JPH09268180A - ジオキソキナゾリン類の製造方法 - Google Patents

ジオキソキナゾリン類の製造方法

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JPH09268180A
JPH09268180A JP868997A JP868997A JPH09268180A JP H09268180 A JPH09268180 A JP H09268180A JP 868997 A JP868997 A JP 868997A JP 868997 A JP868997 A JP 868997A JP H09268180 A JPH09268180 A JP H09268180A
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JP
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phosgene
pyridines
halogen atom
group
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JP868997A
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Satoshi Komatsu
聖史 小松
Shinji Nishii
真二 西井
Hiroshi Ueda
博史 上田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ホスゲンを用いた工業的に有利なジオキソキ
ナゾリン類の製造方法を提供する。 【解決手段】 アントラニルアミド類(I)に、ピリジ
ン類とホスゲンとの反応 物を反応させることを特徴とするジオキソキナゾリン類
(II)の製造方法。 〔式中、Xは水素原子、アルキル基、アラルキル基等
を;R、Rは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、アルコキシ基、ジ(低級アルキル)アミノ基等
を;それぞれ表す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジオキソキナゾリ
ン類の製造方法に関し、詳しくは、対応するアントラニ
ルアミド類に、ピリジン類とホスゲンの反応物を反応さ
せることによるジオキソキナゾリン類の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ジオキ
ソキナゾリン類は、消炎剤、糖尿病合併症の治療剤等の
中間体として有用であり、その製造方法としては、アン
トラニルアミド類にカルボニルジイミダゾールを反応さ
せることにより製造することも知られている (例えば、
特開昭 62-96476 号公報) 。しかしながら、上記方法で
は、原料であるカルボニルジイミダゾールが高価である
という工業上の難点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる難
点を解決すべく、カルボニルジイミダゾールの代わりに
安価なホスゲンを用いる方法について、鋭意検討を重ね
た結果、ホスゲンを単に用いた場合には、目的物が全く
得られないにもかかわらず、ピリジン類にホスゲンを反
応させて得られるピリジン類とホスゲンの反応物を使用
すれば、目的物が容易に得られることを見出すととも
に、さらに種々の検討を加え本発明を完成した。
【0004】すなわち本発明は、(I)
【0005】(式中、R1,2 は、それぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン原子が置換し
ていることもある低級アルキル基、ハロゲン原子が置換
していることもあるアラルキル基、ハロゲン原子が置換
していることもあるアルコキシ基、ハロゲン原子が置換
していることもあるアルコキシカルボニル基又はYNR
34(Yは単なる結合、低級アルキレン基又はカルボニ
ル基を表す。R3,R4 はそれぞれ独立に低級アルキル基
又はN,R3,R4 が一緒になって他のヘテロ原子を含ん
でいることもある5員複素環若しくは6員複素環を表
す。他のヘテロ原子を含む場合は、該ヘテロ原子は置換
基を有することもできる。)を表す。Xは、水素原子、
ハロゲン原子が置換していることもある低級アルキル
基、ハロゲン原子が置換していることもあるアラルキル
基又はZCO25(Zは低級アルキレン基を、R5 は、
低級アルキル基又はアラルキル基を表す。) を表す。で
示されるアントラニルアミド類に、ピリジン類とホスゲ
ンとの反応物を反応させることを特徴とする式(II)
【0006】 (式中、R1,R2 はそれぞれ前記と同じ意味を表す。)
で示される工業的に優れたジオキソキナゾリン類の製造
方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明について、詳細に説明
する。本発明は、アントラニルアミド類(I)に、ピリ
ジン類とホスゲンとの反応物を反応させることを特徴と
するものであるが、ピリジン類としては、例えばピリジ
ン、2-、3-、4-ピコリン、2-、3-、4-クロルピリジン、
2,4-、2,6-ルチジン等が挙げられる。なかでもピリジン
が好ましく使用される。ピリジン類とホスゲンとの反応
物は、通常、有機溶媒とピリジン類の混合物にホスゲン
を導入する、有機溶媒にホスゲンを導入した後にピリジ
ン類を加える、有機溶媒にホスゲンを導入しながらピリ
ジン類を加える等の方法により製造される。
【0008】有機溶媒としては、反応に不活性な有機溶
媒、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エ
ーテル類、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル等のグライム類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪
族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、1,2-ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、ジク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、
酢酸ブチル等の脂肪酸エステル類、アセトニトリル等の
脂肪族ニトリル類などが挙げられる。なかでも環状エー
テル類、グライム類、芳香族炭化水素類が好ましく、よ
り好ましくは環状エーテル類とりわけテトラヒドロフラ
ンである。 有機溶媒は、ピリジン類に対して、通常0.
