JPH09267194A - 廃棄物の圧縮装置 - Google Patents
廃棄物の圧縮装置Info
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- JPH09267194A JPH09267194A JP8103800A JP10380096A JPH09267194A JP H09267194 A JPH09267194 A JP H09267194A JP 8103800 A JP8103800 A JP 8103800A JP 10380096 A JP10380096 A JP 10380096A JP H09267194 A JPH09267194 A JP H09267194A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄物の圧縮装置において廃棄物を圧縮する
対をなす圧縮機構に対し、その負荷のアンバランスに関
係なく１個の操作弁の操作によりその作動を確実に行う
ことを目的とする。 【解決手段】 廃棄物を収納する有底筒状のホッパ２
と、該ホッパ２の底部に形成された対をなす廃棄物排出
孔５，６にそれぞれ連設される廃棄物圧縮機構３，４と
を備え、ホッパに供給された廃棄物を加圧して排出孔
５，６から圧縮機構３，４に供給し、該圧縮機構３，４
により圧縮固化して排出する廃棄物の圧縮装置１におい
て、それぞれの圧縮機構３，４のプッシャ作動用圧縮シ
リンダ１４，１５はヘッド側を連結管２０により接続す
る。またボトム側は共通の主操作弁２３に接続し、該操
作弁２３の操作により対をなす圧縮シリンダ１４，１５
の作動を交互に行うことを特徴とする。
対をなす圧縮機構に対し、その負荷のアンバランスに関
係なく１個の操作弁の操作によりその作動を確実に行う
ことを目的とする。 【解決手段】 廃棄物を収納する有底筒状のホッパ２
と、該ホッパ２の底部に形成された対をなす廃棄物排出
孔５，６にそれぞれ連設される廃棄物圧縮機構３，４と
を備え、ホッパに供給された廃棄物を加圧して排出孔
５，６から圧縮機構３，４に供給し、該圧縮機構３，４
により圧縮固化して排出する廃棄物の圧縮装置１におい
て、それぞれの圧縮機構３，４のプッシャ作動用圧縮シ
リンダ１４，１５はヘッド側を連結管２０により接続す
る。またボトム側は共通の主操作弁２３に接続し、該操
作弁２３の操作により対をなす圧縮シリンダ１４，１５
の作動を交互に行うことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物、主として繊
維屑、再用綿その他不織布等の繊維性廃棄物、その他フ
イルム、紙、内装品等の廃棄物（以下廃棄物という）を
圧縮して固形状とする廃棄物の圧縮装置に関する。
維屑、再用綿その他不織布等の繊維性廃棄物、その他フ
イルム、紙、内装品等の廃棄物（以下廃棄物という）を
圧縮して固形状とする廃棄物の圧縮装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記廃棄物の圧縮装置の一例として、本
出願人が先に提案した装置があり（特願平７ー２７７１
４８号）、その概要を図５以下に示す。この廃棄物の圧
縮装置５０は、空気流により搬送される廃棄物を受入れ
空気流と分離するバッグフイルタＦを上部に備えたホッ
パ５１と、その下部に連設された対をなす圧縮機構５
２、５３とを備える。ホッパ５１は有底筒状とし、底面
に上記圧縮機構５２、５３に開口する廃棄物排出孔５
４、５５を設け、ホッパ内部には供給される廃棄物を排
出孔側に掻き寄せる回転羽根５６と、各排出孔５４、５
５に対設して掻落板５７、５８及びこの掻落板を昇降す
る昇降シリンダ５９、６０を備える。
出願人が先に提案した装置があり（特願平７ー２７７１
４８号）、その概要を図５以下に示す。この廃棄物の圧
縮装置５０は、空気流により搬送される廃棄物を受入れ
空気流と分離するバッグフイルタＦを上部に備えたホッ
パ５１と、その下部に連設された対をなす圧縮機構５
２、５３とを備える。ホッパ５１は有底筒状とし、底面
