JPH09268196A - (6−4)光産物のカップリングユニット及びそれを含むdnaの製造法 - Google Patents
(6−4)光産物のカップリングユニット及びそれを含むdnaの製造法Info
- Publication number
- JPH09268196A JPH09268196A JP8136272A JP13627296A JPH09268196A JP H09268196 A JPH09268196 A JP H09268196A JP 8136272 A JP8136272 A JP 8136272A JP 13627296 A JP13627296 A JP 13627296A JP H09268196 A JPH09268196 A JP H09268196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- cyanoethyl
- compound
- photoproduct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H21/00—Compounds containing two or more mononucleotide units having separate phosphate or polyphosphate groups linked by saccharide radicals of nucleoside groups, e.g. nucleic acids
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 DNAが紫外線に曝されると、隣接するピリ
ミジン塩基が損傷をおこして(6−4)光産物が生ず
る。本発明では(6−4)光産物を含む長鎖のDNA
を、高収率で、かつ副生成物を含まないものを提供す
る。 【解決手段】 下記式(I) 〔式中、R1は保護基を;R2は−CH3又は−CH2
CH2−CNを;R3は−PH(O)−O−又はP(R
5、R6)を;R5はR2の表わす基を;R6はジメチ
ルアミノ基、モルホリン−1−イル基、ピロリジン−1
−イル基又は2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
−1−イル基を;表す〕を有する(6−4)光産物のカ
ップリングユニットを合成し、さらにこれを含むDNA
を合成した。
ミジン塩基が損傷をおこして(6−4)光産物が生ず
る。本発明では(6−4)光産物を含む長鎖のDNA
を、高収率で、かつ副生成物を含まないものを提供す
る。 【解決手段】 下記式(I) 〔式中、R1は保護基を;R2は−CH3又は−CH2
CH2−CNを;R3は−PH(O)−O−又はP(R
5、R6)を;R5はR2の表わす基を;R6はジメチ
ルアミノ基、モルホリン−1−イル基、ピロリジン−1
−イル基又は2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
−1−イル基を;表す〕を有する(6−4)光産物のカ
ップリングユニットを合成し、さらにこれを含むDNA
を合成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内のDNAが
紫外線に曝されて生成する、塩基部に損傷を有する(6
−4)光産物及びこの損傷を有するDNAの合成に関す
る。このようなDNAの損傷は、遺伝子の突然変異を引
き起こし、細胞の死や癌化の原因となる。このような危
険性にもかかわらず、通常正常な遺伝情報の伝播が維持
されるのは、生物が細胞内にいくつかのDNA修復系を
有しているためである〔J. Biol. Chem., 270, 15915-1
5918 (1995)〕。本発明の方法により合成される(6−
4)光産物及びそれを含むDNAは、DNAの損傷及び
修復の機構解明の研究に利用できるのみならず、この損
傷DNAを検出する抗体などの臨床検査薬として有用で
ある。
紫外線に曝されて生成する、塩基部に損傷を有する(6
−4)光産物及びこの損傷を有するDNAの合成に関す
る。このようなDNAの損傷は、遺伝子の突然変異を引
き起こし、細胞の死や癌化の原因となる。このような危
険性にもかかわらず、通常正常な遺伝情報の伝播が維持
されるのは、生物が細胞内にいくつかのDNA修復系を
有しているためである〔J. Biol. Chem., 270, 15915-1
5918 (1995)〕。本発明の方法により合成される(6−
4)光産物及びそれを含むDNAは、DNAの損傷及び
修復の機構解明の研究に利用できるのみならず、この損
傷DNAを検出する抗体などの臨床検査薬として有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】DNAが紫外線に曝されると、ピリミジ
ン塩基が並んだ部分に2種類の重要な損傷が生ずる。一
つはcis−synシクロブタンピリミジンダイマーの
生成であり、もう一つはピリミジン(6−4)ピリミド
ン光産物(以下、(6−4)光産物という)の生成であ
る。(6−4)光産物を含むDNAは次の構造を有し、
高い頻度で変異を起こすことが知られている〔Proc. Na
tl. Acad. Sci. USA, 88, 9685-9689 (1991), J. Mol.
Biol., 235, 465-471 (1994)〕。
ン塩基が並んだ部分に2種類の重要な損傷が生ずる。一
つはcis−synシクロブタンピリミジンダイマーの
生成であり、もう一つはピリミジン(6−4)ピリミド
ン光産物(以下、(6−4)光産物という)の生成であ
る。(6−4)光産物を含むDNAは次の構造を有し、
高い頻度で変異を起こすことが知られている〔Proc. Na
tl. Acad. Sci. USA, 88, 9685-9689 (1991), J. Mol.
Biol., 235, 465-471 (1994)〕。
【0003】
【化25】
【0004】従来、これらDNAの損傷や修復の実験に
は、紫外線を照射したプラスミドDNAが用いられてい
るが、紫外線によりホルムアミドピリミジン類を含む多
種の損傷が生じることが報告されており〔Biochemistr
y, 34, 737-742 (1995)〕、詳細な研究のためには、特
定の一個所に特定の損傷を有するDNAを用いることが
必要である。
は、紫外線を照射したプラスミドDNAが用いられてい
るが、紫外線によりホルムアミドピリミジン類を含む多
種の損傷が生じることが報告されており〔Biochemistr
y, 34, 737-742 (1995)〕、詳細な研究のためには、特
定の一個所に特定の損傷を有するDNAを用いることが
必要である。
【0005】これまでに報告されている損傷DNAの調
製法は、隣接ピリミジンを一個所のみに含む非常に短い
DNA断片に紫外線を照射し、その反応混合物の中から
(6−4)光産物を含む目的物をHPLCにより精製す
るものであった〔J. Biol. Chem., 268, 11143-11151
(1993)〕。しかし、この方法には次のような欠点があ
るため実用的ではない。第一に、この方法で得られるD
NAには鎖長と塩基配列に大きな制約があり、長さは1
0量体程度が限界であった。第二に、目的物の収率が極
めて低く、かつ(6−4)光産物が近紫外線に当たり異
性化したDewar 異性体を含みその分離が困難であること
