JPH09269494A - 液晶素子の製造方法 - Google Patents

液晶素子の製造方法

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JPH09269494A
JPH09269494A JP7771096A JP7771096A JPH09269494A JP H09269494 A JPH09269494 A JP H09269494A JP 7771096 A JP7771096 A JP 7771096A JP 7771096 A JP7771096 A JP 7771096A JP H09269494 A JPH09269494 A JP H09269494A
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liquid crystal
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JP7771096A
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Yuji Matsuo
雄二 松尾
Haruo Tomono
晴夫 友野
Hiroyuki Tokunaga
博之 徳永
Masaru Kamio
優 神尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】UV硬化樹脂にシワ状ヒケが発生することを防
止し、UV硬化樹脂と金属電極とによって平滑な面を形
成し、液晶の配向を均一にする。 【解決手段】平滑板31の表面に弾性膜32を形成し
て、加圧部材30を作成する。この加圧部材30の表面
にUV硬化樹脂13Lを滴下し、配線基板A1 と貼り合
わせて被加圧体B2 を作成する。さらに、被加圧体B2
をプレス機25にセットして加圧し、その後、UV光L
を照射して樹脂13Lを硬化する。弾性膜32は、UV
硬化樹脂13Lの収縮に追従し、両者の密着状態は維持
されるので、部分的な収縮が極端に進行することもな
く、シワ状ヒケ16,…の発生を防止できる。そして、
加圧部材30を配線基板A1 から剥離する。最後に、こ
の配線基板A1 の表面に透明電極等を形成し、液晶パネ
ルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶素子の製造方
法に係り、詳しくは、透明電極と基板との間に、電圧波
形の遅延を回避するための金属電極を配置した液晶素子
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶素子(以下“液晶パネ
ル”とする)は種々の分野において利用されている。ま
ず、この液晶パネルの構造を、図1に沿って簡単に説明
する。
【0003】この液晶パネルP1 は、図1に示すよう
に、相対向するように配置された一対の電極基板1a,
1bを備えており、これらの電極基板1a,1bはシー
ル材2によって貼り合わされて、その内部間隙には強誘
電性液晶3が保持されている。
【0004】一方、一対の電極基板1a,1bは、それ
ぞれガラス基板5a,5bを有しており、これらのガラ
ス基板5a,5bの表面にはITO透明電極6a,…,
6b,…が形成されている。これらの透明電極6a,
…,6b,…は、500〜5000Å程度の厚さであ
り、パターニング処理によってストライプ状に形成され
ている。また、これらの透明電極6a,…,6b,…の
表面には、ショート防止のための絶縁膜7a,7bが酸
化シリコンや酸化チタン等によって500〜3000Å
程度の厚さに形成されており、さらにその表面にはポリ
イミド樹脂等によって配向制御膜9a,9bが形成され
ている。そして、このような液晶パネルP1は、相対向
する透明電極6a,…,6b,…に電圧を印加して駆動
されていた。
【0005】ところで、近年、液晶パネルの高精細化や
大面積化が望まれているが、透明電極6a,…,6b,
…の抵抗値は200〜4000×10-8Ω程度と高いこ
とから、電圧波形の遅延が問題となっていた。なお、こ
のような電圧波形の遅延を解決する方法としては、透明
電極6a,…,6b,…を厚くする方法が考えられる
が、その方法によれば、透過率が下がって透明電極6
a,…,6b,…が認識されて表示品質が悪化したり、
成膜に時間がかかったり、透明電極6a,…,6b,…
の基板への密着性も悪くなる等の問題が生じ、実用的で
は無かった。
【0006】そこで、電圧波形の遅延を回避するための
方法として、図2に示すような埋め込み配線基板A3
用いた方法が特開平6−347810号公報等に開示さ
れている。
【0007】この埋め込み配線基板A3 は、透明なガラ
ス基板11を備えており、このガラス基板11の表面に
は、厚さ1μm程度の金属電極12,…がストライプ状
に多数形成されている。これらの金属電極12,…は所
定間隙を置いて配置されているが、該間隙にはUV硬化
樹脂13Sが充填されており、この樹脂13Sは金属電
極12,…と共に平滑な面を形成している。
【0008】そして、この埋め込み配線基板A3 は、図
1に示すガラス基板1a,1bの代わりに用いられ、埋
め込み配線基板A3 の平滑な表面には、透明電極6a,
…,6b,…、絶縁膜7a,7b、配向制御膜9a,9
b、が順次形成される。そして、これらの透明電極等の
形成された一対の埋め込み配線基板A3 は、シール材2
によって貼り合わせられ、その間隙には液晶が注入さ
れ、液晶パネルが形成される。
【0009】次に、このような液晶パネルの製造方法に
ついて、図3(a) 〜(g) に沿って説明する。 (配線基板形成工程)まず、ガラス基板11の表面に、
スパッタ法等によって厚膜のメタル層を形成し、このメ
タル層をフォトリソグラフィ法によってパターン化し、
ストライプ状の金属電極12,…を多数形成し、図3
(b) に示すような配線基板A1 を得る(以下、配線基板
1 における金属電極12,…の形成された側の面を
“配線面15”とする)。 (樹脂供給工程)本工程においては、定量供給装置とし
てのディスペンサー20を用い、樹脂モノマー液等のU
V硬化樹脂13Lを、平滑板21の平滑な表面に所定量
だけ滴下する(同図(a) 参照。以下、硬化される前の液
状の樹脂を符号13Lで表し、硬化後の樹脂を符号13
Sで表し、特に区別を要しない場合は単に“樹脂13”
とする)。
【0010】そして、樹脂13Lの滴下された平滑板表