に上記圧縮機構５２、５３に開口する廃棄物排出孔５
４、５５を設け、ホッパ内部には供給される廃棄物を排
出孔側に掻き寄せる回転羽根５６と、各排出孔５４、５
５に対設して掻落板５７、５８及びこの掻落板を昇降す
る昇降シリンダ５９、６０を備える。
【０００３】上記圧縮機構５２、５３は同一構造であ
り、以下一方の圧縮機構５２について説明し、他方の圧
縮機構５３については同一部品については同一符号を付
して説明を省略する。この圧縮機構５２は、下部フレー
ム６１と、このフレーム６１に形成した筒状のプレス室
６２と、該プレス室６２に沿って移行するプッシャ６３
を備えた油圧式圧縮シリンダ６４と、該プッシャ６３に
対向して設けられる抵抗手段６５とを備え、プレス室６
２は前記排出孔５４、５５とは送り出し管６６、６６に
より接続される。
り、以下一方の圧縮機構５２について説明し、他方の圧
縮機構５３については同一部品については同一符号を付
して説明を省略する。この圧縮機構５２は、下部フレー
ム６１と、このフレーム６１に形成した筒状のプレス室
６２と、該プレス室６２に沿って移行するプッシャ６３
を備えた油圧式圧縮シリンダ６４と、該プッシャ６３に
対向して設けられる抵抗手段６５とを備え、プレス室６
２は前記排出孔５４、５５とは送り出し管６６、６６に
より接続される。
【０００４】上記抵抗手段６５は下部フレーム６１の延
長部の上部を切欠きこれを覆いプッシャ６３側を支軸６
８により回動可能に支持し、他方を上下に揺動可能とし
た上蓋７０を取付け、該上蓋先端側にはこれを加圧する
例えばウレタンゴム等の弾機７１と、この弾機７１を加
圧する調整ネジ７２を備える。７３はこの調整ネジを螺
合し下部フレーム６１の両側に取付けられるコ字状の枠
部材を示す。
長部の上部を切欠きこれを覆いプッシャ６３側を支軸６
８により回動可能に支持し、他方を上下に揺動可能とし
た上蓋７０を取付け、該上蓋先端側にはこれを加圧する
例えばウレタンゴム等の弾機７１と、この弾機７１を加
圧する調整ネジ７２を備える。７３はこの調整ネジを螺
合し下部フレーム６１の両側に取付けられるコ字状の枠
部材を示す。
【０００５】上記構成において、ホッパ５１に供給され
た廃棄物は回転羽根５６により排出孔５４、５５に掻き
寄せられ、掻落板５７、５８の押し込み作用により排出
孔５４、５５から送り出し管６６を介してプレス室６２
内に圧入する。該プレス室６２に供給された廃棄物は圧
縮シリンダ６４の作動により抵抗手段６５側に押し込ま
れ、該抵抗手段による排出に抵抗を受けて圧縮されるそ
の状態を図８に示す。圧縮により棒状に固められた廃棄
物Ｗは、順次押し出される。
た廃棄物は回転羽根５６により排出孔５４、５５に掻き
寄せられ、掻落板５７、５８の押し込み作用により排出
孔５４、５５から送り出し管６６を介してプレス室６２
内に圧入する。該プレス室６２に供給された廃棄物は圧
縮シリンダ６４の作動により抵抗手段６５側に押し込ま
れ、該抵抗手段による排出に抵抗を受けて圧縮されるそ
の状態を図８に示す。圧縮により棒状に固められた廃棄
物Ｗは、順次押し出される。
【０００６】この際上記対をなす圧縮機構５２、５３の
作動について種々考えられる。その概要を図９及び図１
０に示す。図９は各圧縮機構５２、５３毎に方向切り換
え操作弁７４、７５とを備える。７６は共通の圧力油発
生源を示す。また図１０は両圧縮機構５２、５３を並列
し、１個の方向切り換え弁７７により交互に作動させる
ようにしたものである。
作動について種々考えられる。その概要を図９及び図１
０に示す。図９は各圧縮機構５２、５３毎に方向切り換
え操作弁７４、７５とを備える。７６は共通の圧力油発
生源を示す。また図１０は両圧縮機構５２、５３を並列
し、１個の方向切り換え弁７７により交互に作動させる
ようにしたものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記図９の方法では、
シリンダの操作を交互に行う場合は必要な油量はシリン
ダ１本分であるも、同時操作の場合は２本分必要である
と共に、２個の方向切り換え弁を操作するもので、操作