5 〜40重量倍程度、好ましくは1〜20重量倍程度使用さ
れる。
【0009】またホスゲンは、気体状態で導入しても、
加圧下に液体状態で導入しても良い。また有機溶媒に溶
解させたホスゲンを導入することもできる。ホスゲンは
ピリジン類に対して、通常0.1 〜2モル倍程度、好まし
くは0.3 〜1.5 モル倍程度導入される。ホスゲンの導入
口は、気相部、液相部いづれにあっても良いが、後者の
ばあいは、反応物が析出して導入口を閉塞させる場合も
あるのでこの点を配慮して実施する。ピリジン類とホス
ゲンの反応は、通常-10 〜60℃程度、好ましくは0〜50
℃程度で実施される。
【0010】本発明は、かくして得られるピリジン類と
ホスゲンとの反応物と、アントラニルアミド類(I)と
を反応させることを特徴とするものであるが、アントラ
ニルアミド類(I)における置換基R1,R2 は、それぞ
れ独立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン
原子が置換していることもある低級アルキル基、ハロゲ
ン原子が置換していることもあるアラルキル基、ハロゲ
ン原子が置換していることもあるアルコキシ基、ハロゲ
ン原子が置換していることもあるアルコキシカルボニル
基又はYNR34(Yは単なる結合、低級アルキレン基
又はカルボニル基を表す。R3,R4 はそれぞれ独立に低
級アルキル基又はN,R3,R4 が一緒になって他のヘテ
ロ原子を含んでいることもある5員複素環若しくは6員
複素環を表す。他のヘテロ原子を含む場合は、該ヘテロ
原子は置換基を有することもできる。)を表す。Xは、
水素原子、ハロゲン原子が置換していることもある低級
アルキル基、ハロゲン原子が置換していることもあるア
ラルキル基又はZCO25(Zは低級アルキレン基を、
5 は、低級アルキル基又はアラルキル基を表す。)を
表す。
【0011】ここで、ハロゲン原子としては、例えば塩
素、臭素、フッ素等が挙げられる。またハロゲン原子が
置換していることもある低級アルキル基としては、例え
ばメチル、エチル、プロピル、i-プロピル、ブチル、i-
ブチル、t-ブチル、ペンチル、i-ペンチル、ヘキシル等
の低級アルキル基、クロロメチル、ブロモメチル、クロ
ロプロピル等のモノハロ低級アルキル基、1,2-ジクロロ
エチル、1,2-ジブロモエチル、2,2-ジクロロエチル等の
ジハロ低級アルキル基、トリフルオロメチル等のトリハ
ロ低級アルキル基等が挙げられる。ハロゲン原子が置換
していることもあるアラルキル基としては、例えばベン
ジル、フェニルエチル、4-クロロベンジル、2,4-ジクロ
ロベンジル、2,4-ジブロモベンジル等が挙げられる。
【0012】またハロゲン原子が置換していることもあ
るアルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、i-プロポキシ、ブトキシ、i-ブトキシ、t-
ブトキシ、ペンチルオキシ、i-ペンチルオキシ、ヘキシ
ルオキシ等の低級アルコキシ基、クロロメトキシ、ブロ
モメトキシ、1-、2-クロロエトキシ、1-、2-、3-クロロ
プロポキシ、ジクロロメトキシ、シブロモメトキシ、1,
2-ジクロロエトキシ、2,2-ジクロロエトキシ、トリフル
オロメトキシ等のハロゲン原子で置換された低級アルコ
キシ基などが挙げられる。ハロゲン原子が置換している
こともあるアルコキシカルボニル基としては、例えば上
記と同様のハロゲン原子が置換していることもあるアル
コキシ基を有するカルボニル基等が挙げられる。
【0013】またYNR34 における低級アルキレン
基としては、例えばメチレン、ジメチレン、トリメチレ
ン、テトラメチレン等が挙げられ、NR34 における
低級アルキル基としてのR3,R4 としては、前記と同様
の低級アルキル基が挙げられ、この場合の具体例として
は、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピ
ルアミノ、ジブチルアミノ等が挙げられる。NR34
におけるN,R3,R4 が一緒になって他のヘテロ原子を
含んでいることもある5員複素環若しくは6員複素環を
表す場合の具体例としては、例えばピロリル、2H,4H-ピ
ロリル、ピロリジノ、ピラゾリル、ピペリジノ、モルホ
リノ、イミダゾリル等が挙げられる。他のヘテロ原子が
Nの場合は、Nは置換基を有することもできる。かかる
置換基としては、例えば前記と同様のハロゲン原子が置
換していることもある低級アルキル基、前記と同様のハ
ロゲン原子が置換していることもあるアラルキル基、低
級アルコキシ基が置換しているアラルキル基、低級アル
コキシ基が置換していることもあるフェニルカルボニル
基等が挙げられる。
【0014】またXにおけるハロゲン原子が置換してい
ることもある低級アラルキル基、ハロゲン原子が置換し
ていることもあるアラルキル基としては、例えば前記R
1,R 2 と同様のものが挙げられる。Zとしては、例えば
メチレン、メチルメチレン、ジメチレン、2-メチルジメ
チレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレ
ン、ヘキサメチレン等の直鎖状、分岐状の低級アルキレ
ンが挙げられる。好ましくはメチレン、メチルメチレン
である。またR5 としては、例えば前記R1,R 2 と同様
の低級アルキル基、アラルキル基等が挙げられる。
