JP2010015416A - 電源回路および電池内蔵型機器 - Google Patents

電源回路および電池内蔵型機器 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電源を切り換えて負荷に給電する電源回路について特定の電源の使用を削減することである。
【解決手段】出力部20は、電源接続端子11に接続され電源1からの供給電圧VDD1を利用して電圧Vo1を出力する出力部110と、電源接続端子12に接続され電源2からの供給電圧VDD2を利用して電圧Vo2を出力する出力部210とを含み、電圧Vo1,Vo2のうちで高い方を負荷3へ出力する。制御部30は端子11,12と出力部110,210とに接続されている。制御部30は、電圧VDD1に対する電圧VDD2の電圧差(供給電圧差)が予め設定された正値の電源切換電圧差よりも小さい場合には電圧Vo1の方が高くなるように電圧Vo1,Vo2を制御し、供給電圧差が電源切換電圧差よりも大きい場合には電圧Vo2の方が高くなるように電圧Vo1,Vo2を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源回路および電池内蔵型機器に係り、特に複数の電源を切り換える電源回路およびそのような電源回路を備えた電池内蔵型機器に関する。
一般に、ビデオカメラ、携帯電話機等の携帯型電子機器は、内蔵バッテリによって駆動可能であるとともに、外部電源によっても駆動可能である。この場合、内蔵バッテリと外部電源とを切り換えて負荷に電圧を供給する電源回路が用いられる。
下記特許文献1には、直流電源と内蔵バッテリとを自動的に切り換えて負荷回路に給電する電源回路が記載されている。この電源回路では、負荷回路が接続される出力端子に第1のPチャネル型MOSFETのソースと第2のPチャネル型MOSFETのソースとが接続され、上記第1のMOSFETのドレインが外部直流電源に接続され、上記第2のMOSFETのドレインが内蔵バッテリに接続されている。
上記2つのMOSFETは差動スイッチング回路によってオン/オフが制御される。当該差動スイッチング回路は、内蔵バッテリの電圧が外部直流電源の電圧よりも高いときは、第2のMOSFETをオンにするとともに第1のMOSFETをオフにする。これにより、内蔵バッテリから第2のMOSFETを介して負荷回路に通電される。逆に内蔵バッテリの電圧が外部直流電源の電圧よりも低いときは、差動スイッチング回路は第1のMOSFETをオンにするとともに第2のMOSFETをオフにする。これにより、外部直流電源から第1のMOSFETを介して負荷回路に通電される。
このように、当該電源回路では、外部直流電源の電圧と内蔵バッテリの電圧とが一致した場合に電源が切り換えられ、両電圧のうちで高い方の電圧が使用される。
特開平6−70487号公報
しかし、上記電源回路による電源切り換えは、いずれの電源の電圧が高いかのみを以て実行されるので、外部直流電源の電圧が負荷回路を駆動可能なレベルにあっても内蔵バッテリの電圧の方が高ければ、内蔵バッテリが使用されてしまう。
本発明の目的は、複数の電源のうちの特定の電源の使用を削減可能な電源回路および内蔵電池の使用を削減可能な電池内蔵型機器を提供することである。
本発明に係る電源回路は、第1電源接続端子に接続される第1電源と第2電源接続端子に接続される第2電源とを切り換えて負荷接続端子へ電圧を出力する電源回路であって、前記第1電源接続端子に接続され前記第1電源からの供給電圧を利用して第1出力電圧を出力する第1出力部と、前記第2電源接続端子に接続され前記第2電源からの供給電圧を利用して第2出力電圧を出力する第2出力部とを含み、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とのうちで高い方を前記負荷接続端子へ出力する出力部と、前記出力部と前記第1電源接続端子と前記第2電源接続端子とに接続され、前記第1電源からの供給電圧と前記第2電源からの供給電圧とに基づいて前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1電源からの供給電圧に対する前記第2電源からの供給電圧の電圧差である供給電圧差が予め設定された正値の電源切換電圧差よりも小さい場合には、前記第1出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御し、前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合には、前記第2出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御することを特徴とする。
ここで、前記制御部は、前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合に、前記供給電圧差が小さいほど前記第1出力電圧と前記第2出力電圧との電圧差を小さくすることが好ましい。
また、前記制御部は、前記供給電圧差が前記電源切換電圧差に等しい場合に、前記第1出力電圧の値を前記第2出力電圧の値に等しくすることが好ましい。
また、前記第1出力部は、前記制御部に接続された第1入力端子を有し前記第1電源からの供給電圧を前記第1入力端子への印加電圧と同じ電圧値に定電圧化して前記第1出力電圧として出力する第1定電圧回路で構成され、前記第2出力部は、前記制御部に接続された第2入力端子を有し前記第2電源からの供給電圧を前記第2入力端子への印加電圧と同じ電圧値に定電圧化して前記第2出力電圧として出力する第2定電圧回路で構成され、前記制御部は、前記第1入力端子の電圧と前記第2入力端子の電圧とを制御することによって、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御することが好ましい。