である〔J. Biol. Chem., 268, 11143-11151 (199
3)〕。
製法は、隣接ピリミジンを一個所のみに含む非常に短い
DNA断片に紫外線を照射し、その反応混合物の中から
(6−4)光産物を含む目的物をHPLCにより精製す
るものであった〔J. Biol. Chem., 268, 11143-11151
(1993)〕。しかし、この方法には次のような欠点があ
るため実用的ではない。第一に、この方法で得られるD
NAには鎖長と塩基配列に大きな制約があり、長さは1
0量体程度が限界であった。第二に、目的物の収率が極
めて低く、かつ(6−4)光産物が近紫外線に当たり異
性化したDewar 異性体を含みその分離が困難であること
である〔J. Biol. Chem., 268, 11143-11151 (199
3)〕。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、(6−4)
光産物のカップリングユニットを合成し、これを用いる
ことによって(6−4)光産物を含むDNAを合成する
方法を提供する。この新規合成法により従来法の問題点
はすべて解決され、特定の位置に(6−4)光産物を含
む任意の長さと塩基配列を有するDNAを高収率で合成
できるようになった。
光産物のカップリングユニットを合成し、これを用いる
ことによって(6−4)光産物を含むDNAを合成する
方法を提供する。この新規合成法により従来法の問題点
はすべて解決され、特定の位置に(6−4)光産物を含
む任意の長さと塩基配列を有するDNAを高収率で合成
できるようになった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の(6−4)光産
物のカップリングユニットは、次の構造式を有する。
物のカップリングユニットは、次の構造式を有する。
【0008】
【化26】
【0009】〔式中、R1 は保護基を表し、R2 はメチ
ル基又は2−シアノエチル基を表し、R3 は
ル基又は2−シアノエチル基を表し、R3 は
【化27】
【0010】(R5 はメチル基又は2−シアノエチル基
を表し、R6 は−N(R′)(R″)基又はN−モルホ
リノ基、N−ピロリジニル基もしくは2,2,6,6−
テトラメチル−N−ピペリジル基を表し、R′及びR″
はそれぞれ低級アルキル基を表す)を表す〕
を表し、R6 は−N(R′)(R″)基又はN−モルホ
リノ基、N−ピロリジニル基もしくは2,2,6,6−
テトラメチル−N−ピペリジル基を表し、R′及びR″
はそれぞれ低級アルキル基を表す)を表す〕
【0011】R1 の保護基としては、DNAの合成に用
いられるものが使用できるが、最も一般的に用いられて
いる4,4′−ジメトキシトリチル基の外、4−メトキ
シトリチル基、9−フェニルキサンテン−9−イル基が
使用できる。
いられるものが使用できるが、最も一般的に用いられて
いる4,4′−ジメトキシトリチル基の外、4−メトキ
シトリチル基、9−フェニルキサンテン−9−イル基が
使用できる。
【0012】R2 としては2−シアノエチル基が好まし
い。
い。
【0013】R3 は
【0014】
【化28】
【0015】のH−ホスホネート又はホスホルアミダイ
トを用いることにより、DNAの合成が可能であるが、
R5 が2−シアノエチル基であり、R6 が−N(R′)
(R″)基である2−シアノエチル−N,N−ジアルキ
ルホスホルアミダイトが好ましい。ここでN,N−ジア
ルキルとしては、N,N−ジメチル、N−ジエチル、
N,N−ジイソプロピル、N−メチル−N−イソプロピ
ルなどが挙げられる。2−シアノエチル−N,N−ジイ
ソプロピルホスホルアミダイトが最も好ましい。
トを用いることにより、DNAの合成が可能であるが、
R5 が2−シアノエチル基であり、R6 が−N(R′)
(R″)基である2−シアノエチル−N,N−ジアルキ
ルホスホルアミダイトが好ましい。ここでN,N−ジア
ルキルとしては、N,N−ジメチル、N−ジエチル、
N,N−ジイソプロピル、N−メチル−N−イソプロピ
ルなどが挙げられる。2−シアノエチル−N,N−ジイ
ソプロピルホスホルアミダイトが最も好ましい。
【0016】式(I)のカップリングユニットは、次の
工程により合成される。
工程により合成される。
【0017】(1)式(II)
【0018】
【化29】
【0019】(式中、R2 はメチル基又は2−シアノエ
チル基を表し、R7 はレブリニル基又はt−ブチルジメ
チルシリル基を表す)で示されるチミジン2量体に紫外
線を照射して、式(III)
チル基を表し、R7 はレブリニル基又はt−ブチルジメ
チルシリル基を表す)で示されるチミジン2量体に紫外
線を照射して、式(III)
【0020】
【化30】
【0021】(式中、R2 及びR7 は前述と同じ)で示
される保護された(6−4)光産物を得る。
される保護された(6−4)光産物を得る。
【0022】R7 としては、レブリニル基が好ましい。
式(II)の3′−レブリニル〔チミジニル(3′−
5′)チミジン〕(2−シアノエチル)リン酸トリエス
テルの合成法は、Nucleic Acid Res., 18, 7279-7286
(1990)に記載されている。この式(II)の化合物はリ
ンの不斉に起因する2種類の立体異性体が存在するが、
異性体又はその混合物を用いてもよい。
式(II)の3′−レブリニル〔チミジニル(3′−
5′)チミジン〕(2−シアノエチル)リン酸トリエス
テルの合成法は、Nucleic Acid Res., 18, 7279-7286
(1990)に記載されている。この式(II)の化合物はリ
ンの不斉に起因する2種類の立体異性体が存在するが、
異性体又はその混合物を用いてもよい。
【0023】UV−クロスリンカー中で、後記化合物
(1)を含むアセトニトリル水溶液に紫外線(主として
254nm)を照射すると、HPLCによる分析で保持時
間の短い326nmに吸収極大をもつ2つの生成物のピー
クが検出され、これらのピークは30J/cm2 の照射量で
ほぼ最大となる。そこで上記溶液を用いて光反応を行
い、逆相分配クロマトグラフィーにより精製して、保護
された(6−4)光産物を得る。この生成物は既に報告
されている〔J. Biol. Chem., 257, 13535-13543 (198
2)〕(6−4)光産物に特有の紫外線吸収スペクトル
を有しており、NMR及びマススペクトルも一致した。
(1)を含むアセトニトリル水溶液に紫外線(主として
254nm)を照射すると、HPLCによる分析で保持時
間の短い326nmに吸収極大をもつ2つの生成物のピー
クが検出され、これらのピークは30J/cm2 の照射量で
ほぼ最大となる。そこで上記溶液を用いて光反応を行
い、逆相分配クロマトグラフィーにより精製して、保護
された(6−4)光産物を得る。この生成物は既に報告
されている〔J. Biol. Chem., 257, 13535-13543 (198
2)〕(6−4)光産物に特有の紫外線吸収スペクトル
を有しており、NMR及びマススペクトルも一致した。
【0024】(2)次に、式(III)の(6−4)光産物
の5′−OH基に保護基R1 を導入して、式(IV)
の5′−OH基に保護基R1 を導入して、式(IV)
【0025】
【化31】
【0026】(式中、R1 は保護基を表し、R2 及びR
7 は前述と同じ)の化合物を得る。
7 は前述と同じ)の化合物を得る。
