JPH09268713A - 波板の支持材への取付構造 - Google Patents

波板の支持材への取付構造

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JPH09268713A
JPH09268713A JP8106306A JP10630696A JPH09268713A JP H09268713 A JPH09268713 A JP H09268713A JP 8106306 A JP8106306 A JP 8106306A JP 10630696 A JP10630696 A JP 10630696A JP H09268713 A JPH09268713 A JP H09268713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で波板の内面に生じた結露水を確
実に温室外に排出できるようにした波板の支持材への取
付構造を提供する。 【解決手段】 波板本体1の下向き円弧部3の下面には
親水性化層4が設けられている。この波板本体1は、支
持材5にボルトなどで固定される。支持材5の上面に
は、支持材5の上面より若干幅広いサイズの薄肉シート
材6を設けてある。結露水Mは、波板本体1の下面に設
けた親水性化層4に馴染みながら流れ、支持材5近傍に
達すると薄肉シート材6と波板本体1の下面との隙間を
通過し、途中で水たまりや水滴をつくることなくスムー
ズに流れ落ちていくものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農芸用温室やサン
ルームなどの屋根部分における合成樹脂製の波板屋根材
と支持材との取付構造、特に、波板内面側に結露が発生
しても、支持材などを伝って結露水による水滴が温室内
に滴下するのを防止した波板の取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、農芸用温室や養殖用ハウス、しい
たけ栽培用ハウス、サンルーム等においては、透明なポ
リカーボネート、塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂などの合成樹脂製波板や平板が採光用屋
根材料として使用されており、特に、軽量で且つ剛性や
耐衝撃性に優れた波板が多く採用されている。
【0003】一方、温室やハウス、サンルームにおいて
は、特に夜間に外気との温度差によって屋根面や壁面の
内面側に結露を生じやすくなり、発生した結露水が波板
の下向き円弧部の下面に溜まって水滴となって滴下した
り、屋根面を伝って母屋に溜まって母屋部分から温室内
に滴下したりすることがあり、この結露水の水滴によっ
て野菜類や草花の苗などの成長を阻害したり、葉腐れや
花枯れ等の原因になるという問題があった。
【0004】このような母屋と波板の接触部分における
結露水の滴下を防止するため、例えば図7に示すよう
に、繊維集合体と密封材とを積層してなる定型シーリン
グ材Cを、波板Aの下向き円弧部と母屋Bとの間の空間
部に充填して繊維集合体に結露水を吸収させて、繊維質
材料の毛細管現象によって結露水を温室外に排出させる
ようにした構造が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構造によれ
ば、繊維集合体と密封材の積層体による定型シーリング
材Cを、波板Aの凹凸部分に沿って密封するように厚さ
が厚いものを使用する必要があり、定型シーリング材C
が高価なものになってしまうとともに、波板Aの種類に
応じて複数のサイズのシーリング材Cが必要であった。
【0006】また、大きな温室にあっては屋根が大きい
ため、母屋Bを所定のピッチで平行に配設して複数枚の
波板Aを設置して温室を形成する為に、各母屋部分にこ
のような特殊なシーリング材Cを波板Aと母屋Bとの空
間を完全に密封させるように配置させるには、手間と時
間を要して施工効率が悪く、材料費も高価になってしま
うという問題があった。
【0007】さらに、波板Aの下向き円弧部の下面に溜
まった水滴は、必ずしも母屋Bまで流れ伝わるとは限ら
ず、波板Aの下面に水滴が溜まって母屋Bのシーリング
材Cに至るまでに、水滴が波板内面から滴下してしまう
という問題がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、簡単な構造で
波板の下面に生じた結露水を滴下させることなく軒先側
へ流下させるようにした波板の支持材への取付構造を提
供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の波板の支持材への取付構造は、長さ方向を
合成樹脂製波板の波形進行方向に向けている支持材上に
上記合成樹脂製波板を支持してなる波板取付構造におい
て、合成樹脂製波板の下面を親水性化すると共に、支持
材の上面に該支持材から突設する薄肉シート材を配設
し、この薄肉シート材の上面を波板の下向き円弧部の下
面に接触させてなる構造としている。
