ417の出力3.3Vに接続し
てある。
【0070】従って、第4のPチャネルFET412の
ソース電圧が3.8V以下のときは同FETのゲート、
ソース電圧は−0.5V以上となり遮断、同FETのソ
ース電圧が3.8V以上のときは−0.5V以下となり
導通する。すなわち、外部電源の電圧が3.8V以下の
ときは第4のPチャネルFET412は遮断状態である
から同FETのドレイン電圧は抵抗413を経て接地電
位の0Vに、外部電源の電圧が3.8V以上のときは第
4のPチャネルFET412は導通状態であるから同F
ETのドレイン電圧はソース電位、すなわち、外部電源
の電圧と同じとなる。
【0071】レベルシフタ419のインバータ411は
後述のようにPチャネルおよびNチャネルのCMOS構
造で電源電圧は定電圧レギュレータ417の出力電圧
3.3Vに接続し、同インバータ411のゲートは第4
のPチャネルFET412のドレインに接続していて、
第4のPチャネルFET412が遮断状態のときはイン
バータ411の入力は0V、第4のPチャネルFET4
12が導通のときは外部電源電圧の3.8V以上とな
る。
【0072】すなわち、外部電源の電圧とインバータ4
11の入出力は以下のような関係となる。 外部電源の電圧 インバータ入力 インバータ出力 <3.8V 0V 3.3V >3.8V >3.8V 0V
【0073】また、第5のPチャネルFET407のソ
ースと第6のPチャネルFET408のソースはダイオ
ード405とダイオード406のアノードのOR接続点
に、第1のNチャネルFET409のソースと第2のN
チャネルFET410のソースは共通接地点に接続して
ある。
【0074】第5のPチャネルFET407のドレイン
と第1のNチャネルFET409のドレイン、第6のP
チャネルFET408のドレインと第2のNチャネルF
ET410のドレインは相互に接続してある。
【0075】第5のPチャネルFET407のゲートは
第2のNチャネルFET410のドレインに、第6のP
チャネルFET408のゲートは第1のNチャネルFE
T409のドレインにたすき掛け接続してある。
【0076】さらに、第1のNチャネルFET409の
ゲートはインバータ411の入力に、第2のNチャネル
FET410のゲートはインバータ411の出力に接続
してある。
【0077】ダイオード405のアノードは内蔵電池4
03の正極、すなわち、6Vの内蔵電池の電源に、ダイ
オード406のアノードは外部電源に接続してある。従
って、ダイオード405とダイオード406のアノード
のOR接続点、すなわち、第5のPチャネルFET40
7のソースと第6のPチャネルFET408のソースに
は内蔵電池の電源か、あるいは外部電源のいずれか高い
ほうの電圧が印加される。
【0078】即ち、上記インバータ411と第5のPチ
ャネルFET407、第1のNチャネルFET409と
第6のPチャネルFET408、第2のNチャネルFE
T410はフリップフロップ形のレベルシフタを構成し
ていて、レベルシフタの出力、すなわち、第5のPチャ
ネルFET407のドレインもしくは第1のNチャネル
FET409のドレインは第3のPチャネルFET41
6のゲートに、第6のPチャネルFET408のドレイ
ンもしくは第2のNチャネルFET410ドレインは第
1のPチャネルFET414および第2のPチャネルF
ET415のゲートに接続してある。
【0079】この結果、外部電源の電圧が3.8V以下
のときはインバータ411の入力は0V、出力は3.3
Vで、第1のNチャネルFET409と第6のPチャネ
ルFET408は遮断、第2のNチャネルFET410
と第5のPチャネルFET407は導通となり、第1の
PチャネルFET414および第2のPチャネルFET
415のゲート電圧は0V。第3のPチャネルFET4
16のゲート電圧はレベルシフタの出力”1”すなわ
ち、外部電源より高い内蔵電池電圧の6Vである。
【0080】また、第1のPチャネルFET414のソ
ースは内蔵電池電圧の6Vでソース、ゲート間電圧は−
6Vで導通。第2のPチャネルFET415のソースは
寄生ダイオードがあるため、ソース、ゲート間電圧は−
6Vで結果として導通。第3のPチャネルFET416
のソースは第1のPチャネルFET414も第2のPチ
ャネルFET415も導通であるから6Vで、ソース、
ゲート間電圧は0Vで結果として遮断状態になる。
【0081】外部電源電圧が3.8V以上のときは、第
4のPチャネルFET412は導通し、同FETのドレ
イン電圧は外部電源の電圧であるから、インバータ41
1の入力は外部電源の電圧、出力は0Vで、第1のNチ
ャネルFET409と第6のPチャネルFET408は
導通、第2のNチャネルFET410と第5のPチャネ
ルFET407は遮断となり、第1のPチャネルFET
414および第2のPチャネルFET415のゲート電
圧はレベルシフタの出力”1”すなわち、外部電源より
高い直列に接続された内蔵電池電圧の6Vで、第3のP
チャネルFET416のゲートは0Vである。
【0082】従って、第1のPチャネルFET414の
ソースは内蔵電池電圧の6Vで、ソース、ゲート間電圧
は0Vで遮断。第3のPチャネルFET416のソース
は第1のPチャネルFET414が遮断して内蔵電池電
圧の6Vが供給されず、まず、寄生ダイオードを経て外
部電源の電圧3.8V以上が印加するから、ソース、ゲ
ート間電圧は−3.8V以下で結果として導通するため
外部電源の電圧となる。
【0083】第2のPチャネルFET415のソースは
第3のPチャネルFET416のソース電位と同じで
3.8V以上であるから、ソース、ゲート間電圧+2.