【0027】保護基R1 として4,4′−ジメトキシト
リチル基を導入するには、4,4′−ジメトキシトリチ
ルクロリドが用いられる。
リチル基を導入するには、4,4′−ジメトキシトリチ
ルクロリドが用いられる。
【0028】(3)次に、3′−OH基の保護基R7 を
脱保護して、式(V)
脱保護して、式(V)
【0029】
【化32】
【0030】(式中、R1 及びR2 は前述と同じ)の化
合物を得る。
合物を得る。
【0031】保護基R7 を脱保護するには、R7 がレブ
リニル基である場合はアンモニアでも除去できるが、R
2 の2−シアノエチル基がはずれるのを防ぐために、ヒ
ドラジンを用いる方が好ましい。R7 がt−ブチルジメ
チルシリルである場合はフッ素イオンで除去できるが、
(6−4)光産物が一部分解される。
リニル基である場合はアンモニアでも除去できるが、R
2 の2−シアノエチル基がはずれるのを防ぐために、ヒ
ドラジンを用いる方が好ましい。R7 がt−ブチルジメ
チルシリルである場合はフッ素イオンで除去できるが、
(6−4)光産物が一部分解される。
【0032】(4)最後に、3′−位のR7 基が除去さ
れた式(V)の化合物に
れた式(V)の化合物に
【0033】
【化33】
【0034】(式中、R5 及びR6 は前述と同じ)を反
応させるか、又は式(V)の化合物にトリ(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)ホスフィンを反応させた後
加水分解して、3′−OH基にR3 を導入して目的の式
(I)のカップリングユニットを得る。
応させるか、又は式(V)の化合物にトリ(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)ホスフィンを反応させた後
加水分解して、3′−OH基にR3 を導入して目的の式
(I)のカップリングユニットを得る。
【0035】式(I)の(6−4)光産物を含むDNA
は、DNA合成機を用いて次の工程により製造される。
は、DNA合成機を用いて次の工程により製造される。
【0036】(1)固相担体に結合した、式(VI)
【0037】
【化34】
【0038】〔式中、R1 は前述と同じ、Bは次式
【0039】
【化35】
【0040】(R8 は保護基)を表す〕は、塩基部が保
護された4種のヌクレオシド、すなわち、デオキシアデ
ノシン、デオキシグアノシン、デオキシシチジン又はチ
ミジンを意味し、保護基R1 をトリクロロ酢酸などによ
り常法により除去した式(VII)
護された4種のヌクレオシド、すなわち、デオキシアデ
ノシン、デオキシグアノシン、デオキシシチジン又はチ
ミジンを意味し、保護基R1 をトリクロロ酢酸などによ
り常法により除去した式(VII)
【0041】
【化36】
【0042】(式中、Bは前述と同じ)のヌクレオシド
が出発原料となる。
が出発原料となる。
【0043】ここに保護基R8 としては、t−ブチルフ
ェノキシアセチルの外にイソプロピルフェノキシアセチ
ル、フェノキシアセチル、ジメチルホルムアミジノなど
がほぼ同様に使用される。
ェノキシアセチルの外にイソプロピルフェノキシアセチ
ル、フェノキシアセチル、ジメチルホルムアミジノなど
がほぼ同様に使用される。
【0044】式(VII)で示されるヌクレオシドに、式
(VIII)
(VIII)
【0045】
【化37】
【0046】(式中、R1 、R3 及びBは前述と同じ)
で示されるヌクレオチドを反応させる。ヌクレオチドが
2−シアノエチル−N,N−ジアルキルホスホルアミダ
イトである場合は、この反応はテトラゾールの存在下で
行われ、テトラゾールにより活性化されたホスホルアミ
ダイトが5′−OH基と反応し、次いで沃素のような酸
化剤と反応させることにより5価のリン酸トリエステル
となる。またヌクレオチドがH−ホスホネートである場
合は、ピバロイルクロリドの存在下で活性化され、式
(VIII)のヌクレオチドと繰り返し反応させた後に沃素
と反応させることができる。
で示されるヌクレオチドを反応させる。ヌクレオチドが
2−シアノエチル−N,N−ジアルキルホスホルアミダ
イトである場合は、この反応はテトラゾールの存在下で
行われ、テトラゾールにより活性化されたホスホルアミ
ダイトが5′−OH基と反応し、次いで沃素のような酸
化剤と反応させることにより5価のリン酸トリエステル
となる。またヌクレオチドがH−ホスホネートである場
合は、ピバロイルクロリドの存在下で活性化され、式
(VIII)のヌクレオチドと繰り返し反応させた後に沃素
と反応させることができる。
【0047】この式(VIII)のヌクレチドとの反応を繰
り返すことにより、Bが同一又は異なる式(IX)
り返すことにより、Bが同一又は異なる式(IX)
【0048】
【化38】
【0049】(式中、R9 は水素原子、メチル基又は2
−シアノエチル基を表し、mは1〜30を表し、R1 は
前記と同じ)で示されるオリゴヌクレオチドを得る。
−シアノエチル基を表し、mは1〜30を表し、R1 は
前記と同じ)で示されるオリゴヌクレオチドを得る。
【0050】(2)次に、式(IX)のオリゴヌクレオチ
ドは、トリクロロ酢酸と反応させて保護基R1 を脱離し
た後、式(I)の(6−4)光産物のカップリングユニ
ットと反応させて、式(X)
ドは、トリクロロ酢酸と反応させて保護基R1 を脱離し
た後、式(I)の(6−4)光産物のカップリングユニ
ットと反応させて、式(X)
【0051】
【化39】
【0052】(式中、R1 、R9 、B及びmは前述と同
じ)で示される(6−4)光産物を含むオリゴヌクレオ
チドを得る。
じ)で示される(6−4)光産物を含むオリゴヌクレオ
チドを得る。
【0053】(3)更に鎖長伸長反応のため、前記
(2)の方法と同様に、式(X)のオリゴヌクレオチド
の保護基R1 を脱離した後、式(VIII)のヌクレオチド
を反応させて、式(XI)
(2)の方法と同様に、式(X)のオリゴヌクレオチド
の保護基R1 を脱離した後、式(VIII)のヌクレオチド
を反応させて、式(XI)
【0054】
【化40】
【0055】(式中、R1 、R9 、B及びmは前述と同
じ、nは1〜30を表す)で示される目的の(6−4)
光産物を含む長鎖オリゴヌクレオチドを得る。
じ、nは1〜30を表す)で示される目的の(6−4)
光産物を含む長鎖オリゴヌクレオチドを得る。
【0056】(4)式(XI)のオリゴヌクレオチドは、
保護基R1 をトリクロロ酢酸ではずした後、アンモニア
水で処理することにより、保護基R9 及びR8 を除去す
ると共に、固体担体からはずして、式(XII)
保護基R1 をトリクロロ酢酸ではずした後、アンモニア
水で処理することにより、保護基R9 及びR8 を除去す
ると共に、固体担体からはずして、式(XII)
【0057】
【化41】
【0058】(式中、B′は
【0059】
【化42】
【0060】を表し、m及びnは前述と同じ)で示され
る(6−4)光産物を含むDNAを製造する。
る(6−4)光産物を含むDNAを製造する。
【0061】
【発明の効果】上記の方法で得られた生成物をHPLC
で分析したところ、従来法で調製した(6−4)8−m
er〔d(GTAT(6−4)TATG〕と完全に一致
する326nmに吸収極大を有するピークが主生成物とし
て得られた。これを分取により精製したところ、収量は
6.8A260 ユニット(0.10μmol)であり、この結
