JPH09267920A - 連続式アンローダのバケット取付け構造 - Google Patents
連続式アンローダのバケット取付け構造Info
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- JPH09267920A JPH09267920A JP7725996A JP7725996A JPH09267920A JP H09267920 A JPH09267920 A JP H09267920A JP 7725996 A JP7725996 A JP 7725996A JP 7725996 A JP7725996 A JP 7725996A JP H09267920 A JPH09267920 A JP H09267920A
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- Japan
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- bucket
- bracket
- flange
- lock pin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】バケットに作用する掘削抵抗を十分に受けるだ
けの強度を持つと共にバケットの取り付けが容易な連続
式アンローダのバケット取付け構造を提供する。 【解決手段】チェーン12に板状のブラケット24が固
定され、バケット9のフランジ30が、横方向から上記
ブラケット24に当接する。上記ブラケット24には、
フランジ30の上端面30aと上下方向で対向する段部
31が形成される。ブラケット24の接合面にフランジ
30を当接した状態でブラケット24側のピン穴とフラ
ンジ側のピン穴とを同軸にしてロックピン32が打ち込
まれて締結される。さらに、ブラケット24とフランジ
30とが図示しない締め付けボルトで締結される。
けの強度を持つと共にバケットの取り付けが容易な連続
式アンローダのバケット取付け構造を提供する。 【解決手段】チェーン12に板状のブラケット24が固
定され、バケット9のフランジ30が、横方向から上記
ブラケット24に当接する。上記ブラケット24には、
フランジ30の上端面30aと上下方向で対向する段部
31が形成される。ブラケット24の接合面にフランジ
30を当接した状態でブラケット24側のピン穴とフラ
ンジ側のピン穴とを同軸にしてロックピン32が打ち込
まれて締結される。さらに、ブラケット24とフランジ
30とが図示しない締め付けボルトで締結される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船倉内の荷を掘削
して連続して陸揚げを行うバケットエレベータ形の連続
式アンローダに係り、特に、バケットエレベータに使用
されるバケットの取付け構造に関するものである。
して連続して陸揚げを行うバケットエレベータ形の連続
式アンローダに係り、特に、バケットエレベータに使用
されるバケットの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バケットエレベータ形の連続式アンロー
ダは、岸壁に沿って移動可能な走行フレーム上に旋回フ
レームが旋回可能に支持され、その旋回フレームから横
方向に突設されたブームの先端部にバケットエレベータ
が支持されている。そのバケットエレベータは、例えば
その軸が常に鉛直方向となるようにして設置されると共
に、エレベータシャフト内をエンドレスに移動して周回
するチェーンバケットを備えて構成される(図1参
照)。
ダは、岸壁に沿って移動可能な走行フレーム上に旋回フ
レームが旋回可能に支持され、その旋回フレームから横
方向に突設されたブームの先端部にバケットエレベータ
が支持されている。そのバケットエレベータは、例えば
その軸が常に鉛直方向となるようにして設置されると共
に、エレベータシャフト内をエンドレスに移動して周回
するチェーンバケットを備えて構成される(図1参
照)。
【0003】上記チェーンバケットは、複数のスプロケ
ットに沿って少なくとも下方から上方に向けて移動しな
がら周回するチェーンに複数のバケットが取り付けられ
て構成され、その下部が荷を掘削する掻き取り部が形成
される。このとき、バケット及びチェーンの大きさや重
量のために、バケットは二本のチェーンの間に吊るすよ
うにして取り付けられる。
ットに沿って少なくとも下方から上方に向けて移動しな
がら周回するチェーンに複数のバケットが取り付けられ
て構成され、その下部が荷を掘削する掻き取り部が形成
される。このとき、バケット及びチェーンの大きさや重
量のために、バケットは二本のチェーンの間に吊るすよ
うにして取り付けられる。
【0004】上記チェーンへのバケットの取付けは、例
えば、図8に示すように、当該チェーン50のピン51
に突設された各ブラケット52にバケット53の取付け
部55を連結することで行われる。
えば、図8に示すように、当該チェーン50のピン51
に突設された各ブラケット52にバケット53の取付け
部55を連結することで行われる。
【0005】詳説すると、バケット53から左右に延設
された形鋼製連結部材54の両端部に板状の取付け部5
5が設けられ、その取付け部55を横方向から上記ブラ
ケット52に当接して両者52,55の接合面を合わせ
た状態で、例えば,4本の締め付けボルト56で締結さ
れることで行われている。
された形鋼製連結部材54の両端部に板状の取付け部5
5が設けられ、その取付け部55を横方向から上記ブラ
ケット52に当接して両者52,55の接合面を合わせ
た状態で、例えば,4本の締め付けボルト56で締結さ