面と、配線基板A1 の配線面15とを合わせ(同図(b)
(c) 参照)、平滑板21と配線基板A1 とによって樹脂
13Lを挟み込むようにする(以下、配線基板A1 と平
滑板21とによって構成される構造体を“被加圧体A
2 ”とする)。これにより、配線基板A1 の配線面1
5、すなわち、金属電極12,…の形成された部分に、
樹脂13Lが供給されることとなる。 (加圧工程)本工程においては、図3(d) (e) に示すよ
うなプレス機25が用いられる。このプレス機25は、
被加圧体A2 を載置する金属製下板25Dを備えてお
り、その上方には、矢印F1 の方向に油圧駆動される金
属製上板25Uが配置されている。
【0011】そして、本工程においては、上述した被加
圧体A2 を、配線基板A1 を上側にしてプレス機25の
上板25Uと下板25Dとの間にセットし、プレス機2
5を駆動する。これにより、上板25Uが矢印F1 の方
向に駆動され(同図(e) 参照)、被加圧体A2 は上板2
5Uと下板25Dとによって加圧される。このとき、金
属電極12,…の表面や、金属電極12,…の間隙に供
給された樹脂13Lは、平滑板21に接触しており、こ
れらの表面は平滑板21によって加圧される。これによ
り、金属電極12,…の間隙にはUV硬化樹脂13Lが
充填され、また、樹脂13Lは、金属電極12,…の表
面から排除され、金属電極12,…と共に平滑な面を形
成することとなる。 (樹脂硬化工程)次に、プレス機25による加圧を解除
し、被加圧体A2 をプレス機25から取り出す。そし
て、被加圧体A2 のUV硬化樹脂13Lにガラス基板1
1の側から紫外線L(以下、“UV光L”とする)を照
射し、樹脂13Lを完全に硬化させる(同図(f) 参
照)。 (剥離工程)その後、不図示の工具等によって図3(g)
に示す矢印F2 の方向に力を加え、平滑板21を配線基
板A1 から剥離する。これにより、埋め込み配線基板A
3 が得られる。 (その他の工程)その後、埋め込み配線基板A3 の表面
に、透明電極6a,…,6b,…や絶縁膜7a,7bや
配向制御膜9a,9bを形成し、液晶パネルを作成す
る。なお、樹脂13Sは、金属電極12,…の表面から
排除されているため、透明電極6a,…,6b,…と金
属電極12,…とは、良好に接触されて、その導通性が
確保されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、樹脂13
は、UV光Lが照射されて硬化する際に収縮する性質を
有している。
【0013】したがって、樹脂13Lと平滑板21の表
面との間の密着力が弱い場合には、厚さ方向の収縮に伴
って樹脂13Lが平滑板21の表面から部分的に剥れて
しまい、該剥れた部分は、何ら拘束を受けないことから
収縮が進行し、その結果、図4及び図5に示すような顕
著な凹み16,…(以下、“シワ状ヒケ16,…”とす
る)が発生してしまっていた。そして、このような埋め
込み配線基板A3 を用いて液晶パネルを製造した場合に
は、液晶の配向が均一でなくなるという問題があった。
なお、樹脂13Lと平滑板表面との間の密着力が強い場
合には、収縮に伴う内部応力の発生は見られるものの、
上述のような剥れやシワ状ヒケ16,…は発生せず、特
に問題は生じなかった。
【0014】そこで、本発明は、金属電極の間隙に充填
された樹脂において凹みの発生を防止する液晶素子の製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、基板の表面に金属電極を多数
形成して配線基板を形成する配線基板形成工程と、前記
金属電極の形成された部分に樹脂を供給する樹脂供給工
程と、前記金属電極の表面を加圧部材によって加圧する
ことに基づき前記多数の金属電極相互の間隙に樹脂を充
填する加圧工程と、前記充填された樹脂を硬化させる樹
脂硬化工程と、を備えた液晶素子の製造方法において、
前記加圧部材が、表面が平滑な平滑板と、該平滑板の表
面に配置され、平滑でかつ弾性に富む加圧層と、からな
り、前記加圧工程にて、前記供給された樹脂と前記金属
電極との表面に前記加圧層を接触させた状態で加圧す
る、ことを特徴とする。
【0016】この場合、前記加圧層が、前記平滑板の表
面をコーティングすることにより、該表面に直接形成さ
れてなる、ようにしてもよい。また、前記加圧層が、弾
性に富むフィルムを前記平滑板の表面に接着することに
より、形成されてなる、ようにしてもよい。さらに、前
記金属電極の表面に導電性樹脂膜を形成する樹脂膜形成
工程、を備え、かつ、前記導電性樹脂膜が、前記樹脂硬
化工程にて前記樹脂が硬化収縮した場合に、該収縮を補
うように移動される、ようにしてもよい。またさらに、
前記樹脂供給工程にて、前記供給された樹脂及び前記金
属電極の表面と前記加圧層とを接触させて、前記配線基
板と前記加圧部材とによって被加圧体を構成し、前記加
圧工程にて、該被加圧体を、プレス機の上板と下板との
間にセットし、該被加圧体と前記上板との間、及び前記
被加圧体と前記下板との間に、それぞれ弾性部材を介装
し、かつ、前記被加圧体を前記上板及び前記下板にて加
圧することに基づき、前記供給された樹脂と前記金属電
極との表面を前記加圧層によって加圧する、ようにして
もよい。また、前記加圧工程にて、前記樹脂供給工程に
おいて供給された樹脂を加熱しながら加圧する、ように
してもよい。
【0017】一方、前記樹脂硬化工程終了後に、前記加
圧部材を前記配線基板から剥離する剥離工程、を備える
と好ましい。
【0018】また、前記樹脂供給工程が、前記加圧層の
表面に液状の樹脂を滴下する第1の工程と、該液状の樹
脂の滴下された加圧層の表面に前記配線基板の配線面を
合わせる第2の工程と、からなり、かつ、これら第1の
工程及び第2の工程によって、前記金属電極の形成され
た部分に樹脂を供給する、ようにしてもよい。
【0019】さらに、前記基板がガラス基板である、よ
うにしてもよい。またさらに、前記樹脂が、紫外線が照
射されて硬化するUV硬化樹脂であり、かつ、前記樹脂
硬化工程にて、前記樹脂に紫外線が照射されることに基
づき、前記樹脂が硬化されるようにしても良い。
【0020】なお、以上構成に基づき、配線基板形成工
程において、基板の表面に金属電極を多数形成し、配線
基板を形成する。そして、樹脂供給工程において、前記
金属電極の形成された部分に樹脂を供給する。また、加
圧工程において、前記供給された樹脂や前記金属電極の
