JPH09265437A - データ通信計算機システム - Google Patents

データ通信計算機システム

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JPH09265437A
JPH09265437A JP8073603A JP7360396A JPH09265437A JP H09265437 A JPH09265437 A JP H09265437A JP 8073603 A JP8073603 A JP 8073603A JP 7360396 A JP7360396 A JP 7360396A JP H09265437 A JPH09265437 A JP H09265437A
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JP
Japan
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data
transmission
condition
computer
unit
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Application number
JP8073603A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Aoshima
弘和 青島
Shunichi Tano
俊一 田野
Hideki Sakao
秀樹 坂尾
Yasuharu Nanba
康晴 難波
Taminori Tomita
民則 冨田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計算機間の通信で、類似するデータの伝送の集
中に対し、データ伝送量を低減する計算機通信システム
を提供する。 【解決手段】送信を行なう計算機と、受信を行なう計算
機と、それらを接続する通信装置からなる計算機通信シ
ステムであり、送信を行う計算機が、送信要求のあった
データを一時的に蓄積する送信蓄積部と、送信したデー
タを所定の期間記録する送信記録部と、データの送信を
行う条件を記録する送信条件部と、送信するデータを圧
縮する送信圧縮部とを有し、受信を行う計算機が、圧縮
されているデータの展開を行う受信展開部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の伝達を行う
2台計算機と、それらを接続する通信装置から成る計算
機システムにおいて、類似したデータの伝送の集中に対
し、データの圧縮を行い、通信装置を通して伝送される
データの量を低減する手段を有する計算機システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】計算機で扱われるデータを圧縮・復元す
る方式としては、様々な方法が提案されている。その一
つとして、ユニバーサル符号が知られている。ユニバー
サル符号を用いた発明としては、「データ圧縮装置およ
びデータ復元装置(特開平6−291677)」があ
る。これは、ユニバーサル符号の代表的な方法である動
的辞書型ジブ−レンペル符号と、その改良型であるLZ
W符号の改良に関するものである。
【0003】「動的辞書型ジブ−レンペル符号は、入力
されたデータを互いに異なる文字列に分解し、この文字
列を辞書番号とともに辞書に管理していく構成を採っ
て、入力中のデータを、辞書登録の最長一致文字列の辞
書番号とその最長一致文字列に続く1文字とを対とする
成分系列に置き換えていくことで、長い文字列を短い辞
書番号で表すことでもって符号化と実行する構成をとる
もの」であると記されている。
【0004】また、「LZW符号は動的辞書型ジブ−レ
ンペル符号の改良を図って、入力データに出現する可能
性のある1文字構成の文字を予め辞書に登録構成を採る
ことで、辞書番号のみで入力データを符号化できるよう
にするもの」であると記されている。
【0005】この発明などによって、特にデータ中に同
一の部分データ列を含むデータにたいしては、高い圧縮
率の圧縮・復元をおこなうことができる。
【0006】通信ネットワークにおいてトラフィックが
集中する問題に対しては、「通信制御システム(特開平
7−46259号公報)」が公知である。これは、「同
期信号可変制御回路でトラフィックに応じて休止期間の
値を変化させて同期信号を送り、システム全体のトラフ
ィックを制御して過大なトラフィック発生の抑止を図
る」ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】計算機間のデータ通信
では、一般に計算機の処理速度に比べ、通信装置のデー
タ伝送速度が遅いことが、計算機間のデータ通信の速度
を制限する要因になっており、ひいては計算機システム
全体の処理効率低下の原因にもなっている。
【0008】転送されるデータには態様が類似し、転送
の即時性を要しないデータが存在するが、従来の計算機
間の通信では、この特徴を効率的なデータ転送を実現す
るために十分に利用していない。
【0009】態様が類似し即時性が要求されないデータ
の転送が集中する用途としては、通信を利用した発注シ
ステム、投票システムなどが考えられる。これらの用途
では、即時性は必ずしも必要ではなく、ある程度の遅延
は許容され、またデータの態様もフォーマットが指定さ
れている場合には類似したものとなる。
【0010】また、従来のトラフィック制御技術は、ト
ラフィックの平均化によってトラフィック集中の問題を
回避するものであり、データ伝送量そのものを低減させ
るものではない。
【0011】本発明の目的は、計算機間の通信で類似し
た内容の伝送が集中する場合に、データ圧縮を行いデー
タ伝送量を低減する、特に、即時性を要しない類似した
内容の通信が集中する場合に高い圧縮率を実現し、計算
機を接続する通信装置を伝送されるデータ伝送量を低減
させた計算機システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】所定の処理を行う2台の
計算機と、それらを接続する通信装置から成り、計算機
間でデータの通信を行なう計算機システムであって、デ
ータの送信を行う計算機が、送信要求のあったデータを
一時的に蓄積しておく送信蓄積部と、送信したデータを
記録しておく送信記録部と、データの送信を行う条件を
記録する送信条件部と、送信するデータを圧縮する送信
圧縮部とを有し、データの受信を行う計算機が、受信し
たデータが送信圧縮部で圧縮されている物である場合に
は展開を行う受信展開部を有し、計算機間の通信で通信
データの圧縮を行う。
【0013】さらに、送信圧縮部は送信を要求されるデ
ータを受け取ると送信蓄積部に蓄積したのち、送信条件
部に設定されている送信を行う条件の更新を行い、また
送信圧縮部は送信条件部に設定されている条件を所定の
時間間隔で参照して、送信蓄積部に蓄積されているデー
タのうち、送信条件部の条件に適合するデータを送信す
るとともに、送信を行ったデータを送信記録部に記録す
る。
【0014】さらに、送信条件部に設定されている送信
を行う条件の更新を、送信記録部に記録されているデー
タあるいは送信蓄積部に蓄積されているデータあるい
は、送信記録部に記録されているデータと送信蓄積部に
蓄積されているデータの両方を参照することによって、
送信圧縮部が行う。
【0015】さらに、送信記録部に記録されているある
データに対して所定の値以上の類似度を示すデータの送
信要求が、所定の値以上の頻度で生じていることを検出
したとき、該データに対して所定の値以上の類似度を示
す、送信蓄積部に蓄積されているデータについては、所
定の期間が経過したとき、あるいは同じデータに対して
所定の値以上の類似度を示す送信を要求されたデータが
所定の件数以上蓄積されたときに、データを圧縮して送
信するための条件を送信条件部に設定する。
【0016】また、送信条件部に設定されている送信を
