JPH0926444A - 直流電流検出装置 - Google Patents

直流電流検出装置

Info

Publication number
JPH0926444A
JPH0926444A JP7177396A JP17739695A JPH0926444A JP H0926444 A JPH0926444 A JP H0926444A JP 7177396 A JP7177396 A JP 7177396A JP 17739695 A JP17739695 A JP 17739695A JP H0926444 A JPH0926444 A JP H0926444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
value
signal
abnormal
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7177396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Tamatoshi
芳浩 玉利
Tetsuya Ebihara
哲也 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba System Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7177396A priority Critical patent/JPH0926444A/ja
Publication of JPH0926444A publication Critical patent/JPH0926444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】異常を検出し、サイリスタ変換器等の過負荷運
転を防止すると共に、システムの上位の電力メータや電
流メータの異常値の原因究明に対し、異常箇所を迅速に
断定でき、故障拡大を防止することができる直流電流検
出装置を得る。 【構成】同一磁気回路内に配設された複数のホール素子
31〜34からそれぞれ得られる検出信号の値の和に基
づき測定すべき導体2に流れる電流を測定する直流電流
検出装置において、各ホール素子31〜34の各々の検
出信号の値の平均値と、前記各ホール素子の各々の検出
信号の値との差の絶対値が、所定値より大きくなったと
き異常信号として出力する異常検出回路410を具備し
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流アーク炉や電気分
解等の電源設備におけるサイリスタ変換器の定電流制御
及び保護制御に用いるフィードバック電流値を検出する
直流電流検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の多数のホール素子を用いて
直流値を検出する直流電流検出装置の一例を示す構成図
である。これは矩形環状のDC−CT(直流電流検出装
置)本体1には、各々所定のターン数が巻かれている複
数(ここでは4個)のコイル11〜14と、DCブス
(直流母線)2と、複数(ここでは4個)のホール素子
31〜34を備えている。ここでは、本体1にホール素
子を4個有した場合を示しているが、これは説明をわか
りやすくする為であって、4個に限るものではない。
【0003】このような構成のものにおいて、DCブス
2に電流が流れると、コイル11〜14の各々に磁界が
発生し、各々のホール効果により、ホール素子31〜3
4にはそれぞれホール電圧VH1〜VH4が発生する。
【0004】そして、ホール素子31〜34から発生し
たホール電圧VH1〜VH4をしかるべきCT比(変流器
比)に変換する信号変換器4に入力するように構成され
ている。
【0005】信号変換演算器41は、ホール素子31か
ら発生したホール電圧VH1をある係数を有した電流値に
変換するものであり、同様に、信号変換演算器42〜4
4は、各々ホール素子32〜34からそれぞれ発生した
ホール電圧VH1〜VH4をある係数を有した電流値に変換
するものである。加算器45は信号変換演算器41〜4
4からそれぞれ出力された電流値を加算する。信号変換
演算器46は加算器45からの出力である合成電流値H
noを外部へ出力する為にある係数を有した演算器であ
る。
【0006】以上のように、多数のホール素子31〜3
4を用いた各々のホール効果を利用し、各々のホール電
圧を各々ある電流値に変換したものの和をとることによ
って、DCブス2に流れる電流を測定することができ、
外部へ直流電流信号(Id 信号)として出力し、サイリ
スタ変換器の定電流制御及び保護制御用のフィードバッ
ク電流値として利用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】サイリスタ変換器の定
電流制御は出力設定値に対してフィードバック電流値が
等しくなる様に制御することが知られている。したがっ
て、フィードバック電流値が出力設定値より少なけれ