表面を、平滑でかつ弾性に富む加圧層によって加圧す
る。これにより、該樹脂は、前記多数の金属電極相互の
間隙に充填され、前記金属電極と共に平滑な面を形成す
る。この状態で樹脂硬化工程を実施すると、該充填され
た樹脂は硬化しながら厚さ方向に収縮する。該樹脂の表
面には、前記加圧部材の加圧層が密着されているため、
該加圧層は樹脂の収縮に追従し、該樹脂と加圧層との密
着状態は維持される。したがって、該樹脂が前記加圧層
から剥れてしまうことが防止され、部分的な収縮が進行
してシワ状ヒケが発生することを防止でき、前記樹脂と
前記金属電極とはほぼ平滑な面を形成する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。なお、図1乃至図3に示す
ものと同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0022】まず、本発明の第1の実施の形態につい
て、図6(a) 〜(g) に沿って説明する。
【0023】本実施の形態においては、図6(a) に示す
加圧部材30を用いる。この加圧部材30は、表面が平
滑な平滑板31を備えており、平滑板31の表面には、
平滑でかつ弾性に富む弾性膜(加圧層)32が形成され
ている。
【0024】ここで、平滑板31は、金属やセラミック
やガラス等で形成された板状部材であり、表面硬度が硬
く、剛性に富むものであればその他の材質であっても良
い。また、平滑板31における、弾性膜32が形成され
る側の表面には、精密切削や研削や研磨等の加工が施さ
れており、100mm長当たりの平面度が10μm以内
に、好ましくは2μm以内に設定されている。
【0025】一方、弾性膜32は、硬化後にある程度の
弾性を有し、かつ平滑板31への形成が容易なものであ
ればどのような材質のものでも良く、例えば、ポリアミ
ド系、ポリイミド系、アクリル系、エポキシ系、ナイロ
ン系の樹脂膜であっても良い。また、弾性膜32の性状
も、一液型、二液以上の混合型、熱硬化型、光硬化型等
のいかなるものであっても良い。また、弾性膜32の膜
厚は、数μm〜10数μmの範囲内で設定すれば良く、
また、その膜の厚さムラは埋め込み配線基板A3 を作成
するために有効な面内において平滑板31と同程度の平
面度を満足していれば、平滑板31の表面を基準にクサ
ビ状になっていても構わない。例えば、平滑板31の一
端から他端にかけて弾性膜32の膜厚が連続的にリニア
に変化し、弾性膜32の断面がクサビ状になっていても
構わない。
【0026】さらに、弾性膜32は、ロールコート、バ
ーコート、ディップコート等のコーティング方法により
平滑板31の表面をコーティングすることにより、該表
面に直接形成されたものである。なお、コーティング方
法によっては、弾性膜32の端部が盛り上がってしまう
こともあるので、平滑板31及び弾性膜32を、配線基
板A1 (詳細は後述)より大きめの形状とすることが好
ましい。
【0027】次に、液晶パネルの製造方法について説明
する。 (配線基板形成工程)まず、上述した従来例と同様に配
線基板A1 を形成する(図6(c) 参照)。
【0028】なお、本実施の形態においては、ガラス基
板11にソーダガラス(青板ガラス)を用い、その厚さ
を1mmとし、両面を研磨した平行度の良好のものを用い
た。
【0029】また、金属電極12,…には、アルミニウ
ム、クロム、モリブデン、銅等の、抵抗値の小さい、厚
さが1μm程度のもので、かつガラスへの密着性が良好
なものを用いた。なお、この金属電極12,…の表面に
シランカップリング処理等の密着処理を行ない、UV硬
化樹脂13Lが良好に密着するようにしても良い。 (樹脂供給工程)本工程は、第1の工程と第2の工程と
からなる。
【0030】ここで、第1の工程においては、定量供給
装置としてディスペンサー20を用い、加圧部材30の
弾性膜32の表面に液状のUV硬化樹脂(樹脂モノマー
液)13Lを滴下する(同図(b) 参照)。
【0031】一方、第2の工程においては、加圧部材3
0(弾性膜32)における樹脂13Lの滴下された表面
と、配線基板A1 の配線面15とを、気泡が巻き込まれ
ないようにゆっくりと接触させ(同図(c) 参照)、放置
し、弾性膜32と配線基板A1 とによって樹脂13Lを
挟み込むようにする(以下、配線基板A1 と加圧部材3
0とによって構成される構造体を“被加圧体B2 ”とす
る)。これにより、配線基板A1 の配線面15、すなわ
ち、金属電極12,…の形成された部分に、樹脂13L
が供給されることとなる。
【0032】なお、定量供給装置としては、ディスペン
サーを用いても良く、ロールコーターやスピンコーター
等を用いても良い。
【0033】また、本実施の形態においては、UV硬化
樹脂13Lは、UV硬化型の樹脂モノマー、オリゴマー
及び光開始剤の混合組成物であり、アクリル系、エポキ
シ系、エン・チオール系等いかなる重合方式のものでも
良いが、製造工程に耐え得るよう、耐熱性、耐薬品性、
耐洗浄性を具備している必要がある。したがって、例え
ば、主成分である反応性オリゴマーに耐熱性のある分子
構造を導入したものや、多感応モノマーにより架橋密度
を高めたものが好ましい。 (加圧工程)本工程においては、従来例と同様の油圧プ
レス機25が用いられる(同図(d)(e) 参照)。
【0034】そして、本工程においては、金属電極1
2,…の表面や、金属電極12,…の間隙に充填された
樹脂13Lは、弾性膜32に接触しており、これらの表
面は弾性膜32によって加圧される。これにより、金属
電極12,…の間隙はUV硬化樹脂13Lによって充填
され、また、樹脂13Lは、金属電極12,…の表面か
ら排除され、金属電極12,…と共に平滑な面を形成す
ることとなる。
【0035】なお、プレス機25としては、上下板25
a,25bを具備して樹脂13Lを均一に押圧するもの
であればどのようなものでも良く、油圧プレスのような
液圧プレス機や、エアープレスのような気圧プレス機等
であっても良い。また、その圧力は、5〜50kg/cm2
範囲の範囲が望ましい。 (樹脂硬化工程)本工程においては、高圧水銀灯や、低
圧水銀灯や、キセノンランプ等の光源を使用し、図6
(f) に符号Lで示す方向にUV光を照射して、樹脂13
Lを硬化する。
【0036】なお、本実施の形態においては樹脂モノマ
ー13Lの硬化にUV光Lを使用したが、もちろんこれ
に限る必要はなく、ガラス基板11を透過し、かつ樹脂