また、前記制御部は、前記第1電源の供給電圧から予め定められた所定電圧を低減して前記第1出力部の前記第1入力端子に印加する第1電圧低減部と、前記第2電源の供給電圧から前記所定電圧以上の電圧を低減して前記第2出力部の前記第2入力端子に印加する第2電圧低減部と、を含み、前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合、前記供給電圧差が小さいほど前記第2電圧低減部での電圧低減量を大きくすることによって、前記第2入力端子の電圧と前記第1入力端子の電圧との電圧差を小さくすることが好ましい。
また、前記第2電圧低減部は、前記第2電源接続端子と前記第2出力部の前記第2入力端子との間に接続された抵抗と、前記抵抗に流れる電流量を設定する電流設定部であって、前記第1電源からの供給電圧に応じた電流量を有する第1電流と前記第2電源からの供給電圧に応じた電流量を有する第2電流とを相補的に制御するプッシュプル回路を含み、前記第1電流と同じ電流量の電流を前記抵抗に流す電流設定部と、を含むことが好ましい。
本発明に係る電池内蔵型機器は、内蔵電池接続端子に接続される内蔵電池と外部電源接続端子に接続される外部電源とを切り換えて動作可能な電池内蔵型機器であって、前記外部電源接続端子に接続され前記外部電源からの供給電圧を利用して第1出力電圧を出力する第1出力部と、前記内蔵電池接続端子に接続され前記内蔵電池からの供給電圧を利用して第2出力電圧を出力する第2出力部とを含み、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とのうちで高い方を出力する出力部と、前記出力部と前記外部電源接続端子と前記内蔵電池接続端子とに接続され、前記外部電源からの供給電圧と前記内蔵電池からの供給電圧とに基づいて前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記外部電源からの供給電圧に対する前記内蔵電池からの供給電圧の電圧差である供給電圧差が予め設定された正値の電源切換電圧差よりも小さい場合には、前記第1出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御し、前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合には、前記第2出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御することを特徴とする。
上記構成によれば、第2電源(または内蔵電池)からの供給電圧の方が第1電源(または外部電源)からの供給電圧よりも高い場合であっても上記供給電圧差が電源切換電圧差よりも小さい場合には、第1出力電圧が出力される。このため、第1電源からの供給電圧と第2電源からの供給電圧とが一致した場合に電源を切り換える構成に比べて、第2電源の使用を削減することができる。したがって、第2電源を温存することができ、第2電源について性能劣化や寿命低下等を抑制することができる。
図1に、本発明の実施の形態に係る電源回路10を例示するブロック図を示す。なお、図1には、説明のために、電源回路10に接続される電源1,2および負荷3も併記している。電源回路10は、第1電源1から第1電源接続端子11を介して供給される電圧VDD1と、第2電源2から第2電源接続端子12を介して供給される電圧VDD2とのうちの一方の電圧を利用して、負荷接続端子13へ、すなわち負荷接続端子13に接続された負荷3へ出力電圧Voを出力する回路である。このため、電源回路10を電源切換回路と呼んでもよい。ここでは、電圧VDD1,VDD2,Voが直流電圧である場合を例示する。また、説明の簡単のために、各種電圧についての符号をその電圧値についても用いることにする。なお、第1電源1からの供給電圧VDD1を第1供給電圧VDD1とも呼び、第2電源2からの供給電圧VDD2を第2供給電圧VDD2とも呼ぶことにする。
電源1,2としてそれぞれ各種の電源が適用可能であり、例えば、放電のみが可能な一次電池、放電だけでなく充電も可能な二次電池(いわゆる蓄電池)、商用交流電圧を直流変換して出力する電源(いわゆるAC−DCコンバータ)、直流電圧を所定電圧値に昇圧または降圧し当該変換後の電圧を出力する電源(いわゆるDC−DCコンバータ)等が適用可能である。また、電源1,2は、同種の電源(例えば二次電池どうし)であってもよいし、異種の電源(例えば二次電池とAC−DCコンバータ)であってもよい。
また、電源1,2の一方または両方が電源回路10とともに同じ機器内に収容されていてもよい。例えば図2のブロック図に例示される機器50では、電源回路10とともに、内蔵電池52が第2電源2(図1参照)として機器内部に設けられている。また、この電池内蔵型機器50は、第1電源1(図1参照)としての外部電源51との接続が電源接続端子11において可能に構成されている。なお、内蔵電池52は例えば一次電池や二次電池で構成され、外部電源は例えばAC−DCコンバータで構成される。また、内蔵電池52は、機器50の筐体外部へ取り外し可能に設けられていてもよいし、筐体内部に固定されるものであってもよい。