行う条件を、人為的に設定する。
【0017】また、所定の方法によって通信の即時性を
要する旨の指定がされてるデータについては、送信蓄積
部から取り出して送信を行う条件が設定されている。
【0018】また、通信装置におけるトラフィックが送
信蓄積部に蓄積されているデータに対して所定の値を下
回る場合は、送信蓄積部からデータを取り出して送信を
行う条件が設定されている。
【0019】また、送信条件部に設定されている他の条
件に適合しないデータについては、送信蓄積部から取り
出して送信を行う条件が設定されている。
【0020】また、通信装置あるいは受信する計算機で
通信障害が生じている場合は、障害が回復するまでの期
間で送信を停止し、障害が回復した時点で送信を再開す
る。
【0021】さらに、送信圧縮部が送信蓄積部に蓄積さ
れているあるデータを送信する際に、データに対して所
定の値以上の類似度を示すデータを送信蓄積部から取り
出し、データと共にまとめて圧縮して送信する。
【0022】また、データの受信を行う計算機が受信展
開部の出力するデータを記録する受信記録部を有し、送
信を行う計算機の送信蓄積部に蓄積されているあるデー
タのうち、送信条件部の条件を満たすデータを、送信圧
縮部が送信記録部のデータを利用して圧縮し、受信を行
なう計算機の受信展開部が受信記録部を参照して圧縮さ
れたデータを展開する際に必要なデータを付加して送信
し、受信を行う計算機の受信展開部が受信したデータを
受信記録部を参照して展開する。
【0023】また、他の計算機システムと接続し、計算
機ネットワークシステムの一部を構成する。
【0024】また、処理の一部あるいはすべてをソフト
ウェアによって実現する。
【0025】送信側の計算機で転送するデータを圧縮
し、受信側の計算機で圧縮されたデータを展開するた
め、転送されるデータ量が減る。
【0026】送信条件部に設定する条件を、送信記録部
あるいは送信蓄積部を参照して設定する事により、実際
に行なわれているデータ転送の状況に合わせた条件を設
定する事ができる。特に、送信記録部を参照することに
より、類似したデータの通信の集中を発見し、集中して
いるデータの圧縮を行う為の条件が設定される。
【0027】また、送信されるデータの態様が予想され
るデータに対して、送信条件部に条件を人為的に設定す
ることにより、適切な条件で送信が行われるように設定
することが出来る。
【0028】また、即時性を要求する旨の指定が所定の
方法によってなされているデータについては、例えその
データが蓄積を行い、他の類似するデータとまとめて圧
縮を行って送ることで、データ転送の総量を減らすこと
が出来るとしても、蓄積を行わずに送信する条件を設定
することで、即時性を優先した伝送を行なう事ができ
る。
【0029】また、送信蓄積部に蓄積されているデータ
に対して、通信装置のトラフィックが十分低いときに
は、送信蓄積部からデータを取出して送信を行う事によ
って、トラフィックが十分低いにもかかわらず、データ
が送信されないことがなくなり、トラフィックの分散を
図る事ができる。
【0030】また、送信条件部に設定されている他の条
件に適合しないデータについては、送信蓄積部から取り
出して送信を行う条件を設定することによって、他の条
件によって蓄積を行なう事が定められていないデータに
ついては、即時的に通信が行われる。
【0031】また、通信装置あるいは受信する計算機で
通信障害が生じている場合は、障害が回復するまでの期
間で送信を停止し、類似しているデータについては障害
が回復した時点で圧縮を行って送信することにより、障
害回復時のトラフィックの集中が緩和される。
【0032】また、部分的に同一のデータ列が存在する
ような類似したデータにたいしては、ユニバーサル符号
などによって高率の圧縮が可能となる。一つのデータに
たいしても効率的な圧縮が可能であるが、類似する複数
のデータをまとめて圧縮する場合には、個々のデータご
とに圧縮する場合に比べ、更に高率の圧縮が可能とな
る。送信圧縮部が送信蓄積部に蓄積されているあるデー
タを送信する際に、データに対して所定の値以上の類似
度を示すデータを送信蓄積部から取りだし、データと共
にまとめて圧縮して送信することにより、伝送されるデ
ータの総量を低減することが出来る。
【0033】また、データの受信を行う計算機が受信展
開部の出力するデータを記録する受信記録部を有するこ
とにより、送信記録部と受信記録部には同じデータが記
録されていることになり、送信圧縮部での圧縮処理と、
受信展開部での展開処理で、同じデータを参照して処理
を行うことが出来ることになる。送信圧縮部での圧縮処
理では、圧縮時に参照したデータと同じデータ展開を行
うときに参照可能であることを前提に圧縮を行うことに
よって、高い圧縮率を実現する。この圧縮されたデータ
を、受信展開部での展開処理では、受信記録部のデータ
を参照して展開する。これによって伝送されるデータ量
を低減することが出来る。
【0034】また、他の計算機システムと接続し、計算
機ネットワークシステムの一部を成す場合でも、転送さ
れるデータを圧縮する事によって、計算機ネットワーク
のトラフィックを低減する事ができる。
【0035】また、各計算機における処理を特別なハー
ドウェアによらず、ソフトウェアによって圧縮を行なっ
た伝送を実現する事もできる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1で、1と2は通信を行う計算機、3は
1と2を接続する通信装置である。説明で1はデータの
送信を行う計算機、2はデータの受信を行う計算機とす
る。1Aは1が送信するデータを圧縮する送信圧縮部で
あり、1Bは1Aに対して送信要求がなされたデータを
一時的に蓄積する送信蓄積部であり、1Cは1が送信し
たデータを記録する送信記録部であり、1Dは送信圧縮
部1Aが送信蓄積部1Bに蓄積されているデータを送信
する際の条件を記録する送信条件部である。2Aは3か
ら受信したデータを展開する受信展開部である。
【0037】本実施例では、送信圧縮部1Aと送信蓄積
部1Bと送信記録部1Cと送信条件部1Dとを設けて、
計算機1が送信するデータを圧縮し、受信展開部2Aを
設けて、計算機2が受信したデータを展開するところに
特徴がある。
【0038】送信の要求は計算機1を使用するユーザに
よって、計算機2を使用するユーザにデータを送る目的
で発せられる。ユーザは複数存在し、ユーザIDによっ
て識別される。送信を要求されるデータは図2のフォー
マットを持つ。即時性の項目は、通信の即時性を要求す
るデータであるか否かが記述されている。即時性を要す
る場合は「要」、要しない場合は「不要」と記述され
る。送信者の項目は、送信を要求したユーザのIDが指
定される。受信者の項目は、通信の相手方のユーザID
が指定される。本文の項目は自由フォーマットであり、
任意のテキストが指定される。
【0039】図2のフォーマットの送信要求を送信圧縮
部1Aが受け取ると、図3の流れで処理される。ステッ
プ101で、送信要求を受けたデータを図4のフォーマ
ットで蓄積する。項目120にはデータのIDが指定さ
れる。IDは一意に定まる任意の記号とする。項目12
1にはそのデータを送信すべき時刻が指定され、項目1
22にはそのデータに対して項目121の時刻の指定を
行なった送信条件部1Dの条件のIDが設定される。項
目124には数字が指定されるが、この数字は項目12
2に同じ送信条件部の条件のIDを持つデータがこの件
数以上集まったときには、項目121の時刻に係わらず
送信を行なうために用いられる項目である。121と1
22と124には、始めは何も指定されていない事を表
わす記号「NIL」が指定される。項目123には、そ
のデータが送信要求を受けた時刻、つまりそのデータを
送信蓄積部に書き込んだ時刻が記述される。項目125
には、送信を要求されたデータが記録される。
【0040】送信記録部1Cのデータのフォーマットは