13Lを硬化させる光であれば、可視光や赤外線光を使
用しても良い。但し、これらの可視光や赤外線光を用い
る場合には、樹脂13の材質を、使用する光の波長に合
わせて適宜変更する必要がある。
【0037】また、上述した実施の形態においては、U
V光Lは配線基板A1 の側から照射するものとしたが、
もちろんこれに限る必要はない。加圧部材30がUV光
Lを透過するものであれば、加圧部材30の側からUV
光Lを照射するようにしても良く、配線基板A1 の側及
び加圧部材30の側の両方から照射するようにしても良
い。 (剥離工程)そして、樹脂13の硬化が完全に終了した
場合には、加圧部材30を剥離して埋め込み配線基板A
3 を得る(同図(g) 参照)。この埋め込み配線基板A3
においては、金属電極12,…の間隙が樹脂13Sに充
填されて、該樹脂13Sが金属電極12,…と共にほぼ
平滑な面を形成している。
【0038】なお、剥離工程は、樹脂13の硬化が完全
に終了した後に行なうようにしたが、もちろんこれに限
る必要はなく、樹脂13の硬化が完全に終了していない
状態で加圧部材30を剥離し、剥離後にUV光Lを再照
射して樹脂13の硬化を終了するようにしてもよい。
【0039】上述のように加圧部材30を剥離する前に
UV光Lを照射した場合には、UV光Lは、ガラス基板
11や加圧部材30を透過した上で樹脂13Lに到達す
るため、ガラス基板11等を透過する分、光の到達量に
ロスが生じる。したがって、剥離工程前に樹脂13を完
全に硬化させる場合には、そのロス分を見込んだ照度で
樹脂13Lを照射する必要があったが、加圧部材の剥離
前と剥離後にUV光の照射を行なうようにした場合に
は、UV光Lの照度が多少低くても、剥離工程後にはU
V光Lは樹脂13に直接照射されるため、樹脂13は完
全に硬化される。 (その他の工程)その後、従来例と同様に、埋め込み配
線基板A3 の表面に、透明電極6a,…,6b,…や絶
縁膜7a,7bや配向制御膜9a,9bを形成し、液晶
パネルを作成する。なお、樹脂13Sは、金属電極1
2,…の表面から排除されているため、透明電極6a,
…,6b,…と金属電極12,…とは、良好に接触され
て、その導通性が確保されている。
【0040】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0041】いま、UV光を照射すると、UV硬化樹脂
13Lは硬化しながら厚さ方向に収縮する。このUV硬
化樹脂13Lの表面には、所定の弾性を有する弾性膜3
2が密着されているため、弾性膜32は、UV硬化樹脂
13Lの収縮に追従し、UV硬化樹脂13Lと弾性膜3
2との密着状態は維持される。したがって、部分的な収
縮が進行してシワ状ヒケ16,…が発生することを防止
できる。
【0042】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0043】本実施の形態によれば、UV硬化樹脂13
Sの表面には厚さ方向の収縮に伴ったシワ状ヒケ16,
…が発生せず、該表面は金属電極12,…の表面と共に
ほぼ平滑な平面を形成する。したがって、この平滑な面
上に透明電極を形成して液晶パネルを作成しても、液晶
の配向は均一に保たれる。
【0044】また、本実施の形態によれば、液晶パネル
駆動時においては、金属電極12,…と透明電極6a,
…,6b,…とに駆動電圧が印加されるため、透明電極
6a,…,6b,…のみの場合に比べて抵抗値が低減さ
れ、従来例で述べたような電圧波形の遅延が解消され、
高精細化に対応可能な液晶パネルを得ることができる。
【0045】さらに、透明電極6a,…,6b,…を厚
く形成する必要がなく、透明電極6a,…,6b,…の
透過率が下がって該電極が認識されてしまうこともな
い。また、この金属電極12,…は、透明電極6a,
…,6b,…の裏側に形成されるものであることから、
配向制御膜9a,9bに凹凸が生ずることもなく、光学
的な差異やクロストークの発生の心配もない。
【0046】なお、弾性膜32を形成する前の平滑板3
1の表面に、VO3(オゾン)処理やシランカップリン
グ処理等の密着処理を行なうようにしても良い。これら
の処理により、弾性膜32が平滑板31に良好に密着さ
れ、剥離工程において、弾性膜32が平滑板31から剥
離して埋め込み配線基板A3 の側に付着することが防止
される。
【0047】ついで、本発明の第2の実施の形態につい
て、図7に沿って説明する。
【0048】本実施の形態に用いる加圧部材50は、図
7に示すように、表面が平滑な平滑板51を備えてお
り、この平滑板51の表面には、平滑でかつ弾性に富む
ポリエチレン製の樹脂フィルム(加圧層)52が配置さ
れている。また、この樹脂フィルム52は、平滑板51
よりも小さく形成されており、フィルム52の端部は、
接着剤や粘着テープ等の固定手段53によって平滑板5
1の表面に接着されている。さらに、固定手段53にて
接着されたフィルム52の表面は、ゴムローラやプレス
機によって押圧され、フィルム52と平滑板51との間
に気泡が残らないようにし、フィルム52を平滑板51
に密着させている。
【0049】本実施の形態における加圧部材50は、埋
め込み配線基板A3 を作成するために有効な面内におい
て平滑板51と同様な平面度を有していれば良い。ま
た、加圧部材50は、配線基板A1 に貼り合わされて被
加圧体B2 を構成するが、その際に固定手段53が配線
基板A1 と干渉しないように、平滑板51は配線基板A
1 よりやや大きめの形状を有している方が好ましい。
【0050】そして、上述した実施の形態と同様の方法
で液晶パネルを製造する。すなわち、樹脂供給工程にお
いて、フィルム52の表面に液状の樹脂13Lを滴下
し、フィルム52の表面に配線基板A1 の配線面15を
合せ、金属電極12,…の形成された部分に樹脂13L
を供給する。これにより、配線基板A1 と加圧部材50
とからなる被加圧体が構成される。次に、加圧工程に
て、被加圧体B2 を、プレス機25の上板25Uと下板
25Dとの間にセットし、充填された樹脂13Lと金属
電極12,…との表面に、フィルム52を接触させた状
態で加圧する。
【0051】なお、樹脂フィルム52は、ポリエチレン
製に限るものではなく、ポリエーテルやエーテルケト
ン、ポリテレフタレートにて形成されたものであっても
良い。また、この樹脂フィルム52は、厚さが数μm〜
数10μm程度であり、かつ柔軟性のあるものが好まし