ば、より多く流すように定電流制御が動作し、フィード
バック電流値が出力設定値よりも多ければ、より少なく
流すように定電流制御が行われる。
【0008】ここで、図6に示す従来の直流電流検出装
置の課題について説明する。いま、図6に示すように、
4つのホール素子31〜34を用いた直流電流検出装置
において、ホール素子31に関する回路が故障すると、
加算器45の出力は、健全回路が4回路中3回路に減少
することから、3/4倍になり、いままで、サイリスタ
変換器として1PU(100%)の出力をしていたもの
が、3/4PUのフィードバック電流値になる為、定電
流制御により1PUの出力になる様動作することから、
サイリスタ変換器にとっては、4/3PUの電流を流し
てしまうことになり、過負荷運転になってしまうにもか
かわらず、何のアラームもなく、システムの上位の電力
メータや電流メータの異常値監視により異常を見つける
以外にはなかった。
【0009】本発明の目的は、異常を検出し、サイリス
タ変換器等の過負荷運転を防止すると共に、システムの
上位の電力メータや電流メータの異常値の原因究明に対
し、異常箇所を迅速に断定でき、故障拡大を防止するこ
とができる直流電流検出装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、同一磁気回路内に配設
された複数のホール素子からそれぞれ得られる検出信号
の値の和に基づき測定すべき導体に流れる電流を測定す
る直流電流検出装置において、前記各ホール素子の各々
の検出信号の値の平均値と、前記各ホール素子の各々の
検出信号の値との差に基づいて異常信号を出力する異常
検出回路を具備した直流電流検出装置である。
【0011】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、以下のように構成したものである。すなわ
ち、前記請求項1記載の異常検出回路は、複数の比較演
算器と、集約回路からなり、前記各比較演算器は前記各
ホール素子の各々の検出信号の値の平均値と、前記各ホ
ール素子の各々の検出信号の値との差の絶対値が、所定
値より大きくなったとき又は小さくなったとき論理信号
を出力するものであり、前記集約回路は論理和回路又は
論理積回路からなり、前記各比較演算器の個別出力を集
約し、異常信号として外部へ出力する直流電流検出装置
である。
【0012】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、以下のように構成したものである。すなわ
ち、前記異常検出回路は、電流基準設定器と、複数の比
較演算器と、集約回路からなり、前記電流基準設定器は
前記ホール素子の各々の検出信号の値との差をとるため
の電流基準を共通に設定するものであり、前記各比較演
算器は前記電流基準設定器で設定された電流基準を前記
ホール素子の個数で割った値を前記ホール素子の各々の
基準値に換算し、この各換算値と前記ホール素子の各々
の検出信号の値との差の絶対値が、所定値より大きくな
ったとき又は小さくなったとき論理信号を出力するもの
であり、前記集約回路は論理和回路又は論理積回路から
なり、前記各比較演算器の個別出力を集約し、異常信号
として外部へ出力する直流電流検出装置である。
【0013】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、以下のように構成したものである。すなわ
ち、前記異常検出回路は、複数のレベル設定器と、複数
の比較演算器と、集約回路からなり、前記各レベル設定
器は前記ホール素子の各々の検出信号の異常値レベルを
個々に設定するためのものであり、前記各比較演算器は
前記各ホール素子の各々の検出信号の値の平均値と、前
記各ホール素子の各々の検出信号の値との差の絶対値
が、前記各レベル設定器でそれぞれ設定された異常値レ
ベルより大きくなったとき又は小さくなったとき論理信
号を出力するものであり、前記集約回路は論理和回路又
は論理積回路からなり、前記各比較演算器の個別出力を
集約し、異常信号として外部へ出力する直流検出装置で
ある。
【0014】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、同一磁気回路内に配設された複数のホール
素子からそれぞれ得られる検出信号の値の和に基づき測
定すべき導体に流れる電流を測定する直流電流検出装置
において、前記ホール素子の各々の検出信号の値を電流
出力として変換する信号変換演算器の出力が過大電流に
なったときに前記信号変換演算器の各々の出力をしゃ断
するトリガヒューズ、前記各トリガヒューズが各々のし
ゃ断又は非しゃ断のときに各接点をメーク又はブレーク
するマイクロスイッチと、前記各マイクロスイッチの状
態に応じて個別論理信号を、論理和回路又は論理積回路
で集約し、異常信号として外部の出力する集約回路とを
具備したことを特徴とする直流電流検出装置である。
【0015】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の直流電流