図5に示す物である。項目131は送信されたデータの
IDである。項目132はそのデータが送信を要求され
た時刻である。項目133は送信されたデータである。
【0041】次に、ステップ102で、送信条件部1D
の更新が行なわれる。送信条件部の条件は、図6のフォ
ーマットで記述される。項目151は条件のIDであ
る。項目152はあるデータに対してこの条件が適用さ
れるべき物であるかを判定する処理が指定される。項目
153はこの条件に適合する送信蓄積部のデータに対す
る送信指定時刻を決定するための処理が指定される。項
目154はこの条件に適合する送信蓄積部のデータを圧
縮するための処理が指定される。項目155はこの条件
を設定する基準となった送信記録部のデータのIDが指
定される。項目156には項目153で指定する時間以
前にある件数以上の類似するデータが集まったときに送
信を行うための、件数の指定を行うための処理を指定す
る。
【0042】ステップ102は、図7に示す処理によっ
て実現される。最近N秒間に行なわれた通信のうち、類
似するデータの転送がどの程度の頻度で生じているかに
基づいて、送信条件部の更新を行なう。まず、ステップ
171で送信記録部1Cを参照して最近N秒間に送信を
要求されたデータのIDを、送信を要求された時間が古
い物ほど上になるように、送信圧縮部1Aの内部のスタ
ック1Eにつむ。
【0043】ステップ172ではスタック1Eが空でな
いか判定する。スタック1Eが空でない場合にステップ
173を行なう。スタックが空である場合には、ステッ
プ179に進む。
【0044】ステップ173ではスタックの先頭からデ
ータのIDを取り出す。この時取りだされたデータのI
DをIDtopと呼ぶことにする。次にステップ174
で、IDtopを用いた条件がすでに送信条件に存在す
るか調べる。具体的には、送信条件の項目155にID
topが指定されているデータが存在するかを調べる。
すでに存在する場合は、もはやIDtopのデータと類
似するデータの伝送が集中しているか調べる必要はない
ため、ステップ172に戻り、スタックの次のデータの
IDについて処理を行う。IDtopを基にした条件が
存在しない場合には、ステップ175に進む。
【0045】ステップ175では、送信記録部に記録さ
れているデータのうち、IDtopのデータ以降に送信
を要求されたデータの中で、IDtopと所定の値以上
の類似度を示すデータがどのような頻度で発生している
か調べる。ステップ176では、送信蓄積部に記録され
ているデータのうち、IDtopと所定の値以上の類似
度を示すデータがどのような頻度で発生しているか調べ
る。ステップ175と176で、二つのデータの類似度
の判定には、ここではデータの本文が一致するか否かを
用いる。一致する場合には類似度1、一致しない場合に
は類似度0とする。頻度は類似度の合計値とする。
【0046】ステップ177で、ステップ175と17
6での頻度が所定の値を越えるかを調べる。越えない場
合はステップ172に戻り、越える場合はステップ17
8に進む。ステップ178では、送信条件部にIDto
pと類似するデータを所定の時間蓄積してから送信する
ための条件を追加する。項目151の条件のIDには、
新しく設定された条件ほど値が大きくなるような正の整
数を設定するものとする。項目155にはこの条件を設
定する基準となった送信記録部のデータのID、すなわ
ちIDtopが指定される。項目152の条件を適用す
べきか判定する処理には、そのデータに対して既に送信
時刻が指定されておらず、かつ項目155に指定されて
いるIDの送信記録部に指定されているデータとの類似
度が所定の値以上になるか判定する処理を指定する。つ
まり、ここでは、項目155のIDのデータとの本文の
一致を判定する処理が指定される。項目153の条件に
適合する送信蓄積部のデータに対する送信指定時間を決
定するための処理には、そのデータの送信要求があった
時刻Trに所定の時間Tsを足してた時刻Tr+Tsを
指定する処理とする。項目154の条件に適合するデー
タを圧縮するための処理は、図8に示すようなデータの
圧縮を行う処理を指定する。まず、送信蓄積部から項目
122に同じ送信条件部の条件のIDが指定されている
データを取り出す。この時取りだされるデータは、項目
152に指定されている類似性判定の処理の結果によ
り、191,192,193に示すように同一の本文を
持つデータとなる。このようなデータを、194に示す
ような、一つの本文と、即時性の項目と送信者の項目と
受信者の項目はそれぞれのデータに対して行われていた
指定を識別子で区切って並べたものとすることによって
圧縮する。項目156のまとめるデータ件数の指定を行
うための処理は、所定の値Lを指定する処理とする。
【0047】次にステップ179で、送信条件部から古
い条件の削除を行う。次の処理を送信条件部に指定され
ている条件それぞれに対して行う。すなわち、ある条件
の項目154に指定されているデータが、所定の時間T
以上前に送信要求を受けたデータであり、かつその条件
によって送信時刻が指定されているデータが送信蓄積部
に存在しない場合に、もはやそのデータに類似するデー
タの送信は集中していないと判断して、その条件を送信
条件部から削除する。以上で図7に示す送信条件部の更
新処理が終わり、ステップ102が終了するため図3に
示す処理が終了する。
【0048】次に送信条件部に人為的に設定する条件に
ついて説明する。まず、即時性を要求される通信に対応
するための条件について説明する。項目152には、送
信蓄積部のデータの即時性の項目に「要」と指定されて
いるかを判定する処理を指定する。項目153には現在
の時刻を設定するための処理が指定される。他の項目は
「NIL」を指定する。この条件により、即時性を要求
される旨の指定がされているデータについては、すぐに
送信が行なわれるように送信時刻が指定される。
【0049】次に、あらかじめあるデータに類似するデ
ータの伝送が集中する事が分かっている場合に対応する
ための条件について説明する。項目152には、そのデ
ータに対して既に送信時刻が設定されておらず、かつ指
定されたデータに対して所定の値以上の類似度を示すか
を判定する処理を指定する。項目153のこの条件に適
合する送信蓄積部のデータに対する送信指定時間を決定
するための処理には、そのデータの送信要求があった時
刻Trに所定の時間Tsを足してた時刻Tr+Tsを指
定する処理とする。項目154の条件に適合するデータ
を圧縮するための処理は、既に説明した図8に示すよう
なデータの圧縮を行う処理を指定する。項目156には
まとめるデータ件数の指定を行うための処理には、所定
の値Lを指定する処理とする。他の項目は「NIL」を
指定する。この条件により、項目152に指定された処
理によって類似性を判定されたデータは、蓄積した後に
圧縮されて送信されるような指定がされる。
【0050】次に、送信されるデータに対してトラフィ
ックが低い場合に対応するための条件について説明す
る。通信装置のトラフィックが最近の単位時間当りのデ
ータ伝送量で表わされるTRFであるとき、項目152
には、ある定数AをTRFで割った値より、あるデータ
の長さが短いかを判定する処理を指定する。項目153
には現在の時刻を設定するための処理が指定される。他
の項目は「NIL」を指定する。この条件により、通信
装置のトラフィックに対して短いデータに対しては、す
ぐに送信が行なわれるように送信時刻が指定される。
【0051】次に、他の条件によって送信時刻が指定さ
れないデータに対応するための条件について説明する。
項目151には後の処理(ステップ215)で特別な扱
いをするために、0を指定する。項目152には、ある
データに対して、既に送信時刻が指定されていない事を
判定する処理を指定する。項目153には現在の時刻を
設定するための処理を指定する。他の項目は「NIL」