電池内蔵型機器50として例えば携帯電話、携帯型音楽プレーヤ、携帯型コンピュータ等が例示されるが、当該機器50は携帯型の機器に限られるものではなく、例えば内蔵電池52をバックアップ電源として備える各種機器であってもよい。
図1および図2において、負荷3は、例えば電源回路10から電圧Voが給電されて動作する回路であり、例えば各種の演算回路、制御回路、駆動回路である。また、負荷3は、電源回路10からの出力電圧Voを利用して各種電圧を生成する他の電源回路であってもよい。また、負荷3は、モータ等の機械的動作を伴う部品等であってもよい。
なお、説明を簡単にするために「端子」という用語を用いるが、端子は回路上の導電部分について任意に定めることができ、その具体的な構成や形状は問わない。すなわち、端子は例えば、コネクタ部品や金具であってもよいし、素子のリード部であってもよいし、配線の一部分であってもよい。また、「接続」という表現とは、特に明記しない限り、電気的接続を言うものとする。
図1のブロック図に示すように、電源回路10は、出力部20と、当該出力部20を制御する制御部30とを含んでいる。
出力部20は、第1出力部110と、第2出力部210とを含んでいる。第1出力部110は、第1電源接続端子11に接続されており、当該端子11を介して第1電源1から供給される電圧VDD1を利用して第1出力電圧Vo1を生成し出力する。第2出力部210は、第2電源接続端子12に接続されており、当該端子12を介して第2電源2から供給される電圧VDD2を利用して第2出力電圧Vo2を生成し出力する。出力部20は、第1出力電圧Vo1と第2出力電圧Vo2とのうちで高い方の電圧を選択的に負荷接続端子13へ出力する。
制御部30は、第1出力部110と第2出力部210とに接続されているとともに第1電源接続端子11と第2電源接続端子12とに接続されており、第1電源1からの供給電圧値VDD1と第2電源2からの供給電圧値VDD2との大小関係に基づいて、第1出力部110からの出力電圧値Vo1と第2出力部210からの出力電圧値Vo2とを制御する。
ここで、図3および図4に電源回路10の動作を例示する特性図を示す。なお、図面の煩雑を避けるために、図3の上段および下段ならびに図4にグラフを分けている。図3および図4には、第2供給電圧VDD2を一定とした場合を例示しており、各グラフの横軸に第1供給電圧VDD1を取って電圧VDD1,VDD2,Vo1,Vo2,Vo,ΔVDD(=VDD2−VDD1)の各電圧値の関係を図示している。
ここで、上記電圧ΔVDDは、第1供給電圧VDD1と第2供給電圧VDD2との電圧差であり、第1供給電圧VDD1に対する第2供給電圧VDD2の電圧差、すなわち第1供給電圧VDD1を基準電位とした場合の第2供給電圧の電位とする。この場合、供給電圧差ΔVDDは正値、0(ゼロ)、負値のいずれをも取り得る。
図3および図4に示すように、電源回路10では、供給電圧差ΔVDDが予め設定された正値ΔVtよりも小さい場合には、第1出力部110の出力電圧Vo1の方が第2出力部210の出力電圧Vo2よりも高くなるように出力電圧Vo1,Vo2が制御される。これにより、電源回路10は、第1供給電圧VDD1を利用して生成された電圧Vo1を出力電圧Voとして出力する。
他方、供給電圧差ΔVDDが上記正値ΔVtよりも大きい場合には、第2出力電圧Vo2の方が第1出力電圧Vo1よりも高くなるように出力電圧Vo1,Vo2が制御される。これにより、電源回路10は、第2供給電圧VDD2を利用して生成された電圧Vo2を出力電圧Voとして出力する。
なお、供給電圧差ΔVDDが上記正値ΔVtに等しい場合には、出力電圧Vo1,Vo2のいずれを出力電圧Voとしてもよい。
第1出力電圧Vo1と第2出力電圧Vo2とが切り換わる際の基準値となる上記正値ΔVtを、電源切換電圧差ΔVtと呼ぶことにする。
ここで、電源回路10との比較のために、第1供給電圧VDD1と第2供給電圧VDD2とが一致した場合、換言すればΔVDD=0の場合に、電源1,2を切り換える構成による特性図を図11に示す。なお、図11において電圧VDD1,VDD2の特性線は図3および図4と同様である。
図4と図11とを比較すれば分かるように、電源回路10によれば、第2供給電圧VDD2の方が第1供給電圧VDD1よりも高い場合であっても供給電圧差ΔVDDが電源切換電圧差ΔVtよりも小さい場合には、第1出力電圧Vo1が出力される。このため、供給電圧値VDD1,VDD2が一致した場合に電源を切り換える構成に比べて、第2電源2の使用(図2の例では内蔵電池52の使用)を削減することができる。したがって、第2電源2を温存することができ、第2電源2について性能劣化や寿命低下等を抑制することができる。例えば、図2の電池内蔵型機器50が外部電源51に接続され外部電源51の供給電圧VDD1と内蔵電池52の供給電圧VDD2とがほぼ等しい場合には、外部電源51を使用した方が内蔵電池52を温存できるので、好ましいことが分かる。
また、図3および図4に示すように、電源回路10では制御部30の制御下で、ΔVDD>ΔVtの場合において供給電圧差ΔVDDが小さいほど出力電圧Vo1,Vo2間の電圧差が小さくなるように制御される。なお、図3には図11との比較において第2出力電圧値Vo2を第1出力電圧値Vo1に近づける場合を例示しているが、逆に第1出力電圧値Vo1を第2出力電圧値Vo2に近づけるように制御することも可能であるし、両電圧値Vo1,Vo2を変化させて電圧差が小さくなるように制御することも可能である。また、図3および図4に示すように、ΔVDD=ΔVtの場合において両出力電圧値Vo1,Vo2が等しくなるように制御される。この場合、Vo1=Vo2のときのΔVDDの値がΔVtにあたる。