検出装置に、前記異常信号により異常箇所、異常個数を
判別する異常個数判別回路を具備したものである。
【0016】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の直流電流
検出装置に、前記異常信号により、システムを停止する
機能を具備したものである。
【0017】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、請求項6記載の直流電流検出装置に、前記
異常個別信号により、健全回路だけでシステムの運転を
継続する機能を具備したものである。
【0018】
【作用】請求項1〜請求項3のいずれか一つ、または請
求項5のいずれかに記載の発明によれば、異常検出回路
により得られるホール素子を含む回路の異常信号によっ
て、システムへアラームを出すことができ、システムを
停止させ、システムの故障拡大を防止することに利用で
き、信頼性の高い直流電流検出装置を得ることができ
る。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、ホール素
子の検出信号がアンバランスになっていてもあらかじ
め、レベル設定器でそれぞれ任意の値に設定することが
でき、前述の請求項1〜請求項3、請求項5のいずれか
一つに記載の発明と同様の効果が得られるばかりでな
く、さらに信頼性の高い直流電流検出装置を提供でき
る。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5のいずれか一つに記載の作用に加えて、ホール素子
の検出信号がアンバランスになっていてもあらかじめ、
レベル設定器でそれぞれ任意の値に設定することができ
る直流電流検出装置を提供できる。
【0021】請求項7,8のいずれかに記載の発明によ
れば、システムの出力設定値を異常回路数に応じて可変
し、健全回路だけで検出可能な値に設定すればサイリス
タ変換器等の過負荷を防止できると共に、システムの可
能な範囲で運転を継続することに利用できる直流電流検
出装置を提供できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 <第1実施例> (構成)図1は、本発明の第1実施例を示す構成図で、
図6の従来例に以下に述べる異常検出回路410[比較
演算器411〜414とOR(論理和)回路420から
なるもの]を新たに設けた点のみが異なるので、図6と
同一の構成要素には同一の符号を付してある。
【0023】比較演算器411は、加算器45の出力で
ある合成電流値Hnoの平均値Hno/4と、信号変換演算
器41から出力された電流値H1 との差の絶対値、すな
わち(1)式が成立したとき、論理信号1を出力するも
のである。具体的には、平均値Hno/4と、電流値H1
との差が所定の値y1 よりも大きい場合に異常個別信号
として論理信号1を出力する。
【0024】 |(Hno/4)−H1 |>y1 …(1) 同様に、比較演算器412〜414は、加算器45の出
力である合成電流値Hnoの平均値と各々の信号変換演算
器42〜44から出力された値H2 〜H3 との差の絶対
値が所定の値y1 よりも大きい場合、又は小さい場合に
異常信号として論理信号1を出力するものであり、具体
的には各々(2)〜(4)式が成立したときそれぞそれ
異常個別信号として論理信号1を出力する。
【0025】 |(Hno/4)−H2 |>y1 …(2) |(Hno/4)−H3 |>y1 …(3) |(Hno/4)−H4 |>y1 …(4) 各々の比較演算器411〜414で検出した異常個別信
号としてOR回路420で集約し、論理和が成立したと
き異常信号として外部へ出力する構成となっている。
【0026】(作用)いま、例えばホール素子31に関
する回路のみが故障し、信号変換演算器41の出力値H
1 が減少し、Hnoとの差が大きくなり、この差信号が所
定の値y1 より大きくなったとき比較演算器411から
異常個別信号が、論理和回路420に入力され、ここで
論理和が成立するので、論理和回路420から異常信号
が出力される。このように異常検出回路410から異常
信号が出力される結果、外部から直流電流検出装置が異
常になったことを判断することができる。
【0027】(効果)以上述べた第1実施例によれば、
異常検出回路410から出力される異常信号を用いるこ
とによってシステムへアラームを出すことができ、シス
テムを停止させたり、システムの故障拡大を防止するこ
とに利用できる。具体的には、サイリスタ変換器の過負
荷運転を防止すると共に、システムの上位の電力メータ
や電流メータの異常値の原因究明に対し、異常箇所を迅
速に断定でき、故障拡大を防止することができ、この結
果信頼性の高い直流電流検出装置を提供できる。
【0028】<第2実施例> (構成)図2は本発明の第2実施例を示す構成図で、図
1の実施例に基準設定器5を設け、この設定値Idpをそ
れぞれ比較演算器421〜424に入力し、逆に加算器
45の合成電流値Hnoを比較演算器421〜424に入
力しないように構成したものである。これ以外の構成は