い。
【0052】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0053】いま、UV光を照射すると、UV硬化樹脂
13Lは硬化しながら厚さ方向に収縮する。このUV硬
化樹脂13Lの表面には、弾性に富むフィルム52が密
着されているため、フィルム52は、UV硬化樹脂13
Lの収縮に追従し、UV硬化樹脂13Lとフィルム52
との密着状態は維持される。したがって、UV硬化樹脂
13Lがフィルム52から剥れてしまうことが防止さ
れ、部分的な収縮が進行してシワ状ヒケ16,…が発生
することを防止できる。
【0054】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0055】本実施の形態によれば、UV硬化樹脂13
の表面には厚さ方向の収縮に伴ったシワ状ヒケ16,…
が発生せず、該表面は金属電極12,…の表面と共にほ
ぼ平滑な平面を形成する。したがって、この平滑な面上
に透明電極を形成して液晶パネルを作成しても、液晶の
配向は均一に保たれる。
【0056】また、本実施の形態によれば、液晶パネル
駆動時においては、金属電極12,…と透明電極6a,
…,6b,…とに駆動電圧が印加されるため、透明電極
6a,…,6b,…のみの場合に比べて抵抗値が低減さ
れ、従来例で述べたような電圧波形の遅延が解消され、
高精細化に対応可能な液晶パネルを得ることができる。
【0057】さらに、透明電極6a,…,6b,…を厚
く形成する必要がなく、透明電極6a,…,6b,…の
透過率が下がって該電極が認識されてしまうこともな
い。また、この金属電極12,…は、透明電極6a,
…,6b,…の裏側に形成されるものであることから、
配向制御膜9a,9bに凹凸が生ずることもなく、光学
的な差異やクロストークの発生の心配もない。
【0058】ついで、本発明の第3の実施の形態につい
て、図8に沿って説明する。
【0059】本実施の形態においては、液晶パネルの製
造に際して、図8に示す配線基板B1 を用いる。
【0060】この配線基板B1 はガラス基板11を有し
ており、ガラス基板11の表面にはストライプ状の金属
電極12,…が多数形成されている。そして、これらの
金属電極12,…の表面は導電性樹脂膜60,…によっ
て被覆されている。なお、この導電性樹脂膜60,…
は、金属電極12,…の表面のみを被覆しており、ガラ
ス基板11の表面には形成されていない。また、この導
電性樹脂膜60,…は、樹脂を主材として導電媒体を混
入させたものであり、硬化後にある程度の弾性を有し、
かつエッチング性に富むものであればどのようなもので
もよい。例えば、主材としては、アクリル系、エポキシ
系、エン・チオール系、ポリイミド系、ポリアミド系等
の樹脂を用いても良く、導電媒体には、導電フィラー、
導電ビーズ等の粒子状のものを用いても良い。さらに、
導電性樹脂膜60,…の厚さは、導電フィラー、導電ビ
ーズ等の粒子の大きさと同程度か、それ以下に設定す
る。このように設定することにより、透明電極6a,
…,6b,…と金属電極12,…との導通性を良好に確
保できる。但し、導電抵抗を高く設定しても良ければ、
導電性樹脂膜60,…の厚さを、導電フィラー、導電ビ
ーズ等の粒子の大きさよりも厚くしても良い。
【0061】ここで、本実施の形態における液晶パネル
の製造方法について説明する。
【0062】まず、上述した従来例と同様に、ガラス基
板11の表面に形成したメタル層をパターニングするこ
とにより、ストライプ状の金属電極12,…を多数形成
する。
【0063】そして、パターニングの終了した金属電極
12,…の表面全体に、スピンコート法やロールコート
法を用いて導電性樹脂膜を均一な厚さで形成し、フォト
リソ・エッチング法等によってパターニングし、導電性
樹脂膜60,…が金属電極12,…の部分のみに残るよ
うにする。その後、常温にて所定時間だけ保持し、導電
性樹脂膜60,…を硬化させる。これにより、図8に示
すような配線基板B1が形成される(配線基板形成工
程)。
【0064】なお、導電性樹脂膜60,…の形成幅は、
金属電極12,…の形成幅と同一であっても良く、また
金属電極12,…の形成幅よりも小さくしても良い。ま
た、上述した実施の形態においては、導電性樹脂膜6
0,…の硬化を常温に保持することによって行なった
が、もちろんこれに限る必要はなく、熱を加えて行なう
熱硬化でも良く、光硬化でも良い。特に、光硬化を用い
た場合、マスク露光後に洗浄するだけでパターニングで
きるためエッチング液を使わなくて済み、コストや使用
環境においてメリットが大きい。
【0065】その後、上述した第1の実施の形態と同様
に、樹脂供給工程、加圧工程、樹脂硬化工程、及び剥離
工程を施して埋め込み配線基板を製造し、その埋め込み
配線基板を利用して液晶パネルを作成する。
【0066】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0067】いま、UV光を照射すると、UV硬化樹脂
13Lは硬化しながら厚さ方向に収縮し、加圧部材21
がUV硬化樹脂13Lの収縮に引っ張られる。ここで、
加圧部材21と金属電極12,…との間には、ある程度
の弾性を有する導電性樹脂膜60,…が介装されている
が、この導電性樹脂膜60,…は押しつぶされて金属電
極12,…相互の間隙に入り込み、シワ状ヒケ16,…
の発生を抑える。
【0068】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0069】本実施の形態によれば、導電性樹脂膜6
0,…がシワ状ヒケ16,…の発生を抑えるため、配線
基板B1 の表面はほぼ平滑となる。したがって、この平
滑な面上に透明電極を形成して液晶パネルを作成して
も、液晶の配向は均一に保たれる。
【0070】また、本実施の形態においても、上述した
実施の形態と同様の効果を奏する。すなわち、本実施の
形態によれば、液晶パネル駆動時においては、金属電極
12,…と透明電極6a,…,6b,…とに駆動電圧が
印加されるため、透明電極6a,…,6b,…のみの場
合に比べて抵抗値が低減され、従来例で述べたような電
圧波形の遅延が解消され、高精細化に対応可能な液晶パ
ネルを得ることができる。また、透明電極6a,…,6
b,…を厚く形成する必要がなく、透明電極6a,…,
6b,…の透過率が下がって該電極が認識されてしまう
こともない。さらに、この金属電極12,…は、透明電