れることで行われている。
【0006】そして、上記構成のアンローダでは、上記
バケットエレベータを船倉内に立てた状態で、上記チェ
ーンバケット53を移動周回させると、船倉内に挿入さ
れた掻き取り部において、順次、バケット53で荷の掘
削が行われて当該バケット53内に石炭や鉱石等のバラ
荷が順次、掻き取られ、そのままエレベータシャフトを
構成するコラム部材内に沿ってバケットエレベータ最上
部まで運ばれ、続いて当該最上部でスプロケットに沿っ
て回転するチェーン50に伴って転回する。このバケッ
ト53の転回によって、各バケット53内の荷は、バケ
ットエレベータ最上部に設けられた排出用シュートを介
して、当該バケットエレベータ最上部の外周に配置され
た回転フィーダに排出される。この回転フィーダに排出
された荷は、当該回転フィーダを介して上記ブーム上に
設置されたベルトコンベヤに乗り継ぎ、上記旋回フレー
ムのシュート部まで運ばれて、当該シュート部によって
直接又は機内のコンベヤを乗り継いで地上側設備に搬出
される。
バケットエレベータを船倉内に立てた状態で、上記チェ
ーンバケット53を移動周回させると、船倉内に挿入さ
れた掻き取り部において、順次、バケット53で荷の掘
削が行われて当該バケット53内に石炭や鉱石等のバラ
荷が順次、掻き取られ、そのままエレベータシャフトを
構成するコラム部材内に沿ってバケットエレベータ最上
部まで運ばれ、続いて当該最上部でスプロケットに沿っ
て回転するチェーン50に伴って転回する。このバケッ
ト53の転回によって、各バケット53内の荷は、バケ
ットエレベータ最上部に設けられた排出用シュートを介
して、当該バケットエレベータ最上部の外周に配置され
た回転フィーダに排出される。この回転フィーダに排出
された荷は、当該回転フィーダを介して上記ブーム上に
設置されたベルトコンベヤに乗り継ぎ、上記旋回フレー
ムのシュート部まで運ばれて、当該シュート部によって
直接又は機内のコンベヤを乗り継いで地上側設備に搬出
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにバケット
53で船倉内の荷を掘削して掻き取る際、図9に示すよ
うに、バケット53に掘削抵抗Fが働き、当該バケット
53とブラケット52との取付け部に回転モーメントが
負荷される。この掘削抵抗Fによる回転モーメントは、
例えば鉱石の荷揚げ等、高掘削抵抗Fの原料の荷揚げの
際には、数10万N・mにも及ぶ。なお、上記図8では
2本の締め付けボルト56で取り付けた状態を示してい
る。
53で船倉内の荷を掘削して掻き取る際、図9に示すよ
うに、バケット53に掘削抵抗Fが働き、当該バケット
53とブラケット52との取付け部に回転モーメントが
負荷される。この掘削抵抗Fによる回転モーメントは、
例えば鉱石の荷揚げ等、高掘削抵抗Fの原料の荷揚げの
際には、数10万N・mにも及ぶ。なお、上記図8では
2本の締め付けボルト56で取り付けた状態を示してい
る。
【0008】この回転モーメントに対して、従来では、
ボルト56の締結により圧着したブラケット52の接合
面と取付け部55の接合面との間の摩擦力で支持させる
ようにしているが、バケットエレベータの運転時の振動
でボルト56の締結が緩み上記摩擦力が弱まることがあ
る。このとき一般に、強度上の問題からボルト56には
剪断力を作用させないようにするが、上記のように摩擦
力が弱まるとボルト56に剪断力PM が作用し、最悪の
場合には、ボルト56が破断するおそれがあるという問
題がある。
ボルト56の締結により圧着したブラケット52の接合
面と取付け部55の接合面との間の摩擦力で支持させる
ようにしているが、バケットエレベータの運転時の振動
でボルト56の締結が緩み上記摩擦力が弱まることがあ
る。このとき一般に、強度上の問題からボルト56には
剪断力を作用させないようにするが、上記のように摩擦
力が弱まるとボルト56に剪断力PM が作用し、最悪の
場合には、ボルト56が破断するおそれがあるという問
題がある。
【0009】これに対して、図10に示すように、2本
以上のロックピン58を用いて上記ブラケット52と取
付け部55とを連結することで上記剪断力PM に抵抗さ
せることも考えられる。しかし、ロックピン58の機能
を発揮させるには、ピン58とピン穴の嵌め合いが中間
ばめ程度必要であり、ブラケット52側と取付け部55
側の各ピン穴の位置関係には0.05mm程度の寸法精度
が要求される。このため、上記のように2本以上のロッ
クピン58を使用することは、バケット53の製造コス
トが高くなり、また、メンテナンス費用の増大を招く。
さらに、バケット53の取付けの際に、重量物であるバ
ケット53とブラケット52との位置合わせを精度良く
行うことが要求され、取付け作業に手間が掛かるという
問題もある。
以上のロックピン58を用いて上記ブラケット52と取
付け部55とを連結することで上記剪断力PM に抵抗さ
せることも考えられる。しかし、ロックピン58の機能
を発揮させるには、ピン58とピン穴の嵌め合いが中間
ばめ程度必要であり、ブラケット52側と取付け部55
側の各ピン穴の位置関係には0.05mm程度の寸法精度
が要求される。このため、上記のように2本以上のロッ
クピン58を使用することは、バケット53の製造コス
トが高くなり、また、メンテナンス費用の増大を招く。
さらに、バケット53の取付けの際に、重量物であるバ
ケット53とブラケット52との位置合わせを精度良く
行うことが要求され、取付け作業に手間が掛かるという
問題もある。
【0010】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、バケットに入力される回転モーメント