が複雑であり、装置が高価となる。また図１０は、２個
の方向切り換え弁は不要であるが必要な油量は常にシリ
ンダ２本分であると共に、通常シリンダヘッド側に接続
された方が負荷が小であり該シリンダがボトム側に移行
し負荷が上昇するまで他方のシリンダが作動しない等の
問題がある。本発明はかゝる点に鑑み、シリンダ１本分
の油量をもって両圧縮機構の負荷のバランスに関係なく
１個の方向切り換え弁の操作によりその作動を確実に行
うことができる廃棄物の圧縮装置を提供することを目的
とする。
シリンダの操作を交互に行う場合は必要な油量はシリン
ダ１本分であるも、同時操作の場合は２本分必要である
と共に、２個の方向切り換え弁を操作するもので、操作
が複雑であり、装置が高価となる。また図１０は、２個
の方向切り換え弁は不要であるが必要な油量は常にシリ
ンダ２本分であると共に、通常シリンダヘッド側に接続
された方が負荷が小であり該シリンダがボトム側に移行
し負荷が上昇するまで他方のシリンダが作動しない等の
問題がある。本発明はかゝる点に鑑み、シリンダ１本分
の油量をもって両圧縮機構の負荷のバランスに関係なく
１個の方向切り換え弁の操作によりその作動を確実に行
うことができる廃棄物の圧縮装置を提供することを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の廃棄物の圧縮装置の第１の発明は、廃棄物を
収納する有底筒状のホッパと、該ホッパの底部に形成さ
れた対をなす廃棄物排出孔にそれぞれ連設される廃棄物
圧縮機構とを備え、ホッパに供給された廃棄物を加圧し
て排出孔から圧縮機構に供給し、該圧縮機構により圧縮
固化して排出する廃棄物の圧縮装置において、それぞれ
の圧縮機構のプッシャ作動用圧縮シリンダはヘッド側を
連結管により接続し、ボトム側は共通の主操作弁に接続
し、該操作弁の操作により対をなす圧縮シリンダの作動
を交互に行うことを特徴とする。
の本発明の廃棄物の圧縮装置の第１の発明は、廃棄物を
収納する有底筒状のホッパと、該ホッパの底部に形成さ
れた対をなす廃棄物排出孔にそれぞれ連設される廃棄物
圧縮機構とを備え、ホッパに供給された廃棄物を加圧し
て排出孔から圧縮機構に供給し、該圧縮機構により圧縮
固化して排出する廃棄物の圧縮装置において、それぞれ
の圧縮機構のプッシャ作動用圧縮シリンダはヘッド側を
連結管により接続し、ボトム側は共通の主操作弁に接続
し、該操作弁の操作により対をなす圧縮シリンダの作動
を交互に行うことを特徴とする。
【０００９】上記の構成からなる本発明は、それぞれの
圧縮機構のプッシャ作動用シリンダはヘッド側を連結管
により接続し、ボトム側を共通の操作弁に接続し、該操
作弁の操作により何れか一方の作動シリンダに圧力油を
供給するときは、他方の作動シリンダはタンク側に接続
される。従って１個の操作弁の操作により作動油の供給
を繰り返し行うようにしたから、油圧機構総出力油量は
シリンダ１本分の油量をもってまかなえる。
圧縮機構のプッシャ作動用シリンダはヘッド側を連結管
により接続し、ボトム側を共通の操作弁に接続し、該操
作弁の操作により何れか一方の作動シリンダに圧力油を
供給するときは、他方の作動シリンダはタンク側に接続
される。従って１個の操作弁の操作により作動油の供給
を繰り返し行うようにしたから、油圧機構総出力油量は
シリンダ１本分の油量をもってまかなえる。
【００１０】また第２の発明は、上記両プッシャ作動用
シリンダのヘッド側を連結する連結管は油量調整機構に
連結され、該油量調整機構は逆止弁と副操作弁とを備
え、両シリンダ内の残留作動油を所定量に調整可能とし
たことを特徴とする。
シリンダのヘッド側を連結する連結管は油量調整機構に
連結され、該油量調整機構は逆止弁と副操作弁とを備
え、両シリンダ内の残留作動油を所定量に調整可能とし
たことを特徴とする。
【００１１】上記の構成からなる本発明は、両シリンダ
内の圧力油の漏れ等による増減に基づく作動シリンダの
移行が不十分となることを防止する。
内の圧力油の漏れ等による増減に基づく作動シリンダの
移行が不十分となることを防止する。
【００１２】また第３の発明は、上記第２の発明におい
