JPH09264530A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH09264530A JPH09264530A JP7446096A JP7446096A JPH09264530A JP H09264530 A JPH09264530 A JP H09264530A JP 7446096 A JP7446096 A JP 7446096A JP 7446096 A JP7446096 A JP 7446096A JP H09264530 A JPH09264530 A JP H09264530A
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- Japan
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- gas
- safety valve
- temperature
- thermocouple
- thermoelectromotive force
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーシング内が過熱した場合には、熱電対の
熱起電力を完全に短絡して電磁安全弁を閉弁させ、確実
にガスバーナを自動消火できる燃焼装置の提供。 【解決手段】 燃料ガスが供給されて燃焼するバーナ1
1と、バーナ11の近傍に配され、受熱温度に対応した
熱起電力を出力する熱電対61と、燃焼ガスを供給する
ガス供給路10中に配され、熱起電力により開弁維持す
る電磁安全弁71とをケーシングに組み付けたガステー
ブルAにおいて、過熱温度以上になるとオンするサーモ
スイッチ8Aをケーシング内に配設し、熱電対61と電
磁安全弁71とを接続する接続線811、812自体を
サーモスイッチ8Aの電気接点とした。
熱起電力を完全に短絡して電磁安全弁を閉弁させ、確実
にガスバーナを自動消火できる燃焼装置の提供。 【解決手段】 燃料ガスが供給されて燃焼するバーナ1
1と、バーナ11の近傍に配され、受熱温度に対応した
熱起電力を出力する熱電対61と、燃焼ガスを供給する
ガス供給路10中に配され、熱起電力により開弁維持す
る電磁安全弁71とをケーシングに組み付けたガステー
ブルAにおいて、過熱温度以上になるとオンするサーモ
スイッチ8Aをケーシング内に配設し、熱電対61と電
磁安全弁71とを接続する接続線811、812自体を
サーモスイッチ8Aの電気接点とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】図10に示す様に、ガスコンロ100に
組み付けた異常過熱安全装置は、熱電対111と制御弁
112とを接続して閉回路を形成する接続線113にバ
イメタル式の制御スイッチ114をワイヤー115を介
して並列電気接続している(実開昭61- 181949
号公報)。そして、制御スイッチ114が過熱されて閉
成すると、熱電対111の熱起電力を短絡して制御弁1
12への電力供給を断ち、制御弁112を閉弁して消火
する。
組み付けた異常過熱安全装置は、熱電対111と制御弁
112とを接続して閉回路を形成する接続線113にバ
イメタル式の制御スイッチ114をワイヤー115を介
して並列電気接続している(実開昭61- 181949
号公報)。そして、制御スイッチ114が過熱されて閉
成すると、熱電対111の熱起電力を短絡して制御弁1
12への電力供給を断ち、制御弁112を閉弁して消火
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、制御弁112の開弁維持電圧は低く(例えば、2.
5mV)設定されているので、過熱が生じて制御スイッ
チ114が閉成しても、熱電対111の熱起電力が高い
場合には、ワイヤー115に抵抗があるため熱起電力が
完全に短絡されずに制御弁112にも流れる(熱起電力
が全て制御スイッチ114で短絡されない為)ので制御
弁112が閉弁しない場合がある。
て、制御弁112の開弁維持電圧は低く(例えば、2.