を十分に受けるだけの強度を持つと共にバケットの取り
付けが容易な連続式アンローダのバケット取付け構造を
提供することを課題としている。
なされたもので、バケットに入力される回転モーメント
を十分に受けるだけの強度を持つと共にバケットの取り
付けが容易な連続式アンローダのバケット取付け構造を
提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載した連続式アンローダ
のバケット取付け構造は、複数のバケットを取り付けた
チェーンがエレベータシャフトに沿って周回するバケッ
トエレベータを備え、その下部に設けられた掻き取り部
で順次バケット内に荷を掻き取って垂直運搬することで
連続的に荷揚げを行う連続式アンローダにおける、上記
チェーンに固定されたブラケットに横方向から上記バケ
ットの取付け部を当接して両者を連結する連続式アンロ
ーダのバケット取付け構造において、上記ブラケットと
上記取付け部とを同軸に貫通するピン穴と、そのピン穴
に打ち込まれて上記ブラケット及び取付け部を連結する
1本のロックピンと、上記ブラケット及び取付け部の少
なくとも一方に設けられて上記ロックピンを軸とした上
記ブラケットに対する取付け部の所定回転角以上の回転
変位を阻止する拘束部と、を備えることを特徴としてい
る。
に、本発明のうち請求項1に記載した連続式アンローダ
のバケット取付け構造は、複数のバケットを取り付けた
チェーンがエレベータシャフトに沿って周回するバケッ
トエレベータを備え、その下部に設けられた掻き取り部
で順次バケット内に荷を掻き取って垂直運搬することで
連続的に荷揚げを行う連続式アンローダにおける、上記
チェーンに固定されたブラケットに横方向から上記バケ
ットの取付け部を当接して両者を連結する連続式アンロ
ーダのバケット取付け構造において、上記ブラケットと
上記取付け部とを同軸に貫通するピン穴と、そのピン穴
に打ち込まれて上記ブラケット及び取付け部を連結する
1本のロックピンと、上記ブラケット及び取付け部の少
なくとも一方に設けられて上記ロックピンを軸とした上
記ブラケットに対する取付け部の所定回転角以上の回転
変位を阻止する拘束部と、を備えることを特徴としてい
る。
【0012】この発明においては、一本のロックピンで
ブラケットと取付け部とを連結することで、取付け部
は、ブラケットに対してロックピンを軸として回転可能
な状態となるが、所定回転角以上の回転変位は、上記ブ
ラケット及び取付け部の少なくとも一方に設けられた段
部等からなる拘束部で阻止される。
ブラケットと取付け部とを連結することで、取付け部
は、ブラケットに対してロックピンを軸として回転可能
な状態となるが、所定回転角以上の回転変位は、上記ブ
ラケット及び取付け部の少なくとも一方に設けられた段
部等からなる拘束部で阻止される。
【0013】従って、掘削時の掘削抵抗によりバケット
の取付け部に入力された回転モーメントは、ロックピン
による剪断抵抗力と、拘束部における接触抵抗力で負担
することになる。
の取付け部に入力された回転モーメントは、ロックピン
による剪断抵抗力と、拘束部における接触抵抗力で負担
することになる。
【0014】また、取付けに使用するロックピンは1本
であるので、取付け時のピン穴の位置合わせは一か所の
みとなる。ここで、上記拘束部は、取付け部を所定回転
角以上の回転変位を許容した状態でロックピン周りの回
転変位を阻止するので、上記ブラケット側のピン穴と取
付け部側のピン穴の位置合わせ作業に支障を生じること
はない。
であるので、取付け時のピン穴の位置合わせは一か所の
みとなる。ここで、上記拘束部は、取付け部を所定回転
角以上の回転変位を許容した状態でロックピン周りの回
転変位を阻止するので、上記ブラケット側のピン穴と取
付け部側のピン穴の位置合わせ作業に支障を生じること
はない。
【0015】次に、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載された構成に対し、上記ロックピンとは別に、
上記ブラケットと取付け部とを圧着させる締め付けボル
トを備えることを特徴としている。
1に記載された構成に対し、上記ロックピンとは別に、
上記ブラケットと取付け部とを圧着させる締め付けボル
トを備えることを特徴としている。
【0016】上記請求項1の発明では、一本のロックピ
ンによってブラケットと取付け部とを連結するため、つ
まり一点でのみ連結する構造となるので、当該ブラケッ
トの接合面と取付け部の接合面とが離れる可能性がある
が、本発明では、別途、締め付けボルトで締結すること
で、ブラケットと取付け部とが圧着し、取付け部が相対
的にブラケットから離れることが防止される。
ンによってブラケットと取付け部とを連結するため、つ
まり一点でのみ連結する構造となるので、当該ブラケッ
トの接合面と取付け部の接合面とが離れる可能性がある
が、本発明では、別途、締め付けボルトで締結すること
で、ブラケットと取付け部とが圧着し、取付け部が相対
的にブラケットから離れることが防止される。
【0017】ここで、ボルトとボルト穴の隙間は、上記
ロックピンとピン穴の隙間よりも大きく設定できるの
で、上記ボルトに上記回転モーメントによる剪断力が負
荷しないようにボルトとボルト穴の隙間を設定すること
ができる。
ロックピンとピン穴の隙間よりも大きく設定できるの
で、上記ボルトに上記回転モーメントによる剪断力が負
荷しないようにボルトとボルト穴の隙間を設定すること
ができる。
【0018】ここで、本発明では、少なくとも1本のロ
ックピンでブラケットと取付け部とを連結する構造にな