て、少なくとも一方の作動シリンダには、プッシャの位
置を検出する検出器を備え、該検出器によりプッシャが
所定位置まで移行しないときは油量調整機構を作動し両
シリンダ内への作動油の補充を行うことを特徴とする。
て、少なくとも一方の作動シリンダには、プッシャの位
置を検出する検出器を備え、該検出器によりプッシャが
所定位置まで移行しないときは油量調整機構を作動し両
シリンダ内への作動油の補充を行うことを特徴とする。
【００１３】上記の構成からなる本発明は、連結管内の
圧力油量の過不足により作動シリンダのプッシャの所定
位置までの復帰しないとき、これを自動的に検出し、連
結管に作動油を補充を行うことにより、該不足に伴う悪
影響を防止する。
圧力油量の過不足により作動シリンダのプッシャの所定
位置までの復帰しないとき、これを自動的に検出し、連
結管に作動油を補充を行うことにより、該不足に伴う悪
影響を防止する。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１乃至図４は本発明の実施例を
示す。廃棄物の圧縮装置１は従来例と同様に廃棄物を受
入れ空気流と分離するバッグフイルタＦを上部に備えた
ホッパ２と、その下部に連設された対をなす圧縮機構
３、４とを備える。ホッパ２の底面に上記圧縮機構３、
４に開口する廃棄物排出孔５、６を連設し、ホッパ内部
には廃棄物を排出孔側に掻き寄せる回転羽根７と、各排
出孔５、６に対設して掻落板８、９及びこの掻落板を昇
降する昇降シリンダ１０、１１を備える。
示す。廃棄物の圧縮装置１は従来例と同様に廃棄物を受
入れ空気流と分離するバッグフイルタＦを上部に備えた
ホッパ２と、その下部に連設された対をなす圧縮機構
３、４とを備える。ホッパ２の底面に上記圧縮機構３、
４に開口する廃棄物排出孔５、６を連設し、ホッパ内部
には廃棄物を排出孔側に掻き寄せる回転羽根７と、各排
出孔５、６に対設して掻落板８、９及びこの掻落板を昇
降する昇降シリンダ１０、１１を備える。
【００１５】上記圧縮機構３、４は従来例と同一構造で
あり、説明を省略する。ただし１２、１３はそれぞれ下
部フレーム、１４、１５は該下部フレームの一側に取付
けられる油圧式圧縮シリンダを示し、各圧縮機構３、４
は前記排出孔５、６とは送り出し管１６、１７により接
続される。１８は各圧縮機構１１、１２の排出側に設け
た抵抗手段を示す。その構造は従来例と同一であり、同
一符号を付して説明を省略する。
あり、説明を省略する。ただし１２、１３はそれぞれ下
部フレーム、１４、１５は該下部フレームの一側に取付
けられる油圧式圧縮シリンダを示し、各圧縮機構３、４
は前記排出孔５、６とは送り出し管１６、１７により接
続される。１８は各圧縮機構１１、１２の排出側に設け
た抵抗手段を示す。その構造は従来例と同一であり、同
一符号を付して説明を省略する。
【００１６】本発明は上記構造において、両圧縮機構
３、４の圧縮シリンダ１４、１５は、下部フレーム１
２、１３側、即ち圧縮シリンダのヘッド側（プッシャ加
圧側とは反対側）を連結管２０により連結したもので、
他方の圧力油供給口は圧力油供給回路２１、２２を介し
て共通の主方向切り換え弁（以下主操作弁という）２３
に接続される。この主操作弁は３位置４ポート電磁切り
換え弁を利用したもので、上記圧力油供給回路２１、２
２は共に該弁の圧力油排出通路側に取付けられる。また
上記連結管２０は圧力油流通回路２４を介して油量調整
機構２５に接続される。該油量調整機構２５は、上記流
通回路２４に接続される逆止弁２６と該逆止弁の排出側
に接続される副電磁方向切り換え弁（以下副操作弁とい
う）２７とを備える。上記逆止弁はパイロット操作型逆
止弁を用い、副操作弁２７は３位置４ポート切り換え弁
を用い、一方の出口側を前記逆止弁２６の排出ポート
に、他方の出口側は該逆止弁２６のパイロット油供給ポ
ートに接続される。３０は圧力油供給源（ポンプ）を示
す。
３、４の圧縮シリンダ１４、１５は、下部フレーム１
２、１３側、即ち圧縮シリンダのヘッド側（プッシャ加
圧側とは反対側）を連結管２０により連結したもので、