を指定する。この条件により、他の条件によって送信時
刻が指定されないデータについては、すぐに送信が行な
われるように送信時刻が指定される。これらを図9にま
とめて示す。
【0052】次に図10に示す送信を行なう処理につい
て説明する。この処理は十分短い時間間隔で起動され
る。まずステップ201で、送信条件部の条件を送信蓄
積部のデータに適用し、送信時刻の指定を行なう。この
処理は図11で詳しく説明する。ステップ211で、送
信条件部から、IDが正の整数である条件をスタック1
Eにつむ。次にステップ212でスタックが空であるか
判定を行なう。ステップ213でスタックから条件のI
Dを一つ取出し、ステップ214では、取出したIDの
送信条件を、送信蓄積部のデータに適用する。条件の項
目152の処理によって、その条件を適用すべきデータ
である事が分かった場合は、そのデータの項目121に
は項目153の処理によって送信時刻の指定をおこな
い、項目122には時刻の指定を行なった送信条件のI
Dを指定し、項目124には項目156の処理によって
まとめて送信する件数を指定する。ただし、項目153
がNILであった場合には項目121の記述を、項目1
56がNILであった場合には項目124の記述を変更
しない。そして、ステップ212に戻る。ステップ21
2でスタックが空であった場合は、ステップ215に進
む。ここでは、IDが0である送信条件を送信蓄積部の
データに適用する。IDが0の条件は、他の送信条件に
よって送信時刻が指定されなかったデータの送信時刻を
指定するための条件である。こうして図11の処理が終
了し、ステップ202へ進む。
【0053】ステップ202では通信障害発生の判定を
行なう。通信障害が発生している場合には図10の処理
を終了する。
【0054】通信障害が発生していない場合には、ステ
ップ203の送信処理を行なう。送信処理は図12の流
れで行なわれる。ステップ231で送信蓄積部のIDを
スタックにつむ。ステップ232で、スタックの空の判
定を行なう。空だった場合には図12の処理を終える。
空でなかった場合には、ステップ233に進み、スタッ
クからIDを一つ取出す。ステップ234でそのIDの
データがまだ送信蓄積部に存在するか確認する。存在し
なかった場合には、ステップ232に戻る。存在した場
合は、ステップ235に進む。ステップ235ではその
IDのデータに指定されている送信時刻を過ぎているか
調べる。過ぎている場合にはステップ237に進み、過
ぎていない場合にはステップ236に進む。ステップ2
36では、そのIDのデータの項目122に記述されて
いる条件のIDと同じIDが項目122に記述されてい
る送信蓄積部のデータの件数を数え、その件数が項目1
24に指定されている件数より多いか調べる。少ない場
合にはステップ232に戻り、多い場合にはステップ2
37に進む。ステップ237では、スタックから取出し
たIDのデータを送信蓄積部からバッファ1Fに取出
し、送信蓄積部から消去するとともに、そのデータを送
信記録部にフォーマットを合わせて書き込む。このとき
項目131のIDは項目120に記述されていたID、
項目132の送信要求時刻は項目123に記述されてい
た時刻、項目133は項目125に記述されていたデー
タとする。ステップ238では、バッファのデータの送
信時刻の指定を行なった条件に指定されている圧縮処理
が行なわれる。ただし、圧縮処理が「NIL」である場
合には、何も行なわない。この処理によって類似するデ
ータは送信蓄積部から送信記録部にフォーマットを合わ
せて移動されるとともに、圧縮結果がバッファ1Fにお
かれる。ステップ239によって、バッファ1Fのデー
タを通信装置を通して送信する。送信すべきデータの処
理が全て終わるとステップ203の処理が終わり、図1
0の処理の流れが完了する。
【0055】通信装置を通して、受信展開部がデータを
受信する。受信展開部は受信したデータが図8の194
に示すようなデータであった場合には、191,19
2,193のデータに展開する事で、圧縮を行なったデ
ータの転送が実現される。
【0056】本実施例で、類似性の判定には本文が同一
である事を用いたが、他の判定方法を用い、採用した類
似性の判定方法に合わせて圧縮処理などを変更など、他
の圧縮方法に発展させる事も可能である。
【0057】(実施例2)装置の構成は、図13に示
す。実施例1とは、受信を行う計算機で受信したデータ
を記録する受信記録部を有する点が異なる。受信記録部
のフォーマットは、図14に示す。項目301はデータ
のIDであり、送信記録部と共通のIDとなるようにす
る。項目302は受信したデータである。
【0058】送信を行う計算機で、実施例1と同様の処
理で送信を行う。ただし、ステップ237で送信を行う
データに対して、送信蓄積部、送信記録部で用いている
データのIDを、図15に示すように付加して送信す
る。
【0059】また、受信を行う計算機では、受信したデ
ータを受信記録部に記録するが、項目301のデータの
IDにはデータに付加されてきたIDを用い、項目30
2にはIDの項目を取り除いたデータを記録する。この
ようにすることで送信記録部と、受信記録部で同じID
によって同じデータを参照することが可能になる。圧縮
・展開処理で、この特徴を利用する。
【0060】まず、送信条件部の項目154に設定する
圧縮処理を変更する。これにより、ステップ238で行
われる圧縮処理が変更される。既に送信されたデータを
もとに設定された条件の場合、条件の項目155に条件
設定の基準としたデータのIDが記録されている。例え
ば、IDとして400をもつある条件が、IDが401
であるデータをもとに設定されていたとする。この条件
が適用されるデータ402,403を圧縮する際には、
図16に示すように、本文の代わりに圧縮の項目を付加
して、基準としたデータのID(ここでは401)を指
定する。
【0061】次に受信展開部では、このフォーマットの
データを受け取ると、受信記録部のID401のデータ
を参照して、データ402,403に展開する。このよ
うにして過去に送信したデータを利用して、高い率の圧
縮をして通信を行う。
【0062】(実施例3)実施例1で述べた処理を計算
機ネットワークの一部である計算機で実現する。図17
に示すように、通信装置を介して複数の計算機が接続し
ており、送信蓄積部、送信記録部、送信条件部は通信の
相手となる受信を行う計算機ごとに設ける。また、送信
要求は図18のフォーマットとし、送信先の項目には通
信の相手となる計算機のIDを指定する。送信先の項目
に指定された通信の相手方の計算機に対応する送信蓄積
部、送信記録部、送信条件部をそれぞれ用い、通信の相
手となる計算機ごとに、データと条件を管理する。つま
り図3に示す処理を、送信要求のあったデータに指定さ
れている計算機に対応する送信蓄積部、送信記録部、送
信条件部について行い、図10に示す処理を、通信相手
の計算機に対応する送信蓄積部、送信記録部、送信条件
部ごとに十分短い時間間隔で行う。ステップ202では
通信相手の計算機に対する通信障害の発生の判定を行
い、ステップ203では通信装置を通して通信の相手方
の計算機に送信する。それ以外は実施例1で述べた処理
にしたがって、データの伝送を行うことで、計算機ネッ
トワークの一部を成す計算機間の通信でも、転送される
データ量を低減することが出来る。
【0063】(実施例4)実施例1と同等の効果を、特
別の装置を持たない計算機で、ソフトウェアによって実
現する。図19で、1と2は通信を行う計算機、3は1
と2を接続する通信装置である。説明で1はデータの送
信を行う計算機、2はデータの受信を行う計算機とす
る。送信を行う計算機には、送信要求がなされたデータ
を一時的に蓄積する送信蓄積テーブル、送信したデータ
を記録する送信記録テーブル、データを送信する際の条
件を記録する送信条件テーブルを主記憶上に設定する。
【0064】本実施例では、送信蓄積テーブルと送信記