果は従来法の約8倍の収率で得られたことを示した。ま
た一部をDewar 異性体を含む8−merに変換して分析
したところ、この合成法では精製前の混合物中にDewar
異性体の不純物が全く含まれていないことが明らかにな
った。
で分析したところ、従来法で調製した(6−4)8−m
er〔d(GTAT(6−4)TATG〕と完全に一致
する326nmに吸収極大を有するピークが主生成物とし
て得られた。これを分取により精製したところ、収量は
6.8A260 ユニット(0.10μmol)であり、この結
果は従来法の約8倍の収率で得られたことを示した。ま
た一部をDewar 異性体を含む8−merに変換して分析
したところ、この合成法では精製前の混合物中にDewar
異性体の不純物が全く含まれていないことが明らかにな
った。
【0062】この方法により、(6−4)光産物を含む
長鎖の(6−4)30−mer〔d(CTCGTCAG
CATCT(6−4)TCATCATACAGTCAG
TG〕を合成した。結果は、(6−4)8−merと同
様、長波長側に吸収極大を有するピークが主生成物とし
て得られ、このものは陰イオン交換カラムを用いた分析
では、(6−4)光産物を含まない30−merと全く
同じ保持時間に溶出された。分取精製の後得られた純粋
な(6−4)30−merの収量は、6.0A260 ユニ
ットであった。
長鎖の(6−4)30−mer〔d(CTCGTCAG
CATCT(6−4)TCATCATACAGTCAG
TG〕を合成した。結果は、(6−4)8−merと同
様、長波長側に吸収極大を有するピークが主生成物とし
て得られ、このものは陰イオン交換カラムを用いた分析
では、(6−4)光産物を含まない30−merと全く
同じ保持時間に溶出された。分取精製の後得られた純粋
な(6−4)30−merの収量は、6.0A260 ユニ
ットであった。
【0063】
【実施例】薄層クロマトグラフィーはクロロホルム−メ
タノールを展開溶媒として、Kieselgel 60F254 プレ
ート(Merck)上で行った。カラムクロマトグラフィーに
はWakogel C−200又はC−300(和光純薬工業)
を用いた。
タノールを展開溶媒として、Kieselgel 60F254 プレ
ート(Merck)上で行った。カラムクロマトグラフィーに
はWakogel C−200又はC−300(和光純薬工業)
を用いた。
【0064】紫外可視スペクトルはBeckman DU−64
分光光度計を用いて測定した。
分光光度計を用いて測定した。
【0065】1H−NMRはテトラメチルシラン又は3
−(トリメチルシリル)プロパンスルホン酸ナトリウム
を内部標準とし、BrukerAM500又はDMX600を
用いて測定した。31P−NMRはリン酸トリメチルを内
部標準とし、BrukerDPX300を用いて測定した。
−(トリメチルシリル)プロパンスルホン酸ナトリウム
を内部標準とし、BrukerAM500又はDMX600を
用いて測定した。31P−NMRはリン酸トリメチルを内
部標準とし、BrukerDPX300を用いて測定した。
【0066】質量分析(FABHRMS)はJEOLJMS
−AX500又はJMS−SX102Aを用いて測定し
た。
−AX500又はJMS−SX102Aを用いて測定し
た。
【0067】オリゴヌクレオチドの合成はApplied Bios
ystems394型DNA/RNAシンセサイザー上で行っ
た。
ystems394型DNA/RNAシンセサイザー上で行っ
た。
【0068】HPLCにはGilsonの装置を用い、分析は
Waters996フォトダイオードアレイ検出器を用いて行
った。逆相分析用カラムとしてWatersμBondasphere C
18300Å(内径3.9mm×長さ150mm)、逆相分
取用カラムとしてWatersμBondapakC18(内径7.8
mm×長さ300mm)、陰イオン交換分析用として東ソー
TSK−GEL DEAE−2SW(内径4.6mm×長
さ250mm)を使用した。移動相として、逆相の場合に
は0.1M 酢酸トリエチルアンモニウム緩衝液(pH7.
0)中アセトニトリル、陰イオン交換の場合には20%
アセトニトリル水中ギ酸アンモニウムの濃度勾配を用い
た。
Waters996フォトダイオードアレイ検出器を用いて行
った。逆相分析用カラムとしてWatersμBondasphere C
18300Å(内径3.9mm×長さ150mm)、逆相分
取用カラムとしてWatersμBondapakC18(内径7.8
mm×長さ300mm)、陰イオン交換分析用として東ソー
TSK−GEL DEAE−2SW(内径4.6mm×長
さ250mm)を使用した。移動相として、逆相の場合に
は0.1M 酢酸トリエチルアンモニウム緩衝液(pH7.
0)中アセトニトリル、陰イオン交換の場合には20%
アセトニトリル水中ギ酸アンモニウムの濃度勾配を用い
た。
【0069】実施例1
【0070】
【化43】
【0071】3′−レブリニル〔チミジリル(3′−
5′)チミジン〕(2−シアノエチル)リン酸トリエス
テル(1)
5′)チミジン〕(2−シアノエチル)リン酸トリエス
テル(1)
【0072】
【化44】
【0073】はNucleic Acids Res., 18, 7279-7286 (1
990)に従って合成した。1mMの化合物(1)を含む20
%アセトニトリル水の溶液150mlを氷冷したアルミの
トレイ(23cm×32cm)に入れ、UV−クロスリンカ
ー(フナコシFS−1500)中で2時間紫外線を照射
した(紫外線量は約30J/cm2)。この操作を23回繰り
返すことにより得られた3.45L の溶液を濃縮し、2
回に分けてC18シリカゲル(Waters PreparativeC1
8 125Å)のカラム(内径1.5cm×長さ28cm)
を用いた逆相分配クロマトグラフィーにより精製した。
アセトニトリルの濃度勾配(10〜25%)により溶出
されたピークをHPLCで分析し、溶媒を留去すること
によりガラス状の標記化合物(2)を得た。
990)に従って合成した。1mMの化合物(1)を含む20
%アセトニトリル水の溶液150mlを氷冷したアルミの
トレイ(23cm×32cm)に入れ、UV−クロスリンカ
ー(フナコシFS−1500)中で2時間紫外線を照射
した(紫外線量は約30J/cm2)。この操作を23回繰り
返すことにより得られた3.45L の溶液を濃縮し、2
回に分けてC18シリカゲル(Waters PreparativeC1
8 125Å)のカラム(内径1.5cm×長さ28cm)
を用いた逆相分配クロマトグラフィーにより精製した。
アセトニトリルの濃度勾配(10〜25%)により溶出
されたピークをHPLCで分析し、溶媒を留去すること
によりガラス状の標記化合物(2)を得た。
【0074】収量0.39g(0.55mmol、16%) TLC(クロロホルム:メタノール=5:1) Rf
0.35 UV(H2 O) λmax 324nm(ε=7.3×103)1 H-NMR (500MHz, D2O)δ8.07(s, 1H, pT H6), 6.52(d,
J=6.07Hz, 1H, pT H1'), 6.19(d, J=7.40Hz, 1H, Tp H
1'), 5.54(m, 1H, pT H3'), 5.15(s, 1H, Tp H6), 4.38
(m, 2H, -OCH2CH2CN), 4.33(m, 1H, pT H4'), 4.02(m,