極6a,…,6b,…の裏側に形成されるものであるこ
とから、配向制御膜9a,9bに凹凸が生ずることもな
く、光学的な差異やクロストークの発生の心配もない。
【0071】ついで、本発明の第4の実施の形態につい
て、図9に沿って説明する。
【0072】本実施の形態の加圧工程においては、プレ
ス機25を使用し、上板25Uと被加圧体B2 (配線基
板A1 )との間、及び下板25Dと被加圧体B2 (加圧
部材30)との間に、それぞれゴムシートや樹脂フィル
ム等の弾性部材70,71を緩衝材として介装させ、こ
れらの弾性部材70,71を介して被加圧体B2 を加圧
するようになっている。なお、この弾性部材70,71
の面積は、配線基板A1 の面積と同じか、それ以上に設
定されており、加圧力がプレスの有効面内、すなわち、
配線基板A1 の全面に均等に分散されるようになってい
る。
【0073】なお、その他の工程は、上述した第1の実
施の形態と同様であり、配線基板形成工程にて配線基板
1 を形成し、樹脂供給工程にて被加圧体B2 を構成
し、加圧工程終了後に、樹脂硬化工程及び剥離工程を施
して埋め込み配線基板を製造し、その埋め込み配線基板
を利用して液晶パネルを作成する。また、第2の実施の
形態を適用して加圧部材50を用いても良く、第3の実
施の形態を適用して配線基板B1 を用いるようにしても
よい。
【0074】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0075】本実施の形態によれば、被加圧体B2 は弾
性部材70,71を介して加圧されるため、配線基板A
1 や加圧部材30の破損を防止できる。
【0076】また、被加圧体B2 と上板25Uとの間
や、被加圧体B2 と下板25Dとの間にゴミ等の異物が
入った場合でも、弾性部材70,71によって加圧力の
集中が抑制され、被加圧体B2 を均一に加圧できる。そ
の結果、本実施の形態を第1の実施の形態に適用した場
合には弾性膜32の変形量が面内にて均一となり、本実
施の形態を第2の実施の形態に適用した場合には樹脂フ
ィルム52の変形量が面内にて均一となり、本実施の形
態を第3の実施の形態に適用した場合には導電性樹脂膜
60,…の変形量が面内にて均一となり、いずれにして
も、樹脂13の硬化後の配線パターン間の収縮量が均等
化される。そのため、シワ状ヒケの発生が抑制され、液
晶の配向性を均一化できる。
【0077】また、本実施の形態においては、上述した
実施の形態と同様の効果を奏する。すなわち、UV硬化
樹脂13の表面には厚さ方向の収縮に伴ったシワ状ヒケ
16,…が発生せず、該表面は金属電極12,…の表面
と共にほぼ平滑な平面を形成する。したがって、この平
滑な面上に透明電極を形成して液晶パネルを作成して
も、液晶の配向は均一に保たれる。また、液晶パネル駆
動時においては、金属電極12,…と透明電極6a,
…,6b,…とに駆動電圧が印加されるため、透明電極
6a,…,6b,…のみの場合に比べて抵抗値が低減さ
れ、従来例で述べたような電圧波形の遅延が解消され、
高精細化に対応可能な液晶パネルを得ることができる。
さらに、透明電極6a,…,6b,…を厚く形成する必
要がなく、透明電極6a,…,6b,…の透過率が下が
って該電極が認識されてしまうこともない。またさら
に、この金属電極12,…は、透明電極6a,…,6
b,…の裏側に形成されるものであることから、配向制
御膜9a,9bに凹凸が生ずることもなく、光学的な差
異やクロストークの発生の心配もない。
【0078】ついで、本発明の第5の実施の形態につい
て説明する。
【0079】本実施の形態の加圧工程においては、被加
圧体B2 を加圧するに際し、樹脂13Lを加熱するよう
に構成されている。なお、この加熱は、プレス機25の
上下板25U,25Dにヒータを組み込んで、加熱と加
圧とを同時に行なうようにすれば良い。その場合、プレ
ス機25で加熱・加圧を行なう前に、被加圧体B2 をオ
ーブン等の加熱機で一度加熱しておいても良い。また、
本実施の形態における加熱は、樹脂13Lの粘度を下げ
るのが目的であるため、できるだけ高温に設定するのが
望ましいが、樹脂13の物性を維持する点から100℃
以下とするのが好ましい。
【0080】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0081】本実施の形態によれば、加熱することによ
り樹脂13の粘度が低下する。したがって、その分加圧
力を小さめに設定でき、弾性膜32の変形量(プレスに
よりつぶれる量)を小さくできる。その結果、樹脂硬化
工程において、硬化収縮する樹脂13に弾性膜32が追
従し易くなり、結果としてシワ状ヒケを抑制する効果が
高まり、液晶の配向性の均一化を高めることができる。
【0082】
【実施例】まず、第1の実施の形態に関する実施例につ
いて説明する。
【0083】本実施例においては、平滑板31を青板ガ
ラスによって形成し、その寸法を140×140×1.
1mmとした。そして、平滑板31の両面には研磨処理を
施し、それらの面の平面度が5μm以下となるようにし
た。
【0084】また、弾性膜32の形成に際しては、主剤
100重量部、硬化剤37重量部からなる2液性オーバ
ーコート剤(LC−2040:三洋化成(株))を調合
して液状弾性膜材料を作成し、該液状弾性膜材料によっ
て弾性膜32を形成した。具体的には、この液状弾性膜
材料を平滑板31の表面にスピンコートし、80℃の温
度で10分間焼成して仮硬化させ、次に200℃の温度
で1時間焼成して本硬化させ、これにより弾性膜32を
形成した。なお、スピンコート条件は、1段目500r
pmを5秒、2段目1300rpmを30秒とし、これ
により、厚さが2.5μmの弾性膜32を得た。なお、
弾性膜32の表面硬度は鉛筆硬度で4Hであった。
【0085】一方、本実施例におけるUV硬化樹脂13
には、ペンタエリスリトールトリアクリレート50重量
部、ネオペンチルグリコールジアクリレート50重量
部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン2重
量部からなるUV硬化樹脂組成物を用いた。そして、こ
のUV硬化樹脂組成物を、弾性膜32の中央部にディス
ペンサー20により300μl滴下した(樹脂供給工
程)。
【0086】一方、ガラス基板11は、両面研磨した青
板ガラスにて形成し、その寸法を120×120×1.