これに対し、図5に示す電源回路10の動作例のように、出力電圧Vo1,Vo2を供給電圧VDD1,VDD2の変化に単に追従させ、ΔVDD=ΔVtの場合を境界にして出力電圧Vo1,Vo2を切り換える場合であっても、上記と同様に第2電源2を温存することは可能である。
図5の動作例と図3および図4の動作例とを比較すると、ΔVDD=ΔVtにおける出力電圧Vo1,Vo2間の電圧差に相違がある。すなわち、図3および図4の動作例では、電源切り換えの際の出力電圧Vo1,Vo2間の電圧差が図5の動作例に比べて小さい。このため、負荷接続端子13を介して負荷3にラッシュ電流が流れるのを低減・防止することができ、負荷3の不具合を防止することができる。
かかる点に鑑みれば、ΔVDD>ΔVtにおいて第2出力電圧Vo2が図5の動作例と図3および図4の動作例と間の中間的な変化をする場合であっても、上記と同様にラッシュ電流の防止を図ることは可能である。これに対し、図3および図4の動作例のように出力電圧Vo1,Vo2が切り換わる際に両電圧値Vo1,Vo2を等しくする(連続させる)ことによって、上記ラッシュ電流の防止効果をより確実にすることができる。また、ΔVDD=ΔVtにおいて電圧値Vo1,Vo2が連続することによって、電圧値Vo1,Vo2が滑らかに切り換わり、ΔVDD=ΔVt付近での出力電圧値Voを安定させることができる。
上記では第2供給電圧VDD2を一定とした場合を例示したが、図6に第1供給電圧VDD1を一定とした場合を例示する。図6において各グラフの横軸に第2供給電圧VDD2を取って電圧VDD1,VDD2,Vo,ΔVDDの各電圧値の関係を図示している。図6の動作例の場合についても上記と同様の説明があてはまり、第2電源2の温存等を図ることができる。また、供給電圧VDD1,VDD2の両方が変動する場合もありえるが、そのような場合の電源回路10の動作は上記説明から容易に理解することができる。
図7〜図10に電源回路10の回路構成の一例を示す。かかる例示の回路を以下に説明するが、各部20,30の上記各種機能を実現可能である限り他の回路構成を適用してもよい。
図7の例において、第1出力部110は、第1入力端子112と、演算増幅器114と、ドライバトランジスタ116とを含む定電圧回路によって構成されている。図7ではドライバトランジスタ116をPチャネル型MOSFETで例示している。なお、ドライバトランジスタ116はソース端子とドレイン端子との間に寄生ダイオード118を有している。
ドライバトランジスタ116について、入力側端子(ここではドレイン端子)は第1電源接続端子11に接続されており、第1出力電圧Vo1が出力される出力側端子(ここではソース端子)は負荷接続端子13に接続されており、入力側端子と出力側端子との間の導通状態を制御する電圧が印加される制御端子は演算増幅器114の出力端子に接続されている。
演算増幅器114について、基準電圧入力端子(ここでは反転入力端子)は第1入力端子112に接続されており、帰還入力端子(ここでは非反転入力端子)はドライバトランジスタ116の出力側端子、換言すれば負荷接続端子13に接続されている。
かかる構成によれば、第1出力部110は、第1供給電圧VDD1を、第1入力端子112への印加電圧Vc1に等しい電圧に定電圧化し、当該定電圧を第1出力電圧Vo1として出力することができる。
同様に、図7の例において、第2出力部210は、第2入力端子212と、演算増幅器214と、ドライバトランジスタ216とを含む定電圧回路によって構成されている。図7ではドライバトランジスタ216をPチャネル型MOSFETで例示している。なお、ドライバトランジスタ216はソース端子とドレイン端子との間に寄生ダイオード218を有している。
ドライバトランジスタ216について、入力側端子(ここではドレイン端子)は第2電源接続端子12に接続されており、第2出力電圧Vo2が出力される出力側端子(ここではソース端子)は負荷接続端子13に接続されており、入力側端子と出力側端子との間の導通状態を制御する電圧が印加される制御端子は演算増幅器214の出力端子に接続されている。
演算増幅器214について、基準電圧入力端子(ここでは反転入力端子)は第2入力端子212に接続されており、帰還入力端子(ここでは非反転入力端子)はドライバトランジスタ216の出力側端子、換言すれば負荷接続端子13に接続されている。
かかる構成によれば、第2出力部210は、第2供給電圧VDD2を、第2入力端子212への印加電圧Vc2に等しい電圧に定電圧化し、当該定電圧を第2出力電圧Vo2として出力することができる。
図7の例ではドライバトランジスタ116,216は出力側端子が互いに直結されている。この場合、帰還される電圧Voが基準電圧Vc1よりも高いときにドライバトランジスタ116がオフになるように、また、帰還電圧Voが基準電圧Vc2よりも高いときにドライバトランジスタ216がオフになるように、ドライバトランジスタ116,216および演算増幅器114,214を設定することによって、出力電圧Vo1,Vo2のうちの高い方を出力電圧Voとして出力させることができる。この構成により、追加のスイッチング素子を用いることなく、電圧Vo1,Vo2を、換言すれば電源1,2を切り換えることができる。
図7ではドライバトランジスタ116,216の帰還入力端子がそれぞれ負荷接続端子13に接続される構成を例示したが、両帰還入力端子を互いに接続するとともに1本の共通配線によって負荷接続端子13に接続してもよい。
