JPH09269074A - スプール弁 - Google Patents
スプール弁Info
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- JPH09269074A JPH09269074A JP10334996A JP10334996A JPH09269074A JP H09269074 A JPH09269074 A JP H09269074A JP 10334996 A JP10334996 A JP 10334996A JP 10334996 A JP10334996 A JP 10334996A JP H09269074 A JPH09269074 A JP H09269074A
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- control
- controlled system
- groove
- distance
- Prior art date
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Abstract
自由に選択できるようにすることである。 【解決手段】 ボディに、一対の制御対象ポートと、い
ずれかの制御対象ポートに隣接する非制御対象ポートと
を形成し、ボディに摺動自在に組み込んだスプールの移
動位置に応じて、上記制御対象ポートを連通させたり、
遮断したりするスプール弁において、上記制御対象ポー
トと非制御対象ポートとの距離Aと、一対の制御対象ポ
ートを連通させるのに必要なスプール上の必要溝長さB
と、一対の制御対象ポート間の距離Cとを有し、独立し
た複数の制御溝を上記必要溝長さB内における円周方向
に形成し、個々の制御溝は、その軸方向長さをbnとす
るとともに、これら各制御溝は軸方向に位相をずらして
なり、しかも、軸方向の両外側に位置する制御溝の外端
間の距離をBとし、B>bn、A>bn>Cの関係を維持
した。
Description
するものである。
に、制御対象ポートである第1制御対象ポート1と第2
制御対象ポート2を形成し、ボディ7内に摺動自在に組
み込んだスプール5の移動によって、両ポート間の連通
を、開閉するスプール弁である。上記スプール5には、
溝長さB’の環状溝6を形成し、この環状溝6を介し
て、第1制御対象ポート1と、第2制御対象ポート2と
を連通させる。また、ボディ7には、スプール5により
制御される第1,第2制御対象ポート1,2の他に、第
2制御対象ポート2の隣に距離A’離れて、非制御対象
ポート3が形成されている。
右へ移動すると、第1,第2制御対象ポート1,2間を
連通する開度は小さくなり、環状溝6の左端が第1制御
対象ポート1の開口を通過すると、第1制御対象ポート
1と第2制御対象ポート2との連通は遮断される。スプ
ール5のストロークとスプール弁の開度との関係は、図
6のようになり、中立位置から、左へ移動した場合も同
様である。ここで、開度とは、各制御対象ポート1,2
と環状溝6とのラップ面積のうち、小さい方をいう。な
お、第1制御対象ポート1と第2制御対象ポート間距離
をCとすると、環状溝6によって、両ポート間を連通さ
せるには、B’>Cでなければならない。また、非制御
対象ポート3は、第2制御対象ポート2と連通してはな
らないので、A’>B’であり、このスプール弁はA’
>B’>Cを満たしている。
状溝6を形成したスプール弁では、スプール5のストロ
ークとスプール弁の開度との関係は、図6のようにな
る。中立位置からの一方向へのスプールの移動によっ
て、開度が単調に減少するという開度特性は、一定であ
り、従って、開度特性を自由に選択することができなか
った。そこで、この発明の目的は、スプールのストロー
クに依存する開度特性を自由に選択できるようにするこ
とである。
は、ボディに、一対の制御対象ポートと、いずれかの制
御対象ポートに隣接する非制御対象ポートとを形成し、
ボディに摺動自在に組み込んだスプールの移動位置に応
じて、上記制御対象ポートを連通させたり、遮断したり
するスプール弁において、上記制御対象ポートと非制御
対象ポートとの距離Aと、一対の制御対象ポートを連通
させるのに必要なスプール上の必要溝長さBと、上記一
対の制御対象ポート間の距離Cとを有し、独立した複数
の制御溝を上記必要溝長さB内における円周方向に形成
し、個々の制御溝は、その軸方向長さをbnとするとと
もに、これら各制御溝は軸方向に位相をずらしてなり、
しかも、軸方向の両外側に位置する制御溝の外端間の距
離をBとし、B>bn、A>bn>Cの関係を維持したこ
とを特徴とする。
御溝を形成し、各制御溝の開度特性を組み合わせて、全
体の開度特性を得るようにしている。各制御溝の開度特
性を変更することで、全体として、様々な開度特性を得
ることができる。なお、スプール上の必要溝長さBは、
複数の制御溝のうち、軸方向の両外側に位置する制御溝
の外端間の距離として定まる。
ィ7に制御対象ポートである第1制御対象ポート1と第
2制御対象ポート2とを距離Cだけ隔てて形成し、第2
制御対象ポート2から距離A隔てて、非制御対象ポート
3を形成し、ボディ7には、スプール4を摺動自在に組
み込んでいる。スプール4には、7個の制御溝D1〜
D4、制御溝D2’〜D4’を、スプール4の円周方向
に、軸方向の位相をずらして形成している。制御溝
D2’〜D4’は、それぞれ制御溝D2〜D4と同形状で、
軸方向の位置が、制御溝D1を中心として互いに左右対
象になるように、形成されている。そして、制御溝D1
〜D4の軸方向の溝長さは、b1〜b4,で、制御溝D2’
〜D4’の溝長さは、b2’〜b4’である。
D4’との外端間の距離をBとし、B>bn、A>bn>
Cとなるようにしている。ここで、溝長さb1〜b4は制
御溝D1〜D4毎に異なるものでも良いし、等しくてもか
まわないが、ここでは、b1>b2=b3=b4=b2’=
b3’=b4’としている。また、溝幅も、変化させてい
る。次に、スプール4が、図1に示す中立状態から右方
向に移動する場合を説明する。この状態は、ポート間距
離Cの中心と、必要溝長さBの中心とが一致して、制御
溝D1が中立位置で、第1制御対象ポート1と第2制御
対象ポート2とを連通している状態である。
動すると、制御溝D1の開度は徐々に減少し、(b1−
C)/2移動すると閉じる。制御溝D1の開度とストロ
ークとの関係は、図2の破線で示すようになる。制御
溝D2は、中立状態より、スプール4が移動し始めると
同時に、開口し始め、(b2−C)移動すると閉じる
(図2の破線)。制御溝D3、制御溝D4も、順次開口
し、いったん開度を最大とし、スプール4がさらに移動
すると、開度を減少し、開口を閉じる。この時の、スプ
ール4のストロークと開度との関係は、破線〜の総