図1の実施例と同一である。
【0029】比較演算器421は、(5)式を満足する
かどうかを演算するものであって、具体的には外部から
入力した基準設定器5の設定値Idpをホール素子31〜
34の個数(ここでは4個)で割った値Idp/4と、信
号変換演算器41から出力された値H1 との差の絶対
値、すなわち所定の値y1 よりも大きい場合に異常個別
信号として論理信号1を出力する。
【0030】 |(Idp/4)−H1 |>y1 …(5) (5)式が成立したとき論理信号1を出力する。同様
に、比較演算器422〜424は、それぞれ(6)〜
(8)式を満足するどうかを演算するものであり、具体
的には基準設定器5の設定値Idpをホール素子の個数で
割った値と、各々の信号変換演算器42〜44から出力
された値H2〜H3 との差が、所定の値y1 よりも大
きい場合に異常個別信号として論理信号1を出力する。
【0031】 |(Idp/4)−H2 |>y1 …(6) (6)式が成立したとき論理信号1を出力する。 |(Idp/4)−H3 |>y1 …(7) (7)式が成立したとき論理信号1を出力する。
【0032】 |(Idp/4)−H4 |>y1 …(8) (8)式が成立したとき論理信号1を出力する。 (効果)第2実施例によれば、各々の比較演算器421
〜424で検出した信号を異常個別信号をOR回路42
0で集約し、異常信号として外部へ出力するように異常
検出回路410を構成することにより、第1実施例と同
様の効果が得られる。
【0033】<第3実施例> (構成)図3は本発明の第3実施例を示す構成図で、図
1の実施例と異なる点は、レベル設定器415〜418
からの異常値レベル(個別に設定可能な値)y1 ,y
2,y3 ,y4 をそれぞれ比較演算器431〜434に
入力させるように構成した点であり、これ以外の点は図
1の実施例と同一である。図1の実施例と同一の構成要
素には同一の符号を付してある。
【0034】比較演算器431〜434は、(9)〜
(12)式を満足するかどうかを演算するものであり、
具体的には合成電流値Hnoの平均値と各々の信号変換演
算器41〜44から出力された値H1 〜H4 の差と、異
常値レベルy1 ,y2 ,y3 ,y4 を比較演算し、
(9)〜(12)式がそれぞれ成立したとき異常個別信
号として論理信号1を出力する。
【0035】 |(Hno/4)−H1 |>y1 …(9) |(Hno/4)−H2 |>y2 …(10) |(Hno/4)−H3 |>y3 …(11) |(Hno/4)−H4 |>y4 …(12) (効果)以上述べた第3実施例によれば、ホール素子3
1〜34の検出信号がアンバランスになっていてもあら
かじめ、レベル設定器415〜418でそれぞれ任意の
値y1 〜y4 に設定することができ、同様の効果が得ら
れるばかりでなく、さらに信頼性の高い直流電流検出装
置を提供できる。
【0036】<第4実施例> (構成)図4は本発明の第4実施例を示す構成図で、図
1の実施例と異なる点は、異常検出回路410は比較演
算器を設けず、OR回路451のみとし、信号変換演算
器41〜44と加算器45の間、ならびにOR回路45
1の入力端子の間に、それぞれトリガヒューズ435〜
438とマイクロスイッチ441〜444を設けたもの
である。これ以外の点は図1と同一であり、同一の構成
要素には同一の符号を付してある。
【0037】トリガヒューズ435は、比較演算器41
の出力がある電流値以上になった場合に、比較演算器4
1の出力をしゃ断すると共に、トリガを出力する機構を
有したものである。
【0038】マイクロスイッチ441は、トリガヒュー
ズ435のトリガにより接点をメークするものであり、
マイクロスイッチ441の接点動作により異常信号とし
て論理信号1を出力し、同様に、信号変換演算器42〜
43の各々の出力がある電流値以上になった場合に、信
号変換演算器42〜43の出力を各々トリガヒューズ4
35〜438でしゃ断すると共に、各々のトリガヒュー
ズ435〜438のトリガにより、各々のマイクロスイ
ッチ442〜444の接点動作により異常個別信号とし
て論理信号1を出力する。
【0039】(効果)第4実施例によれば、異常個別信
号をOR回路451で集約し、異常信号として外部へ出
力するように異常検出回路410を構成することによ
り、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0040】<第5実施例> (構成)図5は本発明の第5実施例を示す構成図で、図
1の実施例と異なる点はレベル設定器419と、異常個
数判別回路430を新たに追加した点であり、これ以外
の点は同一であり、図1と同一の構成要素には同一の符
号を付してある。
【0041】レベル設定器419から出力される設定値
yを比較演算器411〜414の入力側にそれぞれ入力
し、比較演算器411〜414内では図1の実施例と同
様に、(1)〜(4)式を満足するかどうかを演算す
る。
【0042】異常個数判別回路430は、比較演算器4