5mV)設定されているので、過熱が生じて制御スイッ
チ114が閉成しても、熱電対111の熱起電力が高い
場合には、ワイヤー115に抵抗があるため熱起電力が
完全に短絡されずに制御弁112にも流れる(熱起電力
が全て制御スイッチ114で短絡されない為)ので制御
弁112が閉弁しない場合がある。
【0004】本発明の目的は、ケーシング内が過熱した
場合には、熱電対の熱起電力を完全に短絡して、電磁安
全弁を閉弁させ、確実にガスバーナを自動消火できる燃
焼装置の提供にある。
場合には、熱電対の熱起電力を完全に短絡して、電磁安
全弁を閉弁させ、確実にガスバーナを自動消火できる燃
焼装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)燃料ガスが供給されて燃焼するガスバーナと、前
記ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起
電力を出力する熱電対と、燃焼ガスを供給するガス管路
中に配され、開弁維持レベル以上の電圧で開弁維持する
電磁安全弁とをケーシングに組み付けた燃焼装置におい
て、過熱温度以上になると電気接点が閉成するサーモス
イッチをケーシング内に配設し、前記熱電対と前記電磁
安全弁とを接続して閉回路を形成する接続線自体を前記
電気接点として使用する。
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)燃料ガスが供給されて燃焼するガスバーナと、前
記ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起
電力を出力する熱電対と、燃焼ガスを供給するガス管路
中に配され、開弁維持レベル以上の電圧で開弁維持する
電磁安全弁とをケーシングに組み付けた燃焼装置におい
て、過熱温度以上になると電気接点が閉成するサーモス
イッチをケーシング内に配設し、前記熱電対と前記電磁
安全弁とを接続して閉回路を形成する接続線自体を前記
電気接点として使用する。
【0006】(2)燃料ガスが供給されて燃焼するガス
バーナと、前記ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に
対応した熱起電力を出力する熱電対と、前記ガスバーナ
へ燃料ガスを供給するガス管路中に配設され、通電によ
り開弁する電磁安全弁と、前記熱起電力が着火検知レベ
ル以上である間、前記電磁安全弁へ通電を継続する燃焼
制御回路とをケーシングに組み付けた燃焼装置におい
て、過熱温度以上になると電気接点が閉成するサーモス
イッチを前記ケーシング内に配設し、前記熱電対と前記
燃焼制御回路とを接続して閉回路を形成する接続線自体
を前記電気接点として使用する。
バーナと、前記ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に
対応した熱起電力を出力する熱電対と、前記ガスバーナ
へ燃料ガスを供給するガス管路中に配設され、通電によ
り開弁する電磁安全弁と、前記熱起電力が着火検知レベ
ル以上である間、前記電磁安全弁へ通電を継続する燃焼
制御回路とをケーシングに組み付けた燃焼装置におい
て、過熱温度以上になると電気接点が閉成するサーモス
イッチを前記ケーシング内に配設し、前記熱電対と前記
燃焼制御回路とを接続して閉回路を形成する接続線自体
を前記電気接点として使用する。
【0007】(3)上記(1) 又は(2) の構成を有し、前
記サーモスイッチに形状記憶合金を用いる。
記サーモスイッチに形状記憶合金を用いる。
【0008】
〔請求項1について〕ケーシング内が過熱温度未満の場
合は、サーモスイッチの電気接点は開成状態を維持す
る。この為、熱電対から出力された開弁維持レベル以上
の熱起電力が接続線を介して電磁安全弁に印加されるの
で、電磁安全弁が開弁状態を維持し、ガスバーナは燃焼
を継続する。
合は、サーモスイッチの電気接点は開成状態を維持す
る。この為、熱電対から出力された開弁維持レベル以上
の熱起電力が接続線を介して電磁安全弁に印加されるの
で、電磁安全弁が開弁状態を維持し、ガスバーナは燃焼
を継続する。
【0009】逆火やグリル庫内発火(魚の油が燃えてい
る状態)等の異常により、ケーシング内が過熱温度以上
になると、ケーシング内の熱を感知してサーモスイッチ
の電気接点は閉成状態になる。接続線自体をサーモスイ
ッチの電気接点として使用しているのでサーモスイッチ
は接続線に直付け状態であり、抵抗が殆ど無いので、熱
電対が出力する熱起電力を完全に短絡する事ができる。
