JPH09267328A - 混練機用ペレタイザー - Google Patents

混練機用ペレタイザー

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JPH09267328A
JPH09267328A JP10613196A JP10613196A JPH09267328A JP H09267328 A JPH09267328 A JP H09267328A JP 10613196 A JP10613196 A JP 10613196A JP 10613196 A JP10613196 A JP 10613196A JP H09267328 A JPH09267328 A JP H09267328A
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JP
Japan
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pelletizer
roll
ring
continuous
flow passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10613196A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nagaoka
治 長岡
Kiyoshi Osawa
潔 大沢
Yosuke Nakano
要介 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Mining Co Ltd filed Critical Mitsui Mining Co Ltd
Priority to JP10613196A priority Critical patent/JPH09267328A/ja
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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】連続式二本ロール型の混練機の造粒操作の実施
において、カッターの切れがよく、粒状物が互いに付着
せず、処理量を低下せずに安定した連続運転が可能であ
り、また造粒操作の実施における処理物の種類に対応し
た温度条件を設定できること。 【解決手段】表面に溝2を有する二本のロール3で構成
され、各ロール3が夫々回転数及び表面温度を調節する
ことが可能であり、ロール3の一端から連続的に原料を
供給して混練処理する連続式二本ロール型の混練機1に
おいて、該ロール3の他端に処理物を粒状にして排出す
るペレタイザー4を設けられており、該ペレタイザー4
が多数の孔を有するペレタイザーリング6と該ペレタイ
ザーリング6の内側に設けられたカッター7とで構成さ
れ、且つ該ペレタイザーリング6が内部に熱媒体の流通
路8を有し、これにより処理物の温度調節が可能である
ことを特徴とする連続式二本ロール型の混練機用ペレタ
イザー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続式二本ロール型の
混練機におけるペレタイザーの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】表面に溝を有する二本のロールで構成さ
れ、各ロールが夫々回転数及び表面温度を調節すること
が可能であり、ロールの一端から連続的に原料を供給し
て混練処理する連続式二本ロール型の混練機は公知であ
り、これら連続式二本ロール型の混練機は主に樹脂類、
例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、エラストマー等
の高分子化合物と他の高分子化合物、各種フィラーまた
は顔料等の混練に使用されるものである。
【0003】すなわち、従来の混練機では、表面に溝を
有する二本のロールが微小な隙間を隔てて同一高さに平
行して設けられ、処理物はロールの一端から供給され、
他端から排出される。ロール上の溝の数と深さは、原料
供給側から排出側にかけて場所により変動し、また両ロ
ールの回転数比が処理物の種類に応じて変動すること
は、例えば、特公平−148491公報で開示されてい
る。そして従来の連続式二本ロール型の混練機には、ペ
レタイザーが設けられているが、該ペレタイザーは、一
方のロールの排出側に設けられ且つ多数の孔が穿設され
たペレタイザーリングと、ペレタイザーリング3の内側
にカッターからなっている。
【0004】
【問題点】しかして従来のペレタイザーを備えた連続式
二本ロール型の混練機の混練及び造粒操作の実施には、
次の様な問題がある。即ち一般に混練操作では、処理物
が柔らかい状態の方が処理し易く好ましいが、カッティ
ングを伴う造粒操作では、処理物が柔らかいとカッター
での切れが悪く、処理物がカッターに付着したり、或は
粒状となったものが再度互いに付着する等のトラブルを
生じる。
【0005】また逆に処理物が硬くなりすぎると、処理
物がペレタイザーリングの孔を通過する時の抵抗が大き
くなり、処理量が低下してしまう。一般的には、処理物
は温度が高い方が柔らかいので、造粒操作では混練操作
よりも低い温度で操作することになるが、上記の問題か
らその操作は比較的狭い温度範囲で行なう必要があり、
所定の処理量で安定した連続運転を行なうためには、厳