録テーブルと送信条件テーブルとを設けて、計算機1が
送信するデータを圧縮し、計算機2が受信したデータを
展開するところに特徴がある。
【0065】まず、送信を行う計算機で、初期設定を行
う。図4のフォーマットの送信蓄積テーブル、図5のフ
ォーマットの送信記録テーブル、図6のフォーマットの
送信条件テーブルを設定する。
【0066】次に送信条件テーブルに人為的に設定する
次の4種類の条件を書き込む。まず、即時性を要求され
る通信に対応するための条件について説明する。項目1
52には、送信蓄積部のデータの即時性の項目に「要」
と指定されているかを判定する処理を指定する。項目1
53には現在の時刻を設定するための処理が指定され
る。他の項目は「NIL」を指定する。この条件によ
り、即時性を要求される旨の指定がされているデータに
ついては、すぐに送信が行なわれるように送信時刻が指
定される。
【0067】次に、あらかじめあるデータに類似するデ
ータの伝送が集中する事が分かっている場合に対応する
ための条件について説明する。項目152には、そのデ
ータに対して既に送信時刻が設定されておらず、かつ指
定されたデータに対して所定の値以上の類似度を示すか
を判定する処理を指定する。項目153のこの条件に適
合する送信蓄積テーブルのデータに対する送信指定時間
を決定するための処理には、そのデータの送信要求があ
った時刻Trに所定の時間Tsを足してた時刻Tr+T
sを指定する処理とする。項目154の条件に適合する
データを圧縮するための処理は、図8に示すようなデー
タの圧縮を行う処理を指定する。まず、送信蓄積テーブ
ルから項目122に同じ送信条件テーブルの条件のID
が指定されているデータを取り出す。この時取りだされ
るデータは、項目152に指定されている類似性判定の
処理の結果により、191,192,193に示すよう
に同一の本文を持つデータとなる。このようなデータ
を、194に示すような、一つの本文と、即時性の項目
と送信者の項目と受信者の項目はそれぞれのデータに対
して行われていた指定を識別子で区切って並べたことに
よって圧縮する。項目156に指定するまとめるデータ
件数の指定を行うための処理は、所定の値Lを指定する
処理とする。他の項目は「NIL」を指定する。この条
件により、項目152に指定された処理によって類似性
を判定されたデータは、蓄積した後に圧縮されて送信さ
れるような指定がされる。
【0068】次に、送信されるデータに対してトラフィ
ックが低い場合に対応するための条件について説明す
る。通信装置のトラフィックが最近の単位時間当りのデ
ータ伝送量で表わされるTRFであるとき、項目152
には、ある定数AをTRFで割った値より、あるデータ
の長さが短いかを判定する処理を指定する。項目153
には現在の時刻を設定するための処理が指定される。他
の項目は「NIL」を指定する。この条件により、通信
装置のトラフィックに対して短いデータに対しては、す
ぐに送信が行なわれるように送信時刻が指定される。
【0069】次に、他の条件によって送信時刻が指定さ
れないデータに対応するための条件について説明する。
項目151には後の処理(ステップ615)で特別な扱
いをするために、0を指定する。項目152には、ある
データに対して、既に送信時刻が指定されていない事を
判定する処理を指定する。項目153には現在の時刻を
設定するための処理を指定する。他の項目は「NIL」
を指定する。この条件により、他の条件によって送信時
刻が指定されないデータについては、すぐに送信が行な
われるように送信時刻が指定される。これらを図9にま
とめて示す。
【0070】送信の要求は計算機1を使用するユーザに
よって発せられる。ユーザは複数存在し、ユーザIDに
よって識別される。送信を要求されるデータは図2のフ
ォーマットを持つ。
【0071】図2のフォーマットの送信要求を引き数と
し、図20の処理を起動する。ステップ501で、送信
要求を受けたデータを図4のフォーマットで蓄積する。
項目120にはデータのIDが指定される。IDは一意
に定まる任意の記号とする。項目121にはそのデータ
を送信すべき時刻が指定され、項目122にはそのデー
タに対して項目121の時刻の指定を行なった送信条件
テーブルの条件のIDが設定される。項目124には数
字が指定されるが、この数字は項目122に同じ送信条
件テーブルの条件のIDを持つデータがこの件数以上集
まったときには、項目121の時刻に係わらず送信を行
なうために用いられる項目である。121と122と1
24には、始めは「NIL」が指定される。項目123
には、そのデータが送信要求を受けた時刻、つまりその
データを送信蓄積テーブルに書き込んだ時刻が記述され
る。項目125には、送信を要求されたデータが記録さ
れる。
【0072】送信記録テーブルのデータのフォーマット
は図5に示す物である。項目131は送信されたデータ
のIDである。項目132はそのデータが送信を要求さ
れた時刻である。項目133は送信されたデータであ
る。
【0073】次に、ステップ502で、送信条件テーブ
ルの更新が行なわれる。送信条件テーブルの条件は、図
6のフォーマットで記述される。項目151は条件のI
Dである。項目152はあるデータに対してこの条件が
適用されるべき物であるかを判定する処理が指定され
る。項目153はこの条件に適合する送信蓄積テーブル
のデータに対する送信指定時刻を決定するための処理が
指定される。項目154はこの条件に適合する送信蓄積
テーブルのデータを圧縮するための処理が指定される。
項目155はこの条件を設定する基準となった送信記録
テーブルのデータのIDが指定される。項目156には
項目153で指定する時間以前にある件数以上の類似す
るデータが集まったときに送信を行うための、件数の指
定を行うための処理を指定する。
【0074】ステップ502は、図21に示す処理によ
って実現される。最近N秒間に行なわれた通信のうち、
類似するデータの転送がどの程度の頻度で生じているか
に基づいて、送信条件テーブルの更新を行なう。まず、
ステップ571で送信記録テーブルを参照して最近N秒
間に送信を要求されたデータのIDを、送信を要求され
た時間が古い物ほど上になるようにスタックにつむ。
【0075】ステップ572ではスタックが空でないか
判定する。スタックが空でない場合にステップ573を
行なう。スタックが空である場合には、ステップ579
に進む。
【0076】ステップ573ではスタックの先頭からデ
ータのIDを取り出す。この時取りだされたデータのI
DをIDtopと呼ぶことにする。次にステップ574
で、IDtopを用いた条件がすでに送信条件テーブル
に存在するか調べる。具体的には、送信条件の項目15
5にIDtopが指定されている条件が存在するかを調
べる。すでに存在する場合は、もはやIDtopのデー
タと類似するデータの伝送が集中しているか調べる必要
はないため、ステップ572に戻り、スタックの次のデ
ータのIDについて処理を行う。IDtopを基にした
条件が存在しない場合には、ステップ575に進む。
【0077】ステップ575では、送信記録テーブルに
記録されているデータのうち、IDtopのデータ以降
に送信を要求されたデータの中で、IDtopと所定の
値以上の類似度を示すデータがどのような頻度で発生し
ているか調べる。ステップ576では、送信蓄積テーブ
ルに記録されているデータのうち、IDtopと所定の
値以上の類似度を示すデータがどのような頻度で発生し
ているか調べる。ステップ575と576で、二つのデ
ータの類似度の判定には、ここではデータの本文が一致
するか否かを用いる。一致する場合には類似度1、一致
しない場合には類似度0とする。頻度は類似度の合計値
とする。
【0078】ステップ577で、ステップ575と57
6での頻度が所定の値を越えるかを調べる。越えない場
合はステップ572に戻り、越える場合はステップ57
8に進む。ステップ578では、送信条件テーブルにI