【0015】アントラニルアミド類(I)の代表的化合
物としては、例えばアントラニルアミド、3-、4-、5-、
6-クロロアントラニルアミド、3-、4-、5-、6-ブロモア
ントラニルアミド、3-、4-、5-、6-フルオロアントラニ
ルアミド、3,4-、3,5-、3,6-、4,5-、4,6-、5,6-ジクロ
ロアントラニルアミド、3,4-、3,5-、3,6-、4,5-、4,6
-、5,6-ジブロモアントラニルアミド、3,4-、3,5-、3,6
-、4,5-、4,6-、5,6-ジフルオロアントラニルアミド、3
-ブロモ-4- クロロアントラニルアミド、3-ブロモ-5-
クロロアントラニルアミド、3-ブロモ-6- クロロアント
ラニルアミド、4-ブロモ-3- クロロアントラニルアミ
ド、4-ブロモ-5- クロロアントラニルアミド、4-ブロモ
-6- クロロアントラニルアミド、5-ブロモ-3- クロロア
ントラニルアミド、5-ブロモ-4- クロロアントラニルア
ミド、5-ブロモ-6- クロロアントラニルアミド、6-ブロ
モ-3- クロロアントラニルアミド、6-ブロモ-4- クロロ
アントラニルアミド、6-ブロモ-5- クロロアントラニル
アミド、3-クロロ-4- フルオロアントラニルアミド、3-
ブロモ-4- フルオロアントラニルアミド、3,4,5-、3,4,
6-、3,5,6-、4,5,6-トリクロロアントラニルアミド、3,
4,5-、3,4,6-、3,5,6-、4,5,6-トリブロモアントラニル
アミド、3,4,5-、3,4,6-、3,5,6-、4,5,6-トリフルオロ
アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-ニトロアントラニ
ルアミド、3,4-、3,5-、3,6-、4,5-、4,6-、5,6-ジニト
ロアントラニルアミド、3-、4-、5-、6-メチルアントラ
ニルアミド、3-、4-、5-、6-エチルアントラニルアミ
ド、3-、4-、5-、6-クロロメチルアントラニルアミド、
【0016】3-、4-、5-、6-( クロロメトキシ) アント
ラニルアミド、3-、4-、5-、6-( ブロモメトキシ) アン
トラニルアミド、3-、4-、5-、6-(1- クロロエトキシ)
アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-(2- クロロエトキ
シ) アントラニルアミド、3,4-ジメチルアントラニルア
ミド、3,4-ジエチルアントラニルアミド、3-、4-、5-、
6-ベンジルアントラニルアミド、3-、4-、5-、6-(4- ク
ロロベンジル) アントラニルアミド、 3- 、4-、5-、6-
(4- ブロモベンジル) アントラニルアミド、3-(2- フェ
ニルエチル) アントラニルアミド、3-(2,4- ジクロロベ
ンジル) アントラニルアミド、3-(2,4- ジブロモベンジ
ル) アントラニルアミド、3-メトキシアントラニルアミ
ド、3-エトキシアントラニルアミド、3-、4-、5-、6-
(N,N- ジメチルアミノ) アントラニルアミド、3-(N,N-
ジエチルアミノ) アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-
(1- ピロリル) アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-(2
H,4H-ピロリル) アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-
(1- イミダゾリル) アントラニルアミド、3-、4-、5-、
6-(1- ピラゾリル) アントラニルアミド、3-、4-、5-、
6-( ピペリジノ) アントラニル酸アミド、3-、4-、5-、
6-( モルホリノ) アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-
(4- メチルピペリジノ) アントラニルアミド、N-メチル
アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-クロロ-N- メチル
アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-ブロモ-N- メチル
アントラニルアミド、3-、4-、5-、6-フルオロ-N- メチ
ルアントラニルアミド、N-エチルアントラニルアミド、
3-、4-、5-、6-クロロ-N- エチルアントラニルアミド、
3-、4-、5-、6-ブロモ-N- エチルアントラニルアミド、
3-、4-、5-、6-フルオロ-N- エチルアントラニルアミ
ド、N-( クロロメチル) アントラニルアミド、N-(2- ク
ロロエチル) アントラニルアミド、
【0017】N-(2- カルバモイルフェニル) アミノ酢酸
メチル、N-(2- カルバモイルフェニル) アミノ酢酸エチ
ル、N-(2- カルバモイルフェニル) アミノ酢酸プロピ
ル、N-(2- カルバモイルフェニル) アミノ酢酸i-プロピ
ル、N-(2- カルバモイルフェニル) アミノ酢酸ブチル、
N-(2- カルバモイルフェニル) アミノ酢酸t-ブチル、N-
(2- カルバモイルフェニル) アミノ酢酸ベンジル、N-(2
- カルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸メチ
ル、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢
酸エチル、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニル) ア
ミノ酢酸プロピル、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェ
ニル) アミノ酢酸i-プロピル、N-(2- カルバモイル-5-
クロロフェニル) アミノ酢酸ブチル、N-(2- カルバモイ
ル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸t-ブチル、N-(2- カ
ルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸ベンジル等
が挙げられる。
【0018】本発明は、かかるアントラニルアミド類
(I)とピリジン類とホスゲンとの反応物とを反応させ
るものであるが、反応させるにあたっては、通常、この
反応物にアントラニルアミド類(I)又はそれと溶媒と
の混合物を加えることにより実施される。ここで溶媒と
しては、前記と同様な反応に不活性な有機溶媒が挙げら
れる。もちろんピリジン類とホスゲンとの反応に用いた
溶媒と同じ溶媒であっても、異なる溶媒であっても良
い。 溶媒を用いる場合、その使用量はアントラニルア
ミド類(I)に対して、通常0.5 〜50重量倍程度、好ま
しくは1〜20重量倍程度である。またピリジン類とホス
ゲンとの反応物は、アントラニルアミド類(I)に対し
て、使用したピリジン類換算で、通常1〜20モル倍程
度、好ましくは2〜12モル倍程度使用される。ピリジン
類とホスゲンとの反応物とアントラニルアミド類(I)
の反応は、通常0〜100 ℃程度、好ましくは20〜80℃程
度の温度で実施される。
【0019】またアントラニルアミド類(I) を加える
際にアントラニルアミド類(I)とともにアミン類を加
える、又はアントラニルアミド類(I)を加えた後にア
ミン類を加えることにより反応をより円滑に進行させる
こともでき、ホスゲンをピリジン類に対して0.5 〜1.5
モル倍程度使用した場合は、特に効果的である。かかる
アミン類としては、前記したと同様のピリジン類、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、エチルジイソプロピ
ルアミン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリ
ン等の第3級アミン類などが挙げられる。アミン類の使
用量は、ピリジン類との反応に使用したホスゲンに対し
て、0.1〜5モル倍程度、好ましくは0.3 〜2モル倍程
度使用される。
【0020】かくして、目的とするジオキソキナゾリン
類(II)が生成するが、反応混合物からこれを取り出すに
あたっては、先ず残存するピリジン類とホスゲンの反応
物を除害するのが通常である。かかる除害方法として
は、例えば塩基を加える方法等があげられる。またピリ
ジンをホスゲンに対して2倍モル以上使用している場合
は、水、酸の水溶液等を加えても良い。除害後の反応混
合物から、例えば有機溶媒を一部又は全部留去した後、
濾過等の分離手段を施すことにより、ジオキソキナゾリ
ン類(II)を取り出すことができる。得られたジオキソキ
ナゾリン類(II)は、必要に応じてさらに精製することも
できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、アントラニルアミド類
(I)に、ピリジン類とホスゲンとの反応物を反応させ
ることにより、容易にジオキソキナゾリン類(II)を製造
することができ、またピリジン類とホスゲンとの反応物
も安価なホスゲンから容易に製造し得るので、本発明は
工業的に有利である。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0023】実施例1 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの100ml フラスコに
テトラヒドロフラン(THF) 25g 、ピリジン 7.9g をいれ
て5℃まで冷却した後、ホスゲンを気相部に0.2g/分の
流速で20分間導入した。次いで、45℃まで加熱した後、
N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エ
チル2.57g とテトラヒドロフラン(THF) 25g からなる混
合物を2時間かけて加え、同温度で3時間保温攪拌を続
けた。反応後、水を加えた後、反応液を高速液体クロマ
トグラフィーで分析したところ、N-(2- カルバモイル-5
- クロロフェニル) アミノ酢酸エチルの転化率は100%
であり、2-(7- クロロ-1,2,3,4- テトラヒドロ-2,4- ジ
オキソキナゾリン-1-イル) 酢酸エチルが 1.98g( 収率7
0%) 生成していることがわかった。次いで、減圧濃縮
して得られた固体を濾過、N-メチルピロリドンより再結
晶することにより、2-(7- クロロ-1,2,3,4- テトラヒド
ロ-2,4- ジオキソキナゾリン-1- イル) 酢酸エチル 1.
48g(純度98%) を得た。
【0024】実施例2 実施例1において、THF を25g から13g に、ピリジンを