1H, Tp H4'), 3.96(m, 1H, Tp H3'), 3.86(m, 2H, pT H
5'), 3.77(m, 2H, Tp H5'), 3.15(m, 1H,pT H2'), 2.95
(br s, 4H, -OCH2CH2CN, -OCOCH2CH2CO-), 2.84(m, 1H,
pT H2"), 2.65(m, 2H, -OCOCH2CH2CO-), 2.36(m, 1H,
Tp H2'), 2.32(s, 3H, pT -CH3),2.24(s, 3H, -COCH3),
1.75(s, 3H, Tp, -CH3), 1.68(m, 1H, Tp H2").31 P-NMR (121.5MHz,ピリジン-d5)δ-3.72ppm FABHRMS m/z697.1990(M-,C28H
36O14N5 P697.1996)
0.35 UV(H2 O) λmax 324nm(ε=7.3×103)1 H-NMR (500MHz, D2O)δ8.07(s, 1H, pT H6), 6.52(d,
J=6.07Hz, 1H, pT H1'), 6.19(d, J=7.40Hz, 1H, Tp H
1'), 5.54(m, 1H, pT H3'), 5.15(s, 1H, Tp H6), 4.38
(m, 2H, -OCH2CH2CN), 4.33(m, 1H, pT H4'), 4.02(m,
1H, Tp H4'), 3.96(m, 1H, Tp H3'), 3.86(m, 2H, pT H
5'), 3.77(m, 2H, Tp H5'), 3.15(m, 1H,pT H2'), 2.95
(br s, 4H, -OCH2CH2CN, -OCOCH2CH2CO-), 2.84(m, 1H,
pT H2"), 2.65(m, 2H, -OCOCH2CH2CO-), 2.36(m, 1H,
Tp H2'), 2.32(s, 3H, pT -CH3),2.24(s, 3H, -COCH3),
1.75(s, 3H, Tp, -CH3), 1.68(m, 1H, Tp H2").31 P-NMR (121.5MHz,ピリジン-d5)δ-3.72ppm FABHRMS m/z697.1990(M-,C28H
36O14N5 P697.1996)
【0075】実施例2
【0076】
【化45】
【0077】実施例1で得た化合物(2)352mg(5
04μmol)をピリジン6mlに溶解し、4,4′−ジメト
キシトリチルクロリド427mg(1.26mmol)を加え
て室温で撹拌した。3時間後、少量のメタノールを加え
て濃縮し、クロロホルム30mlを加えて水洗した後、溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルのカラム(生成物は3
%メタノール:クロロホルムで溶出された)で精製し、
溶媒を留去してRf 0.30(クロロホルム:メタノー
ル=10:1)の泡状物質(3)を得た。
04μmol)をピリジン6mlに溶解し、4,4′−ジメト
キシトリチルクロリド427mg(1.26mmol)を加え
て室温で撹拌した。3時間後、少量のメタノールを加え
て濃縮し、クロロホルム30mlを加えて水洗した後、溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルのカラム(生成物は3
%メタノール:クロロホルムで溶出された)で精製し、
溶媒を留去してRf 0.30(クロロホルム:メタノー
ル=10:1)の泡状物質(3)を得た。
【0078】収量421mg(421μmol 、収率84
%) TLC(クロロホルム:メタノール=10:1) Rf
0.301 H-NMR (600MHz, アセトン-d6)δ(ppm)9.55(s, 1H, -NH
-), 7.78(s, 1H, pT H6), 7.56(d, J=7.31Hz, 2H, 芳香
環), 7.43(d, J=5.94Hz, 2H,芳香環), 7.42(d,J=5.93H
z, 2H,芳香環), 7.36(dd, J=7.80, 7.80Hz, 2H, 芳香
環), 7.26(dd, J=7.34, 7.34Hz, 1H, 芳香環), 6.93(d,
J=8.94Hz, 4H,芳香環), 6.61(dd, J=5.05, 7.39Hz, 1
H, pT H1'), 6.28(dd, J=1.66, 8.73Hz, 1H, Tp H1'),
5.44(m, 1H,pT H3'), 5.09(s, 1H, Tp H6), 4.70(s, 1
H, -OH), 4.16-4.01(m, 6H, pT H4',H5', H5", Tp H3',
-OCH2CH2CN), 3.96(m, 1H, Tp H4'), 3.81(s, 6H, -OC
H3),3.60(dd, J=2.11, 10.71Hz, 1H, Tp H5'), 3.30(d
d, J=7.03, 10.72Hz, 1H, TpH5"), 3.05(m, 1H, pT H
2'), 2.89-2.77(m, -OCH2CH2CN, -OCOCH2CH2CO-), 2.62
(m, 1H, pT H2"), 2.57(m, 2H, -OCOCH2CH2CO-), 2.14
(m, 1H, Tp H2'), 2.13(s, 3H, -COCH3), 1.99(s, 3H,
pT -CH3), 1.67(s, 3H, Tp -CH3), 1.61(m, 1H,Tp H
2").31 P-NMR (121.5MHz,アセトン-d6)δ-3.53ppm
%) TLC(クロロホルム:メタノール=10:1) Rf
0.301 H-NMR (600MHz, アセトン-d6)δ(ppm)9.55(s, 1H, -NH
-), 7.78(s, 1H, pT H6), 7.56(d, J=7.31Hz, 2H, 芳香
環), 7.43(d, J=5.94Hz, 2H,芳香環), 7.42(d,J=5.93H
z, 2H,芳香環), 7.36(dd, J=7.80, 7.80Hz, 2H, 芳香
環), 7.26(dd, J=7.34, 7.34Hz, 1H, 芳香環), 6.93(d,
J=8.94Hz, 4H,芳香環), 6.61(dd, J=5.05, 7.39Hz, 1
H, pT H1'), 6.28(dd, J=1.66, 8.73Hz, 1H, Tp H1'),
5.44(m, 1H,pT H3'), 5.09(s, 1H, Tp H6), 4.70(s, 1
H, -OH), 4.16-4.01(m, 6H, pT H4',H5', H5", Tp H3',
-OCH2CH2CN), 3.96(m, 1H, Tp H4'), 3.81(s, 6H, -OC
H3),3.60(dd, J=2.11, 10.71Hz, 1H, Tp H5'), 3.30(d
d, J=7.03, 10.72Hz, 1H, TpH5"), 3.05(m, 1H, pT H
2'), 2.89-2.77(m, -OCH2CH2CN, -OCOCH2CH2CO-), 2.62
(m, 1H, pT H2"), 2.57(m, 2H, -OCOCH2CH2CO-), 2.14
(m, 1H, Tp H2'), 2.13(s, 3H, -COCH3), 1.99(s, 3H,
pT -CH3), 1.67(s, 3H, Tp -CH3), 1.61(m, 1H,Tp H
2").31 P-NMR (121.5MHz,アセトン-d6)δ-3.53ppm