これにより、電磁安全弁には熱起電力が流れず、電磁安
全弁が閉弁してガスバーナを自動消火できる。
る状態)等の異常により、ケーシング内が過熱温度以上
になると、ケーシング内の熱を感知してサーモスイッチ
の電気接点は閉成状態になる。接続線自体をサーモスイ
ッチの電気接点として使用しているのでサーモスイッチ
は接続線に直付け状態であり、抵抗が殆ど無いので、熱
電対が出力する熱起電力を完全に短絡する事ができる。
これにより、電磁安全弁には熱起電力が流れず、電磁安
全弁が閉弁してガスバーナを自動消火できる。
【0010】〔請求項2について〕ケーシング内が過熱
温度未満の場合は、サーモスイッチの電気接点は開成状
態を維持する。この為、熱電対から出力された着火検知
レベル以上の熱起電力は接続線を介して燃焼制御回路に
供給されるので、燃焼制御回路は着火状態と判断して電
磁安全弁に通電を行なうので電磁安全弁が開弁状態を維
持し、ガスバーナは燃焼を継続する。
温度未満の場合は、サーモスイッチの電気接点は開成状
態を維持する。この為、熱電対から出力された着火検知
レベル以上の熱起電力は接続線を介して燃焼制御回路に
供給されるので、燃焼制御回路は着火状態と判断して電
磁安全弁に通電を行なうので電磁安全弁が開弁状態を維
持し、ガスバーナは燃焼を継続する。
【0011】逆火やグリル庫内発火(魚の油が燃えてい
る状態)等の異常により、ケーシング内が過熱温度以上
になると、ケーシング内の熱を感知してサーモスイッチ
の電気接点は閉成状態になる。接続線自体を電気接点と
して使用しているのでサーモスイッチは接続線に直付け
状態であり、抵抗が殆ど無いため熱電対が出力する熱起
電力を完全に短絡する事ができる。これにより、燃焼制
御回路には熱起電力が流れず、燃焼制御回路は、着火状
態と判断しないため電磁安全弁への通電を停止するので
電磁安全弁が閉弁してガスバーナを自動消火できる。
る状態)等の異常により、ケーシング内が過熱温度以上
になると、ケーシング内の熱を感知してサーモスイッチ
の電気接点は閉成状態になる。接続線自体を電気接点と
して使用しているのでサーモスイッチは接続線に直付け
状態であり、抵抗が殆ど無いため熱電対が出力する熱起
電力を完全に短絡する事ができる。これにより、燃焼制
御回路には熱起電力が流れず、燃焼制御回路は、着火状
態と判断しないため電磁安全弁への通電を停止するので
電磁安全弁が閉弁してガスバーナを自動消火できる。
【0012】〔請求項3について〕形状記憶合金は、応
答性が良いので、ケーシング内が過熱温度以上になる
と、その熱を感知して直ちに変形して電気接点が閉成状
態になり、速やかに、電磁安全弁が閉弁しガスバーナを
自動消火できる。形状記憶合金は、設定した温度以上
(過熱温度以上)になると安定して変形するので、過熱
による燃焼停止温度を精度良く決める事ができる。形状
記憶合金は、復帰性に優れ、設定した温度未満(過熱温
度未満)になると安定して元の形状に復帰し、多数回の
使用に耐える。
答性が良いので、ケーシング内が過熱温度以上になる
と、その熱を感知して直ちに変形して電気接点が閉成状
態になり、速やかに、電磁安全弁が閉弁しガスバーナを
自動消火できる。形状記憶合金は、設定した温度以上
(過熱温度以上)になると安定して変形するので、過熱
による燃焼停止温度を精度良く決める事ができる。形状
記憶合金は、復帰性に優れ、設定した温度未満(過熱温
度未満)になると安定して元の形状に復帰し、多数回の
使用に耐える。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例(請求項2、3
に対応)を図1〜図6に基づいて説明する。図に示す様
にガステーブルAは、ガスこんろ1、2と、グリル3
と、点・消火ボタン41、42、43と、点火手段5
と、熱電対61、62、63と、電磁安全弁71、7
2、73とをケーシング4に組み付けている。又、サー
モスイッチ8Aを、ガスこんろ1、2のバーナ11、2
1の近傍、及びグリル3のグリル庫3a内に配設してい
る。
に対応)を図1〜図6に基づいて説明する。図に示す様
にガステーブルAは、ガスこんろ1、2と、グリル3
と、点・消火ボタン41、42、43と、点火手段5
と、熱電対61、62、63と、電磁安全弁71、7
2、73とをケーシング4に組み付けている。又、サー
モスイッチ8Aを、ガスこんろ1、2のバーナ11、2
1の近傍、及びグリル3のグリル庫3a内に配設してい
る。
【0014】尚、401はタイマ時間等を発光表示する
LED、402はエラー発生時等に鳴動するブザー、9
は電磁安全弁71、72、73やLED401やブザー