他方の圧力油供給口は圧力油供給回路２１、２２を介し
て共通の主方向切り換え弁（以下主操作弁という）２３
に接続される。この主操作弁は３位置４ポート電磁切り
換え弁を利用したもので、上記圧力油供給回路２１、２
２は共に該弁の圧力油排出通路側に取付けられる。また
上記連結管２０は圧力油流通回路２４を介して油量調整
機構２５に接続される。該油量調整機構２５は、上記流
通回路２４に接続される逆止弁２６と該逆止弁の排出側
に接続される副電磁方向切り換え弁（以下副操作弁とい
う）２７とを備える。上記逆止弁はパイロット操作型逆
止弁を用い、副操作弁２７は３位置４ポート切り換え弁
を用い、一方の出口側を前記逆止弁２６の排出ポート
に、他方の出口側は該逆止弁２６のパイロット油供給ポ
ートに接続される。３０は圧力油供給源（ポンプ）を示
す。
【００１７】上記構成において、両圧縮シリンダの操作
要領を図４について説明する。図において常時は副操作
弁２７は中立位置に保持され、連結管２０内の圧力油の
流出は阻止されている。この状態において主操作弁２３
を操作することにより、例えば一方のシリンダ１５側に
圧力油が供給されるとき、該シリンダ１５はピストン１
５ａの前進により該シリンダ室１５ｂに残留する圧力油
は連結管２０を介して他方のシリンダ１４のシリンダ室
１４ｂ内に送り込まれ、ピストン１４ａを後退させる。
この際、該シリンダ１４は無負荷であり、圧力油供給源
３０の総出力はシリンダ１５側に供給される。
要領を図４について説明する。図において常時は副操作
弁２７は中立位置に保持され、連結管２０内の圧力油の
流出は阻止されている。この状態において主操作弁２３
を操作することにより、例えば一方のシリンダ１５側に
圧力油が供給されるとき、該シリンダ１５はピストン１
５ａの前進により該シリンダ室１５ｂに残留する圧力油
は連結管２０を介して他方のシリンダ１４のシリンダ室
１４ｂ内に送り込まれ、ピストン１４ａを後退させる。
この際、該シリンダ１４は無負荷であり、圧力油供給源
３０の総出力はシリンダ１５側に供給される。
【００１８】該シリンダ１５のピストン１５ａの前進終
了後は、主操作弁２３を切り換えることにより、圧力油
は他方の圧縮シリンダ１４側に供給される。これにより
該シリンダのピストン１４ａは前進し、シリンダ室１４
ｂ内の残留油はシリンダ１５のシリンダ室１５ｂ内に連
結管２０を介して流入される。以下この操作を繰り返
す。
了後は、主操作弁２３を切り換えることにより、圧力油
は他方の圧縮シリンダ１４側に供給される。これにより
該シリンダのピストン１４ａは前進し、シリンダ室１４
ｂ内の残留油はシリンダ１５のシリンダ室１５ｂ内に連
結管２０を介して流入される。以下この操作を繰り返
す。
【００１９】なお、連結管内の圧力油は、長時間の使用
により洩れ等により残留油の増減は避けられない。これ
を防止するためには、定期的に該連結管２０への圧力油
の補給若しくは排出を行う。その要領は主操作弁２３に
より一方のシリンダに圧力油を供給した状態において、
副操作弁２７を操作し、逆止弁２６にパイロット油を供
給する。これにより該逆止弁は開路し、圧力油流通通路
２４内の圧力油を抜くか、または逆に圧力油を逆方向
（図では下方）から供給し、不足を補充する。
により洩れ等により残留油の増減は避けられない。これ
を防止するためには、定期的に該連結管２０への圧力油
の補給若しくは排出を行う。その要領は主操作弁２３に
より一方のシリンダに圧力油を供給した状態において、
副操作弁２７を操作し、逆止弁２６にパイロット油を供
給する。これにより該逆止弁は開路し、圧力油流通通路
２４内の圧力油を抜くか、または逆に圧力油を逆方向
（図では下方）から供給し、不足を補充する。
【００２０】この際、上記定期的に行うのに対し、残留
油の不足に伴うピストンの復帰の不十分を検出して行う
こともできる。その一例としては、図３に示す如く、少
なくとも何れか一方の下部フレーム、例えば１２内にピ
ストンに接続されるプッシャ１４ｃの後退位置に対向し
て圧力スイッチ等の復帰位置検出器３１を備え、プッシ
