JPH0926827A

JPH0926827A - １軸位置決め装置の入力機構

Info

Publication number: JPH0926827A
Application number: JP20500395A
Authority: JP
Inventors: Jiyunko Kinoshita; 潤子木下
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-07-07
Filing date: 1995-07-07
Publication date: 1997-01-28

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】従来の，ナット回転駆動方式の１軸位置決め
装置の入力部の精度，剛性，及び保守整備性の向上のた
めに，ねじ軸にたいして，入力部を直角方向から可能に
する入力機構を提供する。【解決手段】ナット回転駆動方式の１軸位置決め装置
において，ねじ５にたいして，入力シャフト８を，直角
方向に配し，モータ１７の軸出力を，カップリング２
１，傘歯車１３，１４，ねじホルダ４をかいして，ナッ
ト７へ伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は，部品の組み立てや，
部品の搬送に使用される１軸位置決め装置の駆動方式の
うちの，ナット回転ねじ駆動方式のものにおいて，ねじ
軸と直角方向，すなわち移動方向にたいして，直角方向
からの軸入力を可能にした入力機構である。

【０００２】

【従来の技術】従来の，ナット回転ねじ駆動方式の１軸
位置決め装置の入力構造を図４，図５，図６により説明
する（イ）ハウジング（１）のなかに組み込まれた，ベアリ
ング（２），ベアリング（３）により，ナット（４）が
保持され，その中心をねじ（５）が通っている。（ロ）ハウジング（１）は，ベース（６）に取り付けら
れた直動ガイド（１３）により保持されたテーブル（１
３）に固定されている。（ハ）ねじ（５）の端末は，ベース（６）に取り付けら
れた支持具（７），支持具（８）にて支持されている。（ニ）ナット（４）へのモータ（９）の動力伝達のため
に，ナット（４）にタイミングプーリ（１０）を取り付
け，モータ（９）の出力軸先端に，タイミングプーリ
（１１）を取り付け，それに，タイミングベルト（１
２）を，ねじ（５）をとり巻く形にてかけていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは，つぎのような
欠点があった。（イ）動力伝達部のタイミングベルト（１２）の剛性が
低い。（ロ）タイミングベルト（１２）は，一般的にゴム製の
ため，材質の経年変化による劣化を起こすために，定期
的な交換を必要とした。（ハ）タイミングベルト（１２）の交換のために，ねじ
（５）を支持している支持具（７）を外さなければなら
ないために，交換に手間がかかる。本発明は，上記（イ）（ロ）（ハ）を解決する方法であ
る。以下にその説明をする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】その構成を図１，図２，
図３により，説明すると，（イ）ハウジング（１）がテーブル（１８）に固定され
ている。（ロ）テーブル（１８）は，ベース（２０）に固定され
た直動ガイド（１９）に支持されている。（ハ）ハウジング（１）に組み込まれたベアリング
（２）とベアリング（３）により，円筒形のねじホルダ
（４）が，ねじ（５）軸を中心として回転可能な状態
で，保持されている。（ニ）軸端ナット（６）は，ねじ軸方向にベアリング
（２）とベアリング（３）を，しめこんでいる。（ホ）ねじホルダ（４）端部には，ナット（７）が固定
され，その中心にねじ（５）が通っている。（ヘ）ねじ（５）の端部は，ベース（２０）に固定され
た支持具（１５）と支持具（１６）により支持されてい
る。（ト）ねじホルダ（４）には，傘歯車（１３）が固定さ
れている。（チ）ねじ（５）と直角方向に配置された入力シャフト
（８）に，傘歯車（１４）が固定され，傘歯車（１３）
と噛み合っている。（リ）入力シャフト（８）は，ベアリングケース（９）
に組み込まれたベアリング（１０），ベアリング（１
１）により保持されている。（ヌ）軸端ナット（１２）は，ベアリング（１０）とベ
アリング（１１）を，しめこんでいる。（ル）入力シャフト（８）は，モータ（１７）と，カッ
プリング（２１）をかいして，つながっている。（オ）モータ（１７）は，テーブル（１８）に固定され
ている。

【０００５】

【作用】次に本発明の作用を図１により述べると，モー
タ（１７）の出力軸の回転は，カップリング（２１）を
かいして，入力シャフト（８）に伝えられ，傘歯（１
４）と傘歯車（１３）により，直角方向に変換され，ね
じナットホルダ（４）に伝えられる。ねじナットホルダ
（４）には，ナット（７）が，固定されているため，ナ
ット（７）は回転し，結果，テーブル（１８）をねじ
（５）の軸方向に移動し，位置を決めることができる。

【０００６】

【実施例】端部にナット（７）を取り付けたねじホルダ
（４）のなかを，ねじ（５）を通し，傘歯車（１３），
傘歯車（１４）により，ねじ（５）軸の直角方向に配置
された入力シャフト（８）とナット（７）とを，回転が
伝達するようにつなぎ，入力シャフト（８）へ，モータ
（１７）の出力軸をカップリング（２１）により，つな
ぐようにする。

【０００７】

【発明の効果】

（イ）ナット（７）からモータ（１７）まで剛性の高い
動力伝達構造とすることができる。（ロ）モータ（１７）の回転を，正確にナット（７）ま
で伝えることができる。そのためテーブル（１８）を正
確に位置決めすることができる。（ハ）上記（イ），（ロ）及び，経年劣化する部品がな
いことにより，保守点検作業が，軽減される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の平面図

【図２】本発明の正面図

【図３】本発明の右側面図

【図４】従来技術の平面図

【図５】従来技術の正面図

【図６】従来発明の右側面図

【符号の説明】

図１の符号１ハウジング２ベアリング３ベア
リング４ねじホルダ５ねじ６軸端
ナット７ナット８入力シャフト９ベア
リングケース１０ベアリング１１ベアリング１２軸
端ナット１３傘歯車１４傘歯車１５支
持具１６支持具１７モータ１８テ
ーブル１９直動ガイド２０ベース２１カ
ップリング図４の符号１ハウジング２ベアリング３ベア
リング４ナット５ねじ６ベー
ス７支持具８支持具９モー
タ１０タイミングプーリ１１タイミングプーリ１２タ
イミングベルト１３直動ガイド１４テーブル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】端部にナット（７）が取り付けられ，か
つ，なかをねじ（５）が通るねじホルダ（４）たいし
て，ねじ（５）軸の直角方向に配置された，入力シャフ
ト（８）の回転力を伝えることを可能にした，ナット回
転ねじ駆動方式の１軸位置決め装置の入力機構