密な温度調整を必要とすることが判明した。
【0006】更にフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂で
は、高い温度で硬化する性質があるので、混練操作にお
いても操作温度が非常に狭く、これと併せて行なう造粒
操作では、より厳密な温度調節を必要とすることが判明
した。造粒操作の温度を調整するためには幾つかの方法
が考えられ、例えばペレタイザーを間接的に冷却或は加
熱する方法も試みたが充分な結果は得られなかった。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記の点を
研究した結果、問題点を解決したものであり、その要旨
とするところは、表面に溝を有する二本のロールで構成
され、各ロールが夫々回転数及び表面温度を調節するこ
とが可能であり、ロールの一端から連続的に原料を供給
して混練処理する連続式二本ロール型の混練機におい
て、該ロールの他端に処理物を粒状にして排出するペレ
タイザーを設けられており、該ペレタイザーが多数の孔
を有するペレタイザーリングと該ペレタイザーリングの
内側に設けられたカッターとで構成され、且つ該ペレタ
イザーリングが内部に熱媒体の流通路を有し、これによ
り処理物の温度調節が可能であることを特徴とする連続
式二本ロール型の混練機用ペレタイザーである。
【0008】即ち、本発明に係るペレタイザーは、前述
した連続式二本ロール型の混練機に適用されるものであ
り、連続式二本ロール型の混練機は、望ましくは、表面
に溝を有する二本のロールで構成され、各ロールが夫々
回転数及び表面温度を調節することが可能であり、ロー
ルの一端から連続的に原料を供給して混練処理するもの
であるが、表面に溝を有する二本のロールで構成され、
ロールの一端から連続的に原料を供給して混練処理する
ものであればいかなるものでもよい。かかる連続式二本
ロール型の混練機の構造と機能をさらに詳述すると以下
の通りである。
【0009】すなわち、表面に溝を有する二本のロール
が微小な隙間を隔てて同一高さに平行して設けられ、操
作する人から見て奥のロールが後ロール、手前のロール
が前ロールと呼ばれ、処理物はロールの一端から供給さ
れ、他端から排出される。そして連続式二本ロール型の
混練機における従来のペレタイザーは、前ロールの排出
側に設けられ、多数の孔が穿設されたペレタイザーリン
グとペレタイザーリングの内側にカッターからなってい
る。各ロールは互いに逆方向に回転する。即ちその隙間
の部分において、両ロールの表面が上から下へ向う方向
に回転し、両ロール間の上方から供給された原料は、両
ロールの間に巻き込まれて強力な圧縮作用を受ける。各
ロールは夫々に回転数を調節することが可能であり、又
上記隙間も調節可能である。
【0010】各ロールの表面にはスパイラル状の溝が設
けられている。この溝によって処理物はロールの一端か
ら他端に向って移送作用を受けると共に、両ロール間の
隙間を通過する度に圧縮作用と同時に強力な剪断作用を
受けることになり、効果的な混練作用を受ける。各ロー
ルの内部に熱媒体を流すことにより夫々のロールの表面
温度を調節することが可能である。処理物はこのロール
からの加熱と、混練作用による発熱により加熱される。
【0011】原料は固体の状態で供給されることが多い
が、この加熱作用によって、容易に軟化され、混練され
ることになる。原料の供給は、予め混合した状態でロー
ルの一端から供給することが多いが、複数の原料をその
まま同時に供給したり複数の箇所から供給することもで
きる。前記のように、各ロールは夫々に回転数を調節す
ることが可能であり、また夫々のロールの表面温度を調
節することが可能であるが、これらを利用して、処理物
を一方のロールのみに巻き付けることができる。
【0012】即ち、各ロールの回転速度に相対的な速度
差を設け、または各ロールの表面温度に相対的な温度差
を設けることによって、処理物を前ロールのみに巻き付
かせることができる。この結果処理物は、前ロールに巻
き付いた状態で混練され、供給側から排出側へ向って移
送されるので、排出部において造粒処理を行なうことが
できる。造粒処理は、前述した多数の孔を有するペレタ
イザーリングとこのペレタイザーリングの内側に設けら
れたカッターとで構成されるペレタイザーによって行な
われる。
【0013】即ち、排出側において前ロールと微小な隙
間を隔ててペレタイザーリングが設けられているので、
前ロールに巻き付いた状態で移送された処理物は、ペレ
タイザーリングの多数の孔からリングの内側に押し出さ
れ、この時カッターによって切断され、粒状に成形され
ることになる。しかして、本発明に係るペレタイザー
は、ペレタイザーリングを有し、このペレタイザーリン
グは円筒またはリング状板で形成され、その周壁に多数
の孔が穿設されている。
【0014】該リングの直径は本体のロールに通常ほぼ
等しいが、これに限定されるものではない。その周壁の
孔の直径は粒径により決定されるが、例えば2〜6mm
であり、孔の直径が大きいほど又数が多いほど造粒能力
が大きくなる。円筒またはリング状板は10mm以上の厚
みを持たせて、円筒またはリング状板自体の内部に熱媒
体の流通路を設ける。
【0015】この流通路は、望ましくは軸方向に直線状
に複数あるいはネット状に設けるのがよい。勿論、流通
路の部分には孔を設けることはできない。流通路の一端
は円筒またはリング板の端部で開口として開放されてお