るが、例えば、4本の締め付けボルトで両者を締結した
場合であっても、剪断力は、その内の2本に主に負荷さ
れて一本づつ破断するのであり、1本のロックピンで連
結を行っても強度上,問題はない。
ックピンでブラケットと取付け部とを連結する構造にな
るが、例えば、4本の締め付けボルトで両者を締結した
場合であっても、剪断力は、その内の2本に主に負荷さ
れて一本づつ破断するのであり、1本のロックピンで連
結を行っても強度上,問題はない。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。まず、本実施形態の連続式アンロー
ダの構成について説明する。本機の基本概略構成は従来
と同様であり、図1に示すように、岸壁1と平行に敷設
された二本のレール1aにより、当該岸壁1に沿って移
動可能な走行フレーム2の上に旋回フレーム3が旋回可
能に支持され、その旋回フレーム3から横方向に突設さ
れたブーム4の先端部にバケットエレベータ5が支持さ
れている。本実施例のバケットエレベータ5は、バラン
シングレバー6及びカウンタウエイト7によって、ブー
ム4の起伏角度に関係なく鉛直を保持するようになって
いる。なお、図中、14は、上記ブーム4の起伏角度を
調整するためのシリンダであり、このシリンダ14を伸
ばすとブーム4は上向きとなってバケットエレベータ5
が上昇し、シリンダ14を縮めるとブーム4は下向きと
なってバケットエレベータ5が下降するようになってい
る。
基づいて説明する。まず、本実施形態の連続式アンロー
ダの構成について説明する。本機の基本概略構成は従来
と同様であり、図1に示すように、岸壁1と平行に敷設
された二本のレール1aにより、当該岸壁1に沿って移
動可能な走行フレーム2の上に旋回フレーム3が旋回可
能に支持され、その旋回フレーム3から横方向に突設さ
れたブーム4の先端部にバケットエレベータ5が支持さ
れている。本実施例のバケットエレベータ5は、バラン
シングレバー6及びカウンタウエイト7によって、ブー
ム4の起伏角度に関係なく鉛直を保持するようになって
いる。なお、図中、14は、上記ブーム4の起伏角度を
調整するためのシリンダであり、このシリンダ14を伸
ばすとブーム4は上向きとなってバケットエレベータ5
が上昇し、シリンダ14を縮めるとブーム4は下向きと
なってバケットエレベータ5が下降するようになってい
る。
【0020】また、上記バケットエレベータ5には、エ
レベータシャフト8を構成するコラム部材8a内で,無
端状に連結されたチェーン12に複数のバケット9を取
り付けて構成されるチェーンバケットが矢印方向に移動
して所定の軌跡で周回するように複数のスプロケットが
配設されている。なお、図1中では、バケットエレベー
タ5の最上部5aに設けられた上部スプロケット10
a,当該バケットエレベータ5の下部に設けられた側面
掘削方式の掻き取り部11の前方(図1では左方)の下
前部スプロケット10b及び当該掻き取り部11の後方
(図1では右方)の下後部スプロケット10cにのみ符
号を付している。
レベータシャフト8を構成するコラム部材8a内で,無
端状に連結されたチェーン12に複数のバケット9を取
り付けて構成されるチェーンバケットが矢印方向に移動
して所定の軌跡で周回するように複数のスプロケットが
配設されている。なお、図1中では、バケットエレベー
タ5の最上部5aに設けられた上部スプロケット10
a,当該バケットエレベータ5の下部に設けられた側面
掘削方式の掻き取り部11の前方(図1では左方)の下
前部スプロケット10b及び当該掻き取り部11の後方
(図1では右方)の下後部スプロケット10cにのみ符
号を付している。
【0021】これにより、チェーン12及びバケット9
は、上記バケットエレベータ5の最上部5aの上部スプ
ロケット10aと掻き取り部11との間を矢印方向に移
動周回しながら循環する。なお、上記下前部スプロケッ
ト10bと下後部スプロケット10c間にはシリンダ1
3が介装され、このシリンダ13を伸縮することで両ス
プロケット10b,10cの配設軸間距離を変化させ
て、チェーン12及びバケット9の移動周回軌跡を変え
られるようになっている。
は、上記バケットエレベータ5の最上部5aの上部スプ
ロケット10aと掻き取り部11との間を矢印方向に移
動周回しながら循環する。なお、上記下前部スプロケッ
ト10bと下後部スプロケット10c間にはシリンダ1
3が介装され、このシリンダ13を伸縮することで両ス
プロケット10b,10cの配設軸間距離を変化させ
て、チェーン12及びバケット9の移動周回軌跡を変え
られるようになっている。
【0022】そして、上記各バケット9は、上面図であ
る図2や正面図である図3に示すように、二本のチェー
ン12の間に吊り下げられるようにして取付けられてい
る。なお、上記図2及び図3中では、一方のバケット取
付け部のみを図示しているが、他方(右側)も同様な構
造となっている。
る図2や正面図である図3に示すように、二本のチェー
ン12の間に吊り下げられるようにして取付けられてい
る。なお、上記図2及び図3中では、一方のバケット取
付け部のみを図示しているが、他方(右側)も同様な構
造となっている。
【0023】上記バケット9の取付けは、各チェーン1
2を構成する二種類のリンク21a,21bを連結し且
つローラ22が被嵌されるピン23の内側突出端部23
aに固定された板状のブラケット24が下方に延在して
いる。そして、バケット9の外側上部に設けられて左右
に張り出している形鋼製連結部25と上記左右の各ブラ
ケット24とを連結して固定している。
2を構成する二種類のリンク21a,21bを連結し且
つローラ22が被嵌されるピン23の内側突出端部23