また、出力部110,210を他の構成の定電圧回路で構成してもよく、例えば、各ドライバトランジスタ116,216にNチャネル型MOSFETを用いるとともに演算増幅器114,214の入力端子の接続形態を上記とは逆にすることも可能である。また、例えば演算増幅器114,214を用いずに入力端子112,212をドライバトランジスタ116,216の制御端子に接続した構成によっても、電圧Vo1または電圧Vo2を選択的に出力することは可能である。しかし、出力部110,210を上記のように負帰還回路にすることによって、出力電圧Voとして定電圧が得られ、当該安定した電圧Voを負荷3に給電できるので、より好ましい。
上記のように出力電圧値Vo1,Vo2は出力部110,210の入力端子112,212への印加電圧値Vc1,Vc2によって制御される。図7に示すように出力部110,210の入力端子112,212は制御部30に接続されており、制御部30によって入力端子112,212の電圧が制御される。以下に制御部30の構成例を説明する。
制御部30は、図7の例では、第1電源1からの供給電圧VDD1を低減して第1出力部110の入力端子112に印加する第1電圧低減部150と、第2電源2からの供給電圧VDD2を低減して第2出力部210の入力端子212に印加する第2電圧低減部250とを含んでいる。
第1電圧低減部150は、図7の例では、抵抗152と、ダイオード154と、定電流源156とを含んでいる。抵抗152の一端は第1電源接続端子11に接続されており、抵抗152の他端はダイオード154のアノードに接続されており、ダイオード154のカソードは定電流源156に接続されており、定電流源156は接地されている。また、抵抗152の上記他端、換言すればダイオード154のアノードは第1出力部110の入力端子112に接続されている。
かかる構成によれば、定電流源156による定電流I1が抵抗152に流れるので、第1供給電圧VDD1が抵抗152での電圧降下分だけ低減された電圧Vc1が、第1出力部110の入力端子112に印加される(図3〜図6参照)。抵抗152の抵抗値と定電流I1の電流値とは予め所定値に設定されており、このため抵抗152による電圧降下量は予め設定された一定値になる。なお、抵抗152に流れる電流I1は定電流源156によって設定されるため、定電流源156を第1電圧低減部150の電流設定部162と呼ぶことができる。
定電流源156は、例えば図8に例示の回路で構成することが可能である。かかる例示の定電流源156は、トランジスタ170と、抵抗172と、演算増幅器174とを含んでいる。トランジスタ170は図8ではNPNバイポーラトランジスタで例示しており、コレクタ端子が上記ダイオード154のカソードに接続されており、エミッタ端子は抵抗172を介して接地されている。トランジスタ170のベース端子は演算増幅器174の出力端子に接続されている。演算増幅器174について、反転入力端子はトランジスタ170のエミッタ端子に接続されており、非反転入力端子は抵抗402,404に接続されている。
抵抗402,404は電源電位VDDと接地電位との間に直列接続されており、電圧VDDが抵抗402,404で分圧された電圧が演算増幅器174の非反転入力端子に印加される。なお、抵抗402,404の接続点には調整端子406が接続されており、この調整端子406に不図示の抵抗を接続することによって電源電圧VDDの分圧比を調整することが可能である。なお、電源電位VDDは例えば電源回路10の出力電圧Voを利用して生成された定電圧を用いることが可能である。
第2電圧低減部250は、図7の例では、抵抗252と、ダイオード254,258と、定電流源256,260とを含んでいる。抵抗252の一端は第2電源接続端子12に接続されており、抵抗252の他端はダイオード254のアノードに接続されており、ダイオード254のカソードは定電流源256に接続されており、定電流源256は接地されている。また、抵抗252の上記他端、換言すればダイオード254のアノードは、ダイオード258のアノードに接続されており、ダイオード258のカソードは定電流源260に接続されており、定電流源260は接地されている。また、抵抗252の上記他端、換言すればダイオード254,258のアノードは第2出力部210の入力端子212に接続されている。
かかる構成によれば、定電流源256による定電流I2と定電流源260による定電流I3とを合計した電流(I2+I3)が抵抗252に流れるので、第2供給電圧VDD2が抵抗252での電圧降下分だけ低減された電圧Vc2が、第2出力部210の入力端子212に印加される(図3〜図6参照)。
抵抗252の抵抗値と定電流I2の電流値とは予め所定値に設定されている。他方、定電流源260は、電源接続端子11,12に接続されており、供給電圧VDD1,VDD2の電圧値に応じて電流I3の電流値を設定する機能を有している(後に詳述する)。このため、抵抗252における電流I2による電圧降下量と抵抗152における電流I1による電圧降下量とを同じに設定することによって、抵抗252での総電圧降下量(電流I2,I3を合計した電流による電圧降下量)を、抵抗152での電圧降下量と同じかまたはそれ以上に設定可能である。
なお、抵抗252に流れる電流は定電流源256,260によって設定されるため、定電流源256,260を第2電圧低減部250の電流設定部262と呼ぶことができる。