402等を制御する制御ユニット、90は制御ユニット
9の電源としての乾電池である。以下、ガスこんろ1を
例に説明する。
LED、402はエラー発生時等に鳴動するブザー、9
は電磁安全弁71、72、73やLED401やブザー
402等を制御する制御ユニット、90は制御ユニット
9の電源としての乾電池である。以下、ガスこんろ1を
例に説明する。
【0015】ガスこんろ1は、バーナ11を有し、バー
ナ11には、手動ガス弁V1 、ガス量調節弁(図示せ
ず)、及び電磁安全弁71を配設したガス供給管10に
よりガスが供給され、点火電極12の火花放電により点
火されて燃焼する。尚、ガスこんろ1は、調理容器nの
底に接するサーミスタ14を配設している。ガス量調節
弁は、正面上部に設けられたレバー13の位置により弁
開度が変化し、バーナ11へ供給するガス量を増減す
る。
ナ11には、手動ガス弁V1 、ガス量調節弁(図示せ
ず)、及び電磁安全弁71を配設したガス供給管10に
よりガスが供給され、点火電極12の火花放電により点
火されて燃焼する。尚、ガスこんろ1は、調理容器nの
底に接するサーミスタ14を配設している。ガス量調節
弁は、正面上部に設けられたレバー13の位置により弁
開度が変化し、バーナ11へ供給するガス量を増減す
る。
【0016】電磁安全弁71は、変形ハートカムを利用
したプッシュプッシュ機構を備えた点・消火ボタン41
と、連結部材(図示せず)を介して連結されている。点
・消火ボタン41を図4の位置(奥)に押圧すると、
手動ガス弁V1 とともに電磁安全弁71が機械的に強制
開弁し、点火電極12が火花放電して点火され、バーナ
11が燃焼開始する。
したプッシュプッシュ機構を備えた点・消火ボタン41
と、連結部材(図示せず)を介して連結されている。点
・消火ボタン41を図4の位置(奥)に押圧すると、
手動ガス弁V1 とともに電磁安全弁71が機械的に強制
開弁し、点火電極12が火花放電して点火され、バーナ
11が燃焼開始する。
【0017】そして、熱電対61が燃焼炎に炙られて起
電力が着火検知レベル(2.5mV)以上になった時点
で制御ユニット9が電磁安全弁71へ通電を開始する。
押圧を解いて点・消火ボタン41が、手動ガス弁V1 の
開弁位置である図4の位置まで戻し、熱電対61の起
電力が着火検知レベル(2.5mV)以上である限り、
電磁安全弁71は開弁状態を維持する。
電力が着火検知レベル(2.5mV)以上になった時点
で制御ユニット9が電磁安全弁71へ通電を開始する。
押圧を解いて点・消火ボタン41が、手動ガス弁V1 の
開弁位置である図4の位置まで戻し、熱電対61の起
電力が着火検知レベル(2.5mV)以上である限り、
電磁安全弁71は開弁状態を維持する。
【0018】点・消火ボタン41を消火操作時の押し切
り位置である位置まで押し込んで手を離すと、消火位
置(位置)に戻る。
り位置である位置まで押し込んで手を離すと、消火位
置(位置)に戻る。
【0019】点火手段5は、各バーナに配され火花放電
を行う点火電極12、22、33と、高電圧を発生する
イグナイタ54とにより構成され、何れかの点・消火ボ
タン41、42、43の押圧操作によりマイクロスイッ
チ51、52、53が、位置と位置との間でオンす
ると点火動作を開始し、押圧を解いて位置へ戻るとマ
イクロスイッチ51、52、53はオフして停止する。
を行う点火電極12、22、33と、高電圧を発生する
イグナイタ54とにより構成され、何れかの点・消火ボ
タン41、42、43の押圧操作によりマイクロスイッ
チ51、52、53が、位置と位置との間でオンす
ると点火動作を開始し、押圧を解いて位置へ戻るとマ
イクロスイッチ51、52、53はオフして停止する。
【0020】制御ユニット9のCPU91及びLED駆
動回路92により発光が制御されるLED401は、七
セグメントLED(二連)であり、グリルバーナ31の
燃焼中はグリルタイマの残時間を分単位又は秒単位で発
光表示する。又、LED401は、故障時や異常時に
は、故障原因やエラー原因に対応したエラーコードを発
光表示する。
動回路92により発光が制御されるLED401は、七
セグメントLED(二連)であり、グリルバーナ31の
燃焼中はグリルタイマの残時間を分単位又は秒単位で発
光表示する。又、LED401は、故障時や異常時に
は、故障原因やエラー原因に対応したエラーコードを発
光表示する。
【0021】制御ユニット9は、図3に示す様に、CP
U91、LED駆動回路92、ブザー駆動回路93等を
有し、サーミスタ14、グリルタイマ時間増減スイッチ