aに固定された板状のブラケット24が下方に延在して
いる。そして、バケット9の外側上部に設けられて左右
に張り出している形鋼製連結部25と上記左右の各ブラ
ケット24とを連結して固定している。
【0024】次に、その形鋼製連結部25と上記左右の
ブラケット24との連結について、上記図3及びバケッ
ト側面からみた側面図である図4を参照して説明する。
上記形鋼製連結部材25の左右両端部には、上記ブラケ
ット24に連結する取付け部を構成する平板状のフラン
ジ30が設けられ、そのフランジ30は、横方向から上
記ブラケット24に当接している。
ブラケット24との連結について、上記図3及びバケッ
ト側面からみた側面図である図4を参照して説明する。
上記形鋼製連結部材25の左右両端部には、上記ブラケ
ット24に連結する取付け部を構成する平板状のフラン
ジ30が設けられ、そのフランジ30は、横方向から上
記ブラケット24に当接している。
【0025】上記ブラケット24には、上記フランジ3
0との接合面がフランジ30の厚さ分だけ相対的に凹む
ことで、上記フランジ30の上端面30aと上下方向で
対向する段部31が形成されている。そして、この段部
31が拘束部を構成する。
0との接合面がフランジ30の厚さ分だけ相対的に凹む
ことで、上記フランジ30の上端面30aと上下方向で
対向する段部31が形成されている。そして、この段部
31が拘束部を構成する。
【0026】また、上記ブラケット24及びフランジ3
0には、それぞれロックピン32を貫通させるピン穴と
締め付けボルトを通すボルト穴とが開設されている。こ
のとき、ブラケット24側のピン穴とフランジ側のピン
穴を同軸にしてブラケット24とフランジ30とを当接
させたときに、フランジ30の上端面30aと対向する
上記段部31の対向面との間の上下方向の隙間は、ブラ
ケット24側のピン穴とフランジ側のピン穴との製作誤
差よりも大きくなるように設定する。即ち、ブラケット
24側のピン穴とフランジ側のピン穴とを同軸に位置決
め作業をする際に、フランジ30の上端面30aが段部
31と接触しない隙間に設定しておく。これによって、
後述のようにピン32で両者24,30を連結する際
に、上記段部31は、上記位置決め作業の支障となるこ
とはない。
0には、それぞれロックピン32を貫通させるピン穴と
締め付けボルトを通すボルト穴とが開設されている。こ
のとき、ブラケット24側のピン穴とフランジ側のピン
穴を同軸にしてブラケット24とフランジ30とを当接
させたときに、フランジ30の上端面30aと対向する
上記段部31の対向面との間の上下方向の隙間は、ブラ
ケット24側のピン穴とフランジ側のピン穴との製作誤
差よりも大きくなるように設定する。即ち、ブラケット
24側のピン穴とフランジ側のピン穴とを同軸に位置決
め作業をする際に、フランジ30の上端面30aが段部
31と接触しない隙間に設定しておく。これによって、
後述のようにピン32で両者24,30を連結する際
に、上記段部31は、上記位置決め作業の支障となるこ
とはない。
【0027】そして、上記ブラケット24の凹部の面に
フランジ30を当接した状態でブラケット24側のピン
穴とフランジ側のピン穴とを同軸に位置合わせを行い、
そのピン穴にロックピン32を打ち込んで連結する。
フランジ30を当接した状態でブラケット24側のピン
穴とフランジ側のピン穴とを同軸に位置合わせを行い、
そのピン穴にロックピン32を打ち込んで連結する。
【0028】ここで、本実施の形態で使用されるロック
ピン32は、図5に示すような形状をしており、軸部の
頭部側32aがロックピン本体を構成すると共に先端部
側32bには雄ねじが刻設されている。さらに、上記ロ
ックピン32の先端部32bにはナット34を螺合させ
て抜けを防止すると共に、ブラケット24の接合面とフ
ランジ30の接合面とが圧着するようにしている。
ピン32は、図5に示すような形状をしており、軸部の
頭部側32aがロックピン本体を構成すると共に先端部
側32bには雄ねじが刻設されている。さらに、上記ロ
ックピン32の先端部32bにはナット34を螺合させ
て抜けを防止すると共に、ブラケット24の接合面とフ
ランジ30の接合面とが圧着するようにしている。
【0029】これにより、フランジ30は、ブラケット
24に対してロックピン32を軸として回転可能な状態
となる。そして、掘削時に入力される回転モーメントM
fと同方向にバケット9を微小回転させて当該フランジ
30の上端面30aの一部をバケット9の段部31に下
側から当接させ状態で、ブラケット24とフランジ30
とを締め付けボルト35で締結する。或いは、締め付け
ボルト35で締結する際、上端面30aの一部を段部3
1に当接させて固定する。もっとも、取付け時に上記上
端面30aの一部を段部31に当接させておく必要はな
く、回転モーメントMfの入力により結果として当接す
るようになっていてもよい。
24に対してロックピン32を軸として回転可能な状態
となる。そして、掘削時に入力される回転モーメントM
fと同方向にバケット9を微小回転させて当該フランジ
30の上端面30aの一部をバケット9の段部31に下
側から当接させ状態で、ブラケット24とフランジ30
とを締め付けボルト35で締結する。或いは、締め付け
ボルト35で締結する際、上端面30aの一部を段部3
1に当接させて固定する。もっとも、取付け時に上記上
端面30aの一部を段部31に当接させておく必要はな
く、回転モーメントMfの入力により結果として当接す
るようになっていてもよい。
【0030】このとき、締め付けボルト35は、ブラケ
ット24にフランジ30を圧着させて当該ブラケット2