定電流源256は、例えば図9に例示の回路で構成することが可能である。かかる例示の定電流源256は、トランジスタ270と、抵抗272と、演算増幅器274とを含んでいる。トランジスタ270は図9ではNPNバイポーラトランジスタで例示しており、コレクタ端子が上記ダイオード254のカソードに接続されており、エミッタ端子は抵抗272を介して接地されている。トランジスタ270のベース端子は演算増幅器274の出力端子に接続されている。演算増幅器274について、反転入力端子はトランジスタ270のエミッタ端子に接続されており、非反転入力端子は、上記抵抗402,404に接続されている。
定電流源260は、例えば図10に例示の回路で構成することが可能である。かかる例示の定電流源260は、演算増幅器302と、トランジスタ304,308,310,312,322,324,342,344,352,354,356,358と、抵抗306,326,328,330,346,348とを含んでいる。図10では、トランジスタ304,312,322,324,342,344,356,358をNPNバイポーラトランジスタで例示し、トランジスタ308,310,352,354をPNPバイポーラトランジスタで例示している。
演算増幅器302の非反転入力端子は、抵抗412,414に接続されている。抵抗412,414は電源電位VDDと接地電位との間に直列接続されており、電圧VDDが抵抗412,414で分圧された電圧が演算増幅器302の非反転入力端子に印加される。演算増幅器302の反転入力端子は、抵抗306を介して接地されているとともに、トランジスタ304のエミッタ端子に接続されている。トランジスタ304のベース端子は演算増幅器302の出力端子に接続されている。このため、演算増幅器302とトランジスタ304と抵抗306とが定電流回路を構成している。当該定電流回路の出力電流は演算増幅器302の非反転入力端子への印加電圧、すなわち抵抗412,414による電源電位VDDの分圧比によって設定される。なお、抵抗412,414の接続点には調整端子416が接続されており、この調整端子416に不図示の抵抗を接続することによって電源電圧VDDの分圧比を調整することが可能である。
トランジスタ308のコレクタ端子は、上記トランジスタ304のコレクタ端子に接続されている。トランジスタ308,310のエミッタ端子はともに第1電源接続端子11に接続されており、トランジスタ308,310のベース端子は互いに接続されているとともにトランジスタ308のコレクタ端子に接続されている。このため、トランジスタ308,310はカレントミラー回路を構成している。
トランジスタ312のコレクタ端子は上記トランジスタ310のコレクタ端子に接続されている。トランジスタ312のベース端子は、トランジスタ322,342のベース端子に接続されているとともに、トランジスタ312のコレクタ端子に接続されている。トランジスタ312,322,342のエミッタ端子は接地されている。このため、トランジスタ312,322,342はカレントミラー回路を構成している。トランジスタ322のコレクタ端子は抵抗330の一端に接続されており、トランジスタ342のコレクタ端子は抵抗330の他端に接続されている。
トランジスタ324のエミッタ端子は抵抗330の上記一端に接続されている。トランジスタ324のベース端子は、抵抗326を介して第1電源接続端子11に接続されているとともに、抵抗328を介して接地されている。トランジスタ324のコレクタ端子はトランジスタ352のコレクタ端子に接続されている。また、トランジスタ344のエミッタ端子は抵抗330の上記他端に接続されている。トランジスタ344のベース端子は、抵抗346を介して第2電源接続端子12に接続されているとともに、抵抗348を介して接地されている。トランジスタ344のコレクタ端子は第2電源接続端子12に接続されている。
トランジスタ352,354のエミッタ端子はともに第1電源接続端子11に接続されており、トランジスタ352,354のベース端子は互いに接続されているとともにトランジスタ352のコレクタ端子に接続されている。このため、トランジスタ352,354はカレントミラー回路を構成している。トランジスタ354のコレクタ端子はトランジスタ356のコレクタ端子に接続されている。
トランジスタ356のベース端子は、トランジスタ358のベース端子に接続されているとともに、トランジスタ356のコレクタ端子に接続されている。トランジスタ356,358のエミッタ端子は接地されている。このため、トランジスタ356,358はカレントミラー回路を構成している。トランジスタ358のコレクタ端子は、上記ダイオード258のカソードに接続されている。
かかる構成によれば、第1供給電圧VDD1が抵抗326,328で分圧された電圧がトランジスタ324のベース端子に入力されるので、トランジスタ324は第1供給電圧VDD1の電圧値に応じた電流量を有する電流(第1電流)Iaを出力する。同様に、第2供給電圧VDD2が抵抗346,348で分圧された電圧がトランジスタ344のベース端子に入力されるので、トランジスタ344は第2供給電圧VDD2の電圧値に応じた電流量を有する電流(第2電流)Ibを出力する。
ここで、当該トランジスタ324,344は、抵抗330とトランジスタ322,342とに接続されており、また、トランジスタ322,342には、演算増幅器302とトランジスタ304とによって生成された定電流に等しい電流量の電流が流れる。このため、電流Ia,Ibの合計電流は予め設定された一定値に保持される。換言すれば、電流Ia,Ibは相補的に制御される。つまり、抵抗326,328,346,348,330とトランジスタ324,344,322,342とを含んでプッシュプル回路320が構成されている。
また、上記構成によれば、電流Iaと同じ電流量の電流が、トランジスタ352,354,356,358を介して取り出され、上記電流I3として抵抗252に流れる。
このため、第1供給電圧VDD1が増加するに従って、または第2供給電圧VDD2が減少するに従って、電流Iaすなわち電流I3が増加し、抵抗252での電圧降下は大きくなる。その結果、抵抗252に電流I2のみが流れる場合に比べて、電圧Vc2が小さくなる(図3、図4、図6参照)。なお、上記のように電流Ia,Ibの合計電流は一定値に規制されるので、電圧Vc2は当該一定電流値に対応した電圧値に収束する(図3、図4、図6参照)。
逆に、第1供給電圧VDD1が減少するに従って、または第2供給電圧VDD2が増加するに従って、電流Iaすなわち電流I3は減少し、抵抗252での電圧降下は電流I2による成分が支配的になる(図3、図4、図6参照)。その結果、例えば抵抗252,152の抵抗値が等しく電流I2,I1の設定電流量が等しい場合には、抵抗252での電圧降下量と抵抗152での電圧降下量とは同じになる(図3、図4、図6参照)。
上記構成の電源回路10によれば、図3および図4の動作例を実現することができる。
電流I3の増加によって電圧Vc2が減少し始める際の当該電圧Vc2の電圧値は、例えば抵抗326,346の抵抗値の選定によって予め設定可能であり、供給電圧差ΔVDDが電源切換電圧差ΔVtよりも大きい電圧範囲内に設定されている。これにより、供給電圧差ΔVDDが電源切換電圧差ΔVtよりも大きい場合において、供給電圧差ΔVDDが小さくなるほど第2電圧低減部250での電圧低減量が大きくなる。その結果、第2入力端子212への印加電圧値Vc2を第1入力端子112への印加電圧値Vc1に近づける制御、すなわち第2出力電圧値Vo2を第1出力電圧値Vo1に近づける制御を行うことができる。
また、上記構成によれば出力電圧Vo1,Vo2が切り換わる際に両電圧Vo1,Vo2が等しくなるので、滑らかに(連続的に)出力電圧Voを切り換えることができ、また、ΔVDD=ΔVt付近での出力電圧値Voを安定させることができる。ここで、Vo1=Vo2となる際の当該電圧値Vo1,Vo2(換言すれば制御電圧値Vc1,Vc2)は、トランジスタ322,342に流れる電流量によって制御可能である。すなわち、演算増幅器302とトランジスタ304とによる定電流回路の出力電流量を、例えば抵抗412,414の抵抗値の選定や調整端子416への抵抗の追加によって調整することにより、Vo1=Vo2となる際の電圧値Vo2(=Vc2)を設定することが可能である。
また、上記例示の制御部30では供給電圧VDD1,VDD2を低減することによって、またその電圧低減量を制御することによって制御電圧Vc1,Vc2を生成するので、制御部30の構成が簡単なもので済む。
上記では電源回路10が2個の電源1,2を切り換える場合を例示したが、電源回路10を応用して3個以上の電源を切り換える電源回路を構成することも可能であり、そのような電源回路は電源回路10の上記構成を含んでいる。
本発明の実施の形態に係る電源回路を例示するブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電池内蔵型機器を例示するブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路の動作を例示する特性図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路の動作を例示する特性図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路の動作を例示する特性図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路の動作を例示する特性図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路を例示する回路図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路を例示する回路図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路を例示する回路図である。 本発明の実施の形態に係る電源回路を例示する回路図である。 比較用の特性図である。
符号の説明
1 第1電源、2 第2電源、10 電源回路、11 第1電源接続端子、12 第2電源接続端子、13 負荷接続端子、20 出力部、30 制御部、50 電池内蔵型機器、51 外部電源(第1電源)、52 内蔵電池(第2電源)、110 第1出力部、112 第1入力端子、150 第1電圧低減部、152,252 抵抗、162,262 電流設定部、210 第2出力部、212 第2入力端子、250 第2電圧低減部、320 プッシュプル回路、I1,I2,I3 電流、Ia 第1電流、Ib 第2電流、VDD1 第1電源からの供給電圧、VDD2 第2電源からの供給電圧、Vc1 第1入力端子への印加電圧、Vc2 第2入力端子への印加電圧、Vo1 第1出力電圧、Vo2 第2出力電圧、Vo 出力電圧、ΔVDD 供給電圧差、ΔVt 電源切換電圧差。

Claims (7)

  1. 第1電源接続端子に接続される第1電源と第2電源接続端子に接続される第2電源とを切り換えて負荷接続端子へ電圧を出力する電源回路であって、