【0010】即ち、本発明の波板の支持材への取付け構
造は、波板の下面を親水性化することによって、波板下
面に生じた結露水を、下向き円弧部に沿わせて波板の傾
斜面によって下方に誘導し、支持材の上面近傍部にまで
達した時に、支持材に伝わらせることなく薄肉シート材
と波板の下面との間を毛細管現象で集結させながら波板
の軒先側に導いて下方に流すようにしたものである。
【0011】
【実施の態様】本発明の実施の態様としては、波板は、
ポリカーボネートやポリ塩化ビニール樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂などの透光性を有する合成樹脂か
ら形成したものが用いられ、該波板の下面全面にビニル
アルコール樹脂、セルローストリアセテート樹脂、これ
らのケン化樹脂、アセテート樹脂、界面活性剤を含有す
る樹脂等よりなる親水性樹脂層が設けれられて親水化さ
れている。上記親水性樹脂層は親水性樹脂フィルムを波
板の下面に一体にラミネートすることによって形成して
もよく、親水性樹脂塗料を塗布することによって形成し
てもよい。また、界面活性剤等の親水化剤を単独或いは
バインダーと共にコーティングしたり、波板下面を物理
的或いは化学的に処理して親水性化してもよい。
【0012】一方、支持材上に配する薄肉シート材とし
ては、支持材よりも幅広いポリ塩化ビニルシートやアク
リルシート、ポリカーボネートシート等の合成樹脂シー
ト材であってもよく、支持材と同一材料よりなる金属板
であってもよい。また、薄肉シート材を合成樹脂製波板
の波形と同一形状に波形に屈曲させておき、この波形薄
肉シート材と合成樹脂製波板とを接触させておいてもよ
い。支持材から波板の傾斜方向に突出させる薄肉シート
材の突出長は、薄肉シート材に垂れ下がりが生じない長
さであればよい。垂れ下がりが生じると薄肉シート材を
伝う結露水が垂れ下がった先端から滴下することにな
る。薄肉シート材の突出長を3〜30mmにすると共に厚さ
を0.1 〜2.0mm にしておくと垂れ下がりが生じず好まし
い。
【0013】上記のような波板の支持材への取付構造に
よれば、屋外との温度差によって波板屋根の内面側に結
露を生じた場合には、結露水が波板の下面に層着してい
る親水性化層によって波板の下向き円弧部の下面に沿っ
て寄せ集められるとともに、寄せ集められた結露水が水
滴を形成することなく波板の傾斜方向に流動するもので
あり、この結露水が支持材部分に達すると、支持材側に
流れることなく、親水性化層を設けた波板の下向き円弧
部と薄肉シート材との間に毛細管現象によって寄せ集め
られ、下向き円弧部と薄肉シート材間を流動しながら軒
先側に排出することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の波板の支持材への取付構造の
具体的な実施例を図面について説明する。図1は、屋根
材として使用する波板を示し、この波板本体1は、ポリ
カーボネートやポリ塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂な
どの透光性を有する合成樹脂材から形成されている。
【0015】波板本体1は、上方に向かって湾曲した上
向き円弧部2,2,2と、下方に向かって湾曲した下向
き円弧部3,3,3とが連続的に繰り返した波形断面に
形成されており、上記波板本体1の下面にはビニールア
ルコールフイルムやセルローストリアセテートのケン化
処理フイルムなどの親水性樹脂による親水性化層4が設
けられている。
【0016】また、この親水性化層4としては、ポリビ
ニルアルコール樹脂、セルロースアセテート樹脂、これ
らのケン化樹脂、ジアセテート樹脂、トリアセテート樹
脂、ソルビタン脂肪酸エステルやグリセリン脂肪酸エス
テル等の界面活性剤を含有する樹脂等よりなる親水性樹
脂フィルムを波板本体1の下面に一体にラミネートする
ことによって形成してもよく、或いは親水性樹脂塗料を
塗布することによって形成してもよい。さらには界面活
性剤等を単独或いはバインダーと共にコーティングした
り、波板下面を物理的或いは化学的に処理して形成して
もよい。なお、親水性化層4は、波板本体1の透光性を
損なわない程度の透明性を有するもので形成されてい
る。
【0017】この波板本体1は、通常の波板屋根材と同
様に、その端部の波形部分を重ね合わせて複数枚を連結
して施工されるものであり、この波板本体1を支える支
持材5にボルト接合などで固定されて上向き湾曲部2や
下向き円弧部3の長さ方向を下方に向かって傾斜させた
屋根材を構成している。
【0018】支持材5は屋根の棟から軒先に向かう垂木
と直交するように配置された母屋や側壁の横桟等であ
り、温室やハウスやサンルームにおいては母屋を示して
いる。この支持材5は、防錆処理した断面コ字型の鋼材
や樹脂被覆した型材などからなり、この支持材5の上面
には、図2に示すように支持材5の上面幅(波板本体1
の傾斜方向の幅)より若干幅広いサイズの非透水性の帯
状の薄肉シート材6を接着剤もしくは粘着材等によって
支持材5の全長に亘って固着してあり、この薄肉シート