11〜414で検出した異常信号をそれぞれ入力し、異
常個所、異常個数を判別し、外部へ異常箇所と異常個数
の信号を外部出力するものである。
【0043】(効果)第5実施例によれば、異常個数判
別回路430により得られる異常個数の信号を用いるこ
とによって、異常回路数を判断することができ、システ
ムの出力設定値を異常回路数に応じて可変し、健全回路
だけで検出可能な値に設定すればサイリスタ変換器等の
過負荷を防止できると共に、システムの可能な範囲で運
転も継続することに利用でき、信頼性の高い直流電流検
出装置を提供できる。
【0044】(変形例)前述の第1〜第4実施例では異
常検出回路410の集約回路としてOR回路420を用
いた構成としたが、このOR回路420の代りに集約回
路として論理積回路(AND回路)を使用し、論理積回
路の入力として比較演算器411〜414からの正常個
別信号を入力するように構成してもよい。また、前述の
第5実施例では異常検出回路410としてOR回路45
1を用いた構成としたが、このOR回路451の代りに
集約回路として論理積回路(AND回路)を使用し、論
理積回路の入力としてマイクロスイッチ441〜444
からの正常個別信号を入力するように構成してもよい。
このように構成することにより、論理積回路から出力信
号が得られないとき、すなわち論理積が不成立のとき、
異常状態と判断することができることから、前述した各
実施例と同様な効果が得られる。
【0045】さらに、図5の実施例ではレベル設定器4
19を共通とし、これから得られる設定値を比較演算器
411〜414にそれぞれ与えるようにしたが、これを
比較演算器411〜414毎にレベル設定器を設けるよ
うにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、異常検出回路により得
られるホール素子を含む回路の異常信号によって、シス
テムへアラームを出すことができ、システムを停止さ
せ、システムの故障拡大を防止することに利用でき、信
頼性の高い直流電流検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直流電流検出装置の第1実施例を説明
するための図。
【図2】本発明の直流電流検出装置の第2実施例を説明
するための図。
【図3】本発明の直流電流検出装置の第3実施例を説明
するための図。
【図4】本発明の直流電流検出装置の第4実施例を説明
するための図。
【図5】本発明の直流電流検出装置の第5実施例を説明
するための図。
【図6】従来の直流電流検出装置の一例を説明するため
の図。
【符号の説明】
1…DC−CT本体、11〜14…コイル、2…DCブ
ス、31〜34…ホール素子、4…信号変換器、41〜
44…信号変換演算器、45…加算器、46…信号変換
演算器、410…異常検出回路、411〜414,42
1〜424,431〜434…比較演算器、420…O
R回路、415〜419…レベル設定器、430…異常
個数判別回路、435〜438…トリガヒューズ、44
1〜444…マイクロスイッチ、451…OR回路、5
…基準設定器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一磁気回路内に配設された複数のホー
    ル素子からそれぞれ得られる検出信号の値の和に基づき
    測定すべき導体に流れる電流を測定する直流電流検出装
    置において、 前記各ホール素子の各々の検出信号の値の平均値と、前
    記各ホール素子の各々の検出信号の値との差に基づいて
    異常信号を出力する異常検出回路を具備した直流電流検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出回路は、複数の比較演算器
    と、集約回路からなり、 前記各比較演算器は前記各ホール素子の各々の検出信号
    の値の平均値と、前記各ホール素子の各々の検出信号の
    値との差の絶対値が、所定値より大きくなったとき又は
    小さくなったとき論理信号を出力するものであり、 前記集約回路は論理和回路又は論理積回路からなり、前
    記各比較演算器の個別出力を集約し、異常信号として外
    部へ出力するものである請求項1記載の直流電流検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出回路は、電流基準設定器
    と、複数の比較演算器と、集約回路からなり、 前記電流基準設定器は前記ホール素子の各々の検出信号
    の値との差をとるための電流基準を共通に設定するもの
    であり、 前記各比較演算器は前記電流基準設定器で設定された電
    流基準を前記ホール素子の個数で割った値を前記ホール
    素子の各々の基準値に換算し、この各換算値と前記ホー
    ル素子の各々の検出信号の値との差の絶対値が、所定値
    より大きくなったとき又は小さくなったとき論理信号を
    出力するものであり、 前記集約回路は論理和回路又は論理積回路からなり、前
    記各比較演算器の個別出力を集約し、異常信号として外