Dtopと類似するデータを所定の時間蓄積してから送
信するための条件を追加する。項目151の条件のID
には、新しく設定された条件ほど値が大きくなるような
正の整数を設定する。項目155にはこの条件を設定す
る基準となった送信記録テーブルのデータのID、すな
わちIDtopが指定される。項目152の条件を適用
すべきか判定する処理には、そのデータに対して既に送
信時刻が指定されておらず、かつ項目155に指定され
ているIDの送信記録テーブルに指定されているデータ
との類似度が所定の値以上になるか判定する処理を指定
する。つまり、ここでは、項目155のIDのデータと
の本文の一致を判定する処理が指定される。項目153
の条件に適合する送信蓄積テーブルのデータに対する送
信指定時間を決定するための処理には、そのデータの送
信要求があった時刻Trに所定の時間Tsを足してた時
刻Tr+Tsを指定する処理とする。項目154の条件
に適合するデータを圧縮するための処理は、図8に示す
データの圧縮を行う処理を指定する。項目156のまと
めるデータ件数の指定を行うための処理は、所定の値L
を指定する処理とする。
【0079】次にステップ579で、送信条件テーブル
から古い条件の削除を行う。次の処理を送信条件テーブ
ルに指定されている条件それぞれに対して行う。すなわ
ち、ある条件の項目154に指定されているデータが、
所定の時間T以上前に送信要求を受けたデータであり、
かつその条件によって送信時刻が指定されているデータ
が送信蓄積テーブルに存在しない場合に、もはやそのデ
ータに類似するデータの送信は集中していないと判断し
て、その条件を送信条件テーブルから削除する。以上で
図21に示す送信条件テーブルの更新処理が終わり、ス
テップ502が終了するため図20に示す処理が終了す
る。
【0080】次に図22に示す送信を行なう処理につい
て説明する。この処理は十分短い時間間隔で起動され
る。まずステップ601で、送信条件テーブルの条件を
送信蓄積テーブルのデータに適用し、送信時刻の指定を
行なう。この処理は図23で詳しく説明する。ステップ
611で、送信条件テーブルから、IDが正の整数であ
る条件をスタックにつむ。次にステップ612でスタッ
クが空であるか判定を行なう。ステップ613でスタッ
クから条件のIDを一つ取出し、ステップ614では、
取出したIDの送信条件を、送信蓄積テーブルのデータ
に適用する。条件の項目152の処理によって、その条
件を適用すべきデータである事が分かった場合は、その
データの項目121には項目153の処理によって送信
時刻の指定をおこない、項目122には時刻の指定を行
なった送信条件のIDを指定し、項目124には項目1
56の処理によってまとめて送信する件数を指定する。
ただし、項目153がNILであった場合には項目12
1の記述を、項目156がNILであった場合には項目
124の記述を変更しない。そして、ステップ612に
戻る。ステップ612でスタックが空であった場合は、
ステップ615に進む。ここでは、IDが0である送信
条件を送信蓄積テーブルのデータに適用する。IDが0
の条件は、他の送信条件によって送信時刻が指定されな
かったデータの送信時刻を指定するための条件である。
こうして図23の処理が終了し、ステップ602へ進
む。
【0081】ステップ602では通信障害発生の判定を
行なう。通信障害が発生している場合には図22の処理
を終了する。
【0082】通信障害が発生していない場合には、ステ
ップ603の送信処理を行なう。送信処理は図24の流
れで行なわれる。ステップ631で送信蓄積テーブルの
IDをスタックにつむ。ステップ632で、スタックの
空の判定を行なう。空だった場合には図24の処理を終
える。空でなかった場合には、ステップ633に進み、
スタックからIDを一つ取出す。ステップ634でその
IDのデータがまだ送信蓄積テーブルに存在するか確認
する。存在しなかった場合には、ステップ632に戻
る。存在した場合は、ステップ635に進む。ステップ
635ではそのIDのデータに指定されている送信時刻
を過ぎているか調べる。過ぎている場合にはステップ6
37に進み、過ぎていない場合にはステップ636に進
む。ステップ636では、そのIDのデータの項目12
2に記述されている条件のIDと同じIDが項目122
に記述されている送信蓄積テーブルのデータの件数を数
え、その件数が項目124に指定されている件数より多
いか調べる。少ない場合にはステップ632に戻り、多
い場合にはステップ637に進む。ステップ637で
は、スタックから取出したIDのデータを送信蓄積テー
ブルからバッファに取出し、送信蓄積テーブルから消去
するとともに、そのデータを送信記録テーブルにフォー
マットを合わせて書き込む。このとき項目131のID
は項目120に記述されていたID、項目132の送信
要求時刻は項目123に記述されていた時刻、項目13
3は項目125に記述されていたデータとする。ステッ
プ638では、バッファのデータの送信時刻の指定を行
なった条件に指定されている圧縮処理が行なわれる。た
だし、圧縮処理が「NIL」である場合には、何も行な
わない。この処理によって類似するデータは送信蓄積テ
ーブルから送信記録テーブルにフォーマットを合わせて
移動されるとともに、圧縮結果がバッファにおかれる。
ステップ639によって、バッファのデータを通信装置
を通して送信する。送信すべきデータの処理が全て終わ
るとステップ603の処理が終わり、図22の処理の流
れが完了する。
【0083】通信装置を通して、受信がわの計算機がデ
ータを受信する。受信がわの計算機は受信したデータが
図8の194に示すようなデータであった場合には、1
91,192,193のデータに展開する事で、圧縮を
行なったデータの転送が実現される。
【0084】以上の処理によって、特別の装置を有しな
い計算期間の通信でも、ソフトウェアによって、類似す
るデータの送信要求が集中する際に、高率の圧縮を施し
て伝送する計算機システムが実現される。
【0085】(実施例5)ここでは、電子投票システム
に適用した実施例について説明する。本システムは計算
機ネットワーク上に構築され、有権者はシステムに接続
された計算機端末から投票をおこなう。また、全有権者
が直接集計をおこなう計算機にデータを送信したのでは
トラフィックが集中するため、計算機ネットワーク中に
データの中継をおこなう計算機(以下、中継ノードと呼
ぶ)を設ける。有権者が投票したデータは中継ノードを
経由して図25に示す上位ノードにあたる計算機に伝送
され、最終的に集計をおこなう計算機に伝送される。中
継ノード704にたいする上位ノードは中継ノード70
3であり、中継ノード701と702にたいする上位ノ
ードは集計用計算機700になる。中継ノードは計算機
ネットワークのトポロジを考慮して、効率的に伝送が行
われるようなノードに設置されることが望まれる。
【0086】有権者は、有権者の居住する地域や、有権
者が利用する計算機のネットワークトポロジにおける位
置などを元に指定された中継ノードに対してデータを送
信する。送信するデータは図26に示す。即時性の項目
は、即時性を要求するデータであるか否かが記述され
る。本システムの目的では、通常は即時性を要しない旨
の指定「不要」が記述される。送信者の項目は、投票を
おこなった有権者を示すIDが記述される。送信先の項
目は送信先の中継ノードを示すIDが記述される。受信
者の項目に対しては、投票対象の選挙の集計のために設
けられた、特別なユーザIDが指定される。いわば、そ
の選挙の投票箱に相当するIDである。本文はその有権
者が投票する候補者名などの投票内容に相当するデータ
である。
【0087】中継ノードはそれぞれ図27に示す構成を
持つ。4Aは中継処理部であり、通常の受信データと、
上位ノードに中継をおこなうべきデータの選別をおこな
う。4Bは通信制御部であり、自計算機あてのデータの
受信と、指定された計算機あての送信を制御する。1A