2Vもしくは外部供給電源である外部電源の電圧が3.
8V以上の5Vの場合でも+1Vであるから結果として
第2のPチャネルFET415は遮断状態になる。
【0084】図5は図4のレベルシフタ419に使用し
ているインバータ411の詳細であって、等価回路を示
す。すなわち、基本構造はNチャネルFET502とP
チャネルFET503のCMOS構造でゲートの保護回
路はアノードをコモンとするダイオード504、抵抗5
05、ダイオード506のπ形である。すなわち、この
CMOSのゲートはPチャネルFET503のソース電
圧を越えるカットオフ電圧を印加できる。従って、前述
のレベルシフタ419のような電源電圧が3.3Vで入
力電圧が最大時には外部電源電圧の5Vであっても保護
ダイオードによるバイパス電流は流れない。
【0085】すなわち、ここに示した実施例3の場合
は、内蔵直列電池の電圧が6Vで、システム内部の3.
3Vの基準電圧と比較して3.8V以上の外部電源の電
圧を印加すると内蔵電池電源から外部電源に切り替わる
のである。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から分かるように本発明は内
蔵電池を複数個直列に使用する携帯機器であって、内蔵
直列電池の電源電圧より外部供給電源の電圧が低い場合
であっても外部供給電源の電圧が一定以上であれば外部
供給電源電圧より低い内部基準電圧を基に内蔵電池の消
耗を伴うことなく外部電源電圧を携帯機器に供給できる
優れた電源切り替え回路を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電源切り換え回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明による電源切り換え回路のもうひとつの
実施例を示すブロック図である。
【図3】図1の電源切り替え回路の動作を説明する模式
図でる。
【図4】本発明による電源切り換え回路のもうひとつの
実施例を示すブロック図である。
【図5】レベルシフタ回路中のインバータの等価回路を
示す。
【図6】従来の電源切り換え回路例を示す。
【図7】従来の電源切り換え回路のもうひとつの例を示
す。
【符号の説明】
101 外部電源 102 スイッチ 103 第1の内蔵電池部 104 第2の内蔵電池部 105 第2のダイオード 106 第3のダイオード 107 第1のPチャネルFET 108 抵抗 109 抵抗 110 第2のPチャネルFET 111 第1のダイオード 113 携帯機器本体 201 外部電源 202 スイッチ 203 第1の内蔵電池部 204 第2の内蔵電池部 205 第2のダイオード 206 第3のダイオード 207 第1のPチャネルFET 208 第3のPチャネルFET 209 抵抗 210 第2のPチャネルFET 211 第1のダイオード 212 定電圧レギュレータ 213 携帯機器本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源と内蔵電池とにより電源供給す
    るための電源供給経路を電界効果トランジスタにより切
    り換えてなる電源切り換え回路であって、内蔵電池は複
    数からなる第1の内蔵電池部と第2の内蔵電池部とから
    なり、電界効果トランジスタは第1のPチャネル電界効
    果トランジスタと第2のPチャネル電界効果トランジス
    タとからなり、電源供給経路は第2の内蔵電池部と第1
    のPチャネル電界効果トランジスタと第1の内蔵電池部
    と第2のPチャネル電界効果トランジスタを経て電源を
    供給する経路と、外部電源から第1のダイオードを経て
    電源を供給する経路とを備えてなり、第1のPチャネル
    電界効果トランジスタのゲートは外部電源の電圧を抵抗
    で分圧した中間点に接続し、第2のPチャネル電界効果
    トランジスタのゲートは外部電源に接続することによ
    り、外部電源からの電圧供給時には第1のPチャネル電
    界効果トランジスタおよび第2のPチャネル電界効果ト
    ランジスタを遮断することを特徴とする電源切り換え回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電源切り換え回路を使
    用したことを特徴とする携帯機器。
  3. 【請求項3】 外部電源と内蔵電池とにより電圧レギュ
    レータを経て電源供給するための電源供給経路を電界効
    果トランジスタにより切り換えてなる電源切り換え回路
    であって、内蔵電池は複数からなる第1の内蔵電池部と
    第2の内蔵電池部とからなり、電界効果トランジスタは
    第1のPチャネル電界効果トランジスタと第2のPチャ
    ネル電界効果トランジスタと第3のPチャネル電界効果
    トランジスタとからなり、電源供給経路は第2の内蔵電
    池部と第1のPチャネル電界効果トランジスタと第1の
    内蔵電池部と第2のPチャネル電界効果トランジスタと
    電圧レギュレータを経て電源を供給する経路と、外部電
    源から第1のダイオードと該電圧レギュレータを経て電
    源を供給する経路とからなり、外部電源から第3のPチ
    ャネル電界効果トランジスタと抵抗を経て接地する電圧
    検出回路を備えてなり、第1のPチャネル電界効果トラ
    ンジスタのゲートと第2のPチャネル電界効果トランジ
    スタのゲートは電圧検出回路の第3のPチャネル電界効
    果トランジスタと抵抗との間に接続し、第3のPチャネ
    ル電界効果トランジスタのゲートは電圧レギュレータ出
    力に接続することにより、外部電源による電圧の供給時
    は第1のPチャネル電界効果トランジスタおよび第2の
    Pチャネル電界効果トランジスタを遮断することを特徴
    とする電源切り換え回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電源切り換え回路を使
    用したことを特徴とする携帯機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010015416A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Sanyo Electric Co Ltd 電源回路および電池内蔵型機器

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