7.9g から3.9gに、ホスゲンの導入時間を20分から10分
に変更する以外は、実施例1に準拠して実施した。N-(2
-カルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチル
の転化率は100 %であり、2-(7- クロロ-1,2,3,4- テト
ラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾリン-1- イル) 酢酸エチ
ルの生成量は1.73g(収率61%) であった。
【0025】実施例3 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの300ml フラスコに
THF46g、ピリジン 30gをいれて5℃まで冷却した後、ホ
スゲンを気相部に0.4g/分の流速で37分間導入した。次
いで、60℃まで加熱した後、N-(2- カルバモイル-5- ク
ロロフェニル) アミノ酢酸エチル15.4g とTHF 77g から
なる混合物を40分間かけて加え、同温度で2時間保温攪
拌を続けた。反応後、実施例1に準拠して分析したとこ
ろ、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢
酸エチルの転化率は100 %であり、2-(7- クロロ-1,2,
3,4-テトラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾリン-1- イル)
酢酸エチルの生成量は13.7g(収率81%) であった。
【0026】実施例4 実施例3において、ピリジンを15g 用い、N-(2- カルバ
モイル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチルとTHF か
らなる混合物を加えた後、保温時間を30分とし、次いで
ピリジン15g を20分間かけて加え、60℃で1時間保温す
る以外は実施例3に準拠して実施した。N-(2-カルバモ
イル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチルの転化率は
98 %であり、2-(7- クロロ-1,2,3,4- テトラヒドロ-
2,4- ジオキソキナゾリン-1- イル) 酢酸エチルの生成
量は15.6g(収率92%) であった。
【0027】実施例5 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの300ml フラスコに
THF 77g 、ピリジン12g をいれて5℃まで冷却した後、
ホスゲンを気相部に0.4 g /分の流速で30分間導入し
た。次いで、45℃まで加熱した後、N-(2- カルバモイル
-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチル7.7gとTHF 62g
からなる混合物を2時間かけて加え、同温度で30分間保
温攪拌を続けた。反応後、実施例1に準拠して分析した
ところ、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニル) アミ
ノ酢酸エチルの転化率は98%であり、2-(7- クロロ-1,
2,3,4- テトラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾリン-1- イ
ル) 酢酸エチルの生成量は6g( 収率71%) であった。
【0028】実施例6 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの500ml フラスコに
トルエン154g、ピリジン24g をいれて5℃まで冷却した
後、ホスゲンを気相部に0.4g/分の流速で60分間導入し
た。次いで、60℃まで加熱した後、N-(2- カルバモイル
-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチル15.4g とトルエ
ン154gからなる混合物を40分間かけて加え、同温度で30
分間保温攪拌を続けた。次いで、ピリジン24g 、トルエ
ン31g からなる混合物を30分かけて加え、同温度で30分
間保温を続けた。反応後、実施例1に準拠して分析した
ところ、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニル) アミ
ノ酢酸エチルの転化率は99%であり、2-(7- クロロ-1,
2,3,4- テトラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾリン-1- イ
ル) 酢酸エチルの生成量は12.9g(収率 76 %) であっ
た。
【0029】実施例7 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの500ml フラスコに
トルエン77g 、ピリジン15g をいれて5℃まで冷却した
後、ホスゲンを気相部に0.4g/分の流速で37分間導入し
た。次いで、60℃まで加熱した後、N-(2- カルバモイル
-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチル15.4g 、ピリジ
ン15g 、トルエン154gからなる混合物を90分間かけて加