    部へ出力するものである請求項1記載の直流電流検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記異常検出回路は、複数のレベル設定
    器と、複数の比較演算器と、集約回路からなり、 前記各レベル設定器は前記ホール素子の各々の検出信号
    の異常値レベルを個々に設定するためのものであり、 前記各比較演算器は前記各ホール素子の各々の検出信号
    の値の平均値と、前記各ホール素子の各々の検出信号の
    値との差の絶対値が、前記各レベル設定器でそれぞれ設
    定された異常値レベルより大きくなったとき又は小さく
    なったとき論理信号を出力するものであり、 前記集約回路は論理和回路又は論理積回路からなり、前
    記各比較演算器の個別出力を集約し、異常信号として外
    部へ出力するものである請求項1記載の直流検出装置。
  5. 【請求項5】 同一磁気回路内に配設された複数のホー
    ル素子からそれぞれ得られる検出信号の値の和に基づき
    測定すべき導体に流れる電流を測定する直流電流検出装
    置において、 前記ホール素子の各々の検出信号の値を電流出力として
    変換する信号変換演算器の出力が過大電流になったとき
    に前記信号変換演算器の各々の出力をしゃ断するトリガ
    ヒューズ、前記各トリガヒューズが各々のしゃ断又は非
    しゃ断のときに各接点をメーク又はブレークするマイク
    ロスイッチと、前記各マイクロスイッチの状態に応じて
    個別論理信号を、論理和回路又は論理積回路で集約し、
    異常信号として外部の出力する集約回路と、 を具備したことを特徴とする直流電流検出装置。
  6. 【請求項6】 前記異常信号により異常箇所、異常個数
    を判別する異常個数判別回路を具備したことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の直流電流検出装置。
  7. 【請求項7】 前記異常信号により、システムを停止す
    る機能を具備したことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の直流電流検出装置。
  8. 【請求項8】 前記異常個別信号により、健全回路だけ
    でシステムの運転を継続する機能を具備したことを特徴
    とする請求項6記載の直流電流検出装置。
JP7177396A 1995-07-13 1995-07-13 直流電流検出装置 Pending JPH0926444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7177396A JPH0926444A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 直流電流検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7177396A JPH0926444A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 直流電流検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0926444A true JPH0926444A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16030201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7177396A Pending JPH0926444A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 直流電流検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0926444A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060803A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Hitachi Vehicle Energy Ltd 電池コントローラ及び電圧異常検出方法
JP2014016171A (ja) * 2012-07-05 2014-01-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 検査システム及び信号生成装置
JP2018044788A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社村田製作所 電流センサ
CN109239440A (zh) * 2018-10-17 2019-01-18 新疆金风科技股份有限公司 直流电流采样装置、方法及模块化多电平换流器系统
CN110474302A (zh) * 2018-05-11 2019-11-19 南京南瑞继保电气有限公司 一种中低压直流配电网母线保护系统及方法