1mmとした。次に、このガラス基板11の表面に、厚さ
が2μmのアルミニウムの膜をスパッタリングにより成
膜し、フォトリソ・エッチング法により、幅20μmの
ストライプ状の金属電極12,…をピッチ320μmで
370本形成した(配線基板形成工程)。さらに、本実
施例においては、金属電極12,…の形成された表面に
カップリング処理剤をスピンコートし、100℃の温度
で20分間熱処理して密着処理を施した。なお、カップ
リング処理剤としては、日本ユニカー社のシランカップ
リング剤A−174が1重量部、エチルアルコール40
重量部からなるものを用いた。
【0087】また、加圧工程においては、5トン油圧プ
レス機を使用し、上下板25a,25bのサイズを25
0mm×250mm角とした。本実施例においては、加圧開
始から約1分で加圧力を3トンまで高め、その加圧力を
10分間保持し、その後、加圧を解除して、被加圧体B
2 をプレス機から取り出した。
【0088】さらに、樹脂硬化工程においては、被加圧
体B2 に配線基板A1 の側からUV光を照射した。な
お、光源には、100Wの高圧水銀ランプを4本用い、
照射時間を2分間とした。
【0089】その後、剥離工程等を実施し、液晶パネル
を作成した。
【0090】なお、剥離工程が終了したときに、埋め込
み配線基板A3 の表面、特に樹脂13の表面を、50〜
200倍の倍率の顕微鏡で観察したところ、シワ状ヒケ
の発生は見られなかった。
【0091】ついで、上述した第2の実施の形態に関す
る実施例について説明する。
【0092】本実施例においては、平滑板51を青板ガ
ラスによって形成し、その寸法を140×140×1.
1mmとした。そして、平滑板51の両面には研磨処理を
施し、それらの面の平面度が5μm以下となるようにし
た。
【0093】また、樹脂フィルム52には、厚さ20μ
mのポリテレフタレート製のフィルムを用いた。さら
に、樹脂フィルム52を平滑板51に被せた状態で、そ
のフィルム52の表面をロールラミネータにて圧着し、
フィルム52と平滑板51との間に気泡が残らないよう
にした。なお、このロールラミネータの押圧力を、感圧
紙測定により7kgf/cm2 に設定し、ロールラミネータの
速度を20cm/minに設定した。次に、フィルム52の端
部を、平滑板51の端面より5mm内側のところでカッタ
ーで切断・除去し、フィルム52が平滑板51から外れ
ないように、フィルムの端から2〜3mmのところと平滑
板51の表面の露出している面を粘着テープ53で固定
し、加圧部材50を作成した。
【0094】そして、配線基板形成工程、樹脂供給工
程、加圧工程、樹脂硬化工程、及び剥離工程を、上述実
施例と同様に実施し、埋め込み配線基板を作成した。
【0095】なお、剥離工程が終了したときに、埋め込
み配線基板A3 の表面、特に樹脂13の表面を、50〜
200倍の倍率の顕微鏡で観察したところ、シワ状ヒケ
の発生は見られなかった。
【0096】ついで、上述した第3の実施の形態に関す
る実施例について説明する。
【0097】本実施例においては、ガラス基板11を、
両面研磨した青板ガラスにて形成し、その寸法を120
×120×1.1mmとした。次に、このガラス基板11
の表面に、厚さが2μmのアルミニウムの膜をスパッタ
リングにより成膜し、フォトリソ・エッチング法によ
り、幅20μmのストライプ状の金属電極12,…をピ
ッチ320μmで370本形成した。
【0098】また、導電性樹脂膜60,…の形成には、
アクリル系UV硬化樹脂を主剤とし、直径が5μmの導
電ビーズを重量比で10%混入したものを用いた。そし
て、この溶液を、スピンコート法によって、ガラス基板
11の金属電極12,…の形成されている表面に4μm
程度の厚さに塗布した。なお、塗布は、溶液を超音波振
動でよく攪拌させた直後に行なった。次に、ピッチ32
0μm、遮光幅15μm、370本のストライプ形状の
パターンを有する露光マスクを、金属電極12,…のパ
ターンに一致するようにアライメントし、露光マスクの
パターン面を導電性樹脂膜60,…と接触するように貼
り合わせ、露光マスク側からUV光を10mW/cm2の照度
で3分間照射し、露光マスクを剥した後、導電性樹脂膜
60,…をイソプロピルアルコールに浸して未露光部分
を除去し、導電性樹脂膜60,…を形成した(配線基板
形成工程)。
【0099】そして、配線基板形成工程、樹脂供給工
程、加圧工程、樹脂硬化工程、及び剥離工程を、上述実
施例と同様に実施し、埋め込み配線基板を作成した。
【0100】なお、剥離工程が終了したときに、埋め込
み配線基板A3 の表面、特に樹脂13の表面を、50〜
200倍の倍率の顕微鏡で観察したところ、シワ状ヒケ
の発生は見られなかった。
【0101】ついで、上述した第4の実施の形態に関す
る実施例について説明する。
【0102】本実施例においては、弾性部材70,71
として、ゴム硬度が60で厚さが1mmのシリコンゴムシ
ートを使用した。また、これらの弾性部材70,71
は、配線基板A1 と同じ大きさとした。
【0103】そして、これらの弾性部材70,71を、
プレス機25の上板25Uと被加圧体B2 (配線基板A
1 )との間、及び下板25Dと被加圧体B2 (加圧部材
30)との間に緩衝材として介装し、加圧工程を実施し
た。
【0104】これにより、加圧力が配線基板A1 の全面
に均等に分散され、配線基板A1 の表面が平滑になる。
また、被加圧体B2 は弾性部材70,71を介して加圧
されるため、配線基板A1 や加圧部材30の破損を防止
できる。
【0105】なお、その他の工程は、上述した実施例と
同様であり、配線基板形成工程にて配線基板A1 を形成
し、樹脂供給工程にて被加圧体B2 を構成し、加圧工程
終了後に、樹脂硬化工程及び剥離工程を施して埋め込み
配線基板を製造し、その埋め込み配線基板を利用して液
晶パネルを作成した。
【0106】ついで、上述した第5の実施の形態に関す
る実施例について説明する。
【0107】本実施例においては、樹脂供給工程にて形
成された被加圧体B2 を、加圧工程を開始する前にオー
ブンに入れ、60℃に加熱した。また、プレス機25の
上下板25U,25Dにはヒータを組み込んでおき、被
加圧体B2 の温度を60℃に維持した状態で加圧を行な
うようにした。
【0108】本実施例によれば、加熱することにより樹
脂13の粘度が低下する。したがって、その分加圧力を
小さめに設定でき、弾性膜32の変形量(プレスにより
つぶれる量)を小さくできる。その結果、樹脂硬化工程
において、硬化収縮する樹脂13に弾性膜32が追従し
易くなり、結果としてシワ状ヒケを抑制する効果が高ま
り、液晶の配向性の均一化を高めることができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
金属電極の間隙に充填された樹脂は、弾性に富む加圧層
が密着された状態で硬化するため、シワ状ヒケの発生が
防止され、その結果、前記樹脂と前記金属電極とはほぼ
平滑な面を形成する。したがって、この平滑な面上に透
明電極を形成して液晶素子を作成しても、液晶の配向は
均一に保たれる。
【0110】また、本発明が適用されて製造された液晶
素子は、金属電極と透明電極とに駆動電圧を印加して駆
動されるため、金属電極が無く、透明電極のみを有する
液晶素子に比べて抵抗値が低減され、従来例で述べたよ
うな電圧波形の遅延が解消され、高精細化に対応可能な
液晶素子を得ることができる。
【0111】さらに、金属電極によって抵抗値を低減で
きることから、透明電極を厚く形成する必要がなく、透
明電極の透過率が下がって該電極が認識されてしまうこ
ともない。また、この金属電極は、透明電極の裏側に形
成されるものであることから、配向制御膜に凹凸が生ず