材6の上面を波板本体1の下向き円弧部3の下面に当接
させた状態で該薄肉シート材6を介して支持材5により
波板本体1を支持している。
【0019】この薄肉シート材6はその両側端部6a、6b
を支持材5の両側端から突出させた状態で支持材5上に
取付けられているものであるが、その突出した両側端部
6a、6bが撓んで垂れ下がらないようにする必要があり、
そのためには、薄肉シート材6の厚みによって異なる
が、その突出長、即ち両側端部6a、6bの幅を3〜30mm程
度に、好ましくは5〜15mm程度にしておくことが望まし
い。突出長が3mmより短いと結露水Mが支持材5にも当
たり、支持材5を伝って落下する。また、突出長が30mm
以上になると薄肉シート材6が垂れ下がり、結露水Mが
垂れ下がった薄肉シート材6を伝って落下することにな
る。さらに、波板本体1の下向き円弧部3を伝う結露水
Mが支持材5と接した薄肉シート材6の突出端面に突き
当たった場合、薄肉シート材6の厚みが大きいとその突
出端面で結露水Mが滞留して径が大きくなり、その重量
によって落下する虞れが生じるので、薄肉シート材6の
厚みを0.1 〜2.0mm 、好ましくは0.3 〜1.0mm に形成し
ている。
【0020】薄肉シート材6としては、波板本体1と同
一材料であるポリカーボネートや塩化ビニール樹脂、ア
クリル樹脂などの合成樹脂製であっても、支持材5と同
じ金属製であってもよく、合成樹脂製薄肉シート材6の
場合には上述したように接着剤によって或いは両面接着
テープによって支持材5上に接着され、金属製薄肉シー
ト材の場合には支持材5上に溶接によって一体的に接着
される。採光性の点からすれば透光性を有する上記合成
樹脂製であることが好ましい。
【0021】上記のように、支持材5の上面に固着した
薄肉シート材6を介して支持材5上に波板本体1を取付
けてなる農芸用温室、各種ハウス、サンルームの屋根構
造において、結露が生じた場合の結露水の排出の機構を
図3に従って説明する。まず、夜間などに外気温度が低
下して、温室内の特に波板内面付近で水蒸気圧が露点に
達して結露水が発生すると、結露水Mが波板本体1の下
面に付着し、まず上向き円弧部2の結露水は下向き円弧
部3に流下し、更に下向き円弧部3の下面を伝って屋根
の傾斜方向に流れるが、波板本体1の下面には親水性化
層4が設けられているので、結露水が親水性化層4に吸
着された状態で馴染みながら途中で水たまりや水滴をつ
くることなくスムーズに流れていく。
【0022】こうして、波板本体1の下向き円弧部3の
下面の親水性化層4を伝って流下していく結露水Mが支
持材5上の近傍部に達すると、支持材5の端面に当接す
ることなく該支持材5上に固着している薄肉シート材6
と接触し、この薄肉シート材6と波板本体1の下向き円
弧部3との間の隙間に毛細管現象で入り込み、該隙間を
流動して支持材5上を通過し、隙間を通過後は再び親水
性化層4側に吸い寄せられて下向き円弧部3の下面を伝
って軒先側に排出されるものである。
【0023】即ち、一旦、支持材5上の薄肉シート材6
と波板本体1の下向き円弧部3との間に毛細管現象で導
かれた結露水Mは、親水性化層4によって滞留すること
が防げられ、下向き円弧部3の下面に沿って連続的に屋
根材の傾斜方向に軒先側に向かって流れ落ちるものであ
る。
【0024】なお、上記薄肉シート材6は非親水性であ
っても親水処理を施したものであってもよいが、親水性
化層、特に、上面側に親水性化層を設けておくと、波板
本体1側に設けた親水性化層4と薄肉シート材6の上面
に設けた親水性化層とによって結露水Mが一層流れ易く
なる。
【0025】また、以上の実施例においては、薄肉シー
ト材6を支持材5の平坦な上面に全面的に密着させた状
態で配設したが、図4、図5に示すように、波板本体1
の波形下面に沿った形状に屈曲させてその下向き屈曲下
面を支持材5上に受止させた取付構造としておいてもよ
い。このように構成すると、波板本体1の下向き円弧部
3の下面を伝って流下する結露水Mが支持材5から突出
した薄肉シート材6の突出端面に達すると、波板本体1
の下向き円弧部3と該薄肉シート材6との間の隙間内に
毛細管現象によって浸入し、該隙間を通過後、下向き円
弧部3の下面を伝って排出されるものである。
【0026】図6は波板本体1の傾斜下端側、即ち、軒
先部分における排水構造を示すもので、軒先においては
風の吹き込みにより室内温度が低下するのを防止するた
めに支持材5と波板本体1との間に発砲ウレタン等のク
ッション材7を充填しておく。この場合には、支持材5
上に直接、平板状の薄肉シート材6を敷設しても結露水
Mを流下させることができないので、上記図4、図5に
示すように波板本体1と同一波形に屈曲した薄肉シート
材6を波板本体1の下面に沿わせてクッション材7上に
配設するものである。このように構成すると、結露水M
は図4、図5で説明したように、波形の薄肉シート材6
と波板本体1との隙間に毛細管現象により浸入して流動
するので、クッション材7があっても軒先に排出される