    前記第1電源接続端子に接続され前記第1電源からの供給電圧を利用して第1出力電圧を出力する第1出力部と、前記第2電源接続端子に接続され前記第2電源からの供給電圧を利用して第2出力電圧を出力する第2出力部とを含み、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とのうちで高い方を前記負荷接続端子へ出力する出力部と、
    前記出力部と前記第1電源接続端子と前記第2電源接続端子とに接続され、前記第1電源からの供給電圧と前記第2電源からの供給電圧とに基づいて前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1電源からの供給電圧に対する前記第2電源からの供給電圧の電圧差である供給電圧差が予め設定された正値の電源切換電圧差よりも小さい場合には、前記第1出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御し、
    前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合には、前記第2出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御することを特徴とする電源回路。
  2. 請求項1に記載の電源回路であって、
    前記制御部は、前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合に、前記供給電圧差が小さいほど前記第1出力電圧と前記第2出力電圧との電圧差を小さくすることを特徴とする電源回路。
  3. 請求項2に記載の電源回路であって、
    前記制御部は、前記供給電圧差が前記電源切換電圧差に等しい場合に、前記第1出力電圧の値を前記第2出力電圧の値に等しくすることを特徴とする電源回路。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電源回路であって、
    前記第1出力部は、前記制御部に接続された第1入力端子を有し前記第1電源からの供給電圧を前記第1入力端子への印加電圧と同じ電圧値に定電圧化して前記第1出力電圧として出力する第1定電圧回路で構成され、
    前記第2出力部は、前記制御部に接続された第2入力端子を有し前記第2電源からの供給電圧を前記第2入力端子への印加電圧と同じ電圧値に定電圧化して前記第2出力電圧として出力する第2定電圧回路で構成され、
    前記制御部は、前記第1入力端子の電圧と前記第2入力端子の電圧とを制御することによって、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御することを特徴とする電源回路。
  5. 請求項4に記載の電源回路であって、
    前記制御部は、
    前記第1電源の供給電圧から予め定められた所定電圧を低減して前記第1出力部の前記第1入力端子に印加する第1電圧低減部と、
    前記第2電源の供給電圧から前記所定電圧以上の電圧を低減して前記第2出力部の前記第2入力端子に印加する第2電圧低減部と、
    を含み、
    前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合、前記供給電圧差が小さいほど前記第2電圧低減部での電圧低減量を大きくすることによって、前記第2入力端子の電圧と前記第1入力端子の電圧との電圧差を小さくすることを特徴とする電源回路。
  6. 請求項5に記載の電源回路であって、
    前記第2電圧低減部は、
    前記第2電源接続端子と前記第2出力部の前記第2入力端子との間に接続された抵抗と、
    前記抵抗に流れる電流量を設定する電流設定部であって、前記第1電源からの供給電圧に応じた電流量を有する第1電流と前記第2電源からの供給電圧に応じた電流量を有する第2電流とを相補的に制御するプッシュプル回路を含み、前記第1電流と同じ電流量の電流を前記抵抗に流す電流設定部と、
    を含むことを特徴とする電源回路。
  7. 内蔵電池接続端子に接続される内蔵電池と外部電源接続端子に接続される外部電源とを切り換えて動作可能な電池内蔵型機器であって、
    前記外部電源接続端子に接続され前記外部電源からの供給電圧を利用して第1出力電圧を出力する第1出力部と、前記内蔵電池接続端子に接続され前記内蔵電池からの供給電圧を利用して第2出力電圧を出力する第2出力部とを含み、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とのうちで高い方を出力する出力部と、
    前記出力部と前記外部電源接続端子と前記内蔵電池接続端子とに接続され、前記外部電源からの供給電圧と前記内蔵電池からの供給電圧とに基づいて前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部電源からの供給電圧に対する前記内蔵電池からの供給電圧の電圧差である供給電圧差が予め設定された正値の電源切換電圧差よりも小さい場合には、前記第1出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御し、
    前記供給電圧差が前記電源切換電圧差よりも大きい場合には、前記第2出力電圧の方が高くなるように前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを制御することを特徴とする電池内蔵型機器。
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