えて同温度で45分間保温した。反応後、実施例1に準拠
して分析したところ、N-(2- カルバモイル-5- クロロフ
ェニル) アミノ酢酸エチルの転化率は99%であり、2-(7
- クロロ-1,2,3,4- テトラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾ
リン-1- イル) 酢酸エチルの生成量は13.2g(収率78%)
であった。
【0030】実施例8 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの300ml フラスコに
ジグライム66g 、ピリジン10g をいれて5℃まで冷却し
た後、ホスゲンを気相部に0.2g/分の流速で50分間導入
した。次いで、45℃まで加熱した後、N-(2- カルバモイ
ル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチル7.7 g とジグ
ライム62g からなる混合物を40分間かけて加え、同温度
で30分間保温攪拌を続けた。次いで、ピリジン10g 、ジ
グライム13g からなる混合物を20分かけて加え、同温度
で1時間保温を続けた。反応後、実施例1に準拠して分
析したところ、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニ
ル) アミノ酢酸エチルの転化率は100 %であり、2-(7-
クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾリ
ン-1- イル) 酢酸エチルの生成量は7.5 g(収率89%) で
あった。
【0031】実施例9 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの300ml フラスコに
THF 77g 、トルエン77g 、ピリジン24g をいれて5℃ま
で冷却した後、ホスゲンを気相部に0.4g/分の流速で60
分間導入した。次いで、45℃まで加熱した後、N-(2- カ
ルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチル15.4
g とTHF77g、トルエン77g からなる混合物を40分間かけ
て加えて60℃で1時間保温攪拌を続けた。次いで、ピリ
ジン24g 、トルエン31g からなる混合物を20分かけて加
え、同温度で30分間保温を続けた。反応後、実施例1に
準拠して分析したところ、N-(2- カルバモイル-5- クロ
ロフェニル) アミノ酢酸エチルの転化率は100 %であ
り、2-(7- クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4- ジオキ
ソキナゾリン-1- イル) 酢酸エチルの生成量は14.9g(収
率 88 %) であった。
【0032】比較例1 実施例2において、ピリジンを用いずにホスゲンを導入
し、次いで5℃でN-(2- カルバモイル-5- クロロフェニ
ル) アミノ酢酸エチルとTHF からなる混合物を加え、45
℃まで加熱した後同温度で保温攪拌を続ける以外は、実
施例2に準拠して実施した。N-(2-カルバモイル-5- ク
ロロフェニル) アミノ酢酸エチルの転化率は75.9%であ
り、2-(7- クロロ-1,2,3,4- テトラヒドロ-2,4- ジオキ
ソキナゾリン-1- イル) 酢酸エチルは全く生成しなかっ
た。
【0033】比較例2 実施例2において、ピリジンを用いずにホスゲンを導入
し、次いで5℃でN-(2- カルバモイル-5- クロロフェニ
ル) アミノ酢酸エチルとTHF からなる混合物を加え、45
℃まで加熱した後にピリジンを 3.9g を加え、同温度で
保温攪拌を続ける以外は、実施例2に準拠して実施し
た。N-(2-カルバモイル-5- クロロフェニル) アミノ酢
酸エチルの転化率は90.6%であり、2-(7- クロロ-1,2,
3,4- テトラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾリン-1- イル)
酢酸エチルは全く生成しなかった。
【0034】比較例3 実施例2において、THF 13g 、N-(2- カルバモイル-5-
クロロフェニル) アミノ酢酸エチル2.57g とピリジン
3.9g からなる混合物にホスゲンを導入し、次いで、45
℃まで加熱し同温度で3時間保温攪拌を続ける以外は、
実施例2に準拠して実施した。N-(2-カルバモイル-5-
クロロフェニル) アミノ酢酸エチルの転化率は 9.8%で
あり、2-(7- クロロ-1,2,3,4- テトラヒドロ-2,4- ジオ
キソキナゾリン-1- イル) 酢酸エチルの収率は2%であ
った。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】実施例5 窒素雰囲気下、冷却器(-20℃) 付きの300ml フラスコに
THF 77g 、ピリジン12g をいれて5℃まで冷却した後、
ホスゲンを気相部に0.4 g /分の流速で30分間導入し
た。次いで、45℃まで加熱した後、N-(2- カルバモイル
-5- クロロフェニル) アミノ酢酸エチル7.7gとTHF 62g
からなる混合物を2時間かけて加え、同温度で30分間保
温攪拌を続けた。次いでトリエチルアミン15g 、TH15g