は送信の圧縮をおこなう送信圧縮部である。送信蓄積部
1B、送信記録部1C、送信条件部1Dは通信の相手と
なる計算機ごとに設ける。2Aは通常の受信データを扱
う受信展開部である。
【0088】通信制御部4Bが通信装置3から自計算機
に向けて送信されたデータを受信すると、受信したデー
タを中継処理部4Aに引き渡す。中継処理部4Aは投票
箱のIDと、投票箱のIDが指定されたデータを送る上
位ノードの計算機のIDを組みにした図28に示す中継
テーブルを持つ。中継処理部は受信したデータの受信者
の項目を調べ、中継テーブルに記述されている投票箱の
IDである場合は、送信先の項目を投票箱のIDに対応
する上位ノードの計算機のIDに書き換えて送信圧縮部
1Aに渡し、送信を要求する。例えば、ID2222の
中継ノードが図28に示すテーブルを持っており、図2
6に示すデータを受け取った場合には、中継テーブルを
元に送信先のIDを「会長選挙投票箱」に対応する22
23に書き換えて送信圧縮部1Aに渡す。受信者の項目
が投票箱のIDでない場合は中継処理部4Aは受信展開
部2Aにデータを渡し、通常の受信データとして出力す
る。
【0089】送信圧縮部1Aは、送信先の項目に指定さ
れた通信の相手方の計算機に対応する送信蓄積部、送信
記録部、送信条件部をそれぞれ用い、通信の相手となる
計算機ごとにデータと条件を管理する。つまり図3に示
す処理を、送信要求のあったデータに指定されている計
算機に対応する送信蓄積部、送信記録部、送信条件部に
ついて行い、図10に示す処理を、通信相手の計算機に
対応する送信蓄積部、送信記録部、送信条件部ごとに十
分短い時間間隔でおこなう。ステップ202では通信の
相手の計算機にたいする通信障害の発生の判定を行い、
ステップ203では通信制御部と通信装置を通して通信
の相手方の計算機に送信する。上記送信処理は実施例3
に示した処理と同等である。
【0090】このようにシステムを構成することによっ
て、ある候補者にたいする投票が集中する場合は、自動
的に所定の時間データの蓄積を行い、圧縮して伝送され
る。あらかじめある候補者にたいする投票を圧縮するた
めの条件を、中継ノードに人為的に設定しておくことも
可能である。中継ノードの設定を適切におこなうこと
で、投票データは中継ノードでデータ圧縮を受けなが
ら、最終的に集計をおこなう計算機に伝送される。
【0091】圧縮されたデータから得票数を計算するに
は、圧縮されたデータの送信者の項目に、識別子で区切
られて記述されているユーザのIDを数えればよい。
【0092】なお、本システムは記名投票を想定したシ
ステムであるが、無記名投票の場合は、各有権者にたい
し、一回限り実行可能な専用投票プログラムを配布し、
送信されるデータの投票者名としては、*などの任意の
文字を指定することなどによって対応可能である。
【0093】また、本システムを電子発注システムなど
に適用することも、送信するデータのフォーマットを定
めることによって可能であり、詳細については本システ
ムを元に容易に推測可能である。
【0094】
【発明の効果】本発明はデータの送信を行う際に送信側
の計算機でデータの圧縮を行い、受信側の計算機が受信
したデータが送信圧縮部で圧縮されている物である場合
には、受信展開部で自動的に展開される。よって、計算
機システム全体としては、転送されるデータ量を低減す
ることができる。これらの圧縮処理は、送信圧縮部で自
動的に行われるので、圧縮を行うための特別の操作をユ
ーザは行う必要が無い。
【0095】送信条件部に設定されている条件は、送信
記録部に記録されているデータまたは送信蓄積部に蓄積
されているデータを参照して更新されるため、条件は自
動的に送信されるデータを反映したものになる。圧縮を
行う条件が自動的に更新されるため、ユーザは圧縮のた
めの特別の操作を行う必要は無い。
【0096】あるデータに対して所定の値以上の類似度
を示すデータの送信要求が、所定の値以上の頻度で生じ
ていることを検出したとき、データに対して所定の値以
上の類似度を示す、それ以降に送信を要求されたデータ
については圧縮して送信が行われるような条件を設定す
る。このような条件を満たすデータに対して、所定の期
間が経過したとき、あるいはデータに対して所定の値以
上の類似度を示す送信を要求されたデータが所定の件数
以上蓄積されたときに、これらのデータを圧縮して送信
するための条件を送信条件部に設定することによって、
送信頻度の高い類似したタイプのデータの転送は、すぐ
に送信されず所定の期間にわたって蓄積を行って送信さ
れることになる。
【0097】送信条件部に設定されている圧縮を行う条
件を人為的に設定することによって、あらかじめ適切な
送信方法がわかっているデータに対しては、そのデータ
に適した送信が行われるように設定することができる。
【0098】所定の方法によって通信の即時性を要する
旨の指定がされているデータについては、このデータを
送信するための条件を設定することによって、送信蓄積
部である期間にわたって蓄積されることによる送信の遅
延を回避することができる。トラフィックの低減よりも
即時性が優先されるデータについて、この方法で処理す
ることができる。
【0099】通信装置のトラフィックが送信蓄積部に蓄
積されているデータに対して所定の値を下回る場合に
は、このデータを送信することによって、トラフィック
が低い場合には蓄積を行わずに即時性を優先して送信す
ることができる。
【0100】送信条件部に存在するほかの条件によって
送信を行う条件が設定されないデータについては、蓄積
をすることによって類似するデータが集まり圧縮率を高
めることが期待できないデータであるので蓄積せずに送
信を行うことができる。
【0101】通信装置あるいは受信する計算機で通信障
害が生じている場合は、障害が回復するまでの期間で送
信を停止し、類似しているデータについては障害が回復
した時点で圧縮を行って送信することで、通信障害中の
送信要求についても送信が行われることを保証し、また
その障害から回復したときに生じるトラフィックの集中
を緩和することができる。
【0102】送信圧縮部が送信蓄積部に蓄積されている
あるデータを送信する際に、データに対して所定の値以
上の類似度を示すデータを送信蓄積部から取り出し、デ
ータと共にまとめて圧縮して送信することによって、そ
れぞれのデータを個別に圧縮する場合に比べ、高い圧縮
率が実現されることが期待できる。
【0103】受信側を行う計算機が受信展開部の出力す
る過去の受信データを受信記録部に記録することによっ
て、圧縮されたデータの展開に、この受信記録部のデー
タを利用することができる。
【0104】送信を行う計算機で圧縮されたデータを送
信する際に、受信記録部のデータを参照して圧縮された
データを展開するために必要なデータを付加して送信
し、受信を行う計算機で受信記録部のデータを参照して
受信展開部が受信したデータを展開することによって、
圧縮を行わずに送信する場合に比べて伝送されるデータ
量を低減する事ができる。
【0105】計算機ネットワークシステムの一部を成す
計算機システムでも、転送されるデータ量を低減するこ
とができる。
【0106】ソフトウェアによって本発明の処理を実現
することによって、特定の装置構成を有しない計算機で
も、転送されるデータ量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計算機通信システムの実施例1のブロ
ック図。
【図2】送信要求のデータのフォーマットの説明図。
【図3】送信を行なう計算機における送信要求に対する
処理のフローチャート。
【図4】送信蓄積部と送信蓄積テーブルのデータのフォ
ーマットの説明図。
【図5】送信記録部と送信記録テーブルのデータのフォ
ーマットの説明図。
【図6】送信条件部と送信条件テーブルのデータのフォ
ーマットの説明図。
【図7】送信を行なう計算機における送信条件の更新処
理のフローチャート。