ャ１４ｃが所定位置まで復帰しないときは、該スイッチ
からの信号が得られず、これを検出して油量調整機構２
５を作動し、残留油の補充を行う。３２は該スイッチ保
持用バネを示す。なお、位置検出器３１は、シリンダス
トローク検出器を備えたシリンダを使用する場合はそれ
で代用することが出来、係る場合においてはシリンダ室
１４ｂ、１５ｂ内の油が増加した状態の検出も可能であ
る。
油の不足に伴うピストンの復帰の不十分を検出して行う
こともできる。その一例としては、図３に示す如く、少
なくとも何れか一方の下部フレーム、例えば１２内にピ
ストンに接続されるプッシャ１４ｃの後退位置に対向し
て圧力スイッチ等の復帰位置検出器３１を備え、プッシ
ャ１４ｃが所定位置まで復帰しないときは、該スイッチ
からの信号が得られず、これを検出して油量調整機構２
５を作動し、残留油の補充を行う。３２は該スイッチ保
持用バネを示す。なお、位置検出器３１は、シリンダス
トローク検出器を備えたシリンダを使用する場合はそれ
で代用することが出来、係る場合においてはシリンダ室
１４ｂ、１５ｂ内の油が増加した状態の検出も可能であ
る。
【００２１】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、ホッパ
底部に配置された対をなす圧縮機構それぞれのプッシャ
作動用シリンダのヘッド側を連結管により接続し、反対
側は共通の操作弁に接続し、該操作弁により対をなす作
動シリンダに対し交互に圧力油を供給すると共に、圧力
油の供給によるピストンの移動により残留油を他方の作
動シリンダに供給し、ピストンを復行させるようにしし
たから、圧力油供給源の総出力油はシリンダ１本分の油
量となるため小容量のポンプ、電動機の利用が可能であ
り、その操作は１個の操作弁により行うことができるか
ら、その操作は容易である。またこの際、両プッシャ作
動用シリンダのプッシャ側を連結する連結管は油量調整
機構に連結され、該油量調整機構は逆止弁と圧力源及び
タンクに接続される操作弁とを備え、連結管内の作動油
を所定量に調整可能とすることにより、残留作動油の過
不足に伴う他方のピストンの復帰が不十分となることを
防止することができる。さらにまた、少なくとも一方の
作動シリンダには、プッシャの所定位置までの復帰を検
出する検出器若しくは、シリンダストローク検出器を備
えたシリンダとしたときは、該検出器によりプッシャが
所定位置まで移行しないときは油量調整機構を作動し連
結管への作動油の補充、排出を行うことにより、作動油
の補充、排出を自動的に行うことができる。
底部に配置された対をなす圧縮機構それぞれのプッシャ
作動用シリンダのヘッド側を連結管により接続し、反対
側は共通の操作弁に接続し、該操作弁により対をなす作
動シリンダに対し交互に圧力油を供給すると共に、圧力
油の供給によるピストンの移動により残留油を他方の作
動シリンダに供給し、ピストンを復行させるようにしし
たから、圧力油供給源の総出力油はシリンダ１本分の油
量となるため小容量のポンプ、電動機の利用が可能であ
り、その操作は１個の操作弁により行うことができるか
ら、その操作は容易である。またこの際、両プッシャ作
動用シリンダのプッシャ側を連結する連結管は油量調整
機構に連結され、該油量調整機構は逆止弁と圧力源及び
タンクに接続される操作弁とを備え、連結管内の作動油
を所定量に調整可能とすることにより、残留作動油の過
不足に伴う他方のピストンの復帰が不十分となることを
防止することができる。さらにまた、少なくとも一方の
作動シリンダには、プッシャの所定位置までの復帰を検
出する検出器若しくは、シリンダストローク検出器を備
えたシリンダとしたときは、該検出器によりプッシャが
所定位置まで移行しないときは油量調整機構を作動し連
結管への作動油の補充、排出を行うことにより、作動油
の補充、排出を自動的に行うことができる。
【図１】本発明の廃棄物の圧縮装置の横断説明図であ
る。
る。
【図２】図１におけるＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図３】プッシャの復帰検出器の取付け説明図である。