ることもなく、光学的な差異やクロストークの発生の心
配もない。
【0112】また、金属電極の表面に導電性樹脂膜を形
成した場合には、樹脂硬化工程において前記導電性樹脂
膜が、前記金属電極の間隙に充填された樹脂の表面に移
動して、シワ状ヒケの発生を抑える。その結果、配線基
板の表面はほぼ平滑となり、この平滑な面上に透明電極
を形成して液晶素子を作成しても、液晶の配向は均一に
保たれる。
【0113】さらに、被加圧体を弾性部材を介して加圧
した場合には、被加圧体の破損が防止されると共に、加
圧部分にゴミ等の異物が侵入した場合でも、弾性部材に
よって加圧力の集中が抑制され、被加圧体を均一に加圧
できる。その結果、配線基板の表面が平滑になる。
【0114】またさらに、前記樹脂供給工程にて供給さ
れた樹脂を加熱しながら加圧した場合には、加熱によっ
て樹脂の粘度が低下し、その分加圧力を小さめに設定で
きる。したがって、加圧層の変形量(プレスによりつぶ
れる量)を小さくでき、その結果、樹脂硬化工程におい
て、硬化収縮する樹脂に加圧層が追従し易くなり、結果
としてシワ状ヒケを抑制する効果が高まり、液晶の配向
性の均一化を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液晶パネルの構造を説明するための図。
【図2】埋め込み配線基板の構造を示す断面図。
【図3】従来における液晶パネルの製造方法を説明する
ための図であり、(a) 乃至(c)は樹脂供給工程を、(d)
及び(e) は加圧工程を、(f) は樹脂硬化工程を、(g) は
剥離工程を、それぞれ示す図。
【図4】従来の問題点を説明するための図。
【図5】従来の問題点を説明するための図。
【図6】第1の実施の形態における液晶パネルの製造方
法を説明するための図であり、(a) は加圧部材の構造
を、(b) 及び(c) は樹脂供給工程を、(d) 及び(e) は加
圧工程を、(f) は樹脂硬化工程を、(g) は剥離工程を、
それぞれ示す図。
【図7】第2の実施の形態に用いる加圧部材の構造を示
す図。
【図8】第3の実施の形態に用いる配線基板の構造を示
す図。
【図9】第4の実施の形態に用いるプレス機の構造を示
す図。
【符号の説明】
11 ガラス基板(基板) 12,… 金属電極 13L,13S UV硬化樹脂(樹脂) 15 配線面 25 プレス機 25U 上板 25D 下板 30 加圧部材 31 平滑板 32 弾性膜(加圧層) 52 樹脂フィルム(加圧層) 60,… 導電性樹脂膜 70,71 弾性部材 A1 配線基板 A2 被加圧体 A3 埋め込み配線基板 B1 配線基板 B2 被加圧体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神尾 優 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に金属電極を多数形成して配
    線基板を形成する配線基板形成工程と、前記金属電極の
    形成された部分に樹脂を供給する樹脂供給工程と、前記
    金属電極の表面を加圧部材によって加圧することに基づ
    き前記多数の金属電極相互の間隙に樹脂を充填する加圧
    工程と、前記充填された樹脂を硬化させる樹脂硬化工程
    と、を備えた液晶素子の製造方法において、 前記加圧部材が、表面が平滑な平滑板と、該平滑板の表
    面に配置され、平滑でかつ弾性に富む加圧層と、からな
    り、 前記加圧工程にて、前記供給された樹脂と前記金属電極
    との表面に前記加圧層を接触させた状態で加圧する、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記加圧層が、前記平滑板の表面をコー
    ティングすることにより、該表面に直接形成されてな
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の液晶素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記加圧層が、弾性に富むフィルムを前
    記平滑板の表面に接着することにより、形成されてな
    る、 請求項1記載の液晶素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金属電極の表面に導電性樹脂膜を形
    成する樹脂膜形成工程、を備え、かつ、 前記導電性樹脂膜が、前記樹脂硬化工程にて前記樹脂が
    硬化収縮した場合に、該収縮を補うように移動される、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の
    液晶素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記樹脂供給工程にて、前記供給された
    樹脂及び前記金属電極の表面と前記加圧層とを接触させ
    て、前記配線基板と前記加圧部材とによって被加圧体を
    構成し、 前記加圧工程にて、該被加圧体を、プレス機の上板と下
    板との間にセットし、 該被加圧体と前記上板との間、及び前記被加圧体と前記
    下板との間に、それぞれ弾性部材を介装し、かつ、 前記被加圧体を前記上板及び前記下板にて加圧すること
    に基づき、前記供給された樹脂と前記金属電極との表面
    を前記加圧層によって加圧する、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の
    液晶素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記加圧工程にて、前記樹脂供給工程に
    おいて供給された樹脂を加熱しながら加圧する、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の
    液晶素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記樹脂硬化工程終了後に、前記加圧部
    材を前記配線基板から剥離する剥離工程、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1
    項記載の液晶素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記樹脂供給工程が、前記加圧層の表面
    に液状の樹脂を滴下する第1の工程と、該液状の樹脂の
    滴下された加圧層の表面に前記配線基板の配線面を合わ
    せる第2の工程と、からなり、かつ、 これら第1の工程及び第2の工程によって、前記金属電
    極の形成された部分に樹脂を供給する、 ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の
    液晶素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記基板がガラス基板である、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の
    液晶素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記樹脂が、紫外線が照射されて硬化
    するUV硬化樹脂であり、かつ、 前記樹脂硬化工程にて、前記樹脂に紫外線が照射される
    ことに基づき、前記樹脂が硬化されるようにした、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の
    液晶素子の製造方法。
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