4からフランジ30が開くことを防止するだけのもので
あるので、上記締め付けボルト35とボルト穴との隙間
は上記フランジ30の微小回転角の回転変位を許容する
だけの隙間に設定できる。このため、締め付けボルト3
5の締結作業はさほど手間が掛からない。
ット24にフランジ30を圧着させて当該ブラケット2
4からフランジ30が開くことを防止するだけのもので
あるので、上記締め付けボルト35とボルト穴との隙間
は上記フランジ30の微小回転角の回転変位を許容する
だけの隙間に設定できる。このため、締め付けボルト3
5の締結作業はさほど手間が掛からない。
【0031】また、上記図1に示すように、上記バケッ
トエレベータ5の最上部5aには、上記上部スプロケッ
ト10aの回りでチェーン12が上向きから下向きに方
向を転換し、それに取付けられている上記バケット9の
開口部が下向きに転回し、更にそのまま下方に移動され
る際に、その下向き開口部と上下に対向する位置に図示
されない排出用シュートが形成されており、この排出用
シュートの下端開口部は、上記バケットエレベータ5の
最上部5aの外周に配設されている回転フィーダ14に
対向している。この回転フィーダ14は、上記排出用シ
ュートから搬出される荷をブーム4側に搬送するもので
ある。また、上記ブーム4にはブームコンベヤ15が配
置され、このブームコンベヤ15は、荷をホッパ16に
供給可能となっている。そのホッパ16の下方には機内
のベルトフィーダ17や機内コンベヤ18が配置されて
いる。
トエレベータ5の最上部5aには、上記上部スプロケッ
ト10aの回りでチェーン12が上向きから下向きに方
向を転換し、それに取付けられている上記バケット9の
開口部が下向きに転回し、更にそのまま下方に移動され
る際に、その下向き開口部と上下に対向する位置に図示
されない排出用シュートが形成されており、この排出用
シュートの下端開口部は、上記バケットエレベータ5の
最上部5aの外周に配設されている回転フィーダ14に
対向している。この回転フィーダ14は、上記排出用シ
ュートから搬出される荷をブーム4側に搬送するもので
ある。また、上記ブーム4にはブームコンベヤ15が配
置され、このブームコンベヤ15は、荷をホッパ16に
供給可能となっている。そのホッパ16の下方には機内
のベルトフィーダ17や機内コンベヤ18が配置されて
いる。
【0032】次に、上記連続式アンローダの動作等につ
いて説明する。上記構成を備えた連続式アンローダで
は、バケットエレベータ5の下端部の掻き取り部11を
船倉20内に挿し入れて、チェーン12を矢印の所定方
向に移動させて周回させることにより、当該掻き取り部
11に位置して移動されるバケット9で次々とコークス
や鉱石等のバラ荷Mの掘削,掻き取りを行う。そして、
これらのバケット9に掻き取られた荷Mは、チェーン1
2の上昇に伴ってバケットエレベータ5の最上部5aま
で鉛直搬送され、続いて当該バケット9が転回すること
で当該バケット9から落下する。その落下した荷Mは上
記搬出用シュート内に落ち込んで回転フィーダ14側に
搬出され、更にブームコンベヤ15に乗り継いでホッパ
16に搬送され、更にベルトフィーダ17及び機内コン
ベヤ18を介して地上側設備19に搬出される。これ
を、上記各バケット9で繰り返して行うことで船倉20
内の荷Mは連続的に陸揚げされる。
いて説明する。上記構成を備えた連続式アンローダで
は、バケットエレベータ5の下端部の掻き取り部11を
船倉20内に挿し入れて、チェーン12を矢印の所定方
向に移動させて周回させることにより、当該掻き取り部
11に位置して移動されるバケット9で次々とコークス
や鉱石等のバラ荷Mの掘削,掻き取りを行う。そして、
これらのバケット9に掻き取られた荷Mは、チェーン1
2の上昇に伴ってバケットエレベータ5の最上部5aま
で鉛直搬送され、続いて当該バケット9が転回すること
で当該バケット9から落下する。その落下した荷Mは上
記搬出用シュート内に落ち込んで回転フィーダ14側に
搬出され、更にブームコンベヤ15に乗り継いでホッパ
16に搬送され、更にベルトフィーダ17及び機内コン
ベヤ18を介して地上側設備19に搬出される。これ
を、上記各バケット9で繰り返して行うことで船倉20
内の荷Mは連続的に陸揚げされる。
【0033】そして、上記掻き取り部で、バケット9に
よってバラ荷を掘削する際に、大きな掘削抵抗がバケッ
ト9に作用して、その掘削抵抗に応じた回転モーメント
Mfがフランジ30とブラケット24の取付け部分に入
力される(図4参照)。
よってバラ荷を掘削する際に、大きな掘削抵抗がバケッ
ト9に作用して、その掘削抵抗に応じた回転モーメント
Mfがフランジ30とブラケット24の取付け部分に入
力される(図4参照)。
【0034】このとき、上記回転モーメントMfが入力
されると、本実施の形態では、ピン穴を介してロックピ
ン32に剪断力が入力されると共に、当該ロックピン3
2を軸としたフランジ30の回転がブラケット24の段
部31で阻止され、その段部31とフランジ30の上端
面30aとの間に圧縮力が生じる。そして、ロックピン
32の剪断抵抗力F1と、上記段部31とフランジ30
との間の接触抵抗力F2によって、上記回転モーメント
Mfを受ける。
されると、本実施の形態では、ピン穴を介してロックピ
ン32に剪断力が入力されると共に、当該ロックピン3
2を軸としたフランジ30の回転がブラケット24の段
部31で阻止され、その段部31とフランジ30の上端
面30aとの間に圧縮力が生じる。そして、ロックピン
32の剪断抵抗力F1と、上記段部31とフランジ30
との間の接触抵抗力F2によって、上記回転モーメント
Mfを受ける。
【0035】そして、ロックピン32には、上記剪断力
を受けるだけの強度を持たせることができると共に、上
記段部31に座屈が生じないだけの強度を持たせること
が可能であるので、従来のような高掘削抵抗の原料荷揚
げに際の掘削抵抗に応じた回転モーメントMfを受ける
だけの強度を、上記バケット9の取付け部に持たせるこ
とができる。
を受けるだけの強度を持たせることができると共に、上
記段部31に座屈が生じないだけの強度を持たせること
が可能であるので、従来のような高掘削抵抗の原料荷揚
げに際の掘削抵抗に応じた回転モーメントMfを受ける
だけの強度を、上記バケット9の取付け部に持たせるこ
とができる。
【0036】また、本実施の形態の取付けでは、使用す
るロックピン32を1本とすると共に、ブラケット24
に設けた段部31とフランジ30との隙間をピン穴の製
作誤差よりも大きく設定されているので、ロックピン3
2による両者24,30の締結作業も容易に実施でき
る。
るロックピン32を1本とすると共に、ブラケット24
に設けた段部31とフランジ30との隙間をピン穴の製
作誤差よりも大きく設定されているので、ロックピン3
2による両者24,30の締結作業も容易に実施でき
る。
【0037】ここで、上述の図9に示すような複数のロ
ックピンで両者の締結を行う場合には、ロックピン1個
当たり3時間程度の工数を要したが、本実施の形態の場
合には、ロックピンによる締結作業の工数は1時間程度
で済んだ。これより、バケット取り替え時間は、ロック
ピンを採用してもさほど掛からないことが分かる。
ックピンで両者の締結を行う場合には、ロックピン1個
当たり3時間程度の工数を要したが、本実施の形態の場
合には、ロックピンによる締結作業の工数は1時間程度
で済んだ。これより、バケット取り替え時間は、ロック
ピンを採用してもさほど掛からないことが分かる。
【0038】また、締め付けボルト35によって、ブラ
ケット24にフランジ30を圧着して開くことも防止さ
れる。ここで、本実施の形態では、ブラケット24側に
段部31を設けて拘束部を構成しているがこれに限定さ
れるものではない。例えば、ブラケット24側に段部3
1を設ける代わりに、図6に示すように、フランジ30
の下端部からブラケット24側に張り出す張出部40を
設けて当該張出部40で拘束部を構成してもよい。この
とき、図6中一点鎖線(40aの部分)で示すように上
記張出部40を形成して、フランジ30下部のピン32
の軸方向への移動をも阻止させるようにしてもよい。
ケット24にフランジ30を圧着して開くことも防止さ
れる。ここで、本実施の形態では、ブラケット24側に
段部31を設けて拘束部を構成しているがこれに限定さ
れるものではない。例えば、ブラケット24側に段部3
1を設ける代わりに、図6に示すように、フランジ30
の下端部からブラケット24側に張り出す張出部40を
設けて当該張出部40で拘束部を構成してもよい。この
とき、図6中一点鎖線(40aの部分)で示すように上
記張出部40を形成して、フランジ30下部のピン32
の軸方向への移動をも阻止させるようにしてもよい。
【0039】この場合には、ロックピン32を軸として
フランジ30が微小回転すると、上記フランジ30の張
出部40上面がブラケット24下面に当接して、それ以
上のフランジ30の回転変位が阻止されると共に、両者
の間で回転モーメントMfの一部に抵抗する。
フランジ30が微小回転すると、上記フランジ30の張
出部40上面がブラケット24下面に当接して、それ以
上のフランジ30の回転変位が阻止されると共に、両者
の間で回転モーメントMfの一部に抵抗する。
【0040】または、図7に示すように、ブラケット2
4の接合面に凹部41を設けると共に、フランジ30の
対向する部分に凸部42を設けて拘束部を構成してもよ
い。要は、拘束部の構成が、ロックピン32軸周りのフ
ランジ30の回転の際に所定回転角度だけ回転すると当
接して当該回転を阻止するような構成になっていればよ
い。
4の接合面に凹部41を設けると共に、フランジ30の
対向する部分に凸部42を設けて拘束部を構成してもよ
い。要は、拘束部の構成が、ロックピン32軸周りのフ
ランジ30の回転の際に所定回転角度だけ回転すると当
接して当該回転を阻止するような構成になっていればよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の連続
式アンローダのバケット取付け構造では、チェーンに固
定されたブラケットとバケットとの取付け部に、掘削抵
抗に応じた回転モーメントを十分に受けるだけの強度を
持たせることが出来ると同時に、バケットの取付け作業
を容易にすることができるという効果がある。
式アンローダのバケット取付け構造では、チェーンに固
定されたブラケットとバケットとの取付け部に、掘削抵
抗に応じた回転モーメントを十分に受けるだけの強度を
持たせることが出来ると同時に、バケットの取付け作業
を容易にすることができるという効果がある。
【0042】このとき、請求項2に記載した発明を採用
すると、上記効果に加えて、上記ブラケットからブラケ
ットの取付け部が開くことが確実に防止できる。
すると、上記効果に加えて、上記ブラケットからブラケ
ットの取付け部が開くことが確実に防止できる。
【図1】本発明の実施の形態に係る連続式アンローダを
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図2】バケット取付け構造を示す上面図である。
【図3】バケットの開口側からみたバケット取付け構造
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図4】ブラケットとバケットの取付け部との関係を示