和であり、図2の実線で示すようになる。ここでは、ス
プール4が、右方向に移動する場合について説明をした
が、図1の中立位置から左方向へ、移動する場合には、
制御溝D1、制御溝D2’〜D4’が順次開口して、同様
の特性となる。
溝D1が非制御対象ポート3と重なっても、第2制御対
象ポート2と非制御対象ポート3との距離Aが、制御溝
D1の溝長さb1よりも大きいので、第2制御対象ポート
2と非制御対象ポート3とが連通することはない。制御
溝D2〜D4、制御溝D2’〜D4’に関しても、溝長さb
n<Aであるとともに、各制御溝は互いに独立している
ので、スプール4が何処まで移動しても、第2制御対象
ポート2と非制御対象ポート3とが連通することはな
い。必要溝長さB=従来例の溝長さB’とすれば、本実
施例のスプール弁は、従来例と同様の開度特性を得るこ
とができる。
4に3個の制御溝D1、D2、D2’を形成した以外は第
1実施例と同様である。制御溝D2と制御溝D2’は、軸
方向の位置が制御溝D1に対して、左右対称となる同一
形状の溝である。そして、制御溝D2と制御溝D2’との
両外側端間の距離を必要溝長さBとした時、ポート間距
離Cと、必要溝長さBとの軸方向中心を一致させた状態
を中立状態とする。この制御溝D1が第1制御対称ポー
ト1と第2制御対称ポート2とを連通させている状態か
ら、スプールを右方向へ移動させると、制御溝D1は図
4の破線のように、開度を減少させ、制御溝D2の開
度は破線のようになる。つまり、全体の開度特性は、
図4の実線で表される。
て、左右対称の位置に同一形状の制御溝を形成したの
で、スプールが左右どちらに移動しても、中立位置から
の開度特性が、同じになる。制御溝の形状や、位置を変
更して、左右非対称とすれば、スプールの移動方向によ
って、開度特性を変化させることもできる。上記のよう
に、スプール弁としての開度特性が、各制御溝の個々の
開度特性の和となるので、各制御溝Dnの形状や、位置
を変化させると、個々の開度特性が変化し、その結果、
全制御溝の開度特性の和として、スプール弁の開度特性
を変化させることができる。しかも、環状溝長さB’=
B(>溝長さb)とした時、A’>B’、かつ、A>b
>Cより、A’≧Aとすることができる。つまり、従来
例の環状溝6を形成したスプール弁と同じ開度特性を得
ようとした場合、第2制御対象ポート2と非制御対象ポ
ート3との間隔Aを従来例のA’より小さくして、ボデ
ィ7の軸方向長さを短くすることもできる。
にずらして配置した複数の制御溝の開度特性の総和とし
て、スプール弁としての開度特性が得られるので、個々
の制御溝の形状や、配置を変更することにより、様々な
開度特性を実現できるようになった。また、複数の制御
溝によって、全体の開度とストロークとを確保しなが
ら、制御対象ポートから、非制御対象ポートまでの距離
を、個々の制御溝の溝長さ分だけ離せば良いので、従来
よりボディの軸方向の長さを短くすることもできた。
Claims (1)
- 【請求項1】 ボディに、一対の制御対象ポートと、い
ずれかの制御対象ポートに隣接する非制御対象ポートと
を形成し、ボディに摺動自在に組み込んだスプールの移
動位置に応じて、上記制御対象ポートを連通させたり、
遮断したりするスプール弁において、上記制御対象ポー
トと非制御対象ポートとの距離Aと、一対の制御対象ポ
ートを連通させるのに必要なスプール上の必要溝長さB
と、上記一対の制御対象ポート間の距離Cとを有し、独
立した複数の制御溝を上記必要溝長さB内における円周
方向に形成し、個々の制御溝は、その軸方向長さをbn
とするとともに、これら各制御溝は軸方向に位相をずら
してなり、しかも、軸方向の両外側に位置する制御溝の
外端間の距離をBとし、B>bn、A>bn>Cの関係を
維持したことを特徴とするスプール弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334996A JP3657054B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | スプール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334996A JP3657054B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | スプール弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09269074A true JPH09269074A (ja) | 1997-10-14 |
JP3657054B2 JP3657054B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=14351667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10334996A Expired - Fee Related JP3657054B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | スプール弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3657054B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100359227C (zh) * | 2006-01-26 | 2008-01-02 | 叶国荣 | 温控阀芯 |
JP2010249143A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-11-04 | Fuji Seiko Kk | サーモスタット装置 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP10334996A patent/JP3657054B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100359227C (zh) * | 2006-01-26 | 2008-01-02 | 叶国荣 | 温控阀芯 |
JP2010249143A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-11-04 | Fuji Seiko Kk | サーモスタット装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3657054B2 (ja) | 2005-06-08 |
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