【0079】実施例3
【0080】
【化46】
【0081】実施例2で得られた化合物(3)239mg
(239μmol)をピリジン2.5mlに溶解し、これにヒ
ドラジン−水和物116μl のピリジン:酢酸=3:2
溶液3.0mlを加えて室温で撹拌した。5分後、氷冷下
アセトン1.0mlを加えてクロロホルム30mlで希釈
し、1%重曹水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥した
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム(生成物
は5%メタノール:クロロホルムで溶出された)で精製
し、溶媒を留去してRf 0.10(クロロホルム:メタ
ノール=10:1)のガラス状の化合物(4)
(239μmol)をピリジン2.5mlに溶解し、これにヒ
ドラジン−水和物116μl のピリジン:酢酸=3:2
溶液3.0mlを加えて室温で撹拌した。5分後、氷冷下
アセトン1.0mlを加えてクロロホルム30mlで希釈
し、1%重曹水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥した
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム(生成物
は5%メタノール:クロロホルムで溶出された)で精製
し、溶媒を留去してRf 0.10(クロロホルム:メタ
ノール=10:1)のガラス状の化合物(4)
【0082】
【化47】
【0083】(1H−NMRでレブリニル基の消失を確
認)を得た(収量184mg、204μmol 、収率85
%)。これをピリジン2.0mlに溶解し、N,N−ジイ
ソプロピルエチルアミン142μl (816μmol)と2
−シアノエチル−N,N−ジイソプロピルクロロホスホ
ルアミダイト91μl(408μmol)を加えて室温で撹拌
した。30分後、酢酸エチルを加えて2%重曹水と飽和
食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルのカラム(生成物は0.1%ピ
リジンを含む2%メタノール:クロロホルムで溶出され
た)で精製し、溶媒を留去した後クロロホルムに溶解し
てペンタン中に滴下した。この沈殿をクロロホルムに再
度溶解し、溶媒を留去して泡状物質の標記物質(5)を
得た。
認)を得た(収量184mg、204μmol 、収率85
%)。これをピリジン2.0mlに溶解し、N,N−ジイ
ソプロピルエチルアミン142μl (816μmol)と2
−シアノエチル−N,N−ジイソプロピルクロロホスホ
ルアミダイト91μl(408μmol)を加えて室温で撹拌
した。30分後、酢酸エチルを加えて2%重曹水と飽和
食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルのカラム(生成物は0.1%ピ
リジンを含む2%メタノール:クロロホルムで溶出され
た)で精製し、溶媒を留去した後クロロホルムに溶解し
てペンタン中に滴下した。この沈殿をクロロホルムに再
度溶解し、溶媒を留去して泡状物質の標記物質(5)を
得た。
【0084】収量149mg(135μmol 、収率66
%) TLC(クロロホルム:メタノール=10:1) Rf
0.411 H-NMR (600MHz, ピリジン-d5)δ(ppm)8.47(s, 1H, -N
H), 7.93(s, 1H, pT H6), 7.85(d, J=6.73Hz, 1H,芳香
環), 7.83(d, J=6.26Hz, 1H,芳香環), 7.71(d, J=7.37H
z, 2H,芳香環), 7.69(d, J=7.25Hz, 2H,芳香環), 7.48
(dd, J=7.74, 7.74Hz, 2H, 芳香環), 7.33(dd, J=7.05,
7.05Hz, 1H, 芳香環), 7.07(d, J=5.38Hz,4H,芳香環),
6.86(br s, 1H, pT H1'), 6.82(d, J=7.42Hz, 1H, Tp
H1'), 5.02(m, 1H, pT H3'), 4.37(m, 1H, Tp H3'), 4.
34-4.20(m, 5H, Tp H4', pT H4', -OH, -OCH2CH2CN),
3.95(m, 2H, Tp H5', -OCH2CH2CN ×1/2*), 3.75(s, 6
H, -OCH3), 3.72(m, 2H, Tp H5", -OCH2CH2CN ×1/2*),
3.61(m, 2H, -CH(CH3)2), 3.12-2.92(m, 6H, pT 2', H
5', -OCH2CH2CN×2), 2.89*, 2.80*(m, 1H, pT H5"),
2.72*, 2.62*(m, 1H, pT H2"), 2.36*, 2.32*(s, 3H, p
T -CH3), 2.27(m, 1H, TpH2'), 2.14(m, 1H, Tp H2"),
1.96(s, 3H, Tp -CH3), 1.17(d, J=7.00Hz, 6H,-CH(C
H3)2), 1.16(d, J=7.00Hz, 6H, -CH(CH3)2). ただし、* は異性体を表す。31 P-NMR (121.5MHz,ピリジン-d5)δ145.78, -4.16, -4.
44ppm
%) TLC(クロロホルム:メタノール=10:1) Rf
0.411 H-NMR (600MHz, ピリジン-d5)δ(ppm)8.47(s, 1H, -N
H), 7.93(s, 1H, pT H6), 7.85(d, J=6.73Hz, 1H,芳香
環), 7.83(d, J=6.26Hz, 1H,芳香環), 7.71(d, J=7.37H
z, 2H,芳香環), 7.69(d, J=7.25Hz, 2H,芳香環), 7.48
(dd, J=7.74, 7.74Hz, 2H, 芳香環), 7.33(dd, J=7.05,
7.05Hz, 1H, 芳香環), 7.07(d, J=5.38Hz,4H,芳香環),
6.86(br s, 1H, pT H1'), 6.82(d, J=7.42Hz, 1H, Tp
H1'), 5.02(m, 1H, pT H3'), 4.37(m, 1H, Tp H3'), 4.
34-4.20(m, 5H, Tp H4', pT H4', -OH, -OCH2CH2CN),
3.95(m, 2H, Tp H5', -OCH2CH2CN ×1/2*), 3.75(s, 6
H, -OCH3), 3.72(m, 2H, Tp H5", -OCH2CH2CN ×1/2*),
3.61(m, 2H, -CH(CH3)2), 3.12-2.92(m, 6H, pT 2', H
5', -OCH2CH2CN×2), 2.89*, 2.80*(m, 1H, pT H5"),
2.72*, 2.62*(m, 1H, pT H2"), 2.36*, 2.32*(s, 3H, p
T -CH3), 2.27(m, 1H, TpH2'), 2.14(m, 1H, Tp H2"),
1.96(s, 3H, Tp -CH3), 1.17(d, J=7.00Hz, 6H,-CH(C
H3)2), 1.16(d, J=7.00Hz, 6H, -CH(CH3)2). ただし、* は異性体を表す。31 P-NMR (121.5MHz,ピリジン-d5)δ145.78, -4.16, -4.
44ppm
【0085】実施例4 (6−4)8−mer 実施例3で得た化合物(5)の143mg(130μmol)
をアセトニトリル1.0mlに溶解してDNAシンセサイ
ザーに取付け、0.2μmol のデオキシグアノシン−C
PGカラムを用いてd(GTAT(6−4)TATG)
を合成した。化合物(5)のカップリングのみの反応時
間を20分とした。合成終了後、オリゴヌクレオチドが
結合した固相担体を28%アンモニア水約2mlの中に浸
し、室温で放置した。2時間後、溶液を濾過してアンモ
ニア水を留去し、蒸留水1.0mlに溶解して一部を逆相
HPLCで分析した。326nmに吸収極大をもつ主生成
物が7〜11%アセトニトリルの20分間の濃度勾配で
保持時間11.2分に溶出された。このピークは光産物
をもたない8−mer(d(GTATTATG))に紫
外線を照射することにより得られた326nmに吸収極大
をもつ生成物と完全に一致した。この生成物を逆相HP
LCで分取することにより精製し、6.8A260 ユニッ
トの目的物が得られた。
をアセトニトリル1.0mlに溶解してDNAシンセサイ
ザーに取付け、0.2μmol のデオキシグアノシン−C
PGカラムを用いてd(GTAT(6−4)TATG)
を合成した。化合物(5)のカップリングのみの反応時
間を20分とした。合成終了後、オリゴヌクレオチドが
結合した固相担体を28%アンモニア水約2mlの中に浸
し、室温で放置した。2時間後、溶液を濾過してアンモ
ニア水を留去し、蒸留水1.0mlに溶解して一部を逆相
HPLCで分析した。326nmに吸収極大をもつ主生成
物が7〜11%アセトニトリルの20分間の濃度勾配で
保持時間11.2分に溶出された。このピークは光産物
をもたない8−mer(d(GTATTATG))に紫
外線を照射することにより得られた326nmに吸収極大
をもつ生成物と完全に一致した。この生成物を逆相HP
LCで分取することにより精製し、6.8A260 ユニッ
トの目的物が得られた。
【0086】実施例5 (6−4)30−mer (6−4)8−merと同様の方法で、d(CTCGT
CAGCATCT(6−4)TCATCATACAGT
CAGTG)を合成した。一部を逆相HPLCで分析す
ると、327nmに吸収極大をもつ主生成物が7〜13%
アセトニトリルの20分間の濃度勾配で保持時間12.
5分に溶出された。このものは陰イオン交換HPLCで
分析すると光産物を含まない30−mer(d(CTC
GTCAGCATCTTCATCATACAGTCAG
TG))と完全に一致した。この生成物を逆相HPLC
で分取することにより精製し、6.0A260 ユニットの
目的物が得られた。
CAGCATCT(6−4)TCATCATACAGT
CAGTG)を合成した。一部を逆相HPLCで分析す
ると、327nmに吸収極大をもつ主生成物が7〜13%
アセトニトリルの20分間の濃度勾配で保持時間12.
5分に溶出された。このものは陰イオン交換HPLCで
分析すると光産物を含まない30−mer(d(CTC
GTCAGCATCTTCATCATACAGTCAG
TG))と完全に一致した。この生成物を逆相HPLC
で分取することにより精製し、6.0A260 ユニットの
目的物が得られた。
Claims (8)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔式中、R1 は保護基を表し、R2 はメチル基又は2−
シアノエチル基を表し、R3 は 【化2】 (R5 はメチル基又は2−シアノエチル基を表し、R6
は−N(R′)(R″)基又はN−モルホリノ基、N−
ピロリジニル基もしくは2,2,6,6−テトラメチル
−N−ピペリジル基を表し、R′及びR″は、それぞれ
低級アルキル基を表す)を表す〕で示される(6−4)
光産物のカップリングユニット。 - 【請求項2】 R1 が4,4′−ジメトキシトリチル基
であり、R2 が2−シアノエチル基であり、R3 が2−
シアノエチル−N,N−ジアルキルホスホルアミダイト
基である、請求項1のカップリングユニット。 - 【請求項3】 式(V) 【化3】 (式中、R1 は保護基を表し、R2 はメチル基又は2−
シアノエチル基を表す)で示される化合物に、 【化4】 (式中、R5 はメチル基又は2−シアノエチル基を表
し、R6 は−N(R′)(R″)基又はN−モルホリノ
基、N−ピロリジニル基もしくは2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジル基を表し、R′及びR″はそれぞれ
低級アルキル基を表す)で示される化合物を反応させる
か、又は式(V)で示される化合物にトリ(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)ホスフィンを反応させた後
加水分解する、請求項1の式(I)の(6−4)光産物
のカップリングユニットを製造する方法。 - 【請求項4】 (1)式(II) 【化5】 (式中、R2 はメチル基又は2−シアノエチル基を表
し、R7 はレブリニル基又はt−ブチルジメチルシリル
基を表す)で示されるチミジン2量体に紫外線を照射し
て、式(III) 【化6】 (式中、R2 及びR7 は前述と同じ)で示される、(6
−4)光産物を得、 (2)次に5′−OH基を保護して、式(IV) 【化7】 (式中、R2 及びR7 は前述と同じ、R1 は保護基を表
す)の化合物とし、 (3)次に、3′−OHの保護基R7 を脱保護して、式
(V) 【化8】 (式中、R1 及びR2 は前述と同じ)の化合物を得、 (4)これに、 【化9】 (式中、R5 はメチル基又は2−シアノエチル基を表
し、R6 は−N(R′)(R″)基又はN−モルホリノ
基、N−ピロリジニル基もしくは2,2,6,6−テト
ラメチル−N−ピペリジル基を表し、R′及びR″はそ
れぞれ低級アルキル基を表す)で示される化合物を反応
させるか、又は式(V)で示される化合物にトリ(1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ホスフィンを反応さ
せた後加水分解する、請求項1の式(I)の(6−4)
光産物のカップリングユニットを製造する方法。 - 【請求項5】 R1 が4,4′−ジメトキシトリチル基
であり、R2 が2−シアノエチル基であり、R3 が2−
シアノエチル−N,N−ジアルキルホスホルアミダイト
基であり、R7 がレブリニル基である、請求項3又は4
のカップリングユニットを製造する方法。 - 【請求項6】 固相担体に結合した式(IX) 【化10】 (式中、R1 は保護基を表し、Bは 【化11】 を表し、R8 は保護基を表し、R9 は水素原子、メチル
基又は2−シアノエチル基を表し、mは1〜30を表
す)で示されるオリゴヌクレオチドの保護基R1 を脱保
護し、これに式(I) 【化12】 〔式中、R1 は前述と同じ、R2 はメチル基又は2−シ
アノエチル基を表し、R3 は 【化13】 (R5 はメチル基又は2−シアノエチル基を表し、R6
は−N(R′)(R″)基又はN−モルホリノ基、N−
ピロリジニル基もしくは2,2,6,6−テトラメチル
−N−ピペリジル基を表し、R′及びR″はそれぞれ低
級アルキル基を表す)を表す〕で示される(6−4)光
産物のカップリングユニットを反応させ、これを酸化す
る、式(X) 【化14】 (式中、R1 、R9 、B及びmは前述と同じ)で示され
る(6−4)光産物を含むオリゴヌクレオチドを製造す
る方法。 - 【請求項7】 固相に結合した式(VII) 【化15】 (式中、Bは 【化16】 を表し、R8 は保護基を表す)で示されるヌクレオシド
に、式(VIII) 【化17】 〔式中、R1 は保護基を表し、R3 は 【化18】 (R5 はメチル基又は2−シアノエチル基を表し、R6
は−N(R′)(R″)基又はN−モルホリノ基、N−
ピロリジニル基もしくは2,2,6,6−テトラメチル
−N−ピペリジル基を表し、R′及びR″はそれぞれ低
級アルキル基を表す)を表す〕で示されるヌクレオチド
を反応させ、これを酸化し、これを繰り返して、式(I
X) 【化19】 (式中、R1 及びBは前述と同じ。R9 は水素原子、メ
チル基又は2−シアノエチル基を表し、mは1〜30を
表す)で示されるオリゴヌクレオチドを得、 (2)次に保護基R1 を脱離した後、式(I) 【化20】 (式中、R2 はメチル基又は2−シアノエチル基を表
し、R1 及びR3 は前述と同じ)で示される(6−4)
光産物のカップリングユニットを反応させ、これを酸化
して、式(X) 【化21】 (式中、R1 、R9 、B及びmは前記と同じ)で示され
る(6−4)光産物を含むオリゴヌクレオチドを得、 (3)次に保護基R1 を脱離した後、前記式(VIII)で
示されるヌクレオチドを反応させ、これを酸化し、これ
を繰り返して、式(XI) 【化22】 (式中、R1 、R9 、B及びmは前記と同じ。nは1〜
30を表す)で示される(6−4)光産物を含む長鎖オ
リゴヌクレオチドを得、 (4)次に保護基R1 をはずした後、アンモニア水で処
理することにより、保護基R9 及びR8 を除去すると共
に、固体担体からはずして、式(XII) 【化23】 (式中、B′は 【化24】 を表し、m及びnは前述と同じ)で示される(6−4)
光産物を含むDNAを製造する方法。 - 【請求項8】 R1 が4,4′−ジメトキシトリチル基
であり、R3 が2−シアノエチル−N,N−ジアルキル
ホスホルアミダイト基であり、R8 がt−ブチルフェノ
キシアセチル基であり、R9 が2−シアノエチル基であ
る、請求項6又は7の(6−4)光産物を含むDNAを
製造する方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8136272A JPH09268196A (ja) | 1996-01-31 | 1996-05-30 | (6−4)光産物のカップリングユニット及びそれを含むdnaの製造法 |
US08/783,986 US5874568A (en) | 1996-01-31 | 1997-01-15 | Coupling unit of (6-4) photoproduct, process for preparing the same, process for preparing oligonucleotide containing (6-4) photoproduct by using the same and process for preparing DNA containing (6-4) photoproduct by using the same |
CA002195364A CA2195364A1 (en) | 1996-01-31 | 1997-01-17 | Coupling unit of (6-4) photoproduct, process for preparing the same, process for preparing oligonucleotide containing (6-4) photoproduct by using the same and process for preparing dna containing (6-4) photoproduct by using the same |
EP97100962A EP0787740A3 (en) | 1996-01-31 | 1997-01-22 | Coupling unit of (6-4)photoproduct, process for preparing the same, process for preparing oligonucleotide containing (6-4) photoproduct by using the same and process for preparing DNA containing (6-4) photoproduct by using the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-15236 | 1996-01-31 | ||
JP1523696 | 1996-01-31 | ||
JP8136272A JPH09268196A (ja) | 1996-01-31 | 1996-05-30 | (6−4)光産物のカップリングユニット及びそれを含むdnaの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268196A true JPH09268196A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=26351357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8136272A Pending JPH09268196A (ja) | 1996-01-31 | 1996-05-30 | (6−4)光産物のカップリングユニット及びそれを含むdnaの製造法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5874568A (ja) |
EP (1) | EP0787740A3 (ja) |
JP (1) | JPH09268196A (ja) |
CA (1) | CA2195364A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2836145B1 (fr) * | 2002-02-20 | 2004-07-02 | Centre Nat Rech Scient | Precurseurs de phosphoramidites, phosphoramidites obtenus et leur utilisation dans la preparation d'oligonucleotides renfermant des lesions photochimiques |
US20040058886A1 (en) * | 2002-08-08 | 2004-03-25 | Dharmacon, Inc. | Short interfering RNAs having a hairpin structure containing a non-nucleotide loop |
KR101084008B1 (ko) | 2008-10-07 | 2011-11-16 | 웅진코웨이주식회사 | 좌변기용 비데의 노즐 어셈블리 및 그 제어방법 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP8136272A patent/JPH09268196A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-15 US US08/783,986 patent/US5874568A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-01-17 CA CA002195364A patent/CA2195364A1/en not_active Abandoned
- 1997-01-22 EP EP97100962A patent/EP0787740A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2195364A1 (en) | 1997-08-01 |
EP0787740A3 (en) | 1998-02-11 |
US5874568A (en) | 1999-02-23 |
EP0787740A2 (en) | 1997-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5512668A (en) | Solid phase oligonucleotide synthesis using phospholane intermediates | |
US5359052A (en) | Chalcophospholanes useful in the synthesis of oligonucleoside phosphorothioates, phosphorodithioates and related selenates | |
US5278302A (en) | Polynucleotide phosphorodithioates | |
EP0815114B1 (en) | Nucleic acid synthesis using photoremovable protecting groups | |
EP0378615A1 (en) | Nucleoside and polynucleotide thiophosphoramidite and phosphorodithioate compounds and processes | |
AU711814B2 (en) | Nucleoside derivatives with photolabile protective groups | |
EP3660021B1 (en) | Photoresponsive nucleotide analog capable of photocrosslinking in visible light region | |
US5807837A (en) | Composition and method for the treatment or prophylaxis of viral infections using modified oligodeoxyribonucleotides | |
WO1990012022A1 (en) | Polynucleotide phosphorodithioates as therapeutic agents for retroviral infections | |
JPH09268196A (ja) | (6−4)光産物のカップリングユニット及びそれを含むdnaの製造法 | |
US20020146737A1 (en) | Nucleoside derivatives with photolabile protective groups | |
US7049432B2 (en) | Oligonucleotides having alkylphosphonate linkages and methods for their preparation | |
AU659078B2 (en) | Polynucleotide phosphorodithioates as therapeutic agents for retroviral infections | |
EP4249495A1 (en) | Method for the purification of polynucleotides and analogues thereof | |
EP4186914A1 (en) | Method for producing polynucleotides | |
JPH06135988A (ja) | ヌクレオシド誘導体 | |
US10927140B2 (en) | Compositions and methods for reverse automated nucleic acid synthesis | |
CA3235799A1 (en) | Method for producing polynucleotides | |
JPH06135989A (ja) | ヌクレオシド誘導体 | |
JP2006077013A (ja) | Rna合成に有用な水酸基の新規保護基を有する化合物 | |
JPH06502655A (ja) | オリゴ−2’−デオキシヌクレオチドおよび抗ウイルス活性を有する医薬物質としてのそれらの使用 | |
FR2836145A1 (fr) | Precurseurs de phosphoramidites, phosphoramidites obtenus et leur utilisation dans la preparation d'oligonucleotides renfermant des lesions photochimiques | |
JP2002069093A (ja) | チミングリコールの構築ブロック及びそれを有するdna | |
JPS6363695A (ja) | ヌクレオシドホスホロチオイツトを用いたオリゴヌクレオチドの固相合成法 | |
FR2612930A1 (fr) | Sondes oligonucleotidiques a |