JP2020012829A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 ティディケイ−ミクロナス ゲー・エム・ベー・ハー ホールセンサ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060803A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Hitachi Vehicle Energy Ltd 電池コントローラ及び電圧異常検出方法
JP2014016171A (ja) * 2012-07-05 2014-01-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 検査システム及び信号生成装置
JP2018044788A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社村田製作所 電流センサ
CN110474302A (zh) * 2018-05-11 2019-11-19 南京南瑞继保电气有限公司 一种中低压直流配电网母线保护系统及方法
JP2020012829A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 ティディケイ−ミクロナス ゲー・エム・ベー・ハー ホールセンサ
CN109239440A (zh) * 2018-10-17 2019-01-18 新疆金风科技股份有限公司 直流电流采样装置、方法及模块化多电平换流器系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014027571A1 (ja) デジタル保護リレー、デジタル保護リレー試験装置、およびデジタル保護リレー試験方法
US6157097A (en) Protecting method for inrush current preventing resistor
US10020153B2 (en) Method for determining a cause of a voltage outage load-side from a circuit breaker, auxiliary unit for a circuit breaker, electric system comprising a circuit breaker and one such auxiliary unit
EP2482409B1 (en) DC Arc fault detection and protection
US10935609B2 (en) Methods and systems for ground fault detection in a power distribution system
US6459557B1 (en) Configurable single/multi-phase overload relay
US8441768B2 (en) Systems and methods for independent self-monitoring
EP2953225B1 (en) Method of detection and isolation of faults within power conversion and distribution systems
KR101759598B1 (ko) 변류기 2차 회로 개방 감지 기능을 갖는 디지털 계전기
CN105765393A (zh) 电子式电路断路器
EP3830920B1 (en) A method and a device for supervision of a voltage transformer
JPH0926444A (ja) 直流電流検出装置
JP6509029B2 (ja) 分電盤
JP2012059502A (ja) 転流式遮断装置
JP6733818B1 (ja) 電力変換装置
CN107370120B (zh) 三相电源保护装置及电力系统
KR102497264B1 (ko) 전력회로 이상상태 감시 시스템
JP2019193337A (ja) 電源システム
KR102663907B1 (ko) 계기용 변류기 2차개방 설치적용형 감시시스템
JP2004328886A (ja) 自動監視回路
JP2000156935A (ja) 自家発電設備の制御方法及び制御装置
JP2003324838A (ja) 電圧変換器の妥当性を検査する方法、電圧変換器の妥当性を検査するコンピュータプログラム製品、電圧変換器の妥当性を検査するコンピュータプログラム、電圧変換器の妥当性を検査する装置及び該装置を有する電気的な開閉装置
JPH0731222B2 (ja) 同期機界磁巻線の断線検出装置
KR20170117750A (ko) 계통 보호용 계전기
JP4389835B2 (ja) 電力監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees