JPH09266014A - 電池パック - Google Patents
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- JPH09266014A JPH09266014A JP8099376A JP9937696A JPH09266014A JP H09266014 A JPH09266014 A JP H09266014A JP 8099376 A JP8099376 A JP 8099376A JP 9937696 A JP9937696 A JP 9937696A JP H09266014 A JPH09266014 A JP H09266014A
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- Japan
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- battery
- batteries
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池パックにおいて、ラッシュカレントに対
して過放電保護機能が作用しないようにする。 【解決手段】 電池1A、1Bの+極あるいは−極と、
1対の電極端子T11、T12の一方との間に、スイッチ素
子Q11、Q12を直列接続する。電池1A、1Bの端子電
圧を検出する検出回路21、24と、電池1A、1Bの
端子電圧の一時的な低下に対して、検出回路21、22
の動作を無効にする回路3とを設ける。電池1A、1B
の端子電圧が規定値まで低下したとき、検出回路21、
22の出力信号にしたがってスイッチ素子Q11、Q12を
オフにする。電池1A、1Bの端子電圧の一時的な低下
のときには、検出回路21、22の動作を無効にする回
路3によりスイッチ素子Q11、Q12をオフにしない。
して過放電保護機能が作用しないようにする。 【解決手段】 電池1A、1Bの+極あるいは−極と、
1対の電極端子T11、T12の一方との間に、スイッチ素
子Q11、Q12を直列接続する。電池1A、1Bの端子電
圧を検出する検出回路21、24と、電池1A、1Bの
端子電圧の一時的な低下に対して、検出回路21、22
の動作を無効にする回路3とを設ける。電池1A、1B
の端子電圧が規定値まで低下したとき、検出回路21、
22の出力信号にしたがってスイッチ素子Q11、Q12を
オフにする。電池1A、1Bの端子電圧の一時的な低下
のときには、検出回路21、22の動作を無効にする回
路3によりスイッチ素子Q11、Q12をオフにしない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電池パックに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン電池は、容量のわりに軽
いので、業務用のポータブル電子機器、例えば取材用V
TRの電源などとして広く利用されている。そして、業
務用などに使用されるリチウムイオン電池の中には、パ
ック化されるとともに、保護回路が一体化されたものが
ある。
いので、業務用のポータブル電子機器、例えば取材用V
TRの電源などとして広く利用されている。そして、業
務用などに使用されるリチウムイオン電池の中には、パ
ック化されるとともに、保護回路が一体化されたものが
ある。
【0003】図4において、符号10は、そのようなリ
チウムイオン電池パックの一例を示す。すなわち、この
例においては、2つのリチウムイオン電池1A、1Bが
直列接続されるとともに、その+極がヒューズF11を通
じて+側電極端子T11に接続され、その−極が、電流検
出用の小さな値の抵抗器R11と、スイッチ用のFET
(Q11、Q12)のドレイン・ソース間との直列回路を通
じて−側電極端子T12に接続される。
チウムイオン電池パックの一例を示す。すなわち、この
例においては、2つのリチウムイオン電池1A、1Bが
直列接続されるとともに、その+極がヒューズF11を通
じて+側電極端子T11に接続され、その−極が、電流検
出用の小さな値の抵抗器R11と、スイッチ用のFET
(Q11、Q12)のドレイン・ソース間との直列回路を通
じて−側電極端子T12に接続される。
【0004】また、符号2は充放電の保護回路を示す。
この保護回路2は、A/Dコンバータ回路21、電圧検
出回路22、23、論理回路24、タイマ回路25およ
びクロック発振回路26などから構成されているととも
に、これらの回路21〜26が1チップIC化されてい
る。なお、このようなIC(保護回路2)として、シリ
コニクス社の「PRD1041D」、ミツミ電機の「MM1302AFB
E」、日本モトローラ社の「SC371013FER」などがある。
この保護回路2は、A/Dコンバータ回路21、電圧検
出回路22、23、論理回路24、タイマ回路25およ
びクロック発振回路26などから構成されているととも
に、これらの回路21〜26が1チップIC化されてい
る。なお、このようなIC(保護回路2)として、シリ
コニクス社の「PRD1041D」、ミツミ電機の「MM1302AFB
E」、日本モトローラ社の「SC371013FER」などがある。
【0005】そして、電池1Aの+極がIC保護用の抵
抗器R13およびVDD端子T22を通じてA/Dコンバータ
21に接続され、電池1Aと電池1Bとの接続点が、抵
抗器R12およびVC端子(接続ピン)T21を通じてA/
Dコンバータ21に接続され、電池1Bの−極がIC保
護用の抵抗器R14およびVSS端子T24を通じてA/Dコ
ンバータ21に接続されるとともに、検出回路22、2
3に接続される。
抗器R13およびVDD端子T22を通じてA/Dコンバータ
21に接続され、電池1Aと電池1Bとの接続点が、抵
抗器R12およびVC端子(接続ピン)T21を通じてA/
Dコンバータ21に接続され、電池1Bの−極がIC保
護用の抵抗器R14およびVSS端子T24を通じてA/Dコ
ンバータ21に接続されるとともに、検出回路22、2
3に接続される。
【0006】また、抵抗器R11とFET(Q11)との接
続点が、抵抗器R15およびIS端子T25を通じて検出回
路23に接続されるとともに、端子T22と端子T24との
間にノイズ除去用のコンデンサC11が接続され、端子T
24と端子T25との間に、ノイズ除去用のコンデンサC12
が接続される。
続点が、抵抗器R15およびIS端子T25を通じて検出回
路23に接続されるとともに、端子T22と端子T24との
間にノイズ除去用のコンデンサC11が接続され、端子T
24と端子T25との間に、ノイズ除去用のコンデンサC12
が接続される。
【0007】さらに、端子T12が、抵抗器R16およびV
M端子T23を通じて検出回路22に接続され、回路21
〜23の出力が論理回路24に供給される。また、この
とき、論理回路24にタイマ回路25が接続されるとと
もに、このタイマ回路25には、C端子T26を通じて時
定数用のコンデンサC13が接続され、論理回路24の動
作のタイミングが制御される。また、クロック発振回路
26から回路21、24にクロックが供給される。
M端子T23を通じて検出回路22に接続され、回路21
〜23の出力が論理回路24に供給される。また、この
とき、論理回路24にタイマ回路25が接続されるとと
もに、このタイマ回路25には、C端子T26を通じて時
定数用のコンデンサC13が接続され、論理回路24の動
作のタイミングが制御される。また、クロック発振回路
26から回路21、24にクロックが供給される。
【0008】そして、論理回路24の出力が、DCO端
子T27を通じてFET(Q11、Q12)のゲートに供給さ
れる。また、端子T22と端子T24との間の電圧が、回路
21〜25の動作電圧として使用される。
子T27を通じてFET(Q11、Q12)のゲートに供給さ
れる。また、端子T22と端子T24との間の電圧が、回路
21〜25の動作電圧として使用される。
【0009】このような構成において、端子T11、T12
を充電装置(図示せず)に接続すると、端子T11と端子
T12との間に、充電電圧が供給されるとともに、この電
圧が、(端子T11を基準電位点にして)検出回路22に
より検出され、その検出出力が論理回路24に供給され
る。
を充電装置(図示せず)に接続すると、端子T11と端子
T12との間に、充電電圧が供給されるとともに、この電
圧が、(端子T11を基準電位点にして)検出回路22に
より検出され、その検出出力が論理回路24に供給され
る。
【0010】この結果、論理回路24の出力信号により
FET(Q11、Q12)がオンとされ、端子T11、T12の
充電電圧が電池1A、1Bの直列回路に供給され、電池
1A、1Bは充電される。
FET(Q11、Q12)がオンとされ、端子T11、T12の
充電電圧が電池1A、1Bの直列回路に供給され、電池
1A、1Bは充電される。
【0011】そして、充電の終了は、本来は充電装置に
より実行されるが、過充電状態になると、このとき、電
池1A、1Bの端子電圧が規定値よりも上昇するととも
に、これに対応して端子T22と端子T24との間の電圧も
規定値よりも上昇する。
より実行されるが、過充電状態になると、このとき、電
池1A、1Bの端子電圧が規定値よりも上昇するととも
に、これに対応して端子T22と端子T24との間の電圧も
規定値よりも上昇する。
【0012】すると、これがA/Dコンバータ21を通
じて論理回路24により検出される。この結果、論理回
路24の出力信号によりFET(Q11、Q12)がオフと
されて端子T11、T12の充電電圧は電池1A、1Bに供
給されなくなり、電池1A、1Bは過充電から保護され
る。
じて論理回路24により検出される。この結果、論理回
路24の出力信号によりFET(Q11、Q12)がオフと
されて端子T11、T12の充電電圧は電池1A、1Bに供
給されなくなり、電池1A、1Bは過充電から保護され
る。
【0013】一方、端子T11、T12に負荷(図示せず)
を接続すると、端子T12は端子T11と同電位となり、こ
れが端子T23を通じて検出回路22により検出されると
ともに、その検出出力が論理回路24に供給される。
を接続すると、端子T12は端子T11と同電位となり、こ
れが端子T23を通じて検出回路22により検出されると
ともに、その検出出力が論理回路24に供給される。
【0014】この結果、論理回路24の出力信号により
FET(Q11、Q12)がオンとされ、電池1A、1Bの
電圧が、端子T11と端子T12との間に出力され、負荷に
供給される。
FET(Q11、Q12)がオンとされ、電池1A、1Bの
電圧が、端子T11と端子T12との間に出力され、負荷に
供給される。
【0015】そして、電池1A、1Bの電圧が負荷に供
給されている場合に、なんらかの理由により、負荷に流
れる電流が規定値よりも大きくなると、抵抗器R11にお
ける降下電圧が大きくなるととともに、この降下電圧の
大きくなったことが検出回路23により検出され、その
検出結果が論理回路24に供給される。
給されている場合に、なんらかの理由により、負荷に流
れる電流が規定値よりも大きくなると、抵抗器R11にお
ける降下電圧が大きくなるととともに、この降下電圧の
大きくなったことが検出回路23により検出され、その
検出結果が論理回路24に供給される。
【0016】この結果、論理回路24の出力信号により
FET(Q11、Q12)がオフとされて電池1A、1Bの
電圧は負荷に供給されなくなり、電池1A、1Bは過負
荷による過大電流から保護される。
FET(Q11、Q12)がオフとされて電池1A、1Bの
電圧は負荷に供給されなくなり、電池1A、1Bは過負
荷による過大電流から保護される。
【0017】また、リチウムイオン電池パック10の使
用につれて電池1A、1Bの残量が規定値まで減少する
と、すなわち、電池1A、1Bの端子電圧が終止電圧ま
で低下すると、端子T22と端子T24との間の電圧が低下
するとともに、これがA/Dコンバータ21を通じて論
理回路24により検出される。そして、この論理回路2
4の出力信号によりFET(Q11、Q12)がオフとされ
て電池1A、1Bの電圧は負荷に供給されなくなり、電
池1A、1Bは過放電から保護される。
用につれて電池1A、1Bの残量が規定値まで減少する
と、すなわち、電池1A、1Bの端子電圧が終止電圧ま
で低下すると、端子T22と端子T24との間の電圧が低下
するとともに、これがA/Dコンバータ21を通じて論
理回路24により検出される。そして、この論理回路2
4の出力信号によりFET(Q11、Q12)がオフとされ
て電池1A、1Bの電圧は負荷に供給されなくなり、電
池1A、1Bは過放電から保護される。
【0018】以上のように、図4のリチウムイオン電池
パック10においては、リチウムイオン電池1A、1B
がパック化されているとともに、そのリチウムイオン電
池1A、1Bを過充電、過大電流あるいは過放電から保
護する保護回路2が一体化されている。
パック10においては、リチウムイオン電池1A、1B
がパック化されているとともに、そのリチウムイオン電
池1A、1Bを過充電、過大電流あるいは過放電から保
護する保護回路2が一体化されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、電
子機器は、電源投入時、定常時よりも大きいラッシュカ
レントが流れるが、上述したリチウムイオン電池パック
10を使用する機器においても、電源投入時、かなりの
ラッシュカレントが流れる。
子機器は、電源投入時、定常時よりも大きいラッシュカ
レントが流れるが、上述したリチウムイオン電池パック
10を使用する機器においても、電源投入時、かなりの
ラッシュカレントが流れる。
【0020】図5は、そのようなラッシュカレントの測
定例を示すもので、この例においては、リチウムイオン
電池パック10の電池1A、1Bはそれぞれ2本のリチ
ウムイオン電池を直列接続してある場合であり、すなわ
ち、全体としては、4本のリチウムイオン電池が直列接
続してある場合である。したがって、公称出力電圧は、
14.4V(=3.6V×4)であるが、図5の場合、満充電
されているので、その端子電圧は16.9Vとなっている。
また、負荷は放送局の取材用VTRである。
定例を示すもので、この例においては、リチウムイオン
電池パック10の電池1A、1Bはそれぞれ2本のリチ
ウムイオン電池を直列接続してある場合であり、すなわ
ち、全体としては、4本のリチウムイオン電池が直列接
続してある場合である。したがって、公称出力電圧は、
14.4V(=3.6V×4)であるが、図5の場合、満充電
されているので、その端子電圧は16.9Vとなっている。
また、負荷は放送局の取材用VTRである。
【0021】そして、この測定結果によれば、定常時の
負荷電流は1.1A程度であるが、電源投入時(t=0)
のラッシュカレントは約30.7Aに達し、その後、負荷電
流は次第に減少して15m秒後あたりから定常値になって
いる。
負荷電流は1.1A程度であるが、電源投入時(t=0)
のラッシュカレントは約30.7Aに達し、その後、負荷電
流は次第に減少して15m秒後あたりから定常値になって
いる。
【0022】ところが、電池1A、1Bは、1本あたり
0.06〜0.1Ω程度の内部抵抗を有する。
0.06〜0.1Ω程度の内部抵抗を有する。
【0023】したがって、負荷電流が流れると、電池1
A、1Bの内部抵抗に電圧降下を生じるが、電源投入時
には、7.4V(≒0.06Ω×4×30.7A)の電圧降下を生
じてしまう。この結果、電池1A、1Bの端子電圧は、
図5に示すように、満充電時には、16.9Vであっても、
電源投入時には、9.3V(≒16.9V−7.4V)まで低下し
てしまう。
A、1Bの内部抵抗に電圧降下を生じるが、電源投入時
には、7.4V(≒0.06Ω×4×30.7A)の電圧降下を生
じてしまう。この結果、電池1A、1Bの端子電圧は、
図5に示すように、満充電時には、16.9Vであっても、
電源投入時には、9.3V(≒16.9V−7.4V)まで低下し
てしまう。
【0024】そして、このように電池1A、1Bの端子
電圧が大きく低下すると、上述のように、保護回路2の
過放電保護機能によりFET(Q11、Q12)がオフとな
ってしまう。つまり、電源投入時、ラッシュカレントに
より保護回路2の過放電保護機能が作用し、端子T11、
T12の出力電圧は得られなくなってしまう。
電圧が大きく低下すると、上述のように、保護回路2の
過放電保護機能によりFET(Q11、Q12)がオフとな
ってしまう。つまり、電源投入時、ラッシュカレントに
より保護回路2の過放電保護機能が作用し、端子T11、
T12の出力電圧は得られなくなってしまう。
【0025】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
うとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、充電式の電池と、この電池の端子電圧が供給さ
れる1対の電極端子と、上記電池の+極あるいは−極
と、上記1対の電極端子の一方との間に直列接続された
スイッチ素子と、上記電池の端子電圧を検出する検出回
路と、上記電池の端子電圧の一時的な低下に対して、上
記検出回路の動作を無効にする回路とを有し、上記電池
の端子電圧が規定値まで低下したとき、上記検出回路の
出力信号にしたがって上記スイッチ素子をオフにする
が、上記電池の端子電圧の一時的な低下のときには、上
記検出回路の動作を無効にする回路により上記スイッチ
素子をオフにしないようにした電池パックとするもので
ある。
いては、充電式の電池と、この電池の端子電圧が供給さ
れる1対の電極端子と、上記電池の+極あるいは−極
と、上記1対の電極端子の一方との間に直列接続された
スイッチ素子と、上記電池の端子電圧を検出する検出回
路と、上記電池の端子電圧の一時的な低下に対して、上
記検出回路の動作を無効にする回路とを有し、上記電池
の端子電圧が規定値まで低下したとき、上記検出回路の
出力信号にしたがって上記スイッチ素子をオフにする
が、上記電池の端子電圧の一時的な低下のときには、上
記検出回路の動作を無効にする回路により上記スイッチ
素子をオフにしないようにした電池パックとするもので
ある。
【0027】この結果、ラッシュカレントによる一時的
な電池電圧の低下に対して、過放電保護機能が非動作状
態となり、電池電圧の出力が続行される。
な電池電圧の低下に対して、過放電保護機能が非動作状
態となり、電池電圧の出力が続行される。
【0028】
【発明の実施の形態】図1において、リチウムイオン電
池1A、1Bおよび保護回路2などが上記のように接続
されてリチウムイオン電池パック10が構成される。
池1A、1Bおよび保護回路2などが上記のように接続
されてリチウムイオン電池パック10が構成される。
【0029】さらに、保護回路2のVDD端子T22と、電
池1Bの−極との間に、コンデンサC14が接続され、抵
抗器R13およびコンデンサC14により、時定数回路3が
構成される。なお、この場合、一例として、 R13=220Ω(図4の電池パックでは、100Ω) C14=4.7μF とされる。
池1Bの−極との間に、コンデンサC14が接続され、抵
抗器R13およびコンデンサC14により、時定数回路3が
構成される。なお、この場合、一例として、 R13=220Ω(図4の電池パックでは、100Ω) C14=4.7μF とされる。
【0030】このような構成によれば、通常の充電およ
び放電が上述のように実行されるとともに、過充電に対
する保護も上述のように実行される。
び放電が上述のように実行されるとともに、過充電に対
する保護も上述のように実行される。
【0031】そして、負荷の電源投入時には、ラッシュ
カレントが流れるので、例えば図5に示すように、電池
1A、1Bの端子電圧は一時的に大きく低下する。
カレントが流れるので、例えば図5に示すように、電池
1A、1Bの端子電圧は一時的に大きく低下する。
【0032】しかし、電池1A、1Bの端子電圧は、抵
抗器R13を通じて保護回路2の端子T22に供給されると
ともに、この端子T22には、コンデンサC14が接続され
ているので、ラッシュカレントにより電池1A、1Bの
端子電圧が一時的に低下しても、これはコンデンサC14
により吸収され、端子T22の電圧はほとんど低下しな
い。
抗器R13を通じて保護回路2の端子T22に供給されると
ともに、この端子T22には、コンデンサC14が接続され
ているので、ラッシュカレントにより電池1A、1Bの
端子電圧が一時的に低下しても、これはコンデンサC14
により吸収され、端子T22の電圧はほとんど低下しな
い。
【0033】したがって、電源投入時、ラッシュカレン
トにより電池1A、1Bの端子電圧が一時的に低下して
も、これを保護回路2が過放電と判断して保護動作に入
ることがなく、すなわち、FET(Q11、Q12)がオフ
になることがなく、この結果、端子T11、T12の出力電
圧が遮断されることがない。
トにより電池1A、1Bの端子電圧が一時的に低下して
も、これを保護回路2が過放電と判断して保護動作に入
ることがなく、すなわち、FET(Q11、Q12)がオフ
になることがなく、この結果、端子T11、T12の出力電
圧が遮断されることがない。
【0034】なお、リチウムイオン電池パック10を使
用することにより、電池1A、1Bの端子電圧が次第に
低下したときには、この低下に追従して端子T22の電圧
も低下し、電池1A、1Bの端子電圧が規定値まで低下
すると、上述のように保護回路2が作用してFET(Q
11、Q12)がオフとなり、電池1A、1Bは過放電から
保護される。
用することにより、電池1A、1Bの端子電圧が次第に
低下したときには、この低下に追従して端子T22の電圧
も低下し、電池1A、1Bの端子電圧が規定値まで低下
すると、上述のように保護回路2が作用してFET(Q
11、Q12)がオフとなり、電池1A、1Bは過放電から
保護される。
【0035】こうして、このリチウムイオン電池パック
10によれば、負荷の電源投入時、大きなラッシュカレ
ントが流れることにより電池1A、1Bの端子電圧が低
下しても、端子T11、T12に出力電圧を得ることができ
る。しかし、電池1A、1Bの端子電圧が使用につれて
低下したときには、保護回路2の保護作用により電池1
A、1Bの過放電を防止することができる。
10によれば、負荷の電源投入時、大きなラッシュカレ
ントが流れることにより電池1A、1Bの端子電圧が低
下しても、端子T11、T12に出力電圧を得ることができ
る。しかし、電池1A、1Bの端子電圧が使用につれて
低下したときには、保護回路2の保護作用により電池1
A、1Bの過放電を防止することができる。
【0036】しかも、そのためには、コンデンサC14を
追加して時定数回路3を構成するだけでよく、コストの
上昇を最少に抑えることができる。
追加して時定数回路3を構成するだけでよく、コストの
上昇を最少に抑えることができる。
【0037】図2は、この発明の他の形態を示し、論理
回路24の出力信号S24がオア回路27を通じてDCO
端子T27に取り出される。また、タイマ回路25から所
定の信号S25が取り出される。すなわち、電池1A、1
Bの端子電圧が終止電圧まで低下し、これがA/Dコン
バータ21を通じて論理回路24により検出された時点
から所定の期間τにわたって“1”レベルとなる信号S
25が取り出される。そして、この信号S25がオア回路2
7に供給される。
回路24の出力信号S24がオア回路27を通じてDCO
端子T27に取り出される。また、タイマ回路25から所
定の信号S25が取り出される。すなわち、電池1A、1
Bの端子電圧が終止電圧まで低下し、これがA/Dコン
バータ21を通じて論理回路24により検出された時点
から所定の期間τにわたって“1”レベルとなる信号S
25が取り出される。そして、この信号S25がオア回路2
7に供給される。
【0038】なお、期間τは、電源投入時のラッシュカ
レントによって電池1A、1Bの端子電圧が規定値以下
に低下している期間よりも、わずかに長い時間、例えば
数m秒〜数100m秒とされる。また、コンデンサC14は
接続されない。
レントによって電池1A、1Bの端子電圧が規定値以下
に低下している期間よりも、わずかに長い時間、例えば
数m秒〜数100m秒とされる。また、コンデンサC14は
接続されない。
【0039】このような構成において、任意の時点に負
荷の電源を投入すると、ラッシュカレントにより、図3
Aに示すように(波形は誇張してある)、電池1A、1
Bの端子電圧が低下し、時点t1に規定値以下となり、
上述のように、この電圧の低下が、A/Dコンバータ2
1を通じて論理回路24により検出され、論理回路24
の出力信号S24は、図3Bに示すように、時点t1から
“0”レベルとなる。
荷の電源を投入すると、ラッシュカレントにより、図3
Aに示すように(波形は誇張してある)、電池1A、1
Bの端子電圧が低下し、時点t1に規定値以下となり、
上述のように、この電圧の低下が、A/Dコンバータ2
1を通じて論理回路24により検出され、論理回路24
の出力信号S24は、図3Bに示すように、時点t1から
“0”レベルとなる。
【0040】しかし、このS24=“0”になったことに
より、図3Cに示すように、時点t1からS25=“1”
となり、この信号S25がオア回路27に供給されている
ので、図3Dに示すように、DCO端子T27は、時点t
1以後も“1”レベルの状態を続ける。したがって、F
ET(Q11、Q12)は、時点t1以後もオンの状態を続
ける。
より、図3Cに示すように、時点t1からS25=“1”
となり、この信号S25がオア回路27に供給されている
ので、図3Dに示すように、DCO端子T27は、時点t
1以後も“1”レベルの状態を続ける。したがって、F
ET(Q11、Q12)は、時点t1以後もオンの状態を続
ける。
【0041】そして、時点t2(t2>t1+τ)になる
と、ラッシュカレントが減少して電池1A、1Bの端子
電圧が規定値以上に復帰するので、S24=“1”とな
り、この時点t2以後は、信号S24によりFET(Q1
1、Q12)のオン状態が続けられる。なお、時点t1から
期間τが経過した時点にS25=“0”となる。
と、ラッシュカレントが減少して電池1A、1Bの端子
電圧が規定値以上に復帰するので、S24=“1”とな
り、この時点t2以後は、信号S24によりFET(Q1
1、Q12)のオン状態が続けられる。なお、時点t1から
期間τが経過した時点にS25=“0”となる。
【0042】したがって、電源投入時、大きなラッシュ
カレントが流れも保護回路2が過放電と判断して保護動
作に入ることがなく、FET(Q11、Q12)がオフにな
ることがない。
カレントが流れも保護回路2が過放電と判断して保護動
作に入ることがなく、FET(Q11、Q12)がオフにな
ることがない。
【0043】一方、リチウムイオン電池パック10の使
用につれて電池1A、1Bの端子電圧が次第に低下し、
図3Aの時点t3に電池1A、1Bの端子電圧が規定値
以下となった場合には、時点t1の場合と同様、時点t3
からS24=“0”となるとともに、S25=“1”とな
る。
用につれて電池1A、1Bの端子電圧が次第に低下し、
図3Aの時点t3に電池1A、1Bの端子電圧が規定値
以下となった場合には、時点t1の場合と同様、時点t3
からS24=“0”となるとともに、S25=“1”とな
る。
【0044】しかし、この場合には、電池1A、1Bの
端子電圧は、電源投入時のように回復しないで、低下す
る一方なので、時点t3から期間τ後の時点t4になて
も、S24=“0”のままであるとともに、S25=“0”
となる。したがって、時点t4から、DCO端子T27は
“0”レベルとなるので、これによりFET(Q11、Q
12)がオフとなり、電池1A、1Bは過放電から保護さ
れる。
端子電圧は、電源投入時のように回復しないで、低下す
る一方なので、時点t3から期間τ後の時点t4になて
も、S24=“0”のままであるとともに、S25=“0”
となる。したがって、時点t4から、DCO端子T27は
“0”レベルとなるので、これによりFET(Q11、Q
12)がオフとなり、電池1A、1Bは過放電から保護さ
れる。
【0045】こうして、この図2のリチウムイオン電池
パック10においても、負荷の電源投入時、大きなラッ
シュカレントが流れることにより電池1A、1Bの端子
電圧が低下しても、端子T11、T12に出力電圧を得るこ
とができる。しかし、電池1A、1Bの端子電圧が使用
につれて低下したときには、保護回路2の保護作用によ
り電池1A、1Bの過放電を防止することができる。
パック10においても、負荷の電源投入時、大きなラッ
シュカレントが流れることにより電池1A、1Bの端子
電圧が低下しても、端子T11、T12に出力電圧を得るこ
とができる。しかし、電池1A、1Bの端子電圧が使用
につれて低下したときには、保護回路2の保護作用によ
り電池1A、1Bの過放電を防止することができる。
【0046】しかも、そのためには、オア回路27を追
加するだけでよく、保護回路2に一体にIC化すること
もできる。
加するだけでよく、保護回路2に一体にIC化すること
もできる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、過放電から電池を保
護できるとともに、ラッシュカレントに対して、その過
放電の保護機能を非動作状態にすることができる。しか
も、そのための構成が簡単であり、安価である。
護できるとともに、ラッシュカレントに対して、その過
放電の保護機能を非動作状態にすることができる。しか
も、そのための構成が簡単であり、安価である。
【図1】この発明の一形態を示す接続図である。
【図2】この発明の他の形態を示す接続図である。
【図3】図2の回路の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図4】この発明を説明するための接続図である。
【図5】図4の回路の動作を説明するための特性図であ
る。
る。
1A=リチウムイオン電池、1B=リチウムイオン電
池、2=保護回路、3=時定数回路、10=リチウムイ
オン電池パック、21=A/Dコンバータ、22=検出
回路、23=検出回路、24=論理回路、25=タイマ
回路、26=クロック発振回路、27=オア回路、R11
=電流検出用抵抗器、C14=電圧変動の吸収用コンデン
サ、R13=電圧変動の吸収用抵抗器、Q11=スイッチ用
FET、Q12=スイッチ用FET、T11=+側電極端
子、T12=−側電極端子
池、2=保護回路、3=時定数回路、10=リチウムイ
オン電池パック、21=A/Dコンバータ、22=検出
回路、23=検出回路、24=論理回路、25=タイマ
回路、26=クロック発振回路、27=オア回路、R11
=電流検出用抵抗器、C14=電圧変動の吸収用コンデン
サ、R13=電圧変動の吸収用抵抗器、Q11=スイッチ用
FET、Q12=スイッチ用FET、T11=+側電極端
子、T12=−側電極端子
Claims (5)
- 【請求項1】充電式の電池と、 この電池の端子電圧が供給される1対の電極端子と、 上記電池の+極あるいは−極と、上記1対の電極端子の
一方との間に直列接続されたスイッチ素子と、 上記電池の端子電圧を検出する検出回路と、 上記電池の端子電圧の一時的な低下に対して、上記検出
回路の動作を無効にする回路とを有し、 上記電池の端子電圧が規定値まで低下したとき、上記検
出回路の出力信号にしたがって上記スイッチ素子をオフ
にするが、 上記電池の端子電圧の一時的な低下のときには、上記検
出回路の動作を無効にする回路により上記スイッチ素子
をオフにしないようにした電池パック。 - 【請求項2】請求項1に記載の電池パックにおいて、 上記検出回路の動作を無効にする回路が、上記検出回路
の入力側に設けられて上記電池の端子電圧の一時的な低
下を吸収する時定数回路により構成されるようにした電
池パック。 - 【請求項3】請求項2に記載の電池パックにおいて、 上記検出回路の動作を無効にする回路が、上記検出回路
の出力側に設けられてその出力を無効にする回路により
構成されるようにした電池パック。 - 【請求項4】請求項2に記載の電池パックにおいて、 上記1対の電極端子の電圧を検出する別の検出回路を有
し、 この別の検出回路が、上記1対の電極端子に充電電圧の
供給されたことを検出したとき、その検出出力にしたが
って上記スイッチ素子をオンとして上記1対の電極端子
に供給された充電電圧を上記電池に供給するようにした
電池パック。 - 【請求項5】請求項4に記載の電池パックにおいて、 上記電池がリチウムイオン電池であるようにした電池パ
ック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8099376A JPH09266014A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8099376A JPH09266014A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電池パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266014A true JPH09266014A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=14245818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8099376A Pending JPH09266014A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電池パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09266014A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6388426B1 (en) | 1999-09-21 | 2002-05-14 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Battery power source protecting device for an electromotive device |
JP2009112192A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Samsung Sdi Co Ltd | バッテリーパック |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP8099376A patent/JPH09266014A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6388426B1 (en) | 1999-09-21 | 2002-05-14 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Battery power source protecting device for an electromotive device |
JP2009112192A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Samsung Sdi Co Ltd | バッテリーパック |
US8314589B2 (en) | 2007-10-30 | 2012-11-20 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack |
US9293931B2 (en) | 2007-10-30 | 2016-03-22 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack |
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