すバケット側からみた図である。
すバケット側からみた図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るロックピンを示す図
である。
である。
【図6】別の拘束部の構造を例示した図である。
【図7】別の拘束部の構造を例示した図である。
【図8】従来のバケットの開口側からみたバケット取付
け構造を示す正面図である。
け構造を示す正面図である。
【図9】掘削抵抗がバケットに作用したときの状態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図10】従来のブラケットとバケットの取付けの別の
例を示す図である。
例を示す図である。
5 バケットエレベータ 9 バケット 11 掻き取り部 12 チェーン 24 ブラケット 25 連結部材 30 フランジ部(取付け部) 32 ロックピン 31 段部(拘束部) Mf 回転モーメント F1 ロックピンの剪断抵抗力 F2 段部の接触抵抗力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大神 正通 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 細見 和夫 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のバケットを取り付けたチェーンが
エレベータシャフトに沿って周回するバケットエレベー
タを備え、その下部に設けられた掻き取り部で順次バケ
ット内に荷を掻き取って垂直運搬することで連続的に荷
揚げを行う連続式アンローダにおける、上記チェーンに
固定されたブラケットに横方向から上記バケットの取付
け部を当接して両者を連結する連続式アンローダのバケ
ット取付け構造において、 上記ブラケットと上記取付け部とを同軸に貫通するピン
穴と、そのピン穴に打ち込まれて上記ブラケット及び取
付け部を連結する1本のロックピンと、上記ブラケット
及び取付け部の少なくとも一方に設けられて上記ロック
ピンを軸とした上記ブラケットに対する取付け部の所定
回転角以上の回転変位を阻止する拘束部と、を備えるこ
とを特徴とする連続式アンローダのバケット取付け構
造。 - 【請求項2】 上記ロックピンとは別に、上記ブラケッ
トと取付け部とを圧着させる締め付けボルトを備えるこ
とを特徴とする請求項1に記載された連続式アンローダ
のバケット取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7725996A JPH09267920A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 連続式アンローダのバケット取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7725996A JPH09267920A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 連続式アンローダのバケット取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09267920A true JPH09267920A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13628863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7725996A Pending JPH09267920A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 連続式アンローダのバケット取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09267920A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101368936B1 (ko) * | 2012-11-28 | 2014-03-03 | 현대제철 주식회사 | 연속식 하역기용 파손 방지장치 |
JP2014055049A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Jfe Steel Corp | 連続式アンローダ用バケット |
KR101377493B1 (ko) * | 2012-04-26 | 2014-03-27 | 현대제철 주식회사 | 연속식 하역기용 연원료 불출장치 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP7725996A patent/JPH09267920A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101377493B1 (ko) * | 2012-04-26 | 2014-03-27 | 현대제철 주식회사 | 연속식 하역기용 연원료 불출장치 |
JP2014055049A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Jfe Steel Corp | 連続式アンローダ用バケット |
KR101368936B1 (ko) * | 2012-11-28 | 2014-03-03 | 현대제철 주식회사 | 연속식 하역기용 파손 방지장치 |
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