913、914、熱電対61、62、63からの信号に
基づいて、電磁安全弁71、72、73、ブザー40
2、LED401を制御する。
U91、LED駆動回路92、ブザー駆動回路93等を
有し、サーミスタ14、グリルタイマ時間増減スイッチ
913、914、熱電対61、62、63からの信号に
基づいて、電磁安全弁71、72、73、ブザー40
2、LED401を制御する。
【0022】サーモスイッチ8Aは、図5に示す様に、
函821(絶縁体)と、函821の溝822に固定され
る、サーモスイッチ8Aの電気接点としての熱電対6
1、62、63からの接続線811、812(この部分
は被覆無し)と、支持部825間に配設され、常時は図
5(a)の状態を呈し過熱温度以上で図5(b)の状態
に反転するバイメタル片826と、良伝導材である短絡
用の銅片827と、銅片827を上方に付勢するバネ8
28と、銅片827- バイメタル片826間に位置する
可動片829とにより構成され、バーナ11、21、3
1の近傍のケーシング4内に配設される。
函821(絶縁体)と、函821の溝822に固定され
る、サーモスイッチ8Aの電気接点としての熱電対6
1、62、63からの接続線811、812(この部分
は被覆無し)と、支持部825間に配設され、常時は図
5(a)の状態を呈し過熱温度以上で図5(b)の状態
に反転するバイメタル片826と、良伝導材である短絡
用の銅片827と、銅片827を上方に付勢するバネ8
28と、銅片827- バイメタル片826間に位置する
可動片829とにより構成され、バーナ11、21、3
1の近傍のケーシング4内に配設される。
【0023】尚、接続線811、812は、サーモスイ
ッチ8A内以外は耐熱被覆線であり、熱電対61、6
2、63と制御ユニット9とを電気接続して、閉回路を
形成している。そして、バーナ11真下の雰囲気温度が
過熱温度以上(例えば200℃以上)になると、バイメ
タル片826が反転し、可動片829が銅片827を押
し下げるので、接続線811- 812間が導通し、熱電
対61の熱起電力を短絡させて制御ユニット9へ熱起電
力が流れることを阻止する。尚、過熱が生じ、上記の如
く短絡させて消火したことを、LED401でエラー表
示したり、ブザー402を鳴らして使用者に報知すると
使い勝手が良くなる。
ッチ8A内以外は耐熱被覆線であり、熱電対61、6
2、63と制御ユニット9とを電気接続して、閉回路を
形成している。そして、バーナ11真下の雰囲気温度が
過熱温度以上(例えば200℃以上)になると、バイメ
タル片826が反転し、可動片829が銅片827を押
し下げるので、接続線811- 812間が導通し、熱電
対61の熱起電力を短絡させて制御ユニット9へ熱起電
力が流れることを阻止する。尚、過熱が生じ、上記の如
く短絡させて消火したことを、LED401でエラー表
示したり、ブザー402を鳴らして使用者に報知すると
使い勝手が良くなる。
【0024】上記サーモスイッチ8Aに替えて、以下の
構造のサーモスイッチ8Bを用いても良い。サーモスイ
ッチ8Bは、図6に示す様に、函831(良伝導金属
製)と、函831の溝832- 溝832間に支持され
る、熱電対61からの接続線811(中空のみ被覆無
し)、函831に接続される接続線812と、基端が函
831に固定され、常時は図示形状を呈し過熱温度以上
で図示下方に変形する形状記憶合金製の短絡片835と
により構成される。
構造のサーモスイッチ8Bを用いても良い。サーモスイ
ッチ8Bは、図6に示す様に、函831(良伝導金属
製)と、函831の溝832- 溝832間に支持され
る、熱電対61からの接続線811(中空のみ被覆無
し)、函831に接続される接続線812と、基端が函
831に固定され、常時は図示形状を呈し過熱温度以上
で図示下方に変形する形状記憶合金製の短絡片835と
により構成される。
【0025】そして、過熱温度以上になると、短絡片8
35が変形して接続線811に接触するので、接続線8
11- 接続線812間が導通し、熱電対61の熱起電力
が短絡する。
35が変形して接続線811に接触するので、接続線8
11- 接続線812間が導通し、熱電対61の熱起電力
が短絡する。
【0026】ガスこんろ2、グリル3に配置した熱電対
8A又は8Bも同様である。尚、グリル3の場合、サー
モスイッチはグリル庫3a内の、例えばグリルパンに取
り付ければ良い。
8A又は8Bも同様である。尚、グリル3の場合、サー
モスイッチはグリル庫3a内の、例えばグリルパンに取
り付ければ良い。
【0027】つぎに、本実施例の利点を述べる。 〔ア〕ガステーブルAは、こんろバーナの逆火やグリル