【図8】圧縮と解凍方法の説明図。
【図9】人為的に設定する送信条件の説明図。
【図10】送信を行なう計算機における送信条件適用処
理と送信処理のフローチャート。
【図11】送信を行なう計算機における送信条件の適用
処理のフローチャート。
【図12】送信を行なう計算機における送信処理のフロ
ーチャート。
【図13】本発明の計算機通信システムの実施例2のブ
ロック図。
【図14】受信蓄積部のデータのフォーマットの説明
図。
【図15】送信されるのデータの実施例2のフォーマッ
トの説明図。
【図16】圧縮と解凍方法の実施例2の説明図。
【図17】本発明の計算機通信システムの実施例3のブ
ロック図。
【図18】送信要求のデータのフォーマットの実施例3
の説明図。
【図19】本発明の計算機通信システムの実施例4のブ
ロック図。
【図20】送信を行なう計算機における送信要求に対す
る処理のフローチャート。
【図21】送信を行なう計算機における実施例4の送信
条件の更新処理のフローチャート。
【図22】送信を行なう計算機における実施例4の送信
条件適用処理と送信処理のフローチャート。
【図23】送信を行なう計算機における実施例4の送信
条件の適用処理のフローチャート。
【図24】送信を行なう計算機における実施例4の送信
処理のフローチャート。
【図25】集計用計算機と中継ノードとの関係を表わす
説明図。
【図26】送信要求のデータのフォーマットの実施例5
の説明図。
【図27】中継ノードの装置の実施例5の説明図。
【図28】中継テーブルのフォーマットの説明図。
【符号の説明】
1…送信側の計算機。 1A…送信圧縮部。 1B…送信蓄積部。 1C…送信記録部。 1D…送信条件部。 2…受信側の計算機。 2A…受信展開部。 2B…受信記録部。 3…通信装置。 4A…中継処理部。 4B…通信制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 難波 康晴 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 冨田 民則 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の処理を行う2台の計算機と、それら
    を接続する通信装置から成り、計算機間でデータの通信
    を行なう計算機システムにおいて、データの送信を行う
    計算機が、送信要求のあったデータを一時的に蓄積して
    おく送信蓄積部と、送信したデータを記録しておく送信
    記録部と、データの送信を行う条件を記録する送信条件
    部と、送信するデータを圧縮する送信圧縮部とを有し、
    データの受信を行う計算機が、受信したデータが送信圧
    縮部において圧縮されている物である場合には展開を行
    う受信展開部を有し、計算機間の通信で通信データの圧
    縮を行うことを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記送信圧縮部は送信
    を要求されるデータを受け取ると送信蓄積部に蓄積した
    のち、送信条件部に設定されている送信を行う条件の更
    新を行い、また送信圧縮部は送信条件部に設定されてい
    る条件を所定の時間間隔で参照して、送信蓄積部に蓄積
    されているデータのうち、送信条件部の条件に適合する
    データを送信するとともに、送信を行ったデータを送信
    記録部に記録する計算機システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、送信条件部に設定され
    ている送信を行う条件の更新を、送信記録部に記録され
    ているデータあるいは送信蓄積部に蓄積されているデー
    タあるいは、送信記録部に記録されているデータと送信
    蓄積部に蓄積されているデータの両方を参照することに
    よって、送信圧縮部が行う計算機システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、送信記録部に記録され
    ているあるデータに対して所定の値以上の類似度を示す
    データの送信要求が、所定の値以上の頻度で生じている
    ことを検出したとき、該データに対して所定の値以上の
    類似度を示す、送信蓄積部に蓄積されているデータにつ
    いては、所定の期間が経過したとき、あるいは同じデー
    タに対して所定の値以上の類似度を示す送信を要求され
    たデータが所定の件数以上蓄積されたときに、該データ
    を圧縮して送信するための条件を送信条件部に設定する
    計算機システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記送信条件部に設定
    されている送信を行う条件を、人為的に設定する計算機
    システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、所定の方法によって通
    信の即時性を要する旨の指定がされてるデータについて
    は、該データを送信蓄積部から取り出して送信を行う条
    件が設定されている計算機システム。
  7. 【請求項7】請求項1において、通信装置におけるトラ
    フィックが送信蓄積部に蓄積されているデータに対して
    所定の値を下回る場合は、送信蓄積部から該データを取
    り出して送信を行う条件が設定されている計算機システ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項1において、送信条件部に設定され
    ている他の条件に適合しないデータについては、該デー
    タを送信蓄積部から取り出して送信を行う条件が設定さ
    れている計算機システム。
  9. 【請求項9】請求項1において、通信装置あるいは受信
    する計算機において通信障害が生じている場合は、送信
    を行なう計算機で送信を停止する計算機システム。
  10. 【請求項10】請求項2において、送信圧縮部が送信蓄
    積部に蓄積されているあるデータを送信する際に、該デ
    ータに対して所定の値以上の類似度を示すデータを送信
    蓄積部から取り出し、該データと共にまとめて圧縮して
    送信する計算機システム。
  11. 【請求項11】請求項2において、データの受信を行う
    計算機が受信展開部の出力するデータを記録する受信記
    録部を有し、送信を行う計算機の送信蓄積部に蓄積され
    ているあるデータのうち、送信条件部の条件を満たすデ
    ータを、送信圧縮部が送信記録部のデータを利用して圧
    縮し、受信を行なう計算機の受信展開部が受信記録部を
    参照して圧縮されたデータを展開する際に必要なデータ
    を付加して送信し、受信を行う計算機の受信展開部が受
    信した該データを受信記録部を参照して展開する計算機
    システム。
  12. 【請求項12】他の計算機システムと接続し、計算機ネ
    ットワークシステムの一部を成す、請求項1の計算機シ
    ステム。
  13. 【請求項13】請求項1において、処理の一部あるいは
    すべてをソフトウェアによって実現する計算機システ
    ム。
JP8073603A 1996-03-28 1996-03-28 データ通信計算機システム Pending JPH09265437A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015111857A (ja) * 2009-06-11 2015-06-18 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 充電イベントの間の情報送信

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