り、ここに熱媒体の導管を接続して、熱媒体の入口又は
出口とすることができる。更に円筒またはリング状板の
他端には円周方向に周回する周方向流通路を接続するこ
とが望ましく、前記各軸方向流通路の他端すべてをこの
周方向流通路に連通させるか、隣接する一対の軸方向流
通路を連通させることが望ましい。隣り合う軸方向流通
路の一端を交互に熱媒体の入口及び出口に設定すると、
1つの入口から流入した熱媒体は、一つの流通路からリ
ング状流通路を通って隣の軸方向流通路に移り、その一
端に設けられた出口から排出されることになる。
【0016】熱媒体としては水又は温水或は熱媒油を用
いることができる。ここで熱媒体の流通路をどの程度設
ければ良いかが問題となる。流通路の数を多くすると冷
却又は加熱の能力が向上するが、反面その分だけ孔の数
を減らすことになり、造粒能力が低下する。流通路の設
置間隔を決定するために、種々の処理物を用いてテスト
を繰返した結果、軸方向の流通路の設置間隔は 20 〜16
0 mm、好ましくは40〜80mmとすべきことが確認され
た。
【0017】
【実施例】本発明を図面に従って説明すると、1は、表
面にスパイラル状の溝2を有する二本のロール3で構成
された連続式二本ロール型の混練機であり、各ロール3
は夫々回転数及び表面温度を調節することが可能であ
り、ロール3の一端から連続的に原料を混練処理して移
送するものである。3aは前ロール、3bは後ロールで
ある。4は、前ロール3aの排出側で設けられたペレタ
イザーであり、このペレタイザー4は、周壁に多数の孔
5を穿設した円筒状のペレタイザーリング6と、該リン
グ6の中にあって、孔5から内部に排出される処理物を
掻き落とすカッター7とからなっている。
【0018】該リング6の直径は本体のロール3aに等
しく、その板厚は15mmであり、このリング6の周壁自
体の内部に熱媒体の流通路8が設けられている。この流
通路8は、一端においてリング6の軸方向に設けられた
軸方向流通路8aと、図4のようにリング条にした流通
路8bあるいは図8のように隣接する一対の流通路8a
を端部において周方向に連通させる周方向流通路8bと
からなる。軸方向流通路8aの一端はリング6の端部で
開口9となって開放されており、ここに熱媒体の導管
(図示せず)が接続して、熱媒体の入口又は出口とな
る。
【0019】
【効果】以上の様に、本発明においては造粒処理を伴う
連続式二本ロール型の混練機においてペレタイザーリン
グの内部に熱媒体の流通路を設けているので、処理物の
温度を調節することにより、運転操作がそのものが容易
になると共に、処理能力を最大限にして安定した連続運
転を行なうことが可能となった。また従来造粒が不可能
であった熱硬化性樹脂についても処理が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続式二本ロール型の混練機の簡略平面図
【図2】図1の正面図
【図3】図2のA−A一部断面図
【図4】ペレタイザーリングの側面図
【図5】図4のB−B断面図
【図6】ペレタイザーリングの一部拡大図
【図7】図6のC−C線一部断面図
【図8】孔を省略して示すペレタイザーリングの斜視図
【符合の説明】
1 : 混練機 2 : 溝 3 : ロール 3a: 前ロール 3b: 後ロール 4 : ペレタイザー 5 : 孔 6 : ペレタイザーリング 7 : カッター 8 : 流通路 8a: 軸方向流通路 8b: 周方向流通路 9 : 開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に溝を有する二本のロールで構成さ
    れ、各ロールが夫々回転数及び表面温度を調節すること
    が可能であり、ロールの一端から連続的に原料を供給し
    て混練処理する連続式二本ロール型の混練機において、 該ロールの他端に処理物を粒状にして排出するペレタイ
    ザーを設けられており、該ペレタイザーが多数の孔を有
    するペレタイザーリングと該ペレタイザーリングの内側
    に設けられたカッターとで構成され、且つ該ペレタイザ
    ーリングが内部に熱媒体の流通路を有し、これにより処
    理物の温度調節が可能であることを特徴とする連続式二
    本ロール型の混練機用ペレタイザー。
  2. 【請求項2】前記ペレタイザーリングが筒体であること
    を特徴とする請求項1の連続式二本ロール型の混練機用
    ペレタイザー。
  3. 【請求項3】前記流通路がペレタイザーリングの軸方向
    に形成されていることを特徴とする請求項1の連続式二
    本ロール型の混練機用ペレタイザー。
  4. 【請求項4】前記軸方向に形成された流通路が、開口と
    反対側の他端で周方向に形成された流通路で連通してい
    ることを特徴とする請求項3の連続式二本ロール型の混
    練機用ペレタイザー。
  5. 【請求項5】隣接する1対の軸方向に形成された流通路
    が、開口と反対側の他端で周方向に形成された流通路で
    連通していることを特徴とする請求項3の連続式二本ロ
    ール型の混練機用ペレタイザー。
JP10613196A 1996-04-01 1996-04-01 混練機用ペレタイザー Pending JPH09267328A (ja)

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