庫内発火(魚の油が燃えている状態)等の異常により、
バーナ11、21の近傍、又はグリル庫3a内が過熱温
度以上になると、サーモスイッチ8A、8Bがオンし、
熱電対61、62、63の熱起電力を短絡して、電磁安
全弁71、72、73を閉弁し、バーナを自動消火する
ので安全である。又、時間がたてば冷えてサーモスイッ
チ8A、8Bがオフするので、再使用可能である。
庫内発火(魚の油が燃えている状態)等の異常により、
バーナ11、21の近傍、又はグリル庫3a内が過熱温
度以上になると、サーモスイッチ8A、8Bがオンし、
熱電対61、62、63の熱起電力を短絡して、電磁安
全弁71、72、73を閉弁し、バーナを自動消火する
ので安全である。又、時間がたてば冷えてサーモスイッ
チ8A、8Bがオフするので、再使用可能である。
【0028】この自動消火の際、接続線811、812
自体を、サーモスイッチ8A、8Bの電気接点として使
用し、サーモスイッチ8A、8Bと直付け状態であるの
で、接続線811- 812間の抵抗値が略ゼロΩとな
る。
自体を、サーモスイッチ8A、8Bの電気接点として使
用し、サーモスイッチ8A、8Bと直付け状態であるの
で、接続線811- 812間の抵抗値が略ゼロΩとな
る。
【0029】この為、異常過熱時に、熱起電力のレベル
が高くても、熱電対61、62、63の熱起電力を完全
に短絡する事ができ、制御ユニット9へ熱起電力が流れ
ることを阻止し、電磁安全弁71、72、73を閉弁で
きバーナを消火する事ができる。
が高くても、熱電対61、62、63の熱起電力を完全
に短絡する事ができ、制御ユニット9へ熱起電力が流れ
ることを阻止し、電磁安全弁71、72、73を閉弁で
きバーナを消火する事ができる。
【0030】〔イ〕サーモスイッチ8A、8Bを、接続
線811- 812間に並列接続する構成であるので、サ
ーモスイッチ8A、8Bの非作動時において熱起電力を
消費せず、制御ユニット9は熱起電力の検出が行ない易
い。
線811- 812間に並列接続する構成であるので、サ
ーモスイッチ8A、8Bの非作動時において熱起電力を
消費せず、制御ユニット9は熱起電力の検出が行ない易
い。
【0031】〔ウ〕サーモスイッチ8Bは形状記憶合金
を採用している。形状記憶合金は、応答性が良いので、
過熱温度以上になると、直ちに変形して速やかに自動消
火する事ができる。
を採用している。形状記憶合金は、応答性が良いので、
過熱温度以上になると、直ちに変形して速やかに自動消
火する事ができる。
【0032】形状記憶合金は、設定した温度以上(過熱
温度以上)になると安定して変形するので、過熱停止温
度(例えば200℃)を精度良く決める事できる。形状
記憶合金は、復帰性に優れ、設定した温度未満(過熱温
度未満)になると安定して元の形状に復帰し、数百万回
の使用に耐える。
温度以上)になると安定して変形するので、過熱停止温
度(例えば200℃)を精度良く決める事できる。形状
記憶合金は、復帰性に優れ、設定した温度未満(過熱温
度未満)になると安定して元の形状に復帰し、数百万回
の使用に耐える。
【0033】〔エ〕過熱を検知する為の電子回路が不要
であるとともに、作動用電力を必要としないので、電池
式の燃焼装置への採用に適している。
であるとともに、作動用電力を必要としないので、電池
式の燃焼装置への採用に適している。
【0034】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.燃焼装置は、ガステーブル以外に、熱電対を備える
ものであれば、ガスファンヒータ(図7参照)、ガス湯
沸器(図8参照)、ガス風呂釜(図9参照)、オーブン
等であっても良い。
態様を含む。 a.燃焼装置は、ガステーブル以外に、熱電対を備える
ものであれば、ガスファンヒータ(図7参照)、ガス湯
沸器(図8参照)、ガス風呂釜(図9参照)、オーブン
等であっても良い。
【0035】b.過熱停止温度や、サーモスイッチ8
A、8Bの配設位置は、適宜、決めれば良い。上記実施
例では、熱電対と制御ユニットの間で閉回路を形成した
が、熱電対と電磁安全弁との間で閉回路を形成し、熱起
電力を直接、電磁安全弁に流すものにおいてサーモスイ
ッチで接続線を短絡させても良い(請求項2に対応)。
A、8Bの配設位置は、適宜、決めれば良い。上記実施
例では、熱電対と制御ユニットの間で閉回路を形成した
が、熱電対と電磁安全弁との間で閉回路を形成し、熱起
電力を直接、電磁安全弁に流すものにおいてサーモスイ
ッチで接続線を短絡させても良い(請求項2に対応)。
【図1】本発明の一実施例に係るガステーブルの正面図
である。
である。
【図2】そのガステーブルの説明図である。
【図3】そのガステーブルのブロック図である。
【図4】そのガステーブルの点・消火スイッチの説明図
である。
である。
【図5】サーモスイッチの断面図である。
【図6】サーモスイッチの斜視図(a)、及び断面図
(b)である。
(b)である。
【図7】ガスファンヒータの構造説図である。
【図8】ガス給湯器の構造説明図である。
【図9】ガス風呂釜の構造説明図である。
【図10】従来の技術を採用したガスこんろの説明図で
ある。
ある。
4 ケーシング 5 点火手段 11、21 バーナ(ガスバーナ) 41、42、43 点・消火ボタン 61、62、63 熱電対 10 ガス供給管(ガス管路) 71、72、73 電磁安全弁 8A、8B サーモスイッチ 811、812 接続線 A ガステーブル(燃焼装置)
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料ガスが供給されて燃焼するガスバー
ナと、 前記ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱
起電力を出力する熱電対と、 燃焼ガスを供給するガス管路中に配され、開弁維持レベ
ル以上の電圧で開弁維持する電磁安全弁とをケーシング
に組み付けた燃焼装置において、 過熱温度以上になると電気接点が閉成するサーモスイッ
チをケーシング内に配設し、 前記熱電対と前記電磁安全弁とを接続して閉回路を形成
する接続線自体を前記電気接点として使用することを特
徴とする燃焼装置。 - 【請求項2】 燃料ガスが供給されて燃焼するガスバー
ナと、 前記ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱
起電力を出力する熱電対と、 前記ガスバーナへ燃料ガスを供給するガス管路中に配設
され、通電により開弁する電磁安全弁と、 前記熱起電力が着火検知レベル以上である間、前記電磁
安全弁へ通電を継続する燃焼制御回路とをケーシングに
組み付けた燃焼装置において、 過熱温度以上になると電気接点が閉成するサーモスイッ
チを前記ケーシング内に配設し、 前記熱電対と前記燃焼制御回路とを接続して閉回路を形
成する接続線自体を前記電気接点として使用することを
特徴とする燃焼装置。 - 【請求項3】 前記サーモスイッチに形状記憶合金を用
いる請求項1又は請求項2に記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7446096A JPH09264530A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7446096A JPH09264530A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09264530A true JPH09264530A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13547896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7446096A Pending JPH09264530A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09264530A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013527422A (ja) * | 2010-06-10 | 2013-06-27 | エン・イノベーション・カンパニー・リミテッド | ガス安全装置 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7446096A patent/JPH09264530A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013527422A (ja) * | 2010-06-10 | 2013-06-27 | エン・イノベーション・カンパニー・リミテッド | ガス安全装置 |
EP2581665A4 (en) * | 2010-06-10 | 2016-04-06 | En Innovation Co Ltd | GAS SAFETY DEVICE |
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