ことになる。波板本体1の下面に親水性化層4を設けて
おくことや、薄肉シート材6の両側端部を支持材5の両
側端から幅方向に突出させておくことは上記実施例と同
様である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、長さ方向を合成
樹脂製波板の波形進行方向に向けている支持材上に上記
合成樹脂製波板を支持してなる波板取付構造において、
合成樹脂製波板の下面に親水性化層が設けられている共
に、支持材の上面に該支持材から突設する薄肉シート材
を配設し、この薄肉シート材の上面を波板の下向き円弧
部の下面に接触させているので、屋外との温度差によっ
て屋根材である波板の下面に結露を生じた場合に、この
結露水を波板の下面の親水性化層によって下向き円弧部
側に円滑に寄せ集めることができると共に、寄せ集めた
結露水が大きな水滴を形成することなく、さらには溜ま
りを生じさせることなく波板の下向き円弧部を伝って流
下させることができ、波板から直接結露水が滴下するの
を防止し得るものである。
【0028】さらに、上記結露水が支持材部分まで流れ
てくると、支持材の肉厚な端面に当接することなく該支
持材から突出した薄肉シート材の端面に達して波板の下
向き円弧部の下面と該薄肉シート材との間に毛細管現象
によって入り込み、この隙間を通して支持材上を流通さ
せることができ、支持材部分での結露水の滞留が防止さ
れて、支持材部分での結露水の温室内などへの滴下が防
止され、植物等に悪影響を及ぼす心配がないものであ
る。
【0029】このように、結露発生時に波板の下向き円
弧部の下面に結露水の大きな水滴が形成されることがな
いと共に支持材部分においても結露水が溜まることがな
く、波板の下向き円弧部に沿って下方にスムーズに流れ
落ちて、軒先や壁面を伝って室外に流れ落ちるので、温
室内の植物を傷めることがないものである。
【0030】また、波板の下面に親水性化層を設けると
もに、上記下向き円弧部の下面と支持材との間に薄肉シ
ート材を介在させた簡単な構造であるので、特殊なシー
リング材を用いる必要がなく安価に形成することが可能
であり、さらに波板形状に合わせたシーリング材を準備
しておく手間も不要であり、結露水の滴下防止機能を備
えた温室屋根を簡単にかつ安価に形成できるという効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する波板の一部斜視図、
【図2】波板の支持材への取付け部分を示す縦断側面
図、
【図3】波板の支持材への取付け部分を示す拡大正面
図、
【図4】本発明の別な実施例を示す簡略縦断側面図、
【図5】その正面図、
【図6】軒先部分の排水構造を示す簡略斜視図、
【図7】従来例を示す簡略斜視図。
【符号の説明】
1 波板本体 2 上向き円弧部 3 下向き円弧部 4 親水性化層 5 支持材 6 薄肉シート材 M 結露水
フロントページの続き (72)発明者 蔭山 浩史 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向を合成樹脂製波板の波形進行方
    向に向けている支持材上に上記合成樹脂製波板を支持し
    てなる波板取付構造において、合成樹脂製波板の下面を
    親水性化すると共に、支持材の上面に該支持材から突設
    する薄肉シート材を配設し、この薄肉シート材の上面を
    波板の下向き円弧部の下面に接触させていることを特徴
    とする波板の支持材への取付構造。
  2. 【請求項2】 薄肉シート材は支持材の幅よりも幅広い
    合成樹脂シート材であって、支持材の上面に固着してい
    ることを特徴とする請求項1記載の波板の支持材への取
    付構造。
  3. 【請求項3】 薄肉シート材は支持材の幅よりも幅広い
    金属板よりなり、支持材の上面に溶接によって一体に固
    着していることを特徴とする請求項1記載の波板の支持
    材への取付構造。
  4. 【請求項4】 薄肉シート材は合成樹脂製波板の波形と
    同一形状に波形に屈曲してあり、その波形薄肉シート材
    と合成樹脂製波板とを接触させていることを特徴とする
    請求項1記載の波板の支持材への取付構造。
  5. 【請求項5】 薄肉シート材の厚みが0.1 〜2.0mm であ
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうち、い
    ずれか1項に記載の波板の支持材への取付構造。
  6. 【請求項6】 薄肉シート材は支持材から3〜30mm突設
    されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    うち、いずれか1項に記載の波板の支持材への取付構
    造。
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Cited By (5)

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