からなる混合物を30分間かけて加えた後、同温度で30分
間攪拌を続けた。反応後、実施例1に準拠して分析した
ところ、N-(2- カルバモイル-5- クロロフェニル) アミ
ノ酢酸エチルの転化率は98%であり、2-(7- クロロ-1,
2,3,4- テトラヒドロ-2,4- ジオキソキナゾリン-1- イ
ル) 酢酸エチルの生成量は6g( 収率71%) であった。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) (式中、R1,2 は、それぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、ニトロ基、ハロゲン原子が置換していることも
    ある低級アルキル基、ハロゲン原子が置換していること
    もあるアラルキル基、ハロゲン原子が置換していること
    もあるアルコキシ基、ハロゲン原子が置換していること
    もあるアルコキシカルボニル基又はYNR34(Yは単
    なる結合、低級アルキレン基又はカルボニル基を表す。
    3,R4 はそれぞれ独立に低級アルキル基又はN,R3,
    4 が一緒になって他のヘテロ原子を含んでいることも
    ある5員複素環若しくは6員複素環を表す。他のヘテロ
    原子を含む場合は、該ヘテロ原子は置換基を有すること
    もできる。)を表す。Xは、水素原子、ハロゲン原子が
    置換していることもある低級アルキル基、ハロゲン原子
    が置換していることもあるアラルキル基又はZCO25
    (Zは低級アルキレン基を、R5 は、低級アルキル基又
    はアラルキル基を表す。) を表す。で示されるアントラ
    ニルアミド類に、ピリジン類とホスゲンとの反応物を反
    応させることを特徴とする式(II) (式中、R1,R2 はそれぞれ前記と同じ意味を表す。)
    で示されるジオキソキナゾリン類の製造方法。
  2. 【請求項2】ピリジン類とホスゲンとを反応させた後、
    該反応混合物に請求項1記載の式(I)で示されるアン
    トラニルアミド類を加えることを特徴とする請求項1記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】ピリジン類をアントラニルアミド類(I)
    に対して、1〜20モル倍使用することを特徴とする請求
    項1〜2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】ホスゲンをピリジン類に対して、0.1 〜2
    モル倍使用することを特徴とする請求項1〜3に記載の
    製造方法。
  5. 【請求項5】アントラニルアミド類を加える際にアント
    ラニルアミド類とともにアミン類を加える、又はアント
    ラニルアミド類を加えた後にアミン類を加えることを特
    徴とする請求項2〜4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】アミン類の使用量が反応させたホスゲンに
    対して0.1 〜 5モル倍であることを特徴とする請求項5
    に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】アミン類がピリジン類、第3級アミン類か
    ら選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求
    項5〜6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】ピリジン類が、ピリジン、2-、3-、4-ピコ
    リン、2-、3-、4-クロルピリジン、2,4-、2,6-ルチジン
    から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3又は7
    に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】第3級アミン類が、トリエチルアミン、ト
    リブチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、N,N-ジ
    メチルアニリン、N,N-ジエチルアニリンから選ばれる少
    なくとも1種であることを特徴とする請求項7に記載の
    製造方法。
  10. 【請求項10】有機溶媒の存在下で実施することを特徴
    とする請求項1〜9に記載の製造方法。
  11. 【請求項11】有機溶媒が、環状エーテル類、グライム
    類、芳香族炭化水素類、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化
    炭化水素類、脂肪酸エステル類、脂肪族ニトリル類から
    選ばれる少なくとも1種である請求項10に記載の製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012017279A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Mitsui Chemicals Inc ベンゾイレン尿素またはその誘導体の製造方法および化合物

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