【図４】本発明の両圧縮シリンダの操作要領説明図であ
る。
る。
【図５】従来例の廃棄物の圧縮装置の横断平面図であ
る。
る。
【図６】図５におけるＹ−Ｙ線に沿う断面図である。
【図７】圧縮機構の縦断面図である。
【図８】抵抗手段の作動説明図である。
【図９】対をなす圧縮機構の第１例の作動要領説明図で
ある。
ある。
【図１０】対をなす圧縮機構の第２例の作動要領説明図
である。
である。
１ 廃棄物の圧縮装置 ２ ホッパ ３ 圧縮機構 ４ 圧縮機構 ５ 排出孔 ６ 排出孔 １４ 圧縮シリンダ １５ 圧縮シリンダ ２０ 連結管 ２３ 主操作弁
Claims (3)
- 【請求項１】 廃棄物を収納する有底筒状のホッパと、
該ホッパの底部に形成された対をなす廃棄物排出孔にそ
れぞれ連設される廃棄物圧縮機構とを備え、ホッパに供
給された廃棄物を加圧して排出孔から圧縮機構に供給
し、該圧縮機構により圧縮固化して排出する廃棄物の圧
縮装置において、それぞれの圧縮機構のプッシャ作動用
圧縮シリンダはヘッド側を連結管により接続し、ボトム
側は共通の主操作弁に接続し、該操作弁の操作により対
をなす圧縮シリンダの作動を交互に行うことを特徴とす
る廃棄物の圧縮装置。 - 【請求項２】 両プッシャ作動用シリンダのヘッド側を
連結する連結管は油量調整機構に連結され、該油量調整
機構は逆止弁と副操作弁とを備え、両シリンダ内の残留
作動油を所定量に調整可能としたことを特徴とする請求
項１記載の廃棄物の圧縮装置。 - 【請求項３】 少なくとも一方の作動シリンダには、プ
ッシャの位置を検出する検出器を備え、該検出器により
プッシャが所定位置まで移行しないときは油量調整機構
を作動し両シリンダ内への作動油の補充を行うことを特
徴とする請求項２記載の廃棄物の圧縮装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103800A JPH09267194A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 廃棄物の圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103800A JPH09267194A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 廃棄物の圧縮装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09267194A true JPH09267194A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14363479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8103800A Pending JPH09267194A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 廃棄物の圧縮装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09267194A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101218974B1 (ko) * | 2010-08-27 | 2013-01-07 | 주식회사 한성환경기연 | 슬러지 운반용 피스톤 펌프 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8103800A patent/JPH09267194A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101218974B1 (ko) * | 2010-08-27 | 2013-01-07 | 주식회사 한성환경기연 | 슬러지 운반용 피스톤 펌프 |
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